JP2008073798A - パイプ被覆樹脂剥離機 - Google Patents

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Abstract

【課題】長さが種々異なる樹脂被覆パイプでも自動的に上下のカッティングロール間に送り込んで被覆樹脂に切込みを入れ、被覆樹脂を簡単に剥離できるようにしたパイプ被覆樹脂剥離機を提供する。
【解決手段】樹脂被覆パイプPの被覆樹脂に切込みを入れる切断刃4bを備えた上下のカッティングロール4,4と、樹脂被覆パイプPを自重で連続的に供給する傾斜ホッパー7と、該ホッパー7から供給された樹脂被覆パイプPを搬送してカッティングロール4,4の間に送り込むコンベア6とを具備したパイプ被覆樹脂剥離機とする。傾斜ホッパー7に入れた樹脂被覆パイプPは自重でコンベア6に供給されて自動的に上下のカッティングロール4,4の間に送り込まれ、切断刃4bで被覆樹脂に切込みが入れられて送り出される。送り出された樹脂被覆パイプPは被覆樹脂を切込み部分から手で簡単に剥離できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、樹脂被覆パイプの被覆樹脂に切込みを入れて被覆樹脂を簡単に剥離できるようにしたパイプ被覆樹脂剥離機に関し、更に詳しくは、長さが種々異なる樹脂被覆パイプであっても自動的に上下のカッティングロール間に送り込み、効率良く被覆樹脂に切込みを入れて被覆樹脂を剥離できるようにしたパイプ被覆樹脂剥離機に関する。
従来の樹脂被覆パイプは、鋼管と被覆樹脂を接着しているため、使用後に回収しても、被覆樹脂を剥離して鋼管と被覆樹脂に分別し、再利用することが困難であった。そこで、本出願人は、被覆樹脂を改良して、鋼管と被覆樹脂を接着する必要がない樹脂被覆パイプを開発すると共に、この樹脂被覆パイプの被覆樹脂に切込みを入れて被覆樹脂を簡単に剥離できるようにしたパイプ被覆樹脂剥離機を開発した。
上記のパイプ被覆樹脂剥離機は、切断刃を有する上下のカッティングロールを内蔵したボックスの入口から樹脂被覆パイプを手で挿入すると、樹脂被覆パイプが上下のカッティングロールに挟まれて該ロール間を通り、その切断刃で被覆樹脂の上下に切込みが入れられて、反対側の出口から排出されるものである。このように排出されたパイプは、切込みの入った部分から被覆樹脂を手で簡単に剥ぎ取って、鋼管と被覆樹脂に分別することができる。
また、他のタイプの剥離機として、樹脂被覆パイプに芯金を挿入し、外部から径方向内側へ押圧する複数の剥離ロールで樹脂被覆パイプの樹脂層を押圧して樹脂層を剥ぎ取った後、該パイプを回転させながら切削チップで樹脂層をさらに切除するものも知られている(特許文献1)。
特開2005−98379号公報
しかしながら、本出願人が先に開発したパイプ被覆樹脂剥離機は、カッティングロールを内蔵したボックスの入口から樹脂被覆パイプを一本ずつ手で挿入する必要があるため、このパイプ挿入作業が面倒で煩わしく、剥離処理効率の低下を招くという問題があった。
また、上記特許文献1の剥離機は、硬くて密着強度の大きい樹脂層で被覆されたパイプの該樹脂層を剥離する場合には有用であるが、樹脂層が接着されていない被覆パイプの該樹脂層を剥離する場合には被覆樹脂の剥離効率が極めて悪く、しかも、樹脂被覆パイプを連続して自動的に剥離処理できないという問題があった。
本発明は上記の事情の下になされたもので、その解決しようとする課題は、長さが種々異なる樹脂被覆パイプであっても、自動的に上下のカッティングロール間に送り込んで効率良く被覆樹脂に切込みを入れ、被覆樹脂を簡単に剥離できるようにしたパイプ被覆樹脂剥離機を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明のパイプ被覆樹脂剥離機は、樹脂被覆パイプの被覆樹脂に切込みを入れる切断刃を備えたカッティングロールと、樹脂被覆パイプをその自重により連続的に供給する傾斜ホッパーと、傾斜ホッパーから供給された樹脂被覆パイプを搬送して上下のカッティングロールの間に送り込むコンベアとを具備してなることを特徴とするものである。
本発明のパイプ被覆樹脂剥離機においては、コンベアがロープコンベアまたはベルトコンベアであることが好ましく、また、傾斜ホッパーをロープコンベアまたはベルトコンベアの搬送方向に対して直角方向に設け、傾斜ホッパーのパイプ供給端部をロープコンベアの2本のエンドレスロープまたはベルトコンベアのエンドレスベルトに近づけることが好ましい。そして、ロープコンベアの2本のエンドレスロープのパイプ担持部分の下側、または、ベルトコンベアのエンドレスベルトのパイプ担持部分の下側に、エンドレスロープまたはエンドレスベルトの摺動が自在なロープ支持体またはベルト支持体を設けることが好ましい。
更に、ロープコンベアを備えた本発明のパイプ被覆樹脂剥離機においては、下側のカッティングロールの切断刃の両側に、ロープコンベアの2本のエンドレスロープを巻き掛けるプーリ部を一体形成すること、および、上下のカッティングロールの手前に、ロープコンベアによって搬送される樹脂被覆パイプを押さえる押えロールと、ロープコンベアの2本のエンドレスロープに張力を付与するテンションプーリを配設することが好ましい。
また、ベルトコンベアを備えた本発明のパイプ被覆樹脂剥離機においては、ベルトコンベアのエンドレスベルトを巻き掛けた搬送方向先端の支持ロールとカッティングロールを動力伝達ベルトで連結すること、および、上側のカッティングロールの手前に、ベルトコンベアによって搬送される樹脂被覆パイプを上から押さえて上下のカッティングロールの間に送り込む補助ベルトコンベアを設けることが好ましい。
本発明のパイプ被覆樹脂剥離機では、長さが異なる多数本の樹脂被覆パイプを横向きに並べて傾斜ホッパーに入れると、各パイプは自重で傾斜ホッパーのパイプ供給端部に向かって移動し、最初の樹脂被覆パイプがコンベアに載って搬送されながら、上下のカッティングロールの間に送り込まれる。そして、この樹脂被覆パイプが上下のカッティングロールの間を通過するときに、上下のカッティングロールの切断刃によって被覆樹脂の上下に切込みが入れられ、上下のカッティングロールから送り出される。送り出された樹脂被覆パイプは、上下の切込み部分から被覆樹脂を手で簡単に剥ぎ取って、被覆樹脂とパイプ本体(鋼管)に分別することができる。
このように最初の樹脂被覆パイプがコンベアに載って上下のカッティングロールの方へ搬送されると、引き続いて2番目の樹脂被覆パイプが自重で傾斜ホッパーのパイプ供給端部からコンベアに載り移り、最初の樹脂被覆パイプと同様に上下のカッティングロールの間に送り込まれて被覆樹脂の上下に切込みが入れられ、被覆樹脂が切込み部分から剥ぎ取り可能な状態になって、上下のカッティングロールから送り出される。以後、同じ動作を繰り返しながら、樹脂被覆パイプが次々と連続して上下のカッティングロールの間へ自動的に送り込まれ、切断刃で効率良く切込みが入れられて送り出される。従って、先に開発した剥離機のように樹脂被覆パイプを一本ずつ手で挿入する面倒さや煩雑さがなくなり、樹脂被覆パイプが長くても短くても連続・自動的に搬送・切込みを行うことができるので、処理効率が向上する。
コンベアとしては、ローラコンベアなども採用可能であるが、樹脂被覆パイプの搬送性などを考慮すると、ロープコンベアまたはベルトコンベアが好ましく採用される。
また、傾斜ホッパーをロープコンベアまたはベルトコンベアの搬送方向に対して直角方向に設け、傾斜ホッパーのパイプ供給端部をロープコンベアの2本のエンドレスロープまたはベルトコンベアのエンドレスベルトに近づけたパイプ被覆樹脂剥離機は、樹脂被覆パイプがロープコンベアまたはベルトコンベアの搬送方向(換言すればエンドレスロープまたはエンドレスベルトの方向)と平行な姿勢で、傾斜ホッパーのパイプ供給端部から2本のエンドレスロープまたはエンドレスベルトの上に確実かつスムーズに載り移るため、パイプ供給トラブルや搬送トラブルを防止することができる。
そして、ロープコンベアの2本のエンドレスロープのパイプ担持部分の下側、または、ベルトコンベアのエンドレスベルトのパイプ担持部分の下側に、エンドレスロープまたはエンドレスベルトの摺動が自在なロープ支持体またはベルト支持体を設けたパイプ被覆樹脂剥離機は、ロープ支持体またはベルト支持体によってエンドレスロープまたはエンドレスベルトのパイプ担持部分の弛み(下方への撓み)が防止されるので、エンドレスロープまたはエンドレスベルトからの樹脂被覆パイプの脱落などの搬送トラブルを防止することができる。
更に、ロープコンベアを備えたパイプ被覆樹脂剥離機において、下側のカッティングロールの切断刃の両側に、ロープコンベアの2本のエンドレスロープを巻き掛けるプーリ部を一体形成したものは、エンドレスロープを巻き掛けるプーリを下側のカッティングロールに近づけて設ける必要がなくなるため、部品点数や組立工数が少なくなり、しかも、一台の駆動モータによってカッティングロールとロープコンベアの双方を駆動できるので、製造コストの低減を図ることが可能となる。
そして、ロープコンベアを備えたパイプ被覆樹脂剥離機において、上下のカッティングロールの手前に、ロープコンベアによって搬送される樹脂被覆パイプを押さえる押えロールと、ロープコンベアの2本のエンドレスロープに張力を付与するテンションプーリを配設したものは、カッティングロールの切断刃で被覆樹脂に切込みを入れるときに、パイプの後端部が浮き上がったりエンドレスロープの両側へ位置ずれすることがないように、押えロールにより樹脂被覆パイプを押えて上下のカッティングロール間に送り込むため、切断刃によって被覆樹脂の上下にパイプ本体(鋼管)の外周面に達する深さの真直ぐな切込みを確実に入れることができ、しかも、テンションプーリによってエンドレスロープの弛みを防止することができる。
また、ベルトコンベアを備えたパイプ被覆樹脂剥離機において、ベルトコンベアのエンドレスベルトを巻き掛けた搬送方向先端の支持ロールとカッティングロールを動力伝達ベルトで連結したものは、一台の駆動モータによってカッティングロールとベルトコンベアの双方を駆動できるので、製造コストの低減を図ることができる。
そして、ベルトコンベアを備えたパイプ被覆樹脂剥離機において、上側のカッティングロールの手前に補助ベルトコンベアを設けたものは、カッティングロールの切断刃で被覆樹脂に切込みを入れるときに、パイプの後端部が浮き上がったりエンドレスベルトの両側へ位置ずれすることがないように、補助ベルトコンベアで樹脂被覆パイプを上から押えて上下のカッティングロールの間に送り込むため、切断刃によって被覆樹脂の上下にパイプ本体(鋼管)の外周面に達する深さの真直ぐな切込みを確実に入れることができる。
以下、図面を参照して本発明の具体的な実施形態を詳述する。
図1は本発明の一実施形態に係るパイプ被覆樹脂剥離機の正面図、図2は同剥離機の平面図、図3は同剥離機の左側面図、図4はカッティングロールケースとロープコンベアのカバーを省略した同剥離機の拡大部分平面図、図5は図4のA−A線に沿った断面図、図6は同剥離機の上下のカッティングロールを左側から見た拡大側面図である。
このパイプ被覆樹脂剥離機M(以下、単に剥離機Mと記す)は、図1〜図3に示すように、基台1に固定された支持板1aの上に設置されており、該基台1は樹脂被覆パイプ1bとパイプ継手1cとキャスター1dを用いて組立てられている。
この剥離機Mは、減速機付きの駆動モータ2を内蔵したモータケース3と、上下のカッティングロール4,4を内蔵したカッティングロールケース5と、ロープコンベア6と、傾斜ホッパー7などの主要部品から構成されたものであって、モータケース3の上面には、駆動モータ2をON,OFFするスイッチボタン8a,8bが設けられている。
駆動モータ2の出力軸2aは、図6に示すようにモータケース3の前面の軸受部3aから前方に突き出して、その先端部が軸受板9の孔9aに回転自在に嵌合されており、この出力軸2aには下側のカッティングロール4が取付固定されている。一方、上側のカッティングロール4は、モータケース3の前面と軸受板9との間に横架された固定軸10に回転自在に取付けられ、この上側のカッティングロール4の大径部に外嵌着されたゴム輪4aと、下側のカッティングロール4の大径部に外嵌着されたゴム輪4aが互いに圧接している。従って、下側のカッティングロール4が駆動モータ2によって回転すると、その回転力がゴム輪4a,4aを介して上側のカッティングロール4に伝達され、上側のカッティングロール4も下側のカッティングロール4と同じ速度で反対方向に回転するようになっている。
図6に示すように、上下のカッティングロール4,4はいずれも、樹脂被覆パイプPの被覆樹脂Prに切込みを入れるための切断刃4bをロール中央部に備えたものであって、この切断刃4bの両側には、ロープコンベア6の2本のエンドレスロープ6a,6aを巻き掛けるプーリ部4c,4cが一体形成されている。尚、この実施形態では、上下ともに同じカッティングロール4,4を使用しているが、上側のカッティングロール4にはプーリ部4c,4cを形成する必要がないので、プーリ部4c,4cのない切断刃4bのみを有するカッティングロールを使用してもよい。
モータケース3の片側(この実施形態では左側)には、図1〜図3に示すように、樹脂被覆パイプPをその自重によって連続的にロープコンベア6に供給する傾斜ホッパー7が設置されている。この傾斜ホッパー7は、傾斜する底板7aの両側に側板7b,7bを設けただけの簡易なホッパーであって、ロープコンベア6の搬送方向Xに対して直角方向に設けられており、そのパイプ供給端部(傾斜下端側の端部)がロープコンベア6のエンドレスロープ6aの少し手前まで接近している。従って、樹脂被覆パイプPがロープコンベア6の搬送方向Xと平行な姿勢で、傾斜ホッパー7のパイプ供給端部から2本のエンドレスロープ6a,6aの上に脱落することなく確実かつスムーズに載り移るため、パイプ供給トラブルや搬送トラブルを生じる恐れは皆無に等しい。
この傾斜ホッパー7の横幅寸法は、剥離処理が行われる予定の樹脂被覆パイプPのうち最長の長さを有するものよりも若干大きく設定されており、剥離処理予定の長さが異なる全ての樹脂被覆パイプPをロープコンベア6へ連続的に供給することができるようになっている。尚、この傾斜ホッパー7の傾斜角度は、特に限定されるものではないが、あまり急傾斜になると樹脂被覆パイプPをロープコンベア6へ送り出す力が強くなりすぎ、あまり緩傾斜になると送り出す力が弱くなりすぎるので、水平面に対して3〜20°、好ましくは5〜15°の範囲内で傾斜させるのが良い。
図1〜図3に示すように、傾斜ホッパー7とモータケース3の前方には、傾斜ホッパー7から供給された樹脂被覆パイプPを搬送して上下のカッティングロール4,4の間に送り込むロープコンベア6が設けられている。このロープコンベア6は、図4,図5に拡大して示すように、2本のエンドレスロープ6a,6aを、前述した下側のカッティングロール4のプーリ部4c,4cと、他端の支持プーリ6b,6bとの間に掛け渡したものであって、カッティングロール4の手前には、エンドレスロープ6a,6aに張力を付与するテンションプーリ6cと、エンドレスロープ6a,6aのパイプ担持部分を下方から支持する中間支持プーリ6d,6dと、搬送される樹脂被覆パイPプを上側から押さえる押えロール6e,6eが配設されている。これらの支持プーリ6b,テンションプーリ6c、中間支持プーリ6d,押えロール6eはいずれも、モータケース3の前面に固定された軸取付板6hとその前方の軸取付板6iとの間に横架された軸に回転自在に取付けられており、これらの上側には安全用のカバー6j,6kが被せられる。そして、エンドレスロープ6a,6aのパイプ担持部分の下側には、エンドレスロープの摺動自在なロープ支持体6fが配置されており、その両端の脚片6g,6gによって支持固定されている。
なお、カッティングロール4としてプーリ部4c,4cを形成していないものを使用し、支持プーリ6bと同様の支持プーリをカッティングロール4の手前に設けて、これにロープコンベア6のエンドレスロープ6a,6aを巻き掛けるようにしてもよいが、この実施形態のようにカッティングロール4にプーリ部4c,4cを一体形成してエンドレスロープ6a,6aを巻き掛けると、より確実に樹脂被覆パイプPを上下のカッティングロール4,4の間に送り込むことができる上に、支持プーリを一つ省略できる分だけ部品点数や組立工数が減少し、しかも、一台の駆動モータ2でカッティングロール4,4とロープコンベア6の双方を駆動できるので、製造コストを低減できる利点がある。
また、この剥離機Mは、押えロール6eとして、上記の中間支持プーリ6dと同じプーリを使用することにより、部品の種類を少なくしてコストの低減を図っているが、別の押えロールを使用しても勿論よい。更に、上記の軸取付板6iの後面に、パイプガイド(不図示)をロープコンベア6の搬送方向と平行に取付けてもよく、このようなパイプガイドが存在すると、搬送中に樹脂被覆パイプPがエンドレスロープ6a,6aから外れたり斜めになったりするトラブルをより確実に解消できる利点がある。
以上のような構成の剥離機Mを用いて、図2に示すように、長さが種々異なる多数本の樹脂被覆パイプPを横向きに並べて傾斜ホッパー7に入れると、各パイプPは自重で傾斜ホッパー7のパイプ供給端部に向かって移動し、最初の樹脂被覆パイプPがロープコンベア6の2本のエンドレスロープ6a,6aに載ってX方向に搬送されながら、図4〜図6に示すように、カッティングロールケース5内の上下のカッティングロール4,4の間に送り込まれる。そして、この樹脂被覆パイプPが上下のカッティングロール4,4の間を通過するときに、図6に示すように上下のカッティングロール4,4の切断刃4b,4bによって、被覆樹脂Prの上下にパイプ本体(鋼管)Psの外周面に達する切込みPcが入れられ、上下のカッティングロール4,4を通過した樹脂被覆パイプPは、カッティングロールケース5の筒状の排出口5aから排出される。この排出された樹脂被覆パイプPは、上下の切込み部分Pcから被覆樹脂Prを手で剥ぎ取ることによって被覆樹脂Prとパイプ本体(鋼管)Psに分別され、再利用に供される。
特に、上記の剥離機Mは、テンションプーリ6cによってエンドレスロープ6a,6aに引張力が付与されていること、ロープ支持体6fによってエンドレスロープ6a,6aのパイプ担持部分の弛み(下方への撓み)が防止されていること、及び、押えロール6eによって樹脂被覆パイプPが押えられることから、樹脂被覆パイプPをロープコンベア6で上下のカッティングロール4,4の間に送り込むときに、樹脂被覆パイプPがエンドレスロープ6a,6aから外れたり、樹脂被覆パイプPの後端部が浮き上がったり、樹脂被覆パイプPが斜めになったりする搬送トラブルを生じることなく、搬送方向Xに一致した正しい姿勢を保って樹脂被覆パイプPをカッティングロール4,4間に送り込むことができる。それ故、切断刃4b,4bによって被覆樹脂Prの上下にパイプ本体(鋼管)Psの外周面に達する深さの真直ぐな切込みPc,Pcを確実に入れることができるので、切込み部分からの被覆樹脂Prの剥離作業を簡単かつ確実に行うことができるようになる。
最初の樹脂被覆パイプPが上記のようにロープコンベア6に載って上下のカッティングロール4,4の方へ搬送されると、引き続いて2番目の樹脂被覆パイプPが自重で傾斜ホッパー7のパイプ供給端部からロープコンベア6に載り移り、最初の樹脂被覆パイプと同様に上下のカッティングロール4,4の間に送り込まれて被覆樹脂Prの上下に切込みPc,Pcが入れられ、被覆樹脂Prが切込み部分から剥ぎ取り可能な状態になって、カッティングロールケース5の排出口5aから排出される。以後、同じ動作を繰り返しながら、樹脂被覆パイプPが次々と連続して上下のカッティングロール4,4の間へ自動的に送り込まれ、切断刃4b,4bで効率良く切込みPc,Pcが入れられて送り出される。
以上のように、この剥離機Mは、樹脂被覆パイプPを一本ずつ手で挿入する面倒さや煩雑さがなくなり、樹脂被覆パイプPが長くても短くても連続・自動的に樹脂被覆パイプPの供給、搬送及び切込みを行うことができるので、処理効率が大幅に向上する。
図7は本発明の他の実施形態に係るパイプ被覆樹脂剥離機をそのカッティングロールカバーおよび軸取付板を省略して示す斜視図、図8は同剥離機の部分説明図である。
この剥離機M1は、樹脂被覆パイプPを搬送して上下のカッティングロール4,4の間に送り込むコンベアとしてベルトコンベア11を設けた点で、前記の剥離機Mと相違している。即ち、このベルトコンベア11は、下側のカッティングロール4の近傍箇所に設けられた支持ロール11aと、反対側端部に設けられた支持ロール11bとの間に、エンドレスベルト11cが掛け渡されたものであって、このエンドレスベルト11cのパイプ担持部分の下側には、エンドレスベルト11cの弛みを防止するために、エンドレスベルトの摺動自在なベルト支持体11dが設けられている。そして、傾斜ホッパー7は、このベルトコンベア11の搬送方向に対して直角方向に設けられ、この傾斜ホッパー7のパイプ供給端部(下端)から樹脂被覆パイプPがエンドレスベルト11cに確実に乗り移るように、パイプ供給端部がエンドレスベルト11cに近づけられている。
図8に示すように、ベルトコンベア11の搬送方向先端の上記支持ロール11aと下側のカッティングロール4は動力伝達ベルト12で連結されており、モータケース3内の駆動モータによって下側のカッティングロール4が回転すると、動力伝達ベルト12を介して支持ロール11aも回転し、ベルトコンベアが駆動されるようになっている。
また、上側のカッティングロール4の手前には、ベルトコンベア11によって搬送される樹脂被覆パイプPを上から押さえて上下のカッティングロール4,4の間に送り込む補助ベルトコンベア13が設けられている。この補助ベルトコンベア13は、上側のカッティングロール4の近傍箇所に設けられた支持ロール13aと、反対側に設けられた支持ロール13bとの間にエンドレスベルト13cを掛け渡した短いベルトコンベアであって、エンドレスベルト13cのパイプ押圧部分の上側には、エンドレスベルト13cの弛みを防止するために、エンドレスベルト13cの摺動自在なベルト支持体13dが設けられている。そして、この補助ベルトコンベア13の搬送方向先端の上記支持ロール13aと、上側のカッティングロール4は、動力伝達ベルト12で連結されており、駆動モータによって下側のカッティングロール4が回転すると、ゴム輪4a,4aを介して上側のカッティングロール4が回転すると共に、動力伝達ベルト12を介して補助ベルトコンベア13の支持ロール13aも回転して、補助ベルトコンベア13が駆動されるようになっている。
このような補助ベルトコンベア13を設けると、カッティングロール4,4の切断刃4b,4bでパイプ被覆樹脂に切込みを入れるときに、樹脂被覆パイプPの後端部が浮き上がったり樹脂被覆パイプPが斜めになったりしないように、補助ベルトコンベア13で樹脂被覆パイプPを上から押えて上下のカッティングロール4,4の間に送り込むことができるため、切断刃4b,4bによって被覆樹脂の上下にパイプ本体(鋼管)の外周面に達する深さの真直ぐな切込みを確実に入れることができる。
この剥離機M1のその他の構成や作用効果は、前述した剥離機Mのそれらと同様であるので、説明を省略する。
本発明の一実施形態に係るパイプ被覆樹脂剥離機の正面図である。 同剥離機の平面図である。 同剥離機の左側面図である。 カッティングロールケースとロープコンベアのカバーを省略した同剥離機の拡大部分平面図である。 図4のA−A線に沿った断面図である。 同剥離機の上下のカッティングロールを左側から見た拡大側面図である。 本発明の他の実施形態に係るパイプ被覆樹脂剥離機をそのカッティングロールカバーおよび軸取付板を省略して示す斜視図である。 同剥離機の部分説明図である。
符号の説明
2 駆動モータ
4 カッティングロール
4b 切断刃
4c プーリ部
6 ロープコンベア
6a エンドレスロープ
6c テンションプーリ
6e 押えロール
6f ロープ支持体
7 傾斜ホッパー
11 ベルトコンベア
11a ベルトコンベアの搬送方向先端の支持ロール
11c エンドレスベルト
11d ベルト支持体
12 動力伝達ベルト
13 補助ベルトコンベア
13a 補助ベルトコンベアの搬送方向先端の支持ロール
13c エンドレスベルト
13d ベルト支持体
M,M1 パイプ被覆樹脂剥離機
P 樹脂被覆パイプ
Pr 被覆樹脂
Pc 切込み

Claims (8)

  1. 樹脂被覆パイプの被覆樹脂に切込みを入れる切断刃を備えたカッティングロールと、樹脂被覆パイプをその自重により連続的に供給する傾斜ホッパーと、傾斜ホッパーから供給された樹脂被覆パイプを搬送して上下のカッティングロールの間に送り込むコンベアとを具備してなることを特徴とするパイプ被覆樹脂剥離機。
  2. コンベアが、ロープコンベアまたはベルトコンベアである請求項1に記載のパイプ被覆樹脂剥離機。
  3. 傾斜ホッパーをロープコンベアまたはベルトコンベアの搬送方向に対して直角方向に設け、傾斜ホッパーのパイプ供給端部をロープコンベアの2本のエンドレスロープまたはベルトコンベアのエンドレスベルトに近づけたことを特徴とする請求項2に記載のパイプ被覆樹脂剥離機。
  4. ロープコンベアの2本のエンドレスロープのパイプ担持部分の下側、または、ベルトコンベアのエンドレスベルトのパイプ担持部分の下側に、エンドレスロープまたはエンドレスベルトの摺動が自在なロープ支持体またはベルト支持体を設けたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載のパイプ被覆樹脂剥離機。
  5. 下側のカッティングロールの切断刃の両側に、ロープコンベアの2本のエンドレスロープを巻き掛けるプーリ部を一体形成したことを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれかに記載のパイプ被覆樹脂剥離機。
  6. 上下のカッティングロールの手前に、ロープコンベアによって搬送される樹脂被覆パイプを押さえる押えロールと、ロープコンベアの2本のエンドレスロープに張力を付与するテンションプーリを配設したことを特徴とする請求項2ないし請求項5のいずれかに記載のパイプ被覆樹脂剥離機。
  7. ベルトコンベアのエンドレスベルトを巻き掛けた搬送方向先端の支持ロールとカッティングロールを動力伝達ベルトで連結したことを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれかに記載のパイプ被覆樹脂剥離機。
  8. 上側のカッティングロールの手前に、ベルトコンベアによって搬送される樹脂被覆パイプを上から押さえて上下のカッティングロールの間に送り込む補助ベルトコンベアを設けたことを特徴とする請求項2、請求項3、請求項4、請求項7のいずれかに記載のパイプ被覆樹脂剥離機。
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