JPH0844833A - 非接触icカード用リーダライタ及び非接触icカード用リーダライタシステム - Google Patents
非接触icカード用リーダライタ及び非接触icカード用リーダライタシステムInfo
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- JPH0844833A JPH0844833A JP6182434A JP18243494A JPH0844833A JP H0844833 A JPH0844833 A JP H0844833A JP 6182434 A JP6182434 A JP 6182434A JP 18243494 A JP18243494 A JP 18243494A JP H0844833 A JPH0844833 A JP H0844833A
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- G06K7/10—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation
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- G06K7/10316—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation sensing by radiation using wavelengths larger than 0.1 mm, e.g. radio-waves or microwaves using at least one antenna particularly designed for interrogating the wireless record carriers
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 非接触ICカード用リーダライタと非接触I
Cカードとの通信の信頼性を向上させ、リーダライタと
非接触ICカードとの間のデータの送受信不良による誤
動作を防止する非接触ICカード用リーダライタを得
る。 【構成】 外部ホスト装置2に電気的に接続され、通信
の制御を行うためのリーダライタ本体1aと、リーダラ
イタ本体1aの外部に設けられ、リーダライタ本体1a
に電気的に接続されて、電磁波による信号を非接触IC
カードとの間で送受信するためのアンテナ部22とを備
え、アンテナ部22がL字型形状に形成されている。 【効果】 アンテナ部がL字型であるため、非接触IC
カードがどのような向きであっても、アンテナ部の面と
非接触ICカードとが垂直になることはなく、常に良好
な通信を行うことができる。
Cカードとの通信の信頼性を向上させ、リーダライタと
非接触ICカードとの間のデータの送受信不良による誤
動作を防止する非接触ICカード用リーダライタを得
る。 【構成】 外部ホスト装置2に電気的に接続され、通信
の制御を行うためのリーダライタ本体1aと、リーダラ
イタ本体1aの外部に設けられ、リーダライタ本体1a
に電気的に接続されて、電磁波による信号を非接触IC
カードとの間で送受信するためのアンテナ部22とを備
え、アンテナ部22がL字型形状に形成されている。 【効果】 アンテナ部がL字型であるため、非接触IC
カードがどのような向きであっても、アンテナ部の面と
非接触ICカードとが垂直になることはなく、常に良好
な通信を行うことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、外部ホスト装置と非
接触ICカードとの通信を行うための非接触ICカード
用リーダライタ及び非接触ICカード用リーダライタシ
ステムに関するものである。
接触ICカードとの通信を行うための非接触ICカード
用リーダライタ及び非接触ICカード用リーダライタシ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図18に非接触ICカードとの通信を中
波帯の電磁波を用いて行う従来の非接触ICカードの通
信システムの接続図を示す。図18に示すように、リー
ダライタ1は例えばパソコン等の外部ホスト装置である
外部機器2に通信回線1aにより電気的に接続され、通
信回線1aを介して外部機器2とのデータのやりとりを
行う。また、リーダライタ1にはアンテナ6が外部に設
けられ、アンテナケーブル6aを介して接続されてい
る。リーダライタ1は、アンテナ6を介して、非接触I
Cカード8との通信を電磁波13により非接触で行う。
波帯の電磁波を用いて行う従来の非接触ICカードの通
信システムの接続図を示す。図18に示すように、リー
ダライタ1は例えばパソコン等の外部ホスト装置である
外部機器2に通信回線1aにより電気的に接続され、通
信回線1aを介して外部機器2とのデータのやりとりを
行う。また、リーダライタ1にはアンテナ6が外部に設
けられ、アンテナケーブル6aを介して接続されてい
る。リーダライタ1は、アンテナ6を介して、非接触I
Cカード8との通信を電磁波13により非接触で行う。
【0003】図19に、従来のリーダライタ1の構成を
示したブロック図を示す。図19のように、リーダライ
タ1内には、外部機器2とデータのやりとりを行うため
の入出力回路3と、リーダライタ1の動作を制御するた
めの制御回路4と、送信するデジタル信号をアナログ信
号に変調し、かつ、受信したアナログ信号をデジタル信
号に復調するための送受信回路5とが内蔵されている。
また送受信回路5には、実際にデータの授受を行うため
のアンテナ6が電気的に接続されている。アンテナ6と
しては、中波帯の電波を用いてデータのやり取りを行う
場合等には例えば図19に示すように銅線7がループ状
に巻かれて構成されたループアンテナ等が特に適してい
る。
示したブロック図を示す。図19のように、リーダライ
タ1内には、外部機器2とデータのやりとりを行うため
の入出力回路3と、リーダライタ1の動作を制御するた
めの制御回路4と、送信するデジタル信号をアナログ信
号に変調し、かつ、受信したアナログ信号をデジタル信
号に復調するための送受信回路5とが内蔵されている。
また送受信回路5には、実際にデータの授受を行うため
のアンテナ6が電気的に接続されている。アンテナ6と
しては、中波帯の電波を用いてデータのやり取りを行う
場合等には例えば図19に示すように銅線7がループ状
に巻かれて構成されたループアンテナ等が特に適してい
る。
【0004】図20は、非接触ICカード8の構成を示
したブロック図である。図20に示すように、非接触I
Cカード8には、プログラムを実行するためのCPU9
と、CPU9を駆動するためのプログラム及び固定デー
タ等を格納するROM10と、一時的なデータ及び可変
データを格納するRAM11と、外部機器2との間でデ
ータを入出力するべく制御する入出力制御回路12と、
各部回路に電源を供給する電池15と、CPU9、RO
M10、RAM11及び入出力制御回路12に電気的に
接続され、データ及びアドレス等を伝送する内部バス1
6と、リーダライタ1との間で電磁波13による送受信
を行うアンテナ共振回路14と、アンテナ共振回路14
と入出力制御回路12との間に電気的に接続され、アン
テナ共振回路14で受信した電磁波信号をデジタル信号
に復調し、また、入出力制御回路12からの信号を変調
したりする変復調回路17とを内蔵している。非接触I
Cカード8内のアンテナ共振回路14のコイル14a
は、図19で示したリーダライタ1のアンテナ6と同じ
く、銅線等がループ状に巻かれたループアンテナで構成
されている。
したブロック図である。図20に示すように、非接触I
Cカード8には、プログラムを実行するためのCPU9
と、CPU9を駆動するためのプログラム及び固定デー
タ等を格納するROM10と、一時的なデータ及び可変
データを格納するRAM11と、外部機器2との間でデ
ータを入出力するべく制御する入出力制御回路12と、
各部回路に電源を供給する電池15と、CPU9、RO
M10、RAM11及び入出力制御回路12に電気的に
接続され、データ及びアドレス等を伝送する内部バス1
6と、リーダライタ1との間で電磁波13による送受信
を行うアンテナ共振回路14と、アンテナ共振回路14
と入出力制御回路12との間に電気的に接続され、アン
テナ共振回路14で受信した電磁波信号をデジタル信号
に復調し、また、入出力制御回路12からの信号を変調
したりする変復調回路17とを内蔵している。非接触I
Cカード8内のアンテナ共振回路14のコイル14a
は、図19で示したリーダライタ1のアンテナ6と同じ
く、銅線等がループ状に巻かれたループアンテナで構成
されている。
【0005】図21は、図19で示したリーダライタ1
のアンテナ6、または、図20で示した非接触ICカー
ド8のアンテナ共振回路14を構成しているループアン
テナの一般的な通信指向特性図である。図の2点鎖線で
示されるアクセスエリア18が通信が可能な領域であ
る。特に、微弱な中波帯の電波を用いたループアンテナ
の近接域においては、一般に、図21に示したような指
向特性パターンになる。
のアンテナ6、または、図20で示した非接触ICカー
ド8のアンテナ共振回路14を構成しているループアン
テナの一般的な通信指向特性図である。図の2点鎖線で
示されるアクセスエリア18が通信が可能な領域であ
る。特に、微弱な中波帯の電波を用いたループアンテナ
の近接域においては、一般に、図21に示したような指
向特性パターンになる。
【0006】図22及び図23は、リーダライタ1と非
接触ICカード8を実際に用いて通信を行うときの通信
可能なアクセスエリアを分かりやすく示した図であり、
図22及び図23は、それぞれ、リーダライタ1のアン
テナ6と非接触ICカード8のアンテナ面を平行にした
場合と、垂直にした場合とを示している。図22及び図
23において、2点鎖線18aで示した領域がリーダラ
イタ1のアンテナ6と通信が可能なアクセスエリアであ
り、2点鎖線18bで示した領域が非接触ICカード8
との通信が可能なアクセスエリアである。従って、リー
ダライタ1と非接触ICカード8との間で通信を行うた
めには、図22に示すようにリーダライタ1のアンテナ
6及び非接触ICカード8が互いに相手のアクセスエリ
ア18b及び18a内に存在していなければならず、図
23に示すようにリーダライタ1のアンテナ6が非接触
ICカード8のアクセスエリア18b内に存在していな
い場合には正常な双方向通信を行うことはできない。
接触ICカード8を実際に用いて通信を行うときの通信
可能なアクセスエリアを分かりやすく示した図であり、
図22及び図23は、それぞれ、リーダライタ1のアン
テナ6と非接触ICカード8のアンテナ面を平行にした
場合と、垂直にした場合とを示している。図22及び図
23において、2点鎖線18aで示した領域がリーダラ
イタ1のアンテナ6と通信が可能なアクセスエリアであ
り、2点鎖線18bで示した領域が非接触ICカード8
との通信が可能なアクセスエリアである。従って、リー
ダライタ1と非接触ICカード8との間で通信を行うた
めには、図22に示すようにリーダライタ1のアンテナ
6及び非接触ICカード8が互いに相手のアクセスエリ
ア18b及び18a内に存在していなければならず、図
23に示すようにリーダライタ1のアンテナ6が非接触
ICカード8のアクセスエリア18b内に存在していな
い場合には正常な双方向通信を行うことはできない。
【0007】従って、実際にリーダライタ1と非接触I
Cカード8との間でデータの授受を行う場合は、図21
に示すようなループアンテナの指向特性から、図22に
示すようなリーダライタ1のアンテナ6と非接触ICカ
ード8のアンテナ共振回路14とが平行状態にある時が
最も送受信しやすく、図23に示すような垂直状態にあ
る時が最も送受信しにくくなる。これは実使用では、平
行状態では遠くの位置でのデータ授受が可能で、垂直な
位置関係にある時は通信距離が著しく短くなることを示
している。
Cカード8との間でデータの授受を行う場合は、図21
に示すようなループアンテナの指向特性から、図22に
示すようなリーダライタ1のアンテナ6と非接触ICカ
ード8のアンテナ共振回路14とが平行状態にある時が
最も送受信しやすく、図23に示すような垂直状態にあ
る時が最も送受信しにくくなる。これは実使用では、平
行状態では遠くの位置でのデータ授受が可能で、垂直な
位置関係にある時は通信距離が著しく短くなることを示
している。
【0008】次に、非接触ICカード8の動作、特にト
リガ信号やデータ信号を受信して非接触ICカード8が
処理を行う時の動作について説明する。非接触ICカー
ド8は、上述したようにリーダライタ1とのデータの授
受を電磁波13を用いて行う。また、非接触ICカード
8は、通常、動作していない場合には、非接触ICカー
ド8内の電池15(図20参照)の消費を抑えるため、
スタンバイ状態と呼ばれる非接触ICカード8内に設け
られたクロック9aを停止させた状態にある。非接触I
Cカード8が動作を開始するのは、リーダライタ1から
トリガ信号と呼ばれるカードの動作開始信号を受信した
時である。非接触ICカード8は、リーダライタ1から
トリガ信号を受信したら、その信号を変復調回路17で
復調した後、非接触ICカード8内に搭載されている入
出力制御回路12、CPU9、ROM10及びRAM1
1等にそれを伝達し、クロック9aを動作させ処理を開
始する。その後は、トリガ信号に続けて送信されてくる
データ内容に従って動作を行う。つまり非接触ICカー
ド8が処理を行う場合、トリガ信号で起動し、その後に
続けて受信するデータを非接触ICカード8内で処理し
動作する。
リガ信号やデータ信号を受信して非接触ICカード8が
処理を行う時の動作について説明する。非接触ICカー
ド8は、上述したようにリーダライタ1とのデータの授
受を電磁波13を用いて行う。また、非接触ICカード
8は、通常、動作していない場合には、非接触ICカー
ド8内の電池15(図20参照)の消費を抑えるため、
スタンバイ状態と呼ばれる非接触ICカード8内に設け
られたクロック9aを停止させた状態にある。非接触I
Cカード8が動作を開始するのは、リーダライタ1から
トリガ信号と呼ばれるカードの動作開始信号を受信した
時である。非接触ICカード8は、リーダライタ1から
トリガ信号を受信したら、その信号を変復調回路17で
復調した後、非接触ICカード8内に搭載されている入
出力制御回路12、CPU9、ROM10及びRAM1
1等にそれを伝達し、クロック9aを動作させ処理を開
始する。その後は、トリガ信号に続けて送信されてくる
データ内容に従って動作を行う。つまり非接触ICカー
ド8が処理を行う場合、トリガ信号で起動し、その後に
続けて受信するデータを非接触ICカード8内で処理し
動作する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のような中波帯の
微弱な電波を用いてデータの授受を行う従来の非接触I
Cカード通信システムにおいては、リーダライタ1のア
ンテナ6及び非接触ICカード8のアンテナ共振回路1
4は、共に、ループアンテナで構成されているため、図
21で示す様な指向特性になり、アクセスエリア18内
でのみ正常に通信が行われる。また、実際にデータの授
受を行う場合は、図22に示すようなリーダライタ1の
アンテナ6と非接触ICカード8のアンテナ共振回路1
4とが互いに平行な状態にある時が最も送受信しやす
く、図23に示すような互いに垂直な状態にある時が最
も送受信しにくくなる。そのため同じリーダライタ1及
び同じ非接触ICカード8を用いても、通信可能領域が
アクセスエリア18a及び18bの位置関係及び向き等
により変化し、正常にデータの授受が行われる場合と、
そうでない場合とが生じてしまい、通信の信頼性が低
く、データ送受信不良による誤動作を引き起こしてしま
うという課題があった。
微弱な電波を用いてデータの授受を行う従来の非接触I
Cカード通信システムにおいては、リーダライタ1のア
ンテナ6及び非接触ICカード8のアンテナ共振回路1
4は、共に、ループアンテナで構成されているため、図
21で示す様な指向特性になり、アクセスエリア18内
でのみ正常に通信が行われる。また、実際にデータの授
受を行う場合は、図22に示すようなリーダライタ1の
アンテナ6と非接触ICカード8のアンテナ共振回路1
4とが互いに平行な状態にある時が最も送受信しやす
く、図23に示すような互いに垂直な状態にある時が最
も送受信しにくくなる。そのため同じリーダライタ1及
び同じ非接触ICカード8を用いても、通信可能領域が
アクセスエリア18a及び18bの位置関係及び向き等
により変化し、正常にデータの授受が行われる場合と、
そうでない場合とが生じてしまい、通信の信頼性が低
く、データ送受信不良による誤動作を引き起こしてしま
うという課題があった。
【0010】また、上述したように、非接触ICカード
8は、リーダライタ1からトリガ信号と呼ばれる動作開
始信号を受信した時のみ動作を開始し始め、その後に続
けて受信したリーダライタ1からのデータを非接触IC
カード8内で処理し動作する。このトリガ信号とデータ
との受信レベルは、非接触ICカード8内の同じアンテ
ナ共振回路14を用いて受信するため同じである。その
ため、図21〜図23で示したリーダライタ1のアクセ
スエリア18及び18aのぎりぎりの所で非接触ICカ
ード8が動作を開始した場合、通信可能領域が上述した
ようにアクセスエリア18a及び18bの位置関係及び
向き等によりすぐに変化してしまうので、トリガ信号を
受信し動作を開始したものの、その後に続くデータは正
しく受信できないことがあり、そのため、処理が正常に
行えずに誤動作してしまうことがあった。非接触ICカ
ード8は、一般に図18で示したアンテナ6の横を移動
させながら用いる場合が多いため、このような問題がし
ばしば生じていた。
8は、リーダライタ1からトリガ信号と呼ばれる動作開
始信号を受信した時のみ動作を開始し始め、その後に続
けて受信したリーダライタ1からのデータを非接触IC
カード8内で処理し動作する。このトリガ信号とデータ
との受信レベルは、非接触ICカード8内の同じアンテ
ナ共振回路14を用いて受信するため同じである。その
ため、図21〜図23で示したリーダライタ1のアクセ
スエリア18及び18aのぎりぎりの所で非接触ICカ
ード8が動作を開始した場合、通信可能領域が上述した
ようにアクセスエリア18a及び18bの位置関係及び
向き等によりすぐに変化してしまうので、トリガ信号を
受信し動作を開始したものの、その後に続くデータは正
しく受信できないことがあり、そのため、処理が正常に
行えずに誤動作してしまうことがあった。非接触ICカ
ード8は、一般に図18で示したアンテナ6の横を移動
させながら用いる場合が多いため、このような問題がし
ばしば生じていた。
【0011】この発明は、かかる課題を解決するために
なされたものであり、リーダライタと非接触ICカード
との通信の信頼性を向上させ、リーダライタと非接触I
Cカードとの間のデータの送受信不良による誤動作を防
止する非接触ICカード用リーダライタを得ることを目
的とする。
なされたものであり、リーダライタと非接触ICカード
との通信の信頼性を向上させ、リーダライタと非接触I
Cカードとの間のデータの送受信不良による誤動作を防
止する非接触ICカード用リーダライタを得ることを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的に鑑み、請求
項1の発明は、非接触ICカードと外部ホスト装置との
通信を行うための非接触ICカード用リーダライタであ
って、外部ホスト装置に電気的に接続され、通信の制御
を行うためのリーダライタ本体と、リーダライタ本体の
外部に設けられ、リーダライタ本体に電気的に接続され
て、電磁波による信号を非接触ICカードとの間で非接
触で送受信するためのアンテナ部とを備え、アンテナ部
が、互いに角度をなす複数の平面を有する基板と、複数
の平面上に亙って設けられ、巻回された1つの導線とを
備えていることを特徴とする非接触ICカード用リーダ
ライタである。
項1の発明は、非接触ICカードと外部ホスト装置との
通信を行うための非接触ICカード用リーダライタであ
って、外部ホスト装置に電気的に接続され、通信の制御
を行うためのリーダライタ本体と、リーダライタ本体の
外部に設けられ、リーダライタ本体に電気的に接続され
て、電磁波による信号を非接触ICカードとの間で非接
触で送受信するためのアンテナ部とを備え、アンテナ部
が、互いに角度をなす複数の平面を有する基板と、複数
の平面上に亙って設けられ、巻回された1つの導線とを
備えていることを特徴とする非接触ICカード用リーダ
ライタである。
【0013】請求項2の発明によれば、非接触ICカー
ドと外部ホスト装置との通信を行うための非接触ICカ
ード用リーダライタであって、外部ホスト装置に電気的
に接続され、通信の制御を行うためのリーダライタ本体
と、リーダライタ本体の外部に設けられ、リーダライタ
本体に電気的に接続されて、電磁波による信号を上記非
接触ICカードとの間で非接触で送受信するためのアン
テナ部とを備え、アンテナ部が、互いに角度をなし、か
つ、離間して設けられた複数の基板と、複数の各基板上
にそれぞれ設けられ、巻回された導線とから構成されて
いる。
ドと外部ホスト装置との通信を行うための非接触ICカ
ード用リーダライタであって、外部ホスト装置に電気的
に接続され、通信の制御を行うためのリーダライタ本体
と、リーダライタ本体の外部に設けられ、リーダライタ
本体に電気的に接続されて、電磁波による信号を上記非
接触ICカードとの間で非接触で送受信するためのアン
テナ部とを備え、アンテナ部が、互いに角度をなし、か
つ、離間して設けられた複数の基板と、複数の各基板上
にそれぞれ設けられ、巻回された導線とから構成されて
いる。
【0014】請求項3の発明によれば、リーダライタ本
体が、外部ホスト装置に電気的に接続され、外部ホスト
装置との双方向信号の入出力を行うための入出力手段
と、アンテナ部によって送受信された電磁波を変復調す
るための送受信手段と、入出力手段と送受信手段とに電
気的に接続され制御を行うための制御手段と、複数の基
板上の導線を所定時間毎に切り替えて使用するための通
信制御手段とを備えている。
体が、外部ホスト装置に電気的に接続され、外部ホスト
装置との双方向信号の入出力を行うための入出力手段
と、アンテナ部によって送受信された電磁波を変復調す
るための送受信手段と、入出力手段と送受信手段とに電
気的に接続され制御を行うための制御手段と、複数の基
板上の導線を所定時間毎に切り替えて使用するための通
信制御手段とを備えている。
【0015】請求項4の発明によれば、非接触ICカー
ドと外部ホスト装置との通信を行うための非接触ICカ
ード用リーダライタであって、外部ホスト装置に電気的
に接続され、外部ホスト装置との双方向信号の入出力を
行うための入出力手段と、アンテナ部によって送受信さ
れた電磁波を変復調するための送受信手段と、入出力手
段と送受信手段とに電気的に接続され制御を行うための
制御手段と、アンテナ部によって送信される電磁波の送
信強度をトリガ信号送信時とデータ信号送信時とで切り
替えるための信号別切り替え手段とを備えている。
ドと外部ホスト装置との通信を行うための非接触ICカ
ード用リーダライタであって、外部ホスト装置に電気的
に接続され、外部ホスト装置との双方向信号の入出力を
行うための入出力手段と、アンテナ部によって送受信さ
れた電磁波を変復調するための送受信手段と、入出力手
段と送受信手段とに電気的に接続され制御を行うための
制御手段と、アンテナ部によって送信される電磁波の送
信強度をトリガ信号送信時とデータ信号送信時とで切り
替えるための信号別切り替え手段とを備えている。
【0016】請求項5の発明によれば、非接触ICカー
ドと外部ホスト装置との通信を行うための非接触ICカ
ード用リーダライタであって、外部ホスト装置に電気的
に接続され、外部ホスト装置との双方向信号の入出力を
行うための入出力手段と、アンテナ部によって送受信さ
れた電磁波を変復調するための送受信手段と、入出力手
段と送受信手段とに電気的に接続され制御を行うための
制御手段と、複数の送信強度で同一内容の信号を送信す
るために、電磁波の送信強度を交互に切り替えるための
送信強度切り替え手段とを備えている。
ドと外部ホスト装置との通信を行うための非接触ICカ
ード用リーダライタであって、外部ホスト装置に電気的
に接続され、外部ホスト装置との双方向信号の入出力を
行うための入出力手段と、アンテナ部によって送受信さ
れた電磁波を変復調するための送受信手段と、入出力手
段と送受信手段とに電気的に接続され制御を行うための
制御手段と、複数の送信強度で同一内容の信号を送信す
るために、電磁波の送信強度を交互に切り替えるための
送信強度切り替え手段とを備えている。
【0017】請求項6の発明によれば、さらに、アンテ
ナ部によって送信される電磁波の送信強度をトリガ信号
送信時とデータ信号送信時とで切り替えるための信号別
送信強度切り替え手段を備えている。
ナ部によって送信される電磁波の送信強度をトリガ信号
送信時とデータ信号送信時とで切り替えるための信号別
送信強度切り替え手段を備えている。
【0018】請求項7の発明によれば、アンテナ部を複
数個備えている。
数個備えている。
【0019】請求項8の発明によれば、リーダライタ本
体が、アンテナ部との接続を行うための接続部を選択可
能に複数個備えている。
体が、アンテナ部との接続を行うための接続部を選択可
能に複数個備えている。
【0020】請求項9の発明によれば、非接触ICカー
ド用リーダライタのアンテナ部と非接触ICカードとの
間に、それぞれに離間して設けられるとともに、全体の
制御を行うための制御手段と、非接触ICカード用リー
ダライタ及び非接触ICカードからの電磁波信号を送受
信するためのアンテナ手段と、受信した電磁波信号を復
調するための復調手段と、復調された信号を一時的に格
納するメモリ手段と、一時的に格納された信号を変調す
るための変調手段と、復調手段と変調手段とに電気的に
接続され、信号の入出力を制御する入出力制御手段とを
備えたリピーターを備えている。
ド用リーダライタのアンテナ部と非接触ICカードとの
間に、それぞれに離間して設けられるとともに、全体の
制御を行うための制御手段と、非接触ICカード用リー
ダライタ及び非接触ICカードからの電磁波信号を送受
信するためのアンテナ手段と、受信した電磁波信号を復
調するための復調手段と、復調された信号を一時的に格
納するメモリ手段と、一時的に格納された信号を変調す
るための変調手段と、復調手段と変調手段とに電気的に
接続され、信号の入出力を制御する入出力制御手段とを
備えたリピーターを備えている。
【0021】
【作用】請求項1の発明によれば、非接触ICカード用
リーダライタのアンテナ部を、互いに角度をなす複数の
基板と、その複数の基板にわたって設けられた巻回して
いる1つの導線とから構成するようにしたので、非接触
ICカードがどのような向きに設けられている場合にお
いても、アンテナ部のいずれかの基板と非接触ICカー
ドとが必ず垂直でない位置関係になるので、正常な通信
を常に行うことができる。
リーダライタのアンテナ部を、互いに角度をなす複数の
基板と、その複数の基板にわたって設けられた巻回して
いる1つの導線とから構成するようにしたので、非接触
ICカードがどのような向きに設けられている場合にお
いても、アンテナ部のいずれかの基板と非接触ICカー
ドとが必ず垂直でない位置関係になるので、正常な通信
を常に行うことができる。
【0022】請求項2の発明によれば、非接触ICカー
ド用リーダライタのアンテナ部を、互いに角度をなし離
間して設けた複数の基板と、その複数の基板のそれぞれ
に設けられた巻回している導線とから構成するようにし
たので、非接触ICカードがどのような向きに設けられ
ている場合においても、アンテナ部のいずれかの基板と
非接触ICカードとが必ずほぼ平行な位置関係になるの
で、正常な通信を常に行うことができるとともに、自由
な角度に複数の基板を設けることができるので、利便性
をさらに向上させることができる。
ド用リーダライタのアンテナ部を、互いに角度をなし離
間して設けた複数の基板と、その複数の基板のそれぞれ
に設けられた巻回している導線とから構成するようにし
たので、非接触ICカードがどのような向きに設けられ
ている場合においても、アンテナ部のいずれかの基板と
非接触ICカードとが必ずほぼ平行な位置関係になるの
で、正常な通信を常に行うことができるとともに、自由
な角度に複数の基板を設けることができるので、利便性
をさらに向上させることができる。
【0023】請求項3の発明によれば、アンテナ部が、
離間して設けられた複数の基板から構成され、その複数
の基板に設けられた導線を時分割で切り替えて使用する
通信制御手段を設けるようにしたので、非接触ICカー
ドの向きによらず、通信の行いやすい方の基板に設けら
れた導線を用いて通信を行うことができる。
離間して設けられた複数の基板から構成され、その複数
の基板に設けられた導線を時分割で切り替えて使用する
通信制御手段を設けるようにしたので、非接触ICカー
ドの向きによらず、通信の行いやすい方の基板に設けら
れた導線を用いて通信を行うことができる。
【0024】請求項4の発明によれば、非接触ICカー
ドにトリガ信号を送るときとデータ信号を送るときとで
送信強度を切り替えるための信号別切り替え手段を設け
て、データ信号を送信するときの送信強度をトリガ信号
を送信するときの送信強度よりも強くするようにしたの
で、トリガ信号で非接触ICカードが起動した場合に
は、その後に続いて送信されてくるデータ信号をも非接
触ICカードが確実にかつ正常に受信することができ
る。
ドにトリガ信号を送るときとデータ信号を送るときとで
送信強度を切り替えるための信号別切り替え手段を設け
て、データ信号を送信するときの送信強度をトリガ信号
を送信するときの送信強度よりも強くするようにしたの
で、トリガ信号で非接触ICカードが起動した場合に
は、その後に続いて送信されてくるデータ信号をも非接
触ICカードが確実にかつ正常に受信することができ
る。
【0025】請求項5の発明によれば、1回の送信毎に
送信強度を交互に切り替えて、複数の送信強度で同一内
容の電磁波を送信するようにしたので、遠距離通信時と
近距離通信時とでアンテナを取り換える必要もなく、同
一のアンテナ部を用いて遠距離通信と近距離通信との両
方を良好に行うことができる。
送信強度を交互に切り替えて、複数の送信強度で同一内
容の電磁波を送信するようにしたので、遠距離通信時と
近距離通信時とでアンテナを取り換える必要もなく、同
一のアンテナ部を用いて遠距離通信と近距離通信との両
方を良好に行うことができる。
【0026】請求項6の発明によれば、トリガ信号送信
時とデータ信号送信時とで送信強度を切り替えるための
信号別送信強度切り替え手段と、1回の送信毎に送信強
度を交互に切り替えるための送信強度切り替え手段とを
設けるようにしてので、遠距離通信と近距離通信とを同
一のアンテナ部で良好に行うことができるとともに、ト
リガ信号で非接触ICカードが起動した場合、後に続く
データ信号をも確実に非接触ICカードが受信すること
ができる。
時とデータ信号送信時とで送信強度を切り替えるための
信号別送信強度切り替え手段と、1回の送信毎に送信強
度を交互に切り替えるための送信強度切り替え手段とを
設けるようにしてので、遠距離通信と近距離通信とを同
一のアンテナ部で良好に行うことができるとともに、ト
リガ信号で非接触ICカードが起動した場合、後に続く
データ信号をも確実に非接触ICカードが受信すること
ができる。
【0027】請求項7の発明によれば、アンテナ部を複
数個備えるようにしたので、通信可能な領域が拡大す
る。
数個備えるようにしたので、通信可能な領域が拡大す
る。
【0028】請求項8の発明によれば、アンテナ部のア
ンテナケーブルを接続するための接続部をリーダライタ
本体に複数個設けて、使用環境に合わせていずれかを選
択して用いるようにしたので、アンテナケーブルがアン
テナ部の背面を通ることを防ぐことができるので、アン
テナケーブルとアンテナ部との間の互いの信号の干渉を
防ぐことができる。
ンテナケーブルを接続するための接続部をリーダライタ
本体に複数個設けて、使用環境に合わせていずれかを選
択して用いるようにしたので、アンテナケーブルがアン
テナ部の背面を通ることを防ぐことができるので、アン
テナケーブルとアンテナ部との間の互いの信号の干渉を
防ぐことができる。
【0029】請求項9の発明によれば、非接触ICカー
ド用リーダライタのアンテナ部と非接触ICカードとの
間に中継を行うための中継手段であるリピーターを設け
るようにしたため、通信可能な領域を拡大することがで
きる。
ド用リーダライタのアンテナ部と非接触ICカードとの
間に中継を行うための中継手段であるリピーターを設け
るようにしたため、通信可能な領域を拡大することがで
きる。
【0030】
実施例1.以下、本発明の一実施例を図について説明す
る。図1及び図2は、リーダライタ1のアンテナ22と
非接触ICカード8とがどのような位置関係にあって
も、正常に通信を行うことができるようにした実施例1
による通信システムの構造を示した斜視図及びブロック
図である。本発明によるリーダライタ1は、図1に示す
ように、リーダライタ本体部1aと、本体部1aの外部
に設けられ、本体部1aとアンテナケーブル6aを介し
て電気的に接続されているアンテナ22とから構成され
ている。また、この実施例におけるアンテナ22は、従
来の平面で構成されるアンテナ6(図18参照)に対
し、その形状を、互いに所定の角度をなす2つの平面2
2a及び22bから構成するようにしたものである。他
の構造については、図18の従来例と同じであるため、
ここでは説明は省略する。2つの平面22a及び22b
のなす所定の角度は直角が最ものぞましいが、その場合
に限らず、180°以外であれば使用環境等に合わせて
任意の角度にしてもよい。アンテナ22は、図2に示す
ように、基板21の2つの平面22a及び22bに亙っ
て、銅線7が連続した単一のループ状に巻回されて形成
されたループアンテナで構成されている。アンテナ22
は、例えば、平板状の基板21上に銅線7を、図19に
示す従来のアンテナ6と同様に単一のループ状に巻回し
て設けた後に、基板21を銅線7とともに所定の角度に
折り曲げて形成すればよく、容易に製造することができ
る。
る。図1及び図2は、リーダライタ1のアンテナ22と
非接触ICカード8とがどのような位置関係にあって
も、正常に通信を行うことができるようにした実施例1
による通信システムの構造を示した斜視図及びブロック
図である。本発明によるリーダライタ1は、図1に示す
ように、リーダライタ本体部1aと、本体部1aの外部
に設けられ、本体部1aとアンテナケーブル6aを介し
て電気的に接続されているアンテナ22とから構成され
ている。また、この実施例におけるアンテナ22は、従
来の平面で構成されるアンテナ6(図18参照)に対
し、その形状を、互いに所定の角度をなす2つの平面2
2a及び22bから構成するようにしたものである。他
の構造については、図18の従来例と同じであるため、
ここでは説明は省略する。2つの平面22a及び22b
のなす所定の角度は直角が最ものぞましいが、その場合
に限らず、180°以外であれば使用環境等に合わせて
任意の角度にしてもよい。アンテナ22は、図2に示す
ように、基板21の2つの平面22a及び22bに亙っ
て、銅線7が連続した単一のループ状に巻回されて形成
されたループアンテナで構成されている。アンテナ22
は、例えば、平板状の基板21上に銅線7を、図19に
示す従来のアンテナ6と同様に単一のループ状に巻回し
て設けた後に、基板21を銅線7とともに所定の角度に
折り曲げて形成すればよく、容易に製造することができ
る。
【0031】この実施例におけるアンテナ22において
は、1つのループ状に巻かれた銅線7が、アンテナ22
を構成している2つの平面22a及び22bに亙って連
続して立体的に設けられているので、例えば、片方の平
面22aが地平面に対して平行に設置されたとすると、
もう一方の平面22bは地平面に対して垂直となってい
るので、非接触ICカード8(図18参照)が地平面に
対して平行であるときも垂直であるときも、リーダライ
タ1のアンテナ22の面22aまたは22bに対して常
に平行になり、いずれの場合も正常にデータ授受が行
え、従来に比べ通信可能な領域が広くすることができ
る。この実施例におけるアンテナ22を用いた場合、図
1の破線で示すアクセスエリア23が通信可能領域とな
り、このアクセスエリア23内で非接触ICカード8を
動作させた場合、非接触ICカード8とリーダライタ1
のアンテナ22がどの位置関係にあっても正常に通信が
行える。
は、1つのループ状に巻かれた銅線7が、アンテナ22
を構成している2つの平面22a及び22bに亙って連
続して立体的に設けられているので、例えば、片方の平
面22aが地平面に対して平行に設置されたとすると、
もう一方の平面22bは地平面に対して垂直となってい
るので、非接触ICカード8(図18参照)が地平面に
対して平行であるときも垂直であるときも、リーダライ
タ1のアンテナ22の面22aまたは22bに対して常
に平行になり、いずれの場合も正常にデータ授受が行
え、従来に比べ通信可能な領域が広くすることができ
る。この実施例におけるアンテナ22を用いた場合、図
1の破線で示すアクセスエリア23が通信可能領域とな
り、このアクセスエリア23内で非接触ICカード8を
動作させた場合、非接触ICカード8とリーダライタ1
のアンテナ22がどの位置関係にあっても正常に通信が
行える。
【0032】図23で示したように、リーダライタ1の
アンテナ6と非接触ICカード8とがほぼ垂直になった
ときのみが著しく通信が難しく、アンテナ6と非接触I
Cカード8とが平行より少しずれて多少斜めになってい
る場合においても、図20からわかるように、正常な通
信を行うことが出来るので、この実施例のアンテナ22
においては、非接触ICカード8とアンテナ22が垂直
になることはなく、必ずアンテナ22の面22a及び2
2bのいずれかと通信可能であるため、非接触ICカー
ド8がアンテナ22に対してどのような位置であっても
正常に通信を行うことができる。
アンテナ6と非接触ICカード8とがほぼ垂直になった
ときのみが著しく通信が難しく、アンテナ6と非接触I
Cカード8とが平行より少しずれて多少斜めになってい
る場合においても、図20からわかるように、正常な通
信を行うことが出来るので、この実施例のアンテナ22
においては、非接触ICカード8とアンテナ22が垂直
になることはなく、必ずアンテナ22の面22a及び2
2bのいずれかと通信可能であるため、非接触ICカー
ド8がアンテナ22に対してどのような位置であっても
正常に通信を行うことができる。
【0033】この実施例におけるアンテナ22を用いる
ことにより、図18に示した従来の平面アンテナ6に比
べ、リーダライタ1と非接触ICカード8との通信が良
好に行える領域を容易に拡大することができ、非接触I
Cカード8がどのような方向を向いていてもリーダライ
タ1のアンテナ22の2つの平面22a及び22bの両
方に対して非接触ICカード8が垂直になることはな
く、常にどちらかの平面22aまたは22bに対して垂
直でない位置関係となるので、正常な通信を常に行うこ
とが出来、従来のように同じアクセスエリア内であるの
に非接触ICカード8の向きで通信距離が変わってしま
うという問題点を解消することができ、リーダライタ1
と非接触ICカード8間のデータの送受信不良による誤
動作を防止し、通信の信頼性を向上させることができ
る。
ことにより、図18に示した従来の平面アンテナ6に比
べ、リーダライタ1と非接触ICカード8との通信が良
好に行える領域を容易に拡大することができ、非接触I
Cカード8がどのような方向を向いていてもリーダライ
タ1のアンテナ22の2つの平面22a及び22bの両
方に対して非接触ICカード8が垂直になることはな
く、常にどちらかの平面22aまたは22bに対して垂
直でない位置関係となるので、正常な通信を常に行うこ
とが出来、従来のように同じアクセスエリア内であるの
に非接触ICカード8の向きで通信距離が変わってしま
うという問題点を解消することができ、リーダライタ1
と非接触ICカード8間のデータの送受信不良による誤
動作を防止し、通信の信頼性を向上させることができ
る。
【0034】尚、上記の実施例においてはリーダライタ
1のアンテナ22の形状を利便性の点から2面で構成し
たが、図3に示すようにアンテナ24を互いに直交して
いる3面で構成するようにしてもよい。その場合、上記
実施例と同様に、銅線7を単一のループ状に、3面の平
面に亙って設けるようにしてもよく、また、それぞれの
面に対してそれぞれ1つのループ状の銅線7を別個に設
けるようにしてもよい。3面から構成されたアンテナ2
4を用いて通信を行う場合には、非接触ICカード8と
アンテナ24とがより確実に常に通信しやすい位置関係
となるので、通信が常に良好に行え、通信精度をより高
くすることができる。
1のアンテナ22の形状を利便性の点から2面で構成し
たが、図3に示すようにアンテナ24を互いに直交して
いる3面で構成するようにしてもよい。その場合、上記
実施例と同様に、銅線7を単一のループ状に、3面の平
面に亙って設けるようにしてもよく、また、それぞれの
面に対してそれぞれ1つのループ状の銅線7を別個に設
けるようにしてもよい。3面から構成されたアンテナ2
4を用いて通信を行う場合には、非接触ICカード8と
アンテナ24とがより確実に常に通信しやすい位置関係
となるので、通信が常に良好に行え、通信精度をより高
くすることができる。
【0035】実施例2.図4は、本発明の他の実施例に
おけるリーダライタ1及びそのアンテナ25を示したも
のである。この実施例は、図4に示すように、アンテナ
25を複数のアンテナ25a及び25bから構成し、そ
れぞれを地平面に対して垂直及び水平に設置するように
したものである。この実施例において、アンテナ25を
構成している2つのアンテナ25a及び25bは、それ
ぞれ互いに垂直になるよう、すなわち、例えば地平面に
対してそれぞれ水平及び垂直になるように、離間して設
けられている。アンテナ25a及び25bはそれぞれ図
19に示す従来例と同様に、基板上に銅線7等をループ
状に巻回して設けたループアンテナで構成したものであ
る。また、リーダライタ1Aの構造は、従来のリーダラ
イタ1(図19参照)と同等の構造であるが、リーダラ
イタ1内の制御回路4に、2つのアンテナを時分割で切
り換えて切り換えた方のアンテナ25aまたは25bを
用いて通信を行うための通信制御回路4aを内蔵してい
る。
おけるリーダライタ1及びそのアンテナ25を示したも
のである。この実施例は、図4に示すように、アンテナ
25を複数のアンテナ25a及び25bから構成し、そ
れぞれを地平面に対して垂直及び水平に設置するように
したものである。この実施例において、アンテナ25を
構成している2つのアンテナ25a及び25bは、それ
ぞれ互いに垂直になるよう、すなわち、例えば地平面に
対してそれぞれ水平及び垂直になるように、離間して設
けられている。アンテナ25a及び25bはそれぞれ図
19に示す従来例と同様に、基板上に銅線7等をループ
状に巻回して設けたループアンテナで構成したものであ
る。また、リーダライタ1Aの構造は、従来のリーダラ
イタ1(図19参照)と同等の構造であるが、リーダラ
イタ1内の制御回路4に、2つのアンテナを時分割で切
り換えて切り換えた方のアンテナ25aまたは25bを
用いて通信を行うための通信制御回路4aを内蔵してい
る。
【0036】この実施例においては、リーダライタ1A
の通信制御回路4aにより、使用するアンテナ25aお
よび25bが時分割で切り換えられて通信を行う。図5
に、アンテナ25a及び25bが通信を行う時のそれぞ
れのアクセスエリアを2点鎖線26a及び26bで示
す。通信制御回路4aの切り換え方法としては、例え
ば、通信ブロックが一方のアンテナ25aから送信され
始めると、通信制御回路4aにより、通信ブロックが送
信されていることを通信ブロックの先頭に設けられたス
タートコードをモニターすることにより識別し、非接触
ICカード8が通信ブロックを受信した場合には通信ブ
ロックの送信終了後にすぐにその応答が非接触ICカー
ド8からあるので、通信ブロックの送信終了後に非接触
ICカード8からの応答が所定時間内に無ければ、非接
触ICカード8に通信ブロックがきちんと送信されなか
ったことになるので、通信制御回路4aは他方のアンテ
ナ25bに切り換えて送信を行うようにすればよい。
の通信制御回路4aにより、使用するアンテナ25aお
よび25bが時分割で切り換えられて通信を行う。図5
に、アンテナ25a及び25bが通信を行う時のそれぞ
れのアクセスエリアを2点鎖線26a及び26bで示
す。通信制御回路4aの切り換え方法としては、例え
ば、通信ブロックが一方のアンテナ25aから送信され
始めると、通信制御回路4aにより、通信ブロックが送
信されていることを通信ブロックの先頭に設けられたス
タートコードをモニターすることにより識別し、非接触
ICカード8が通信ブロックを受信した場合には通信ブ
ロックの送信終了後にすぐにその応答が非接触ICカー
ド8からあるので、通信ブロックの送信終了後に非接触
ICカード8からの応答が所定時間内に無ければ、非接
触ICカード8に通信ブロックがきちんと送信されなか
ったことになるので、通信制御回路4aは他方のアンテ
ナ25bに切り換えて送信を行うようにすればよい。
【0037】この実施例におけるアンテナ25を備えた
リーダライタ1Aを用いた場合、通信ブロックを送信し
た後の非接触ICカード8からの応答の有無によって実
際に送信を行うアンテナ25a及び25bを時分割で通
信ブロック毎に交互に切り替わるようにし、非接触IC
カード8からの応答があるまでアンテナ25a及び25
bを切り換えて同一内容の通信ブロックを送信するよう
にしたので、非接触ICカード8の向きによらず、非接
触ICカード8と通信の行いやすい向きに設置された方
のアンテナ25aまたは25bで通信を行うため、常に
正常に通信を行うことができる。また、アンテナ25a
及び25bの設置位置を離間させたり近接させたり自由
に替えられ、また、設置角度も、互いのアンテナが平行
な位置にならないようにすれば、地平面に対し垂直及び
水平に限らず任意の角度に設けてよく自由に替えられる
ため、利便性も向上する。
リーダライタ1Aを用いた場合、通信ブロックを送信し
た後の非接触ICカード8からの応答の有無によって実
際に送信を行うアンテナ25a及び25bを時分割で通
信ブロック毎に交互に切り替わるようにし、非接触IC
カード8からの応答があるまでアンテナ25a及び25
bを切り換えて同一内容の通信ブロックを送信するよう
にしたので、非接触ICカード8の向きによらず、非接
触ICカード8と通信の行いやすい向きに設置された方
のアンテナ25aまたは25bで通信を行うため、常に
正常に通信を行うことができる。また、アンテナ25a
及び25bの設置位置を離間させたり近接させたり自由
に替えられ、また、設置角度も、互いのアンテナが平行
な位置にならないようにすれば、地平面に対し垂直及び
水平に限らず任意の角度に設けてよく自由に替えられる
ため、利便性も向上する。
【0038】上記の実施例では2つのアンテナ25aお
よび25bを用いて通信を行う例について示したが、3
つ以上のアンテナを用いて同様に時分割で切り替えて通
信を行うようにしてもよく、その場合においても同様の
効果が得られる。
よび25bを用いて通信を行う例について示したが、3
つ以上のアンテナを用いて同様に時分割で切り替えて通
信を行うようにしてもよく、その場合においても同様の
効果が得られる。
【0039】この実施例によるリーダライタ1Aとアン
テナ25とを用いることにより、非接触ICカード8に
最も適したアンテナ25aまたは25bを用いて良好な
通信を行うことができ、上記の実施例と同様の効果が得
られ、通信の信頼性を向上させることができる。また、
この実施例においては、地平面に対して任意の角度に容
易に設置することが出来るため、さらに容易に通信可能
な領域の拡大が図れるとともに、利便性を向上させるこ
とが出来る。
テナ25とを用いることにより、非接触ICカード8に
最も適したアンテナ25aまたは25bを用いて良好な
通信を行うことができ、上記の実施例と同様の効果が得
られ、通信の信頼性を向上させることができる。また、
この実施例においては、地平面に対して任意の角度に容
易に設置することが出来るため、さらに容易に通信可能
な領域の拡大が図れるとともに、利便性を向上させるこ
とが出来る。
【0040】実施例3.図6は、本発明の他の実施例に
おけるリーダライタ内の送信回路5Aの構造を示したブ
ロック図である。この実施例におけるリーダライタの構
成は図2に示したリーダライタ1の構成の送受信回路5
の送信回路部分を図6の送信回路5Aにしたものであ
る。送信回路5Aは、トリガ信号送信時とデータ信号送
信時とで送信強度を切り替えるための信号別送信強度切
替手段であり、図6に示すように、送信出力を増幅する
ための増幅器26と、送信出力を調整するために設けら
れた抵抗27及び28と、実際に電波を送信するための
LC並列共振回路から構成されたアンテナ回路29と、
抵抗28を使用するか使用しないかを切り換えるための
電子スイッチ30と、データを送信するときに電子スイ
ッチ30をONにするための信号を発生し、電子スイッ
チ30を制御するためのデータステータス信号発生手段
31とから構成されている。ここで、図2に示すよう
に、リーダライタ内には、トリガ信号のための信号線8
0aとデータ信号のための信号線80bとが別個に設け
られているので、例えば、これら2つの信号線80a及
び80bとを制御回路4でモニターし、送信される信号
がトリガ信号かデータ信号かを判別して、データ信号で
あれば、制御回路4からの信号を受けて、データステー
タス信号発生手段31が電子スイッチ30をONにする
ための信号を発生するようにデータステータス信号発生
手段31を構成すればよい。データステータス発生手段
31は、図6のように別個に設ける必要はなく、制御回
路4に内蔵するようにしてもよい。図7は、この実施例
における送信回路5Aを使用してトリガ信号およびデー
タを送信した時の送信エリアをそれぞれ示した送信指向
特性図である。図7に示されるように、この実施例にお
いては、データ送信エリア32よりトリガ信号送信エリ
ア33の方が狭くなるように設計されている。
おけるリーダライタ内の送信回路5Aの構造を示したブ
ロック図である。この実施例におけるリーダライタの構
成は図2に示したリーダライタ1の構成の送受信回路5
の送信回路部分を図6の送信回路5Aにしたものであ
る。送信回路5Aは、トリガ信号送信時とデータ信号送
信時とで送信強度を切り替えるための信号別送信強度切
替手段であり、図6に示すように、送信出力を増幅する
ための増幅器26と、送信出力を調整するために設けら
れた抵抗27及び28と、実際に電波を送信するための
LC並列共振回路から構成されたアンテナ回路29と、
抵抗28を使用するか使用しないかを切り換えるための
電子スイッチ30と、データを送信するときに電子スイ
ッチ30をONにするための信号を発生し、電子スイッ
チ30を制御するためのデータステータス信号発生手段
31とから構成されている。ここで、図2に示すよう
に、リーダライタ内には、トリガ信号のための信号線8
0aとデータ信号のための信号線80bとが別個に設け
られているので、例えば、これら2つの信号線80a及
び80bとを制御回路4でモニターし、送信される信号
がトリガ信号かデータ信号かを判別して、データ信号で
あれば、制御回路4からの信号を受けて、データステー
タス信号発生手段31が電子スイッチ30をONにする
ための信号を発生するようにデータステータス信号発生
手段31を構成すればよい。データステータス発生手段
31は、図6のように別個に設ける必要はなく、制御回
路4に内蔵するようにしてもよい。図7は、この実施例
における送信回路5Aを使用してトリガ信号およびデー
タを送信した時の送信エリアをそれぞれ示した送信指向
特性図である。図7に示されるように、この実施例にお
いては、データ送信エリア32よりトリガ信号送信エリ
ア33の方が狭くなるように設計されている。
【0041】次に動作について説明する。上述したよう
に、従来のリーダライタ1の送信強度はトリガ信号の電
波もデータ信号の電波もその強度が同じであったため、
通信エリアぎりぎりで非接触ICカード8がトリガ信号
を受信し動作を開始してもデータを正常に受信できない
ことがあるという問題点があった。そこで、本発明のこ
の実施例においては、増幅器26から出力された信号
に、データステータス信号発生手段31を用いてスイッ
チ30をON及びOFFに切り替えて、抵抗28を使用
するか否かにより、送信強度を切り替えるようにしたも
のである。例えば、データを送信する時にデータステー
タス信号発生手段31からの信号でスイッチ30をON
にするようにすると、抵抗27及び28の並列抵抗とな
り、全体の抵抗値が小さくなるため、アンテナ回路29
に流れる電流が大きくなり、スイッチ30がOFFのと
きのトリガ信号送信時に比べて、送信強度が増す。従っ
て、図7に示すように、リーダライタ1Bにおいて、ス
イッチ30がONの時は送信強度が増すため送信エリア
32内において非接触ICカード8は受信可能となり、
スイッチ30がOFFの時は送信エリア33内において
受信可能となる。そのためトリガ信号で非接触ICカー
ド8が起動したときは、その後に続けて送信されてくる
データについても確実に受信することが出来る。
に、従来のリーダライタ1の送信強度はトリガ信号の電
波もデータ信号の電波もその強度が同じであったため、
通信エリアぎりぎりで非接触ICカード8がトリガ信号
を受信し動作を開始してもデータを正常に受信できない
ことがあるという問題点があった。そこで、本発明のこ
の実施例においては、増幅器26から出力された信号
に、データステータス信号発生手段31を用いてスイッ
チ30をON及びOFFに切り替えて、抵抗28を使用
するか否かにより、送信強度を切り替えるようにしたも
のである。例えば、データを送信する時にデータステー
タス信号発生手段31からの信号でスイッチ30をON
にするようにすると、抵抗27及び28の並列抵抗とな
り、全体の抵抗値が小さくなるため、アンテナ回路29
に流れる電流が大きくなり、スイッチ30がOFFのと
きのトリガ信号送信時に比べて、送信強度が増す。従っ
て、図7に示すように、リーダライタ1Bにおいて、ス
イッチ30がONの時は送信強度が増すため送信エリア
32内において非接触ICカード8は受信可能となり、
スイッチ30がOFFの時は送信エリア33内において
受信可能となる。そのためトリガ信号で非接触ICカー
ド8が起動したときは、その後に続けて送信されてくる
データについても確実に受信することが出来る。
【0042】この実施例では、アンテナ29に並列共振
回路を用いたが、その場合に限らず、どのような構造の
アンテナにもこの実施例は適用でき、同様の効果を得る
ことができる。また、アンテナ29の形状は、上述の実
施例1で示したようなL字型等(図1及び図3参照)に
してもよく、その場合には、さらに通信可能領域の拡大
を図ることができる。さらに、この実施例では、データ
ステータス信号発生手段31からの信号でスイッチ30
を切り換えるようにしたが、トリガステータス信号でス
イッチ30を切り換えるようにして、トリガ信号送信時
よりデータ送信時の送信強度を大きくするようにしても
よい。トリガステータス信号も、上述のデータステータ
ス信号発生手段31と同様の構造の発生手段を設ければ
容易に出力することができる。
回路を用いたが、その場合に限らず、どのような構造の
アンテナにもこの実施例は適用でき、同様の効果を得る
ことができる。また、アンテナ29の形状は、上述の実
施例1で示したようなL字型等(図1及び図3参照)に
してもよく、その場合には、さらに通信可能領域の拡大
を図ることができる。さらに、この実施例では、データ
ステータス信号発生手段31からの信号でスイッチ30
を切り換えるようにしたが、トリガステータス信号でス
イッチ30を切り換えるようにして、トリガ信号送信時
よりデータ送信時の送信強度を大きくするようにしても
よい。トリガステータス信号も、上述のデータステータ
ス信号発生手段31と同様の構造の発生手段を設ければ
容易に出力することができる。
【0043】上述したような本発明のこの実施例による
リーダライタを用いることにより、データ送信時は送信
強度が強くなるように切り替えられるため、トリガ信号
で非接触ICカード8が起動したときは、後に続くデー
タの受信も正常かつ確実に行え、非接触ICカード8を
移動させながら通信を行ったとしてもデータ信号を確実
に受信することができるので、データ送受信不良による
誤動作や、通信未了等の通信不良などを無くすることが
でき、通信の信頼性を向上させることができる。
リーダライタを用いることにより、データ送信時は送信
強度が強くなるように切り替えられるため、トリガ信号
で非接触ICカード8が起動したときは、後に続くデー
タの受信も正常かつ確実に行え、非接触ICカード8を
移動させながら通信を行ったとしてもデータ信号を確実
に受信することができるので、データ送受信不良による
誤動作や、通信未了等の通信不良などを無くすることが
でき、通信の信頼性を向上させることができる。
【0044】実施例4.図8は、本発明の他の実施例に
おける送信回路の構成を示したものである。この実施例
におけるリーダライタの構成は図2に示したリーダライ
タ1の構成の送受信回路5の送信回路部分を図8の送信
回路5Bにしたものである。この実施例における送信回
路5Bは、1回の送信ごとに送信強度を切り替えて、同
一内容の信号を複数の送信強度で送信するようにしたも
のである。非接触ICカード8は、一般に、図20に示
したように、内部に電池15を持っており、カード内の
処理はすべてこの電池15の電圧レベル以下で行われ
る。そのため、電磁波13を受信する際に、電池15の
電圧レベル以上の電圧をアンテナ共振回路14で受信し
た場合、電池15での処理可能レベルを超え、変復調回
路17で正常にその電磁波13を復調できずにデータ受
信エラーとなることがある。例えば、図24に示すよう
に、リーダライタ1のアクセスエリアを広げるべく、リ
ーダライタ1からの出力を大きくした場合、遠くの位置
での通信は可能になるが、アンテナ6に近い位置では電
圧レベルが大きくなりすぎて、変復調回路17が正常に
データを復調できなくなり、非接触ICカード8が動作
しないというアクセス不能エリア20が生じてしまって
いた。そのため、上述したような従来のリーダライタ1
では、距離に応じた出力特性を持つリーダライタ1を使
用条件に合わせて用意しなければならず、遠距離通信用
のリーダライタ1では近距離通信ができないという問題
もあった。
おける送信回路の構成を示したものである。この実施例
におけるリーダライタの構成は図2に示したリーダライ
タ1の構成の送受信回路5の送信回路部分を図8の送信
回路5Bにしたものである。この実施例における送信回
路5Bは、1回の送信ごとに送信強度を切り替えて、同
一内容の信号を複数の送信強度で送信するようにしたも
のである。非接触ICカード8は、一般に、図20に示
したように、内部に電池15を持っており、カード内の
処理はすべてこの電池15の電圧レベル以下で行われ
る。そのため、電磁波13を受信する際に、電池15の
電圧レベル以上の電圧をアンテナ共振回路14で受信し
た場合、電池15での処理可能レベルを超え、変復調回
路17で正常にその電磁波13を復調できずにデータ受
信エラーとなることがある。例えば、図24に示すよう
に、リーダライタ1のアクセスエリアを広げるべく、リ
ーダライタ1からの出力を大きくした場合、遠くの位置
での通信は可能になるが、アンテナ6に近い位置では電
圧レベルが大きくなりすぎて、変復調回路17が正常に
データを復調できなくなり、非接触ICカード8が動作
しないというアクセス不能エリア20が生じてしまって
いた。そのため、上述したような従来のリーダライタ1
では、距離に応じた出力特性を持つリーダライタ1を使
用条件に合わせて用意しなければならず、遠距離通信用
のリーダライタ1では近距離通信ができないという問題
もあった。
【0045】そこで、この実施例は、送信の強度を1回
の送信ごとに切り替えることにより、複数の送信強度で
同一内容の信号を送信するようにしたので、近距離から
遠距離まで同じアンテナを用いて通信が行えるようにし
たものである。この実施例におけるリーダライタ1の構
造は、基本的に図2に示したリーダライタ1と同じであ
るが、送受信回路の構造のみが異なる。送信回路5B
は、図8に示すように、送信出力を増幅するための増幅
器26と、送信出力を調整するための抵抗34及び35
と、実際に電波を送信するためのLC直列共振回路から
構成されたアンテナ回路36と、抵抗35を使用するか
使用しないかを切り換えるための電子スイッチ37と、
この電子スイッチ37を制御するための送信切り換え信
号発生手段38とから構成されている。送信切り換え信
号発生手段38の構成としては、例えば、制御回路4に
より通信ブロックの送信の終了をモニターしておき、1
つの通信ブロックの送信が終わるたびに制御回路4から
信号を受信して、電子スイッチ37を切り換えるための
信号を発生するように構成すればよい。
の送信ごとに切り替えることにより、複数の送信強度で
同一内容の信号を送信するようにしたので、近距離から
遠距離まで同じアンテナを用いて通信が行えるようにし
たものである。この実施例におけるリーダライタ1の構
造は、基本的に図2に示したリーダライタ1と同じであ
るが、送受信回路の構造のみが異なる。送信回路5B
は、図8に示すように、送信出力を増幅するための増幅
器26と、送信出力を調整するための抵抗34及び35
と、実際に電波を送信するためのLC直列共振回路から
構成されたアンテナ回路36と、抵抗35を使用するか
使用しないかを切り換えるための電子スイッチ37と、
この電子スイッチ37を制御するための送信切り換え信
号発生手段38とから構成されている。送信切り換え信
号発生手段38の構成としては、例えば、制御回路4に
より通信ブロックの送信の終了をモニターしておき、1
つの通信ブロックの送信が終わるたびに制御回路4から
信号を受信して、電子スイッチ37を切り換えるための
信号を発生するように構成すればよい。
【0046】次に動作について説明する。この実施例に
おいては、図8で示した送信回路5Bを用いて、送信の
強度を一回の通信ブロックの送信ごとに、送信切り替え
信号発生手段38からの信号により切り替えて変化させ
て、スイッチ37がOFFの時はアンテナ回路36から
の出力が弱くなり、スイッチ37がONの時はアンテナ
回路36からの出力が強くなる。この切り換えを一回の
通信ブロックの送信ごとに行い、遠距離ではスイッチ3
7がONの時に通信を行い、近距離ではスイッチ37が
OFFの時に通信を行うようにすることで、近距離から
遠距離まで同じアンテナを用いて良好な通信を行う事が
できる。
おいては、図8で示した送信回路5Bを用いて、送信の
強度を一回の通信ブロックの送信ごとに、送信切り替え
信号発生手段38からの信号により切り替えて変化させ
て、スイッチ37がOFFの時はアンテナ回路36から
の出力が弱くなり、スイッチ37がONの時はアンテナ
回路36からの出力が強くなる。この切り換えを一回の
通信ブロックの送信ごとに行い、遠距離ではスイッチ3
7がONの時に通信を行い、近距離ではスイッチ37が
OFFの時に通信を行うようにすることで、近距離から
遠距離まで同じアンテナを用いて良好な通信を行う事が
できる。
【0047】この実施例では送信時に特徴があるので、
送信アンテナ回路36に送信に適した直列共振回路を用
いた例を示したが、その場合に限らず、並列共振回路を
用いてもよく、さらに、ループアンテナ以外のどのよう
な構造のアンテナにも適用することができ、その場合も
同様の効果を得ることができる。また、アンテナの形状
については、実施例1に示すような平行でない2平面を
有するL字型等にしてもよい。この実施例による送信回
路5Bを用いることにより、近距離通信用と遠距離通信
用とでリーダライタ及びアンテナを取り換えることな
く、近距離から遠距離まで同一のアンテナを用いて通信
を行う事ができる。
送信アンテナ回路36に送信に適した直列共振回路を用
いた例を示したが、その場合に限らず、並列共振回路を
用いてもよく、さらに、ループアンテナ以外のどのよう
な構造のアンテナにも適用することができ、その場合も
同様の効果を得ることができる。また、アンテナの形状
については、実施例1に示すような平行でない2平面を
有するL字型等にしてもよい。この実施例による送信回
路5Bを用いることにより、近距離通信用と遠距離通信
用とでリーダライタ及びアンテナを取り換えることな
く、近距離から遠距離まで同一のアンテナを用いて通信
を行う事ができる。
【0048】実施例5.この実施例は、実施例3と実施
例4とを組み合わせて用いたものである。この実施例に
おいては、図2の送受信回路5の送信回路部分を、図9
に示すように、図8の送信回路5Bと図6の送信回路5
Aとを直列に接続したものから構成する。この場合、増
幅器26は重複するため1つだけ設けるようにしてもよ
い。また、図10に示すように、抵抗34または27
に、2つの抵抗28及び35を並列に接続し、それらを
それぞれスイッチ31及び38で切り換えて使用するよ
うな構造にしてもよい。この実施例によれば、図9及び
図10のいずれの構造においても、図11の(a)及び
(b)のような通信可能なアクセスエリア32a、33
a、32b及び33bを得ることができる。ここで、図
11の(a)は送信強度が弱い時を示したもので、トリ
ガ信号送信時のアクセスエリア33a及びデータ送信時
のアクセスエリア32aを示している。また、図11の
(b)は送信強度が強い時を示したもので、データ送信
時のアクセスエリア33b及びデータ送信時のアクセス
エリア32bを示している。この実施例による回路を用
いた場合、近距離から遠距離までの通信が可能となると
同時に、移動しながらの利用にたいしても、トリガ信号
の送信強度をデータ信号の送信強度よりも弱くしたた
め、トリガ信号だけを受信し、その後のデータ信号につ
いては受信できないということがなく、その通信精度を
あげることが可能である。
例4とを組み合わせて用いたものである。この実施例に
おいては、図2の送受信回路5の送信回路部分を、図9
に示すように、図8の送信回路5Bと図6の送信回路5
Aとを直列に接続したものから構成する。この場合、増
幅器26は重複するため1つだけ設けるようにしてもよ
い。また、図10に示すように、抵抗34または27
に、2つの抵抗28及び35を並列に接続し、それらを
それぞれスイッチ31及び38で切り換えて使用するよ
うな構造にしてもよい。この実施例によれば、図9及び
図10のいずれの構造においても、図11の(a)及び
(b)のような通信可能なアクセスエリア32a、33
a、32b及び33bを得ることができる。ここで、図
11の(a)は送信強度が弱い時を示したもので、トリ
ガ信号送信時のアクセスエリア33a及びデータ送信時
のアクセスエリア32aを示している。また、図11の
(b)は送信強度が強い時を示したもので、データ送信
時のアクセスエリア33b及びデータ送信時のアクセス
エリア32bを示している。この実施例による回路を用
いた場合、近距離から遠距離までの通信が可能となると
同時に、移動しながらの利用にたいしても、トリガ信号
の送信強度をデータ信号の送信強度よりも弱くしたた
め、トリガ信号だけを受信し、その後のデータ信号につ
いては受信できないということがなく、その通信精度を
あげることが可能である。
【0049】また、上記の送信回路のアンテナの形状を
実施例1で示したアンテナ22及び24のようにした
り、実施例2で示したように2つのアンテナから構成し
て時分割の通信方法を組み入れるようにしてもよく、そ
の場合には、通信の信頼性をより高めたデータ授受を行
うことができる。
実施例1で示したアンテナ22及び24のようにした
り、実施例2で示したように2つのアンテナから構成し
て時分割の通信方法を組み入れるようにしてもよく、そ
の場合には、通信の信頼性をより高めたデータ授受を行
うことができる。
【0050】実施例6.この実施例は、リーダライタ及
び非接触ICカードからの電波を中継するための中継手
段であるレピーターを設けることにより、通信可能なア
クセスエリアを広げるようにしたものである。図18及
び図19で示したように従来のリーダライタ1において
は、1つのリーダライタ1に対しアンテナ6は1つであ
るため、外部機器2の制御により通信を行える領域はア
ンテナ6で得られるアクセスエリア18aのみで(図2
2参照)、非接触ICカード8の向きによっては、図2
3に示すように著しく狭い領域であり、それ以外の領域
で通信を行おうとすると、外部機器2及びリーダライタ
1をそれぞれ別個にもう1つ設けるしかなく、容易に通
信可能領域の拡大を図るということが出来なかった。
び非接触ICカードからの電波を中継するための中継手
段であるレピーターを設けることにより、通信可能なア
クセスエリアを広げるようにしたものである。図18及
び図19で示したように従来のリーダライタ1において
は、1つのリーダライタ1に対しアンテナ6は1つであ
るため、外部機器2の制御により通信を行える領域はア
ンテナ6で得られるアクセスエリア18aのみで(図2
2参照)、非接触ICカード8の向きによっては、図2
3に示すように著しく狭い領域であり、それ以外の領域
で通信を行おうとすると、外部機器2及びリーダライタ
1をそれぞれ別個にもう1つ設けるしかなく、容易に通
信可能領域の拡大を図るということが出来なかった。
【0051】図10は、この実施例におけるレピーター
52の構成を示したブロック図である。レピーター52
は、図12に示すように、制御を行うためのCPU(図
示せず)とCPUの動作プログラムを格納しているRO
M(図示せず)とを有する制御回路41と、電波により
データを受信するための受信アンテナ共振回路42と、
受信した電波をデジタル信号に復調するための復調回路
43と、復調された信号を一時的に記録しておくための
RAM44と、デジタル信号をアナログ信号に変調する
ための変調回路45と、変調回路45及び復調回路43
とに電気的に接続されて信号の入出力を制御する入出力
制御回路47と、信号を外部に送信するための送信アン
テナ共振回路46と、制御回路41、入出力制御回路4
7及びRAM44とを電気的に接続している内部バス4
0とから構成されている。アンテナ共振回路42及び4
6は別個に設けずに、1つ設けて共通に用いるようにし
てもよい。また、変調回路45及び復調回路43もまと
めて1つの変復調回路としてもよい。
52の構成を示したブロック図である。レピーター52
は、図12に示すように、制御を行うためのCPU(図
示せず)とCPUの動作プログラムを格納しているRO
M(図示せず)とを有する制御回路41と、電波により
データを受信するための受信アンテナ共振回路42と、
受信した電波をデジタル信号に復調するための復調回路
43と、復調された信号を一時的に記録しておくための
RAM44と、デジタル信号をアナログ信号に変調する
ための変調回路45と、変調回路45及び復調回路43
とに電気的に接続されて信号の入出力を制御する入出力
制御回路47と、信号を外部に送信するための送信アン
テナ共振回路46と、制御回路41、入出力制御回路4
7及びRAM44とを電気的に接続している内部バス4
0とから構成されている。アンテナ共振回路42及び4
6は別個に設けずに、1つ設けて共通に用いるようにし
てもよい。また、変調回路45及び復調回路43もまと
めて1つの変復調回路としてもよい。
【0052】図13は、リーダライタ1と非接触ICカ
ード8との間の通信が可能なアクセスエリア48、リー
ダライタ1とレピーター52との間の通信が可能なアク
セスエリア49、レピーター52と非接触ICカード8
との間の通信が可能なアクセスエリア50、および、レ
ピーター52とリーダライタ1との間の通信が可能なア
クセスエリア51を示したものである。リーダライタ1
には、アンテナ53が接続されている。
ード8との間の通信が可能なアクセスエリア48、リー
ダライタ1とレピーター52との間の通信が可能なアク
セスエリア49、レピーター52と非接触ICカード8
との間の通信が可能なアクセスエリア50、および、レ
ピーター52とリーダライタ1との間の通信が可能なア
クセスエリア51を示したものである。リーダライタ1
には、アンテナ53が接続されている。
【0053】次に動作について説明する。レピーター5
2は、受信した電波を一時的にRAM44に蓄えて、一
つの通信ブロックを受信し終わったら、直ちに増幅回路
(図示せず)により増幅してアンテナ回路46から送信
するもので、データ内容の処理は一切行わず、機能その
ものは電波を受信したら一時的に蓄えてすぐ送り返すも
のである。
2は、受信した電波を一時的にRAM44に蓄えて、一
つの通信ブロックを受信し終わったら、直ちに増幅回路
(図示せず)により増幅してアンテナ回路46から送信
するもので、データ内容の処理は一切行わず、機能その
ものは電波を受信したら一時的に蓄えてすぐ送り返すも
のである。
【0054】実際の利用方法について図13を基に説明
する。従来のリーダライタ1と非接触ICカード8との
間の通信可能な領域は図13のアクセスエリア48のみ
であったが、この実施例においては、レピーター52を
設けることでレピーター52と非接触ICカード8との
間のアクセスエリア50においても外部機器2による制
御が可能になる。ここで、非接触ICカード8が小型化
され、限られた寸法内でその機能をすべて行うように設
計されているため、その送受信特性がリーダライタ1や
レピーター52に比べ悪いため、リーダライタ1とレピ
ーター52との間のアクセスエリア49や51に比べ
て、非接触ICカード8のアクセスエリア48及び50
は著しく狭くなっている。リーダライタ1と非接触IC
カード8との間のアクセスエリア48より遠い位置にレ
ピータ52を設置することで、外部機器2により制御で
きる領域を大幅に広げることができる。
する。従来のリーダライタ1と非接触ICカード8との
間の通信可能な領域は図13のアクセスエリア48のみ
であったが、この実施例においては、レピーター52を
設けることでレピーター52と非接触ICカード8との
間のアクセスエリア50においても外部機器2による制
御が可能になる。ここで、非接触ICカード8が小型化
され、限られた寸法内でその機能をすべて行うように設
計されているため、その送受信特性がリーダライタ1や
レピーター52に比べ悪いため、リーダライタ1とレピ
ーター52との間のアクセスエリア49や51に比べ
て、非接触ICカード8のアクセスエリア48及び50
は著しく狭くなっている。リーダライタ1と非接触IC
カード8との間のアクセスエリア48より遠い位置にレ
ピータ52を設置することで、外部機器2により制御で
きる領域を大幅に広げることができる。
【0055】具体的にレピータ52と非接触ICカード
8との間のアクセスエリア50内に非接触ICカード8
があった場合の非接触ICカード8内のデータ読み出し
処理について説明する。リーダライタ1と非接触ICカ
ード8との通信可能な領域はアクセスエリア48内であ
るので、直接、リーダライタ1と非接触ICカード8と
の間では通信できないが、リーダライタ1とレピーター
52とは、非接触ICカード8より送受信特性が優れて
いるため、レピーター52を介することで通信が可能と
なる。レピーター52は、リーダライタ1から非接触I
Cカード8内のデータ読み出し信号を受信したら、特に
処理を行わずに、単純にそれを非接触ICカード8へ送
信する。この時データ読み出し信号は、リーダライタ1
のアンテナ53でも受信するが、リーダライタ1内でそ
れを非接触ICカード8等からの信号と識別することで
受信しないようにする。非接触ICカード8は、いま、
レピーター52のアクセスエリア50内に設置されてい
るため、データ読み出し信号をレピーター52から受信
し、動作を開始して、内部のデータを送り返す。送り返
されたデータは一度レピーター52で受信され、レピー
ター52によりリーダライタ1へ送信されるため、リー
ダライタ1でそのデータを受信する事が可能となる。
8との間のアクセスエリア50内に非接触ICカード8
があった場合の非接触ICカード8内のデータ読み出し
処理について説明する。リーダライタ1と非接触ICカ
ード8との通信可能な領域はアクセスエリア48内であ
るので、直接、リーダライタ1と非接触ICカード8と
の間では通信できないが、リーダライタ1とレピーター
52とは、非接触ICカード8より送受信特性が優れて
いるため、レピーター52を介することで通信が可能と
なる。レピーター52は、リーダライタ1から非接触I
Cカード8内のデータ読み出し信号を受信したら、特に
処理を行わずに、単純にそれを非接触ICカード8へ送
信する。この時データ読み出し信号は、リーダライタ1
のアンテナ53でも受信するが、リーダライタ1内でそ
れを非接触ICカード8等からの信号と識別することで
受信しないようにする。非接触ICカード8は、いま、
レピーター52のアクセスエリア50内に設置されてい
るため、データ読み出し信号をレピーター52から受信
し、動作を開始して、内部のデータを送り返す。送り返
されたデータは一度レピーター52で受信され、レピー
ター52によりリーダライタ1へ送信されるため、リー
ダライタ1でそのデータを受信する事が可能となる。
【0056】この通信形態を利用すれば、レピーター5
2のアクセスエリア50でも1台の外部機器2により非
接触ICカード8の制御が可能になる。尚、この実施例
では、受信アンテナ42に受信に適した並列共振回路
を、送信アンテナ46に送信に適した直列共振回路を用
いたが、その場合に限らず、どのような構造のアンテナ
も用いることが出来、その場合においても同様の効果を
得ることができる。また、レピーター52を複数台用い
て、より通信可能なアクセスエリアの拡大を図ることも
可能である。以上のように、この実施例によるレピータ
ー52を用いることで、外部機器2を増設する必要もな
く、1台の外部機器2の制御による通信可能なアクセス
エリアの拡大を容易にかつ大幅に図ることが可能であ
り、それにより、遠距離での通信の信頼性をも向上させ
ることができ、データ送受信不良による誤動作を防止す
ることができる。またレピーター52そのものはオフラ
インで処理を行うため設置場所の制限を受けず自由な設
置ができ、現在のシステムを変更することなく、レピー
ター52を設置するだけで手軽に通信範囲の拡大が図れ
る。
2のアクセスエリア50でも1台の外部機器2により非
接触ICカード8の制御が可能になる。尚、この実施例
では、受信アンテナ42に受信に適した並列共振回路
を、送信アンテナ46に送信に適した直列共振回路を用
いたが、その場合に限らず、どのような構造のアンテナ
も用いることが出来、その場合においても同様の効果を
得ることができる。また、レピーター52を複数台用い
て、より通信可能なアクセスエリアの拡大を図ることも
可能である。以上のように、この実施例によるレピータ
ー52を用いることで、外部機器2を増設する必要もな
く、1台の外部機器2の制御による通信可能なアクセス
エリアの拡大を容易にかつ大幅に図ることが可能であ
り、それにより、遠距離での通信の信頼性をも向上させ
ることができ、データ送受信不良による誤動作を防止す
ることができる。またレピーター52そのものはオフラ
インで処理を行うため設置場所の制限を受けず自由な設
置ができ、現在のシステムを変更することなく、レピー
ター52を設置するだけで手軽に通信範囲の拡大が図れ
る。
【0057】実施例7.図14及び図15は本発明の他
の実施例を示したものである。この実施例は、図15に
示すように、1台のリーダライタ1Dに2台の送受信ア
ンテナ56及び57を設けて、リーダライタ1Dと非接
触ICカード8との通信が可能なアクセスエリアを広げ
るようにしたものである。この実施例におけるリーダラ
イタ1Dは、送受信アンテナ56及び57を時分割で所
定時間毎に切り替えながら通信をおこなうものである。
この実施例においては、2台の送受信アンテナ56及び
57を、互いの送受信アンテナ56及び57が干渉しな
い離れた位置に配置することにより、手軽に通信範囲の
拡大を図ることが可能である。
の実施例を示したものである。この実施例は、図15に
示すように、1台のリーダライタ1Dに2台の送受信ア
ンテナ56及び57を設けて、リーダライタ1Dと非接
触ICカード8との通信が可能なアクセスエリアを広げ
るようにしたものである。この実施例におけるリーダラ
イタ1Dは、送受信アンテナ56及び57を時分割で所
定時間毎に切り替えながら通信をおこなうものである。
この実施例においては、2台の送受信アンテナ56及び
57を、互いの送受信アンテナ56及び57が干渉しな
い離れた位置に配置することにより、手軽に通信範囲の
拡大を図ることが可能である。
【0058】この実施例におけるリーダライタ1Dは、
図14に示されるように、外部機器2と信号のやりとり
を行う入出力回路3と、リーダライタ1Dの動作の制御
をするための制御回路4と、信号の変復調を行うととも
に信号の増幅を行う送受信増幅回路59と、送受信アン
テナ56及び57を切り換えるアンテナ切り換え回路5
8とから構成されている。次に、その動作について説明
する。リーダライタ1D内に設けられたアンテナ切り換
え回路58により、データの受け渡しを行う送受信アン
テナ56及び57を時分割で所定時間毎に切り換えてそ
れぞれの送受信アンテナ56または57のアクセスエリ
ア内で通信を行う。この実施例におけるリーダライタ1
Dを用いることで、1台の外部機器2及び1台のリーダ
ライタで、非接触ICカード8との通信可能なアクセス
エリアの拡大を容易に図ることが可能で、それにより通
信の信頼性を向上させることができる。
図14に示されるように、外部機器2と信号のやりとり
を行う入出力回路3と、リーダライタ1Dの動作の制御
をするための制御回路4と、信号の変復調を行うととも
に信号の増幅を行う送受信増幅回路59と、送受信アン
テナ56及び57を切り換えるアンテナ切り換え回路5
8とから構成されている。次に、その動作について説明
する。リーダライタ1D内に設けられたアンテナ切り換
え回路58により、データの受け渡しを行う送受信アン
テナ56及び57を時分割で所定時間毎に切り換えてそ
れぞれの送受信アンテナ56または57のアクセスエリ
ア内で通信を行う。この実施例におけるリーダライタ1
Dを用いることで、1台の外部機器2及び1台のリーダ
ライタで、非接触ICカード8との通信可能なアクセス
エリアの拡大を容易に図ることが可能で、それにより通
信の信頼性を向上させることができる。
【0059】この実施例では、送受信アンテナ56及び
57にLC並列共振回路を用いたが、その場合に限ら
ず、どのような構成のアンテナを用いて通信を行っても
よく、その場合においても同様の効果が得られる。ま
た、実施例1で示したようにアンテナ形状をL字型にし
てもよく、その場合は、よりアクセスエリアが広がり、
より通信の信頼性を高めることができる。また、送受信
アンテナを3台以上用いて、より通信エリアの拡大を図
ることも可能である。
57にLC並列共振回路を用いたが、その場合に限ら
ず、どのような構成のアンテナを用いて通信を行っても
よく、その場合においても同様の効果が得られる。ま
た、実施例1で示したようにアンテナ形状をL字型にし
てもよく、その場合は、よりアクセスエリアが広がり、
より通信の信頼性を高めることができる。また、送受信
アンテナを3台以上用いて、より通信エリアの拡大を図
ることも可能である。
【0060】実施例8.図16は、本発明の他の実施例
によるリーダライタ及びその送受信アンテナの背面を示
したものである。この実施例による送受信アンテナ70
には、図16に示すように、リーダライタ1と接続する
ための接続部72a及び72bを2箇所設け、その接続
をコネクタ形式にして、アンテナケーブル6aを接続部
72a及び72bの何れにでも自由に接続できるように
したものである。
によるリーダライタ及びその送受信アンテナの背面を示
したものである。この実施例による送受信アンテナ70
には、図16に示すように、リーダライタ1と接続する
ための接続部72a及び72bを2箇所設け、その接続
をコネクタ形式にして、アンテナケーブル6aを接続部
72a及び72bの何れにでも自由に接続できるように
したものである。
【0061】従来のアンテナ6においては、図25に示
すように、通常、リーダライタ1の本体と接続する接続
部6bが一箇所しか設けられていないので、設置条件に
よっては、図26のようにアンテナケーブル6aがアン
テナ6の背面を通らなければならないことがあった。ア
ンテナ6は、上述したようにループアンテナから構成さ
れており、その指向特性からアンテナ面の前面及び背面
が最も感度の良いアクセスエリアである。ところが、そ
の最も感度のよいアクセスエリア内に信号を伝送するア
ンテナケーブル6aが存在すると、互いの信号に干渉し
あい、ノイズとして受信してしまい、正常なデータ授受
が行えなくなるという問題点があった。
すように、通常、リーダライタ1の本体と接続する接続
部6bが一箇所しか設けられていないので、設置条件に
よっては、図26のようにアンテナケーブル6aがアン
テナ6の背面を通らなければならないことがあった。ア
ンテナ6は、上述したようにループアンテナから構成さ
れており、その指向特性からアンテナ面の前面及び背面
が最も感度の良いアクセスエリアである。ところが、そ
の最も感度のよいアクセスエリア内に信号を伝送するア
ンテナケーブル6aが存在すると、互いの信号に干渉し
あい、ノイズとして受信してしまい、正常なデータ授受
が行えなくなるという問題点があった。
【0062】この実施例によれば、送受信アンテナ70
とリーダライタ1とがどのような位置関係にあっても、
接続部72a及び72bを選択して接続することがで
き、アンテナケーブル6aがアンテナ70の背面を通ら
ないように接続することができる。そのため、図26の
従来例に示したようなアンテナケーブル6aとアンテナ
6との間の信号の干渉がノイズとなって、正常な通信が
行えなくなるというようなことを防ぐことが出来る。
とリーダライタ1とがどのような位置関係にあっても、
接続部72a及び72bを選択して接続することがで
き、アンテナケーブル6aがアンテナ70の背面を通ら
ないように接続することができる。そのため、図26の
従来例に示したようなアンテナケーブル6aとアンテナ
6との間の信号の干渉がノイズとなって、正常な通信が
行えなくなるというようなことを防ぐことが出来る。
【0063】また、従来のリーダライタ1の本体とアン
テナ6とはアンテナケーブル6aにより接続されてお
り、それらの接続部6bは1箇所に固定されているた
め、その伝送経路は余り延ばすことができず、設置条件
によっては、アンテナ6とリーダライタ1とが近距離に
設置され、互いに出力する信号及びノイズによりデータ
の授受が正常に行えなくなるという問題点もあったが、
この実施例によれば、接続部72a及び72bを選択す
ることにより、リーダライタ1の本体とアンテナ70と
を離して配置できるので、互いの出力する信号及びノイ
ズに対しても干渉を防ぐことができ、信号の干渉による
誤動作を未然に防ぐことができる。
テナ6とはアンテナケーブル6aにより接続されてお
り、それらの接続部6bは1箇所に固定されているた
め、その伝送経路は余り延ばすことができず、設置条件
によっては、アンテナ6とリーダライタ1とが近距離に
設置され、互いに出力する信号及びノイズによりデータ
の授受が正常に行えなくなるという問題点もあったが、
この実施例によれば、接続部72a及び72bを選択す
ることにより、リーダライタ1の本体とアンテナ70と
を離して配置できるので、互いの出力する信号及びノイ
ズに対しても干渉を防ぐことができ、信号の干渉による
誤動作を未然に防ぐことができる。
【0064】この実施例では、アンテナ70に長方形型
のアンテナを用いたが、その場合に限らず、図1に示し
たようなL字型のアンテナにも適用することができる。
また、図17(a)に示すような正方形型のアンテナ7
4を用いて、接続部75をアンテナ74の一角に一箇所
設け、設置状況に応じてアンテナ74を図中の矢印77
方向に時計回りに90°回転させて、図17(b)に示
すようにして利用するようにしてもよく、この場合も、
上述の実施例と同様に、アンテナ74の背面をアンテナ
ケーブル6aが通ることはなく、同様の効果が得られ
る。以上のように、この実施例によるアンテナをもちい
ることで、設置条件及び使用状況によらず、アンテナ、
アンテナケーブル、および、リーダライタ本体の信号の
干渉を未然に防ぎ誤動作を防止することが可能である。
のアンテナを用いたが、その場合に限らず、図1に示し
たようなL字型のアンテナにも適用することができる。
また、図17(a)に示すような正方形型のアンテナ7
4を用いて、接続部75をアンテナ74の一角に一箇所
設け、設置状況に応じてアンテナ74を図中の矢印77
方向に時計回りに90°回転させて、図17(b)に示
すようにして利用するようにしてもよく、この場合も、
上述の実施例と同様に、アンテナ74の背面をアンテナ
ケーブル6aが通ることはなく、同様の効果が得られ
る。以上のように、この実施例によるアンテナをもちい
ることで、設置条件及び使用状況によらず、アンテナ、
アンテナケーブル、および、リーダライタ本体の信号の
干渉を未然に防ぎ誤動作を防止することが可能である。
【0065】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、非接触ICカ
ード用リーダライタのアンテナ部を、互いに角度をなす
複数の基板と、その複数の基板にわたって設けられた巻
回している1つの導線とから構成するようにしたので、
非接触ICカードがどのような向きに設けられている場
合においても、アンテナ部のいずれかの基板と非接触I
Cカードとが必ず垂直でない位置関係になるので、非接
触ICカードからみてアンテナ部の指向特性は均一とな
り、カード利用者は非接触ICカードの向きを考えるこ
となく、正常な通信を常に行うことができ、送受信不良
による誤動作を防止することができるので、通信の信頼
性を向上させることができるという効果が得られる。
ード用リーダライタのアンテナ部を、互いに角度をなす
複数の基板と、その複数の基板にわたって設けられた巻
回している1つの導線とから構成するようにしたので、
非接触ICカードがどのような向きに設けられている場
合においても、アンテナ部のいずれかの基板と非接触I
Cカードとが必ず垂直でない位置関係になるので、非接
触ICカードからみてアンテナ部の指向特性は均一とな
り、カード利用者は非接触ICカードの向きを考えるこ
となく、正常な通信を常に行うことができ、送受信不良
による誤動作を防止することができるので、通信の信頼
性を向上させることができるという効果が得られる。
【0066】請求項2の発明によれば、非接触ICカー
ド用リーダライタのアンテナ部を、互いに角度をなし離
間して設けた複数の基板と、その複数の基板のそれぞれ
に設けられた巻回している導線とから構成するようにし
たので、非接触ICカードがどのような向きに設けられ
ている場合においても、アンテナ部のいずれかの基板と
非接触ICカードとが必ずほぼ平行な位置関係になるの
で、正常な通信を常に行うことができるとともに、自由
な角度に複数の基板を設けることができるので、利便性
をさらに向上させることができるという効果が得られ
る。
ド用リーダライタのアンテナ部を、互いに角度をなし離
間して設けた複数の基板と、その複数の基板のそれぞれ
に設けられた巻回している導線とから構成するようにし
たので、非接触ICカードがどのような向きに設けられ
ている場合においても、アンテナ部のいずれかの基板と
非接触ICカードとが必ずほぼ平行な位置関係になるの
で、正常な通信を常に行うことができるとともに、自由
な角度に複数の基板を設けることができるので、利便性
をさらに向上させることができるという効果が得られ
る。
【0067】請求項3の発明によれば、アンテナ部が、
離間して設けられた複数の基板から構成され、その複数
の基板に設けられた導線を所定時間ごとに切り替えて使
用する通信制御手段を設けるようにしたので、非接触I
Cカードの向きによらず、通信の行いやすい方の基板に
設けられた導線を用いて通信を行うことができ、通信の
信頼性が向上するという効果が得られる。
離間して設けられた複数の基板から構成され、その複数
の基板に設けられた導線を所定時間ごとに切り替えて使
用する通信制御手段を設けるようにしたので、非接触I
Cカードの向きによらず、通信の行いやすい方の基板に
設けられた導線を用いて通信を行うことができ、通信の
信頼性が向上するという効果が得られる。
【0068】請求項4の発明によれば、非接触ICカー
ドにトリガ信号を送るときとデータ信号を送るときとで
送信強度を切り替えるための信号別切り替え手段を設け
て、データ信号を送信するときの送信強度をトリガ信号
を送信するときの送信強度よりも強くするようにしたの
で、トリガ信号で非接触ICカードが起動した場合に
は、その後に続いて送信されてくるデータ信号をも非接
触ICカードが確実にかつ正常に受信することができる
という効果が得られる。
ドにトリガ信号を送るときとデータ信号を送るときとで
送信強度を切り替えるための信号別切り替え手段を設け
て、データ信号を送信するときの送信強度をトリガ信号
を送信するときの送信強度よりも強くするようにしたの
で、トリガ信号で非接触ICカードが起動した場合に
は、その後に続いて送信されてくるデータ信号をも非接
触ICカードが確実にかつ正常に受信することができる
という効果が得られる。
【0069】請求項5の発明によれば、1回の送信毎に
送信強度を交互に切り替えて、複数の送信強度で同一内
容の電磁波を送信するようにしたので、遠距離通信時と
近距離通信時とでアンテナを取り換える必要もなく、同
一のアンテナ部を用いて遠距離通信と近距離通信との両
方を良好に行うことができるので、現在用いている通信
システムを大幅に変更する事なく、容易に通信可能領域
を広げることができるという効果が得られる。
送信強度を交互に切り替えて、複数の送信強度で同一内
容の電磁波を送信するようにしたので、遠距離通信時と
近距離通信時とでアンテナを取り換える必要もなく、同
一のアンテナ部を用いて遠距離通信と近距離通信との両
方を良好に行うことができるので、現在用いている通信
システムを大幅に変更する事なく、容易に通信可能領域
を広げることができるという効果が得られる。
【0070】請求項6の発明によれば、トリガ信号送信
時とデータ信号送信時とで送信強度を切り替えるための
信号別送信強度切り替え手段と、1回の送信毎に送信強
度を交互に切り替えるための送信強度切り替え手段とを
設けるようにしたので、遠距離通信と近距離通信との両
方を同一のアンテナ部を用いて良好に行うことができる
とともに、トリガ信号で非接触ICカードが起動した場
合、後に続くデータ信号をも確実に非接触ICカードが
受信することができるという効果が得られる。
時とデータ信号送信時とで送信強度を切り替えるための
信号別送信強度切り替え手段と、1回の送信毎に送信強
度を交互に切り替えるための送信強度切り替え手段とを
設けるようにしたので、遠距離通信と近距離通信との両
方を同一のアンテナ部を用いて良好に行うことができる
とともに、トリガ信号で非接触ICカードが起動した場
合、後に続くデータ信号をも確実に非接触ICカードが
受信することができるという効果が得られる。
【0071】請求項7の発明によれば、アンテナ部を複
数個備えるようにしたので、通信可能な領域を容易に拡
大することができるという効果が得られる。
数個備えるようにしたので、通信可能な領域を容易に拡
大することができるという効果が得られる。
【0072】請求項8の発明によれば、アンテナ部のア
ンテナケーブルを接続するための接続部をリーダライタ
本体に複数個設けて、使用環境に合わせていずれかを選
択して用いるようにしたので、実際の利用状況に応じて
最も適した位置関係にリーダライタ本体とアンテナ部と
を配置することができるとともに、アンテナケーブルが
アンテナ部の背面を通ることを防ぐことができるので、
アンテナケーブルとアンテナ部との間の互いの信号の干
渉を防ぐことができ、干渉による誤動作を防止すること
ができるという効果が得られる。
ンテナケーブルを接続するための接続部をリーダライタ
本体に複数個設けて、使用環境に合わせていずれかを選
択して用いるようにしたので、実際の利用状況に応じて
最も適した位置関係にリーダライタ本体とアンテナ部と
を配置することができるとともに、アンテナケーブルが
アンテナ部の背面を通ることを防ぐことができるので、
アンテナケーブルとアンテナ部との間の互いの信号の干
渉を防ぐことができ、干渉による誤動作を防止すること
ができるという効果が得られる。
【0073】請求項9の発明によれば、非接触ICカー
ド用リーダライタのアンテナ部と非接触ICカードとの
間に中継を行うための中継手段であるリピーターを設け
るようにしたため、現在用いている通信システムを大幅
に変更する事なく、通信可能な領域を容易に拡大するこ
とができるという効果が得られる。
ド用リーダライタのアンテナ部と非接触ICカードとの
間に中継を行うための中継手段であるリピーターを設け
るようにしたため、現在用いている通信システムを大幅
に変更する事なく、通信可能な領域を容易に拡大するこ
とができるという効果が得られる。
【図1】 本発明の実施例1における非接触ICカード
用リーダライタの通信システムの構成を示した斜視図で
ある。
用リーダライタの通信システムの構成を示した斜視図で
ある。
【図2】 図1の非接触ICカード用リーダライタの構
造を示したブロック図である。
造を示したブロック図である。
【図3】 本発明の実施例1による非接触ICカード用
リーダライタのアンテナの他の形状例を示したブロック
図である。
リーダライタのアンテナの他の形状例を示したブロック
図である。
【図4】 本発明の実施例2における非接触ICカード
用リーダライタの通信システムの構成を示したブロック
図である。
用リーダライタの通信システムの構成を示したブロック
図である。
【図5】 図4の非接触ICカード用リーダライタにお
けるアンテナの指向特性を示した指向特性図である。
けるアンテナの指向特性を示した指向特性図である。
【図6】 本発明の実施例3における非接触ICカード
用リーダライタに設けられた送信回路の構成を示したブ
ロック図である。
用リーダライタに設けられた送信回路の構成を示したブ
ロック図である。
【図7】 図6の送信回路により切り替えられたトリガ
信号送信時とデータ信号送信時との通信可能領域を示し
た指向特性図である。
信号送信時とデータ信号送信時との通信可能領域を示し
た指向特性図である。
【図8】 本発明の実施例4における非接触ICカード
用リーダライタに設けられた送信回路の構成を示したブ
ロック図である。
用リーダライタに設けられた送信回路の構成を示したブ
ロック図である。
【図9】 本発明の実施例5における非接触ICカード
用リーダライタに設けられた送信回路の構成を示したブ
ロック図である。
用リーダライタに設けられた送信回路の構成を示したブ
ロック図である。
【図10】 本発明の実施例5における非接触ICカー
ド用リーダライタに設けられた送信回路の他の構成例を
示したブロック図である。
ド用リーダライタに設けられた送信回路の他の構成例を
示したブロック図である。
【図11】 本発明の実施例5における近距離通信時と
遠距離通信時との通信可能領域を示した指向特性図であ
る。
遠距離通信時との通信可能領域を示した指向特性図であ
る。
【図12】 本発明の実施例6における中継手段である
レピーターの構成を示したブロック図である。
レピーターの構成を示したブロック図である。
【図13】 図12のレピーターを用いた場合の通信可
能領域を示した指向特性図である。
能領域を示した指向特性図である。
【図14】 本発明の実施例7における非接触ICカー
ド用リーダライタの構成を示したブロック図である。
ド用リーダライタの構成を示したブロック図である。
【図15】 図14の非接触ICカード用リーダライタ
を用いた通信システムを示した斜視図である。
を用いた通信システムを示した斜視図である。
【図16】 本発明の実施例8における非接触ICカー
ド用リーダライタのアンテナを示した背面図である。
ド用リーダライタのアンテナを示した背面図である。
【図17】 本発明の実施例8における非接触ICカー
ド用リーダライタのアンテナの他の例を示した背面図で
ある。
ド用リーダライタのアンテナの他の例を示した背面図で
ある。
【図18】 従来の非接触ICカード用リーダライタを
用いた従来の通信システムを示した斜視図である。
用いた従来の通信システムを示した斜視図である。
【図19】 図16の通信システムの構造を示したブロ
ック図である。
ック図である。
【図20】 従来の非接触ICカードの構造を示したブ
ロック図である。
ロック図である。
【図21】 従来の平面ループアンテナの指向特性を示
した指向特性図である。
した指向特性図である。
【図22】 従来の平面ループアンテナと非接触ICカ
ードとの指向特性を示した指向特性図である。
ードとの指向特性を示した指向特性図である。
【図23】 従来の平面ループアンテナと非接触ICカ
ードとの指向特性を示した指向特性図である。
ードとの指向特性を示した指向特性図である。
【図24】 従来の非接触ICカード用リーダライタが
出力を大きくした場合の指向特性を示した上面図であ
る。
出力を大きくした場合の指向特性を示した上面図であ
る。
【図25】 従来の非接触ICカード用リーダライタの
アンテナを示した背面図である。
アンテナを示した背面図である。
【図26】 従来の非接触ICカード用リーダライタの
アンテナを示した背面図である。
アンテナを示した背面図である。
1,1A,1B,1C,1D 非接触ICカード用リー
ダライタ、2 外部機器(外部ホスト装置)、5A,5
B 送信回路、6,22,24,25 アンテナ、6a
アンテナケーブル、6b 接続部、8 非接触ICカ
ード、52 レピーター(中継手段)。
ダライタ、2 外部機器(外部ホスト装置)、5A,5
B 送信回路、6,22,24,25 アンテナ、6a
アンテナケーブル、6b 接続部、8 非接触ICカ
ード、52 レピーター(中継手段)。
Claims (9)
- 【請求項1】 非接触ICカードと外部ホスト装置との
通信を行うための非接触ICカード用リーダライタであ
って、 上記外部ホスト装置に電気的に接続され、上記通信の制
御を行うためのリーダライタ本体と、 上記リーダライタ本体の外部に設けられ、上記リーダラ
イタ本体に電気的に接続されて、電磁波による信号を上
記非接触ICカードとの間で非接触で送受信するための
アンテナ部とを備え、 上記アンテナ部が、互いに角度をなす複数の平面を有す
る基板と、上記複数の平面上に亙って同軸に巻回された
導線とを備えていることを特徴とする非接触ICカード
用リーダライタ。 - 【請求項2】 非接触ICカードと外部ホスト装置との
通信を行うための非接触ICカード用リーダライタであ
って、 上記外部ホスト装置に電気的に接続され、上記通信の制
御を行うためのリーダライタ本体と、 上記リーダライタ本体の外部に設けられ、上記リーダラ
イタ本体に電気的に接続されて、電磁波による信号を上
記非接触ICカードとの間で非接触で送受信するための
アンテナ部とを備え、 上記アンテナ部が、互いに角度をなし、かつ、離間して
設けられた複数の基板と、上記複数の各基板上にそれぞ
れ巻回された導線とから構成されていることを特徴とす
る非接触ICカード用リーダライタ。 - 【請求項3】 上記リーダライタ本体が、 上記外部ホスト装置に電気的に接続され、上記外部ホス
ト装置との双方向信号の入出力を行うための入出力手段
と、 上記アンテナ部によって送受信された上記電磁波を変復
調するための送受信手段と、 上記入出力手段と送受信手段との間に電気的に接続され
通信の制御を行うための制御手段と、 上記複数の基板上の上記導線を時分割で切り替えて使用
するための通信制御手段とを備えていることを特徴とす
る請求項2記載の非接触ICカード用リーダライタ。 - 【請求項4】 非接触ICカードと外部ホスト装置との
通信を行うための非接触ICカード用リーダライタであ
って、 上記外部ホスト装置に電気的に接続され、上記外部ホス
ト装置との双方向信号の入出力を行うための入出力手段
と、 電磁波による信号を上記非接触ICカードとの間で非接
触で送受信するためのアンテナ部と、 上記アンテナ部によって送受信された上記電磁波を変復
調するための送受信手段と、 上記入出力手段と送受信手段との間に電気的に接続され
制御を行うための制御手段と、 上記アンテナ部によって送信される上記電磁波の送信強
度をトリガ信号送信時とデータ信号送信時とで切り替え
るための信号別切り替え手段とを備えたことを特徴とす
る非接触ICカード用リーダライタ。 - 【請求項5】 非接触ICカードと外部ホスト装置との
通信を行うための非接触ICカード用リーダライタであ
って、 上記外部ホスト装置に電気的に接続され、上記外部ホス
ト装置との双方向信号の入出力を行うための入出力手段
と、 電磁波による信号を上記非接触ICカードとの間で非接
触で送受信するためのアンテナ部と、 上記アンテナ部によって送受信された上記電磁波を変復
調するための送受信手段と、 上記入出力手段と送受信手段との間に電気的に接続され
制御を行うための制御手段と、 複数の送信強度で同一内容の信号を送信するために、上
記電磁波の送信強度を交互に切り替えるための送信強度
切り替え手段とを備えたことを特徴とする非接触ICカ
ード用リーダライタ。 - 【請求項6】 上記アンテナ部によって送信される上記
電磁波の送信強度をトリガ信号送信時とデータ信号送信
時とで切り替えるための信号別送信強度切り替え手段を
備えたことを特徴とする請求項5記載の非接触ICカー
ド用リーダライタ。 - 【請求項7】 上記アンテナ部を複数個備えたことを特
徴とする請求項1記載の非接触ICカード用リーダライ
タ。 - 【請求項8】 上記リーダライタ本体が、上記アンテナ
部との接続を行うための接続部を選択可能に複数個備え
たことを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載の非接
触ICカード用リーダライタ。 - 【請求項9】 非接触ICカードと外部ホスト装置との
通信を行うための非接触ICカード用リーダライタシス
テムであって、 上記外部ホスト装置に電気的に接続され、上記通信の制
御を行うためのリーダライタ本体と、上記リーダライタ
本体の外部に設けられ、上記リーダライタ本体に電気的
に接続されて、電磁波による信号を上記非接触ICカー
ドとの間で非接触で送受信するためのアンテナ部とを有
するリーダライタと、 上記アンテナ部と上記非接触ICカードとの間に、それ
ぞれに離間して設けられるとともに、上記アンテナ部及
び上記非接触ICカードからの電磁波信号を送受信する
ためのアンテナ手段と、全体の制御を行うための制御手
段と、受信した電磁波信号を復調するための復調手段
と、復調された信号を一時的に格納するメモリ手段と、
一時的に格納された信号を変調するための変調手段と、
復調手段と変調手段とに電気的に接続され、信号の入出
力を制御するための入出力制御手段とを有するレピータ
ーとを備えたことを特徴とする非接触ICカード用リー
ダライタシステム。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6182434A JPH0844833A (ja) | 1994-08-03 | 1994-08-03 | 非接触icカード用リーダライタ及び非接触icカード用リーダライタシステム |
FR9509248A FR2723456B1 (fr) | 1994-08-03 | 1995-07-28 | Dispositif de lecture/ecriture pour utilisation avec une carte de circuit integre sans contact et systeme de lecture/ecriture. |
US08/510,411 US5821525A (en) | 1994-08-03 | 1995-08-02 | Reader/writer for use with non-contact IC card and reader/writer system |
DE19528445A DE19528445A1 (de) | 1994-08-03 | 1995-08-02 | Lese-/Schreibgerät zur Verwendung mit einer kontaktlosen Chipkarte und Lese-/Schreibgerät-System |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6182434A JPH0844833A (ja) | 1994-08-03 | 1994-08-03 | 非接触icカード用リーダライタ及び非接触icカード用リーダライタシステム |
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