JP2008072531A - 出力回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】過電圧低減保護対策ができ、かつバスリークを防止することができる出力回路を提供すること。
【解決手段】出力回路は、バスライン42と電源配線41との間に接続される過電圧保護部と、電源配線41と過電圧保護部との間に接続されるNchトランジスタN3と、バスライン42の電圧に応じてトランジスタN3のオン・オフを制御する制御回路23とを有する。過電圧保護部は、バスライン42とトランジスタN3との間に接続されるPchトランジスタP1と、トランジスタP1のバックゲートと電源配線41との間に接続されるNchトランジスタN2とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えばCAN、FlexRay等の車載ネットワーク通信システム、又は過電圧の入力が予想されるあらゆる通信システムの出力回路に関する。
現在、自動車のさまざまな制御を行う車載ネットワークはCAN(controller area network)及びLIN(Local Interconnect Network)が世界標準規格として普及しており、ボディ制御、温度調整制御、ダッシュボード制御、ナビゲーション、各種センサー制御、モーター制御、シャシー制御などに用いられている。これに対し、次世代車載向け通信プロトコルFlexRayがある。FlexRayはCANと比べ、データ伝送の信頼性を高めたのが特徴である。具体的には、データ伝送速度は、CANの10倍に相当する最大10Mビット/秒であり、データ伝送の方式は、遅延が生じにくいタイム・トリガ型を採用している。このほか、コントローラLSI(Large Scale Integration)や送受信LSIを1ノード当たり2個ずつ搭載し、伝送媒体も2重とすることで、信頼性を高めている。
ところで、このようなFlexRayバスドライバ等の出力回路には、ノイズ等が印加されLSIが破壊されることを防止するため、過電圧からこれを保護する回路が設けられる。例えば従来の2線式バスシステム用の過電圧の減衰回路としては特許文献1に記載のものがある。図8は、特許文献1記載の減衰回路を示す図である。この減衰回路は、共振によって過電圧が印加された際、そのレベルを減衰させる目的として、ツェナーダイオードを利用するものである。具体的には、図8に示すように、基準電位210に対して、ノイズHFによる過電圧Aがノード207、208、209に印加された際、ツェナーダイオード205、206がオンする電位(順方向、逆方向共に)において、抵抗203、204が基準電位に接続されることにより、ノ−ド207、208、209に印加される過電圧レベルを減衰させている。
この特許文献1においては、過電圧印加を防ぐためツェナーダイオードを使用している。しかしながら、例えば7V程度などの低電圧のツェナーダイオードは、プロセス上のハードルが高いため、LSIへの内蔵が困難である。そこで、ツェナーダイオードの代わりに高耐圧のMOSトランジスタを使用して過電圧低減保護回路を構成することが考えられる。
図9(a)は、ツェナーダイオードを用いないで過電圧低減保護回路を実現した例を示す回路図である。ツェナーダイオードの代わりに、高耐圧のトランジスタと抵抗を使用することでLSIに内蔵することができる。動作原理については、ツェナーダイオードを使用した場合とほぼ同等である。
図9(a)に示すように、出力回路110の差動信号BP、BMの出力配線それぞれに過電圧低減保護回路120P、120Mが設けられている。過電圧低減保護回路120Pは、電源配線と出力配線との間に直列に接続されたPchトランジスタP101及び抵抗R11と、出力配線と接地配線との間に接続された抵抗R12及びNchトランジスタN101とを有する。過電圧低減保護回路120Mも同様に、PchトランジスタP102及び抵抗R13と、抵抗R14及びNchトランジスタN102を有する。
BP、BM電位が0〜5Vの間は、過電圧低減保護回路120P、120Mに電流は流れない。すなわち、当該過電圧低減保護回路120P、120Mは通常動作に影響を及ぼさない。BP、BM電位が5.7V程度以上になると、PchトランジスタP101、102の対SubダイオードがONするため、BP、BMから電源配線方向(図中、符号131で示す経路)に電流(以下、基板電流という。)が流れる。これにより、プラスノイズが印加されたときのみ、同相インピーダンスが下がる。
一方、BP,BM電位が−0.7V程度以下になると、Nchトランジスタの対Subダイオードがオンするため、BP,BMから接地配線方向(図中、符号132で示す経路)に基板電流がなれる。これにより、マイナスノイズが印加されたときのみ、同相インピーダンスが下がる。
図9(b)は、BP、BMの電位の振れを示す模式図である。対策前後で差動信号BP、BMの同相の振れ幅が減少する。この従来の過電圧低減保護回路においては、低電圧のツェナーダイオードを使用しないでよいという点で、LSIに内蔵しやすいというメリットがある。
特表2002−532961号公報
ところで、たとえばFlexRayというシステムでは、VCC=0V、BP=BM=5V時にBP、BMに流れ込む電流が25μA以下というバスリークSPECがある。しかし、図9(a)に示す回路構成では、Pchトランジスタの基板(Sub)に上記SPEC以上の電流が流れてしまう。
すなわち、図9(a)に示す従来の過電圧保護回路においては、対VCC側にも保護用のPchトランジスタを挿入したため、LSIの電源がOFFで、バスにある一定の電位が印加されている場合、Pchトランジスタの対Subダイオードを通して、バスから電流(基板電流)が流入してしまう。そうすると、上述したように、FlexRayでは、バスリークSPECを大きく逸脱することとなる。よって、LSIが電源OFFの際にバスから流入する電流が大きくなるため、例えばFlexRayのようにバスリークSPECがあるシステムにおいては、実現が困難である。
上述したように、ツェナーダイオードは、プロセス上のハードルが高いため、LSIへの内蔵が困難である。よって、MOSトランジスタを使用して過電圧保護を実現しつつ、電源OFF時の流入電流を遮断することができる回路が必要となる。
本発明にかかる出力回路は、出力配線と電源配線との間に接続され、前記出力配線に対する過電圧低減保護機能を有する過電圧保護部と、前記出力配線の電圧に応じて前記過電圧保護機能のオン・オフを制御するスイッチング回路とを有するものである。
本発明においては、過電圧保護部が出力配線の電圧に応じて保護機能がオフされるため、余分なリーク電流が流れることなく、また出力配線の電圧に応じて保護機能がオンし出力配線に印加される過電圧を低減し保護することができる。
本発明にかかる他の出力回路は、出力配線と電源配線との間に接続されバスリーク防止回路と、前記出力配線の電圧に応じて前記バスリーク防止回路のバスリーク防止機能のオン・オフを制御する制御回路とを有するものである。
本発明においては、バスリーク防止回路を、制御回路が出力配線の電圧に応じてオン・オフ制御し、バスリークを防止することができる。
本発明によれば、過電圧低減保護対策ができ、かつバスリークを防止することができる出力回路を提供することができる。
実施の形態1.
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。この実施の形態は、本発明を、FlexRayなどの2線式通信システムにおいて、LSIの通信用端子に外部からノイズが入力された際、LSIの耐圧を超えるような過電圧がかからないよう保護すると共に、LSIの電源が印加されていない時にバスから流入する電流を遮断する機能を有する出力回路(以下、過電圧低減保護回路という。)に適用したものである。
図1は、本発明の実施の形態にかかる過電圧低減保護回路が適用される回路の一例であるバスドライバを示す図である。なお、本実施の形態においては2線式の通信システムを例にとって説明するが、これに限るものではない。すなわち、本実施の形態にかかる過電圧保護回路は、2線式の通信システムにおける出力回路に限らず、1線式の通信システムにおける出力回路であっても適用可能である。また、過電圧の入力が予想されるあらゆる通信システムに好適である。
図1に示すように、バスドライバ1は、出力回路10、受信回路30、及び内部回路40を有する。出力回路10は、上位層であるコミュニケーションコントローラ(内部回路40)から入力されたシングル信号を、差動信号(BP、BM)に変換して通信バスライン42P、42Mに出力する。受信回路30は、通信バスライン42P、42Mからの差動信号を論理的に判定し、シングル信号として上位層に出力する。
そして、本実施の形態にかかる過電圧低減保護回路20は、通信バスライン42P、42Mの同相レベルを検知し、LSIに過電圧がかからないように保護する。保護の役割を担う素子としてツェナーダイオードを使用せず、MOSトランジスタを使用する。これに伴って発生するバスリークの増大を解決するためにバスリーク防止用の回路を更に有する。
図2は、本実施の形態にかかる過電圧低減保護回路の詳細を示す図である。なお、図2乃至図5、図7において、過電圧低減保護回路は、差動出力BP、BMの片側(ここではBP側)のみを示すが、BM側も全く同様に構成される。
過電圧低減保護回路20は、バスライン(出力配線)42と電源配線41との間に接続され、バスライン42の過電圧を低減し保護する機能を有する過電圧保護部(P1、N2)と、バスライン42の電位に応じて、過電圧低減保護部の過電圧低減機能のオン・オフを制御するスイッチング回路(21、23)とを有する。スイッチング回路は、過電圧保護部と電源配線41との間に接続されるバスリーク防止用の第1のトランジスタ(N3)と、バスライン42の電圧に応じて第1のトランジスタのオン・オフを制御する制御回路23とを有する。
過電圧保護部は、バスライン42と電源配線41との間に接続される第2のトランジスタ(P1)と、第2のトランジスタのバックゲートと電源配線41との間に接続される第3のMOSトランジスタ(N2)とを有する。制御回路23は、電源配線41及びバスライン42の電圧を検出する電圧検出部(P2、N4、N6)と、電圧検出部の検出結果に応じて第1のトランジスタのオン・オフを制御するインバータ(P3、N5)とを有する。電圧検出部は、バスライン42の電圧を検出する第1の電圧監視部(P2、N4)と、第1の電圧監視部と接地配線43との間に接続され電源配線41の電圧を監視する第2の電圧監視部(N6)とを有する。
制御回路23が、電源配線41及びバスライン42の電位を検出し、その検出結果に応じてNchトランジスタN2及びN3のオン・オフを制御することで、バスリークを防止することができる。以下、具体的に説明する。
この過電圧低減保護回路20は、主に過電圧を低減する役割を担う抵抗R1、R2、R3、R4と、トランジスタP1、N1を有する。また、バスリーク対策の役割を担うトランジスタP2、P3、N2〜N6を有する。すなわち、従来同様、電源配線41とバスライン42との間に接続されているPchトランジスタP1及び抵抗R1と、バスライン42と接地配線43との間に接続されている抵抗R2及びNchトランジスタN1に対し、第1のバスリーク対策回路21、第2のバスリーク対策回路22を設け、これを通信バスラインの電位に応じた信号を出力する制御回路23により制御している。
第1のバスリーク対策回路21は、電源配線41とPchトランジスタP1との間に直列接続されたNchMOSトランジスタN3及び抵抗R4からなる。NchトランジスタN3はバスライン42の電圧に応じてオフし、PchトランジスタP1がオンして流れるバスリークを防止する。
第2のバスリーク対策回路22は、電源配線41にドレインが接続され、ソースがPchトランジスタのバックゲートに接続されたNchトランジスタN2からなる。NchトランジスタN2のゲートは、NchトランジスタN3のゲートと同じく制御回路23に接続され、バスライン42の電圧に応じてオン・オフが制御されている。
制御回路23は、抵抗R3、PchトランジスタP2、P3、NchトランジスタN4〜N6を有する。抵抗R3は、バスライン42に一端が接続されている。そして、抵抗R3と接地配線43との間に、電圧検出部及びインバータが並列に接続されている。すなわち、抵抗R3と接地配線43との間に、バスライン42の電圧を検出する電圧検出部として、PchトランジスタP2、NchトランジスタN4、及びNchトランジスタN6が直列に接続されている。PchトランジスタP2、及びNchトランジスタN4のゲートは共通に抵抗R3と接続されている。また、Nchトランジスタのゲートは、電源配線41と接続されている。
また、抵抗R3と接地配線43との間に、インバータとして、PchトランジスタP3及びNchトランジスタN5が直列接続されている。PchトランジスタP3及びNchトランジスタN5のゲートは、電圧検出結果が出力されるPchトランジスタのドレイン(NchトランジスタN4のドレイン)に接続されており、この検出結果に応じてハイ又はロウを出力することで、NchトランジスタN2、N3のオン・オフを制御している。
この過電圧低減保護回路20においては、通信バスライン42がノイズによって大きく振れた際、トランジスタP1、N1のSubダイオードを通じて電流が流れることにより、通信バスライン42のレベルを低減する。その電流は抵抗R1〜R4の値によって決定される。
そして、バスリーク条件(VCC=0V、BP=BM=5V時、BP、BMに流れこむ電流が25μA以下)を満たすため、トランジスタP1のバックゲート端子から電源配線41に抜ける経路をトランジスタN2で制御することによって遮断する。さらに、接続したトランジスタN2、N3がバスリーク条件時にオフ、プラスノイズ印加時にオンするように、通信バスライン42の電位で振れるインバータ回路(P3,N5)で制御する。
次に、本実施の形態にかかる過電圧低減保護回路の動作について説明する。図3乃至図5は、過電圧低減保護回路の動作を説明するための図、図6は、その際のBM、BP端子、各抵抗に流れる電流をモニタした結果を示す図である。
先ず、図3は、バスリーク条件時(VCC=0V、BP=BM=5V)のDC回路動作を示す図である。図3に示すように、バスリーク条件では、電源配線41が0V、通信バスライン42は5Vであるので、PchトランジスタP2、NchトランジスタN6はオフする。よって、NchトランジスタN4はONするが電流は流れない。ここで、NchトランジスタN4とNchトランジスタN6の間のノード電圧bは不定となる。また、NchトランジスタN6がOFFしたときのインピーダンスの方が、PchトランジスタP2がOFFしたときのインピーダンスよりはるかに大きいため、トランジスタPのドレイン電位aは5V付近で一定になる。
これにより、インバータのゲートには約5Vの電圧が印加され、NchトランジスタN5がONしてLowが出力される。よって、NchトランジスタN2、N3がオフする。トランジスタP1はオンするが、トランジスタN3がオフするため電流は流れない。また、トランジスタP1のSub電流もバックゲートに接続しているトランジスタN2がオフすることにより遮断される。以上によりバスリークは発生しない。
図6(a)〜図6(d)は電源電位VCC=0のときの電流モニタ結果を示す。横軸は、バスライン42のBP、BM端子の電圧を示し、縦軸は、それぞれ、図6(a)はBP、BM端子、図6(b)は抵抗R1、図6(c)は抵抗R2、図6(d)は抵抗R3に流れる電流の大きさを示す。図6(a)に示すように、BP、BM端子が5Vのときに電流値は0となっておりバスリーク条件を満たす。
次に、図4は、通信バスライン42に+20Vを印加した時(VCC=5V、BP=BM=+20V)のDC回路動作を示す図である。図4に示すように、インバータ回路が+20Vで動作する。すなわち、バスライン42に+20Vが印加されると、トランジスタP2がオフし、トランジスタN4、N6がオンする。これにより、トランジスタP2のドレイン電位は0Vとなり、インバータ回路は、トランジスタP3がオン、トランジスタN5がオフしてハイが出力される。このことにより、トランジスタN2、N3がオンして、トランジスタP1と電源配線41との間に電流が流れると共に、トランジスタP1のSub電流が流れる経路が発生する。よって、過電圧低減の効果が得られる。ここで、トランジスタP1は完全にはオンしない。
図6(e)〜図6(h)は電源電位VCC=5のときの、それぞれBP、BM端子、抵抗R1、抵抗R2、抵抗R3に流れる電流のモニタ結果を示す。バスライン42に+20Vが印加されると抵抗R1に電流が流れ、過電圧を低減するよう動作する。
次に、図5は、通信バスラインに−20Vを印加した時(VCC=5V、BP=BM=−20V)のDC回路動作を示す図である。図5に示すように、トランジスタP2、N6はオンするが、バスライン42は−20VなのでトランジスタN4がオフする。このとき、トランジスタN4の基板側のダイオードがONしそのドレイン電位は−0.7V程度となる。すなわち、インバータ回路のゲート電位は−0.7VになりトランジスタP3、N5がオフするが基板間のダイオードがオンするため接地配線43からバスライン42に電流が流れる。このときインバータの出力は−0.7V程度となり、トランジスタN2、N3はオフする。
こうしてトランジスタN1の対基板間ダイオード、インバータ回路を構成するトランジスタP3、N5の対基板間のダイオードがオンすることによって電流が流れる経路が発生するため、通信バスライン42に印加された過電圧が低減する効果が得られる。すなわち、図6(e)〜図6(f)に示すように、バスライン42の電圧が低くなると抵抗R2、R3に電流が流れる。
本実施の形態においては、過電圧低減保護回路において、バスリーク対策を施すことにより、保護素子としてツェナーダイオードではなく、MOSトランジスタで構成することを可能とするため、LSIへの内蔵が容易である。そして、対電源配線41側への保護素子として、ダイオードやMOSトランジスタを挿入した際、バスリークの増大が従来問題となっていたが、バスライン42、電源配線41の電圧検出結果に基づきオン・オフが制御されるトランジスタN2、N3により、バスリークが流れないように対策することができる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について説明する。図7は、本実施の形態の過電圧保護回路を示す図である。本実施の形態においては、実施の形態1の過電圧低減保護回路20において、抵抗R2とトランジスタN1を削除したものである。
図7において、実施の形態1から抵抗R2とトランジスタN1を削除したことにより、通信バスライン42にマイナスノイズが印加された際の電流経路が半減するため、過電圧低減効果も半減する。ただし、抵抗R3の抵抗値を実施の形態1の半分の値にすることにより、この経路に2倍の電流を流すことができ、実施の形態1とほぼ同等の過電圧低減効果が得られる。
本実施の形態においても、過電圧低減を、低電圧のツェナーダイオードを使用せず、高耐圧のMOSトランジスタを使用して実現が可能になり、よってLSIへの内蔵化が容易となる。また、対電源電圧VCCに対して保護素子を接続した際、電源OFF時におけるバスラインからの流入電流が増大するという問題が解決できるため、流入電流が問題となるシステムでも対VCCに対して保護素子の挿入が可能となる。
さらに、外来ノイズに対しての耐性がアップするため、イミュニティ(Electro-Magnetic Susceptibility:EMS)試験に対してマージンが大きくなる。さらにまた、本実施の形態においては、実施の形態1に対して、素子削減ができるという利点が得られる。
なお、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明の実施の形態1にかかる過電圧低減保護回路が適用される回路の一例であるバスドライバを示す図である。 本発明の実施の形態にかかる過電圧低減保護回路の詳細を示す図である。 バスリーク条件時(VCC=0V、BP=BM=5V)のDC回路動作を示す図である。 通信バスラインに+20Vを印加した時(VCC=5V、BP=BM=+20V)のDC回路動作を示す図である。 通信バスラインに−20Vを印加した時(VCC=5V、BP=BM=−20V)のDC回路動作を示す図である。 電源電圧VCC=0V、5VのときにBM、BP端子、各抵抗に流れる電流をモニタした結果を示す図である。 本発明の実施の形態2の過電圧保護回路を示す図である。 特許文献1記載の減衰回路を示す図である。 (a)は、ツェナーダイオードを用いないで過電圧低減保護回路を実現した例を示す回路図であり、(b)は、BP、BMの電位の振れを示す模式図である。
符号の説明
10 出力回路
20 過電圧低減保護回路
21、22 バスリーク対策回路
30 受信回路
40 内部回路
41 電源配線
42 バスライン
43 接地配線

Claims (9)

  1. 出力配線と電源配線との間に接続され、前記出力配線に対する過電圧低減保護機能を有する過電圧保護部と、
    前記出力配線の電圧に応じて前記過電圧保護機能のオン・オフを制御するスイッチング回路とを有する出力回路。
  2. 前記スイッチング回路は、前記電源配線と前記過電圧保護部との間に接続される第1のトランジスタと、前記出力配線の電圧に応じて前記第1のトランジスタのオン・オフを制御する制御回路とを有する
    ことを特徴とする請求項1記載の出力回路。
  3. 前記過電圧保護部は、前記出力配線と前記第1のトランジスタとの間に接続される第2のトランジスタと、前記第2のトランジスタのバックゲートと前記電源配線との間に接続される第3のトランジスタとを有する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の出力回路。
  4. 前記制御回路は、前記電源配線及び前記出力配線の電圧を検出する電圧検出部と、前記電圧検出部の検出結果に応じて前記第1のトランジスタのオン・オフを制御するインバータとを有する
    ことを特徴とする請求項2記載の出力回路。
  5. 前記制御回路は、前記出力配線の電圧に応じて前記第3のトランジスタのオン・オフを制御する
    ことを特徴とする請求項3記載の出力回路。
  6. 前記過電圧保護部は、前記出力配線と接地配線との間に接続される第4のトランジスタを更に有する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の電圧低減保護回路。
  7. 前記制御回路は、
    前記出力配線の電圧を監視する第1の電圧監視部と、
    前記第1の電圧監視部と接地配線との間に接続され前記電源配線の電圧を監視する第2の電圧監視部と、
    前記第1及び第2の電圧監視部の監視結果に基づき前記第1のトランジスタのオン・オフを制御するインバータとを有する
    ことを特徴とする請求項2記載の出力回路。
  8. 前記制御回路は、前記出力配線と前記インバータとの間に接続された抵抗を有する
    ことを特徴とする請求項4記載の出力回路。
  9. 出力配線と電源配線との間に接続されバスリーク防止回路と、
    前記出力配線の電圧に応じて前記バスリーク防止回路のバスリーク防止機能のオン・オフを制御する制御回路とを有する出力回路。
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