JP2008072416A - 撮像装置および撮像方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ゴミの付着位置を明示することによってゴミの除去作業を簡便化できる、撮像装置を提供すること。
【解決手段】絞り付きレンズユニット102の絞り106を変化させて、連続して複数の画像の撮影を行うCCD素子110と、複数の画像から一の画像を選択し、撮像素子のゴミの有無を判別する暫定ゴミ候補抽出部151と、ゴミが付着していると思われる撮像素子の画素の位置を取得する暫定ゴミ位置抽出部152と、複数の画像の、一の画像と異なる他の画像から、画素の位置の信号レベルを比較し、信号レベルが所定値以上異なる場合に画素の位置にゴミが付着しているものとするゴミ認定部154と、ゴミ認定部で認定したゴミの付着位置を表示させるゴミ表示部156と、を含むことを特徴とする、撮像装置が提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置および撮像方法に関する。
CCD(Charge Coupled Devices)素子やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)素子等の固体撮像素子を用いて、静止画像や動画像を撮影する撮像装置が広く普及している。CCD素子やCMOS素子を用いた撮像装置においても、従来の銀塩カメラと同様に、レンズを着脱して、状況に応じたレンズを用いることができる撮像装置が、数多く市場に出回っている。
しかし、このようなレンズが着脱可能なレンズ交換式の撮像装置においては、レンズを交換する際に、撮像素子上にゴミや埃(以下、これらを「ゴミ」と総称する)が付着するおそれがある。撮像素子上にゴミが付着した状態で撮影を行ってしまうと、ゴミが付着した撮像素子の画素には光が入射しないため、その部分が暗く写ってしまい、画像に不良が生じる問題がある。
付着したゴミの存在は撮影時には認知しづらく、撮影後に画像をパーソナルコンピュータ等で表示したり、プリンタ等の印刷装置で印刷したりした際に初めて気付くことが多い。また、撮像素子に付着したゴミは目で見えない微小な大きさのものである場合が多く、撮像素子のどの部位に付着したものなのかの判別は困難である。さらに、付着したゴミを取り除こうと無理やり不用意な作業をしてしまうと、撮像素子の前に備えられたローパスフィルタを損傷してしまうおそれもある。
そこで、撮影した画像を解析し、撮像素子に付着したゴミの有無やゴミの位置を検出して、撮影者がゴミの除去を容易にできるようにする技術が知られている(特許文献1〜3参照)。
特許3461482号公報 特開2001−157087号公報 特開2005−341381号公報
しかし、特許文献1に示した方法では、撮像素子に付着したゴミだけではなく、光電変換機能を失った、いわゆる画素欠陥もゴミが付着した場合と同様にゴミとして認知してしまう。画像欠陥は付着ゴミと異なり、除去作業を行っても意味が無く、除去作業を行うことでかえって撮像素子(ローパスフィルタ)に損傷を与えるきっかけとなる問題があった。
また、特許文献2に示した方法では、撮影画像に表示されたゴミの位置は、撮像素子面上に実際に付着したゴミの位置と異なっているため、ゴミの場所を判別することは難しく、撮像素子上のゴミが付着している位置とは異なった位置に対して除去作業を行うことで、この方法においてもかえって撮像素子(ローパスフィルタ)に損傷を与えるきっかけとなる問題があった。
また、特許文献3に示した方法は、撮影画像において、撮影された画像のうちの同一箇所が連続して所定の信号レベルよりも低い場合に、その箇所をゴミの付着箇所として判断しているが、この方法では、連続する機会が稀である事を期待しているため、ゴミの検出精度に問題があり、また特許文献1と同様に、画素欠陥との区別が困難である問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、撮像素子に付着したゴミの検出精度を向上させ、ゴミの付着位置を明示することによってゴミの除去作業を簡便化できる、新規かつ改良された撮像装置および撮像方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、被写体からの入射光の光量を調整する絞り機構部を含むレンズユニットと、レンズユニットを介して結像面上に結像される被写体の像を連続的に画像データとして順次出力する撮像部と、撮像部による連続撮像時に、絞り機構部の絞り値を変化させて被写体からの入射光の光量を調整する絞り制御部と、撮像部から順次出力される画像データのうち、絞り値が異なる少なくとも2以上の画像データに基づいて、結像面上に異物が付着されているか否かを予測する異物付着予測部と、を含むことを特徴とする、撮像装置が提供される。
かかる構成によれば、レンズユニットは被写体からの映像光を入射し、撮像部はレンズユニットを介して結像面上に結像される被写体の像を、撮像素子を用いて連続的に画像データとして順次出力し、絞り制御部はレンズユニットに含まれる絞り機構部の絞り値を変化させて被写体からの入射光の光量を調整し、異物付着予測部は撮像部から順次出力される画像データのうち、絞り値が異なる少なくとも2以上の画像データに基づいて、結像面上に異物が付着されているか否かを予測する。その結果、連続的に撮影した絞り値が異なる少なくとも2以上の画像データを分析することによって、撮像素子に付着したゴミの検出精度を向上させることができる。
上記撮像装置は、異物付着予測部の予測結果に基づいて、異物の付着が予測される結像面上の画素位置を検出する画素位置検出部と、結像面上の画素位置に対応する各画像データの輝度レベルを比較して、所定の閾値以上の差が生じた場合に画素位置に異物が付着していると判定する異物判定部と、を含んでもよい。かかる構成によれば、画素位置検出部は異物付着予測部の予測結果に基づいて、異物の付着が予測される結像面上の画素位置を検出し、異物判定部は各画像データの輝度レベルを比較して、所定の閾値以上の差が生じた場合に画素位置に異物が付着していると判定する。その結果、各画像データの輝度レベルを比較することによって撮像素子に付着したゴミの検出精度を向上させることができる。
異物判定部は、撮像素子に含まれるカラーフィルタの構成色毎に、各画像データ全体の輝度レベルの平均値を算出し、当該各画像データにおける結像面上の画素位置の輝度レベルがいずれも平均値を下回る場合に、当該画素位置に異物が付着していると判定してもよい。かかる構成によれば、異物判定部は各画像データにおける結像面上の画素位置の輝度レベルがいずれも平均値を下回る場合に、当該画素位置に異物が付着していると判定する。その結果、所定の条件を満たす連続した画素を暫定的に異物が付着している画素として抽出するので、異物が付着している画素と単なる画素欠陥とを区別することができる。
異物付着予測部は、撮像部から順次出力される画像データのうち、絞り機構部の絞り値が最も大きいときの入射光から得られた画像データを選択してもよい。かかる構成によれば、異物付着予測部は撮像部から順次出力される画像データのうち、絞り機構部の絞り値が最も大きいときの入射光から得られた画像データを選択する。その結果、異物が付着している画素の検出精度を向上させることができる。
上記撮像装置は、異物判定部による判定結果を表示する表示部を含んでもよい。かかる構成によれば、表示部は異物判定手段による判定結果を表示する。その結果、異物の付着結果を明示することによって、ゴミの除去作業を簡便化することができる。
表示部は、異物の付着位置を、当該結像面上の撮像領域に対応して表示してもよい。かかる構成によれば、表示部は異物の付着位置を、当該結像面上の撮像領域に対応して表示する。その結果、表示された位置と実際の異物の付着位置とが対応しているため、異物の除去作業をより簡便化することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、被写体からの入射光の光量を調整する絞り機構部を含むレンズユニットを用いて、レンズユニットを介して結像面上に結像される被写体の像を連続的に画像データとして順次出力する撮像ステップと、撮像ステップにおける連続撮像時に、絞り機構部の絞り値を変化させて被写体からの入射光の光量を調整する絞り制御ステップと、撮像ステップで順次出力される画像データのうち、絞り値が異なる少なくとも2以上の画像データに基づいて、結像面上に異物が付着されているか否かを予測する異物付着予測ステップと、を含むことを特徴とする、撮像方法が提供される。
かかる方法によれば、撮像ステップは被写体からの映像光を入射するレンズユニットを介して結像面上に結像される被写体の像を連続的に画像データとして順次出力し、絞り制御ステップはレンズユニットに含まれる絞り機構部の絞り値を変化させて被写体からの入射光の光量を調整し、異物付着予測ステップは撮像部から順次出力される画像データのうち、絞り値が異なる少なくとも2以上の画像データに基づいて、結像面上に異物が付着されているか否かを予測する。その結果、連続的に撮影した絞り値が異なる少なくとも2以上の画像データを分析することによって、撮像素子に付着したゴミの検出精度を向上させることができる。
上記撮像方法は、異物付着予測ステップでの予測結果に基づいて、異物の付着が予測される結像面上の画素位置を検出する画素位置検出ステップと、結像面上の画素位置に対応する各画像データの輝度レベルを比較して、所定の閾値以上の差が生じた場合に画素位置に異物が付着していると判定する異物判定ステップと、を含んでもよい。かかる方法によれば、画素位置検出ステップは異物付着予測ステップでの予測結果に基づいて、異物の付着が予測される結像面上の画素位置を検出し、異物判定ステップは各画像データの輝度レベルを比較して、所定の閾値以上の差が生じた場合に画素位置に異物が付着していると判定する。その結果、連続的に撮影した各画像データの輝度レベルを比較することによって撮像素子に付着したゴミの検出精度を向上させることができる。
異物判定ステップでは、撮像素子に含まれるカラーフィルタの構成色毎に、各画像データ全体の輝度レベルの平均値を算出し、各画像データにおける結像面上の画素位置の輝度レベルがいずれも平均値を下回る場合に、当該画素位置に異物が付着していると判定してもよい。かかる方法によれば、異物判定ステップでは各画像データにおける結像面上の画素位置の輝度レベルがいずれも平均値を下回る場合に、当該画素位置に異物が付着していると判定する。その結果、所定の条件を満たす連続した画素を暫定的に異物が付着している画素として抽出するので、異物が付着している画素と単なる画素欠陥とを区別することができる。
異物付着予測ステップでは、撮像ステップにおいて順次出力される画像データのうち、絞り機構部の絞り値が最も大きいときの入射光から得られた画像データを選択してもよい。かかる方法によれば、異物付着予測ステップでは撮像ステップにおいて順次出力される画像データのうち、絞り機構部の絞り値が最も大きいときの入射光から得られた画像データを選択する。その結果、異物が付着している画素の検出精度を向上させることができる。
上記撮像方法は、異物判定ステップによる判定結果を表示する表示ステップを含んでもよい。かかる方法によれば、表示ステップは異物判定ステップによる判定結果を表示する。その結果、ゴミの付着位置を明示することによって、ゴミの除去作業を簡便化することができる。
表示ステップでは、異物の付着位置を、当該結像面上の撮像領域に対応して表示してもよい。かかる方法によれば、表示ステップでは異物の付着位置を、当該結像面上の撮像領域に対応して表示する。その結果、表示された位置と実際の異物の付着位置とが対応しているため、異物の除去作業をより簡便化することができる。
以上説明したように本発明によれば、ゴミの付着位置を明示してゴミの除去作業を簡便化できる、新規かつ改良された撮像装置および撮像方法を提供することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置および撮像方法について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置について説明する説明図である。以下、図1を用いて本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置について説明する。
撮像装置100は、本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置である。撮像装置100は、レンズユニット102を装着可能な構造となっている。なお、撮像装置100で本発明の第1の実施形態にかかる撮像方法を用いてゴミの検査を行う際には、レンズユニット102に光拡散レンズキャップ104を装着してもよい。光拡散レンズキャップ104を用いることで被写体から入射される光が拡散し、より効果的にゴミの検出を行うことができる。
以上、図1を本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置について説明した。次に、本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置の構成について説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置の構成について説明する説明図である。以下、図2を用いて第1の実施形態にかかる撮像装置の構成について説明する。
図2に示したように、本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置100は、CCD素子110と、アンプ一体型のCDS(Correlated Double Sampling)回路112と、A/D変換器114と、画像入力コントローラ116と、画像信号処理部118と、圧縮処理部120と、ビデオエンコーダ122と、画像表示部124と、タイミングジェネレータ126と、CPU(Central Processing Unit)128と、ROM(Read Only Memory)130と、RAM(Random Access Memory)132と、メディアコントローラ134と、記録メディア136と、モータドライバ138と、シャッタボタン140と、操作部142と、を含んで構成される。
また、本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置100が装着可能なレンズユニット102は、絞り106と、駆動装置108と、を含んでいる。
絞り106は、画像を撮影する際にCCD素子110に入射される光量の調節を行う。絞り106の制御は、駆動装置108によって行われる。本実施形態においては、絞りの範囲はAV(Aperture Value)3〜AV7(F2.8〜F11)の間で調整が可能である。なお、本発明においては絞りの範囲はこれに限られない。
CCD素子110は、本発明の撮像素子の一例であり、レンズユニット102から入射された光を電気信号に変換するための素子である。本実施形態においては電子シャッタによって入射光を制御して、電気信号を取り出す時間を調節しているが,メカシャッタを用いて入射光を制御して、電気信号を取り出す時間を調節してもよい。本発明の第1の実施形態においては、レンズユニット102およびCCD素子110で撮像部を構成する。
本実施形態では撮像素子としてCCD素子110を用いているが、本発明は係る例に限定されず、撮像素子としてCCD素子110の代わりにCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)素子を用いてもよく、またその他のイメージセンサを用いてもよい。CMOS素子は、CCD素子よりも高速に被写体の映像光を電気信号に変換できるので、被写体を撮影してから画像表示部124に画像を表示するまでの時間を短縮することができる。
CDS回路112は,CCD素子110から出力された電気信号の雑音を除去する、サンプリング回路の一種であるCDS回路と、雑音を除去した後に電気信号を増幅するアンプとが一体となった回路である。本実施形態ではCDS回路とアンプとが一体となった回路を用いて撮像装置100を構成しているが、CDS回路とアンプとを別々の回路で構成してもよい。
A/D変換器114は,CCD素子110で生成された電気信号をデジタル信号に変換して,画像の生データ(画像データ)を生成するものである。
画像入力コントローラ116は,A/D変換器114で生成された画像の生データ(画像データ)のRAM132への入力を制御するものである。
画像信号処理部118は,A/D変換器114で生成された画像の生データに対して、光量のゲイン補正やホワイトバランスの調整を行うものである。
圧縮処理部120は、A/D変換器114で生成された画像を、適切な形式の画像データに圧縮する圧縮処理を行う。画像の圧縮形式は、可逆形式であっても非可逆形式であってもよい。適切な形式の例として、JPEG(Joint Photographic Experts Group)形式やJPEG2000形式に変換してもよい。
画像表示部124は、撮影操作を行う前のライブビュー表示や、撮影した画像の表示等を行う。画像の表示の他に、撮像装置100の各種設定画面の表示を行ってもよい。画像データや撮像装置100の各種情報の画像表示部124への表示は,ビデオエンコーダ122を介して行われる。画像表示部124として、LCD(Liquid Crystal Display)を用いてもよい。
タイミングジェネレータ126は、CCD素子110にタイミング信号を入力する。タイミングジェネレータ126からのタイミング信号によりシャッタ速度が決定される。つまり、タイミングジェネレータ126からのタイミング信号によりCCD素子110の駆動が制御され,CCD素子110が駆動する時間内に被写体からの映像光を入射することで,画像データの基となる電気信号が生成される。
CPU128は、CCD素子110やCDS回路112などに対して信号系の命令を行ったり、操作部142の操作に対する操作系の命令を行ったりする。本実施形態においては、CPUを1つだけ含んでいるが、信号系の命令と操作系の命令とを別々のCPUで行うようにしてもよい。
ROM130は、撮像装置100を制御するためのプログラムが格納されているものである。
RAM132は、撮影した画像を一時的に記憶するものである。RAM132への画像の読み書きは画像入力コントローラ116によって制御される。RAM132として、SRAM(Static RAM)、DRAM(Dynamic RAM)、SDRAM(Synchronous DRAM)、FeRAM(Ferroelectric RAM)、MRAM(Magnetoresistive RAM)などを用いてもよい。
記録メディア136は、撮影した画像を記録するものである。記録メディア136への入出力は、メディアコントローラ134によって制御される。記録メディア136には,フラッシュメモリにデータを記録するカード型の記憶装置であるメモリカードを用いることができる。
モータドライバ138は、レンズユニット102に含まれる絞り106を動作させる駆動装置108の制御を行う。モータドライバ138を介して絞り106を動作させることで、被写体の光の量の調節を行う。
シャッタボタン140は、撮影操作を行うためのものであり、半押し状態(以下,シャッタボタン140の半押し状態のことを「S1状態」とも称する)で被写体を合焦し、全押し状態(以下,シャッタボタン140の全押し状態の事を「S2状態」とも称する)で被写体の撮像を行う。
操作部142は、撮像装置100の操作を行ったり、撮影時の各種の設定を行ったりするための部材が配置されている。操作部142に配置される部材には,電源ボタン、撮影モードや撮影ドライブモードの選択を行う十字キーおよび選択ボタン等が配置される。
以上、図2を用いて、本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置の構成について説明した。次に、本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置のCPUの構成について説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態にかかるCPUの構成について説明する説明図である。以下、図3を用いて本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置のCPUの構成について説明する。
図3に示したように、本発明の第1の実施形態にかかるCPU128は、暫定ゴミ候補抽出部151と、暫定ゴミ位置抽出部152と、ゴミ認定部154と、ゴミ表示部156と、適正AE算出部158を含んで構成される。
暫定ゴミ候補抽出部151は、本発明の異物付着予測部の一例であり、撮影した画像を解析することでCCD素子110上にゴミが付着しているかどうかを判別し、ゴミが付着していると判別した箇所を暫定ゴミ候補として抽出するものである。
暫定ゴミ位置抽出部152は、本発明の画素位置検出部の一例であり、撮影した画像の中から、ゴミが付着していることが予測されるCCD素子110上の画素位置を取得する。撮影した画像の中からゴミと思われる部位を抽出する方法については後述する。
ゴミ認定部154は、本発明の異物判定部の一例であり、暫定ゴミ位置抽出部152で抽出したゴミが付着していることが予測される部位から、実際にゴミが付着している部位を認定する。ゴミが付着している部位を認定する方法については後述する。
ゴミ表示部156は、ゴミ認定部154で認定したゴミが付着している部位を、画像表示部124に表示させるものである。ゴミが付着している部位を画像表示部124に表示させる際には、CCD素子110に実際にゴミが付着している位置に対応した場所に表示させるようにしてもよい。
適正AE算出部158は、被写体の撮影を行う際に、撮像装置100で自動露光を行い、EV(Exposure Value)値を取得する。取得したEV値に基づいて、適正な露光時間およびシャッタ速度の組が決まる。EV値は、絞り値がF1、シャッタ速度が1秒の時に適切な露出が得られる光量をEV=0とし、絞り値やシャッタ速度を変化させることでEV値が変化する。EV値は、Fを絞り値、Tをシャッタ速度として、EV=log(F/T)で求めることができる。従って、同じ絞り値ではシャッタ速度が高速になればなる程、EV値が上昇し、同じシャッタ速度では絞り値を大きくすればする程、EV値が上昇する。
以上、図3を用いて本発明の第1の実施形態にかかるCPUについて説明した。次に、本発明の第1の実施形態にかかる撮像方法について説明する。
図4は、本発明の第1の実施形態にかかる撮像方法について説明する流れ図である。以下、図4を用いて本発明の第1の実施形態にかかる撮像方法について説明する。
まず、操作部142を操作して、撮影モードをゴミ撮影モードに設定する。ゴミ撮影モードに設定して撮影を行うことで、CCD素子110に付着したゴミの検出を行う。撮影モードをゴミ撮影モードに設定すると、シャッタボタン140が押されているかどうかをCPU128で判断する(ステップS110)。シャッタボタン140が押されていなければステップS110に戻り、シャッタボタン140の押下判断処理を繰り返す。一方、シャッタボタン140が押されていれば、適正AE算出部158が、適正AE算出部158シャッタ速度および絞りを決定するために測光処理を行って、適正露出となる露出値EV0を求める(ステップS120)。測光処理を行った結果、露出値がゴミ撮影モードにおける適切な露出連動範囲内にあるかどうかを判別する(ステップS130)。
本実施形態においては、ゴミの検出に影響が出ないためのシャッタ速度の範囲は、TV5〜TV10(1/32秒〜1/1024秒)の範囲に予め定められている。また、本実施形態においては、絞り106の絞りの最小変動幅をAV2としている。従って、本実施形態においては、ゴミ撮影モードにおける露出連動範囲は10(AV3+AV2+TV5)〜16(AV8−AV2+TV10)となり、適正露出となる露出値EV0の範囲は、ゴミ撮影モードにおける露出連動範囲から10≦EV0≦16となる。従って、EV0<10またはEV0>16の場合には、ゴミ撮影不可として露出が範囲外である旨を画像表示部124に表示し(ステップS240)、処理を終了する。なお、シャッタ速度の範囲と絞りの最小変動幅はかかる例に限られない。
測光処理を行った結果、露出値EV0の範囲が10≦EV0≦16であった場合、絞り値とシャッタ速度を求める。最初に、絞りを開いた場合の撮影(以下、絞りを開いた場合の撮影を「第1の撮影」とも称する)を行うために、絞り値とシャッタ速度を求める(ステップS140)。絞り値とシャッタ速度はプログラム線図を用いて算出する。図5は、本実施形態にかかる、絞りを開いた場合の絞り値とシャッタ速度の算出に用いるプログラム線図の一例を示す説明図である。例えば、測光処理を行った結果、露出値EV0が10であった場合には、シャッタ速度TVを7(1/128秒)、絞り値AVを3(F2.8)に設定する。また、測光処理を行った結果、複数のシャッタ速度と絞り値を取りうる露出値であった場合には、図5に示したプログラム線図の黒丸の箇所を採用する。例えば、露出値EV0が13であった場合には、シャッタ速度TVを10(1/1024秒)、絞り値AVを3(F2.8)に設定する。
シャッタ速度と絞り値の算出が終わると、算出したシャッタ速度と絞り値を用いて第1の撮影を行う(ステップS150)。第1の撮影によって撮影した画像(以下、第1の撮影によって撮影した画像を「第1の画像」とも称する)はRAM132に一時的に保存する。
第1の撮影が完了すると、続いて絞りを絞った場合の撮影(以下、絞りを絞った場合の撮影を「第2の撮影」とも称する)を行うために、絞り値とシャッタ速度を求める(ステップS160)。絞り値とシャッタ速度は、第1の撮影時と同様にプログラム線図を用いて算出する。図6は、絞りを絞った場合の絞り値とシャッタ速度の算出に用いるプログラム線図の一例を示す説明図である。例えば、測光処理を行った結果、露出値EV0が10であった場合には、シャッタ速度TVを5(1/32秒)、絞り値AVを5(F5.6)に設定する。また、第1の撮影のときと同様に、測光処理を行った結果、複数のシャッタ速度と絞り値を取りうる露出値であった場合には、図6に示したプログラム線図の黒丸の箇所を採用する。例えば、露出値EV0が12であった場合には、シャッタ速度TVを7(1/128秒)、絞り値AVを5(F5.6)に設定する。
シャッタ速度と絞り値の算出が終わると、算出したシャッタ速度と絞り値を用いて第2の撮影を行う(ステップS170)。第2の撮影によって撮影した画像(以下、第2の撮影によって撮影した画像を「第2の画像」とも称する)も、第1の画像同様にRAM132に一時的に保存する。
このように、絞りを開いた場合と絞った場合の撮影を行う理由は、撮像素子に付着したゴミの判別を容易にするためである。図7は、本発明の第1の実施形態にかかる、撮像素子にゴミが付着した場合に撮影を行った場合の撮影画像の一例を示す説明図である。図7の(a)は、絞りを絞って撮影した場合の画像の一例を示し、図7の(b)は絞りを開放して撮影した場合の画像の一例を示す。
絞りを開いた状態で撮影を行うと、合焦している(ピントが合っている)被写体以外はボケた感じに映り、絞りを絞った状態で撮影を行うと、合焦している被写体以外もはっきりと映る。撮像素子にゴミが付着していた場合も同様で、絞りを絞った状態で撮影を行うと、図7の(a)のように撮像素子に付着したゴミもはっきりと映り、絞りを開いた状態で撮影を行うと、図7の(b)のように撮像素子に付着したゴミはボケた感じに映る。本実施形態においては、このような2種類の画像を用いて、ゴミが付着している場所の特定を行う。
ここで、第1の撮影および第2の撮影は同じ対象に対して行う。また、撮影する対象は、ゴミの抽出精度を向上させるために、白色や灰色等の明るい色を有するものであることが望ましい。
第2の撮影が終了すると、暫定ゴミ位置抽出部152が、撮影した第2の画像から、ゴミが付着していることが予測される画素位置を取得する暫定ゴミ抽出処理を行う(ステップS180)。以下、本発明の第1の実施形態にかかる暫定ゴミ抽出処理について詳細に説明する。
本発明の第1の実施形態においては、暫定ゴミの抽出は、ステップS170で撮影した第2の画像を分析することによって行う。最初に第2の画像を分析して暫定ゴミ候補を抽出する処理を行い、続いて暫定ゴミ候補の抽出結果から、連続的な位置にある暫定ゴミ候補を暫定ゴミとして抽出する処理を行う。本発明の第1の実施形態においては、暫定ゴミ候補の抽出は暫定ゴミ候補抽出部151が行い、暫定ゴミの抽出は暫定ゴミ位置抽出部152が行う。
図8は、本発明の第1の実施形態にかかるCCD素子110のカラーフィルタの配列について説明する説明図である。図8に示したように、本発明の第1の実施形態にかかるCCD素子110のカラーフィルタは、赤(R)、緑(G)、青(B)の3つの原色を有し、その配列はベイヤー方式である。
図9は、本発明の第1の実施形態にかかる暫定ゴミ候補抽出処理について説明する流れ図であり、図4の暫定ゴミ候補抽出処理(ステップS175)について詳細に説明するものである。以下、図9を用いて本発明の第1の実施形態にかかる暫定ゴミ候補抽出処理について説明する。
最初に、絞り106を絞って撮影した第2の画像を分析して、ゴミの有無およびゴミが付着していると思われる位置を求める。まず、CCD素子110のカラーフィルタ各色の平均信号レベルを算出する(ステップS210)。算出したRGB各色の平均値を、それぞれRav、Gav、Bavとする。
各色の平均値の算出が完了すると、続いて各画素の信号レベルと、算出した各画素に対応する各色の画素内平均信号レベルとをCCD素子110上の全ての画素において比較する。そして、各画素の信号レベルと平均信号レベルとの差が所定の値以上であれば、その画素にはゴミが付着していることが予測されると判断し、暫定ゴミ候補として抽出する。
本発明の第1の実施形態においては、まず暫定ゴミ位置抽出部152が変数の初期化を行う(ステップS220)。本実施形態においては、暫定ゴミ位置抽出部152はnおよびcountの2種類の変数を初期化する。変数nは画素の番号を示し、変数countは暫定ゴミ候補とみなされた画素の数を示す。nの値の範囲は0〜全画素数−1である。次に、nの値がCCD素子110の全画素の数を下回っているかどうかを判断する(ステップS230)。nの値がCCD素子110の全画素の数未満である場合には、その画素が暫定ゴミであるかどうかを判断する(ステップS240)。具体的には、例えば、そのnの値に該当する画素の信号レベルが、その画素に対応する各色の画素内平均信号レベルより所定の値以上下回っているかどうかを判断する。
本発明の第1の実施形態においては、以下の数式1〜数式3に示した式によって、各画素の信号レベルがその画素の色に対応する画素内平均信号レベルより所定の値以上下回っているかどうか判断する。カラーフィルタの色がRの場合は数式1によって、カラーフィルタの色がBの場合は数式2によって、カラーフィルタの色がGの場合は数式3によって判断する。
Figure 2008072416
本発明の第1の実施形態においては、当該画素の信号レベルが当該画素の色に対応する画素内平均信号レベルより所定の値以上下回っていた場合には、その画素を暫定ゴミ候補として抽出する。本実施形態においては、暫定ゴミ位置抽出部152はそのときの変数nの値を記録するために、配列変数DD[count]に記録する(ステップS250)。そして、変数countの値を1つ増加させて(ステップS260)、さらに変数nの値を1つ増加させる(ステップS270)。一方、当該画素の信号レベルが当該画素の色に対応する画素内平均信号レベルより所定の値以上下回っていない場合には、直接ステップS270の処理に移動する。
暫定ゴミ位置抽出部152は、上記の一連の処理を全ての画素に対して行い、ステップS230においてnの値がCCD素子110の全画素の数を下回っていない場合、すなわちnの値が全画素の数と等しくなった場合には処理を終了する。
以上、図9を用いて本発明の第1の実施形態にかかる暫定ゴミ候補の抽出処理について説明した。次に、本発明の第1の実施形態にかかる暫定ゴミの抽出処理について説明する。
図10は、本発明の第1の実施形態にかかる暫定ゴミの抽出処理について説明する流れ図であり、図4の暫定ゴミ抽出処理(ステップS180)について詳細に説明するものである。以下、図10を用いて本発明の第1の実施形態にかかる暫定ゴミの抽出処理について説明する。
本発明の第1の実施形態にかかる暫定ゴミの抽出処理においては、最初に暫定ゴミ位置抽出部152が変数k、cc、count、group、cgを初期化する(ステップS310)。続いて、変数kの値が取得した暫定ゴミ候補の数未満であるかどうかを判断する(ステップS312)。変数kの値が取得した暫定ゴミ候補の数未満であった場合には、さらに変数ccの数が取得した暫定ゴミ候補の数未満であるかどうかを判断する(ステップS314)。
暫定ゴミ位置抽出部152は、変数ccの数が取得した暫定ゴミ候補の数未満であった場合には、暫定ゴミ候補の抽出処理で暫定ゴミ候補として抽出した画素と隣接した位置に暫定ゴミ候補が存在するかどうかを判断する。本発明の第1の実施形態においては、隣接した位置に暫定ゴミ候補があるかどうかの判断は、具体的には、配列変数DD[k]とDD[cc]が隣接しているかどうかによって行う(ステップS316)。配列変数DD[k]とDD[cc]が隣接していなければ、暫定ゴミ位置抽出部152は変数ccの値を1つ増加させて(ステップS318)、再度変数ccの数が取得した暫定ゴミ候補の数未満であるかどうかを判断した(ステップS314)後に、配列変数DD[k]とDD[cc]が隣接しているかどうかの処理を行う。
そして、暫定ゴミ候補として抽出した画素と隣接した位置に暫定ゴミ候補が存在した場合には、暫定ゴミ位置抽出部152はその画素を暫定ゴミとして記録する。本発明の第1の実施形態においては、具体的には、配列変数DD[k]とDD[cc]が隣接していた場合には、その際の変数kの値を配列変数DUST[count]に記録する(ステップS320)。
暫定ゴミ位置抽出部152は、暫定ゴミとして画素を記録すると、記録した画素をさらに暫定ゴミの集合単位に記録する。具体的には、本発明の第1の実施形態においては、暫定ゴミ位置抽出部152は変数kの値が変数ccの値より大きいかどうかを判断する(ステップS332)。判断の結果、変数kの値が変数ccの値より大きい場合には、暫定ゴミ位置抽出部152は配列変数CD[count]にCD[cc]の値を格納し(ステップS324)、変数kの値が変数ccの値以下の場合には、配列変数CD[count]に変数groupの値を格納し、変数groupの値を1つ増加させる(ステップS326)。そして、暫定ゴミ位置抽出部152は変数countの値を1つ増加し(ステップS328)、さらに変数kの値を1つ増加させて変数ccの値を0に初期化する(ステップS330)。暫定ゴミ位置抽出部152は、変数kの値を1つ増加させて変数ccの値を0に初期化すると、ステップS312に戻って変数kの値が暫定ゴミ候補の数より少ないかどうかを判断する。
なお、上記ステップS314において、変数ccの数が取得した暫定ゴミ候補の数以上であった場合には、直接ステップS330に移り、変数kの値を1つ増加させて変数ccの値を0に初期化する。
このように、暫定ゴミ位置抽出部152が、上記ステップS312からステップS330までの処理を、変数kの値が暫定ゴミ候補の数以上になるまで繰り返すことで、暫定ゴミの位置と数を算出することができる。
暫定ゴミ位置抽出部152で暫定ゴミの位置と数を検出すると、次に、暫定ゴミ位置抽出部152で同一の暫定ゴミとみなした部位に含まれる画素の数を算出する。本発明の第1の実施形態においては、最初に暫定ゴミ位置抽出部152が変数cc、cg、kを初期化する(ステップS332)。変数を初期化すると、変数cgの値がgroup−1未満であるかどうかを暫定ゴミ位置抽出部152で判断する(ステップS334)。暫定ゴミ位置抽出部152での判断の結果、変数cgの値がgroup−1未満であった場合には、さらに変数kの値がcount−1未満であるかどうかを暫定ゴミ位置抽出部152で判断する(ステップS336)。変数kの値がcount−1未満であった場合には、さらに配列変数CD[k]の値がcgと一致しているかどうかを暫定ゴミ位置抽出部152で判断する(ステップS340)。CD[k]の値がcgと一致している場合には、暫定ゴミ位置抽出部152が変数ccの値を1つ増加させて(ステップS342)、さらに変数kの値を1増加させる(ステップS344)。一方、配列変数CD[k]の値がcgと一致していない場合には、直接ステップS344に移って、暫定ゴミ位置抽出部152が変数kの値を1増加させる。変数kの値を1増加させると、ステップS336に戻って、変数kの値がcount−1未満であるかどうかを暫定ゴミ位置抽出部152で判断する。
そして、上記ステップS336において、変数kの値がcount−1以上である場合には、暫定ゴミ位置抽出部152が配列変数ND0[cg]に変数ccの値を格納する。このときの変数ccの値は、1つの暫定ゴミに含まれる画素の数である。従って、配列変数ND0[]には1つの暫定ゴミにおける画素の数が格納されることになる。そして、暫定ゴミ位置抽出部152は配列変数ND0[cg]に変数ccの値を格納するとともに、変数cgの値を1つ増加させて、変数ccの値を0に初期化する(ステップS338)。
この一連の処理を、暫定ゴミ位置抽出部152が、変数cgの値がgroup−1以上になるまで繰り返し、ステップS334において変数cgの値がgroup−1以上になった場合には処理を終了する。
以上、図10を用いて本発明の第1の実施形態にかかる暫定ゴミの抽出処理について説明した。なお、本発明における暫定ゴミの抽出処理は、かかる例に限定されない。
暫定ゴミを抽出すると、抽出した暫定ゴミの情報を用いて、暫定ゴミの抽出に使用した画像とは別の画像を分析して、抽出した暫定ゴミをゴミとして認定するゴミ認定処理を行う。本発明の第1の実施形態においては、ゴミ認定部154が、第1の撮影で撮影した第1の画像を分析することによってゴミの認定を行う。
図11は、本発明の第1の実施形態にかかるゴミ認定処理について説明する流れ図であり、図4のゴミ認定処理(ステップS190)について詳細に説明するものである。。以下、図11を用いて本発明の第1の実施形態にかかるゴミ認定処理について説明する。
まず、ゴミ認定部154が第1の画像のR、G、B各色の平均信号レベルを算出する(ステップS410)。平均信号レベルの算出は、暫定ゴミ候補抽出処理で行った算出方法を用いる。R、G、B各色の平均信号レベルを算出すると、ゴミ認定部154がゴミ認定処理で使用する各変数の初期化を行う(ステップS412)。本発明の第1の実施形態にかかるゴミ認定処理においては、変数k、c、g、nおよびcountの5種類の変数を用意し、変数k、c、gについては0で初期化し、変数countについては暫定ゴミ抽出処理で抽出した暫定ゴミの数で初期化する。
第1の画像のR、G、B各色の平均信号レベルを算出すると、ゴミ認定部154が、第2の画像において暫定ゴミとみなした画素と同位置にある第1の画像の画素に対して、暫定ゴミ抽出処理における上記数式1〜数式3の数式に基づいて、当該画素の信号レベルが第1の画像のR、G、B各色の平均信号レベルより所定の値以上下回っているかどうかを判断する処理を行う。
本発明の第1の実施形態においては、具体的には、まず変数gの値がcount−1の値未満であるかどうかを、ゴミ認定部154が判断する(ステップS414)。変数gの値がcount−1の値未満である場合には、続いて変数gの値が配列変数CD[k]の値に等しいかどうかを、ゴミ認定部154が確認する(ステップS416)。変数gの値が配列変数CD[k]の値未満である場合には、ゴミ認定部154が配列変数DUST[k]の値を変数nに格納する(ステップS418)。そして、変数kの値がcount−1未満かどうか確認し(ステップS420)、変数kの値がcount−1未満である場合には、さらに配列変数P2[n]が、数式1〜数式3に示す条件を満たしているかどうかをゴミ認定部154が判断する(ステップS422)。ここで、配列変数P2[]は第1の撮影で撮影した第1の画像の各画素における信号レベルを示す。そして、配列変数P2[n]が、数式1〜数式3を満たしていた場合には、ゴミ認定部154が変数cの値を1つ増加させて(ステップS424)、さらに変数kの値を1つ増加させて(ステップS426)、上記ステップS416の変数gの値が配列変数CD[k]の値未満かどうかを確認する処理に戻る。
なお、上記ステップS416において、変数gの値が配列変数CD[k]の値と異なっている場合および上記ステップS422で配列変数P2[n]が、数式1〜数式3に示す条件を満たしていない場合には、ステップS426に移動して、ゴミ認定部154が変数kの値を1つ増加させる。
また、上記ステップS420において、変数kの値がcount−1以上である場合には、配列変数ND1[k]に変数cの値を格納する(ステップS428)。ここで、配列変数ND1[]は1つの暫定ゴミに含まれる画素の数を示す。従って、配列変数ND1[]には1つの暫定ゴミにおける画素の数が格納されることになる。そして、変数gの値を1つ増加させて(ステップS430)、上記ステップS414に戻って変数gの値がcount−1の値未満であるかどうかを判断する。
これら一連の処理を、変数gの値がcount−1の値以上になるまでゴミ認定部154が繰り返すことで、1つの暫定ゴミに含まれる画素の数を求めることが出来る。そして、ステップS414において変数gの値がcount−1の値以上になると、1つの暫定ゴミに含まれる画素の数を求める処理を終了する。
この様に求めた1つの暫定ゴミに含まれる画素の数を、第1の画像と第2の画像との間における同一の暫定ゴミ抽出箇所で比較する。そして、第2の画像の所定の暫定ゴミに含まれる画素と、第1の画像の同一箇所の暫定ゴミに含まれる画素との間に、所定の値以上画素数の差異があれば、その箇所には撮像素子にゴミが付着しているものとみなし、ゴミ認定部154が当該暫定ゴミをゴミとして認定する。
ゴミ認定部154は、暫定ゴミをゴミとして認定すると、認定した画像上のゴミの位置を記憶する。本発明の第1の実施形態においては、1つのゴミと認定された画素の集合から中心となる画素のX座標およびY座標を求め、それぞれXc、Ycとして記憶する。
以上、本発明の第1の実施形態にかかるゴミ認定処理について説明した。なお、本発明におけるゴミ認定処理は、かかる例に限定されない。
ゴミ認定処理で撮像素子にゴミが付着していると認められると、ゴミの存在を撮像装置100の使用者に通知し、ゴミ清掃モードに移行する。ゴミの除去作業を行わせるゴミ清掃モードへは、ゴミ認定処理が終わると強制的に移行してもよく、ゴミ認定処理が終わった後に移行するかどうかを使用者に選択させてもよい。以下、本発明の第1の実施形態にかかるゴミ清掃モードについて説明する。
図12は、本発明の第1の実施形態にかかるゴミ清掃モードの流れについて説明する流れ図である。以下、図12を用いて本発明の第1の実施形態にかかるゴミ清掃モードの流れについて説明する。
ゴミ清掃モードにおいては、最初にゴミの清掃を容易にするためにCCD素子110の前面のシャッタを全開にする(ステップS510)。続いて、ゴミ認定処理で認定したゴミの位置を算出する(ステップS520)。ゴミ認定処理においては画像上のゴミの位置を算出したので、画像上のゴミ位置から撮像素子面上のゴミ位置へ変換し、変換した撮像素子面上のゴミ位置に対応する箇所にゴミが存在する旨の付着情報の表示を行う(ステップS530)。本発明の第1の実施形態においては、撮像素子面上のゴミ位置への変換およびゴミの付着情報の表示はゴミ表示部156が行い、ゴミの付着情報は画像表示部124に表示する。ゴミの付着情報は、例えば記号で表示してもよく、アイコンやキャラクタで表示してもよい。
本発明の第1の実施形態においては、画像上のゴミ位置から変換した撮像素子面上のゴミ位置に対応する、画像表示部124の座標(Xd、Yd)への変換は以下のように行う。ここで、Hdは画像表示部124の表示水平ドット数、Vdは画像表示部124の表示垂直ドット数、Hは画像データの水平画素数、Vは画像データの垂直画素数を示す。
Xd=Xc×Hd/H
Yd=Vd−(Yc×Vd/V)
図13は、本発明の第1の実施形態にかかる、撮像素子の一例であるCCD素子110にゴミが付着した状態で画像を撮影した場合の撮影画像を画像表示部124に表示した際の一例を示す説明図であり、図14は、本発明の第1の実施形態にかかる、位置変換後のゴミ位置を画像表示部124に表示した場合の画像の一例を示す説明図である。本発明の第1の実施形態においては、CCD素子110の3箇所にゴミが付着した場合について説明する。
図13に示したように、撮影画像では3箇所にゴミ160が付着している。CCD素子110における撮像面上においては、実際にゴミが付着している箇所は上下対称の位置になる。従って、撮影画像におけるゴミ位置と上下対象となるように、画像表示部124に表示する画像に、ゴミの付着情報としてアイコンやキャラクタを重ねて表示する。
このように、ゴミ認定部154が撮像素子面上のゴミ位置を求め、ゴミ表示部156が画像表示部124にゴミの位置を分かりやすく指し示すことで、撮像装置100の使用者は、表示された位置に対してブロワ等を用いることによって、ゴミの除去作業を容易に行うことができる。撮像装置100は、使用者に対して清掃が完了したかどうかの確認を促し(ステップS540)、清掃が完了していれば処理を終了し、完了していなければ清掃が完了したかどうかの確認を促し続ける。
以上、図12を用いて本発明の第1の実施形態にかかるゴミ清掃モードの流れについて説明した。
なお、上記の撮像方法はコンピュータプログラムによって実行されてもよい。CPU128が、ROM130の内部に記録されたコンピュータプログラムを呼び出すことによって、上記の撮像方法を実行してもよい。
以上、本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置および撮像方法によれば、絞りの異なる画像を比較してゴミの位置の検出を行うことで、撮像素子に付着したゴミの検出精度が向上する。また、ゴミの検出精度が向上することで、不用意な除去作業が減り、撮像素子の前面の光学ローパスフィルタが損傷する事態が減少する。さらに、ゴミの付着位置を表示することで、撮像装置の使用者に対して清掃作業の容易化を図ることができる。
(第2の実施形態)
本発明の第1の実施形態においては、絞りの異なる画像を比較することでゴミの位置の検出を行い、ゴミの付着位置を表示することで、撮像装置の使用者に対して清掃作業の容易化を図ることができる撮像装置および撮像方法について説明した。本発明の第2の実施形態においては、撮像素子を内蔵したレンズにおいて、第1の実施形態同様に、絞りの異なる画像を比較することで、撮像素子にゴミが付着していないかどうかを検査することができる検査装置および撮像方法について説明する。
図15は、本発明の第2の実施形態の概要について説明する説明図である。以下、図15を用いて本発明の第2の実施形態について説明する。
図15に示したように、本発明の第2の実施形態は、撮像装置200と、撮像素子を内蔵したレンズユニット202とを含んで構成される。撮像装置200は、本発明の撮像装置の一例である。撮像素子としては、CCD素子であっても、CMOS素子であってもよく、またその他のイメージセンサであってもよい。レンズユニット202の内部には、第1の実施形態同様に絞りが内蔵されている。検査装置200とレンズユニット202とは、接続ケーブル204で接続される。
なお、本発明の第2の実施形態にかかる撮像方法を用いてゴミの検査を行う際には、第1の実施形態同様に、レンズユニット202に光拡散レンズキャップ104を装着してもよい。光拡散レンズキャップ104を用いることで被写体から入射される光が拡散し、より効果的にゴミの検出を行うことができる。
本発明の第2の実施形態にかかる検査装置200の構成は、本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置100と同様の構成を有するため、詳細な説明は割愛する。しかし、本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置100は、撮像素子の一例であるCCD素子110を含んだ構成を有していたが、本発明の第2の実施形態においては、撮像素子はレンズユニット202に内蔵されているため、検査装置200に撮像素子を含める必要は無い。
以上、図15を用いて本発明の第2の実施形態の概要について説明した。
本発明の第2の実施形態にかかる撮像方法は、第1の実施形態同様に、絞りを変化させて絞りの異なる第1の画像および第2の画像を撮影し、画像を分析することによってゴミの位置を認定する。そして、撮像素子にゴミが付着していると認められた場合には、検査装置200の表示部210にゴミが付着している旨を表示する。
ここで、第1の撮影および第2の撮影は、第1の実施形態同様に同じ対象に対して行う。また、撮影する対象は、ゴミの抽出精度を向上させるために、白色や灰色等の明るい色を有するものであることが望ましい。
図16および図17は、本発明の第2の実施形態にかかる検査装置による検査結果の一例について示す説明図である。図16は、本発明の第2の実施形態にかかる、レンズユニット202の内部に備えられた撮像素子にゴミが付着していない場合の検査結果の一例を示す説明図であり、図17は、本発明の第2の実施形態にかかる、レンズユニット202の内部に備えられた撮像素子にゴミが付着していた場合の検査結果の一例を示す説明図である。
図16に示したように、レンズユニット202の内部に備えられた撮像素子にゴミが付着していない場合は、表示部210に、ゴミが付着していない旨の表示を行い、図17に示したように、レンズユニット202の内部に備えられた撮像素子にゴミが付着していた場合は、検査装置200は、表示部210にゴミが付着している旨の表示を行う。検査装置200は、撮像素子にゴミが付着していた場合には、ゴミが付着している旨の表示に併せてゴミが付着している場所を表示してもよい。ゴミが付着している場所を表示することで、撮像素子に付着したゴミの除去作業の容易化を図ることができる。
以上説明したように、本発明の第2の実施形態にかかる検査装置および撮像方法によれば、撮像素子を内蔵したレンズにおいて、第1の実施形態同様に、絞りの異なる画像を撮影し、両者を比較することで、撮像素子にゴミが付着していないかどうかを検査することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記第1及び第2の実施形態では、絞り値が異なる2枚の画像を撮影し、その2枚の画像を比較することによって撮像素子へのゴミの付着の有無を判断していたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、3枚以上の絞り値が異なる画像を撮影し、それらを比較することによって撮像素子へのゴミの付着の有無を判断してもよい。
本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置について説明する説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかる撮像装置の構成について説明する説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかるCPUの構成について説明する説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかる撮像方法について説明する流れ図である。 本実施形態にかかる、絞りを開いた場合の絞り値とシャッタ速度の算出に用いるプログラム線図の一例を示す説明図である。 絞りを絞った場合の絞り値とシャッタ速度の算出に用いるプログラム線図の一例を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかる、撮像素子にゴミが付着した場合に撮影を行った場合の撮影画像の一例を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかるカラーフィルタの配列について説明する説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかる暫定ゴミ候補抽出処理について説明する流れ図である。 本発明の第1の実施形態にかかる暫定ゴミの抽出処理について説明する流れ図である。 本発明の第1の実施形態にかかるゴミ認定処理について説明する流れ図である。 本発明の第1の実施形態にかかるゴミ清掃モードの流れについて説明する流れ図である。 本発明の第1の実施形態にかかる、ゴミが付着した状態で画像を撮影した場合の撮影画像の表示例を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかる、ゴミ位置を表示した場合の画像の一例を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態の概要について説明する説明図である。 本発明の第2の実施形態にかかる、撮像素子にゴミが付着していない場合の検査結果の一例を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態にかかる、撮像素子にゴミが付着していた場合の検査結果の一例を示す説明図である。
符号の説明
100 撮像装置
102、202 レンズユニット
104 レンズキャップ
106 絞り
110 CCD素子
128 CPU
130 ROM
132 RAM
151 暫定ゴミ候補抽出部
152 暫定ゴミ位置抽出部
154 ゴミ認定部
156 ゴミ表示部
158 適正AE算出部
200 検査装置

Claims (12)

  1. 被写体からの入射光の光量を調整する絞り機構部を含むレンズユニットと、
    前記レンズユニットを介して結像面上に結像される前記被写体の像を連続的に画像データとして順次出力する撮像部と、
    前記撮像部による連続撮像時に、前記絞り機構部の絞り値を変化させて前記被写体からの入射光の光量を調整する絞り制御部と、
    前記撮像部から順次出力される前記画像データのうち、前記絞り値が異なる少なくとも2以上の画像データに基づいて、前記結像面上に異物が付着されているか否かを予測する異物付着予測部と、
    を含むことを特徴とする、撮像装置。
  2. 前記異物付着予測部の予測結果に基づいて、前記異物の付着が予測される前記結像面上の画素位置を検出する画素位置検出部と、
    前記結像面上の画素位置に対応する各前記画像データの輝度レベルを比較して、所定の閾値以上の差が生じた場合に前記画素位置に前記異物が付着していると判定する異物判定部と、
    を含むことを特徴とする、請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記異物判定部は、前記撮像素子に含まれるカラーフィルタの構成色毎に、各前記画像データ全体の輝度レベルの平均値を算出し、当該各画像データにおける前記結像面上の画素位置の輝度レベルがいずれも前記平均値を下回る場合に、当該画素位置に前記異物が付着していると判定することを特徴とする、請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記異物付着予測部は、前記撮像部から順次出力される前記画像データのうち、前記絞り機構部の絞り値が最も大きいときの前記入射光から得られた画像データを選択することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の撮像装置。
  5. 前記異物判定部による判定結果を表示する表示部を含むことを特徴とする、請求項2〜4のいずれかに記載の撮像装置。
  6. 前記表示部は、前記異物の付着位置を、当該結像面上の撮像領域に対応して表示することを特徴とする、請求項5に記載の撮像装置。
  7. 被写体からの入射光の光量を調整する絞り機構部を含むレンズユニットを用いて、前記レンズユニットを介して結像面上に結像される前記被写体の像を連続的に画像データとして順次出力する撮像ステップと、
    前記撮像ステップにおける連続撮像時に、前記絞り機構部の絞り値を変化させて前記被写体からの入射光の光量を調整する絞り制御ステップと、
    前記撮像ステップで順次出力される前記画像データのうち、前記絞り値が異なる少なくとも2以上の画像データに基づいて、前記結像面上に異物が付着されているか否かを予測する異物付着予測ステップと、
    を含むことを特徴とする、撮像方法。
  8. 前記異物付着予測ステップでの予測結果に基づいて、前記異物の付着が予測される前記結像面上の画素位置を検出する画素位置検出ステップと、
    前記結像面上の画素位置に対応する各前記画像データの輝度レベルを比較して、所定の閾値以上の差が生じた場合に前記画素位置に前記異物が付着していると判定する異物判定ステップと、
    を含むことを特徴とする、請求項7に記載の撮像方法。
  9. 前記異物判定ステップでは、前記撮像素子に含まれるカラーフィルタの構成色毎に、各画像データ全体の輝度レベルの平均値を算出し、前記各画像データにおける前記結像面上の画素位置の輝度レベルがいずれも前記平均値を下回る場合に、当該画素位置に異物が付着していると判定することを特徴とする、請求項8に記載の撮像方法。
  10. 前記異物付着予測ステップでは、前記撮像ステップにおいて順次出力される前記画像データのうち、前記絞り機構部の絞り値が最も大きいときの前記入射光から得られた画像データを選択することを特徴とする、請求項7〜9のいずれかに記載の撮像方法。
  11. 前記異物判定ステップによる判定結果を表示する表示ステップを含むことを特徴とする、請求項8〜10のいずれかに記載の撮像装置。
  12. 前記表示ステップでは、前記異物の付着位置を、当該結像面上の撮像領域に対応して表示することを特徴とする請求項11に記載の撮像方法。
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