JP2008073219A - ショーケース - Google Patents

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聡 久保田
Sakumi Shibusawa
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Abstract

【課題】格別に取付部材を用いることなく、底板上を左右に仕切る中仕切板を着脱自在に底板に取り付けることを可能とするショーケースを提供する。
【解決手段】商品陳列用の底板7と、底板7上の領域を左右に仕切る中仕切板66とを備えたショーケースにおいて、底板7は、商品を載置する上壁63と、上壁63の後端から下方に延在する後壁65と、上壁63後部から後壁65上部に渡って形成された係合孔67を有すると共に、中仕切板66は、下方に突出して係合孔67に挿脱可能に差し込まれる係合辺71を有し、係合辺71は、係合孔67に差し込まれた状態で、上壁63及び後壁65の双方と交差する。
【選択図】図13

Description

本発明は、商品陳列用の底板を備えたショーケースに関するものであって、特に、底板上に陳列される商品を整然と並べるために用いられる中仕切部材を備えたショーケースに関するものである。
従来より、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗に設置されるショーケース等には、庫内底面に、商品陳列用の底板が設けられている。この底板には、缶や瓶、ペットボトル、紙パックなどに封入された飲料等の商品が並べられる。一般に、底板には、前後方向に構成される列に同一の商品が載置され、ショーケース前面から見た際に、複数種類の商品が見分けやすく整然と陳列されている。
このとき、底板上の陳列形態が乱雑であると顧客に対して不快感を与え、購買意欲を損なわせてしまうと共に、載置できる商品量も少なくなってしまう問題がある。そのため、商品を底板上に補給する場合には、整然と配列する必要があると共に、顧客の商品選択等によりその配列が乱された場合には、迅速に整理する必要がある。
しかしながら、一枚の底板上に陳列される商品は一種類、或いは同一形状のものとは限られず、通常は、大小様々な商品がそれぞれ一つの集合を形作って陳列されることになる。そこで、商品の補給時の配列、或いは整理作業を容易に行うため、商品載置面に両側が起立し側壁を構成する底壁を左右に載置し、当該底壁上に商品を陳列することによって、側壁間に複数の商品陳列領域を形成し、そこにペットボトル入り飲料等の商品を整然と並べて陳列していた(例えば特許文献1参照)。
特開平6−253961号公報
しかしながら、係る場合には、側壁間の幅寸法が限定されてしまうため、大小様々な商品の陳列には適さないという問題がある。そこで、底板に載置される商品間に前後に延在して形成される仕切板を設けることが考えられるが、底板上面に段差を形成することなく仕切板を設けるためには、少なくとも仕切板の前後を支持するための部材を用いなければならない。係る場合には、部品点数の増加に伴い、コストの高騰や取付作業性が煩雑となる問題がある。また、底板上面に陳列される商品は、例えば2Lの飲料を封入した重量の嵩む商品が多いことから、当該仕切板への荷重に耐えられる取付構造でなければならないという問題がある。
そこで、本発明は従来の技術的課題を解決するためになされたものであり、格別に取付部材を用いることなく、底板上を左右に仕切る中仕切板を着脱自在に底板に取り付けることを可能とするショーケースを提供する。
本発明のショーケースは、商品陳列用の底板と、該底板上の領域を左右に仕切る中仕切板とを備えたものであって、底板は、商品を載置する上壁と、該上壁の後端から下方に延在する後壁と、上壁後部から後壁上部に渡って形成された係合孔を有すると共に、中仕切板は、下方に突出して係合孔に挿脱可能に差し込まれる係合辺を有し、該係合辺は、係合孔に差し込まれた状態で、上壁及び後壁の双方と交差することを特徴とする。
本発明によれば、商品陳列用の底板と、該底板上の領域を左右に仕切る中仕切板とを備えたショーケースにおいて、底板は、商品を載置する上壁と、該上壁の後端から下方に延在する後壁と、上壁後部から後壁上部に渡って形成された係合孔を有すると共に、中仕切板は、下方に突出して係合孔に挿脱可能に差し込まれる係合辺を有し、該係合辺は、係合孔に差し込まれた状態で、上壁及び後壁の双方と交差するので、安定して中仕切板を支持することが可能となる。
そのため、中仕切板が容易に倒れてしまう不都合を解消することが可能となり、底板上面を左右に安定的に仕切ることができる。これにより、商品の陳列を整然と行うことが可能となる。また、中仕切板は、係合辺を底板に形成された係合孔に挿入するのみで取り付けられるため、取付作業の簡素化を実現することができる。
以下、本発明を適用した実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明を適用したショーケースの実施例としての低温ショーケース1の斜視図、図2は低温ショーケース1の概略縦断側面図を示している。各図において、低温ショーケース1はスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗内に設置されるものであり、断面略コ字状の断熱壁2の両側に側板3、3を取り付けて本体4が構成される。この断熱壁2の内側には間隔を存して仕切板(庫内背面を形成する背面板を兼ねる)6及び詳細は後述する底板7が取り付けられ、これらの内側に前面に開口した陳列室5が構成されると共に、これらと断熱壁2との間に一連のダクト9が構成されている。
そして、このダクト9は陳列室5の開口上縁にて開口する吐出口10と、開口下縁にて開口する吸込口11に連通すると共に、背面のダクト9には冷却装置Rに含まれる冷却器12が縦設され、底板7下方のダクト9内には送風機13が設置される。陳列室5内には、上下に渡って詳細は後述する如き複数段の商品陳列棚8・・が架設される。
一方、断熱壁2の下方には、機械室17が形成されており、当該機械室17内には、ユニットベース18が設けられると共に、当該ユニットベース18上には、上記冷却装置Rに含まれる圧縮機19、凝縮器20及び凝縮器用送風機21が設置され、機械室17内に配設される。
以上の構成により、前記送風機13が運転されると冷却器12と熱交換した冷気はダクト9内を上昇せられ、前記吐出口10より陳列室5内に吐出される。そして、前記吸込口11から吸い込まれた冷気は再び送風機13によって加速され、陳列室5内に冷気が循環されて陳列室5内は所定の温度に冷却される。
次に、図3乃至図12を参照して商品陳列棚8について詳述する。図3は商品陳列棚8下面の斜視図、図4は棚板25下面前部の後方斜視図、図5は図4の棚板25前壁31の部分背面図、図6は図4の部分縦断側面図、図7は棚板25に中仕切板50を取り付けた状態を示す斜視図、図8は中仕切板50後部と棚板25との係合状態を示す部分縦断側面図、図9は図8の中仕切板50の係合途中状態を示す部分縦断側面図、図10は棚板25側部に側部ガードを取り付けた状態を示す斜視図、図11は側部ガードの部分平面図、図12は図11のA−A断面図をそれぞれ示している。
商品陳列棚8は、左右に取り付けられるブラケット24、24により、陳列室5内に設けられる支柱23に保持される。このとき、ブラケット24に支持される商品陳列棚8は、前端が低く傾斜し、本実施例では、当該商品陳列棚8の商品載置面(上壁)と、当該ショーケース1の設置面とが略8°の角度を形成するように、支柱23に架設されるものとする。この商品陳列棚8は、鋼板製材料にて構成される棚板25と、当該棚板25の両側端に位置して下面に取り付けられる棚側板26、26と、棚板25の左右に渡って下面に取り付けられる補強板27、27とから構成される。
棚板25は、少なくとも商品が直接載置される面、即ち上壁30上面に、フッ素塗装が施されており、上述した如く略8°の角度にて架設された際に、上面に載置される商品が自重によって、前方に滑動しやすい構成とされている。
そして、この棚板25の前端は、図7の斜視図に示されるように、下方に向けて屈曲されて、棚板25の上面に形成される上壁30と略直角を構成する前壁31が形成されている。また、棚板25の後端は、下方に向けて屈曲されて、後壁32が形成されている。この後壁32は、下端が上壁30の後端よりも前方に位置するように上壁30との間に鋭角を形成する(図8参照)。尚、本実施例では、後壁32は、棚板25の後端を屈曲することにより、上壁30と連続して一体に形成されているものであるが、これに限定されるものではなく、例えば、上壁を構成する棚板25の後端に、別部材にて構成された棚後板を溶接することにより(後述する棚側板26と同様に)、上壁30との間に鋭角を形成する後壁32を構成しても良いものとする。
そして、これら前壁31及び後壁32の端部は、内方、即ち、前壁31は後方に、後壁32は前方に向けて略直角に折曲されたフランジ31A、32Aが形成されている。図7では棚側板26を省略している。
棚側板26は、断面略L字状に折曲形成されており、側面が棚板25の側端と略面一となるように上面を棚板25の下面に当接させて例えばスポット溶接により固定されている。棚側板26の側面により、棚板25の両側端には、下方に延在する側壁33が構成される。尚、このとき棚側板26の両端部は、棚板25により形成される前壁31のフランジ31Aと、後壁32のフランジ32Aにより被覆される。また、補強板27は棚下前部と、棚下後部の2箇所に位置して棚板25の下面に固定される補強部材であり、棚側板26と同様に、例えばスポット溶接により取り付けられる。尚、この補強板27の両端は、棚側板26と所定間隔を形成するように設けられており、これら補強板27と棚側板26との間は、ブラケット24の収容空間とされている。
また、当該棚板25の下面には、ソケット47を介して下側に架設される商品陳列棚8上の商品や、陳列室5前方を照明するための照明灯48が着脱自在に取り付けられている。
一方、棚板25の前壁31には、図4乃至図6に示されるように、取付具35を前壁31に取り付けるための窓孔36が形成されている。取付具35は、棚板25の前壁31に取り付けられる商品落下防止用のガード37を取り付けるための部材であり、一枚の棚板25に対し、左右方向に渡って複数、本実施例では、3つ設けられる。そのため、前壁31には、所定間隔を存して複数、本実施例では3箇所に窓孔36が形成されている。
ガード37は、棚板25に取り付けられた状態で、棚板25の上壁30よりも所定寸法、例えば、上壁30に載置されるペットボトル等の商品を確実に支持可能とする寸法だけ上方に突出して形成されるものである。本実施例におけるガード37は、金属製の棒を矩形状に形成することにより構成される枠材37Aと、当該枠材37A内の左右両端に渡って構成される複数の線条37Bと、この枠材37A及び線条37Bに溶接等により固定される脚部37Cとから構成される。脚部37Cは、所定の幅寸法を有する鋼板性材料にて構成されており、枠材37Aの下端から所定寸法だけ下方に延出して形成されている。また、脚部37Cは、棚板25の前壁31に形成される窓孔36に対応する位置に左右方向に渡って複数、本実施例では3箇所に設けられている。
尚、この脚部37Cは、上端が枠材37Aの上端、若しくは、上端近傍にまで延出して構成されている方が好ましい。また、本実施例では、ガード37は、枠材と線条により構成されているものであるが、これに限定されるものではなく、上述した如き脚部37Cを備えた板状部材であっても良いものとする。
取付具35は、鋼板製の材料を折曲して形成されるものであり、前記窓孔36に挿入される突出部40と、突出部40の両側に形成される補強部41とから構成される。突出部40は、前壁31の後側より窓孔36内に挿脱可能、且つ、略きっちりの寸法に形成されると共に、当該突出部40が窓孔36に挿入された状態で、突出部40の前壁後面と窓孔36(前壁31前面)との間には、上下方向が開放する隙間が形成される。この隙間は、ガード37の脚部37Cを挿脱自在に保持可能とする寸法とされている。
補強部41は、突出部40の左右後端とそれぞれ連続して形成されると共に、棚板25の前壁31後面に当接する前壁当接面42と、棚板25の上壁30下面に当接する上壁当接面43とが連続して形成される。即ち、補強部41は、棚板25の前壁31に形成される窓孔36の両側に位置して、棚板25の前壁31後面から上壁30下面に渡り連続して当接する。
係る構成により、取付具35の突出部40を棚板25の前壁31に形成される窓孔36に前壁31の後側より挿入し、突出部40を前壁31の前方に突出させる。このとき、突出部40、具体的には、突出部40の前壁後面と棚板25の前壁31前面との間には、上下方向に開放する隙間が形成される。また、取付具35の補強部41を構成する前壁当接面42は、棚板25の前壁31後面に当接すると共に、上壁当接面43は、棚板25の上壁30に当接する。この状態で、取付具35を固定手段、本実施例では、リベット45により、棚板25の前壁31に固定する。これにより、取付具35は、安定して棚板25の前壁31に固定され、上壁30とその前端に屈曲形成された前壁31を有する棚板25前部を当該取付具35により補強することが可能となる。
そして、この取付具35の突出部40内、本実施例では、突出部40の前壁後面と棚板25の前壁前面との間に形成される隙間に、上方からガード37の脚部37Cを挿入し、当該ガード37を突出部40と棚板25の前壁31前面間に保持させる。これにより、ガード37は、棚板25の前壁31前面に当接して設けられることにより、当該ガード37は、商品載置面、即ち上壁30に対し、略垂直に立設されることとなる。
ここで、取付具35は、棚板25の前壁31後面に当接して設けられる前壁当接面42と、上壁30下面に当接して設けられる上壁当接面43とから構成される補強部41が、窓孔36を介して前壁31の前面側に位置してガード37を挿入し、保持する突出部40と連続して一体に形成されている。そのため、棚板25上(上壁30上面)に陳列される商品の荷重がガード37に加わり、ガード37の脚部37Cが挿入される突出部40が前方に引きはがされる方向に力が加わっても、当該突出部40と連続して一体に形成される補強部41は、棚板25の前壁31後面と上壁30下面に渡り連続して形成されているため、棚板25の上壁30前端を屈曲することにより形成される前壁31が前方に押し広げられる方向に変形する不都合を回避することが可能となる。従って、棚板25上に陳列される商品の荷重によって、ガード37が倒れてしまう不都合を回避することが可能となる。
これにより、棚板25上に、例えばペットボトル入り飲料などの重量が嵩む商品が陳列され、本実施例の如く棚板25の前端が低く傾斜して架設された場合であっても、ガード37によって商品が落下することを防止することが可能となる。
そして、棚板25の前壁31の前面(棚板25の前端)には、上述した如き取付具35の突出部40前側に位置して棚板25の左右に延在するプライスタグ46が取り付けられる。このプライスタグ46は、当該棚板25の商品載置面(上壁30上面)に載置される商品等のプライスカード等を保持可能とする部材である。プライスタグ46の下端は、ガード37の下端及び棚板25の前壁31下面を囲繞するように後方に延在して構成され、前壁31のフランジ31Aに対し着脱自在に取り付けられる。
これにより、ガード37を取り付けるための取付具35をプライスタグ46によって隠蔽することが可能となり、外観の向上を図ることができる。
また、上述した如き棚板25には、図7に示すように、棚板25上の領域を左右に仕切る中仕切板50が設けられる。中仕切板50が取り付けられる棚板25の上壁30には、後部中仕切用係合孔51と、前部中仕切用係合孔52が形成されている。後部中仕切用係合孔51は、上壁30の後端近傍に位置する後部に位置して、左右に渡って複数形成されており、各係合孔51は、所定間隔、例えば6mm間隔に形成されている。同様に前部中仕切用係合孔52は、上壁30の前部に位置して、左右に渡って複数形成されており、各係合孔52は、それぞれの後部中仕切用係合孔51と1対1の関係にある。即ち、各後部中仕切用係合孔51と、それに対応する前部中仕切用係合孔52とは、棚板25の前端に対し略垂直に交わる直線上に位置して形成されている。
更に、棚板25の後壁32にも、中仕切用係合孔53が左右に渡って複数形成されており、各係合孔53は、上壁30に形成されるそれぞれの後部中仕切用係合孔52と1対1の関係にある。即ち、各後部中仕切用係合孔51と、それに対応する中仕切用係合孔53とは、棚板25の前端に対し略垂直に交わる直線上に位置して形成されている。
中仕切板50は、所定の高さ寸法を有する板状部材であり、本実施例では、棚板25の前端から後端に渡って形成される。この中仕切板50の下端には、棚板25に形成される後部中仕切用係合孔51と前部中仕切用係合孔52が形成される位置に対応して、下方に突出する後部係合辺54と前部係合辺55がそれぞれ形成されている(前部係合辺55は、図7に少許見える程度に図示する)。尚、後部係合辺54は、上壁30に形成される後部中仕切用係合孔51と、後壁32に形成される中仕切用係合孔53に挿入可能とするため、中仕切板50の下角隅部に形成されることとなる。
ここで、後部係合辺54は、後部中仕切用係合孔51に挿入された状態で、後端が、係合孔51の後縁よりも後方に延出するように屈曲させて形成されると共に、当該係合辺54の前後寸法は、いずれも後部中仕切用係合孔51の前後寸法よりも少許小さく(係合辺54を挿脱可能に)形成される。
係る構成により、商品陳列棚8に中仕切板50を取り付ける場合には、先ず、図9に示すように中仕切板50の後部係合辺54を棚板25の上壁30に形成された後部中仕切用係合孔51に差し込み、中仕切板50を上壁30と平行とし、前部係合辺55を上壁30に形成された前部中仕切用係合孔52に差し込む。このとき、後部係合辺54は、後端が、後方に延出するように屈曲させて形成されていると共に、上述したように、棚板25の後端に形成される後壁32は、下端が上壁30の後端よりも前方に位置するように上壁30との間に鋭角を形成して形成されているため、後部中仕切用係合孔51を通過した後部係合辺54は、後壁32の中仕切用係合孔53に向い、当該中仕切用係合孔53に進入する。
これにより、中仕切板50は、下端に形成される後部係合辺54が、上壁30に形成される係合孔51と、後壁32に形成される係合孔53の二点において支持することが可能となり、商品陳列棚8に載置される商品が取り扱われる場合であっても、容易に倒れない。そのため、格別に取付部材を用いることなく、棚板25上の領域を左右に仕切る中仕切板50を棚板25に取り付けることが可能となる。従って、中仕切板50を安定して棚板25に取り付けることが可能となり、上壁30上面に形成される商品載置面に、商品を容易に整然と陳列することが可能となる。
また、係る構成では、中仕切板50に形成される後部係合辺54は、上壁30の中仕切用係合孔51を通過した後、後壁32の中仕切用係合孔53に向い、当該中仕切用係合孔53に進入して係脱可能に係合する形状、即ち、後端が、係合孔51の後縁よりも後方に延出するように屈曲させて形成されているため、中仕切板50を上壁30に対して垂直方向に引き抜いても、中仕切板50が棚板25から抜けない構成とすることができる。そのため、商品陳列棚8上に陳列される商品を取り扱う際に、誤って中仕切板50が抜けてしまう不都合を回避することが可能となる。
尚、中仕切板50を取り外す際には、上述した如き取付手順とは逆の手順、即ち、中仕切板50の前部を上方に持ち上げ、前部係合辺55を前部中仕切用係合孔52から引き抜いた後、後部係合辺55の後縁部を上壁30に形成される後部中仕切用係合孔51の後縁と略平行とし、そのまま上方に引き抜く。これにより、格別に工具を用いることなく中仕切板50を棚板25から取り外すことが可能となる。そのため、中仕切板50の脱着作業を容易に行うことができ、利便性の向上を図ることができる。
また、本実施例では、棚板25の後壁32は、下端が前方に位置するよう上壁30と鋭角を成しているため、中仕切板50に形成される後部係合辺54は、後壁32方向への屈曲度合いを少なくすることが可能となり、当該係合辺54の形状を簡素化することが可能となる。
また、本実施例の如く前面が開放するショーケース庫内であって、商品陳列棚8を前端が低く傾斜するように架設した場合であっても、棚板25の後壁32がショーケースの庫内背面を形成する背面板(仕切板6)と干渉する不都合を回避することが可能となる。
尚、本実施例では、中仕切板50を保持するために上壁30に形成される中仕切用係合孔は、前部と後部の二箇所であるが、これに限定されるものではなく、後部のみ、若しくは、三箇所以上形成しても良い。三箇所以上形成し、中仕切板50に各係合孔に対応する係合辺を形成することにより、より一層、安定して中仕切板50を保持することが可能となる。
上述した如く棚板25に取り付けられる中仕切板50は、例えば、商品陳列棚8上に、前後方向に構成される列に同一の種類の商品を載置し、これら列を区切る位置に取り付けることが好ましい。これにより、ショーケース1前面から見た際に、複数種類の商品を見分けやすく整然と陳列することが可能となる。従って、商品が整然と陳列されることで、顧客の購買意欲の増進を図ることが可能となると共に、より多くの商品を商品陳列棚8に陳列することが可能となる。
また、商品陳列棚8に陳列される商品の幅寸法よりも少許広い寸法となるように各中仕切板50を取り付けることにより、本実施例の如く、前端が低く傾斜して商品陳列棚8が架設されていても、当該商品は、中仕切板50間に形成される領域を自重により滑動した際に、列を乱すことなく、前方に移動可能となる。そのため、商品陳列棚8の前部から商品が次々と取り出されても、後部に載置された商品が、自重によって、整然と前方に移動するため、商品の前出し作業を簡素化することが可能となる。特に、リーチイン型の冷蔵庫やウォークイン型の冷蔵庫などの商品を商品陳列棚8後方から補充し、前端から取り出し可能とする先入れ先出し方式が採用される冷蔵庫において特に有用なものとなる。
一方、本実施例における棚板25の側端には、当該棚側部に載置された商品が落下することを防止するための側部ガード58が取り付けられる。棚板25の上壁30端部には、ガード用係合孔59が形成されている。本実施例では、上壁30端部は、棚板25の側壁33を構成する棚側板26の上面が上壁30に当接して取り付けられているため、当該上壁30の端部に形成されるガード用係合孔59と重複する部分の棚側板26の上面にも、同様にガード用係合孔60が形成されている。これにより、棚板25の端部には、上下に貫通したガード用係合孔が形成される。
他方、側部ガード58は、棚板25の側壁33に当接して上壁30に対し略垂直に立設される板状部材であり、所定の高さ寸法を有する。本実施例では、棚板25の前端から後端に渡って形成される。この側部ガード58には、棚板25に形成されるガード用係合孔59、60が形成される位置に対応して、差込辺61が形成される。この差込辺61は、棚板25に形成されるガード用係合孔59、60に挿脱自在とする寸法に形成されるものであり、内面、即ち、棚板25の側壁33側を構成する面、との間に間隔を存して下方に延在して側部ガード58に一体に形成される。本実施例では、側部ガード58に、上端が側部ガード58本体と連続して構成されるように、内方、即ち、棚板25の側壁33側に切り起こすことによって、差込辺61を形成する。そして、この差込辺61の下部は、側部ガード58の本体と略平行となるように形成されている。尚、本実施例における側部ガード58は、図12の断面図に示されるように、上端が内方に所定の角度にて屈曲した保持辺62が形成されている。
係る構成により、商品陳列棚8の側部、即ち、棚板25の側壁33に側部ガード58を取り付ける際には、棚板25の側壁33に側部ガード58を宛い、図12に示すように、側部ガード58に形成されている差込辺61を棚板25の上壁30上方からガード用係合孔59、60に順次差し込む。これにより、差込辺61がガード用係合孔59、60に差し込まれた状態で、側部ガード58は棚板25の側壁33外面に密接し、棚板25に保持される。
これにより、側部ガード58を安定して棚板25の側部に上壁30に対し、略垂直に取り付けることができ、棚8側部から棚板25上面(上壁30上面)に陳列される商品が落下することを防止することが可能となる。
また、側部ガード58は、着脱自在に棚板25の側部に取り付けることができるため、当該商品陳列棚8が架設されたショーケース1が隣接して設置され、各棚8を連結する場合には、図7に示すように側部ガード58を取り外して使用することが可能となる。これにより、ショーケース1が隣接して設置される場合であっても、各棚8を連続的に架設することが可能となり、一体感を向上させることができる。
ショーケース1が隣接して設置された際に、側方に位置するショーケース1の商品陳列棚8が段違いに架設される場合には、図10に示すように商品陳列棚8の側部に上述した如く側部ガード58を取り付けて使用することが可能となり、使用形態に応じてガードを容易に着脱でき、利便性の向上を図ることができる。
次に、陳列室5の底壁を構成する底板7について図13及び図14を参照して説明する。図13は底板7の斜視図、図14は底板7の部分縦断側面図を示している。本実施例における底板7は、鋼板性材料の前端を下方に屈曲することにより前壁64が形成され、後端を下方に屈曲することにより後壁65が形成され、両側端を下方に屈曲することにより側壁70が形成される。これにより、底板7は、下方に開口する矩形状とされる。
そして、底板7の商品を陳列する上壁63は、前端が低く傾斜し、ショーケース1の設置面に対し略8°の角度を成すように、前壁64が後壁65よりも低く形成される。また、底板7は、少なくとも商品が直接載置される面、即ち上壁63上面に、フッ素塗装が施されており、略8°の角度となるように傾斜して形成された上壁63上面に載置される商品が自重によって、前方に滑動しやすい構成とされている。
そして、この底板7には、底板7上の領域を左右に仕切る中仕切板66が設けられる。中仕切板66が取り付けられる底板7の上壁63には、後部中仕切用係合孔67と、中央部中仕切用係合孔68と、前部中仕切用係合孔69が形成されている。後部中仕切用係合孔67は、上壁63の後部から後壁65の上部に渡って、左右方向に複数形成されており、各係合孔67は、所定間隔、例えば6mm間隔に形成されている。中央部及び前部中仕切用係合孔68、69は、それぞれ上壁30の中央部及び前部に位置して、左右に渡って複数形成されており、各係合孔68、69は、それぞれの後部中仕切用係合孔67と1対1の関係にある。即ち、各後部中仕切用係合孔67と、それに対応する中央部及び前部中仕切用係合孔68、69とは、側板7の前端に対し略垂直に交わる直線上に位置して形成されている。
中仕切板66は、所定の高さ寸法を有する板状部材であり、本実施例では、底板7の前端から後端に渡って形成される。この中仕切板66の下端には、底板7に形成される後部中仕切用係合孔67と中央部中仕切用係合孔68と、前部中仕切用係合孔69が形成される位置にそれぞれ対応して、下方に突出する係合辺71が形成されている。尚、中央部中仕切用係合孔68及び前部中仕切用係合孔69に対応して形成される係合辺71は、図13に少許見える程度に図示する。また、後部に形成される係合辺71は、上壁63及び後壁65に渡って形成される後部中仕切用係合孔67に挿入可能とするため、中仕切板66の下角隅部に形成されることとなる。
係る構成により、底板7に中仕切板66を取り付ける場合には、中仕切板66に形成された各係合辺71をそれぞれ底板7の上壁63に形成された後部中仕切用係合孔67と、中央部中仕切用係合孔68と、前部中仕切用係合孔69に対応させて差し込む。
このとき、後部中仕切用係合孔67に差し込まれた中仕切板66の係合辺71は、係合孔67に差し込まれた状態で、上壁63及び後壁65の双方と交差するので、安定して中仕切板66を支持することが可能となる。
そのため、中仕切板66が容易に倒れてしまう不都合を解消することが可能となり、底板7上面、即ち、上壁63上面を左右に安定的に仕切ることができる。これにより、商品の陳列を整然と行うことが可能となる。また、中仕切板66は、各係合辺71を底板7に形成された各係合孔67、68、69に挿入するのみで取り付けられ、取り外す際には、中仕切板66を上壁63と略平行の状態を維持したまま上方に引き抜くことにより行うことができるため、格別な工具や取付具を用いることなく中仕切板66の脱着作業を行うことが可能となる。これにより、取付作業の簡素化を実現することができる。
尚、本実施例における中仕切板66の後部に形成される係合辺71は、後端が内方に少許傾斜して形成され、底板7の後部中仕切用係合孔67に挿入された状態で、当該係合辺71の後端が底板7の後壁65から後方に大きく突出しない形成としても良いものとする。これにより、当該底板7が陳列室5の背面に形成される仕切板6と近接して取り付けられても、当該中仕切板66の係合辺71が干渉する不都合を回避することが可能となる。
尚、本実施例では、中仕切板66を保持するために上壁63(及び後壁65)に形成される中仕切用係合孔は、前部と、中央部と、後部の三箇所であるが、これに限定されるものではなく、後部のみ、若しくは、前部と後部のみ、又は、四箇所以上形成しても良い。
上述した如き底板7に取り付けられる中仕切板66は、例えば、底板7上に、前後方向に構成される列に同一の種類の商品を載置し、これら列を区切る位置に取り付けることが好ましい。これにより、ショーケース1前面から見た際に、複数種類の商品を見分けやすく整然と陳列することが可能となる。従って、商品が整然と陳列されることで、顧客の購買意欲の増進を図ることが可能となると共に、より多くの商品を底板7に陳列することが可能となる。
また、底板7に陳列される商品の幅寸法よりも少許広い寸法となるように各中仕切板66を取り付けることにより、本実施例の如く、前端が低く傾斜して底板7が形成されていても、当該商品は、中仕切板66間に形成される領域を自重により滑動した際に、列を乱すことなく、前方に移動可能となる。そのため、底板7の前部から商品が次々と取り出されても、後部に載置された商品が、自重によって、整然と前方に移動するため、商品の前出し作業を簡素化することが可能となる。特に、リーチイン型の冷蔵庫やウォークイン型の冷蔵庫などの商品を底板7後方から補充し、前端から取り出し可能とする先入れ先出し方式が採用される冷蔵庫において特に有用なものとなる。
本発明を適用した低温ショーケースの斜視図である。 低温ショーケースの概略縦断側面図である。 商品陳列棚下面の斜視図である。 棚板下面前部の後方斜視図である。 図4の棚板前壁の部分背面図である。 図4の部分縦断側面図である。 棚板に中仕切部材を取り付けた状態を示す斜視図である。 中仕切部材後部と棚板との係合状態を示す部分縦断側面図である。 図8の中仕切部材の係合途中状態を示す部分縦断側面図である。 棚板側部に側部ガードを取り付けた状態を示す斜視図である。 側部ガードの部分平面図である。 図11のA−A断面図である。 底板の斜視図である。 底板の部分縦断側面図である。
符号の説明
1 低温ショーケース
2 断熱壁
4 本体
5 陳列室
6 仕切板
7 底板
8 商品陳列棚
24 ブラケット
25 棚板
26 棚側板
30 上壁
31 前壁
32 後壁
46 プライスタグ
50 中仕切板
58 側部ガード
63 上壁
64 前壁
65 後壁
66 中仕切板
67 後部中仕切用係合孔
68、69 中仕切用係合孔
70 側壁
71 係合辺

Claims (1)

  1. 商品陳列用の底板と、該底板上の領域を左右に仕切る中仕切板とを備えたショーケースにおいて、
    前記底板は、商品を載置する上壁と、該上壁の後端から下方に延在する後壁と、前記上壁後部から後壁上部に渡って形成された係合孔を有すると共に、前記中仕切板は、下方に突出して前記係合孔に挿脱可能に差し込まれる係合辺を有し、
    該係合辺は、前記係合孔に差し込まれた状態で、前記上壁及び後壁の双方と交差することを特徴とするショーケース。
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