JP2008075458A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 排気系に設けられる空燃比センサの出力に基づいて、DPFなどの排気浄化装置の異常を判定することができる内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】 DPF6は、排気管4の断面積拡大部4bの下流側に配置され、断面積拡大部4bの直ぐ下流側に空燃比センサ7が設けられている。DPF6に欠損部があると、上流側に配置された空燃比センサ近傍の排気流速が低下することに基づいて、異常判定を行う。フュエルカット運転が行われているときに、空燃比センサ7の出力λ1を積算することにより、積算値Iλを算出する(S12,S14)。所定時間T1が経過した時点において、積算値Iλが閾値IλTH以下であるときは、DPF6が異常であると判定する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、内燃機関の制御装置に関し、特に排気系に排気浄化装置及び空燃比センサを備えた内燃機関において、排気浄化装置の異常を判定する機能を有する制御装置に関する。
ディーゼル内燃機関の排気系に排気中のパティキュレートを捕集するディーゼルパティキュレートフィルタ(以下「DPF」という)を設け、パティキュレートの排出量を低減する技術は従来より広く用いられている。このDPFを構成するフィルタエレメントにひび割れや孔あきといった異常が発生すると、DPFのフィルタ機能が低下し、パティキュレートの排出量が増加する。したがって、このような故障は迅速に検知する必要がある。
特許文献1には、DPFの下流側に圧力センサを設け、機関運転中における検出圧力の最大値と最小値との差、すなわち脈動振幅を求め、脈動振幅が規定範囲から外れたとき、故障が発生したと判定する手法が示されている。
特開2004−308454号公報
特許文献1の装置では、DPFの異常を検出するためにDPFの下流側に圧力センサを設ける必要がある。内燃機関の排気系には、通常空燃比センサが設けられるので、空燃比センサを用いてDPFなどの排気浄化装置の異常を検出することが望ましい。
本発明はこの点を考慮してなされたものであり、排気系に設けられる空燃比センサの出力に基づいて、DPFなどの排気浄化装置の異常を判定することができる内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため請求項1に記載の発明は、内燃機関の排気通路に設けられた第1の空燃比センサと、該第1の空燃比センサの下流側に設けられた排気浄化装置とを備える内燃機関の制御装置において、前記排気通路は所定箇所にて通路断面積が拡大する構造を有し、前記第1の空燃比センサは前記所定箇所の直ぐ下流側に設けられており、前記機関の排気中の酸素濃度を変動させる酸素濃度変動手段と、該酸素濃度の変動実行後に前記第1の空燃比センサが前記変動を検出するまでの遅れを示す遅れパラメータを算出する遅れパラメータ算出手段と、前記遅れパラメータに応じて前記排気浄化装置の異常を判定する異常判定手段とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、内燃機関の排気通路に設けられた第1の空燃比センサと、該第1の空燃比センサの上流側に設けられた排気浄化装置とを備える内燃機関の制御装置において、前記排気通路は所定箇所にて通路断面積が縮小する構造を有し、前記第1の空燃比センサは前記所定箇所の直ぐ上流側に設けられており、前記機関の排気中の酸素濃度を変動させる酸素濃度変動手段と、該酸素濃度の変動実行後に前記第1の空燃比センサが前記変動を検出するまでの遅れを示す遅れパラメータを算出する遅れパラメータ算出手段と、前記遅れパラメータに応じて前記排気浄化装置の異常を判定する異常判定手段とを備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の内燃機関の制御装置において、前記遅れパラメータ算出手段は、前記酸素濃度変動開始時点から第1所定時間経過するまでの期間において、前記酸素濃度変動に起因する前記第1の空燃比センサ出力の変化量の積算値を前記遅れパラメータとして算出し、前記遅れパラメータが第1閾値以下であるとき、前記排気浄化装置が異常であると判定することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の内燃機関の制御装置において、前記排気通路の前記所定箇所より上流側に第2の空燃比センサを備え、前記遅れパラメータ算出手段は、前記酸素濃度の変動実行後に前記第1の空燃比センサ出力と、前記第2の空燃比センサ出力との差分に応じて前記遅れパラメータを算出し、前記異常判定手段は、前記遅れパラメータが第2閾値以上であるとき、前記排気浄化装置が異常と判定することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の内燃機関の制御装置において、前記遅れパラメータ算出手段は、前記酸素濃度の変動実行後に前記第2の空燃比センサ出力が限界値に達した時点から第2所定時間経過するまでの期間における前記差分の積算値を前記遅れパラメータとして算出することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5の何れか1項に記載の内燃機関の制御装置において、前記排気浄化装置は、ディーゼルパティキュレートフィルタまたは排気浄化用触媒であることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6の何れか1項に記載の内燃機関の制御装置において、前記酸素濃度変動手段は、前記機関への燃料供給を遮断することにより前記酸素濃度の変動を実行することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、機関の排気中の酸素濃度が変動され、該酸素濃度の変動実行後に第1の空燃比センサがその変動を検出するまでの遅れを示す遅れパラメータが算出され、遅れパラメータに応じて排気浄化装置の異常が判定される。第1の空燃比センサは、通路断面積が拡大する所定箇所の直ぐ下流側に設けられ、排気浄化装置はその下流側に設けられているので、排気浄化装置に欠損部(例えばひび割れ、溶損による孔)があると、第1の空燃比センサの近傍を通過する排気の流速が低下する。そのため、酸素濃度変動を実行後にその変動が第1の空燃比センサに検出されるまでの遅れ時間が長くなる。したがって、上記遅れパラメータにより、排気浄化装置の異常を判定することができる。その結果、異常判定のための特別なセンサを設けることなく、排気浄化装置の異常判定を行うことができる。
請求項2に記載の発明によれば、排気通路は所定箇所にて通路断面積が縮小する構造を有し、第1の空燃比センサは所定箇所の直ぐ上流側に設けられ、排気浄化装置は、さらにその上流側に設けられる。このような構成において、排気浄化装置に欠損部があると、第1の空燃比センサの近傍を通過する排気の流速が低下するので、請求項1に記載の発明と同様に遅れパラメータを用いることにより、排気浄化装置の異常を判定することができる。
請求項3に記載の発明によれば、酸素濃度変動開始時点から第1所定時間経過するまでの期間において、酸素濃度変動に起因する第1の空燃比センサ出力の変化量の積算値が遅れパラメータとして算出され、遅れパラメータが第1閾値以下であるとき、排気浄化装置が異常であると判定される。第1の空燃比センサの近傍を通過する排気流速が低下するほど、上記遅れ時間が長くなり、第1所定時間内に得られる変化量の積算値、すなわち遅れパラメータはより小さな値となる。したがって、遅れパラメータが第1閾値以下であるときに排気浄化装置が異常であると判定することができる。すなわち請求項3の発明では、遅れパラメータが減少することは、検出遅れが増加することを示し、遅れパラメータが第1閾値以下であることは、遅れパラメータにより示される検出遅れ量が検出遅れ量閾値より大きいことを示す。
請求項4に記載の発明によれば、排気通路の所定箇所より上流側に第2の空燃比センサが設けられており、酸素濃度の変動実行後に第1の空燃比センサ出力と、第2の空燃比センサ出力との差分に応じて遅れパラメータが算出され、遅れパラメータが第2閾値以上であるとき、排気浄化装置が異常と判定される。第2の空燃比センサは所定箇所より上流側に設けられているため、排気浄化装置に欠損部があっても、酸素濃度変動の検出遅れは発生しない。したがって、第1の空燃比センサ出力と、第2の空燃比センサ出力との差分は、排気浄化装置に欠損部があると増加する。したがって、この差分に応じて遅れパラメータを算出し、遅れパラメータが第2閾値以上であるとき、排気浄化装置が異常である判定することができる。すなわち請求項4の発明では、遅れパラメータが増加することが、検出遅れが増加すること示し、遅れパラメータが第2閾値以上であることは、遅れパラメータにより示される検出遅れ量が検出遅れ量閾値より大きいことを示す。
請求項5に記載の発明によれば、酸素濃度の変動実行後に第2の空燃比センサ出力が限界値に達した時点から第2所定時間経過するまでの期間における差分の積算値が遅れパラメータとして算出される。2つの空燃比センサ出力差分を積算して得られる遅れパラメータを用いることにより、2つの空燃比センサ出力の差を確実に検出し、正確な判定を行うことができる。
請求項6に記載の発明によれば、排気系に設けられたディーゼルパティキュレートフィルタまたは排気浄化用触媒の異常を検出することができる。
請求項7に記載の発明によれば、機関への燃料供給を遮断することにより酸素濃度の変動が実行される。燃料供給を遮断することにより、酸素濃度が大きく変動するので、異常検出の精度を高めることができる。また燃料供給の遮断は、通常の機関の運転中に実行されるので、機関の運転性に影響を与えることなく、異常判定を行うことができる。
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は本発明の一実施形態にかかる内燃機関及びその制御装置の構成を示す図である。内燃機関(以下「エンジン」という)1は例えば4気筒を有し、各気筒の燃焼室内に直接燃料を噴射するディーゼルエンジンである。エンジン1の各気筒には、燃料噴射弁2が設けられている。燃料噴射弁2は、電子制御ユニット(以下「ECU」という)3に電気的に接続されており、燃料噴射弁2の開弁時間及び開弁時期は、すなわち燃料噴射時間及び燃料噴射時期はECU3により制御される。
エンジン1の排気通路4は、所定箇所4a,4bでその通路断面積が拡大する構造を有し(第1の断面積拡大部4a及び第2の断面積拡大部4bを有し)、第2の断面積拡大部4bの直ぐ下流側には、第1の空燃比センサ7が設けられている。第1の空燃比センサ7は、排気中の酸素濃度を検出することにより、燃焼室内で着火する前の混合気の空燃比を検出する。なお、本実施形態では、第1の空燃比センサ7は、空燃比ではなく空気過剰率λ1を示す信号を出力し、ECU3に供給する。第1の空燃比センサ7は、排気通路4の周縁部において酸素濃度を検出する必要があるため、排気通路4の周縁部に取り付けられる。
空燃比センサ7の下流側にはDPF6が設けられている。DPF6は、排気がフィルタ壁の微細な孔を通過する際、排気中の炭素(C)を主成分とするパティキュレートであるスート(soot)を、フィルタ壁の表面及びフィルタ壁中の孔に堆積させることによって捕集する。フィルタ壁の構成材料としては、例えば、炭化珪素(SiC)等のセラミックスや金属多孔体が使用される。
排気通路4の断面積拡大部4a、4bの間には、触媒コンバータ5が設けられている。触媒コンバータ5は、排気中に含まれる炭化水素及び一酸化炭素の酸化を促進するための酸化触媒を内蔵する。なお、触媒コンバータ5は、NOxを吸着するNOx吸着剤及びNOxの還元作用が付加されたものであってもよい。
排気通路4の第1の断面積拡大部4aの上流側には、第1の空燃比センサ7と同様の機能を有する第2の空燃比センサ8が設けられている。第2の空燃比センサ8は空気過剰率λ2を示す信号を出力し、ECU3に供給する。
ECU3には、エンジン1の回転数を検出する回転数センサ、エンジン1の冷却水温を検出する冷却水温センサ、吸気温を検出する吸気温センサなど(図示せず)が接続されており、それらのセンサの検出信号が供給される。
ECU3は、上記センサ及び図示しない他のセンサからの入力信号波形を整形し、電圧レベルを所定レベルに修正し、アナログ信号値をデジタル信号値に変換する等の機能を有する入力回路、中央演算処理ユニット(以下「CPU」という)、CPUで実行される各種演算プログラム及び演算結果等を記憶する記憶回路、燃料噴射弁2に駆動信号を供給する出力回路から構成される。
ECU3は、上記センサにより検出されるエンジン運転状態に応じて、燃料噴射弁2による燃料噴射時間及び燃料噴射時期を決定し、燃料噴射弁2の作動制御を行う。ECU3は、さらにDPF6の異常、特にひび割れや孔あき(欠損部)の有無を、空燃比センサ6の出力に基づいて判定する。
図2は、DPF6の異常判定手法の原理を説明するための図である。同図(a)に示すように、通路21及びその下流側に接続された通路22の通路断面積が同一である場合には、通路22内を流れる流体の流速分布は、通路21内の流速分布と同一である。同図(b)に示すように、通路22より通路断面積が大きい通路22aが接続されている場合には、通路22a内の流速分布は、通路21とは異なり、通路の周縁部の流速が低下する。ところが、通路22aと同一の通路断面積を有し、流れに対して抵抗となる抵抗体23を備える通路22bが接続されている場合には、通路の中心部と周縁部の流速が平均化され、周縁部の流速が相対的に増加する。
したがって、図2(c)に示すように抵抗体23がある状態が、DPF6が正常な状態であるとすると、DPF6に欠損部がある状態では、周縁部の排気流速が低下する。本実施形態では、この排気流速の低下を空燃比センサにより検出することにより、DPF6の異常判定を行う。
図3(a)は、DPF6が正常である場合の排気流速の分布を示し、同図(b)は、DPF6に欠損部10がある場合の流速分布を示す。このように、欠損部10がある場合には、第2の断面積拡大部4bの下流側の通路周縁部、すなわち第1の空燃比センサ7が取り付けられている位置近傍の流速が低下するので、この流速の低下を検出することにより、DPF6の異常判定が行われる。
図4は、空燃比センサ7,8により検出される空気過剰率λ1,λ2の推移を示すタイムチャートである。この図には、時刻t1〜t2の間、エンジン1への燃料供給を遮断するフュエルカット運転を行った例が示されており、破線が第1の空燃比センサ7により検出される空気過剰率λ1に対応し、実線が第2の空燃比センサ8により検出される空気過剰率λ2に対応する。また同図(a)は、DPF6が正常である例に対応し、同図(b)は、DPF6に欠損部がある例に対応する。
図4(a)に示す例では、触媒コンバータ5の影響による第1の空燃比センサ7の検出遅れがあるが、その点を除くと第1の空燃比センサ7の検出遅れはほとんどない。これに対し同図(b)に示す例では、第1の空燃比センサ7により検出される空気過剰率λ1の変化が遅れていることが判る。したがって、図4(a)及び(b)に示された空気過剰率λ1の変化特性の違いを検出することにより、DPF6の異常判定を行うことができる。
図5は、上述した手法によるDPF異常判定処理のフローチャートである。この処理は、ECU3のCPUで所定時間(例えば100ミリ秒)毎に実行される。
ステップS11では、第1の空燃比センサにより検出される空気過剰率λ1を読み込む。ステップS12では、フュエルカット運転中であるか否かを判別し、その答が否定(NO)であるときは、出力積算値Iλを「0」に設定し(ステップS13)、本処理を終了する。出力積算値Iλは、空気過剰率λ1の積算値であり、ステップS14で算出される。
フュエルカット運転中であるときは、ステップS12からS14に進み、下記式(1)により、出力積算値Iλを算出する。式(1)の右辺のIλは前回算出値である。
Iλ=Iλ+λ1 (1)
ステップS15では、フュエルカット運転の開始時点から第1所定時間T1(例えば3〜5秒)が経過したか否かを判別する。この答が否定(NO)であるときは、直ちに本処理を終了する。所定時間T1が経過したときは、出力積算値Iλが第1閾値IλTH以下であるか否かを判別する(ステップS16)。
ステップS16の答が否定(NO)、すなわち出力積算値Iλが第1閾値IλTHより大きいときは、第1の空燃比センサ出力の検出遅れが小さいので、DPF6は正常と判定する(ステップS18)。一方、ステップS16の答が肯定(YES)、すなわち出力積算値Iλが第1閾値IλTH以下であるときは、第1の空燃比センサ出力の検出遅れが大きいので、DPF6は異常と判定する(ステップS17)。
図5に示す処理では、出力積算値Iλが遅れパラメータに相当する。
図4(a)に示すように、DPF6が正常であるときは、空気過剰率λ1は時刻t3頃から急激に増加するのに対し、DPF6に異常があるときは、同図(b)に示すように、空気過剰率λ1はフュエルカット運転開始後、緩やかに増加する。したがって、第1所定時間T1を上記したように例えば3〜5秒に設定することにより、DPF6の異常を検出することができる。
図6は、図5に示す処理の変形例のフローチャートである。この処理では、第1の空燃比センサ6により検出される空気過剰率λ1だけでなく、第2の空燃比センサ7により検出される空気過剰率λ2を用いて、異常判定が行われる。
ステップS21では、第1及び第2の空燃比センサ6,7の出力λ1及びλ2を読み込む。ステップS22では、フュエルカット運転中であるか否かを判別する。この答が否定(NO)であるときは、差分積算値IDλを「0」に設定し(ステップS24)、本処理を終了する。差分積算値IDλは、空気過剰率λ1とλ2の差分Δλ(=λ2−λ1)の積算値であり、ステップS26で算出される。
ステップS22の答が肯定(YES)、すなわちフュエルカット運転中であるときは、空気過剰率λ2が最大値λMAXに達したか否かを判別する(ステップS23)。その答が否定(NO)であるときは、前記ステップS24に進む。
ステップS23の答が肯定(YES)、すなわちλ2≧λMAXであるときは、空気過剰率λ2とλ1の差分Δλ算出し(ステップS25)、さらに下記式(2)により、差分Δλを積算することにより、差分積算値IDλを算出する。
IDλ=IDλ+Δλ (2)
ステップS27では、空気過剰率λ2が最大値λMAXに達した時点(図4,t4)から第2所定時間T2(例えば3〜5秒)が経過したか否かを判別する。この答が否定(NO)であるときは、直ちに本処理を終了する。第2所定時間T2が経過したときは、差分積算値DIλが第2閾値IDTH以上であるか否かを判別する(ステップS28)。
ステップS28の答が否定(NO)、すなわち差分積算値IDλが第D閾値IDTHより小さいときは、第1の空燃比センサ出力の検出遅れが小さいので、DPF6は正常と判定する(ステップS30)。一方、ステップS28の答が肯定(YES)、すなわち差分積算値IDλが第2閾値IDTH以上であるときは、第1の空燃比センサ出力の検出遅れが大きいので、DPF6は異常と判定する(ステップS29)。
図6の処理では、差分積算値IDλが遅れパラメータに相当する。
図4(a)に示すように、DPF6が正常であるときは、空気過剰率λ1は時刻t3頃から急激に増加するため、差分Δλは時刻t3直後に「0」となるのに対し、DPF6に異常があるときは、同図(b)に示すように、空気過剰率λ1はフュエルカット運転開始後、緩やかに増加するため、差分Δλは時刻t4近傍で最大となり、その後徐々に減少する。したがって、第2所定時間T2を上記したように例えば3〜5秒に設定することにより、DPF6の異常を検出することができる。
なお、図5に示す処理では、第1の空燃比センサから出力される空気過剰率λ1をそのまま積算することにより、出力積算値Iλを算出し、これを遅れパラメータとして使用している。例えば第1の空燃比センサにより検出される酸素濃度から当量比または燃空比のように、空燃比の増加に伴って減少する空燃比パラメータFARを算出し、この空燃比パラメータFARを異常判定に使用する場合には、フュエルカットの開始によって空燃比パラメータFARは急激に減少する。したがって、そのような場合には、フュエルカット開始時点(図4,時刻t1)におけるパラメータ値FAR1からの変化量DFAR(=FAR1−FAR)を算出し、この変化量DFARを積算することにより得られる積算値IDFARを遅れパラメータとして使用する。
また、空気過剰率に代えて、空燃比または酸素濃度を空燃比パラメータAFRとして使用する場合してもよい。そのように、空燃比に比例して増加する空燃比パラメータAFRを用いる場合には、フュエルカット開始時点(図4,時刻t1)におけるパラメータ値AFR1からの変化量DAFR(=AFR−AFR1)を算出し、この変化量DAFRを積算することにより得られる積算値IDAFRを遅れパラメータとして使用するようにしてもよい。
本実施形態では、ECU3によるフュエルカット運転の実行が酸素濃度変動手段に相当し、図5のステップS14,S15または図6のステップS25〜S27が遅れパラメータ算出手段に相当し、図5のステップS16,S17または図6のステップS28,S29が異常判定手段に相当する。
[第2の実施形態]
図7に示すように、排気通路4の通路断面積が縮小する所定箇所(断面積縮小部)4cの上流側においても、図3と同様の排気の流速分布となることが確認されている。したがって、第1の空燃比センサ7が断面積縮小部4cの直ぐ上流側に配置され、DPF6が第1の空燃比センサ7の上流側に配置されている場合にも、第1の実施形態と同様の手法により、DPF6の異常判定を行うことができる。
[その他の実施形態]
上述した実施形態では、DPF6の上流側に触媒コンバータ5が設けられている例を示したが、触媒コンバータ5が無い場合にも同様の手法で異常判定を行うことができる。また、図1に示した構成で第1の空燃比センサ7を、第1の断面積拡大部4aの直ぐ下流側に配置して、触媒コンバータ5の異常判定を行うようにしてもよい。
また、図8に示すように、フュエルカット運転開始時刻t1から第1の空燃比センサにより検出される空気過剰率λ1が所定閾値λTHに達する時刻t6までの時間TDLY1を計測し、これを遅れパラメータとして使用してもよい。あるいは、第2の空燃比センサにより検出される空気過剰率λ2が所定閾値λTHに達した時刻t5から時刻t6までの時間TDLY2を計測し、これを遅れパラメータとして使用してもよい。
また排気中の酸素濃度の変動は、フュエルカットによるものに限らず、燃料を供給しつつ、空燃比をリーン方向またはリッチ方向へ変更すること、排気系に直接空気または酸素を供給することなどにより行ってもよい。
また本発明は、クランク軸を鉛直方向とした船外機などのような船舶推進機用エンジンなどの排気系に設けられる排気浄化装置の異常判定にも適用が可能である。
本発明の一実施形態にかかる内燃機関及びその制御装置の構成を示す図である。 本発明の異常判定手法の原理を説明するための図である。 図1に示す排気通路内の排気流速分布を示す図である。 空燃比センサにより検出される空気過剰率(λ)の推移を示すタイムチャートである。 異常判定処理のフローチャートである。 図5に示す処理の変形例にかかる異常判定処理のフローチャートである。 排気通路の断面積が縮小する箇所における排気流速分布を示す図である。 空燃比センサ出力の検出遅れ時間(TDLY1,TDLY2)を示す図である。
符号の説明
1 内燃機関
3 電子制御ユニット(酸素濃度変動手段、遅れパラメータ算出手段、異常判定手段)
4 排気通路
4a,4b 断面積拡大部
4c 断面積縮小部
5 触媒コンバータ
6 DPF
7 第1の空燃比センサ
8 第2の空燃比センサ

Claims (7)

  1. 内燃機関の排気通路に設けられた第1の空燃比センサと、該第1の空燃比センサの下流側に設けられた排気浄化装置とを備える内燃機関の制御装置において、
    前記排気通路は所定箇所にて通路断面積が拡大する構造を有し、
    前記第1の空燃比センサは前記所定箇所の直ぐ下流側に設けられており、
    前記機関の排気中の酸素濃度を変動させる酸素濃度変動手段と、
    該酸素濃度の変動実行後に前記第1の空燃比センサが前記変動を検出するまでの遅れを示す遅れパラメータを算出する遅れパラメータ算出手段と、
    前記遅れパラメータに応じて前記排気浄化装置の異常を判定する異常判定手段とを備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 内燃機関の排気通路に設けられた第1の空燃比センサと、該第1の空燃比センサの上流側に設けられた排気浄化装置とを備える内燃機関の制御装置において、
    前記排気通路は所定箇所にて通路断面積が縮小する構造を有し、
    前記第1の空燃比センサは前記所定箇所の直ぐ上流側に設けられており、
    前記機関の排気中の酸素濃度を変動させる酸素濃度変動手段と、
    該酸素濃度の変動実行後に前記第1の空燃比センサが前記変動を検出するまでの遅れを示す遅れパラメータを算出する遅れパラメータ算出手段と、
    前記遅れパラメータに応じて前記排気浄化装置の異常を判定する異常判定手段とを備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  3. 前記遅れパラメータ算出手段は、前記酸素濃度変動開始時点から第1所定時間経過するまでの期間において、前記酸素濃度変動に起因する前記第1の空燃比センサ出力の変化量の積算値を前記遅れパラメータとして算出し、前記遅れパラメータが第1閾値以下であるとき、前記排気浄化装置が異常であると判定することを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記排気通路の前記所定箇所より上流側に第2の空燃比センサを備え、
    前記遅れパラメータ算出手段は、前記酸素濃度の変動実行後に前記第1の空燃比センサ出力と、前記第2の空燃比センサ出力との差分に応じて前記遅れパラメータを算出し、
    前記異常判定手段は、前記遅れパラメータが第2閾値以上であるとき、前記排気浄化装置が異常と判定することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  5. 前記遅れパラメータ算出手段は、前記酸素濃度の変動実行後に前記第2の空燃比センサ出力が限界値に達した時点から第2所定時間経過するまでの期間における前記差分の積算値を前記遅れパラメータとして算出することを特徴とする請求項4に記載の内燃機関の制御装置。
  6. 前記排気浄化装置は、ディーゼルパティキュレートフィルタまたは排気浄化用触媒であることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の内燃機関の制御装置。
  7. 前記酸素濃度変動手段は、前記機関への燃料供給を遮断することにより前記酸素濃度の変動を実行することを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の内燃機関の制御装置。
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