JP2008074165A - 車両用空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パッキンの落ち込み防止と、ドアの組み付け作業性を良好にすることとの両立が可能な構造の車両用空調装置を提供する。
【解決手段】車室内に向かって空気が流れる空気通路を形成するケース10と、ケースの内部に設けられ、空気通路の開閉を行う回転ドア20とを備え、回転ドア20の回転軸となるドア軸22の周囲にひさしのように突出する座部23を設け、ケース10のドア軸挿入穴11にドア軸22を挿入した状態で、座部23とケース10との間で丸パッキン30を挟み込むようにした構成の車両用空調装置において、ケースにおけるドア軸挿入穴11のドア挿入側端部12を直角形状とし、ケースのドア軸挿入穴11の周囲に、ドア軸挿入穴を同心状に囲む円筒形状のガイドリブ40を設け、ガイドリブ40によって、ドア軸挿入穴へのドア軸の挿入の際に、ドア軸とドア軸挿入穴の位置が合うように、座部が誘導されるようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、空気通路を開閉する回転ドアを有する車両用空調装置に関するものである。
従来、空気通路を開閉する回転ドアを有する車両用空調装置において、空気通路を形成するケースに対して、回転ドアのドア軸が軸方向に動くこと(以下、スラストガタと呼ぶ)を防止する方法が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
その一例を図6に示す。図6に示すように、例えば、回転ドア20の回転軸となるドア軸22に座部23を設け、ケース10のドア軸挿入穴11にドア軸22を挿入したとき、この座部23とケース10との間でパッキン30を挟み込むようにした構成の車両用空調装置がある。これは、回転ドア20の座部23とケース10との間でパッキン30を圧縮した状態で保持することで、スラストガタの防止を図っている。
特開2005−297686号公報
上記した座部とケースとの間でパッキンを挟み込む構成の車両用空調装置において、ケースのスラストガタを詰めるために、パッキンを使用する場合では、図6に示すように、ケース10のドア軸挿入穴11のドア挿入側端部51に対して、面取りをしたり、丸みをつけたりしていた。
これにより、ドア軸22をドア軸挿入穴11に挿入する際に、ドア軸22がドア軸挿入穴11のドア挿入側端部51に当たると、このドア挿入側端部51によってドア軸22がドア軸挿入穴11に誘導されるので、回転ドア20のケース10への組付作業性が良好であった。
しかし、ケース10に回転ドア20を組み付けた状態では、ケース10のドア軸挿入穴11のドア挿入側端部51に面取りもしくは丸みをつけたことで、パッキン30とケースとの間にできた空間52(図6中の破線で囲まれた領域参照)に、パッキン30が入り込み、本来必要とされるスラスト方向(ドア軸方向)での反発力が十分に得られなくなり、ドア自励振動やリンクのコツ音が発生してしまうケースがあった。
本発明は、上記点に鑑み、パッキンの落ち込み防止と、ドアの組み付け作業性を良好にすることとの両立が可能な構造の車両用空調装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、ケースにおけるドア軸挿入穴のドア挿入側端部(12)を直角形状とし、ケースのドア軸挿入穴の周囲に、ドア軸挿入穴へのドア軸の挿入の際に、ドア軸とドア軸挿入穴の位置が合うように、座部を誘導するためのガイド部(40)を設けている。
そして、ガイド部の形状を、ドア軸挿入穴から離れた先端側部分(41)を除いて、ドア軸挿入穴の中心からのドア軸挿入穴の径方向での距離が、ドア軸挿入穴の中心から座部の外周端までのドア軸挿入穴の径方向での距離と同等であり、先端側部分(41)では、ドア軸挿入穴の中心からのドア軸挿入穴の径方向での距離が、ドア軸挿入穴から離れる方向に向かって、徐々に大きくなる形状としていることを第1の特徴としている。
このように、本発明の第1の特徴では、ケースにおけるドア軸挿入穴のドア挿入側端部に対して、面取り等を行わずに、ドア挿入側端部を直角形状としているので、パッキンの落ち込みを防止できる。
また、本発明の第1の特徴では、ガイド部の形状を、先端側部分(41)では、ドア軸挿入穴の中心からのドア軸挿入穴の径方向での距離が、ドア軸挿入穴から離れる方向に向かって、徐々に大きくなる形状としているので、ドア軸挿入穴へのドア軸の挿入の際に、ドア軸とドア軸挿入穴の位置がずれている場合では、ガイド部材の先端側部分に座部が当たることで、ガイド部によって、ドア軸とドア軸挿入穴の位置が合うように、座部を誘導することができる。したがって、本発明によれば、ドアの組み付け作業性を良好にすることができる。
また、本発明では、記座部の形状を、ガイド部の先端側部分の形状に対応させて、直径がドア軸挿入穴に向かうにつれて徐々に小さくなる形状としたことを第2の特徴としている。
座部をこのような形状とすることで、より座部を誘導し易くすることができ、ドアの組み付け作業性をより良好にすることができる。
また、本発明では、ケースにおけるドア軸挿入穴のドア挿入側端部(12)を直角形状とし、ケースのドア軸挿入穴の周囲に、ドア軸挿入穴へのドア軸の挿入の際に、ドア軸とドア軸挿入穴の位置が合うように、座部を誘導するためのガイド部(40)を設けている。そして、座部の形状を、直径がドア軸挿入穴に向かうにつれて徐々に小さくなる形状としたことを第3の特徴としている。
本発明の第3の特徴では、ケースにおけるドア軸挿入穴のドア挿入側端部に対して、面取り等を行わずに、ドア挿入側端部を直角形状としているので、パッキンの落ち込みを防止できる。
また、本発明の第3の特徴では、座部の形状を、直径がドア軸挿入穴に向かうにつれて徐々に小さくなる形状としているので、ドア軸挿入穴へのドア軸の挿入の際に、ドア軸とドア軸挿入穴の位置がずれている場合では、ガイド部材に座部の側面に座部が当たることで、ガイド部によって、ドア軸とドア軸挿入穴の位置が合うように、座部を誘導することができる。したがって、本発明によれば、ドアの組み付け作業性を良好にすることができる。
ガイド部の形状としては、例えば、ドア軸挿入穴を同心状に囲む円筒形状としたり、ドア軸挿入穴を同心状に囲む円の周方向で、離間して複数個配置された突起部(47)からなる形状としたりすることができる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
図1に、本発明の第1実施形態における車両用空調装置の概略構成を示す。
本実施形態の車両用空調装置は、車室内最前部の計器盤(図示せず)の内側部に配設される空調ユニット60を備えている。この空調ユニット60はケース10を有し、このケース10内に車室内へ向かって空気が送風される空気通路(送風通路)が構成される。このケース10の空気通路の最上流部に内気導入口61および外気導入口62を設けており、この最上流部に、内外気切替手段としての内外気切替ドア63を回転自在に配置している。
この内外気切替ドア63は、内気導入口61より内気(車室内空気)を導入する内気導入モードと外気導入口62より外気(車室外空気)を導入する外気導入モードとを切り替える回転ドア20である。
内外気切替ドア63の下流側には車室内に向かう空気流を発生させる電動式の送風機64を配置している。送風機64の下流側にはケース10内を流れる空気を冷却するための蒸発器65を配置している。この蒸発器65は、冷媒を蒸発させることで、送風機64の送風空気を冷却する冷房用熱交換器であって、冷凍サイクルを構成する要素の一つである。
蒸発器65の下流側にはケース10内を流れる空気を加熱するヒータコア66を配置している。このヒータコア66は車両エンジンの温水(エンジン冷却水)を熱源として、蒸発器65通過後の空気(冷風)を加熱する暖房用熱交換器であり、その側方にはヒータコア66をバイパスして空気が流れるバイパス通路67が形成してある。
蒸発器65とヒータコア66との間にエアミックスドア68を回転自在に配置してある。このエアミックスドア68は、その回転位置(開度)が連続的に調節可能になっている回転ドア20である。エアミックスドア68の開度によりヒータコア66を通る空気量(温風量)と、バイパス通路67を通過してヒータコア66をバイパスする空気量(冷風量)との風量割合を調節し、これにより、車室内に吹き出す空気の温度を調節するようになっている。
ケース10の空気通路の最下流部には、車両の前面窓ガラスWに向けて空調風を吹き出すためのデフロスタ吹出口69、乗員の顔部に向けて空調風を吹き出すためのフェイス吹出口70、および乗員の足元部に向けて空調風を吹き出すためのフット吹出口71の計3種類の吹出口が設けられている。
これら吹出口69〜71の上流部にはデフロスタドア72、フェイスドア73およびフットドア74(吹出モード切替ドア72〜74)が回転自在に配置されている。これらの吹出モード切替ドア72〜74は、空調風を吹き出す吹出口(吹出モード)を切り替えたり、各吹出口から吹き出される空気量を調整したりする回転ドア20である。
次に、内外気切替ドア63、エアミックスドア68および吹出モード切替ドア72〜74として用いられる回転ドア20のケース10への組み付け状態について説明する。
これらの回転ドア20は、板状のドア本体部21と、ドア本体部21の回転軸となるドア軸22とを有している。なお、図1に示す回転ドア20は、ドア本体部21の一端部に回転軸22を配置し、ドア本体部21の他端部が回転先端側となる片持ちドアである。
図2に、回転ドア20をケース10に取り付けた状態のときのケース10のドア軸挿入穴周辺部の断面図を示す。また、図3(a)に、回転ドア20のケース挿入側の斜視図を示し、図3(b)に、図2中のガイドリブ40の斜視図を示す。
図2に示すように、ケース10にはドア軸22が挿入されるドア軸挿入穴11が設けられており、そのドア軸挿入穴11に回転ドア20のドア軸22が挿入されることで、回転ドア20がケース10に回動可能な状態で保持される。このとき、ドア軸22には、座部23が設けられており、この座部23とケース10との間でパッキン30を挟み込んでいる。
ケース10および回転ドア20のドア軸22、座部23は、例えば、ポリプロピレン(PP)等の樹脂により構成される。
ドア軸挿入穴11のドア挿入側端部12は、面取りされておらず、直角形状である。ここで、ドア挿入側端部12とは、穴11を構成する壁部のドア挿入側端部(図では上方端部)を意味し、直角形状とは、穴11の方向に平行な切断面をみたときの形状が直角であることを意味する。言い換えると、ケース10の穴11を構成する壁面と、ケース11の内面とのなす角度が直角である。さらに言い換えると、ドア軸挿入穴11の径は、穴方向(図中上下方向)において、均一となっている。
回転ドア20のドア軸22は、横断面が円形状である。また、ドア軸22は、その穴挿入方向側の端部24が面取りされている。
回転ドア20の座部23は、スラストガタ防止のために、ケース10との間でパッキン30を圧縮するものである。座部23は、ドア軸22のケース挿入側に設けられており、ドア軸22の周囲で、ひさしのようにドア軸22から突出した形状であって、図3(a)に示すように、ドア軸22の延伸方向からみたときの形状が円形状となっている、すなわち、円形のつば状となっている。言い換えると、座部23は、ドア軸22の位置を中心とする円板形状である。また、座部23の直径は、パッキン30の直径よりも大きい。
パッキン30は、ドア軸挿入穴11の周囲であって、座部23とケース10との間に挟まれ、圧縮されることで、ドア軸方向での回転ドア20の移動を抑制するものである。パッキン30は、ドア軸22の位置を中心とする円板形状であって、その中心にドア軸22と同じ直径の開口部31を有しており、図2、図3(a)に示すように、その開口部31にドア軸22が挿入された状態となっている。パッキン30は、回転ドア20およびケース10よりも剛性が低い材料で構成され、例えば、ポリエチレン(FPE)等の樹脂により構成される。
また、本実施形態では、図2に示すように、ケース10の内側に、ケース10への回転ドア20の組み付けの際に、ドア軸22をドア軸挿入穴11に誘導(ガイド)するためのガイド部としてのガイドリブ40を設けている。
このガイドリブ40は、ドア軸挿入穴11の周囲で、ケース10の内側に向けて突出した形状であり、ケース10と一体のものである。なお、ガイドリブ40をケース10と別体として、ケース10に接着させた構成としても良い。
ガイドリブ40の具体的な形状は、図3(b)に示すように、ドア軸挿入穴11へのドア軸22の挿入の際に、ドア軸22とドア軸挿入穴11の位置が合うように座部23を誘導するため、中空きすり鉢形状となっている。
すなわち、ガイドリブ40は、図3(b)に示すように、ドア軸挿入穴11を同心状に囲む円筒形状であり、図2に示すように、ドア軸挿入穴11に回転ドア20のドア軸22が挿入された状態のとき、内側に回転ドア20の座部23が入るように、ガイドリブ40の内径は、座部23の外径と同等となっている。なお、同等とは、回転ドア20をケース10に組み付ける際に、座部23とガイドリブ40による摩擦抵抗を避けるため、座部23とガイドリブ40の間に隙間を設けているので、ガイドリブ40の内径が座部23の外径と同一ではないことを意味する。
言い換えると、ガイドリブ40は、ドア軸挿入穴11にドア軸22が挿入された状態のとき、座部23の外周に位置し、座部23の外周面に沿った形状となっている。
このため、ケース10への回転ドア20の組み付けの際では、ガイドリブ40の内周側に座部23を入れる(ガイドリブ40と座部23の位置を合わせる)ことで、ドア軸挿入穴11の位置とドア軸22の位置とを一致させることができる。
また、ガイドリブ40は、図2、図3(b)に示すように、ドア軸挿入穴11から離れた先端側部分(図中の上方端部)41において、内周側のコーナー部を面取りしており、ドア軸22からガイドリブ40までの距離が、ドア挿入穴11に対してドア軸22を挿入する方向とは反対の方向(図中上方向)に向かって、徐々に大きくなる形状となっている。
すなわち、図2に示すように、ガイドリブ40は、ドア軸20を含む面で切断したとき、ドア軸挿入穴11側を内側とする内面42および外面43と、先端側の面である上面44とを有しており、内面42が外面43よりも低くなるように、上面44が傾斜している。なお、図2では、上面44は平面であるが、湾曲していても良い。
また、ガイドリブ40における外面43のドア軸22と平行な方向の長さ45は、ドア軸22のうち、座部23のパッキン接触面25からドア軸22の先端26までの長さ46よりも長くなっている。これは、ドア軸挿入穴11にドア軸22を挿入する際であって、ドア軸挿入穴11とドア軸22との位置がずれている場合に、座部23をガイドリブ40の先端側部分41に接触させるためである。
また、回転ドア20においても、図2、図3(a)に示すように、座部23の外周端部23aを面取りしており、ガイドリブ40の先端側部分41に対応させて、座部23の側面23aを傾斜させている。
言い換えると、座部23の形状は、ドア軸挿入穴11(ドア軸22の先端26)に向かうにつれて、直径(外径)が徐々に小さくなる形状となっている。なお、図2では、座部23の側面23aは、平面であるが、ガイドリブ40の先端側部分41に対応させて、湾曲面としても良い。
次に、回転ドア20のケース10への組み付けについて説明する。
まず、ケース10、回転ドア20およびパッキン30を用意する。このとき、上記の通り、ケース10には、ドア軸挿入穴11およびガイドリブ40が設けられており、回転ドア20には座部23が設けられている。
そして、パッキン30を回転ドア20に組み付ける。すなわち、パッキン30の開口部31にドア軸22を差し込み、座部23にパッキン30を接触させる(図2、図3(a)参照)。
続いて、パッキン30が組み付けられた状態の回転ドア20のドア軸22を、ケース10のドア軸挿入穴11に挿入する。
このとき、ドア軸22がドア軸挿入穴11に挿入できるように、大まかに、これらの位置を合わせて、もしくは、位置合わせしながら、ドア挿入穴11にドア軸22を近づける。そして、ドア挿入穴11とドア軸22との位置がずれているときでは、座部23の側面23aとガイドリブ40の上面44とが当たり、そのまま、回転ドア20に対してドア挿入穴11に向けた力を加えると、回転ドア20の座部23が、ガイドリブ40の上面44に沿って移動して、座部23がガイドリブ40の内側に収まる。すなわち、回転ドア20の座部23がガイドリブ40の上面44に誘導されて、ドア軸22とドア軸挿入穴11の位置が合わせられ、ドア軸22がドア軸挿入穴11に挿入される。
このようにして、回転ドア20がケース10に組み付けられる。
次に、本実施形態の特徴を説明する。
(1)本実施形態では、ケース11におけるドア軸挿入穴11のドア挿入側端部12に対して、面取り等を行わずに、ドア挿入側端部12を直角形状としている。このため、回転ドア20をケース10に組み付けた状態のとき、パッキン30とケース10との間に隙間が生じないので、ドア挿入側端部12を面取り等した場合に問題となるパッキン30の落ち込みを防止できる。
(2)本実施形態では、円筒形状のガイドリブ40を、ドア軸挿入穴11を同心状に囲むように、ケース10に設けている。そして、ドア軸挿入穴11へのドア軸22の挿入の際、ドア挿入穴11とドア軸22との位置がずれているときに、座部23の側面23aとガイドリブ40の上面44とが当たることによって、ドア挿入穴11とドア軸22との位置を合わせるように座部23を誘導できるように、座部23の側面23aおよびガイドリブ40の上面44が、互いに対応して傾斜している。また、ドア軸22の先端部24が面取りされている。
このため、本実施形態によれば、ドア挿入側端部12を直角形状としても、回転ドア20を無理なくケース10に組み付けることができる。
(第2実施形態)
図4に、本実施形態におけるガイドリブ40の斜視図を示す。なお、図4は、ガイドリブ40とドア軸挿入穴11との位置関係を示しており、図3(b)に対応する図であり、図3(b)と同一の構成部には同一の符号を付している。
第1実施形態では、ガイドリブ40の形状を、座部23の全周を覆う形状、すなわち、円筒形状とする場合を例として説明したが、本実施形態のように、ガイドリブ40を複数個の柱状の突起部47から構成しても良い。
図4に示すように、本実施形態では、3つの突起部47が、ドア軸挿入穴11を同心円状に囲む円の周方向で、等間隔で離間して配置されている。3つの突起部47は、図4中の一点鎖線で示すように、ドア軸挿入穴11の中心からの距離が同じであり、その距離は、ドア軸挿入穴11の中心から座部23の外周端までの距離と同等である。
また、突起部47の断面形状は、図2に示すガイドリブ40の断面形状(図2中のドア軸22よりも右側部分および左側部分の一方)と同じであり、内面42、外面43および上面44を有し、上面44が傾斜した形状である。なお、突起部47の断面形状とは、回転ドアがケースに組み付けられた状態で、ドア軸22を含む面方向で、突起部47を切断したときの断面形状である。
(第3実施形態)
図5に本実施形態におけるガイドリブ40の斜視図を示す。なお、図5は、図4に対応しており、図4と同一の構成部には、同一の符号を付している。
第2実施形態では、ガイドリブ40を構成する突起部47の数が3つであったが、本実施形態のように、突起部47の数を4つにしても良い。
なお、図示しないが、座部23を適切な位置に誘導することができれば、突起部47の数を、4つに限らず、他の数としても良い。
(他の実施形態)
(1)上記した各実施形態では、ガイドリブ40の先端側部分41において、内周側のコーナー部を面取りし、かつ、座部23の外周端部23aも面取りしていたが、ガイドリブ40および座部23の少なくとも一方を面取りしておけば、ドア挿入側端部12を直角形状としても、回転ドア20を無理なくケース10に組み付けることができる。
なお、ガイドリブ40および座部23の両方に対して、面取りした方がこの場合よりも、回転ドア20の組み付け作業性をより良好にすることができる。また、ドア軸22の先端部24の面取りを省略しても良い。
(2)上記した各実施形態では、内外気切替ドア63、エアミックスドア68および吹出モード切替ドア72〜74のすべてのケース10への組み付け構造に対して、本発明を適用した場合を例として説明したが、内外気切替ドア63、エアミックスドア68および吹出モード切替ドア72〜74の少なくとも1つに対して、本発明を適用しても良い。
(3)上記した各実施形態では、回転ドア20として、ドア本体部21の一端部に回転軸22を配置し、ドア本体部21の他端部が回転先端側となる片持ちドアを用いる例について説明したが、ドア本体部21の中央部にドア軸22を配置したバタフライドアを用いる場合においても、本発明を適用できる。
本発明の第1実施形態における車両用空調装置の概略構成を示す図である。 回転ドア20をケース10に取り付けた状態のときのケース10のドア軸挿入穴周辺部における回転ドア20ケース10の断面図である。 (a)は、回転ドア20のケース挿入側部分の斜視図であり、(b)は、図2中のガイドリブ40の斜視図である。 本発明の第2実施形態におけるガイドリブ40の斜視図である。 本発明の第3実施形態におけるガイドリブ40の斜視図である。 本発明が解決しようとする課題を説明するための図であって、座部とケースとの間でパッキンを挟み込む構成の車両用空調装置におけるケースのドア軸挿入穴にドア軸が挿入された状態を示す断面図である。
符号の説明
10…ケース、11…ドア軸挿入穴、12…ドア挿入側端部、
20…回転ドア、22…ドア軸、23…座部、
30…パッキン、40…ガイドリブ。

Claims (5)

  1. 車室内に向かって空気が流れる空気通路を形成するケース(10)と、
    前記ケースの内部に設けられ、前記空気通路の開閉を行う回転ドア(20)とを備えており、
    前記回転ドアの回転軸となるドア軸(22)の周囲にひさしのように突出する座部(23)を設け、前記ケースのドア軸挿入穴(11)に前記ドア軸を挿入した状態で、前記座部と前記ケースとの間でパッキン(30)を挟み込むようにした構成の車両用空調装置において、
    前記座部および前記パッキンは、前記ドア軸の位置を中心とする円板形状であって、前記座部の直径の方が、前記パッキンの直径よりも大きくなっており、
    前記ケースにおける前記ドア軸挿入穴のドア挿入側端部(12)を直角形状とし、
    前記ケースのドア軸挿入穴の周囲に、前記ドア軸挿入穴への前記ドア軸の挿入の際に、前記ドア軸とドア軸挿入穴の位置が合うように、前記座部を誘導するためのガイド部(40)を設け、
    前記ガイド部の形状を、前記ドア軸挿入穴から離れた先端側部分(41)を除いて、前記ドア軸挿入穴の中心からの前記ドア軸挿入穴の径方向での距離が、前記ドア軸挿入穴の中心から前記座部の外周端までの前記ドア軸挿入穴の径方向での距離と同等であり、前記先端側部分(41)では、前記ドア軸挿入穴の中心からの前記ドア軸挿入穴の径方向での距離が、前記ドア軸挿入穴から離れる方向に向かって、徐々に大きくなる形状としていることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 前記座部の形状を、前記ガイド部の前記先端側部分の形状に対応させて、前記直径が前記ドア軸挿入穴に向かうにつれて徐々に小さくなる形状としたことを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 車室内に向かって空気が流れる空気通路を形成するケース(10)と、
    前記ケースの内部に設けられ、前記空気通路の開閉を行う回転ドア(20)とを備えており、
    前記回転ドアの回転軸となるドア軸(22)の周囲にひさしのように突出する座部(23)を設け、前記ケースのドア軸挿入穴(11)に前記ドア軸を挿入した状態で、前記座部と前記ケースとの間でパッキン(30)を挟み込むようにした構成の車両用空調装置において、
    前記座部および前記パッキンは、前記ドア軸の位置を中心とする円板形状であって、前記座部の直径の方が、前記パッキンの直径よりも大きくなっており、
    前記ケースにおける前記ドア軸挿入穴のドア挿入側端部(12)を直角形状とし、
    前記ケースのドア軸挿入穴の周囲に、前記ドア軸挿入穴への前記ドア軸の挿入の際に、前記ドア軸とドア軸挿入穴の位置が合うように、前記座部を誘導するためのガイド部(40)を設け、
    前記座部の形状を、直径が前記ドア軸挿入穴に向かうにつれて徐々に小さくなる形状としたことを特徴とする記載の車両用空調装置。
  4. 前記ガイド部を、前記ドア軸挿入穴を同心状に囲む円筒形状としたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  5. 前記ガイド部を、前記ドア軸挿入穴を同心状に囲む円の周方向で、離間して複数個配置された突起部(47)からなる形状としたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
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