JP2008070792A - 位相型光学素子、光源ユニット、光走査装置および画像形成装置 - Google Patents
位相型光学素子、光源ユニット、光走査装置および画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008070792A JP2008070792A JP2006251451A JP2006251451A JP2008070792A JP 2008070792 A JP2008070792 A JP 2008070792A JP 2006251451 A JP2006251451 A JP 2006251451A JP 2006251451 A JP2006251451 A JP 2006251451A JP 2008070792 A JP2008070792 A JP 2008070792A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical element
- phase
- type optical
- phase type
- light source
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【解決手段】光学素子11の光学面を複数の領域に分割することで、該光学面を不連続にするとともに、分割部における隣り合う領域間の位相差は、使用する波長に対して2πの整数倍となるように設定した位相型光学素子10において、前記光学素子11の一部(例えば複数の輪帯の一部)に不連続領域12を設け、前記不連続領域12と周辺部との位相差が、使用する波長に対して2πとは異なるように設定した。これによりビームスポット径を太くすることなく深度余裕を拡大することができ、ビームスポット径の安定化を図ることができる。
【選択図】図7
Description
例えば特許文献1には、充分な精度を保って保持出来る形状のレンズを実現し、更に温度変化によるピント位置ずれを抑制できる光学系を実現することにより、低コストで良好な性能を持つ、デジタル複写機、レーザプリンタ、レーザファクシミリ等の光走査装置を提供することを課題として、「半導体レーザからなる光源と、該光源からの光束をカップリングするカップリング光学系と、該カップリング光学系からの光束を主走査方向は平行光とし、副走査方向は偏向器に集束させる光束とする第1光学系と、該第1光学系からの光束を主走査方向に偏向させる偏向器と、該偏向器により偏向された光束を集光させる走査光学系と、を備えた光走査装置であって、前記カップリング光学系を構成する全てのレンズの材質を樹脂とし、該レンズの少なくとも1面に回折光学面を備えたことを特徴とする光走査装置」が記載されている。
例えば特許文献4には、3つの波長に対して互換を達成しつつ、トラッキングによるコマ収差の劣化を軽減できる集光光学素子及び光ピックアップ装置を提供することを課題として、「保護基板厚t1〜t3の第1〜第3光ディスクに対して波長λ1〜λ3の光束を用いて情報の再生及び/又は記録を行う光ピックアップ装置に用いられる集光光学素子において、少なくとも1つの光学面が光軸を中心とした同心円状の複数の領域に分割され、第3光ディスクに対して有限共役系で再生及び/又は記録を行なう場合の光学系倍率をm3と規定したとき、波長λ3の光束に対する集光光学素子の焦点距離f3が、
0.01<|m3|×(t3−t1)/f3<0.07
を満たすことを特徴とする集光光学素子」が記載されている。
d ∝ w^2/λ
があり、深度余裕を拡大すると、ビームスポット径は太くなる。ビームスポット径が太くなると、画像の解像度が低下するため、画質は低下してしまう。
近年の記録密度の高密度化に伴い、ビームスポット径が小さくなってきているため、深度余裕は減少する方向であり、性能安定性の低下や高コスト化が懸念されている。
また、本発明は、前記位相型光学素子を用いた光源ユニット、光走査装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の手段は、光学素子の光学面を複数の領域に分割することで、該光学面を不連続にするとともに、分割部における隣り合う領域間の位相差は、使用する波長に対して2πの整数倍となるように設定した位相型光学素子において、前記光学素子の一部に不連続領域を設け、前記不連続領域と周辺部との位相差が、使用する波長に対して2πとは異なるように設定したことを特徴とする。
また、本発明の第3の手段は、第1の手段の位相型光学素子において、前記不連続領域は、前記複数の領域のうちの1つの領域の内部か、もしくは複数の領域に跨るように、少なくとも1箇所に設けることを特徴とする。
また、本発明の第5の手段は、第1の手段の位相型光学素子において、前記複数の領域の内部を階段状の面で構成し、前記不連続領域は、前記階段状の面の一部に設けることを特徴とする。
また、本発明の第7の手段は、第1〜第6のいずれか1つの手段の位相型光学素子において、前記複数の領域は帯状の領域であり、光軸を中心とした同心円状であるか、もしくは、光軸を中心とした楕円状であるか、もしくは直線状であることを特徴とする。
また、本発明の第10の手段は、第8の手段の位相型光学素子において、前記不連続部分は、前記階段状の面の一部に設けることを特徴とする。
さらに本発明の第11の手段は、第8〜第10のいずれか1つの手段の位相型光学素子において、前記周辺部との高さの差は、使用する波長に対してπの奇数倍であることを特徴とする。
また、本発明の第13の手段は、光源と、該光源からの発散光を平行光に変換するレンズと、前記平行光の一部のみを透過するアパーチャと、請求項1〜11のいずれか1項に記載の位相型光学素子とを有する光源ユニットであって、前記光源ユニットから射出される光を集光光学素子で集光したときの焦点位置におけるビームプロファイルの第1サイドローブピーク強度は、前記位相型光学素子がないと仮定したときに、前記光源ユニットから射出される光を集光光学素子で集光したときの焦点位置におけるビームプロファイルの第1サイドローブピーク強度よりも大きくなるように、前記位相型光学素子の位相分布を設定することを特徴とする。
また、本発明の第15の手段は、第14の手段の光走査装置において、前記位相型光学素子は、前記偏向手段よりも前記光源側に設けることを特徴とする。
従って、本発明の位相型光学素子を用いることで、温度変動の影響によるビームスポット径変動の低減だけでなく、さらにビームの深度余裕を拡大することにより、装置の変形や振動等に起因するビームスポット径の変動を抑制することができる。さらに本発明の位相型光学素子は、コストアップなしに、且つ、信頼性のある作製技術を用いて実現することができるため、低コストで信頼性の高い位相型光学素子を実現できる。
また、本発明の位相型光学素子を用いることで、深度余裕の拡大量を最大限に引き出すことができる。
さらにまた、本発明の位相型光学素子を用いることで、工場出荷前のビームスポット径の太りを低減できるだけでなく、装置の変形や振動等に伴う光学素子の位置ずれ等、工場出荷後に発生する要因によるビームスポット径の変動(太り)を低減できる。
また、本発明の光走査装置を用いることで、ドット径の揃った高品質なカラー画像を提供することができる。また、複数あるプロセス制御条件のうちの1つを安定化することができるため、プロセス制御頻度を低減することができ、省エネルギー等の環境負荷の低減を実現することができる。
まず、ビームスポット径を太くすることなく、深度余裕を拡大する方法について説明する。
ビームスポット径を太くすることなく、深度余裕を拡大するためには、回折を上手く制御すれば実現できる。つまり回折光学素子を用いて実現することができる。このことについて、以下で説明する。
なお、本願における回折光学素子とは、光学素子の凹凸や屈折率分布により、ビームの位相分布を制御するものであり、以下では、「位相型光学素子」と呼ぶ。
図1に示すように、図示しない光源からの均一強度の入射波(平面波)をアパーチャ1で所望のビーム幅に切り取り、アパーチャ1に密接して(距離0)設けられた位相型光学素子2により所望の位相分布をビームに付与し、焦点距離fの理想レンズ3により焦点位置(ピント面)に結像させる。アパーチャ(位相型光学素子の有効径でも代用可能である)は、レンズの前側焦点位置に設置している。なお、各種パラメータは以下のとおりである。
・アパーチャ:直径930μmの円形
・レンズ:f=50mm
・波長:λ=632.8nm
サイドローブのピーク強度を増大させることで、深度余裕を拡大できることを以下で説明する。
このように、位相型光学素子を用いて、焦点位置におけるビームプロファイルのサイドローブピーク強度を、位相型光学素子を用いないときに比べて大きくするとともに、焦点位置以外の任意の位置(デフォーカス位置)におけるビームプロファイルのサイドローブピーク強度を、位相型光学素子を用いるときの方が小さくなるように位相型光学素子を設計することで、深度余裕を拡大できる。
従来用いられている回折レンズの構造(パワーが有るタイプ)を図5に示す。図5の上段の図は回折レンズの光学面を正面から見た平面図であり、(a)〜(c)は回折レンズの中央部の断面図である。
図5(a)は、通常のレンズの形状を輪帯状に分割し、各輪帯の高さがhになるように折り返した構造である。図5(b)は、同図(a)の輪帯を直線で近似した形状(鋸波状)であり、図5(c)は、同図(a)の輪体を階段形状で近似したものである。図5(a)〜(c)における構造は、パワーを有し、入射したビームを集光(もしくは発散)させることができる。
ここで、図5,6における各輪帯の高さhは、使用する波長に対して、媒質中で2πの整数倍の位相差となるように設定される。
図8に、別の実施例として、回折レンズ11の輪帯の内部に不連続点を新たに設ける実施例を示す。図8の上段の図は位相型光学素子10の光学面を正面から見た平面図であり、(a)〜(c)は位相型光学素子10の中央部の断面図である。
図8では、内側から1番目の輪帯の内部に不連続点を新たに設け、不連続領域(斜線部)13を設けている。図7の実施例の方法では、図3(a)に示した位相型光学素子の斜線部分を図5に示すような回折レンズの輪帯の一部に一致させる必要があるため、設計の自由度が制限される恐れがある。そこで図8のような構造にすることで、設計自由度を向上でき、深度余裕の拡大量を増大できる。
なお、図8(a),(b)では、不連続領域13の頂上付近の面形状は、周りの面形状と滑らかにつながるような形状で書いおり(高さの不連続量を取り除いたときに)、そうするのが最も望ましいが、光軸と垂直な面とすることも可能である。
回折レンズ11の輪帯を階段状の面で構成する際は、図8(c)に示すように、不連続領域13を、階段状の面の1つもしくは複数の面に対応させるのが良い。
実施例1〜3に示した位相型光学素子(図7または図8)において、深度余裕を拡大するための位相分布(高さ分布に相当)として、2段階の高さで実現するのが最も作製が容易で望ましい。その際には、不連続領域と周辺部との位相差(図7、図8において、高さdに対応した位相差)は、使用する波長に対してπの奇数倍付近にするのがよく、そうすることで、深度余裕拡大機能を最大限に引き出すことができる。
上記において、図7または図8に示した構造の位相型光学素子10では、回折レンズ11の輪帯は同心円状として説明した。しかし、同心円に限定するのではなく、例えば図9(a),(b)に示すように、楕円形状や、直線形状にしても良い。楕円形状や、直線形状は、直交する2方向の光学倍率が異なる光学システムに適用する際に有用である。
また、回折レンズとして、図5の代わりに図6のようなものにすることも可能であり、上記の実施例1〜4と全く同様に考えることができる。
上記の実施例では、不連続領域はリング状であるときを説明したが、これに限定するわけではなく、図4に示した位相分布の例と同様に、リング状とは異ならせることも可能である。
次に、階段状の位相型光学素子と、深度余裕を拡大する位相型光学素子とを一体化した構造について説明する。
ここでいう「階段状の位相型光学素子」とは、図5(c)や図6とは異なり、輪帯構造がないものや、輪帯間の位相差が使用する波長に対して2πになっていないものを指す。このような階段状の位相型光学素子は、例えば収差補正(球面収差等)等の目的で使用される。このような収差補正素子を用いることにより、収差によるビームスポット径の太りを抑制できる。また、上記の「階段状の位相型光学素子」は、ピックアップ光学系において、複数の単一の対物レンズで複数の波長(例えば、青、赤、赤外)を互換するためにも用いられる。
なお、上記の「階段状の位相型光学素子」は、通常、ほとんどパワーはないと見なせる。
図12(a),(b)に、位相型光学素子の別の実施例として、階段状の面の一部に新たに不連続部分を設け、周辺部との高さの差dが、使用波長に対して2πと異なるように設定した構造の位相型光学素子20’,30’の実施例を示す。図12(a),(b)においては、図11(a),(b)の階段状の面の途中に新たに段差dの不連続領域23,33を設けており、この段差dは、使用波長に対して2πと異なるように設定している。図11(a),(b)の方法では、図3(a)に示した斜線部分を図11(a),(b)の1つの階段状の面に一致させる必要があるため、設計の自由度が制限される恐れがある。そこで図12(a),(b)のような構造にすることで、設計自由度を向上でき、深度余裕の拡大量を増大できる。
深度余裕を拡大するための位相分布(高さ分布に相当)として、2段階の高さで実現するのが最も作製が容易で望ましい。その際には、不連続領域と周辺部との位相差(図11または図12において、高さdに対応した位相差)は、使用する波長に対してπの奇数倍付近にするのがよく、そうすることで、深度余裕拡大機能を最大限に引き出すことができる。
上記の実施例の位相型光学素子を光源ユニットに展開した実施例を図13に示す。上記の実施例で説明した位相型光学素子は、光学素子の1面(1つの光学面)で実現できるため、もう1つの光学面に、レンズ面や、上記で説明した第2の位相型光学素子を設けることが可能である。
また、図13(b)は光源である半導体レーザ41と2つの位相型光学素子を用いた光源ユニットの実施例である。第2の位相型光学素子42−2は第1の位相型光学素子42−1と別に設けても良いし、1つの光学素子の両面に一体化してもよい。
次に上記の実施例の位相型光学素子を光源ユニットに展開した別の実施例を図14に示す。この光源ユニットは、光源である半導体レーザ41と、半導体レーザ41からの発散光を平行光に変換するレンズ43と、平行光の一部のみを透過するアパーチャ44と、上記の実施例で説明した本発明の位相型光学素子42とを有している。
光源41からの発散光をレンズ43により平行光束化し、アパーチャ44によって一部を切り取ったとき(レンズの有効径で一部を切り取ったときも含む)、アパーチャ44の回折像(ファーフィールドパターン)は、サイドローブを伴ったビームになる。例えば、円形のアパーチャを設けたときには図2(a)のようなプロファイル(横軸の数値は無視する)がファーフィールドパターンとして得られる(集光レンズを用いれば、レンズの焦点位置でファーフィールドパターンが得られる)。円形アパーチャの回折像の第1サイドローブのピーク強度は、メインローブ光のピーク強度の約1.6%であり、矩形アパーチャのときは約4.7%である。図14に示すように位相型光学素子42を設けたときは、位相型光学素子42の焦点位置における回折像(位相型光学素子にパワーがないときはファーフィールドパターン)のメインローブ光のピーク強度に対する第1サイドローブ光のピーク強度の割合が、アパーチャの回折像(ファーフィールドパターン)よりも増大させることで、深度余裕を拡大することができる。
本発明の位相型光学素子を用いた光源ユニットを、デジタル複写機、レーザプリンタ等の画像形成装置に用いられる光走査装置に展開した実施例を図15〜17に示す。
図15はフルカラー画像形成装置に展開した光走査装置の例であり、図16は図15の符号250で示す光源ユニット部の拡大図である。図15の実施例では、光走査装置は、光源ユニット250と、該光源ユニットからの光ビームを偏向し走査する偏向手段213と、該偏向手段により走査された走査ビームを被走査面(感光体)101〜104に結像する走査レンズ2181〜2184とを有しており、偏向手段であるポリゴンミラー213に対して対向する方向に2ステーション分ずつ走査している。また、図15では、説明の簡略化のため、光源ユニットや走査レンズ以降の光学系は、1ステーション分のみを図示している。なお、図16は光り走査装置の断面図である。
本発明の位相型光学素子を光走査装置に適用することで、被走査面(感光体面)におけるビームスポット径の変動を小さくすることができる。
次に、本発明の位相型光学素子を光源ユニットに用いた光走査装置を多色画像形成装置に展開した実施例を示す。
図18に本発明に係る光走査装置を用いた多色対応の画像形成装置の一構成例を示す。図中の符号111Y,111M,111C,111Kは、転写ベルト118に沿って並設された感光体ドラムであり、図中の矢印方向に回転される。各感光体ドラム111Y,111M,111C,111Kの周囲には、帯電装置112Y,112M,112C,112K(図では帯電ローラによる接触式のものを示しているが、この他、帯電ブラシや、非接触式のコロナチャージャ等を用いることもできる)、実施例11で説明したような構成の本発明の光走査装置113、各色の現像装置114Y,114M,114C,114K、転写装置(転写チャージャ、転写ローラ、転写ブラシ等)115Y,115M,115C,115K、クリーニング装置116Y,116M,116C,116Kが配設されている。また、図中の符号117は定着装置、119は記録紙等のシート状記録媒体Sを積載した給紙カセット、120は給紙ローラ、121は分離ローラ、122は搬送ローラ、123はレジストローラを示している。
また、本発明の位相型光学素子や光源ユニットは、レーザを用いる光学系、例えば、光ディスク装置のピックアップユニットや、レーザ加工装置、レーザ計測装置等にも適用可能である。
2:位相型光学素子
3:レンズ
10:回折レンズに深度余裕拡大機能を付与した構造の位相型光学素子
11:回折レンズ
12:2番目の輪帯(不連続領域)
13:不連続領域
20,30:位相型光学素子に深度余裕拡大機能を付与した位相型光学素子
20’,30’:位相型光学素子に深度余裕拡大機能を付与した位相型光学素子
21,31:階段状の位相型光学素子
22,32:不連続領域
23,33:不連続領域
41:半導体レーザ(光源)
42,42−1,42−2:位相型光学素子
43:レンズ
44:アパーチャ
101〜104:感光体ドラム(被走査面)
105:転写ベルト
111,111Y,111M,111C,111K:感光体ドラム(像担持体)
112,112Y,112M,112C,112K:帯電装置
113:光走査装置
114,114Y,114M,114C,114K:現像装置
115,115Y,115M,115C,115K:転写装置
116,116Y,116M,116C,116K:クリーニング装置
117:定着装置
118:転写ベルト
119:給紙カセット
120:給紙ローラ
121:分離ローラ
122:搬送ローラ
123:レジストローラ
209:シリンドリカルレンズ
213:ポリゴンミラー(偏向手段)
220:トロイダルレンズ
224,227:折り返しミラー
250:光源ユニット
2181〜2184:fθレンズ
S:シート状記録媒体(転写媒体)
Claims (17)
- 光学素子の光学面を複数の領域に分割することで、該光学面を不連続にするとともに、分割部における隣り合う領域間の位相差は、使用する波長に対して2πの整数倍となるように設定した位相型光学素子において、
前記光学素子の一部に不連続領域を設け、前記不連続領域と周辺部との位相差が、使用する波長に対して2πとは異なるように設定したことを特徴とする位相型光学素子。 - 請求項1に記載の位相型光学素子において、
前記不連続領域部分は、前記分割部であることを特徴とする位相型光学素子。 - 請求項1に記載の位相型光学素子において、
前記不連続領域は、前記複数の領域のうちの1つの領域の内部か、もしくは複数の領域に跨るように、少なくとも1箇所に設けることを特徴とする位相型光学素子。 - 請求項1に記載の位相型光学素子において、
前記複数の領域の内部を階段状の面で構成し、前記不連続領域は、前記階段状の面であることを特徴とする位相型光学素子。 - 請求項1に記載の位相型光学素子において、
前記複数の領域の内部を階段状の面で構成し、前記不連続領域は、前記階段状の面の一部に設けることを特徴とする位相型光学素子。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の位相型光学素子において、
前記不連続領域と周辺部との位相差は、使用する波長に対してπの奇数倍であることを特徴とする位相型光学素子。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の位相型光学素子において、
前記複数の領域は帯状の領域であり、光軸を中心とした同心円状であるか、もしくは、光軸を中心とした楕円状であるか、もしくは直線状であることを特徴とする位相型光学素子。 - 光学素子の光学面に階段状の面を有し、該階段状の面の高さは、所定の単位量の整数倍に設定するとともに、前記光学素子の一部に、周辺部との高さの差が、前記単位量よりも大きく、且つ、所定の波長に対する位相差が2πではない不連続部分を設けることを特徴とする位相型光学素子。
- 請求項8に記載の位相型光学素子において、
前記不連続部分は、前記階段状の面であることを特徴とする位相型光学素子。 - 請求項8に記載の位相型光学素子において、
前記不連続部分は、前記階段状の面の一部に設けることを特徴とする位相型光学素子。 - 請求項8〜10のいずれか1項に記載の位相型光学素子において、
前記周辺部との高さの差は、使用する波長に対してπの奇数倍であることを特徴とする位相型光学素子。 - 光源と、請求項1〜11のいずれか1項に記載の位相型光学素子とを有することを特徴とする光源ユニット。
- 光源と、該光源からの発散光を平行光に変換するレンズと、前記平行光の一部のみを透過するアパーチャと、請求項1〜11のいずれか1項に記載の位相型光学素子とを有する光源ユニットであって、
前記光源ユニットから射出される光を集光光学素子で集光したときの焦点位置におけるビームプロファイルの第1サイドローブピーク強度は、前記位相型光学素子がないと仮定したときに、前記光源ユニットから射出される光を集光光学素子で集光したときの焦点位置におけるビームプロファイルの第1サイドローブピーク強度よりも大きくなるように、前記位相型光学素子の位相分布を設定することを特徴とする光源ユニット。 - 請求項12または13に記載の光源ユニットと、
該光源ユニットからの光ビームを偏向し走査する偏向手段と、
該偏向手段により走査された走査ビームを被走査面に結像する走査レンズと、
を有することを特徴とする光走査装置。 - 請求項14に記載の光走査装置において、
前記位相型光学素子は、前記偏向手段よりも前記光源側に設けることを特徴とする光走査装置。 - 像担持体と、該像担持体に光ビームを照射して静電潜像を形成する光走査装置と、該光走査装置により前記像担持体上に形成された静電潜像を現像剤で顕像化する現像手段と、前記像担持体上に顕像化された画像を、転写媒体に転写する転写手段とを有し、画像を出力する画像形成装置において、
前記光走査装置として、請求項14または15に記載の光走査装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。 - 並設された複数の像担持体と、該複数の像担持体の各々に光ビームを照射して静電潜像を形成する光走査装置と、該光走査装置により各像担持体上に形成された静電潜像を色の異なる現像剤で顕像化する現像手段と、前記各像担持体上に顕像化された各色の画像を、転写媒体に重ね合わせて転写する転写手段とを有し、多色またはカラー画像を出力する画像形成装置において、
前記光走査装置として、請求項14または15に記載の光走査装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006251451A JP2008070792A (ja) | 2006-09-15 | 2006-09-15 | 位相型光学素子、光源ユニット、光走査装置および画像形成装置 |
US11/774,795 US8164612B2 (en) | 2006-07-21 | 2007-07-09 | Light source unit, phase type optical element, and laser beam scanning device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006251451A JP2008070792A (ja) | 2006-09-15 | 2006-09-15 | 位相型光学素子、光源ユニット、光走査装置および画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008070792A true JP2008070792A (ja) | 2008-03-27 |
Family
ID=39292394
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006251451A Pending JP2008070792A (ja) | 2006-07-21 | 2006-09-15 | 位相型光学素子、光源ユニット、光走査装置および画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008070792A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009223093A (ja) * | 2008-03-18 | 2009-10-01 | Ricoh Co Ltd | 回折光学素子および方法 |
US8059149B2 (en) | 2007-08-27 | 2011-11-15 | Ricoh Company, Limited | Optical scanning device and image forming apparatus |
JP2015087537A (ja) * | 2013-10-30 | 2015-05-07 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 位相変調素子、光源ユニット及びこれを用いた画像形成装置 |
JP2015087536A (ja) * | 2013-10-30 | 2015-05-07 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 光源ユニット及びこれを用いた画像形成装置 |
EP3771936A1 (en) | 2019-07-30 | 2021-02-03 | Ricoh Company, Ltd. | Laser unit, laser marker, and laser printing system |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0335502U (ja) * | 1989-08-08 | 1991-04-08 | ||
JPH07176072A (ja) * | 1993-12-20 | 1995-07-14 | Hitachi Ltd | 光ヘッド装置 |
JP2005129227A (ja) * | 2002-06-10 | 2005-05-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 複合対物レンズ、光ヘッド装置、光情報装置、コンピュータ、光ディスクプレーヤー、カーナビゲーションシステム、光ディスクレコーダー、光ディスクサーバー |
JP2006012218A (ja) * | 2004-06-22 | 2006-01-12 | Konica Minolta Opto Inc | 集光光学素子及び光ピックアップ装置 |
-
2006
- 2006-09-15 JP JP2006251451A patent/JP2008070792A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0335502U (ja) * | 1989-08-08 | 1991-04-08 | ||
JPH07176072A (ja) * | 1993-12-20 | 1995-07-14 | Hitachi Ltd | 光ヘッド装置 |
JP2005129227A (ja) * | 2002-06-10 | 2005-05-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 複合対物レンズ、光ヘッド装置、光情報装置、コンピュータ、光ディスクプレーヤー、カーナビゲーションシステム、光ディスクレコーダー、光ディスクサーバー |
JP2006012218A (ja) * | 2004-06-22 | 2006-01-12 | Konica Minolta Opto Inc | 集光光学素子及び光ピックアップ装置 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8059149B2 (en) | 2007-08-27 | 2011-11-15 | Ricoh Company, Limited | Optical scanning device and image forming apparatus |
JP2009223093A (ja) * | 2008-03-18 | 2009-10-01 | Ricoh Co Ltd | 回折光学素子および方法 |
JP2015087537A (ja) * | 2013-10-30 | 2015-05-07 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 位相変調素子、光源ユニット及びこれを用いた画像形成装置 |
JP2015087536A (ja) * | 2013-10-30 | 2015-05-07 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 光源ユニット及びこれを用いた画像形成装置 |
EP3771936A1 (en) | 2019-07-30 | 2021-02-03 | Ricoh Company, Ltd. | Laser unit, laser marker, and laser printing system |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8164612B2 (en) | Light source unit, phase type optical element, and laser beam scanning device | |
JP2008268586A (ja) | 光走査装置及び画像形成装置 | |
JP5343370B2 (ja) | 光走査装置及び画像形成装置 | |
JP5476659B2 (ja) | マルチビーム光走査装置および画像形成装置 | |
JP2008052247A (ja) | 光走査装置および画像形成装置 | |
US20090231654A1 (en) | Optical scanning device and image forming apparatus | |
JP2006259336A (ja) | 光走査装置および画像形成装置 | |
JP5670691B2 (ja) | 光走査装置及びそれを採用した電子写真方式の画像形成装置 | |
JP2010002832A (ja) | 光走査装置、および画像形成装置 | |
JP5022253B2 (ja) | 光走査装置及び画像形成装置 | |
JP2008026586A (ja) | 光源ユニット、光走査装置、画像形成装置及び光ピックアップ装置 | |
JP2008158415A (ja) | 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP2008070792A (ja) | 位相型光学素子、光源ユニット、光走査装置および画像形成装置 | |
JP2008026661A (ja) | ビームスポット整形方法、光走査装置、及び画像形成装置 | |
JP2010072049A (ja) | 走査光学装置及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP5037851B2 (ja) | 光走査装置および画像形成装置 | |
JP2008076506A (ja) | 光走査装置、光走査装置ユニット、画像形成装置及び多色画像形成装置 | |
JP2006171435A (ja) | 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP2012163868A (ja) | 光走査装置及び画像形成装置 | |
JP2009168923A (ja) | 光走査装置及び画像形成装置 | |
JP2016151590A (ja) | 光走査装置および画像形成装置 | |
JP5105253B2 (ja) | 光走査装置、画像形成装置及び多色画像形成装置 | |
JP2011191632A (ja) | 光学素子及びそれを用いた光走査装置 | |
JP2021170047A (ja) | 光走査装置及び画像形成装置 | |
JP4208750B2 (ja) | 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090521 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110705 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110905 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111129 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120403 |