JP2008085637A - 放送信号送信装置 - Google Patents

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Masashi Sakata
誠志 坂田
Akitsugu Otani
明嗣 大谷
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Abstract

【課題】例えば、地上デジタルテレビ放送の放送信号送信装置で、放送休止中に送信出力を停止する。
【解決手段】所定の制御情報が含まれる放送信号を入力して当該放送信号を変調した後に送信する放送信号送信装置で、変調手段42〜47が入力信号を変調し、判定手段48、50が入力信号に前記制御情報が含まれているか否かを判定し、制御手段50が、入力信号に前記制御情報が含まれていることが判定された場合には、変調手段により変調された信号を送信するように制御し、入力信号に前記制御情報が含まれていないことが判定された場合には、変調手段により変調された信号を非送信として無信号を送信するように制御する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、例えば、地上デジタルテレビ放送の放送信号送信装置に関し、特に、放送休止中に送信出力を停止する放送信号送信装置に関する。
図1には、地上デジタルテレビ放送の送信システムの一例を示してある。
図2には、親局送信装置3の構成例を示してある。
なお、ここでは、説明の便宜上から、後述する本発明の実施例で参照する図1及び図2を例示したが、本発明を不要に限定する意図は無い。
ここで、放送を休止する場合を考える。
放送を休止する場合には、演奏所(会館)のSTL(Studio to Transmitter Link)送信装置1の送信が停止され、放送所(親局)のSTL受信装置2への入力信号が無くなる。STL受信装置2は、信号が入力されない場合には、例えばTSP(Transport Stream Packet)信号のデータを全て“1”値にしてヘッダ情報を付けたフォーマットの信号(以下、NULLデータと言う)を親局送信装置3へ出力する。このNULLデータは、親局送信装置3の直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Divisional Multiplexing)変調器31に入力される。
また、上記と同様な構成がTTL(Transmitter to Transmitter Link)受信装置6にも採用されることがあり、放送休止中には、TTL受信装置6から中継送信装置7へNULLデータが出力されることがある。
図6には、OFDM変調器31の構成例を示してある。
なお、図6では、説明の便宜上から、後述する本発明の実施例で参照する図4や図5に示されるのと同様な構成部分については同一の符号を付して示してあるが、ここでは、本発明を不要に限定する意図は無い。
図6に示されるOFDM変調器31では、入力されたTSP信号(データ)が、同期回路41、符号化部42、マッピング回路43、フレーム構成部44、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)演算回路45、ガード付加回路46、直交変調器47、D/A変換器51、アップコンバーター52により、変調などの処理が施されて出力される。また、IIP(ISDB−T Information Packet)検出回路62により検出されたIIPの情報に基づいてTMCC(Transmission Multiplexing Configuration Control)のデータが構成される。
特開2006−180235号公報
図6に示されるようなOFDM変調器31では、入力されるTSP信号についての異常の判定として、ヘッダが正常に入力されていないときに異常であると判定する。
しかしながら、放送休止の場合においても、OFDM変調器31に入力されるNULLデータにはヘッダが付いているため、入力されたデータは正常であると判定してしまう。このため、放送休止中においても、OFDM変調器31では、全てが“1”値であるデータ(NULLデータ)を変調してIF信号を出力してしまう。
このように、親局送信装置3では放送休止中であるか否かは受信信号の有無に基づいて判断されるが、放送が休止されてSTL受信装置2に受信信号が無くなると、STL受信装置2は親局送信装置3のOFDM変調器31へNULLデータを出力するため、親局送信装置3では、放送休止中においても、NULLデータを変調して送信してしまい、IF信号の出力が止まらない。すると、親局送信装置3におけるOFDM変調器31以降の機器が停止せずに電波を出力してしまうことから、後段の中継送信装置7、10の受信信号が無くならないために放送休止中を判断することができず、スケルチ動作(放送休止時に送信信号を止める動作)を行うことができないといった問題があった。
また、STL受信装置2及び親局送信装置3について上述したのと同様に、TTL受信装置6及び中継送信装置7についても同様な問題が発生することが考えられ、つまり、放送が停止されたときにTTL受信装置6がNULLデータを出力して、中継送信装置7が、放送休止中においても、NULLデータを変調して送信してしまい、スケルチ動作を行うことができないといった問題が考えられる。
本発明は、このような従来の事情に鑑み為されたもので、放送休止中に送信出力を停止することができる放送信号送信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る放送信号送信装置では、所定の制御情報が含まれる放送信号を入力して、当該放送信号を変調した後に送信するに際して、次のような処理を行う。
すなわち、変調手段が、入力信号を変調する。判定手段が、前記入力信号に前記制御情報が含まれているか否かを判定する。制御手段が、前記判定手段により前記入力信号に前記制御情報が含まれていることが判定された場合には、前記変調手段により変調された信号を送信するように制御し、前記判定手段により前記入力信号に前記制御情報が含まれていないことが判定された場合には、前記変調手段により変調された信号を非送信として(つまり、送信しないようにして)無信号を送信するように制御する。
従って、入力信号に所定の制御情報が含まれる場合には、当該入力信号が放送信号であると判定して、つまり放送中であると判定して、当該入力信号を変調して送信し、また、入力信号に所定の制御情報が含まれない場合には、当該入力信号が放送信号ではないと判定して、つまり放送休止中であると判定して、当該入力信号を変調した信号を送信せずに、無信号を送信する(つまり、信号を送信しない)ようにしたため、放送休止中に送信出力を停止することができ、例えば、無駄な送信を低減して、効率化を図ることができる。
ここで、放送信号送信装置としては、例えば、親局送信装置や中継送信装置に適用することができる。
また、所定の制御情報が含まれる放送信号としては、種々な信号が用いられてもよく、例えば、所定の制御情報としてIIPの情報を用いることができ、放送信号としてTSPの信号からなる多重フレームを用いることができる。
また、信号を変調する処理部としては、種々な処理部が用いられてもよい。
また、入力信号が変調された信号と無信号とを切り替えて送信する制御の態様としては、種々な態様が用いられてもよく、例えば、無信号として“0”値の信号を出力する態様や、或いは、無信号とする場合にはスイッチをオフの状態として出力側に信号が出力されないようにする態様を用いることができる。なお、2つの信号経路の切り替えは、例えば、切替スイッチを用いて実現することができる。
本発明に係る放送信号送信装置では、放送休止中には無入力であることに応じて所定のNULLデータを出力する前段の装置があり、当該前段の装置から所定の制御情報が含まれる放送信号を入力して当該放送信号を変調した後に送信するに際して、次のような処理を行う。
すなわち、変調手段が、入力信号を変調する。判定手段が、前記入力信号が前記NULLデータであるか否かを判定する。制御手段が、前記判定手段により前記入力信号が前記NULLデータではないことが判定された場合には、前記変調手段により変調された信号を送信するように制御し、前記判定手段により前記入力信号が前記NULLデータであることが判定された場合には、前記変調手段により変調された信号を非送信として(つまり、送信しないようにして)無信号を送信するように制御する。
従って、入力信号が所定のNULLデータではない場合には、当該入力信号が放送信号であると判定して、つまり放送中であると判定して、当該入力信号を変調して送信し、また、入力信号が所定のNULLデータである場合には、当該入力信号が放送信号ではないと判定して、つまり放送休止中であると判定して、当該入力信号を変調した信号を送信せずに、無信号を送信する(つまり、信号を送信しない)ようにしたため、放送休止中に送信出力を停止することができ、例えば、無駄な送信を低減して、効率化を図ることができる。
ここで、放送信号送信装置の前段の装置としては、例えば、親局送信装置の前段のSTL受信装置や、中継送信装置の前段のTTL受信装置を用いることができる。
また、所定のNULLデータとしては、種々なものが用いられてもよく、一例として、ヘッダ情報と、全てが“1”値のデータから構成された信号を用いることができる。
以上説明したように、本発明によると、入力信号が放送信号であるか否かを判定して、入力信号が放送信号である場合には、当該入力信号を変調して送信し、また、入力信号が放送信号ではない場合には、放送休止中であるとみなして、無信号を送信するようにしたため、放送休止中に送信出力を停止することができる。
本発明に係る実施例を図面を参照して説明する。
図1には、地上デジタルテレビ放送の送信システムの一例を示してある。
本例の送信システムは、演奏所(会館)に、64QAM(Quadrature Amplitude Modulation)を使用するSTL(Studio to Transmitter Link)送信装置1を備えており、放送所(親局)に、64QAMを使用するSTL受信装置2と、親局送信装置3及びそのアンテナ4と、64QAMを使用するTTL(Transmitter to Transmitter Link)送信装置5を備えており、演奏所(会館)と放送所(親局)との間に、マイクロ波の回線(マイクロ回線)21を備えており、中継放送所Aに、64QAMを使用するTTL受信装置6と、中継送信装置(中継送信装置A)7及びそのアンテナ8を備えており、放送所(親局)と中継放送所Aとの間に、マイクロ波の回線(マイクロ回線)22を備えており、中継放送所Bに、中継送信装置(中継送信装置B)10と、その受信用のアンテナ9と、その送信用のアンテナ11を備えている。
図2には、親局送信装置3の構成例を示してある。
本例の親局送信装置3は、直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Divisional Multiplexing)変調器31と、励振器32と、電力増幅器33と、フィルタ34と、アンテナ4を備えている。
本例の送信システムにおいて行われる動作の一例を示す。
演奏所(会館)で編集された放送用のTSP(Transport Stream Packet)信号がマスター装置からSTL送信装置1に入力される。
STL送信装置1では、入力されたTSP信号に対して64QAMの変調を行い、変調後の信号(マイクロ波)をマイクロ波の回線21を使用して放送所(親局)へ伝送する。
放送所(親局)において、受信されたマイクロ波がSTL受信装置2に入力され、STL受信装置2では、受信信号に対して64QAMの復調を行い、復調した信号であるTSP信号を親局送信装置3へ出力する。
親局送信装置3では、前段のSTL受信装置2から入力されたTSP信号が、OFDM変調器31に入力されて、OFDM変調されることでIF(Intermidiate Frequency)信号へ変換される。このIF信号は、励振器32により、電力増幅器33の歪が補正されて、UHF(Ultra High Frequency)信号へアップコンバートされる。その後、この信号は、電力増幅器33により規定の送信電力に増幅され、フィルタ34を経由して、アンテナ4から無線により各家庭の受信機などに向けて送信される。
親局送信装置3から無線送信された電波(以下、放送波と言う)を受信することができない地域には、信号を中継する中継放送所が必要となる。中継放送所としては、大きく2種類のタイプがあり、専用のマイクロ波の回線を利用したTTLを用いたシステムと、放送波を受信して再送信するシステムがある。
まず、TTLを用いた送信システムとして、中継放送所Aについて説明する。
親局送信装置3では、OFDM変調器31から出力されるIF信号を分配器などを経由させて分配して、TTL送信装置5へ出力する。
TTL送信装置5では、STL送信装置1と同様に、親局送信装置3からの受信信号に対して64QAMの変調を行い、変調後の信号(マイクロ波)をマイクロ波の回線22を使用して中継放送所Aに伝送する。
中継放送所Aにおいて、受信されたマイクロ波がTTL受信装置6に入力され、TTL受信装置6では、受信信号に対して64QAMの復調を行い、復調した信号であるTSP信号を中継送信装置7へ出力する。
中継送信装置7では、入力された信号に対して電力増幅等の処理を行った後に、その信号(放送波)をアンテナ8から無線により各家庭や次段の中継放送所に向けて送信する。
次に、放送波を受信して再送信する送信システムとして、中継放送所Bについて説明する。
中継放送所Bにおいて、親局送信装置3から無線送信された放送波が、アンテナ9により受信されて、中継送信装置10に入力される。
中継送信装置10では、受信した放送波に対して波形等化などの信号処理を行って電力増幅した後に、その放送波をアンテナ11から無線により送信(再送信)する。
図3には、演奏所(会館)のSTL送信装置1から出力される多重フレーム列の一例を示してある。
1つの多重フレームには、複数のTSP信号(パケット)が含まれており、その中の1つとしてTSP信号の一種であるIIPというパケット領域が含まれている。つまり、1多重フレーム当たり1パケット(1TSP)としてIIPが多重フレームに挿入されており、1つの多重フレームには1つのIIPが含まれている。例えば、演奏所(会館)のSTL送信装置1において、IIPには、変調方式やSFN(Single Frequency Network)の遅延時間などに関する制御情報が含められる。また、IIP以外のTSP信号には、映像や音声が含まれている。
なお、多重フレームでは、例えば、モード1〜3及びガードインターバル長の組み合わせによって、1多重フレーム中のTSPの数が異なる。一例として、ARIB STD−B31の規格では、モード3及びガードインターバル1/8の場合には、1多重フレームは4608個のTSPから構成される。ここで、各モード1〜3では、OFDMにおけるFFT(Fast Fourier Transform)の数などが変更される。
以下の実施例(第1実施例〜第2実施例)では、地上デジタルテレビ放送の送信装置において、OFDM変調方式によりTSP(Transport Stream Packet)信号を変調するOFDM変調器31の回路について説明する。
また、以下の実施例(第1実施例〜第2実施例)では、変調機能を備えた親局送信装置3に本発明を適用した場合を示すが、例えば、変調機能を備えた中継送信装置7に本発明を適用することも可能である。
本発明の第1実施例を説明する。
図4には、本例のOFDM変調器31の構成例を示してある。
本例のOFDM変調器31は、同期回路41と、符号化部42と、マッピング回路43と、フレーム構成部44と、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)演算回路45と、ガード付加回路46と、直交変調器47と、IIP(ISDB−T Information Packet)検出回路48と、出力部49と、判定回路50と、D/A(Digital to Analog)変換器51と、アップコンバーター52を備えている。
本例のOFDM変調器31において行われる信号処理の一例を示す。
OFDM変調器31に入力されたTSP信号(データ)が、同期回路41及びIIP検出回路62に入力される。
同期回路61は、入力されたTSP信号のヘッダを検出した後に、OFDM変調に使用するデータを抜き出して符号化部42へ出力する。符号化部42は、伝送時にデータに誤りが生じても訂正することができるように、入力されたデータに対して畳み込み符号化やインターリーブといった信号処理を行い、その結果をマッピング回路43へ出力する。マッピング回路43は、符号化部42から入力された信号をI、Q軸の所定点の情報へ変換してフレーム構成部44へ出力する。
また、フレーム構成部44には、受信機で伝送路推定を行うためのパイロットとして、CP(Continual Pilot)及びSP(Scattered Pilot)をBPSK(Binary Phase Shift Keying)信号で変調した信号と、変調方式等の情報を受信機へ伝えるためのTMCC(Transmission Multiplexing Configuration Control)のデータと、予備データ伝送用のAC(Auxiliary Channel)のデータをDBPSK(Differential−BPSK)信号として変調した信号が入力される。
IIP検出回路48は、入力されたTSP信号の中からIIPの情報を検出する。本例では、IIP検出回路48により検出されたIIPの情報に基づいてTMCCのデータが構成される。
また、IIP検出回路48は、入力されたTSP信号の中にIIPが存在するか否かを判定し、その判定結果を示す情報を判定回路50へ出力する。
フレーム構成部44は、マッピング回路43から入力されたデータやSPなどの信号を規格に合った順序で各サブキャリアに割り当てて、フレームを構成し、その信号をIFFT演算回路45へ出力する。
IFFT演算回路45は、フレーム構成部44から入力されたI、Q軸の信号(周波数軸のデータ)を逆フーリエ変換して時間軸の波形へ変換してガード付加回路46へ出力する。
ガード付加回路46は、IFFT演算回路45から入力された信号に対してガードインターバル部分を付加してデータのシンボルを生成し、その信号を直交変調器47へ出力する。
直交変調器47は、ガード付加回路46から入力された信号を直交変調して判定回路50へ出力する。
出力部49は、“0”値の信号を判定回路50へ出力する。
判定回路50は、IIP検出回路48から入力された情報に基づいて、IIPが存在することが判定された場合には直交変調器47から入力された信号をD/A変換器51へ出力し、IIPが存在しないことが判定された場合には出力部49から入力された信号をD/A変換器51へ出力する。
D/A変換器51は、判定回路50から入力された信号をD/A変換してアップコンバーター52へ出力する。
アップコンバーター52は、D/A変換器51から入力された信号をアップコンバートしてIF信号として励振器32へ出力する。また、このIF信号は分配されてTTL送信装置5に入力される。
次に、本例のOFDM変調器31のIIP検出回路48や判定回路50により行われる処理について詳しく説明する。
OFDM変調器31に入力されたTSP信号をIIP検出回路48に入力して、IIPの情報を検出する。IIP検出回路48は、その検出結果をフラグとして判定回路50へ渡す。このフラグは、一例として、IIPが検出された場合にはハイ(High)レベルとされてIIPが未検出である場合にはロウ(Low)レベルとされる信号が用いられる。
判定回路50は、IIP検出回路48から受け取ったフラグのレベルを判定して、その判定結果に基づいて、D/A変換器51へ出力する信号を選択する。本例では、判定回路50は、受け取ったフラグがハイレベルの信号であった場合には、直交変調器47からの出力をD/A変換器51へ渡し、逆に、受け取ったフラグがロウレベルの信号であった場合には、直交変調器47からの出力を遮断して、出力部49からの全てゼロ(“0”値)の信号をD/A変換器51へ渡す。
この制御により、放送中であれば、OFDM変調器31に入力されたTSP信号からIIPが検出されるため、通常のOFDM変調後のIF信号が出力され、逆に、放送休止中であれば、IIPが検出されないため、IF信号は全てゼロとなり、つまり、IF信号が出力されなくなる。
ここで、IIPの有無の検出の誤判定を防止するために保護を設けることも可能である。
例えば、IIP検出回路48では、IIPを検出したときにすぐにハイレベルのフラグを出力するのではなく、連続した複数(例えば、3つ)の多重フレームのTSPを観測して、これら複数の多重フレームについて連続してIIPを検出したときにハイレベルのフラグを出力するといった保護を設けることができる。同様に、IIP検出回路48では、IIPが検出されないときについても、すぐにロウレベルのフラグを出力するのではなく、連続した複数(例えば、3つ)の多重フレームのTSPを観測して、これら複数の多重フレームについて連続してIIPが検出されなかったときにロウレベルのフラグを出力するといった保護を設けることができる。IIPは1多重フレーム当たり1TSPしかないため、誤判定を避けるために、数多重フレームを観測することが望ましい。
一例として、IIPの有無の検出は、1フレーム以上行われ、更に、多くのフレームについて行われた方が、時間はかかるが、確実性は高まり、実用上で有効な程度で保護が設けられればよい。
なお、本例では、放送休止中にOFDM変調器31に入力されるNULLデータにはヘッダが付加されているため、そのヘッダにより多重フレーム中の各パケットの区切りを検出して、IIPが存在するか否かを検出する。本例では、複数の放送番組或いは制御情報を識別するための複数の階層(例えば、A階層、B階層、C階層、その他の階層)が設けられており、各パケット中にはそのパケットの階層を識別する情報(ID情報)が含まれており、IIP検出回路48では、IIPのパケットに含まれる所定のID情報が検出された場合にはIIPが存在すると判定し、IIPのパケットに含まれる所定のID情報が検出されない場合にはIIPが存在しないと判定する。
ここで、NULLデータではいずれの階層のID情報も検出されないことから、IIP以外の例えば番組を識別するID情報の有無を検出して放送休止中であるか否かを判定するような態様も考えられるが、例えば、複数の番組の中の一部の番組のみが停止中である場合にはその停止中の番組のID情報は検出されないが放送自体は休止されていないという場合もあるため、IIPのID情報に基づいて放送休止中であるか否かを判定するのが確実性が高いと考えられる。
また、本例では、放送休止中には、ゼロ信号(無信号)を判定回路50から出力することで送信を停止する構成を示したが、他の構成例として、判定回路50の代わりに、直交変調器47からの入力をD/A変換器51へ出力する状態とD/A変換器51への出力を無し(オフ)とする状態とを切り替えるスイッチ回路を設けて、D/A変換器51への出力を無し(オフ)とすることで送信を停止することも可能であり、この場合には、出力部49は設けられなくともよい。
以上のように、本例の地上デジタルテレビ放送の親局送信装置3では、OFDM変調器31に入力されるTSP信号からIIPを検出し、IIPを検出することができない場合には、放送休止中であると判定して、OFDM変調器31からの出力信号を停止させることが行われる。
従って、本例では、OFDM変調器31に入力される信号を観測して放送休止中であるか否かが判定されて、放送休止中である場合には、OFDM変調器31からのIF信号の出力を停止させることで、親局送信装置3からの送信信号の出力を停止させることができ、これにより、後段の中継送信装置7、10に信号を与えないようにすることができ、スケルチ制御が可能となる。
なお、本例の親局送信装置3のOFDM変調器31では、符号化部42やマッピング回路43やフレーム構成部44やIFFT演算回路45やガード付加回路46や直交変調器47により入力信号から変調信号を生成する機能により変調手段が構成されており、IIP検出回路48や判定回路50により入力信号中のIIPの有無を判定する機能により判定手段が構成されており、判定回路50によりIIPの有無に応じて直交変調器47からの出力と出力部49からの出力(ゼロ信号)を切り替えて送信するように制御する機能により制御手段が構成されている。
本発明の第2実施例を説明する。
図5には、本例のOFDM変調器31の構成例を示してある。
本例のOFDM変調器31は、同期回路61と、符号化部42と、マッピング回路43と、フレーム構成部44と、IFFT演算回路45と、ガード付加回路46と、直交変調器47と、IIP検出回路62と、出力部49と、判定回路50と、D/A変換器51と、アップコンバーター52を備えている。
ここで、図5では、図4に示されるOFDM変調器31と同様な構成部分については、同一の符号を付して示してあり、本例では、詳しい説明を省略する。
本例のOFDM変調器31の同期回路61や判定回路50により行われる処理について詳しく説明する。
なお、本例のIIP検出回路62では、IIPの有無の判定を行わず、判定回路50へ判定結果の情報(フラグ)を出力することも行わない。
OFDM変調器31に入力されたTSP信号は、同期回路61に入力される。
同期回路61は、入力されたTSP信号がNULLデータであるか否かを検出する。ここで、NULLデータの検出方法としては、例えば、TSP信号内のヘッダにより各パケットの区切りを検出し、TSP信号内のヘッダ以外のデータを比較回路(本例では、同期回路61内の比較回路)に入力し、ヘッダ以外のデータが全て“1”値であるか否かを観測し、全て“1”値であればNULLデータであるとする。
同期回路61は、入力されたTSP信号がNULLデータであるか否かの判定結果を示す情報を例えばハイレベル或いはロウレベルを取るフラグとして判定回路50へ出力する。
判定回路50は、同期回路61から受け取ったフラグのレベルを判定し、当該判定結果に応じて、D/A変換器51へ出力する信号を選択して、IF信号の出力を制御する。
ここで、NULLデータの検出に保護を設けることも可能であり、例えば、所定の複数(例えば、2つ)の多重フレーム以上連続してNULLデータであることを検出した場合に、NULLデータが入力されたと判定して、同期回路61から判定回路50へそれを示すフラグを渡すことで保護を設けることができ、同様に、NULLデータの入力ではないことを判定する場合にも保護を設けることができる。
なお、NULLデータを検出する場合、1つのTSP単位を観測すれば検出が可能であるが、通常、放送中の多重フレームの中にも伝送レート等の調整のためにNULL(“1”値が並ぶデータ)が挿入されている可能性があるため、誤判定を避けるためには、数TSPだけを観測するのではなく、数十TSP〜1つの多重フレームの単位で観測するのが望ましい。
一例として、NULLデータであるか否かの検出は、1フレーム以上行われ、更に、多くのフレームについて行われた方が、時間はかかるが、確実性は高まり、実用上で有効な程度で保護が設けられればよい。
以上のように、本例の地上デジタルテレビ放送の親局送信装置3では、OFDM変調器31に入力されるTSP信号がNULLデータであるか否かを判定し、そうである場合には、放送休止中であると判定して、OFDM変調器31からの出力信号を停止させることが行われる。
従って、本例では、OFDM変調器31に入力される信号を観測して放送休止中であるか否かが判定されて、放送休止中である場合には、OFDM変調器31からのIF信号の出力を停止させることで、親局送信装置3からの送信信号の出力を停止させることができ、これにより、後段の中継送信装置7、10に信号を与えないようにすることができ、スケルチ制御が可能となる。
なお、本例の親局送信装置3のOFDM変調器31では、符号化部42やマッピング回路43やフレーム構成部44やIFFT演算回路45やガード付加回路46や直交変調器47により入力信号から変調信号を生成する機能により変調手段が構成されており、同期回路61や判定回路50により入力信号がNULLデータであるか否かを判定する機能により判定手段が構成されており、判定回路50により入力信号がNULLデータであるか否かに応じて直交変調器47からの出力と出力部49からの出力(ゼロ信号)を切り替えて送信するように制御する機能により制御手段が構成されている。
ここで、本発明に係るシステムや装置などの構成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。また、本発明は、例えば、本発明に係る処理を実行する方法或いは方式や、このような方法や方式を実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体などとして提供することも可能であり、また、種々なシステムや装置として提供することも可能である。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係るシステムや装置などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
本発明の一実施例に係る地上デジタルテレビ放送の送信システムの構成例を示す図である。 親局送信装置の構成例を示す図である。 多重フレームの一例を示す図である。 本発明の第1実施例に係るOFDM変調器の構成例を示す図である。 本発明の第2実施例に係るOFDM変調器の構成例を示す図である。 OFDM変調器の構成例を示す図である。
符号の説明
1・・STL送信装置、 2・・STL受信装置、 3・・親局送信装置、 4、8、9、11・・アンテナ、 5・・TTL送信装置、 6・・TTL受信装置、 7、10・・中継送信装置、 21、22・・マイクロ回線、 31・・OFDM変調器、 32・・励振器、 33・・電力増幅器、 34・・フィルタ、 41、61・・同期回路、 42・・符号化部、 43・・マッピング回路、 44・・フレーム構成部、 45・・IFFT演算回路、 46・・ガード付加回路、 47・・直交変調器、 48、62・・IIP検出回路、 49・・出力部、 50・・判定回路、 51・・D/A変換器、 52・・アップコンバーター、

Claims (2)

  1. 所定の制御情報が含まれる放送信号を入力して当該放送信号を変調した後に送信する放送信号送信装置であって、
    入力信号を変調する変調手段と、
    前記入力信号に前記制御情報が含まれているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記入力信号に前記制御情報が含まれていることが判定された場合には、前記変調手段により変調された信号を送信するように制御し、前記判定手段により前記入力信号に前記制御情報が含まれていないことが判定された場合には、前記変調手段により変調された信号を非送信として無信号を送信するように制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする放送信号送信装置。
  2. 放送休止中には無入力であることに応じて所定のNULLデータを出力する前段の装置から所定の制御情報が含まれる放送信号を入力して当該放送信号を変調した後に送信する放送信号送信装置であって、
    入力信号を変調する変調手段と、
    前記入力信号が前記NULLデータであるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記入力信号が前記NULLデータではないことが判定された場合には、前記変調手段により変調された信号を送信するように制御し、前記判定手段により前記入力信号が前記NULLデータであることが判定された場合には、前記変調手段により変調された信号を非送信として無信号を送信するように制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする放送信号送信装置。
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