JP2008079675A - オープンショーケース - Google Patents

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Shinji Iura
真二 井浦
Daisuke Nakajima
大輔 中島
Yuki Ozeki
友樹 大関
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Abstract

【課題】販売の邪魔と成らないように、同一の陳列室内にストック商品を保管し、容易に商品陳列棚への補充作業を行うことを可能とするオープンショーケースを提供する。
【解決手段】前面が開口する陳列室11内に商品陳列用の棚装置12を備えたオープンショーケース1において、棚装置12上方に設けられた引出/巻取自在の予冷カバー31を備え、予冷カバー31を引き出し、その下端部に設けられた縁部材41の当接部43を棚前部を構成する前面板27若しくは、前面板27に取り付けられる取付板32に着脱自在に取り付けることにより、当該棚装置12上の空間を前面より隠蔽可能とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、前面が開口する陳列室内に商品陳列用の棚を備えたオープンショーケースにおけるストック商品の収納に関するものである。
従来よりスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどに設置されるショーケースは、断熱壁の内側に間隔を存して設けた仕切板との間にダクトを構成し、仕切板の内側には陳列室を構成すると共に、ダクトには冷却器と送風機を設置し、この冷却器と熱交換した冷気を送風機により、ダクトから陳列室内に吹き出す構成とされている。更に、この陳列室内には、複数段の棚が架設される。また、棚上面には、電気ヒータが取り付けられており、棚上方の陳列室内の商品の加温も可能な構成とされている(特許文献1参照。)。
このようなショーケースでは、陳列室内に陳列される商品が販売されることにより、減少すると、店員は商品の補充作業を行う。一般に、ストック商品は、温度調整が行われていない倉庫等に収納されている。この倉庫等は、店舗内温度等の常温であることから、ストック商品の温度も略常温とされている。そのため、当該ストック商品をそのまま陳列室内に陳列した場合には、当該商品は、すぐに販売に適した温度とされていないことから、適切な商品の販売を行うことができないという問題がある。また、大量のストック商品を陳列室内に補充した場合には、陳列室内を冷却使用中では、陳列室全体の温度が大きく上昇し、陳列室内を加温している場合にあっては、陳列室全体の温度が大きく低下することとなる。そのため、補充前から陳列室内に陳列されていた商品についても商品の販売に適した温度から大きくはずれることとなり、商品陳列直後から所定時間は、陳列室のすべての商品について適切な販売ができないという問題があった。
そこで、一定の設置面積を有する店舗などにおいては、ショーケースの背面に、当該ショーケースの陳列室内と連通可能とするプレハブ冷却庫等を設置し、このプレハブ冷却庫等にストック商品を保管しておくことで、ストック商品の温度をショーケースの陳列室内の温度と略同等とするものがある。これによると、補充時における陳列室内の大きな温度変動を抑制することが可能となると共に、補充直後の商品についても迅速に販売に適した状態とすることが可能となる。
特開2005−31037号公報
しかしながら、上記従来技術のようなプレハブ冷却庫をショーケースの背面に設置するものは、所定の設置面積を確保しなければ成らない。そのため、駅の売店や、駅のホーム等のような限られた狭小な面積に設置される場合においては、このようなプレハブ冷却庫を設けることができないため、適温、又は適温に近い温度にてストック商品を保管することができないという問題がある。
また、駅の売店などでは、短時間に来客が集中するため、店員は販売対応に加えて、早期に商品の補充を行う必要がある。そこで、限られた設置面積で、商品陳列棚に収容可能とする商品量の拡大を図るため、オープンショーケース自体の高さを大きくし、商品陳列棚の段数を増加させることが考えられるが、上方の商品陳列棚に載置された商品は、顧客が容易に取り出すことができず、適切な販売を行うことができないという問題がある。
そこで、本発明は従来の技術的課題を解決するためになされたものであり、販売の邪魔と成らないように、同一の陳列室内にストック商品を保管し、容易に商品陳列棚への補充作業を行うことを可能とするオープンショーケースを提供する。
本発明は、前面が開口する陳列室内に商品陳列用の棚を備えたオープンショーケースにおいて、棚上方に設けられた引出/巻取自在のカバーを備え、該カバーを引き出し、その下端部を棚前部に着脱自在に取り付けることにより、当該棚上の空間を前面より隠蔽可能としたことを特徴とする。
請求項2の発明は、上記発明において、カバー下端部を永久磁石により棚前部に吸着させて取り付けることを特徴とする。
請求項3の発明は、上記各発明において、カバー下端部には棚前部に係脱自在に係合する係合部を設けたことを特徴とする。
請求項4の発明は、上記各発明において、カバー下端部が棚前部に取り付けられた状態で、当該カバー下端部と棚前面との間には空間が形成されることを特徴とする。
本発明によれば、前面が開口する陳列室内に商品陳列用の棚を備えたオープンショーケースにおいて、棚上方に設けられた引出/巻取自在のカバーを備え、該カバーを引き出し、その下端部を棚前部に着脱自在に取り付けることにより、当該棚上の空間を前面より隠蔽可能としたので、当該棚上にストック商品を収納し、カバーにより隠蔽しておくことで、ストック商品が顧客の目に触れることなく、陳列室内に収納しておくことが可能となる。そのため、当該カバーを棚前部から取り外すことで、容易に棚上のストック商品の補充作業を行うことが可能となる。また、ストック商品はカバーによって前面が隠蔽されているため、誤って顧客がストック商品を取り出してしまう不都合を回避することが可能となる。
請求項2の発明によれば、上記発明に加えて、カバー下端部を永久磁石により棚前部に吸着させて取り付けたので、容易にカバーを棚前部に取り付けることが可能となり、取付作業性の向上を図ることが可能となる。
請求項3の発明によれば、上記各発明に加えて、カバー下端部には棚前部に係脱自在に係合する係合部を設けたので、上記永久磁石が外れてしまった場合であっても、安定してカバーを棚前部に取り付けることが可能となる。これにより、不要にカバーが巻き上げられてしまう不都合を回避することができる。
請求項4の発明によれば、上記各発明に加えて、カバー下端部が棚前部に取り付けられた状態で、当該カバー下端部と棚前面との間には空間が形成されることにより、当該カバーにて隠蔽された棚上の空間と、それ以外の陳列室内の空間における空気の流通を行うことが可能となる。そのため、例えば陳列室内を冷却又は加温して用いる場合であっても、当該カバーにて前面が隠蔽された棚上の空間を冷却又は加温することが可能となり、当該棚上のストック商品を冷却又は加温することが可能となる。そのため、陳列室に補給した際に販売に供せるようになるまでの時間をなくし、又は、短縮することができるようになる。
また、陳列室内を冷却して使用する場合には、当該カバー下端部と棚前面との間に空間が形成されているため、カバーの内面に結露が発生する不都合を防止することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明を適用したオープンショーケース1について詳述する。図1は本発明を適用したオープンショーケース1の斜視図、図2は図1のオープンショーケース1の縦断側面図を示している。本実施例のオープンショーケース1は、例えばスーパーマーケットなどの店舗内に複数台据え付けられる冷蔵タイプの多段オープンショーケースであり、前面に開口する断面略コ字状の断熱壁3と、その両側に取り付けられる側板4、4によって本体2が構成されている。
この断熱壁3の内側には間隔を存して背面及び天面にそれぞれ背面パネル6、天面パネル7が配設され、これら背面パネル6、天面パネル7と断熱壁3間に背方から上方に渡る背面ダクト9が構成されている。これら背面パネル6と天面パネル7の内側が陳列室11とされている。また、この天面パネル7には、庫内温度を検出するための庫内温度センサ24が取り付けられている。そして、この庫内温度センサ24の後方に位置して天面パネル7には、前部が高く後部が低くなる段差7Aが形成されている。当該段差7Aにより形成される前方に面した傾斜面には、背面ダクト9内を流通する冷気を陳列室11側に取り付けられる庫内温度センサ24に吹き付けるための冷気吐出孔(パンチング)7Bが形成されている。
他方、陳列室11の底部には、背面パネル6の下端から前方に延在して形成されるデッキパン10が取り付けられ、このデッキパン10の下方は、前記背面ダクト9に連通してその一部を構成する下部ダクト14とされている。そして、この下部ダクト14内には、冷気循環用の送風機19が配設されると共に、陳列室11後方の背面ダクト9内には冷却装置の冷凍サイクルを構成する冷却器15が縦設されている。
断熱壁3と両側板4、4にて囲繞された陳列室11の前面開口の上縁には、冷気吐出口16が形成されており、当該冷気吐出口16は、背面ダクト9に連通している。また、前面開口の下縁には、全幅に渡って複数のスリットから成る冷気吸込口17が形成されており、前記下部ダクト14に連通している。
背面ダクト9に縦設される冷却器15と共に冷却装置を構成する図示しない圧縮機や凝縮器等の冷却ユニットは、当該ショーケース1が設置される場所とは異なる設置場所に設けられており、ショーケース1の冷却器15とは配管により接続されているものとする。
そして、圧縮機及び送風機19が運転されると、下部ダクト14内の空気は後方の背面ダクト9に向けて吹き出され、当該背面ダクト9において冷却器15と熱交換した後、上昇し、前面開口上縁の冷気吐出口16から開口下縁の冷気吸込口17に向けて吹き出される。
これによって、陳列室11の前面開口には、上端から下方に向けて吹き出される冷気流により冷気エアーカーテンが形成され、前面開口からの外気の侵入を阻止、若しくは抑制すると共に、当該冷気エアーカーテンの一部が陳列室11内に循環して陳列室11内は冷却される。そして、これらの冷気は冷気吸込口17から下部ダクト14内に帰還し、送風機19に再び吸い込まれることになる。
一方、陳列室11内には棚装置12が複数段、本実施例では上下に7段架設されている。各棚装置12は、後端に後方に突出する鉤状の爪を有した左右一対のブラケット20、20により、陳列室11内に設けられる棚支柱22に保持される。棚支柱22は、陳列室11内の背面パネル6の前面両側に取り付けられるものであり、上下方向に図示しない取付孔が複数形成されている。そのため、当該取付孔に前記ブラケット20の爪を係脱自在に係合させることにより、各棚装置12は陳列室11内において上下位置(高さ)を変更可能に架設される。
尚、本実施例では、最上段を構成する棚装置12をストック商品Sを載置するための棚装置12Aとし、上から二段目を構成する棚装置12も同様に棚装置12Bとする。ここで、本実施例では、オープンショーケース1の全体の高さ寸法は、従来の約1800mm程度よりも高い約2100mm程度であるものとする。そのため、棚支柱22、22に架設される最上段の棚装置12A及びその下方に架設される棚装置12B上に陳列・収納される商品は、顧客によっては手が届きにくい場合があり、当該棚装置12A、12Bは、あまり販売に適さない高さに位置することとなる。
棚装置12は、図3の棚装置12の部分斜視図に示すように、鋼板製材料にて構成される棚板25と、当該棚板25の両側端に取り付けられる側板26、26と、棚板25の左右に渡って前端に取り付けられ、当該棚装置12の前面を構成する前面板27とから構成される。この前面板27は、上端が棚板25の上面よりも上方に延在して形成される。そして、両側板26、26は、上端が前面板27の上端よりも上方に延在して形成されると共に、下端も前面板27の下端よりも下方に延在して形成される。
特に、前記最上段の棚装置12A及びその下方に架設される棚装置12Bを構成する前面板27は、それ自体が磁石(後述する永久磁石30)の吸着を許容する金属性材料により構成されていても良いが、本実施例では、当該前面板27の前面に後述する予冷カバー(カバー)31に取り付けられる永久磁石30を当接し、磁力によって固定するため、格別に磁石の吸着を許容する金属性材料により構成された取付板32が取り付けられる。
尚、本実施例では、上記棚装置12A及び12B以外の棚装置12を構成する前面板27には、販売に供される商品を陳列するため、全幅に渡ってプライスレール28が取り付けられている。
また、各棚装置12(12A、12Bを含む)を構成する棚板25の下面には、加温用の図示しない電気ヒータが取り付けられている。更に、当該棚板25の下面には、下側に架設される棚装置12上の商品や、陳列室11前方を照明するための図示しない照明灯が取り付けられていても良いものとする。
一方、断熱壁3の天壁3A前端には、キャノピー(庇)33が全幅に渡り、前方に突出して取り付けられており、このキャノピー33の内側には、照明灯34が取り付けられている。更に、照明灯34より後方のキャノピー33の下面には、ナイトカバー35が取り付けられた保持具36が取り付けられている。
ナイトカバー35は保持具36の下面前端から下方に引き出される。また、ナイトカバー35は内部中空糸の織物から成る基材の一面若しくは両面に水蒸気を透過させ、且つ、低温(例えば−20℃〜+16℃の温度)においても当該透過特性が維持されるフィルムをラミネートした素材にて構成されている。また、ナイトカバー35は保持具36に取り付けられた図示しないトーションバーの周囲に巻回されて常時巻き取られる方向に付勢されているが、引き出された際には、全閉と全開の途中の位置で停止するストッパー機能も備えられている。尚、このストッパー機能は下方に引く所定の操作で解除され、巻き取られるようになる。これにより、ナイトカバー35は、保持具36に引出/巻取自在とされる。
また、ナイトカバー35の横幅は、実施例では、前面開口の幅寸法と略同等とされている。ナイトカバー35の先端(下端)には左右に張る硬質樹脂製の縁部材37が取り付けられている。縁部材37の中央部には把手38が形成されている。尚、当該把手38若しくは、縁部材37に別途形成される図示しない固定部材は、断熱壁3の下部に形成される前壁3B上端に形成される係止部材39に係脱自在に取り付け可能とされている。
これにより、店舗の開店中はナイトカバー35は図2の如く保持具36に巻き取られている。そして、閉店する際には、ナイトカバー35を保持具36から引き出して降ろし、把手38等を断熱壁3の前壁3B上端に形成される係止部材39に係止させ、冷気エアーカーテンの外側で前面開口を覆う。これにより、閉店中は、前面開口をナイトカバー35にて閉塞することにより、陳列室11内の冷気を当該陳列室11内に滞留させることができ、冷却効率の向上を図ることができる。
次に、本発明のカバー(予冷カバー31)について、図4乃至図6を参照して説明する。図4はオープンショーケース1の部分拡大断面図、図5は同じくオープンショーケース1の部分拡大断面図、図6は予冷カバー31と棚装置12Aの部分拡大断面図を示している。上記ナイトカバー35よりも内側、具体的には、冷気吐出口16の内側に位置する天面パネル7の下面には、前記予冷カバー(カバー)31が取り付けられる保持具40が取り付けられている。予冷カバー31は、保持具40の下面前端から下方に引き出される。また、当該予冷カバー31は、合成樹脂シートにより構成されており、本実施例では、少なくとも前面には引き出された状態で視認可能とされる商品広告などの印刷が施されているものとする。
また、予冷カバー31は保持具40に取り付けられた図示しないトーションバーの周囲に巻回されて常時巻き取られる方向に付勢されているが、引き出された際には、全閉と全開の途中の位置で停止するストッパー機能も備えられていても良いものとする。尚、このストッパー機能は下方に引く所定の操作で解除され、巻き取られるようになる。これにより、予冷カバー31は、保持具40に引出/巻取自在とされる。
また、予冷カバー31の横幅は、実施例では、前面開口の幅寸法と略同等とされている。予冷カバー31の先端(下端)には全幅に渡って左右に張る硬質樹脂製の縁部材41が取り付けられている。縁部材41の中央部には把手42が垂れ下がった状態で取り付けられており、把手42が取り付けられる縁部材41の裏面には、当接部43が所定寸法で突出している。この当接部43の裏面には上述した如き永久磁石30が露出した状態で取り付けられ、更に、その下面(当接部43下面)から係合辺(係合部)44が永久磁石30よりも後方にまで延出した状態で突出して形成される。尚、本実施例において当該当接部43は、縁部材41の中央に1つ設けられたものであるが、これに限定されるものではなく、所定間隔を存して、複数個設けられていても良いものとする。
これにより、陳列室11の上部に形成される棚装置12Aや12Bを他の棚装置12と同様に、販売に供される商品を陳列して収納する場合には、予冷カバー31は、保持部40に巻き取られた状態で使用する。
他方、陳列室11の上部に形成される棚装置12Aや12Bの上面にストック商品Sを収納して使用する場合には、予冷カバー41を保持具40から引き出して当該棚装置12Aの前面若しくは、棚装置12Bの前面にまで降ろし、縁部材41の裏面に設けられる当接部43を棚装置12A又は12Bの前面に取り付けられる取付板32又は棚装置12を構成する前面板27自体に取り付ける。ここで、陳列室11内の最上段の棚装置12Aのみをストック商品Sの収納領域として使用する場合には、図4に示す如く棚装置12Aの前面に設けられた取付板32に予冷カバー41の当接部43を取り付け、陳列室11内の最上段の棚装置12A及びその直ぐ下の段の棚装置12Bをストック商品Sの収納領域として使用する場合には、図5に示す如く棚装置12Bの前面に設けられた取付板32に予冷カバー41の当接部43を取り付ける。
このとき、本実施例では、当接部43の裏面には、永久磁石30が露出した状態で取り付けられており、棚装置側の取付板32又は前面板27は、磁石の吸着を許容する金属性材料にて構成されているため、当接部43の永久磁石30の磁力により、棚装置前部(前面板27)の取付板32に吸着させて取り付けることができる。
これにより、予冷カバー31を引き出し、ストック商品Sが載置される棚装置12A又は12Bの棚前部の取付板32に縁部材41の当接部43を取り付けることにより、当該棚装置12A及び/又は12B上の空間を前面より隠蔽することが可能となる。そのため、当該棚装置12A及び/又は12B上にストック商品Sを収納し、予冷カバー31により隠蔽しておくことで、ストック商品Sが顧客の目に触れることなく、且つ、販売の邪魔と成らないように陳列室11内に収納しておくことが可能となる。
また、縁部材41の当接部43の永久磁石30を棚前面の取付板32から離間させることで、容易に予冷カバー31を棚前部から取り外すことができ、これにより、容易に棚装置12A又は12B上のストック商品Sの補充作業を行うことが可能となる。更に、ストック商品Sは予冷カバー31によって前面が隠蔽されているため、誤って顧客がストック商品Sを取り出してしまう不都合を回避することが可能となる。
また、本実施例では、オープンショーケース1自体の高さを通常のオープンショーケースよりも高くすると共に、当該ストック商品Sを載置する棚装置12A及び12Bを、販売には適さない高さ、即ち、顧客の手が届き難い高さに架設し、予冷カバー31にて棚装置12A及び12B上の空間を前面より隠蔽することで、オープンショーケース1上方のデッドスペースを有効に利用して、ストック商品Sの収納が可能となる。そのため、ストック商品Sを顧客の目に触れがたい状態で収納することができる共に、オープンショーケース1自体の販売に供される棚装置12による商品収納量を減らすことなく、同一の陳列室11内にストック商品Sを収納することが可能となる。
更に、本実施例における予冷カバー31の縁部材41に形成される当接部43の下面には、永久磁石30よりも後方にまで延在する係合辺44が形成されているため、当該係合辺44を棚装置12Aを構成する前面板27の下端に宛い、棚板25の下面に案内することができる。これにより、引き出された予冷カバー31の縁部材41の位置決めが容易となり、作業性の向上を図ることができる。
また、当該係合辺44は、予冷カバー31の縁部材41が棚装置12A又は12Bの前面部に取り付けられた状態で、棚板25下面に支持されているため、作業者や顧客等が当該予冷カバー31に触れてしまうことなどにより、永久磁石30が外れてしまった場合であっても、安定して予冷カバー31を棚前部に固定しておくことが可能となる。従って、不要に予冷カバー31が巻き上げられてしまう不都合を回避することができる。
また、本実施例では、予冷カバー31の少なくとも前面には、商品広告等の印刷が施されていることにより、当該予冷カバー31にて陳列室11上部の棚装置12A、12B上のストック商品Sを隠蔽しつつ、顧客等の目に入りやすい位置にて商品情報のアピールを効果的に行うことが可能となる。
更に、本実施例では、予冷カバー31の前側には、前面開口に冷気エアーカーテンが形成されているため、予冷カバー31が下方に引き出された状態で使用されると、冷気吐出口16から吐出された冷気は、予冷カバー31の前面に沿って降下することとなり、冷気を円滑に下方に案内することができる。
また、当該予冷カバー31にて前面が被覆された棚装置12A上の空間には、当該空間の上面を区画する天面パネル7に庫内温度センサ24に吹き付けるための冷気吐出孔7Bを介して循環冷気が供給されるため、効率的に当該棚装置12A上に収納されたストック商品Sを冷却することが可能となる。そのため、当該ストック商品Sを陳列室11の販売に供される棚装置12上に補給した際に販売に供せるようになるまでの時間をなくし、又は、短縮することができるようになる。
この場合においても、予冷カバー31の下端に取り付けられる縁部材41の裏面中央には、所定寸法の当接部43が設けられており、当該当接部43の前後寸法分だけ棚装置12A又は12Bの前面板27と予冷カバー31の縁部材41との間に空間が形成されることとなるため、予冷カバー31にて隠蔽された棚上の空間と、それ以外の陳列室11内の空間における空気の流通を行うことが可能となる。これにより、冷気吐出口16からの冷気により予冷カバー31の前面が冷却されても、予冷カバー31の内面に結露が発生する不都合を防止することが可能となる。
尚、上述した如き実施例では、陳列室11内を冷却して使用する場合について説明しているが、例えば各棚装置12に設けられる電気ヒータに通電を行うことにより、温蔵用のオープンショーケースとして使用した場合であっても、略同様の効果を得ることができる。また、陳列室11内を冷却して使用する場合や加熱して使用する場合に限定されるものではなく、常温のショーケースであっても、同一の陳列室11内にストック商品Sを効果的に収納することが可能となり、円滑な商品の補充を実現することが可能となる。
また、本実施例では、ストック商品Sを収納する棚装置12として、陳列室11の最上段及びその直ぐ下の段に架設される棚装置12Aと12Bを例としているが、最上段の棚装置12Aのみであっても、更にその下方に架設される複数の棚をストック商品Sを収納する棚として用い、予冷カバー31を当該棚装置12にまで引き出し可能としても良いものとする。
また、本実施例では、予冷カバー31は、冷気吐出口16の内側に位置する天面パネル7下面に保持具40により取り付けているが、これに限定されるものではなく、例えば、ストック商品Sを載置する棚装置12の上方に位置する棚装置12下面前部に予冷カバー31を取り付けた保持具40を取り付けて、当該棚装置上方の空間を隠蔽しても良いものとする。
オープンショーケースの斜視図である。 図1のオープンショーケースの縦断側面図である。 棚装置の部分斜視図である。 オープンショーケースの部分拡大断面図である。 オープンショーケースの部分拡大断面図である。 予冷カバーと棚装置の部分拡大断面図である。
符号の説明
S ストック商品
1 オープンショーケース
6 背面パネル
7 天面パネル
7B 冷気吐出孔
9 背面ダクト
11 陳列室
12 棚装置
14 下部ダクト
15 冷却器
16 冷気吐出口
17 冷気吸込口
24 庫内温度センサ
25 棚板
26 側板
27 前面板
30 永久磁石
31 予冷カバー(カバー)
32 取付板
35 ナイトカバー
40 保持具
41 縁部材
42 把手
43 当接部
44 係合辺(係合部)

Claims (4)

  1. 前面が開口する陳列室内に商品陳列用の棚を備えたオープンショーケースにおいて、
    前記棚上方に設けられた引出/巻取自在のカバーを備え、該カバーを引き出し、その下端部を前記棚前部に着脱自在に取り付けることにより、当該棚上の空間を前面より隠蔽可能としたことを特徴とするオープンショーケース。
  2. 前記カバー下端部を永久磁石により前記棚前部に吸着させて取り付けることを特徴とする請求項1に記載のオープンショーケース。
  3. 前記カバー下端部には前記棚前部に係脱自在に係合する係合部を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のオープンショーケース。
  4. 前記カバー下端部が前記棚前部に取り付けられた状態で、当該カバー下端部と棚前面との間には空間が形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のオープンショーケース。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010063738A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Tateyama Advanec Kk 商品陳列什器
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