JP2008084364A - 光ピックアップとその組立方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ハーフミラーが歪まないように固定して収差を良好に維持すること。
【解決手段】 ディスクDの半径方向に沿って往復移動可能な合成樹脂製スライドベース
2に枠体2Aが一体形成されると共に、該枠体2Aに底面5aと該底面5aの両端縁から
直角に立ち上がる一対の側面5b,5cとを備えた凹部5が形成され、該凹部5の各側面
5b,5cの一方側縁に沿って形成され該各側面5b,5cに対して直角の対向角度αを
間に挟んで対向する一対の基準面5d,5eが設けられ、該両基準面5d,5eに沿って
凹部5内に挿入されるハーフミラーHMの底面対向面16よりもわずかに小面積の載置台
17が前記凹部5の底面5aに一体形成されると共に、該載置台17の周辺に溝部18が
形成され、その載置台17の載置面17aに熱硬化性接着剤9を介してハーフミラーHM
が固定されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ディスク装置(例えばDVDレコーダやDVDプレーヤなど)に使用される
光ピックアップとその組立方法に関し、特に、ハーフミラーが歪まないように固定して収
差を良好に維持することができるようにしたものである。
光ピックアップの一例を図7及び図8に基づいて説明すると、図7は同概略平面図、図
8は同原理図であって、ターンテーブル(図示せず)により高速回転されるディスクDの
半径方向Xに沿ってガイドレール1が配置され、該ガイドレール1に往復移動可能に係合
する合成樹脂製スライドベース2に、対物レンズOLを備えたアクチュエータ3、レーザ
ダイオードからなるレーザ光源LD、フォトダイオードからなる受光素子PD、立ち上げ
ミラーM及びハーフミラーHMが配置されている。なお、図8中、Cはコリメータレンズ
である。また、図7に示すように、立ち上げミラーMに対する投射光a(及び反射光b)
の投射角度がディスク半径方向X及びそれと直交するトラック接線方向Yの双方に対して
45°になるように設定されている。
情報読取手順を説明すると、ディスクDを高速回転させ、アクチュエータ3を駆動して
、該アクチュエータ3に設けた支軸3aに沿って対物レンズOLをフォーカス方向Zに移
動させると共に、支軸3a回りで対物レンズOLをトラッキング方向、即ち、ディスク半
径方向Xに移動させ、レーザ光源LDから投射光aをハーフミラーHM及び立ち上げミラ
ーMで反射してコリメータレンズC及び対物レンズOLを通してディスクDに投射し、そ
の反射光bを対物レンズOL及びコリメータレンズCに通し立ち上げミラーMで反射しハ
ーフミラーHMを通過して受光素子PDで受光させ、ディスクDに記録されている情報を
読み取る。
従来、光ピックアップの組立構造の一例として図9〜図12に示すものがある。図9は
同分解斜視図、図10(a)は同要部の水平断面図、図10(b)はC−C矢視図、図1
1は要部の分解斜視図、図12(a)〜(c)はハーフミラーHMの固定手順を示す要部
の水平断面図であって、スライドベース2に枠体2Aが一体形成されると共に、該枠体2
Aに底面5aと該底面5aの両端縁から直角に立ち上がる一対の側面5b,5cとを備え
た凹部5が形成され、該凹部5の各側面5b,5cの一方側縁に沿って形成され該各側面
5b,5cに対して直角の対向角度αを間に挟んで対向する一対の基準面5d,5eが設
けられ、前記底面5aに一対の凸条部6が一体形成され、各側面5b,5cに複数の縦溝
7が刻設されている。
ハーフミラーHMの固定手順を説明すると、図12(a)に示すように、治具(図示せ
ず)によりハーフミラーHMを両基準面5d,5eに沿って凹部5内に挿入し両凸条部6
上に載置して位置を微調整する。次に、図12(b)に示すように、注入器8によりエポ
キシ系接着剤などの熱硬化性接着剤9を各縦溝7とハーフミラーHMとの間の隙間に注入
する。続いて、図12(c)に示すように、注入器10により紫外線硬化性接着剤11を
凹部5の各側面5b,5cとハーフミラーHMとの間にワンポイントだけ少量注入し、紫
外線を照射して紫外線硬化性接着剤11を硬化させ、ハーフミラーHMを凹部5内の所定
位置に仮止めし、治具をハーフミラーHMから取り外す。その後、そのハーフミラーHM
付きスライドベース2を加熱炉(図示せず)内に挿入し、例えば80°Cで1時間だけ加
熱して熱硬化性接着剤9を硬化させ、これによって、ハーフミラーHMをスライドベース
2に固定する。
上記構成によれば、図10(a)に示すように、ハーフミラーHMを両側から熱硬化性
接着剤9で挟んでいるから、その熱硬化性接着剤9が高温加熱で硬化させたときに膨張し
てハーフミラーHMに対して圧縮力Fが両側から作用し、これによって、図面に仮想線S
で誇張して示すように、ハーフミラーHMに歪みが発生し、信頼性試験における受光素子
PDの試験前後の受光バランスが悪くなり、収差を悪化させる。
また、熱硬化性接着剤9の後塗り工法を採用しており、凹部5内にハーフミラーHMを
挿入した後、該凹部5とハーフミラーHMとの間の隙間に熱硬化性接着剤9を注入するよ
うになっているから、その熱硬化性接着剤9を縦溝7内の奥端まで注入することが困難で
あり、図12(b)に示すように、縦溝7内の奥端に熱硬化性接着剤9が注入されない空
気溜まりGが生じやすい。そして、その空気溜まりGが環境温度の変化により大きく膨張
収縮され、ハーフミラーHMに歪みを生じさせるという難点もある。
また、従来技術として特許文献1及び特許文献2に記載したものがある。その特許文献
1に記載の技術は、図13に示すように、ハーフミラーHMが左右一対の保持部13に接
着剤14で接着されている。
特許文献2に記載の技術は、図14に示すように、スライドベース2上にハーフミラー
HMが載置され、該ハーフミラーHMの上面両端部とスライドベース2との間に熱硬化性
接着剤9が塗布されている。
特開平8−111027号公報 特開2005−44398号公報
特許文献1によれば、図13に示すように、各保持部13とハーフミラーHMとの間の
隙間nに接着剤14が介在さているため、その接着剤14が環境温度の変化により大きく
膨張収縮されることにより前記隙間nが変化し、投射光a及び反射光bに対するハーフミ
ラーHMの位置関係が変化して、収差を悪化させるおそれがある。
特許文献2によれば、図14に示すように、ハーフミラーHMの上面に部分的に塗布し
た熱硬化性接着剤9が環境温度の変化により膨張収縮されることにより、そのハーフミラ
ーHMに歪みが生じて収差を悪化させるおそれがある。
本発明は、上記従来の欠点に鑑み、ハーフミラーが歪まないように固定して収差を良好
に維持することができるようにした光ピックアップとその組立方法を提供することを目的
としている。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、ディスクの半径方向に沿って往復
移動可能な合成樹脂製スライドベースに枠体が一体形成されると共に、該枠体に底面と該
底面の両端縁から直角に立ち上がる一対の側面とを備えた凹部が形成され、該凹部の各側
面の一方側縁に沿って形成され該各側面に対して直角の対向角度を間に挟んで対向する一
対の基準面が設けられ、該両基準面に沿って凹部内にハーフミラーが固定され、前記スラ
イドベースに、対物レンズを備えたアクチュエータ、レーザ光源、受光素子及び立ち上げ
ミラーが配置されており、前記レーザ光源から投射光がハーフミラー及び立ち上げミラー
で反射され対物レンズを通してディスクに投射され、その反射光が対物レンズを通して立
ち上げミラーで反射されハーフミラーを透過して受光素子で受光され、ディスクに記録さ
れている情報を読み取るようにした光ピックアップにおいて、前記ハーフミラーの底面対
向面よりもわずかに小面積の載置台が前記凹部の底面に一体形成されると共に、該載置台
の周辺に溝部が形成され、その載置台の載置面に熱硬化性接着剤を介してハーフミラーが
固定されていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、ディスクの半径方向に沿って往復移動可能な合成樹脂製スラ
イドベースに枠体が一体形成されると共に、該枠体に底面と該底面の両端縁から直角に立
ち上がる一対の側面とを備えた凹部が形成され、該凹部の各側面の一方側縁に沿って形成
され該各側面に対して直角の対向角度を間に挟んで対向する一対の基準面が設けられ、該
両基準面に沿って凹部内にハーフミラーが固定され、前記スライドベースに、対物レンズ
を備えたアクチュエータ、レーザ光源、受光素子及び立ち上げミラーが配置されており、
前記レーザ光源から投射光がハーフミラー及び立ち上げミラーで反射され対物レンズを通
してディスクに投射され、その反射光が対物レンズを通して立ち上げミラーで反射されハ
ーフミラーを透過して受光素子で受光され、ディスクに記録されている情報を読み取るよ
うにした光ピックアップにおいて、前記ハーフミラーの底面対向面よりもわずかに小面積
の載置台が前記凹部の底面に一体形成されると共に、該載置台の周辺に溝部が形成され、
その載置台上に載置したハーフミラーが前記凹部の一方側面に熱硬化性接着剤を介して固
定されていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、ディスクの半径方向に沿って往復移動可能な合成樹脂製スラ
イドベースに枠体が一体形成されると共に、該枠体に底面と該底面の両端縁から直角に立
ち上がる一対の側面とを備えた凹部が形成され、該凹部の各側面の一方側縁に沿って形成
され該各側面に対して直角の対向角度を間に挟んで対向する一対の基準面が設けられ、該
両基準面に沿って凹部内にハーフミラーが固定され、前記スライドベースに、対物レンズ
を備えたアクチュエータ、レーザ光源、受光素子及び立ち上げミラーが配置されており、
前記レーザ光源から投射光がハーフミラー及び立ち上げミラーで反射され対物レンズを通
してディスクに投射され、その反射光が対物レンズを通して立ち上げミラーで反射されハ
ーフミラーを透過して受光素子で受光され、ディスクに記録されている情報を読み取るよ
うにした光ピックアップにおいて、前記ハーフミラーの底面対向面よりもわずかに小面積
の載置台が前記凹部の底面に一体形成されると共に、該載置台の周辺に溝部が形成されて
おり、前記載置台の載置面に熱硬化性接着剤を塗布し、前記両基準面に沿ってハーフミラ
ーを凹部内に挿入し熱硬化性接着剤を介して載置台の載置面に載置して該ハーフミラーを
位置決めした後、そのハーフミラーと凹部5の両側面との間の隙間に紫外線硬化性接着剤
を少量注入し、紫外線を照射して紫外線硬化性接着剤を硬化させることによりハーフミラ
ーを凹部の両側面に仮止めし、そのハーフミラー付きスライドベースを加熱して熱硬化性
接着剤を硬化させることを特徴としている。
請求項1に記載の発明は実施の一形態(図1〜図5参照)に対応するものであって、こ
れによれば、ハーフミラーの一面が熱硬化性接着剤を介して凹部の底面の載置台に固定さ
れているだけであるから、その熱硬化性接着剤が高温加熱で硬化させたときに膨張しても
、ハーフミラーに対して従来のように圧縮力が作用して歪みが生じるということがなく、
しかも、熱硬化性接着剤が環境温度の変化により膨張収縮されても、ハーフミラーが基準
面に沿ってスライドするだけで、投射光及び反射光に対するハーフミラーの位置関係は変
わらないから、信頼性試験における受光素子の試験前後の受光バランスを良好に保持する
ことができると共に、収差を良好に維持することができる。
請求項2に記載の発明は実施の他の形態(図6参照)に対応するものであって、これに
よれば、ハーフミラーの一面が熱硬化性接着剤を介して凹部の一方側面に固定されている
だけであり、請求項1に記載の発明とほぼ同じ効果を得ることができる。
請求項3に記載の発明は光ピックアップの組立方法に関するものであって、これによれ
ば、請求項1に記載の発明とほぼ同じ効果を得ることができ、特に、熱硬化性接着剤の先
塗り工法を採用しており、ハーフミラーを凹部内に挿入する前に、該凹部内の載置面に熱
硬化性接着剤を塗布するようになっているから、その塗布作業を容易に行うことができる
と共に、熱硬化性接着剤を均等に塗布することができ、ハーフミラーを熱硬化性接着剤を
介して載置面上に精密に位置決めすることができる。しかも、熱硬化性接着剤を挟んで対
向するハーフミラーと載置面との間に空気溜まりが生じ無いから、従来のように空気溜ま
りが環境温度の変化により大きく膨張収縮されてハーフミラーに歪みを生じさせるという
難点を解消することができる。
図1〜図5は本発明の実施の一形態である光ピックアップを示すものであって、図1は
分解斜視図、図2(a)は同要部の水平断面図、図2(b)はA−A矢視図、図3は同要
部の斜視図、図4は同要部の分解斜視図、図5(a)〜(b)は同固定手順を示す要部の
水平断面図である。
図1〜図4に示すように、ハーフミラーHMの底面対向面16よりもわずかに小面積の
載置台17が凹部5の底面5aの中央に一体形成されると共に、該載置台17の周辺に溝
部18が形成され、その載置台17の載置面17aに熱硬化性接着剤9を介してハーフミ
ラーHMが固定され、凹部5の両側面5b,5c間の間隔L1がハーフミラーHMの横幅
L2よりも大きく設定され、その凹部5の各側面5b,5cとハーフミラーHMとの間に
隙間mが形成されている。上記以外の構成は図7〜図11に示す構成とほぼ同じであるか
ら、同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
ハーフミラーHMの固定手順を説明すると、図5(a)に示すように、注入器8により
熱硬化性接着剤9を載置面17aに塗布し、図5(b)に示すように、治具(図示せず)
によりハーフミラーHMを両基準面5d,5eに沿って凹部5内に挿入し熱硬化性接着剤
9を介して載置面17aに載置して該ハーフミラーHMを位置決めし、図5(c)に示す
ように、注入器10により紫外線硬化性接着剤11を凹部5の各側面5b,5cとハーフ
ミラーHMとの間の隙間mにワンポイントだけ少量注入し、紫外線を照射して紫外線硬化
性接着剤11を硬化させ、ハーフミラーHMを凹部5内の所定位置に仮止めし、治具をハ
ーフミラーHMから取り外す。その後、そのハーフミラーHM付きスライドベース2を加
熱炉(図示せず)内に挿入し、例えば80°Cで1時間だけ加熱して熱硬化性接着剤9を
硬化させ、これによって、ハーフミラーHMをスライドベース2に固定する。
上記構成によれば、ハーフミラーHMの一面(底面対向面16)が熱硬化性接着剤9を
介して凹部5の底面5aの載置台17に固定されているだけであるから、熱硬化性接着剤
9が高温加熱で硬化させたときに膨張しても、ハーフミラーHMに対して従来のように圧
縮力F〔図10(a)参照〕が作用して歪みが生じるということがなく、しかも、熱硬化
性接着剤9が環境温度の変化により膨張収縮されても、ハーフミラーHMが基準面5d,
5eに沿ってスライドするだけで、投射光a及び反射光bに対するハーフミラーHMの位
置関係は変わらないから、信頼性試験における受光素子PDの試験前後の受光バランスを
良好に保持することができると共に、収差を良好に維持することができる。
なお、紫外線硬化性接着剤11によりハーフミラーHMが凹部5の側面5b,5cに仮
止めされているが、その紫外線硬化性接着剤11は極めて少量であるから、ハーフミラー
HMに歪みを生じさせる要因としては無視できる。
ここで特に、熱硬化性接着剤9の先塗り工法を採用しており、ハーフミラーHMを凹部
5内に挿入する前に、該凹部5内の載置面17aに熱硬化性接着剤9を塗布するようにな
っているから、その塗布作業を容易に行うことができると共に、熱硬化性接着剤9を均等
に塗布することができ、ハーフミラーHMを熱硬化性接着剤9を介して載置面17a上に
精密に位置決めすることができる。しかも、熱硬化性接着剤9を挟んで対向するハーフミ
ラーHMと載置面17aとの間に空気溜まりG〔図10(b)参照〕が生じ無いから、従
来のように空気溜まりGが環境温度の変化により大きく膨張収縮されてハーフミラーHM
に歪みを生じさせるという難点を解消することができる。
また、ハーフミラーHMが熱硬化性接着剤9を介して載置面17a上に載置した際に、
そのハーフミラーHMと載置面17aとの間r〔図2(b)参照〕から押し出された熱硬
化性接着剤9が載置台17の周辺の溝部18内に流出するようになっているから、ハーフ
ミラーHMと載置面17aとの間に熱硬化性接着剤9を適量だけ介在させることができる
と共に、溝部18内に流出した熱硬化性接着剤9がハーフミラーHMに対して悪影響を与
えるおそれがない。
図6は本発明の実施の他の形態である光ピックアップを示すものであって、図6(a)
はは同要部の水平断面図、図6(b)はB−B矢視図であり、載置台17の載置面17a
に載置したハーフミラーHMが凹部5の一方側面5b(または5c)に熱硬化性接着剤9
を介して固定されている。上記以外の構成は図1〜図5に示す実施の一形態とほぼ同じで
あるから、同一部分に同一符号を付して、その説明を省略する。
ハーフミラーHMの固定手順を説明すると、注入器8により熱硬化性接着剤9を一方側
面5b(または5c)に塗布し、治具(図示せず)によりハーフミラーHMを両基準面5
d,5eに沿って凹部5内に挿入し載置面17aに載置した状態で、該ハーフミラーHM
を一方側面5b(または5c)側にスライドさせて、そのハーフミラーHMを熱硬化性接
着剤9を介して一方側面5b(または5c)に当接させ、注入器10により紫外線硬化性
接着剤11を凹部5の他側面5c(または5b)とハーフミラーHMとの間の隙間mにワ
ンポイントだけ少量注入する。以後は、実施の一形態(図1〜図5参照)と同じ手順でハ
ーフミラーHMをスライドベース2に固定する。
上記構成によれば、ハーフミラーHMの一面が熱硬化性接着剤9を介して凹部5の一方
側面5b(または5c)に固定されているだけであり、実施の一形態(図1〜図5参照)
とほぼ同じ効果を得ることができる。
本発明の実施の一形態である光ピックアップを示す分解斜視図である。 (a)は同要部の水平断面図、(b)はA−A矢視図である。 同要部の斜視図である。 同要部の分解斜視図である。 (a)〜(b)は同ハーフミラーの固定手順を示す要部の水平断面図である。 (a)は本発明の実施の他の形態である光ピックアップを示す要部の水平断面図、(b)はB−B矢視図である。 光ピックアップの一例を示す概略平面図である。 同原理図である。 従来の一例を示す分解斜視図である。 (a)は同要部の水平断面図、(b)はC−C矢視図である。 要部の分解斜視図である。 (a)〜(c)は同ハーフミラーの固定手順を示す要部の水平断面図である。 従来の他の例を示す平面図である。 従来の更に他の例を示す分解斜視図である。
符号の説明
2 スライドベース
2A スライドベースの枠体
3 アクチュエータ
5 凹部
5a 凹部の底面
5b,5c 凹部の側面
5d,5e 基準面
9 熱硬化性接着剤
11 紫外線硬化性接着剤
16 ハーフミラーの底面対向面
17 載置台
17a 載置台の載置面
18 溝部
D ディスク
OL 対物レンズ
LD レーザ光源
PD 受光素子
M 立ち上げミラー
HM ハーフミラー
a 投射光
b 反射光

Claims (3)

  1. ディスクの半径方向に沿って往復移動可能な合成樹脂製スライドベースに枠体が一体形
    成されると共に、該枠体に底面と該底面の両端縁から直角に立ち上がる一対の側面とを備
    えた凹部が形成され、該凹部の各側面の一方側縁に沿って形成され該各側面に対して直角
    の対向角度を間に挟んで対向する一対の基準面が設けられ、該両基準面に沿って凹部内に
    ハーフミラーが固定され、前記スライドベースに、対物レンズを備えたアクチュエータ、
    レーザ光源、受光素子及び立ち上げミラーが配置されており、前記レーザ光源から投射光
    がハーフミラー及び立ち上げミラーで反射され対物レンズを通してディスクに投射され、
    その反射光が対物レンズを通して立ち上げミラーで反射されハーフミラーを透過して受光
    素子で受光され、ディスクに記録されている情報を読み取るようにした光ピックアップに
    おいて、前記ハーフミラーの底面対向面よりもわずかに小面積の載置台が前記凹部の底面
    に一体形成されると共に、該載置台の周辺に溝部が形成され、その載置台の載置面に熱硬
    化性接着剤を介してハーフミラーが固定されていることを特徴とする光ピックアップ。
  2. ディスクの半径方向に沿って往復移動可能な合成樹脂製スライドベースに枠体が一体形
    成されると共に、該枠体に底面と該底面の両端縁から直角に立ち上がる一対の側面とを備
    えた凹部が形成され、該凹部の各側面の一方側縁に沿って形成され該各側面に対して直角
    の対向角度を間に挟んで対向する一対の基準面が設けられ、該両基準面に沿って凹部内に
    ハーフミラーが固定され、前記スライドベースに、対物レンズを備えたアクチュエータ、
    レーザ光源、受光素子及び立ち上げミラーが配置されており、前記レーザ光源から投射光
    がハーフミラー及び立ち上げミラーで反射され対物レンズを通してディスクに投射され、
    その反射光が対物レンズを通して立ち上げミラーで反射されハーフミラーを透過して受光
    素子で受光され、ディスクに記録されている情報を読み取るようにした光ピックアップに
    おいて、前記ハーフミラーの底面対向面よりもわずかに小面積の載置台が前記凹部の底面
    に一体形成されると共に、該載置台の周辺に溝部が形成され、その載置台上に載置したハ
    ーフミラーが前記凹部の一方側面に熱硬化性接着剤を介して固定されていることを特徴と
    する光ピックアップ。
  3. ディスクの半径方向に沿って往復移動可能な合成樹脂製スライドベースに枠体が一体形
    成されると共に、該枠体に底面と該底面の両端縁から直角に立ち上がる一対の側面とを備
    えた凹部が形成され、該凹部の各側面の一方側縁に沿って形成され該各側面に対して直角
    の対向角度を間に挟んで対向する一対の基準面が設けられ、該両基準面に沿って凹部内に
    ハーフミラーが固定され、前記スライドベースに、対物レンズを備えたアクチュエータ、
    レーザ光源、受光素子及び立ち上げミラーが配置されており、前記レーザ光源から投射光
    がハーフミラー及び立ち上げミラーで反射され対物レンズを通してディスクに投射され、
    その反射光が対物レンズを通して立ち上げミラーで反射されハーフミラーを透過して受光
    素子で受光され、ディスクに記録されている情報を読み取るようにした光ピックアップに
    おいて、前記ハーフミラーの底面対向面よりもわずかに小面積の載置台が前記凹部の底面
    に一体形成されると共に、該載置台の周辺に溝部が形成されており、前記載置台の載置面
    に熱硬化性接着剤を塗布し、前記両基準面に沿ってハーフミラーを凹部内に挿入し熱硬化
    性接着剤を介して載置台の載置面に載置して該ハーフミラーを位置決めした後、そのハー
    フミラーと凹部5の両側面との間の隙間に紫外線硬化性接着剤を少量注入し、紫外線を照
    射して紫外線硬化性接着剤を硬化させることによりハーフミラーを凹部の両側面に仮止め
    し、そのハーフミラー付きスライドベースを加熱して熱硬化性接着剤を硬化させることを
    特徴とする光ピックアップの組立方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015050366A (ja) * 2013-09-03 2015-03-16 ウシオ電機株式会社 半導体レーザ装置

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