JP2008074333A - 車輪用転がり軸受装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造によってハブボルトの軸部の中心軸線の傾きを防止することができる車輪用転がり軸受装置を提供する。
【解決手段】ハブホイール20のフランジ22にハブボルト70の軸部71が圧入されるボルト孔60が形成される。ボルト孔60の圧入入口側の開口部には、テーパ開口部62を有する座ぐり部61が形成される。ハブボルト70の頭部71には、座ぐり部61のテーパ開口部62にテーパ嵌合される面取り部72が形成される。ハブボルト70の軸部71がフランジ22のボルト孔60に圧入されたときに、座ぐり部61のテーパ開口部62にハブボルト70の頭部71の面取り部72が当接してテーパ嵌合され、この嵌合作用によってハブボルト70の軸部73の中心軸線とボルト孔60の中心線とが同心上に位置合わせされる。
【選択図】図3

Description

この発明は車輪用転がり軸受装置に関する。
従来、車輪用転がり軸受装置においては、転がり軸受が組み付けられるハブ軸を有するハブホイールのフランジに、孔明け加工によって複数のボルト孔が所定のピッチ円上に貫設され、フランジの一側面には、ハブボルトに対応するボルト座面が切削加工によって形成されているのが一般的である。そして、フランジの一側面のボルト座面にハブボルトの頭部が当接する位置まで、ハブボルトの軸部がボルト孔に圧入されて固定されるようになっている。
また、このような構造をもつ車輪用転がり軸受装置としては、例えば、特許文献1に開示されている。
特開2002−187403号公報
ところで、フランジのボルト座面にハブボルトの頭部が当接する位置まで、ハブボルトの軸部がボルト孔に圧入されて固定される構造のものにおいては、ハブボルトの軸部の中心軸線が不測に傾く場合がある。
ハブボルトの軸部の中心軸線の傾きを防止するために、ハブホイールのフランジに貫設されたボルト孔の中心線とボルト座面とを90度の角度をもって直交するように、ボルト孔の孔明け加工と、ボルト座面の切削加工とをそれぞれ正確に加工する必要があり、これら加工が厄介となる、という問題点があった。
この発明の目的は、前記問題点に鑑み、簡単な構造によってハブボルトの軸部の中心軸線の傾きを防止することができる車輪用転がり軸受装置を提供することである。
前記目的を達成するために、この発明の請求項1に係る車輪用転がり軸受装置は、転がり軸受が組み付けられるハブ軸を有するハブホイールのフランジに、車輪を取り付けるためのハブボルトの軸部が圧入されるボルト孔が形成された車輪用転がり軸受装置であって、
前記ボルト孔の圧入入口側の開口部には、テーパ開口部を有する座ぐり部が形成され、
前記ハブボルトの頭部には、前記テーパ開口部にテーパ嵌合される面取り部が形成され、
前記ハブボルトの軸部が前記ボルト孔に圧入されたときに、前記テーパ開口部に前記ハブボルトの頭部の面取り部が当接してテーパ嵌合され、この嵌合作用によって前記ハブボルトの軸部の中心軸線と前記ボルト孔の中心線とが同心上に位置合わせされることを特徴とする。
前記構成によると、ハブボルトの軸部がフランジのボルト孔に圧入される際、ボルト孔の座ぐり部のテーパ開口部にハブボルトの頭部の面取り部が当接してテーパ嵌合される。そして、これらテーパ開口部と面取り部の嵌合作用によってハブボルトの軸部の中心軸線とボルト孔の中心線とが同心上に位置合わせされる。
このようにして、テーパ開口部と面取り部の嵌合作用による簡単な構造によって、ハブボルトの軸部の中心軸線の傾きを防止することができる。
また、外周面の所定高さ位置に座ぐり加工用の切削刃を設けた孔明け工具(ドリル)を用いてフランジにボルト孔を孔明け加工する場合には、ボルト孔の孔明け加工と同時に、ボルト孔の圧入入口側の開口部にテーパ開口部を有する座ぐり部を容易に形成することが可能となり、加工コストの低減を図ることができる。
請求項2に係る車輪用転がり軸受装置は、請求項1に記載の車輪用転がり軸受装置であって、
座ぐり部のテーパ開口部の最小孔径は、ハブボルトの頭部の面取り部の最小軸径よりも小さく設定され、前記頭部の面取り部が前記テーパ開口部にテーパ嵌合された状態にあるときには前記座ぐり部の底面と前記頭部の下面との間に隙間が設定されていることを特徴とする。
前記構成によると、座ぐり部のテーパ開口部とハブボルトの頭部の面取り部に加工のバラツキがあったとしても、このバラツキを座ぐり部の底面と頭部の下面との間の隙間によって吸収することができる。これによって、座ぐり部のテーパ開口部に頭部の面取り部を確実に当接させてテーパ嵌合させることができ、ハブボルトの軸部の中心軸線とボルト孔の中心線とを同心上に位置合わせして、ボルトの軸部の中心軸線の傾きを良好に防止することができる。
次に、この発明を実施するための最良の形態を実施例にしたがって説明する。
この発明の実施例1を図1〜図3にしたがって説明する。
図1はこの発明の実施例1に係る車輪用転がり軸受装置としての車輪用ハブユニットを示す側断面図である。図2はフランジのボルト孔にハブボルトの軸部が圧入される前の状態を拡大して示す断面図である。図3はフランジのボルト孔にハブボルトの軸部が圧入された状態を拡大して示す断面図である。
図1に示すように、車輪用転がり軸受装置としての車輪用ハブユニットは、ハブホイール20と、転がり軸受としての複列のアンギュラ玉軸受31とを一体状に有してユニット化されている。
ハブホイール20は、筒軸状をなすハブ軸21と、ハブ軸21の一端部寄り外周面に形成されたフランジ22とを一体に有している。そして、ハブ軸21の外周に複列のアンギュラ玉軸受31が組み付けられる。すなわち、ハブ軸21の外周に沿って設けられた両軌道面33、34に対し所定の隙間をもって外輪40が配置され、この外輪40の内周面に形成された両軌道面41、42と、ハブ軸21の両軌道面33、34との間に転動体としての複数個の玉51、52がそれぞれ組み込まれ、これら各複数個の玉51、52が保持器55、56によって保持されることでアンギュラ玉軸受31が構成されている。
なお、図1に示すように、この実施例1においては、ハブ軸21の外周面に設けられた両軌道面33、34のうち、ハブ軸21のフランジ22側に位置する軌道面33は、ハブ軸21の外周面が研削加工されることによって形成され、ハブ軸21の先端側の軌道面34は、ハブ軸21の先端寄り外周面に嵌込まれて固定された内輪32の外周面に形成されている。
また、ハブホイール20は、ハブ軸21の内孔にシャフト(例えば、ドライブシャフト)がスプライン嵌合されて挿通された後、シャフト先端の雄ねじ部にナットが締め付けられることで、トルク伝達可能に連結されるようになっている。
また、外輪40の外周面の軸方向中央部にはフランジ43が一体に形成され、車輪用ハブユニットは、フランジ43において、車体側部材、例えば、車両の懸架装置(図示しない)に支持されたナックル、又はキャリアの取付面にボルトによって連結されている。
図1に示すように、ハブホイール20のフランジ22には、複数のボルト孔60が所定ピッチ円上に貫設され、これらボルト孔60には、車輪を取り付けるための複数本のハブボルト70が圧入によってそれぞれ固定されている。
また、図2と図3に示すように、フランジ22のボルト孔60の圧入入口側の開口部には、座ぐり部61が形成されると共に、座ぐり部61の開口部には、20度〜45度程度のテーパ角θ1をもってテーパ開口部62が形成されている。
また、この実施例1においては、外周面の所定高さ位置に座ぐり加工用の切削刃を有する孔明け工具(ドリル)を用いてフランジ22にボルト孔60を孔明け加工すると同時に、ボルト孔60に圧入入口側の開口部に座ぐり部61が形成されている。
図2と図3に示すように、ハブボルト70は、頭部71と軸部73とを一体に備え、軸部73には、頭部71側の根元部側にセレーション軸部74が形成され、セレーション軸部74の先端側に雄ねじ部75が同軸上に形成されている。また、セレーション軸部74の外径は、ボルト孔60の内径よりも若干大きく形成され、雄ねじ部75の外径は、ボルト孔60の内径よりも若干小さく形成されている。
図2に示すように、ハブボルト70の頭部71には、座ぐり部61のテーパ開口部62と同一のテーパ角度θ2をもって面取り部72が形成されている。そして、図3に示すように、ハブボルト70の軸部73のセレーション軸部74がフランジ22のボルト孔60に圧入されたときに、座ぐり部61のテーパ開口部62にハブボルト70の頭部71の面取り部72が当接してテーパ嵌合され、この嵌合作用によってハブボルト70の軸部73の中心軸線と前記ボルト孔60の中心線とが同心上に位置合わせされるようになっている。
また、この実施例1において、図2と図3に示すように、座ぐり部61のテーパ開口部62の最小孔径D1は、ハブボルト70の頭部71の面取り部72の最小軸径D2よりも小さく設定され、頭部71の面取り部72がテーパ開口部62にテーパ嵌合された状態にあるときには座ぐり部61の底面63と頭部71の下面との間に隙間(僅かな隙間)Sが設定されている。
この実施例1に係る車輪用転がり軸受装置としての車輪用ハブユニットは、上述したように構成される。
したがって、ハブボルト70の軸部73がフランジのボルト孔60に圧入される際、ボルト孔60の座ぐり部61のテーパ開口部62にハブボルト70の頭部71の面取り部72が当接してテーパ嵌合される。そして、これらテーパ開口部62と面取り部72の嵌合作用によってハブボルト70の軸部73の中心軸線とボルト孔60の中心線とが同心上に位置合わせされる(図3参照)。
このようにして、テーパ開口部62と面取り部72の嵌合作用による簡単な構造によって、ハブボルト70の軸部73の中心軸線の傾きを防止することができる。
また、外周面の所定高さ位置に座ぐり加工用の切削刃を設けた孔明け工具(ドリル)を用いてフランジにボルト孔60を孔明け加工する場合には、ボルト孔60の孔明け加工と同時に、ボルト孔60の圧入入口側の開口部にテーパ開口部62を有する座ぐり部61を容易に形成することが可能となり、加工コストの低減を図ることができる。
また、この実施例1において、座ぐり部61のテーパ開口部62とハブボルト70の頭部71の面取り部72に加工のバラツキがあったとしても、このバラツキを座ぐり部61の底面63と頭部71との間の僅かな隙間Sによって吸収することができる。これによって、座ぐり部61のテーパ開口部62に頭部71の面取り部72を確実に当接させてテーパ嵌合させることができ、ハブボルト70の軸部73の中心軸線とボルト孔60の中心線とを同心上に位置合わせして、ハブボルト70の軸部73の中心軸線の傾きを良好に防止することができる。
なお、この発明は前記実施例1に限定するものではない。
例えば、前記実施例1においては、ボルト孔60の座ぐり部61の底面63とハブボルト70の頭部71との間に僅かな隙間Sを設定したが、この僅かな隙間Sがない場合においてもこの発明を実施可能である。
また、前記実施例1においては、転がり軸受として、複列のアンギュラ玉軸受40が採用された場合を例示したが、複列の円すいころ軸受を用いてもこの発明を実施可能である。
この発明の実施例1に係る車輪用転がり軸受装置としての車輪用ハブユニットを示す側断面図である。 同じくフランジのボルト孔にハブボルトの軸部が圧入される前の状態を拡大して示す断面図である。 同じくフランジのボルト孔にハブボルトの軸部が圧入された状態を拡大して示す断面図である。
符号の説明
20 ハブホイール
21 ハブ軸
22 フランジ
31 複列アンギュラ玉軸受(転がり軸受)
60 ボルト孔
61 座ぐり部
62 テーパ開口部
70 ハブボルト
71 頭部
72 面取り部
73 軸部
74 セレーション軸部
75 雄ねじ部

Claims (2)

  1. 転がり軸受が組み付けられるハブ軸を有するハブホイールのフランジに、車輪を取り付けるためのハブボルトの軸部が圧入されるボルト孔が形成された車輪用転がり軸受装置であって、
    前記ボルト孔の圧入入口側の開口部には、テーパ開口部を有する座ぐり部が形成され、
    前記ハブボルトの頭部には、前記テーパ開口部にテーパ嵌合される面取り部が形成され、
    前記ハブボルトの軸部が前記ボルト孔に圧入されたときに、前記テーパ開口部に前記ハブボルトの頭部の面取り部が当接してテーパ嵌合され、この嵌合作用によって前記ハブボルトの軸部の中心軸線と前記ボルト孔の中心線とが同心上に位置合わせされることを特徴とする車輪用転がり軸受装置。
  2. 請求項1に記載の車輪用転がり軸受装置であって、
    座ぐり部のテーパ開口部の最小孔径は、ハブボルトの頭部の面取り部の最小軸径よりも小さく設定され、前記頭部の面取り部が前記テーパ開口部にテーパ嵌合された状態にあるときには前記座ぐり部の底面と前記頭部の下面との間に隙間が設定されていることを特徴とする車輪用転がり軸受装置。
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JP2012148679A (ja) * 2011-01-19 2012-08-09 Jtekt Corp 車輪用軸受装置

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