JP2003076791A - 健康管理支援システム - Google Patents

健康管理支援システム

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JP2003076791A
JP2003076791A JP2001224410A JP2001224410A JP2003076791A JP 2003076791 A JP2003076791 A JP 2003076791A JP 2001224410 A JP2001224410 A JP 2001224410A JP 2001224410 A JP2001224410 A JP 2001224410A JP 2003076791 A JP2003076791 A JP 2003076791A
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biometric
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JP2001224410A
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English (en)
Inventor
Akira Kudo
昭 工藤
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Toyo Communication Equipment Co Ltd
Original Assignee
Toyo Communication Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ネットワークを介して生体データを収集する健
康管理支援システムにおいて、生体センサーのバッテリ
ー消耗を低減した健康管理支援システムを提供する。 【解決手段】測定対象者の生活拠点40の側には、電磁
誘導により電力と信号を同時に供給するRFモジュール
11とネットワーク70側に生体データの送信を行なう
ための通信インタフェース部15と統括的制御を司る制
御部12とを有し上面部に読取トレー18を設けた専用
ターミナル9と、前記電磁誘導により供給された電力を
利用して動作するIDタグ8を有する生体センサー1と
を備えて構成し、前記読取トレー18に置かれた生体セ
ンサー1から自動的に専用ターミナル9が生体データを
読み取って管理センターに転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、健康管理支援シス
テムに関し、特に、遠隔地の健康管理センターにて生体
データを自動収集するに際し、生体センサーの電力消費
を軽減する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】毎日継続的に生体データ(体温、血圧、
脈拍、心電図、血糖値など)を監視することが望ましい
と診察された患者のケアを患者宅にて行なうための健康
管理支援システムとして、図8に示す如く、健康管理す
べき測定対象者の生活拠点となる家庭住宅40a〜n
と、病院や診療所等の医療機関50、或いはASP(Ap
plication Service Provider)等による健康チェック代
行サービス会社60とをネットワーク70で結び、在宅
のまま遠隔健康管理を行なうシステムが登場している。
また、特開2000−5138号公報に開示されたよう
なシステムも提案されている。図9は、特開2000−
5138号公報に開示された健康管理支援システムの概
要を示す図であって、この提案に示されるシステムは、
生体センサー(測定機器)の操作を容易にすると共に、
測定した生体データを医療機関側の要求に応じて自動的
に転送し、在宅測定者(測定対象者)の健康管理を遠隔
地の医療機関側で迅速且つ的確に行なうことを目的と
し、血圧、脈拍、心電図、及び体温を測定する生体セン
サーAを身体に装着して常時測定し、測定した生体デー
タを、生体センサーAに設けた無線通信回路から専用タ
ーミナルBに送信し、専用ターミナルBからケーブルテ
レビ回線を介してセンター局に送信するシステム構成と
なっている。
【0003】このような従来の健康管理支援システムに
よれば、健康を維持するために必要な生体データを生体
センサーで毎日測定し、そのデータをケーブルテレビの
通信回線を利用して医療機関センターなどに送ることが
できるので、測定者は自宅で日常生活をしながら容易に
健康管理をセンター局に委託することが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の健康管理支援システムにおいては、以下に示す
ような問題点があった。つまり、生体センサーと専用タ
ーミナル間は、無線通信回路による電磁波の送受により
データのやりとりが行われる。この場合、生体センサー
側はコードレスが望ましいので電源はバッテリー駆動と
なるが、センサーによる測定動作電力以上に、無線通信
回路の消費電力は大きいため、バッテリーの消耗が早
い。そのため、充電や電池交換を頻繁に行なう必要が生
じることから、測定機器の保守操作に手間がかかること
になり、しかも、バッテリー切れに気づかない場合に
は、もはや継続的な生体データの収集が途絶えてしまう
ことになる。
【0005】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたものであり、生体センサーにおいて、無線通
信によるデータのやりとりに係る電力消費を大幅に削減
し、生体センサーのバッテリー消耗を低減した健康管理
支援システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係わる健康管理支援システムの請求項1の発
明は、測定対象者の生活拠点からネットワークを介して
管理センターに生体データを収集するシステムであっ
て、前記生活拠点の側には、電磁波により電力と信号を
同時に供給するRFモジュールと前記ネットワーク側に
健診データの送信を行なうための通信インタフェース部
と統括的制御を司る制御部とを有し上面部に読取トレー
を設けた専用ターミナルと、前記電磁波の受信により誘
起した電力を利用して動作するIDタグを有する生体セ
ンサーと、を備え、前記読取トレーに置かれた生体セン
サーから生体データを読み取り、管理センターに転送す
るようにしたことを特徴とする。
【0007】また、本発明に係わる健康管理支援システ
ムの請求項2の発明は、前記請求項1記載の健康管理支
援システムにおいて、前記専用ターミナルは、更に、表
示器又はスピーカを有し、所定の時間経過しても生体セ
ンサーからの応答がないときに、文字表示又は音声案内
にて、測定対象者に生体センサーを読取トレーに置くよ
う促すことを特徴とする。
【0008】また、本発明に係わる健康管理支援システ
ムの請求項3の発明は、前記請求項2記載の健康管理支
援システムにおいて、前記専用ターミナルは、生体デー
タの項目毎に蓄積した数日分の平均値を求め、平均値に
対し予め設定された所定の閾値を超えた値の生体データ
が測定されたときには、文字表示又は音声案内にて、測
定対象者に再測定するよう促すことを特徴とする。
【0009】また、本発明に係わる健康管理支援システ
ムの請求項4の発明は、前記請求項3記載の健康管理支
援システムにおいて、前記専用ターミナルは、再測定要
求直後に測定された生体データが、再び、所定の閾値を
超えている場合に、注意警報フラグを付して健康管理セ
ンターに転送するようにしたことを特徴とする。
【0010】また、本発明に係わる健康管理支援システ
ムの請求項5の発明は、前記請求項1乃至4記載の健康
管理支援システムにおいて、前記専用ターミナルは、制
御部にて生体データを第1の暗号方式にて暗号化した状
態で保管し、生体データの送信に際し、制御部からは暗
号化された状態の生体データを通信インタフェースに供
給し、通信インタフェースは更にネットワーク上での送
受信プロトコルに基づく第2の暗号方式にて暗号化して
転送を行なうことを特徴とする。
【0011】また、本発明に係わる健康管理支援システ
ムの請求項6の発明は、前記請求項5記載の健康管理支
援システムにおいて、前記第1の暗号方式に用いる暗号
鍵について、測定対象者の生活拠点の側では、当該暗号
鍵をハードウェアキーユニットにより管理するようにし
たことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図示した実施の形態例に基
づいて本発明を詳細に説明する。図1は本発明に係わる
健康管理支援システムの生活拠点側機器の構成例を示す
機能ブロック図である。なお、上述の図8に示すように
家庭住宅40a〜40nと、医療機関50又は健康チェ
ック代行会社60との間を、ネットワーク70を介して
接続する形態は同様である。
【0013】この例に示す健康管理支援システムは、測
定対象者の生活拠点において、生体センサー1と専用タ
ーミナル9とを備えて構成する。例えば、病院の医師か
ら、毎日の健康状態をチェックする必要があるが入院を
要するほどではないと診断された患者が、自宅に本発明
に係る前記生体センサー1と専用ターミナル9とを設置
し、患者本人或いはその家族や介護者により生体センサ
ー1を用いて患者の生体データを測定し、これを自動的
にネットワーク70を介して転送する具体例を用いて説
明する。
【0014】ここで、生体センサー1として体温計を例
にすると、生体センサー1は、センサー部であるサーミ
スタ2と、サーミスタ2からのアナログ信号をディジタ
ル信号に変換するアナログ/ディジタル変換器(A/
D)3と、A/D3の出力を取り込んでメモリ6に記憶
すると共に、LCD表示器5に測定結果等を表示させる
マイコン4とを有し、更に、前記マイコン4に接続した
RF−IDタグ8を備えている。このRF−IDタグ8
(以下、IDタグという)は、RF(Radio Frequenc
y)帯域による電磁波を利用して非接触でデータの読み
書きを行ない、ID(Identification)による識別機能
を持った通信回路チップであり、アンテナコイル7を有
している。なお、IDタグ8の特徴的な点は、前記電磁
波を受信した際に、アンテナコイル7の両端に誘起した
電力を蓄え、これをエネルギー源として動作可能になっ
ており、詳しくは後述する。
【0015】一方、専用ターミナル9は、生体センサー
1からの生体データを読み取り、これをネットワーク7
0に送出すべく機能する、所謂、中継ターミナルであっ
て、前記IDタグ8に対応して読み書きを行なうRFモ
ジュール11と、このRFモジュール11を制御するマ
イコン12と、マイコン12に接続したメモリ13、時
計14、及び通信インタフェース部15とを備える。前
記RFモジュール11は、リーダー/ライターとも呼ば
れ、電磁波送受のためのアンテナコイル10を有してい
る。また、前記メモリ13はマイコン12が各制御のた
めの信号処理に係るデータの記憶に用いるものであり、
時計14は時刻情報を維持・更新すると共に、タイマー
としての機能も有する。前記通信インタフェース部15
は、マイコン12とネットワーク70との間にて通信デ
ータの送受を媒介するものであり、ネットワーク70の
種類に応じて、例えば、ネットワーク70がアナログ電
話網(一般加入者回線)であれば、通信インタフェース
部15はモデムである。
【0016】この図に示す健康管理支援システムは、以
下のように機能する。即ち、生体センサー1を用いて測
定対象者の体温が計られると、その測定温度結果はメモ
リ6に記憶される。この測定に関して生体センサー1内
で機能するのは、サーミスタ2、A/D3、マイコン
4、LCD表示器5、及びメモリ6であり、これら機能
ブロックは、図示を省略した内蔵バッテリ(例えば、ボ
タン型電池など)にて駆動される。ところが、IDタグ
8には、この内蔵バッテリからの電源供給は行われな
い。IDタグ8を駆動するためのエネルギーは、専用タ
ーミナル9のRFモジュール11からの電磁波から得る
のである。つまり、専用ターミナル9では、マイコン1
2の制御に基づき、定期的にRFモジュール11のアン
テナコイル10から電磁波を送出してポーリングをかけ
る。IDタグ8側では、この電磁波によりアンテナコイ
ル7に誘起する電力を蓄え、これをエネルギー源として
動作すると共に、受信した電磁波から信号を抽出して解
析し、更には、アンテナコイル7からRFモジュール1
1に対して電磁波により応答を返すのである。この応答
信号中には、メモリ6に記憶された体温データの他に、
IDタグ8に付されたシリアルナンバーなどが含まれ
る。これにより、専用ターミナル9では、シリアルナン
バーの照合を行なうことで生体センサー1を識別すると
同時に、測定データをメモリ13に記憶するのである。
【0017】そして、専用ターミナル9は、例えば、ネ
ットワーク70を介して健康チェック代行会社60から
「データ送信要求」があったときに、マイコン12がメ
モリ13に蓄積されている生体データ(体温、血圧、脈
拍数、心電図、血糖値など)を読み出し、通信インタフ
ェース部15からネットワーク70を介して送信を行な
う。
【0018】次に、図2は、本発明に係る健康管理支援
システムの実施の形態例を示す構成図であり、図1と同
様に測定対象者の生活拠点内における具体的な機器イメ
ージを示している。なお、この例では、上述の専用ター
ミナル9とネットワーク70との間に、媒介機器を設け
た場合の例を示す。
【0019】この図に示す健康管理支援システムは、表
示部及び腕帯部を有するRF−IDタグ入り血圧計16
と、RF−ID入り体温計17と、読取トレー18及び
アンテナ20を有するRFモジュール入り中継ターミナ
ル19とを備える。ここで、血圧計16及び体温計17
は、上述の生体センサー1に相当し、中継ターミナル1
9は、専用ターミナル9に相当する。また、上述の媒介
機器としてダイヤルアップルータ22を用いるとした場
合には、ダイヤルアップルータ22が接続するネットワ
ーク70はISDN網であって、パーソナルコンピュー
タ(PC)21などを収容すると共に、LANカードに
よる無線LAN方式を用いた通信にて前記中継ターミナ
ル19とのデータ通信が行なわれ、生体データがネット
ワークに転送される。他方、媒介機器として携帯電話2
3を用いるとした場合には、携帯電話23が接続するネ
ットワーク70は携帯電話網であって、携帯電話23に
内蔵した図示しないBluetoothチップによる2.4GHz帯
域を用いる無線伝送方式にて前記中継ターミナル19と
のデータ通信が行なわれ、生体データがネットワークに
転送される。
【0020】この例に示す健康管理支援システムは、次
のように機能する。つまり、中継ターミナル19に設け
られた読取トレー18は、血圧計16や体温計17など
の生体センサーの置き場を提供しており、未使用時に
は、この読取トレー18に置くよう定めている。中継タ
ーミナル19が内蔵するRFモジュールは、最大通信距
離が10cm程度であるから、読取トレー18上に置か
れた生体センサーはその通信範囲内に位置するよう設計
されている。したがって、例えば、朝、起床後の体温を
測定することが定められた測定対象者は、読取トレー1
8から体温計17を持ち出して体温測定を行ない、それ
が終わると再び、体温計17を読取トレー18に戻し置
くのである。すると、中継ターミナル19のRFモジュ
ール11からのポーリングにより、体温計17内のID
タグ8が自動的に応答し、測定した体温データが中継タ
ーミナル19に読み取られるのである。
【0021】次に、図3は、本発明に係る健康管理支援
システムにおいて用いられるIDタグの内部構成例を示
す図である。この例に示すRF−IDタグ8は、電磁波
を受けたアンテナコイル7の出力を整流回路24と検波
回路27に供給し、整流回路24にて整流された電流は
充電回路25に蓄えられ、この充電回路25に蓄えたエ
ネルギーを基に信号処理回路26を駆動する。ここで、
アンテナコイル7は、そのアンテナ特性として有する波
長の電磁波が放射されたときに、その到来電磁波にアン
テナコイル7が共振して受信最大電力が誘起されるもの
であり、電磁波エネルギーを効率よく電力に変換するよ
うになっている。また、検波回路27にて復調された信
号は信号処理部26にて受信され、信号処理部26にて
信号の内容が解析される。一方、RF−IDタグ8から
応答を返すときには、信号処理回路26からの送信デー
タを増幅回路28により増幅変調してアンテナコイル7
から電磁波を送出する。このようにして、RF−IDタ
グ8自体は、無電源にて構成されているので、中継ター
ミナル19の読取トレー18上においてのみ応答動作を
行なうことができることになる。したがって、血圧計1
6や体温計17の生体センサー1が搭載するバッテリー
は、主として測定動作時に電力消費がなされ、無線通信
によるデータの送受に係る電力消費は殆ど無くす(正確
には、メモリからデータを読み出す際に僅かながらバッ
テリー電力を消費する)ことができるので、バッテリー
の消耗を大幅に低減することができる。
【0022】次に、図4は、本発明に係る健康管理支援
システムにおける専用ターミナルの応用構成例を示す機
能ブロック図である。なお、図1及び図2に示した専用
ターミナルと同様の機能ブロックについては同一の符号
を付してその説明を省略する。
【0023】この図に示す専用ターミナル29は、RF
モジュール11と、制御部(マイコン)12と、メモリ
13と、タイムスタンパー(時計)14と、Bluet
oothチップ(通信インタフェース部)15と、読取
トレー18と、アンテナ20とを有しており、ここで
は、図1及び図2において図示を省略していた電源回路
35も図示する。更に、この専用ターミナル29は、血
圧計に内蔵されるバッテリーを充電するための充電用ア
タッチメント30と、制御部12により制御される大型
LCD表示器31、及び赤色LED32a、青色LED
32bと、制御部12からの制御に基きスピーカ34か
ら音声を出力する音声案内データベース33とを備えて
いる。
【0024】前記充電用アタッチメント30は、充電回
路を有した血圧計載置台であり、例えば、生体センサー
である血圧計が、腕帯部に空気圧を加えて測定する方式
であるとすると、エアーコンプレッサーを内蔵すること
になるが、血圧測定動作時のエアーコンプレッサーは電
力消費量が大きいために、繰り返し充電可能な二次電池
をバッテリーとして搭載するのが実用的な場合があり、
これを充電するためのものである。そして、この充電用
アタッチメント30に血圧計が置かれているときに、バ
ッテリーを充電すると共に、RFモジュール11により
測定結果の生体データ(血圧値や脈拍数)を、非接触通
信にて自動的に読み取るのである。また、大型LCD表
示器31は、専用ターミナル29自体の動作状態表示
や、カレンダー(スケジュール表)と時刻の表示の他
に、蓄積記憶されている各種生体データの値の表示や、
集計処理を行なって平均値や最大値、最小値の表示と、
統計グラフ表示などを行なうもので、測定対象者などの
視覚に対して、見やすいよう情報を提供するものであ
る。
【0025】また、赤色LED32aは、点灯或いは点
滅することにより、“異常”を示す警報表示を行なうた
めのもので、例えば、専用ターミナル29や生体センサ
ーの装置故障時などに点灯させ、所定の時間になっても
生体センサーが読取トレー18又は充電用アタッチメン
ト30に載置されない状態が続いたときに点滅させる。
一方の青色LED32bは、点灯或いは点滅することに
より、“正常”を示す。例えば、体温測定を終えた体温
計を読取トレー18に置き、RFモジュール11により
測定データの転送が成功すると短時間(1〜2秒)のう
ちに数回点滅させ、更に、その測定データが所定の平常
体温範囲内であったときに、10秒間点灯させる。
【0026】また、音声案内データベース33は、スピ
ーカ34を駆動して音声により、測定対象者などの聴覚
に対して、聞きやすいよう情報を提供するものである。
これは、上述の大型LCD表示器31と対になって互い
に情報提供を補完し合うもので、音声案内データベース
33は、大型LCD表示器31に表示された文字情報を
読み上げる機能を有する。更に、例えば、設定されたス
ケジュールに基づき“血圧測定の時刻になりました”等
の案内や、異常の警報内容に基づき“体温計が故障のよ
うです”のように動作する。
【0027】次に、電磁波による生体センサーと専用タ
ーミナルとの間におけるデータ転送フォーマットについ
て説明する。図5は、生体センサーと専用ターミナル間
のデータ転送フォーマットの一例を示す図であり、ここ
では専用ターミナルからのポーリングに対して生体セン
サーが応答する場合を示すものとする。この例に示すデ
ータ転送フォーマットは、フレームの先頭から順に、3
バイトのプリアンブルと、2バイトの同期符号と、1バ
イトのデータ長情報と、可変長(ここでは32バイトと
して示す)の識別データと、2バイトの誤り検出符号か
らなる。前記プリアンブルは、1/0交番を24ビット
(3バイト)とし、同期符号は専用ターミナル毎に独特
な符号とする16ビットからなるユニークワードを設定
する。データ長情報は、識別データ領域が可変長なため
に変化するフレーム長に対応した情報を示すためのもの
である。識別データは、生体センサーに内蔵したIDタ
グのシリアルナンバー(製造番号)と共に、体温データ
或いは血圧値データなどが、予め定められた形態にて挿
入されたものである。誤り検出符号は、CRC(Cyclic
Redundancy Check)符号などを用いる。
【0028】上述のようなデータ転送フォーマットによ
るデータ転送手順について説明する。図6は、専用ター
ミナル9の読取トレー上に生体センサー1が置かれ、デ
ータ転送が行なわれる場面を示す機能ブロック図であ
り、図7は、図6に示す場面における一連のデータ転送
手順例を示すフローチャート図である。なお、図6に示
す測定回路部36とは、生体データ(体温、血圧など)
を測定する機能ブロックであり、生体センサー1におい
てIDタグ8を除く部分を指す。
【0029】まず、図6を参照しつつ、図7のフローチ
ャート例を順に説明すると、まず、専用ターミナル9
は、30秒間隔にて短時間のバースト的な電磁波送出に
よるポーリングを行なっている<STEP1>。このと
き電磁波中には“応答要求”信号が挿入される。他方、
読取トレー上にある生体センサー1は、待機状態にあ
り、この待機状態においては、応答要求に対応して応答
を返すよう動作する<STEP2>。この応答には“I
D番号”と“データ更新無し”信号が挿入される。即
ち、“データ更新無し”により、生体センサー1は、新
たな測定が行われていないことを示す。
【0030】このような状態にあって、専用ターミナル
9は、生体センサー1からの応答を検出しており、生体
センサー1からの応答が途絶えたか否かを判断している
<STEP3>。このSTEP3において、応答が検出
されていれば(No)、STEP1に戻ってこれを繰り
返す。逆に、応答が検出されなくなると(Yes)、生
体センサー1が読取トレー上から持ち去られたことを察
知し、専用ターミナル9は、ポーリング間隔を短く(例
えば5秒)し<STEP4>、これと同時に内蔵タイマ
ー(時計)を用いて予め定められた所定時間の計測を開
始する<STEP5>。ここで、ポーリング間隔を短く
するのは、再び生体センサー1が読取トレーに置かれた
とき、直ぐに測定されたデータを専用ターミナル9に取
り込むためであり、時間計測を行なうのは生体センサー
1を、どこか別の場所に置き忘れることを防止するため
の動作の一環である。
【0031】一方、生体センサー1は、測定のために読
取トレー上から外され、所定の測定方法に従って、体温
や血圧などの測定がなされる<STEP6>。そして、
生体センサー1は、測定結果の値(測定データ)をメモ
リに記憶する<STEP7>。こうして測定がなされた
生体センサー1は、再び読取トレー上に戻すことになっ
ているが、これを戻し忘れてしまった場合には次のよう
に動作する。即ち、専用ターミナル9は、タイマー計測
に基づき所定時間経過までに生体センサー1からの応答
が再開したか否かを判断しており<STEP8>、例え
ば、所定の時間を30分としたときに、30分経過して
も生体センサー1が読取トレーに戻らず前記タイマーが
タイムアウトすると(No)、測定終了後に生体センサ
ー1を読取トレーに戻すよう、表示器(LCDや赤色L
EDなど)やスピーカを用いて促し<STEP9>、S
TEP4に戻る。また、生体センサー1が、読取トレー
上に戻されると<STEP10>、生体センサー1は専
用ターミナル9からの応答要求待ちとなる。即ち、ID
タグが動作するに必要なエネルギー供給を待つのであ
る。ここでは、専用ターミナル9から5秒毎にポーリン
グがなされているので、5秒以内に応答要求が来ること
になる。そして、応答要求を受けたときに、生体センサ
ー1は、“データ更新有り”として応答を返すと共に、
データ転送フレームを生成し転送準備をする<STEP
11>。
【0032】一方、専用ターミナル9は、STEP8に
おいて生体センサー1からの応答を検出すると(Ye
s)、再開した応答信号中のデータ更新情報を確認して
“データ更新有り”か否かを判断する<STEP12
>。もし、“データ更新無し”であったならば(N
o)、再びSTEP1に戻ることになるが、予め設定さ
れたスケジュールからすると測定データが必要な時刻で
あった場合などには、測定を行なうよう促す。また、S
TEP12において“データ更新有り”であれば(Ye
s)、専用ターミナル9は、生体センサー1に対して測
定データを転送するようデータ転送要求を送出する<S
TEP13>。
【0033】これを受けた生体センサー1は、専用ター
ミナル9に対し、データ転送フレームを送出することで
データ送出応答を行なう<STEP14>。このデータ
送出応答を専用ターミナル9が受信すると、専用ターミ
ナル9は、受信した生体データをメモリに記憶すると共
に、受信が正常に行なわれた旨を示す受信成功の信号を
生体センサー1に送出する<STEP15>。こうし
て、専用ターミナル9は、5秒間隔であったポーリング
を30秒間隔に戻し、生体センサー1は受信成功を確認
した後に待機状態に戻り、一連の転送手順を終えて再び
最初の状態となる。
【0034】以上のような手順にて、生体センサー1と
専用ターミナル9との間でデータ転送が行なわれるが、
更に、専用ターミナル9では、生体データの種別に応じ
て、例えば、体温や血圧の項目毎に蓄積した数日分の平
均値、或いは、所定期間中の最大値/最小値を集計処理
して表示部への表示を可能とすると共に、測定対象者個
人の平均値に対して予め設定された所定の閾値を超える
値の生体データが測定されたときには、文字表示或いは
音声案内にて測定対象者に再測定するよう促す。これ
は、異常値となった測定結果が、測定ミスにより生じた
ものなのか、或いは、現に測定対象者の様態に基づくも
のなのかを確認するためのもので、再測定された結果の
生体データが、再び閾値を超える値であった場合には、
専用ターミナル9は、緊急通報として健康チェック代行
サービス会社60或いは医療機関50にネットワーク7
0を介して通報する。このときの緊急通報信号にはデー
タ中に“注意警報フラグ”を付して送出することで、受
信側は、この注意警報フラグに基づき緊急通報であるこ
とを知ることができる。即ち、直ちに測定対象者に対し
て処置を施す手順に移ることができるのである。
【0035】以上説明した本発明の実施の形態例におい
ては、RF帯域の電磁波を使用するRF−IDタグ8と
RFモジュール11との組み合わせを用いた例を示した
が、本発明の実施にあってはこの例に限らず、RF帯域
以外の電磁波を使用しても良いことは言うまでもない。
更には、電磁波に代えて光エネルギーを用いても良い。
この場合、IDタグ及びモジュールに発光素子と受光素
子とをそれぞれ設け、モジュール側からは光エネルギー
を照射すると共に光通信にてデータ転送を行なうよう構
成すれば良い。つまり、IDタグ側の受光素子は、光エ
ネルギーを電気エネルギーに変換する機能と、信号の光
/電気変換により伝送データを抽出する機能を合せ持つ
ものを搭載し、受光素子にて得られたエネルギーにより
所要回路ブロックを駆動するのである。これによって
も、生体センサー1のバッテリーをデータ転送のために
大量の電力消費をしないようにすることができる。
【0036】更に、本発明に係る健康管理支援システム
にあっては、測定対象者の生体データは、極めてプライ
バシーの高い事項であるので、これらデータのセキュリ
ティ管理は充分に施す必要がある。そこで、本発明の実
施にあっては、次のようなセキュリティ方式を適用する
のが好ましい。つまり、専用ターミナル9において生体
センサー1から得た生体データについては、所謂、ファ
イル暗号方式により暗号化した状態で保管する。ここ
で、前記ファイル暗号方式について、簡単に説明する。
【0037】ファイル暗号は、専用ターミナル9の制御
部12において動作するソフトウェア形態によって組み
込まれ、このファイル暗号化ソフトウェアは、暗号化し
たいファイル(生体データ)を置く場所(記憶先フォル
ダ)を予め指定しておき、その中のファイル全てを暗号
化するよう機能するものである。そして、暗号化したい
ファイルへの書き込み情報をいつでも自動的に暗号化
し、暗号化したファイルからの読み出し情報をいつでも
自動的に復号する。なお、ファイル暗号化ソフトウェア
は、生体データファイルの書き込み/読み出しといった
基本操作と自動的に連動して動作するので、暗号に係る
手動操作を不要としている。
【0038】ただし、ファイル暗号化ソフトウェアでは
暗号鍵を必要とするので、この暗号鍵をどのように管理
するかが重要となる。そこで、暗号鍵を「家の鍵と同じ
感覚で使う」という管理形態とし、暗号鍵である電子符
号をハードウェアキーユニットに格納し、該ハードウェ
アキーユニットをあたかも家の鍵の如く専用ターミナル
9に挿脱することで暗号鍵を管理する。即ち、暗号鍵を
ハードウェアキーユニットに入れておき、ハードウェア
キーユニットを専用ターミナル9に差し込んだときに、
専用ターミナル9のファイル暗号化ソフトウェアが、ハ
ードウェアキーユニット内の暗号鍵を利用して動作する
のである。ここで言うハードウェアキーユニットとは、
例えば、暗号鍵が格納された記憶部と、挿入接続時に専
用ターミナル9との通信を行なうためのUSB(Univer
sal Serial Bus)インタフェース部と、ハードウェアキ
ーユニット内の統括的制御を司る制御部とを有したもの
であって、更には、個々のハードウェアキーユニットに
それぞれ付与されている固有のシリアルIDナンバーが
設定されており、測定対象者の生活拠点側においては、
この唯一のハードウェアキーユニットを所持する者にし
か、復号/暗号化ができないようになっている。
【0039】こうして、生体データは、ファイル暗号に
より特定のものにしか内容を知ることができないように
なっており、これはネットワーク中を移動する際はもと
より、医療機関50や、健康チェック代行サービス会社
60の側にあっても、セキュリティが掛かったものとな
る。即ち、医療機関50や、健康チェック代行サービス
会社60の側にて、生体データの内容を知るには、同一
の暗号鍵を知り得る特定の者、例えば、医療機関50に
おいて当該測定対象者(患者)を担当する医師や、看護
士など、患者のカルテを閲覧許可されている特定の者
(或いは、電子カルテのデータベースへのアクセスを許
可されている者)にしか暗号化された生体データを復号
してその情報を理解することができないようにしてい
る。
【0040】また更に本発明に係る健康管理支援システ
ムは、前記ファイル暗号による暗号化を第一の暗号方式
とすれば、これに加えて以下の第二の暗号化方式を用い
て、生体データ等の伝送が行なわれるようになってい
る。つまり、生体データを伝送するネットワーク70が
インターネットのような公衆網である場合には、このネ
ットワーク上を流れる情報は第三者から盗み見られる可
能性が高いものである。そこで、第一の暗号方式にて生
体データファイル自体を暗号化すると共に、前記ネット
ワーク70を介する送受信端の通信インタフェース部に
おいて、例えば、SSL(Secure Socket Layer)によ
り、インターネット上で情報を暗号化して送受信するプ
ロトコルを用いる。このSSLによる暗号化伝送におい
ても、特に意識することなく自動的に暗号化/復号がな
されるので、暗号に係る手動操作を不要としている。
【0041】 このように第一の暗号方式及び第二の暗号
化方式による二重のセキュリティが掛けられた状態でネ
ットワーク70上を伝送するので、たとえ伝送途中でデ
ータが盗聴されたとしても、解読が極めて困難であり、
充分なセキュリティを確保することができる。
【0042】以上のように、本発明に係わる健康管理支
援システムは、特に測定対象者の生活拠点側において、
IDタグ8を有する生体センサー1と、RFモジュール
11を有する専用ターミナル9とを備えた構成とし、I
Dタグ8自体はバッテリーからの電源供給を受けず、R
Fモジュール11からの電磁波を動作のためのエネルギ
ーとして利用するようにしたので、生体センサー1にて
測定した生体データを転送するためにバッテリーの電力
を使用しないので、生体センサー1のバッテリー消耗を
低減することができる。こうしてまず、専用ターミナル
9に生体データが蓄積され、これを専用ターミナル9か
らの定時通報により、定期的に健康チェック代行サービ
ス会社60或いは医療機関50にネットワーク70を介
して通報する。また、逆に、健康チェック代行サービス
会社60或いは医療機関50の側からも、専用ターミナ
ル9を呼出して制御することができ、例えば、定時通報
以外に任意に生体データの収集を行なうことができるだ
けでなく、スケジュールデータ(毎日の測定スケジュー
ル、及び投薬スケジュールや外来定期検診予定日など)
の遠隔書き換え等も行なうことができる。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明に係わる健康管理支
援システムは、測定対象者の生活拠点(家庭住宅)から
ネットワークを介して管理センター(健康チェック代行
サービス会社或いは医療機関)に生体データを収集する
システムにおいて、前記生活拠点の側には、電磁誘導に
より電力と信号を同時に供給するRFモジュールと前記
ネットワーク側に健診データの送信を行なうための通信
インタフェース部と統括的制御を司る制御部とを有し上
面部に読取トレーを設けた専用ターミナルと、前記電磁
誘導により供給された電力を利用して動作するIDタグ
を有する生体センサーとを備えて構成し、前記読取トレ
ーに置かれた生体センサーから自動的に専用ターミナル
が生体データを読み取って管理センターに転送するよう
に機能するので、データのやりとりに係る生体センサー
のバッテリーの電力消費を低減することが可能な健康管
理支援システムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る健康管理支援システムの生活拠点
側機器の構成例を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明に係る健康管理支援システムの生活拠点
内システムの他の構成例を示すイメージ図である。
【図3】本発明に係る健康管理支援システムにおいて用
いられるIDタグの内部構成例を示す図である。
【図4】本発明に係る健康管理支援システムにおける専
用ターミナルの応用構成例を示す機能ブロック図であ
る。
【図5】生体センサーと専用ターミナル間のデータ転送
フォーマットの一例を示す図である。
【図6】専用ターミナルの読取トレー上に生体センサー
が置かれ、データ転送が行なわれる場面を示す図であ
る。
【図7】本発明に係る健康管理支援システムにおける生
体センサーと専用ターミナル間のデータ転送手順例を示
すフローチャート図である。
【図8】健康管理支援システムの概略構成例を示す図で
ある。
【図9】従来の健康管理支援システムの構成例を示す図
である。
【符号の説明】
1・・・生体センサー(体温計) 2・・・センサー部(サーミスタ) 3・・・アナログ/ディジタル変換器(A/D) 4・・・制御部(マイコン) 5・・・表示部(LCD表示器) 6・・・記憶部(メモリ) 7・・・アンテナコイル 8・・・IDタグ(RF−IDタグ) 9・・・専用ターミナル(中継ターミナル) 10・・・アンテナコイル 11・・・リーダー/ライター(RFモジュール) 12・・・制御部(マイコン) 13・・・記憶部(メモリ) 14・・・時計 15・・・通信インタフェース部 16・・・RF−IDタグ入り血圧計(PS) 17・・・RF−IDタグ入り体温計(PS) 18・・・読取トレー 19・・・RFモジュール入り中継ターミナル(RS) 20・・・アンテナ 21・・・パーソナルコンピュータ(PC) 22・・・ダイヤルアップルータ 23・・・携帯電話 24・・・整流回路 25・・・充電回路(コンデンサ) 26・・・信号処理回路 27・・・検波回路 28・・・増幅回路 29・・・専用ターミナル 30・・・充電用アタッチメント 31・・・大型LCD表示器 32a、32b・・・LED 33・・・音声案内データベース 34・・・スピーカ 35・・・電源回路 40a〜40n・・・家庭住宅(生活拠点)、自宅、療
養所 50・・・医療機関(病院、診療所など) 60・・・健康チェック代行会社 70・・・ネットワーク(電話網“PSTN”、ISD
N網、ADSL網、ケーブルテレビ網、携帯電話網(P
HSを含む)、などの公衆回線網の他に、専用線、或い
はインターネット、広域LAN)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定対象者の生活拠点からネットワークを
    介して管理センターに生体データを収集するシステムで
    あって、 前記生活拠点の側には、 電磁波により電力と信号を同時に供給するRFモジュー
    ルと前記ネットワーク側に健診データの送信を行なうた
    めの通信インタフェース部と統括的制御を司る制御部と
    を有し上面部に読取トレーを設けた専用ターミナルと、 前記電磁波の受信により誘起した電力を利用して動作す
    るIDタグを有する生体センサーと、を備え、 前記読取トレーに置かれた生体センサーから生体データ
    を読み取り、管理センターに転送するようにしたことを
    特徴とする健康管理支援システム。
  2. 【請求項2】前記専用ターミナルは、更に、表示器又は
    スピーカを有し、 所定の時間経過しても生体センサーからの応答がないと
    きに、文字表示又は音声案内にて、測定対象者に生体セ
    ンサーを読取トレーに置くよう促すことを特徴とする前
    記請求項1記載の健康管理支援システム。
  3. 【請求項3】前記専用ターミナルは、生体データの項目
    毎に蓄積した数日分の平均値を求め、平均値に対し予め
    設定された所定の閾値を超えた値の生体データが測定さ
    れたときには、文字表示又は音声案内にて、測定対象者
    に再測定するよう促すことを特徴とする前記請求項2記
    載の健康管理支援システム。
  4. 【請求項4】前記専用ターミナルは、再測定要求直後に
    測定された生体データが、再び、所定の閾値を超えてい
    る場合に、注意警報フラグを付して健康管理センターに
    転送するようにしたことを特徴とする前記請求項3記載
    の健康管理支援システム。
  5. 【請求項5】前記専用ターミナルは、制御部にて生体デ
    ータを第1の暗号方式にて暗号化した状態で保管し、生
    体データの送信に際し、制御部からは暗号化された状態
    の生体データを通信インタフェースに供給し、通信イン
    タフェースは更にネットワーク上での送受信プロトコル
    に基づく第2の暗号方式にて暗号化して転送を行なうこ
    とを特徴とする前記請求項1乃至4記載の健康管理支援
    システム。
  6. 【請求項6】前記第1の暗号方式に用いる暗号鍵につい
    て、測定対象者の生活拠点の側では、当該暗号鍵をハー
    ドウェアキーユニットにより管理するようにしたことを
    特徴とする前記請求項5記載の健康管理支援システム。
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