JP2008082110A - ルーフドレイン - Google Patents

ルーフドレイン Download PDF

Info

Publication number
JP2008082110A
JP2008082110A JP2006265932A JP2006265932A JP2008082110A JP 2008082110 A JP2008082110 A JP 2008082110A JP 2006265932 A JP2006265932 A JP 2006265932A JP 2006265932 A JP2006265932 A JP 2006265932A JP 2008082110 A JP2008082110 A JP 2008082110A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drain
waterproof sheet
water guide
bolt
slab
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006265932A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4411311B2 (ja
Inventor
Junpei Nohayashi
純平 野林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiichi Kizai Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Kizai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiichi Kizai Co Ltd filed Critical Daiichi Kizai Co Ltd
Priority to JP2006265932A priority Critical patent/JP4411311B2/ja
Publication of JP2008082110A publication Critical patent/JP2008082110A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4411311B2 publication Critical patent/JP4411311B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)

Abstract

【課題】防水シートの切れ目からスラブの上へ雨水が漏水するような不都合を的確に防止することができるルーフドレインを提供する。
【解決手段】露天のスラブに据え付けられるドレイン本体1を備え、このドレイン本体1は筒状の排水管部の上部から漏斗状に拡がって上方に延びる導水部3と、さらにこの導水部3の外周部からその外周側に延び出る張出し部24とを有している。スラブ4の上には防水シート5が敷き込められ、この防水シート5には開口8が形成され、この開口8の周辺部に放射状の切れ目9が施され、開口8の周辺の切り目9の部分が導水部3の上に接合密着され、さらに切れ目9の部分の外周側部分が張出し部24の上に接合密着される。これにより、切れ目9の部分からスラブ4の上への雨水の漏水が防止される。
【選択図】 図5

Description

この発明は、雨水などを排水するためにコンクリート建築物の屋上面やベランダ、バルコニーなどの露天のスラブに設置されるルーフドレインに関する。
一般にコンクリート建築物の露天のスラブには雨水排水用のルーフドレインが設置される。そして、このルーフドレインに連なるようにスラブの上に防水シートが敷設される。
従来のルーフドレインの一般的な構造を図12に示してあり、このルーフドレインの本体1は、円筒状の排水管部2と、この排水管部2の上端縁からその外周側に漏斗状に傾斜して拡がる導水部3とを一体に有する筒形状に形成されている。そしてこのドレイン本体1がスラブ4に据え付けられ、前記排水管部2に排水樋6が接続される。
ルーフドレインを施工する手順について説明すると、まずスラブ用のコンクリートを打設する際にそのコンクリートに埋め込むようにしてドレイン本体1をスラブ4に据え付ける。そしてスラブ4の養生後に、そのスラブ4の上の全体に防水シート5を敷き込んで貼り付ける。この際、防水シート5には、図13(A)に示すように、ドレイン本体1の排水管部2に対向する部分に円形の開口8を形成し、さらにこの開口8の周辺部に放射状に切れ目9を入れてその周辺部を個々の舌片9aに分け、その各舌片9aを図13(B)および図14に示すように下方に押し込んで傾斜状態の導水部3の上に接合密着させる。
次に、導水部3の上に図12に示す防水層押え12を配置し、この防水層押え12をボルト13でドレイン本体1に締結して防水シート5を導水部3に圧着させる。そして防水層押え12の上にストレーナ16を配置し、ボルト17で固定する。これにより施工が完了する。なお、防水シート5は1枚あるいは複数枚を重ねて用いる場合とがある。
降雨時の雨水は防水シート5を伝わってストレーナ16からドレイン本体1内に入り込み、排水管部2から排水樋6を通して所定の排水部に排出される。
このような防水シートを備えるルーフドレインの構造については、例えば特開2002−13255公報に開示されている。
特開2002−13255公報
上述のように、この種のルーフドレインにおいては、防水シート5をドレイン本体1の導水部3に接合密着させるために、防水シート5に形成した開口8の周辺部に放射状に切れ目9を入れ、その切れ目9で分かれた各舌片9aを下方に押し込んで傾斜状の導水部3に沿うように密着させている。ドレイン本体1の導水部3は連続して傾斜する状態にあり、したがって切れ目9の長さはその導水部3の径方向の長さよりやや長い寸法とする必要がある。
ところが、切れ目9の長さが導水部3の径方向の長さより長いと、切れ目9の一部が導水部3の外周側に突出し、この突出部分の切れ目9から雨水がスラブ4の上に漏水してしまうという問題がある。防水シート5の切れ目9の部分には、図14に鎖線で示すように増貼りシート20が貼り付けられるが、このような増貼りシート20を貼り付けてもその内側を通して雨水が漏水してしまう恐れがある。
一方、スラブ4の上に敷設された防水シート5が経年などにより劣化したような場合には、防水シート5の上にさらに防水層を施す改修工事が行なわれる。この改修工事の際には、ドレイン本体1の上からストレーナ16および防水層押え12を取り外し、この状態で図15に示すように防水シート5の上の全域に渡って改修用のアスファルト防水シート5aを敷き込んで貼り付ける。この後、ドレイン本体1の上に防水層押え12を載せ、ボルト13でドレイン本体1に固定し、さらに防水層押え12の上にストレーナ16を載せ、ボルト17で固定する。これにより改修工事が完了する。
ドレイン本体1には、防水層押え固定用のボルト13をねじ込むためのねじ穴14が設けられているが、改修用の防水シート5aを敷き込んで貼り付ける作業のときに、その防水シート5aからアスファルトピッチ5bが滲み出て前記ねじ穴14内に入り込んでしまうことがある。
前記アスファルトピッチ5bは防水シート5aの縁とドレイン本体1との間をシールする上で有効であるが、アスファルトピッチ5bがねじ穴14内に少しでも入り込むと、そのねじ穴14の周面のねじ溝が詰まり、防水層押え12を固定するためのボルト13をそのねじ穴14内にねじ込むことが困難となり、防水層押え12をボルト13で固定することができなくなる。
改修用の防水シート5aとしてアスファルト防水シート以外のものが使用されることもあり、この場合には防水シート5aの縁とドレイン本体1との間に別途のシール材を塗り込むが、この場合にもそのシール材がねじ穴14内に少しでも入り込むと、同様にそのねじ穴14の周面のねじ溝が詰まり、防水層押え12を固定するためのボルト13をそのねじ穴14内にねじ込むことが困難となり、防水層押え12をボルト13で固定することができなくなる。
この発明はこのような点に着目してなされたもので、その目的とするところは、防水シートの切れ目からスラブへの漏水を的確に防止することができるルーフドレインを提供し、さらに防水層改修工事後であっても防水層押えを所定のボルトを用いて容易に固定することができるルーフドレインを提供することにある。
請求項1の発明は、露天のスラブに据え付けられる縦筒状のドレイン本体を備え、このドレイン本体が筒状の排水管部と、この排水管部の上部から漏斗状に拡がって上方に延びる導水部を有し、前記スラブの上には防水シートを敷き込み、この防水シートに前記排水管部に対向する開口を形成し、この開口の周辺部に放射状に切れ目を入れてその周辺部を前記導水部の上に接合密着させ、この状態で前記導水部の上に防水層押えを配置し、この防水層押えをボルトでドレイン本体に固定し、さらに前記防水層押えの上にストレーナを配置してなるルーフドレインにおいて、前記ドレイン本体の導水部の外周部に、その外周側に張出す張出し部を一体に形成し、この張出し部の上に前記防水シートの切れ目の部分の外周側周辺部を接合密着させることを特徴としている。
請求項2の発明は、前記ドレイン本体の漏斗状の導水部が、前記排水管部の上部から斜め上方にαの角度で傾斜して延び、前記張出し部は前記導水部の外周部から斜め上方に前記αの角度より小さいβの角度で傾斜して延びていることを特徴としている。
請求項3の発明は、前記導水部の径方向の水平距離長さL1と、前記張出し部の径方向の水平距離長さL2はほぼ同じ寸法であり、その導水部と張出し部とに渡って接合される防水シートの接合代が約100mmとなっていることを特徴としている。
請求項4の発明は、前記ドレイン本体の排水管部と導水部との境の部分には、前記防水層押えを固定するためのボルトの頭部を水平方向から脱着可能に挿入してそのボルトを倒立状態で回転不能に保持することが可能なボルト保持部が設けられ、このボルト保持部に保持されたボルトを介して前記防水層押えがドレイン本体に固定されることを特徴としている。
請求項5の発明は、スラブのコーナー部に据え付けられる断面ほぼL状のドレイン本体を備え、このドレイン本体の下部の導水部の外周縁にその外方に向かって延出する張出し部が一体に形成され、前記スラブから前記張出し部の上に渡って防水シートを敷き込む構造のルーフドレインにおいて、前記張出し部の延出長さLを約100mmとし、この張出し部と防水シートとの接合代を約100mmとしてあることを特徴としている。
この発明によれば、ドレイン本体の導水部の外周部にさらにその外周側に延びる張出し部を設け、その張出し部の上に防水シートの切れ目の部分の外周側周辺部を接合密着させるようにしたから、防水シートの切れ目からスラブへの漏水を確実に防止することができる。
特に、請求項4の発明では、ドレイン本体の排水管部と導水部との境の部分に、防水層押えを固定するためのボルトの頭部を水平方向から脱着可能に挿入してそのボルトを倒立状態で回転不能に保持することが可能なボルト保持部を設け、このボルト保持部で保持したボルトを介して前記防水層押えをドレイン本体に固定するようにしたから、前記ボルトを取り外し、防水シートの上に改修用の防水シートを敷き込んで改修する工事の際に前記ボルト保持部内にアスファルトピッチ5bやシール材が多少入り込んだとしても、改修工事後に前記ボルト保持部内にボルトの頭部を押し込みその圧力でアスファルトピットやシール材を変形させてそのボルト保持部にボルトを装着することができ、したがって改修工事後に所定のボルトを用いて防水層押えを容易に固定することができる。
以下、この発明の実施形態について図1ないし図11を参照して説明する。なお、図12ないし図15に示す従来の構成と対応する部分には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図1には第1の実施形態に係るルーフドレインの全体の構成を示してある。この発明のドレイン本体1は円筒状の排水管部2と、この排水管部2に連なる漏斗状の導水部3とを一体に有すると共に、さらに導水部3の外周部からその外方側に一体に延びる張出し部24を有している。そして排水管部2の内周部に排水樋ねじ込み用のねじ部2aが形成されている。
図2にはドレイン本体1の断面図を示してあり、この図に示すように、導水部3はドレイン本体1の中心部からその外方側に向かって斜め上方にαの角度で傾斜し、この導水部3から張り出す張出し部24はドレイン本体1の中心部からその外方側に向かって斜め上方にβの角度で傾斜している。導水部3の傾斜の角度αは比較的大きな角度、例えば22°であり、張出し部24の傾斜の角度βはαよりも十分に小さい角度、例えば7.6°となっている。また導水部3の径方向の水平距離長さLと張出し部24の径方向の水平距離長さLはほぼ同じで、その和の長さ(L+L)が約100mmとなっている。例えばLが52mm、Lが45mmである。
排水管部2と導水部3との境の部分には環状に連続して延びる段部25が形成されている。そしてこの段部25の例えば周方向の三箇所にボルト保持部26が設けられている。図3にはボルト保持部26の構造を示してあり、このボルト保持部26は防水層押え12をドレイン本体1に固定するための図1に示す六角ボルト27の頭部27aの収容が可能な収容部29を有し、導水部3の中心部に向く壁面には前記収容部29に通じる開口30が形成され、さらにこのボルト保持部26の上面には前記開口30の上側縁部から前記収容部29の上面位置に渡って延び、六角ボルト27の軸部27bの挿通が可能なU字状の切欠き31が形成されている。
図4には防水層押え12の平面図を示してあり、この防水層押え12は円環状をなし、内周縁の三箇所には前記ボルト保持部26に対応する係合部33が形成されている。これら係合部33は前記ボルト保持部26に装着される六角ボルト27の軸部27bの挿通が可能なU字状の切欠きにより構成さている。また、この防水層押え12の外周縁部の二箇所にはストレーナ固定用のボルト17をねじ込むためのねじ穴35が形成されている。
次に、施工の手順について説明する。
まずスラブ用のコンクリートを打設し、そのコンクリートに埋め込むようにしてドレイン本体1をスラブ4に据え付ける。そしてスラブ4の養生後に、スラブ4の上の全体に防水シート5を敷き込んで貼り付ける。この際、防水シート5には、図5(A)に示すように、ドレイン本体1の排水管部2に対向する部分において円形の開口8を形成する。
この開口8の直径は排水管部2の内径とほぼ同じ寸法である。そしてこの開口8の周辺部に放射状に切り目9を入れる。この切り目9の長さは、導水部3の径方向の長さLとほぼ同じかそれよりやや大きい長さとする。
そして、図5(B)に示すように、放射状に切れ目9を施すことで互いに分離した防水シート5の各舌片9aを下方に押し込んで導水部3の上に接合密着させる。この際、防水シート5の切れ目9を施した部分の外周側、つまりドレイン本体1の張出し部24に対応する部分も下方に押し込んでその張出し部24の上に接合密着させる。
ドレイン本体1の導水部3は比較的大きな角度αで傾斜しているが、開口8の周辺部に放射状の切れ目9を施すことでその導水部3に防水シート5を密着させることができる。ドレイン本体1の張出し部24はその傾斜の角度βが小さく、したがってこの部分においては切れ目を施すことなく防水シート5の柔軟性によりその張出し部24に防水シート5を密着させることができる。
この実施形態では、導水部3の径方向の長さLが52mm、張出し部24の径方向の長さLが45mmで、その和が約100mmとなっているから、防水シート5のドレイン本体1に対する接合代(貼り代)が約100mmの幅に確保される。なお、図6に示すように、防水シート5の切れ目9の部分に鎖線で示す増貼りシート20を貼り付けることも可能である。
このようにして防水シート5を敷設した後には、図1に示すようにドレイン本体1の上に防水層押え12を載せ、この防水層押え12の各係合部33をドレイン本体1におけるボルト保持部26の切欠き31に合わせる。そしてボルト保持部26の収容部29内に六角ボルト27の頭部27aを挿入する。この際、六角ボルト27は頭部27aを下に向け、軸部27bを垂直に立てる倒立の状態でその頭部27aを開口30を通して水平方向から収容部29内に挿入する。そして軸部27bをボルト保持部26の切欠き31に通し、さらに防水層押え12の係合部33に係合させる。
収容部29内に挿入された六角ボルト27の頭部27aは、その六角の側面のうちの相対応する二側面が収容部29の内壁面に接触するためその軸回り方向の回転が不能となる。
各六角ボルト27の軸部27bの上端部は、防水層押え12の係合部33の上方に突出するから、この突出部にナット38を螺合して締め付け、防水層押え12を下方に押圧する。この押圧で防水層押え12とドレイン本体1の導水部3との間に防水シート5が挟み込まれる。
この後、防水層押え12の上にストレーナ16を載せ、このストレーナ16の周縁部の二箇所から防水層押え12のねじ穴14にボルト17を挿入し、これらボルト17を締め付けてストレーナ16を防水層押え12に固定する。また、ドレイン本体1の排水管部2の下部内周のねじ部2aにスラブ4の下側から排水樋6をねじ込んでドレイン本体1に接続する。これにより施工が完了する。
このようなルーフドレインによれば、防水シート5の切れ目9の部分の外周側周辺部がドレイン本体1の張出し部24に密着しており、このため雨水が切れ目9に浸透してもその雨水は張出し部24や導水部3で受け止められ、スラブ4の上への漏水を防止でき、スラブ4に対する高い防水性を確保することができる。
ところで、防水シート5が経年などにより劣化した場合には、改修工事が行なわれる。この改修工事の際には、ドレイン本体1の上からストレーナ16、防水層押え12を取り外し、さらにドレイン本体1のボルト保持部26から六角ボルト27を抜き取り、この状態で図7に示すように既設の防水シート5の上の全域からドレイン本体1の導水部3および張出し部24に渡って改修用のアスファルト防水シート5aを敷き込んで貼り付ける。
この後、ドレイン本体1の上に防水層押え12を載せ、この防水層押え12を六角ボルト27およびナット38でドレイン本体1に締結し、さらに防水層押え12の上にストレーナ16を載せ、ボルト17で固定する。これにより改修工事が完了する。
ドレイン本体1の上に改修用のアスファルト防水シート5aを敷き込んで貼り付ける際に、防水シート5aの縁からアスファルトピッチ5bが滲み出てドレイン本体1のボルト保持部26内に切欠き31を通して入り込むことがある。従来のねじ穴構造の場合には、アスファルトピッチ5bが少しでも入り込むと、そのねじ穴の周面のねじ溝が詰まり、防水層押え12を固定するためのボルトをねじ込むことが困難となるが、本実施形態では防水層押え固定用の六角ボルト27の頭部27aをボルト保持部26内の収容部29に押し込んで装着し、その六角ボルト27で防水層押え12を固定する構造であるから、ボルト保持部26の収容部29内に少量のアスファルトピッチ5bが入り込んだとしても、六角ボルト27の頭部27aを収容部29内に押し込む際の圧力でアスファルトピッチ5bを変形させて頭部27aの挿入が可能となる。すなわち、ボルト保持部26内に多少のアスファルトピッチ5bが入り込んでも六角ボルト27をそのボルト保持部26に装着して防水層押え12をドレイン本体1に固定することができる。したがって、改修の作業能率を高めることができる。
なお、改修用の防水シート5aとしてアスファルト防水シート以外のものが使用されることもあり、この場合には防水シート5aの縁とドレイン本体1との間に別途のシール材を塗り込む。この際、そのシール材の一部がボルト保持部26内に入り込んだとしても、同様に六角ボルト27の頭部27aを収容部29内に押し込む際の圧力でそのシール材を変形させて頭部27aの挿入が可能となる。
前記実施形態では、ドレイン本体1の排水管部2の内周にねじ部2aを形成し、排水管部2の内側に排水樋6をねじ込んで取り付ける構造としてあるが、図8に第2の実施形態として示すように、排水管部2を下方に向かって先細となるテーパー形状の筒状とし、このテーパー形状の排水管部2の外周に排水樋6を圧入して接続する構造とすることも可能である。
また、図9に第3の実施形態として示すように、ドレイン本体1の導水部3の上に防水シート5,5aの縁の位置を合わせするための目印を設けるようにすることも可能である。すなわち、図9(A)に示す例では、ドレイン本体1の導水部3の上面に、防水シート5の縁を合わせするための目印として凹部3aが、改修用の防水シート5aの縁を合わせするための目印として段部3bがそれぞれ形成されている。図9(B)に示す例では、ドレイン本体1の導水部3の上面に、防水シート5の縁を合わせするための目印として凸部3cが、改修用の防水シート5aの縁を合わせするための目印として凹部3dがそれぞれ形成されている。このような目印を設けることにより、防水シート5,5aをドレイン本体1の上に敷き込んで貼り付ける際に、その縁を所定の位置に的確に合わせることができる。
なお、ドレイン本体1の張出し部24の傾斜の角度βは、ほぼ水平に近いごく小さな角度であってもよく、またスラブ4の表面にドレイン本体1に向かって僅かに下方に傾斜する勾配がつけられている場合には、ドレイン本体1の張出し部24の傾斜の角度βをそのスラブ4の勾配の角度とほぼ同じとすることも可能である。
図10および図11には第4の実施形態を示してあり、この実施形態は横引き排水用のルーフドレインの場合の例である。このルーフドレインの本体41は断面ほぼL状をなし、その垂直壁面には排水口42が形成され、さらに垂直壁面の背面に前記排水口42に通じる排水管部43が一体に形成されている。そしてこのドレイン本体41は、露天のスラブ49のコーナー部に据え付けられ、前記排水管部43に排水樋44が横向きに接続されている。
ドレイン本体41の下部は前記排水口42の下部周縁に連接する断面円弧状の導水部45となっている。この導水部45はドレイン本体42の前方側に向かって斜め上方に僅かに傾斜してその前方側に延びている。そして、この導水部45の外周縁にはその前方及び側方に向かって延びる張出し部46が一体に形成されている。この張出し部46はドレイン本体41の前方及び側方に向かって前記導水部45の傾斜の角度より小さい角度で斜め上方に傾斜して延出し、その延出長さLが約100mmとなっている。
そしてスラブ49から張出し部46の上に渡って防水シート48が敷き込まれて貼り付けられている。ドレイン本体1の上には断面ほぼL状の防水層押え50が配置され、この防水層押え50はボルト51でドレイン本体41に固定され、この防水層押え50により張出し部46の上の防水シート48が押え付けられている。防水層押え50の上にはストレーナ52が配置され、このストレーナ52はボルト53で防水層押え50に固定されている。
降雨時の雨水は、防水シート48の上からストレーナ52を通してドレイン本体41の導水部45に流れ込むとともに、排水管部43から排水樋44を通して所定の排水部に排出される。
防水シート48が貼り付けられる張出し部46の長さLは約100mmであり、したがって防水シート48とドレイン本体41との接合代(貼り代)が約100mmという長い幅に確保でき、このため防水シート48とドレイン本体41との接合部からの漏水を確実に防止でき、スラブ49に対する防水性を高めることができる。
この発明の第1の実施形態に係るルーフドレインの全体の構成を示す断面図。 そのルーフドレインの本体の断面図。 そのドレイン本体に設けられたボルト保持部の斜視図。 そのルーフドレインの防水層押えの平面図。 そのルーフドレインンに対する防水シートの敷設作業手順を示す斜視図。 その防水シートの敷設状態を示す平面図。 その防水シートの上に改修用の防水シートを施すときの状態を示す断面図。 この発明の第2の実施形態に係るルーフドレインの本体の構造を示す断面図。 この発明の第3の実施形態を説明するための断面図。 この発明の第4の実施形態に係るルーフドレインの断面図。 この発明の第4の実施形態に係るルーフドレインの正面図。 従来のルーフドレインを示す断面図。 そのルーフドレインに対する防水シートの敷設作業手順を示す斜視図。 その防水シートの敷設状態を示す平面図。 その防水シートの上に改修用の防水シートを施すときの状態を示す断面図。
符号の説明
1…ドレイン本体
2…排水管部
3…導水部
4…スラブ
5…防水シート
5a…改修用の防水シート
6…排水樋
8…開口
9…切れ目
16…ストレーナ
26…ボルト保持部
29…収容部
30…開口
41…ドレイン本体
43…排水管部
44…排水樋
45…導水部
48…防水シート
49…スラブ
52…ストレーナ

Claims (5)

  1. 露天のスラブに据え付けられる縦筒状のドレイン本体を備え、このドレイン本体は筒状の排水管部と、この排水管部の上部から漏斗状に拡がって上方に延びる導水部を有し、前記スラブの上には防水シートを敷き込み、この防水シートに前記排水管部に対向する開口を形成し、この開口の周辺部に放射状に切れ目を入れてその周辺部を前記導水部の上に接合密着させ、この状態で前記導水部の上に防水層押えを配置し、この防水層押えをボルトでドレイン本体に固定し、さらに前記防水層押えの上にストレーナを配置してなるルーフドレインにおいて、
    前記ドレイン本体の導水部の外周部に、その外周側に張出す張出し部を一体に形成し、この張出し部の上に前記防水シートの切れ目の部分の外周側周辺部を接合密着させることを特徴とするルーフドレイン。
  2. 前記ドレイン本体の漏斗状の導水部は、前記排水管部の上部から斜め上方にαの角度で傾斜して延び、前記張出し部は前記導水部の外周部から斜め上方に前記αの角度より小さいβの角度で傾斜して延びていることを特徴とする請求項1に記載のルーフドレイン。
  3. 前記導水部の径方向の水平距離長さL1と、前記張出し部の径方向の水平距離長さL2はほぼ同じ寸法であり、その導水部と張出し部とに渡って接合される防水シートの接合代が約100mmとなっていることを特徴とする請求項1または2に記載のルーフドレイン。
  4. 前記ドレイン本体の排水管部と導水部との境の部分には、前記防水層押えを固定するためのボルトの頭部を水平方向から脱着可能に挿入してそのボルトを倒立状態で回転不能に保持することが可能なボルト保持部が設けられ、このボルト保持部に保持されたボルトを介して前記防水層押えがドレイン本体に固定されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のルーフドレイン。
  5. スラブのコーナー部に据え付けられる断面ほぼL状のドレイン本体を備え、このドレイン本体の下部の導水部の外周縁にその外方に向かって延出する張出し部が一体に形成され、前記スラブから前記張出し部の上に渡って防水シートを敷き込む構造のルーフドレインにおいて、
    前記張出し部の延出長さLを約100mmとし、この張出し部と防水シートとの接合代を約100mmとしてあることを特徴とするルーフドレイン。
JP2006265932A 2006-09-28 2006-09-28 ルーフドレイン Active JP4411311B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006265932A JP4411311B2 (ja) 2006-09-28 2006-09-28 ルーフドレイン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006265932A JP4411311B2 (ja) 2006-09-28 2006-09-28 ルーフドレイン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008082110A true JP2008082110A (ja) 2008-04-10
JP4411311B2 JP4411311B2 (ja) 2010-02-10

Family

ID=39353244

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006265932A Active JP4411311B2 (ja) 2006-09-28 2006-09-28 ルーフドレイン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4411311B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014133981A (ja) * 2013-01-08 2014-07-24 Haseko Corp 改修用ドレン管とこれを用いたルーフドレン改修方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014133981A (ja) * 2013-01-08 2014-07-24 Haseko Corp 改修用ドレン管とこれを用いたルーフドレン改修方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4411311B2 (ja) 2010-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8549793B1 (en) Flashing system
KR101618325B1 (ko) 복합시트를 이용한 옥상 슬라브 방수구조 및 방법
KR20100038949A (ko) 매립형 배수 트렌치 유닛 및 그 설치방법
JP4411311B2 (ja) ルーフドレイン
KR101035909B1 (ko) 단일겹 방수시트의 벽면 마감부위 시공방법
KR100672240B1 (ko) 옥상방수공법
JP2008075358A (ja) 建物の排水管配管構造および該配管構造の施工方法
JP5419137B2 (ja) 貯留水場、およびその形成方法
JP6267632B2 (ja) 排水ドレン部材、継手部材および排水構造の改修方法
EA022486B1 (ru) Устройство для выведения трубы с большим сечением через крышу
KR20100105212A (ko) 방수구조 및 그 시공방법
JP2006348643A (ja) 貫通部材の防水構造
JP2011038397A (ja) 建物の排水管配管構造
KR102081436B1 (ko) 방수시트 및 이의 시공방법
US20140252756A1 (en) Roof Drain Recession Plate
CN212643767U (zh) 一种建筑顶面管道防水结构
JP4317315B2 (ja) 防水層の改修用ルーフドレイン
JP3130481B2 (ja) 建築物の排水口構造
CN210976357U (zh) 集成式屋面防水结构
JP3141896U (ja) 逆梁部を有する屋上の防水構造
JP4391951B2 (ja) 防水構造体
JP6425322B1 (ja) 漏水防止型ドレン
CN207512984U (zh) 建筑屋面阳脊防水结构
JP2004190378A (ja) ベランダ腰壁下部の防水構造
JP2007297885A (ja) 路面散水融雪システムにおける配管構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090525

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20090604

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20090623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090630

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090819

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091104

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4411311

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131120

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250