JP2008076611A - プロジェクタ、画像表示装置および液晶照射方法 - Google Patents

プロジェクタ、画像表示装置および液晶照射方法 Download PDF

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隆博 佐川
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Abstract

【課題】本発明は、液晶パネルを駆動する態様の切り替えに伴う表示画像の平均輝度の変動を抑制することができる画像表示技術を提供する。
【解決手段】プロジェクタ10は、画像のフレーム毎に液晶パネル20を走査するフレーム走査を、静止画モードおよび動画モードで選択的に実行する液晶制御部110と、静止画モードおよび動画モードを通じて、一定の発光強度LMmで持続的に発光する主光源部142と、静止画モードの場合に消灯すると共に、動画モードの場合に一定の発光強度LMsで持続的に発光する補助光源部144とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶パネルを用いた画像表示技術に関する。
液晶パネルは、光源から液晶パネルを透過させた光をスクリーンに投影して画像を表示するプロジェクタや、液晶パネルに画像を表示する画像表示装置などの表示装置に利用される。液晶パネルとしては、アクティブマトリックス液晶(Active Matrix Liquid Crystal)パネルの一つであるTFT液晶(Thin Film Transistor Liquid Crystal)パネルが知られている。TFT液晶パネルは、マトリックス状に配置された複数の画素電極を有し、画像のフレーム毎に複数の画素電極を走査するフレーム走査によってパネル上に画像が表示される。
従来、TFT液晶パネルを用いた動画表示における残像(動画ボケ)を抑制するために、静止画を表示する場合の静止画モードに対して、動画を表示する場合の動画モードとして、前回のフレーム走査で画素電極に蓄えられた電荷を、その画素電極に対する次回のフレーム走査の前に、一定の暗色に対応した暗色レベルに変更する技術(下記特許文献1)が提案されていた。
特開2006−106689号公報
しかしながら、従来技術では、動画モード時には、暗色レベルの挿入によって液晶パネルを透過する光量が減少してしまうため、動画モード時における表示画像の平均輝度が、静止画モード時よりも低下してしまうという問題があった。
本発明は、上記した課題を踏まえ、液晶パネルを駆動する態様の切り替えに伴う表示画像の平均輝度の変動を抑制することができる画像表示技術を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明のプロジェクタは、マトリックス状に配置された複数の画素電極を有する液晶パネルを備え、該液晶パネルに表示した画像を投影するプロジェクタであって、前記画像のフレーム毎に前記複数の画素電極を走査するフレーム走査を、第1および第2の態様で選択的に行う液晶駆動部と、前記第1および第2の態様を通じて、一定の発光強度で持続的に発光する主光源部と、前記第1の態様の場合に消灯すると共に、前記第2の態様の場合に一定の発光強度で持続的に発光する補助光源部とを備えることを特徴とする。このプロジェクタによれば、液晶パネルを駆動する異なるモード間における表示画像の平均輝度の差を、補助光源部の消灯および点灯によって補うことができる。これによって、液晶パネルを駆動する態様の変更に伴う表示画像の平均輝度の変動を抑制することができる。
上述のプロジェクタは、以下の形態を採ることもできる。例えば、更に、前記第1の態様として、前回のフレーム走査で前記画素電極に蓄えられた電荷を、該画素電極に対する次回のフレーム走査まで保持する態様で、前記液晶駆動部を制御する第1の駆動制御部と、前記第2の態様として、前回のフレーム走査で前記画素電極に蓄えられた電荷を、該画素電極に対する次回のフレーム走査の前に、一定の暗色に対応した暗色レベルに変更する態様で、前記液晶駆動部を制御する第2の駆動制御部とを備えても良い。これによって、第1の態様である静止画モードと、第2の様態である動画モードとの間の切り替えに伴う表示画像の平均輝度の変動を抑制することができる。
また、前記補助光源部の発光強度は、前記液晶パネルにおける平均的な表示輝度が前記第1および第2の態様で略等しくなるレベルであるとしても良い。これによって、第1および第2の態様の間で表示画像の平均輝度を均一にすることができる。
また、更に、前記画像に含まれるオブジェクトの動き量を検出する動き量検出部と、前記画素電極に蓄えられた電荷が前記暗色レベルに変更されるまで保持される電荷保持期間の長さを、前記検出された動き量に基づいて設定する保持期間設定部と、前記設定された電荷保持期間の長さに応じて、前記補助光源部による発光強度のレベルを調整する保持期間対応部とを含むとしても良い。これによって、電荷保持期間の長さの変更に伴う表示画像の平均輝度の変動を抑制することができる。
また、更に、前記投影された画像の輝度を検出する輝度検出部と、前記検出した輝度に基づいて、前記補助光源部による発光強度のレベルを調整する輝度対応部とを備えても良い。これによって、第1の態様である静止画モードと、第2の様態である動画モードとの間の切り替えに伴う表示画像の平均輝度の変動を効果的に抑制することができる。
また、前記第1の態様による制御と前記第2の態様による制御との切り替え指示をユーザから受け付けるモード切替入力部を更に備えても良い。これによって、ユーザからの指示に基づく駆動態様の切り替えに伴う表示画像の平均輝度の変動を抑制することができる。
また、前記補助光源部を駆動する駆動電流のパルス幅を切り替えることによって、該補助光源部の発光強度を制御する調光制御部を更に備えても良い。これによって、第1の態様である静止画モードと、第2の様態である動画モードとの間の表示画像の平均輝度の差に応じて、補助光源部の発光強度を調整することができる。
また、前記主光源部は、超高圧水銀ランプ,メタルハライドランプの少なくとも一方を含むとしても良い。これによって、液晶パネルの照射を安定的に行うことができる。
また、前記補助光源部は、発光ダイオード,冷陰極蛍光ランプ,キセノンランプの少なくとも一つを含むとしても良い。これによって、駆動態様の切り替えに応じた補助光源部の消灯および点灯の応答速度を確保することができる。
前述した課題を解決するため、本発明の画像表示装置は、マトリックス状に配置された複数の画素電極を有する液晶パネルを備え、該液晶パネルに画像を表示する画像表示装置であって、前記画像のフレーム毎に前記複数の画素電極を走査するフレーム走査を、第1および第2の態様で選択的に行う液晶駆動部と、前記第1および第2の態様を通じて、一定の発光強度で持続的に発光する主光源部と、前記第1の態様の場合に消灯すると共に、前記第2の態様の場合に一定の発光強度で持続的に発光する補助光源部とを備えることを特徴とする。この画像表示装置によれば、液晶パネルを駆動する異なるモード間における表示画像の平均輝度の差を、補助光源部の消灯および点灯によって補うことができる。これによって、液晶パネルを駆動する態様の変更に伴う表示画像の平均輝度の変動を抑制することができる。
前述した課題を解決するため、本発明の液晶照射方法は、マトリックス状に配置された複数の画素電極を有する液晶パネルを照射する方法であって、前記画像のフレーム毎に前記複数の画素電極を走査するフレーム走査を、第1および第2の態様で選択的に実行し、前記第1および第2の態様を通じて、一定の発光強度で持続的に発光する主光源で前記液晶パネルを照射し、前記第2の態様の場合、前記主光源に加え、一定の発光強度で持続的に発光する補助光源で前記液晶パネルを照射し、前記第1の態様の場合、前記補助光源を消灯することを特徴とする。この液晶照射方法によれば、液晶パネルを駆動する異なるモード間における表示画像の平均輝度の差を、補助光源部の消灯および点灯によって補うことができる。これによって、液晶パネルを駆動する態様の変更に伴う表示画像の平均輝度の変動を抑制することができる。
本発明の形態は、プロジェクタ,画像表示装置,液晶照射方法に限るものではなく、例えば、プロジェクタの制御方法、プロジェクタを制御する機能をコンピュータに実現させるためのプログラム、画像表示装置の制御方法、画像表示装置を制御する機能をコンピュータに実現させるためのプログラム、液晶パネルを照射する光源、液晶パネルの光源を制御する機能をコンピュータに実現させるためのプログラムなどの他の形態に適用することもできる。また、本発明は、前述の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施し得ることは勿論である。
以上説明した本発明の構成および作用を一層明らかにするために、以下本発明を適用した画像表示技術について説明する。
A.第1の実施例:
図1は、第1の実施例におけるプロジェクタ10の構成を示す説明図である。プロジェクタ10は、アクティブマトリックス方式で構成された液晶パネル20と、液晶パネル20の背面に光を照射する照明光学系部140と、照明光学系部140から液晶パネル20を通過して変調された光をスクリーンに投影する投影光学系部150とを備える。
図2は、液晶パネル20の詳細構成を示す説明図である。液晶パネル20は、液晶層24を間に挟むガラス基板22,26を備える。ガラス基板22には、マトリックス状に配置された複数の画素電極222と、画素電極222の個々に対応する複数のTFT(Thin Film Transistor)224と、列方向に配列されTFT224にソース入力を行う複数のデータ線225と、行方向に配列されTFT224にゲート入力を行う複数のゲート線227とが形成されている。ガラス基板26には、複数の画素電極222の全てに共通して対向するコモン電極(対向電極)262が形成されている。
図1の説明に戻り、プロジェクタ10は、液晶パネル20を駆動する構成として、液晶パネル20の駆動に関する各部を制御する液晶制御部110と、液晶パネル20のデータ線225を駆動するデータ線駆動回路132と、液晶パネル20のゲート線227を駆動するゲート線駆動回路134とを備える。本実施例では、液晶制御部110は、液晶パネル20の駆動に特化した回路が形成されたASIC(Application Specified IC)を含む。本実施例では、データ線駆動回路132およびゲート線駆動回路134は、種々の論理回路が形成された基板を含む。
プロジェクタ10は、液晶パネル20に映像信号を供給する構成として、デジタル映像信号を外部から取り込む映像信号入力部120と、外部から取り込んだ映像信号にプロジェクタ10の特性に適合させる処理(例えば、ガンマ補正)を行う映像信号処理回路122と、映像信号処理回路122で処理された映像信号をアナログ信号に変換するD/A変換器124と、液晶制御部110からのタイミング信号に基づいて、アナログ信号に変換された映像信号の極性を反転させる極性反転回路126と、極性反転回路126からの映像信号を増幅してデータ線駆動回路132に出力するビデオアンプ128とを備える。
液晶制御部110からデータ線駆動回路132には、画素電極222を駆動する水平方向のタイミングを示す水平タイミング信号Thが出力され、液晶制御部110からゲート線駆動回路134には、画素電極222を駆動する垂直方向のタイミングを示す垂直タイミング信号Tvが出力される。液晶制御部110が水平タイミング信号Thおよび垂直タイミング信号Tvを順次出力することによって、液晶パネル20に表示される画像のフレーム毎に複数の画素電極222を走査するフレーム走査が実施される。
プロジェクタ10は、液晶パネル20を駆動する制御態様として、静止画像の表示に適する静止画モードと、動画像の表示に適する動画モードとを選択的に実行可能である。静止画モードは、前回のフレーム走査で画素電極222に蓄えられた電荷を、その画素電極222に対する次回のフレーム走査まで保持して液晶パネル20を駆動する制御態様である。動画モードは、前回のフレーム走査で画素電極222に蓄えられた電荷を、その画素電極222に対する次回のフレーム走査の前に、一定の暗色レベルに変更して液晶パネル20を駆動する制御態様である。本実施例では、動画モードにおける暗色レベルは、液晶パネル20上に黒色が表示されることになる一定のレベルである。本実施例では、暗色レベルを示す信号は、液晶制御部110からの指示に基づいて、映像信号処理回路122によって映像信号に組み込まれる。
プロジェクタ10の照明光学系部140は、液晶パネルを照射する光を発する光源として、主光源部142および補助光源部144を備える。照明光学系部140の主光源部142は、静止画モードおよび動画モードを通じて、一定の発光強度LMmで持続的に発光する。本実施例では、主光源部142は、超高圧水銀ランプ(UHEランプ(Ultra High Efficiency Lamp))を含む。照明光学系部140の補助光源部144は、静止画モードの場合に消灯すると共に、動画モードの場合に一定の発光強度LMsで持続的に発光する。本実施例では、補助光源部144は、発光ダイオード(LED(Light Emitting Diode))を含む。
プロジェクタ10は、静止画モードと動画モードとの切り替えに関する構成として、ユーザから静止画モードと動画モードとの切り替えの指示を受け付けるモード切替入力部162と、静止画モードと動画モードとの切り替えを制御するモード切替制御部160と、画素電極222の電荷を暗色レベルに変更するタイミングを示す暗色タイミング信号Tdをゲート線駆動回路134に出力するタイミング調整部112とを備える。本実施例では、タイミング調整部112から出力される暗色タイミング信号Tdは、液晶制御部110からの垂直タイミング信号Tvに対して一定期間遅延して発生する。本実施例では、垂直タイミング信号Tvに対する暗色タイミング信号Tdの遅延は、2分の1フレーム周期である。そのため、本実施例では、画素電極222の電荷が暗色レベルに変更されるまで保持される電荷保持期間Prの長さは、2分の1フレーム周期となる。本実施例では、モード切替制御部160は、CPU(Central Processing Unit),ROM(Read Only Memory),RAM(Random Access Memory)を備えるコンピュータを含む。本実施例では、モード切替入力部162は、ユーザからの入力を受け付けるスイッチボタンを含む。
図3は、第1の実施例においてプロジェクタ10のモード切替制御部160が実行するモード切替処理を示すフローチャートである。本実施例では、モード切替制御部160は、モード切替入力部162がユーザによって操作されると、図3のモード切替処理を開示する。本実施例では、図3のモード切替処理は、ソフトウェアに基づいてモード切替制御部160が動作することによって実現される。
プロジェクタ10のモード切替制御部160は、図3のモード切替処理を開始すると、ユーザによって指定された動作モードを示すモード切替入力をモード切替入力部162から受け取る(ステップS110)。その後、モード切替制御部160は、モード切替入力が示す動作モードが静止画モードおよび動画モードのどちらであるかを判断する(ステップS120)。
モード切替入力が動画モードを示す場合(ステップS120)、モード切替制御部160は、補助光源部144に点灯を指示するON信号を出力する(ステップS122)。モード切替制御部160からのON信号に基づいて、補助光源部144は点灯する。一方、モード切替入力が静止画モードを示す場合(ステップS120)、モード切替制御部160は、補助光源部144に消灯を指示するOFF信号を出力する(ステップS124)。モード切替制御部160からのOFF信号に基づいて、補助光源部144は消灯する。補助光源部144に対する信号が出力された後(ステップS122,S124)、モード切替制御部160は、液晶制御部110およびタイミング調整部112に動作モードの切り替えを指示する(ステップS140)。
図4は、第1の実施例における静止画モードおよび動画モードにそれぞれ対応する総発光強度LMのレベルを示す説明図である。投影光学系部150から液晶パネル20に照射される光の総発光強度LMは、静止画モードにおいては、主光源部142の発光強度LMmを示すレベルLM1であり、動画モードにおいては、主光源部142の発光強度LMmに補助光源部144の発光強度LMsを加えたレベルLM2である。本実施例では、補助光源部144の発光強度LMsは、液晶パネル20に表示される画像の平均画像輝度BAが静止画モードおよび動画モードを通じてレベルBA1となるレベルに設定されている。
以上説明した第1の実施例におけるプロジェクタ10によれば、静止画モードおよび動画モード間における平均画像輝度BAの差を、補助光源部144の消灯および点灯によって補うことができる。これによって、液晶パネル20を駆動するモード変更に伴う平均画像輝度BAの変動を抑制することができる。
B.第2の実施例:
図5は、第2の実施例におけるプロジェクタ12の構成を示す説明図である。第2の実施例のプロジェクタ12の構成は、モード切替入力部162に代えて、動き量検出部164および調光制御部146を備える点を除き、第1の実施例のプロジェクタ10と同様である。
プロジェクタ12の動き量検出部164は、映像信号入力部120からの映像信号に基づいてフレーム画像間におけるオブジェクトの動き量Mvを検出した後、検出した動き量Mvを示す信号をモード切替制御部160に出力する。本実施例では、動き量Mvの検出は、時間的に前後する二つのフレーム画像をそれぞれ複数のブロックに分割し、二つのフレーム画像間で、各ブロックに含まれる輝度データの重心座標の移動量を動きベクトルとして求め、これら各ブロックの動きベクトルの総和を求めることによって行われる。
プロジェクタ12の調光制御部146は、モード切替制御部160の指示に基づいて、補助光源部144の発光強度LMsのレベルを調整する。本実施例では、調光制御部146は、補助光源部144を駆動する駆動電流のパルス幅を切り替えるPWM制御(Pulse Width Modulation Control)によって、補助光源部144の発光強度LMsのレベルを調整する。
図6は、第2の実施例においてプロジェクタ12のモード切替制御部160が実行するモード切替処理を示すフローチャートである。本実施例では、モード切替制御部160は、電源投入時に初期設定を行った後、図6のモード切替処理を繰り返し実行する。本実施例では、図6のモード切替処理は、ソフトウェアに基づいてモード切替制御部160が動作することによって実現される。
プロジェクタ12のモード切替制御部160は、図6のモード切替処理を開始すると、動き量検出部164から動き量Mvを受け取る(ステップS210)。その後、モード切替制御部160は、動き量検出部164から受け取った動き量Mvに基づいて電荷保持期間Prを求めた後、動き量Mvに基づいて求めた電荷保持期間Prを示す信号をタイミング調整部112に出力して、電荷保持期間Prを設定する(ステップS220)。電荷保持期間Prがタイミング調整部112に設定されると、タイミング調整部112は、設定された電荷保持期間Prに応じて暗色タイミング信号Tdを調整する。
電荷保持期間Prが設定された後(ステップS220)、モード切替制御部160は、動き量Mvに基づいて求めた電荷保持期間Prに応じた発光強度LMsのレベルを求め、電荷保持期間Prに応じて求めた発光強度LMsのレベルを調光制御部146に設定する(ステップS230)。発光強度LMsのレベルが調光制御部146に設定されると、調光制御部146は、モード切替制御部160によって設定されたレベルで、PWM制御によって補助光源部144の発光強度LMsを調整する。
図7は、第2の実施例における電荷保持期間Prと総発光強度LMとの関係を示す説明図である。本実施例では、動き量MvがレベルMv3未満で静止画モードに設定され、動き量MvがレベルMv3以上で動画モードに設定される。本実施例では、電荷保持期間Prは、静止画モード時に期間Pr3に設定され、動画モード時に、動き量Mvが増加するに従って期間Pr3から期間Pr4まで滑らかな軌跡を描いて短くなるように設定される。
本実施例では、静止画モードの場合、すなわち、動き量MvがレベルMv3未満の場合、総発光強度LMは、主光源部142の発光強度LMmを示すレベルLM3である。本実施例では、動画モードの場合、すなわち、動き量MvがレベルMv3以上の場合、動き量MvがレベルMv3からレベルMv4になるまで、補助光源部144の発光強度LMsが徐々に増加することによって、総発光強度LMは、レベルLM3からレベルLM4に徐々に増加し、動き量MvがレベルMv4以上で、総発光強度LMはレベルLM4になる。本実施例では、補助光源部144の発光強度LMsは、液晶パネル20に表示される画像の平均画像輝度BAが静止画モードおよび動画モードを通じてレベルBA1となるレベルに設定されている。
以上説明した第2の実施例におけるプロジェクタ12によれば、第1の実施例と同様に、静止画モードおよび動画モード間における平均画像輝度BAの差を、補助光源部144の消灯および点灯によって補うことができる。これによって、液晶パネル20を駆動するモード変更に伴う平均画像輝度BAの変動を抑制することができる。また、電荷保持期間Prの長さが動き量Mvに基づいて設定されるため、液晶パネル20に表示される動画像の内容に応じて、残像(動画ボケ)の発生を効果的に抑制することができる。また、動画モード時における補助光源部144の発光強度LMsが電荷保持期間Prの長さに応じて設定されるため、電荷保持期間Prの長さの変更に伴う平均画像輝度BAの変動を抑制することができる。
C.第3の実施例:
図8は、第3の実施例におけるプロジェクタ14の構成を示す説明図である。第3の実施例のプロジェクタ14は、スクリーンに投影された画像の輝度Bpに基づいて補助光源部144における発光強度LMsのレベルを調整する点を除き、第2の実施例のプロジェクタ12と同様である。プロジェクタ14は、第2の実施例のプロジェクタ12の構成に加え、投影輝度検出部166を更に備える。プロジェクタ14の投影輝度検出部166は、投影光学系部150によってスクリーンに投影された画像の輝度Bpを検出し、検出された投影画像の輝度Bpを示す信号をモード切替制御部160に出力する。本実施例では、投影輝度検出部166は、投影された画像の各部の輝度Bpを感知するCCDカメラや照度センサを含む。
図9は、第3の実施例においてプロジェクタ14のモード切替制御部160が実行する投影輝度対応処理を示すフローチャートである。本実施例では、モード切替制御部160は、電源投入時に初期設定を行った後、図9の投影輝度対応処理を繰り返し実行する。本実施例では、図9の投影輝度対応処理は、ソフトウェアに基づいてモード切替制御部160が動作することによって実現される。
プロジェクタ14のモード切替制御部160は、図9の投影輝度対応処理を開始すると、投影輝度検出部166から投影画像の輝度Bpを受け取る(ステップS310)。その後、投影輝度検出部166から受け取った輝度Bpに基づいて補助光源部144における発光強度LMsのレベルを調整する(ステップS320)。
以上説明した第3の実施例におけるプロジェクタ14によれば、第2の実施例と同様に、静止画モードおよび動画モード間における平均画像輝度BAの差を、補助光源部144の消灯および点灯によって補うことができる。これによって、液晶パネル20を駆動するモード変更に伴う平均画像輝度BAの変動を抑制することができる。また、投影画像の輝度Bpに応じて補助光源部144における発光強度LMsのレベルが調整されるため、液晶パネル20や主光源部142の経年劣化や、画像が投影されるスクリーンの状態に応じて、暗色レベルの挿入に対応した発光強度LMsに調整することができる。
D.その他の実施形態:
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこうした実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施し得ることは勿論である。例えば、本実施例では、主光源部142に超高圧水銀ランプを用いるが、他の実施形態として、液晶パネル20の照射に適した他の光源(例えば、メタルハライドランプ,発光ダイオード,冷陰極蛍光ランプ,キセノンランプなど)を用いても良い。また、本実施例では、補助光源部144に発光ダイオードを用いるが、他の実施形態として、液晶パネル20の駆動モードの切り替え速度に追従して発光強度を制御可能な他の光源(例えば、冷陰極蛍光ランプ,キセノンランプなど)を用いても良い。
また、第2の実施例のプロジェクタ12において、映像信号入力部120に入力されるデジタル映像信号が圧縮データである場合、動き量Mvの検出は、デジタル映像信号の圧縮率に基づいて求めても良い。また、本実施例のように外部のスクリーンに画像を投影するプロジェクタではなく、スクリーンの背面から画像を投影するリアプロジェクタに本発明を適用しても良い。また、本発明は、プロジェクタに限るものではなく、液晶パネルを用いた種々の装置(例えば、液晶テレビ、液晶ディスプレイ、携帯電話、ゲーム機など)に適用することができることは勿論である。
第1の実施例におけるプロジェクタ10の構成を示す説明図である。 液晶パネル20の詳細構成を示す説明図である。 第1の実施例においてプロジェクタ10のモード切替制御部160が実行するモード切替処理を示すフローチャートである。 第1の実施例における静止画モードおよび動画モードにそれぞれ対応する総発光強度LMのレベルを示す説明図である。 第2の実施例におけるプロジェクタ12の構成を示す説明図である。 第2の実施例においてプロジェクタ12のモード切替制御部160が実行するモード切替処理を示すフローチャートである。 第2の実施例における電荷保持期間Prと総発光強度LMとの関係を示す説明図である。 第3の実施例におけるプロジェクタ14の構成を示す説明図である。 第3の実施例においてプロジェクタ14のモード切替制御部160が実行する投影輝度対応処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10,12,14…プロジェクタ
20…液晶パネル
22…ガラス基板
24…液晶層
26…ガラス基板
110…液晶制御部
112…タイミング調整部
120…映像信号入力部
122…映像信号処理回路
124…D/A変換器
126…極性反転回路
128…ビデオアンプ
132…データ線駆動回路
134…ゲート線駆動回路
140…照明光学系部
142…主光源部
144…補助光源部
146…調光制御部
150…投影光学系部
160…モード切替制御部
162…モード切替入力部
164…動き量検出部
166…投影輝度検出部
222…画素電極
224…TFT
225…データ線
227…ゲート線
Th…水平タイミング信号
Tv…垂直タイミング信号
Td…暗色タイミング信号
Pr…電荷保持期間
BA…平均画像輝度
LM…総発光強度
LMm…発光強度
LMs…発光強度
Bp…輝度
Mv…動き量

Claims (11)

  1. マトリックス状に配置された複数の画素電極を有する液晶パネルを備え、該液晶パネルに表示した画像を投影するプロジェクタであって、
    前記画像のフレーム毎に前記複数の画素電極を走査するフレーム走査を、第1および第2の態様で選択的に行う液晶駆動部と、
    前記第1および第2の態様を通じて、一定の発光強度で持続的に発光する主光源部と、
    前記第1の態様の場合に消灯すると共に、前記第2の態様の場合に一定の発光強度で持続的に発光する補助光源部と
    を備えるプロジェクタ。
  2. 請求項1記載のプロジェクタであって、更に、
    前記第1の態様として、前回のフレーム走査で前記画素電極に蓄えられた電荷を、該画素電極に対する次回のフレーム走査まで保持する態様で、前記液晶駆動部を制御する第1の駆動制御部と、
    前記第2の態様として、前回のフレーム走査で前記画素電極に蓄えられた電荷を、該画素電極に対する次回のフレーム走査の前に、一定の暗色に対応した暗色レベルに変更する態様で、前記液晶駆動部を制御する第2の駆動制御部と
    を備えるプロジェクタ。
  3. 請求項2記載のプロジェクタであって、更に、
    前記画像に含まれるオブジェクトの動き量を検出する動き量検出部と、
    前記画素電極に蓄えられた電荷が前記暗色レベルに変更されるまで保持される電荷保持期間の長さを、前記検出された動き量に基づいて設定する保持期間設定部と、
    前記設定された電荷保持期間の長さに応じて、前記補助光源部による発光強度のレベルを調整する保持期間対応部と
    を含むプロジェクタ。
  4. 前記補助光源部の発光強度は、前記液晶パネルにおける平均的な表示輝度が前記第1および第2の態様で略等しくなるレベルである請求項1ないし3のいずれか記載のプロジェクタ。
  5. 請求項1ないし4のいずれか記載のプロジェクタであって、更に、
    前記投影された画像の輝度を検出する輝度検出部と、
    前記検出した輝度に基づいて、前記補助光源部による発光強度のレベルを調整する輝度対応部と
    を備えるプロジェクタ。
  6. 前記第1の態様による制御と前記第2の態様による制御との切り替え指示をユーザから受け付けるモード切替入力部を更に備える請求項1ないし5のいずれか記載のプロジェクタ。
  7. 前記補助光源部を駆動する駆動電流のパルス幅を切り替えることによって、該補助光源部の発光強度を制御する調光制御部を更に備える請求項1ないし6のいずれか記載のプロジェクタ。
  8. 前記主光源部は、超高圧水銀ランプ,メタルハライドランプの少なくとも一方を含む請求項1ないし7のいずれか記載のプロジェクタ。
  9. 前記補助光源部は、発光ダイオード,冷陰極蛍光ランプ,キセノンランプの少なくとも一つを含む請求項1ないし8のいずれか記載のプロジェクタ。
  10. マトリックス状に配置された複数の画素電極を有する液晶パネルを備え、該液晶パネルに画像を表示する画像表示装置であって、
    前記画像のフレーム毎に前記複数の画素電極を走査するフレーム走査を、第1および第2の態様で選択的に行う液晶駆動部と、
    前記第1および第2の態様を通じて、一定の発光強度で持続的に発光する主光源部と、
    前記第1の態様の場合に消灯すると共に、前記第2の態様の場合に一定の発光強度で持続的に発光する補助光源部と
    を備える画像表示装置。
  11. マトリックス状に配置された複数の画素電極を有する液晶パネルを照射する方法であって、
    前記画像のフレーム毎に前記複数の画素電極を走査するフレーム走査を、第1および第2の態様で選択的に実行し、
    前記第1および第2の態様を通じて、一定の発光強度で持続的に発光する主光源で前記液晶パネルを照射し、
    前記第2の態様の場合、前記主光源に加え、一定の発光強度で持続的に発光する補助光源で前記液晶パネルを照射し、
    前記第1の態様の場合、前記補助光源を消灯する方法。
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