JP2008073716A - チップドレッサ - Google Patents

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Abstract

【課題】カッタ本体の製造が容易で、かつ、電極チップの先端を迅速かつ奇麗に研磨可能なチップドレッサを提供すること。
【解決手段】 本発明のチップドレッサは、ホルダに保持されるカッタ本体39が、一方の縁部に切刃46・49を配設させた2つの板状切刃部44・47を、回転中心軸O近傍で交差させるように略十字形状に組み付けて配設させた構成とされる。切刃46・49が、相互に交差する交点Pを回転中心軸O上に位置させるように、形成され、ホルダの正転時に、切刃46の交点Pから延びるように配置される部位46aと、切刃49の交点Pから離れた位置に配置される部位49bと、により、電極チップを切削可能とし、ホルダの逆転時に、切刃49の交点Pから延びるように配置される部位49aと、切刃46の交点Pから離れた位置に配置される部位46bと、により、電極チップを切削可能な構成とされている。
【選択図】図7

Description

本発明は、スポット溶接に使用する一対の電極チップを研磨するチップドレッサに関する。
従来、チップドレッサとしては、カッタが、回転駆動時の回転中心軸から四方に延びるように構成されるとともに、それぞれ、回転中心軸に沿った方向側の端部の縁部に、切刃を備える構成として、正転時にも逆転時にも各電極チップを研磨可能に構成されるものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特許第3738432号公報
しかし、従来のチップドレッサでは、カッタが、板状ではないことから、単に平板の金属素材から切り取って簡便な切削加工するだけでは製造できず、鋳造や切削量等を多くした加工等による製造が必要となって、製造が容易ではなかった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、カッタ本体の製造が容易で、かつ、電極チップの先端を迅速かつ奇麗に研磨可能なチップドレッサを提供することを目的とする。
本発明に係るチップドレッサは、スポット溶接用の一対の電極チップにおける相互の先端を、接近させつつ、回転するカッタに当てて研磨する構成とされ、
カッタが、
接近した電極チップ相互の軸心と一致させる回転中心軸を有して回転駆動するホルダと、
ホルダに保持されて、ホルダの回転時に、各電極チップの先端付近を切削可能とされるカッタ本体と、
から構成されるとともに、
カッタ本体が、ホルダの正転時及び逆転時に、各電極チップの先端付近を切削可能な構成とされ、
カッタ本体とホルダとの間に、電極チップ先端の研磨時に発生する切粉を排出可能に、回転中心軸に沿って貫通する排出孔を、配設させた構成のチップドレッサであって、
カッタ本体が、対向して配置される一対の電極チップの研磨時に、各電極チップの先端側を収納可能とするように、一対の電極チップの相互の接近方向に略沿う長さ方向の両縁側に2つの収納凹部を備える構成とされるとともに、収納凹部を構成する2つの凹部を備えて、凹部周縁となる板厚方向側の一方の縁部に切刃を配設させた2つの板状切刃部を、回転中心軸近傍で交差させるように略十字形状に組み付けて配設させた構成とされて、
切刃が、相互に交差する交点を回転中心軸上に位置させるように、形成されるとともに、ホルダの正転時に、一方の切刃における交点から延びるように配置される部位と、他方の切刃における交点から離れた位置に配置される部位と、により、電極チップを切削可能とし、ホルダの逆転時に、他方の切刃における交点から延びるように配置される部位と、一方の切刃における交点から離れた位置に配置される部位と、により、電極チップを切削可能な構成とされていることを特徴とする。
本発明のチップドレッサでは、ホルダに保持されるカッタ本体が、2つの板状切刃部を交差させた略十字形状として、構成されていることから、平板の金属素材からワイヤカッタによって所定形状の板状切刃用素材を切り取り、相互の組付部位を形成するとともに切刃部位を形成することによって、板状切刃部を製造することができて、そして、組付部位で組み付ければカッタ本体を製造でき、従来のチップドレッサと比較して、切削量を少なくして、カッタ本体を容易に製造することができる。
また、本発明のチップドレッサでは、ホルダの回転方向を制限することなく、ホルダを正転させても逆転させても一対の電極チップを研磨することができることから、例えば、ホルダを正転させて各切刃により、一対の電極チップを研磨した後に、次の組の一対の電極チップを研磨する際、ホルダを逆転させて研磨すれば、仮に各切刃に切粉が付着していても、その付着していた切粉を、各切刃から簡単に剥離させることが可能となる。
さらに、本発明のチップドレッサでは、カッタ本体に配置される切刃が、回転中心軸近傍から四方に延びるように構成されており、ホルダの正転時及び逆転時に、この切刃における4つの部位のうち隣り合う2つの部位を利用して、電極チップが切削され、残りの2つの部位により、電極チップが支持されることとなる。すなわち、本発明のチップドレッサでは、各電極チップを、研磨時に、回転中心軸近傍から四方に延びる切刃の4つの部位により安定して支持させることができて、研磨時における電極チップのぶれを抑えることができる。また、本発明のチップドレッサでは、ホルダの正転時においても逆転時においても、切刃における2つの部位を利用して、電極チップを切削する構成であることから、電極チップの先端を迅速に研磨することができる。
したがって、本発明のチップドレッサでは、カッタ本体の製造が容易で、かつ、電極チップの先端を迅速かつ奇麗に研磨することができる。
そして、本発明のチップドレッサにおけるカッタ本体は、具体的には、各板状切刃部を構成するとともに、交差部位に、相互に嵌合可能な嵌合凹溝を備える2枚の切刃用板材を、嵌合凹溝により相互に嵌合させて組み付ければ、製造することができる。
また、カッタ本体は、一方の板状切刃部を構成する1枚の切刃用幹素材と、他方の板状切刃部を回転中心軸付近で2分割して構成される2枚の切刃用枝素材と、の3ピースから構成して、各切刃用枝素材を、回転中心軸側に形成される嵌合部を切刃用幹素材に形成される嵌合部と嵌合させることにより、それぞれ、切刃用幹素材に、組み付けても、製造することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、実施形態のチップドレッサMは、図1・2に示すように、溶接ガン1のシャンク3・4に嵌め込まれた一対の電極チップ6(6A・6B)を研磨するものである。溶接ガン1は、図示しない多関節の溶接ロボットのアームの先端に保持されるサーボガンとしている。このサーボガン1は、汎用のものであり、一対の電極チップ6A・6Bを、エンコーダを内蔵させたサーボモータ2により移動させるように保持するとともに、相互に接近させる位置制御機能を備えて構成されている。また、サーボガン1は、演算機能を備えて、サーボモータ2の回転数制御・トルク制御を行なって、電極チップ6A・6Bの位置制御や加圧力制御等を行なえるものである。
電極チップ6A・6Bは、溶接時のワークに接触させる先端側に、円形の先端面6aと、この先端面6aの縁(角部)6bから円柱状の元部6dにかけて拡径する拡径部6cと、を備えて構成されている。実施形態の場合、先端面6aは、半径R1を40mmとした略平面状の球面とし、拡径部6cは、半径R2を8mmとした球面状として、先端面6aの直径d1を6mm、元部6d側の直径d2を16mmとしている(図3参照)。
チップドレッサMは、溶接ロボットの作動によるサーボガン1の稼動範囲内に配設されて、図1・2に示すように、支持フレーム10、ガイドブロック14、ギヤケース16、駆動モータ22、及び、カッタを構成するドレッサ本体26、を備えて構成されている。
サーボガン1の稼動範囲内に配設された支持フレーム10には、上下にブラケット11・12が配設されている。上下のブラケット11・12の間には、左右両側に、上下方向に沿って配置されたガイドロッド13・13が配設されている。各ガイドロッド13の上下の略中間位置には、水平方向に配設されるガイドブロック14が、元部側の位置で、ガイドロッド13の軸方向に沿う上下方向に摺動可能に配設されている。また、ガイドブロック14の元部側における上下面には、各ガイドロッド13の周囲に外装された計4個の圧縮コイルばね15が当接している。これらのばね15の伸縮によって、ガイドブロック14が、研磨時の電極チップ6A・6Bの軸方向への移動に追従して、移動可能に、支持フレーム10に保持されることとなる。
ガイドブロック14の先端側には、上下のアッパプレート18とロアプレート19とからなるギヤケース16が配設され、先端側のプレート18・19間には、ベアリング20・20を介在させて、ドレッサ本体26に形成される歯車部31が、配設されている。アッパプレート18の上面側や側面側は、カバー17によって覆われている。
ギヤケース16の元部側の下面には、ホルダ27を回転駆動可能な駆動モータ22が配設されている。駆動モータ22には、駆動軸22aに、ギヤ24に噛合するギヤ23が配設され、ギヤ24には、ドレッサ本体26の歯車部31が噛合されている。
カッタを構成するドレッサ本体26は、図2に示すように、ホルダ27と、ホルダ27に保持されるカッタ本体39と、から構成されている。
ホルダ27は、カッタ本体39を保持する略円筒形状の筒状部28と、筒状部28の外周面に円板状に突設されてギヤ24と噛合する歯車部31と、を備えて構成されている。ホルダ27は、駆動モータ22の駆動力をギヤ23・24・歯車部31を経て伝達されて回転する回転中心軸Oを、研磨時の電極チップ6A・6Bの軸心Cと一致させるように、配設されている。また、ホルダ28は、歯車部31の上下となる筒状部28の外周面に、ベアリング20・20を配設させて、ギヤケース16に回動可能に支持されている。ホルダ27の回転方向は、研磨時の電極チップ6A・6Bの軸心Cの周方向(軸回り方向)であって、正転・逆転可能である。実施形態では、正転時、図7に示すように、水平方向に沿って、反時計回り方向に回転する。
筒状部28は、図4・7に示すように、中央に、断面形状を円形と長方形とを結合させた形状とされるとともに、上下で貫通した貫通孔29を、配設させた構成とされている。貫通孔29は、中心を回転中心軸Oと一致させて形成される断面略円形の貫通孔本体29aと、カッタ本体39の後述する切刃46・49における主切削部位46a・49a間の部位の開口面積を広げるように、貫通孔本体29aの周縁における主切削部位46a・49a間の部位を断面略長方形状に切り欠いて構成される排出穴部29bと、から構成されている。そして、貫通孔本体29aの周縁には、カッタ本体39の端部(各板状切刃部44・47における幅方向D3・D4側の両端)を嵌合可能とする断面略矩形状の嵌合溝部30が、回転中心軸Oを中心として略放射状となる4箇所において、上下方向に沿った全域にわたって、形成されている。また、筒状部28の上面側には、ねじ35を締結可能なねじ孔28aが、3箇所に、形成されている。さらに、筒状部28の下面側であって、各嵌合溝部30の下方となる位置には、カッタ本体39の下面側を筒状部28に保持させるためのねじ36を締結可能なねじ孔28bが、形成されている。このねじ孔28bは、各嵌合溝部30に連通される構成とされて、カッタ本体39の下面側となる各板状切刃部44・47の後述するテーパ面部44a・47aを、ねじ36の先端と当接させることにより、カッタ本体39を筒状部28に保持させる構成である。
筒状部28の上部側には、アッパカバー33が、配設されている。アッパカバー33は、カッタ本体39の上面側を保持して、カッタ本体39を筒状部28に保持させるためのもので、図4に示すように、略円板状とされて、中央に、筒状部28に形成される貫通孔29に対応した挿入孔33aを配設させた構成とされている。また、アッパカバー33における外周縁の3箇所には、アッパカバー33を筒状部28に固定させるねじ35(図2・7参照)を挿通可能な連結孔33bが、形成されている。
そして、実施形態のドレッサ本体26では、カッタ本体39は、端部(各板状切刃部44・47における幅方向D3・D4側の両端)を、筒状部28に形成される嵌合溝部30に嵌合させ、上面側を、ねじ35を利用して筒状部28に固定されるアッパカバー33により押えられ、下面側を、ねじ36により押えられて、筒状部28に保持される構成である。また、実施形態のドレッサ本体26では、筒状部28に形成される貫通孔29と、アッパカバー33の挿入孔33aと、が、電極チップ6A・6B先端の研磨時に発生する切粉を排出する排出孔38を、構成することとなる。
カッタ本体39は、図5・6に示すように、それぞれ、長さ方向D1側となる上下の両縁側に2つの凹部45U・45D・48U・48Dを備えた略鼓板形状の2枚の板状切刃部44・47を、回転中心軸O近傍で交差させるように略十字形状に配設させた構成とされるもので、各板状切刃部44・47の上下の凹部45U・45D・48U・48Dが、それぞれ、カッタ本体39における長さ方向D1側の両縁側に形成されて、電極チップ6A・6Bの先端側を収納可能な2つの収納凹部40U・40Dを構成している。各板状切刃部44・47における幅方向D2・D3側の両端における下端側の部位には、カッタ本体39を筒状部28に保持させるためのねじ36の先端と当接可能なテーパ面部44a・47aが、形成されている。また、各板状切刃部44・47は、凹部45U・45D・48U・48D周縁となる板厚方向D4・D5側の一方の縁部44b・47bに、切刃46U・46D・49U・49Dを配設させた構成とされている。切刃46U・46D・49U・49Dは、実施形態の場合、すくい角を約3°に設定されて、ホルダ27の回転時に、各電極チップ6A・6Bを研磨可能に、構成されている。
実施形態の場合、カッタ本体39は、具体的には、切刃46U(46D)と切刃49U(49D)との相互に交差する交点Pを、回転中心軸O上に位置させるように、板状切刃部44・47相互を幅方向D3・D4側の中央から若干ずれた位置で交差させるようにして形成されている。そして、実施形態の場合、各切刃46U(46D)・49U(49D)において、図7に示すように、共に交点Pから延びるように形成されて相互に対向する面側に配設される部位46a・49aが、主に電極チップ6A・6Bを切削する主切削部位を構成して、各電極チップ6A・6Bの先端面6a・先端面6aの縁(角部)6b・拡径部6cを、切削研磨可能な構成とされる。また、各切刃46U(46D)・49U(49D)において、交点Pから離れて配設される部位46b・49bが、補助的に電極チップ6A・6Bを切削する補助切削部位を構成して、各電極チップ6A・6Bの拡径部6cのみを切削研磨可能な構成とされる。また、実施形態では、カッタ本体39を構成する各板状切刃部44・47が、板厚t1・t2(図5参照)を、それぞれ、3.15mmに、設定されている。
そして、実施形態のカッタ本体39では、各切刃46U・46Dにおける主切削部位46aと、各切刃49U・49Dにおける補助切削部位49bと、が、ホルダ27の正転時に、電極チップ6A・6Bを切削可能とされ、各切刃49U・49Dにおける主切削部位49aと、各切刃46U・46Dにおける補助切削部位46bと、が、ホルダ27の逆転時に、電極チップ6A・6Bを切削可能な構成とされている。
また、実施形態のカッタ本体39は、図6に示すように、各板状切刃部44・47を構成する2枚の切刃用板材51・52から、構成されている。各切刃用板材51・52は、高速度工具鋼等の平板の金属素材からワイヤカッタにより切り取られて構成される略鼓板形状とされている。板状切刃部44を構成する切刃用板材51の幅方向D2の中央付近には、他方の切刃用板材52の中央側部位52bを嵌合可能なように、上縁側を略矩形状に切り欠いて構成される嵌合凹溝51aが、形成されている。また、板状切刃部47を構成する切刃用板材52の幅方向D3の中央付近には、他方の切刃用板材51の中央側部位51bを嵌合可能なように、下縁側を略矩形状に切り欠いて構成される嵌合凹溝52aが、形成されている。そして、実施形態のカッタ本体39は、各切刃用板材51・52を嵌合凹溝51a・52aの部位で相互に嵌合させることにより、構成されている。
実施形態のチップドレッサMの使用状態について説明すると、所定回数のスポット溶接を行なった後、溶接ロボットが、サーボガン1をチップドレッサMの近傍に配置させるとともに、電極チップ6A・6Bを、ドレッサ本体26の上下で、上下方向に沿って対向させるように配置させる。すると、それに対応させて、チップドレッサMは、駆動モータ22を回転駆動させる。
そして、サーボガン1が作動されて、チップ6A・6Bを、ホルダ27内に挿入させるように、相互に接近させて、カッタ本体39の収納凹部40U・40D側に押し付ければ、カッタ本体39が、各切刃46U・46Dにおける主切削部位46aと、各切刃49U・49Dにおける補助切削部位49bと、により、電極チップ6A・6Bを切削することとなる。
実施形態のチップドレッサMでは、ホルダ27に保持されるカッタ本体39が、2つの板状切刃部44・47を交差させた略十字形状として、構成されていることから、平板の金属素材からワイヤカッタによって所定形状の板状切刃用素材を切り取り、相互の組付部位としての嵌合凹部51a・52aを形成するとともに切刃46U・46D・49U・49Dを形成することによって、板状切刃部44・47を構成する切刃用板材51・52を製造することができて、そして、これらの切刃用板材51・52を、組付部位としての嵌合凹部51a・52aで組み付ければカッタ本体39を製造でき、従来のチップドレッサと比較して、切削量を少なくして、カッタ本体39を容易に製造することができる。
また、実施形態のチップドレッサMでは、カッタ本体39に形成される切刃46U・46D・49U・49Dが、ホルダ27の正転時に電極チップ6A・6Bを切削可能な主切削部位46a及び補助切削部位49bと、ホルダ27の逆転時に電極チップ6A・6Bを切削可能な主切削部位49a及び補助切削部位46bと、を備えていることから、ホルダ27の回転方向を制限することなく、ホルダ27を正転させても逆転させても一対の電極チップ6A・6Bを研磨することができる。そして、実施形態のチップドレッサMでは、ホルダ27を反時計回り方向に回転させて各切刃46U・46D・49U・49Dの主切削部位46a及び補助切削部位49bにより、一対の電極チップ6A・6Bを研磨した後に、次の組の電極チップを研磨する際、ホルダ27を逆転方向となる時計回り方向に回転させて、各切刃46U・46D・49U・49Dの主切削部位49a及び補助切削部位46bにより電極チップを研磨すれば、仮に、各切刃46U・46D・49U・49Dの主切削部位46a及び補助切削部位49bに切粉が付着していても、その付着していた切粉を、各切刃46U・46D・49U・49Dの主切削部位46a及び補助切削部位49bから簡単に剥離させることが可能となる。
さらに、実施形態のチップドレッサMでは、カッタ本体39に配置される各切刃46U・46D・49U・49Dの主切削部位46a・49a及び補助切削部位46b・49bが、回転中心軸O近傍から四方に延びるように構成されていることから、ホルダ27の正転時には、この切刃46U・46D・49U・49Dにおける4つの部位46a・46b・49a・49bのうち隣り合う主切削部位46a及び補助切削部位49bを利用して、電極チップ6A・6Bが切削され、残りの主切削部位49a及び補助切削部位46bにより、電極チップ6A・6Bが支持されることとなる。逆に、ホルダ27の逆転時には、隣り合う主切削部位49a及び補助切削部位46bを利用して、電極チップ6A・6Bが切削され、残りの主切削部位46a及び補助切削部位49bにより、電極チップ6A・6Bが支持されることとなる。すなわち、実施形態のチップドレッサMでは、各電極チップ6A・6Bを、研磨時に、回転中心軸O近傍から四方に延びる切刃46U・46D・49U・49Dの4つの部位46a・46b・49a・49bにより安定して支持させることができて、研磨時における電極チップ6A・6Bのぶれを抑えることができる。また、実施形態のチップドレッサMでは、正転時においても逆転時においても、切刃46U・46D・49U・49Dにおける2つの部位46a・49b(49a・46b)を利用して、電極チップ6A・6Bを切削する構成であることから、電極チップ6A・6Bの先端を迅速に研磨することができる。
したがって、実施形態のチップドレッサMでは、カッタ本体39の製造が容易で、かつ、電極チップ6A・6Bの先端を迅速かつ奇麗に研磨することができる。
さらにまた、実施形態のチップドレッサMでは、カッタ本体39が2つの板状切刃部44・47を交差させた略十字形状として構成されるものの、各板状切刃部44・47は、それぞれ、幅方向D3・D4の両端側における下面側を、ねじ36により押えられて、筒状部28に保持される構成である。そのため、カッタ本体39が、ガタツキを押えられて、ねじ36により安定して、筒状部28に保持されることとなる。
また、上記実施形態では、カッタ本体39を、2枚の切刃用板材51・52から構成しているが、カッタ本体39Aとして、図8・9に示すように、板状切刃部47Aを構成する1枚の切刃用幹素材55と、板状切刃部44Aを回転中心軸O付近で2分割して構成される2枚の切刃用枝素材56・56と、の3ピースから構成されるものを使用してもよい。カッタ本体39Aは、1枚の切刃用幹素材55及び2枚の切刃用枝素材56・56から構成されている以外は、上述のカッタ本体39と同様の構成であり、同一の部材には同一の符号の末尾に「A」を付して説明を省略する。切刃用幹素材55は、高速度工具鋼等の平板の金属素材からワイヤカッタにより切り取られて構成される略鼓板形状とされるもので、幅方向及び長さ方向の中央付近に、各切刃用枝素材56に形成される嵌合突起(嵌合部)56aを嵌合可能な略長方形状に貫通した嵌合穴部(嵌合部)55aを備える構成とされている。各切刃用枝素材56は、板状切刃部47Aを中央付近で2分割させたような形状とされて、高速度工具鋼等の平板の金属素材からワイヤカッタにより切り取られて構成されている。各切刃用枝素材56における回転中心軸O側の端部であって、長さ方向の中央には、切刃用幹素材55に形成される嵌合穴部55aに嵌合可能な嵌合突起56aが、形成されている。そして、このカッタ本体39Aは、各切刃用枝素材56の嵌合突起56aを、切刃用幹素材55の嵌合穴部55aに嵌合させて組み付けることにより、構成されることとなる。
なお、実施形態では、各切刃用枝素材56に嵌合部としての嵌合突起56aを配設させ、切刃用幹素材55に嵌合部としての嵌合穴部55aを配設させているが、逆に、各切刃用枝素材に嵌合穴部を設け、切刃用幹素材に嵌合突起を設ける構成としてもよい。
そして、上記のカッタ本体39・41Aを比較すると、カッタ本体39Aは、収納凹部42AU・42AD間となる部位で、2つの切刃用枝素材56の嵌合突起56aを切刃用幹素材55の嵌合穴部55aに嵌合させることにより形成されていることから、収納凹部42U・42D間の部位で嵌合凹溝51a・52a相互を嵌合させることにより形成されるカッタ本体39と比較して、収納凹部42AU・42AD間の部位の長さ方向側の寸法を大きく確保する必要がある。すなわち、カッタ本体39は、カッタ本体39Aと比較して、長さ方向側の幅寸法を小さく設定することができる。そのため、カッタ本体39は、研磨時の電極チップ間の距離が小さく設定される電極チップの研磨に好適であり、逆に、カッタ本体39Aは、研磨時の電極チップ間の距離が大きく設定される電極チップの研磨に好適である。
本発明の一実施形態であるチップドレッサの部分側面図である。 実施形態のチップドレッサの概略平面図である。 実施形態のチップドレッサの主要部の概略縦断面図である。 実施形態のチップドレッサにおけるカッタ本体と回転基盤との分解斜視図である。 実施形態のチップドレッサにおけるカッタ本体の斜視図である。 図5のカッタ本体を構成する切刃用板材を示す分解斜視図である。 実施形態のチップドレッサにおけるカッタの部位を示す部分拡大平面図である。 実施形態のチップドレッサに使用されるカッタ本体の変形例を示す斜視図である。 図8のカッタ本体を構成する切刃用幹素材と切刃用枝素材とを示す分解斜視図である。
符号の説明
6A・6B…電極チップ、
22…駆動モータ、
26…ドレッサ本体(カッタ)、
27…ホルダ、
38…排出孔、
39・39A…カッタ本体、
40U・40D…収納凹部、
44・47…板状切刃部、
45U・45D・48U・48D…凹部、
46U・46D・49U・49D…切刃、
51・52…切刃用板材、
51a・52a…嵌合凹溝、
55…切刃用幹素材、
55a…嵌合穴部(嵌合部)、
56…切刃用枝素材、
56a…嵌合突起(嵌合部)、
M…チップドレッサ。

Claims (3)

  1. スポット溶接用の一対の電極チップにおける相互の先端を、接近させつつ、回転するカッタに当てて研磨する構成とされ、
    前記カッタが、
    接近した前記電極チップ相互の軸心と一致させる回転中心軸を有して回転駆動するホルダと、
    該ホルダに保持されて、前記ホルダの回転時に、前記各電極チップの先端付近を切削可能とされるカッタ本体と、
    から構成されるとともに、
    前記カッタ本体が、前記ホルダの正転時及び逆転時に、前記各電極チップの先端付近を切削可能な構成とされ、
    前記カッタ本体と前記ホルダとの間に、前記電極チップ先端の研磨時に発生する切粉を排出可能に、前記回転中心軸に沿って貫通する排出孔を、配設させた構成のチップドレッサであって、
    前記カッタ本体が、対向して配置される一対の前記電極チップの研磨時に、前記各電極チップの先端側を収納可能とするように、一対の前記電極チップの相互の接近方向に略沿う長さ方向の両縁側に2つの収納凹部を備える構成とされるとともに、該収納凹部を構成する2つの凹部を備えて、前記凹部周縁となる板厚方向側の一方の縁部に切刃を配設させた2つの板状切刃部を、前記回転中心軸近傍で交差させるように略十字形状に組み付けて配設させた構成とされて、
    前記切刃が、相互に交差する交点を前記回転中心軸上に位置させるように、形成されるとともに、前記ホルダの正転時に、一方の切刃における前記交点から延びるように配置される部位と、他方の切刃における前記交点から離れた位置に配置される部位と、により、前記電極チップを切削可能とし、前記ホルダの逆転時に、他方の切刃における前記交点から延びるように配置される部位と、一方の切刃における前記交点から離れた位置に配置される部位と、により、電極チップを切削可能な構成とされていることを特徴とするチップドレッサ。
  2. 前記カッタ本体が、各板状切刃部を構成するとともに、交差部位に、相互に嵌合可能な嵌合凹溝を備える2枚の切刃用板材から、構成され、各切刃用板材を、嵌合凹溝により相互に嵌合させて組み付けることにより、構成されていることを特徴とする請求項1に記載のチップドレッサ。
  3. 前記カッタ本体が、一方の板状切刃部を構成する1枚の切刃用幹素材と、他方の板状切刃部を前記回転中心軸付近で2分割して構成される2枚の切刃用枝素材と、の3ピースから構成されて、前記各切刃用枝素材を、回転中心軸側に形成される嵌合部を前記切刃用幹素材に形成される嵌合部と嵌合させることにより、それぞれ、前記切刃用幹素材に、組み付けて構成されていることを特徴とする請求項1に記載のチップドレッサ。
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