JP2008079046A - 中継装置、送信装置、中継方法、制御プログラム、および記録媒体 - Google Patents

中継装置、送信装置、中継方法、制御プログラム、および記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】簡素かつ低コストの構成によって、データがどの装置に対して送信されたかを利用者が確実に確認できる通信システムを実現する。
【解決手段】本発明の中継装置1は、送信装置としての健康測定機器5から送信される送信先未定のデータを受信し、受信装置としての健康情報管理端末4からの要求に応じて該健康管理端末4に対して前記データを転送する。そして、前記健康管理端末4に対して前記データを転送する場合に、転送先特定データ取得部2が該健康管理端末4を特定する転送先特定情報を表す転送先特定データを該健康管理端末4から取得する。さらに、転送先特定情報通知部3が、前記健康測定機器5の利用者に対して、前記転送先特定データが表す転送先特定情報を通知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、送信装置から送信されたデータを受信装置に中継する中継装置、送信装置、中継方法、制御プログラム、および記録媒体に関するものである。
近年、健康測定機器のIT化が進み、身体に関する各種の測定データをパーソナルコンピュータ(以下、PCと略す)などに転送して管理するシステムが提案されている。
例えば、健康測定機器によって計測した個人の測定データをPC上で管理するシステムとして、オムロン株式会社の「体重体組成計カラダスキャン PCコントロール」(登録商標)がある。この商品では、体重体組成計で計測した測定データを、持ち運びが容易な歩数計「Walking style」(登録商標)を介してPCに転送する。
このシステムについて、より具体的に説明すれば、次のとおりである。このシステムでは、利用者ごとに個人番号が割り当てられている。そして、体重体組成計には個人番号ごとに個人情報を登録することができる。つまり、体重体組成計は、個人番号を用いて利用者ごとに測定データを管理する機能を有する。また、前記の歩数計は、体重体組成計に記録されている測定データを受信し、記録できる。
これにより、利用者は、体重体組成計に記録されている複数の利用者の測定データから、個人番号を指定して、個人番号に対応する利用者の測定データのみを前記の歩数計に転送する。さらに、この歩数計はUSB接続機能を有しており、PCにUSB接続して体重体組成計から取得した測定データをPCに転送できる。
なお、このシステムにおいては、前記の歩数計は複数の利用者の間で共有されないことを前提としている。これにより、PC上で利用者ごとに測定データを管理することができる。
また、特許文献1においては、個人の健康管理を目的として、ベッドやトイレの便器などにセンサが取り付けられて構成される生体情報検出器によって検出された生体情報データを、通信によって収集する生体情報計測システムが開示されている。このシステムは、予め使用者と関連付けられた識別コードを有する携帯機器を使用者が携帯することによって、複数使用者が使用する生体情報検出機器から送信された生体情報データが、誰のデータであるか、正確に判断できるようにするシステムである。
特開2004−358232号公報(2004年12月24日公開)
しかしながら、上記従来の構成では、測定データを管理する端末に対して測定データを送信するために、測定データと利用者の情報とを関連づける仕組みを実装する必要があり、システム導入に要するコストが増大してしまうという問題を生じる。
具体的には、「体重体組成計カラダスキャン PCコントロール」では、体重体組成計において、利用者ごとに測定データを管理する機能や測定データを記録する機能が実装される必要がある。また、体重体組成計で測定したデータをPCへデータを運ぶために、各利用者が歩数計を所有しておく必要がある。
また、特許文献1において開示されている生体情報計測システムにおいては、全ての使用者が前記の携帯機器を所有する必要がある。さらに、この生体情報計測システムにおいては、使用機器(生体情報計測機器)を特定するために無線の電波強度を利用することが実施例として記載されているが、生体情報計測機器には消費電流の少なくない無線通信を搭載する必要がある。
そのため、例えば体温計などの小型で安価な測定機器によって計測される測定データを管理するシステムに、上記の「体重体組成計カラダスキャン PCコントロール」や特許文献1の生体情報計測システムの仕組みを適用する場合、システム導入に要するコスト全体のうち、体温計などの測定機器の本体価格と比較して、測定データと利用者とを関連づけるための機能を実装するために要するコストの割合が高くなってしまい、現実的ではない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡素かつ低コストの構成によって、データがどの装置に対して送信されたかを利用者が確実に確認できる通信システムを実現する中継装置、送信装置、中継方法、制御プログラム、および記録媒体を提供することにある。
本発明に係る中継装置は、送信装置から送信される送信先未定のデータを受信し、受信装置からの要求に応じて該受信装置に対して前記データを転送する中継装置であって、前記受信装置に対して前記データを転送する場合に、該受信装置を特定する転送先特定情報を表す転送先特定データを該受信装置から取得する転送先特定データ取得手段と、前記送信装置の利用者に対して、前記転送先特定データが表す転送先特定情報を通知する転送先特定情報通知手段とを備えていることを特徴としている。
前記の構成によれば、本発明に係る中継装置は、送信装置から送信される送信先未定のデータを受信する。そして、受信装置から前記データを要求されると、該受信装置に対して前記データを転送する。さらに、本発明に係る中継装置では、前記受信装置に対して前記データを転送する場合、転送先特定データ取得手段が、受信装置を特定する転送先特定情報を表す転送先特定データを該受信装置から取得する。そして、本発明に係る中継装置では、転送先特定情報通知手段が、前記送信装置の利用者に対して、前記転送先特定データが表す転送先特定情報を通知する。
つまり、本発明に係る中継装置によれば、送信装置の利用者は、送信先を指定せずに送信したデータが、最終的にどの受信装置によって受信されたかを確認することができる。
したがって、送信先の指定を前提としていない通信方式であっても、送信側においては、データがどの装置によって受信されたかを確認できる。
これにより、安価な仕組みの通信方式を利用して、簡素な構成でありながら、データがどの装置に対して送信されたかを利用者が確実に確認できる仕組みを実現できる。このような通信の仕組みとしては、例えば、RFIDを用いた構成が考えられる。具体的には、RFIDデータを送信する側の装置においてRFIDタグに送信するデータを記録しておき、そのデータを本発明に係る中継装置が受信し、さらに他の装置へ転送した場合、前記データの転送先を送信側のユーザに対して通知する仕組みが考えられる。この場合、データを送信する側の装置では、送信したデータを記録できるRFIDタグを備えていればよく、別途、宛先を指定するための機能等は不要であり、簡素かつ低コストの構成によって、データがどの装置に対して送信されたかを利用者が確実に確認できる通信システムを構築できる。
本発明に係る中継方法では、送信装置から送信される送信先未定のデータを受信し、受信装置からの要求に応じて該受信装置に対して前記データを転送する中継方法であって、前記受信装置に対して前記データを転送する場合に、該受信装置を特定する転送先特定情報を表す転送先特定データを該受信装置から取得する転送先特定データ取得手ステップと、前記送信装置の利用者に対して、前記転送先特定データが表す転送先特定情報を通知する転送先特定情報通知ステップとを含んでいることを特徴とする。
上記の構成によれば、本発明に係る中継装置と同様の作用効果を奏する。
また、本発明に係る中継装置では、前記転送先特定情報通知手段は、前記送信装置に前記転送先特定データを送信し、該送信装置を介して該転送先特定データが表す転送先特定情報を前記送信装置の利用者に通知することを特徴とする。
上記の構成によれば、転送先特定情報通知手段は、送信装置に対して転送先特定データを送信する。そして、該送信装置を介して転送先特定データによって表される転送先特定情報を前記送信装置の利用者に通知する。つまり、利用者に対する転送先特定情報の通知は、送信装置によって行われる。このとき、送信装置は、7セグメントディスプレイや高精細LCDなど各種のディスプレイ装置に転送先特定情報を表示することによって利用者に通知する。あるいは、スピーカーを介して音声情報として通知する構成であってもよく、特に限定はされない。
これにより、送信装置を利用しているユーザは、送信したデータがどの受信装置によって受信されたかを確認することができる。
また、本発明に係る中継装置では、前記転送先特定情報を表示するディスプレイをさらに備え、前記転送先特定情報通知手段は、前記転送先特定情報を、前記ディスプレイに表示して前記送信装置の利用者に通知することを特徴とする。
上記の構成によれば、中継装置は、転送先特定情報を表示するディスプレイを備えており、転送先特定情報通知手段は、転送先特定情報をディスプレイに表示することによって利用者に通知する。
これにより、送信装置が転送先特定情報を通知する機能を備えていない場合であっても、中継装置が転送先特定情報をディスプレイに表示することによって、ユーザに対して転送先特定情報を通知することができる。
また、本発明に係る中継装置では、前記転送先特定データを記憶する転送先記憶手段をさらに備え、前記転送先特定情報通知手段は、前記転送先記憶手段が記憶している前記転送先特定データを用いて、前記転送先特定情報を前記送信装置の利用者に通知することを特徴とする。
上記の構成によれば、転送先記憶手段は、取得された転送先特定データを記憶している。そして、転送先特定情報通知手段は、転送先記手段によって記憶されている転送先特定データを用いて、送信装置の利用者に対して転送先特定情報を通知する。
これにより、中継装置は、任意のタイミングで、利用者に対して転送先特定情報を通知できる。特に、送信装置を介して転送先特定情報を利用者に通知する場合、受信装置から転送先特定データを取得したときに、必ずしもすぐに送信装置に対して転送先特定データを送信する必要はなくなる。つまり、中継装置は、送信装置および受信装置と同時にではなく、それぞれ別のタイミングで通信を行う場合でも、送信装置の利用者に対して転送先特定情報を通知できる。
また、本発明に係る中継装置では、前記転送先特定情報通知手段は、新たに前記データを受信するときに、以前に受信した前記データの前記転送先特定データを前記送信装置に送信して、該転送先特定データが表す転送先特定情報を前記送信装置の利用者に通知することを特徴とする。
上記の構成によれば、転送先特定情報通知手段は、新たに前記データを受信する場合に、以前に受信した前記データの転送先特定データを送信装置に送信する。そして、該送信装置を介して転送先特定データによって表される転送先特定情報を前記送信装置の利用者に通知する。つまり、転送先通知手段は、送信装置から前記データを受信したことを契機に、該送信装置に対して、以前に該送信装置から受信していた前記データの転送先特定データを送信装置に送信する。
これにより、中継装置は、新たに送信装置から前記データが送信されてくるタイミングで、すなわち、送信装置の利用者が送信装置を利用中に、以前に該送信装置から受信した前記データの転送先特定データを送信するため、送信装置の利用者に対して以前に受信した前記データの転送先情報を確実に通知できる。
また、本発明に係る中継装置では、前記送信装置が前記送信装置の利用者に対して転送先特定情報を通知する手法を表す通知手法データを、該送信装置から取得して、前記受信装置に対して転送する通知手法データ送信手段をさらに備え、前記転送先特定データ取得手段は、前記受信装置から、前記通知手法データに応じた前記転送先特定データを該受信装置から取得することを特徴とする。
上記の構成によれば、通知手法データ送信手段は、送信装置が利用者に対して転送先特定情報を通知する手法を表す通知手法データを、送信装置から取得して、受信装置に対して転送する。一方、受信装置では、送信装置の転送先特定情報を通知する手法に応じて複数の転送先特定データを保持しており、中継装置から受信する通知手法データに適した転送先特定データを選択する。例えば、送信装置が転送先特定情報を通知する手法としては、7セグメントディスプレイに表示する手法や高精細のLCDに表示する手法があり、ディスプレイごと表示できる内容が異なるため、受信装置では、通知手法データをもとに、各ディスプレイが表示できる転送先特定情報を表す転送先特定データを選択し、中継装置に対して送信する。なお、通知手法としては、ディスプレイ表示に限らず、転送先特定情報を音声として通知する手法などもあり、特に限定はされない。
また、本発明に係る中継装置では、前記送信装置は、前記送信装置の利用者の健康に関する健康データを測定する健康測定機器であり、前記受信装置は、前記健康データを管理する健康データ管理端末であり、前記転送先特定データ取得手段は、転送先特定データとして、前記健康データ管理端末の利用者を特定する利用者識別情報を表す利用者識別データを取得することを特徴とする。
上記の構成によれば、前記送信装置は、前記送信装置の利用者の健康に関する健康データを測定する健康測定機器である。ここで、利用者の健康に関するデータとは、体温、血圧、体重、体脂肪率など身体の状態を表すデータのほか、歩数計によって計測された歩数など運動した内容を表すデータなどであってもよく、特に限定はされない。また、前記受信装置は、前記健康データを管理する健康データ管理端末である。ここで、健康データ管理端末としては、パーソナルコンピュータや携帯電話など各種の情報処理端末が挙げられる。そして、前記転送先特定データ取得手段は、転送先特定データとして、前記健康データ管理端末の利用者を特定する利用者識別情報を表す利用者識別情報を取得する。ここで、利用者識別情報としては、健康データ管理端末としてのパーソナルコンピュータや携帯電話の利用者の名前以外に、識別用のIDなどであってもよく特に限定はされない。また、パーソナルコンピュータや携帯電話が複数の利用者によって利用される場合、健康に関するデータを管理する健康情報管理ソフトウェアにログイン中の利用者を表すデータを転送先特定データとする構成であってもよく、特に限定はされない。
これにより、本発明に係る中継装置を用いて、利用者の健康情報を管理するためのシステムを低コストで構築できる。また、簡素な構成でシステムを構築でき、煩雑な操作も必要ないため、利用者は健康情報を容易に管理できるようになる。
また、本発明に係る中継装置では、前記健康データが前記健康測定機器によって測定された日時、または、前記健康データを受信した日時を記録する日時記録手段と、前記健康データの種類ごとに、あらかじめ定められた測定間隔を記憶している測定間隔記憶手段とをさらに備え、前記健康データの種類ごとに、前記日時記憶手段によって記憶された日時のうち最新の日時から現在までの経過期間と前記測定間隔とを比較し、比較した結果、前記経過期間が前記測定間隔よりも長いと判定された場合、前記健康データの種類を前記健康測定機器の利用者に対して通知する測定促進手段とをさらに備えていることを特徴とする。
上記の構成によれば、日時記録手段は、健康データが健康測定機器によって測定された日時、あるいは、中継装置が健康データを受信した日時を記録する。また、測定間隔記憶手段は、健康データの種類ごとに、あらかじめ定められた測定間隔を記憶している。ここで、あらかじめ定められた測定間隔としては、利用者が健康データを測定するための最適な間隔などがある。そして、測定促進手段が、健康データの種類ごとに、測定間隔記憶手段によって記憶されている測定間隔と、日時記憶手段記憶している日時のうち、最新の日時から現在までの経過期間とを比較し、比較の結果、最後に測定を行ってから現在までの経過期間が前記測定間隔よりも長い場合には、当該健康データの種類を健康測定機器の利用者に対して通知する。つまり、利用者が最後に健康測定を行ったときから、測定するのに最適な期間がすでに経過している場合、利用者に対して健康測定を促す。
これにより、利用者は、健康データの種類に応じて、最適なタイミングで健康測定をすることができる。
本発明に係る送信装置は、送信装置自身を介して前記転送先特定データが表す転送先特定情報を送信装置自身の利用者に通知する前記中継装置に対して前記データを送信する送信装置であって、前記中継装置に対して前記データを送信した回数を記憶する送信回数記憶手段と、前記転送先特定データを取得するたびに、前記回数を一つ減算する送信回数更新手段と、前記回数を前記送信装置の利用者に通知する通知手段とを備えていることを特徴とする。
上記の構成によれば、送信装置は、送信装置自身を介して前記転送先特定データが表す転送先特定情報を送信装置自身の利用者に通知する前記中継装置に対して前記データを送信する。そして、送信装置においては、送信回数記憶手段が、前記中継装置に対して前記データを送信した回数を記憶する。さらに、送信回数更新手段が、前記転送先特定データを取得するたびに、前記回数を一つ減算する。そして、通知手段が、前記回数を送信装置の利用者に通知する。
これにより、送信装置の利用者は、送信装置が中継装置に送信した前記データのうち、送信装置が転送先特定データを受信していない該データの数を知ることができる。つまり、送信装置の利用者は、送信装置が送信した前記データが最終的にどの受信装置によって受信されたのか不明なデータの数を知ることができる。
なお、上記中継装置は、コンピュータによって実現してもよい。この場合、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記中継装置をコンピュータにおいて実現する通信制御プログラム、およびその通信制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明に係る中継装置は、送信装置から送信される送信先未定のデータを受信し、受信装置からの要求に応じて該受信装置に対して前記データを転送する中継装置であって、前記受信装置に対して前記データを転送する場合に、該受信装置を特定する転送先特定情報を表す転送先特定データを該受信装置から取得する転送先特定データ取得手段と、前記送信装置の利用者に対して、前記転送先特定データが表す転送先特定情報を通知する転送先特定情報通知手段とを備えているので、送信装置の利用者は、送信先を指定せずに送信したデータが最終的にどの受信装置によって受信されたかを確認することができる。
それゆえ、送信先の指定を前提としていない通信方式であっても、送信側においては、データがどの装置によって受信されたかを確認できるため、通信の確実性を高めることができる。これにより、安価な仕組みの通信方式を利用して、簡素な構成でありながら確実性の高い通信の仕組みを実現できる。
本発明に係る送信装置は、送信装置自身を介して前記転送先特定データが表す転送先特定情報を送信装置自身の利用者に通知する前記中継装置に対して前記データを送信する送信装置であって、前記中継装置に対して前記データを送信した回数を記憶する送信回数記憶手段と、前記転送先特定データを取得するたびに、前記回数を一つ減算する送信回数更新手段と、前記回数を前記送信装置の利用者に通知する通知手段とを備えているので、送信装置の利用者は、送信装置が中継装置に送信した前記データのうち、送信装置が転送先特定データを受信していない該データの数を知ることができる。つまり、送信装置の利用者は、送信装置が送信した前記データが最終的にどの受信装置によって受信されたのか不明なデータの数を知ることができる。
(発明概要)
はじめに、本発明に係る中継装置1の要部構成について説明する。図1は、本発明に係る中継装置1の要部構成を示す図である。図1に示すように、本発明に係る中継装置1は、転送先特定データ取得部2と転送先特定情報通知部3とを備えている。図1に示すとおり、中継装置1は、健康測定機器5(送信装置)と健康情報管理端末4(受信装置)とによって、健康情報管理システムを構成している。中継装置1は、健康測定機器5から送信される測定データを受信し、健康情報管理端末4からの要求に応じて該健康情報管理端末4に対して前記測定データを送信する。ここで、健康測定機器5は、中継装置1に対して測定データを送信するとき、健康情報管理端末4を宛先として指定していない。つまり、前記測定データは、送信先未定のデータである。
中継装置1は、前記健康情報管理端末4に対して前記測定データを送信する場合、転送先特定データ取得部2によって該健康情報管理端末4を特定するデータを転送先特定データとして取得する。その後、転送先特定情報通知部3によって、前記健康測定機器5の利用者に対して、送信先情報(前記転送先特定データが表す転送先特定情報)を通知する。
ここで、健康測定機器5は、利用者の身体の状態に関するデータを測定するための各種の機器(例えば、体重計や体温計など)であり、測定データを中継装置1に対して送信するための機能を有する。また、健康情報管理端末4は、健康測定機器5によって測定されたデータを管理するための端末(例えば、PCや携帯電話など)であり、中継装置1とデータを送受信するための機能を有する。
なお、図1には、本発明に係る中継装置1と健康情報管理端末4と健康測定機器5とによって、利用者の身体に関する測定データを管理するための通信システムが示されているが、本発明は、他のデータを通信するためのシステムに適用されてもよく、特に限定はされない。
以下に、中継装置1が通信を行う場合の動作について、図2を用いてより詳細に説明する。図2は、本発明に係る中継装置1が、健康情報管理端末4および健康測定機器5と通信を行う場合の代表的な通信手順を表すシーケンス図である。
図2に示すとおり、始めに、中継装置1は、健康測定機器5に対して測定データを要求する。健康測定機器5は、中継装置1からの測定データ要求を受け取ると、中継装置1に対して測定データを送信する。なお、図2では、中継装置1から健康測定機器5に対して測定データを要求する構成が示されているが、中継装置1から測定データを要求されることなく健康測定機器5が中継装置1に対して測定データを送信する構成であってもよく、特に限定はされない。また、図2に示す例では、健康測定機器5は、中継装置1からの測定データ要求を受け取ると、暫定転送を行うこと、すなわち、測定データの最終的な送信先が未定の状態で中継装置1に送信することを示す表示を行う。この暫定転送を示す表示は必ずしもなされる必要はなく、特に限定はされない。
次に、健康情報管理端末4が、中継装置1に対して測定データを要求する。中継装置1は、健康情報管理端末4からの測定データ要求を受け取ると、健康測定機器5から受信した測定データを健康情報管理端末4に送信する。これにより、測定データの最終的な送信先が決定されることになる。
このとき、中継装置1は、転送先特定データ取得部2によって、測定データの送信先である健康情報管理端末4に関する情報を送信先情報として取得する。その後、中継装置1は、送信先通知部3によって、取得した送信先情報を健康測定機器5の利用者に対して通知する。図2では、健康情報管理端末4の利用者を識別する情報を送信先情報として健康測定機器5に表示することによって、健康測定機器5の利用者に対して通知する例が示されているが、中継装置1に表示して送信先情報を通知する構成であってもよく、特に限定はされない。
上記の構成によれば、健康測定機器5によって測定されたデータは一旦、中継装置1に転送され、その後、最終的に健康情報管理端末4に送信される。このとき、健康情報管理端末4から中継装置1に対して測定データを要求する。
この測定データの要求は、例えば、健康情報管理端末4がPCの場合には、PC上で起動している測定データ管理用のソフトウェアによって定期的に行われるような構成が考えられる。この場合、あらかじめPC上で前記ソフトウェアを起動しておけば、利用者が健康測定機器5を利用中に、測定されたデータが中継装置1を介して該利用者のPCに送信される。そして、中継装置1は、健康測定機器5に対して測定データの送信先情報としてPCの利用者を識別する情報を送信し、それを健康測定機器5が表示するなどして、健康測定機器5を利用中の利用者に送信先情報を通知する。なお、1台のPCが複数の利用者によって使用される場合もあるが、前記ソフトウェアによって各利用者を識別することは可能である。例えば、前記ソフトウェアにログイン中である利用者を識別する情報を送信先情報とすることによって実現できる。
また、測定データの要求は、例えば、健康情報管理端末4が携帯電話の場合には、利用者が自ら携帯電話を操作して中継装置1からデータを取得する構成が考えられる。この場合、利用者が携帯電話を操作して中継装置1から測定データを取得するのは、健康測定機器5の利用後となる。中継装置1は、携帯電話によって測定データが取得されるときに、携帯電話の利用者を識別する情報を送信先情報として取得する。その後、利用者が再度同一の健康測定機器5を利用する場合に、健康測定機器5は中継装置1から送信先情報を受け取る。そして、健康測定機器5が送信先情報を表示するなどして、健康測定機器5を利用中の利用者に送信先情報を通知する。これにより、利用者は、前回の測定データが自身の携帯電話に送信されたことを確認できる。
従来の健康管理システムでは、健康測定機器5において測定データを利用者ごとに管理したり、測定データを利用者ごとに管理する装置を利用するために利用者の情報と測定データとを関連付けて該装置に送信したりする必要があった。これに対し、本発明によれば、健康測定機器5によって測定されるデータは中継装置1に送信され、中継装置1が健康情報管理端末4からの要求に応じて測定データを転送し、その後利用者に対して測定データの転送先を確認的に通知する構成である。
つまり、本発明によれば、健康測定機器5によって測定されたデータは中継装置1を介して健康情報管理端末4によって利用者ごとに取得される構成である。そのため、測定データを利用者ごとに管理する仕組みを健康測定機器5に実装したり、測定データと利用者の情報とを関連付ける仕組みを用意したりする必要がなくなる。これにより、簡素な構成で健康管理システムを構築できるため、システム導入に要する費用を抑えることができる。
また、本発明によれば、測定データの送信先について利用者は通知を受けるため、利用者は自身の健康情報管理端末4によってデータが取得されたことを確認できる。さらに、仮に他の利用者の端末によって測定データが取得されてしまった場合であっても、利用者はそのことを認識できるため、他の利用者から自身の測定データを取り戻すことができる。これにより、簡素な構成でありながら、測定データ取得の確実性を高めることができる。
以下では、本発明に係る中継装置の具体的な実施の形態について説明する。なお、以下に示す各実施の形態においては、後述するマイコン6を特許請求の範囲における転送先特定データ取得手段、転送先特定情報通知手段、通知手法データ送信手段、送信回数更新手段、通知手段の各手段として、また、後述するメモリ7を転送先記憶手段、日時記憶手段、測定間隔刻手段、送信回数記憶手段の各手段として動作させることによって、本発明に係る中継装置を実現している。
〔実施の形態1〕
本発明の一実施形態について図3乃至図9に基づいて説明すると以下の通りである。実施の形態1では、図1に示す健康情報管理システムの構成において、前記健康測定機器5として体温計12を、前記健康情報管理端末4としてパーソナルコンピュータ11を用いた場合のシステム構成について説明する。
図3は、実施の形態1に係る健康情報管理システムの構成である。図3に示す健康管理システムは、中継装置1a、パーソナルコンピュータ11、および体温計12によって構成される。中継装置1aは、マイコン(マイクロコンピュータ)6、メモリ7、IF8(InterFace)、RFID部9(Radio Frequency Identification部)、および時計10を備えている。このRFID部9は、RFIDのリードライト機能を備えている。
体温計12は、RFIDタグ13を内蔵している。体温計12は、体温を測定すると、測定データをRFIDタグ13のメモリに記録する。このRFIDタグ13はパッシブRFIDであり、電池を内蔵せずにRFIDリードライト機能を備えている機器と近距離の通信を行える。体温計12は、このRFIDタグ13を介して中継装置1aとデータ通信を行う。また、中継装置1aは、IF8を介してパーソナルコンピュータ11と接続されている。
図4は、本実施の形態に係る中継装置1aが、パーソナルコンピュータ11および体温計12と通信を行う場合の通信手順を示すシーケンス図である。なお、パーソナルコンピュータ11および中継装置1aとはともに電源が投入されている。さらに、パーソナルコンピュータ11では、体温計12をはじめ各種の健康測定機器によって測定されたデータを管理するためのソフトウェア(以下、健康情報管理ソフトウェアと呼ぶ)が起動されている。図4に示す通信手順の詳細については後述する。
(通信データのフォーマット)
図5は、図4に示す通信手順において使用される通信データ(以後、メッセージと呼ぶ)のフォーマットを示す図であり、(a)は機器情報要求メッセージのフォーマットを示す図であり、(b)は機器情報応答メッセージのフォーマットを示す図であり、(c)は測定データ要求メッセージのフォーマットを示す図であり、(d)は測定データメッセージのフォーマットを示す図であり、(e)は転送先通知メッセージのフォーマットを示す図である。各メッセージについて以下で説明する。
機器情報要求メッセージのフォーマットは、図5(a)に示すとおり、「機器情報要求メッセージタイプ」の1項目のみからなる。「機器情報要求メッセージタイプ」とは、メッセージの種類が機器情報要求メッセージであることを示す項目である。
機器情報応答メッセージは、図5(b)に示すとおり、「機器情報応答メッセージタイプ」、「ID」、「測定データタイプ」、「表示能力」の4つの項目からなる。
「機器情報応答メッセージタイプ」は、メッセージの種類が機器情報応答メッセージであることを表す項目である。「ID」は、各機器を識別するために機器ごとに割り当てられた識別子を表す項目であり、転送先通知メッセージを送信する場合に用いられる。「測定データタイプ」は、機器が測定するデータの種類を表す項目であり、例えば、体温計12の「測定データタイプ」は体温になる。「表示能力」は、各機器が備えている表示装置の能力(7セグメントディスプレイ表示や高精細LCD表示など)を表す項目である。
測定データ要求メッセージは、図5(c)に示すとおり、「測定データ要求メッセージタイプ」、「端末情報」、「利用者識別情報」の3つの項目からなる。「測定データ要求メッセージタイプ」は、メッセージの種類が測定データ要求メッセージであることを示している。「端末情報」は、測定データを要求している端末を示す情報である。「利用者識別情報」は、測定データを要求している端末の利用者を示す情報が格納される。
測定データメッセージは、図5(d)に示すとおり、「測定データメッセージタイプ」、「ID」、「測定時刻」、「測定データタイプ」、「測定データ」の5つの項目からなる。「測定データメッセージタイプ」は、メッセージの種類が測定データメッセージであることを表す項目である。「測定時刻」は、機器がデータを測定した時刻である。「測定データタイプ」は、機器情報応答メッセージに含まれる「測定データタイプ」と同様、機器が測定するデータの種類を表す項目である。「測定データ」は、機器が実際に測定するデータである。
転送先通知メッセージは、図5(e)に示すとおり、「転送先通知メッセージタイプ」、「シリアル番号」、「データ収集時刻」、「利用者識別情報」の4つの項目からなる。「転送先通知メッセージタイプ」は、メッセージの種類が転送先通知メッセージであることを表す項目である。「シリアル番号」は、中継装置が複数の転送先通知メッセージを送信する場合に、各転送先通知メッセージに付与される連番である。例えば、最初に送信する転送先通知メッセージには、送信する全転送先通知メッセージの数を格納し、以降の転送先通知メッセージでは、通知毎に1づつ減らしていくことによって、転送先通知メッセージを受け取る側の健康測定機器では、あといくつ転送先通知メッセージを受け取るのかわかる。「データ収集時刻」は、中継装置が測定データ要求メッセージを受け取り、その中に含まれる「利用者識別情報」を保存したときの時刻である。転送先通知メッセージを受け取る側の健康測定機器では、「利用者識別情報」とともに「データ収集時刻」を表示することで、健康測定機器のユーザは、いつ中継装置から測定データが持ち出されたかを知ることができる。これにより、例えば普段自分が健康管理端末を使わない時刻に測定データが持ち出された場合、ユーザは異変に気づくことができる。「利用者識別情報」は、測定データの転送先となる機器の利用者を表す情報である。
(通信手順の詳細)
以下では、図4を参照して、実施の形態1に係る健康情報管理システムの通信手順についてより詳細に説明する。
まず、利用者が体温計12を用いて自身の体温を測定する。体温計12は7セグメントディスプレイを備えており、体温を測定した直後には、測定結果を表示する。
図6は、図4に示す通信手順における体温計12の画面表示の変化を示す図であり、(a)は体温を測定したときの画面表示を示す図であり、(b)は通信を開始したときの画面表示を示す図であり、(c)は中継装置1aから測定データ要求メッセージを受信して暫定転送を行うときの画面表示を示す図であり、(d)は測定データの送信先を表すデータを受信したときの画面表示を示す図である。
図6(a)に示す例では、測定された体温が36.5℃であることを示している。体温を測定後、利用者が体温計12を中継装置1aに近づけると、中継装置1aは体温計12に内蔵されているRFIDタグ13を検出する。
図4に示すとおり、中継装置1aは、体温計12に内蔵されているRFIDタグ13を検出すると、体温計12に対して機器情報要求メッセージを送信する。
体温計12は、機器情報要求メッセージを受け取ると、自身の機器情報が要求されていることを認識する。そして、体温計12は、中継装置1aに対して機器情報応答メッセージを返信する。体温計12は、中継装置1aからの機器情報要求メッセージに対して機器情報応答メッセージを送信すると、通信を開始したことを表す表示を行う。
本実施の形態においては、図6(b)に示すとおり、「−−.−」と表示する。なお、これは限られた表示機能を利用して機器のモードを示すためであり、体温計12がさらに高機能の表示装置(例えば、文字を表示可能なLCDなど)を搭載していれば、通信中であることを明示的に表示することも可能となる。
中継装置1aは、体温計12から機器情報応答メッセージを受信すると、メモリ7に受信時刻と測定データタイプを記録する。この受信時刻は、機器情報応答データを受信したときに時計10が示している時刻である。また、測定データタイプは、受信した機器情報応答メッセージに含まれている測定データタイプである。
そして、中継装置1aは体温計12に対して測定データ要求メッセージを送信する。ここでは、中継装置1aが体温計12の測定データを要求しており、測定データ要求メッセージに含まれる「端末情報」には、中継装置1aを示す情報が格納されている。
体温計12は測定データ要求メッセージを受信すると、測定データ要求メッセージに含まれている「端末情報」が中継装置1aを示しているか否かについて判定する。判定の結果、「端末情報」が中継装置1aを示している場合、体温計12は、測定データの暫定転送、すなわち、最終的な送信先が決定していない状態で中継装置へ測定データを転送すること示す表示を行う。本実施の形態においては、図6(c)に示すとおり「88 8」と7セグメントディスプレイの3桁を全て「8」と表示することによって暫定転送を示している。
そして、体温計12は測定データメッセージを中継装置1aに対して送信する。上述のとおり、測定データメッセージには、「測定データ」以外に「測定時刻」なども含まれる。
中継装置1aは、測定データメッセージを受信すると、機器情報応答メッセージを受信したときにメモリ7に記録した「測定データタイプ」、「表示能力」とともに、測定データに含まれている「測定時刻」と「測定データ」もメモリ7に記録する。なお、時計機能を有しない健康測定機器の場合には、測定データに「測定時刻」は設定されていないため、中継装置1aが測定データを受信した時刻を「測定時刻」としてメモリ7に記録する。
これにより、本実施の形態に係る体温計12のような時計機能を持たない健康測定機器についても、測定データを実際に測定した時刻に近い時刻を「測定時刻」として記録することが可能となる。そして、上記のように中継装置1aにおいて全ての測定データについて「測定時刻」を記録する構成とすることで、測定データの時系列情報を用いた健康情報管理が可能となる。
次に、パーソナルコンピュータ11が中継装置1aに対して機器情報要求メッセージを送信する。なお、パーソナルコンピュータ11では、上述したとおり健康情報管理ソフトウェアが起動されており、健康情報管理ソフトウェアによって定期的に中継装置1aに対して機器情報要求メッセージが送信されている。
中継装置1aは、パーソナルコンピュータ11からの機器情報要求メッセージを受け取ると、パーソナルコンピュータ11に対して機器情報応答メッセージを送信する。このとき、中継装置1aは、体温計12から機器情報応答メッセージを受信したときにメモリ7に記録した「測定データタイプ」と「表示能力」とを機器情報応答メッセージに含めて送信する。
パーソナルコンピュータ11は、機器情報応答メッセージを受け取ると、中継装置1aに対して測定データ要求メッセージを送信する。このとき、パーソナルコンピュータ11は測定データ要求メッセージに「利用者識別情報」を含めて送信する。「利用者識別情報」は最終的に体温計12によって表示される。
ところで、各健康測定機器の表示能力は健康測定機器ごとに異なっており、健康測定機器の表示能力は、機器情報応答メッセージに含まれている。また、パーソナルコンピュータ11は、健康測定機器の表示能力に応じて異なる複数の「利用者識別情報」を記憶しており、測定データ要求メッセージを送信するとき、中継装置1aから受信した機器情報応答メッセージに含まれている「表示能力」に対応する「利用者識別情報」を選択する。
より具体的に説明すれば、本実施の形態においては、体温計12は、7セグメントディスプレイ(3桁表示)を備えている。パーソナルコンピュータ11は、3桁表示の7セグメントディスプレイで表示可能な「利用者識別情報」として、利用者ID番号「3」を選択する。
中継装置1aは、パーソナルコンピュータ11から測定データ要求メッセージを受け取ると、パーソナルコンピュータ11に対して測定データメッセージを送信する。パーソナルコンピュータ11は、測定データメッセージを受信すると、「測定データ」を取り出す。そして、「測定データ」は、パーソナルコンピュータ11上で起動している健康情報管理ソフトウェアによって管理される。
また、中継装置1aは、パーソナルコンピュータ11から受信した測定データ要求メッセージに含まれている「利用者識別情報」を、転送先通知メッセージに含めて体温計12に送信する。
体温計12は、転送先通知メッセージを受信すると、受信した転送先通知メッセージに含まれている「利用者識別情報」を表示する。本実施の形態においては、図6(d)に示すとおり、体温計12は、利用者識別情報として前述した「3」という利用者ID番号を表示する。
これにより、体温計12の利用者は、パーソナルコンピュータ11によって測定データが受信されたことを確認できる。より詳細に説明すれば、利用者識別情報はパーソナルコンピュータ11上で起動している健康情報管理ソフトウェアにログイン中の利用者を表している。また、パーソナルコンピュータ11によって受信された測定データは、健康管理ソフトウェアにログイン中の利用者のデータとして管理される。すなわち、体温計12の利用者は、パーソナルコンピュータ11によって測定データが受信され、自身のデータとして管理されていることを確認できる。
以上の構成によれば、体温計12が利用者ごとの測定データを管理する機能を実装することなく、測定データを容易に管理する仕組みを低コストで実現することが可能となる。
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施形態について図10〜図13に基づいて説明すれば以下の通りである。実施の形態2では、図1に示す健康情報管理システムの構成において、前記健康測定機器5として歩数計16を、前記健康情報管理端末4として携帯電話14を用いた場合のシステム構成について説明する。
図10は、実施の形態2に係る健康情報管理システムの構成である。図10に示す健康管理システムは、中継装置1b、携帯端末14、および歩数計16によって構成される。中継装置1bは、マイコン6、メモリ7、RFID部9、および時計10を備えている。
歩数計16は、RFIDタグ17を内蔵している。また、携帯電話14は、RFIDタグを内蔵している。つまり、本実施の形態においては、中継装置1bは、RFIDによって健康測定機器である歩数計16および健康情報管理端末である携帯電話14の両方と通信を行う。したがって、中継装置1bは、機器の種類(健康測定機器または健康情報管理端末)を判別し、機器に応じて処理を切り替える必要がある。
図11は、中継装置1bが機器に応じて通信手順を切り替える処理の流れを表すフローチャートである。始めに、ステップS111において、中継装置1bは、機器が近づいたか否かを判定する。ここで、中継装置1bは、機器が近づいたか否かについての判定を、RFIDタグの検出によって行う。すなわち、RFIDタグが検出されれば機器が近くにあると判定し、RFIDタグが検出されなければ機器は近くにないと判定する。
ステップS111における判定の結果、機器が近くにない場合、中継装置1bは、再度、機器が近づいたか否かの判定を行う。ステップS111における判定の結果、機器が近くにある場合には、中継装置1bは、ステップS112において、機器が測定機器であるか否かを判定する。
ステップS112における判定の結果、機器が測定機器である場合には、中継装置1bは、ステップS113において測定機器用の処理を行う。ステップS112における判定の結果、機器が測定機器でない場合には、中継装置1bは、ステップS114において健康情報管理端末用の処理を行う。
図12は、本実施の形態に係る中継装置1bが、携帯電話14および歩数計16と通信を行う場合の通信手順を示すシーケンス図である。なお、中継装置1bは常に電源が投入されている。また、図12には、歩数計16および携帯電話14がそれぞれ別々のタイミングで中継装置1bと通信する例が示されている。図12に示す通信手順において用いられる各通信データ(メッセージ)は、図5に示すメッセージと同じであり説明は省略する。図12に示す通信手順の詳細については後述する。
(通信手順の詳細)
以下では、図12を参照して、実施の形態2に係る健康情報管理システムの通信手順についてより詳細に説明する。上述したとおり、図12では、歩数計16と中継装置1bとが通信を行う処理と、歩数計16と携帯電話14とが通信を行う処理とは、別々のタイミングで行われる。
始めに、歩数計16と中継装置1bとの通信処理について説明する。まず、利用者は歩数計16を用いて歩数を測定する。歩数計16は、7桁表示の7セグメントディスプレイを備えており、1時間ごとの歩数を記録しながら、累積歩数と時刻を表示する。
図13は、図12に示す通信手順における歩数計16の画面表示の変化を示す図であり、(a)は歩数を計測したときの画面表示を示す図であり、(b)は通信を開始したときの画面表示を示す図であり、(c)は中継装置1bから測定データ要求メッセージを受信して暫定転送を行うときの画面表示を示す図であり、(d)は暫定転送の回数を表示する場合の画面表示を示す図であり、(e)は暫定転送を行った後、通常の表示状態に戻ったときの画面表示を示す図であり、(f)は利用者識別情報を表示するときの画面表示を示す図である。図13(a)に示す例では、利用者の累積歩数が9876歩であり、時刻がPM11:00であることを示している。歩数を測定後、歩数計16を中継装置1bに近づけると、中継装置1bは歩数計16に内蔵されているRFIDタグ17を検出する。
図12に示すとおり、中継装置1bは、歩数計16に内蔵されているRFIDタグ17を検出すると、歩数計16に対して機器情報要求メッセージを送信する。
歩数計16は、機器情報要求メッセージを受け取ると、自身の機器情報が要求されていることを認識する。そして、歩数計16は、中継装置1bに対して機器情報応答メッセージを返信する。歩数計16は、中継装置1bからの機器情報要求メッセージに対して機器情報応答メッセージを送信すると、通信を開始したことを表す表示を行う。
本実施の形態においては、図13(b)に示すとおり、時刻表示を「−−.−−」とする。なお、歩数計16がさらに高機能の表示装置を備えていれば、通信中であることを明示的に表示することも可能となる。
中継装置1bは、歩数計16から機器情報応答メッセージを受信すると、メモリ7に「ID」、「測定データタイプ」、「表示能力」、および受信時刻を記録する。この受信時刻は、機器情報応答データを受信したときに時計10が示している時刻である。また、測定データタイプは、受信した機器情報応答メッセージに含まれている測定データタイプである。
そして、中継装置1bは歩数計16に対して測定データ要求メッセージを送信する。ここでは、中継装置1bが歩数計16の測定データを要求しており。測定データ要求メッセージに含まれる「端末情報」には、中継装置1bを示す情報が格納されている。
歩数計16は測定データ要求メッセージを受信すると、測定データ要求メッセージに含まれている「端末情報」が中継装置1bを示しているか否かについて判定する。判定の結果、「端末情報」が中継装置1bを示している場合、歩数計16は、測定データの暫定転送、すなわち、最終的な送信先が決定していない状態で中継装置へ測定データを転送すること示す表示を行う。本実施の形態においては、図13(c)に示すとおり「8888888」と7セグメントディスプレイの7桁全てを表示することによって暫定転送を示している。
そして、歩数計16は測定データメッセージを中継装置1bに対して送信する。なお、歩数計16は、暫定転送の回数をカウントする暫定転送カウンタを備えている。そして、歩数計16は、測定データの暫定転送を行うと、暫定転送カウンタの値を1増加し、図13(d)に示すように、時刻の分を表示する部分に、暫定転送カウンタによってカウントされた回数を表示する。この暫定転送回数については、詳細を後述する。
中継装置1bに対して測定データの暫定転送を行った後、利用者が歩数を測定するために再び装着するなどして中継装置1bから離れた場所にある場合には、歩数計16は図13(e)に示すように、通常の表示状態に戻る。
中継装置1bは、測定データメッセージを受信すると、機器情報応答メッセージを受信したときにメモリ7に記録した「ID」、「測定データタイプ」、「表示能力」とともに、測定データに含まれている「測定時刻」と「測定データ」もメモリ7に記録する。なお、時計機能を有しない健康測定機器の場合には、測定データに「測定時刻」は設定されていないため、中継装置1bが測定データを受信した時刻を「測定時刻」としてメモリ7に記録する。
以上の歩数計16と中継装置1bとの通信処理は複数回繰り返されてもよい。また、歩数計16との上記通信処理に続けて、RFIDタグを内蔵した歩数計16以外の健康測定機器と同様の通信処理が行われてもよい。このとき、中継装置1bは、新たな測定データメッセージを受信すると、既に取得した「測定データ」を上書きするのではなく、追加するようにしてメモリ7に記録していく。以上は歩数計16と中継装置1bとの通信処理の説明である。
次に、別のタイミングにおける携帯電話14と中継装置1bとの通信処理について説明する。この処理は、利用者が携帯電話14によって中継装置1bに記録されている測定データを取得するときの処理である。
まず、利用者が携帯電話14を中継装置1bに近づける。すると、中継装置1bは携帯電話14に内蔵されているRFIDタグ15を検出する。中継装置1bは、RFIDタグ15を検出すると携帯電話14に対して、機器情報要求メッセージを送信する。
携帯電話14は、機器情報要求メッセージを受信すると、自身の機器情報が要求されていることを認識し、中継装置1bに対して機器情報応答メッセージを返信する。このとき、携帯電話14は、機器情報応答メッセージの「測定データタイプ」に健康情報管理端末であることを表すデータを格納して送信する。
中継装置1bは、携帯電話14から送信された機器情報要求メッセージを受信すると、機器情報応答メッセージに含まれている「測定データタイプ」が健康情報管理端末を表しているか否かを判定する。判定の結果、「測定データタイプ」が健康情報管理端末を表している場合には、中継装置1bは、携帯14に対して機器情報応答メッセージを送信する。このとき中継装置1bは、歩数計16から機器情報応答メッセージを受信したときにメモリ7に記録した「測定データタイプ」と「表示能力」とを機器情報応答メッセージに含めて送信する。
携帯電話14は、機器情報応答メッセージを受け取ると、中継装置1bに対して測定データ要求メッセージを送信する。このとき、携帯電話14は測定データ要求メッセージに「利用者識別情報」を含めて送信する。この「利用者識別情報」は、携帯電話14の利用者を表す情報であり、最終的に歩数計16によって表示される。
実施の形態1においても説明したとおり、各健康測定機器の表示能力は健康測定機器ごとに異なっており、健康測定機器の表示能力は、機器情報応答メッセージに含まれている。また、携帯電話14は、健康測定機器の表示能力に応じて異なる複数の「利用者識別情報」を記憶しており、測定データ要求メッセージを送信するとき、中継装置1bから受信した機器情報応答メッセージに含まれている「表示能力」に対応する「利用者識別情報」を選択する。
より具体的に説明すれば、本実施の形態においては、歩数計16は、7セグメントディスプレイ(7桁表示)を備えており、携帯電話14は、7セグメントディスプレイの7桁で表示可能な「利用者識別情報」として、利用者ID番号「4UJI」を選択する。なお、「4UJI」とは、7セグメントディスプレイによって「YUJI」という文字列を表現したものである。
中継器1bは、携帯電話14から測定データ要求メッセージを受信すると、測定データ要求メッセージに含まれている「利用者識別情報」を、歩数計16から測定データメッセージを取得したときにメモリ7に記録した「測定データ」に対応づけて、メモリ7に記録する。そして、中継装置1bは、「測定データ」を測定データメッセージに含めて携帯電話14に送信する。
携帯電話14は、測定データメッセージを受信すると、「測定データ」取り出して、図示しないメモリに記録する。携帯電話14では、予めインストールされている健康情報管理ソフトウェアによって「測定データ」が管理されており、利用者は通信終了後も「測定データ」を利用できる。以上は携帯電話14と中継装置1bとの通信処理の説明である。
次に、携帯電話14が中継装置1bに記録されている「測定データ」を取得した後に、さらに、別のタイミングにおける携帯電話14と中継装置1bとの通信処理について説明する。
まず、利用者は、歩数計16によって新たに歩数を計測する。その後、利用者が中継装置1bに歩数計16を近づけると、中継装置1bは、歩数計16のRFIDタグ17を検出し、歩数計16に対して機器情報要求メッセージを送信する。歩数計16は機器情報要求データを受信すると、中継装置1bに対して機器情報応答メッセージを送信する。
中継装置1bは、機器情報応答メッセージを受信すると、機器情報応答メッセージに含まれる「ID」を用いて機器情報応答メッセージの送信元が歩数計16であることを特定する。そして、以前に歩数計16から暫定転送を受けた測定データについての転送先の情報、すなわち、利用者識別情報を転送先通知メッセージに含めて歩数計16に送信する。このとき、中継装置1bは、メモリ7に記録されている「測定データ」に対応づけられた「ID」と歩数計16からの機器情報応答メッセージに含まれる「ID」とを比較して、以前に歩数計16から暫定転送を受けた「測定データ」であるか否かを判断する。つまり「ID」が一致する場合、当該「測定データ」に対応付けられた「利用者識別情報」を転送先通知メッセージに含めて歩数計16に送信する。暫定転送を受けた「測定データ」が複数ある場合には、転送先通知メッセージも複数送信する。歩数計16では、転送先通知メッセージを受信すると、その中に含まれている「利用者識別情報」を順次表示する。
歩数計16は、中継装置1bから転送先通知メッセージを受信すると、歩数計16の歩数を表示する部分に「利用者識別情報」を表示する。これにより、表示される「利用者識別情報」が自分を表している場合、利用者は、自身の携帯電話14によって、「測定データ」を取得したことを確認できる。一方、表示される「利用者識別情報」が自分以外を示す場合、他の利用者によって測定データが取得されたことを確認できる。
また、歩数計16は、中継装置1bから転送先通知メッセージを受信すると、暫定転送カウンタの値を1減らし、図13(f)に示すように、時刻の分を表示する部分に、1減らした後の暫定転送カウンタの値が示す回数を表示する。
携帯電話14によって中継装置1bから自身の測定データを読み込んだにもかかわらず、暫定転送カウンタが「0」でない場合、測定データが中継装置1bに残っていないか、別の中継装置1bによって「測定データ」が読み取られた可能性を示している。
中継装置1bは、歩数計16に対して転送先通知メッセージを送信した後、さらに測定データ要求メッセージを送信し、歩数計16から新たな測定データを取得するための通信処理を行う。
なお、実施の形態1において説明したとおり、中継装置1bについても、「測定データ」ごとに「測定時刻」を記録する構成とすれば、時系列情報を用いて健康情報管理をすることが可能となる。さらに、中継装置1bについても、測定間隔テーブル(図7、図9参照)や測定を促すメッセージ表示(図8参照)などを用いれば、よりきめ細かく健康情報管理を行うことができる。
(時系列情報による健康情報管理)
中継装置1bは、実施の形態1において説明した中継装置1aと同様、受信した全ての測定データについて測定時刻を記録している。そのため、測定データの時系列情報を用いて健康情報管理をすることが可能となる。さらに、中継装置1bにおいて、データタイプごとに望ましい測定間隔を記録する測定間隔テーブルを保持しておけば、時系列情報を用いて、より詳細に健康情報管理を行うことができる。
図7は、測定間隔テーブルの一例を示す図である。図7に示す測定間隔テーブルでは、データタイプと各データタイプにおいて望ましい測定間隔の最長値とが対応づけられている。図7に示す測定間隔テーブルを用いた健康情報管理としては、例えば、マイコン6を用いて、上述した測定データの「測定時刻」と「データタイプ」の履歴を定期的にチェックし、データタイプごとに最後に測定されたときから現在までの期間を算出して、測定間隔テーブルに記録されている望ましい測定間隔と比較することによって、最後に測定されたときから現在までの期間が望ましい測定間隔を超えているデータタイプについて、利用者に測定を促すことができる。
図8は、利用者に健康測定を促すメッセージを携帯電話14に表示する例を示す図である。図8に示すメッセージによって利用者に測定を促す構成について、より具体的に説明すれば次のとおりである。
中継装置1bは、最後に測定されたときから現在までの期間が望ましい測定間隔を超えているデータタイプが存在する場合、ブザー40を鳴らして利用者に通知する。ここで、利用者が携帯電話14を中継装置1bに近づけると、中継装置1bは携帯電話14を検知し、ブザー40を停止する。そして、携帯電話14に対して、望ましい測定間隔を超えているデータタイプやその期間などのデータを送信する。それらのデータを受け取ると、携帯電話14では、健康管理ソフトウェアによって図8に示すメッセージが表示される。
また、図7に示す測定間隔テーブル以外に、図9に示すような測定間隔テーブルも考えられる。図9は、年齢ごとの望ましい測定間隔を記録している測定間隔テーブルを示す図である。健康測定機器によってデータを測定するときに利用者の年齢を取得し、測定データと利用者の年齢とを中継装置1bに送信する構成とすれば、図9に示す測定間隔テーブルを利用して、利用者の年齢に応じて健康測定を促すことができるため、よりきめ細かく健康情報を管理するための仕組みを実現できる。
〔実施の形態3〕
本発明の他の実施形態について、図14乃至図15に基づいて説明すると以下の通りである。実施の形態3では、図1に示す健康情報管理システムの構成において、前記健康測定機器5として血圧計18を、前記健康情報管理端末4として携帯電話20を用いた場合のシステム構成について説明する。
図14は、実施の形態3に係る健康情報管理システムの構成である。図14に示す健康管理システムは、中継装置1c、血圧計18、および携帯電話20によって構成される。中継装置1cは、赤外線受信部22、表示部23、およびBluetooth IF(Inter Face)24を備えている。なお、中継装置1cは、図示しないマイコンおよびメモリも備えている。血圧計18は、赤外線送受信部19を備えている。血圧計18は、赤外線通信によって中継装置1cとデータ通信を行う。携帯電話20は、Bluetooth IF(Inter Face)21を備えている。携帯電話20は、Bluetoothインターフェースを介して中継装置1cとデータ通信を行う。
図15は、本実施の形態に係る中継装置1cが、携帯電話20および血圧計18と通信を行う場合の通信手順を示すシーケンス図である。なお、中継装置1cは、常に電源が投入されている。図15に示す例では、血圧計18と携帯電話20が、別々のタイミングで中継装置1cと通信する。図15に示す通信手順について、以下に説明する。
まず、利用者は、血圧計18を用いて血圧を測定する。利用者は、血圧を測定した後、血圧計18の測定データ送信ボタン(図示せず)を押下する。測定データ送信ボタンが押下されると、血圧計18は、利用者の血圧を表す「測定データ」を測定データメッセージに含めて中継装置1cに対して送信する。
中継装置1cは、測定データメッセージを受信すると、「測定データタイプ」と「測定データ」をメモリに記録する。本実施の形態においては、血圧計18は情報を表示する機能を備えていないため、中継装置1cは、「表示能力」について情報を取得していない。一方、中継装置1cは表示部23を備えており、ここでは、中継装置1c自身の「表示能力」を、血圧計18から受信した「測定データ」に対応付けて記録しておく。
次に、中継装置1cと血圧計18との上述の通信処理とは別のタイミングにおいて、利用者が携帯電話20のBluetooth IF21の機能を有効にし、健康管理ソフトウェアを起動すると、携帯電話20と中継装置1cとが通信処理を開始する。携帯電話20と中継装置1cとの通信処理の手順は、図12に示す携帯電話14と中継装置1bとの通信処理の手順と同じであり、説明は省略する。
ただし、本実施の形態では、中継装置1cからの機器情報応答メッセージには、中継装置1cの「表示能力」が格納されており、携帯電話20は、中継装置1cの「表示能力」に応じた「利用者識別情報」を選択して、測定データ要求メッセージに含めて中継装置1cに送信する。例えば、中継装置1cが高精細のディスプレイを備えている場合には、携帯電話20は、「利用者識別情報」として漢字の「市川」を表すデータを送信する。そして、本実施の形態においては、中継装置1cが「利用者識別情報」として「市川」と表示する。つまり、中継装置1cが利用者に対して「利用者識別情報」を通知する構成である。これに対し、図12に示す通信処理においては、携帯電話14は、中継装置1bからの機器情報応答メッセージに含まれる歩数計16の「表示能力」に応じた「利用者識別情報」を選択し、測定データ要求メッセージに含めて中継装置1bに送信する。そして、「利用者識別情報」を表示するのは、健康測定機器の歩数計16である。
利用者が血圧計18を用いて新たに血圧を測定し中継装置1cに送信すると、中継装置1cは、受信した測定データをメモリに記録し、以前の測定データの「利用者識別情報」を表示する。
なお、実施の形態1〜3において、通信手段としてRFIDタグ、赤外線通信、Bluetooth、有線などを用いた通信システムの構成例が示されているが、通信システムの構成は、実施の形態1〜3に示した構成に限らず、上記の通信手段の任意の組合せによって得られる構成であってもよく、特に限定はされない。
〔実施の形態4〕
本発明の他の実施形態について図16に基づいて説明すれば以下の通りである。実施の形態4では、図1に示す健康情報管理システムの構成において、前記健康測定機器5として体温計25および体重計26を用いた場合のシステム構成について説明する。また、本実施の形態では、健康情報管理端末4として自身のパーソナルコンピュータや携帯電話が用いられるのではなく、保険会社33や医療機関34の情報処理端末よって測定データが収集される構成となっている。
図16は、実施の形態4に係る健康情報管理システムの構成である。図16に示す健康管理システムは、体温計25、体重計26、中継装置1d、ブロードバンドルータ32、保険会社33、医療機関34、およびインターネットによって構成される。体温計25は無線部27を備えている。体重計26は無線部28を備えている。また、中継装置1dは、無線部29、表示部30、およびIF(インターフェース)31を備えている。
体温計25と中継装置1dとは、無線部27および無線部29を介して通信を行う。体重計26と中継装置1dとは、無線部28および無線部29を介して通信を行う。また、中継装置1dは、ブロードバンドルータ32を介してインターネットに接続されている。また、保険会社33および医療機関34は、内部に設置されている情報処理端末(図示せず)がインターネットに接続されている。つまり、中継装置1dは、インターネットを利用して、保険会社33および医療機関34の内部に設置されている情報処理端末と通信できる。
図16に示す例では、中継装置1bは個人使用されることを前提としている。医療機関34は、利用者のホームドクターであり、利用者の測定データを入手することによって、顧客の日々の健康情報を管理することができる。また、保険会社33は、利用者の測定データを取得して、顧客の健康状態を把握しておくことにより、掛け金の査定などを適切に行うことができる。
この場合、送信先情報として、保険会社33および医療機関34を示すサービスプロバイダ情報が用いられる。つまり、利用者は、中継装置1dによって、どのサービスプロバイダが自身の測定データを入手したかを知ることができる。これにより、利用者は、自身の測定データが保険会社33によって取得されたのか、あるいは、医療機関34によって取得されたのかを知る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
最後に、中継装置1の各ブロック、特に転送先特定データ取得部2および転送先特定情報通知部3は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、中継装置1は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである中継装置1の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記中継装置1に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、中継装置1を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は、送信装置から送信されたデータを受信装置に中継する通信装置に適用できる。特に、健康測定機器などによって測定された測定データを、該測定データを管理するためのデータ管理端末に中継する通信装置に対して、好適に利用できる。
本発明に係る中継装置の要部構成を示す図である。 本発明に係る中継装置が、健康情報管理端末および健康測定機器と通信を行う場合の代表的な通信手順を表すシーケンス図である。 実施の形態1に係る健康情報管理システムの構成である 実施の形態1に係る中継装置が、パーソナルコンピュータおよび体温計と通信を行う場合の通信手順を示すシーケンス図である。 図4に示す通信手順において使用される通信データのフォーマットを示す図であり、(a)は機器情報要求メッセージのフォーマットを示す図であり、(b)は機器情報応答メッセージのフォーマットを示す図であり、(c)は測定データ要求メッセージのフォーマットを示す図であり、(d)は測定データメッセージのフォーマットを示す図であり、(e)は転送先通知メッセージのフォーマットを示す図である。 図4に示す通信手順における体温計の画面表示の変化を示す図であり、(a)は体温を測定したときの画面表示を示す図であり、(b)は通信を開始したときの画面表示を示す図であり、(c)は中継装置1aから測定データ要求メッセージを受信して暫定転送を行うときの画面表示を示す図であり、(d)は測定データメッセージの送信先を表すデータを受信したときの画面表示を示す図である。 測定間隔テーブルを示す図である。 利用者に健康測定を促すメッセージ表示の例を示す図である。 年齢ごとの望ましい測定間隔を記録している測定間隔テーブルを示す図である。 実施の形態2に係る健康情報管理システムの構成である。 実施の形態2に係る中継装置が機器に応じて通信手順を切り替える処理を表すフローチャートである。 本実施の形態に係る中継装置が、携帯電話および歩数計と通信を行う場合の通信手順を示すシーケンス図である。 図12に示す通信手順における歩数計の画面表示の変化を示す図であり、(a)は歩数を計測したときの画面表示を示す図であり、(b)は通信を開始したときの画面表示を示す図であり、(c)は中継装置1bから測定データ要求メッセージを受信して暫定転送を行うときの画面表示を示す図であり、(d)は暫定転送の回数を表示する場合の画面表示を示す図であり、(e)は暫定転送を行った後、通常の表示状態に戻ったときの画面表示を示す図であり、(f)は利用者識別情報を表示するときの画面表示を示す図である。 実施の形態3に係る健康情報管理システムの構成である。 実施の形態3に係る中継装置が、携帯電話および血圧計と通信を行う場合の通信手順を示すシーケンス図である。 実施の形態4に係る健康情報管理システムの構成である。
符号の説明
1 中継装置
1a 中継装置
1b 中継装置
1c 中継装置
1d 中継装置
2 転送先特定データ取得部
3 転送先特定情報通知部
4 健康情報管理端末(受信装置)
5 健康測定機器(送信装置)
6 マイコン(転送先特定データ取得手段、転送先特定情報通知手段、通知手法データ送信手段、送信回数更新手段、通知手段)
7 メモリ(転送先記憶手段、日時記憶手段、測定間隔刻手段、送信回数記憶手段)
10 時計
11 パーソナルコンピュータ(受信装置、健康情報管理端末)
12 体温計(送信装置、健康測定機器)
14 携帯電話(受信装置、健康情報管理端末)
16 歩数計(送信装置、健康測定機器)
18 血圧計(送信装置、健康測定機器)
20 携帯電話(受信装置、健康情報管理端末)
23 表示部(ディスプレイ)
25 体温計(送信装置、健康測定機器)
26 体重計(送信装置、健康測定機器)
30 表示部(ディスプレイ)
33 保険会社
34 医療機関

Claims (12)

  1. 送信装置から送信される送信先未定のデータを受信し、受信装置からの要求に応じて該受信装置に対して前記データを転送する中継装置であって、
    前記受信装置に対して前記データを転送する場合に、該受信装置を特定する転送先特定情報を表す転送先特定データを該受信装置から取得する転送先特定データ取得手段と、
    前記送信装置の利用者に対して、前記転送先特定データが表す転送先特定情報を通知する転送先特定情報通知手段とを備えていることを特徴とする中継装置。
  2. 前記転送先特定情報通知手段は、
    前記送信装置に前記転送先特定データを送信し、該送信装置を介して該転送先特定データが表す転送先特定情報を前記送信装置の利用者に通知することを特徴とする請求項1に記載の中継装置。
  3. 前記転送先特定情報を表示するディスプレイをさらに備え、
    前記転送先特定情報通知手段は、
    前記転送先特定情報を、前記ディスプレイに表示して前記送信装置の利用者に通知することを特徴とする請求項1に記載の中継装置。
  4. 前記転送先特定データを記憶する転送先記憶手段をさらに備え、
    前記転送先特定情報通知手段は、
    前記転送先記憶手段が記憶している前記転送先特定データを用いて、前記転送先特定情報を前記送信装置の利用者に通知することを特徴とする請求項1に記載の中継装置。
  5. 前記転送先特定情報通知手段は、
    新たに前記データを受信するときに、以前に受信した前記データの前記転送先特定データを前記送信装置に送信して、該転送先特定データが表す転送先特定情報を前記送信装置の利用者に通知することを特徴とする請求項4に記載の中継装置。
  6. 前記送信装置が前記送信装置の利用者に対して転送先特定情報を通知する手法を表す通知手法データを、該送信装置から取得して、前記受信装置に対して転送する通知手法データ送信手段をさらに備え、
    前記転送先特定データ取得手段は、
    前記受信装置から、前記通知手法データに応じた前記転送先特定データを該受信装置から取得することを特徴とする請求項1に記載の中継装置。
  7. 前記送信装置は、前記送信装置の利用者の健康に関する健康データを測定する健康測定機器であり、
    前記受信装置は、前記健康データを管理する健康データ管理端末であり、
    前記転送先特定データ取得手段は、
    転送先特定データとして、前記健康データ管理端末の利用者を特定する利用者識別情報を表す利用者識別データを取得することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の中継装置。
  8. 前記健康データが前記健康測定機器によって測定された日時、または、前記健康データを受信した日時を記憶する日時記憶手段と、
    前記健康データの種類ごとに、あらかじめ定められた測定間隔を記憶している測定間隔記憶手段と、
    前記健康データの種類ごとに、前記日時記録手段によって記録された日時のうち最新の日時から現在までの経過期間と前記測定間隔とを比較し、比較した結果、前記経過期間が前記測定間隔よりも長いと判定された場合、前記健康データの種類を前記健康測定機器の利用者に対して通知する測定促進手段とをさらに備えていることを特徴とする請求項7に記載の中継装置。
  9. 請求項1に記載の中継装置に対して前記データを送信する送信装置であって、
    前記中継装置に対して前記データを送信した回数を記憶する送信回数記憶手段と、
    前記転送先特定データを取得するたびに、前記回数を一つ減算する送信回数更新手段と、
    前記回数および/または前記回数が送信回数更新手段によって更新された結果を前記送信装置の利用者に通知する通知手段とを備えていることを特徴とする送信装置。
  10. 送信装置から送信される送信先未定のデータを受信し、受信装置からの要求に応じて該受信装置に対して前記データを転送する中継方法であって、
    前記受信装置に対して前記データを転送する場合に、該受信装置を特定する転送先特定情報を表す転送先特定データを該受信装置から取得する転送先特定データ取得手ステップと、
    前記送信装置の利用者に対して、前記転送先特定データが表す転送先特定情報を通知する転送先特定情報通知ステップとを含んでいることを特徴とする中継方法。
  11. 請求項1から8のいずれか1項に記載の中継装置を動作させる制御プログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるための制御プログラム。
  12. 請求項11に記載の通信制御プログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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