JP2008079307A - プリントシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】注文処理手続の簡便化を図る。
【解決手段】カメラ14本体、或いはメモリカード16Cやフィルム16A等の画像記録媒体に、非接触インタフェースを備えたICメモリ12を取り付ける。顧客がラボに撮影済カメラを持ち込んだ場合は、画像データ取得手段70によって、メモリカード16Cから画像データを読出したり、現像後のフイルム16Aを読取って画像データを取得すると共に、R/W18によって無線通信でICメモリ12から個人情報、注文情報、決算情報等を読出し、当該読出した情報を画像データに付加してデータベース72に格納する。
【選択図】図12

Description

本発明は、プリントシステムに係わり、特に、カメラ装置によって被写体を撮影し、当該撮影によって取得した画像データを画像記録媒体に記録するカメラシステムで構成された画像をプリントするプリントシステム、に関する。
従来より、写真撮影には、銀塩写真フイルム(以下、「フイルム」と称す)を画像記録媒体とするカメラ(以下、「銀塩カメラ」と称す)が広く使われている。また、近年は、半導体集積技術、信号帯域圧縮技術、高速大容量通信技術等の飛躍的な進歩により、カメラ装置の電子化・デジタル化により、電子化された画像データを記録するメモリを画像記録媒体とした所謂デジタルスチルカメラ(以下、「DSC」と称す)が急速に普及している。DSCは写真画像がデジタルデータで取得されるため、各種のデジタル機器やインターネット環境との親和性に優れ、特にパソコン(以下、「PC」と称す)に写真画像を取り込むための周辺機器として利用されている。
これら銀塩カメラとDSCの両者に共通していることは、撮影した写真画像をプリントして楽しんだり、これをさらにアルバムに保存したりすることに対してニーズがあることである。銀塩カメラの場合は、各地のラボにおいてフイルムの現像とプリントとを一体化したプリントサービスの提供が既に定着しており、一般に広く浸透している。
一方、DSCの場合は、PCの周辺機器として普及してきたため、PCに接続されたカラープリンタを用いて写真画像をプリントすることが多いが、プリントされた写真画像の画質は、使用したプリンタの性能やペーパの種類によって大きく左右されてしまう。このため、最近では、DSCで撮影した写真画像を記録するメモリ、例えばスマートカード、メモリスティック、コンパクトフラッシュ(登録商標)、SDカード等のメモリカードから、写真画像を読出して、銀塩カメラの場合と同様に、高画質プリントを作成するプリントサービスも提供されている。したがって、一般のユーザは、銀塩カメラ及びDSCの何れを利用する場合に対しても、このプリントサービスの利便性や品質の向上が求められている。
ところで、このようなプリントサービスは、近年のインターネットの普及により、特開平11−154218号公報に記載のネットワークフォトシステムのように、ネットワークを介した提供形態が提案されている。詳しくは、フイルムの現像やプリントを行う大手集配ラボ(大ラボ)や小規模のラボ(ミニラボ)に、フイルムスキャナ、プリンタ、大容量記録ディスクシステムを有するサーバコンピュータ等の設備を設置しておき、一般のユーザからは、この画像サーバにネットワークを介してアクセスすることにより、写真画像のプリント注文、電子メールへの写真画像の添付、写真画像(画像データ)のダウンロード等の各種サービスを提供するものである。
しかしながら、ネットワークフォトシステムでは、顧客個人を識別するための情報や、注文内容を示す注文情報を写真画像と共に管理する必要があるが、例えば、銀塩カメラの場合は、撮影済みのフイルムを店頭に持参してプリントを依頼する際に、これらの情報を手書きで記入しなければならず、面倒であるという問題があった。また、プリントの追加注文(所謂焼き増し)する場合は、現像済みのフイルムを店頭に持参し、同様に個人情報及び注文情報を手書きしなければならなかった。
また、DSCの場合も、撮影した写真画像が記録されているメモリカードを店頭に持ち込んだ際に、銀塩カメラと同様に個人情報や注文情報の手書き記入が求められる。すなわち、DSCでは、せっかく写真画像が電子的に記録されるのに、個人情報や注文情報が当該写真画像のデータと電子的に一体化されておらず、ユーザは、銀塩カメラの場合のプリントサービス以上の利便性を得ることができなかった。
本発明は上記問題点を解消するためになされたもので、注文処理手続の簡便化を図ることができるプリントシステム、を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、被写体を撮影し、撮影された被写体の画像を画像記録媒体に記録するカメラ装置と、外部と非接触状態で通信を行う非接触通信手段と、を備え、前記非接触通信手段による通信によって個人情報と、前記カメラ装置の種類、前記画像記録媒体の種類、及び撮影条件の少なくとも1つを示す情報とを含み、かつ前記画像と分離された前記画像以外の情報のみの書込み及び読み出しが可能なICメモリチップで構成された情報記録手段が、前記カメラ装置または前記画像記録媒体に着脱可能に設けられたカメラシステムの前記カメラで撮影されて前記画像記録媒体に記録された画像をプリントするプリントシステムであって、前記情報記録手段に書込まれた情報を読出す読出手段と、前記画像記録媒体から該画像記録媒体に記録された画像のデータを取得する画像取得手段と、前記画像取得手段で取得した前記画像のデータを、前記読出手段によって読出した前記情報と共に蓄積する蓄積手段と、前記蓄積手段に蓄積された前記カメラ装置の種類、前記画像記録媒体の種類、及び撮影条件の少なくとも1つを示す情報に基づいてプリント出力条件を設定して画像をプリントするプリンタと、を備えたことを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、カメラ装置又は画像記録媒体に、画像以外の情報を読み書きすることができる情報記録手段が設けられている。なお、画像記録媒体は、135フイルム、APSフイルムといった銀塩写真フイルムでもよいし、半導体メモリ、強誘電体メモリ、磁気メモリ、光記録メモリ(MO、CD、DVD等)といったメモリでもよく、言いかえると、カメラ装置は銀塩カメラでもDSCでもよい。
情報記録手段は、外部からの信号に基づいて、すなわち外部から情報を書込んだり、外部へ情報を読み出したりする。このとき、読み書きされる情報としては、例えば、カメラやフイルムの製品番号、製造番号、基準時刻等のメーカ情報や、画像のプリント注文時に用いられる注文情報、決済情報、個人情報等の識別情報や、その他の、例えば画像に付加してプリントするための簡単なコメント、ロゴマーク、イラスト等の付加情報がある。これにより、例えば、プリント注文の際に、従来のように手書きで注文情報、決済情報、個人情報等の識別情報を記入する必要がなく、情報記録手段に書込んだ情報(識別情報)を読み出すだけでよいので、注文票や伝票等が不要となりペーパーレス化が可能であると共に、店員や顧客の作業を軽減することができる。
なお、大量のデータの送受信や記録するため、及びデータの改竄や偽造を防止するために、前記情報記録手段が、ICメモリチップであるとよい。
また、前記情報記録手段が、外部と非接触状態で通信を行う非接触通信手段を備えるようにするとよい。これにより、情報記録手段では、外部と非接触通信によって、情報の書込みや読出しを行うことができ、接触方式のように接点表面の影響を受けることないので、安定して情報を読み書きすることができると共に、カメラ又は画像記録媒体への取り付けが容易である。
また、前記ICメモリチップは、メモリセルが半導体不揮発メモリ、強誘電体メモリ、又は磁気メモリでとすれば、記録内容を更新して繰返し利用することができる。なお、ここで言う磁気メモリとは、MRAM(Magnetic Random Access Memory)のような、ハードディスクやCDとは異なり、機械的な駆動部分を持たないものを指す。
また、前記情報記録手段が、前記カメラ装置又は前記画像記録媒体に着脱可能とすれば、情報記録手段を取り外して再利用することができる。また、例えば、同一の顧客の場合に、カメラ装置又は画像記録媒体毎に同一の個人情報を書き込む手間も省くことができる。
また、請求項1に記載の発明は、カメラシステムで撮影された画像をプリントするためのプリンタを備えたプリントシステムであって、前記情報記録手段に書込まれた情報を読出す読出手段と、前記画像記録媒体から前記画像データを取得する画像取得手段と、前記画像取得手段によって取得した前記画像データを、前記読出手段によって前記情報記録手段から読み出した前記情報と共に蓄積する蓄積手段と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、読出手段によって情報記録手段に書込まれているプリント注文の際に用いる情報(メーカ情報、識別情報、付加情報等)が読み出され、画像取得手段によって画像記録媒体から取得した画像データと共に蓄積手段に蓄積される。これにより、例えば、画像のプリントを注文する際に、従来のように手書きで注文情報、決済情報、個人情報等の識別情報を記入する必要がなく、情報記録手段に書込んだ情報(識別情報)を読み出すだけでよいので、注文票や伝票等が不要となりペーパーレス化が可能であると共に、店員や顧客の作業を軽減することができる。
また、前記情報として、カメラ装置の種類、画像記録媒体の種類、撮影条件の少なくとも1つを示す情報が含まれ、前記プリンタは、カメラ装置の種類、画像記録媒体の種類、撮影条件の少なくとも1つの情報に基づいて、プリント出力条件を設定して画像をプリントするようにすれば、常に最適なプリント条件で画像をプリントすることができ、高画質のプリント結果を得ることができる。
請求項2に記載の発明は、端末装置から送信されると共に、前記画像記録媒体に記録された画像のプリントを注文する注文情報を受信し、受信した注文情報に基づいて、前記プリントシステムにプリントの実行を指示するための指示情報を送信すると共に、前記注文情報を送信した前記端末装置にメッセージを送信するサーバ装置を更に含むことを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、サーバ装置では、ネットワークを介して端末装置からの注文情報を受信すると、当該注文情報に基づいて、プリントシステムへプリント実行を指示する指示情報が送信され、当該プリントシステムでプリントが実行される。これにより、顧客は、プリントシステムが設置されたラボ等へ出向かなくても、またラボへ画像記録媒体を持参せずとも画像のプリントを注文することができる。また、画像データと情報記録手段から読み出された識別情報等の情報とが一元的に管理されているので、画像データと顧客との対応管理も容易である。
請求項3に記載の発明は、前記端末装置が携帯電話であることを特徴としている。
上記に示したように、本発明は、注文処理手続の簡便化を図ることができるという優れた効果を有する。
次に、図面を参照して本発明に係る実施形態の1例を詳細に説明する。
[カメラシステムの概略構成]
図1に示すように、本発明が適用されたカメラシステム10は、情報記録手段として、個人情報や注文情報等の各種情報を記録するためのICメモリ12が、銀塩カメラやDSC等のカメラ14本体、或いは撮影した画像を光学的に記録するフイルムや撮像した画像を電子的に記録するメモリ等の画像記録媒体16に取り付けられて構成されている。このICメモリ12の記録情報は後述するネットワークフォトシステムに用いることができる。
なお、カメラ14や画像記録媒体16の構成は、一般的なものであるので、ここでの詳細な説明は省略する。
このICメモリ12は、外部機器とのインタフェースとして無線通信(例えば、非接触ICカードの国際規格(ISO/IEC14443)、Bluetooth規格やIrDA規格等)による所謂非接触インタフェースを用いており、ICメモリ12に対する情報の書込み・読出しは、読出手段としてのリーダ/ライタ(R/W)18によって無線通信で行われるようになっている。すなわち、ICメモリ12とR/W18間のデータの送受信は非接触状態で無線通信で行われる。
なお、本発明は、ICメモリ12に限定されるものではなく、情報を記録可能であれば、強誘電体メモリ、磁気メモリ(MRAM)、光記録メモリ等でもよい。また、データの送受信も無線通信による非接触方式に限定されるものではなく、R/W18と物理的に接触させてデータの授受を行う接触方式としてもよい。
ただし、ICメモリ12は、バーコードや磁気カード式の記録媒体に比べて、大容量のデータの送受信や記録に適し、また改竄や偽造が困難であり、記録したデータの秘匿性に優れているので、本実施の形態のようにICメモリ12を用いることが好ましい。また、非接触方式は、接触方式のように接点表面の状態に影響されることなくデータを送受信可能であり、接触式のICカード等と異なり、カメラ14や画像記録媒体16自体の形状に制約を受けることなく取り付けが容易で、且つ接点部材等のコストを低減できるので、本実施の形態のように非接触方式とすることが好ましい。
この非接触方式のICメモリ12は、例えば、近接型と呼ばれるもので、
通信周波数:13.56MHz
変調方式:ASK(Amplitude Shift Keying)
通信速度:106Kb/sec〜847Kb/sec
通信距離:約1cm〜約20cm
コイル巻数:1〜10ターン
電池:不要
国際規格:ISO/IEC14443
のような仕様の非接触ICカードに使用されるICメモリを適用することができる。
[ICメモリの詳細構成]
次に、図2を参照して、無線通信によってデータを送受信するICメモリ12の詳細構成を説明する。図2に示すように、ICメモリ12は、非接触方式でR/W18とのデータの送受信を実現するためのアンテナコイル20Aとコンデンサ20Bからなる非接触通信手段としてのアンテナ部20と、ICメモリチップ22とで構成されている。なお、アンテナ部20は、ICメモリチップ22に外付けしてもよいし、ICメモリチップ22と同一チップ上に形成してもよい(オンチップ化)。
アンテナ部20は、電気信号を電磁波に変換して外部へ出力すると共に、外部からの電磁波を受信して電気信号に変換することによって、外部との非接触インタフェースとして機能する。
ICメモリチップ22は、不揮発メモリセルアレイ24、データ制御回路26、及び暗号処理回路28からなるデジタル回路30と、データ変調回路32、データ復調回路34、リセット回路36、及び電源回路38からなるアナログ回路40とを含んで構成される。なお、デジタル回路30にCPUを内蔵することも可能であり、より複雑な演算処理を行うこともできる。
不揮発メモリセルアレイ24には、具体的には、半導体不揮発メモリ(EEPROM、フラッシュメモリ)が使用され、この不揮発メモリセルアレイ24に各種データが記録される。不揮発メモリセルアレイ24には、記録するデータにも依存するが、記録可能なデータ容量が1Kバイト〜100Kバイト程度のものを用いることができる。
なお、不揮発メモリセルアレイ24を用いて、ICメモリ12を非接触且つ書き換え可能な不揮発性ICメモリとするのは、記録データを更新して繰返し使用できること、情報の機密性が高いので個人情報やプライバシーを保護する上で優れているからである。半導体不揮発メモリ(EEPROM、フラッシュメモリ)のほかに、強誘電体メモリ(FRAM)や磁気メモリ(MRAM)を使用しても同様の効果を得ることができる。
データ制御回路26は、不揮発メモリセルアレイ24に対するデータの読み書きを制御し、この読み書きされるデータは、暗号処理回路28によって、必要に応じて暗号化或いは復号化される。
データ変調回路32は、不揮発メモリセルアレイ24から読み出されたデータに基づく変調信号を生成する。この変調信号に基づいて変調された電磁波がアンテナ部20からR/W18へ向けて送出される。データ復調回路34は、アンテナ部20を介してR/W18から受信した信号をデータに復調する。この復調されたデータは、データ制御回路26の制御によって不揮発メモリセルアレイ24に記録される。
リセット回路36は、アンテナ部20においてリセットを指示する信号を受信した場合に、アナログ回路40の内部回路をリセットすると共に、デジタル回路30へリセット信号を送出し、デジタル回路30の内部回路もリセットする。すなわち、リセット回路36は、該ICメモリ12全体の内部回路をリセットする。
電源回路38は、電磁波から平滑回路を使用して電源を作り、アナログ回路40の電源として利用すると共に、デジタル回路30へも供給する。すなわち、電源回路38において、該ICメモリ12全体の電源を生成することができるので、ICメモリ12は、外部の電池等から電源供給を受けずとも単体で動作可能になっている。
[ICメモリの取り付け例]
次に、図3乃至図8に、ICメモリ12の具体的な取り付け例を示す。
図3は、アンテナ部20とICメモリチップ22とを別々に形成したICメモリ12を銀塩カメラやDSC等のカメラ14本体に取り付けた例である。図3に示されているように、アンテナ部20は、配線50によって、ICメモリチップ22にを外付けされている。この場合、アンテナコイルの巻数、コイル半径、コイル材質の選択に自由度が高いため、通信距離やR/W18の電磁波強度に応じて最適なアンテナ及びIC設計が可能である。
なお、ICメモリチップ22及びアンテナ部20の取り付け位置は、カメラの操作上及び光学的機能に影響を及ぼさない限り、自由に配置することができる。また、図3では、カメラ14のカメラボディ表面にICメモリチップ22及びアンテナ部20を取り付けた場合を示しているが、これに限定されるものではなく、例えば、カメラボディの一部に埋設したり、内部の基板に実装してもよい。
図4は、アンテナ部20をICメモリチップ22にオンチップ化したICメモリ12をカメラ14に取り付けた例である。この場合、アンテナ部20とICメモリチップ22間の配線が不要であり、ICメモリ12をカメラ14に実装するために必要とするスペースを小さくすることができる。また、コイル断線等のリスクが少ないというメリットもある。
なお、図4は、カメラ14のカメラボディ表面にICメモリ12を取り付けた場合を示しているが、これに限定されるものではなく、例えば、カメラボディの一部に埋設したり、内部の基板に実装してもよい。また、DSCの場合は、撮影した画像データを記録する画像記録媒体16としてのメモリに実装してもよい。
図5は、ICメモリチップ22及びアンテナ部20を同一カード52上に形成し、すなわちICメモリ12を所謂ICカード形状として、カメラ14に自由に着脱可能とした例である。この場合、プリント注文の際、取次店やラボの店頭でデータ読取後に、個人情報を格納したICカード形状のICメモリ12、すなわちカード52を引き抜いて再利用することができる。また、このICカード形状のICメモリ12として汎用のICカードを利用することができるので、当該ICメモリ12や当該ICメモリ12を利用したプリントシステムを低コストで実現可能である。
図6は、銀塩カメラの画像記録媒体16として用いられるフイルム16Aのベース部にICメモリ12を取りつけた例である。ICメモリ12は、小型で且つ電池や外部配線を必要としないので耐環境性が高い。従って、現像処理等、液体に触れる処理が施される場合にも対応可能であるので、ICメモリ12をフイルムに取り付けることには支障はない。特に、本取り付け例は、従来からのプリントシステムにおいて、現像後にパトローネが返却されない135フイルムに対して有効である。
なお、フイルム16Aのベースに取り付けるには、アンテナ部20をICメモリチップ22にオンチップ化したICメモリ12が適する。
図7は、銀塩カメラの画像記録媒体16として用いられるフイルム16Aのベース部を収納するカートリッジやパトローネ等の収納部材16Bに、アンテナ部20をICメモリチップ22にオンチップ化したICメモリ12を取りつけた例である。この場合、R/W18からの電磁波に対するICメモリ12の距離、方向等を適切に取ることが容易である。特に、本取り付け例は、従来からのプリントシステムにおいて、現像後に収納部材16Bごとフイルムが返却される所謂APSフイルムに有効である。
なお、ICメモリ12の取り付け位置は、カメラ14への装填に支障が無ければ特に限定されるものではなく、収納部材16Bの側面でもよいし(図7(A)参照)、収納部材16Bの周面でもよい(図7(B)参照)。また、フイルム16Aの収納部材16Bに取り付けるには、アンテナ部20をICメモリチップ22にオンチップ化したICメモリ12が適する。
図8は、DSCの画像記録媒体16として用いられるメモリ16Cに、ICメモリ12を取りつけた例である。この場合、ICメモリ12は、メモリ16Cのフラッシュメモリ等の画像を記録するための大容量メモリチップの実装と同一工程でカード内部に組み込むことができる。また、ICメモリ12と一体化することにより、メモリ16Cの識別、検索、保存、整理分類等の作業の煩雑さを解消することもできる。
なお、メモリ16Cの種類は特に限定するものではなく、例えばカード状のものでもよいし(図8(A)参照)、スティック状のものでもよい(図8(B)参照)。また、メモリ16Cに取り付けるには、アンテナ部20をICメモリチップ22とは別に形成し、配線によって、アンテナ部20をICメモリチップ22に外付けしたICメモリ12を適用してもよいし、アンテナ部20をICメモリチップ22にオンチップ化したICメモリ12を適用してもよい。
[ネットワークフォトシステムの例]
次に、上記のカメラシステムで撮影した写真をプリントするネットワークフォトシステムの一例を説明する。図9に示すように、ネットワークフォトシステム60は、一般家庭やオフィス等に設置され、顧客によって操作される端末装置としてのコンピュータ(PC)62と、顧客からの各種注文を受け付けるサービスセンタ64と、各地域に点在するラボ66とがインターネット等のネットワーク68で相互に接続されて構成されている。なお、特に多くの通信を行うサービスセンタ64及びラボ66については、高速回線を使用して、より多くの注文を迅速に処理可能とするとよい。
ラボ66には、プリントシステムを構築するために、画像データ取得手段として、画像データを取得する画像データ取得装置70と、蓄積手段として、取得した画像データを蓄積する大容量のデータベース72と、データベース72への画像データの蓄積及び蓄積された画像データを管理するデータベースサーバ73と、画像データに基づく画像を記録紙等にプリントするプリンタ74と共に、ICメモリ12に対して各種情報を読み書きするR/W18、及びR/W18に対する指示情報や書込む情報を入力するための操作端末76が設置されている。画像データ取得装置70、プリンタ74、データベース72、プリンタ74、及びR/W18は、それぞれデータベースサーバ73と接続されている。
画像データ取得装置70には、フイルム16Aの各コマ画像を読取って画像データを取得するスキャナ装置、メモリ16Cに記録されている画像データを読出すメモリリーダ等がある。
R/W18は、ラボ66の店頭に設置され、店員或いは来店した顧客が操作してR/W18に対する指示情報や書込む情報を入力するための操作端末76と接続されている。これにより、例えば、店員或いは顧客は、顧客が持参したカメラ14や画像記録媒体16に取りつけられているICメモリ12をR/W18に近付けて、操作端末76を操作することによって、書込みを指示する情報と書き込む情報を入力するだけで、ICメモリ12に個人情報や注文情報等の各種情報を書き込むことができるようになっている。また、店員或いは顧客は、操作端末76から読取を指示する情報を入力して、R/W18にICメモリ12を近付けるだけで、R/W18によってICメモリ12に記録されている各種情報を読出すことができるようになっている。
なお、操作端末76としては、具体的には、POS(Point Of Sales)システム、自動販売機等が使用できる。
データベースサーバ72は、画像データ取得装置70によって取得した画像データに、R/W18によってICメモリ12から読出された情報を識別情報として付加して、データベース72に登録する。すなわち、データベース72では、画像データを、R/W18から読み出された情報と対応付けて、すなわち識別情報毎に整理して格納する。
また、データベースサーバ72は、画像データ取得装置70によって取得した画像データから低解像度の画像データ(サムネイル画像)を生成する。このサムネイル画像は、サーバ装置としてサービスセンタ64に設置されているセンタサーバ78に転送される。
センターサーバ78では、PC62からネットワークを介してプリントの注文情報を受信し、当該注文情報に基づいて、当該注文情報でプリントを行うラボに指定されたラボ66へプリントが注文された画像データのプリント指示情報を送信する。このとき、センタサーバ78では、各ラボ66から転送されたサムネイル画像を転送元のラボ66と対応付けて保管すると共に、サムネイル画像をネットワーク上でアクセス可能とし、このサムネイル画像を用いて顧客からのプリントの受付けるようになっている。すなわち、顧客は、PC62からネットワーク68を介して自分の写真のサムネイル画像を確認し、焼き増し等のプリント注文、或いは画像データのダウンロードを行う。なお、センタサーバ78は、各顧客が他人に自分の写真のサムネイル画像を見られることを防ぐために、パスワードによる認証等によって、本人照会を行い、各顧客が見ることができるサムネイル画像を制限する。なお、センターサーバ78では、プリントを行うラボに指定されたラボ66と、注文された画像データをデータベースに格納しているラボ66とが異なる場合は、指定されたラボへの画像データの転送も指示する。
なお、上記のネットワークフォトシステム60は一例として挙げたものであり、本発明はこれに限定されるものではなく、ネットワークを介して、端末装置(PC)から、データベース72に格納された画像データのプリント注文を受け付けてプリントを実行することができればよい。例えば、上記では、センタサーバ78で各ラボ66への注文を一括して受け付けるようにしたが、各ラボ66にサーバ装置を設置しておき、各ラボ66では、各々に設置されたサーバ装置で当該ラボのデータベース72に格納された画像データのプリント注文を受け付けるようにしてもよい。
[作用]
次に、本実施の形態の作用を説明する。まず、カメラシステム10を用いて構築されるフォトシステム全体の作業フローを説明する。なお、以下では、フイルムが予めカメラに装填された状態で販売され、撮影後は、フイルム現像のためにカメラごとラボに渡してプリント注文するタイプのレンズ付きフイルム(使い捨てカメラ)に対してICメモリ12を取り付けた場合を例に説明する。
まず、図10に示すように、工場等でのカメラ組み立て工程において、カメラ14にICメモリ12を取り付け(ステップ100)、R/W18によって、取りつけたICメモリ12に初期情報として、カメラ14の種類や、画像記録媒体16(特に銀塩フイルム)の種類等のメーカ情報を書き込んだ後(ステップ102)、出荷される(ステップ104)。具体的には、図11(A)に示すように、カメラ組み立て工程では、例えば、バーコードリーダを用いて、製品(シリアル)ナンバーや、銀塩カメラであればフイルムのIDナンバー等が読み出されて、メーカ情報として、R/W18によってICメモリ12に記録される。
出荷されたカメラ14は、ラボ66で販売される(ステップ106)。なお、ラボ66ではなく、販売店で販売してもよい。そして、顧客に購入されたら(ステップ108)、プリント注文の際に必要となる個人情報がICメモリ12に書き込まれる(ステップ110)。具体的には、図11(B)に示すように、カメラ購入時は、例えば、店員又は顧客がラボ66(或いは販売店)の店頭に設置された操作端末76を操作することによって、個人情報として、個人IDや暗証番号等をICメモリ12に記録する。
なお、個人IDには、通常(有線で電話回線と接続された電話)の電話番号、携帯電話の電話番号、携帯電話(携帯電話によって無線通信で電子メールの授受を行うため)の電子メールアドレス、PC(ネットワークと接続されたPCによって電子メールの授受を行うため)の電子メールアドレス等を用いることができる。これらを個人IDとして用いることにより、顧客側への電話又は電子メールによるコールバックが可能となる。例えば、顧客がラボ66のプリントシステム、或いはネットワークフォトシステム60を利用して、画像のプリントを注文した際に、センタサーバ78から、注文受理確認、プリント受取り期日、代金見積り結果等を示すメッセージ(音声メッセージや文字メッセージ)を注文した顧客側へと送信することができる。
また、このとき、付加情報として、カメラ販売地(購入地)の情報、例えば、観光地であれば、当該観光地の地名をコメント情報で記録したり、当該観光地固有のロゴやキャラクターを記録できるようにしてもよい。この付加情報は、後述のネットワークフォトプリントシステムにおいて、顧客が画像管理するために用いてもよいし、画像のプリント時に、選択的に画像に付加してプリントするようにしてもよい。
その後、顧客は、購入したカメラ14を利用して写真を撮り、撮影した画像のプリント注文を行いたくなったら、最寄のラボ66に画像記録媒体16と共にカメラ14を持ち込む(ステップ112)。そして、プリント注文のために画像記録媒体16をラボ66側に渡す際に、ICメモリ12に注文情報を書き込む(ステップ114)。具体的には、図11(C)に示すように、プリント注文時は、例えば、店員又は顧客が店頭に設置された操作端末76を操作して、注文情報として、住所、名前、電話番号、プリント枚数、その他の希望条件等をICメモリ12に記録する。
なお、住所、名前、電話番号等の顧客個人に係わる情報は、前述のカメラ購入時に個人情報としてICメモリ12に記録させてもよい。また、決済情報として、クレジットカード番号や料金等をICメモリ12に記録させ、クレジットカードを併用して、或いはICメモリ12内のCPUを使用して、所謂電子決済を可能としてもよい。
ラボ66では、顧客から受取った画像記録媒体16の画像データにICメモリ12の記録情報を付加して(ステップ116)、データベース72に格納する(ステップ118)。そして、ラボ66では、データベース72に格納した画像データを用いて、プリンタ74でプリントして顧客に渡す(ステップ120)。
次に、図12を参照して、顧客が撮影済カメラをプリント注文のためにラボに持ち込んでから、ネットワークフォトシステムにリンクされるまでの処理を詳しく説明する。
図12に示すように、顧客がDSCで撮影した場合は、ラボ66に当該DSCを持ち込まれ、ラボ66では、画像データ取得装置70(メモリリーダ)によって、持ち込まれたカメラ14のメモリ16Cから画像データを読出すと共に(矢印A参照)、R/W18によって、当該カメラ14、或いは、当該カメラ14のメモリ16Cに取り付けられているICメモリ12に記録されている情報、すなわち、メーカ情報や、識別情報(個人情報、注文情報、決済情報)や、付加情報を読出した後、ICメモリ12の記録内容の全て又は一部をリセットして(矢印B参照)、顧客に返却する。そして、読み出した画像データにICメモリ12から読み出した情報を付加して、データベース72に格納する(矢印C参照)。なお、通常、メモリ16Cには、画像データはJPEG等で圧縮された状態で格納されている。
また、顧客が銀塩カメラで撮影した場合も、ラボ66にICメモリ12付きのカメラ14をそのままラボ66側に渡し、ラボ66では、撮影済みのフイルム16Aを現像し(矢印D参照)、現像したフイルム(ネガ)を画像データ取得装置70(スキャナ)で読取って画像データを取得し、これをデジタル化して信号圧縮(例えばJPEG圧縮)を行う(矢印E参照)。また、DSCの場合と同様に、R/W18によって、カメラ14或いはフイルム16Aに取りつけられているICメモリ12に記録されている情報を読み出してICメモリ12の記録内容をリセットする(矢印B参照)。そして、圧縮後の画像データに、DSCの場合と同様に、ICメモリ12から読み出した情報を付加して、データベース72に格納する(矢印C)。
なお、DSCの場合は、カメラ内部に画像記録媒体16として設けられたフラッシュメモリ等から外部出力端子を介して直接画像データをダウンロードするようにしてもよい。また、画像記録媒体16としてカメラと着脱可能なメモリが用いられ、当該メモリにICメモリ12が取り付けられているときは、顧客は、メモリのみをラボへ持参すればよい。
また、銀塩カメラの場合、画像記録媒体16としてのフイルム16AにICメモリ12が取り付けられているときは、顧客は、当該画像記録媒体16のみをラボ66に持参すればよい。このとき、フイルムのベースにICメモリ12が取りつけられている場合は、フイルム現像後にICメモリ12から情報を読み出すようにしてもよい。
その後、ラボ66では、データベース72に格納された画像データに基づいてプリンタ74を動作させ、当該画像データに基づくプリントを作成し、顧客は、このプリント出力結果を代金を支払って受取る(矢印F参照)。
一般に、銀塩カメラで撮影された画像の場合、その粒状性、γ特性、ダイナミックレンジ、カラーバランス等の特性が、DSCで撮影した場合と異なっている。また、これらの特性は、銀塩カメラであってもその種類(機種)や使用した銀塩フイルムの種類によって異なるし、DSCについても種類(機種)によって異なる。
また、撮影シーンや撮影条件によってもプリントの仕上がりに大きな差が生じることがある。例えば、背景が明るい所謂逆光での撮影では、プリントしたときに被写体がつぶれないように補正をする必要がある。自然光による撮影、蛍光灯下での撮影、ストロボライト光源の使用など光源の種類によっても適切なホワイトバランスや自然な肌色の再現が求められる。このように画像データから得られる情報に加えてICメモリ12に記録された撮影情報に基づいて、プリント作成条件を決めることにより最適なプリント条件を設定することができる。
このため、プリンタ74では、プリントを実行する際に、従来から行われていた画像データから得られる情報に加えて、ICメモリ12から読み出され、プリント対象の画像データに付加されてデータベースに格納された情報のうち、撮影条件に関する情報、或いはメーカ情報に示されるカメラの種類や画像記録媒体の種類に基づいて、上記のような特性の違いに応じたプリント出力条件を設定してプリントを行なうようになっている。
例えば、特性の違いに応じて、印画紙やプリンタ用紙等のプリント紙に対する露光条件やカラーバランス等のプリント出力条件を設定し、プリント出力条件に応じた画像処理を画像データに施した後、プリントを行う。また、例えば、特性の違いに応じて、プリント出力条件として、使用するプリント紙の種類を設定(選択)し、このプリント紙に対して画像をプリントするようにしてもよい。これにより、カメラの種類や画像記録媒体の種類に係わらず、プリント出力結果、すなわち画質を補償することができる。
また、このとき、データベース72に画像データが格納されると、ネットワークフォトシステム60を利用可能となり、ネットワーク68を介して、顧客がカメラを持参したラボ66とは異なるラボ66へ画像データを転送し、当該異なるラボ66でプリントを行うことも可能となる。すなわち、顧客は、カメラを持参してプリント注文を行ったラボ66とは異なるラボ66をプリントを行うラボに指定することができる。
また、プリント出力後も、データベース72には画像データが残っているので、ネットワークフォトシステム60によって、自宅や会社から顧客がPC62を操作して入力された焼き増し等の注文を受け付け、当該注文で指定されたラボ66でプリントすることもできる(矢印G参照)。このときのプリント出力結果は、後日、プリントを行ったラボ66に来店した顧客に渡したり、顧客に指定された場所(コンビニエンスストア等)に配達したりする。
このように、本実施の形態では、カメラ14或いは画像記録媒体16にICメモリ12を取りつけることで、プリント注文の際に、手書きで個人情報、注文情報、決算情報等の識別情報を記入する必要がなく、注文票や伝票等が不要となりペーパーレス化が可能となると共に、店員や顧客の作業を軽減することができる。また、銀塩カメラやDSC等のカメラの種類や画像記録媒体の種類を問わず、同一のインタフェースを用いてプリントサービスを顧客に提供することができる。
また、画像データに対して、ICメモリ12から読み込んだ情報(メーカ情報、識別情報、付加情報)が付加されてデータベース72で一元管理されるので、画像データとICメモリ12の各種情報がばらばらになることを防止できる。このとき、銀塩カメラの場合も、DSCの場合と同様に、画像データをデジタル化することにより、画像データと個人情報や注文情報を一元管理することが可能である。
このように画像データと識別情報等の各種情報を一元的に取り扱うことで、画像データと顧客との対応管理が容易となり、また、前述のようにペーパーレス化が可能であるので、ネットワークフォトシステム60へのリンクが容易に可能となる。すなわち、ネットワークを介して、顧客が自分の写真の画像データにアクセスすることが可能となり、自己の画像データを有効に活用することができる。
これにより、顧客はラボ66へ出向かなくても、PC62を操作して、ネットワークフォトシステムを利用することで、PC62から自分の写真の焼き増し等のプリント注文を行うことができる。また、顧客がPC62を操作してネットワークフォトシステムを利用する際は、個人情報を再度入力する必要もなく、顧客は所望の画像データを選択して注文情報を入力するだけでよい。
また、PC62が使用できない顧客であっても、最寄のラボ66へ行って、焼き増し等の注文をすれば、ネットワークフォトシステムを利用することができる。このとき、最初にプリント注文を行ったラボ66とは異なるラボ66で注文しても、当該異なるラボ66でネットワークフォトシステムを利用して、他のラボ66から当該顧客の画像データを取り寄せて(ネットワークを介して画像データを転送する)、プリントすることができる。すなわち、何れのラボ66を利用しても、従来のようにメモリや現像済みのフイルム等をラボ66へ持参せずとも焼き増し等のプリントの再注文することができる。
また、データベース72には、画像データは圧縮された状態で格納されるので、大量の画像データを格納可能であると共に、ネットワークフォトサービスとのリンクによって、プリント結果の受取りに異なるラボ66が指定された等によって、異なるラボ66でプリントを行うために画像データを転送する際にネットワークトラフィック量が少なくて済み、高速且つ大量の画像データの転送が可能である。
なお、上記では、ラボ66に専用のR/W18を設置し、当該R/W18によってICメモリ12にメーカ情報、識別情報、付加情報等の各種情報を書き込む場合を例に示したが、本発明はこれに限定されるものではない。ICメモリ12はデジタルデータ対応であることから、例えば、携帯電話によってこれらの情報を書込むようにすることも可能である。
これは、図13に示すように、携帯電話90に、CPU、RF回路等を含む制御用基板とアンテナを含んで構成され、ICメモリ12と非接触状態で通信を行って、ICメモリ12に対して情報を書込み・読出しを行うリーダ/ライタ92を取り付けることで実現可能である。なお、携帯電話90では、テンキー94を操作(押圧)して、ICメモリ12に書込むデータを入力する。また、携帯電話90を用いる際は、個人IDとして、該携帯電話90の電話番号、或いは該携帯電話90(携帯電話によって無線通信で電子メールの授受を行うため)の電子メールアドレスが自動的にICメモリ12へ書込まれるようにしてもよい。この場合、テンキー94操作による個人IDの入力作業を省略でき、顧客の作業を軽減することができる。
また、近年、インターネット等のネットワークに無線接続可能なタイプの携帯電話も実用化されており、顧客は、PC62の代わりに携帯電話からネットワークフォトシステム60を利用することもできる。
本発明の実施の形態に係わるカメラシステムの概略構成を示すブロック図である。 ICメモリの詳細構成図である。 アンテナ部とICメモリチップとを別々に形成したICメモリをカメラに取り付けた例であり、(A)はカメラの外観図、(B)は使用するICメモリを示す図である。 アンテナ部をオンチップ化したICメモリをカメラに取り付けた例であり、(A)はカメラの外観図、(B)は使用するICメモリを示す図である。 ICカード状に形成したICメモリをカメラに取り付けた例であり、(A)はカメラの外観図、(B)は使用するICメモリ(ICカード)を示す図である。 ICメモリをフイルムのベースに取り付けた例である。 ICメモリをフイルムのベースの収納部材に取りつけた例であり、(A)は収納部材の側面、(B)は周面に取り付けた場合である。 ICメモリをメモリに取りつけた例であり、(A)はカード状のメモリ、(B)はスティック状のメモリに取り付けた場合である。 ネットワークフォトシステムの構成例である。 フォトシステム全体の動作を説明するための工場、ラボ、及び顧客の作業フローである。 (A)はカメラ組み立て工程、(B)はカメラ購入時、(C)はプリント注文時におけるICメモリに対する情報書込みの概念図である。 顧客が撮影済カメラをラボに持ち込んでから、ネットワークフォトシステムにリンクされるまでの工程を説明するための概念図である。 ICメモリに対して情報の読み書きを行う携帯電話の構成図である。
符号の説明
10 カメラシステム
12 ICメモリ
14 カメラ
16 画像記録媒体
18 R/W
20 アンテナ部
22 ICメモリチップ
60 ネットワークフォトシステム
66 ラボ
70 画像データ取得装置
72 データベース
74 プリンタ
76 端末装置

Claims (3)

  1. 被写体を撮影し、撮影された被写体の画像を画像記録媒体に記録するカメラ装置と、外部と非接触状態で通信を行う非接触通信手段と、を備え、前記非接触通信手段による通信によって個人情報と、前記カメラ装置の種類、前記画像記録媒体の種類、及び撮影条件の少なくとも1つを示す情報とを含み、かつ前記画像と分離された前記画像以外の情報のみの書込み及び読み出しが可能なICメモリチップで構成された情報記録手段が、前記カメラ装置または前記画像記録媒体に着脱可能に設けられたカメラシステムの前記カメラで撮影されて前記画像記録媒体に記録された画像をプリントするプリントシステムであって、
    前記情報記録手段に書込まれた情報を読出す読出手段と、
    前記画像記録媒体から該画像記録媒体に記録された画像のデータを取得する画像取得手段と、
    前記画像取得手段で取得した前記画像のデータを、前記読出手段によって読出した前記情報と共に蓄積する蓄積手段と、
    前記蓄積手段に蓄積された前記カメラ装置の種類、前記画像記録媒体の種類、及び撮影条件の少なくとも1つを示す情報に基づいてプリント出力条件を設定して画像をプリントするプリンタと、
    を備えたプリントシステム。
  2. 端末装置から送信された前記画像記録媒体に記録された画像のプリントを注文する注文情報を受信し、受信した注文情報に基づいて、前記プリントシステムにプリントの実行を指示するための指示情報を送信すると共に、前記注文情報を送信した前記端末装置にメッセージを送信するサーバ装置を更に含む請求項1記載のプリントシステム。
  3. 前記端末装置が携帯電話であることを特徴とする請求項2に記載のプリントシステム。
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