JP2008074354A - セクション箇所架線切断防止装置 - Google Patents

セクション箇所架線切断防止装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構成により、エアセクションを短絡する電車の存在を検出し、パンタグラフよるトロリ線の短絡による損傷を防止するエアセクション断線防止装置を提供する。
【解決手段】本発明のセクション箇所架線切断防止装置は、直流き電回路の異なるき電区間の電車線に設けられるエアセクションにおける架線切断を防止する装置であり、セクション区間の一方の端部の位置に対応し、レールに設けられた電流を測定する第1のレール電流検出器と、セクション区間の他方の位置に対応し、レールに設けられた該レールに流れる電流を測定する第2のレール電流検出器と、第1及び第2のレール電流検出器の測定した電流の差分を第1の差分電流として算出し、該第1の差分電流が予め設定された第1の閾値を超えるか否かを検出し、セクション区間にて力行する電車の存在の有無を検出する保護制御部とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、直流き電回路のエアセクションにおける架線の切断を防止するセクション箇所架線切断防止装置に関するものである。
直流き電方式(直流電気鉄道)においては、変電所から電車に対して電力を供給するき電線が、他の変電所や遮断器からのき電線に切り替わる部分として、エアセクションが存在する。
すなわち、直流き電方式においては、変電所からトロリ線に電力供給する際、上記エアセクションを変電所直下及びき電区分所に設けることで、事故の際に変電所等に配備されている遮断器を開閉することにより、事故の他の区分に対する波及を防止している。一般に、エアセクションは変電所の目前の箇所に配置され、列車は原則として力行せずに惰行で走行してこのエアセクションを通過することと定められている。
このエアセクションは、例えば、図8に示すように、異なるき電線に接続され、ちょう架線につり下げられた架線(以下、トロリ線と記述)をそれぞれA線及びB線とする。電車には、電車の上部に設けられたパンタグラフを介して、上記トロリ線から走行の為の電力が供給される。図8は、トロリ線と電車との位置関係を横から見た概念図である。
この切り替わり部分は図9に示すように、異なるき電線に接続されるA線及びB線は直接に接続されておらず、大気により絶縁された状態となっている。図9は、トロリ線と電車との位置関係を上方から見た概念図である。
図10は、図8及び図9におけるA線及びB線とエアセクションとの電気的な関係を示す電気回路の概念図である。
変電所,き電区分所及び断路器ポストなどの電力供給源200に対して、遮断器201及び202により分離されたき電線204,205各々に対して、トロリ線からなるA線及びB線がそれぞれ接続されている。遮断器201及び202は、電力供給源200からのき電線204,205への電力供給を制御する。
ここで、き電線の分離に対応して、A線及びB線がエアセクション203により絶縁されている。
このエアセクションに電車が力行しながら侵入してきた場合、またはエアセクションの片側が無電圧の状態にて電車が侵入してきた場合等の状況において、図10に示すようにエアセクション部において、電車のパンタグラフのすり板により上記A線及びB線が短絡、すなわち電気的に接続されて導通状態となる。このとき、上記すり板上にて大電流が生じ、トロリ線が損傷することが知られている。
図8は電車のパンタグラフと、A線及びB線との関係を示す横方向、図9は上方向から見た概念図である。
このため、従来からエアセクションにおけるトロリ線の損傷を防止するための、さまざまなトロリ線への電力供給の制御法が考案されている。
エアセクションにおけるトロリ線の損傷を防止する方法としては、セクションの所定の位置に投光器と光電センサとを用いて、電車がセクションに存在していることを検知し遮断器の制御を行う技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、エアセクションにおけるトロリ線の損傷を防止する方法としては、き電線や吊架線(トロリ線)に流れる電流を検出する電流検出器を元に電車に流れる負荷電流と位置とを検出する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、上記特許文献1の技術は、センサによる電車の検出により、セクション内に電車が存在していることを検出するが、電車が存在することと、この電車を介してトロリ線に電流が流れているか否かの相関関係がなく、遮断器に対して不要な制御を行う欠点がある。
さらに、特許文献2の技術は、電圧が印加されているき電線やトロリ線に対し、電流検出器を設置する必要があるため、必ずしも容易に適用することができる方法ではない。
また、パンタグラフによるエアセクションにおけるトロリ線の短絡に対して、セクションを複数個に分割し、それぞれ分割されたセクション区分にて、トロリ線に流れる電流の制御を行う技術が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
しかしながら、この特許文献3の技術は、き電線及びトロリ線からなる電車線設備の大規模な変更が必要となるため、変更を行う工事の工期及び費用がかかる欠点がある。
特開2003−200765号公報 特開2005−119519号公報 実開昭52−164809号公報
上述したように、セクションにおけるトロリ線の損傷を防止する技術はあるが、近年、電車の負荷電流及び回生電流が増大しているため、エアセクションを通過する電車が負荷電流を集電していない惰行電車の場合であっても、近傍に回生している電車や力行している電車が存在することにより、トロリ線が損傷を受けることがある。
この場合、き電線やトロリ線に流れる電流を検出することのみでは、力行している電車に流れる負荷電流であるのか、エアセクションにおけるトロリ線の短絡により流れる電流であるのかの判別を行うことが困難である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、簡易な構成により、エアセクションを短絡する電車の存在を検出し、パンタグラフによるエアセクションにおけるトロリ線の短絡による損傷を防止するよう電流の供給及び経路の制御を行うことができるエアセクション断線防止装置を提供することを目的とする。
本発明のセクション箇所架線切断防止装置は、直流き電回路の異なるき電区間の電車線に設けられるエアセクションにおける架線切断を防止するセクション箇所架線切断防止装置であり、前記エアセクションにおけるセクション区間の一方の端部の位置に対応し、レールに設けられた該レールに流れる電流を測定する第1のレール電流検出器と、前記セクション区間の他方の位置に対応し、前記レールに設けられた該レールに流れる電流を測定する第2のレール電流検出器と、前記第1及び第2のレール電流検出器の測定した電流の差分を第1の差分電流として算出し、該第1の差分電流が予め設定された第1の閾値を超えるか否かを検出し、前記エアセクションにて力行する電車の存在の有無を検出する保護制御部とを有することを特徴とする。
本発明のセクション箇所架線切断防止装置は、前記エアセクションの一方の電車線に流れる電流を検出し、第1の電車線電流として出力する第1の電車線電流検出器と、前記エアセクションの他方の電車線に流れる電流を検出し、第2の電車線電流として出力する第2の電車線電流検出器とをさらに有し、前記保護制御部が前記第1及び第2の電車電流の差分を第2の差分電流として算出し、該第1の差分電流が第1の閾値を超えないことを検出した際、第2の差分電流が予め設定した第2の閾値を超えるか否かを検出し、前記エアセクションにて惰行する電車の存在の有無を検出することを特徴とする。
本発明のセクション箇所架線切断防止装置は、前記エアセクションにおける一方及び他方の電車線を電気的に短絡または開放するエアセクション遮断器をさらに有し、前記保護制御部が惰行している電車が予め設定した第1の存在時間を超えて、前記エアセクションに存在していることを検出すると、前記エアセクション遮断器を短絡することを特徴とする。
本発明のセクション箇所架線切断防止装置は、変電所と一方の電車線との間を電気的に短絡または開放する第1の遮断器と、前記変電所と他方の電車線との間を電気的に短絡または開放する第2の遮断器とをさらに有し、前記保護制御部が力行している電車が予め設定した第2の存在時間を超えて、前記エアセクションに存在していることを検出すると、前記第1及び第2の遮断器を開放することを特徴とする。
本発明のセクション箇所架線切断防止装置は、前記保護制御部が第1の差分電流を積分器にて電圧変換し、差分電流及び差分電流の流れている時間を、予め設定した閾値を超えたことを検出することにより、前記第2の存在時間を超えたと判定することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、レールに流れる電流を検出する第1及び第2のレール電流検出器と、予め既存設備として配設されている変電所から電車線に供給される電流を検出する第1及び第2の電車線電流検出器とにより、エアセクションに進入してきた電車を検出するため、既存の電車線設備に対して新たに電流検出器を施設したり、電車線設備の改良を行う必要が無く、レールに対してのみ電流検出器を施設するのみであり、電流検出器施設の施行が容易であり、簡易な構成により、エアセクションにおける電車線(トロリ線)を短絡させる電車の存在を、経済的に検出することができる。
また、本発明によれば、電車がエアセクション内に存在しているのみの検出だけではなく、エアセクション内にて電車が力行により走行している状態、または惰行により走行している状態をそれぞれ検出することができるため、それぞれの状態に応じて、変電所等及び電車線間の遮断器やエアセクションにて開放された電車線を短絡する遮断器の動作状態を設定することができ、無駄のない制御により、パンタグラフによるエアセクションにおけるトロリ線の短絡による損傷を防止するよう電流の供給及び経路の制御を行うことができる。
また、本発明によれば、エアセクションに流れる電流の電流値と、この電流が流れる時間とに基づいて、遮断器の短絡及び開放の制御を行うため、電流量が少なく電車線が損傷する懸念が少ない場合に遮断器の不要な動作を抑制して、効果的な遮断器の制御を行うことができる。
以下、本発明の一実施形態による直流き電方式におけるセクション箇所架線切断防止装置を図面を参照して説明する。図1は同実施形態によるセクション箇所架線切断防止装置の構成例を示すブロック図である。
変電所において、電力供給源200は母線199に接続され、この母線199はき電線204及び205各々と、それぞれ遮断器201及び202を介して接続されている。これら遮断器201及び202は、き電線204,205とレール2とが地絡した際などに、母線199から各き電線を切り離すために設けられている。
上記遮断器201及び202により、母線199から分離されるき電線204,205は、例えば、それぞれトロリ線(架線)206及び207に対して電気的に接続され、導通状態となっている。
このトロリ線206及び207は、従来例と同様にちょう架線208及び209により吊り下げられる構成となっている。
また、電車がき電線204または105とレール2との間に介挿された負荷として存在し、電車,トロリ線206,207(開閉手段を介して接続されたトロリ線及びセクション内トロリ線),き電線204,205,レール2及び変電所からなる「直流き電回路」が構成されている。
すでに述べたように、遮断器201及び202各々で母線199から分離されているき電線204,205間を絶縁するため、トロリ線206とトロリ線207との間にはエアセクション3が設けられている。ここで、き電線204はトロリ線206と接続され、き電線205はトロリ線207と接続されている。
また、上記エアセクション3の存在する位置に対応、すなわちエアセクション3のパンタグラフにてショートする領域として、レール2にエアセクション区間が設定されており、この区間の両端各々より外側の位置に、レール電流検出器241及び242が設けられている。
ここで、エアセクション3の長さは、図2に示すように通常50mである。したがって、電車のパンタグラフがトロリ線206とトロリ線207とを短絡させる距離は、一般に上記50m(エアセクション3の長さ)以下となる。
また、電車の長さは図2に示すように、一般的に20mであり、負荷電流を取るモータ付きの車両(電車)は、全編成両数の半分前後の割合となっている場合が多い。
そこで、図3に示すように、レール電流検出器241及び242は、エアセクション3の直下の位置に、数十m(例えば、40m前後)の間隔にて設けられる。
このレール電流検出器241及び242は、例えば、レール電流センサなどをであり、上記き電回路におけるレール2と電力供給源200との間に流れるレール電流の検出、すなわち測定を行い、それぞれ測定結果をレール電流IR1,IR2として出力する。
エアセクション遮断器203は、エアセクション3に設けられており、開放されて絶縁状態にあるトロリ線206とトロリ線207とを電気的に接続するか、または開放するかの制御を行う。また、エアセクション遮断器203は、通常、開放状態となっており、異常の際に、保護制御部1により短絡状態とされる。
また、変電所において、電力供給源300は母線299に接続され、この母線299はき電線304及び305各々と、それぞれ遮断器301及び302を介して接続されている。これら遮断器301及び302は、遮断器201及び202と同様に、き電線304,305とレール2とが地絡した際などに、母線299から各き電線を切り離すために設けられている。
電車線電流検出器251は、遮断器201とき電線204との間に設けられ、トロリ線206に供給される電車線電流IT1を検出、すなわち測定する。
電車線電流検出器252は、遮断器202とき電線205との間に設けられ、トロリ線207に供給される電車線電流IT2を検出、すなわち測定する。
上記電車線電流検出器251及び252は、従来から母線199とき電線204,205との間に設けられており、新たに配設する構成ではない。
保護制御部1は、設置場所を問わないが基本的に変電所に設置され、レール電流検出器241及び242からレール電流IR1,IR2を入力し、レール電流IR2とレール電流IR1との差分電流ΔIR21を算出し、この差分電流ΔIR21をCR積分回路などにより、電荷を容量に蓄積させることにより蓄積電圧VR21に変化させる。
また、保護制御部1は、上記蓄積電圧VR21が予め設定した閾値電圧VAを超えるか否かの判定を行い、蓄積電圧VR21が閾値電圧VAを超えていることを検出した場合、遮断器201及び202を開放させ、蓄積電圧VR21が閾値電圧VAを超えていないことを検出した場合、遮断器201及び202を短絡させる。
上記閾値電圧VAは、電流値と時間との積に依存する値、すなわち電荷が一定以上蓄積されることにより、損傷が発生することが実験的に知られているため、各電車線毎の実験値から求めた数値として設定される。
また、保護制御部1は、蓄積電圧VR21が閾値電圧VAを超えていない場合、電車線電流IT1と電車線電流IT2との差である差電流IT21と、この差電流IT21をCR微分回路にて微分した微分電流ΔIT21とを求める。
保護制御部1は、微分電流ΔIT21が予め設定した閾値ΔIL(負の値)を超え、かつ上記差電流IT21がレール電流検出器241の検出するレール電流IR1を所定の割合より下回る時間が閾値時間Tを超えた場合、遮断器203を短絡して、惰行している電車のパンタグラフにより短絡電流を低減させる。
また、保護制御部1は、差電流IT21がレール電流IR1を所定の割合より下回ったことを検出すると、内部のタイマにより時間TRのカウントを開始し、この時間TRが閾値時間Tを超えるか否かの検出を行う。
上述した閾値ΔIL及び閾値時間Tは、すでに説明した閾値電圧VAの設定と同様に、電荷が一定以上蓄積されることにより、損傷の発生することが実験的に知られているため、各電車線毎の実験値から求めた数値として設定される。
次に、図1,図4及び図5を用いて、本実施形態によるセクション箇所架線切断防止装置の動作例を説明する。ここで、図1において、電車が矢印Hの方向(図の左から右方向)へ走行し、力行の状態(負荷電流を消費している状態)でエアセクションに進入し、エアセクション区間を通過するとして説明を行う。図4は図1に示す直流き電回路に流れる電流を示す概念図である。
また、図5は図1における各電流検出器(241,242,252,253)の検出した電流と、それぞれから求められる差分電流ΔIR12,差分電流IT21,微分電流ΔIT21とを示す波形図であり、横軸が時刻を示し、縦軸が電流値を示している。
図5において、編成両数のうち3両がモータ付車両である電車があり負荷電流を電車がレール2に対して流すこととなる。それぞれのモータ付き車両の間隔は、レール2に取り付けられているレール電流検出器241とレール電流検出器242との間隔より長いとする。そして、図5は最後のモータ付き車両、すなわち車両付き車両の3両目がエアセクション3内において、負荷電流を取りながら低速にて通過、あるいは力行状態にて停止してしまった状態と示している。
ここで、レール電流IR1は電車及びレール2を介して電力供給源200に対して流れる電流であり、レール電流IR2は電車及びレール2を介して電力供給源300に対して流れる電流である。
時刻t0において、電車の全ての車両は、H方向に対して、レール電流検出器241及び242の手前、図4におけるレール電流検出器241の右側に存在している。
この位置において、電車の負荷電流は、電力供給源200が電力供給源300に対して、電車から近い位置に存在するため、ほぼ電力供給源200に流れる。
これにより、レール電流検出器241及び242ともに、電車に対してH方向に存在するため、ほぼ電流が流れず、同様の電流値のレール電流IR1及びIR2を検出している。
また、電車に流れる負荷電流は、トロリ線206を介して、き電線204から供給されているため、電車線電流検出器251にて検出される電車線電流IT1として検出されている。
次に、時刻t3において、車両編成における最初のモータ付き車両の1車両目がエアセクションに到達すると、この1車両目の電車のパンタグラフにより、トロリ線206及び207が短絡することとなる。
また、モータ付き車両の電車がエアセクション区間に進入するため、モータ付き車両がレール電流検出器241とレール電流検出器242との間に位置することとなる。
これにより、上述したように、負荷電流がレール2を介して電力供給源200にほぼ流れるため、レール電流IR1がレール電流IR2に比較して大きな値となる。
このとき、保護制御部1は、レール電流IR1とレール電流IR2との差分である差分電流ΔIR12を積分回路により、電荷量として蓄積していく処理を行う。
次に、時刻t4となる前に、モータ付き車両の1両目がエアセクションを通過したため、負荷電流を流す電車がエアセクション内に存在せず、レール電流検出器241及び242ともに、電車の負荷電流が流れないため、ほぼ電流が流れず、同様の電流値のレール電流IR1及びIR2を検出している。
このため、上記積分回路に蓄積された電荷量による電圧VR12は、閾値VAを超えることがなく、保護制御部1は各遮断器の制御を行うことはなく、積分回路に蓄積された電荷を放電し、積分回路の初期化を行う。
すなわち、保護制御部1は、電圧VR12が閾値VAを超えずに、レール電流IR1及びIR2が等しく、差分電流ΔIR12がほぼ「0」となると、積分回路の電荷の蓄積をリセットすることとなり、次のモータ付き車両がエアセクション3に進入する状況に対応することができる。
次に、時刻t7において、車両編成における最初のモータ付き車両の2車両目がエアセクションに到達すると、この2車両目の電車のパンタグラフにより、トロリ線206及び207が短絡することとなる。
また、モータ付き車両の電車がエアセクション区間に進入するため、モータ付き車両の2車両目がレール電流検出器241とレール電流検出器242との間に位置することとなる。
これにより、上述したように、負荷電流がレール2を介して電力供給源200にほぼ流れるため、レール電流IR1がレール電流IR2に比較して大きな値となる。
このとき、保護制御部1は、時刻t3で記載したように、レール電流IR1とレール電流IR2との差分である差分電流ΔIR12を積分回路により、電荷量として蓄積していく処理を行う。
次に、時刻t8となる前に、モータ付き車両の2両目がエアセクションを通過したため、負荷電流を流す電車がエアセクション内に存在せず、レール電流検出器241及び242ともに、電車の負荷電流が流れないため、ほぼ電流が流れず、同様の電流値のレール電流IR1及びIR2を検出している。
このため、上記積分回路に蓄積された電荷量による電圧VR12は、閾値VAを超えることがなく、保護制御部1は各遮断器の制御を行うことはなく、積分回路に蓄積された電荷を放電し、積分回路の初期化を行う。
次に、時刻t9において、車両編成における最初のモータ付き車両の3車両目がエアセクションに到達すると、この3車両目の電車のパンタグラフにより、トロリ線206及び207が短絡することとなる。
また、モータ付き車両の電車がエアセクション区間に進入するため、モータ付き車両の3車両目がレール電流検出器241とレール電流検出器242との間に位置することとなる。
これにより、上述したように、負荷電流がレール2を介して電力供給源200にほぼ流れるため、レール電流IR1がレール電流IR2に比較して大きな値となる。
このとき、保護制御部1は、時刻t3で記載したように、レール電流IR1とレール電流IR2との差分である差分電流ΔIR12を積分回路により、電荷量として蓄積していく処理を行う。
このとき、3車両目のモータ付き車両がパンタグラフにより、エアセクション3においてトロリ線206及び207を短絡させた状態で、非常な低速により力行していると、時間経過により差分電流ΔIR12が積分回路により連続的に蓄積されていくこととなる。
そして、上述したように、保護制御部1は、積分回路の出力する電圧VR12が閾値VAを超えるか否かの検出処理を行い、電圧VR12が閾値VAを超えたことを検出すると、遮断器201及び202を短絡状態から開放状態へと移行させ、電車への負荷電流の供給を停止する。これにより、エアセクション3において、電車のパンタグラフにより短絡されているトロリ線206及び207の損傷を防止することができる。
なお、直流き電回路においては、通常、1つのトロリ線に対して、2つのき電線が接続される並列き電を行っており、電力供給源200からトロリ線206へ負荷電流を供給する遮断器201を開放する制御を行う場合、対向する変電所の電力供給源300の遮断器301に対しても、保護制御部1は連絡遮断装置を介して、遮断器301を短絡から開放状態に移行させる制御を行う。
また、上述したように、保護制御部1は、トロリ線206に短絡したトロリ線207に対して電流を供給する経路を切断するため、遮断器202を短絡状態から開放状態に移行する。すなわち、本実施形態におけるセクション箇所架線切断防止装置は、事故時の遮断器制御の動作に準じた取り扱いを行うものとする。
また、保護制御部1が遮断器201及び202を開放状態とした際、管理者にこの遮断器の開放が通知され、状況が確認された後、管理者が遮断器201及び202を開放状態から短絡状態に移行させる処理を保護制御部1を介して行う。
また、保護制御部1は、遮断器201及び202を開放状態とした後、管理者に通知するとともに、内部タイマにより時間の計数を開始し、計数時間TSが予め設定された検出時間TPを超えるか否かの検出を行う。
この検出時間TPは、一般的な低速で力行している編成車両全てがエアセクションを通過するのに必要な時間を、過去の統計値の平均を取ったものを使用しても良い。
そして、保護制御部1は、一端、遮断器201及び202を開放状態から短絡状態に移行させ、差分電流ΔIR12を求め、予め設定した電流値(差として問題があると実験的に得られた数値)を超えているか否かの検出を行う。
このとき、保護制御部1は、差分電流ΔIR12が予め設定した電流値を超えていた場合、再度、遮断器201及び202を短絡状態から開放状態に移行させ、管理者に再度通知を行う。
一方、保護制御部1は、差分電流ΔIR12が予め設定した電流値を超えていた場合、再度、遮断器201及び202を短絡状態から開放状態に移行させ、負荷電流の供給を停止させるとともに、管理者に再度通知を行う。
上述した構成により、本実施形態は、電車が力行してエアセクションに進入した際、電車線であるトロリ線の損傷の要因として寄与する「電流値(負荷電流)と時間(エアセクションの短絡状態にて負荷電流が流れる時間)との積」の測定を、レール電流検出器にてレール電流を検出することのみで行うことができる。
したがって、従来の手法である電車の速度検知やトロリ線での電流検出、ないしは電車線設備への測定のための新たな設備の追加などが、本実施形態においては不要である。
なお、上述した2つの電流検出器を用いて、この電流検出器に挟まれた領域内に、力行して進入する電車の負荷電流を検出する方法は、エアセクションに限定されず駅や車両基地などにも適用可能である。
次に、図6及び図7を用いて、本実施形態によるセクション箇所架線切断防止置の動作例を説明する。ここで、図6において、電車500が矢印Hの方向(図の左から右方向)へ走行し、惰行の状態(負荷電流を消費していない状態)でエアセクション区間に進入し、エアセクション区間を通過するとして説明を行う。ここで、レール2上には、電車500以外に、エアセクション区間でない領域にて、トロリ線206に回生電流を流す電車501と、トロリ線207から負荷電流を供給され力行している電車502が存在しているとする。
図7は図6における各電流検出器(241,242,251,252)の検出したレール電流IR1,IR2及び電車線電流IT1,IT2と、それぞれから求められる差分電流ΔIR12,差分電流IT21,微分電流ΔIT21とを示す波形図であり、横軸が時刻を示し、縦軸が電流値を示している。ここで、電車500は惰行して負荷電流を消費していないため、エアセクション区間の外側に存在している場合も、エアセクション区間の内側に存在している場合も、図7に示すように、レール検出電流IR1及びIR2間における差はなく、同様の電流値であり、微分電流ΔIR21は「0」である。
時刻t10において、電車500はエアセクション区間に進入しておらず、H方向に対してレール電流検出器241より手前(図6における左側)に存在している。
このとき、電車線電流IT1は電車501からき電線204を介して母線199の方向に流れる回生電流であるため、負電流となっている。また、電車線電流IT2は電車502に対してき電線205を介して供給される負荷電流であるため、正電流となっている。
したがって、電車線電流IT2から電車線電流IT1との差電流IT21は、電車線電流IT1の絶対値と電車線電流IR2とを加算した大きな電流となっている。
このとき、差電流IT21の変化量を示す微分電流ΔIT21は、差電流IT21が一定のため、「0」となっている。また、エアセクション3に流れる電流IASは電車500がエアセクション区間に進入していないため「0」である。
次に、時刻t13において、電車500の1両目がエアセクション区間に進入すると、電車500のパンタグラフがトロリ線206とトロリ線207とを電気的に短絡することとなり、き電線204を介して母線199とき電線205を経由して電車502あるいは母線299の方向に流れていた回生電流がトロリ線206及びトロリ線207を介し、電車502あるいは電力供給源300に対して流れる。
このとき、通常、エアセクション3は電力供給源200の前に配置されているため、き電線204に比較して抵抗の大きなトロリ線206,207を介して電流(この例では回生線電流)が流れることはない。
しかしながら、エアセクション3が電力供給源200と離れている場合、トロリ線206,207に対して相対的にき電線204の抵抗が高くなり、トロリ線206、207側にき電線204、205より大きな電流が流れることとなる。
このとき、保護制御部1は、微分電流ΔIT21が予め設定している閾値電流ΔILを超え、かつ差電流IT21がレール電流IR1(及びIR2)に比較して低いことを検出した場合、エアセクション区間に電車500が存在し、電車500のパンタグラフがエアセクション3を短絡させてエアセクション電流が流れていることを検出し、内部のタイマを起動し、時間のカウントを開始する。
次に、時刻t14において、電車500の1両目がエアセクション区間からでて、電車500のパンタグラフによるトロリ線206とトロリ線207とが短絡状態から開放状態に遷移して、エアセクション電流IASは「0」となる。
ここで、保護制御部1は、タイマによりカウントした時間が閾値時間Tを超える前に、エアセクション3の微分電流IT21が正の電流値となったため、タイマのカウントを終了するとともに、タイマのカウント値を「0」にリセットする。
そして、時刻t15において、電車500の2両目がエアセクション区間に進入すると、電車500のパンタグラフがトロリ線206とトロリ線207とを電気的に短絡することとなり、き電線204を介して電力供給源200に流れていた回生電流がトロリ線206及びトロリ線207を介し、電車502あるいは電力供給源300に対して流れる。
これにより、保護制御部1は、微分電流ΔIT21が予め設定している閾値電流ΔILを超え、かつ差電流IT21がレール電流IR1(及びIR2)に比較して低いことを検出した場合、エアセクション区間に電車500が存在し、電車500のパンタグラフがエアセクション3を短絡させてエアセクション電流が流れていることを検出し、内部のタイマを起動し、時間のカウントを開始する。
次に、時刻t20において、保護制御部1は、タイマのカウントする時間が閾値時間Tを超えたことを検出すると、トロリ線206及び207を損傷する可能性が高くなる「短絡の継続時間」であると検出し、遮断器203によりトロリ線206及び207を短絡し、エアセクション電流IASを遮断器203を介して流し、エアセクション3間を短絡するパンタグラフを介して流れる電流を抑制する。
また、このとき、保護制御部1は、タイマを「0」にリセットするとともに、新たな時間のカウントを開始し、遮断器203を遮断している期間の設定値である時間TEを検出するためのカウントを開始する。
保護制御部1は、タイマのカウントした時間と、時間TEとの比較を行い、一致したか否かを検出することにより、遮断する期間が経過したことを検出する。
次に、時刻t30において、保護制御部1は、タイマにてカウントしている時間と、時間TEとが一致したことを検出すると、遮断器203を短絡状態から開放状態に遷移させる。
このとき、保護制御部1は、差電流IT21がレール電流IR1(及びIR2)より高い値であることを検出すると開放状態を維持する。
また、保護制御部1は、微分電流ΔIT21が予め設定した正の電流値を超えたことを検出すると開放状態を維持するようにしてもよい。
一方、保護制御部1は、遮断器203の開放時の微分電流ΔIT21が「0」であることを検出すると、電車500のパンタグラフによるエアセクションの短絡状態が継続していることを検出して、再度、遮断器203を開放状態から短絡状態に換え、再度、タイマを「0」にリセットして、時間のカウントを開始し、遮断時間TEが経過したか否かの検出処理を開始する。
また、保護制御部1は、微分電流ΔIT21が予め設定した正の電流値を超えないことを検出すると、再度、遮断器203を開放状態から短絡状態に換え、再度、タイマを「0」にリセットして、時間のカウントを開始し、遮断時間TEが経過したか否かの検出処理を開始するようにしてもよい。
上述した測定電流及びタイマのカウントする時間と比較する設定値は、保護制御装置1を配置する領域毎に予め机上で計算した数値を仮に設定して運用し、実際の負荷特性を元にそれぞれの領域に対応する数値に修正する。
本発明の一実施形態によるセクション箇所架線切断防止装置の構成例を示す概念図である。 エアセクション区間の長さと電車の長さとの関係を示す概念図である。 エアセクション区間とき電回路におけるエアーセクションについて説明する概念図である。 図1に示す直流き電回路に流れる電流経路(電車500が力行時)を示す概念図である。 図1に示す直流き電回路に流れる電流を示す波形図である。 図1に示す直流き電回路に流れる電流経路(電車500が惰行時)を示す概念図である。 図6に示す直流き電回路に流れる電流を示す波形図である。 エアセクションをトロリ線と電車との位置関係から示す概念図である。 エアセクションの構造を示す概念図である。 トロリ線とエアセクションとの電気的な関係を示す概念図である。
符号の説明
1…保護制御部
2…レール
3…エアセクション
200,300…電力供給源
199,299…母線
204,205,304,305…き電線
201,202,203,301,302…遮断器
206,207…トロリ線
208,209…ちょう架線
241,242…レール電流検出器
251,252…電車線電流検出器
500,501,502…電車
IAS…エアセクション3に流れる電流
IR1,IR2…レール電流
IT1,IT2…電車線電流

Claims (5)

  1. 直流き電回路の異なるき電区間の電車線に設けられるエアセクションにおける架線切断を防止するセクション箇所架線切断防止装置であり、
    前記エアセクションにおけるセクション区間の一方の端部の位置に対応し、レールに設けられた該レールに流れる電流を測定する第1のレール電流検出器と、
    前記セクション区間の他方の位置に対応し、前記レールに設けられた該レールに流れる電流を測定する第2のレール電流検出器と、
    前記第1及び第2のレール電流検出器の測定した電流の差分を第1の差分電流として算出し、該第1の差分電流が予め設定された第1の閾値を超えるか否かを検出し、前記エアセクションにて力行する電車の存在の有無を検出する保護制御部と
    を有することを特徴とするセクション箇所架線切断防止装置。
  2. 前記エアセクションの一方の電車線に流れる電流を検出し、第1の電車線電流として出力する第1の電車線電流検出器と、
    前記エアセクションの他方の電車線に流れる電流を検出し、第2の電車線電流として出力する第2の電車線電流検出器と
    をさらに有し、
    前記保護制御部が前記第1及び第2の電車電流の差分を第2の差分電流として算出し、該第1の差分電流が第1の閾値を超えないことを検出した際、第2の差分電流が予め設定した第2の閾値を超えるか否かを検出し、前記エアセクションにて惰行する電車の存在の有無を検出することを特徴とする請求項1記載のセクション箇所架線切断防止装置。
  3. 前記エアセクションにおける一方及び他方の電車線を電気的に短絡または開放するエアセクション遮断器をさらに有し、
    前記保護制御部が惰行している電車が予め設定した第1の存在時間を超えて、前記エアセクションに存在していることを検出すると、前記エアセクション遮断器を短絡することを特徴とする請求項2記載のセクション箇所架線切断防止装置。
  4. 変電所と一方の電車線との間を電気的に短絡または開放する第1の遮断器と、
    前記変電所と他方の電車線との間を電気的に短絡または開放する第2の遮断器と
    をさらに有し、
    前記保護制御部が力行している電車が予め設定した第2の存在時間を超えて、前記エアセクションに存在していることを検出すると、前記第1及び第2の遮断器を開放することを特徴とする請求項2または請求項3に記載のセクション箇所架線切断防止装置。
  5. 前記保護制御部が第1の差分電流を積分器にて電圧変換し、差分電流及び差分電流の流れている時間を、予め設定した閾値を超えたことを検出することにより、前記第2の存在時間を超えたと判定することを特徴とする請求項4記載のセクション箇所架線切断防止装置。
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