JP2010033677A - 記録媒体、データ記録方法、コンテンツ再生方法、および電子機器 - Google Patents

記録媒体、データ記録方法、コンテンツ再生方法、および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】辞書コンテンツに含まれるデータを特定するためのデータを、他の機器でも利用可能とする。
【解決手段】ディスクには、第1電子機器にて実行可能な、コンテンツを再生するための第1アプリと、第2電子機器にて実行可能な、コンテンツを再生するための第2アプリと、第1電子機器および第2電子機器のうち少なくともいずれかの電子機器によって生成された、コンテンツに含まれるデータを特定するための特定データと、特定データを生成した電子機器のユーザを識別するユーザ識別データとが対応付けられたユーザ辞書データとが記録されており、第1電子機器を用いてコンテンツを再生する場合には第1アプリが実行される一方、第2電子機器を用いてコンテンツを再生する場合には第2アプリが実行され、ユーザ辞書データは、第1アプリおよび第2アプリのうち、いずれのアプリでも扱うことができるファイルフォーマットで記録されている。
【選択図】図2

Description

データの記録が可能なコンピュータ読取可能な記録媒体、当該記録媒体へのデータ記録方法、当該記録媒体に記録されたコンテンツを再生するためのコンテンツ再生方法、および当該記録媒体に記録されたデータの読取りと当該記録媒体へのデータの記録が可能な電子機器に関する。
特許文献1には、光ディスクに、光ディスク装置が接続されたコンピュータ機器における物理的ドライブ構成、および該光ディスクに記録されたプログラムの論理的ドライブ構成を対応させる対応テーブルを備える可換記憶媒体が開示されている。
これにより、特許文献1では、単一の媒体で、異なる種類の機種のコンピュータ機器での運用を可能としている。
特許文献2には、ボリュームイメージから任意の1つまたは複数のイメージがリストアできるように、他のソフトウェアの他のイメージと結合することができる第1のソフトウェアのイメージ、およびそれに関する方法が開示されている。
さらに、特許文献2には、第1のソフトウェアまたは第2のソフトウェアが、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、または両方を備える旨が開示されている。また、同文献には、第1のソフトウェアと第2のソフトウェアは類似したアプリケーションであり、第1のソフトウェアは第1のオペレーティングシステムとともに使われるもので、第2のソフトウェアは第2のオペレーティングシステムとともに使われるものである旨が開示されている。
特許文献3には、PC側で実行されたPCデータベースに格納されたアプリケーションデータの編集内容を携帯情報端末側の端末データベースに反映させる場合、PCでは、前回データ更新時のアイテムID、識別番号、および通信時刻情報が格納されたシンクロプロファイルを参照し、前回データ更新終了後に編集されたアイテムを検出するデータ後進方法が開示されている。
これにより、特許文献3では、2つの情報処理機器間のデータベースを共有しているアプリケーションデータのデータ更新処理の煩雑化を抑制している。
特許文献4には、コンテンツデータを供給するにあたって、それを所望するユーザから当該ユーザの所有する出力装置のIDを取得し、そのIDを含むような電子透かし情報をコンテンツデータに埋め込むこととして、出力可能な出力装置を特定した状態でコンテンツデータを配信するコンテンツデータ供給装置が開示されている。
これにより、特許文献4では、コンテンツの著作権保護を適切に図っている。
特許文献5には、光ビームを照射することによって信号を読み出すことが可能な層を複数有し、そのうちの少なくとも1層を記録再生消去可能な層とし、他の層を再生のみ可能な層で構成した光ディスクが開示されている。
また、従来より、複数の辞書のコンテンツが搭載された電子辞書が開発されている。
特開平5−324204号公報 特表2007−521528号公報 特開2002−55864号公報 特開2002−176551号公報 特開平9−180248号公報
しかしながら、上記電子辞書は単体で動作するものであるため、電子辞書のアプリケーションや辞書データを、例えばパーソナルコンピュータ等の他の機器で活用することはできなかった。
本願発明は上記の問題点に鑑みなされたものであって、主たる目的は、ユーザの指示に基づき生成された、辞書コンテンツに含まれるデータを特定するためのデータを、他の機器でも利用可能とする記録媒体、当該データのデータ記録方法、コンテンツ再生方法、および電子機器を提供することにある。
本発明のある局面に従うと、記録媒体は、電子化された辞書をコンテンツとして記録した記録媒体であって、第1機器識別データを記憶した第1電子機器にて実行可能な、コンテンツを再生するための第1アプリケーションソフトウェアを記録した第1記録領域と、第2機器識別データを記憶した第2電子機器にて実行可能な、コンテンツを再生するための第2アプリケーションソフトウェアを記録した第2記録領域と、第1電子機器および第2電子機器のうち少なくともいずれかの電子機器によって生成された、コンテンツに含まれるデータを特定するための特定データと、特定データを生成した電子機器のユーザを識別する第1ユーザ識別データとが対応付けられた第1ユーザ辞書データを記録した第3記録領域と、を備えており、第1電子機器を用いてコンテンツを再生する場合には、第1アプリケーションソフトウェアが第1電子機器にて実行される一方、第2電子機器を用いてコンテンツを再生する場合には、第2アプリケーションソフトが第2電子機器にて実行され、第1ユーザ辞書データは、第1アプリケーションソフトウェアおよび第2アプリケーションソフトウェアのうち、いずれのアプリケーションソフトウェアでも扱うことができるファイルフォーマットで記録されている。
また、記録媒体は、異なる種別の電子化された辞書を各コンテンツとして記録しており、第1ユーザ辞書データでは、少なくともコンテンツ毎に、コンテンツの種別と特定データと第1ユーザ識別データとが対応付けられていることが好ましい。
また、上記辞書と同種の辞書がコンテンツとして記録された記録媒体であって、かつ、第1アプリケーションソフトウェアまたは第2アプリケーションソフトウェアを実行可能な第3電子機器によって生成された、コンテンツに含まれるデータを特定するための特定データと、特定データを生成した第3電子機器のユーザを識別する第2ユーザ識別データとが対応付けられている第2ユーザ辞書データであるとともに、第1アプリケーションソフトウェアおよび第2アプリケーションソフトウェアのうち、いずれのアプリケーションソフトでも扱うことができるファイルフォーマットで記録されている第2ユーザ辞書データが記録された記録媒体を、他の記録媒体とすると、第1電子機器および第2電子機器のうち少なくともいずれかの電子機器が、他の記録媒体から第2ユーザ辞書データを読み出して、当該読み出した第2ユーザ辞書データを自機器の記憶装置に記憶させた後に、当該電子機器において自媒体へのアクセスを実行すべく自媒体が配置された状態となっている場合には、第2ユーザ辞書データの書き込みを受け付けることが好ましい。
また、他の記録媒体は、異なる種別の電子化された辞書を各コンテンツとして記録し、さらに、第2ユーザ辞書データは、少なくともコンテンツ毎に、コンテンツの種別と特定データと第2ユーザ識別データとが対応付けられており、本発明に係る記録媒体は、第2ユーザ辞書データのうち、自媒体において利用が許可されたコンテンツと同一のコンテンツに関するデータの書き込みを受け付けることが好ましい。
また、記録媒体は、特定データは辞書におけるしおり機能を実行する際に用いるしおりデータであって、第1電子機器、第2電子機器、第3電子機器、および他の電子機器のうち少なくともいずれかの電子機器にて、しおりデータに基づくしおりを表示する場合には、第1ユーザ識別データに対応付けられたしおりデータに基づくしおりなのか、あるいは第2ユーザ識別データに対応付けられたしおりデータに基づくしおりであるのかを区別した表示を当該電子機器に実行させることが好ましい。
また、記録媒体は、RAM層とROM層とを含み、第1ユーザ辞書データはRAM層に記録され、コンテンツはROM層に記録され、第1アプリケーションソフトウェアはRAM層またはROM層に記録され、第2アプリケーションソフトウェアはRAM層またはROM層に記録されていることが好ましい。
本発明の他の局面に従うと、記録媒体は、異なる種別のコンテンツをデジタルデータとして記録した記録媒体であって、少なくとも1以上の種別のコンテンツが含まれた記録領域を複数含み、自媒体にアクセス可能な第1電子機器がアクセス可能な記録領域を示す領域情報が、電子機器の機器識別データに対応付けて記録されており、さらに、前記コンテンツとして電子化された辞書を含み、辞書のコンテンツが記録された記録領域にアクセスを許可された第1電子機器によって生成された、コンテンツに含まれるデータを特定するための特定データと、特定データを生成した第1電子機器を利用した第1ユーザを識別する第1ユーザ識別データとが対応付けられた第1ユーザ辞書データが、コンテンツが記録された記録領域とは異なる記録領域に記録され、第1電子機器が自媒体にアクセスする場合には、機器識別データと領域情報とに基づいて、アクセスを許可する記録領域を制限し、第1ユーザ辞書データは、少なくとも、辞書のコンテンツが記録された記録領域にアクセスを許可された第2電子機器でも扱うことができるファイルフォーマットで記録されている。
また、記録媒体は、異なる種別の電子化された辞書を各コンテンツとして記録しており、第1ユーザ辞書データでは、少なくともコンテンツ毎に、コンテンツの種別と特定データと第1ユーザ識別データとが対応付けられていることが好ましい。
また、上記辞書と同種の辞書がコンテンツとして記録された記録媒体であって、かつ、第2電子機器によって生成された、コンテンツに含まれるデータを特定するための特定データと、特定データを生成した第2電子機器を利用した第2ユーザを識別する第2ユーザ識別データとが対応付けられている第2ユーザ辞書データであるとともに、第1電子機器でも扱うことができるファイルフォーマットで記録されている第2ユーザ辞書データが記録された記録媒体を、他の記録媒体とすると、第1電子機器が、他の記録媒体から第2ユーザ辞書データを読み出して、当該読み出した第2ユーザ辞書データを第1電子機器の記憶装置に記憶させた後に、第1電子機器にて自媒体がアクセス可能な状態となっている場合には、第2ユーザ辞書データの書き込みを受け付けることが好ましい。
また、他の記録媒体は、異なる種別の電子化された辞書を各コンテンツとして記録し、さらに、第2ユーザ辞書データは、少なくとも辞書のコンテンツ毎に、コンテンツの種別と特定データと第2ユーザ識別データとが対応付けられており、本発明に係る記録媒体は、第2ユーザ辞書データのうち、自媒体において利用が許可されたコンテンツと同一のコンテンツに関するデータの書き込みを受け付けることが好ましい。
また、記録媒体は、特定データは、辞書におけるしおり機能を実行する際に用いるしおりデータであって、第1電子機器または第2電子機器にて、しおりデータに基づくしおりを表示する場合には、第1ユーザ識別データに対応付けられたしおりデータに基づくしおりなのか、あるいは第2ユーザ識別データに対応付けられたしおりデータに基づくしおりであるのかを区別した表示を当該電子機器に実行させることが好ましい。
また、記録媒体は、RAM層とROM層とを含み、RAM層には、少なくとも第1ユーザ辞書データが記録され、ROM層には、各コンテンツが記録されていることが好ましい。
本発明のさらに他の局面に従うと、データ記録方法は、電子化された辞書のコンテンツが記録された記録媒体への電子機器によるデータ記録方法であって、電子機器から、電子機器を識別するための機器識別データと、電子機器の利用者を識別するための第1ユーザ識別データとを読み出すデータ読出ステップと、読み出した機器識別データに基づいて、コンテンツを再生するための記録媒体に記録された複数のアプリケーションソフトのなかから、電子機器で実行可能なアプリケーションソフトウェアを特定する特定ステップと、特定したアプリケーションソフトを起動する起動ステップと、起動したアプリケーションソフトを用いてコンテンツを再生している際に、コンテンツに含まれるデータに基づく表示がなされるとともに当該データを登録するための指示を受け付けた場合、データを特定するための特定データ生成する生成ステップと、生成した特定データを第1ユーザ識別データと対応付けて、記録媒体へ記録する記録ステップとを含む。
本発明のさらに他の局面に従うと、データ記録方法は、電子化された辞書のコンテンツが記録された記録媒体への電子機器によるデータ記録方法であって、電子機器から、電子機器を識別するための機器識別データと、電子機器の利用者を識別するための第1ユーザ識別データとを読み出すデータ読出ステップと、記録媒体が、辞書のコンテンツ以外の種別のコンテンツをデジタルデータとして記録するとともに、少なくとも1以上の種別のコンテンツが含まれた記録領域を複数含んでいる場合、読み出した機器識別データに基づいて、複数の記録領域のうちアクセスが可能な記録領域を選択する選択ステップと、選択した記録領域に含まれるコンテンツを再生する再生ステップと、辞書のコンテンツの再生を行っている際に、コンテンツに含まれるデータに基づく表示がなされるとともに当該データを登録するための指示を受け付けた場合、データを特定するための特定データ生成する生成ステップと、生成した特定データを第1ユーザ識別データと対応付けて、記録媒体へ記録する記録ステップとを含む。
また、データ記録方法は、指示は、辞書の見出しをしおりとして登録するための指示であることが好ましい。
本発明のさらに他の局面に従うと、コンテンツ再生方法は、記録媒体に記録されたコンテンツの再生を実行するためのコンテンツ再生方法であって、記録媒体は、電子化された辞書をコンテンツとして記録した記録媒体であって、第1機器識別データを記憶した第1電子機器にて実行可能な、コンテンツを再生するための第1アプリケーションソフトウェアを記録した第1記録領域と、第2機器識別データを記憶した第2電子機器にて実行可能な、コンテンツを再生するための第2アプリケーションソフトウェアを記録した第2記録領域と、第1電子機器および第2電子機器のうち少なくともいずれかの電子機器によって生成された、コンテンツに含まれるデータを特定するための特定データと、特定データを生成した電子機器のユーザを識別する第1ユーザ識別データとが対応付けられた第1ユーザ辞書データを記録した第3記録領域と、を備えており、第1ユーザ辞書データは、第1アプリケーションソフトウェアおよび第2アプリケーションソフトウェアのうち、いずれのアプリケーションソフトウェアでも扱うことができるファイルフォーマットで記録された記録媒体であって、第1電子機器を用いてコンテンツを再生する場合には、第1電子機器が第1アプリケーションソフトウェアを記録媒体の第1記録領域から読み出す一方、第2電子機器を用いてコンテンツを再生する場合には、第2電子機器が第2アプリケーションソフトウェアを記録媒体の第2記録領域から読み出す、読出ステップと、読み出した、第1アプリケーションソフトウェアまたは第2アプリケーションソフトウェアを実行して、第3記録領域に記録されたコンテンツを再生する再生ステップとを含む。
本発明のさらに他の局面に従うと、コンテンツ再生方法は、記録媒体に記録されたコンテンツの再生を実行するためのコンテンツ再生方法であって、記録媒体は、異なる種別のコンテンツをデジタルデータとして記録した記録媒体であって、少なくとも1以上の種別のコンテンツが含まれた記録領域を複数含み、自媒体にアクセス可能な第1電子機器がアクセス可能な記録領域を示す領域情報が、電子機器の機器識別データに対応付けて記録されており、さらに、コンテンツとして電子化された辞書を含み、辞書のコンテンツが記録された記録領域にアクセスを許可された第1電子機器によって生成された、コンテンツに含まれるデータを特定するための特定データと、特定データを生成した第1電子機器を利用した第1ユーザを識別する第1ユーザ識別データとが対応付けられた第1ユーザ辞書データが、コンテンツが記録された記録領域とは異なる記録領域に記録され、第1ユーザ辞書データは、少なくとも、辞書のコンテンツが記録された記録領域にアクセスを許可された第2電子機器でも扱うことができるファイルフォーマットで記録されてた記録媒体であって、第1電子機器が記録媒体にアクセスする場合、機器識別データと領域情報とに基づいて、アクセスを許可する記録領域を制限する制限ステップと、第1電子機器が、アクセスを許可された記録領域に記録されたコンテンツにアクセスし、当該コンテンツを再生するする再生ステップとを含む。
本発明のさらに他の局面に従うと、電子機器は、記録媒体に記録された、電子化された辞書のコンテンツにアクセス可能な電子機器であって、自機器に備えられた記憶装置から、自機器を識別するための機器識別データと、自機器の利用者を識別するためのデータとして記録された第1ユーザ識別データとを読み出すデータ読出手段と、読み出した機器識別データに基づいて、コンテンツを再生するための記録媒体に記録された複数のアプリケーションソフトのなかから、自機器で実行可能なアプリケーションソフトウェアを選択するアプリケーションソフト選択手段と、選択したアプリケーションソフトを起動する起動手段と、起動したアプリケーションソフトを用いてコンテンツを再生している際に、辞書の見出し語が表示されるとともに当該見出し語をしおりとして登録するための指示を受け付けた場合、見出し語を特定するためのしおりデータを生成する生成手段と、生成したしおりデータを第1ユーザ識別データと対応付けて、記録媒体へ記録する記録手段とを備える。
本発明のさらに他の局面に従うと、電子機器は、記録媒体に記録された、電子化された辞書のコンテンツにアクセス可能な電子機器であって、自機器に備えられた記憶装置から、自機器を識別するための機器識別データと、自機器の利用者を識別するためのデータとして記録された第1ユーザ識別データとを読み出すデータ読出手段と、記録媒体が、辞書のコンテンツ以外の種別のコンテンツをデジタルデータとして記録するとともに、少なくとも1以上の種別のコンテンツが含まれた記録領域を複数含んでいる場合、読み出した機器識別データに基づいて、複数の記録領域のうちアクセスが可能な記録領域を選択する領域選択手段と、選択した記録領域に含まれるコンテンツを再生する再生手段と、辞書のコンテンツの再生を行っている際に、辞書の見出し語が表示されるとともに当該見出し語をしおりとして登録するための指示を受け付けた場合、見出し語を特定するためのしおりデータを生成する生成手段と、生成したしおりデータを第1ユーザ識別データと対応付けて、記録媒体へ記録する記録手段とを備える。
ユーザの指示に基づき生成された、辞書コンテンツに含まれるデータを特定するためのデータを、第1電子機器および第2電子機器の両方の機器で利用可能となる。
〔実施の形態1〕
本実施の形態に係る、記録媒体と電子装置とについて、図1から図17に基づいて説明すると以下のとおりである。
図1は、記録媒体としてのディスク1と、少なくとも当該ディスクに記録されたデータを読み取るための各電子機器(2,3)とを示した図である。
ディスク1としては、例えば、ブルーレイディスク(Blue-ray Disc)等の他の記録媒体に比べて記憶容量の大きな記録媒体が特に好ましい。なお、これに限られず、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、CD−ROM、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを含む)、光カード、マスクROM、EPROM(Electronically Programmable Read-Only Memory)、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュROMなどの半導体メモリ等の固定的にプログラムを担持する媒体でもよい。また、ハードディスクドライブのような媒体を備えた装置(HDD)でもよい。
なお、以下では、ディスク1として、複数の記録層を有するブルーレイディクスを例に挙げて説明する。
各電子機器(2,3)は、ディスク1に記録された情報を、自機器の表示部に表示できる機器である。また、後述するように、ディスク1にデータを書き込む制御を行う機能を備えた機器である。例えば、これらの電子機器としては、例えば、パーソナルコンピュータや電子辞書が挙げられる。なお、通常、電子機器単体としてはディスク1を読み取る装置を備えていない構成の電子機器の場合(例えば電子辞書)には、外付けのディクスを読み取る装置を含めて、本実施の形態の電子機器とする。なお、以下では、電子機器2をパーソナルコンピュータ(PC)、電子機器3を電子辞書として説明する。
図2は、ディスク1に記憶されているデータを説明するための図である。ここで、図2(a)は、ディスク1の記録層を説明するための図であり、図2(b)は、ディスク1の各記録層に記録されるデータ示した図である。
ディスク1は、図2(a)に示すとおり、第1記録層11、第2記録層12、第3記録層13、第4記録層14、…といった複数の記録層を備えている。
第1記録層11には、図2(b)に示すとおり、管理テーブルが記録されている。なお、管理テーブルの詳細については、後述する。
第2記録層12には、アプリケーションソフトが記録されている。より詳しくは、第2記録層12には、パーソナルコンピュータ用のアプリケーションソフトと、電子辞書用のアプリケーションソフトが記録されている。なお、説明の便宜上、第2記録層12に記録されたアプリケーションソフトを2種類としているだけであり、アプリケーションソフトの種類は2種に限定されるものではない。各種の電子機器に対応すべく、様々な種類のアプリケーションソフトを記録する構成であってもよい。また、パーソナルコンピュータ用のアプリケーションソフトと、電子辞書用のアプリケーションソフトとは、記録層12の異なる記録領域に別々に記録されている。
第3記録層13には、コンテンツとして国語辞書の電子データが記録されている。また、第4記録層14には、コンテンツとして英和辞書の電子データが記録されている。また、図2(b)には、図示していないが、その他、漢字辞書の電子データや和英辞書のデータといった様々な辞書に関するデータが、他の記録層に記録されている。
ここで、第1記録層11および第2記録層12は、RAM層であり、コンテンツが記録されている層(第3記録層および第4記録層等)は、ROM層である。ただし、これに限定されるものではなく、コンテンツの内容が書き換えられるおそれがあるが、コンテンツがRAM層に記憶される構成とすることも可能である。
なお、上記においては、説明の便宜上、辞書に関する電子データが異なる記録層に分かれて記録されている例を挙げているが、これに限定されるものではなく、1つの記録層に複数の種類の辞書の電子データが記録される構成であってもよい。また、アプリケーションソフトが、コンテンツが記録されている記録層と同じ層に記録される構成であってもよい。また、管理テーブルが、アプリケーションソフトが記録された記録層および/またはコンテンツが記録された記録層と同じ層に記録される構成であってもよい。
なお、上記においては、パーソナルコンピュータ用のアプリケーションソフトがRAM層である第2記録層12に記録されている構成を例として挙げているが、これに限定されるものではなく、当該ソフトがROM層に記録される構成であってもよい。同様に、電子辞書用のアプリケーションソフトについても、ROM層に記録される構成であってもよい。
図3は、電子機器2の概略構成を示した機能ブロック図である。
電子機器2は、図3に示すとおり、入力部21と、表示部22と、音声出力部23と、機器ID記憶部24と、ユーザデータ記憶部25と、ユーザ辞書データ一時記憶部26と、処理データ一時記憶部27と、データ読取/書込部28と、制御部29とを備えている。
入力部21は、ユーザからの入力を受け付けるための入力デバイスである。入力部21を介してユーザが語句等の入力を行うことにより、処理データ一時記憶部27に当該入力された語句等が一時的に記憶される。
表示部22は、制御部29からの指示に基づき、入力部21を介して入力されたデータ、および制御部29における各種の処理の結果を表示するためのデバイスである。
音声出力部23は、制御部29からの指示に基づき、音声を出力する。
機器ID記憶部24は、電子機器2の種別を識別するための機器識別情報(ID)を記憶している。なお、以下では、この機器識別情報を、機器IDと称する。
ユーザデータ記憶部25は、電子機器2のユーザに関するデータ(以下、ユーザデータ)を記憶している。また、ユーザデータ記憶部25には、上記ユーザデータとして、ユーザ名、選択したコンテンツの種別を示すデータ等が記憶される。
ユーザ辞書データ一時記憶部26には、電子機器2がディクス1に記録されたデータを処理している際に、所定のデータを記憶する。なお、どのようなタイミングで、どのようなデータがユーザ辞書データ一時記憶部26に記憶されるかは、後述する。
処理データ一時記憶部27は、入力部21を介して入力されたデータ、制御部29により処理されるデータ、および制御部29により処理されている途中のデータ等を、一時的に記憶する。
データ読取/書込部28は、ディスク1が電子機器2において読み取り可能な状態に載置された場合、制御部29からデータの読み取りの指示を受け付けたときには、ディスク1に記録されたデータを読み取るとともに、制御部29からのデータ書き込みの指示を受け付けたときには、ディスク1へデータの書き込みを行う。
このように、データ読取/書込部28は、ディスクドライブとしての機能を果たす。なお、以下では、ディスク1が電子機器2において読み取り可能な状態に載置されることをを、「ディスク1を電子機器2のドライブに挿入する」とも称する。
制御部29は、電子機器2の各種の動作を制御する。また、制御部29は、起動アプリ選択部31、ユーザ辞書データ登録処理部33、ユーザ辞書データマージ部34、およびアプリケーションソフト展開/実行部35とを備えている。なお、制御部29および制御部29内の各部は機能ブロックであり、これらのブロックにおける処理は、後述するCPUにより実行されるソフトウェアによって実現される。
ここで、制御部29の各機能ブロックについて、説明する。
起動アプリ選択部31は、機器ID記憶部24に記憶された機器IDに基づいて、第2記録層12に記録された2種類のアプリケーションソフトから、電子機器2で実行可能な1つのアプリケーションソフトを選択する。
ユーザ辞書データ登録処理部33は、入力部11を介したユーザからの指示に基づいて辞書のしおりデータを生成するとともに、当該生成したしおりデータをユーザ名と辞書のコンテンツ種別と対応付けてディスク1へ登録する。
ユーザ辞書データマージ部34は、他のディスクのユーザ辞書データと、ディクス1のユーザ辞書データとを併合する。併合する具体的な手法については、後述する。
アプリケーションソフト展開/実行部35は、起動アプリ選択部31が選択したアプリケーションソフトであって、データ読取/書込部28がディスク1から読み出したアプリケーションソフトを、処理データ一時記憶部27に展開し、展開したアプリケーションソフトを実行する。
なお、電子機器3についても、電子機器2と同様な構成を備えるため、ここでの説明は省略する。
ここで、図4を参照して、電子機器2の具体的構成の一態様について説明する。同図は、電子機器2として機能するコンピュータシステム100のハードウェア構成を表わすブロック図である。
コンピュータシステム100は、主たる構成要素として、プログラムを実行するCPU110と、コンピュータシステム100の使用者による指示の入力を受けるマウス120およびキーボード130と、CPU110によるプログラムの実行により生成されたデータ、又はマウス120若しくはキーボード130を介して入力されたデータを揮発的に記憶するRAM140と、データを不揮発的に記憶するハードディスク150と、ブルーレイディスク駆動装置160と、モニタ170と、通信IF(Interface)180と、スピーカ190とを含む。各構成要素は、相互にデータバスによって接続されている。ブルーレイディスク駆動装置160には、ディスク1が装着される。
なお、電子機器2における入力部21がキーボード130およびマウス120に該当し、表示部22がモニタ170に該当し、機器ID記憶部24とユーザデータ記憶部25とユーザ辞書データ一時記憶部26と処理データ一時記憶部27とがRAM140し、ブルーレイディスク駆動装置160がデータ読取/書込部28に該当し、音声出力部23がスピーカに該当する。
コンピュータシステム100における処理は、各ハードウェアおよびCPU110により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、ハードディスク150に予め記憶されている場合がある。また、ソフトウェアは、CD−ROMその他の記憶媒体に記憶されて、プログラムプロダクトとして流通している場合もある。あるいは、ソフトウェアは、いわゆるインターネットに接続されている情報提供事業者によってダウンロード可能なプログラムプロダクトとして提供される場合もある。このようなソフトウェアは、CD−ROM駆動装置その他の読取装置によりその記憶媒体から読み取られて、あるいは、通信IF180を介してダウンロードされた後、ハードディスク150に一旦記憶される。そのソフトウェアは、CPU110によってハードディスク150から読み出され、RAM140に実行可能なプログラムの形式で格納される。CPU110は、そのプログラムを実行する。
同図に示されるコンピュータシステム100を構成する各構成要素は、一般的なものである。したがって、本発明の本質的な部分は、RAM140、ハードディスク150、CD−ROMその他の記憶媒体に格納されたソフトウェア、あるいはネットワークを介してダウンロード可能なソフトウェアであるともいえる。なお、コンピュータシステム100の各ハードウェアの動作は周知であるので、詳細な説明は繰り返さない。
ここでいうプログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
ところで、電子辞書である電子機器3の場合には、ハードディスク150の代わりに例えばフラッシュメモリを用いることができる。また、入力部11として、タッチペン式の入力装置を備える構成としてもよい。さらに、小型化の観点から、モニタ170としては、液晶モニタや有機ELモニタ等の薄型のモニタを使用することが好適である。
次に、電子機器2や電子機器3の機器ID記憶部24に記憶された機器IDに基づいて、ディスク1から読み出すアプリケーションソフトを起動アプリ選択部31が選択する際における具体的な処理について説明する。
図5は、ディスク1の第1記録層11に記録された管理テーブルのうち、起動ソフト管理テーブルの構成を示した図である。同図に示すとおり、起動ソフト管理テーブルにおいては、機器IDとポインタ情報とが対応付けられて記憶されている。
ここで、機器ID「1」には、機器IDが「1」の機器に用いるアプリケーションソフトを読み出すためのポインタ情報である「XXXXX」が対応付けられている。例えば、電子機器2の機器IDが「1」の場合には、ポインタ情報「XXXXX」は、パーソナルコンピュータ用のアプリケーションソフトを読み出すためのポインタ情報となる。また、電子機器3の機器IDが「2」の場合には、ポインタ情報「YYYYY」は、電子辞書用のアプリケーションソフトを読み出すためのポインタ情報となる。
図6は、ディスク1を電子機器2のドライブに挿入してから、アプリケーションソフトを起動するまでの電子機器2における処理の流れを示したフローチャートである。
まず、制御部29が、ディスク1がドライブに挿入されたか否かを判断する(S1)。ステップS1において挿入されたと判断された場合には、起動アプリ選択部31が、機器ID記憶部24から機器IDを読み出す(S2)。一方、ステップS1において挿入されたと判断されなかった場合には、再度、ステップS1に戻る。
ステップS2の後は、起動アプリ選択部31が、読み出した機器IDと、図5に示した起動ソフト管理テーブルの機器IDとを順次比較し、比較結果を処理データ一時記憶部27に記憶する(S3)。そして、ステップS3の後は、上記比較結果に基づき、読み出した機器IDに一致した機器IDが存在するか否かを、起動アプリ選択部31が判断する(S4)。
ステップS4において一致した機器IDが存在すると判断された場合には、当該一致した機器IDに対応付けられたポインタ情報を、起動アプリ選択部31が起動ソフト管理テーブルから読み出す(S5)。以上により、起動アプリ選択部31によりアプリケーションソフトの選択が終了する。一方、ステップS4において一致した機器IDが存在すると判断されなかった場合には、処理を終了する。
ステップS5の後は、データ読取/書込部28が、上記読み出したポインタ情報を用いてディスク1からアプリケーションソフトを読み出し、アプリケーションソフト展開/実行部35が、読み出したアプリケーションソフトを実行する(S6)。以上により、一連の処理が終了する。
次に、電子機器2や電子機器3のユーザデータ記憶部25に記憶されたユーザ名と、コンテンツの種別と、しおりデータとを対応付けてユーザ辞書データとしてディスク1へ登録する際の、ユーザ辞書データ登録部33における具体的な処理について説明する。
図7は、ユーザ辞書データをディクス1へ登録する際の電子機器2における処理を示したフローチャートである。
まず、制御部29が、入力部21を介したユーザからの入力に基づき、辞書のコンテンツが選択されたか否かを判断する(S11)。例えば、電子機器2が自機器に収録されている辞書のコンテンツの一覧を表示し、ユーザによる入力部21を介した1つのコンテンツを指定する入力を受け付けることにより、コンテンツが選択されたことが制御部29により判断される。
ステップS11においてコンテンツが選択された場合には、ユーザ辞書データ登録部33は、選択されたコンテンツの種別を示したデータをユーザデータ記憶部25に記憶する(S12)。一方、ステップS11においてコンテンツが選択されていない場合には、再度、S11に戻る。
ステップS12の後は、選択された辞書のコンテンツにおいて、入力部21を介した検索キーワードの入力を受け付けたか否かが、ユーザ辞書データ登録部33により判断される(S13)。ステップS13において検索キーワードの入力を受け付けた場合には、当該選択された辞書のコンテンツ内において検索処理が制御部29により実行される(S14)。一方、ステップS13において検索キーワードの入力を受け付けていない場合には、再度、ステップS13に戻る。
ステップS14の後は、制御部29が上記検索により見つけ出した見出し語を表示部22に表示させる(S15)。ステップS15の後は、見出し語をしおりとして登録する操作を、入力部21を介して受け付けたか否かが、ユーザ辞書データ登録部33により判断される(S16)。
ステップS16において上記操作を受け付けたと判断された場合には、ユーザ辞書データ登録部33は、ユーザデータ記憶部25から、ユーザ名と当該選択された辞書のコンテンツの種別を示したデータとを読み出す(S17)。一方、ステップS16において上記操作を受け付けたと判断されなかった場合には、再度、ステップS16に戻る。
ステップS17の後は、ユーザ辞書データ登録部33が、しおりとして登録対象となっている見出し語に基づき、読み出したユーザ名と読み出したコンテンツの種別を示したデータとに対応付けて、しおりデータを生成する(S18)。なお、しおりデータとしては、見出し語そのものではなく、見出し語を特定できるデータであればよい。
ステップS18の後は、対応付けられた、しおりデータとユーザ名とコンテンツ種別とを、ユーザ辞書データとして、ユーザ辞書データ登録部33が、データ読取/書込部28を介してディスクへ登録する(S19)。以上により、一連の処理が終了する。
図8は、図7に示したフローにより生成されたユーザ辞書データであって、ディスク1の第1記録層11において上記管理テーブルの1つのテーブルとして記録されたユーザ辞書データを示した図である。例えば、同図においては、電子機器2のユーザである「ユーザA」と、英和辞書を示す「A1」といったコンテンツ種別を示すデータと、しおりデータである「しおりデータ1」とが対応付けされている。また、同図に示すとおり、各しおりデータに対して、ユーザ名とコンテンツ種別を示すデータとが対応付けされている。
ここで、ユーザ辞書データは、パーソナルコンピュータ用のアプリケーションソフトおよび電子辞書用のアプリケーションソフトのうち、いずれのアプリケーションソフトウェアでも扱うことができるファイルフォーマットで、ディスク1に記録されている。なお、上記ファイルフォーマットは、アプリケーションソフトの種類に基づいて予め定められている。なお、電子機器2や電子機器3は、処理データ一時記憶部27に展開し、展開したアプリケーションソフトにより、上記ファイルフォーマットでユーザ辞書データのディスク1への登録を実行する。
以上のように、ディスク1には、電子化された辞書をコンテンツとして記録した記録媒体であって、機器ID「1」を記憶した電子機器2にて実行可能な、コンテンツを再生するためのパーソナルコンピュータ用のアプリケーションソフトウェアが記録されている。また、ディスク1には、機器ID「2」を記憶した電子機器3にて実行可能な、コンテンツを再生するための電子辞書用のアプリケーションソフトウェアが記録されている。さらに、ディスク1には、電子機器2および電子機器3のうち少なくともいずれかの電子機器によって生成された、上記コンテンツに含まれる見出し語を特定するためのしおりデータと、しおりデータを生成した電子機器のユーザを識別するユーザ名とが対応付けられたユーザ辞書データが記録されている。
そして、電子機器2を用いて上記コンテンツを再生する場合には、パーソナルコンピュータ用のアプリケーションソフトウェアが電子機器2にて実行される一方、電子機器3を用いて上記コンテンツを再生する場合には、電子辞書用のアプリケーションソフトが電子機器3にて実行される。
さらに、ディスク1では、ユーザ辞書データは、パーソナルコンピュータ用のアプリケーションソフトウェアおよび電子辞書用のアプリケーションソフトウェアのうち、いずれのアプリケーションソフトウェアでも扱うことができるファイルフォーマットで記録されている。
このような構成により、ディスク1に記録されたコンテンツを再生するアプリケーションソフトが異なる電子機器のうち、いずれの電子機器においても、しおりデータを利用することができる。また、ユーザ辞書データを参照することにより、しおりデータが誰が所有する機器によって生成されたのかが判断できる。
また、ディスク1は、異なる種別の電子化された辞書を各コンテンツとして記録しており、上記ユーザ辞書データでは、少なくともコンテンツ毎に、コンテンツの種別としおりデータとユーザ名とが対応付けられている。
このような構成により、コンテンツの種別によらず、しおりデータとユーザ名とが対応付けらる。それゆえ、電子機器にて何れのコンテンツを表示させても、当該コンテンツに関するしおりデータが誰が所有する機器によって生成されたのかが判断できる。
また、ディスク1は、RAM層とROM層とを含み、RAM層には、少なくとも、上記ユーザ辞書データと、パーソナルコンピュータ用の1アプリケーションソフトウェアと、電子辞書用のアプリケーションソフトウェアとが記録され、ROM層には、上記コンテンツが記録されている構成であるといえる。
このような構成により、辞書のコンテンツについては、読むことのみが許可されるため、辞書の内容が書き換わってしまうことを防止することができる。さらに、辞書のコンテンツが不正にコピーされてしまうことを防止することもできる。
次に、ユーザ辞書データマージ部34を用いた構成について説明する。
図9は、ディスク1に含まれる複数の辞書のコンテンツのうち、ユーザAが利用可能なコンテンツ種別を示した図である。同図に示すとおり、ユーザAは、英和辞書であるコンテンツA1と、和英辞書であるコンテンツW1と、国語辞書であるコンテンツK1と、漢字辞書であるコンテンツK2とが利用可能となっている。
なお、一部のコンテンツの利用を制限する方法としては、例えば以下の方法がある。まず、ディスク1の製造元において、コンテンツと当該コンテンツの利用制限を解除する解除キーと同じキーを、コンテンツ毎にディスクに記録しておく。そして、ディスク1のユーザが、ディスク1に含まれているコンテンツのうち利用したいコンテンツに関する解除キーを購入し、当該購入した解除キーとディスク1に記録された上記キーとの認証により、利用制限を解除する方法が挙げられる。
図10は、ディスク1と同じ構成を有する他のディスクに含まれる複数の辞書のコンテンツのうち、ユーザBが利用可能なコンテンツ種別を示した図である。なお、ここで、同じ構成とは、ユーザが管理テーブルに新たにデータを追加する前の時点、例えばディスクの購入時点において、図2(b)に示した各記録層に含まれるデータが同一という意味である。ここで、図10に示すとおり、ユーザBは、英和辞書であるコンテンツA1と、国語辞書であるコンテンツK1と、漢字辞書であるコンテンツK2とが利用可能となっている。
図11は、ユーザAが生成したしおりデータをユーザ名と辞書のコンテンツ種別と対応付けてディスク1(以下、ユーザAのディスクと称する)へ登録した後の、ユーザ辞書データを示した図である。ここで、ユーザAが利用可能なコンテンツは、図9に示したとおり、コンテンツA1とコンテンツW1とコンテンツK1とコンテンツK2とであるため、図11では、これらのコンテンツに関係するしおりデータがディスク1に登録されている。
図12は、ユーザBが生成したしおりデータをユーザ名と辞書のコンテンツ種別と対応付けて上記他のディスク(以下、ユーザBのディスクと称する)へ登録した後の、ユーザ辞書データを示した図である。ここで、ユーザBが利用可能なコンテンツは、図10に示したとおり、コンテンツA1とコンテンツK1とコンテンツK2とであるため、図12では、これらのコンテンツに関係するしおりデータがユーザBのディスクに登録されている。
以下では、図11に示したユーザ辞書データがユーザAのディスクに記録され、図12に示したユーザ辞書データがユーザBのディスクに記録されていることを前提にして、説明する。また、以下では、ユーザAのディスクとユーザBのディスクとを電子機器2のドライブに挿入する場合を例に挙げて説明する。ただし、ディスクを挿入する対象は電子機器2に限定されるものではなく、電子機器3であってもよい。ただし、同一の電子機器であることを必要とする。
図13は、ユーザAのユーザ辞書データとユーザBのユーザ辞書データとをマージする処理のフローを示したフローチャートである。
まず、ユーザAのディスクを電子機器2のドライブに挿入する(S21)。ステップS21の後は、ユーザAのディスクからユーザ辞書データを電子機器2が読み出し、ユーザ辞書データマージ部34が、ユーザ辞書データをユーザ辞書データ一時記憶部26に記憶する(S22)。ステップS22の後は、ユーザAのディスクの代わりに、ユーザBのディスクを電子機器のドライブに挿入する(S23)。
ステップS23の後は、ユーザ辞書データマージ部34が、ユーザ辞書データ一時記憶部26に記憶したユーザAのユーザ辞書データであって、ユーザBが利用を許可されたコンテンツに関するユーザ辞書データを、ユーザBのディスクにユーザ辞書データとして追加する(S24)。ステップS24の後は、ユーザBのディスクからユーザ辞書データを電子機器2が読み出し、ユーザ辞書データマージ部34が、ユーザ辞書データをユーザ辞書データ一時記憶部26に記憶する(S25)。
ステップS25の後は、ユーザBのディスクの代わりに、ユーザAのディスクを電子機器2のドライブに挿入する(S26)。ステップS26の後は、ユーザ辞書データマージ部34が、ユーザ辞書データ一時記憶部26に記憶したユーザBのユーザ辞書データであって、ユーザAが利用を許可されたコンテンツに関するユーザ辞書データを、ユーザAのディスクにユーザ辞書データとして追加する(S27)。
以上により、ユーザ辞書データマージ部34によるユーザ辞書データの併合処理が終了する。
図14は、上記の併合処理後のユーザAのディスクに記録されたユーザ辞書データを示した図である。同図に示すとおり、図9に示したユーザAが使用可能なコンテンツ(A1,W1,K1,K2)に関する、併合処理を行う前のユーザBのディスクに記録されていたユーザ辞書データが追記されていることがわかる。具体的には、しおりデータとして、しおりデータb1、しおりデータb2、しおりデータb3が追加されている。
図15は、上記の併合処理後のユーザBのディスクに記録されたユーザ辞書データを示した図である。同図に示すとおり、図10に示したユーザBが使用可能なコンテンツ(A1,K1,K2)に関する、併合処理を行う前のユーザAのディスクに記録されていたユーザ辞書データが追記されていることがわかる。具体的には、しおりデータとして、しおりデータa1、しおりデータa2、しおりデータa4が追加されている。
図16は、図14に示したユーザAのディスクに記録されたユーザ辞書データを、電子機器2の表示部22において「しおりリスト」として表示した場合の表示画面を示した図である。
図16に示すとおり、電子機器2の制御部29は、ユーザ名である「A」に対応付けられたしおりデータに基づくしおりなのか、あるいはユーザ名である「B」に対応付けられたしおりデータに基づくしおりであるのかを区別した表示を表示部22に行わせる。なお、ここでは、ユーザAのディスクを電子機器2のドライブに挿入しているため、図16では、ユーザBのディスクから取得したしおりデータについては(B)という記号を付して上記の区別を行っている例を示している。
図17は、図15に示したユーザBのディスクに記録されたユーザ辞書データを、電子機器2の表示部22において「しおりリスト」として表示した場合の表示画面を示した図である。なお、ここでは、ユーザBのディスクを電子機器2のドライブに挿入しているため、図17では、ユーザAのディスクから取得したしおりデータについては(A)という記号を付して上記の区別を行っている例を示している。
以上のように、ユーザAのディスクは、ユーザBのディスクからユーザBのユーザ辞書データが読み出されて、当該読み出されたユーザBのユーザ辞書データを電子機器の記憶装置に記憶させた後に、ユーザAのディスクへのアクセスを実行すべくユーザAのディスクが配置された状態となっている場合には、ユーザBのユーザ辞書データの書き込みを受け付ける構成である。また、また、ユーザBのディスクについても、ユーザAのディスクと同様な構成である。
このような構成により、ユーザAのディスクには、ユーザBのディスクに記憶されていたユーザBの辞書データを記録することができる。また、ユーザBのディスクには、ユーザAのディスクに記憶されていたユーザAのユーザ辞書データを記録することができる。
これにより、ユーザAとユーザBとの間で、ユーザ辞書データを共有することができる。
したがって、勉強等で重要なポイントや関連する情報を簡単に共用することができる。それゆえ、ユーザAおよびユーザBは、勉強等における効率を上げることができる。
また、上述したように、ユーザAのディスク(ディスク1)は、ユーザBのユーザ辞書データのうち、ユーザAのディスクにおいて利用が許可されたコンテンツと同一のコンテンツに関するデータの書き込みを受け付ける構成である。
このような構成により、ユーザAが購入したコンテンツに関するユーザBのユーザ辞書データのみしか利用できないようにすることができる。
また、上述したように、ユーザAのディスク(ディスク1)は、電子機器がしおりデータに基づくしおりを表示する場合には、ユーザAのユーザ名に対応付けられたしおりデータに基づくしおりなのか、あるいはユーザBのユーザ名に対応付けられたしおりデータに基づくしおりであるのかを区別した表示を当該電子機器に実行させる構成でもある。
このような構成により、ユーザAは、ユーザAのユーザ辞書データに基づくしおりなのか、あるいはユーザBのユーザ辞書データに基づくしおりなのかを区別することができる。それゆえ、しおりの表示を電子機器にて行った場合、相手からもらった情報を即座に判別することができる。
なお、上記においては、ユーザBのディスクは、ディスク1(ユーザAのディスク)と同じ構成を有すると述べたが、コンテンツに関しては、ユーザAの辞書のコンテンツと同種の辞書のコンテンツが記録されている構成であればよい。
ここで、同種の辞書とは、同じタイトルの辞書であって、辞書のデータ構造が共通しているものであればよい。例えば、ユーザAのディスクに記録された或るコンテンツのバージョンが、ユーザBのディスクに記録された当該或るコンテンツのバージョンと異なる場合等が、データ構造が共通しているものの一例として挙げられる。
なお、上記においては、例えば、ステップS24において、ユーザ辞書データ一時記憶部26に記憶したユーザAのユーザ辞書データであって、ユーザBが利用を許可されたコンテンツに関するユーザ辞書データを、ユーザBのディスクにユーザ辞書データとして追加した。しかしながら、これに限定されるものではなく、ユーザBが利用を許可されていないコンテンツに関するユーザ辞書データを、ユーザBのディスクにユーザ辞書データとして追加する構成としてもよい。
ただし、この場合には、図18に示すように「しおりリスト」を表示する場合には、ユーザBが利用を許可されていないコンテンツに関するユーザ辞書データに基づく表示を表示部22で行わない構成とすればよい。あるいは、ユーザBが利用を許可されていないコンテンツに関するユーザ辞書データに基づく表示を行うが、当該ユーザ辞書データをユーザBが選択できないような構成とすればよい。この際、選択できないことをユーザに判別しやすくするように、表示の方法を、選択できるユーザ辞書データと異ならせることが好ましい。
また、上記においては、ユーザ辞書データでは、コンテンツに含まれる見出し語を特定するためのしおりデータと、しおりデータを生成した電子機器のユーザを識別するユーザ名とが対応付けられている構成を例に挙げたが、これに限定されるものではない。ユーザ名以外のユーザを識別するユーザ識別データが、しおりデータに対応付けられていればよい。例えば、ユーザ識別データとしては、上記機器ID以外の識別データであって、機器を他の機器から識別するための機器を個別に識別できる固有の識別データを用いることもできる。例えば、上記ユーザ識別データとして、電子機器の製造番号を用いることができる。これは、製造番号により電子機器が一意に特定できるため、当該機器を所有しているユーザを識別可能であるためである。
また、上記においては、特定データが、辞書におけるしおり機能を実行する際に用いるしおりデータであるとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、しおりデータの代わりに単語帳データであってもよい。
また、電子機器2や電子機器3が、例えば無線LANに接続する機能を有し、かつインターネット等に接続できる構成の場合には、URLリストを他人同士で共用することもできる。
また、コンテンツを含んだディスク1の製造メーカは、多種の辞書のコンテンツが含まれたディスク1種を販売し、ユーザが適宜使用を消耗するコンテンツを使用する権利を購入することにすれば、製造メーカは多種のディスクを製造・販売する必要がない。このため、多種のディスクを製造・販売する場合に比べて、コスト的に有利となる。
また、ディスク1に記録しているアプリケーションソフトやコンテンツを使用制限を付しておき、例えば使用期間又は回数を制限してもよい。この場合には、低価格でディスク1を提供することが可能となる。なお、この場合、ディスク1に記録した制限情報にて、アプリ起動回数やコンテンツ検索回数で制限をかければよい。このように制限をかける利点は、低価格での提供以外に、以下の点が挙げられる。
大抵の場合、ディスク1の辞書のコンテンツを勉強に使用する場合、当該コンテンツを数年間使用できれば十分であるためである。また、ほとんどの辞書は1年から数年で改訂されるので、同じコンテンツを長い期間保持しておく必要がないためである。また、価格が安ければ、数年後に改訂版も購入し易い。
さらに、期間が限定されている場合には、期間が限定されていない場合に比べ、同じ端末で利用される可能性が高くなり、友人同士でユーザ辞書データを共有することがより一層想定される。
また、電子機器2は、以下のような構成であるといえる。
電子機器2は、ディスク1に記録された、電子化された辞書のコンテンツにアクセス可能な電子機器であって、自機器に備えられた記憶部(24,25)から、自機器を識別するための機器IDと、自機器の利用者を識別するためのデータとして記録されたユーザ名とを読み出す制御部29を備える。
また、電子機器2は、上記読み出した機器IDに基づいて、コンテンツを再生するためのディスク1に記録された複数のアプリケーションソフトのなかから、自機器で実行可能なアプリケーションソフトウェアを特定する起動アプリ選択部31と、当該選択したアプリケーションソフトを起動するアプリケーションソフト展開/実行部35とを備える。
さらに、電子機器2は、上記起動したアプリケーションソフトを用いて上記コンテンツを再生している際に、上記辞書の見出し語が表示されるとともに当該見出し語をしおりとして登録するための指示を受け付けた場合、前記見出し語を特定するためのしおりデータを生成するユーザ辞書データ登録処理部33と、当該生成したしおりデータを上記ユーザ名と対応付けて、ディスク1へ記録するデータ読取/書込部28とを備える。
このような構成を電子機器2が備えるため、ディスク1に記録されたアプリケーションソフトの中から自機器で利用可能なアプリケーションソフトを実行することができる。また、当該構成により、ディスク1へユーザ名を対応付けたしおりデータを記録することができる。
〔実施の形態2〕
本実施の形態に係る、記録媒体と電子装置とについて、図18から図24に基づいて説明すると以下のとおりである。なお、実施の形態1に示した部材と同一の部材については、同一の番号を付し、当該部材の説明を省略する。
図18は、記録媒体としてのディスク1’と、少なくとも当該ディスクに記録されたデータを読み取るための各電子機器(4,5,6)とを示した図である。
ディスク1’は、ディスク1と同じ種類の媒体である。ここでも、実施の形態1と同様に、ディスク1’がブルーレイディスクであるとして説明を行う。
各電子機器(4,5,6)は、ディスク1’に記録された情報を、自機器の表示部あるいは自機器に接続された外部ディスプレイに表示できる機器である。例えば、これらの電子機器としては、例えば、パーソナルコンピュータや電子辞書の他、デジタルカメラ、DVDレコーダ、PDA等が挙げられる。以下では、電子機器4をPDA、電子機器5を外部ディスプレイ付きDVDレコーダ、電子機器6をデジタルカメラとして説明する。
図19は、ディスク1’に記憶されているデータを説明するための図である。ここで、図19(a)は、ディスク1’の記録層を説明するための図であり、図19(b)は、ディスク1’の各記録層に記録されるデータ示した図である。
ディスク1’は、図19(a)に示すとおり、第0記録層100、第1記録層101、第2記録層102、第3記録層103、第4記録層104、…、第n記録層105といった複数の記録層を備えている。
第0記録層100には、図19(b)に示すとおり、管理テーブルが記録されている。なお、管理テーブルの詳細については、後述する。
第1記録層101には、写真等の静止画のデータが記録されている。また、第2記録層102には、動画のデータが記録されている。例えば、第2記録層102には、DVD-Video、DVD-VR、AVCHD、AVCRECなどビデオ専用アプリケーションフォーマットで記録したもの、あるいは、ビデオ専用フォーマットを用いずにMPEGファイルやAVIファイルを直接記録したものなどのデジタルビデオ映像のデータが記録される。
第3記録層103には、音楽のデータが記録されている。また、第4記録層104には、書籍の内容を電子化した電子書籍のデータ、および電子化された辞書のデータが記録されている。
ここで、上述した、静止画のデータ、動画のデータ、電子書籍のデータ、および辞書のデータが、予めディスク1’に記録されており、これらのデータが記録された各記録層へのデータの書き込みを許可しない構成の場合には、第1〜第n記録層を、ROM層としておけばよい。なお、第0記録層100については、データの書き込みを受け付ける必要があるので、RAM層とする。一方、静止画のデータ、動画のデータ、および音楽のデータについてのディスク1’への書き込みを許可する場合には、第1記録層101、第2記録層102、および第3記録層103はRAM層としておけばよい。
なお、上記においては、説明の便宜上、静止画のデータと、動画のデータと、音楽のデータと、電子書籍のデータおよび辞書のデータとが異なる記録層に分かれて記録されている例を挙げているが、これに限定されるものではなく、1つの記録層に複数の種類のデータが記録される構成であってもよい。また、上記管理テーブルが、第1記録層101、第2記録層102、第3記録層103、および第4記録層104等の他の記録層と同じ層に記録される構成であってもよい。
図20は、電子機器4の概略構成を示した機能ブロック図である。
電子機器4は、図20に示すとおり、入力部21と、表示部22と、音声出力部23と、機器ID記憶部24と、ユーザデータ記憶部25と、ユーザ辞書データ一時記憶部26と、処理データ一時記憶部27と、データ読取/書込部28と、制御部29’とを備えている。
制御部29’は、アクセスエリア選択部32、ユーザ辞書データ登録処理部33、およびユーザ辞書データマージ部34とを備えている。なお、制御部29’および制御部29’内の各部は機能ブロックであり、これらのブロックにおける処理は、後述するCPUにより実行されるソフトウェアによって実現される。
アクセスエリア選択部32は、ディスク1’のアクセスするエリアを選択する。なお、エリアの選択の詳細については後述する。
図21は、ディスク1’の第1記録層101に記録された管理テーブルの1つである機器管理テーブルの構成を示した図である。同図に示すとおり、機器管理テーブルにおいては、機器IDと解除IDとが対応付けられて記憶されている。ここで、解除IDとは、記録層(記録エリア)へのアクセスを許可するコードである。
ここで、電子機器4は、機器IDとして「1」を記憶しており、電子機器5は、機器IDとして「2」を記憶しており、電子機器6は、機器IDとして「3」を記憶しているものとして、以下説明する。
また、以下では、第1記録層101の記録エリアを第1エリアと、第2記録層102の記録エリアを第2エリアと、第3記録層103の記録エリアを第3エリアと、第4記録層尾104の記録エリアを第4エリアと、第n記録層105の記録エリアを第n記録エリアと称する。
図22は、ディスク1’の第1記録層101に記録された管理テーブルの1つであるフラグ状態管理テーブルの構成を示した図である。同図に示すとおり、フラグ状態管理テーブルにおいては、図21に示した各解除IDに対する各エリアへのアクセスの許可を状態が示されている。
例えば解除IDが「1」の場合、図22に示すとおり、第1エリア許可フラグのみが「Active」になっている。また、解除IDが「2」の場合、第2エリア許可フラグと第3エリア許可フラグとが、「Active」になっている。このように、図22においては、各解除IDに関し、エリア許可フラグの状態(「Active」または「非Active」)が対応付けされている。
図23は、ディスク1’の第1記録層101に記録された管理テーブルの1つであるエリアポインタ管理テーブルを示した図である。このエリアポインタ管理テーブルでは、エリア許可フラグとエリアポインタ情報とが対応付けされている。
例えば、解除IDが「1」の場合(つまり、電子機器4の場合)、図22において第1エリア許可フラグが「Active」であるため、第1エリア許可フラグに対応付けられた第1エリアへのポインタ情報を、電子機器4がエリアポインタ管理テーブルより取得する。これにより、電子機器4は、第1エリアにアクセスすることができる。言い換えれば、解除IDが「1」の場合、第1エリアのみにアクセスが許可されることになる。
また、電子機器5については、第2エリアへのポインタ情報と第3エリアへのポインタ情報とを取得することができる。このため、電子機器5については。第2エリアおよび第3エリアのみに、アクセスが許可されることになる。言い換えれば、解除IDが「1」の場合、第1エリアのみにアクセスが許可されることになる。
なお、第0記録層100へのアクセスについては、機器IDに関わらず、つまり解除IDに関わらず許可されているものとする。
以上のように、電子機器が記憶してる機器IDに応じて、ディスク1’におけるアクセス可能なエリアが決まる。
図24は、電子機器4のドライブにディスク1’が挿入されてから、電子機器4がディスク1’のエリアにアクセスするまでの処理のフローを示したフローチャートである。
まず、制御部29が、ディスク1’がドライブに挿入されたか否かを判断する(S31)。ステップS31において挿入されたと判断された場合には、アクセスエリア選択部32が、機器ID記憶部24から機器IDを読み出す(S32)。一方、ステップS31において挿入されたと判断されなかった場合には、再度、ステップS31に戻る。
ステップS32の後は、アクセスエリア選択部32が、読み出した機器IDと、図21に示した機器管理テーブルの機器IDとを順次比較し、比較結果を処理データ一時記憶部27に記憶する(S33)。そして、ステップS33の後は、上記比較結果に基づき、読み出した機器IDに一致した機器IDが存在するか否かを、アクセスエリアリ選択部32が判断する(S34)。
ステップS34において一致した機器IDが存在すると判断された場合には、当該一致した機器IDに対応付けられた解除IDを、アクセスエリア選択部32が機器管理テーブルから読み出す(S35)。一方、ステップS34において一致した機器IDが存在すると判断されなかった場合には、処理を終了する。
ステップS35の後は、アクセスエリア選択部32が、読み出した解除IDに対応する各エリア許可フラグの状態をフラグ状態管理テーブルから読み出す(S36)。そして、ステップS36の後は、アクセスエリア選択部32が、読み出した各エリア許可フラグの状態に基づき、エリアポインタ管理テーブルからエリアポインタ情報を読み出す(S37)。そして、ステップS37の後は、電子機器4は、読み出したエリアポインタ情報に基づき、ディスクのエリアへアクセスする(S38)。
以上により、一連の処理が終了する。
ところで、本実施の形態においても、実施の形態1で説明したように、ユーザデータ記憶部25に記憶されたユーザ名と、辞書のコンテンツの種別と、しおりデータとを対応付けてユーザ辞書データとしてディスク1’へ登録させることも可能である。
このような対応付けを行っている場合には、ディスク1’は、以下のような構成であるといえる。
ディスク1’は、異なる種別のコンテンツをデジタルデータとして記録した記録媒体であって、少なくとも1以上の種別のコンテンツが含まれた記録領域を複数含み、自媒体にアクセス可能な電子機器4がアクセス可能な記憶領域を示す解除IDが、電子機器4の機器IDに対応付けて記録されている。
また、ディスク1’は、上記コンテンツとして電子化された辞書を含み、当該辞書のコンテンツが記録された記録領域にアクセスを許可された電子機器4によって生成された、上記コンテンツに含まれる見出し語を特定するためのしおりデータと、しおりデータを生成した電子機器4のユーザを識別するユーザ名とが対応付けられたユーザ辞書データが、上記コンテンツが記録された記録領域とは異なる記録領域に記憶されている。
さらに、ディスク1’は、電子機器4が自媒体にアクセスする場合には、機器IDと上記解除IDとに基づいて、アクセスを許可する記録領域が制限され、上記ユーザ辞書データは、少なくとも、上記辞書のコンテンツが記録された記録領域にアクセスを許可された電子機器であれば扱うことができるファイルフォーマットで記録されている。
このような構成により、電子機器に応じて、利用可能なコンテンツが定められる。また、辞書のコンテンツが記録された記録領域にアクセスを許可された電子機器であれば、しおりデータを利用することができる。さらに、ユーザ辞書データを参照することにより、しおりデータが誰が所有する機器によって生成されたのかが判断できる。
また、本実施の形態においても、実施の形態1で説明したような、ユーザ辞書データマージ部34を用いたマージ処理を行うことも可能である。
また、電子機器4は、以下のような構成であるといえる。
電子機器4は、ディスク1’に記録された、電子化された辞書のコンテンツにアクセス可能な電子機器であって、自機器に備えられた記憶部(24,25)から、自機器を識別するための機器IDと、自機器の利用者を識別するためのデータとして記録されたユーザ名とを読み出す制御部29’を備える。
また、電子機器4は、ディスク1’が、上記辞書のコンテンツ以外の種別のコンテンツをデジタルデータとして記録するとともに、少なくとも1以上の種別のコンテンツが含まれた記録領域を複数含んでいる場合、上記読み出した機器IDに基づいて、上記複数の記録領域のうちアクセスが可能な記録領域を選択するアクセスエリア選択部32を備える。また、制御部29’は、当該選択した記録領域に含まれるコンテンツを再生する。
そして、電子機器4は、上記辞書のコンテンツの再生を行っている際に、当該辞書の見出し語が表示されるとともに当該見出し語をしおりとして登録するための指示を受け付けた場合、前記見出し語を特定するためのしおりデータを生成するユーザ辞書データ登録処理部33と、当該生成したしおりデータを上記ユーザ名と対応付けて、ディスク1’へ記録するデータ読取/書込部28とを備える。
このような構成を電子機器4が備えるため、ディスク1’の記録領域のうちアクセスが許可された記憶領域に記憶されたコンテンツの再生が可能となる。また、当該構成により、ディスク1’へユーザ名を対応付けたしおりデータを記録することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
記録媒体としてのディスクと、当該ディスクに記録されたデータを読み取るための各電子機器とを示した図である。 ディスクに記憶されているデータを説明するための図である。 電子機器の概略構成を示した機能ブロック図である。 電子機器として機能するコンピュータシステム100のハードウェア構成を表わすブロック図である。 ディスクの第1記録層に記録された管理テーブルのうち、起動ソフト管理テーブルの構成を示した図である。 ディスクを電子機器のドライブに挿入してから、アプリケーションソフトを起動するまでの電子機器における処理の流れを示したフローチャートである。 ユーザ辞書データをディクスへ登録する際の電子機器における処理を示したフローチャートである。 図7に示したフローにより生成されたユーザ辞書データであって、ディスクの第1記録層において管理テーブルの1つのテーブルとして記録されたユーザ辞書データを示した図である。 ディスクに含まれる複数の辞書のコンテンツのうち、ユーザAが利用可能なコンテンツ種別を示した図である。 ディスクと同じ構成を有する他のディスクに含まれる複数の辞書のコンテンツのうち、ユーザBが利用可能なコンテンツ種別を示した図である。 ユーザAが生成したしおりデータをユーザ名と辞書のコンテンツ種別と対応付けてディスクへ登録した後の、ユーザ辞書データを示した図である。 ユーザBが生成したしおりデータをユーザ名と辞書のコンテンツ種別と対応付けて他のディスクへ登録した後の、ユーザ辞書データを示した図である。 ユーザAのユーザ辞書データとユーザBのユーザ辞書データとをマージする処理のフローを示したフローチャートである。 併合処理後のユーザAのディスクに記録されたユーザ辞書データを示した図である。 併合処理後のユーザBのディスクに記録されたユーザ辞書データを示した図である。 図14に示したユーザAのディスクに記録されたユーザ辞書データを、電子機器の表示部において「しおりリスト」として表示した場合の表示画面を示した図である。 図15に示したユーザBのディスクに記録されたユーザ辞書データを、電子機器の表示部において「しおりリスト」として表示した場合の表示画面を示した図である。 他の実施の形態に係る、記録媒体としての他のディスクと、当該ディスクに記録されたデータを読み取るための各電子機器とを示した図である。 他のディスクに記憶されているデータを説明するための図である。 電子機器の概略構成を示した機能ブロック図である。 他のディスクの第1記録層に記録された管理テーブルの1つである機器管理テーブルの構成を示した図である。 他のディスクの第1記録層に記録された管理テーブルの1つであるフラグ状態管理テーブルの構成を示した図である。 他のディスクの第1記録層に記録された管理テーブルの1つであるエリアポインタ管理テーブルを示した図である。 電子機器のドライブに他のディスクが挿入されてから、電子機器が当該他のディスクのエリアにアクセスするまでの処理のフローを示したフローチャートである。
符号の説明
1,1’ ディスク、2,3,4,5,6 電子機器、11 第1記録層、12 第2記録層、13 第3記録層、14 第4記録層、24 機器ID記憶部、25 ユーザデータ記憶部、26 ユーザ辞書データ一時記憶部、28 データ読取/書込部、29,29’ 制御部、31 起動アプリ選択部、32 アクセスエリア選択部、33 ユーザ辞書データ登録処理部、34 ユーザ辞書データマージ部、35 アプリケーションソフト展開/実行部、100 第0記録層、101 第1記録層、102 第2記録層、103 第3記録層、104 第4記録層、105 第n記録層。

Claims (19)

  1. 電子化された辞書をコンテンツとして記録した記録媒体であって、
    第1機器識別データを記憶した第1電子機器にて実行可能な、前記コンテンツを再生するための第1アプリケーションソフトウェアを記録した第1記録領域と、
    第2機器識別データを記憶した第2電子機器にて実行可能な、前記コンテンツを再生するための第2アプリケーションソフトウェアを記録した第2記録領域と、
    前記第1電子機器および前記第2電子機器のうち少なくともいずれかの電子機器によって生成された、前記コンテンツに含まれるデータを特定するための特定データと、前記特定データを生成した電子機器のユーザを識別する第1ユーザ識別データとが対応付けられた第1ユーザ辞書データを記録した第3記録領域と、を備えており、
    前記第1電子機器を用いて前記コンテンツを再生する場合には、前記第1アプリケーションソフトウェアが前記第1電子機器にて実行される一方、前記第2電子機器を用いて前記コンテンツを再生する場合には、前記第2アプリケーションソフトが前記第2電子機器にて実行され、
    前記第1ユーザ辞書データは、前記第1アプリケーションソフトウェアおよび前記第2アプリケーションソフトウェアのうち、いずれのアプリケーションソフトウェアでも扱うことができるファイルフォーマットで記録されている、記録媒体。
  2. 異なる種別の電子化された辞書を各コンテンツとして記録しており、
    前記第1ユーザ辞書データでは、少なくとも前記コンテンツ毎に、コンテンツの種別と前記特定データと前記第1ユーザ識別データとが対応付けられている、請求項1に記載の記録媒体。
  3. 前記辞書と同種の辞書がコンテンツとして記録された記録媒体であって、かつ、前記第1アプリケーションソフトウェアまたは前記第2アプリケーションソフトウェアを実行可能な第3電子機器によって生成された、前記コンテンツに含まれるデータを特定するための特定データと、前記特定データを生成した前記第3電子機器のユーザを識別する第2ユーザ識別データとが対応付けられている第2ユーザ辞書データであるとともに、前記第1アプリケーションソフトウェアおよび前記第2アプリケーションソフトウェアのうち、いずれのアプリケーションソフトでも扱うことができるファイルフォーマットで記録されている第2ユーザ辞書データが記録された記録媒体を、他の記録媒体とすると、
    前記第1電子機器および前記第2電子機器のうち少なくともいずれかの電子機器が、前記他の記録媒体から前記第2ユーザ辞書データを読み出して、当該読み出した第2ユーザ辞書データを自機器の記憶装置に記憶させた後に、当該電子機器において自媒体へのアクセスを実行すべく自媒体が配置された状態となっている場合には、前記第2ユーザ辞書データの書き込みを受け付ける、請求項2に記載の記録媒体。
  4. 前記他の記録媒体は、異なる種別の電子化された辞書を各コンテンツとして記録し、さらに、前記第2ユーザ辞書データは、少なくとも前記コンテンツ毎に、コンテンツの種別と前記特定データと前記第2ユーザ識別データとが対応付けられており、
    前記第2ユーザ辞書データのうち、自媒体において利用が許可されたコンテンツと同一のコンテンツに関するデータの書き込みを受け付ける、請求項3に記載の記録媒体。
  5. 前記特定データは、前記辞書におけるしおり機能を実行する際に用いるしおりデータであって、
    前記第1電子機器、前記第2電子機器、前記第3電子機器、および他の電子機器のうち少なくともいずれかの電子機器にて、前記しおりデータに基づくしおりを表示する場合には、前記第1ユーザ識別データに対応付けられたしおりデータに基づくしおりなのか、あるいは前記第2ユーザ識別データに対応付けられたしおりデータに基づくしおりであるのかを区別した表示を当該電子機器に実行させる、請求項3または4に記載の記録媒体。
  6. RAM層とROM層とを含み、
    前記第1ユーザ辞書データは、前記RAM層に記録され、
    前記コンテンツは、前記ROM層に記録され、
    前記第1アプリケーションソフトウェアは、前記RAM層または前記ROM層に記録され、
    前記第2アプリケーションソフトウェアは、前記RAM層または前記ROM層に記録されている、請求項1から5のいずれか1項に記載の記録媒体。
  7. 異なる種別のコンテンツをデジタルデータとして記録した記録媒体であって、
    少なくとも1以上の種別のコンテンツが含まれた記録領域を複数含み、
    自媒体にアクセス可能な第1電子機器がアクセス可能な記録領域を示す領域情報が、電子機器の機器識別データに対応付けて記録されており、
    さらに、前記コンテンツとして電子化された辞書を含み、
    前記辞書のコンテンツが記録された記録領域にアクセスを許可された前記第1電子機器によって生成された、前記コンテンツに含まれるデータを特定するための特定データと、前記特定データを生成した前記第1電子機器を利用した第1ユーザを識別する第1ユーザ識別データとが対応付けられた第1ユーザ辞書データが、前記コンテンツが記録された記録領域とは異なる記録領域に記録され、
    前記第1電子機器が自媒体にアクセスする場合には、前記機器識別データと前記領域情報とに基づいて、アクセスを許可する記録領域を制限し、
    前記第1ユーザ辞書データは、少なくとも、前記辞書のコンテンツが記録された記録領域にアクセスを許可された第2電子機器でも扱うことができるファイルフォーマットで記録されている、記録媒体。
  8. 異なる種別の電子化された辞書を各コンテンツとして記録しており、
    前記第1ユーザ辞書データでは、少なくとも前記コンテンツ毎に、コンテンツの種別と前記特定データと前記第1ユーザ識別データとが対応付けられている、請求項7に記載の記録媒体。
  9. 前記辞書と同種の辞書がコンテンツとして記録された記録媒体であって、かつ、前記第2電子機器によって生成された、前記コンテンツに含まれるデータを特定するための特定データと、前記特定データを生成した前記第2電子機器を利用した第2ユーザを識別する第2ユーザ識別データとが対応付けられている第2ユーザ辞書データであるとともに、前記第1電子機器でも扱うことができるファイルフォーマットで記録されている第2ユーザ辞書データが記録された記録媒体を、他の記録媒体とすると、
    前記第1電子機器が、前記他の記録媒体から前記第2ユーザ辞書データを読み出して、当該読み出した第2ユーザ辞書データを前記第1電子機器の記憶装置に記憶させた後に、当該第1電子機器にて自媒体がアクセス可能な状態となっている場合には、前記第2ユーザ辞書データの書き込みを受け付ける、請求項8に記載の記録媒体。
  10. 前記他の記録媒体は、異なる種別の電子化された辞書を各コンテンツとして記録し、さらに、前記第2ユーザ辞書データは、少なくとも前記辞書のコンテンツ毎に、コンテンツの種別と前記特定データと前記第2ユーザ識別データとが対応付けられており、
    前記第2ユーザ辞書データのうち、自媒体において利用が許可されたコンテンツと同一のコンテンツに関するデータの書き込みを受け付ける、請求項9に記載の記録媒体。
  11. 前記特定データは、前記辞書におけるしおり機能を実行する際に用いるしおりデータであって、
    前記第1電子機器または前記第2電子機器にて、前記しおりデータに基づくしおりを表示する場合には、前記第1ユーザ識別データに対応付けられたしおりデータに基づくしおりなのか、あるいは前記第2ユーザ識別データに対応付けられたしおりデータに基づくしおりであるのかを区別した表示を当該電子機器に実行させる、請求項9または10に記載の記録媒体。
  12. RAM層とROM層とを含み、
    前記RAM層には、少なくとも前記第1ユーザ辞書データが記録され、
    前記ROM層には、前記各コンテンツが記録されている、請求項7から11のいずれか1項に記載の記録媒体。
  13. 電子化された辞書のコンテンツが記録された記録媒体への電子機器によるデータ記録方法であって、
    前記電子機器から、前記電子機器を識別するための機器識別データと、前記電子機器の利用者を識別するための第1ユーザ識別データとを読み出すデータ読出ステップと、
    前記読み出した機器識別データに基づいて、前記コンテンツを再生するための前記記録媒体に記録された複数のアプリケーションソフトのなかから、前記電子機器で実行可能なアプリケーションソフトウェアを特定する特定ステップと、
    前記特定したアプリケーションソフトを起動する起動ステップと、
    前記起動したアプリケーションソフトを用いて前記コンテンツを再生している際に、前記コンテンツに含まれるデータに基づく表示がなされるとともに当該データを登録するための指示を受け付けた場合、前記データを特定するための特定データ生成する生成ステップと、
    前記生成した特定データを前記第1ユーザ識別データと対応付けて、前記記録媒体へ記録する記録ステップとを含む、データ記録方法。
  14. 電子化された辞書のコンテンツが記録された記録媒体への電子機器によるデータ記録方法であって、
    前記電子機器から、前記電子機器を識別するための機器識別データと、前記電子機器の利用者を識別するための第1ユーザ識別データとを読み出すデータ読出ステップと、
    前記記録媒体が、前記辞書のコンテンツ以外の種別のコンテンツをデジタルデータとして記録するとともに、少なくとも1以上の種別のコンテンツが含まれた記録領域を複数含んでいる場合、前記読み出した機器識別データに基づいて、前記複数の記録領域のうちアクセスが可能な記録領域を選択する選択ステップと、
    前記選択した記録領域に含まれるコンテンツを再生する再生ステップと、
    前記辞書のコンテンツの再生を行っている際に、前記コンテンツに含まれるデータに基づく表示がなされるとともに当該データを登録するための指示を受け付けた場合、前記データを特定するための特定データ生成する生成ステップと、
    前記生成した特定データを前記第1ユーザ識別データと対応付けて、前記記録媒体へ記録する記録ステップとを含む、データ記録方法。
  15. 前記指示は、辞書の見出しをしおりとして登録するための指示である、請求項13または14に記載のデータ記録方法。
  16. 記録媒体に記録されたコンテンツの再生を実行するためのコンテンツ再生方法であって、
    前記記録媒体は、
    電子化された辞書をコンテンツとして記録した記録媒体であって、
    第1機器識別データを記憶した第1電子機器にて実行可能な、前記コンテンツを再生するための第1アプリケーションソフトウェアを記録した第1記録領域と、
    第2機器識別データを記憶した第2電子機器にて実行可能な、前記コンテンツを再生するための第2アプリケーションソフトウェアを記録した第2記録領域と、
    前記第1電子機器および前記第2電子機器のうち少なくともいずれかの電子機器によって生成された、前記コンテンツに含まれるデータを特定するための特定データと、前記特定データを生成した電子機器のユーザを識別する第1ユーザ識別データとが対応付けられた第1ユーザ辞書データを記録した第3記録領域と、を備えており、
    前記第1ユーザ辞書データは、前記第1アプリケーションソフトウェアおよび前記第2アプリケーションソフトウェアのうち、いずれのアプリケーションソフトウェアでも扱うことができるファイルフォーマットで記録された記録媒体であって、
    前記第1電子機器を用いて前記コンテンツを再生する場合には、前記第1電子機器が前記第1アプリケーションソフトウェアを前記記録媒体の前記第1記録領域から読み出す一方、前記第2電子機器を用いて前記コンテンツを再生する場合には、前記第2電子機器が前記第2アプリケーションソフトウェアを前記記録媒体の前記第2記録領域から読み出す、読出ステップと、
    前記読み出した、第1アプリケーションソフトウェアまたは第2アプリケーションソフトウェアを実行して、前記第3記録領域に記録された前記コンテンツを再生する再生ステップとを含む、コンテンツ再生方法。
  17. 記録媒体に記録されたコンテンツの再生を実行するためのコンテンツ再生方法であって、
    前記記録媒体は、
    異なる種別のコンテンツをデジタルデータとして記録した記録媒体であって、
    少なくとも1以上の種別のコンテンツが含まれた記録領域を複数含み、
    自媒体にアクセス可能な第1電子機器がアクセス可能な記録領域を示す領域情報が、電子機器の機器識別データに対応付けて記録されており、
    さらに、前記コンテンツとして電子化された辞書を含み、
    前記辞書のコンテンツが記録された記録領域にアクセスを許可された前記第1電子機器によって生成された、前記コンテンツに含まれるデータを特定するための特定データと、前記特定データを生成した前記第1電子機器を利用した第1ユーザを識別する第1ユーザ識別データとが対応付けられた第1ユーザ辞書データが、前記コンテンツが記録された記録領域とは異なる記録領域に記録され、
    前記第1ユーザ辞書データは、少なくとも、前記辞書のコンテンツが記録された記録領域にアクセスを許可された第2電子機器でも扱うことができるファイルフォーマットで記録されてた記録媒体であって、
    前記第1電子機器が前記記録媒体にアクセスする場合、前記機器識別データと前記領域情報とに基づいて、アクセスを許可する記録領域を制限する制限ステップと、
    前記第1電子機器が、アクセスを許可された記録領域に記録されたコンテンツにアクセスし、当該コンテンツを再生するする再生ステップとを含む、コンテンツ再生方法。
  18. 記録媒体に記録された、電子化された辞書のコンテンツにアクセス可能な電子機器であって、
    自機器に備えられた記憶装置から、自機器を識別するための機器識別データと、自機器の利用者を識別するためのデータとして記録された第1ユーザ識別データとを読み出すデータ読出手段と、
    前記読み出した機器識別データに基づいて、前記コンテンツを再生するための前記記録媒体に記録された複数のアプリケーションソフトのなかから、自機器で実行可能なアプリケーションソフトウェアを選択するアプリケーションソフト選択手段と、
    前記選択したアプリケーションソフトを起動する起動手段と、
    前記起動したアプリケーションソフトを用いて前記コンテンツを再生している際に、前記辞書の見出し語が表示されるとともに当該見出し語をしおりとして登録するための指示を受け付けた場合、前記見出し語を特定するためのしおりデータを生成する生成手段と、
    前記生成したしおりデータを前記第1ユーザ識別データと対応付けて、前記記録媒体へ記録する記録手段とを備える、電子機器。
  19. 記録媒体に記録された、電子化された辞書のコンテンツにアクセス可能な電子機器であって、
    自機器に備えられた記憶装置から、自機器を識別するための機器識別データと、自機器の利用者を識別するためのデータとして記録された第1ユーザ識別データとを読み出すデータ読出手段と、
    前記記録媒体が、前記辞書のコンテンツ以外の種別のコンテンツをデジタルデータとして記録するとともに、少なくとも1以上の種別のコンテンツが含まれた記録領域を複数含んでいる場合、前記読み出した機器識別データに基づいて、前記複数の記録領域のうちアクセスが可能な記録領域を選択する領域選択手段と、
    前記選択した記録領域に含まれるコンテンツを再生する再生手段と、
    前記辞書のコンテンツの再生を行っている際に、前記辞書の見出し語が表示されるとともに当該見出し語をしおりとして登録するための指示を受け付けた場合、前記見出し語を特定するためのしおりデータを生成する生成手段と、
    前記生成したしおりデータを前記第1ユーザ識別データと対応付けて、前記記録媒体へ記録する記録手段とを備える、電子機器。
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