JP2008084753A - 放電灯点灯装置、照明装置、液晶表示用バックライト装置 - Google Patents

放電灯点灯装置、照明装置、液晶表示用バックライト装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008084753A
JP2008084753A JP2006265063A JP2006265063A JP2008084753A JP 2008084753 A JP2008084753 A JP 2008084753A JP 2006265063 A JP2006265063 A JP 2006265063A JP 2006265063 A JP2006265063 A JP 2006265063A JP 2008084753 A JP2008084753 A JP 2008084753A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge lamp
discharge lamps
discharge
lighting device
turned
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006265063A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichiro Takahashi
健一郎 高橋
Nobuhiro Shimizu
伸浩 清水
Teruaki Shigeta
照明 重田
Masanori Mishima
正徳 三嶋
Masahito Onishi
雅人 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd, Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2006265063A priority Critical patent/JP2008084753A/ja
Publication of JP2008084753A publication Critical patent/JP2008084753A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
  • Discharge-Lamp Control Circuits And Pulse- Feed Circuits (AREA)

Abstract

【課題】複数本の放電灯を調光点灯させるバックライト用の放電灯点灯装置において、低輝度出力時に点灯本数を制限する際に制御の連続性を確保する。
【解決手段】複数本の放電灯a〜dによる全体の光出力を調光信号Sに応じて可変とする放電灯点灯装置において、調光信号Sに応じて第1の放電灯a,cの光出力を低減する第1の制御回路1と、第2の放電灯b,dの光出力を一定に制御する第2の制御回路2とを有し、第2の制御回路2は、第1の放電灯a,cが消灯すると調光信号Sに応じて第2の放電灯b,dの光出力を低減する。第1の放電灯a,cと第2の放電灯b,dは交互に配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は放電灯点灯装置とこれを用いた照明装置、液晶表示用バックライト装置に関するものである。
従来、液晶表示用バックライト装置として複数本の放電灯を用いた調光機能付きの放電灯点灯装置が用いられている。その調光範囲を拡大するために、特許文献1(特開2001−155892号公報)に開示されているように、深い調光時には点灯本数を少なくし、1灯あたりの光出力を増大させることにより調光を安定化する技術が提案されている。
この従来例の構成を図10に示す。バックライトは複数本の放電灯a〜dと、電流検出回路14、制御回路15、切換器16を備えている。電流検出回路14は、1台のインバータ11から各放電灯a〜dに出力される管電流の合計を検出している。検出された管電流の合計が設定値よりも多いときには、制御回路15により切換器16のスイッチSW1がONとなり、4灯点灯となる。また、検出された管電流の合計が設定値よりも少ないときには、制御回路15により切換器16のスイッチSW1はOFFとなり、2灯点灯となる。インバータ11は電源12から直流電圧を供給され、輝度ボリューム回路13からの輝度コントロール信号に応じて管電流を可変とする。
この従来例では、図11に示すように、全体の輝度レベルがA点よりも高い範囲では、4灯で点灯し、全体の輝度レベルがA点よりも低い範囲では、2灯で点灯している。横軸の管電流は1台のインバータ11から各放電灯a〜dに流れる管電流の合計を表しており、インバータ11から出力される管電流の合計を1つの電流検出回路14により検出し、管電流がA点に対応する設定値よりも多いか少ないかに応じて4灯点灯と2灯点灯とを切り換えている。
特開2001−155892号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、個々の放電灯の管電流の変化に注目してみると、図12に示すように、放電灯a,cの管電流はA点で急激にゼロとなり、それと同時に放電灯b,dの管電流はA点で急激に増大していることになる。このため、A点を通過するときに、例えば光出力がちらつくなどの不連続性が生じると考えられる。
また、特許文献1の技術では、切換器16のスイッチSW1によりインバータ11から切り離される放電灯a,cが特定されているので、放電灯b,dと放電灯a,cとの間で累積点灯時間に差異が生じたり、あるいは、始動ストレスの加わる頻度に差異が生じることにより、放電灯の寿命時間に差異を生じる問題があった。放電灯の寿命時間に差異が生じると、結果的にバックライト全体の寿命が早く到来するという問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、複数本の放電灯を調光点灯可能な放電灯点灯装置、照明装置、液晶表示用バックライト装置において、低輝度時に点灯本数を制限する際に制御の連続性を確保することを課題とする。さらに、低輝度時に消灯させる放電灯を特定しないことにより各放電灯の累積点灯時間や始動頻度を均一化し、全体として寿命を延長させることを課題とする。
請求項1の発明にあっては、上記の課題を解決するために、図1に示すように、複数本の放電灯a〜dによる全体の光出力を調光信号Sに応じて可変とする放電灯点灯装置において、調光信号Sに応じて第1の放電灯a,cの光出力を低減する第1の制御回路1と、第2の放電灯b,dの光出力を一定に制御する第2の制御回路2とを有することを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1において、第2の制御回路2は、第1の放電灯a,cが消灯すると調光信号Sに応じて第2の放電灯b,dの光出力を低減することを特徴とする(図2、図3)。
請求項3の発明は、請求項1または2において、第1の放電灯a,cと第2の放電灯b,dは交互に配置されることを特徴とする(図7〜図9)。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかにおいて、複数本の放電灯a〜dは順次点灯するように制御され、第1または第2の制御回路1,2は、放電灯a〜dの点灯時間を短縮することにより放電灯a〜dの光出力を低減することを特徴とする(図4〜図6)。
請求項5の発明は、複数本の放電灯のうち一部を調光時に消灯させる放電灯点灯装置において、調光時に消灯される放電灯を電源投入のたびに切り換えることを特徴とする(図7、図8)。
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の放電灯点灯装置を備える照明装置である。
請求項7の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の放電灯点灯装置を備える液晶表示用バックライト装置である(図9)。
請求項1の発明によれば、調光信号に応じて第1の放電灯の光出力を低減し、第2の放電灯の光出力は一定に制御するので、点灯本数を制限する前に第1の放電灯の光出力を調光下限域まで絞り込むことができ、したがって、第1の放電灯を消灯したときにも光出力がちらつくなどの不連続性が生じにくい。
請求項2の発明によれば、第1の放電灯が消灯すると調光信号に応じて第2の放電灯の光出力を低減するので、調光範囲を広くできる。
請求項3の発明によれば、第1の放電灯と第2の放電灯は交互に配置されるので、輝度分布を均一化しやすい。
請求項4の発明によれば、順次点灯の時間を短縮することにより放電灯の光出力を低減するようにしたから、点灯周波数が特定の周波数を通過することを回避できる。
請求項5の発明によれば、調光時に消灯される放電灯を電源投入のたびに切り換えるようにしたから、各放電灯の累積点灯時間や始動頻度を均一化し、全体として寿命を延長させることができる。
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1の放電灯点灯装置の回路図である。Eは直流電源であり、例えば商用電源にフィルタ回路を介して全波整流器を接続し、全波整流器の出力側に昇圧チョッパ回路を介して平滑コンデンサを接続したような構成を用いることで実現できる。
直流電源Eにはスイッチング素子Q1,Q2の直列回路と、スイッチング素子Q3,Q4の直列回路が接続されている。スイッチング素子Q1,Q2は第1の制御回路1により交互にオン・オフされ、その周波数は調光信号Sに応じて制御回路1により決定される。同様に、スイッチング素子Q3,Q4は第2の制御回路2により交互にオン・オフされ、その周波数は調光信号Sに応じて制御回路2により決定される。
スイッチング素子Q2の両端には、インダクタL1とコンデンサC1よりなるLC直列共振回路が接続されており、共振コンデンサC1の両端には直流カット用のコンデンサC2とバランサL2を介して放電灯a,cが並列接続されている。同様に、スイッチング素子Q4の両端には、インダクタL3とコンデンサC3よりなるLC直列共振回路が接続されており、共振コンデンサC3の両端には直流カット用のコンデンサC4とバランサL4を介して放電灯b,dが並列接続されている。
点灯回路3,4において、各LC直列共振回路と放電灯を含む負荷回路の共振周波数は、スイッチング素子の動作周波数よりも低く設定されており、動作周波数が高くなるにつれて出力は低減される。
複数本の放電灯a,b,c,dは、図9に示すように隣接して略等間隔に配置されており、制御回路1の支配を受ける放電灯a,cと、制御回路2の支配を受ける放電灯b,dは交互に配置されているものとする。
図2は本実施形態の動作説明図であり、横軸は全体の光出力、縦軸は個々の放電灯の点灯周波数を意味する。各制御回路1,2は外部からの調光信号Sを受けて、放電灯a,cの点灯周波数と放電灯b,dの点灯周波数を制御する。最大出力(Max)の状態では各放電灯a〜dは最も低い点灯周波数で動作しており、各放電灯a〜dの光出力は最大となる。
調光信号Sにより光出力が低減されると、最大出力(Max)からA点までは放電灯b,dの点灯周波数は一定であり、放電灯b,dの光出力は一定であるが、放電灯a,cの点灯周波数は調光が深くなるにつれて高くなり、放電灯a,cの光出力は低下していき、A点で消灯する。
調光信号Sにより光出力がさらに低減されると、A点から最小出力(Min)までは放電灯b,dの点灯周波数は調光が深くなるにつれて高くなり、放電灯b,dの光出力は低下していく。
なお、第2の制御回路2が周波数一定の制御から周波数可変の制御に切り換わるA点は、外部から入力される調光信号Sが所定レベルに達した時点として予め設定しておいても良いし、あるいはまた、放電灯a,cの管電流を検出し、放電灯a,cが消灯したことを検出した時点をA点と判別するようにしても構わない。
本実施形態によれば、全体の光出力の変化に対する個々の放電灯の管電流の変化に注目してみると、まず、最大出力(Max)からA点までは放電灯a,cの管電流が連続的に低減されて行き、放電灯a,cが消灯した後、放電灯b,dの管電流が連続的に低減されて行き、最小出力(Min)に至るという動作となっているので、図12の従来例と比べると、いずれの放電灯の管電流も連続的に変化するものであり、したがって、点灯本数が切り換わるときに、光出力がちらつくなどの不連続性が生じにくい。
(実施形態2)
図3は本発明の実施形態2の動作説明図である。回路構成は図1と同じで良い。ここでも横軸は全体の光出力、縦軸は個々の放電灯の点灯周波数を意味する。各制御回路1,2は外部からの調光信号Sを受けて、放電灯a,cの点灯周波数と放電灯b,dの点灯周波数を制御する。最大出力(Max)の状態では各放電灯a〜dは最も低い点灯周波数で動作しており、各放電灯a〜dの光出力は最大となる。
調光信号Sにより光出力が低減されると、最大出力(Max)からB点までは各放電灯a〜dの点灯周波数は調光が深くなるにつれて高くなり、各放電灯a〜dの光出力は低下して行く。B点からA点までは放電灯b,dの点灯周波数は一定であり、放電灯b,dの光出力は一定であるが、放電灯a,cの点灯周波数は調光が深くなるにつれて高くなり、放電灯a,cの光出力は低下していき、A点で消灯する。
調光信号Sにより光出力がさらに低減されると、A点から最小出力(Min)までは放電灯b,dの点灯周波数は調光が深くなるにつれて高くなり、放電灯b,dの光出力は低下していく。
本実施形態においても、図12の従来例と比べると、いずれの放電灯の管電流も連続的に変化することになるので、点灯本数が切り換わるときに、光出力がちらつくなどの不連続性が生じにくい。
(実施形態3)
図4は本発明の実施形態3の動作説明図である。上述の実施形態1,2では各放電灯a〜dを調光点灯するために点灯周波数を変化させていた。このため、点灯周波数が各種の赤外線通信と混信する周波数帯域や、液晶テレビ・液晶モニタの水平同期周波数の整数倍の周波数などの禁忌周波数を通過する場合があった。これらの禁忌周波数を回避するために、本実施形態では、スキャニング点灯(順次点灯)の点灯時間を可変とする制御を用いて各放電灯a〜dを調光点灯させるものである。
図4(イ)は最大出力(Max)での各放電灯a〜dの点灯時間を示している。点灯時間が同じであるので、各放電灯a〜dの光出力は同じである。この状態から放電灯a,cの点灯時間のみを短縮して、図4(ロ)のように制御することで、放電灯b,dの光出力は一定に保ったまま、放電灯a,cの光出力のみを低減することができる。次に、この状態から放電灯a,cの点灯時間のみをさらに短縮して、図4(ハ)のように制御することで、放電灯a,cを消灯させることができる。さらに、この状態から放電灯b,dの点灯時間を短縮して行くことにより、最小出力(Min)まで調光することができる。
ここで、スキャニング点灯(順次点灯)の一周期の長さは数十〜数百Hz程度の範囲で設定するものであるが、特に液晶テレビ・液晶モニタの画素更新周期に同期させれば、画素の切り換わり期間中はバックライトを消灯させることで動画の表示品位を改善する効果も期待できる。
図4では、各放電灯a,b,c,dをそれぞれ異なる時間t1,t2,t3,t4に個別に点灯させているが、図1の回路を用いるのであれば、制御回路1,2を連動させて、放電灯a,cと放電灯b,dを交互に点灯させるように制御しても構わない。
図5は1灯ずつのスキャニング点灯(順次点灯)を実現する場合に好適な点灯回路の構成例(特願2006−41647号)を示している。その回路構成について説明する。直流電源となる平滑コンデンサCと並列に、スイッチング素子Q1,Q2の直列回路、スイッチング素子Q3,Q4の直列回路、スイッチング素子Q5,Q6の直列回路、スイッチング素子Q7,Q8の直列回路が接続されている。
スイッチング素子Q1,Q2の接続点とスイッチング素子Q3,Q4の接続点の間には、放電灯aを含む負荷回路5aが接続されている。スイッチング素子Q3,Q4の接続点とスイッチング素子Q5,Q6の接続点の間には、放電灯bを含む負荷回路5bが接続されている。スイッチング素子Q5,Q6の接続点とスイッチング素子Q7,Q8の接続点の間には、放電灯cを含む負荷回路5cが接続されている。スイッチング素子Q7,Q8の接続点とスイッチング素子Q1,Q2の接続点の間には、放電灯dを含む負荷回路5dが接続されている。
負荷回路5aと5bはスイッチング素子Q3,Q4を共用しており、負荷回路5bと5cはスイッチング素子Q5,Q6を共用しており、負荷回路5cと5dはスイッチング素子Q7,Q8を共用しており、負荷回路5dと5aはスイッチング素子Q1,Q2を共用している。
各々のスイッチング素子Q1〜Q8は、制御回路6からの駆動信号によって高周波でオン・オフ駆動されて、負荷回路5a〜5d内の放電灯a〜dに電力を供給するものである。
図6は負荷回路5aの構成例を示している。この例では、負荷回路5aは、一対のフィラメント電極を備える熱陰極型の蛍光ランプよりなる放電灯aと、LC共振回路で構成されている。LC共振回路は、放電灯aと直列に接続されたインダクタL1と、放電灯aのフィラメント電極の端子のうちスイッチング回路に接続しない側の端子間に並列接続されたコンデンサC1よりなる。スイッチング回路からLC共振回路に供給される高周波の周波数を制御することにより、放電灯aの予熱、始動、点灯あるいは調光の各動作が適切に行われることは周知である。他の負荷回路5b、5c、5dについても、図6に示した負荷回路5aと同様の構成を備えているものとする。
以下、図4(イ)を参照しながら図5の回路動作について説明する。
t1の期間では、スイッチング素子Q1、Q4がオン、スイッチング素子Q2、Q3がオフする動作と、スイッチング素子Q1、Q4がオフ、スイッチング素子Q2、Q3がオンする動作を高周波で交互に繰り返し、放電灯aのみが点灯する。
t2の期間では、スイッチング素子Q3、Q6がオフ、スイッチング素子Q4、Q5がオンする動作と、スイッチング素子Q3、Q6がオン、スイッチング素子Q4、Q5がオフする動作を高周波で交互に繰り返し、放電灯bのみが点灯する。
t3の期間では、スイッチング素子Q5、Q8がオン、スイッチング素子Q6、Q7がオフする動作と、スイッチング素子Q5、Q8がオフ、スイッチング素子Q6、Q7がオンする動作を高周波で交互に繰り返し、放電灯cのみが点灯する。
t4の期間では、スイッチング素子Q7、Q2がオフ、スイッチング素子Q1、Q8がオンする動作と、スイッチング素子Q7、Q2がオン、スイッチング素子Q1、Q8がオフする動作を高周波で交互に繰り返し、放電灯dのみが点灯する。
以降、再びt1の期間と同じ制御が繰り返される。このように、スイッチング素子Q1〜Q8をスイッチングすることにより、負荷回路5a〜5dの放電灯a〜dは、1灯ずつの順次点灯を行うことになり、例えば液晶表示装置のバックライトに用いた場合に、尾引き現象を抑制することができる。
また、制御回路6は上述の第1及び第2の制御回路1,2の機能も備えており、外部から入力される調光信号Sに応じて、図4(ロ)のように、各放電灯a,cの点灯時間を短縮することにより各放電灯a,cの光出力を低減し、各放電灯a,cが消灯すると、図4(ハ)のように、各放電灯b,dの点灯時間を短縮することにより各放電灯b,dの光出力を低減する。
さらに、制御回路6は昇圧チョッパ回路のスイッチング素子Qの制御機能も備えており、商用交流電源Vsからの入力力率を改善しながら、平滑コンデンサCに安定した直流電圧を得ている。昇圧チョッパ回路は、商用交流電源Vsを全波整流するダイオードブリッジ回路DBの出力にインダクタLとスイッチング素子Qの直列回路を接続し、スイッチング素子Qの両端にダイオードDを介して平滑用のコンデンサCを接続したものであり、スイッチング素子Qを高周波でオン・オフすることで、ダイオードブリッジ回路DBの整流出力電圧を昇圧した直流電圧が平滑用のコンデンサCに充電される。
なお、スキャニング点灯(順次点灯)では、放電灯が点滅を繰り返すことによりストレスが加わりやすく、例えば図4(ハ)のような点灯状態が継続されると、点滅している放電灯b,dは、消灯している放電灯a,cに比べると、寿命が短縮される傾向となる。そこで、各放電灯が均等に劣化するように改善する手段について以下に述べる。
(実施形態4)
図7は本発明の実施形態4の動作説明図である。図1または図5のような4本の放電灯を用いたバックライトの低輝度時の動作を示しており、図7(イ)のa,c、図7(ロ)のb,dは低輝度時に点灯している放電灯、斜線を施した長方形は低輝度時に消灯している放電灯を意味している。
この実施形態では、上述の各実施形態1〜3において、放電灯点灯装置の電源が投入されるたびに、第1の制御回路1と第2の制御回路2の機能を入れ換えることを特徴とする。
すなわち、前回の電源投入時に第1群の放電灯a,cは第1の制御回路1の支配を受け、第2群の放電灯b,dは第2の制御回路2の支配を受けていたものとすると、今回の電源投入時には第1群の放電灯a,cは第2の制御回路2の支配を受け、第2群の放電灯b,dは第1の制御回路1の支配を受けるように、放電灯に対する制御回路の適用を入れ換える。
そしてまた、次回の電源投入時には第1群の放電灯a,cは第1の制御回路1の支配を受け、第2群の放電灯b,dは第2の制御回路2の支配を受けるように、放電灯に対する制御回路の適用を入れ換える。したがって、低輝度時には、図7(イ)の動作と図7(ロ)の動作が電源投入のたびに切り換わることになる。
具体的な構成例としては、例えば電源投入のたびに双安定リレーを1回反転させて、その接点の状態に応じて各放電灯に対する制御回路の適用を入れ換えれば良い。また、液晶テレビや液晶モニタに搭載されているマイコンを使用できる場合には、前回電源投入時の状態を記憶するフラグを設け、電源投入のたびにフラグを反転させて、フラグの状態に応じて各放電灯に対する制御回路の適用を入れ換えれば良い。
本実施形態によれば、低輝度時に点灯本数を制限する際に消灯される放電灯を特定しないことにより各放電灯の累積点灯時間や始動頻度を均一化し、全体として寿命を延長させることができる。
(実施形態5)
図8は本発明の実施形態5の動作説明図である。5本の放電灯を用いたバックライトの低輝度時の動作を示しており、図8(イ)のa,c,e、図8(ロ)のb,dは低輝度時に点灯している放電灯、斜線を施した長方形は低輝度時に消灯している放電灯を意味している。
上述の実施形態4では、偶数本数の放電灯を用いていたので、放電灯点灯装置の電源が投入されるたびに、第1の制御回路1と第2の制御回路2の機能を入れ換えるだけで支障なく動作していた。一方、図8のように、奇数本数の放電灯を用いる場合には、第1の制御回路1の支配を受ける放電灯の本数と第2の制御回路2の支配を受ける放電灯の本数が異なることになるので、管電流をフィードバック制御するなどの手段を付加して、調光信号に対する各放電灯の管電流の合計が一定となるように制御する必要がある。例えば、図8(イ)の3灯点灯・2灯消灯状態における点灯中の放電灯の管電流と、図8(ロ)の2灯点灯・3灯消灯状態における点灯中の放電灯の管電流は2:3となるように制御する必要がある。
なお、実施形態4または5の技術思想は、図10〜図12の従来例においても適用可能である。すなわち、図10の従来回路でも図11に示すように、A点よりも低輝度の領域では2灯のみが点灯することで調光点灯しているが、図12に示すように、常に放電灯a,cが消灯され、放電灯b,dは常に使用されている。このため、従来例の構成では、放電灯b,dの方が早く寿命が到来してしまうことになり、バックライト全体の寿命が短縮されることになる。これに対して、図7または図8のように、低輝度時に消灯される放電灯を電源投入のたびに切り換えるように構成すれば、低輝度時の調光点灯を安定化させながら、しかもバックライト全体の寿命も延長することができる。
(実施形態6)
上述の実施形態1〜5のいずれかに記載の放電灯点灯装置は、複数本の放電灯を用いた調光機能付きの照明装置に搭載することができる。例えば、図7〜図9のように、複数本の放電灯を隣接して略等間隔に配置し、さらに各放電灯の表面を光拡散板(乳白色の半透明板など)で覆う構成とすることが好ましい。照明装置の形態は特に限定するものではないが、例えば、オフィスや家庭の天井面に装着されて、調光信号線や赤外線リモコンを介する調光信号により明るさを調節できる構成とすれば良い。
照明装置に供給される調光信号Sの形態は特に限定されるものではないが、例えば、直流電圧の増減に応じて調光レベルを可変とするものであっても良いし、PWM信号のデューティに応じて調光レベルを可変とするものであっても良い。要するに、外部からの調光信号を受けて全体の光出力が可変とされるものであれば形態は問わない。
(実施形態7)
上述の実施形態1〜5のいずれかに記載の放電灯点灯装置は、複数本の放電灯を用いた輝度調節機能付きの液晶表示用バックライト装置に搭載することができる。
図9はバックライト装置の概略構成を示す斜視図である。例えば、内面が鏡面加工された筐体7の内部に、複数本の放電灯a〜dを隣接して略等間隔に配置し、さらに各放電灯a〜dの表面に液晶パネル8を配置したものである。なお、液晶パネル8の背面にプリズムシートのような光拡散板を配置することにより画面各部の輝度分布を均一化することができる。
本発明の液晶表示用バックライト装置を用いれば、輝度調節時に点灯本数が切り換わるときに光出力のちらつきがなく、また、低輝度時に消灯させる放電灯を特定しないことにより各放電灯の累積点灯時間や始動頻度を均一化し、全体として寿命を延長させることができる。
本発明の実施形態1の回路図である。 本発明の実施形態1の動作説明図である。 本発明の実施形態2の動作説明図である。 本発明の実施形態3の動作説明図である。 本発明の実施形態3の回路図である。 図5の回路に用いる負荷回路の回路図である。 本発明の実施形態4の動作説明図である。 本発明の実施形態5の動作説明図である。 本発明の実施形態7の液晶表示用バックライト装置の概略構成を示す斜視図である。 従来例の回路図である。 従来例の動作説明図である。 従来例の問題点を示す動作説明図である。
符号の説明
1,2 制御回路
3,4 点灯回路
a〜d 放電灯
S 調光信号

Claims (7)

  1. 複数本の放電灯による全体の光出力を調光信号に応じて可変とする放電灯点灯装置において、調光信号に応じて第1の放電灯の光出力を低減する第1の制御回路と、第2の放電灯の光出力を一定に制御する第2の制御回路とを有することを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 請求項1において、第2の制御回路は、第1の放電灯が消灯すると調光信号に応じて第2の放電灯の光出力を低減することを特徴とする放電灯点灯装置。
  3. 請求項1または2において、第1の放電灯と第2の放電灯は交互に配置されることを特徴とする放電灯点灯装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、複数本の放電灯は順次点灯するように制御され、第1または第2の制御回路は、放電灯の点灯時間を短縮することにより放電灯の光出力を低減することを特徴とする放電灯点灯装置。
  5. 複数本の放電灯のうち一部を調光時に消灯させる放電灯点灯装置において、調光時に消灯される放電灯を電源投入のたびに切り換えることを特徴とする放電灯点灯装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の放電灯点灯装置を備える照明装置。
  7. 請求項1〜5のいずれかに記載の放電灯点灯装置を備える液晶表示用バックライト装置。
JP2006265063A 2006-09-28 2006-09-28 放電灯点灯装置、照明装置、液晶表示用バックライト装置 Pending JP2008084753A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006265063A JP2008084753A (ja) 2006-09-28 2006-09-28 放電灯点灯装置、照明装置、液晶表示用バックライト装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006265063A JP2008084753A (ja) 2006-09-28 2006-09-28 放電灯点灯装置、照明装置、液晶表示用バックライト装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008084753A true JP2008084753A (ja) 2008-04-10

Family

ID=39355381

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006265063A Pending JP2008084753A (ja) 2006-09-28 2006-09-28 放電灯点灯装置、照明装置、液晶表示用バックライト装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008084753A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002015895A (ja) * 2000-06-30 2002-01-18 Nippon Avionics Co Ltd Pwm調光方式時間差点灯方法
JP2003133086A (ja) * 2001-10-26 2003-05-09 Matsushita Electric Works Ltd 照明装置
JP2003257693A (ja) * 2002-03-01 2003-09-12 Fujitsu Display Technologies Corp バックライト装置及び液晶表示装置
JP2004349040A (ja) * 2003-05-21 2004-12-09 Nec Lcd Technologies Ltd バックライト装置及び液晶表示装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002015895A (ja) * 2000-06-30 2002-01-18 Nippon Avionics Co Ltd Pwm調光方式時間差点灯方法
JP2003133086A (ja) * 2001-10-26 2003-05-09 Matsushita Electric Works Ltd 照明装置
JP2003257693A (ja) * 2002-03-01 2003-09-12 Fujitsu Display Technologies Corp バックライト装置及び液晶表示装置
JP2004349040A (ja) * 2003-05-21 2004-12-09 Nec Lcd Technologies Ltd バックライト装置及び液晶表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102067736B (zh) 点亮装置、背光装置
JP4475236B2 (ja) 高圧放電灯点灯装置及び点灯方法
US8581510B2 (en) Discharge lamp lighting apparatus
JP2006519463A (ja) バックライト制御装置及びバックライト制御方法
EP2180767A2 (en) High pressure discharge lamp lighting device and image display device
JP2010050049A (ja) 放電灯点灯装置及び照明器具
JP2010198880A (ja) 放電灯点灯装置及び照明器具
JP2007067313A (ja) Ledバックライト装置及び該装置を備える画像表示装置
KR100704357B1 (ko) 방전 램프 조명기기
JP2007234522A (ja) 放電灯点灯装置
JP2008064886A (ja) Led光源装置およびそれを用いた映像表示装置
JP2007220562A (ja) 放電灯点灯装置、照明器具、液晶表示用バックライト装置
JP2008084753A (ja) 放電灯点灯装置、照明装置、液晶表示用バックライト装置
JP2010146967A (ja) 点灯装置、及びこれを用いた照明器具並びにバックライト装置
JP4775003B2 (ja) 放電灯点灯装置及び画像表示装置
JP2007273342A (ja) バックライト装置、水銀放電ランプの点灯装置及び照明装置
JP4925304B2 (ja) 放電灯点灯装置及びこれを用いた照明装置、液晶表示装置
JP2010021108A (ja) 放電灯点灯装置、バックライト装置
JP4438513B2 (ja) 放電灯点灯装置及び照明器具
JP4835519B2 (ja) 放電灯点灯装置及びこれを用いた照明装置、液晶表示装置
JP2007226096A (ja) 画像表示装置およびその制御方法
JP4645508B2 (ja) バックライト装置及び照明装置
JP2008262871A (ja) 放電灯点灯装置及びこれを用いた照明装置、液晶表示装置
JP2008159283A (ja) 放電灯点灯装置、照明装置、液晶表示用バックライト装置
JP6601003B2 (ja) 放電灯駆動装置、光源装置、プロジェクター、および放電灯駆動方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20090218

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090227

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090327

A977 Report on retrieval

Effective date: 20110518

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20110524

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20111101

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02