JP2905747B2 - 非接触idカードシステム - Google Patents

非接触idカードシステム

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JP2905747B2
JP2905747B2 JP8321957A JP32195796A JP2905747B2 JP 2905747 B2 JP2905747 B2 JP 2905747B2 JP 8321957 A JP8321957 A JP 8321957A JP 32195796 A JP32195796 A JP 32195796A JP 2905747 B2 JP2905747 B2 JP 2905747B2
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耕司 山下
正典 川合
和博 本田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波搬送波でデ
ータ信号を伝送する非接触IDカードシステムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図27は識別データを無線にて送受信す
ることによって扉の開閉を行なう従来方式の非接触ID
カードシステムを示すものであり、このシステムは、I
DカードC、受信機A、信号処理部E及びドアゲートF
等から構成されている。受信機Aは、上述の受信回路と
アンテナ1から成り、アンテナ1は小型、薄型化のため
に図28及び図29に示すように、方形パッチアンテナ
が用いられている。このアンテナ1は、接地導体41の
上方に誘電体43を介して接地導体41より小さい放射
導体42が積層して配置されている。放射導体42の給
電点44には給電線45が接続してあり、また、接地導
体41の裏面にはコネクタ46が設けてある。従来のこ
のアンテナ1の特徴は、薄型であるのは勿論のこと、ア
ンテナ指向性が図29に示すように単向性を示す点であ
る。
【0003】このシステムの動作は次の通りである。図
30に示すように、通常ドアゲート(扉)Fは閉ざされ
た状態にあり、ドアゲートFを開けたい時は、ドアゲー
トF近くに立ち、IDカードのプッシュスイッチを押
す。すると、IDカードから識別データが送信される。
ドアゲートFの近くに設置された受信機Aによってその
データを受信し、信号処理部Eによってそのデータ内容
を判読してドアゲートFの解錠を行なうものである。
尚、図中の矢印はドアゲートFの移動方向を示してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の方式は、入
室時のチェックのみを行なっていたので、受信アンテナ
1の指向性は、部屋の外側を向いた単向性放射パターン
で充分であった。図30の示す斜線はアンテナ1の指向
性を示し、またその範囲内が信号検知可能領域を示すも
のである。しかしながら、このシステムを用いて入室だ
けでなく、退室のチェックを行なうとすれば、次の問題
が生じる。つまり、受信アンテナ1の指向性は、部屋の
外側に強いので、退出時における部屋の内側からの信号
は受信できないという問題を有している。
【0005】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、放射導体、接地導体の形状、構成を
工夫することにより無指向性に近いアンテナを具備した
非接触IDカードシステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、デー
タ信号を発信するアンテナ部を含む非接触IDカード
と、この非接触IDカードから出力された電波を受信す
るアンテナ部を備えた受信部からなる非接触IDカード
システムにおいて、長方形の放射導体と、この放射導体
の幅と等しく放射導体の長さより長い寸法の接地導体
と、放射導体の一方の端面と接地導体との間に配置され
る短絡板とを具備し、放射導体と接地導体とを誘電体を
挾んで積層して上記アンテナ部を構成し、該アンテナ部
の放射導体に適宜な位置に給電点を設けたものであり、
この構成により、放射導体の幅と等しく放射導体の長さ
よりも長い寸法に接地導体を形成して、放射導体のない
側の接地導体へ放射導体からの搬送波が回り込むように
してある。
【0007】
【0008】請求項の発明は、データ信号を発信する
アンテナ部を含む非接触IDカードと、この非接触ID
カードから出力された電波を受信するアンテナ部を備え
た受信部からなる非接触IDカードシステムにおいて、
上記アンテナ部は、放射導体と接地導体とを絶縁体を挾
んで積層し、放射導体の一端を短絡板を介して接地導体
に連結し、給電点は放射導体の適宜な位置に設けられて
構成され、接地導体を複数に分割し、分割されたそれぞ
れの部位の一部あるいは全部が電気信号で制御されるス
イッチング手段で結んだものであり、この構成により、
スイッチング手段をスイッチングさせて、分割した任意
の接地導体を使用して、アンテナの放射特性を変化させ
るようにしてある。
【0009】請求項においては、データ信号を発信す
アンテナ部を含む非接触IDカードと、この非接触I
Dカードから出力された電波を受信するアンテナ部を備
えた受信部からなる非接触IDカードシステムにおい
て、上記アンテナ部は、放射導体と接地導体とを絶縁体
を挾んで積層し、放射導体の一端を短絡板を介して接地
導体に連結し、給電点は放射導体の適宜な位置に設けら
れて構成され、放射導体は外形が方形で中央には中空部
を形成して受信用の放射導体とし、この受信用の放射導
体の中空部に送信用の放射導体を配置するものであり、
この構成により、送信用、受信用のアンテナを独立して
有しながら、なおかつアンテナ面積を従来の平面受信ア
ンテナと大差ないようにしてある。
【0010】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)図1はアンテナ1を示すものであり、受
信回路とアンテナ1とを同軸ケーブルで接続するため
に、同軸ケーブル接続用コネクタ端子がアンテナ1には
設けられ、誘電体として空気層を用いた300〜400
MHz帯用アンテナの例である。このアンテナ1は、放
射導体42、接地導体41、誘電体43、短絡板47、
給電線45等から構成され、図1に示すように、誘電体
43を挾んで導体板である接地導体41と放射導体42
とを積層し、放射導体42の形状は長方形であり、その
端面部は短絡板47を介して接地導体41に接続されて
いる。放射導体42の適宜な位置には給電点44として
給電線45を介して図2のように受信部が接続される。
接地導体41の幅は、短絡板47が接続された放射導体
42の端面の長さと等しく、接地導体41の長さは、短
絡板47が接続されていない放射導体42の端面の長さ
よりも長く形成してある。ここで、積層された放射導体
42と接地導体41において、両者の幅は上記の如く等
しいので積層方向の正面から見て、両者はズレなく積層
されている。接地導体41の長さは上述したように放射
導体42よりも長いので、積層方向正面から見て短絡板
47を接続した放射導体42端面側及びその反対側の面
の外側に接地導体41ははみ出している。
【0011】ところで、このような放射導体42、接地
導体41、誘電体43の積層からなる構成のアンテナで
は、図29(a)に示すように接地導体41が放射導体
42に比べて充分大きく、そのため、図29(b)
(c)に示すようにアンテナの指向性は単向性を示して
いた。これは、データを送る搬送波の波長に対して接地
導体41のサイズが大きく、接地導体41の背面側(放
射導体42のない側)へ搬送波が回り込みがないためで
ある。
【0012】そこで、本実施形態では、上述したような
図1に示す構成にし、誘電体43として空気層を用い、
周波数としては300MHz時の結果を図5に示す。こ
の場合のアンテナ1の構成における各寸法は図3に示す
ようなものとしている。図4のアンテナ座標系におい
て、+X方向を鉛直下向とした時、図5に示すように垂
直偏波指向性で、対ダイポール利得で示している。最
大、最小利得差は約3dBであり、無指向性を呈してい
ることがわかる。このように構成することにより無指向
性のアンテナを得ることができるものである。
【0013】このアンテナ1を従来の非接触IDカード
システムの受信アンテナとして用いれば、図6に示すよ
うに、部屋の外側からの信号だけでなく、部屋の内側か
らの信号をも受信できるため、入室だけでなく、退室の
チェックも行なえるシステムを完成することができるも
のである。尚、図6において、斜線は信号検知可能領域
を示し、アンテナ1の指向性が無指向性に近いので、部
屋の外、内両側に均等な検知領域を持つことができるも
のである。
【0014】(参考例) ところで、電波を用いてデータの伝送を行なう非接触I
Dカードシステムを屋内において使用する場合、電波の
伝搬特性は、壁や備品等の存在のために、反射、透過、
吸収が頻繁に起こるので複雑なものになっている。同一
装置の電波の到達範囲を考えるなら、一般には、自由空
間における到達範囲より狭くなり、更にこの範囲内にお
いて、反射波の干渉等によって電波が極端に弱められた
点が多数存在している。この電波の到達範囲や弱められ
る点の形状及び位置は環境により大きく異なる。あるい
は、人の移動に伴って刻々と変化する。電波の弱められ
る点の存在は、データのやりとりができないという可能
性を生じるという問題がある。この欠点を軽減する手段
としては、スペースダイバーシチ、周波数ダイバーシ
チ、偏波ダイバーシチ等のフェージング対策技術が有効
であるが、一般にこれらは、複数のアンテナや無線回路
を要するので、形状が大きくなったり、あるいは高価に
なってしまう。つまり、小型且つ安価に屋内電波伝搬に
よって電波の弱められた点を軽減する方法が、従来のフ
ェージング対策技術には見当たらない。
【0015】電波の弱められた点が存在するのは、前述
のように、多くの反射波の干渉等による。従って、送信
あるいは受信のアンテナの放射パターンと偏波特性が変
化すれば、反射波の干渉等も変化し、常に同一場所にて
電波が弱められるという確立は小さくなる。このことに
より、同一情報を、アンテナ放射特性を変化させて、そ
の都度送信あるいは受信してやれば、電波が弱め合うこ
とによる通信不能領域は、実質的に軽減されることにな
る(これは、偏波ダイバーシチの一種とも考えられる
が、一般に偏波ダイバーシチは、特定方向通信におけ
る、見通し方位に対する偏波に関するものであるので、
ここでは区別して考える)。
【0016】この考えによれば、放射特性を可変できる
アンテナがあれば、通信不能領域の軽減が可能である。
そこで、以下の構成を採用すれば屋内電波伝搬にて多く
見られる反射波干渉のための通信不能領域を減少させ、
より確実にデータ通信ができ、しかも、小型且つ安価な
アンテナを実現することができる。
【0017】図7(a)は逆Fアンテナと呼ばれるアン
テナ1を示し、絶縁体(誘電体)を挾んで導体板である
接地導体41と、アンテナ素子である放射導体42とを
積層し、上記放射導体42の一端面42aを短絡板47
にて接地導体41と連結し、放射導体42の適宜な位置
に給電点44を設けている。等価回路は同図(b)とな
る。この逆Fアンテナにおいて、図8(a)に示すよう
に、放射導体42の他の適宜な位置42bに容量性2端
子素子Dの一端を接続し、他端を接地導体41に接続
し、この装荷によって放射導体42の寸法を短縮するよ
うにしたものである。本発明に用いるアンテナ1は基本
的にはこの容量性2端子素子Dの装荷による短縮逆Fア
ンテナの組み合わせとして動作する。同図(b)はその
等価回路である。
【0018】図9(a)は本発明に用いるアンテナ1で
ある。逆Fアンテナにおいて、放射導体42の適宜な位
置T1 ,T2 に、容量性2端子素子Dである可変容量ダ
イオードD1 ,D2 の一端を接続し、可変容量ダイオー
ドD1 ,D2 の他端に高周波信号バイパス用のコンデン
サC1 ,C2 と、コントロール信号が入力される端子
,が接続されている(尚、高周波信号が端子,
に漏れないように、また、可変容量ダイオードD1 ,D
2 の保護のため、抵抗R1 ,R2 を付与してもよい)。
コンデンサC1 ,C2 の他端は接地導体41に接続され
る。また、短絡板47は、軸状にし、放射導体42の一
端42aと接地導体41とを連結している。図9(b)
は等価回路を示している。
【0019】次に、動作を説明する。容量装荷による短
縮アンテナは、そのアンテナの寸法や構造によって、適
切な装荷容量値が定まり、その値から大きくずれた容量
を装荷しても、アンテナとして動作しない。今、図9
(b)に示すアンテナにおいては、放射導体42の2点
に可変容量ダイオードD1 ,D2 を接続しているが、こ
の可変容量ダイオードD1 ,D2 に逆バイアス電圧Eを
印加したときに、このアンテナの短縮用装荷の適切な容
量値になるとする。逆バイアスを印加しないときは、可
変容量ダイオードD1 ,D2 の端子間容量は大きくなる
から、高周波信号からみれば、短絡状態に近付く。ここ
で、コントロール信号として、端子に電圧E、端子
に零電圧を印加したとする。この時、可変容量ダイオー
ドD1 は短縮用装荷として有効に動作し、他方の可変容
量ダイオードD2 はバイアスがかかっていないから、端
子間容量が大きくなって、この経路は高周波信号からみ
れば、短絡に近い状態になる。この結果、アンテナは図
10(a)のようなアンテナとして動作し、図8に示し
た短縮逆Fアンテナと類似した放射パターン、偏波特性
を示す。
【0020】端子,に入力するコントロール信号を
入れ替えた場合、同様にして図10(b)のアンテナと
して動作することがわかる。この時、給電点44からの
高周波信号の経路が異なるため、前述の場合とは放射パ
ターン、偏波特性の異なるアンテナとして動作する。端
子,にコントロール信号として共に、電圧Eを与え
た場合は、更に異なる放射特性となる。
【0021】上記構成のアンテナは、電気信号によって
その放射特性を可変できる。また、このアンテナでは、
放射導体42に接続する可変容量ダイオードD1 ,D2
が2つであるが、同様な構成で3つ以上を接続してもよ
い。コントロール信号の与え方もこの例にとらわれな
い。このようなアンテナを非接触IDカードシステムの
送信部または受信部に、あるいは双方に用いるようにし
ている。このアンテナ1を送信部に用いた場合の構成を
示すブロック図を図11に示す。この送信部では、送信
信号発生回路48、送信回路49及びアンテナ1等で構
成されている。
【0022】上記のように構成することで、逆Fアンテ
ナに取り付けた可変容量ダイオードD1 ,D2 に与える
コントロール信号により、短縮用装荷として有効に動作
する可変容量ダイオードD1 ,D2 を選択し、アンテナ
放射特性を可変としているので、常に短縮型アンテナと
して動作し、小型化が可能である。また、特性を変化さ
せるのに必要な素子も少なく、回路構成が簡単であり安
価に通信不能領域を軽減した非接触IDカードシステム
を提供できるものである。
【0023】図12は上記方式の他例を示し、同図
(a)は斜視図を示し、同図(b)は等価回路を示して
いる。構造としては、同図(a)に示すように逆Fアン
テナにおいて、放射導体42の適宜な位置T1 ,T2
2端子の容量性素子C3 ,C4 の一端を接続し、この容
量性素子C3 ,C4 の他端はダイオードD3 ,D4 に接
続し、更に、これらのダイオードD3 ,D4 の順バイア
ス時の電流値を決定する抵抗R3 ,R4 が接続され、こ
の抵抗R3 ,R4 の他端は接地導体41に接続されてい
る。ダイオードD3 ,D4 の他端にはバイアス電流が与
えるための電圧信号が印加される端子,とダイオー
ドD3 ,D4 の順バイアス時に高周波信号を接地導体4
1にバイパスするコンデンサC1 ,C2 が接続される。
尚、高周波信号が端子,に漏れないように、抵抗R
1 ,R2 を付与してもよい。
【0024】次に、動作を説明する。今、仮に端子
に、電圧信号(コントロール信号)として一定の正の電
圧Eを与え、端子には負の電圧−Eを与えるとする。
この時、ダイオードD3 は、順バイパスが(イ)の経路
で流れてオン状態になる。この結果、高周波信号は、
(ロ)の経路で流れることになり、容量性素子C3 の片
端は高周波信号からみれば、接地導体41に短絡された
ことになり、容量性素子C 3 は、このアンテナの短縮用
容量性装荷として有効に動作する。一方、ダイオードD
4 は、逆バイアスがかかるため、オフ状態となる。従っ
て、T2 からの高周波信号は(ハ)の経路を通ることに
なるが、抵抗R3 ,R4 は数kΩ以上であり、比較的高
インピーダンスのため、この経路(ロ)は(ハ)の経路
に比べれば、無視し得ることになる。よって、容量性素
子C4 は、アンテナ短縮用装荷としては、無効となる。
以上のことにより、この場合、このアンテナは、実質上
図13(a)に示すようにアンテナとして動作し、図8
(a)に示した容量装荷による短縮型逆Fアンテナと類
似した放射パターン、偏波特性を示す。
【0025】また、端子,に電圧信号を入れ替えた
場合、同様に容量性素子C4 が有効、C3 が無効で、図
13(b)のようなアンテナとして動作する。この時、
給電点44からの高周波信号の経路が異なるため、前述
の場合とは放射パターンや偏波特性の異なるアンテナと
して動作する。また、端子,に共に正の一定電圧E
を与えた時は、更に異なる放射特性を持つことになる。
【0026】上述したアンテナは、電気信号によってそ
の放射特性を可変できるものである。また、このアンテ
ナでは、放射導体42に接続する容量性素子は2つであ
るが、同様な構成で3つ以上を接続してもよい。また、
ダイオードD3 ,D4 にバイアスを与える回路構成も
の形態にとらわれない。
【0027】以上のように、逆Fアンテナに短縮用の容
量性素子C3 ,C4 を複数装荷し、それらの容量性それ
らのに接続したダイオードD3 ,D4 に与えるコントロ
ール信号によって、有効に動作する容量性素子C3 ,C
4 を選択し、アンテナの放射特性を可変としているの
で、常に、短縮型アンテナとして動作し、小型化が可能
である。また、特性を変化させるのに必要な素子も少な
く、回路構成が簡単であり、安価に通信不能領域を軽減
した非接触IDカードシステムを提供できるものであ
る。
【0028】(実施形態) 次に請求項に対応した実施形態を説明する。電波によ
る無線装置は遠距離間データ伝送に広く使用されてきた
が、近年、上述したように屋内間の比較的近距離でのデ
ータ伝送にも用いられている。屋内において、電波の伝
搬特性は、壁や備品等の存在のために、反射、透過、吸
収が頻繁に起こるので複雑なものになっている。同一無
線装置の電波の到達範囲を考えるなら、一般には、自由
空間、あるいは平面大地上における到達範囲より狭くな
り、更に、この範囲内において、反射波の干渉等によっ
て電波が極端に弱められて通信不能となる点が多数存在
する。また、この電波の到達範囲や弱められる点の形状
及び位置は環境により大きく異なったり、人の移動に伴
って刻々と変化したりする。干渉等によって電波の弱め
られる点は、送受信器間距離が、その電波到達可能距離
に比して充分短い場合にも存在し得るものであり、この
ため、信号伝送の信頼性を損ねてしまう。
【0029】この欠点を軽減するため、様々な方法が考
案されているが、そのひとつとして、アンテナの放射特
性(振幅、偏波特性)を変化させて送信、あるいは受信
を行なうという方法がある。電波が弱められる点が存在
するのは、前述のように、多くの反射波の干渉等によ
る。従って、送信または受信の放射特性が変化すれば、
反射波の干渉等も変化し、常に同一場所にて電波が弱め
られるという確率は小さくなる。よって、同一情報をア
ンテナの放射特性を変化させて、その都度送信あるいは
受信してやれば、電波が弱め合うことによる通信不能領
域は、実質的に軽減されることになる。このような考え
に基づく方法である。
【0030】この方法を実現するため、逆Fアンテナに
おいて、その短絡方法、アンテナ短縮装荷方法、給電方
法などを可変とすることによって、アンテナ放射特性を
可変とするアンテナが考案されている。これらのアンテ
ナにおいては、放射導体(アンテナ素子)と接地導体
(地板)との電気的接続位置を変化させ、このことによ
って、等価的に接地導体に対する放射導体の取付方位を
変化させることを基本原理としている。例えば、ひとつ
の例として、短絡方法を可変する場合の一例を図14に
示す。図14において、接地導体41と放射導体42と
を2つの短絡板47a,47bで短絡し、短絡板47a
または短絡板47bと接地導体41との電気的接続をス
イッチ回路によって制御することにより、等価的に図1
5(a)(b)に示すような構造の逆Fアンテナとして
動作させ、その放射特性を変化させている。
【0031】ここで、逆Fアンテナの放射特性として、
その放射パターン例を図16に示す。同図(a)は逆F
アンテナの座標系を示し、同図(b)〜(d)の(ロ)
が(イ)のようにアンテナを回転させて観測できる電界
強度を示す。図中実線は、各測定時の大地に対して垂直
な偏波成分、点線は水平な偏波成分である。一般に逆F
アンテナにおいて、接地導体41の長方向は、等価的に
ダイポールアンテナ的な動作をし、その放射成分と他の
部位の放射成分の和として、放射パターンは決定されて
いる。参考までに、図17にダイポールアンテナの放射
パターン例を示すが、逆Fアンテナの放射電界が、接地
導体41の長方向に設置されたダイポールアンテナの放
射電界形状を含んでいることがわかる。
【0032】前述の放射特性可変アンテナにおいては、
接地導体41に対する放射導体42の取付方位を変化さ
せることによって、アンテナの放射特性を変化させてい
るが、接地導体41の長方向方位自体は変化していな
い。このため、接地導体41のダイポールアンテナ的動
作による放射強度が強い場合には、その放射特性の変化
が微量になり、反射波干渉を変化させる度合が小さくな
ってしまって、通信不能領域を改善するという効果も小
さくなるという問題がある。
【0033】そこで、屋内電波伝搬にて多く見られる反
射波干渉のための通信不能領域を確実に軽減できるアン
テナを示したのが図18に示すアンテナである。図18
に示すように、接地導体41を3つに分割し、分割した
各接地導体片41a,41b,41c間をスイッチ回路
1 ,S2 で接続している。図中黒丸は接地導体片41
a,41b,41cへの接続を示し、白丸はスイッチオ
ンオフ制御信号への接続を示している。また、スイッチ
回路S1 ,S2 は具体的には、図21(a)に示すよう
なダイオードDの順バイアスのオンオフによる半導体ス
イッチや、図21(b)に示すような高周波リレーRy
等が用いられる。また、接地導体41上に電子部品等を
配置し、接地導体41を回路グランドと共通化したい時
には、図19に示すように高周波チョークコイルRFC
を各接地導体片41a,41b,41c間に接続しても
よい。この接地導体41に、放射導体42、短絡板47
a,47bを装着したのが図20(a)である。ここで
は、短絡板47a,47bがスイッチ回路に接続され
た、前述のアンテナを基本として考える。
【0034】図20(a)のアンテナ1において、各分
割した接地導体片41a,41b,41c間のスイッチ
回路S1 ,S2 と、短絡板47a,47bのスイッチ回
路とをオンオフすると、等価的に図20(b)(c)の
アンテナとして動作させることができる。この時、接地
導体41の長方向方位は、90°回転し、なおかつ短絡
板47a,47bの給電点44に対する位置も90°回
転するから、ちょうど逆Fアンテナを90°回転させた
のと同様になり、確実に放射特性は変化する。
【0035】以上の例では、短絡方法も変化させたが、
接地導体41の長方向のダイポール的動作による放射電
界が強い時は、短絡方法を変化させなくても、接地導体
片41a,41b,41c間のスイッチ回路S1 ,S2
の切り換えで放射特性は変化する。従って、この場合、
放射特性を変化させる方法として、単に、各分割した接
地導体片41a,41b,41c間のスイッチ回路
1 ,S2 のオンオフパターンを変化させればよい。
【0036】また、接地導体41の分割形状はこの例に
とらわれず、適宜設定しても放射特性変化が期待でき
る。あるいは、接地導体41の分割数も、この例にとら
われず、任意に設定して、放射特性変化が期待できる。
以上のように、本実施形態のアンテナは、接地導体41
のダイポール的動作が強い時には単独でアンテナ放射特
性変化をさせることができ、また、前述の放射導体42
の方位を変化させる方法と併用することによって、より
確実に放射特性を変化させることができるものである。
【0037】このように、本実施形態のアンテナは、そ
の放射特性を確実に変化させることを可能とするので、
屋内電波伝搬にて多く見られる反射波干渉のための通信
不能領域を確実に軽減することができるものである。 (実施形態) 次に、請求項に対応した実施形態について説明する。
ところで、放射導体、誘電体及び接地導体が積層構造を
成した平面アンテナにおいては、送信アンテナと受信ア
ンテナとを独立させて構成した場合、送,受各アンテナ
は平面的であるために、アンテナ面積が大きくなってし
まうという問題がある。図22に送信アンテナと受信ア
ンテナとを一体構成した平面アンテナを示し、送信用ア
ンテナ1Tと受信用アンテナ1Rは接地導体41を共用
している。受信用アンテナ1Rは、アンテナ効率を高め
るために、アンテナ寸法は比較的大きく、送信用アンテ
ナ1Tは小型であるために効率は悪いが、送信器の最終
段に適当な増幅回路を付加することにより送信放射電力
は制御できる。そこで、受信用アンテナ1Rの放射導体
42Rは大きく形成してあり、送信用アンテナ1Tの放
射導体42Tはそれよりも小さく形成してある。また、
送受各アンテナ1T,1Rは片側短絡方式を採用してい
るために、各放射導体42T,42Rの一端は短絡板4
7T,47Rを介して接地導体41に接続されている。
また、両放射導体42T,42Rには給電点44T,4
4Rが設けてある。
【0038】かかる構成のアンテナにおいては、送信用
アンテナ1Tは受信用アンテナ1Rの外側に構成され、
アンテナ面積としては両者の総和分の面積が必要であ
り、アンテナ全体が大きくなるという問題が生じる。そ
こで、本実施形態においては、平面アンテナである受信
用アンテナの放射導体に中空部を形成し、この中空部に
平面型の送信用アンテナを配置して、送信用、受信用の
平面アンテナを独立して有しながら、なおかつアンテナ
面積を前述の平面受信アンテナと大差なく構成しようと
するものである。
【0039】図23は受信用アンテナ1Rの斜視図を示
し、小型化にするために片側短絡方式を採用しているの
で、放射導体42Rの片側は短絡板47Rを介して接地
導体41Rに接続してある。そして放射導体42Rの中
央には上下面が開口した中空部50を形成している。図
24は送信用アンテナ1Tを示し、放射導体42Tの端
部には容量つまりチップコンデンサ51を装荷して、放
射導体42T長を非常に短くしている。また、放射導体
42Tの端部は短絡板47Tを介して接地導体41Tに
接続され、チップコンデンサ51は接続線52を介して
接地導体41Tに接続されている。更には、給電線45
Tは給電点44Tに接続されている。
【0040】図25は送信用アンテナ1Tを受信用アン
テナ1Rの中空部50内に実装した平面アンテナを示し
ている。ここで、Y−Z面内の受信用アンテナ1Rの電
力利得パターンを、中空部50内に送信用アンテナ1T
がある場合と、無い場合について図26に示す。図26
において、実線が送信用アンテナ1Tが無い場合であ
り、破線が送信用アンテナ1Tがある場合である。尚、
図26は、Y−Z面内パターンを対ダイポールアンテナ
比利得として表している。この図26に示すように、接
地導体41の幅を小さくして、Y−Z面内の電力利得パ
ターンを無指向性に近くしている。これにより、中空部
50内に送信用アンテナ1Tを構成しても、受信用アン
テナ1Rの利得は殆ど変化しないことが判る。
【0041】従って、平面アンテナである受信用アンテ
ナ1Rの放射導体42Rに中空部50を形成し、この中
空部50に平面型の送信用アンテナ1Tを配置して、送
信用、受信用の平面アンテナを独立して有しながら、な
おかつアンテナ面積を前述の平面受信アンテナと大差な
く構成することができるものである。
【0042】
【発明の効果】請求項1の発明は、データ信号を発信す
るアンテナ部を含む非接触IDカードと、この非接触I
Dカードから出力された電波を受信するアンテナ部を備
えた受信部からなる非接触IDカードシステムにおい
て、長方形の放射導体と、この放射導体の幅と等しく放
射導体の長さより長い寸法の接地導体と、放射導体の一
方の端面と接地導体との間に配置される短絡板とを具備
し、放射導体と接地導体とを誘電体を挾んで積層して上
記アンテナ部を構成し、該アンテナ部の放射導体に適宜
な位置に給電点を設けたものであるから、放射導体の幅
と等しく放射導体の長さよりも長い寸法に接地導体を形
成して、放射導体のない側の接地導体へ放射導体からの
搬送波が回り込むようにすることができ、そのため、無
指向性に近いアンテナを提供できる効果を奏するもので
ある。
【0043】
【0044】請求項の発明は、データ信号を発信する
アンテナ部を含む非接触IDカードと、この非接触ID
カードから出力された電波を受信するアンテナ部を備え
た受信部からなる非接触IDカードシステムにおいて、
上記アンテナ部は、放射導体と接地導体とを絶縁体を挾
んで積層し、放射導体の一端を短絡板を介して接地導体
に連結し、給電点は放射導体の適宜な位置に設けられて
構成され、接地導体を複数に分割し、分割されたそれぞ
れの部位の一部あるいは全部が電気信号で制御されるス
イッチング手段で結んでいることで、スイッチング手段
をスイッチングさせて、分割した任意の接地導体を使用
して、アンテナの放射特性を変化させることができ、そ
のため、屋内電波伝搬にて多く見られる反射波干渉のた
めの通信不能領域を確実に軽減することができる効果を
奏するものである。
【0045】請求項の発明は、データ信号を発信する
アンテナ部を含む非接触IDカードと、この非接触ID
カードから出力された電波を受信するアンテナ部を備え
た受信部からなる非接触IDカードシステムにおいて、
上記アンテナ部は、放射導体と接地導体とを絶縁体を挾
んで積層し、放射導体の一端を短絡板を介して接地導体
に連結し、給電点は放射導体の適宜な位置に設けられて
構成され、放射導体は外形が方形で中央には中空部を形
成して受信用の放射導体とし、この受信用の放射導体の
中空部に送信用の放射導体を配置するようにしたもので
あるから、送信用、受信用のアンテナを独立して有しな
がら、なおかつアンテナ面積を従来の平面受信アンテナ
と大差ないように構成することができる効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)(c)は請求項1に対応する実施
形態のアンテナの斜視図、断面図、平面図である。
【図2】同上の無線装置にアンテナを接続した場合の構
成図である。
【図3】(a)(b)は同上の実験結果の寸法を示すア
ンテナの平面図、断面図である。
【図4】同上の説明図である。
【図5】同上のアンテナの指向特性を示す図である。
【図6】同上の使用例を示す図である。
【図7】(a)(b)は参考例の逆Fアンテナの斜視
図、等価回路図である。
【図8】(a)(b)は同上の容量性負荷の装荷による
短縮型逆Fアンテナの斜視図、等価回路図である。
【図9】(a)(b)は同上の可変容量ダイオードを用
いた場合のアンテナの斜視図、等価回路図である。
【図10】(a)(b)は同上の動作説明図である。
【図11】同上のアンテナを送信部に用いた場合の送信
部のブロック図である。
【図12】(a)(b)は請求項2に対応した実施形態
のアンテナの斜視図、等価回路図である。
【図13】(a)(b)は同上の動作説明図である。
【図14】請求項3に対応した実施形態の逆Fアンテナ
の斜視図である。
【図15】(a)(b)は同上の動作説明図である。
【図16】(a)〜(d)は同上の逆Fアンテナの放射
パターン例を示す図である。
【図17】同上のダイポールアンテナの放射パターン例
を示す図である。
【図18】同上の接地導体を分割した場合の構成図であ
る。
【図19】同上の接地導体を回路グランドと共通化する
場合の構成図である。
【図20】(a)〜(c)は同上の動作説明図である。
【図21】(a)(b)は同上の夫々スイッチ回路の具
体例を示す回路図である。
【図22】(a)(b)(c)は同上の請求項5に対応
した実施形態の送信用と受信用とのアンテナを並設した
場合の平面アンテナの斜視図、平面図、断面図である。
【図23】同上の受信用アンテナの斜視図である。
【図24】(a)(b)(c)は同上の送信用アンテナ
の斜視図、平面図、断面図である。
【図25】(a)(b)(c)は同上の受信用アンテナ
の中空部内に送信用アンテナを設けた場合の平面アンテ
ナの斜視図、平面図、断面図である。
【図26】同上の受信用アンテナの電力利得パターンを
示す図である。
【図27】同上のIDカードシステムの構成図である。
【図28】(a)(b)は方形パッチアンテナの斜視
図、断面図である。
【図29】(a)(b)(c)は同上の指向特性を示す
図である。
【図30】同上のアンテナを用いたIDカードシステム
の使用例を示す図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 41 接地導体 42 放射導体 43 誘電体 44 給電点 45 給電線 47 短絡板 50 中空部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中樋 和男 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−283739(JP,A) 特開 昭62−266688(JP,A) 特開 昭60−159991(JP,A) 特開 昭58−29204(JP,A) 特開 昭61−1102(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01Q 13/08,23/00 G06K 17/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ信号を発信するアンテナ部を含む
    非接触IDカードと、この非接触IDカードから出力さ
    れた電波を受信するアンテナ部を備えた受信部からなる
    非接触IDカードシステムにおいて、長方形の放射導体
    と、この放射導体の幅と等しく放射導体の長さより長い
    寸法の接地導体と、放射導体の一方の端面と接地導体と
    の間に配置される短絡板とを具備し、放射導体と接地導
    体とを誘電体を挾んで積層して上記アンテナ部を構成
    し、該アンテナ部の放射導体に適宜な位置に給電点を設
    けて成ることを特徴とする非接触IDカードシステム。
  2. 【請求項2】 データ信号を発信するアンテナ部を含む
    非接触IDカードと、この非接触IDカードから出力さ
    れた電波を受信するアンテナ部を備えた受信部からなる
    非接触IDカードシステムにおいて、上記アンテナ部
    は、放射導体と接地導体とを絶縁体を挾んで積層し、放
    射導体の一端を短絡板を介して接地導体に連結し、給電
    点は放射導体の適宜な位置に設けられて構成され、接地
    導体を複数に分割し、分割されたそれぞれの部位の一部
    あるいは全部が電気信号で制御されるスイッチング手段
    で結ばれていることを特徴とする非接触IDカードシス
    テム。
  3. 【請求項3】 データ信号を発信するアンテナ部を含む
    非接触IDカードと、この非接触IDカードから出力さ
    れた電波を受信するアンテナ部を備えた受信部からなる
    非接触IDカードシステムにおいて、上記アンテナ部
    は、放射導体と接地導体とを絶縁体を挾んで積層し、放
    射導体の一端を短絡板を介して接地導体に連結し、給電
    点は放射導体の適宜な位置に設けられて構成され、放射
    導体は外形が方形で中央には中空部を形成して受信用の
    放射導体とし、この受信用の放射導体の中空部に送信用
    の放射導体を配置して成ることを特徴とする非接触ID
    カードシステム
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