JP2003067692A - 無線通信モジュール及び無線通信モジュールによる通信方法 - Google Patents

無線通信モジュール及び無線通信モジュールによる通信方法

Info

Publication number
JP2003067692A
JP2003067692A JP2001255300A JP2001255300A JP2003067692A JP 2003067692 A JP2003067692 A JP 2003067692A JP 2001255300 A JP2001255300 A JP 2001255300A JP 2001255300 A JP2001255300 A JP 2001255300A JP 2003067692 A JP2003067692 A JP 2003067692A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication module
service provision
wireless communication
module
antenna coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001255300A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Kanzaki
実 歓崎
Yasuhiro Nagai
靖浩 永井
Masato Aranishi
誠人 新西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2001255300A priority Critical patent/JP2003067692A/ja
Publication of JP2003067692A publication Critical patent/JP2003067692A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】非接触式ICカードとモバイル機器を組み合わ
せたサービス環境を提供できる、無線通信モジュール及
び無線通信モジュールによる通信方法の提供。 【解決手段】バッテリー用蓋5の内側に組み込まれるモ
ジュール3であって、外部のリーダライタ装置6と信号
の送受信を行うアンテナコイル9とアンテナコイル9に
接続されて非接触式ICカード機能を発揮するICチッ
プ8と、バッテリー内部の金属板の悪影響を低減させる
シート状の電磁シールド材7とを具備する特徴的構成手
段の採用。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エリア系、交通
系、金融系、流通系、公共系、通信系等のサービスにお
いて通信用カード、モバイル機器のユーザサービスにお
いて利用に供される無線通信モジュール及び無線通信モ
ジュールによる通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特定エリアでの入退室管理、デー
タベースへのアクセス制限、プリペイドなどのエリア系
サービスにおいては、身分証、学生証、通過証といった
ICカードが利用されている。
【0003】また、携帯電話の普及はすさまじく、その
加入件数は平成12年度末において固定電話と略同程度
の六千万までになっている。この携帯電話に、会社や構
内において利用されている構内PHS及び通信機能付き
PDAなども加えれば、日本人口の半数以上のユーザが
このようなモバイル機器を保有していることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した様な、ICカ
ード、モバイル機器に関する市場動向と様々なサービス
制限に配慮して非接触式ICカードとモバイル機器との
双方が使えることにより、ユーザの利便性が高くなる分
野を考えてみると、図7に示した一覧表の様になる。こ
の一覧表において、○は利便性の向上が大きいこと、△
は利便性が向上することを示しており、エリア系、交通
系、金融系、流通系、公共系、通信系といった様々な分
野において共通利用により利便性は向上することにな
る。
【0005】ところが、情報サービスのインフラである
非接触式ICカード及びモバイル機器について各々別個
独立にサービスを提供しているのが現状であり、また特
定サービスに対して共通に利用する様なシステム・装置
を構築する方法をユーザやサービス提供者が強く望んで
いたにも拘わらず、現在に至るまで具体的な提案はなか
った。
【0006】かように、モバイル機器などのモバイル系
サービスとプリペイドなどによるカード系サービスはそ
れぞれ特定したサービスに限定しており、両方のサービ
スを受けようとすると、それぞれのサービスに対応して
モバイル機器、カードを携帯している必要があった。ま
た、紛失した場合にはサービスを受けることができない
ことになる。
【0007】そこで、モバイル機器などにカード系サー
ビスを提供するICカードを組み込むことが有効ではあ
るものの、単に組み込むだけでは不充分であり、モバ
イル機器の機能とICカードの機能が相互に影響しない
ように組み込む必要があること、モバイル機器にカー
ド機能を追加することによってモバイル機器のサイズは
大きくできないこと、サービスによっては非接触式I
Cカード機能の通信距離低下を回避すること、その他の
影響を考慮しなければならないという、問題が生じる。
【0008】ここにおいて、本発明は前述の課題に鑑み
てなされたものであり、本発明の解決すべき主要な目的
は以下の通りである。
【0009】本発明の第1の目的は、非接触式ICカー
ドとモバイル機器を組み合わせたサービス環境を提供で
きる、無線通信モジュール及び無線通信モジュールによ
る通信方法を提供することにある。
【0010】本発明の第2の目的は、ユーザがモバイル
系サービスとカード系サービスの双方のサービスを受け
ることのできる、無線通信モジュール及び無線通信モジ
ュールによる通信方法を提供することにある。
【0011】本発明の第3の目的は、サービス提供者に
とっても魅力あるサービスをユーザに提示できる環境を
整える、無線通信モジュール及び無線通信モジュールに
よる通信方法を提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、明細書、図面、特に
特許請求の範囲における各請求項の記載から自ずと明ら
かとなろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明装置は、上記課題
の解決に当たり、モバイル機器のバッテリー用蓋の内側
に組み込まれるか又はモバイル機器の裏面に装着される
かの何れかにより、当該モバイル機器と一体構成される
モジュールであって、外部のリーダライタ装置と信号の
送受信を行うアンテナコイルと、当該アンテナコイルに
接続されて非接触式ICカード機能を発揮するICチッ
プとを具備するという、特徴的構成手段を講じる。
【0014】本発明方法は、上記課題の解決に当たり、
モバイル機器と一体構成された無線通信モジュールにお
けるICチップと外部のリーダライタ装置との間におい
て、当該ICチップに接続されたアンテナコイルを介し
て信号を送受信し当該送受信する信号を当該ICチップ
に入出力することにより非接触式ICカード機能を実現
するという、特徴的構成手法を講じる。
【0015】更に具体的に説明すると、当該課題の解決
では、本発明が以下に列挙する新規な特徴的構成手段又
は手法を採用することにより、上記目的を達成するよう
になされる。
【0016】本発明装置の第1の特徴は、モバイル機器
のバッテリー用蓋の内側に組み込まれ、当該モバイル機
器と一体構成されるモジュールであって、外部のリーダ
ライタ装置と信号の送受信を行うアンテナコイルと、当
該アンテナコイルに接続されて非接触式ICカード機能
を発揮するICチップとを具備してなる、無線通信モジ
ュールの構成採用にある。
【0017】本発明装置の第2の特徴は、上記本発明装
置の第1の特徴における前記モジュールが、前記モバイ
ル機器のバッテリー内部の金属板による前記アンテナコ
イルへの悪影響を低減するシート状の電磁シールド材
を、具備してなる、無線通信モジュールの構成採用にあ
る。
【0018】本発明装置の第3の特徴は、上記本発明装
置の第2の特徴における前記電磁シールド材が、前記I
Cチップと、前記モバイル機器のバッテリーとの間に挟
み込まれて具備されてなる、無線通信モジュールの構成
採用にある。
【0019】本発明装置の第4の特徴は、上記本発明装
置の第2又は第3の特徴における前記アンテナコイル及
び前記ICチップが、前記電磁シールド材上に実装され
てなる、無線通信モジュールの構成採用にある。
【0020】本発明装置の第5の特徴は、上記本発明装
置の第1、第2、第3又は第4の特徴における前記モジ
ュールが、前記アンテナコイルと前記リーダライタ装置
のアンテナコイルと電磁結合により電力供給を受ける構
成を取ってなる、無線通信モジュールの構成採用にあ
る。
【0021】本発明装置の第6の特徴は、上記本発明装
置の第1、第2、第3又は第4の特徴における前記モジ
ュールが、前記モジュール機器のバッテリーから電力供
給を受ける構成を取ってなる、無線通信モジュールの構
成採用にある。
【0022】本発明装置の第7の特徴は、上記本発明装
置の第1、第2、第3又は第4の特徴における前記モジ
ュールが、前記アンテナコイルと前記リーダライタ装置
のアンテナコイルとの電磁結合、及び前記モジュール機
器のバッテリーからの配線の双方から電力供給を受ける
構成を取ってなる、無線通信モジュールの構成採用にあ
る。
【0023】本発明装置の第8の特徴は、モバイル機器
の裏面に装着されて、当該モバイル機器と一体構成され
るモジュールであって、外部のリーダライタ装置と信号
の送受信を行うアンテナコイルと、当該アンテナコイル
に接続されて非接触式ICカード機能を発揮するICチ
ップとを具備してなる、無線通信モジュールの構成採用
にある。
【0024】本発明装置の第9の特徴は、上記本発明装
置の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7又は第
8の特徴における前記モバイル機器が、携帯電話、構内
PHSその他のPHS、通信機能付きPDAの何れかで
ある、無線通信モジュールの構成採用にある。
【0025】本発明装置の第10の特徴は、上記本発明
装置の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第
8又は第9の特徴における前記非接触式ICカード機能
が、前記リーダライタ装置との非接触通信機能、前記モ
バイル機器の現所持人が正当な権限を有するかの本人確
認機能、サービス提供に関する情報を記録するメモリ機
能を有機的に結合して発揮されてなる、無線通信モジュ
ールの構成採用にある。
【0026】本発明装置の第11の特徴は、上記本発明
装置の第10の特徴における前記サービス提供が、エリ
ア系のサービス提供、交通系のサービス提供、金融系の
サービス提供、流通系のサービス提供、公共系のサービ
ス提供、通信系のサービス提供の何れか又はその組み合
わせである、無線通信モジュールの構成採用にある。
【0027】本発明方法の第1の特徴は、モバイル機器
と一体構成された無線通信モジュールにおけるICチッ
プと外部のリーダライタ装置との間において、当該IC
チップに接続されたアンテナコイルを介して信号を送受
信し当該送受信する信号を当該ICチップに入出力する
ことにより非接触式ICカード機能を実現してなる、無
線通信モジュールによる通信方法の構成採用にある。
【0028】本発明方法の第2の特徴は、上記本発明方
法の第1の特徴における前記モバイル機器が、携帯電
話、構内PHSその他のPHS、通信機能付きPDAの
何れかである、無線通信モジュールによる通信方法の構
成採用にある。
【0029】本発明方法の第3の特徴は、上記本発明方
法の第1又は第2の特徴における前記非接触式ICカー
ド機能が、前記リーダライタとの非接触通信機能、前記
モバイル機器の現所持人が正当な権限を有するかの本人
確認機能、サービス提供に関する情報を記録するメモリ
機能を有機的に結合して発揮されてなる、無線通信モジ
ュールによる通信方法の構成採用にある。
【0030】本発明方法の第4の特徴は、上記本発明方
法の第3の特徴における前記サービス提供が、エリア系
のサービス提供、交通系のサービス提供、金融系のサー
ビス提供、流通系のサービス提供、公共系のサービス提
供、通信系のサービス提供の何れか又はその組み合わせ
である、無線通信モジュールによる通信方法の構成採用
にある。
【0031】
【発明の実施の形態】(発明の概要)本発明の実施の形
態を個別に説明する前に本発明の概要について説明す
る。図1は、本発明の概念を説明する為の説明図であ
る。1は携帯電話、2は通信機能付きPDA、3は非接
触式ICカード機能を有する無線通信モジュールであ
る。
【0032】本発明は、図1の様に、携帯電話1又は通
信機能付きPDA2に対して、非接触式ICカード機能
を付加することである。即ち、ベースとなるハードウェ
アは携帯電話1又は通信機能付きPDA端末2に、非接
触式ICカード機能であるところの、非接触通信機
能、本人確認機能、メモリ機能を有した無線通信モ
ジュール3を付加する点が、本発明の本質的な点であ
る。
【0033】ここで、非接触式ICカード機能として
は、例えば、外部のリーダライタ装置との非接触通信機
能、携帯電話1又は通信機能付きPDA2の現所持人が
正当な権限を有するかの本人確認機能、サービス提供に
関する情報を記録するメモリ機能を有機的に結合して発
揮され、エリア系、交通系、金融系、流通系、公共系、
通信系を初めとするサービス提供の際に用いられる。
【0034】(装置例)前述した本発明の本質的な点を
具体化した装置例について以下、図面を参照しながら説
明する。
【0035】<装置例1>図2は、無線通信モジュール
を携帯電話のバッテリー用蓋に組み込んで一体構成した
構成透視図であり、無線通信モジュールとの送受信を行
うリーダライタ装置も併せて図示してある。
【0036】図中、1は携帯電話、3はアンテナコイル
及びICチップを含み、非接触式ICカード機能を実現
する無線通信モジュール、4は携帯電話1のバッテリ
ー、5は携帯電話1のバッテリー4用蓋、6はリーダラ
イタ装置である。
【0037】図2の様に、携帯電話1の裏側に実装した
のは、携帯電話1の表側に実装すると、携帯電話1の人
による入出力機能が使えないといった不都合が生じるこ
とによる。また、高周波回路、デジタル回路などが高密
度に実装されていることから、電気ノイズが発生するこ
とがあり、これにより安定した通信が得られないという
現象がある反面において、携帯電話用1のバッテリー4
用蓋5の内側に無線通信モジュール3を一体で構成する
ことによって、無線通信モジュール3とリーダライタ装
置6との間で送受信通信をすることができる。
【0038】また、携帯電話1のバッテリー4と携帯電
話1のバッテリー4用蓋5との間は数mm程度の隙間が
あることから、無線通信モジュール3を一体構成でき
る。更には、携帯電話1のバッテリー4用蓋5にアンテ
ナを実装することなどから、通常のカード形状ではアン
テナの形状は40mm×60mm程度であるが、バッテ
リー4の形状に制限されて20mm×40mm程度まで
アンテナ形状を小型化する必要がある。
【0039】この為、通信距離が20mmから15mm
まで低下することになるものの、通常のゲートで使用さ
れるタッチアンドゴーの使用範囲においては、この範囲
の通信距離の低下はユーザの利便性を低下させるもので
はない。
【0040】<装置例2>図3は、携帯電話のバッテリ
ー用蓋の内部にバッテリーと無線通信モジュールのアン
テナコイル間にシート状の電磁シールド材を挟み込んで
一体構成した構成透視図であり、無線通信モジュールと
の送受信を行うリーダライタ装置6も併せて図示してあ
る。図中、7はシート状の電磁シールド材である。
【0041】同図の様に、携帯電話1のバッテリー4は
通常、補強の為に金属板が差し込まれたリチュウム電池
が用いられ、この金属板の影響により、無線通信モジュ
ール3のアンテナコイルに電力供給が減少する。かかる
影響を排除する為に、シート状の電磁シールド材7を携
帯電話1のバッテリー4とアンテナコイル(図3ではア
ンテナコイルを有する無線通信モジュール3)との間に
差し込むことにより、完全にかかる影響を取り除ける。
更に、高密度実装した電気回路から発生するノイズの影
響を取り除くこともできる。
【0042】<装置例3>図4は、実際のバッテリー用
蓋に無線通信モジュールを一体構成した斜視図である。
8はICチップ、9はアンテナコイルである。携帯電話
1のバッテリー4(但し、図示していない。)とバッテ
リー4用蓋5の内側において無線通信モジュール3との
間隔は非常に狭いので、シート状の電磁シールド材7上
に直接、無線通信モジュールを搭載するICチップ8及
びアンテナコイル9を実装することにより薄型化でき
る。
【0043】<装置例4>図5は、実際の携帯電話のバ
ッテリー用蓋に無線通信モジュールを一体形成した断面
構成図である。10は携帯電話1への電力供給端子であ
る。最近の携帯電話1では携帯電話1のバッテリー4と
そのバッテリー4用蓋5とが組み込まれており、かよう
な場合には、バッテリー4側にシート状の電磁シールド
材7と一体形成することにより、携帯電話1に組み込め
る。尚、バッテリー4用蓋5の外側に無線通信モジュー
ル3を片面に粘着剤などを施したものを貼り付けること
によっても、携帯電話1と組み合わせることができる。
【0044】<装置例5>図6は、無線通信モジュール
に対して、携帯電話のバッテリー端子から電力供給を行
えるように電気回路構成した構成例の透視図である。1
1は携帯電話1の電気回路、12は携帯電話1のバッテ
リー4端子、13はスルー端子、14は携帯電話1への
電力供給端子、15はピン、16はICチップ8へ接続
する配線である。
【0045】図6において、ICチップ8及びアンテナ
コイル9とで構成される無線通信モジュール3と携帯電
話1とは別個独立であるものの、ICチップ8の機能を
動作させる電力は携帯電話1のバッテリー端子12より
供給する構成となっている。即ち、携帯電話1用バッテ
リー4のバッテリー端子12からICチップ8に導通す
るスルー端子13を設け、ICチップ8に配線16を介
して接続して電力供給を行う。更には、電気回路11の
電力供給端子14にも接続され、同時に電力供給可能と
する構成である。
【0046】これにより、通常の非接触ICカード用リ
ーダライタとの通信のように、リーダライタ装置6(但
し、図示しない。)から電力を供給されながら通信する
ことがなく、ICチップ8からリーダライタ装置6へ返
送する際の通信距離制限が大幅に緩和され、ICチップ
8による非接触式ICカード機能を付加した携帯電話1
からリーダライタ装置6への通信距離をほぼ2倍程度ま
で拡大することが可能となる。
【0047】具体的には、ハイブリッド構成からカード
機能へ電力供給する構成に変えることにより、バッテリ
ー4用蓋5に実装した場合、15mmの通信距離が約3
0mmまで伸びることになる。
【0048】図6の場合、携帯電話1側からICチップ
8へ電力供給する必要がある為、機能実装時に電力供給
線路(例えばスルー端子13、配線16)を追加する必
要があるものの、非接触ICカード機能付きモバイル機
器とリーダライタ間の通信距離を拡大できるというメリ
ットがある。従って、コスト面には若干の増加はあるも
のの、入退室、交通系ゲートでのサービスにおいてユー
ザの利便性は大きく改善されることになる。
【0049】ここで、図6に示した一実施形態において
は、無線通信モジュール3への電力供給について触れた
が、無線通信モジュール3への電力供給形態について
は、アンテナコイル9とリーダライタ装置6のアンテナ
コイルと電磁結合によりのみ電力供給を受ける形態、携
帯電話1のバッテリー4のみから電力供給を受ける形態
と、アンテナコイル9とリーダライタ装置6のアンテナ
コイルとの電磁結合及び携帯電話1のバッテリー4から
の配線16の双方から電力供給を受ける形態がある。
【0050】(方法例)前述の装置例における説明を前
提として、本発明方法である無線通信モジュールによる
無線通信方法について、その一例として、装置例1を示
す図2を用いて説明する(尚、別の装置例においても同
様である。)。
【0051】携帯電話1と一体構成された無線通信モジ
ュール3における(図4に示す)ICチップ8と外部の
リーダライタ装置6との間においてICチップ8に接続
されたアンテナコイル9を介して信号を送受信して、当
該ICチップ8にその信号の入出力を行うことによりI
Cチップ8において非接触式ICカード機能が実現でき
る。
【0052】以上、本発明の形態を説明したが、本発明
の目的を達し、下記する効果を奏する範囲において、適
宜変更して実施可能である。尚、前述の説明において
は、携帯電話に実装した例にて説明しているものの、別
にこれに限らず、構内PHSその他のPHS、通信機能
付きPDAなどのバッテリー蓋でも全く同様に、無線通
信モジュールと一体構成することができる点について
は、特に説明を要しないであろう。また、一体構成する
相手側の構造に対応させることになることも当然の理で
ある。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、モバイル機器のバッテ
リー用蓋とICチップ及びアンテナコイルを有した無線
通信モジュールとを一体構成することにより、特定サー
ビスに対してICチップとモバイル機器との双方を使用
することができ、図7の一覧表に示す各分野において、
ユーザの利便性が高まると共にサービスを受けることが
できる一方で、サービス提供者側にとっては魅力あるサ
ービスをユーザに提供することができるという有益な効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念説明図である。
【図2】無線通信モジュールを携帯電話のバッテリー用
蓋に組み込んで一体構成した透視構成図である。
【図3】携帯電話のバッテリー用蓋の内部にバッテリー
と無線通信モジュールのアンテナコイル間にシート状の
電磁シールド材を挟み込んで一体構成した構成透視図で
ある。
【図4】実際のバッテリー用蓋に無線通信モジュールを
一体構成した斜視図である。
【図5】実際の携帯電話のバッテリー用蓋に無線通信モ
ジュールを一体形成した断面構成図である
【図6】無線通信モジュールに対して、携帯電話のバッ
テリー端子から電力供給を行えるように電気回路構成し
た構成例の透視図である。
【図7】非接触式ICカードとモバイル機器との双方が
使えることによりユーザの利便性が高くなる分野につい
ての一覧表である。
【符号の説明】
1…携帯電話 2…通信機能付きPDA 3…無線通信モジュール 4…バッテリー 5…バッテリー用蓋 6…リーダライタ装置 7…電磁シールド材 8…ICチップ 9…アンテナコイル 10…電力供給端子 11…電気回路 12…バッテリー端子 13…スルー端子 14…電力供給端子 15…ピン 16…配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新西 誠人 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B035 BA03 BB09 CA01 CA23 5B058 CA01 CA15 5K023 AA07 LL04 LL05 MM25 5K067 AA34 BB04 BB21 DD51 EE02 EE12 EE35 FF02 KK01 KK17

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モバイル機器のバッテリー用蓋の内側に組
    み込まれ、当該モバイル機器と一体構成されるモジュー
    ルであって、 外部のリーダライタ装置と信号の送受信を行うアンテナ
    コイルと、 当該アンテナコイルに接続されて非接触式ICカード機
    能を発揮するICチップとを具備する、 ことを特徴とする無線通信モジュール。
  2. 【請求項2】前記モジュールは、 前記モバイル機器のバッテリー内部の金属板による前記
    アンテナコイルへの悪影響を低減するシート状の電磁シ
    ールド材を、具備する、 ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信モジュー
    ル。
  3. 【請求項3】前記電磁シールド材は、 前記ICチップと、前記モバイル機器のバッテリーとの
    間に挟み込まれて具備される、 ことを特徴とする請求項2に記載の無線通信モジュー
    ル。
  4. 【請求項4】前記アンテナコイル及び前記ICチップ
    は、 前記電磁シールド材上に実装される、 ことを特徴とする請求項2又は3に記載の無線通信モジ
    ュール。
  5. 【請求項5】前記モジュールは、 前記アンテナコイルと前記リーダライタ装置のアンテナ
    コイルと電磁結合により電力供給を受ける構成を取る、 ことを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の無線
    通信モジュール。
  6. 【請求項6】前記モジュールは、 前記モジュール機器のバッテリーから電力供給を受ける
    構成を取る、 ことを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の無線
    通信モジュール。
  7. 【請求項7】前記モジュールは、 前記アンテナコイルと前記リーダライタ装置のアンテナ
    コイルとの電磁結合、 及び前記モジュール機器のバッテリーからの配線の双方
    から電力供給を受ける構成を取る、 ことを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の無線
    通信モジュール。
  8. 【請求項8】モバイル機器の裏面に装着されて、当該モ
    バイル機器と一体構成されるモジュールであって、 外部のリーダライタ装置と信号の送受信を行うアンテナ
    コイルと、 当該アンテナコイルに接続されて非接触式ICカード機
    能を発揮するICチップとを具備する、 ことを特徴とする無線通信モジュール。
  9. 【請求項9】前記モバイル機器は、 携帯電話、構内PHSその他のPHS、通信機能付きP
    DAの何れかである、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又
    は8に記載の無線通信モジュール。
  10. 【請求項10】前記非接触式ICカード機能は、 前記リーダライタ装置との非接触通信機能、前記モバイ
    ル機器の現所持人が正当な権限を有するかの本人確認機
    能、サービス提供に関する情報を記録するメモリ機能を
    有機的に結合して発揮される、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8又は9に記載の無線通信モジュール。
  11. 【請求項11】前記サービス提供は、 エリア系のサービス提供、交通系のサービス提供、金融
    系のサービス提供、流通系のサービス提供、公共系のサ
    ービス提供、通信系のサービス提供の何れか又はその組
    み合わせである、 ことを特徴とする請求項10に記載の無線通信モジュー
    ル。
  12. 【請求項12】モバイル機器と一体構成された無線通信
    モジュールにおけるICチップと外部のリーダライタ装
    置との間において、当該ICチップに接続されたアンテ
    ナコイルを介して信号を送受信し当該送受信する信号を
    当該ICチップに入出力することにより非接触式ICカ
    ード機能を実現する、 ことを特徴とする無線通信モジュールによる通信方法。
  13. 【請求項13】前記モバイル機器は、 携帯電話、構内PHSその他のPHS、通信機能付きP
    DAの何れかである、 ことを特徴とする請求項12に記載の無線通信モジュー
    ルによる通信方法。
  14. 【請求項14】前記非接触式ICカード機能は、 前記リーダライタとの非接触通信機能、前記モバイル機
    器の現所持人が正当な権限を有するかの本人確認機能、
    サービス提供に関する情報を記録するメモリ機能を有機
    的に結合して発揮される、 ことを特徴とする請求項12又は13に記載の無線通信
    モジュールによる通信方法。
  15. 【請求項15】前記サービス提供は、 エリア系のサービス提供、交通系のサービス提供、金融
    系のサービス提供、流通系のサービス提供、公共系のサ
    ービス提供、通信系のサービス提供の何れか又はその組
    み合わせである、 ことを特徴とする請求項14に記載の無線通信モジュー
    ルによる通信方法。
JP2001255300A 2001-08-24 2001-08-24 無線通信モジュール及び無線通信モジュールによる通信方法 Pending JP2003067692A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001255300A JP2003067692A (ja) 2001-08-24 2001-08-24 無線通信モジュール及び無線通信モジュールによる通信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001255300A JP2003067692A (ja) 2001-08-24 2001-08-24 無線通信モジュール及び無線通信モジュールによる通信方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003067692A true JP2003067692A (ja) 2003-03-07

Family

ID=19083293

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001255300A Pending JP2003067692A (ja) 2001-08-24 2001-08-24 無線通信モジュール及び無線通信モジュールによる通信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003067692A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005053181A1 (ja) * 2003-11-25 2005-06-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 携帯通信機器
JP2005244852A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Kyocera Corp 電子機器
JP2006270350A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Sun Corp シールド装置
JP2009182902A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Nec Corp Rfidアンテナ装置、rfidタグ及びrfidタグ機能付きの携帯電子端末
US7859480B2 (en) 2006-08-31 2010-12-28 Casio Hitachi Mobile Communications Co., Ltd. Antenna and portable electronic device
EP2276090A1 (en) * 2009-07-14 2011-01-19 Research In Motion Limited Low magnetic interference battery and mobile communication device
CN102473868A (zh) * 2009-07-14 2012-05-23 捷讯研究有限公司 低磁干扰电池
US8357460B2 (en) 2009-07-14 2013-01-22 Research In Motion Limited Low magnetic interference battery and mobile communication device
KR101265909B1 (ko) 2006-11-01 2013-05-22 에버레디 배터리 컴퍼니, 인크. 가스 발생이 감소되고 변색이 감소된 알칼리 전기화학 전지
KR101477880B1 (ko) * 2010-10-31 2014-12-31 모토로라 모빌리티 엘엘씨 감소된 자계 방출을 갖는 전기 화학 전지 및 대응하는 장치들
WO2020261743A1 (ja) * 2019-06-24 2020-12-30 日置電機株式会社 測定器

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101051105B1 (ko) * 2003-11-25 2011-07-21 파나소닉 주식회사 휴대 통신기기
WO2005053181A1 (ja) * 2003-11-25 2005-06-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 携帯通信機器
US7494069B2 (en) 2003-11-25 2009-02-24 Panasonic Corporation Mobile communication device
JP2005159607A (ja) * 2003-11-25 2005-06-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 携帯通信機器
JP2005244852A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Kyocera Corp 電子機器
JP2006270350A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Sun Corp シールド装置
US7859480B2 (en) 2006-08-31 2010-12-28 Casio Hitachi Mobile Communications Co., Ltd. Antenna and portable electronic device
KR101265909B1 (ko) 2006-11-01 2013-05-22 에버레디 배터리 컴퍼니, 인크. 가스 발생이 감소되고 변색이 감소된 알칼리 전기화학 전지
JP2009182902A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Nec Corp Rfidアンテナ装置、rfidタグ及びrfidタグ機能付きの携帯電子端末
EP2276090A1 (en) * 2009-07-14 2011-01-19 Research In Motion Limited Low magnetic interference battery and mobile communication device
US8357460B2 (en) 2009-07-14 2013-01-22 Research In Motion Limited Low magnetic interference battery and mobile communication device
US8580413B2 (en) 2009-07-14 2013-11-12 Blackberry Limited Low magnetic interference battery
US8663823B2 (en) 2009-07-14 2014-03-04 Blackberry Limited Low magnetic interference battery and mobile communication device
US9224990B2 (en) 2009-07-14 2015-12-29 Blackberry Limited Low magnetic interference battery
CN102473868A (zh) * 2009-07-14 2012-05-23 捷讯研究有限公司 低磁干扰电池
KR101477880B1 (ko) * 2010-10-31 2014-12-31 모토로라 모빌리티 엘엘씨 감소된 자계 방출을 갖는 전기 화학 전지 및 대응하는 장치들
JP2021002821A (ja) * 2019-06-24 2021-01-07 日置電機株式会社 測定器
WO2020261743A1 (ja) * 2019-06-24 2020-12-30 日置電機株式会社 測定器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6456039B1 (en) Interchangeable battery with additional communications capabilities for mobile telephones
US9002263B2 (en) Switching between multiple coupling modes
US9418362B2 (en) Amplifying radio frequency signals
US7494069B2 (en) Mobile communication device
US20060111053A1 (en) RFID system using mobile phone as device of access control and security response
JP2002518959A5 (ja)
US20100190528A1 (en) Signal Processing Device
JP2002518959A (ja) 通信方法および通信器機
WO1998057510A3 (de) Gerät der telekommunikations- und/oder fernsteuertechnik mit chipkarteneinheit sowie solche mit gekoppeltem rechner für internet- bzw. netzanwendungen
JP2003067692A (ja) 無線通信モジュール及び無線通信モジュールによる通信方法
WO2012088945A1 (zh) 近场通信电子装置及其天线
WO2011011901A1 (en) Contactless adaptor device
CN102224634A (zh) 便携电子设备
CN102799921A (zh) 具有移动通信功能的多功能智能卡及基于它的移动通信装置
US20050178845A1 (en) Contactless electronic communication device with optional auxiliary power source
JP2005018671A (ja) メモリカード及び携帯電話
KR20020042748A (ko) 비접촉식 인터페이스를 휴지 접점으로 전환한스마트카드를 장착한 휴대용 전화기
CN101303746A (zh) 可分离天线装置和非接触式ic卡系统
JP3907045B2 (ja) 携帯通信端末
WO2012089532A1 (en) Contactless adaptor device
TW200849935A (en) Communication terminal with contactless IC card system
JP2000196708A (ja) 通信装置
CN219040714U (zh) 天线系统及电子设备
KR200196515Y1 (ko) 비접촉식 전자 칩이 내장된 휴대전화기의 전자 칩 사용제한장치
JP3377138B2 (ja) Icカードシステムおよびicカードおよびデータキャリアおよびホスト側端末

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051018

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060228