JP2008082109A - シール材注入装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 適量のシール材をクラックなどの間隙部分に簡便に流し込むことができるシール材注入装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 内部にシール材を貯留する空間を有し、下部にシール材を流出させる開口部を有するシール材貯留容器と、このシール材貯留容器を、その下部開口部を被対象面に接触させながら、被対象面に沿って移動させる操作部材とを備えてなる、シール材注入装置を提供することによって上記課題を解決する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シール材注入装置に関し、詳細には、道路等に発生したクラックなどの隙間にシール材を簡便に注入することができるシール材注入装置に関するものである。
従来、道路等に発生したクラックなどの間隙に液状のシール材を充填するにあたっては、例えば、液状のシール材を入れた薬缶を用い、薬缶の注ぎ口をクラックなどの間隙に沿って移動させながら、薬缶の注ぎ口からクラックなどの間隙にシール材を流し込み、続いて、ケレンと呼ばれる鏝状の部材で、盛り上がったシール材の表面を平らに均す作業が行われていた。或いは、手元に開閉弁のある管状のシーラーと呼ばれる道具を用い、その管状の先端部分をクラックなどの間隙に沿って移動させながら、その管状の先端部分からクラックなどの間隙にシール材を流し込み、続いて、同じく、ケレンと呼ばれる鏝状の部材で、盛り上がったシール材の表面を平らに均す作業が行われていた。
しかしながら、上記のいずれの方法においても、クラックなどの間隙部分に流し込むシール材の量を適量に調節するのが難しく、シール材の量が不足するとシール効果が得られないので、往々にしてシール材の量は多目になりがちである。しかし、シール材の量が多すぎると、たとえ注入後にケレンと呼ばれる鏝状部材で平らに均しても、シール部分が他の箇所に比べて盛り上がることは避けられず、騒音振動の原因となり、また、シール材を多量に消費することになり経済的にも好ましくないという不都合があった。
本発明は、上記のような不都合を解決するために為されたもので、適量のシール材をクラックなどの間隙部分に簡便に流し込むことができるシール材注入装置を提供することを課題とするものである。
本発明は、内部にシール材を貯留する空間を有し、下部にシール材を流出させる開口部を有するシール材貯留容器と、このシール材貯留容器を、その下部開口部を被対象面に接触させながら、被対象面に沿って移動させる操作部材とを備えてなる、シール材注入装置を提供することによって、上記の課題を解決するものである。
本発明の好ましい一実施態様において、シール材貯留容器の下部開口部は、円形か、四角形か、舟形の水平断面形状を有している。円形の水平断面形状の下部開口部を有するシール材貯留容器は、下部開口部を曲線に沿って移動させて比較的曲がりくねった曲線状のクラックにシール材を注入するのに適しており、四角形又は舟形の水平断面形状の下部開口部を有するシール材貯留容器は、下部開口部を直線的に移動させて比較的直線的なクラックにシール材を注入するのに適している。
シール材貯留容器の内部には、下部開口部を開閉する弁部材が収容するのが望ましく、その弁部材は、下部開口部を被対象面に接触させたときに被対象面と当接することによって持ち上げられ下部開口部を開状態とする弁部材であるのが良い。特に、下部開口部の水平断面形状が円形のシール材貯留容器には、その内部に、円形の下部開口部の半径よりも大きな半径を有する球体を、下部開口部の開閉弁として収容するのが望ましい。また、下部開口部の周辺にはフランジを設けるのが好ましく、フランジを設けておくことによって、被対象面に対して安定した角度でシール材貯留容器を移動させることができる。また、クラックに注入したシール材の被対象面から上の厚さを常に一定に保つことができ、ケレンを用いた均し作業が不要となるという利点が得られる。なお、下部開口部周辺のシール材貯留容器の側壁が比較的厚い場合には、その壁壁の下面がフランジと同様の作用効果を発揮するので、特段、フランジを設けるに及ばない。
本発明の好ましい一実施態様において、操作部材は、内部にシール材を流通させる空間を備えた管状部材であり、その内部空間とシール材貯留容器内部とが連通する状態でシール材貯留容器に接続され、操作部材を介してシール材がシール材貯留容器内部に供給される。この場合、操作部材には、その管状の内部空間を通してシール材貯留容器内部へと流入するシール材の流入量を調節する弁を設けるのが望ましい。
なお、本発明でいう被対象面とは、一般的には、アスファルト舗装、コンクリート舗装、或いは、ブロック舗装などが施された道路の表面であるけれども、道路に限らず、駐車場や飛行場、埠頭、コンテナヤード、広場、駅のホーム、遊歩道、歩道等、シール材を注入すべきクラックないしは間隙が生じる可能性のある場所全ての表面を対象とし、シール材を注入する間隙も、クラックに限らず、目地部や、継ぎ目部も含むものである。
本発明のシール材注入装置は、下部に開口部を有するシール材貯留容器とともに、このシール材貯留容器を、その下部開口部を被対象面に接触させながら、被対象面に沿って移動させる操作部材とを備えているので、シール材を一旦そのシール材貯留容器に貯留した後に、下部開口部からクラック等の間隙に注入することができる。すなわち、シール材貯留容器がシール材のバッファとして機能するので、下方に位置するクラック等の間隙を十分に充填するに足る適量のシール材を、ゆっくりと時間を掛けてクラック等の間隙に注入することができるという優れた作用効果を奏する。また、クラック等の間隙に注入されなかったシール材は、依然として、シール材貯留容器内に存在しているので、シール材貯留容器を移動させることによって共に移動させて、新たなクラック等の間隙への注入に使用することができる。したがって、余分のシール材を注入済みのクラック等の間隙の上に残すことがなく、騒音振動などの原因となる段差を生じることがないという利点がある。
また、下部開口部を被対象面に接触させたときに被対象面と当接することによって持ち上げられ下部開口部を開状態とする弁部材がシール材貯留容器の内部に収容されている場合には、操作部材によるシール材貯留容器の上げ下げによって、下部開口部の開閉を制御できるという利点が得られる。すなわち、操作部材によってシール材貯留容器を持ち上げている状態では、下部開口部は弁部材によって閉止状態となり、操作部材によってシール材貯留容器を被対象面に当接させた場合には、弁部材が被対象面と当接し、持ち上げられて下部開口部が開状態となる。下部開口部の水平断面形状が円形のシール材貯留容器の内部に、円形の下部開口部の半径よりも大きな半径を有する球体が、下部開口部の開閉弁として収容されている場合には、下部開口部を被対象面と当接させながらシール材貯留容器を移動させるとき、球状の弁体は被対象面と接触しながら回転することができるので、シール材貯留容器を如何なる方向にでもスムースに移動させることができるという優れた利点が得られる。
さらに、本発明のシール材注入装置において、操作部材が、内部にシール材を流通させる空間を備えた管状部材であり、その内部空間とシール材貯留容器内部とが連通する状態でシール材貯留容器に接続される場合には、操作部材を介してシール材をシール材貯留容器内部に供給することができ、シール材の注入作業を連続して行うことができるという利点がある。
以下、本発明のシール材注入装置を図面を用いて説明するが、本発明が図示のものに限られないことはいうまでもない。
図1は、本発明のシール材注入装置の一例を示す図である。図1において、1は本発明のシール材注入装置であり、シール材注入装置1は、シール材貯留容器2と操作部材3とから構成されている。シール材貯留容器2には、後述するとおり、シール材を貯留する空間αと、下部開口部9とが設けられており、この空間α内へシール材を供給する連結管4には、ねじ部4aが設けられている。一方、操作部材3は、内部にシール材を流通させる空間を備えた管状部材3b、3c、3d、3eから構成されている。これらの管状部材3b、3c、3d、3eのうち、管状部材3bの先端部には、ねじ部3aが設けられており、このねじ部3aと、ねじ部4aとによって、シール材貯留容器2の連結管4と操作部材3の管状部材3bとは、互いに着脱自在に接続可能となっている。
操作部材3の他端部に位置する管状部材3eは、図示しないシール材供給容器に接続されており、シール材供給容器から供給されているシール材を、調節弁5を適宜操作して、その流量を調節しながら、管状部材3d、3c、3b、さらには連結管4を介して、シール材貯留容器2へと供給できるようになっている。6a、6bは取っ手、7は路面等の被対象面、8は被対象面7に発生しているクラック等の間隙を示す。
図2は、図1に示したシール材貯留容器2の一例を示す平面図であり、図3は、そのX−X断面図である。図2、図3に示すとおり、本例のシール材貯留容器2は、側壁2a囲まれた円筒形の形状を有しており、その水平断面の形状は円形である。側壁2a囲まれた円筒形の空間がシール材を貯留する空間αとなり、下部には部材が存在しないので、水平断面が円形の下部全体が下部開口部9となっている。10は、側壁2aの下部外側に設けられたフランジである。図示の例においては、空間αの上部にも部材は存在せず、空間αは上部に吹き抜けの状態となっているけれども、必要があれば、空間αの上部に蓋を設け上部を覆うようにしても良い。図2、図3に示すシール材貯留容器は、連結管4に設けられたねじ部4aによって、操作部材3の管状部材3bに接続することができるようになっている。
本例のシール材貯留容器2は上述のとおり構成されており、今、その使用態様を図1を用いて説明すれば以下のとおりである。すなわち、図1に示すとおり、シール材貯留容器2を、シール材を注入すべきクラック等の間隙8の上部に位置させ、その状態で、操作部材3の開閉弁5を調節してシール材を、図示しないシール材供給装置から、管状部材3e、3d、3c、3b、及び連結管4を介して、シール材貯留容器2の貯留空間α内に供給する。貯留空間α内に流入し、供給されたシール材は、シール材を貯留する空間α内に一時的に貯留されるとともに、開放状態にある下部開口部9から、下方に流出してクラック等の間隙8内に流入する。このとき、シール材を貯留する空間αは、シール材を一時的に貯留するバッファの役目を果たし、下方に位置するクラック等の間隙8内に、必要な量のシール材を流出させることができるので、作業者は、慌てることなく、ゆっくりと時間を掛けて、適量のシール材をクラック等の間隙8内に注入することが可能となる。
シール材の注入がクラック等の間隙8の下部まで達すると、シール材のそれ以上の注入は止まり、シール材貯留容器2におけるシール材の液面の低下が停止若しくは鈍化するので、その状態を蓋が無く吹き抜け状態にあるシール材貯留容器2の上部から観察することによって、作業者は、シール材のその箇所での注入が終了したと判断し、操作部材3を介して、シール材貯留容器2を図中矢印方向に移動させて、次の注入地点へと移動させることができる。また、仮に、シール材貯留容器2の上部に蓋があって、内部のシール材の液面が観察できない場合には、シール材がクラック等の間隙8の内部にまで流入するのに要する時間よりも長めに余裕をみた上で、シール材貯留容器2を図中矢印方向に移動させれば良い。
このとき、側壁2aの下部外側にはフランジ10が設けられているので、シール材貯留容器2を、被対象面7に対して安定した角度で移動させることができるという利点が得られる。また、このフランジ10は、シール材貯留容器2の移動時には、均し部材としても機能するので、クラック等の間隙8に注入したシール材の被対象面7から上の厚さを常に一定に保つことができ、ケレンを用いた均し作業が不要となるという利点が得られる。なお、側壁2aの幅が厚く、その下面がフランジ10と同様の機能を果たす場合には、フランジ10は特に設けなくても良い。図2、図3に示すシール材貯留容器2においては、下部開口部9の水平断面形状が円形であるので、いずれの水平方向にも移動させることができ、例えば、クラック等の間隙8が、曲線状である場合にも、その曲線に沿って移動させることができるので、便利である。
従来の薬缶或いはシーラーを用いる注入によれば、クラック等の間隙8を満たして余分に溢れてしまったシール材は、そのままその場所に残すほかなく、その余分のシール材が、シール作業後に段差等となって残ってしまうという不都合があったけれども、本発明のシール材注入装置によれば、クラック等の間隙8を満たして余ったシール材は、シール材貯留容器2の内部空間α内に貯留されたままであり、操作部材3を介してシール材貯留容器2を移動させると、シール材貯留容器2とともに、次の位置へと移動し、シール済みの位置に余分のシール材として残存し、段差の原因となることがない。
図4は、本発明のシール材貯留容器2のさらに他の一例を示す断面図であり、図2、図3に示した例と同様に、シール材貯留容器2は、連続した1つの側壁2aで囲まれた円筒形をしており、下部開口部9も、その水平断面形状は円形である。ただし、本例においては、シール材貯留容器2の内部空間αには、下部開口部9を開閉する球状の弁部材11が設けられている。すなわち、弁部材11は、下部開口部9の円形の水平断面形状の直径よりも若干大きな直径を有する球体であり、シール材貯留容器2が被対象面7よりも上方に持ち上げられた状態にある場合には、図中、破線で示すとおり、自重によって下方に位置して、下部開口部9を閉止する状態にある。一方、シール材貯留容器2が、被対象面7の上に置かれると、弁部材11は、被対象面7と当接し、被対象面7によって上方に持ち上げられて図中実線の位置に移動するので、下部開口部9は開放された状態にある。
このように、シール材貯留容器2の内部に、下部開口部9の直径よりも大きな直径を有する球体を弁部材11として配置することによって、シール材貯留容器2の使用時には、操作部材3を介してシール材貯留容器2が上方に持ち上げられた状態にあるときには、下部開口部9が弁部材11によって閉止状態にあるので、シール材が下部開口部9から下方に流出することが防止できる。一方、シール材の注入時に、操作部材3を介してシール材貯留容器2を被対象面7と接触させたときには、弁部材11は被対象面7と当接して上方に持ち上げられ、下部開口部9は開状態となるので、シール材は、下部開口部9から流出して、下方に存在するクラック等の間隙8内に流入することができる。つまり、操作部材3を介しての、シール材貯留容器2の上げ下げの操作によって、下部開口部9の開閉を制御することが可能であり、下部開口部9からのシール材の流出を停止させようと思えば、作業者は、操作部材3を介して、シール材貯留容器2を上方に持ち上げるだけで良く、非常に便利である。なお、本例においても、側壁2aの幅が厚く、その下面がフランジ10と同様の機能を果たす場合には、フランジ10は特に設けなくても良い。
さらには、図4の例においては、弁部材11は球状であるので、作業者がシール材貯留容器2を移動させる方向に応じて、どの方向にも自在に回転移動することができ、シール材貯留容器2の移動をスムースに行わせることができるという利点がある。弁部材11は、場合によっては、バネ等の弾性部材によって、下方、すなわち下部開口部9の方向に付勢されていても良い。このバネ等の弾性部材による付勢力は、シール材貯留容器2を被対象面7に接触させたときに、弁部材11が上方に移動するのを妨げない程度の強さとしなければならないことはいうまでもない。
このような図4に示したシール材貯留容器2を用いても、これまで説明したシール材貯留容器を用いる本発明のシール材注入装置と同様に、クラック等の間隙8へのシール材の注入を、必要な量だけ過不足無く、容易に行うことができるという利点が得られる。すなわち、シール材は、操作部材3の管状部材3e、3d、3c、3bを介して供給され、一旦、シール材貯留装置2の空間α内に貯留された後に、空間αから自重によってクラック等の間隙8内に、ゆっくりと時間を掛けて流入することができるので、シール材がクラック等の間隙8の内部にまでより深く注入することができるという利点が得られる。また、クラック等の間隙8を満たして余ったシール材は、依然として、シール材貯留装置2の空間α内に位置しており、シール材貯留装置2とともに移動させて、次のクラック等の間隙8の注入に使用することができるので、余分のシール材を注入充填済みのクラック等の間隙8上に残すことがないという優れた利点が得られるものである。
なお、図4の例において、シール材貯留容器2には、上部に蓋を設けても良い。蓋を設けると、シール材貯留容器2の上部からシール材が溢れ出ることがないので、例えば、操作部材3の調節弁5を開状態としたまま、シール作業を行うことができるという利点が得られる。すなわち、操作部材3を介して、シール材貯留容器2を持ち上げた状態では、シール材貯留容器2の上部には蓋があり、下部開口部9は弁部材11によって閉止されているので、シール材はシール材貯留容器2内に貯留されたままの状態に保たれる。一方、操作部材3を介して、シール材貯留容器2を被対象面7に当接させると、下部開口部9を閉止している弁部材11には、操作部材3の内部空間を介して、図示しないシール材供給容器からの供給圧が掛かっているけれども、被対象面7との当接圧によって、弁部材11は上部に持ち上げられ、シール材は下部開口部9からクラック等の間隙8内に注入されることとなる。操作部材3を介してシール材貯留容器2を持ち上げれば、シール材の供給圧と弁部材11の自重とによって、下部開口部9が弁部材11によって閉止されることはいうまもない。
図5は、本発明のシール材貯留容器2の更に他の例であり、図4の例との違いは、シール材貯留容器2の上部が、外側に広がったお椀形の形状である点にあり、シール材貯留容器2の上部をお椀形とすることによって、比較的に多くの量のシール材を一時貯留することができるという利点が得られる。その他は、図4の例と同様である。
図6、図7は、本発明のシール材貯留容器2の更に他の例を示し、図6は側面断面図、図7は、図6に於けるX−X断面図である。図6、図7に示すとおり、本例のシール材貯留容器2においては、容器の断面形状は長方形であり、下部開口部9の断面形状も長方形となっている。その長方形状の下部開口部9を開閉する弁部材11は、円筒形のロール状であり、中心両端部に設けられた軸12、12と、その軸12、12を収容する、側壁2aに設けられた溝13、13によって、側壁2aに対して、上下方向に移動可能に支持されている。この例においても、操作部材3を介して、シール材貯留容器2を上下させることによって、弁部材11を上下させ、下部開口部9を開閉して、クラック等の間隙8内に適量のシール材を注入させることができる。ただし、この例のシール材貯留容器2においては、弁部材11がロール状であるので、その移動方向は、ロール状の弁部材11が回転する方向とするのが好ましく、比較的直線的なクラック等の間隙8の注入用として便利である。
なお、上記の例においては、シール材貯留容器2及び下部開口部9の水平断面形状は長方形であったけれども、正方形であっても良いことは勿論である。その他、図示はしないけれども、本発明のシール材貯留容器2、及びその下部開口部9の水平断面形状は、船首が尖った形状の舟形でも良く、下部開口部9の水平断面形状を舟形とした場合には、本発明のシール材貯留容器2を、その舟形の船尾方向に移動させることにより、比較的直線形なクラック等の間隙8の注入に威力を発揮する。なお、下部開口部9の水平断面形状を舟形とした場合でも、下部開口部9の舟形の寸法よりも大きく形成した舟形の弁部材11を用いて、下部開口部9の開閉を行うことが可能である。
以上説明したように、本発明のシール材注入装置によれば、クラック等の間隙に適量のシール材を、ゆっくりと時間を掛けて、過不足無く注入することができ、しかも、余分のシール材をシール部分に残存させることがないので、シールを確実に行うことができるとともに、シール跡が段差になって、振動騒音等の原因となることもない。本発明のシール材注入装置は、道路は勿論、駐車場や飛行場、コンテナヤードや広場、遊歩道、歩道等、あらゆる場所におけるクラックの補修や目地の充填等に利用できるものであり、これら道路等の維持管理や構築に極めて有用な装置である。
本発明のシール材注入装置の一例を示す図である。 本発明のシール材注入装置に用いるシール材貯留容器の一例を示す平面図である。 図2のX−X断面図である。 本発明のシール材注入装置に用いるシール材貯留容器の他の一例を示す断面図である。 本発明のシール材注入装置に用いるシール材貯留容器のさらに他の一例を示す断面図である。 本発明のシール材注入装置に用いるシール材貯留容器のさらに他の一例を示す断面図である。 図6のX−X断面図である。
符号の説明
1 シール材注入装置
2 シール材貯留容器
3 操作部材
4 連結管
5 調節弁
6a、6b 取っ手
7 被対象面
8 間隙
9 下部開口部
10 フランジ
11 弁部材
12 軸
13 溝
α 内部空間

Claims (7)

  1. 内部にシール材を貯留する空間を有し、下部にシール材を流出させる開口部を有するシール材貯留容器と、このシール材貯留容器を、その下部開口部を被対象面に接触させながら、被対象面に沿って移動させる操作部材とを備えてなる、シール材注入装置。
  2. シール材貯留容器の下部開口部が、円形、四角形、又は舟形の水平断面形状を有している請求項1記載のシール材注入装置。
  3. シール材貯留容器の内部に下部開口部を開閉する弁部材が収容されており、その弁部材が、下部開口部を被対象面に接触させたときに被対象面と当接することによって持ち上げられ下部開口部を開状態とする弁部材である、請求項1又は2記載のシール材注入装置。
  4. シール材貯留容器の下部開口部が、円形の水平断面形状を有しており、シール材貯留容器内部に収容されている弁部材が、円形の下部開口部の半径よりも大きな半径を有する球体である請求項3記載のシール材注入装置。
  5. シール材貯留容器の下部開口部の周辺にフランジが設けられている請求項1〜4のいずれかに記載のシール材注入装置。
  6. 操作部材が、内部にシール材を流通させる空間を備えた管状部材であり、その内部空間とシール材貯留容器内部とが連通する状態でシール材貯留容器に接続される請求項1〜5のいずれかに記載のシール材注入装置。
  7. 操作部材が、その管状の内部空間を通ってシール材貯留容器内部へと流入するシール材の流入量を調節する弁を有している請求項6記載のシール材注入装置。
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