JP2006107644A - 情報処理システム及びコンテンツの同期方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】情報処理装置と携帯端末との間でコンテンツデータの同期処理を適正に行えるようにすること。
【解決手段】情報処理装置であるPC1と携帯端末であるポータブルデバイス2との間で、それぞれのHDD103,215に格納されるコンテンツデータの同期を行う際に、上記ポータブルデバイス2のCPU201は、コンテンツデータを処理したときにエラーが発生したか否かを検出し、そのエラーの種類を判別して、PC1のCPU101は、上記エラーの種類に応じてコンテンツデータの同期を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の機器間でコンテンツの同期を行う情報処理システム及びコンテンツの同期方法に関する。
従来より、パーソナルコンピュータ(PC)等に格納された音楽データを携帯端末に転送して携帯端末で音楽を再生して楽しむようなシステムが各種提案されている。
例えば、特許文献1には、転送リストを用いてオーディオサーバから携帯用のオーディオ再生装置に楽曲データを転送する技術が開示されている。
特開2001−93226号公報
上記のようなPC等に格納された音楽データを携帯端末に転送して携帯端末で音楽を再生して楽しむようなシステムにおいては、携帯端末側で音楽を再生している際に、何らかの理由によりコンテンツを再生できずにエラーを起こしてしまう場合がある。そういった場合、その原因によっては再度音楽データを転送しても同じ現象が起きることもあるし、今度は何事もなくコンテンツを再生できてしまうこともある。そして、その原因はユーザにはなかなか判断が難しいので、再度無駄なデータ転送をしたり、あるいは逆に再度のデータ転送が有効な場合にデータ転送をしなかったりするなど、操作性が悪かった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、音楽データ等のコンテンツデータを格納するPC等の情報処理装置と、上記情報処理装置から送信されるコンテンツデータを取得して再生処理等の所定の処理を行うことが可能な携帯端末との間で、コンテンツデータの同期処理を適正に行うことができる情報処理システム及びコンテンツの同期方法を提供することを目的とする。
本発明の情報処理システムの第1の態様は、コンテンツデータを格納する情報処理装置と、上記情報処理装置から送信されるコンテンツデータを取得し処理することが可能な携帯端末と、を有する情報処理システムにおいて、
上記情報処理装置から上記携帯端末へコンテンツデータを送信する送信手段と、
上記送信されたコンテンツデータを処理するコンテンツデータ処理手段と、
上記コンテンツデータ処理手段で上記コンテンツデータを処理するときにエラーが発生した場合、上記エラーを検出するエラー検出手段と、
上記エラー検出手段でエラーの発生を検出した時のエラー情報を記憶するエラー情報記憶手段と、
上記エラー情報記憶手段に記憶したエラー情報に基づいて、上記送信手段及び/または上記コンテンツデータ処理手段を制御する制御手段と、
を具備することを特徴とする。
本発明の情報処理システムの第2の態様は、情報処理装置と携帯端末との間で、それぞれに格納されるコンテンツデータの同期を行う情報処理システムにおいて、
上記情報処理装置に格納されたコンテンツデータのうち、どのコンテンツデータを上記携帯端末に格納されたコンテンツと同期させるのかを管理する同期管理データを含むコンテンツデータ管理手段と、
上記コンテンツデータ管理手段の同期管理データに基づいて、上記情報処理装置のコンテンツデータと上記携帯端末のコンテンツデータとの同期処理を行う同期処理手段と、
上記携帯端末に格納されたコンテンツデータを処理するコンテンツデータ処理手段と、
を具備し、
上記コンテンツデータ管理手段は、上記コンテンツデータ処理手段でコンテンツデータを処理する際にエラーが発生した場合、上記エラーに応じて上記コンテンツデータ管理手段の同期管理データを変更する、
ことを特徴とする。
本発明の情報処理システムの第3の態様は、コンテンツデータを格納する情報処理装置と、上記情報処理装置から送信されるコンテンツデータを取得し処理することが可能な携帯端末と、を有する情報処理システムにおいて、
上記情報処理装置は、
上記情報処理装置に格納されたコンテンツデータのうち、どのコンテンツデータを上記携帯端末に送信するかを管理するコンテンツデータ管理手段と、
上記コンテンツデータ管理手段の設定に基づいて、上記情報処理装置に格納されたコンテンツデータを上記携帯端末へ送信する送信手段と、
を具備し、
上記携帯端末は、
上記情報処理装置の送信手段によって送信されたコンテンツデータを受信する受信手段と、
上記受信手段で受信したコンテンツデータを処理するコンテンツデータ処理手段と、
上記コンテンツデータ処理手段でコンテンツデータを処理する際にエラーが発生した場合、上記エラーを検出するエラー検出手段と、
上記エラー検出手段で検出したエラーのエラー情報を記憶するエラー記憶手段と、
を具備し、
上記情報処理装置のコンテンツデータ管理手段は、上記携帯端末のエラー記憶手段に記憶されたエラー情報を取得し、その取得したエラー情報に基づいて上記携帯端末に送信するコンテンツデータの設定を行う、
ことを特徴とする。
本発明の情報処理システムの第4の態様は、コンテンツデータを格納する情報処理装置と、上記情報処理装置から送信されるコンテンツデータを取得し処理することが可能な携帯端末と、を有する情報処理システムにおいて、
上記情報処理装置は、
上記情報処理装置に格納されたコンテンツデータのうち、どのコンテンツデータを上記携帯端末に送信するか、または上記携帯端末に格納されているコンテンツデータのうち、どのコンテンツデータを削除するのか、を管理するコンテンツデータ管理手段と、
上記コンテンツデータ管理手段の設定に基づいて、上記情報処理装置に格納されたコンテンツデータ及び/または上記携帯端末に格納されているコンテンツデータの削除を指示する削除指示信号を上記携帯端末へ送信する送信手段と、
を具備し、
上記携帯端末は、
上記情報処理装置の送信手段によって送信されたコンテンツデータ及び/または削除指示信号を受信する受信手段と、
上記受信手段で受信したコンテンツデータを処理するコンテンツデータ処理手段と、
上記受信手段で受信した削除指示信号に従って、上記携帯端末に格納されているコンテンツデータを削除する削除手段と、
上記コンテンツデータ処理手段でコンテンツデータを処理する際にエラーが発生した場合、上記エラーを検出するエラー検出手段と、
上記エラー検出手段で検出したエラーのエラー情報を記憶するエラー記憶手段と、
を具備し、
上記情報処理装置のコンテンツデータ管理手段は、上記携帯端末のエラー記憶手段に記憶されたエラー情報を取得し、その取得したエラー情報に基づいて上記携帯端末に送信するコンテンツデータ及び/または上記携帯端末から削除するコンテンツデータの設定を行う、
ことを特徴とする。
本発明のコンテンツの同期方法の一態様は、情報処理装置と携帯端末との間で、それぞれに格納されるコンテンツデータの同期を行うコンテンツの同期方法において、
上記携帯端末においてコンテンツデータを処理したときにエラーが発生したか否かを検出し、
上記エラーの種類を判別し、
上記エラーの種類に応じてコンテンツデータの同期を制御する、
ことを特徴とする。
本発明によれば、情報処理装置と携帯端末の間のコンテンツの同期を携帯端末側でのコンテンツデータ再生エラーの種類に応じて制御するようにしているので、情報処理装置と携帯端末との間でコンテンツデータの同期処理を適正に行うことができる情報処理システム及びコンテンツの同期方法を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムの構成を示す図である。この情報処理システムは、コンテンツデータを格納する情報処理装置であるパーソナルコンピュータ(PC)1と、該PC1から送信されるコンテンツデータを取得し処理することが可能な携帯端末であるポータブルデバイス2とを有する。
上記PC1は、PC本体10と、キーボードやマウス等の入力デバイス11と、出力デバイスとしてのモニタ12及びスピーカ13とから構成される。PC本体10は、制御部であるCPU101と、該CPU101の作業領域として利用されるRAM102と、制御プログラムやコンテンツデータを格納するハードディスクドライブ(HDD)103と、外部機器と通信を行うためのシリアルインタフェースやUSB(Universal Serial Bus)インタフェース等の通信I/F104とを備えている。ここで、HDD103に格納されるコンテンツデータは、画像データ、ビデオデータ、楽曲データ、テキストデータ、等を含む。
また、上記ポータブルデバイス2は、CPU201、PWSW202、LCD表示装置203、LCDドライバ204、LCD照明装置205、タッチ操作入力装置206、撮像モジュール207、被写体照明装置208、AV出力回路209、インジケータ210、電源回路211、BUS212、SDRAM213、FLASHメモリ214、HDD215、外部通信I/F216とを備えている。
ここで、CPU201は、該ポータブルデバイス2内の各部を制御する制御部であり、PWSW202は、ユーザ操作に応じて該ポータブルデバイス2の動作開始/停止を切り替えるための電源スイッチである。
LCD表示装置203は、画像やビデオ等のコンテンツを表示するためのカラー液晶表示装置である。LCDドライバ204は、上記LCD表示装置203を制御するものであり、LCD照明装置205は、上記LCD表示装置203を照明するバックライトである。また、タッチ操作入力装置206は、上記LCD表示装置203の表示画面上に配され、ユーザの指またはペンの接触位置を検知するためのものである。これらLCD表示装置203、LCDドライバ204、LCD照明装置205、及びタッチ操作入力装置206により、タッチパネルが構成されている。このタッチパネルにより、該ポータブルデバイス2が必要とする操作キーを仮想的に実現することが可能である。よって、該ポータブルデバイス2には、上記PWSW202以外の操作キーは特に設けていない。
撮像モジュール207は、静止画または動画撮影用のカメラであり、被写体照明装置208は、LED等の小型の光源を用いて被写体を照明するものである。
AV出力回路209は、テレビ等の外部装置にビデオ及びオーディオ信号を供給するための回路である。インジケータ210は、当該ポータブルデバイス2の状態を光や音でユーザに呈示するためのLEDやブザーである。
電源回路211は、図示しない内蔵バッテリや外部のACアダプタによって、該ポータブルデバイス2内の各部の動作に必要な電力を供給するためのものである。
BUS212は、上記CPU201と、SDRAM213、FLASHメモリ214、HDD215、及び外部通信I/F216とを結び、アドレス及びデータを伝送するための伝送路である。SDRAM213は、上記CPU201の作業領域として利用されるメモリであり、FLASHメモリ214は、日付データ等の各種データや制御プログラムの一部あるいは制御パラメータ等を不揮発性に記憶しておくメモリである。HDD215は、制御プログラムや上記PC1から取得したコンテンツデータを保存しておくハードディスクドライブである。そして、外部通信I/F216は、USBインタフェース等の通信インタフェースである。
なお、上記外部通信I/F216とPC本体10の通信I/F104とをケーブルで直接接続しても良いし、図1に示すように両者の間にクレードル3を介在させて、データ通信を行うことも可能である。ここで、クレードル3とは、上記ポータブルデバイス2を載置するスタンド型の拡張機器であり、データ通信を介在する機能や、ポータブルデバイス2を充電する機能を備えている。
また、ポータブルデバイス2のCPU201には、図示しないリモコン端子を介して、該ポータブルデバイス2を操作するための外部リモコン21が接続可能となっている。更に、CPU201には、図示しないヘッドホン端子を介して、ヘッドホンが接続可能になっている。なお、外部リモコン21を、ポータブルデバイス2のリモコン端子及びヘッドホン端子に接続するための接続部を備えたものとして構成し、そのような外部リモコン21に設けたヘッドホン端子にヘッドホンを接続するようにしても良い。
図2は、上記PC本体10のHDD103及び上記ポータブルデバイス2のHDD215の記憶領域の概念図である。
同図に示すように、上記PC本体10のHDD103には、複数のコンテンツデータ(コンテンツH0001,コンテンツH0002,コンテンツH0003,…)103Aが格納されると共に、PC1とポータブルデバイス2の同期状態を示す各種情報を登録したデータベースであるPCSyncDB103B及び各コンテンツに関する情報を登録したデータベースであるMasterDB103Cとが格納されている。ここで、上記PCSyncDB103Bの内容は、PC1でのコンテンツデータ103Aに対する何らかの操作に応じて更新される。なお、図1では、ポータブルデバイス2を1台しか図示していないが、PC1には複数台のポータブルデバイスを同時又は個別に接続することが可能となっており、そのため、各ポータブルデバイス2を管理するための情報も、上記MasterDB103Cに登録されている。
また、上記ポータブルデバイス2のHDD215にも同様に、上記PC1から取得した複数のコンテンツデータ(コンテンツC0001,コンテンツC0002,コンテンツC0003,…)215Aが格納されると共に、上記PC1側のPCSyncDB103Bと同様のデータベースであるPDSyncDB215Bが格納されるようになっている。このPDSyncDB215Bの内容は、詳細は後述するが、ポータブルデバイス2でのコンテンツデータ215Aに対する何らかの操作に応じて更新される。そして、PC1とのデータ同期を行う際に、その内容がPC1側に送られ、それに基づいてPC側のPCSyncDB103Bの内容が更新された後に、そのPCSyncDB103Bの内容を受信して、該PDSyncDB215Bの内容が書き換えられるようになっている。
これらPCSyncDB103B及びPDSyncDB215Bのデータ構造は、図3に示すようになっている。なお実際には、これらPCSyncDB103B及びPDSyncDB215Bコンテンツの内容を記述するためのXMLメタデータの仕様を定めたMPV(Multi Photo / Video)形式のファイルとして保存されるものであり、画像やビデオ、楽曲といったコンテンツの種別毎に作成されている。ここでは、コンテンツ種別が楽曲データである場合を例に説明する。
PCSyncDB103B(またはPDSyncDB215B)では、各コンテンツ毎に、ヘッダとしての当該コンテンツを特定するためのコンテンツID(id)及び当該コンテンツのHDD103(またはHDD215)上の記憶位置を示すファイルパス(Last URL)と、メタデータとが登録される。
メタデータは、アーティスト名(creator)、曲名(title)、ジャンル(Genre)、リリース日(Recorded)、再生回数(PlayCount)、演奏時間(PlayingTime)、最終再生日(LastPlayed)、音量(Volume)、サーチキー(SearchKey)、コントロールフラグ(CtrlFlag)の各データを含む。
ここで、サーチキー(SearchKey)は、コンテンツのサーチを容易とするためにユーザが任意に設定することができるキーワードである。
また、コントロールフラグ(CtrlFlag)は全16ビットでなり、ビット0がアセットエラー(Asset Error)、ビット1が非サポート形式(Not Support format)、ビット2がアセット追加(Added)、ビット3が更新(Updated)、ビット4が削除(Deleted)、ビット5〜7が予備領域、ビット8がお気に入り(Favorite)、ビット9がアートワーク(Artwork)、ビット10が歌詞(Lyrics)、ビット11〜15が予備領域に割り付けられている。
ビット0のアセットエラー(Asset Error)は、アセット(当該コンテンツまたは当該コンテンツと別コンテンツとの組み合わせ(例えば楽曲コンテンツと画像コンテンツの組み合わせ))にエラーが有るか否かを示すものである。このビット0が「0」であればエラー無しを表し、「1」であればファイル無し、ファイルOPENエラー、読み込みエラーの何れかを表す。
ビット1の非サポート形式(Not Support format)は、アセットがポータブルデバイス2で再生不能なフォーマットである否かを示すものである。このビット1が「0」であれば、エラー無しつまり再生可能なフォーマットであることを表し、「1」であれば、非サポート形式つまり再生不能なフォーマットであることを表す。なお、これは、データ圧縮形式のサポート/非サポートだけでなく、例え圧縮形式がサポートしていてもサンプリング周波数や符号化ビットレート等がサポートしていない場合には再生できないので、再生不能なフォーマットとなる。
ビット2のアセット追加(Added)は、アセットが追加されたか否かを示すものである。このビット2が「0」であれば追加無しを表し、「1」であれば追加済を表す。
ビット3の更新(Updated)は、当該コンテンツに関するメタデータに何らかの更新が有ったか否かを示すものである。このビット3が「0」であれば更新無しを表し、「1」であれば更新有りを表す。
ビット4の削除(Deleted)は、ユーザ操作によってアセットが削除されたか否かを示すものである。このビット4が「0」であれば削除無しを表し、「1」であれば削除済を表す。
ビット8のお気に入り(Favorite)は、ユーザによってお気に入りとして指定されたか否かを示すものである。このビット8が「0」であればお気に入りではないことを表し、「1」であればお気に入りであるを表す。これにより、お気に入りと指定されたもののみを抽出できるようになる。
ビット9のアートワーク(Artwork)は、ジャケットイメージ等のアートワークの有無を示すものである。このビット9が「0」であればアートワーク無しを表し、「1」であればアートワーク有りを表す。
ビット10の歌詞(Lyrics)は、歌詞データの有無を示すものである。このビット10が「0」であれば歌詞無しを表し、「1」であれば歌詞有りを表す。
なお、前述したように、上記PCSyncDB103B及びPDSyncDB215Bはコンテンツ種別毎に作成されるものであり、画像コンテンツやビデオコンテンツも、項目の詳細は若干異なるが、同様のデータ構造を採るものである。また、一つのデータベースは例えば1000コンテンツまで登録できるようにし、1001個目のコンテンツからは別のデータベースとするというように、同一コンテンツ種別であっても複数個のデータベースを作成しても良い。
一方、上記PC1側のみが有している上記MasterDB103Cは、図4に示すように、画像テーブル(PhotoTBL)103C1、楽曲テーブル(MusicTBL)103C2、同期テーブル(SynchronizationTBL)103C3、キーワードテーブル(KeywordTBL)103C4、デバイステーブル(DeviceTBL)103C5、テンプレートテーブル(TemplateTBL)103C6、プロジェクトテーブル(ProjectTBL)103C7、プレイリストテーブル(PlayListTBL)103C8、プレイリスト項目テーブル(PlayListItemTBL)103C9の9つのテーブルで表されるリレーショナルデータベースである。
上記画像テーブル(PhotoTBL)103C1は、画像コンテンツ管理用のテーブルであり、ImageID、Path、RecDate、RecTime、Format、AddedDate、UpdateDate、Comentの8項目が定義されている。ここで、ImageIDは画像コンテンツを特定する画像IDを、Pathは画像ファイルのフルパスを、RecDateは撮影日(無い場合はタイムスタンプ)を、RecTimeは撮影時間(無い場合はタイムスタンプ)を、Formatは画像フォーマットを、AddedDateはデータベースに追加した日時を、UpdateDateはデータベース上のデータを更新した日時を、Comentは任意のコメントをそれぞれ示す。
上記楽曲テーブル(MusicTBL)103C2は、楽曲コンテンツ管理用のテーブルであり、MusicID、Path、Title、PlayingTime、Recorded、Creator、Album、Genre、Artwork、LyricsData、DiskNum、TrackNum、MyRate、PlayCount、LastPlayed、Format、Comment、Size、Sampling、Bitrate、Channel、Volume、Liricist、Composer、AddedDate、UpdateDate、Relation、Reserveの28項目が定義されている。ここで、MusicIDは楽曲コンテンツを特定する楽曲IDを、Pathは楽曲ファイルのフルパスを、Titleは曲名を、PlayingTimeは演奏時間を、Recordedは当該楽曲の入ったCDアルバムのリリース日を、Creatorはアーティスト名を、Albumはアルバム名を、Genreはジャンルを、Artworkはジャケット写真のパスを、LyricsDataは歌詞データを、DiskNumはディスク番号を、TrackNumはトラック番号を、MyRateはお気に入りのレベルを、PlayCountは再生回数を、LastPlayedは最後に再生した日時を、Formatはフォーマットを、Commentはコメントを、Sizeはファイルサイズを、Samplingはサンプリング周波数を、Bitrateは符号化ビットレートを、Channelはチャンネル数を、Volumeは音量を、Liricistは作詞者を、Composerは作曲者を、AddedDateは追加日時を、UpdateDateは更新日時を、Relationは関連レベル(相対ボリューム)をそれぞれ示す。なお、Reserveは予備領域である。
上記同期テーブル(SynchronizationTBL)103C3は、画像コンテンツ、楽曲コンテンツ、またはテンプレートの同期管理用のデータベースであり、コンテンツの種類毎に作成されている。なお、テンプレートとは、例えば楽曲の演奏に合わせて画像を入れ替える所謂スライドショー表示をユーザが簡単に設定できるように、予め用意してある映像効果のひな形のことである。この同期テーブル(SynchronizationTBL)103C3は、ImageID or MusicID or TemplateID、DeviceID、F_Sync、F_Unsync、DevPath、Statusの7項目が定義されている。ここで、ImageID or MusicID or TemplateIDは画像ID、楽曲IDまたはテンプレートIDを、DeviceIDはポータブルデバイス2を特定するためのデバイスIDを、F_Syncは同期を行うかどうかを示す同期フラグを、F_Unsyncは上記同期フラグ(F_Sync)がONの場合に新規追加、内容更新等により同期を行う必要が生じたかどうかを示す未同期フラグを、DevPathはポータブルデバイス2でのファイルパスを、Statusは転送のステータスをそれぞれ示す。
上記キーワードテーブル(KeywordTBL)103C4は、キーワード管理用のテーブルであり、ImageID or MusicID、Keywordの2項目が定義されている。ここで、ImageID or MusicIDは画像IDまたは楽曲IDを、Keywordはキーワードをそれぞれ示す。
上記デバイステーブル(DeviceTBL)103C5は、ポータブルデバイス2管理用のテーブルであり、DeviceID、SerialNumber、DevGUID、DevType、RegDate、LastConnectの6項目が定義されている。ここで、DeviceIDはデバイスIDを、SerialNumberはシリアル番号を、DevGUIDはアプリケーションがデバイスに割り当てるIDを、DevTypeはカメラの有無等のデバイスタイプを、RegDateは登録日時を、LastConnectは最終接続日時をそれぞれ示す。
上記テンプレートテーブル(TemplateTBL)103C6は、テンプレート管理用のテーブルであり、TemplateID、TemplateName、TemplatePathの3項目が定義されている。ここで、TemplateにDはテンプレートIDを、TemplateNameはテンプレート名を、TemplatePathはテンプレートのファイルパスをそれぞれ示す。
上記プロジェクトテーブル(ProjectTBL)103C7は、プロジェクト管理用のテーブルである。ここで、プロジェクトとは、上記スライド表示のように、ユーザが任意にコンテンツを組み合わせ、各コンテンツの再生タイミングなどを設定する所謂オーサリング作業の結果を記述したものである。このプロジェクトテーブル(ProjectTBL)103C7は、ProjectID、ProjectName、DeviceID、ProjectPath、DevPathの5項目が定義されている。ここで、ProjectIDはプロジェクトファイルを特定するためプロジェクトIDを、ProjectNameはプロジェクト名を、DeviceIDはデバイスIDを、ProjectPathはプロジェクトのファイルパスを、DevPathはポータブルデバイス2でのファイルパスをそれぞれ示す。
上記プレイリストテーブル(PlayListTBL)103C8は、プレイリスト管理用のテーブルである。ここで、プレイリストとは、複数のコンテンツの再生順序を記述したものである。このプレイリストテーブル(PlayListTBL)103C8は、PlayListID、PlayListNameの2項目が定義されている。ここで、PlayListIDはプレイリストを特定するためプレイリストIDを、PlayListNameはプレイリスト名をそれぞれ示す。
上記プレイリスト項目テーブル(PlayListItemTBL)103C9は、プレイリスト中のコンテンツ管理用のテーブルであり、PlayListID、ItemNum、MusicIDの3項目が定義されている。ここで、PlayListIDはプレイリストIDを、ItemNumは項目番号を、MusicIDは楽曲IDをそれぞれ示す。
次に、上記のような構成の情報処理システムの動作を説明する。
図5は、上記ポータブルデバイス2において、FLASHメモリ214又はHDD215に記憶された制御プログラムに従ってCPU201により実行される楽曲コンテンツの再生処理のフローチャートを示している。
即ち、まず、再生しようとする楽曲コンテンツのコンテンツID(id)によりPDSyncDB215Bから管理データを読み出し、当該楽曲コンテンツのファイルチェックを行う(ステップS201)。ここで、コントロールフラグ(CtrlFlag)のチェック結果がNGであれば(ステップS202)、警告を行って(ステップS203)、この再生処理を終了する。
この場合、コントロールフラグのチェックは、ビット0のアセットエラー(Asset Error)フラグが「1」であるかどうか、更には、ビット1の非サポート形式(Not Support format)フラグが「1」であるかどうかをチェックし、どちらかのフラグが「1」であったならば、コントロールフラグのチェック結果はNGとなる。なお、上記警告は、LCD表示装置203にエラーメッセージを表示したり、インジケータ210により音と光でユーザに告知する、等、どのような手法を採っても良い。
一方、上記ステップS202においてコントロールフラグのチェック結果がNGでないと判別された場合には、当該楽曲コンテンツのコンテンツIDの次に記述されているファイルパス(Last URL)で指定されるファイルの再生を開始する(ステップS204)。
その後、その再生中のファイルに異常が検出されたか否かを判別する(ステップS205)。ここで、ファイル異常が検出された場合には、PDSyncDB215Bにおける当該楽曲コンテンツのコントロールフラグ(CtrlFlag)のビット0のアセットエラー(Asset Error)フラグを「1」にすると共に(ステップS206)、ビット3の更新(Updated)フラグを「1」にする(ステップS207)。そして、ファイルの再生を停止して、この再生処理を終了する。またこのとき、再生終了となった理由を示すエラーメッセージをLCD表示装置203に表示するようにしても良い。
上記ステップS205でファイル異常が検出されなかった場合には、更に、デコードエラーの発生を検出したか否かを判別する(ステップS208)。ここで、デコードエラーの発生を検出した場合には、PDSyncDB215Bにおける当該楽曲コンテンツのコントロールフラグ(CtrlFlag)のビット1の非サポート形式(Not Support format)フラグを「1」にすると共に(ステップS209)、ビット3の更新(Updated)フラグを「1」にする(ステップS210)。そして、ファイルの再生を停止して、この再生処理を終了する。またこのとき、再生終了となった理由を示すエラーメッセージをLCD表示装置203に表示するようにしても良い。
また、上記ステップS208でデコードエラーの発生も検出されなかった場合には、ユーザによる再生停止操作またはファイルエンドによる再生停止となったか否かを判別する(ステップS211)。ここで、再生停止となっていない場合には、上記ステップS205に戻る。
そして、再生停止となったならば、当該ファイルの所定量以上の再生がなされたかどうか、例えば再生量が当該ファイルの70%以上であるかどうかを判別する(ステップS212)。ここで、所定量以上の再生が済んでいないと判別した場合には、何も処理を実行することなく、この再生処理を終了する。これに対して、所定量以上の再生が済んでいた場合には、PDSyncDB215Bにおける当該楽曲コンテンツの再生回数(PlayCount)を「+1」する(ステップS213)。そして、コントロールフラグ(CtrlFlag)のビット3の更新(Updated)フラグを「1」にした後(ステップS214)、この再生処理を終了する。
なお、ここではコンテンツデータの処理として、1個の楽曲コンテンツの再生を例に説明したが、プレイリスト等により複数個の楽曲コンテンツの再生が指定されている場合には、上記処理を繰り返せば良い。また、楽曲コンテンツに限らず、画像コンテンツやビデオコンテンツ、更には楽曲,画像,ビデオの各コンテンツを適宜組み合わせたプロジェクトを再生処理も同様にして実行可能なことは勿論である。
また、再生回数のカウントは、本実施形態では再生量がファイルの70%以上としたが、これに限らず、例えば90%以上等、適切な値に変更しても良い。あるいは、再生の停止位置がファイル全体の70%以上かどうか、という簡略的な判断で行うと複雑な処理を行わなくて済む。逆に、さらに適切に行うのであれば、そのコンテンツの再生量を保存しておき、過去の再生量と足し合わせた結果で何回再生を行ったのかを判断することも可能である。また、これらの判断基準をどうするのかをユーザ設定可能なように構成しても良い。
次に、PC1とポータブルデバイス2との間でそれぞれに格納されるコンテンツデータの同期処理を説明する。
図6は、上記PC1において、HDD103に記憶された制御プログラムに従ってCPU101により実行される同期処理のフローチャートを示している。なお、この同期処理は、モニタ12上にウィンドウ表示した管理画面(図示せず)に配した同期ボタンが入力デバイス11のユーザ操作によりONされた場合の処理となる。
即ち、まず、当該PC1の通信I/F104に、MasterDB103Cが管理するデバイスが接続されているか否か、つまり、直接またはクレードル3を介して接続されているポータブルデバイス2が管理デバイスとして登録されているか否かを判別する(ステップS101)。ここで、管理デバイスとして登録されたポータブルデバイス2が接続されていれば、そのポータブルデバイス2に、PDSyncDB215Bの内容データの転送要求を送信する(ステップS102)。
そして、この転送要求に応じて送られてきたPDSyncDB215Bの内容データを受信して、RAM102またはHDD103に一時ファイルとして保存する(ステップS103)。ここで、PDSyncDB215Bの内容データの取得が成功したかどうかを判別し(ステップS104)、不成功の場合にはエラーメッセージをモニタ12に表示する等の警告を行った後(ステップS105)、また、成功した場合には後述するようなコンテンツ同期サブルーチンを実行した後(ステップS106)、このコンテンツデータの同期処理を終了する。
なお、管理デバイスとして登録されていないポータブルデバイス2が接続されている場合には(ステップS101)、所定の選択画面をモニタ12に表示して、その接続されているポータブルデバイス2を管理デバイスとして追加するかどうかをユーザに選択させる(ステップS107)。そして、追加の指示がなされた場合には上記ステップS106に進んでコンテンツ同期サブルーチンを実行し、追加の指示がない場合にはこのコンテンツデータの同期処理を終了する。
図7A及び図7Bは、上記ステップS106でコールされるコンテンツ同期サブルーチンの一連のフローチャートを示している。
即ち、まず、上記一時ファイルとして保存したPDSyncDBの先頭データ、つまりコンテンツ1の管理データを、処理対象として内部カウンタにセットする(ステップS111)。そして、そのコンテンツのコントロールフラグ(CtrlFlag)のビット3の更新(Updated)フラグが「1」となっているか否かを判別する(ステップS112)。ここで、それが「0」であれば、以降のステップS113乃至ステップS124をスキップして、ステップS125へと進む。
これに対して、更新(Updated)フラグが「1」となっていた場合には、更に、そのコントロールフラグ(CtrlFlag)のビット2のアセット追加(Added)フラグが「1」となっているか否かを判別する(ステップS113)。ここで、それが「1」となっていれば、ポータブルデバイス2で新規追加されたコンテンツ(画像コンテンツやプロジェクト)が有るということなので、MasterDB103Cにコンテンツを追加する(ステップS114)。即ち、そのコンテンツに該当するコンテンツテーブル(画像テーブル(PhotoTBL)103C1等)と同期テーブル(SynchronizationTBL)103C3にデータを追加し、後者の同期テーブル(SynchronizationTBL)103C3における同期フラグ(F_Sync)をON(「1」)にする。
そしてその後、あるいは、上記ステップS113でアセット追加(Added)フラグが「1」となっていないと判別された場合には、上記コントロールフラグ(CtrlFlag)のビット0のアセットエラー(Asset Error)フラグが「1」となっているか否かを判別する(ステップS115)。ここで、それが「1」となっている場合には、更に、MasterDB103Cより当該コンテンツの同期テーブル(SynchronizationTBL)103C3における同期フラグ(F_Sync)が「1」となっているか否かを判別する(ステップS116)。そして、それが「1」となっている場合には、MasterDB103Cの当該コンテンツの同期テーブル(SynchronizationTBL)103C3における未同期フラグ(F_Unsync)を「1」にする(ステップS117)。即ち、アセットエラーの場合は、基本的には再転送を行うようにMasterDB103Cを設定する。これに対して、同期フラグ(F_Sync)が「0」の場合には、MasterDB103Cの当該コンテンツの同期テーブル(SynchronizationTBL)103C3におけるF_Deleteを「1」にする(ステップS118)。
上記ステップS117またはステップS118の後、あるいは、上記ステップS115でアセットエラー(Asset Error)フラグが「1」となっていないと判別された場合には、上記コントロールフラグ(CtrlFlag)のビット1の非サポート形式(Not Support format)フラグが「1」となっているか否かを判別する(ステップS119)。ここで、それが「1」となっている場合には、MasterDB103Cの当該コンテンツの同期テーブル(SynchronizationTBL)103C3における同期フラグ(F_Sync)を「0」にすると共に、F_Deleteを「1」にする(ステップS120)。つまり、非サポート形式のエラーとなっている場合には、同期の設定を解除する。
また、上記ステップS119で非サポート形式(Not Support format)フラグが「1」となっていないと判別された場合には、更に、上記コントロールフラグ(CtrlFlag)のビット4の削除(Deleted)フラグが「1」となっているか否かを判別する(ステップS121)。ここで、それが「1」となっている場合には、上記ステップS120に進む。
そして、上記ステップS120の後、あるいは、上記ステップS121で削除(Deleted)フラグが「1」となっていないと判別された場合には、PC1での当該コンテンツの再生回数を検出する(ステップS122)。これは、一時ファイルとして保存したPDSyncDBにおける当該コンテンツの再生回数(PlayCount)と、PCSyncDB103Bにおける当該コンテンツの再生回数(PlayCount)との差をを計算することにより検出することができる。そして、その検出した再生回数に基づいてMasterDB103Cの当該コンテンツのコンテンツテーブル(例えば楽曲テーブル(MusicTBL)103C2)の再生回数(PlayCount)を更新(すなわち加算)する(ステップS123)。
その後、その他の項目についても、同様にしてMasterDB103Cに反映させる(ステップS124)。但しこれは、お気に入り(Favorite)や最終再生日(LastPlayed)等、ポータブルデバイス2側で変更される可能性のある項目のみで良い。
こうして一つのコンテンツについての処理が行われたならば、上記一時ファイルとして保存したPDSyncDBの次のデータ、つまり次のコンテンツの管理データを、処理対象として内部カウンタにセットする(ステップS125)。この場合、そのような次の管理データが有れば(ステップS126)、上記ステップS112に戻り、前述したような処理を繰り返す。
而して、PDSyncDBの全ての管理データについて処理が終了したならば、上記ステップS126で、次の管理データがないと判別される。そしてこの場合には、PCSyncDB103Bの作成又は更新を行う(ステップS127)。即ち、PCSyncDB103Bを作成する場合には、MasterDB103Cの同期テーブル(SynchronizationTBL)103C3を元に、同期フラグ(F_Sync)が「1」で未同期フラグ(F_Unsync)が「0」、あるいは、同期フラグ(F_Sync)が「0」で未同期フラグ(F_Unsync)が「1」のデータベースを作成する。また、既にPCSyncDB103Bが有り、それを更新する場合には、上書きされる。
そしてその後、実際のコンテンツデータを転送または削除する処理を実行する。そのために、まず、MasterDB103Cの先頭データを、処理対象として内部カウンタにセットする(ステップS128)。これは、各コンテンツのデータを順番に処理するために、まず、同期テーブル(SynchronizationTBL)103C3の先頭データをセットするものである。
そして、同期フラグ(F_Sync)が「1」となっているか否かを判別する(ステップS129)。ここで、それが「0」であれば、以降のステップS130乃至ステップS136をスキップして、ステップS137へと進む。また、上記同期フラグ(F_Sync)が「1」となっている場合には、更に、未同期フラグ(F_Unsync)が「1」となっているか否かを判別する(ステップS130)。この場合も、それが「0」であれば、ステップS137へと進む。
これに対して、その未同期フラグ(F_Unsync)が「1」となっている場合には、未同期のファイルである対象コンテンツをポータブルデバイス2に転送つまりポータブルデバイス2にコピーする(ステップS131)。そして、その転送が成功したか否かを判別する(ステップS132)。ここで、転送が成功した場合には、上記未同期フラグ(F_Unsync)を「0」にした後(ステップS133)、MasterDB103Cの該当するコンテンツの管理テーブルに基づいて、PCSyncDB103Bを更新する(ステップS134)。また、転送が失敗した場合には、そのことを示すエラーメッセージをモニタ12に表示する等の警告を行い(ステップS135)、上記同期フラグ(F_Sync)及び未同期フラグ(F_Unsync)を共に「0」とした後(ステップS136)、上記ステップS134に進んでPCSyncDB103Bを更新する。
そして、上記ステップS134の後、あるいは、上記ステップS129で同期フラグ(F_Sync)が「1」となっていないと判別された場合、または、上記ステップS130で未同期フラグ(F_Unsync)が「1」となっていないと判別された場合には、F_Deleteが「1」となっているか否かを判別する(ステップS137)。ここで、それが「0」であれば、以降のステップS138乃至ステップS142をスキップして、ステップS143へと進む。
これに対して、上記F_Deleteが「1」となっている場合には、対象コンテンツをポータブルデバイス2から削除する(ステップS138)。そして、その削除が成功したか否かを判別する(ステップS139)。ここで、削除が失敗した場合には、そのことを示すエラーメッセージをモニタ12に表示する等の警告を行う(ステップS140)。また、削除が成功した場合には、上記F_Delete及び同期フラグ(F_Sync)を共に「0」とした後(ステップS141)、PCSyncDB103Bを更新する(ステップS142)。
そして、上記ステップS140またはステップS142の後、あるいは、上記ステップS137で上記F_Deleteが「1」となっていないと判別された場合には、MasterDB103Cの次データを処理対象として内部カウンタにセットする(ステップS143)。つまり、同期テーブル(SynchronizationTBL)103C3の次のコンテンツのデータにセットするものである。この場合、そのような次データが有れば(ステップS144)、上記ステップS129に戻り、前述したような処理を繰り返すこととなる。
これに対して、全てのコンテンツに関して処理が終了した場合には、上記ステップS144で、次データがないと判別される。そしてこの場合には、PDSyncDB215Bの更新を行う、つまり上記ステップS134で更新されたPCSyncDB103Bをポータブルデバイス2にコピーして(ステップS145)、該コンテンツ同期サブルーチンを終了し、上位のルーチンにリターンする。
以上詳細に説明したように、本実施形態によれば、PC1から転送(同期)されたコンテンツをポータブルデバイス2側で再生する際に再生エラーが発生したときに、その再生エラーが、ポータブルデバイス2側に転送されたコンテンツのファイルが壊れていたりして再生不能となったことによる場合には、同一ファイルを再度転送するように設定し、また、コンテンツファイル自体は正常であるが、ポータブルデバイス2側でそのファイルに対応していない等で再生不能となったことによる場合には、転送を行わないように「同期」の設定を外すようにしている。このように、PC1とポータブルデバイス2の間のコンテンツの同期をポータブルデバイス2側でのコンテンツデータ再生エラーの種類に応じて制御するようにしているので、PC1とポータブルデバイス2との間でコンテンツデータの同期処理を適正に行うことができるようになる。
また、同期時にはPDSyncDB215Bの内容がPC1側に転送され、PCSyncDB103Bと比較することでポータブルデバイス2側での再生回数を検出し、それをMasterDB103Cに反映させるようにしているので、PC1とポータブルデバイス2との間で同期を行うコンテンツでも、適正に両者での再生回数を管理できるようになる。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
図1は本発明の一実施形態に係る情報処理システムの構成を示す図である。 図2はPC本体のHDD及びポータブルデバイスのHDDの記憶領域の概念図である。 図3はPCSyncDB及びPDSyncDBのデータ構造を示す図である。 図4はMasterDBに含まれるテーブルを説明するための図である。 図5はポータブルデバイスにおける楽曲コンテンツの再生処理のフローチャートを示す図である。 図6はPCにおける同期処理のフローチャートを示す図である。 図7Aは図6中のコンテンツ同期サブルーチンの詳細フローチャートの前半部分を示す図である。 図7Bは図6中のコンテンツ同期サブルーチンの詳細フローチャートの後半部分を示す図である。
符号の説明
1…パーソナルコンピュータ(PC)、 2…ポータブルデバイス(PD)、 3…クレードル、 10…PC本体、 11…入力デバイス、 12…モニタ、 13…スピーカ、 21…外部リモコン、 101,201…CPU、 102…RAM、 103,215…ハードディスクドライブ(HDD)、 103A,215A…コンテンツデータ、 103B…PCSyncDB、 103C…MasterDB、 103C1…画像テーブル(PhotoTBL)、 103C2…楽曲テーブル(MusicTBL)、 103C3…同期テーブル(SynchronizationTBL)、 103C4…キーワードテーブル(KeywordTBL)、 103C5…デバイステーブル(DeviceTBL)、 103C6…テンプレートテーブル(TemplateTBL)、 103C7…プロジェクトテーブル(ProjectTBL)、 103C8…プレイリストテーブル(PlayListTBL)、 103C9…プレイリスト項目テーブル(PlayListItemTBL)、 104…通信I/F、 202…PWSW、 203…LCD表示装置、 204…LCDドライバ、 205…LCD照明装置、 206…タッチ操作入力装置、 207…撮像モジュール、 208…被写体照明装置、 209…AV出力回路、 210…インジケータ、 211…電源回路、 212…BUS、 213…SDRAM、 214…FLASHメモリ、 215B…PDSyncDB、 216…外部通信I/F。

Claims (12)

  1. コンテンツデータを格納する情報処理装置と、上記情報処理装置から送信されるコンテンツデータを取得し処理することが可能な携帯端末と、を有する情報処理システムにおいて、
    上記情報処理装置から上記携帯端末へコンテンツデータを送信する送信手段と、
    上記送信されたコンテンツデータを処理するコンテンツデータ処理手段と、
    上記コンテンツデータ処理手段で上記コンテンツデータを処理するときにエラーが発生した場合、上記エラーを検出するエラー検出手段と、
    上記エラー検出手段でエラーの発生を検出した時のエラー情報を記憶するエラー情報記憶手段と、
    上記エラー情報記憶手段に記憶したエラー情報に基づいて、上記送信手段及び/または上記コンテンツデータ処理手段を制御する制御手段と、
    を具備することを特徴とする情報処理システム。
  2. 上記コンテンツデータ処理手段は、上記携帯端末に格納されるコンテンツデータの再生を行うことが可能であり、
    上記エラー検出手段は、上記コンテンツデータを上記携帯端末で再生する際のエラーを検出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 上記エラー検出手段は、上記エラーの種類を検出することが可能であり、
    上記制御手段は、上記エラー検出手段が検出したエラーの種類に応じて、上記送信手段及び/または上記コンテンツデータ処理手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  4. 上記エラー検出手段は、上記エラーの種類として、上記コンテンツデータのデータ異常によるエラーか、あるいは上記携帯端末の上記コンテンツデータのデータ形式へのデータ形式未対応によるエラーか、を検出することが可能であり、
    上記制御手段は、
    上記エラー検出手段が上記データ異常によるエラーを検出した場合には、上記情報処理装置から上記携帯端末への上記コンテンツデータの送信を行うように制御し、
    上記エラー検出手段が上記データ形式未対応によるエラーを検出した場合には、上記携帯端末内の上記コンテンツデータを削除するように制御する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 情報処理装置と携帯端末との間で、それぞれに格納されるコンテンツデータの同期を行う情報処理システムにおいて、
    上記情報処理装置に格納されたコンテンツデータのうち、どのコンテンツデータを上記携帯端末に格納されたコンテンツと同期させるのかを管理する同期管理データを含むコンテンツデータ管理手段と、
    上記コンテンツデータ管理手段の同期管理データに基づいて、上記情報処理装置のコンテンツデータと上記携帯端末のコンテンツデータとの同期処理を行う同期処理手段と、
    上記携帯端末に格納されたコンテンツデータを処理するコンテンツデータ処理手段と、
    を具備し、
    上記コンテンツデータ管理手段は、上記コンテンツデータ処理手段でコンテンツデータを処理する際にエラーが発生した場合、上記エラーに応じて上記コンテンツデータ管理手段の同期管理データを変更する、
    ことを特徴とする情報処理システム。
  6. 上記コンテンツデータ管理手段は、上記エラーが上記コンテンツデータ処理手段で処理しようとしたコンテンツデータの異常に起因するものであった場合には、上記コンテンツデータを再度同期させるように上記コンテンツデータ管理手段の同期管理データを変更することを特徴とする請求項5に記載の情報処理システム。
  7. 上記コンテンツデータ管理手段は、上記エラーが上記コンテンツデータ処理手段で処理しようとしたコンテンツデータのデータ形式に起因するものであった場合には、上記コンテンツデータを同期させないように上記コンテンツデータ管理手段の同期管理データを変更することを特徴とする請求項5に記載の情報処理システム。
  8. 上記コンテンツデータのデータ形式に起因するエラーは、上記コンテンツデータ処理手段においてコンテンツデータを再生するときにコンテンツデータの符号化ビットレートが上記コンテンツデータ処理手段で対応可能な範囲を超えてしまい、コンテンツデータを正常に再生できなくなってしまうエラーであることを特徴とする請求項7に記載の情報処理システム。
  9. コンテンツデータを格納する情報処理装置と、上記情報処理装置から送信されるコンテンツデータを取得し処理することが可能な携帯端末と、を有する情報処理システムにおいて、
    上記情報処理装置は、
    上記情報処理装置に格納されたコンテンツデータのうち、どのコンテンツデータを上記携帯端末に送信するかを管理するコンテンツデータ管理手段と、
    上記コンテンツデータ管理手段の設定に基づいて、上記情報処理装置に格納されたコンテンツデータを上記携帯端末へ送信する送信手段と、
    を具備し、
    上記携帯端末は、
    上記情報処理装置の送信手段によって送信されたコンテンツデータを受信する受信手段と、
    上記受信手段で受信したコンテンツデータを処理するコンテンツデータ処理手段と、
    上記コンテンツデータ処理手段でコンテンツデータを処理する際にエラーが発生した場合、上記エラーを検出するエラー検出手段と、
    上記エラー検出手段で検出したエラーのエラー情報を記憶するエラー記憶手段と、
    を具備し、
    上記情報処理装置のコンテンツデータ管理手段は、上記携帯端末のエラー記憶手段に記憶されたエラー情報を取得し、その取得したエラー情報に基づいて上記携帯端末に送信するコンテンツデータの設定を行う、
    ことを特徴とする情報処理システム。
  10. コンテンツデータを格納する情報処理装置と、上記情報処理装置から送信されるコンテンツデータを取得し処理することが可能な携帯端末と、を有する情報処理システムにおいて、
    上記情報処理装置は、
    上記情報処理装置に格納されたコンテンツデータのうち、どのコンテンツデータを上記携帯端末に送信するか、または上記携帯端末に格納されているコンテンツデータのうち、どのコンテンツデータを削除するのか、を管理するコンテンツデータ管理手段と、
    上記コンテンツデータ管理手段の設定に基づいて、上記情報処理装置に格納されたコンテンツデータ及び/または上記携帯端末に格納されているコンテンツデータの削除を指示する削除指示信号を上記携帯端末へ送信する送信手段と、
    を具備し、
    上記携帯端末は、
    上記情報処理装置の送信手段によって送信されたコンテンツデータ及び/または削除指示信号を受信する受信手段と、
    上記受信手段で受信したコンテンツデータを処理するコンテンツデータ処理手段と、
    上記受信手段で受信した削除指示信号に従って、上記携帯端末に格納されているコンテンツデータを削除する削除手段と、
    上記コンテンツデータ処理手段でコンテンツデータを処理する際にエラーが発生した場合、上記エラーを検出するエラー検出手段と、
    上記エラー検出手段で検出したエラーのエラー情報を記憶するエラー記憶手段と、
    を具備し、
    上記情報処理装置のコンテンツデータ管理手段は、上記携帯端末のエラー記憶手段に記憶されたエラー情報を取得し、その取得したエラー情報に基づいて上記携帯端末に送信するコンテンツデータ及び/または上記携帯端末から削除するコンテンツデータの設定を行う、
    ことを特徴とする情報処理システム。
  11. 情報処理装置と携帯端末との間で、それぞれに格納されるコンテンツデータの同期を行うコンテンツの同期方法において、
    上記携帯端末においてコンテンツデータを処理したときにエラーが発生したか否かを検出し、
    上記エラーの種類を判別し、
    上記エラーの種類に応じてコンテンツデータの同期を制御する、
    ことを特徴とするコンテンツの同期方法。
  12. 上記エラーの種類を判別するときに、上記エラーが上記コンテンツデータの異常に起因するものであるのか、または上記コンテンツデータのデータ形式に起因するものであるのかを判別し、
    上記コンテンツデータの同期を制御するときには、
    上記エラーが上記コンテンツデータの異常に起因するものであった場合には、該コンテンツデータを再度同期させるように制御し、
    上記エラーが上記コンテンツデータのデータ形式に起因するものであった場合には、該コンテンツを同期させないように制御する、
    ことを特徴とする請求項11に記載のコンテンツの同期方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008077820A (ja) * 2006-08-21 2008-04-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd コンテンツデータ蓄積装置およびコンテンツデータ更新システム
JP2016514303A (ja) * 2013-02-26 2016-05-19 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated ピアツーピアシステムにおけるコンテンツ管理

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