JP2008085600A - 画像読取装置及び複写装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿からの反射光を予め分割された領域毎に受光する複数の受光手段を備えた画像読取装置において、画像の読み取りに要する処理負荷を軽減させる。
【解決手段】イメージセンサ31は、全読取領域を分割した領域毎に配置された9個のラインセンサから構成されており、各ラインセンサからの出力AO1〜AO9は、3つにグループ分けしてAFE81〜83に入力される。AFE81〜83は、各グループのラインセンサからの出力を、順次A/D変換して、ASIC64に入力するが、ASIC64からOE信号OE1〜OE3が入力されなければ動作を停止する。そして、ASIC64は、CPUによる制御の下に、画像の読取範囲に応じて、画像の読み取りに使用するAFE81〜83を選択する。この結果、読取範囲が狭い場合には、画像の読み取りに使用するAFE81〜83の数を減らし、読み取りに要する時間を短縮できる。
【選択図】図7

Description

本発明は、原稿からの反射光を予め分割された領域毎に受光する複数の受光手段を備えた画像読取装置、及び、この画像読取装置を備えた複写装置に関する。
従来より、原稿に光を照射する光源を備えた密着型のイメージセンサを、原稿の幅方向(換言すれば主走査方向)に複数分割して配置した画像読取装置が知られている。
そして、この種の画像読取装置においては、原稿幅に応じて点灯させる光源を選択することで、原稿から画像を読み取るのに必要な光源だけを点灯させ、画像読取時の消費電力量を抑制することが提案されている(例えば、特許文献1等参照)。
特開2006−67032号公報
しかしながら、上記提案の画像読取装置において、各イメージセンサから一画素毎に出力される受光信号を処理して画像データを生成する際には、原稿幅に関係なく、各イメージセンサからの受光信号を全て処理するようにされていた。
このため、上記提案の画像読取装置によれば、画像読取時に点灯させる光源を選択することで省電力化を図ることはできるものの、画像読取時に受光信号を処理するのに必要な処理負荷は、原稿幅にかかわらず一定になってしまい、処理負荷を軽減させることはできなかった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、原稿からの反射光を予め分割された領域毎に受光する複数の受光手段を備えた画像読取装置において、画像の読み取り範囲に応じて画像の読み取りに要する処理負荷を軽減できるようにすることを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の画像読取装置は、画像の読取対象となる原稿に光を照射する照射手段と、前記原稿からの反射光を予め分割された領域毎に受光する複数の受光手段と、前記複数の受光手段を複数グループにグループ分けしたグループ毎に設けられ、各グループの受光手段から出力される受光信号を順次デジタル値に変換して出力する複数の変換手段と、画像の読取範囲に応じて画像の読み取りに使用する受光手段と変換手段の組を決定し、その決定した組の受光手段及び変換手段を動作させる制御手段と、を備えたことを特徴とする。
このように、請求項1に記載の画像読取装置において、原稿から画像を読み取る際には、制御手段が、画像の読取範囲に応じて、画像の読み取りに使用する受光手段と変換手段の組を決定する。このため、画像の読取範囲が狭いときには、画像の読み取りに使用される受光手段と変換手段の組が少なくなる。
よって、本発明によれば、従来のように、画像の読み取りに不要な組の受光手段及び変換手段を不必要に動作させてしまうことがなく、画像の読み取りに要する処理負荷を軽減させることができる。
ここで、制御手段は、請求項2に記載のように、画像の読み取りに使用する受光手段と変換手段の組を決定する際には、原稿のサイズを利用するように構成するとよい。このようにすれば、画像の読み取りに必要な受光手段と変換手段だけを選択的に動作させることができる。
また、請求項3に記載のように、読取画像の出力サイズや拡大率を設定できる場合には、制御手段は、画像の読み取りに使用する受光手段と変換手段の組を決定する際に、これらのパラメータ(読取画像の出力サイズ及び拡大率)を利用するように構成してもよい。つまり、このようにしても画像の読み取りに必要な受光手段と変換手段だけを選択的に動作させることができる。
ところで、画像読取装置に、複数の変換手段から出力されるデジタル値を処理して、画像データを生成する画像処理手段が設けられる場合、この画像処理手段には、各変換手段からの出力を個々に入力するようにしてもよい。しかし、このようにすると、画像処理手段に、デジタル値の入力ポートを複数設けなければならず、画像処理手段が大型化して、コストアップを招くことが考えられる。
そこで、請求項4に記載のように、画像処理手段は、各変換手段から出力されるデジタル値を共通の入力ポートを介して時分割で取り込むように構成し、制御手段が、画像の読み取りに使用する組の変換手段として複数の変換手段を選択した際には、その選択した複数の変換手段からデジタル値を時分割で出力させる制御を実行するようにするとよい。
つまり、このようにすれば、画像処理手段のデジタル値の入力ポートを一つにして、画像処理手段の小型化、低コスト化を図ることができる。
なお、この場合、複数の変換手段を時分割で動作させることから、各変換手段を並列に動作させるようにした場合に比べて、画像の読取に要する処理負荷が大きくなる。しかし、本発明では、動作させる変換手段を必要最小限に抑えることができることから、画像処理手段の小型化、低コスト化を図りつつ、画像処理に要する処理負荷を軽減させることができ、画像読取装置を実用化する上で極めて有効な技術となる。
次に、本発明(請求項1〜請求項4にかかる発明)は、例えば、受光手段を2次元センサにて構成し、原稿画像を複数の受光手段で同時に撮像するようにした画像読取装置であっても適用できる。しかし、本発明は、特に、請求項5に記載のように、受光手段がラインセンサにて構成され、複数のラインセンサにて原稿画像を一ライン毎に順次読み取るようにされた画像読取装置に適用すれば、より効果を発揮することができる。
つまり、この種の画像読取装置では、原稿から画像を読み取る際、制御手段は、照射手段を駆動して受光手段及び変換手段を動作させる一ライン分の読取制御を繰り返し実行しつつ、複数の受光手段と原稿とを副走査方向に相対移動させる。このため、この種の画像読取装置では、一ライン分の画像の読み取りに要する時間を短くして、その相対移動速度を速くすることができれば、原稿からの2次元画像の読取時間を大幅に短縮することができる。
そして、請求項5に記載の画像読取装置によれば、一ライン分の画像の読み取りに使用する受光手段と変化手段との組を、画像の読み取りに必要なものに制限し、かつ、その組の数に応じて、その組が少ないほど速くなるように、相対移動速度を設定することから、2次元画像の読取時間を大幅に短縮することができるようになる。
また、このように、ラインセンサを用いて原稿から画像を読み取る画像読取装置には、読取対象となる原稿(用紙)の角を予め設定された基準位置に配置するよう構成されたものや、その原稿(用紙)の1辺の中心を予め設定された基準位置に配置するよう構成されたものがある。
そして、何れのタイプの画像読取装置でも、本発明を適用して、複数の受光手段をグループ化する際には、請求項6に記載のように、原稿の配置基準位置に近いものから順にグループ化するとよい。
つまり、原稿の配置基準位置近傍に配置された受光手段は、画像の読取範囲によらず常時使用され、原稿の配置基準位置から離れた受光手段は、画像の読取範囲が狭くなるに従い、使用される確率が低下する。
このため、受光手段を請求項6に記載のようにグループ化すれば、複数の受光手段を、使用確率の高いものから順にグループ化することができ、延いては、画像の読取範囲に応じて動作を停止させる組を効率よく設定できることになる。
一方、請求項7に記載の発明は、画像の読取対象となる原稿に光を照射する照射手段と、前記原稿からの反射光を予め分割された領域毎に受光する複数の受光手段と、前記複数の受光手段を複数グループにグループ分けしたグループ毎に設けられ、各グループの受光手段から出力される受光信号の一つを順次選択して出力する複数の選択手段と、前記複数の選択手段から出力される受光信号を順次デジタル値に変換して出力する変換手段と、画像の読取範囲に応じて前記各選択手段が受光信号を選択する受光手段を決定し、その決定した受光手段からの受光信号が前記変換手段に入力されるように前記選択手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
このように、請求項7に記載の画像読取装置には、変換手段に受光信号を入力する手段として、各グループの受光手段から出力される受光信号の一つを順次選択して出力する複数の選択手段が設けられる。
そして、原稿から画像を読み取る際には、制御手段が、その画像の読取範囲に応じて、各選択手段が受光信号を選択する受光手段を決定し、その決定した受光手段からの受光信号が変換手段に入力されるように選択手段を制御する。
従って、画像の読取範囲が狭いときには、各選択手段を介して変換手段に受光信号が入力される受光手段の数が少なくなる。このため、この請求項7に記載の画像読取装置においても、請求項1に記載のものと同様の効果を得ることができる。
なお、請求項7に記載の画像読取装置において、制御手段は、請求項8に記載のように、各選択手段が受光信号を選択する受光手段を決定する際、原稿のサイズを利用するように構成するとよい。このようにすれば、画像の読み取りに必要な受光手段だけを選択的に動作させることができる。
また、この請求項7に記載の画像読取装置において、読取画像の出力サイズや拡大率を設定できる場合には、制御手段は、請求項9に記載のように、各選択手段が受光信号を選択する受光手段を決定する際に、これらのパラメータを利用するように構成してもよい。このようにしても画像の読み取りに必要な受光手段だけを選択的に動作させることができる。
次に、請求項7〜請求項9にかかる発明は、上述した請求項1〜請求項4に記載のものと同様、例えば、受光手段を2次元センサにて構成し、原稿画像を複数の受光手段で同時に撮像するようにした画像読取装置に適用することができる。
しかし、請求項7〜請求項9にかかる発明は、特に、請求項10に記載のように、受光手段がラインセンサにて構成され、複数のラインセンサにて原稿画像を一ライン毎に順次読み取るようにされた画像読取装置に適用すれば、上述した請求項5に記載のものと同様、より効果を発揮することができる。
また次に、請求項7〜請求項10に記載の画像読取装置において、画像の読取時間をより良好に短縮するには、画像の読取範囲にかかわらず、各選択手段にて受光信号が選択される受光手段の数が同数になるようにすることが望ましい。
そして、受光手段がラインセンサにて構成された請求項10に記載の画像読取装置において、各選択手段にて受光信号が選択される受光手段の数が同数になるようにするには、請求項11に記載のように、複数の受光手段を、原稿の配置基準位置に近いものから順に複数のグループに分散させるとよい。
つまり、このようにすれば、各選択手段には、使用確率の高い受光手段からの受光信号や、使用確率の低い受光手段からの受光信号が、それぞれ、分散して入力されることになり、各選択手段において選択される受光信号の数を略均等にして、画像の読取範囲が狭いときに画像を一ライン分読み取るのに要する時間を良好に短縮することができるようになる。
次に、請求項12に記載の発明は、複写装置に関するものであり、請求項1〜請求項11の何れかに記載の画像読取装置と、この画像読取装置からの出力に基づき画像を形成する画像形成装置とを備えたことを特徴とする。
そして、この請求項12に記載の複写装置によれば、内蔵した画像読取装置の機能によって、画像の読取範囲が狭くなれば、画像の読み取りに要する処理負荷を軽減させることができることから、原稿の複写を効率よく短時間で行うことができるようになる。
以下に本発明の実施形態について説明する。
[第1実施形態]
<複合機全体の構成>
図1は、イメージスキャナ/プリンタ/コピー/ファクシミリとしての機能を備えた複合機1全体の構成を表す斜視図である。
図1に示すように、複合機1は、下側本体1aに対して上側本体1bを開閉可能に取り付けてなるクラムシェル型の開閉構造を備えており、下側本体1aに画像形成装置3(本実施形態ではレーザープリンタ)が組み込まれ、上側本体1bに画像読取装置5が組み込まれた構造になっている。また、上側本体1bの正面側には、操作パネル7が設けられている。
画像読取装置5は、原稿を載置した状態で画像を読み取るためのフラットベッド機構(以下、FBともいう)と、原稿を画像読取位置に搬送しつつ画像を読み取るための自動給紙機構(Automatic Document Feeder:以下、ADFともいう)との両方を備えるタイプのものである。この画像読取装置5自体も、フラットベッド部5aに対してカバー部5bを開閉可能に取り付けてなるクラムシェル型の開閉構造を備えている。
また、画像読取装置5は、画像を読取可能な原稿の最大サイズが「A3」に設定されており、FBは「A3」サイズの原稿を載置可能に構成され、ADFは、「A3」サイズの原稿を長手方向に搬送可能に構成されている。
この画像読取装置5において、フラットベッド部5aには、図2に示すように、読取ヘッド11、第1プラテンガラス13、第2プラテンガラス15、白板17などが配設され、カバー部5bには、原稿供給トレイ21、原稿搬送装置23、原稿排出トレイ25などが設けられている。
読取ヘッド11は、所謂CIS(Contact Image Senser)方式のものであり、受光手段としての複数のラインセンサからなるイメージセンサ31、レンズからなる光学素子33、及び、照射手段としての光源35を備える。
つまり、読取ヘッド11は、読取対象位置に存在する原稿に対して光源35から光を照射し、原稿からの反射光をレンズからなる光学素子33を介して直接イメージセンサ31にて受光することで、イメージセンサ31にて主走査方向一ライン分の画像を読み取るように構成されている。
また、読取ヘッド11は、図3に示すように、一端に軸受37を有し、他端にコロ39を有している。そして、フラットベッド部5a内において第1プラテンガラス13、第2プラテンガラス15、および白板17に対して平行に配設されているガイドバー41を軸受37に通すとともに、コロ39をガイド面43の上に搭載することにより、ガイドバー41とガイド面43との間に架設され、ガイドバー41に沿って副走査方向に往復移動するように構成されている。
コロ39は、図2に示したように、上端側の一部が読取ヘッド11の上方へ突出する状態になっていて、コロ39との間にごく僅かな隙間(本実施形態では約0.5mmの隙間)をなす位置にガイド部45が形成されている。このような構造とすることにより、複合機1の移送時に発生する振動等によってガイドバー41を中心に読取ヘッド11を回動させるような力が読取ヘッド11に作用した場合には、コロ39がまずガイド部45に当接する。これにより、読取ヘッド11の回動が規制されるので、読取ヘッド11本体と、第1プラテンガラス13、第2プラテンガラス15、および白板17との衝突が防止される。
第1プラテンガラス13は、FB側において原稿から画像を読み取る場合に利用されるものである。FBを利用して原稿から画像を読み取る際には、利用者が、第1プラテンガラス13の上に原稿を載置し、カバー部5bにて原稿を第1プラテンガラス13に押し当て、その状態で操作パネル7において所定の操作を行う(例えば読取開始ボタンを押す)。これにより、画像読取装置5は、読取ヘッド移送用のステップモータ27(図4参照)を駆動して、読取ヘッド11を、ガイドバー41、延いては第1プラテンガラス13に沿って副走査方向に移動させながら、原稿から画像を読み取る。
第2プラテンガラス15は、ADF側において原稿から画像を読み取る場合に利用されるものである。ADFを利用して原稿から画像を読み取る際には、利用者が、原稿供給トレイ21上に原稿をセットし、その状態で操作パネル7において所定の操作を行う(例えば読取開始ボタンを押す。)。これにより、画像読取装置5は、原稿搬送装置23を作動させて原稿を原稿供給トレイ21から原稿排出トレイ25へと搬送し、読取ヘッド11を第2プラテンガラス15の下方で静止させたまま、第2プラテンガラス15の上を副走査方向に通過する原稿から画像を読み取る。
白板17は、白色の均一な濃度分布を持つ部材であり、この白板17から画像を読み取って、その実測データを理想データに変換する際に必要となる白レベル補正データが取得される。以後は、この白レベル補正データを利用して、白レベル補正処理(シェーディング補正処理)が行われる。
なお、複合機1の下側本体1aに組み込まれた画像形成装置3は、図1に示すように、複合機1の背面側にある給紙トレイ51からシート状記録媒体(例えば、紙)を取り込んで、その記録媒体の記録面上に画像を形成し、画像が記録された記録媒体を、複合機1の正面側にある排紙口53から排出する構造になっている。排紙口53の下方には、引き出し式の排紙トレイ55が格納されており、必要に応じて排紙トレイ55を引き出して、排紙口53から排出される記録紙を受けることができる。
また、操作パネル7には、数値を入力するためのテンキー、十字方向に方向を選択するためのカーソルキー、各種指令を入力するためのボタンやスイッチ、メニュー画像やエラーメッセージを表示するための液晶パネル等が備えられている。このため、使用者は、これらのボタンやスイッチを用いて動作態様などを指定することができ、また液晶パネルに表示されるメニュー画面から各種メニュー項目を選択することで動作態様などを設定したり、他のメニュー画面を表示させたりすることができる。
<制御系全体の構成>
図4に示すように、複合機1には、複合機全体の動作を制御するために、CPU61、ROM62、RAM63等からなるマイクロコンピュータを中心に構成された制御装置60が設けられている。
また、制御装置60には、これら各部とバスを介して接続されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)64やモデム65が設けられている。
ASIC64には、画像形成装置3、画像読取装置5(詳しくは上述した原稿搬送装置23、読取ヘッド11、ステップモータ27)、パネルインターフェイス66、パラレルインターフェイス67、USBインターフェイス68、ネットワーク制御装置(NCU)69が接続されている。
なお、パネルインターフェイス66は操作パネル7との間で信号を入出力するためのものであり、パラレルインターフェイス67は、外部のパーソナルコンピュータ(PC)等と画像情報の入出力を行なうためのものである。また、USBインターフェイス68は、PCやデジタルカメラ等の外部装置と画像情報の入出力を行なうためのものであり、NCU69は、外部のファクシミリ装置と一般公衆回線を介して情報を伝達するためのものである。
そして、ASIC64は、CPU61の動作によって内部のレジスタに設定される各種制御パラメータに従い、画像形成装置3、画像読取装置5、NCU69を制御することで、複合機1を、プリンタ、イメージスキャナ、コピー機(複写装置)、ファクシミリ装置として機能させる。
また、ASIC64は、上記各インターフェイス66〜68からの入力データをCPU61に出力し、CPU61からの入力データを上記各インターフェイス66〜68を介して操作パネル7や外部装置に出力する中継装置としても機能する。
<イメージセンサの構成>
次に本発明にかかわる主要部であるイメージセンサ31について説明する。
図5に示すように、イメージセンサ31は、「A3」サイズの原稿から、その原稿の長手方向に直交する主走査方向に沿った一ライン分の画像を読み取ることができるように、主走査方向に沿って複数に分割(本実施形態では9分割)されたCH1からCH9(CHはチャンネルを表す)のラインセンサ71〜79にて構成されている。
この複数のラインセンサ71〜79のうち、CH2からCH7までのラインセンサ72〜77には、960画素のラインセンサが使用され、C1、CH8、CH9のラインセンサ71、78、79には、480画素のラインセンサが使用されている。
そして、各ラインセンサ71〜79は、読取開始を指示するライントリガ信号が入力されると、各画素を構成している光電変換素子からの受光信号をラッチし、その後、画素クロック信号に同期して、図5において左端側に位置する1番目の画素から順に受光信号を出力する。
従って、図6に示すように、各ラインセンサ71〜79にライントリガ信号を入力すると、ラインセンサ72〜77からは、画素クロック信号に同期して、960画素分の受光信号が有効画素信号として順次出力される(出力AO2〜AO7参照)。同様に、ラインセンサ71、78、79からは、画素クロック信号に同期して、480画素分の受光信号が有効画素信号として順次出力される(出力AO1、AO8、AO9参照)。
また、本実施形態では、画像読取装置5(詳しくは第1プラテンガラス13又は原稿搬送装置23)に原稿をセットする際の基準位置として、イメージセンサ31の略中心位置が設定されている。
具体的には、イメージセンサ31の全画素(画素数:7200画素)のうち、CH1の181番目の画素からCH9の480番目(終端)の画素(画素数:7020画素)を使って、「A3」サイズの原稿から画像を読み取ることができるように、CH5の330番目(イメージセンサ31の先頭から数えて3690番目)の画素が、画像読取時の基準位置(読取中心)として設定されている。
このため、画像読取時には、原稿の一辺の中心が基準位置となるように原稿をセットすればよく、原稿が「A3」サイズである場合には、画像の読取範囲が7020画素となって、画像の読み取りには全てのラインセンサ71〜79が必要になる。
一方、原稿が「A3」サイズよりも小さくなると、画像の読取範囲が狭くなるため、画像の読み取りに必要なラインセンサも少なくなる。
そして、例えば、CH2〜CH7のラインセンサ72〜77(6CH分)を使って画像を読取可能な読取範囲は、読取中心よりも右側ではCH7の右端までの画素数が2550画素となるため、読取中心から左側では、CH2の661画素目が始点となり、ラインセンサ6CH分での読取可能範囲は5100画素となる。これは、読取ヘッド11に対して「A4」サイズの原稿を長手方向に移動させて画像を読み取るのに必要な画素数に相当する。
また、例えば、CH4〜CH6のラインセンサ74〜76(3CH分)を使って画像を読取可能な読取範囲は、読取中心よりも左側ではCH4の左端までの画素数が1290画素となるため、読取中心から右側では、CH6の660画素目が終点となり、ラインセンサ3CH分での読取可能範囲は2580画素となる。
<イメージセンサとASICとの接続>
そこで、本実施形態では、この3CH分のラインセンサ74〜76を第1グループ、第1グループのラインセンサ74〜76を加えた合計6CH分でA4サイズの原稿を読み取るのに必要なラインセンサ72、73、77を第2グループ、残りの3CH分のラインセンサ71、78、79を第3グループとして、9個のラインセンサ71〜79を3つにグループ分けし、グループ毎に、受光信号をA/D変換してASIC64に入力する。
つまり、図7に示すように、イメージセンサ31を構成する各ラインセンサ71〜79からの出力AO1〜AO9は、グループ毎に、変換手段としてのAFE(アナログフロントエンド)81、82、83に入力され、このAFE81、82、83にてそれぞれデジタルデータに変換されて、ASIC64に入力される。
ここで、AFE81〜83は、アナログ信号の入力端子として、3つの入力端子AI1〜AI3を備え、これら各入力端子AI1〜AI3に入力されたアナログ信号を、ASIC64から入力されるサンプル信号に従い、各入力端子AI1〜AI3に入力されたアナログ信号をラッチする。
また、AFE81〜83は、OE端子(OE:アウトプットイネーブル)を備え、ASIC64からOE端子に入力される出力制御信号OE1〜OE3がローレベルであるとき、ラッチしたアナログ信号を順次デジタルデータに変換してASIC64に出力する。
そして、本実施形態では、各AFE81〜83からのデジタルデータの出力ラインは、共通のバスに接続されており、ASIC64には、このバスを介して各AFE81〜83からの出力データが入力される。
<ASICの画像読取動作>
このため、「A3」サイズの原稿から画像を読み取る際には、図8(a)に示すように、ASIC64から出力される出力制御信号OE1〜OE3が、各AFE81〜83で3CH分のアナログ信号をA/D変換するのに要する時間を空けて、順次、ハイレベルからローレベルへと切り換えられる。
従って、この場合、ASIC64側で全ラインセンサ71〜79から1画素分の画素データを取得するのに要する周期(1画素周期)は、各AFE81〜83で3CH分のアナログ信号をA/D変換するのに要する時間の3倍となる。
なお、各AFE81〜83で3CH分のA/D変換を行うのに要する時間は、A/D変換3回分の動作クロックに、出力の切換に要する動作クロックを加えた動作クロック4周期分の時間となるため、この場合の1画素周期はAFEの動作クロック12周期分となる。
また、「A4」サイズの原稿から画像を読み取る際には、図8(b)に示すように、ASIC64から出力される出力制御信号OE1〜OE3のうち、AFE83に対する出力制御信号OE3がハイレベルに固定され、AFE81、82に対する出力制御信号OE1、OE2だけが上記と同様の時間間隔で、交互にハイレベルからローレベルへと切り換えられる。
従って、この場合の1画素周期は、各AFE81、82で3CH分のアナログ信号をA/D変換するのに要する時間の2倍に対して、出力の切換に要する動作クロックを加えた動作クロック8周期分となり、「A3」サイズの原稿から画像を読み取るときに比べて2/3の時間(処理負荷)となる。
また、原稿サイズが更に小さく、第1グループのラインセンサ74〜76だけで画像を読み取ることができる場合には、ASIC64から出力される出力制御信号OE1〜OE3のうち、AFE81に対する出力制御信号OE1だけローレベルに固定され、AFE82、83に対する出力制御信号OE2、OE3はハイレベルに固定される。
従って、この場合の1画素周期は、出力の切り換えが必要なくなるため、AFE81で3CH分のアナログ信号を順次A/D変換して出力するのに要する時間、つまり、AFEの動作クロック3周期分となり、「A3」サイズの原稿から画像を読み取るときに比べて1/4の時間(処理負荷)となる。
なお、読取ヘッド11には、カラー画像を読み取るために、光源35として、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の光源が設けられている。そして、画像読取時には、ASIC64は、これら各光源を順次点灯させ、その点灯の度にイメージセンサ31から各画素データを取得することで、各色の反射光に基づく主走査方向一ライン分の画像データを生成し、その生成した3色の画像データを合成してカラー画像データを生成する。
また、このようにカラー画像データを生成すると、ASIC64は、原稿搬送装置23又はステップモータ27を駆動して原稿又は読取ヘッド11を所定量だけ副走査方向に移動させ、次の一ライン分の画像読取動作に移行する。
<CPUによる画像読取制御>
図9(a)は、ASIC64を上記のように動作させて画像を読み取るために、CPU61において実行される画像読取制御処理を表すフローチャートである。
この画像読取制御処理は、操作パネル7を介して画像の読取指令(スキャン指令)若しくは複写指令(コピー指令)が入力された際に、CPU61にて実行される処理である。
そして、この処理が開始されると、まずS110(Sはステップを表す)にて、原稿から読み取った読取画像の出力サイズ(コピーの場合は記録紙のサイズとなる)を確認し、続くS120にて、その読取画像の原稿画像からの拡大率を確認する。
つまり、本実施形態の複合機1では、原稿から画像を読み取る(或いは複写する)際には、原稿から読み取った読取画像の出力サイズと、読取画像の原稿からの拡大率を予め設定できるように構成されており、S110、S120では、その設定された各パラメータを読み出す。なお、本実施形態では、読取画像の出力サイズとして、「A3」、「A4」、「はがき」、…といった原稿サイズを設定でき、拡大率としては、100%以上の任意の値を設定できるようにされている。
次に、S130では、S110及びS120にて確認した読取画像の出力サイズ及び拡大率と、図9(b)に示したマップとに基づき、画像読取時の動作仕様として、原稿から画像を読み取るのに使用するAFEを決定する。
つまり、読取画像の出力サイズが「A3」で拡大率が100%〜141%の場合、イメージセンサ31による読取範囲は、図5に示した6CH読取可能範囲よりも広くなるので、S130では、画像読取に使用するAFEとして、全グループのAFE1、AFE2、AFE3を設定する。
また、読取画像の出力サイズが「A3」で拡大率が142%〜282%の場合、若しくは、読取画像の出力サイズが「A4」で拡大率が100%〜200%の場合、イメージセンサ31による読取範囲は、図5に示した6CH読取可能範囲以下で、しかも、3CH読取可能範囲よりも広くなるので、S130では、画像読取に使用するAFEとして、第1グループと第2グループのAFE1、AFE2を設定する。
また更に、読取画像の出力サイズが「A3」で拡大率が283%以上の場合、読取画像の出力サイズが「A4」で拡大率が201%以上の場合、若しくは、読取画像の出力サイズが「はがき」で拡大率が100%以上の場合、イメージセンサ31による読取範囲は、図5に示した3CH読取可能範囲以下となるので、S130では、画像読取に使用するAFEとして、第1グループのAFE1のみを設定する。
次に、S140では、S130にて決定された動作仕様に従い、ASIC64の読取動作を設定する。
つまり、例えば、動作仕様として、全グループのAFE1〜3を画像読取に使用することが決定されている場合、S140では、
1)各AFE1〜3へのサンプリング信号の出力周期及びイメージセンサ31への画素クロック信号の出力周期が、各AFE1〜3の動作クロック12個分の周期(図8(a)に示した1画素周期)となり、
2)各AFE1〜3に対する出力制御信号OE1〜OE3を全て出力し、
3)イメージセンサ31へのライントリガ信号の出力周期、及び、原稿搬送装置23又はステップモータ27の駆動周期が、サンプリング信号960個分の周期に用紙の搬送等に要する時間を加えた時間となるように、ASIC64の制御パラメータを設定する。
また、例えば、動作仕様として、第1グループと第2グループのAFE1、2を画像読取に使用することが決定されている場合、S140では、
1)各AFE1〜3へのサンプリング信号の出力周期及びイメージセンサ31への画素クロック信号の出力周期が、各AFE1〜3の動作クロック8個分の周期(図8(b)に示した1画素周期)となり、
2)AFE3に対する出力制御信号OE3の出力を停止して、AFE1、2に対してだけ出力制御信号OE1、2を出力し、
3)イメージセンサ31へのライントリガ信号の出力周期、及び、原稿搬送装置23又はステップモータ27の駆動周期が、サンプリング信号960個分の周期に用紙の搬送等に要する時間を加えた時間となるように、ASIC64の制御パラメータを設定する。
そして、このようにASIC64の読取動作が設定されると、続くS150に移行し、ASIC64に対し画像の読取(又は複写)開始指令を出力して、画像データを生成させ、複写の場合には、更にその生成した画像データに基づき、画像形成装置3を制御させる、読取/複写処理を実行し、当該画像読取制御処理を終了する。
なお、本実施形態では、上記のようにASIC64の制御パラメータを設定することにより、ASIC64を介してイメージセンサ31及びAFE81〜83を制御するCPU61が、本発明の制御手段に相当し、CPU61の制御の下に画像データを生成するASIC64が、本発明の画像処理手段に相当する。
<第1実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態の複合機1において、原稿から画像を読み取る際には、CPU61が、読取画像の出力サイズと拡大率とから、画像の読み取りに使用するAFE81〜83を決定する。
そして、CPU61は、ASIC64に対し、その決定したAFE81〜83を選択的に動作させて、そのAFEに対応するグループのラインセンサ71〜79から順次画素データを取得させることで、主走査方向一ライン毎の画像データを生成させる。
また、本実施形態では、原稿搬送装置23やステップモータ27の駆動周期も、画像読取に使用するAFE81〜83の数に応じて、その数が少なくなるほど短くなるように変化する。
従って、本実施形態の複合機1によれば、読取画像の出力サイズと拡大率とで決まる画像の読取範囲が狭いときには、画像の読み取りに使用されるラインセンサ71〜79とAFE81〜83との組を少なくして、画像の読み取りに要する時間を短くすることができる。
また、本実施形態では、AFE81〜83からの出力は、共通のバスを介して時分割でASIC64に入力するようにされているため、ASIC64への画素データの入力ポートを一つにして、ASIC64の小型化、低コスト化を図ることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明が適用された第2実施形態の複合機について説明する。
なお、本実施形態の複合機は、第1実施形態の複合機1と略同様に構成されており、異なる点は、イメージセンサ31とASIC64との接続部分の構成、及び、CPU61の制御の下に動作するASIC64の動作であることから、以下の説明では、この点についてのみ説明する。
<イメージセンサとASICとの接続>
図10に示すように、本実施形態では、第1実施形態でグループ化された3グループのラインセンサからの出力を、それぞれ、分散して、3つのアナログ信号選択スイッチ(ASW)91、92、93に入力するように構成されている。
つまり、ASW91〜93は、アナログ信号の入力端子として3つの入力端子SI1〜SI3を備え、ASIC64から入力されるASW切換信号に従い、各入力端子SI1〜SI3に入力されたアナログ信号の一つを選択して、後段のAFE80の各入力端子AI1〜AI3にそれぞれ出力するよう構成されている。
そして、これら各ASW91〜93の第1の入力端子SI1には、第1グループを構成しているラインセンサ74〜76からの出力AO4〜AO6がそれぞれ入力され、第2の入力端子SI2には、第2グループを構成しているラインセンサ72、73、77からの出力AO2、AO3、AO7がそれぞれ入力され、第3の入力端子SI3には、第3グループを構成しているラインセンサ71、78、79からの出力AO1、AO8、AO9がそれぞれ入力される。
この結果、図11(b)に示すように、AFE80の入力端子AI1〜AI3には、ASIC64から各ASW91〜93に入力されるASW切換信号SEL1〜SEL3に応じて、第1グループ〜第3グループのラインセンサからの出力が、それぞれ、選択的に入力され、AFE80からは、その出力を順次A/D変換した画素データが出力されることになる。
また、各ASW91〜93の入力端子SI2、SI3への受光信号の入力経路には、受光信号をサンプルホールドするサンプルホールド回路94〜99が設けられている。そして、各サンプルホールド回路94〜99は、ASIC64から1画素周期毎に出力されるホールドタイミング信号がハイレベルであるとき受光信号をサンプリングし、ホールドタイミング信号の立下がりで受光信号をホールド(換言すればラッチ)して、ASW91〜93の入力端子SI2、SI3へ出力する。
<画像読取動作>
次に、CPU61は、第1実施形態の画像読取制御処理と略同様の手順で、読取画像の出力サイズと拡大率とから、図11(a)に示すマップを用いて、各ASW91〜93に出力するASW切換信号SELの数を設定する。
つまり、読取画像の出力サイズが「A3」で拡大率が100%〜141%の場合、CPU61は、ASIC64から3種類のASW切換信号SEL1〜SEL3が順次出力されるように、ASW切換信号の数を設定する。
また、読取画像の出力サイズが「A3」で拡大率が142%〜282%の場合、若しくは、読取画像の出力サイズが「A4」で拡大率が100%〜200%の場合、CPU61は、ASIC64から2種類のASW切換信号SEL1、SEL2が交互に出力されるように、ASW切換信号の数を設定する。
また、読取画像の出力サイズが「A3」で拡大率が283%以上の場合、読取画像の出力サイズが「A4」で拡大率が201%以上の場合、若しくは、読取画像の出力サイズが「はがき」で拡大率が100%以上の場合、CPU61は、ASIC64からASW切換信号SEL1のみが出力させるように、ASW切換信号の数を設定する。
この結果、画像の読み取りにイメージセンサ31の全ラインセンサ71〜79を使用する必要がある場合には、図11(b)に示すように、AFE80からASIC64に、第1グループ〜第3グループのラインセンサ71〜79からの受光信号を、グループ毎に順次A/D変換した画素データが入力される。
また、画像の読み取りにイメージセンサ31の6CH分のラインセンサ72〜77を使用する必要がある場合には、図11(c)に示すように、AFE80からASIC64に、第1グループと第2グループのラインセンサ72〜77からの受光信号を、グループ毎に順次A/D変換した画素データが順次入力される。
また、画像の読み取りにイメージセンサ31の3CH分のラインセンサ74〜76を使用する必要がある場合には、AFE80からASIC64に、第1グループのラインセンサ74〜76からの受光信号を順次A/D変換した画素データが入力される。
<第2実施形態の効果>
従って、本実施形態の複合機においても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、本実施形態では、選択手段として3つのASW91〜93を設けることで、受光信号をA/D変換するAFE80を1個にしていることから、第1実施形態のように複数のAFEを使用する場合に比べて、各AFEでのA/D変換特性のバラツキによる受光信号のA/D変換誤差をなくし、より良好に画像データを生成することができるようになる。
[変形例]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて種々の態様をとることができる。
例えば、上記実施形態では、読取画像の出力サイズと拡大率とに基づき、画像読取時の動作仕様を決定するようにしたが、例えば、原稿サイズや読取範囲を設定できる装置であれば、その設定された原稿サイズ若しくは読取範囲に応じて、画像読取時の動作仕様を決定するようにすればよい。
また、上記実施形態では、第1プラテンガラス13や原稿搬送装置23に原稿をセットする際の基準位置は、イメージセンサ31の略中心位置に設定されているものとしたが、例えば、基準位置がイメージセンサ31の一端側に設定されている場合には、その基準位置に近いラインセンサ71〜79から順にグループ分けすればよい。
また、上記実施形態では、FBおよびADFを備えた画像読取装置5を例示したが、FBまたはADFのいずれか一方を備えた画像読取装置であっても、本発明の構成を採用することもできる。
また、上記実施形態では、読取ヘッド11は、CIS方式のものであるとして説明したが、本発明は、光学系にミラーが設けられたCCD方式のものであっても、上記実施形態と同様に適用して、同様の効果を得ることができる。
第1実施形態の複合機全体の構成を表す斜視図である。 複合機に設けられた画像読取装置の構成を表す断面図である。 図2中の矢印A方向から見た読取ヘッドとその周辺を表す断面図である。 複合機の制御系全体の構成を表すブロック図である。 イメージセンサの構成を表す説明図である。 イメージセンサを構成しているラインセンサの動作を表すタイムチャートである。 イメージセンサとASICとの接続部の構成を表すブロック図である。 画像読取時のASICの制御動作を説明するタイムチャートである。 CPUにて実行される画像読取制御処理を表すフローチャートである。 第2実施形態のイメージセンサとASICとの接続部の構成を表すブロック図である。 第2実施形態の画像読取時の動作を説明する説明図である。
符号の説明
1…複合機、1a…下側本体、1b…上側本体、3…画像形成装置、5…画像読取装置、5a…フラットベッド部、5b…カバー部、7…操作パネル、11…読取ヘッド、13…第1プラテンガラス、15…第2プラテンガラス、17…白板、21…原稿供給トレイ、23…原稿搬送装置、25…原稿排出トレイ、27…ステップモータ、31…イメージセンサ、33…光学素子群、35…光源、37…軸受、39…コロ、41…ガイドバー、43…ガイド面、45…ガイド部、51…給紙トレイ、53…排紙口、55…排紙トレイ、60…制御装置、61…CPU、62…ROM、63…RAM、64…ASIC、65…モデム、66…パネルインターフェイス、67…パラレルインターフェイス、68…USBインターフェイス、69…NCU、71〜79…ラインセンサ、81〜83…AFE、91〜93…ASW、94〜99…サンプルホールド回路。

Claims (12)

  1. 画像の読取対象となる原稿に光を照射する照射手段と、
    前記原稿からの反射光を予め分割された領域毎に受光する複数の受光手段と、
    前記複数の受光手段を複数グループにグループ分けしたグループ毎に設けられ、各グループの受光手段から出力される受光信号を順次デジタル値に変換して出力する複数の変換手段と、
    画像の読取範囲に応じて画像の読み取りに使用する受光手段と変換手段の組を決定し、その決定した組の受光手段及び変換手段を動作させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記制御手段は、前記原稿のサイズに応じて、画像の読み取りに使用する受光手段と変換手段の組を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記制御手段は、読取画像の出力サイズ及び拡大率に応じて、画像の読み取りに使用する受光手段と変換手段の組を決定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記各変換手段から出力されるデジタル値を、共通の入力ポートを介して時分割で取り込み、画像データを生成する画像処理手段を備え、
    前記制御手段は、画像の読み取りに使用する組の変換手段として複数の変換手段を選択すると、これら各変換手段からデジタル値を時分割で出力させることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の画像読取装置。
  5. 前記複数の受光手段は、前記原稿からの反射光を主走査方向に一ライン分受光できるように、主走査方向に沿って複数に分割されたラインセンサにて構成されており、
    前記制御手段は、前記照射手段を駆動して前記決定した組の受光手段及び変換手段を動作させる一ライン分の読取制御を繰り返し実行しつつ、前記複数の受光手段と前記原稿とを前記主走査方向に直交する副走査方向に相対移動させ、かつ、その相対移動速度を、前記読取制御にて使用する受光手段と変換手段との組が少ないほど速くなるよう制御する、ことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の画像読取装置。
  6. 前記複数の受光手段は、前記原稿の配置基準位置に近いものから順にグループ化され、そのグループ毎に前記変換手段が設置されていることを特徴とする請求項5に記載の画像読取装置。
  7. 画像の読取対象となる原稿に光を照射する照射手段と、
    前記原稿からの反射光を予め分割された領域毎に受光する複数の受光手段と、
    前記複数の受光手段を複数グループにグループ分けしたグループ毎に設けられ、各グループの受光手段から出力される受光信号の一つを順次選択して出力する複数の選択手段と、
    前記複数の選択手段から出力される受光信号を順次デジタル値に変換して出力する変換手段と、
    画像の読取範囲に応じて前記各選択手段が受光信号を選択する受光手段を決定し、その決定した受光手段からの受光信号が前記変換手段に入力されるように前記選択手段を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  8. 前記制御手段は、前記原稿のサイズに応じて、前記各選択手段が受光信号を選択する受光手段を決定することを特徴とする請求項7に記載の画像読取装置。
  9. 前記制御手段は、読取画像の出力サイズ及び拡大率に応じて、前記各選択手段が受光信号を選択する受光手段を決定することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の画像読取装置。
  10. 前記複数の受光手段は、前記原稿からの反射光を主走査方向に一ライン分受光できるように、主走査方向に沿って複数に分割されたラインセンサにて構成されており、
    前記制御手段は、前記照射手段を駆動して前記選択手段を制御する一ライン分の読取制御を繰り返し実行しつつ、前記複数の受光手段と前記原稿とを前記主走査方向に直交する副走査方向に相対移動させ、かつ、その相対移動速度を、前記各選択手段が受光信号を選択する受光手段の数が少ないほど速くなるよう制御する、ことを特徴とする請求項7〜請求項9の何れかに記載の画像読取装置。
  11. 前記複数の受光手段は、原稿の配置基準位置に近いものから順に前記複数のグループに分散されていることを特徴とする請求項10に記載の画像読取装置。
  12. 請求項1〜請求項11の何れかに記載の画像読取装置と、
    該画像読取装置からの出力に基づき画像を形成する画像形成装置と、
    を備えたことを特徴とする複写装置。
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