JP2008077820A - コンテンツデータ蓄積装置およびコンテンツデータ更新システム - Google Patents

コンテンツデータ蓄積装置およびコンテンツデータ更新システム Download PDF

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ひとみ 松下
Yoshihiro Nishikawa
佳宏 西川
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雅美 安井
Shunichi Murai
俊一 村井
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Abstract

【課題】コンテンツデータ蓄積装置において、複数のクライアント装置におけるコンテンツデータを、ユーザの好み等に応じて個別に更新することを可能とする。
【解決手段】メモリカード105のコンテンツデータは、当該コンテンツデータを管理するためのクライアントコンテンツ管理情報と、前記コンテンツデータを管理単位で特定するためのクライアントコンテンツ特定情報と対応付けて記憶されている。制御部103は、入出力部104にメモリカード105が接続されたときに、このメモリカード105に記憶されているクライアントコンテンツ特定情報が、ハードディスク102に記憶されている蓄積コンテンツ特定情報のいずれかと一致した場合に、その蓄積コンテンツ特定情報が特定する管理単位に含まれるコンテンツデータに基づいて、メモリカード105のコンテンツデータを更新する。
【選択図】図1

Description

本発明は、蓄積したコンテンツデータからコンテンツを選択し、メモリカードや外部メモリなどのコンテンツデータを簡単に書き換えることのできるコンテンツデータ蓄積装置と、これを利用したコンテンツデータ更新システムに関するものである。
従来のコンテンツデータ更新システムは、選択したプレイリストの情報を保持し、その情報に基づき、メモリカードやハードディスクや半導体メモリを内蔵した携帯オーディオプレイヤーなどのコンテンツデータを更新している(例えば、特許文献1参照)。
特表2005−533333号公報
しかしながら、前記従来の構成では、プレイリストを更新するための情報をコンテンツデータ蓄積装置であるホストオーディオ上に1種類のみ保持しているため、複数のメモリカードや外部メモリに対して個別の更新の設定をすることができず、例えばホストオーディオを家族で共用している場合に、家族それぞれの好みに応じてメモリカードや外部メモリを個別に更新することができないという課題を有していた。
本発明は、上記の課題を鑑み、1台のコンテンツデータ蓄積装置によって、複数のクライアント装置におけるコンテンツデータを、個々のクライアント装置のユーザの好みに応じて個別に更新することが可能なコンテンツデータ蓄積装置およびこれを利用したコンテンツデータ更新システムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明にかかるコンテンツデータ蓄積装置は、コンテンツデータを蓄積し、蓄積したコンテンツデータに基づいてクライアント装置のコンテンツデータを更新するコンテンツデータ蓄積装置であって、コンテンツデータと、前記コンテンツデータの集合をそれぞれ管理するための蓄積コンテンツ管理情報と、前記コンテンツデータを管理単位で特定するための蓄積コンテンツ特定情報とを対応付けて、複数組記憶することが可能な蓄積コンテンツ記憶媒体と、前記クライアント装置との間でデータ入出力を行う入出力部と、前記クライアント装置のコンテンツデータの更新を行う制御部とを備え、前記クライアント装置のコンテンツデータは、当該クライアント装置において、当該コンテンツデータを管理するためのクライアントコンテンツ管理情報と、前記コンテンツデータを管理単位で特定するためのクライアントコンテンツ特定情報と対応付けて記憶されており、前記制御部が、前記入出力部に接続されたクライアント装置のコンテンツデータのうち更新対象として指定された一または複数の管理単位のコンテンツデータのクライアントコンテンツ特定情報を取得し、取得されたクライアントコンテンツ特定情報と一致する蓄積コンテンツ特定情報が前記蓄積コンテンツ記憶媒体に記憶されている場合に、当該クライアントコンテンツ特定情報と一致した蓄積コンテンツ特定情報が特定する管理単位に含まれるコンテンツデータに基づいて、前記クライアント装置のコンテンツデータを更新することを特徴とする。
上記の構成にかかる本発明のコンテンツデータ蓄積装置では、更新対象として指定された一または複数の管理単位のコンテンツデータのクライアントコンテンツ特定情報と一致した蓄積コンテンツ特定情報が特定する管理単位に含まれるコンテンツデータに基づいて、前記クライアント装置のコンテンツデータが更新される。これにより、クライアント装置毎に個別にコンテンツデータを更新することが可能となる。
また、上記の目的を達成するために、本発明にかかるコンテンツデータ更新システムは、コンテンツデータを利用するクライアント装置と、蓄積したコンテンツデータに基づいて前記クライアント装置のコンテンツデータを更新するコンテンツデータ蓄積装置とを含む。前記コンテンツデータ蓄積装置は、コンテンツデータと、前記コンテンツデータの集合をそれぞれ管理するための蓄積コンテンツ管理情報と、前記コンテンツデータを管理単位で特定するための蓄積コンテンツ特定情報とを対応付けて、複数組記憶することが可能な蓄積コンテンツ記憶媒体と、前記クライアント装置との間でデータ入出力を行う入出力部と、前記クライアント装置のコンテンツデータの更新を行う制御部とを備える。前記クライアント装置は、当該クライアント装置で利用するコンテンツデータと、当該コンテンツデータを管理するためのクライアントコンテンツ管理情報と、前記コンテンツデータを管理単位で特定するためのクライアントコンテンツ特定情報とを対応付けて記憶するクライアントコンテンツ記憶媒体を備え、前記コンテンツデータ蓄積装置の制御部が、前記入出力部に接続されたクライアント装置のコンテンツデータのうち更新対象として指定された一または複数の管理単位のコンテンツデータのクライアントコンテンツ特定情報を取得し、取得されたクライアントコンテンツ特定情報と一致する蓄積コンテンツ特定情報が前記蓄積コンテンツ記憶媒体に記憶されている場合に、当該クライアントコンテンツ特定情報と一致した蓄積コンテンツ特定情報が特定する管理単位に含まれるコンテンツデータに基づいて、前記クライアント装置のコンテンツデータを更新することを特徴とする。
上記の構成にかかる本発明のコンテンツデータ更新システムでは、更新対象として指定された一または複数の管理単位のコンテンツデータのクライアントコンテンツ特定情報と一致した蓄積コンテンツ特定情報が特定する管理単位に含まれるコンテンツデータに基づいて、前記クライアント装置のコンテンツデータが更新される。これにより、クライアント装置毎に個別にコンテンツデータを更新することが可能となる。
本発明によれば、1台のコンテンツデータ蓄積装置によって、複数のクライアント装置におけるコンテンツデータを、個々のクライアント装置のユーザの好み等に応じて個別に更新することが可能なコンテンツデータ蓄積装置およびこれを利用したコンテンツデータ更新システムを提供することができる。
本発明にかかるコンテンツデータ蓄積装置において、クライアント装置のコンテンツデータのうち更新対象として指定された一または複数の管理単位のコンテンツデータのクライアントコンテンツ特定情報を含む更新情報が、前記クライアント装置に保持され、前記制御部は、前記入出力部に接続されたクライアント装置から、前記入出力部を介して、前記更新情報に含まれるクライアントコンテンツ特定情報を取得することが好ましい。あるいは、クライアント装置のコンテンツデータのうち更新対象として指定された一または複数の管理単位のコンテンツデータのクライアントコンテンツ特定情報と、当該コンテンツデータを利用するクライアント装置固有の識別子とを含む更新情報を記憶する更新情報記憶部をさらに備え、前記制御部は、前記入出力部に接続されたクライアント装置から、前記入出力部を介して、当該クライアント装置の識別子を取得し、取得した識別子に対応するクライアントコンテンツ特定情報を前記更新情報記憶部から取得する構成であっても良い。
また、本発明にかかるコンテンツデータ蓄積装置において、前記更新情報が、更新対象として指定された一または複数の管理単位のコンテンツデータの更新条件をさらに含み、前記制御部が、前記クライアントコンテンツ特定情報と一致した蓄積コンテンツ特定情報が特定する管理単位に含まれるコンテンツデータと、前記更新条件とに基づいて、前記クライアント装置のコンテンツデータを更新することが好ましい。これにより、コンテンツデータ蓄積装置に蓄積されているコンテンツデータのうち、設定された更新条件に合致する範囲のコンテンツデータのみを、クライアント装置のコンテンツデータに反映させることができる。この構成は、特に、コンテンツデータ蓄積装置へのコンテンツデータの蓄積が自動的に行われる場合に、ユーザの希望に応じたコンテンツデータのみをクライアント装置へ反映させるための手段等として有効である。
本発明にかかるコンテンツデータ蓄積装置において、前記更新情報を利用者に設定させるための操作入力部をさらに備えることが好ましい。更新情報の設定は、所定の選択肢から選択させることによって行って良いし、ユーザによる任意のテキストや数字等の入力によって行っても良い。
本発明にかかるコンテンツデータ蓄積装置において、更新対象のコンテンツデータとして複数の管理単位のコンテンツデータが指定されている場合、前記制御部が、前記複数の管理単位のコンテンツデータのクライアントコンテンツ特定情報に一致する蓄積コンテンツ特定情報が特定する複数の管理単位のコンテンツデータの和集合に基づいて、前記クライアント装置のコンテンツデータを更新するようにしても良い。あるいは、更新対象のコンテンツデータとして複数の管理単位のコンテンツデータが指定されている場合、前記制御部が、前記複数の管理単位のコンテンツデータのクライアントコンテンツ特定情報に一致する蓄積コンテンツ特定情報が特定する複数の管理単位のコンテンツデータの積集合に基づいて、前記クライアント装置のコンテンツデータを更新するようにしても良い。
本発明にかかるコンテンツデータ蓄積装置において、前記クライアントコンテンツ管理情報には含まれるが前記蓄積コンテンツ管理情報に含まれないコンテンツデータであって、かつ、前記蓄積コンテンツ記憶媒体に記憶されていないコンテンツデータが存在する場合は、前記制御部が、当該コンテンツデータを前記クライアント装置から削除せずに維持することが好ましい。この構成によれば、クライアント装置のみに存在する可能性があるコンテンツデータの消失を防止できる。
以下、本発明のより具体的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかるコンテンツデータ更新システムの構成を示すブロック図である。図1に示すコンテンツデータ更新システムは、コンテンツデータ蓄積装置101と、クライアント装置としてのメモリカード105から構成されている。コンテンツデータ蓄積装置101は、本実施形態においては、例えばミニコンポ(minicomponent)のようなオーディオ機器である。クライアント装置としてのメモリカード105は、携帯オーディオプレイヤーの記憶媒体として用いられる。すなわち、図1に示すコンテンツデータ更新システムでは、ユーザは、コンテンツデータ蓄積装置101において、CD−ROMや、インターネット等を介して接続できる音楽配信サーバ等から、コンテンツを取得してハードディスク102に蓄積する。そして、当該ユーザが、携帯オーディオプレイヤーのメモリカード105を取り外してコンテンツデータ蓄積装置101へ挿入すると、ハードディスク102に蓄積されたコンテンツデータが、メモリカード105へ反映される仕組みになっている。
なお、本実施形態では、コンテンツデータが音楽データである例を示すが、コンテンツデータは音楽データに限定されない。例えば、写真、動画、電子ブック等を含む様々なコンテンツデータを更新するシステムに対して、本発明を適用可能である。
以下、本実施形態にかかるコンテンツデータ更新システムの構成および動作について、図面を参照しながら詳細に説明する。
コンテンツデータ蓄積装置101は、ハードディスク102、制御部103、入出力部104、CD−ROMドライブ106、信号処理部107、表示部108、操作部109、アンプ110、スピーカ111、および、LAN制御部112を備えている。ハードディスク102、制御部103、入出力部104、CD−ROMドライブ106、信号処理部107、および、LAN制御部112は、バス114を介して相互に接続されている。
制御部103は、CD−ROMドライブ106から読み出した音楽データをハードディスク102に蓄積する。制御部103は、表示部108に対する制御も行う。入出力部104は、メモリカード105に対するインタフェースとして、メモリカード105との間の入出力を制御する。操作部109は、外部からの操作情報を受け制御部103に伝える。
LAN制御部112は、パーソナルコンピュータ113へアクセスし、パーソナルコンピュータ113内のコンテンツデータの読み込みを行う。また、LAN制御部112は、パーソナルコンピュータ113を介さず、直接に外部のコンテンツサーバへアクセスし、ネットワーク(図示せず)を通してコンテンツデータをダウンロードすることも可能である。
信号処理部107は、ハードディスク102内のコンテンツデータや、CD−ROMドライブ106から読み出した音楽データの信号処理を行う。アンプ110は、信号処理部107で処理された信号を増幅してスピーカ111へ出力する。スピーカ111は、アンプ110で増幅された信号を音として出力する。
制御部103は、(1)メモリカード105内の更新対象コンテンツデータをユーザに指定させると共に、そのコンテンツデータを更新するための更新条件を設定する機能と、(2)更新条件に基づいてメモリカード105内の更新対象コンテンツデータの更新を実行する機能とを有する。このため、制御部103は、図2に示すように、上記(1)の機能を実現するための更新情報設定部204と、上記(2)の機能を実現するための更新実行部205とを備える。
なお、本実施形態では、コンテンツデータ蓄積装置101およびメモリカード105において、コンテンツデータとしての曲データは、プレイリスト(蓄積コンテンツ管理情報、クライアントコンテンツ管理情報)によって管理される。プレイリストは、CD−ROM上、または音楽配信サーバ等からの配信時に、提供者によって例えばアルバム単位に編成されていることがある。また、ユーザは、コンテンツデータ蓄積装置101のハードディスク102に蓄積されている曲データを好みに応じて組み合わせることにより、プレイリストを自由に作成することもできる。さらに、ユーザは、作成したプレイリストに対して、操作部109を操作することによって、プレイリスト名(蓄積コンテンツ特定情報、クライアントコンテンツ特定情報)を任意に設定することも可能である。例えば、楽曲のジャンルを表す「クラシック」または「ロック」等のプレイリスト名を付けて、ジャンル別のプレイリストを作成しても良い。あるいは、シチュエーション別に、例えば、「目覚め」、「ジョギング」、「リラックス」等のプレイリスト名を付けたプレイリストを作成しても良い。あるいは、アーティスト別に、アーティスト名をプレイリスト名としたプレイリストを作成することもできる。さらに、家族でコンテンツデータ蓄積装置101を共用する場合は、他のメンバーのプレイリストと区別するために、プレイリスト名の一部に自分の名前等を入れても良い。プレイリストにおいては、プレイリスト中の曲データの再生順序を指定することもできる。
また、ハードディスク102の代わりに、大容量フラッシュメモリや、書き換え可能なDVD,BDなどの記憶媒体を用いてもよい。また、図1および以下の説明においては、携帯オーディオプレイヤーから取り外されたメモリカード105がクライアント装置である例を説明するが、携帯オーディオプレイヤー本体を、クライアント装置としてコンテンツデータ蓄積装置101に接続する構成であってもよい。クライアント装置が接続される入出力部104は、接続されるべきクライアント装置の態様に応じて、メモリカードスロットや、USBなどの接続インタフェースなどである。また、入出力部104とクライアント装置との接続は、無線接続であってもよい。
図2は、本実施形態におけるコンテンツデータ更新システムのデータ記憶領域を示すブロック図である。図2においては、クライアント装置として使用される複数のメモリカードを個々に識別するために、メモリカード105a,105bのように参照符号を付与した。コンテンツデータ蓄積装置101において、ハードディスク102内には、プレイリストデータを記憶するための領域であるプレイリストデータ領域202と、コンテンツデータを記憶するための領域であるコンテンツデータ領域203とが存在する。
一方、クライアント装置であるメモリカード105aの半導体メモリ内には、更新情報記憶領域207aと、プレイリストデータ領域208aと、コンテンツデータ領域209aとが存在する。更新情報記憶領域207aは、「更新情報」として、更新対象プレイリストを特定するためのプレイリスト名と、更新情報設定部204によって設定された、更新対象コンテンツに関する更新条件(例えば、曲順オプションや再生時間オプション等)とを記憶する。プレイリストデータ領域208aは、プレイリストデータを記憶するための領域である。コンテンツデータ領域209aは、コンテンツデータを記憶するための領域である。メモリカード105bにも同様に、当該メモリカード105b用の、更新情報記憶領域207b、プレイリストデータ領域208b、コンテンツデータ領域209bが存在する。
図3は、コンテンツデータ蓄積装置101の操作パネルの一例である。操作パネルは、電源スイッチ301、再生スイッチ305、再生停止スイッチ306など、オーディオ装置としての一般的な操作スイッチに加え、更新情報の設定状況や更新実行の進行状況などを表示するディスプレイ304、更新実行スイッチ302、更新情報設定スイッチ303が設けられている。なお、図3の操作パネルの構成はあくまでも一例である。例えば、ディスプレイ304がタッチパネルであり、タッチパネル内に上記の各種スイッチが設けられた構成であっても良い。
ここで、図1〜図3を用いて、コンテンツデータ更新の動作について説明する。CD−ROMドライブ106にCD−ROMが装着されると、制御部103は、CD−ROMから読み出した音楽データ(コンテンツデータ)を、ハードディスク102のコンテンツデータ領域203に蓄積する。このとき、制御部103は、CD−ROMに登録されている情報またはユーザが操作部109から入力する情報に基づいて、CD−ROMから読み出した音楽データをグルーピングして管理するためのプレイリストデータを生成し、読み出した音楽データと関連づけてハードディスク102のプレイリストデータ領域202に蓄積する。
また、LAN制御部112によって、パーソナルコンピュータ113内の音楽データをハードディスク102に読み込み、蓄積することもできる。このときも、音楽データおよびプレイリストデータは、それぞれ、コンテンツデータ蓄積装置101内のプレイリストデータ領域202およびコンテンツデータ領域203に記憶される。
ハードディスク102へのコンテンツデータの蓄積は、CD−ROMからの読み込みや、音楽配信サーバ等からのダウンロードなど、ユーザが手動で操作を行うことによってなされても良いが、音楽配信サーバ等からの自動配信などによって、ハードディスク102へのコンテンツデータの蓄積が自動的に行われる仕組みであってもよい。
ユーザが、メモリカード105aに対して新たな更新情報を設定したい場合は、入出力部104にメモリカード105aを装着して更新情報設定スイッチ303を操作すれば良い。その後、ユーザが、操作部109を介して更新情報の設定操作を行うと、ユーザが設定した更新情報が、更新情報設定部204によってメモリカード105aの更新情報記憶領域207aに書き込まれる。また、このとき、ユーザは、コンテンツデータ蓄積装置101に既に蓄積されているコンテンツデータのプレイリスト名の中から、メモリカード105aに記憶すべきプレイリスト名を選択することが可能である。選択されたプレイリスト名は、更新対象プレイリスト名として、メモリカード105aの更新情報記憶領域207aに記憶される。なお、これらの動作の手順については、後に詳述する。
その後、ユーザが、入出力部104にメモリカード105aを装着して更新実行スイッチ302を操作すると、更新実行部205は、メモリカード105aの更新情報記憶領域207aに記憶されている更新対象プレイリスト名と同じプレイリスト名が、コンテンツデータ蓄積装置101のプレイリストデータ領域202に存在するか否かを確認する。同じプレイリスト名があれば、更新実行部205は、そのプレイリストから、更新情報記憶領域207aに記憶されている更新条件(後述)に従って、更新用のコンテンツデータを抽出し、メモリカード105aのプレイリストデータ領域208aとコンテンツデータ領域209aとを更新する。
なお、上述の構成および動作については、メモリカード105bについても同様である。すなわち、ユーザが、入出力部104にメモリカード105bを装着して更新実行スイッチ302を操作すると、更新実行部205は、メモリカード105bの更新情報記憶領域207bに記憶されている更新対象プレイリスト名と同じプレイリスト名が、コンテンツデータ蓄積装置101のプレイリストデータ領域202に存在するか否かを確認する。同じプレイリスト名があれば、更新実行部205は、そのプレイリストから、更新情報記憶領域207bに記憶されている更新条件に従って、更新用のコンテンツデータを抽出し、メモリカード105bのプレイリストデータ領域208bとコンテンツデータ領域209bとを更新する。
従って、本実施形態にかかるコンテンツデータ更新システムによれば、複数のメモリカード105a,105bのそれぞれについて、ユーザが更新情報の設定を行うことにより、コンテンツデータ蓄積装置101の更新実行部205が、更新情報記憶領域207bに記憶されている更新情報に基づいて、各メモリカードがどのプレイリストを更新対象とするかを判別できる。例えば、メモリカード105aの更新対象プレイリスト名が「クラシック」であり、メモリカード105bの更新対象プレイリスト名が「ロック」である場合、メモリカード105aについては、コンテンツデータ蓄積装置101に蓄積されている「クラシック」という名称のプレイリストに基づいて、メモリカード105aのコンテンツデータの更新が行われる。また、メモリカード105bについては、コンテンツデータ蓄積装置101に蓄積されている「ロック」という名称のプレイリストに基づいて、メモリカード105bのコンテンツデータの更新が行われる。このように、本実施形態によれば、複数のメモリカードのそれぞれについて、ユーザの好みに応じて別個にコンテンツデータの更新を行うことができる。
図4は、本実施形態におけるコンテンツデータ更新システムの更新情報設定部204による更新情報設定処理を示すフローチャートである。以下、図4にしたがって、更新情報設定処理の手順について説明する。なお、以下では、メモリカード105a,105bを区別する必要がない場合は、「メモリカード105」として説明を行う。
コンテンツデータ蓄積装置101とメモリカード105を接続し、更新情報設定スイッチ303を操作すると、更新情報設定部204は、ステップS401にて、メモリカード105内の更新情報記憶領域207に、更新情報(更新対象プレイリスト名および更新条件)が既に設定されているかどうかを判断する。更新情報が既に設定されている場合、ステップS402において、その設定内容を変更するかどうか、選択することができる。ステップS402において「変更しない」を選択した場合は、ステップS403〜S405の更新情報設定処理(更新情報の変更)は行われない。一方、ステップS402にて「変更する」を選択した場合と、メモリカード105内の更新情報記憶領域207に更新情報が未設定であった場合は、ステップS403にて、更新対象とするプレイリストの選択を受け付ける。このとき、更新情報設定部204は、コンテンツデータ蓄積装置101のプレイリストデータ領域202に登録されているプレイリスト名を抽出し、図7(a)に示すように、その一覧をディスプレイ304に表示する。
次に、メモリカード105のデータを更新する際の更新条件を設定する。本実施形態では、更新条件として、プレイリスト内の曲順オプションと、プレイリストの再生時間オプションとを設定する例を示す。ただし、更新条件は、これらの具体例にのみ限定されず、任意に設定することが可能である。
まず、ステップS404にて、更新対象のプレイリスト内の曲順オプションを設定する。つまり、メモリカード105の更新時に、ここで設定した曲順に従って、プレイリストが編成される。更新情報設定部204は、例えば図7(b)に示すように、曲順オプションの選択肢リストをディスプレイ304に表示する。この例では、図7(b)の例では、ユーザは、「登録順」、「新しい順」、「ランダム」の3種類から、曲順オプションを選択することができる。選択された曲順は、更新情報記憶領域207に記憶される。ここで、「登録順」が選択されると、コンテンツデータの更新時に、更新実行部205により、プレイリスト内での曲順が、コンテンツデータ蓄積装置101に登録された順になるようにプレイリストが編成される。「新しい順」が選択されると、前記の「登録順」とは逆に、プレイリスト内での曲順が、コンテンツデータ蓄積装置101へ登録された時期が新しい順になるようにプレイリストが編成される。また、「ランダム」は、コンテンツデータ蓄積装置101に登録された順とは無関係に、更新操作の度に、乱数によって曲順が決定される。なお、本実施形態では、曲順オプションをこれらの選択肢からの選択としているが、ユーザが曲順を任意に設定できるようにしてもよい。
次に、ステップS405にて、メモリカード105のコンテンツデータを更新する際に作成するプレイリストの再生時間オプションを設定する。ここで、更新情報設定部204は、例えば図7(c)に示すように、再生時間オプションの選択肢リストをディスプレイ304に表示する。図7(c)の例では、ユーザは、再生時間を、「30分」、「60分」、「90分」、「120分」、「無制限」から選択することができる。選択された再生時間は、更新情報記憶領域207に記憶される。更新実行部205は、コンテンツデータの更新時に、ここで選択された再生時間を超えないように、プレイリストを編成する。例えば、ユーザが、ある更新対象プレイリストの再生時間オプションとして「30分」を選択した場合、コンテンツデータ蓄積装置101のコンテンツデータ領域203に、当該プレイリストのコンテンツデータとして、再生時間の合計が30分以上に相当するコンテンツデータが蓄積されていたとする。この場合、更新実行部205は、コンテンツデータ領域203のコンテンツデータから、曲順オプションで選択された曲順で、かつ、再生時間オプションで選択された時間を超えないようにコンテンツデータを選択し、選択したコンテンツデータをメモリカード105のコンテンツデータ領域209に書き込む。また、その選択結果に従ってプレイリストを編成し、メモリカード105のプレイリストデータ領域208に登録する。なお、再生時間オプションについても、選択肢からの選択に限定されず、再生時間をユーザが自由に設定できるようにしてもよい。
図5、図6は本実施形態におけるコンテンツデータ更新システムの更新実行処理を示すフローチャートである。図5、図6にしたがって、更新の実行について説明する。コンテンツデータ蓄積装置101とメモリカード105とを接続し、更新実行スイッチ302を操作すると、更新実行部205は、ステップS501にて、メモリカード105内の更新情報記憶領域207に更新情報が設定されているかどうかを確認する。ステップS501で、メモリカード105内の更新情報記憶領域207に更新条件がない場合には、図4の更新情報設定処理に誘導される(ステップS507)。
一方、ステップS501で、メモリカード105内の更新情報記憶領域207に更新情報が記憶されている場合、更新実行部205は、ここに更新情報の一つとして記憶されている更新対象プレイリスト名を読み出す。そして、更新実行部205は、ステップS502にて、ステップS501で読み出したプレイリスト名と一致するプレイリスト名がコンテンツデータ蓄積装置101のプレイリストデータ領域202内に存在するかどうかを判断し、存在しない場合は更新実行を終了する。
一方、ステップS502で、ステップS501で読み出したプレイリスト名と一致するプレイリスト名がプレイリストデータ領域202に存在した場合、更新実行部205は、ステップS503にて、そのプレイリスト名が付与されたプレイリストデータがメモリカード105のプレイリストデータ領域208内に存在するか否かを判断する。存在すると判断した場合は、更新実行部205は、さらにステップS504にて、メモリカード105のプレイリストデータ領域208に記録されているプレイリストデータと、コンテンツデータ蓄積装置101のプレイリストデータ領域202に記録されているプレイリストデータとを比較する。
そして、上記のステップS504で、メモリカード105のプレイリストに登録されていて、かつ、コンテンツデータ蓄積装置101内のプレイリストにはない曲データがあった場合には、更新実行部205は、ステップS505にて、その曲データがコンテンツデータ蓄積装置101のコンテンツデータ領域209にあるかどうかを判断する。ステップS505の判断結果がYESの場合は、ステップS506にて、更新実行部205が、そのコンテンツデータをメモリカード105のコンテンツデータ領域209から削除する。なお、当該曲データは、コンテンツデータ蓄積装置101のコンテンツデータ領域203からは削除しない。ステップS505の判断結果がNOの場合は、ステップS506の処理をバイパスする。すなわち、当該曲データがコンテンツデータ蓄積装置101のコンテンツデータ領域209にない(ステップS505の判断結果がNO)ということは、当該曲データはコンテンツデータ蓄積装置101以外の同種の装置またはその他の何らかの装置から、何らかの手段でメモリカード105へ取り込まれたものであり、バックアップが存在しない可能性もある。そのような曲データをメモリカード105から削除してしまうと、バックアップがない場合、その曲データが永久に失われてしまう危険性がある。そこで、ステップS505の判断結果がNOであれば、当該曲データを保全するために、ステップS506の処理をバイパスする。
続いて、図6に示すステップS601にて、更新実行部205は、メモリカード105の更新情報記憶領域207に曲順オプションが設定されているか否かを確認する。曲順オプションが設定されている場合は、更新実行部205は、ステップS602にて、プレイリストデータ領域202に記憶されているプレイリストデータに基づき、設定された曲順に応じて、メモリカード書き込み用のテンポラリプレイリストを作成する。テンポラリプレイリストは、コンテンツデータ蓄積装置101において、更新実行部205がアクセス可能なメモリに一時的に作成される。例えば、曲順オプションが「ランダム」の場合は、更新実行部205は、プレイリストデータ領域202に記憶されているプレイリストデータの曲データの順序をランダムに並び替えることにより、テンポラリプレイリストを作成する。また、例えば、曲順オプションが「登録順」の場合は、更新実行部205は、プレイリストデータ領域202に記憶されているプレイリストデータ内に登録されている順序のとおりに曲データを並べることにより、テンポラリプレイリストを作成する。一方、曲順オプションが設定されていない場合は、更新実行部205は、ステップS603にて、所定の順序で曲データが並ぶようにテンポラリリストを作成する。なお、曲順オプションが設定されていない場合に、ステップS603においてどのような曲順でテンポラリプレイリストを作成するかについては、装置の初期設定等によって任意に設定が可能である。例えば、ステップS603において、データ領域202に記憶されているプレイリストと同じ順序で曲データが並ぶようにテンポラリプレイリストを作成しても良いし、ランダムまたは新しい順であっても良い。
次に、ステップS604にて、更新実行部205は、メモリカード105の更新情報記憶領域207に再生時間オプションが設定されているか否かを確認する。再生時間オプションが設定されている場合は、更新実行部205は、テンポラリプレイリストの曲順に従って再生時間の累計を算出し、累計が設定された時間を越えると、それ以降の曲を、テンポラリプレイリストから削除する(ステップS605)。再生時間オプションが設定されていない場合は、ステップS605の処理をバイパスする。
次に、ステップS606にて、更新実行部205は、テンポラリプレイリストに含まれる曲データのうち、メモリカード105に存在しない曲データをコンテンツデータ領域203から抽出し、メモリカードに書き込む。続いて、更新実行部205は、ステップS607にて、テンポラリプレイリストをメモリカード105のプレイリストデータ領域202へ書き込む。以上により、更新処理は完了する。
なお、本実施形態では、ユーザの更新実行スイッチ302の操作により、更新処理を開始することとしているが、これ以外に、メモリカード105をコンテンツデータ蓄積装置101に接続することをトリガーに、自動的に更新処理を開始してもよい。
ここで、図8(a)〜図8(c)にしたがって、具体的な更新実行処理について説明する。図8(a)は、コンテンツデータ蓄積装置101に記憶されているデータの一例を示す。図8(b)は、コンテンツデータ更新前のメモリカードの一例を示す。図8(c)は、コンテンツデータ更新後のメモリカードの一例を示す。
図8(b)の例では、メモリカード105a内にすでに「アーティストA」というプレイリスト名が付与されたプレイリストデータと、そのプレイリストに含まれるコンテンツデータ(図示せず)が存在しているものとする。また、メモリカード105aには、図8(b)に示すように、更新情報として、「アーティストA」という更新対象プレイリスト名と、更新条件としての「新しい順」という曲順オプションと「30分」という再生時間オプションとが、更新情報記憶領域207aに設定されているものとする。また、図8(b)に示すように、メモリカード105aのプレイリストデータ領域208aには、m11〜m14の4曲が登録されているものとする。いま、コンテンツデータ蓄積装置101内の「アーティストA」のプレイリストには、図8(a)に模式的に示すように、「m1」〜「m7」という7曲を含むプレイリストデータがプレイリストデータ領域202に登録されているものとする。また、図8(a)に示すように、これらの曲は、リストの上位ほど古く登録されたものとなっている。
ここで、更新情報記憶領域207aの更新情報を用いてメモリカード105を更新する場合、更新実行部205は、更新対象プレイリスト名として設定されている「アーティストA」と一致するプレイリスト名が、コンテンツデータ蓄積装置101のプレイリストデータ領域202にあるか否かを判断する。図8(a)の例では、「アーティストA」という名称のプレイリストがプレイリストデータ領域202に存在するので、更新実行部205は、この「アーティストA」のプレイリストに基づいて、テンポラリプレイリスト803を作成する。
ここで、更新条件として設定されている曲順オプションが「新しい順」となっているので、更新実行部205は、「アーティストA」のプレイリストに含まれる曲を新しい順に並べることにより、テンポラリプレイリスト803を作成する。図8(a)から分かるように、「新しい順」の曲順オプションに従って作成されたテンポラリプレイリスト803は、新しく登録された曲が上位になっている。さらに、再生時間オプションが「30分」に設定されているので、更新実行部205は、テンポラリプレイリスト803の1曲目「m7」から再生時間の累計を計算し、累計が30分を超えた曲以降の曲を、テンポラリプレイリスト803から削除する。なお、図示はしていないが、プレイリストデータには、各曲の再生時間に関するデータも含まれている。この結果、図8(a)に示すように、テンポラリプレイリスト803に登録されている曲が、「m7」、「m6」、「m5」、「m4」、「m3」の5曲となったものとする。つまり、これらの5曲の再生時間の合計が30分であり、これにさらに「m2」の再生時間を加算すると、再生時間の合計が30分を超えるからである。
次に、更新実行部205は、テンポラリプレイリスト803の内容を、メモリカード105aのプレイリストデータ領域208aに書き込む。更新実行部205は、さらに、テンポラリプレイリスト803に含まれる曲のうち、メモリカード105aのコンテンツデータ領域209aに存在しない曲のデータを、ハードディスク102のコンテンツデータ領域203から抽出し、メモリカード105aのコンテンツデータ領域209aへ書き込む。以上の処理により、更新後のメモリカード105a内の「アーティストA」のプレイリストの内容は、図8(c)に示すとおりである。
以上のように、本実施形態におけるコンテンツデータ更新システムは、コンテンツデータを利用するクライアント装置と、蓄積したコンテンツデータに基づいて前記クライアント装置のコンテンツデータを更新するコンテンツデータ蓄積装置とを含む。前記コンテンツデータ蓄積装置は、コンテンツデータと、前記コンテンツデータの集合をそれぞれ管理するための蓄積コンテンツ管理情報と、前記コンテンツデータを管理単位で特定するための蓄積コンテンツ特定情報とを対応付けて、複数組記憶することが可能な蓄積コンテンツ記憶媒体と、前記クライアント装置との間でデータ入出力を行う入出力部と、前記クライアント装置のコンテンツデータの更新を行う制御部とを備える。また、前記クライアント装置は、当該クライアント装置で利用するコンテンツデータと、当該コンテンツデータを管理するためのクライアントコンテンツ管理情報と、前記コンテンツデータを管理単位で特定するためのクライアントコンテンツ特定情報とを対応付けて記憶するクライアントコンテンツ記憶媒体を備え、前記コンテンツデータ蓄積装置の制御部が、前記入出力部に接続されたクライアント装置のコンテンツデータのうち更新対象として指定された一または複数の管理単位のコンテンツデータのクライアントコンテンツ特定情報を取得し、取得されたクライアントコンテンツ特定情報と一致する蓄積コンテンツ特定情報が前記蓄積コンテンツ記憶媒体に記憶されている場合に、当該クライアントコンテンツ特定情報と一致した蓄積コンテンツ特定情報が特定する管理単位に含まれるコンテンツデータに基づいて、前記クライアント装置のコンテンツデータを更新する。以上の構成を備えたことによって、本実施形態におけるコンテンツデータ更新システムは、1台のコンテンツデータ蓄積装置によって、複数のクライアント装置ごとに保持されたそれぞれの更新情報に応じて、複数のクライアント装置のコンテンツデータを、ユーザの好み等に応じて個別に更新することができる。
また、上記において説明したように、更新情報をメモリカード105内に保持することにより、このメモリカード105を他のコンテンツデータ蓄積装置でも更新することができる。例えば、ユーザaが、「マイベストセレクション」というプレイリスト名を付けて、自分のお気に入りの曲を集めたプレイリストをコンテンツデータ蓄積装置101によって作成し、メモリカード105に登録しているものとする。そして、そのメモリカード105を、例えば友人であるユーザbが所有するコンテンツデータ蓄積装置(コンテンツデータ蓄積装置101と同種)に装着したものとする。ここで、ユーザbのコンテンツデータ蓄積装置に、「マイベストセレクション」という名称のプレイリストが存在する場合、当該プレイリストとそれに対応するコンテンツデータが、更新条件に合致する範囲で、メモリカード105にダウンロードされる。これにより、ユーザaはユーザbが推奨する曲、すなわちユーザbが所有するコンテンツデータ蓄積装置内に存在する「マイベストセレクション」という名称のプレイリストに登録されているコンテンツデータを容易に試聴することが可能となる。なお、この場合、図5のS505,S506で説明したとおり、ユーザaのメモリカード105にもともと記録されていたコンテンツデータであって、ユーザbのコンテンツデータ蓄積装置に登録されていたプレイリストに含まれないコンテンツデータは、削除されずにメモリカード105に保持される。このように、複数のコンテンツデータ蓄積装置において、メモリカード105を共用することも可能である。
また、本実施形態では、更新条件として曲順オプションを設定することができる。これにより、例えば、曲順オプションとして「新しい順」を選択すれば、コンテンツデータ蓄積装置101に登録された新曲を、メモリカード105へ自動的に更新することができる。
また、本実施形態では、更新条件として再生時間オプションを設定することも可能である。これにより、例えば通勤時間や通学時間の長さにあわせてメモリカード105内のプレイリストを作成し、更新することができる。
なお、本実施形態では、更新情報をメモリカード105内の更新情報記憶領域207に保持することとしている。しかし、コンテンツデータ蓄積装置101側に更新情報を保持しても良い。この場合、コンテンツデータ蓄積装置101内に、メモリカード105a,105b,…を識別するための、メモリカード105a,105b,…ごとにユニークに割り当てられた識別子を保持すると共に、メモリカード105a,105b,…のそれぞれについての更新情報を、この識別子に対応付けて記憶する。この場合、コンテンツデータ蓄積装置101にコンテンツデータの更新のためにメモリカード105a,105b,…のいずれかが接続されると、コンテンツデータ蓄積装置101の制御部103が、入出力部104を介して、接続されたメモリカードの識別子を読み出し、読み出した識別子に対応して記憶されている更新情報に基づいて、接続されたメモリカード105のコンテンツデータ更新を行う。
また、上記の説明では、更新対象として一つのプレイリストを選択する例を説明したが、複数のプレイリストを選択できるようにしてもよい。その場合、選択した複数のプレイリストの組み合わせとして、例えば、それら複数のプレイリストに共通して含まれる曲(積集合)、あるいはそれら複数のプレイリストのいずれかに含まれる曲(和集合)、を含むプレイリストをテンポラリプレイリストとして作成し、それをメモリカード105へ書き込むようとしてもよい。
なお、上記の説明では、更新対象のコンテンツデータをプレイリスト名で特定する例を示したが、任意のキーワードで検索することにより、コンテンツデータを選択するようにしてもよい。
なお、上記の説明では、更新条件の例として、曲順オプションと再生時間オプションとを例示したが、更新条件の数および種類は任意である。また、条件の組み合わせ方(AND条件、OR条件)も任意である。例えば、あるプレイリストに含まれ、しかも録音時期が新しいもの、などの条件設定も可能である。
本発明は、複数のクライアント装置におけるコンテンツデータを、個々のクライアント装置のユーザの好み等に応じて個別に更新することが可能なコンテンツデータ蓄積装置およびコンテンツデータ更新システムとして有用である。
図1は、本発明の実施の形態1におけるコンテンツデータ更新システムの構成図である。 図2は、同コンテンツデータ更新システムのデータ記憶領域を示す図である。 図3は、同コンテンツデータ更新システムのコンテンツデータ蓄積装置の操作パネル図である。 図4は、同コンテンツデータ更新システムの更新条件設定フローチャートである。 図5は、同コンテンツデータ更新システムの更新実行フローチャートである。 図6は、同コンテンツデータ更新システムの更新実行フローチャートである。 図7(a)は、同コンテンツデータ更新システムの更新条件設定のプレイリスト選択の例を示す図である。図7(b)は、同コンテンツデータ更新システムの更新条件設定の曲順オプション選択の例を示す図である。図7(c)は、同コンテンツデータ更新システムの更新条件設定のプレイリスト再生時間オプション選択の例を示す図である。 図8(a)は、コンテンツデータ蓄積装置101に記憶されているデータの一例を示す図である。図8(b)は、コンテンツデータ更新前のメモリカードの一例を示す図である。図8(c)は、コンテンツデータ更新後のメモリカードの一例を示す図である。
符号の説明
101 コンテンツデータ蓄積装置
102 ハードディスク
103 制御部
104 入出力部
105 メモリカード
106 CD−ROMドライブ
107 信号処理部
108 表示部
109 操作部
110 アンプ
111 スピーカ
112 LAN制御部
113 パーソナルコンピュータ

Claims (9)

  1. コンテンツデータを蓄積し、蓄積したコンテンツデータに基づいてクライアント装置のコンテンツデータを更新するコンテンツデータ蓄積装置であって、
    コンテンツデータと、前記コンテンツデータの集合をそれぞれ管理するための蓄積コンテンツ管理情報と、前記コンテンツデータを管理単位で特定するための蓄積コンテンツ特定情報とを対応付けて、複数組記憶することが可能な蓄積コンテンツ記憶媒体と、
    前記クライアント装置との間でデータ入出力を行う入出力部と、
    前記クライアント装置のコンテンツデータの更新を行う制御部とを備え、
    前記クライアント装置のコンテンツデータは、当該クライアント装置において、当該コンテンツデータを管理するためのクライアントコンテンツ管理情報と、前記コンテンツデータを管理単位で特定するためのクライアントコンテンツ特定情報と対応付けて記憶されており、
    前記制御部が、前記入出力部に接続されたクライアント装置のコンテンツデータのうち更新対象として指定された一または複数の管理単位のコンテンツデータのクライアントコンテンツ特定情報を取得し、取得されたクライアントコンテンツ特定情報と一致する蓄積コンテンツ特定情報が前記蓄積コンテンツ記憶媒体に記憶されている場合に、当該クライアントコンテンツ特定情報と一致した蓄積コンテンツ特定情報が特定する管理単位に含まれるコンテンツデータに基づいて、前記クライアント装置のコンテンツデータを更新することを特徴とするコンテンツデータ蓄積装置。
  2. クライアント装置のコンテンツデータのうち更新対象として指定された一または複数の管理単位のコンテンツデータのクライアントコンテンツ特定情報を含む更新情報が、前記クライアント装置に保持され、
    前記制御部は、前記入出力部に接続されたクライアント装置から、前記入出力部を介して、前記更新情報に含まれるクライアントコンテンツ特定情報を取得する、請求項1に記載のコンテンツデータ蓄積装置。
  3. クライアント装置のコンテンツデータのうち更新対象として指定された一または複数の管理単位のコンテンツデータのクライアントコンテンツ特定情報と、当該コンテンツデータを利用するクライアント装置固有の識別子とを含む更新情報を記憶する更新情報記憶部をさらに備え、
    前記制御部は、前記入出力部に接続されたクライアント装置から、前記入出力部を介して、当該クライアント装置の識別子を取得し、取得した識別子に対応するクライアントコンテンツ特定情報を前記更新情報記憶部から取得する、請求項1に記載のコンテンツデータ蓄積装置。
  4. 前記更新情報が、更新対象として指定された一または複数の管理単位のコンテンツデータの更新条件をさらに含み、
    前記制御部が、前記クライアントコンテンツ特定情報と一致した蓄積コンテンツ特定情報が特定する管理単位に含まれるコンテンツデータと、前記更新条件とに基づいて、前記クライアント装置のコンテンツデータを更新する、請求項2または3に記載のコンテンツデータ蓄積装置。
  5. 前記更新情報を利用者に設定させるための操作入力部をさらに備える、請求項1〜4のいずれか一項に記載のコンテンツデータ蓄積装置。
  6. 更新対象のコンテンツデータとして複数の管理単位のコンテンツデータが指定されている場合、前記制御部が、前記複数の管理単位のコンテンツデータのクライアントコンテンツ特定情報に一致する蓄積コンテンツ特定情報が特定する複数の管理単位のコンテンツデータの和集合に基づいて、前記クライアント装置のコンテンツデータを更新する、請求項1〜5のいずれか一項に記載のコンテンツデータ蓄積装置。
  7. 更新対象のコンテンツデータとして複数の管理単位のコンテンツデータが指定されている場合、前記制御部が、前記複数の管理単位のコンテンツデータのクライアントコンテンツ特定情報に一致する蓄積コンテンツ特定情報が特定する複数の管理単位のコンテンツデータの積集合に基づいて、前記クライアント装置のコンテンツデータを更新する、請求項1〜5のいずれか一項に記載のコンテンツデータ蓄積装置。
  8. 前記クライアントコンテンツ管理情報には含まれるが前記蓄積コンテンツ管理情報に含まれないコンテンツデータであって、かつ、前記蓄積コンテンツ記憶媒体に記憶されていないコンテンツデータが存在する場合は、前記制御部が、当該コンテンツデータを前記クライアント装置から削除せずに維持する、請求項1に記載のコンテンツデータ蓄積装置。
  9. コンテンツデータを利用するクライアント装置と、蓄積したコンテンツデータに基づいて前記クライアント装置のコンテンツデータを更新するコンテンツデータ蓄積装置とを含むコンテンツデータ更新システムであって、
    前記コンテンツデータ蓄積装置は、
    コンテンツデータと、前記コンテンツデータの集合をそれぞれ管理するための蓄積コンテンツ管理情報と、前記コンテンツデータを管理単位で特定するための蓄積コンテンツ特定情報とを対応付けて、複数組記憶することが可能な蓄積コンテンツ記憶媒体と、
    前記クライアント装置との間でデータ入出力を行う入出力部と、
    前記クライアント装置のコンテンツデータの更新を行う制御部とを備え、
    前記クライアント装置は、
    当該クライアント装置で利用するコンテンツデータと、当該コンテンツデータを管理するためのクライアントコンテンツ管理情報と、前記コンテンツデータを管理単位で特定するためのクライアントコンテンツ特定情報とを対応付けて記憶するクライアントコンテンツ記憶媒体を備え、
    前記コンテンツデータ蓄積装置の制御部が、前記入出力部に接続されたクライアント装置のコンテンツデータのうち更新対象として指定された一または複数の管理単位のコンテンツデータのクライアントコンテンツ特定情報を取得し、取得されたクライアントコンテンツ特定情報と一致する蓄積コンテンツ特定情報が前記蓄積コンテンツ記憶媒体に記憶されている場合に、当該クライアントコンテンツ特定情報と一致した蓄積コンテンツ特定情報が特定する管理単位に含まれるコンテンツデータに基づいて、前記クライアント装置のコンテンツデータを更新することを特徴とするコンテンツデータ更新システム。
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