JP2008074526A - 荷役車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】荷物を水平に押出し又は牽引することのできる小型の荷役車両を提供する。
【解決手段】荷役車両4は、車台2を水平に横切る進退方向にスライドヘッド5を進退させる第1押出手段6と、第1押出手段6を支持する押出スライダ7を進退させる第2押出手段8と、第1押出手段6及び第2押出手段8を荷物1に対して昇降させる昇降手段とを備える。荷役車両4は、荷物1を車台2から持ち上げる動作を全く行わないので、例えば熱処理炉の狭い炉口へ荷物1を真っ直ぐに進入させられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、荷物を搬送する荷役車両に関する。
図13は、熱処理炉100の炉口101の近傍に搬送台車102を停車させ、搬送台車102に載せられた荷物1を、熱処理炉100の内部へ炉口101から進入させる工程を表している。荷物1は車輪11を有し、熱処理炉100の内部には車輪11を案内するレール3が設けられている。レール3の高さは搬送台車102の上面に一致するので、オペレータが矢印Aで指した方向へ荷物1を押出すと、車輪11が搬送台車102からレール3へ向かって転がり、荷物1が熱処理炉100の内部へ移動する。特許文献には、荷物をフォーク又はアームにて押出す装置が開示されている。
特開昭62−126003号公報 特開昭62−290618号公報 特開昭64−69408号公報
熱処理炉100の炉口101は、その高さ方向の開口寸法が限られているので、荷物1を荷役装置のフォークにて搬送台車102から持ち上げた状態にすると、荷物1を熱処理炉100の炉口101へ進入できなくなる。このため、荷物1を搬送台車102から押出すのに、特許文献1に示されるようなフォークを使用することはできない。
特許文献2,3に開示された装置を搬送台車102に装備する場合、そのアームが荷物1を搬送台車102から押出すのに必要となる動作行程を確保しなければならない。このため、アームの長さにその動作行程を加えた寸法分、搬送台車102の全体が大型化するという問題が生じる。また、荷物1を搬送台車102から押出す作業、又は搬送台車102の近傍に置かれた荷物1を搬送台車102に牽き上げる作業を専ら人手に頼る場合には、多数のオペレータを動員しなければならないので、これらの作業を手際の良く済ませるのが難しい。
そこで、本発明の目的は、荷物を水平に押出し又は牽引することのできる小型の荷役車両を提供することにある。
本発明は、荷物を車台に載せて搬送し、前記荷物を前記車台から水平方向に押出す荷役車両に係るものであって、前記車台の上方へ突出したスライドヘッドを有し、前記車台を水平に横切る進退方向に沿わせて前記スライドヘッドを進退させる第1押出手段と、前記第1押出手段を支持する押出スライダを有し、前記進退方向に沿わせて前記押出スライダを進退させる第2押出手段と、前記第1押出手段、及び第2押出手段を、前記車台に載せられた前記荷物に対して昇降させる昇降手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、側面及び下面を有する荷物を車台に載せて搬送し、前記荷物を前記車台から水平方向に押出す荷役車両に係るものであって、前記車台の上方へ突出したスライドヘッドを有し、前記車台を水平に横切る進退方向の一方へ前記スライドヘッドを前進させ、又は前記進退方向の他方へ前記スライドヘッドを後退させる第1押出手段と、前記第1押出手段を支持し前記進退方向の一方へ端部を向けた押出スライダを有し、前記進退方向の一方へ前記押出スライダを前進させ、又は前記進退方向の他方へ前記押出スライダを後退させる第2押出手段と、前記第1押出手段、及び第2押出手段を、前記車台に載せられた前記荷物に対して昇降させる昇降手段とを備え、前記車台に、前記荷物がその側面を前記進退方向の他方へ向けた姿勢で支持され、前記第1押出手段が、前記スライドヘッドを前記荷物の側面よりも前記進退方向の他方へ後退させ、前記昇降手段が、前記第1押出手段の前記スライドヘッドを前記荷物の下面より高く上昇させ、前記第1押出手段が、前記スライドヘッドを前記進退方向の一方へ前進させる行程で、前記スライドヘッドを前記荷物の側面に突当てることにより、前記荷物を、その側面が前記押出スライダの端部よりも前記進退方向の一方へ前進する位置まで押出し、前記昇降手段が、前記第2押出手段の押出スライダを前記荷物の下面より高く上昇させ、前記第2押出手段が、前記押出スライダを前記進退方向の一方へ前進させて、前記押出スライダの端部を前記荷物の側面に突当てることにより、前記荷物を、前記進退方向の一方へ更に押出すことを特徴とする。
更に、本発明に係る荷役車両は、前記車台が、前記荷物を前記進退方向へ案内する可動レールと、前記可動レールを、前記車台の外方へ延出する水平姿勢、又は前記車台の内方へ後退する起立姿勢となるよう動作させるレール駆動手段と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る荷役車両によれば、荷物がその側面を進退方向の他方(押出される方向の反対側)へ向けた姿勢で車台に支持された状態で、第1押出手段がスライドヘッドを進退方向の他方へ後退させる。この時点で、スライドヘッドの位置は、荷物の側面よりも少し進退方向の他方へ後退していれば良い。このため、例えば車台が狭い通路で停止し、又は荷物の側面に何かの物品が接近している場合でも、通路の側壁又は物品と荷物の側面との間に、スライドヘッドが入るスペースさえあれば、第1押出手段がスライドヘッドを後退させる動作は妨げられない。従って、当該荷役車両は、進退方向の他方に広いスペースがなくても、以下に述べる荷物の押出しを実行できるという利点がある。
上記のように後退したスライドヘッドは、昇降手段にて荷物の下面より高く上昇される。続いて、第1押出手段がスライドヘッドを進退方向の一方へ前進させれば、この行程でスライドヘッドが荷物の側面に突当るので、荷物はスライドヘッドが前進するに従い進退方向の一方へ押出される。スライドヘッドは、荷物の側面が押出スライダの端部よりも少し進退方向の一方へ前進する位置まで荷物を押出したところで停止する。
更に、昇降手段が、第1押出手段の押出スライダを荷物の下面より高く上昇させ、第2押出手段が、押出スライダを進退方向の一方へ前進させれば、この行程で押出スライダの端部が荷物の側面に突当るので、荷物は押出スライダの前進に従い進退方向の一方へ押出される。これにより、荷物はスライドヘッドで既に押出された位置より更に進退方向の一方へ押出されるので、例えば車台に対して進退方向の一方に熱処理炉の炉口がある場合、荷物を熱処理炉の炉口の奥方へ搬入することができる。このとき、当該荷役車両は荷物を車台から持ち上げる動作を行わないので、熱処理炉の炉口の高さ方向の開口寸法が限られていても、荷物を熱処理炉へ真っ直ぐに進入させることができる。
また、荷物を進退方向へ案内する可動レールを車台に設け、この可動レールをレール駆動手段が車台の外方へ延出する水平姿勢にすれば、第1押出手段及び第2押出手段によって上記の熱処理炉の炉口の奥方へ押出される荷物を案内することができる。また、当該荷役車両が走行するときには、レール駆動手段が可動レールを起立させることにより、可動レールを車台の内方へ後退させることができる。
また、荷物を牽引するウインチを車台に設けた場合、車台に対して進退方向の一方に置かれた荷物を、ウインチを使用して車台に牽き上げることができる。これにより、荷物を車台から押出す作業、及び荷物を車台に載せる作業から大幅にオペレータの労力を軽減することができる。
図1は、荷物1を車台2に載せて搬送し、車台2から荷物1を押出すことにより、車台2と同じ高さで荷物1の車輪11を支持できる2本のレール3に、荷物1を移載する荷役車両4を示している。矢印Aは、以下に記す進退方向の一方を指し、矢印Bは進退方向の他方を指している。
荷役車両4は、車台2を水平に横切る進退方向にスライドヘッド5を進退させる第1押出手段6と、第1押出手段6を支持する押出スライダ7を進退させる第2押出手段8と、第1押出手段6及び第2押出手段8を荷物1に対して昇降させる後述の昇降手段とを備える。詳しくは実施例で述べる。
以下に記す駆動源又は案内手段には、周知の技術を適用するものとし、それぞれの図示又は詳しい説明は省略する。例えば、駆動源として、モータ等の電動機、又はピストンロッドを伸縮させる油圧シリンダを適用しても良い。また、案内手段として、スライドヘッド5又は押出スライダ7に接合した滑子を、案内レール又は案内溝に係合させて成る滑り対遇を適用しても良い。
図2に示すように、荷役車両4の車台2は、その上面に進退方向に延びる2本のレール21を固定し、操舵及び駆動をそれぞれ担う複数の走行輪22にて自動倉庫等の床を走行できる。2本のレール21同士の間隔は、図1に示す2本のレール3同士の間隔に等しく設定されている。図3は、2本のレール21で荷物1の車輪11をそれぞれ支持した状態を示している。
図2,4に示すように、第1押出手段6は、スライドヘッド5を進退方向の一方へ前進させ、又はスライドヘッド5を進退方向の他方へ後退させるものである。スライドヘッド5は、車台2の上方へ押出スライダ7の上面よりも突出していれば良く、その形状は限定されるものではない。第2押出手段8は、押出スライダ7を進退方向の一方へ前進させ、又は押出スライダ7を進退方向の他方へ後退させるものである。押出スライダ7は、その一端部71を進退方向の一方へ向けた姿勢で、ミドルスライダ9に進退方向に滑動自在に支持され、更に、ミドルスライダ9は、ベース部材10に進退方向に滑動自在に支持されている。
更に、第1押出手段6は、図5に示すように、押出スライダ7に納められた第1駆動手段72を備える。第1駆動手段72は、押出スライダ7の一端部71の近傍と他端部72の近傍に、互いに隔たる2つの従動スプロケット74を各々設け、これらの従動スプロケット74に、スライドヘッド5が途中に固定されたエンドレスチェーン75を巻掛けしている。エンドレスチェーン75は、駆動源に接続した駆動スプロケット76にも巻掛けらている。駆動スプロケット76の回転に従いエンドレスチェーン75が2つの従動スプロケット74の間を走行すると、これに伴ないスライドヘッド5が進退する。図4の符号77は、スライドヘッド5を進退方向に案内する案内手段を指している。
図6(a)に示すように、第2押出手段8は、ミドルスライダ9に納められた第2駆動手段82を備える。また、ベース部材10及び昇降手段12については説明の便宜により、それぞれが機能する部位のみを図示している。
第2駆動手段82は、駆動源にて回転するピニオン83をベース部材10に設け、ピニオン83と噛み合うラック84をミドルスライダ9に取付けている。更に、第2駆動手段82は、一端aをベース部材10に固定し他端bを押出スライダ7の他端部72の近傍に固定した一のテンションチェーン85の途中を、ミドルスライダ9の一端部91の近傍に配置された一のアイドルスプロケット86に巻掛けしている。ピニオン83が図中を時計回りに回転すると、ミドルスライダ9が進退方向の一方へ前進すると同時に、一のテンションチェーン85に張力が発生するので、押出スライダ7がミドルスライダ9に対して前進する。これにより、図6(b)に示すように第2押出手段8が伸長する。
また、図7(a)に示すように、一端aをベース部材10に固定し他端bを押出スライダ7の一端部71の近傍に固定した他のテンションチェーン87が、その途中をミドルスライダ9の他端部92の近傍に配置された他のアイドルスプロケット88に巻掛けされている。ピニオン83が図中を反時計回りに回転すると、ミドルスライダ9が進退方向の他方へ後退すると同時に、他のテンションチェーン87に張力が発生するので、押出スライダ7がミドルスライダ9に対して後退する。これにより、図7(b)に示すように第2押出手段8が短縮する。
昇降手段12は、ピストンロッド121を上下方向に伸縮させる油圧シリンダ122と、車台2に搭載され図に表れていない油圧ユニットとを備える。油圧ユニットは、油圧ポンプ、方向切換え弁、タンク、リリーフ弁、及び配管類から構成される。油圧ユニットの油圧ポンプから油圧シリンダ122に供給される作動油の流れが、上記の方向切換え弁で切換えられると、油圧シリンダ122のピストンロッド121が伸縮する。例えば、油圧シリンダ122を車台2のフレーム等の適所に取付け、ピストンロッド122の伸縮に従わせてベース部材10を車台2に対して昇降させると、ベース部材10と共にスライドヘッド5、押出スライダ7、及びミドルスライダ9が昇降する。また、ベース部材10を上下方向に案内する案内手段は、車台2のフレーム等の適所に取付けられる。
荷役車両4が荷物1を移載する動作を次に説明する。図8(a)は、押出スライダ7が図中に仮想線で表した位置で待機していることを示している。荷物1はその車輪11をレール21に支持されている。第1押出手段6は、最初にスライドヘッド5を押出スライダ7の他端部72まで後退させる。この時点で、スライドヘッド5の位置は、荷物1の側面よりも少し進退方向の他方へ後退していれば良い。また、スライドヘッド5は、押出スライダ7の他端部72から進退方向の他方へ大きく逸れないので、例えば車台2が狭い通路で停止し、又は荷物1の側面に何かの物品が接近している場合でも、通路の側壁又は物品と荷物1との間に、スライドヘッド5が入るスペースさえあれば、第1押出手段6がスライドヘッド5を後退させる動作が妨げられることはない。
続いて、上記の昇降手段12の動作に基づき、第1押出手段6は、そのスライドヘッド5が荷物1の下面より高くなるまで上昇される。この状態で、第1押出手段6がスライドヘッド5を進退方向の一方へ前進させると、スライドヘッド5が荷物1の側面に突当り、図8(b)に示すように、荷物1がスライドヘッド5の前進に従い移動する。スライドヘッド5は、図9(a)に示すように、荷物1の側面が押出スライダ7の一端部71よりも少し進退方向の一方へ前進するまで、荷物1を移動させたところで停止する。
図9(b)に示すように、第1押出手段6は、スライドヘッド5を押出スライダ7の一端部71から再び他端部72へ後退させる。そして、上記の昇降手段12の動作に基づき、第2押出手段8は、その押出スライダ7が荷物1の下面より高くなるまで上昇される。この状態で、第2押出手段8が押出スライダ7を進退方向の一方へ前進させることにより、押出スライダ7の一端部71が荷物1の側面に突当り、荷物1は押出スライダ7の前進に従い移動する。
これにより、荷物1は、スライドヘッド5によって既に移動された位置よりも、更に進退方向の一方へ押出される。例えば、車台2に対して進退方向の一方に熱処理炉の炉口がある場合、押出スライダ7に押出される荷物1は、熱処理炉の炉口の奥方へ搬入されることになる。また、荷役車両4は、荷物1を車台2から持ち上げる動作を全く行わないので、上記の熱処理炉の炉口の高さ方向の開口寸法が限られていても、荷物1が炉口の上縁に衝突する惧れはなく、荷物1を熱処理炉へ真っ直ぐに進入させることができる。
以上の動作を終えたところで、図2に示すように、第2押出手段8が押出スライダ7を後退させ、荷役車両4は、走行輪22を駆動させることにより他所へ走行できる。この後、荷役車両4に新たに載せられた荷物1を上記の熱処理炉に続けて搬入する手順を説明する。即ち、図1に示す荷物1’が既に1個目としてレール3に載せられているとき、2個目の荷物1をレール3に移載する場合には、図9(b)に示した押出スライダ7の一端部71で、2個目の荷物1を荷物1’へ向けて押出せば、1個目の荷物1’が2個目の荷物1に押されて熱処理炉の奥方へ移動する。ここに述べた手順を繰り返すことで、3個目以降の荷物1も同じ要領で熱処理炉に搬入できる。
このように、押出スライダ7で複数の荷物1を同時に押すことを考慮して、押出スライダ7は、図6(a)に示すピニオン83及びラック84により強力に駆動できるよう構成されている。また、スライドヘッド5が図5に示すエンドレスチェーン75に伴ない進退するよう構成したのは、スライドヘッド5の動作行程を、押出スライダ7の一端部71から他端部72に及ぶ最大限の範囲に設定するためである。
図2に示すように、荷役車両4は、2本のレール21のそれぞれの先端を進退方向の一方へ延出しているが、これらは荷役車両4が走行するときに邪魔になることがある。そこで、本実施例では、図10,11に示すように、2本の可動レール13をそれぞれヒンジピン23を介して車台2に取付け、個々の可動レール13がヒンジピン23を中心に旋回できるようにする。更に、油圧シリンダを主体とするレール駆動手段24の基端部を、車台2に立ち上げたステー25にピン接合し、レール駆動手段24から下方へ延出するピストンロッド26の先端を、可動レール13の側面から突出したジョイント片27にピン接合する。
レール駆動手段24は、上記と同様の油圧ユニットに接続されている。油圧ユニットの油圧ポンプからレール駆動手段24に供給される作動油の流れが、上記の方向切換え弁で切換えられると、レール駆動手段24のピストンロッド26が伸縮する。ピストンロッド26が伸長するとき、可動レール13は、図10に実線で表したように車台2の外方へ延出する水平姿勢となる。この状態で、可動レール13は車台2の外方へ車輪11を案内することができる。また、ピストンロッド26が短縮するとき、可動レール13は、同図に仮想線で表したように起立姿勢となり車台2の内方へ後退する。この状態で、荷役車両4は、可動レール13を車台2から突出させることなく走行できる。
また、図11に示すように、2本の可動レール13の互いに向かい合う側面に、それぞれステップ28,29を取付け、荷物1の移載を手助けするオペレータが、ステップ28,29に足を載せるようにしても良い。
また、図12に示すように、車台2の両側に電動ウインチ14,15を各々設けても良い。この場合、進退方向の他方に寄せて配置した電動ウインチ14から引出されるワイヤ16を、車台2に対して進退方向の一方に置かれた荷物1に掛止めする。この状態で、電動ウインチ14にワイヤ16を巻取らせれば、荷物1を進退方向の他方へ牽引し車台2に牽き上げることができる。或いは、進退方向の一方に寄せて配置した電動ウインチ15から引出されるワイヤ17を、車台2に対して進退方向の他方に置かれた荷物1’に掛止めする。この状態で、電動ウインチ15にワイヤ17を巻取らせれば、荷物1’を進退方向の一方へ牽引し車台2に牽き上げることができる。
尚、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づいて種々なる改良、修正、又は変形を加えた態様で実施できる。例えば、荷物1の車輪11及びレール21は、必須ではなく、荷物1を車台2の上面に滑らせても良く、荷物1をレール3又は可動レール13の上で滑らせても良い。また、レール3,21又は可動レール13に荷物1を滑動自在に受止めるローラ等を取付けても良い。
以上の説明では、車台2から進退方向の一方へ荷物1を押出す例を示したが、荷物1を車台2から進退方向の他方へ押出しても良い。この場合、第1押出手段6が、スライドヘッド5を押出スライダ7の一端部71まで前進させ後、この位置から進退方向の他方へ向けてスライドヘッド5を後退させる行程で、荷物1にスライドヘッド5を突当てることにより、荷物1を進退方向の他方へ押出す。更に、昇降手段12が押出スライダ7を荷物1の下面より高くなる位置まで上昇させ、第2押出手段8が押出スライダ7を後退させれば、押出スライダ7の他端部72が荷物1に突当り、荷物1を進退方向の他方へ更に押出すことができる。
本発明は、あらゆる荷物を車台に載せて搬送し、この車台から荷物を所定の場所へ移載するのに有益な技術である。
本発明の実施形態に係る荷役車両の使用例を示す斜視図。 本発明の実施例1に係る荷役車両の平面図。 本発明の実施例1に係る荷役車両の側面図。 本発明の実施例1に係る荷役車両に適用した第1押出手段及び第2押出手段の平面図。 本発明の実施例1に係る荷役車両に適用した第1押出手段の原理を示す概略図。 本発明の実施例1に係る荷役車両に適用した第2押出手段が伸長する原理を(a),(b)の順に示す概略図。 本発明の実施例1に係る荷役車両に適用した第2押出手段が短縮する原理を(a),(b)の順に示す概略図。 (a)は、本発明の実施例1に係る荷役車両が荷物を押出す動作の第1工程を示す概略図、(b)はその第2工程を示す概略図。 (a)は、本発明の実施例1に係る荷役車両が荷物を押出す動作の第3工程を示す概略図、(b)はその第4工程を示す概略図。 本発明の実施例2に係る荷役車両の要部の側面図。 本発明の実施例2に係る荷役車両の要部の平面図。 本発明の実施例2に係る荷役車両の使用例を示す平面図。 搬送台車の使用例を示す側面図。
符号の説明
1:荷物
2:車台
4:荷役車両
5:スライドヘッド
6:第1押出手段
7:押出スライダ
8:第2押出手段
12:昇降手段
13:可動レール
14,15:電動ウインチ
24:レール駆動手段

Claims (4)

  1. 荷物を車台に載せて搬送し、前記荷物を前記車台から水平方向に押出す荷役車両であって、
    前記車台の上方へ突出したスライドヘッドを有し、前記車台を水平に横切る進退方向に沿わせて前記スライドヘッドを進退させる第1押出手段と、
    前記第1押出手段を支持する押出スライダを有し、前記進退方向に沿わせて前記押出スライダを進退させる第2押出手段と、
    前記第1押出手段、及び第2押出手段を、前記車台に載せられた前記荷物に対して昇降させる昇降手段とを備えることを特徴とする荷役車両。
  2. 側面及び下面を有する荷物を車台に載せて搬送し、前記荷物を前記車台から水平方向に押出す荷役車両であって、
    前記車台の上方へ突出したスライドヘッドを有し、前記車台を水平に横切る進退方向の一方へ前記スライドヘッドを前進させ、又は前記進退方向の他方へ前記スライドヘッドを後退させる第1押出手段と、
    前記第1押出手段を支持し前記進退方向の一方へ端部を向けた押出スライダを有し、前記進退方向の一方へ前記押出スライダを前進させ、又は前記進退方向の他方へ前記押出スライダを後退させる第2押出手段と、
    前記第1押出手段、及び第2押出手段を、前記車台に載せられた前記荷物に対して昇降させる昇降手段とを備え、
    前記車台に、前記荷物がその側面を前記進退方向の他方へ向けた姿勢で支持され、
    前記第1押出手段が、前記スライドヘッドを前記荷物の側面よりも前記進退方向の他方へ後退させ、前記昇降手段が、前記第1押出手段の前記スライドヘッドを前記荷物の下面より高く上昇させ、
    前記第1押出手段が、前記スライドヘッドを前記進退方向の一方へ前進させる行程で、前記スライドヘッドを前記荷物の側面に突当てることにより、前記荷物を、その側面が前記押出スライダの端部よりも前記進退方向の一方へ前進する位置まで押出し、
    前記昇降手段が、前記第2押出手段の押出スライダを前記荷物の下面より高く上昇させ、前記第2押出手段が、前記押出スライダを前記進退方向の一方へ前進させて、前記押出スライダの端部を前記荷物の側面に突当てることにより、前記荷物を、前記進退方向の一方へ更に押出すことを特徴とする荷役車両。
  3. 前記車台が、前記荷物を前記進退方向へ案内する可動レールと、
    前記可動レールを、前記車台の外方へ延出する水平姿勢、又は前記車台の内方へ後退する起立姿勢となるよう動作させるレール駆動手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の荷役車両。
  4. 前記車台に、前記荷物を牽引するウインチを設けたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の荷役車両。
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