JP2008079665A - 引出しスライダー - Google Patents

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Abstract

【課題】 引出し本体のロックを引出し本体の閉じる方向への押し込みによって外す引出しキャビネットにおいて、引出し本体を閉じる方向に押し込むことなく引き出してもロックが破壊することがないようにする。
【解決手段】 引出し本体側のスライドレール14の先端部14E(金属磁性体68B)とこのスライドレール14と共に移動するロック用のスライド駒40に係脱自在に結合される分離片62に取り付けられた磁石68Mとによってスライドレール14とスライド駒40とを分離片62を介して結合しており、引出し本体をロックを外すことなく無理に開こうとすると、スライドレール14が磁石68Bから分離してロックを破壊することなく開くことができる。
【選択図】図9

Description

本発明は、筐体内にスライドレールを介して摺動自在に支持されて開閉する引出しを閉じた状態でロックするが、引出しの開放時に引出しを閉じ方向に押し込んでロックを解放するようにした引出しスライダーの改良に関するものである。
この種の引出しスライダーは、筐体とこの筐体内に出し入れ自在に収納される引出し本体との間に取付けられ、引出し本体を筐体内に引き入れたり、引出し本体を筐体から引き出したりするのを円滑に行うことができるようにし、また引出し本体を筐体内に引き入れた状態で引出し本体を筐体にロックする機能を有する。
この種の引出しスライダーは、筐体の内壁面に取付けられるべき第1のスライドレールと、この第1のスライドレールに摺動自在に係合し筐体に出し入れ自在に移動する引出し本体に取付けられるべき第2のスライドレールと、引出し本体が筐体内に引き込まれたときに第1と第2のスライドレールを相互にロックするロック手段とを備えている。
このロック手段は、第1のスライドレールの先端部に係脱自在に結合して引出し本体の引き込み時に引出し本体と共に移動する案内溝付きスライド駒と、第2のスライドレールに取付けられスライド駒の案内溝に係合するロックピンを幅方向に変位するレバーの形態のロック部材とから成り、案内溝は、引出し本体が閉じ込められた時にロック部材のロックピンが係合してロック部材をロックするロック面と引出し本体の引き込み時にロックピンをロック面に向けて幅寄せするように誘導する後退側誘導面と引出し本体の引き出し時に引出し本体を一旦引き込み方向に押し込んでロックピンをロック部材のロック面から外しつつ幅寄せして開口に誘導する前進側誘導面とを有し、スライド駒は、引出し本体の引出し時に、第1のスライドレールの先端部から解放されるようになっている(特許文献1参照)。
この引出しスライダーを用いた引出しキャビネットは、引出し本体を筐体内に引き込むと、第1のスライドレールがスライド駒に結合してこのスライド駒を押し込んでその案内溝内にロック部材のロックピンが相対的に係入し、引出し本体の引き込みを解放すると、引出し本体はばねによって開く方向に若干移動するため、ロック部材のロックピンは、案内溝のロック面に係合して引出し本体を筐体内にロックする。
次に、引出し本体を引き出す際には、引出し本体をばねに抗して一旦引き込む方向に押し込むが、このようにすると、スライド駒は、その案内溝の前進側誘導面に係合ピンが係合するので、レバー状のロック部材は、そのロックピンがスライド駒の案内溝のロック面から外れるように横方向に変位し(揺動し)、従って、ロック部材のロックピンは、スライド駒の案内溝の開口に誘導されるため、このスライド駒と共に引出し本体が引き出され、所定位置を越えて引き出されると、第1のスライドレールとスライド駒との結合が解除されて引出し本体が第1のスライドレールと共に引き出される。
このように、引出しスライダーは、引出し本体を引き込み位置でロックするので、引出し本体が不本意に開くことがなく、また引出し本体を開きたいときには、引出し本体をばねに抗して一旦引き込み方向に押し込むことによってロックを容易に解放することができる。
しかし、使用者が引出しキャビネットを開く際に、引出し本体を一旦引き込み方向に押し込むことをしないで、引出し本体を引出し方向に強引に引くと、スライド駒とロック部材のロックピンとのロック状態を維持したまま、引出し本体を開こうとするので、スライド駒とロックピンとの間に大きな力が加わってロック手段を破壊することがあり、ロック手段が破壊すると、以後、引出しをロックすることができなくなる欠点があった。
実用新案登録第3118277号公報
本発明が解決しようとする課題は、引出し本体を引き込み方向に押し込むことなく、強引に開くことがあっても、ロック手段を破壊することなく、引出し本体を引き出すことができる引出しスライダーを提供することにある。
本発明の課題解決手段は、筐体の内壁面に取付けられるべき第1のスライドレールとこの第1のスライドレールに摺動自在に係合し筐体に出し入れ自在に移動する引出し本体に取付けられるべき第2のスライドレールとの間に設けられるべきものであって、引出し本体が筐体内に引き込まれた時に第1と第2のスライドレールを相互にロックするロック手段を備え、このロック手段は、引出し本体を引き出す際に、引出し本体を引き込み方向に押し込んで第1と第2のスライドレールの間のロックを解放するようにした引出しスライダーにおいて、ロック手段のロック力よりも弱い結合力で第1と第2のスライドレールを結合し、引出し本体の閉じる方向への押込み動作を行うことなく引出し本体を開くと、第1のスライドレールと第2のスライドレールとを分離する可解放結合手段を更に備えていることを特徴とする引出しスライダーを提供することにある。
本発明の課題解決手段において、ロック手段は、第1と第2のスライドレールいずれか一方に取付けられ、可解放結合手段は、ロック手段と第1と第2のスライドレールの他方との間に設けられている形態とすることができ、特にロック手段のフレームに摺動自在に保持されロック手段に係脱自在に結合される分離片と上記他方のスライドレールの先端部との間に設けられているのが好ましい。
本発明の具体的な形態において、ロック手段は、第1と第2のスライドレールとのいずれか一方に取り付けられたフレーム上を摺動自在に保持され他方のスライドレールの先端部に係脱自在に結合する案内溝付きスライド駒とこのフレームに揺動自在に支持されスライド駒の案内溝に係合するロックピンを幅方向に変位するロック部材とから成り、スライド駒とロック部材とは、引出し本体の移動につれてロック部材がスライド駒の案内溝内を相対的に移動するようにし、スライド駒の案内溝は、引出し本体が閉じ込められた時にロック部材のロックピンが係合してロック部材をロックするロック面と引出し本体の引き込み時にロックピンをロック面に幅寄せするように誘導する後退側誘導面と引出し本体の引き出し時に引出し本体を一旦引き込み方向に押し込んでロックピンを前記ロック面から外しつつ幅寄せするように開口に誘導する前進側誘導面とを有し、スライド駒は、引出し本体の引出し時に、他方のスライドレールの先端部から解放されるように構成され、案内溝付きスライド駒は、フレーム上を摺動自在に保持され、ロック部材は、フレームに横方向に変位自在に支持され、可解放結合手段は、フレームと他方のスライドレールの先端部との間に設けられているものとすることができる。
この場合、スライド駒に係脱自在に結合される分離片がロック手段のフレームに摺動自在に保持され、可解放結合手段は、この分離片と他方のスライドレールの先端部との間に設けられてもよい。
本発明の課題解決手段において、可解放結合手段は、相互に磁気的に結合する2つの磁気結合部材から成り、引出し本体の引き込み方向への押込み動作を行うことなく引出し本体を開くと、これらの2つの磁気結合部材が磁気吸引力に抗して分離するようにすることができる。この場合、2つの磁気結合部材は、磁石と金属磁性体でもよいし、共に磁石であってもよい。
また、上記に代えて、可解放結合手段は、相互に弾性的に噛み合う2つの噛み合い部材から成り、引出し本体の引き込み方向への押込み動作を行うことなく引出し本体を開くと、これらの2つの噛み合い部材が噛み合いの弾性に抗して分離するようにしてもよい。
可解放結合手段の雌雄の噛み合い部材のうち、雄側噛み合い部材は、水平突片であり、雌側噛み合い部材は、この水平突片を抱き込む抱込み片であってもよいし、雄側噛み合い部材は、1対の係止ピンであり、雌側噛み合い部材は、この1対の係止ピンが弾性的に係入する係入溝を有する係止片であってもよい。
本発明によれば、上記のように、ロック手段のロック力よりも第1と第2のスライドレールとを結合し、引出し本体の引き込み方向への押込み動作を行うことなく引出し本体を開くと、第1と第2のスライドレールを分離する可解放結合手段を含んでいるので、使用者が引出し本体を一旦引き込み方向に押し込むことをしないで、引出し本体を引出し方向に強引に引くことがあっても、この可解放結合手段で第1と第2のスライドレールが自動的に分離し、従って、ロック手段がロック状態を維持したままであっても、ロック手段に大きな力が加わることがないから、ロック手段を破壊することがなく、また以後も引き続き、引出し本体をロックすることができる利点がある。
本発明の好ましい実施の形態による引出しスライダーSを以下に図面を参照して述べると、図1乃至図4は、本発明の引出しスライダーSを用いた引出しキャビネット1を示し、この引出しキャビネット1は、図示の例では、前面が開口する筐体2とこの筐体2内に出し入れ自在に収納される引出し本体3とから成っており、引出しスライダーSは、図1乃至図4と図5乃至図9に示すように、筐体2の両側内壁面に取付けられるべき第1のスライドレール12と、この第1のスライドレール12に摺動自在に係合し引出し本体3の両側側面に取付けられるべき第2のスライドレール14と、引出し本体3が筐体2内に引き込まれた時に第1と第2のスライドレール12、14を相互にロックするロック手段20とを備えている。
図示の例では、第1のスライドレール12が外側スライドレールであり、第2のスライドレール14が内側スライドレールであるが、第1のスライドレール12が内側で第2のスライドレール14が外側であってもよい。また、図示の例では、第1と第2のスライドレール12、14の間に中間スライドレール16が設けられているが、この中間スライドレール16は省略してもよい。なお、図5乃至図9において符号12H、14Hは、第1及び第2のスライドレール12、14を筐体2、引出し本体3にそれぞれ取付けるのに用いられる取付けボルト用の孔である。
以下、一方側の引出しスライダーSを詳細に述べるが、他方側の引出しスライダーSも一方側と同様であるが、対称的に構成されている。
ロック手段20は、第1のスライドレール12の奥端に固定して取付けられる金属製または硬質プラスティック製のフレーム30と、このフレーム30上に摺動自在に保持され、後に述べるように、第2のスライドレール14の先端部に係脱自在に結合して引出し本体3の引き込み時に引出し本体3と共に奥に向けて移動する案内溝付きスライド駒40と、フレーム30の奥端に揺動ピン52によって揺動自在に支持されスライド駒40の案内溝46に係合するロックピン54を有するレバー状のロック部材50とから成っている。なお、図示の例では、ロック部材50は、ロックピン54をロック部材50の揺動によって横方向に変位するようにしたが、ロックピン54をフレーム30の幅方向に変位することができれば、レバー状ではなくてもよい。
図14乃至図17に示すように、フレーム30は、フレーム本体32の一端に横片34が一体に設けられた略T字形の形態を有し、横片34は、第1のスライドレール12の奥端開口部に嵌め込まれ(図5乃至図9参照)、またフレーム本体32は、その底係止孔32Hを有し、この底係止孔32Hには第1のスライドレール12の底部の切り起しの爪片12Pが弾性的に係止され(図10乃至図13参照)、これによってフレーム30が第1のスライドレール12に固定されている。
案内溝付きスライド駒40は、図18に示すように、両側面の前後に2対の保持ピン42F、42Rを有し、これらの保持ピン42F、42Rをフレーム30のフレーム本体32の両側壁に設けられた保持溝32Gにフレーム本体32の長手方向に摺動自在に嵌めてフレーム30に保持されている。保持溝32Gは、横片34側では符号32GHで示すように水平に延びているが、フレーム本体32の中間部分では符号32GIで示すように下向きに傾斜している。
従って、スライド駒40は、第1のスライドレール12の奥端に向かう方向(引出し本体3を引き込む方向)に移動して前後の両方の保持ピン42F、42Rが保持溝32Gの水平部分32GHにあると、水平状態を維持するが(図10及び図11参照)、この奥端とは反対方向(引出し本体3を引き出す方向)に移動して前側の保持ピン42Fが保持溝32Gの傾斜部分32GIに入ると、前側が下向きに傾いて傾斜状態を維持する(図12及び図13参照)。
スライド駒40は、その上面に突出する前後の係合片44F、44Rを有し、これらの係合片44F、44Rは、第2のスライドレール14に連結されるべき後述する分離片を挟み込んで第2のスライドレール14と共にスライド駒40を進退する機能を有する。
スライド駒40の案内溝46は、図19に示すように、後端に幅広の開口46Oを有し、更に、引出し本体3が引き込められた時にロック部材50のロックピン54に係合してロック部材50をロックするようにこの開口46Oに連続するロック面46Lと、引出し本体3を引き込む時にロック部材50のロックピン54をロック面46Lに導くように幅寄せしながら後退する引き込み後退側誘導面46Rと、引出し本体3を開く時にロック部材50のロックピン54をロック面46Lから外れるように幅寄せしながら後退し、次いで前進して開口46Oに誘導する引出し前進側誘導面46Fとを有する。図19において、後退側誘導面46Rは、ロックピン54が接触する順番に「a、b、c、d」の符号を付記し、また、前進側誘導面46Fは、ロックピン54が接触する順番に「a、b、c」の符号を付記している。なお、誘導面46Rd、46Fbは、引出し本体3が閉じた状態に維持される位置よりも若干閉じ込み方向に第2のスライドレール14、即ちロックピン54が変位することができるように長めに延長して形成されている。
図10乃至図13から解かるように、ばね48は、スライド駒40とフレーム30との間に設けられていてスライド駒40を通常では引出し本体3の引出し方向(開く方向)に付勢している。このばね48の一端の鉤部48Kは、スライド駒40の前端ばね掛けピン40Pに掛け止めされ、他端の肩部48Sは、フレーム30の前端より内側に設けられた切欠き孔30Nに係入して掛け止めされている。
引出しキャビネット1を閉じるため、引出し本体3を引き込んで第2のスライドレール14を第1のスライドレール12内に収納されるように滑り込ませ、この第2のスライドレール12の前端部を介してスライド駒40を第1のスライドレール12の奥端側に移動すると、ロック部材50のロックピン54は、スライド駒40の案内溝46の開口46Oから後退側誘導面46Ra、46Rb、46Rcを経てロックアーム50の揺動によって幅寄せされながら後退側誘導面46Rdの延長部分に係入するが、引出し本体3から手を離すと、ばね48によってスライド駒40が引出し本体3を開く方向に戻されるため、ロック部材50のロックピン54がスライド駒40の案内溝46のロック面46Lに係合してスライド駒40、即ち第2のスライドレール14が引出し本体3が開く方向に戻されるのをロックする(図5、図10及び図14参照)。
次に、引出しキャビネット1を開くため、引出し本体3をばね48に抗して一旦引き込む(閉じ込む)方向に押し込んで第2のスライドレール14を介してスライド駒40を第1のスライドレール12の奥端側に変位すると、ロック部材50のロックピン54は、スライド駒40の案内溝46のロック面46Lから前進側誘導面46Faによって幅寄せされながら前進側誘導面46Fbの延長部分に入り込むので、その後、引出し本体3を引き出すと、第2のスライドレール14を介してスライド駒40を引出し方向に移動し、このため、ロック部材50のロックピン54は、案内溝46の前進側誘導面46Fcによって更に幅寄されながら案内溝46の開口46Oから脱出する。このようにして、スライド駒40がフレーム30の保持溝32Gに沿って前進すると、スライド駒40の前方の保持ピン42Fが保持溝32Gの前部傾斜面32GIに沿って前方が下向きに傾斜するので、後に述べる結合手段を介して第2のスライドレール14が解放され、第2のスライドレール14が第1のスライドレール12に沿って前進し、引出し本体3を引き出して開くことができる。
本発明の引出しスライダーSは、ロック手段20のロック力よりも弱い結合力で第1のスライドレール12と第2のスライドレール14とを結合し、引出し本体3の閉じる方向(引き込む方向)への押込み動作を行うことなく引出し本体3を開くと、第1のスライドレール12と第2のスライドレール14とを強制的に分離する可解放結合手段60を備えている。図示の形態では、ロック手段20は、第1のスライドレール12に取り付けられ、可解放結合手段60は、この第1のスライドレール12上のロック手段20と第2のスライドレール14との間に設けられているが、ロック手段20が第2のスライドレール14上に取り付けられ、可解放結合手段60は、この第2のスライドレール14上のロック手段20と第1のスライドレール12との間に設けられていてもよい。
図示の形態では、この可解放結合手段60は、スライド駒40に係脱自在に結合されるようにフレーム30に摺動自在に保持された分離片62と第2のスライドレール14の先端部14Eとの間に設けられている。
1つの形態では、この可解放結合手段60は、分離片62と第2のスライドレール14の先端部14Eとにそれぞれ取付けられ相互に磁気的に結合する2つの磁気結合部材66、68から成り、引出し本体3の閉じ込み方向への押込み動作を行うことなく引出し本体3を開くと、これらの2つの磁気結合部材66、68が磁気吸引力に抗して分離するようになっている。
分離片62は、図14、図18及び図20に示すように、フレーム30の両側の摺動溝30Sに係合する保持レール62Lを有する逆U字形の形態を有していてフレーム30に摺動自在に保持されており、これらの保持レール62Lは、分離片62がスライド駒40と共に引出し本体3の引き込み方向に後退することができるように、スライド駒40の保持溝32Gの水平部分32GHにも入り込むことができるようになっている。なお、摺動溝30Sは、図18に示すように、その最前端が符号30SWで示す先端止め壁によって閉じており、従って分離片62は、その保持レール62Lが閉じ壁30SWに係合すると、それより前方には前進することができないようになっている。
また、分離片62は、前進位置にあって前方が下向きに傾斜しているスライド駒40の前後の係合片44F、44Rの間に抱き込まれるように形成された抱き込み部64を有し、この抱き込み部64は、分離片62の後方部分にスライド駒40の前部係合片44Fが係入する孔62Hを設けることによって形成することができる。
図示の形態では、2つの磁気結合部材66、68は、それぞれ磁石66Mと金属磁性体68Bとから成り、磁石66Mは、分離片62の前端上面に固定され、金属磁性体68Bは、第2のスライドレール14自体から成っている。
次に、本発明の上記実施の形態による引出しスライダーSの使用状態を述べると、下記の通りである。
(A)引出しキャビネット1の引出し本体320引き込んで閉じた状態=保受状態(図1、図5、図10及び図14参照)
この状態では、第2のスライドレール14が第1のスライドレール12に収納された収縮状態にあり、第2のスライドレール14の前端14E(金属磁性体68Bとなる部分)がフレーム30上にある分離片64に磁気的に結合しており、またスライド駒40は、ロック部材50のロックピン54が図19(C)の[a]に示すように案内溝46のロック面46Lに係止される後退ロック位置にある。
(B)引出し本体3を引き出そうとする始動状態=押し込み状態(図2、図6、図11及び図15参照)
この状態は、引出し本体3を引き出す(開く)ために、ロック手段20を解放しようとするトリガー状態である。引出し本体3を開く方向とは反対方向に押し込むと、スライド駒40の後退運動によってロック部材50の揺動によってそのロックピン54を後退側誘導面46Faに倣って図19(C)の位置「b」に幅寄せしながらスライド駒40がばね48に抗して後退するので、ロック部材50がスライド駒40に対してロックされている状態から解放される。
(C)引出し本体3の引出し初期の状態(図3、図7、図12及び図16参照)
上記のようにロックが解放された状態で引出し本体3を引き出すと、スライド駒40がロック部材50から離れるように前進し、それに伴ってロック部材50のロックピン54を前進側誘導面46Fb、46Fcを経て案内溝46の開口46Oに誘導しながらロック部材50から離れようとする。
(D)引出し本体3の引出し完了の状態(図4、図8、図13及び図17参照)
このようにして、引出し本体3を引き出す(開く)と、第2のスライドレール14が分離片62、スライド駒40と共に前進し、まず、スライド駒40の前部保持ピン42Fがフレーム30の保持溝32Gの下向き傾斜部分32GIに入り込んでスライド駒40の前部係合片44Fが下降すると、分離片62がこの係合片44Fから外れるため、スライド駒40を残して、分離片62が第2のスライドレール14共に前進する。このようにして、分離片62がフレーム30の最前進位置に達すると、分離片62の保持レール62Lがフレーム30の保持溝30Sの先端止め壁30SWに係止し、それ以上前進することができないため、第2のスライドレール14の先端部14Eである金属磁性体68Bが分離片62上の磁石66Mから磁気吸引力に抗して分離するため、分離片62をフレーム30に残して第2のスライドレール14が前進して引出し本体3を引き出す。
(D)引出し本体3を引き込み方向に押し込むことなく引き出し本体3を強引に引出した状態(図9参照)
図5、図10に示すように、引出し本体3が閉じた状態では、第2のスライドレール14に磁気的に結合している分離片62がスライド駒40と共に後退位置にあってスライド駒40の案内溝46のロック面46Lにロック部材50上のロックピン54が係合しているため、分離片62がこの後退位置でロックされていて分離片62は前進することができない。従って、引出し本体3を閉じる方向に押し込むことなく、手前に引き出そうとしても、第2のスライドレール14は前進することができないが、引出し本体3を無理に引き出そうとすると、可解放結合手段60の分離片62側の磁石66Mと第2のスライドレール14の先端部14Eである金属磁性体68Bとの結合が磁気的吸引力に抗して解放されるため、第2のスライドレール14は、分離片62をスライド駒40と共に、ロック後退位置に残したまま前進し、引出し本体3を引き出すことができる。従って、第2のスライドレール14がロック手段20に直接連結されている場合に生ずるロック手段20の破壊を防止することができる。
(E)引出し本体3を正常に引出した状態(引出し本体3を開いた状態)から引出し本体3を筐体2内に引き込んだ状態(図1、図5、図10及び図14参照)
引出し本体3を筐体2内に引き込むと、第2のスライドレール14が第1のスライドレール12内に収納されるように後退し、まず、第2のスライドレール14の先端部14Eである金属磁性体68Bがフレーム30の最先端に位置している分離片62の磁石66Mに磁気的に結合し、第2のスライドレール14の更なる後退によって分離片62が後退する。第2のスライドレール14の後退に伴って分離片62がスライド駒40の後部係合片44Rに係合すると、その後は、分離片62は、スライド駒40を伴って後退し、その案内溝46内にロック部材50のロックピン54を入り込ませ、ロックピン54を幅寄せしながらばね48に抗して案内溝46内を後退させ、ロックピン54が案内溝46内のロック面46Lに対応する位置まで後退させた後、引出し本体3の引き込みを止めると、ばね48によってスライド駒40が前進方向に戻されてロックピン54を案内溝46のロック面46Lに係合するため、スライド駒40、分離片62を介して第2のスライドレール14、即ち、引出し本体3が閉じ位置にロックされる。
(F)引出し本体3を強引に引出した状態から引出し本体3を筐体2内に引き込んだ状態(図1、図5、図10及び図14参照)
引出し本体3を強引に引き出した場合には、図9に示すように、可解放結合手段60の分離片62は、スライド駒40に係合したままフレーム30上の後退位置にあってロック部材50のロックピン54とスライド駒40の案内溝46のロック面46Lとの係合によって分離片62はロック後退位置にある。この状態から、引出し本体3を筐体2内に引き込むと、第2のスライドレール14の先端部14Eである金属磁性体68Bが図9のロック後退位置にある分離片62の磁石66Mに磁気的に結合し、第2のスライドレール14、即ち、引出し本体3が閉じ位置にロックされる。これは、最初に述べた(A)の状態である。
本発明の他の実施の形態が図21乃至図25に示されており、この実施の形態では、可解放結合手段160は、分離片62と第2のスライドレール14の先端部14Eとにそれぞれ取付けられ相互に弾性的に噛み合う2つの雌雄の噛み合い部材166、168から成っており、これらの噛み合い部材166,168は、引出し本体3の閉じる方向への押込み動作を行うことなく引出し本体3を開くと、これらの2つの噛み合い部材166、168が噛み合いの弾性に抗して分離するようになっている。
図示の例では、これらの2つの雌雄の噛み合い部材166、168のうち、雄側噛み合い部材168は、水平突片168Mであり、雌側噛み合い部材166は、この水平突片168Mを弾性的に抱き込む抱き込み片166Fから成っている。第2のスライドレール14が金属製であり、分離片50がプラスティック製である場合には、水平突片168Mは、第2のスライドレール14の先端部14Eに一体的に形成され、また抱き込み片166Fは、分離片50に一体的に形成されるのが好ましい。
この実施の形態では、引出し本体3を一旦引き込む(閉じ込む)方向に押し込んで引き出す正常な操作を行う場合には、スライド駒40のロックを解放し、分離片62が最前位置に達した時に、第2のスライドレール14側の水平突片168Mが分離片50側の抱き込み片166Fから弾性的に抜け出して分離片62から解放される(図21乃至図24参照)。
また、引出し本体3を一旦閉じ込む方向に押し込むことなく、無理に引き出すと、スライド駒40と分離片62とをロック後退位置に残したまま、第2のスライドレール14側の水平突片168Mが分離片50側の抱き込み片166Fから弾性的に抜け出して分離片62から解放される。従って、ロックが解放されなくても、ロック手段20を破壊することなく、第2のスライドレール14、即ち引出し本体3を開くことができる(図25参照)。
本発明の更に他の実施の形態が図26乃至図30に示されており、この実施の形態も、可解放結合手段260は、2つの雌雄の噛み合い部材266、268から成っているが、これらの2つの雌雄の噛み合い部材266、268のうち、雄側噛み合い部材268は、1対の係止ピン268MR、268MLであり、雌側噛み合い部材266は、これらの1対の係止ピン268MR、268MLが弾性的に係入する係入溝266Hを有する1対の係止片266FR、266FLである。
図示の例では、1対の係止片266FR、266FLは、第2のスライドレール14の先端部14Eから延びるように一体的に形成され、1対の係止ピン268MR、268MLは、分離片50の両側壁から横方向に延びるように一体的に形成されている。
この実施の形態では、引出し本体3を一旦引き込む方向に押し込んで引き出す正常な操作を行う場合には、スライド駒40のロックを解放し、分離片62が最前位置に達した時に、第2のスライドレール14側の1対の係止片266FR、266FLが分離片50側の1対の係止ピン268MR、268MLから弾性的に抜け出して分離片62から解放される(図26乃至図29参照)。なお、この場合、係止ピン268MR、268MLが弾性的に撓むが、係止片266FR、266FLが弾性的に撓むようにしてもよい。
また、引出し本体3を一旦引き込む方向に押し込むことなく、無理に引き出すと、スライド駒40と分離片62とをロック後退位置に残したまま、第2のスライドレール14側の係止片266FR、266FLが分離片50側の1対の係止ピン268MR、268MLから弾性的に抜け出して分離片62から解放される。従って、ロックが解放されなくても、ロック手段20を破壊することなく、第2のスライドレール14、即ち引出し本体3を開くことができる(図30参照)。
なお、上記の実施の形態では、分離片62をロック手段20側に取り付けてこの分離片62とスライドレール14又は12との間で強制的に分離することができるように結合したが、分離片62を用いることなく、スライドレール14又は12とロック手段との間を強制的に分離することができるように結合してもよい。更に、ロック手段20は、図示の形態に限定されることはなく、引出し本体3を閉じる方向に押してロックを解放する形態のものであれば、他のロック手段であってもよい。
本発明によれば、引出し本体を一旦引き込む方向に押し込んでロックを外すロック手段を備えている引出しスライダーにおいて、この引出し本体を閉じる方向に押し込むことなく、引出し本体を強引に引き出そうとすると、第1と第2のスライドレバーが自動的に解放されるように結合しているので、ロック手段を破壊することがなく、従ってこのような無理な引出操作を行っても引出しキャビネットの以後のロックを有効に行うことができ、高い産業上の利用性を有する。
本発明の引出しスライダーが用いられた引出しキャビネットの閉じた状態(保受状態)の斜視図である。 図1の引出しキャビネットの引出し本体を引き出すために引出し本体を押し込んだ状態の斜視図である。 図2の状態から引出し本体を引出し始めた状態(引出し初期状態)の斜視図である。 図3の状態から引出し本体を更に引き出して引出しを完了した状態の斜視図である。 図1の状態にある引出しスライダー付きスライドレールの斜視図である。 図2の状態にある引出しスライダー付きスライドレールの斜視図である。 図3の状態にある引出しスライダー付きスライドレールの斜視図である。 図4の状態にある引出しスライダー付きスライドレールの斜視図である。 引出し本体を一旦押し込むことなく引出し本体を強引に引出して引出し本体を開いた状態にある引出しスライダー付きスライドレールの斜視図である。 図1の状態にある引出しスライダーの斜視図である。 図2の状態にある引出しスライダーの斜視図である。 図3の状態にある引出しスライダーの斜視図である。 図4の状態にある引出しスライダーの斜視図である。 図1の状態にある引出しスライダーの斜視図である。 図2の状態にある引出しスライダーの斜視図である。 図3の状態にある引出しスライダーの斜視図である。 図4の状態にある引出しスライダーを示し、同図(A)は、その上面図、同図(B)は、図17(A)のB−B線断面図である。 本発明の引出しスライダーの分解斜視図である。 図18の引出しスライダーに用いられるスライド駒を示し、同図(A)は、その背面斜視図、同図(B)は、その背面図、同図(C)は、ロックアームの係合ピンとの位置関係を示すために背面から見た説明図である。 図18の引出しスライダーに用いられる分離片を示し、同図(A)は、その背面斜視図、同図(B)は、逆向きの正面図である。 図5と同じ状態にある本発明の他の実施の形態による引出しスライダー付きスライドレールの斜視図である。 図6と同じ状態にある本発明の他の実施の形態による引出しスライダー付きスライドレールの斜視図である。 図7と同じ状態にある本発明の他の実施の形態による引出しスライダー付きスライドレールの斜視図である。 図8と同じ状態にある本発明の他の実施の形態による引出しスライダー付きスライドレールの斜視図である。 図9と同じ状態にある本発明の他の実施の形態による引出しスライダー付きスライドレールの斜視図である。 図5と同じ状態にある本発明の更に他の実施の形態による引出しスライダー付きスライドレールの斜視図である。 図6と同じ状態にある本発明の更に他の実施の形態による引出しスライダー付きスライドレールの斜視図である。 図7と同じ状態にある本発明の更に他の実施の形態による引出しスライダー付きスライドレールの斜視図である。 図8と同じ状態にある本発明の更に他の実施の形態による引出しスライダー付きスライドレールの斜視図である。 図9と同じ状態にある本発明の他の実施の形態による引出しスライダー付きスライドレールの斜視図である。
符号の説明
1 引出しキャビネット
2 筐体
3 引出し本体
S 引出しスライダー
12 第1のスライドレール
12H 取付けボルト用の孔
12P 切り起しの爪片
14 第2のスライドレール
14H 取付けボルト用の孔
14E 先端部
16 中間スライドレール
20 ロック手段
30 フレーム
30N 切欠き孔
30S 摺動溝
30SW 先端止め壁
32 フレーム本体
32H 底係止孔
32G 保持溝
32GH 保持溝32Gの水平部分
32GI 保持溝32Gの下向き傾斜部分
34 横片
40 スライド駒
42F、42R 前後の2対の保持ピン
44F、44R 係合片
46 案内溝
46O 幅広の開口
46L ロック面
46R、46Ra、46Rb、46Rc、46Rd 引き込み後退誘導面
46F、46Fa、46Fb、46Fc 前進誘導面
48 ばね
48K ばね48の一端の鉤部
48S ばね48の他端の肩部
50 ロックレバー
52 揺動ピン
54 係合ピン
60、160、260 可解放結合手段
62 分離片
62L 保持レール
62H 係入孔
64 抱き込み部
66、68 2つの磁気結合部材
66M 磁石
68B 金属磁性体
166、168 雌雄の噛み合い結合部材
166F 抱き込み片
168M 水平突片
266、268 2つの雌雄の噛み合い部材
266FR、266FL 1対の弾性係止片
266H 係入溝
268MR、268FL 1対の係止ピン

Claims (9)

  1. 筐体の内壁面に取付けられるべき第1のスライドレールと前記第1のスライドレールに摺動自在に係合し前記筐体に出し入れ自在に移動する引出し本体に取付けられるべき第2のスライドレールとの間に設けられるべきものであって、前記引出し本体が前記筐体内に引き込まれた時に前記第1と第2のスライドレールを相互にロックするロック手段を備え、前記ロック手段は、前記引出し本体を引き出す際に、前記引出し本体を引き込み方向に押し込んで前記第1と第2のスライドレールの間のロックを解放するようにした引出しスライダーにおいて、前記ロック手段のロック力よりも弱い結合力で前記第1のスライドレールと第2のスライドレールを結合し、前記引出し本体の閉じる方向への押込み動作を行うことなく前記引出し本体を開くと、前記第1のスライドレールと第2のスライドレールとを分離する可解放結合手段を更に備えていることを特徴とする引出しスライダー。
  2. 請求項1に記載の引出しスライダーであって、前記ロック手段は、前記第1と第2のスライドレールのいずれか一方に取付けられ、前記可解放結合手段は、前記ロック手段と前記第1と第2のスライドレールの他方との間に設けられていることを特徴とする引出しスライダー。
  3. 請求項2に記載の引出しスライダーであって、前記可解放結合手段は、前記ロック手段のフレームに摺動自在に保持され前記ロック手段に係脱自在に結合される分離片と前記他方のスライドレールの先端部との間に設けられていることを特徴とする引出しスライダー。
  4. 請求項1に記載の引出しスライダーであって、前記ロック手段は、前記第1と第2のスライドレールとのいずれか一方に取り付けられたフレーム上を摺動自在に保持され他方のスライドレールの先端部に係脱自在に結合する案内溝付きスライド駒と前記フレームに揺動自在に支持され前記スライド駒の案内溝に係合するロックピンを幅方向に変位するロック部材とから成り、前記スライド駒と前記ロック部材とは、前記引出し本体の移動につれて前記ロック部材が前記スライド駒の案内溝内を相対的に移動し、前記スライド駒の案内溝は、前記引出し本体が閉じ込められた時に前記ロック部材のロックピンが係合して前記ロック部材をロックするロック面と前記引出し本体の引き込み時に前記ロックピンを前記ロック面に幅寄せするように誘導する後退側誘導面と前記引出し本体の引き出し時に前記引出し本体を一旦引き込み方向に押し込んで前記ロックピンを前記ロック面から外しつつ幅寄せするように前記開口に誘導する前進側誘導面とを有し、前記スライド駒は、前記引出し本体の引出し時に、前記他方のスライドレールの先端部から解放されるように構成され、前記案内溝付きスライド駒は、前記フレーム上を摺動自在に保持され、前記ロック部材は、前記フレームに横方向に変位自在に支持され、前記可解放結合手段は、前記フレームと前記他方のスライドレールの先端部との間に設けられていることを特徴とする引出しスライダー。
  5. 請求項4に記載の引出しスライダーであって、前記スライド駒に係脱自在に結合される分離片が前記フレームに摺動自在に保持され、前記可解放結合手段は、前記分離片と前記他方のスライドレールの先端部との間に設けられていることを特徴とする引出しスライダー。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の引出しスライダーであって、前記可解放結合手段は、相互に磁気的に結合する2つの磁気結合部材から成り、前記引出し本体の閉じる方向への押込み動作を行うことなく前記引出し本体を開くと、前記2つの磁気結合部材が磁気吸引力に抗して分離することを特徴とする引出しスライダー。
  7. 請求項1乃至5のいずれかに記載の引出しスライダーであって、前記可解放結合手段は、相互に弾性的に噛み合う2つの雌雄の噛み合い部材から成り、前記引出し本体の閉じる方向への押込み動作を行うことなく前記引出し本体を開くと、前記2つの雌雄の噛み合い部材が噛み合いの弾性に抗して分離することを特徴とする引出しスライダー。
  8. 請求項7に記載の引出しスライダーであって、前記雌雄の噛み合い部材のうち、雄側噛み合い部材が水平突片であり、雌側噛み合い部材が前記水平突片を抱き込む抱込み片であることを特徴とする引出しスライダー。
  9. 請求項7に記載の引出しスライダーであって、前記雌雄の噛み合い部材のうち、雄側噛み合い部材は、1対の係止ピンであり、雌側噛み合い部材は、前記1対の係止ピンが弾性的に係入する係入溝を有する係止片であることを特徴とする引出しスライダー。
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