JP2008080928A - 車両用空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブロアモータの通電電流値の経年変化に対応してブロアモータの異常を適切に検出する。
【解決手段】イグニッションスイッチ28がオフ状態からオン状態への変化直後、所定条件(オート制御モード、所定車室温度範囲内、所定電流値範囲内の3条件が所定時間継続)が成立した時点で、通電開始時電流値計測手段102により計測した通電開始時電流値Imiに応じて補正係数算出手段104が通電電流値Imを補正する補正係数Kを算出し、異常判定手段110により、補正後通電電流値K×Imと、印加電圧値Vmに応じて算出した基準電流値(最小最大基準電流値とを比較してブロアモータ12の異常を判定する。
【選択図】図2

Description

この発明は、通電電流値と印加電圧に応じた基準電流値とを比較してブロワモータの異常を判定する車両用空気調和装置に関する。
従来から、車両用空気調和装置を構成するブロワモータへの印加電圧値及び通電電流値を検出し、検出した通電電流値が、前記印加電圧値に対応して予め設定された基準電流値を上回る値である場合に、前記ブロアモータがロックしていると判定するロック判定手段を備えた車両用空気調和装置が提案されている(特許文献1参照)。
この車両用空気調和装置では、前記車両用空気調和装置が内気循環か外気導入か前記車両用空気調和装置が外気導入で動作しているときに、車速が速くなるほど前記基準電流値を大きくなるようにして誤判定が回避されると開示されている。また、雰囲気温度が低下した場合、さらには、吹きだし口の切り替えにより通風抵抗が大きくなった場合、前記基準電流値をさらに大きく設定することで誤判定が回避されると開示されている。
特許第3304362号公報(図2)
しかしながら、上記従来技術に係る車両用空気調和装置においては、ブロアモータの焼損あるいは通電素子の破壊を防止するために、通電電流値が基準電流値(設定最大電流値)を上回る値となったときのブロアモータのロックを検出しているに過ぎなく、ロック以外のブロアモータの異常、例えば、通電電流値が基準電流値を大きく下回る値となったときの異常を検出することができない。
また、上記従来技術では、基準電流値(設定最大電流値)を、雰囲気温度、車速、吹き出し口の切り替え位置等、環境条件に応じて変化させているが、実際上、ブロアモータは、環境条件の他、ブロアモータの個体差、経年劣化、回転駆動に伴う部品の損耗等により通電電流値にばらつきがある。これら、環境条件以外の性能のばらつきを上記従来技術では補正することができない。
後に、実施形態の項で詳しく述べるように、もし、これら性能のばらつきを考慮して基準電流値幅(最大基準電流値と最小基準電流値との差)を設定した場合には、基準電流値幅が相当に広くなりブロアモータの異常を高精度に検知することができなくなる結果、ブロアモータの異常を誤検知する可能性がある。
この発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、ブロアモータの通電電流値が基準電流値を下回る値となったときの異常をも判定(検出)することを可能とする車両用空気調和装置を提供することを目的とする。
また、この発明は、ブロアモータに性能のばらつきがあっても、精度よく異常を判定(検出)することを可能とする車両用空気調和装置を提供することを目的とする。
さらにまた、この発明は、ブロアモータの通電電流値の経年変化に対応してブロアモータの異常を適切に検出することを可能とする車両用空気調和装置を提供することを目的とする。
この発明に係る車両用空気調和装置は、ブロアモータの印加電圧値と通電電流値とを検出し、前記通電電流値と前記印加電圧値に応じた基準電流値とを比較して前記ブロアモータの異常を判定する異常判定手段を備える車両用空気調和装置において、次の特徴(1)−(3)を備える。
(1)イグニッションスイッチがオフ状態からオン状態に変化して前記ブロアモータがオフ状態から通電状態に変化した直後、所定条件が成立したときに、前記ブロアモータの通電開始時電流値を計測する通電開始時電流値計測手段と、計測された前記通電開始時電流値に応じて前記通電電流値を補正する補正係数を算出して不揮発性メモリに上書き記憶する補正係数算出手段とを有し、前記異常判定手段は、前記補正係数により前記通電電流値を補正した補正後通電電流値と前記基準電流値とを比較して前記ブロアモータの異常を判定することを特徴とする。
この発明によれば、イグニッションスイッチがオフ状態からオン状態への変化直後、所定条件が成立したときに通電開始時電流値計測手段により計測した通電開始時電流値に応じて補正係数算出手段が前記通電電流値を補正する補正係数を算出し、異常判定手段により、前記補正係数で補正した補正後通電電流値と前記基準電流値とを比較してブロアモータの異常を判定するようにしているので、ブロアモータに性能のばらつきがあっても、そのばらつきに応じた補正後通電電流値が算出されるので、精度よく異常を判定することができる。
また、イグニッションスイッチがオフ状態からオン状態に変化したときに、補正係数を算出し、補正後通電電流値を算出するようにしているので、ブロアモータの通電電流値の経年変化に対応してブロアモータの異常を適切に検出することができる。
さらに、ブロアモータの補正後通電電流値が基準電流値を下回る値となったときの異常をも検出することができる。
なお、この出願の発明者等は、ブロアモータがDCブラシモータであるとき、生涯稼働時間の初期においては、整流子及びブラシの表面粗さが比較的に大きく、またブラシのバネ性も高いことから整流子に対してブラシの当たり方が不均一になる可能性が高く、同一の印加電圧値においても通電電流値が安定期の通電電流値に比較して小さくなり、又、生涯稼働時間の末期においては、整流子及びブラシの損耗並びにバネ性の劣化等により整流子に対するブラシの当たり方が弱くかつ不均一となる可能性が高く、同一の印加電圧値においても通電電流値が安定期の通電電流値に比較して小さくなることを見いだした。この発明によれば、ブロアモータの通電電流値に上記のような経年変化があっても、イグニッションスイッチがオフ状態からオン状態に変化する毎に、通電電流値の補正係数を算出するようにしているので、換言すれば、通電電流値のいわゆるセルフキャリブレーション機能を有しているので、ブロアモータの異常を適切に検出することができる。
なお、補正係数は、例えば、補正係数=基準電流値÷今回計測された通電開始時電流値として算出することができる。
(2)上記の特徴(1)において、前記通電開始時電流値計測手段は、前記所定条件の成立を、前記車両用空気調和装置でオートエアコン制御モードが選択されており、前記ブロアモータ周辺の雰囲気温度が所定温度範囲内であり、かつ前記通電電流値が所定電流値範囲内である、これらの3条件が継続して所定時間検出されたときに成立したと判定することを特徴とする。
この発明によれば、前記補正係数を算出するための前記通電開始時電流値を、所定の条件(上記3条件)が全て所定時間成立していて通電電流値が安定していると推定されるときに計測するようにしているので、高精度な補正を行うことができる。換言すれば、通電電流値が不安定とみなされるときには補正係数の算出を行わないようにしているで不適正な補正係数により通電電流値を補正することがない。
(3)上記の特徴(2)において、前記補正係数算出手段が、前記所定時間の間に前記所定条件が成立しなくて前記補正係数を算出できなかったとき、前記異常判定手段は、前記不揮発性メモリに記憶されている前回上書き記憶時の前記補正係数により前記通電電流値を補正した補正後通電電流値と前記基準電流値とを比較して前記ブロアモータの異常を検出することを特徴とする。
この発明によれば、前記3条件が所定時間成立しなくて、前記通電開始時電流値が計測できなく補正係数が更新できなかった場合、異常判定手段は、前回の補正係数により通電電流値を補正して補正後通電電流値を算出するようにしているので、補正係数が更新できなかった場合でも、異常判定手段により適切にブロアモータの異常を判定することができる。
この発明によれば、ブロアモータに性能のばらつきがあっても、精度よく異常を判定(検出)することができる。また、ブロアモータに通電電流値の経年変化が存在しても、この経年変化に対応してブロアモータの異常を適切に検出することができる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る車両用空気調和装置10の要部構成を示している。
車両に搭載された車両用空気調和装置10は、基本的には、モータ軸に固定されたブロアファン11を回転させるブロアモータ12と、このブロアモータ12の回転を制御するとともにブロアモータ12の異常を判定するマイクロコンピュータ14とから構成される。
マイクロコンピュータ14には、空調パネル16と、各種のセンサ(車室内温度センサ18a、車外温度センサ、日射センサ等)18と、A/D変換器21〜23と、D/A変換器24と、リレー26の制御端子と、バッテリ電圧Vbが供給されるイグニッションスイッチ28の固定端子と、表示器又は警報装置等の警告部30が接続されている。
イグニッションスイッチ28の共通端子は、車載のバッテリ32に接続されている。イグニッションスイッチ28がオン状態とされているときに、空調パネル16の操作により車両用空気調和装置10を構成するマイクロコンピュータ14が作動して図示しない空調コンプレッサ及びブロアモータ12が駆動され空調動作が行われる。
空調パネル16は、操作部72と液晶表示装置等の表示部74とから構成される。
操作部72は、周知のように、スイッチを押すたびに空調(エアコン)のオンオフが切り替わる空調(A/C)スイッチ78と、スイッチを押すたびに吹き出し口が足元、上半身等に切り替わるモード(MODE)切換スイッチ80と、スイッチを押すことで空調及びファン(ブロアファン11)の作動を停止させるオフ(OFF)スイッチ90と、スイッチを押すたびにオートエアコン制御モード(吹き出し口の切り替えとファンの風量が自動制御される。)とマニュアルエアコン制御モードが切り替わるオート(AUTO)スイッチ88と、スイッチを上下に操作することでブロアファン11のスピードを切り替える風量設定スイッチ92と、ダイアルを時計方向又は反時計方向に回転して温度を設定する温度設定ダイアル94等を備える。
表示部74は、操作部72により設定操作された設定温度、設定風量、吹き出し口の切り替え位置等を表示する。なお、上記の警告部30は、表示部74内に設けてもよい。
車両用空気調和装置10において、イグニッションスイッチ28がオン状態(閉状態)のときに、空調パネル16のオフスイッチ90が押されない(操作されない)限り、リレー26はオン状態(閉状態)となっており、ブロアモータ12が通電(バッテリ32から電気が供給)されてブロアモータ12が回転しブロアファン11が回転する。ブロアファン11が回転しているときにイグニッションスイッチ28がオフ状態にされた後、再度オン状態にされると、空調パネル16の設定が、レジューム機能によりイグニッションスイッチ28がオフ状態にされたときの状態(設定)にもどり、空調が作動中であった場合には、直ちに空調の作動が開始される。すなわち、ブロアモータ12が、オフ状態から直ちに通電状態になる。また、図示しない空調コンプレッサの作動も開始される。
ブロアモータ12は、ブラシから整流子を通じてモータコイルに電流が供給されるDCブラシモータであり、一端側はリレー26を通じてバッテリ電圧Vbを供給するバッテリ32に接続され、他端側は、トランジスタ34及び抵抗器36を通じて接地されている。
ブロアモータ12への印加電圧値Vmが、A/D変換器21、22を通じてマイクロコンピュータ14により検出され、ブロアモータ12の通電電流値ImがA/D変換器23を通じてマイクロコンピュータ14により検出される。
ブロアモータ12を駆動するトランジスタ34は、マイクロコンピュータ14からD/A変換器24を通じて駆動制御される。
マイクロコンピュータ14は、後述する基準電流値Irefの特性120mやプログラム等が記憶されるROM(read only memory)41と、ROM41に記憶されているプログラムを実行することで制御・演算・判断の機能実現手段として機能するCPU(central processing unit)と、RAM(random access memory)と、電気的に記憶内容が書き換え可能な記憶装置である不揮発性メモリであるEEPROM42と、タイマ40、時計等を含む。
図2は、マイクロコンピュータ14の機能ブロック図を示している。図2から分かるように、マイクロコンピュータ14は、基本的には、通電開始時電流値計測手段102、補正係数算出手段104、印加電圧値検出手段106、通電電流値検出手段108、及び異常判定手段110として機能する。
EEPROM42は、イグニッションスイッチ28がオフ状態からオン状態に変化したとき、所定条件が成立したときに、補正係数Kが算出されて上書きされる(書き換えられる。更新される。)補正係数記憶部42aを備える。
なお、イグニッションスイッチ28がオフ状態からオン状態に変化したときとは、正確には、イグニッションスイッチ28に挿入されたキーが、モーメンタリーな位置であるエンジン始動位置まで回転され、エンジンが始動した後に自動的に逆回転してもどり運転位置になったその時点(後に説明する図6の時点t0)をいう。この時点t0がマイクロコンピュータ14の通電開始時電流値計測手段102により検出される。なお、繁雑となるので、図1例では、イグニッションスイッチ28を単純に描いている。
図2中のROM41の基準電流値記憶部41aには、異常判定手段110による異常判定の際に、通電電流値Imと比較される印加電圧値Vmに応じた基準電流値Irefの特性120m(図5参照)と、基準電流値Irefの上限余裕値ΔIuと下限余裕値ΔIdが予め記憶されている。すなわち、印加電圧値Vmに応じた基準電流値Irefは、最大基準電流値Imax(Imax=Iref+ΔIu)と最小基準電流値Imin(Imin=Iref−ΔId)との間の基準電流値幅ΔI´(ΔIu+ΔId)を有する。
ここで、通電電流値Imと比較してブロアモータ12の異常を判定する基準電流値幅ΔI´の設定について、従来技術に係る基準電流値幅ΔI(図4参照)と比較検討する。
比較検討するに際し、まず、ブロアモータ12の通電電流値Imと障害稼働時間TLの関係について説明する。
図3は、印加電圧値Vmが所定の一定電圧値であるときの生涯稼働時間TLに対するブロアモータ12の通電電流値Imの経年変化特性120の例を示す特性図である。
図3から、ブロアモータ12の稼働開始時点T0から時点T1までの生涯稼働時間TLの初期の期間では、整流子に対するブラシ当たりの不安定性等の徐々の解消を原因として通電電流値Imが徐々に増加する。また、初期の経過時点T1から寿命劣化期(末期)の開始時点T2までの生涯稼働時間TLの安定期の期間では所定の一定通電電流値である通電電流値Imが流れる。さらに、寿命劣化期の開始時点T2から寿命時点T3までの末期の期間では、ブラシ及び整流子の損耗劣化等により再び通電電流値Imが徐々に低下する。
具体的な時間としては、例えば、生涯稼働時間TLの初期の期間(T0〜T1)は、約500〜600時間であり、1日に2時間ブロアモータ12が回転しているとすれば1年以内にブラシ当たりが安定になり、その後、通電電流値Imが一定の約4000時間の安定期(T1〜T2:同様の考えで約5〜6年)を経て、通電電流値Imが徐々に低下する約500〜600時間の末期(T2〜T3)となる。
なお、図3の経年変化特性120に対する生涯稼働時間TLの具体的な時間は、ブロアモータ12の機種毎に異なる。
図3に示すようなブロアモータ12の通電電流値Imの経年変化があっても、誤判定を防止しながら異常を判定するためには、基準電流値幅ΔIを、図3に示すように、経年変化特性120のばらつきの上下限に余裕をみた最大基準電流値Imaxと最小基準電流値Iminとの間の広い範囲に設定する必要がある。しかし、基準電流値幅ΔI(ΔI=Imax−Imin)を広く設定した場合、ブロアモータ12の異常を、初期、安定期及び末期において精度よく判定することができない。
図4は、印加電圧値Vmを0[V]から、この実施の形態に係る印加電圧Vmの最大値である24[V]まで変化させたときの通電電流値Imのばらつきの特性を示す特性図である。
ブロアモータ12の特性は、個体差等により、略中央値の特性120mに対して、上の特性120u1と下の特性120d1、120d2等にばらつくことから、誤判定を防止するためには、このばらつきを考慮した広い基準電流値幅ΔI(ΔI=Imax−Imin)に設定する必要がある。しかし、基準電流値幅ΔIを広く設定した場合、ブロアモータ12の異常を精度よく判定することができない。
そこで、この発明の一実施形態に係る車両用空気調和装置10では、通電電流値Imの個体差等によるばらつき及び通電電流値Imの経年変化があっても、基準電流値幅ΔI´を狭く設定して誤判定を防止し、ブロアモータ12の異常を精度よく判定できるように工夫している。
この実施形態においては、図5に示すように、基準電流値記憶部41aには、基準電流値Irefとして、例えば安定期の通電電流値Imの上述した中央値の特性120mと、ブロアモータ12の異常を判定する最大基準電流値Imaxと最小基準電流値Iminを算出するための上記の従来技術に係る基準電流値幅ΔIより相当に狭い基準電流値幅ΔI´(上側余裕値ΔIuと下側余裕値ΔIdの合計値)のみを予め記憶している。
以下、この発明の一実施形態に係る車両用空気調和装置10について、ブロアモータ12の通電電流値Imの個体差等によるばらつき及び通電電流値Imの経年変化があっても、基準電流値幅ΔI´を狭く設定して誤判定を防止し、ブロアモータ12の異常を精度よく判定できる工夫を中心に説明する。
図2において、印加電圧値検出手段106は、イグニッションスイッチ28がオン状態になっているときには常時(実際上は、1秒よりきわめて短いサンプリング時間毎に)、ブロアモータ12の両端に接続されるA/D変換器21、22の電圧差として印加電圧値Vmを検出し、検出した印加電圧値Vmを通電開始時電流値計測手段102と補正係数算出手段104と異常判定手段110に供給する。
通電電流値検出手段108は、イグニッションスイッチ28がオン状態になっているときには常時(この場合も、1秒よりきわめて短いサンプリング時間毎に)、A/D変換器23により得られる抵抗器36の電圧降下値を抵抗器36の抵抗値で除した値として通電電流値Imを検出し、通電開始時電流値計測手段102と異常判定手段110に供給する。
通電開始時電流値計測手段102は、イグニッションスイッチ28のオフ状態からオン状態への変化を検出し、ブロアモータ12がオフ状態から通電状態に変化した直後、印加電圧Vmが安定した時点t1(後述する。)から、所定条件が成立したときに、ブロアモータ12の通電開始時電流値Imiを計測して、補正係数算出手段104に供給する。
通電開始時電流値計測手段102は、より具体的には、以下の3条件が継続して所定時間tpの間検出されたときに、上記所定条件が成立したとする。すなわち、通電開始時電流値Imiを計測する際、空調パネル16中のオートスイッチ88の操作により空調制御動作が、オートエアコン制御モードに選択されており、車室内温度センサ18aで検出されている車室内温度(ブロアモータ12の周辺の雰囲気温度と略同じ。)Troomが所定温度範囲内(Tlow<Troom<Thigh、例えば、車室内温度Troomが、Tlow=10[℃]〜Thigh=30[℃]の常温範囲)であり、かつ通電電流値Imが所定電流値範囲内(Imlow<Im<Imhigh、例えばImlow=2[A]、Imhigh=5[A])である、これら3条件が所定時間tp(例えば、2[秒])の間継続して検出されたときに、通電電流値Imが安定した時点であると判定して通電開始時電流値Imiを計測し、補正係数算出手段104に供給する。
図6は、リレー26が図1の状態に接続されているときイグニッションスイッチ28が時点t0でオフ状態からオン状態とされたときのオートエアコン制御モードが選択されているときのマイクロコンピュータ14によりフィードバック制御されるブロアモータ12の印加電圧値Vmの初期印加電圧特性(初期条件)132と、この印加電圧値Vmによって生じる通電電流値Imの実際の変化特性130の例を示している。
初期印加電圧特性(初期条件)132に従い、印加電圧値Vmは、イグニッションスイッチ28のオン時点t0から時点t1まで直線的に増加され、時点t1で予め定められた一定電圧(この実施形態では4[V])の基準電圧Vrefqとされ、その後、所定時間tp経過後の時点t2+α時間の時点t3まで、一定の基準電圧値Vrefqが保持される。時点t3以降、空調パネル16の設定条件及び各種センサ18の検出値に応じて印加電圧Vmが変化され、この印加電圧値Vmに応じて通電電流値Imが変化する。
オートエアコン制御モード中の場合、上述した初期印加電圧特性132の一定条件下でブロアモータ12が駆動される仕様となっているため、オートエアコン制御モードの場合、イグニッションスイッチ28がオン状態への変化した後のブロアモータ12の通電電流値Imの変化特性130は、通常、イグニッションスイッチ28のオン直後の時点t1付近に突入電流のピーク値を有し、時点t2までには安定する。
車室内温度Troomが所定温度範囲内(10[℃]<Troom<30[℃])以外の場合には不適切な温度であるとみなし、セルフキャリブレーションを行わない。例えば、夏場の炎天下で放置後等のコンディションでは正常にキャリブレーションを行うことができない。なお、通電電流値Imが所定電流値範囲内を条件としたのは、何らかの要因によりイグニッションスイッチ28がオフである車両の放置中にブロアモータ12にロック等の異常現象が発生した場合にもセルフキャリブレーションを行わないためである。また、所定時間tp経過後を条件としたのは、モータ突入電流にてよって電流が不安定な時期にセルフキャリブレーションを行わないためである。
そこで、上記の所定条件成立下でセルフキャリブレーションを行うために、通電開始時電流値計測手段102は、時点t2を、ブロアモータ12の通電電流値Imが安定した時点とし、この時点t2での通電電流値Imを通電開始時電流値Imiとして計測し、補正係数算出手段104に供給する。
補正係数算出手段104は、イグニッションスイッチ28のオン状態への変化後、通電開始時電流値計測手段102から通電開始時電流値Imiが供給された時点t2に、時点t3以降に検出される通電電流値Imを補正するための補正係数Kを、次の(1)式により算出してEEPROM42中の補正係数記憶部42aに上書き記憶する。
補正係数(K)=基準電流値(Irefq)÷今回計測された通電開始時電流値(Imi)、K=Irefq/Imi …(1)
ここで、図6にも描いている基準電流値Irefqは、基準電流値記憶部41aに記憶されている図5に示したブロアモータ12の中央値の特性(基準電流値特性に対応する)120m上、上記した一定(この実施形態では4[V])の基準電圧値Vrefq(図6も参照)に対応して読み出される電流値である。この、基準電流値Irefqは、この実施形態では5[A]である。
補正係数K=Irefq/Imiは、図5に示した狭い基準電流値幅ΔI´の基準電流値Irefと比較するために、時点t2以降に通電電流値検出手段108により検出される通電電流値Imを補正するために使用される。
補正係数算出手段104により補正係数Kが算出されたこと、又は算出されなかったことが、時点t2にて異常判定手段110に通知される。
異常判定手段110は、時点t3以降、異常判定処理を行う。この異常判定処理では、印加電圧値検出手段106と通電電流値検出手段108とにより同時に印加電圧値Vmと通電電流値Imが検出される度に、検出された通電電流値Imを補正係数Kで補正した補正後通電電流値Im←K×Imを算出する。
つまり、補正後通電電流値Imは、次の(2)式に示すように、検出された通電電流値Imに補正係数Kを乗算した値とする。
Im←K×Im=(Irefq÷Imi)×Im=Im×Iref/Imi
…(2)
補正係数Kは、通電開始時電流値Imiが、例えば、Imi=4[A]と検出されたとき、この通電開始時電流値Imiを、図5に示す基準電流値Irefq=5[A]に補正する。すなわち、時点t2において、K×Im=K×Imi=Imi×Iref/Imi=4×5/4=5[A]と補正する。また、通電開始時電流値Imiが、例えば、Imi=5.5[A]と検出されたとき、同様に、補正後通電電流値Imは、基準電流値Iref=5[A]の値に補正される。すなわち、時点t2以降、この補正係数Kで、通電電流値検出手段Imで検出された通電電流値Imを補正することで、補正後通電電流値Imと図5に示した狭い基準電流値幅ΔI´の基準電流値Irefとを比較することで、ブロアモータ12の異常を判定することができる。
時点t2以降、異常判定手段110は、通電電流値検出手段108により通電電流値Imが検出される度、この通電電流値Imを補正後通電電流値Im←K×Imに換算する。
異常判定手段110は、時点t2以降に通電電流値Imと同時に検出された印加電圧値Vmに対応する基準電流値Iref(Vm)を、図5に示す中央値の特性120mから読み出し、最大基準電流値Imax=Iref(Vm)+ΔIuと最小基準電流値Imin=Iref(Vm)−ΔIdとを算出し、算出した最大最小基準電流値Imax、Iminと、補正後通電電流値Im←K×Imとを比較し、補正後通電電流値Im←K×Imが最大最小基準電流値Imax、Iminの範囲内であれば正常であり、範囲外であれば異常であると判定する。異常判定手段110は、異常であると判定した場合、警告部30に通知する。
以上のように構成されかつ動作する車両用空気調和装置10の動作について、図7のフローチャートを参照して確認的に説明する。
ステップS1において、イグニッションスイッチ28のオン状態が確認されると、マイクロコンピュータ14がウェークアップし、空調パネル16を構成するファンスイッチである風量設定スイッチ92がオン状態となっているかどうかが通電開始時電流値計測手段102により判定され、オン状態であると判定されたとき、ステップS2に進む。なお、空調スイッチ78がオン状態となっている場合、風量設定スイッチ92も自動的にオン状態となっているので、この場合にもステップS2に進む。
以降、連続的(具体的には、上述した1秒よりきわめて短いサンプリング時間毎)に、印加電圧値検出手段106により印加電圧Vmが検出され、同時に通電電流値検出手段108により通電電流値Imが検出される。
ステップS2において、通電開始時電流値計測手段102は、空調パネル16のオートスイッチ88がオート制御モードになっているかどうかを確認する。
オート制御モードになっているとき、ステップS3において、マイクロコンピュータ14は、初期条件でブロアモータ12を駆動する。すなわち、図6に示した時点t0〜t3までの初期印加電圧特性(初期条件)132でブロアモータ12に印加電圧Vmを与え、ブロアモータ12を起動する。
次いでステップS4では、図6に示す立ち上がり時間(t0−t1)の経過を待ち、ステップS5では、オート制御モードになっている状態で、さらに、車室内温度センサ18aで計測されている車室内温度Troomが所定温度範囲内の温度(Tlow≦Troom≦Thigh)になっているかどうかが判定される。
ステップS5において、所定温度範囲内の温度になっていると判定されたとき、さらに、ステップS6において、所定の初期設定印加電圧である印加電圧Vrefqで駆動されているブロアモータ12の通電電流値Imが、図6に示す所定電流値範囲内(Imlow≦Im≦Imhigh)にあるかどうかが判定される。
ステップS2でオートエアコン制御モードが選択されており、ステップS5で起動開始直後のブロアモータ12の雰囲気温度に対応する車室内温度Troomが所定温度範囲内であり、ステップS6で通電電流値Imが所定電流値範囲内である、これらの3条件がいずれも肯定的であって、かつステップS7において、これら3条件が成立している時間が時点t1から所定時間tp(図6参照)を経過したかどうかが判定される。
3条件が成立している時間が所定時間tpを経過した時点t2のステップS8において、通電開始時電流値計測手段102により、その時点t2の通電電流値Imが通電開始時電流値Imiとして計測され、補正係数算出手段104に供給される。
補正係数算出手段104は、ステップS9において、上記(1)式により、補正係数KをK=Irefq/Imiとして算出し、算出した補正係数KをステップS10において補正係数記憶部42aに上書き記憶する。
このようにして、イグニッションスイッチ28がオフ状態からオン状態へ変化したとき、所定条件の成立を条件に新たな補正係数Kが算出され、補正係数記憶部42aに上書き記憶される。
補正係数算出手段104は、時点t2の直後に補正係数Kの算出の有無を異常判定手段110に通知する。
次いで、時点t2以降、ステップS11において、異常判定手段110は、補正係数Kを基準電流値記憶部41aから読み出す。なお、上記した所定時間tp内に、上記3条件のうち、いずれか1つの条件が非成立であるとき、ステップS11においては、前回の補正係数Kが補正係数記憶部42aから読み出される。
次いで、時点t2以降のステップS12〜S15において、異常判定手段110によりブロアモータ12の異常が判定される。
すなわち、ステップS12において、通電電流値検出手段Imにより検出された通電電流値Imから補正後通電電流値K×Imが算出され、ステップS13において、図5の中央値の特性120mを参照し印加電圧値検出手段106により検出された印加電圧値Vmに対応する最大基準電流値Imax=Iref(Vm)+ΔIuと最小基準電流値Imin=Iref(Vm)−ΔIdとを算出し、ステップS14、S15で算出した最大最小基準電流値Imax、Iminと、補正後通電電流値Im←K×Imの大小を比較する。
補正後通電電流値K×Imが、最大基準電流値Imaxを下回り(ステップS14:YES)かつ最小基準電流値Iminを上回る(ステップS15:YES)基準電流値幅ΔI内の値である場合には(Imax>Im>Imin)、ブロアモータ12が正常であると判定してステップS12にもどり、最大基準電流値Imax以上(ステップS13:NO)又は最小基準電流値Imin以下(ステップS14:NO)の値である場合には(Im≧Imax又はIm≦Imin)、ステップS16において警告部30に対してブロアモータ12に異常が発生していることを知らせる。この場合、警告部30は、表示部上等にブロアモータ12に異常が発生していること(あるいはこれに代替してブロアモータ12の交換が必要なこと)を表示して、使用者に警告を与える。
以上説明したように上述した実施形態によれば、イグニッションスイッチ28が時点t0でオフ状態からオン状態への変化直後、所定条件(オート制御モード、所定車室温度範囲内、所定電流値範囲内の3条件が所定時間tp継続)が成立した時点t2で、通電開始時電流値計測手段102により計測した通電開始時電流値Imiに応じて補正係数算出手段104が通電電流値Imを補正する補正係数KをK=Irefq×Imiとして算出し、異常判定手段110により、補正係数Kで補正した補正後通電電流値K×Imと、印加電圧値Vmに応じて算出した基準電流値(最小最大基準電流値Imin、Imax)とを比較してブロアモータ12の異常を判定するようにしているので、ブロアモータ12に性能のばらつきがあっても、そのばらつきに応じた補正後通電電流値K×Imが算出されるので、基準電流値Iref(Vm)の中央値の特性120mに対して狭い基準電流値幅ΔI´(ΔIu+ΔId)での異常判定が可能となり誤判定(誤検知)が防止され精度よく異常を判定することができる。
図5の中央値の特性120mを使用可能にするための通常電流値Imの補正係数Kは、イグニッションスイッチ28がオフ状態からオン状態に変化したときに算出し、補正係数記憶部42aに上書き記憶するようにしている。すなわち、いわゆるセルフキャリブレーションができるようにしているので、ブロアモータ12の通電電流値Imの経年変化に対応した補正後通電電流値K×Imを算出することができ、ブロアモータ12が経年変化してもブロアモータ12の異常を適切に検出することができる。もちろん、ブロアモータ12の補正後通電電流値K×Imが基準電流値Iref(Vm)の下限値である最小基準電流値Iminを下回る値となったときの異常をも検出することができる。
なお、上記の所定条件が成立していないとき、換言すれば、通電電流値Imが不安定・不特定とみなされるときには補正係数Kの算出を行わないので不適正な補正係数Kにより通電電流値Imを補正することがない。
実際上、上記の所定条件が成立しなくて新たな補正係数Kを算出できなかったとき、前回の上書き記憶時の補正係数Kにより通電電流値Imを補正した補正後通電電流値K×Imを使用してブロアモータ12の異常を検出するようにしているので、補正係数Kが更新できなかった場合でも、異常判定手段110により適切にブロアモータの異常を判定することができる。
なお、この発明は、上述の実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
この発明の一実施形態に係る車両用空気調和装置の要部構成を示すブロック図である。 図1例に示すマイクロコンピュータの機能ブロック図である。 印加電圧値が所定の一定値であるときの生涯稼働時間に対するブロアモータの通電電流値の関係を示す特性図である。 従来技術に係る基準電流値幅の説明図である。 この実施形態に係る基準電流値幅の説明図である。 補正係数算出条件の説明図である。 この実施形態に係る車両用空気調和装置の動作説明に供されるフローチャートである。
符号の説明
10…車両用空気調和装置 11…ブロアファン
12…ブロアモータ 14…マイクロコンピュータ
16…空調パネル 18a…車室内温度センサ
28…イグニッションスイッチ 40…タイマ
41…ROM 41a…基準電流値記憶部
42…EEPROM 42a…補正係数記憶部
78…空調スイッチ 88…オートスイッチ
92…風量設定スイッチ 102…通電開始時電流値計測手段
104…補正係数算出手段 106…印加電圧値検出手段
108…通電電流値検出手段 110…異常判定手段

Claims (3)

  1. ブロアモータの印加電圧値と通電電流値とを検出し、前記通電電流値と前記印加電圧値に応じた基準電流値とを比較して前記ブロアモータの異常を判定する異常判定手段を備える車両用空気調和装置において、
    イグニッションスイッチがオフ状態からオン状態に変化して前記ブロアモータがオフ状態から通電状態に変化した直後、所定条件が成立したときに、前記ブロアモータの通電開始時電流値を計測する通電開始時電流値計測手段と、
    計測された前記通電開始時電流値に応じて前記通電電流値を補正する補正係数を算出して不揮発性メモリに上書き記憶する補正係数算出手段とを有し、
    前記異常判定手段は、前記補正係数により前記通電電流値を補正した補正後通電電流値と前記基準電流値とを比較して前記ブロアモータの異常を判定する
    ことを特徴とする車両用空気調和装置。
  2. 請求項1記載の車両用空気調和装置において、
    前記通電開始時電流値計測手段は、
    前記所定条件の成立を、前記車両用空気調和装置でオートエアコン制御モードが選択されており、前記ブロアモータ周辺の雰囲気温度が所定温度範囲内であり、かつ前記通電電流値が所定電流値範囲内である、これらの3条件が継続して所定時間検出されたときに成立したと判定する
    ことを特徴とする車両用空気調和装置。
  3. 請求項2記載の車両用空気調和装置において、
    前記補正係数算出手段が、前記所定時間の間に前記所定条件が成立しなくて前記補正係数を算出できなかったとき、
    前記異常判定手段は、前記不揮発性メモリに記憶されている前回上書き記憶時の前記補正係数により前記通電電流値を補正した補正後通電電流値と前記基準電流値とを比較して前記ブロアモータの異常を検出する
    ことを特徴とする車両用空気調和装置。
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