JP2008082042A - 落石・雪崩防護構造物とその施工方法 - Google Patents

落石・雪崩防護構造物とその施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】施工性に優れ、落石等の荷重に対して安定した構造となる落石・雪崩防護構造物とその施工方法を提供する。
【解決手段】複数の杭11,11を間隔を置いて立設すると共に、その下部を埋設し、壁面12は、杭11を挿入する挿入孔を有する柱体13と、これら柱体13,13間を塞ぐ面材14とを備え、壁面12と斜面101との間に現場打ちコンクリートにより充填部3を設ける。現場で間隔を置いて杭11,11を打ち込んだら、それら杭11,11に柱体13の挿入孔を挿入して柱体13を取り付け、柱体13,13の間を面材14により塞ぎ、このように杭11と柱体13と面材14といった二次製品により現場で簡便に壁面12を構築することができる。そして、壁面12と斜面101との間に充填部3を設け、充填部3により落石・雪崩を受け止めることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、落石や雪崩を防止する落石・雪崩防護構造物とその施工方法に関する。
従来、この種のものとして、斜面などにおいて落石経路の途中に防護面を立設し、この防護面により落石を受け止めて、下方への落石を防止する防護体がある。例えば、防護壁として、主体の前に梁を設けた(例えば特許文献1)ものがあり、また、防護柵として、複数の支柱を立設し、この支柱間にロープ材を重複部により移動可能に配置し、重複部の摩擦摺動により落石の衝撃力を吸収するもの(例えば特許文献2)や、ロープ材を把持する把持具におけるロープ材の摺動により落石の衝撃力を吸収するもの(例えば特許文献3)や、ばねによりロープ材の移動を許容すると共に衝撃力を吸収するもの(例えば特許文献4)などがある。
また、これらの柵状の防護構造体以外にも、斜面に対向してコンクリート擁壁を構築し、このコンクリート擁壁の斜面側の面で落石・雪崩を受け止める構造がある。
実公平5−33533号公報 特開平7−189218号公報 特開2002−309519号公報 特開2004−332278号公報(図6)
上記のようなコンクリート擁壁を構築するには、斜面の下で、基礎部分を掘削し、現場で型枠を組み、コンクリートを打設するというように、現場作業が主となるため、施工性に劣り、また、落石条件に対応した基礎と壁面とを形成しなれればならず、大型化が避けられなかった。
そこで、本発明は、施工性に優れ、落石等の荷重に対して安定した構造となる落石・雪崩防護構造物とその施工方法を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、一側が斜面に向いた壁面を複数の杭間に設けた落石・雪崩防護構造物であって、前記複数の杭を間隔を置いて立設すると共に、その下部を埋設し、前記壁面は、前記杭を挿入する挿入孔を有する柱体と、これら柱体間を塞ぐ面材とを備え、前記壁面と斜面との間に充填部を設けたものである。
また、請求項2の発明は、前記柱体に前記面材の縁部を挿入する縦溝を形成したものである。
また、請求項3の発明は、前記柱体を高さ方向に分割した分割柱体と前記面材とを一体に形成した面材体を複数備え、前記面材体を多段に設けて前記壁面を形成したものである。
また、請求項4の発明は、前記柱体と前記面材の少なくとも一方の下部を埋設して受働抵抗面を設けたものである。
また、請求項5の発明は、前記充填部の上に緩衝材を設けたものである。
また、請求項6の発明は、前記壁面の一側に現場打ちコンクリート部を設けたものである。
また、請求項7の発明は、前記壁面の一側に発泡体を設けたものである。
請求項8の発明は、請求項3記載の落石・雪崩防護構造物の施工方法において、最下段の前記面材体の少なくとも一部を埋設した後、前記分割柱体の前記挿入孔に前記杭を合わせて打ち込む施工方法である。
請求項1の構成によれば、現場で間隔を置いて杭を打ち込んだら、それら杭に柱体の挿入孔を挿入して柱体を取り付け、柱体の間を面材により塞ぎ、このように杭と柱体と面材といった二次製品により現場で簡便に壁面を構築することができる。そして、壁面と斜面との間に充填部を設け、充填部により落石・雪崩を受け止めることができる。
また、請求項2の構成によれば、縦溝間に面材の端部を挿入し、落とし込むようにして面材を取り付けることができる。また、縦溝において、柱体に対して面材を平面方向に傾けたり、縦断方向に傾けたりして、平面曲線や縦断勾配に対応することができる。
また、請求項3の構成によれば、柱体と面材とを同時に取付施工することができる。
また、請求項4の構成によれば、落石等の衝撃力を受けると、受働抵抗面に前記衝撃力に対する反力が発生するから、大型の基礎などを設けなくても、安定した構造が得られる。
また、請求項5の構成によれば、充填部に加わる落石等の衝撃が緩衝材により緩衝され、壁面側への衝撃を緩和することができる。
また、請求項6の構成によれば、壁面の一側を補強することができる。
また、請求項7の構成によれば、壁面に加わる衝撃力を発泡体により緩衝することができる。
請求項8の構成によれば、面材体の挿入孔が杭の位置決め用ガイドとなり、杭の施工における作業性が向上する。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。各実施例では、従来とは異なる新規な落石・雪崩防護構造物を採用することにより、従来にない落石・雪崩防護構造物とその施工方法が得られ、その落石・雪崩防護構造物とその施工方法について記述する。
以下、本発明の実施例を添付図面を参照して説明する。図1〜図5は本発明の実施例1を示し、同図に示すように、落石・雪崩防護構造物1は、斜面101と被保護物たる道路102との間に設けられる壁体2と、この壁体2と斜面101との間に設けた充填部3とを備え、この充填部3は、現場打ちコンクリートやモルタルなどにより形成され、その充填部3の上に緩衝材たるサンドクッション層4を設けている。
前記壁体2は、左右方向に所定間隔を置いて地盤103に杭11,11…を打ち込み、これら杭11,11…の間に壁面12を設けてなる。この例では、壁面12は、前記杭11に外嵌する柱体13と、隣合う柱体13,13の間を塞ぐ面材14とを備える。前記杭11には、コンクリート杭や鋼管杭などの各種のものが用いられ、前記面材14には、コンクリート製や鋼製など各種材質のものが用いられる。尚、柱体13は杭11より短い。また、柱体13は面材14よりも厚い。
前記柱体13は、杭11より左右方向に幅広で、上下略一定幅を有し、その平断面中央に、前記杭11を挿入する挿入孔15が貫通形成されている。また、柱体13の左右縁には、前記面材14の縁部を挿入する縦溝16が形成され、この縦溝16を挟んで、柱体13は、前,後板部17,18を有し、道路102側の前板部17が後板部18より肉厚に形成されている。
前記面材14は、斜面101側が開口する略コ字形の形状をなし、道路102側の前板部21と、上下の横板部22,22とを一体に有する。そして、面材14は、その長手方向両側の縁部を、上から前記縦溝16,16に挿入し、柱体13,13の間に上下多段に設けられ、図2では、面材14を水平に配置している。
また、前記壁面12の後面には、現場打ちコンクリートにより、補強コンクリート部23が形成され、この補強コンクリート部23は、前記面材14内と、後板部18,18間と、この後板部18の後面に所定厚さで形成された部分とを一体に備える。
次に、前記落石・雪崩保護構造物1の施工方法について説明する。まず、所定間隔を置いて杭11,11…を略垂直に打ち込み、杭11の下部は地盤103に埋設する。この杭11の上端に、挿入孔15を合わせ、杭11に沿って柱体13を下し、この柱体13の下部を地盤103に埋め込み、この地盤103に埋め込んだ柱体13の部分により、受働抵抗面24を構成する。
柱体13の施工が済んだら、隣り合う柱体13,13の縦溝16,16に、面材14の縁部を合わせ、縦溝16,16に沿って面材14を落とし込み、面材14を上下複数段に並べて、柱体13,13の間を塞ぐ。尚、必要に応じて、下段側の面材14を地盤103に埋め込み、受動抵抗面を構成することができる。
このようにして、壁体2を構築した後、壁体2の後面と斜面101との間に、現場打ちコンクリートやモルタルを充填して充填部3を形成し、また、壁面12上部の後面には、現場打ちコンクリートにより、補強コンクリート部23を形成する。
前記充填部3の上面は、壁体2の上端より低く、その充填部3の上面に、砂を敷いてサンドクッション層4を形成する。このサンドクッション層4の上面は、壁体2の上端より低く形成され、壁体2の上端はサンドクッション層4の上面より上方に突出している。
このようにして構築した落石・雪崩防護構造物1にあっては、斜面101に発生した落石Rをサンドクッション層4により捕捉し、このサンドクッション層4により壁体2に加わる衝撃力が緩和される。また、落石Rの力により壁体2を道路102側に倒そうとするモーメント力が加わると、地盤103に埋設した杭11のみならず、柱体13下部の受働抵抗面24により、前記モーメント力と逆方向のモーメント力が発生するため、壁体2の安定性が向上する。
尚、縦溝16と面材14との間に前後方向の隙間を設け、柱体13に対して、面材14を平面上で斜めに配置し、曲線道路に対応する壁体2を構築するようにしてもよい。また、縦溝16において、柱体13に対して、面材14を縦断方向に傾け、道路102の縦断勾配に対応することもできる。
このように本実施例では、請求項1に対応して、一側が斜面101に向いた壁面12を複数の杭11,11間に設けた落石・雪崩防護構造物であって、複数の杭11,11を間隔を置いて立設すると共に、その下部を埋設し、壁面12は、杭11を挿入する挿入孔15を有する柱体13と、これら柱体13,13間を塞ぐ面材14とを備え、壁面12と斜面101との間に充填部3を設けたから、現場で間隔を置いて杭11,11を打ち込んだら、それら杭11,11に柱体13の挿入孔15を挿入して柱体13を取り付け、柱体13,13の間を面材14により塞ぎ、このように杭11と柱体13と面材14といった二次製品により現場で簡便に壁面12を構築することができる。そして、壁面12と斜面101との間に充填部3を設け、充填部3により落石・雪崩を受け止めることができる。
また、このように本実施例では、請求項2に対応して、柱体13に面材14の縁部を挿入する縦溝16を形成したから、縦溝16,16間に面材14の端部を挿入し、落とし込むようにして面材14を取り付けることができる。また、縦溝16において、柱体13に対して面材14を平面方向に傾けたり、縦断方向に傾けたりして、平面曲線や縦断勾配に対応することができる。
また、このように本実施例では、請求項4に対応して、柱体13と面材14の少なくとも一方の下部を埋設して受働抵抗面24を設けたから、落石R等の衝撃力を受けると、受働抵抗面24に前記衝撃力に対する反力が発生するから、大型の基礎などを設けなくても、安定した構造が得られる。
また、このように本実施例では、請求項5に対応して、充填部3の上に緩衝材たるサンドクッション層4を設けたから、充填部3に加わる落石R等の衝撃がサンドクッション層4により緩衝され、壁面12側への衝撃を緩和することができる。
また、このように本実施例では、請求項6に対応して、壁面12の一側に現場打ちコンクリート部たる補強コンクリート部23を設けたから、壁面12の一側を補強することができる。
また、実施例上の効果として、面材14はコ字形断面をなすから、断面性能に優れ、面材14は充填部3を構成するコンクリート及び現場打ちコンクリート部23により一体化されるから、強度的に優れた壁面12が得られる。
図6〜図7は本発明の実施例2を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、下段の前記面材14を地盤103に埋め込み、この地盤103に埋め込まれた面材14の部分により、受働抵抗面25を構成している。
また、前記補強コンクリート部23の後面を覆うようにして、緩衝材たる発泡体として発泡性合成樹脂ブロック26を設けている。尚、その発泡性合成樹脂としては、発泡スチロール、発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン、発泡ウレタンなどが例示される。
しがって、落石Rが壁体2の後面に衝突しても、その衝撃力を発泡性合成樹脂ブロック26により緩衝することができ、また、受働抵抗面25を大きく取ることができるので、更に安定性を向上することができる。
このように本実施例においても、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
また、このように本実施例では、請求項7に対応して、壁面12の一側に発泡体たる発泡性合成樹脂ブロック26を設けたから、壁面12に加わる衝撃力を発泡性合成樹脂ブロック26により緩衝することができる。
また、実施例上の効果として、現場打ちコンクリート部たる補強コンクリート部23の一側に発泡体たる発泡性合成樹脂ブロック26を設けたから、補強コンクリート部23を設けた壁面12に加わる衝撃力を発泡性合成樹脂ブロック26により緩衝することができる。
図8〜図11は本発明の実施例3を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例の落石・雪崩防護構造物1は、柱体と面材とを一体に設けた面材体31を用いており、この面材体31は、杭11,11間隔の2倍の長さを有する面材32と、この面材32に一体に設けた分割柱体33,33とを一体に有し、この分割柱体33は、前記柱体を分割したものであって、前記杭11を挿入する挿入孔34が形成されている。前記分割柱体32は平断面略方形をなし、分割柱体32の後側に前記面材32が配置され、隣り合う面材体31,31の面材32,32の縁部が、杭11,11の間で突き合わされる。
また、壁体2の上端には、支柱36,36…を立設し、支柱36,36間を金網などの網体37により閉塞している。尚、支柱36は挿入孔34箇所に立設されている。また、緩衝材たるサンドクッション層4は、最上段の面材体31の高さまで形成され、最上段の面材体31の上端より低い。
また、図8及び図9に示すように、充填部3より下方の面材体31の面材32Aは、これより上方の面材体31の面材32より薄く形成されている。すなわち、現場打ちコンクリートからなる充填部3より下方の面材32Aは、該現場コンクリートと一体化され、単独で土圧などが加わらないから薄くて済む。
次に、前記落石・雪崩防護構造物1の施工方法について説明すると、まず、所定間隔を置いて杭11,11…を略垂直に打ち込み、杭11の下部は地盤103に埋設する。この杭11の上端に、挿入孔34を合わせ、杭11に沿って最下段の面材体31を下し、この面材体31の下部を地盤103に一部又は全体を埋め込み、この地盤103に埋め込んだ面材体31の部分により、受働抵抗面35を構成する。同様にして、面材体31を多段に重ねて壁面12を構築する。
また、他の施工方法として、最下段の面材体31を地盤103に一部又は全体を埋設し、地盤103に面材体31を位置固定する。これにより分割柱体33の挿入孔34が所定間隔で配置され、その挿入孔34に杭11の下端を挿入して位置決めし、杭11を打ち込むことができる。このようにして杭11を打ち込んだ後、杭11の上端に、挿入孔34を合わせ、杭11に沿って面材体31を下し、複数の面材体31を多段に設けて壁面12を構築する。
このように本実施例においても、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
また、このように本実施例では、請求項3に対応して、柱体13を高さ方向に分割した分割柱体33と面材32又は面材32Aとを一体に形成した面材体31を複数備え、面材体31を多段に設けて壁面12を形成したから、柱体と面材とを同時に取付施工することができ、施工性に優れたものになる。
また、このように本実施例の図11の施工例に対応する請求項7では、最下段の面材体の少なくとも一部を埋設した後、分割柱体33の挿入孔34に杭11を合わせて打ち込むから、面材体31の挿入孔34が杭11の位置決め用ガイドとなり、杭11の施工における作業性が向上する。
図12及び図13は本発明の実施例4を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では道路103が傾斜すると共に曲線をなし、その傾斜に対応して、最上段の面材体31の上端31Tを斜めに形成している。
この例では、上記各実施例と同様に、面材体31は水平に配置され、道路103の傾斜に合わせて、隣り合う面材体31,31間に高低差をつけることにより、段部39を形成する。一方、最上段の面材体31の上端31Tを斜めに形成し、隣り合う面材体31,31の上端31Tを連続した傾斜に形成する。
このように本実施例でも、上記各実施例と同様な作用・効果を奏し、また、このように本実施例では、最上段の面材体31の上端31Tを道路103の傾斜に対応して形成することにより、壁面12の上端が連続した傾斜に形成することができる。
なお、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、充填部にはコンクリート以外にモルタルなどを充填してもよい。また、杭の間に設ける面材の数は複数が好ましいが、柱体に対応した高さ有する1枚の面材でもよい。
本発明の実施例1を示す断面図である。 同上、一部を断面にした正面図である。 同上、要部の平面図である。 同上、柱体と面材の側面図である。 同上、壁体上部の断面図である。 本発明の実施例2を示す一部を断面にした正面図である。 同上、壁体上部の断面図である。 本発明の実施例3を示す断面図である。 同上、面材体の平面図であり、図9(A)は上方の面材体、図9(B)は下方の面材体である。 同上、一部を断面にした正面図である。 同上、施工手順の一例を示す一部を断面にした正面図である。 本発明の実施例4を示す一部を断面にした正面図である。 同上、平面図である。
符号の説明
1 落石・雪崩防護構造物
2 壁体
3 充填部
4 サンドクッション層(緩衝材)
11 杭
12 壁面
13 柱体
14 面材
15 挿入孔
16 縦溝
23 補強コンクリート部(現場打ちコンクリート部)
24 受働抵抗面
25 受働抵抗面
26 発泡体
31 面材体
32 面材
33 分割柱体
34 挿入孔
35 受働抵抗面
R 落石

Claims (8)

  1. 一側が斜面に向いた壁面を複数の杭間に設けた落石・雪崩防護構造物であって、前記複数の杭を間隔を置いて立設すると共に、その下部を埋設し、前記壁面は、前記杭を挿入する挿入孔を有する柱体と、これら柱体間を塞ぐ面材とを備え、前記壁面と斜面との間に充填部を設けたことを特徴とする落石・雪崩防護構造物。
  2. 前記柱体に前記面材の縁部を挿入する縦溝を形成したことを特徴とする請求項1記載の落石・雪崩防護構造物。
  3. 前記柱体を高さ方向に分割した分割柱体と前記面材とを一体に形成した面材体を複数備え、前記面材体を多段に設けて前記壁面を形成したことを特徴とする請求項1記載の落石・雪崩防護構造物。
  4. 前記柱体と前記面材の少なくとも一方の下部を埋設して受働抵抗面を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の落石・雪崩防護構造物。
  5. 前記充填部の上に緩衝材を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の落石・雪崩防護構造物。
  6. 前記壁面の一側に現場打ちコンクリート部を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の落石・雪崩防護構造物。
  7. 前記壁面の一側に発泡体を設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の落石・雪崩防護構造物。
  8. 請求項3記載の落石・雪崩防護構造物の施工方法において、最下段の前記面材体の少なくとも一部を埋設した後、前記分割柱体の前記挿入孔に前記杭を合わせて打ち込むことを特徴とする落石・雪崩防護構造物の施工方法。
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