JP2008070771A - 画像形成装置及び画像形成装置の課金システム - Google Patents

画像形成装置及び画像形成装置の課金システム Download PDF

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Abstract

【課題】 寿命や課金のために格納されているデータを書き換えるような不正行為による損害を防止できるような画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明にかかる画像形成装置は、消耗品使用量を算出して記憶する画像形成装置であって、消耗品使用量を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された消耗品使用量を所定の格納アドレスに記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された消耗品使用量の前記格納アドレスを不規則に配置変更するアドレス変更手段とを有することを特徴とし、不正ユーザによるデータの改ざんを防止することが可能となり、寿命カウント値や統計カウント値により課金を行っている本発明にかかる画像形成装置を用いたシステムなどでは、その不正行為による不利益を未然に防止できる。
【選択図】 図9

Description

本発明は寿命カウント値や統計カウント値などの管理データを不揮発性メモリなどの記憶装置に記憶しながらトナーや感光ドラムなどの消耗品の管理を行なう画像形成装置、及び管理データを利用しながら所要の課金を行なう画像形成装置の課金システムに関する。
電子写真プリンタ等の画像記録装置では、有機薄膜等の感光体を有する感光体ドラムを帯電させ、この感光体ドラムの表面にLED等によって発生した記録光を照射して静電潜像を形成した後、感光体ドラムにトナーを付着させて静電潜像を現像し、現像によって形成されたトナー像を用紙に転写し、さらに、熱を加えながら転写したトナー像と用紙を圧着して用紙にトナー像を定着させるようになっている。このような電子写真プリンタ等では、トナーの補充あるいは交換の利便性を考えて、所定量のトナーを現像器内の所定の部分(ホッパ部)に収容しておくようになっている。
現像剤であるトナーが無くなれば印刷を行うことができないため、収容しているトナーを全て消費したときには現像器の寿命であるが、トナーがある程度残っていてもその残量が所定の量以下になったときには、印刷された画像がかすれたり、非印刷部分に対してもトナーが付着したりして印刷品位が極端に低下するため、実質的に現像器の寿命となってしまう。
このため、従来の電子写真プリンタ等では、トナーの残り量を検出し、トナーの残量が所定量以下となったときに、警告音,警告表示等によって警告を発するようにしており、印刷品位が低下する前に、ユーザが現像器の寿命を容易に判断することができるようになっている。トナーの残量を検出するための方法としては、トナーの撹拌時の負荷を機械的に検出する方法、LEDヘッドを駆動するデータを監視し、印刷するドット数をカウントしてトナーの消費量を検出し、トナーの残り量を検出する方法等が知られている。
また、上述のような従来の電子写真プリンタ等では、感光体ドラムが劣化すると、印刷画像の品位が低下するため、感光体ドラムの寿命を検出し、寿命となったときに、警告音、表示等によって警告を発するようにしており、ユーザが容易に感光体ドラムの交換時期を判断することができるようになっている。感光体ドラムの寿命を検出する方法として、感光体ドラムの回転数をカウントしておき、これが所定の回転数(寿命回転数)を超えたときに、感光体ドラムの寿命であるとする方法が知られている。
感光体ドラムとトナータンクを一体とした最近の現像ユニットでは、感光体ドラムの回転数に応じた寿命のみによって当該現像ユニットの寿命を検出した場合、トナーの消費や劣化に応じた現像ユニットの寿命が考慮されない。そこで、これらの寿命を考慮するため、感光体ドラムの回転数と、潜像を形成するデータのドット数の双方をカウントする装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−235985号公報
上述の如き画像形成装置は、プロセスカートリッジやトナーカットリッジなどの消耗品使用量や残量を算出するための元となる寿命カウント値や交換回数などを記録している統計カウント値を備えているが、それらの情報は装置の電源をオフにされた場合でも、情報を保持しなければならないため、不揮発性メモリ(EEPROM)に情報を記録している。前記不揮発性メモリ内のメモリマップは、常時固定アドレスの配置がとられているため、寿命カウンタ値や統計カウンタ値は、常に決まったエリアで更新が行なわれている。
しかしながら、これら寿命等に関するデータの格納先である不揮発性メモリの内のメモリマップが常に決まったエリアに配されている場合で、その不揮発性メモリのチップ自体が制御基板にソケットを介して実装されているときでは、そのチップを基板から外して不揮発性メモリライターなどで、格納されているデータを容易に参照することができ、データを解析されてしまうと、情報の改ざんが可能となってしまう。従って、寿命カウント値やドット数を累積させた統計カウント値によって課金を行なっているシステムなどでは、そのような不正行為によって課金機能が果たせなくなり、不利益をこうむるという問題が発生する。
そこで、本発明は上述の技術的な課題に鑑み、寿命や課金のために格納されているデータを書き換えるような不正行為による損害を防止できるような画像形成装置を提供することを目的とする。また、本発明は寿命や課金のために格納されているデータを書き換えるような不正行為による損害を防止できるような画像形成装置の課金システムを提供することを目的とする。
上述の技術的な課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、消耗品使用量を算出して記憶する画像形成装置であって、消耗品使用量を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された消耗品使用量を所定の格納アドレスに記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された消耗品使用量の前記格納アドレスを不規則に配置変更するアドレス変更手段とを有することを特徴とする。
本発明の画像形成装置の好適な一例によれば、前記アドレス変更手段は、予め用意された複数のアドレス変換テーブルの1つのデータに基づいて配置変更することができ、例えば複数のアドレス変換テーブルの1つデータは発生させた乱数により選択されるように制御することも可能である。本発明の画像形成装置においては、前記アドレス変更手段は、電源投入時、消耗品交換時、及び印刷終了時の何れか1つ若しくは複数のタイミングで消耗品使用量の格納アドレスを配置変更することができる。
また、本発明の画像形成装置の課金システムは、消耗品使用量を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された消耗品使用量を所定の格納アドレスに記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された消耗品使用量の前記格納アドレスを不規則に配置変更するアドレス変更手段とを有し、前記アドレス変更手段により変更された格納アドレスの前記消耗品使用量を読み出して所要の課金を行なうことを特徴とする。
本発明の画像形成装置によれば、アドレス変更手段が記憶手段に記憶された消耗品使用量の格納アドレスを不規則に配置変更することから、不正な行為を行なって記憶手段の格納アドレスとして読み出したところには、全く異なる無意味なデータが格納されていることになり、そのデータは不正使用には用いることができないことになり、不正行為そのものを簡単に抑制することができる。また、本発明の画像形成装置の課金システムでは、格納アドレスを不規則に変えることで、課金を行なうためのデータを不正行為から有効に守ることができ、適正な課金を続けることができる。
本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態は、例えば電子写真プリンタ、ファクシミリ、コピー、あるいはこれらの複合機等の装置であって、現像剤であるトナーを収容するトナーカートリッジと感光体ドラムを一体化した現像ユニットを用いた印刷装置に適用したものである。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置としての電子写真プリンタの要部の構成を示すブロック図である。この第1の実施形態の電子写真プリンタでは、感光体ドラムの回転数(ドラムカウント)と、LEDヘッドが実際に印刷したドット数(ドットカウント)に応じて感光体ドラム,トナーカートリッジを有する現像ユニットの寿命を適切に判定するための各カウンタを備えている。ここで、ドラムカウントは、印刷動作時やクリーニング動作時の感光体ドラムの回転数を意味しており、ドットカウントは、印刷時の有効ドット(実際に印字されるドット)の数を意味している。
この電子写真プリンタは、図1に示すように、印刷等の動作を制御するプリンタ制御部1と、プリンタ制御部1からの制御に応じて記録光を発生させるLEDヘッド2と、このLEDヘッド2からの記録光に応じた静電潜像を形成するための感光体ドラムと、この感光体ドラム,後述の帯電ローラ,転写ローラ等を帯電させる高圧電源51と、後述の定着ローラを加熱するヒータ,冷却ファン等に電力を供給する電源52と、ヒータの温度を検出するサーミスタ53と、トナーの量を検出するトナーセンサ54と、電子写真プリンタの状態,ユーザに対するメッセージ等を表示する表示部11等を備えている。
プリンタ制御部1は、CPU3と、メモリ4と、EEPROM5と、ゲートアレイ(G/A)6、印刷用モータ(メインモータ)41、搬送用モータ(レジストモータ)42、給紙用モータ(第1及び第2のモータ)43、44を駆動するドライバ7a,7b,7c,45と、感光体ドラムの回転数をカウント(ドラムカウント)するカウンタ8と、印刷したドット数をカウント(ドットカウント)するドットカウンタ9とを備えている。
図2は、この電子写真プリンタの印刷機構の構成を示す側断面図である。この電子写真プリンタでは、交換時の利便性に鑑みてトナーを収容するトナーカートリッジ31と感光体ドラム22等を一体化した現像ユニット26を用いている。この現像ユニット26は、後述のように寿命であると判断されるとユーザによって交換される。
この図2に示すように、現像ユニット26は、感光体ドラム22の周囲に設けられたクリーニングローラ27、帯電ローラ28、現像ローラ30等を備えている。この現像ユニット26が電子写真プリンタに装着されると、LEDヘッド2に近接した位置に感光体ドラム22が配置された状態となる。
電子写真プリンタは、その筐体の下部に設けられた用紙トレイ12と、筐体の上面に設けられた用紙排出部13を有する。用紙トレイ12、用紙排出部13は搬送路14の両端に設けられており、この搬送路14に沿って、用紙トレイ12から用紙15を繰り出すホッピングローラ16、レジストローラ17、用紙センサ18、転写ローラ19、ヒートローラ20、2つの排出ローラ21が設けられている。転写ローラ19は感光体ドラム22に対向して設けられており、ヒートローラ20、各排出ローラ21の各々に対向して加圧ローラ23,24,25が設けられている。このように構成された電子写真プリンタは、従来の電子写真プリンタと同様に、パーソナルコンピュータ等の外部の機器から印刷が指示されると、これに応じた印刷処理を実行する。
印刷処理の実行を開始すると、図1中のCPU3は、まず、G/A6、ドライバ7cを介して第1のモータ43を駆動して図2中のホッピングローラ16を回転させ、用紙トレイ12から用紙15を一枚繰り出させる。これにより、用紙が搬送路14に繰り出される。そして、用紙センサ18が用紙15を検知すると、CPU3は、G/A6、ドライバ7aを介してメインモータ41を駆動して図2中のレジストローラ17、転写ローラ19、ヒートローラ20、排出ローラ21、感光体ドラム22、クリーニングローラ27、帯電ローラ28、現像ローラ30を回転させる。
また、CPU3は、各ローラを回転させると共に、高圧電源51に、転写ローラ19、クリーニングローラ27、帯電ローラ28、現像ローラ30に対して各々対応する高電圧を印加させる。感光体ドラム22の表面の帯電体層22bには、負電圧を印加された帯電ローラ28によって負の電荷が供給され、一様に帯電される。
また、CPU3は、外部の機器から1ライン毎に供給される印刷データを順次、LEDヘッド2に供給し、記録光の発生を指示する。これにより、一様に帯電している感光体ドラム22の表面に、LEDヘッド2からの記録光に応じた静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像ローラ30から供給されたトナーにより現像される。
一方、用紙15には転写ローラ19から正電荷が供給されており、用紙15がトナー像と対向する位置に到達すると、感光体ドラム22上のトナー像が順次、用紙15に転写される。用紙15に転写されたトナー像はヒートローラ20と加圧ローラ23とにより用紙15に溶着される。トナー像が溶着されると、用紙15は、順次、排出ローラ21によって用紙排出部13に排出される。
図3は本実施形態の画像形成装置で使用されるデータ記憶に関する制御システムのブロック図である。図3において、制御部であるCPU3は、ROM4bに格納されているプログラムに従って、寿命カウンタ値や統計カウンタ値を計測し、その値をRAM4aに格納すると共に、RAM4aに記憶してあるデータを不揮発性メモリであるEEPROM5に保存する。このEEPROM5に保存されたデータは、装置の電源投入時にRAM4aに読み込まれる。
ROM4bに格納されているプログラムの一部について説明すると、ROM4bには主なプログラムとして電源投入処理B101、印刷処理B108、カバークローズ処理B113の各プログラムを格納するように構成されている。電源投入処理B101は、電源投入時の各種設定を行なう処理であり、H/W初期化処理B102とRAMエリア初期化処理B103からなる。H/W初期化処理B102では、各種I/Oポートの初期設定を行なう。RAMエリア初期化処理B103は、制御プログラムで使用する各種RAMエリアを初期化し、その1つとしてEEPROM初期化処理B104を実行する。
EEPROM初期化処理B104では、後述するEEPROM内の消耗品制御に関するカウンタ値をカウンタコピー処理B105により読み出し、その読み出したカウンタ値を後述するRAM上のミラーエリアにコピーする。この消耗品に関するカウンタ値は、アドレス変換テーブルB107による処理によって所定の変換されたアドレスを伴い、前回電源投入状態で保存されていたアドレスとは異なるアドレスに配置されると共に、EEPROM書き込み処理B106により、EEPROM上にも変換後の配置で格納される。
印刷処理B108では印刷動作の制御を行なう。印刷処理B108では、印刷開始処理B109、印刷中止処理B110、及び印刷終了処理B111が行なわれる。印刷開始処理B109は、上位から送信された印刷パラメータに従い、各種印刷条件の設定を行なうと共に、印刷前の定着器温度の調整、イメージドラムカートリッジを帯電させるためのドラムの空転などが行なわれる。印刷中処理B110で実際の印刷が行なわれる。この印刷中処理B110による処理の際には消耗品カウンタ更新処理B112によりRAM上のミラーエリアにコピーされた消耗品カウンタ値の更新を行なう。印刷終了処理B111では、最終ページの排出を行なうと共にEEPROM書き込み処理B106により、印刷中に更新されたRAM上のミラーエリアの消耗品カウンタ値をEEPROMに書き込む。
カバークローズ処理B113はカバーを閉めた時の制御を行なう。カバークローズ処理B113は、各種アラーム解除処理B114及び消耗品交換検出処理B115からなる。各種アラーム解除処理B114は紙づまりなどが発生した後の復旧動作を行なう。消耗品交換検出処理B115は、各消耗品が交換されたか否かを判断し、トナーカートリッジやドラムカートリッジなどの交換を検出した場合、消粍品カウンタ更新処理Bl12により、RAM上のミラーエリアにコピーされた消耗品カウンタ値の更新を行い、更に、EEPROM書込み処理Bl06 により、交換検出により更新された、RAM上のミラーエリアの消耗品カウンタ値をEEPROMに書込む。
図4は不揮発性メモリであるEEPROM5の記憶領域のメモリマップである。 アドレス0から255の領域に、画像形成装置で制御する種々のデータを記憶するが、後述する消耗品の制御に関するカウンタ値が、後述するアドレス119のカウンタ値格納パターン番号B6と後述する格納アドレステーブルに従ったアドレスに格納されている。初期化済フラグB0は、EEPROM5の領域が既に図4に従ったマッ プで初期化させているか否かを示す領域であり、フラグがセットされている場合は、既に初期化済であることを示している。 通常、初期化済フラグは最初の電源投入時にセットされる。
プロセスカートリッジ回転カウンタB1は、プロセスカートリッジの使用量管理するカウンタである。トナー消費量カウンタB2は、トナーカートリッジの残量管理するカウンタである。トナーカートリッジ交換回数カウンタB3は、トナーカートリッジの交換回数管理をするカウンタである。プロセスカートリッジ交換回数B4は、プロセスカートリッジの交換回数を管理するカウンタである。総印刷枚数カウンタB5は、画像形成 装置で印刷した総枚数を管理するカウンタである。なお、上述したカウンタ類の配置は、不連続、かつ、不規則な配置とする。また、本実施形態では、上述した カウンタ類は5種類であるが、その数は消粍品に関するカウンタ値の数によって、任意に決定される。 尚、図4に示した配置は、カウンタ値格納パターン番号が例えば"1"の時に従った配置である。
図5はRAM4a上に存在する、EEPROM5のミラー(データコピー)領域としての記憶領域のメモリマップである。 電源投入時に、EEPROM5のデータを読み込み、RAM4a上の所定のアドレス例えばアドレス20000から20255(オフセットアドレス)の領域に、読み出したデータをコピーし、画像形成装置で制御する種々のデータは、RAM4a上で更新される。RAM4a上のデータが更新され、所定のタイミングでEEPROM5上のデータとの差分が生じたことが検出された場合、制御部1からデータ書き込み指示がなされ、RAM4a上のデータが、EEPROM5に保存される。
図6は、ROM4bのプログラム上に配置される各種カウンタの格納アドレスを規定したテーブル表である。カウンタ値格納パターン番号B6の行は、テーブルの指標値を示す数値が配置されており、後述する各種カウンタの格納先アドレスを検索する場合に用いる。プロセスカートリッジ回転カウンタB1の行は、プロセスカートリッジ回転力ウンタB1の格納先アドレスを示す数値が配置されており、そのアドレスの選択は、カウンタ値格納パターン番号B6の数値により変化する。トナー消費カウンタB2の行、トナーカートリッジ交換回数カウンタB3の行、プロセスカートリッジ交換回数カウンタB4の行、総印刷枚数カウンタB5の行も、すべて、プロセスカートリッジ回転カウンタB1の行の説明と同様で格納先アドレスを示す数値が配置され、カウンタ値格納パターン番号B6の数値により変化する。
カウンタ値格納パターン番号B6の値については、固定されたアドレスに格納され、最小値は0、 最大値はNとなる。この最大値Nは本エリアのデータ長に関係しており、1バイトのデータ長であれば、255までの値を設定することが可能である。但し、本実施形態の場合、カウンタ類の種類の合計が5種類であるため、パターンの組み合わせの最大を考えれば、最大でも120通りあれば十分である。カウンタ値格納パターン番号B6が0の列P0は、カウンタ値格納パターン番号が0の場合の各カウンタ格納位置を示すアドレスが配置されている。すなわちカウンタ値格納パターン番号が0の場合を例示すると、プロセスカートリッジ回転カウンタB1の格納先はアドレス10、トナー消費カウンタB2の格納先はアドレス12、トナーカートリッジ交換回数カウンタB3の格納先はアドレス2、プロセスカートリッジ交換回数カウンタB4の格納先はアドレス26、総印刷枚数カウンタB5の格納先はアドレス24ということになる。図5に示すRAM4aでの配置は、カウンタ値格納パターン番号が1の場合(P1)の格納位置を表現している。尚、工場出荷時の該カウンタ値格納パターン番号B6は0を初期値とする。
図7はROM4bのプログラム上に配置される実際のテーブルデータを示している。プロセスカートリッジ回転カウンタ先頭D1は、プロセスカートリッジ回転カウンタ値を格納するEEPROMアドレス群の先頭アドレスを示す。トナー消費カウンタ先頭D2、トナーカートリッジ交換回数カウンタ先頭D3、プロセスカートリッジ交換回数カウンタ先頭D4、総印刷枚数カウンタ先頭D5についても、プロセスカートリッジ回転カウンタ先頭D1の説明と同様にそれぞれEEPROMアドレス群の先頭アドレスを示す。尚、このテーブルは、ROM2のプログラム上、任意の位置に配置される。また、このテーブル内のアドレスの配置パターンは、各カウンタがパターン番号の変化により不連続かつ不規則な配置になるようなアドレス構成となっている。
図8は、カウンタ値格納パターン番号B6の値が、2の時(図6のP2の列)のEEPROM5の記憶領域の配置図である。図4から各カウンタ値の格納アドレスが変化しており、アドレス2のメモリー領域にはプロセスカートリッジ回転カウンタ値の代わりにトナーカートリッジ交換回数カウンタ(B3)値が記憶され、アドレス10のメモリー領域にはトナー消費カウンタ値の代わりに総印刷枚数カウンタ(B5)値が記憶され、アドレス12のメモリー領域にはトナーカートリッジ交換回数カウンタ値の代わりにプロセスカートリッジ交換回数カウンタ(B4)値が記憶され、アドレス24のメモリー領域にはプロセスカートリッジ交換回転カウンタ値の代わりにトナーカートリッジ回転カウンタ(B1)値が記憶され、アドレス26のメモリー領域には総印刷枚数カウンタ値の代わりにトナー消費カウンタ(B2)値が記憶されている。なお、アドレス119のカウンタ値格納パターン番号の記憶領域は変わっていない。
図9は、本発明における、電源投入時の処理を示す図である。 画像形成装置の電源が投入される(Sl)と、EEPROMからRAM上のミラー領域に、前記EEPROM全データをコピーする(S2)。データ初期化済フラグを確認し(S3)、初期化されていなかった(初めて電源が投入された)場合(S3 NO)は、前記RAM上のミラー領域の初期化を行うとともに、ミラー領域のデータ初期化済フラグをセットし、カウンタ値格納パターン番号を0に初期化する。初期化済みの場合には、ステップ5に移る(S3 Yes)。
RAM上のミラー領域のカウンタ値格納パターン番号を読み出し、そのパターン番号とROM上の変換テーブルに従い、各カウンタの格納アドレスを取得し、そのアドレスから各カウンタ値を読み出して、RAM上のテンポラリエリア(各カウンタの更新元レジスタ)に退避する(S5)。次に印刷指示に従って印刷処理が行なわれると、各カウンタは使用量に応じて更新される(S6)。更新されるエリアはテンポラリエリアである。この更新後、印刷の終了や所定時間毎のタイミングでデータ保存を行なう。上記タイミングか否かが判断される(S7)。
RAM上のミラー領域のカウンタ値格納パターン番号をインクリメントする(S8)。インクリメントした結果、パター ン番号の最大値Nを超えた場合(S9 YES)は、RAM上のミラー領域のカウンタ値格納パターン番号に0を設定する(S10)。パターン番号が最大値N以下の場合は、そのまま、ステップ11に移る(S9 NO)。ステップ11(S11)では、更新されたRAM上のミラー領域のカウンタ値格納パターン番号を読み出し、そのパターン番号と、ROM上の変換テーブルに従い、RAM上のテンポラリエリアに退避してあった各カウンタ値を、ミラー領域の該当箇所に復帰させる。次いでRAM上のミラー領域エリアをEEPROMに保存し(S12)、電源投入処理を終了して待機状態に移行する(Sl3)。
本実施形態の一例では、ステップ5(S5)でデータを読み出すとき、そのときのカウンタ値格納パターン番号 が0であった場合、総印刷枚数が格納されているのはアドレス24である。その後、ステップ9で総印刷枚数データを復帰させる場合は、カウンタ値格納パターン番号が1であるので、アドレス26に 復帰させることになる。アドレス26はパターン番号0の時に、プロセスカートリッジ交換回数カウンタが格納されていた場所である。ステップ10でEEPROM5に再度データを書き戻しているが、 この時点で、前回の電源OFFからEEPROM5内のアドレス配置が変更になっている。
図10は、RAM上のミラー領域から、総印刷枚数を読み出す処理を示す。なお、本実施形態における、プロセスカートリッジ回転カウンタ、トナー消費量カウンタ、トナーカートリッジ交換回数カウンタ、プロセスカートリッジ交換回数カウンタも総印刷枚数の読み出し処理と同様の方法で読み出される。 総印刷枚数の読み出し要求が発生した場合(S21)は、まず、RAM上のミラー領域のカウンタ値格納パターン番号を読み出す(S22)。その後、ROM上の変換テーブルの総印刷枚数カウンタ先頭アドレスに、前記ステップ22で読み出したカウンタ値格納パターン番号を加算して、ROM上のテーブルから総印刷枚数カウント値が格納されているアドレスを読み出す(S23)。RAM上ミラー領域のオフセットアドレス20000番地に前記ステップ23で読み出したアドレスを加算して、RAM上ミラー領域から総印刷枚数カウンタを読み出し、RAM上の任意のテンポラリエリアに格納(S24)し、読み出し処理を終了する(S25)。
図11は、RAM上のミラー領域に、総印刷枚数を書き込む処理を示す。尚、本実施形態における、プロセスカートリッジ回転カウンタ、トナー消費量カウンタ、トナーカートリッジ交換回数カウンタ、プロセスカートリッジ交換回数カウンタも同様の方法で書き込む。 総印刷枚数の書き込み要求が発生した場合(S31)は、まず、RAM上のミラー領域のカウンタ値格納パターン番号を読み出す(S32)。尚、書き込むデータは、予め、RAM上の任意のテンポラリエリアに格納されているものとする。 その後、ROM上の変換テーブルの総印刷枚数カウンタ先頭アドレスに、前記ステップ32で読み出したカウンタ値格納パターン番号を加算して、ROM上のテーブルから総印刷枚数カウント値が格納されているアドレスを読み出す(S33)。
RAM上ミラー領域のオフセットアドレス20000番地に前記ステップ23で読み出したアドレ スを加算して、RAM上の任意のテンポラリエリアからRAM上のミラー領域の総印刷枚数カウンタ値エリアに値を書き込み(S34)、書き込み処理を終了する(S35)。
図12は、RAM上のミラー領域データを、EEPROMに書き込む処理を示す。EEPROMへの書き込み要求が発生した場合(S41)は、まず、RAM上のミラー領域のアドレスポインタ、及び、EEPROMのアドレスポインタをして、RAM上のインデックスカウンタIに初期値である0を設定する(S42)。次にRAM上のミラー領域の先頭アドレスに前記インデックスカウンタIを加算して、RAM上のミラー領域のデータを読み出す。読み出した値をXとする(S43)。次にEEPROMの先頭アドレスに前記インデックスカウンタIを加算して、EEPROM上のデータを読み出す。ここでは読み出した値をYとする(S44)。ステップ43で読み出したデータXとステップ44で読み出したデータYを比較(S45)して、等しければ、ステップ47(S47)へ移行する。この場合はEEPROMへの書き込みは行われない(S45 YES)。等しくなければ(S45 NO)、データが更新されていると判断し、EEPROMの先頭 アドレスに前記インデックスカウンタIを加算したアドレスに、前記ステップ43で読み出したデー タXを書き込む(S46)。前記インデックスカウンタIをインクリメントする(S47)。前記インデックスカウンタIが、255を超えたか否かを判定し(S48)、超えていない場合(S48 NO)は、ステップ43から同様の処理を繰り返す。超えていた場合(S48 YES)は、ステップ49へ移行してEEPROMの書き込み処理を終了する(S49)。
以上のように、不規則な格納パターンを記憶したメモリテーブルなどを利用して、電源投入する度に不揮発性メモリ(EEPROM)上に保持される寿命カウンタ値や統計カウンタ値の格納場所を不規則に変化させることにより、EEPROMを基板から外し、EEPROMライタなどでEEPROM内のデータが参照されても、どのアドレスが、どのカウンタ値 に該当するかという解析を困難にさせることができ、不正ユーザによるデータの改ざんを防止することが可能となる。よって、寿命カウント値や統計カウント値により課金を行っているシステムなどでは、その不正行為による不利益を未然に防止できる。
図13は、第2の実施形態の画像形成装置における本発明のデータ記憶に関する制御ブロック図である。 同図において、制御部103はROM104bに格納されている制御プログラムに従って、寿命カウンタ値や統計カウンタ値を計測し、その値をRAM104aに格納する共に、RAM104aに記憶してあるデータを不揮発性メモリであるEEPROM105に保存する。このEEPROM105に格納されたデータは、装置の電源投入時にRAM104aに読み込まれる。電源投入処理B101は、電源投入時の各種設定を行う。EEPROM初期化処理B104では、後述するEEPROM上の消耗品制御に関するカウンタ値を、カウンタコピー処理B105により読出し、後述するRAM上のミラーエリアにコピーするが、消耗品制御に関するカウンタ値は、アドレス変換テーブルB107と、乱数発生関数により乱数を発生させる乱数発生関数処理(B116)により、ランダムなアドレスパターンに変換され、前回電源投入状態で格納されていたアドレスとは異なるアドレスに配置されるとともに、EEPROM書込み処理B106により、EEPROM上にも変換後の配置で格納される。
図14は第2の実施形態における電源投入の処理を示す図である。画像形成装置の電源が投入(S101)されると、EEPROMからRAM上のミラー領域に、前記EEPROMの全データがコピーされる(S102)。前記RAM上ミラー領域にデータが既に格納されているか否かを確認するため、データ初期化済フラグを確認し(S103)、初期化されていなかった(初めて電源が投入された)場合は(S103 NO)、前記RAM上のミラー領域の初期化を行うとともに、ミラー領域のデータ初期化済フラグをセットし、カウンタ値格納パターン番号を0に初期化する(S104)。初期化済の場合は、ステップ105に移る(S103 YES)。 RAM上のミラー領域のカウンタ値格納パターン番号を読み出し、そのパターン番号とROM上の変換テーブルに従い、各カウンタの格納アドレスを取得し、そのアドレスから各カウンタ値を読み出して、RAM上のテンポラリエリア(各カウンタの更新元レジスタ)に退避する(S105)。
次に印刷指示に従って印刷処理が行なわれると、各カウンタは使用量に応じて更新される(S106)。更新されるエリアはテンポラリエリアである。この更新後、印刷の終了や所定時間毎のタイミングでデータ保存を行なう。上記タイミングか否かが判断される(S107)。続いて、0からNまでの整数をランダムに発生させる乱数発生関数により、乱数を発生させ、RAM上のミラー領域のカウンタ値格納パターン番号に格納する。このとき、乱数の発生結果が前回と同様の値の場合は、再度、乱数発生関数により乱数を発生させる(S108)。更新されたRAM上のミラー領域のカウンタ値格納パターン番号を読み出し、そのパターン番号と、ROM上の変換テーブルに従い、RAM上のテンポラリエリアに退避してあった各カウンタ値を、ミラー領域の該当箇所に復帰させる(S109)。次いでRAM上のミラー領域エリアをEEPROMに保存する(S110)。 その後、電源投入処理を終了し待機状態に移行する(S111)。
以上のように、第2の実施形態では、カウンタ値格納パターン値を、第1の実施形態のように、昇順に変化させるのではなく、乱数発生関数を用いてランダムに変化させる。不揮発性メモリ(EEPROM105)上 に保持している、寿命カウンタ値や統計カウンタ値の格納場所を不規則に変化させることに加え、カウンタ値格納パターン値をランダムに変化させることにより、EEPROM105を基板から外し、EEPROMライタなどでEEPROM内のデータが参照されても、どのアドレスが、どのカウンタ値に該当するかという解析を、第1の実施形態より更に困難にさせることができ、不正ユーザによるデータの改ざんを防止することが可能となる。よって、寿命カウント値や統計カウント値により課金を行っているシステムなどで、その不正行為により不利益をこうむるという問題を解決できることになる。
図15は、第3の実施形態の画像形成装置における本発明のデータ記憶に関する制御ブロック図である。 同図において、制御部111はROM114bに格納されている制御プログラムに従って、寿命カウンタ値や統計カウンタ値を計測し、その値をRAM114aに格納する共に、RAM114aに記憶してあるデータを不揮発性メモリであるEEPROM115に保存する。このEEPROM115に格納されたデータは、装置の電源 投入時にRAM114aに読み込まれる。
図16は、第3の実施形態における、カバークローズ検出時の処理の一部を示す図である。画像形成装置のカバーのクローズが検出(S201)されると、RAM上のミラー領域のカウンタ値格納パターン番号を読み出し、そのパターン番号とROM上の変換テーブルに従い、各カウンタの格納アドレスを取得し、そのアドレスから各カウンタ値を読み出して、RAM上のテンポラリエリア(各カウンタの更新元レジスタ)に退避する(S202)。次いでRAM上のミラー領域のカウンタ値格納パターン番号を更新(インクリメント)する(S203)。更新した結果、パターン番号の最大値Nを超えた場合(S204 YES)は、RAM上のミラー領域のカウンタ値格納パターン番号に0を設定する(S205)。パターン番号が最大値N以下の場合は、そのまま、ステップ206に移る(S204 NO)。更新されたRAM上のミラー領域のカウンタ値格納パターン番号を読み出し、そのパターン番号と、ROM上の変換テーブルに従い、RAM上のテンポラリエリアに退避してあった各カウンタ値を、ミ ラー領域の該当箇所に復帰させる(S206)。RAM上のミラー領域エリアを、EEPROMに保存する(S207)。その後、従来のカバークローズ時の処理に移行する(S208)。
以上のように、第3の実施形態では、カバークローズのタイミングで、EEPROM115上の各カウンタの格納アドレスを移動する。 保守用にオンライン状態でEEPROMデータを読み出せるコマンド機能があるため、この保守用コマンド機能を利用し、消耗品交換後(カバークローズ後)にEEPROMデータを読み出されても、どのアドレスが、どのカウンタ値に該当するかという解析を困難にさせることができ、不正ユーザによるデータの改ざんを困難にすることが出来る。よって、寿命カウント値や統計カウント値により課金を行っているシステムなどで、その不正行為により不利益を蒙る場合があるという問題を解決できる。
図17は、第4の実施形態における本発明のデータ記憶に関する制御ブロック図である。同図において、制御部123はROM124bに格納されている制御プログラムに従って、寿命カウンタ値や統 計カウンタ値を計測し、その値をRAM124aに格納する共に、RAM124aに記憶してあるデータを不揮発性メモリであるEEPROM125に保存する。このEEPROM125に格納されたデータは、装置の電源 投入時にRAM124aに読み込まれる。
図18は第4の実施形態における印刷終了時の処理の一部を示す流れ図である。例えば印刷ジョブの終了や、1枚の印刷の排出時など、或いは最終印刷が終了して所定時間経過したとき等の画像形成装置の印刷が停止したとき(S301)では、RAM上のミラー領域のカウンタ値格納パターン番号を読み出し、そのパターン番号とROM上の変換テーブルに従い、各カウンタの格納アドレスを取得し、そのアドレスから各カウンタ値を読み出して、RAM上のテンポラリエリア(各カウンタの更新元レジスタ)に退避する(S302)。 RAM上のミラー領域のカウンタ値格納パターン番号を更新(インクリメント)する(S303)。更新した結果、パターン番号の最大値Nを超えた場合(S304 YES)は、RAM上のミラー領域のカウンタ値格納パターン番号に0を設定する(S305)。パターン番号が最大値N以下の場合は、そのまま、ステップ306に移る(S304 NO)。更新されたRAM上のミラー領域のカウンタ値格納パターン番号を読み出し、そのパターン番号と、ROM上の変換テーブルに従い、RAM上のテンポラリエリアに退避してあった各カウンタ値を、ミラー領域の該当箇所に復帰させる(S306)。RAM上のミラー領域エリアを、EEPROMに保存する(S307)。その後、従来の印刷終了処理に移行する(S308)。
以上のように、第4の実施形態では、印刷終了のタイミングで、EEPROM上の各カウンタの格納ア ドレスを移動する。保守用にオンライン状態でEEPROMデータを読み出せるコマンド機能があるため、この保守用コマンド機能を利用し、印刷枚数更新後(印刷終了後)にEEPROMデータを読み出されても、どのアドレスが、どのカウンタ値に該当するかという解析を困難にさせることができ、不正ユーザによる データの改ざんを困難にすることが出来る。よって、寿命カウント値や統計カウント値により課金を行っているシステムなどで、その不正行為により不利益を蒙る場合があるという問題を解決できる。
上述の各実施形態の画像形成装置は、寿命カウント値や統計カウント値に代表される消耗品管理データを不揮発性メモリに記憶する機能を備えた、プリンタ、ファクシミリ、MFP(Multifunction Peripheral)、複写機などの装置に適用可能である。
なお、上述の各実施形態では、消耗品カウンタ値を記憶する不揮発性メモリを画像形成装置本体に備えたが、プロセスカートリッジ本体に備えるように構成することもできる。また、上述の実施形態では、画像形成装置の消耗品カウンタ値について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、カウンタ値を格納する不揮発性メモリを備えた課金システムにも適用することができる。例えば、利用時間によってカウント値を加算して課金するシステムや、使用パケット数によってカウンタ値を加算して課金するシステム、或いは使用電力量によってカウンタ値を加算して課金するシステムなどにも適用することができる。
また、上述の実施形態では、カウンタ類は5種類であるが、その数は消耗品に関するカウンタ値の数によって任意に決定される。たとえば、カラー出力カウンタ、白黒出力カウンタ、或いは印字画素数カウンタなども含まれる。
本発明の第1の実施形態にかかる画像形成装置の一例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態にかかる画像形成装置の一例の印刷機構の構成を示す概略側面図である。 本発明の第1の実施形態にかかる画像形成装置の一例のデータ記憶に関する構成のブロック図である。 本発明の第1の実施形態にかかる画像形成装置の一例におけるEEPROMの記憶領域の構成図である。 本発明の第1の実施形態にかかる画像形成装置の一例におけるRAM上に存在する、EEPROMのミラー領域の構成図である。 本発明の第1の実施形態にかかる画像形成装置の一例におけるROMのプログラム上に配置される各種カウンタの格納アドレスを規定したテーブル表である。 本発明の第1の実施形態にかかる画像形成装置の一例におけるROMのプログラム上に配置される実際のテーブルデータを示す。 本発明の第1の実施形態にかかる画像形成装置の一例におけるカウンタ値格納パターン番号B6の値が、"2"の時のEEPROMの記憶領域の配置図である。 本発明の第1の実施形態にかかる画像形成装置の一例における電源投入時の各処理を示す流れ図である。 本発明の第1の実施形態にかかる画像形成装置の一例におけるRAM上のミラー領域から総印刷枚数を読み出す処理を示す流れ図である。 本発明の第1の実施形態にかかる画像形成装置の一例におけるRAM上のミラー領域から総印刷枚数を書き込む処理を示す流れ図である。 本発明の第1の実施形態にかかる画像形成装置の一例におけるRAM上のミラー領域のデータをEEPROMに書き込む処理を示す流れ図である。 本発明の第2の実施形態にかかる画像形成装置の一例のデータ記憶に関する構成のブロック図である。 本発明の第2の実施形態にかかる画像形成装置の一例における電源投入時の各処理を示す流れ図である。 本発明の第3の実施形態にかかる画像形成装置の一例のデータ記憶に関する構成のブロック図である。 本発明の第3の実施形態にかかる画像形成装置の一例におけるカバークローズ時の各処理を示す流れ図である。 本発明の第4の実施形態にかかる画像形成装置の一例のデータ記憶に関する構成のブロック図である。 本発明の第4の実施形態にかかる画像形成装置の一例における印刷終了時の各処理を示す流れ図である。
符号の説明
1 プリント制御部
2 LEDヘッド
3 制御部(CPU)
4 メモリ
4a RAM
4b ROM
5 EEPROM
8 カウンタ
9 ドットカウンタ
11 表示部
22 感光体ドラム
26 現像ユニット
54 トナーセンサ
103 制御部(CPU)
104a RAM
104b ROM
105 EEPROM
113 制御部(CPU)
114a RAM
114b ROM
115 EEPROM
123 制御部(CPU)
124a RAM
124b ROM
125 EEPROM

Claims (10)

  1. 消耗品使用量を算出して記憶する画像形成装置であって、
    消耗品使用量を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された消耗品使用量を所定の格納アドレスに記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された消耗品使用量の前記格納アドレスを不規則に配置変更するアドレス変更手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記アドレス変更手段は、予め用意された複数のアドレス変換テーブルの1つのデータに基づいて配置変更することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記複数のアドレス変換テーブルの1つデータは発生させた乱数により選択されることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記アドレス変更手段は、電源投入時、消耗品交換時、及び印刷終了時の何れか1つ若しくは複数のタイミングで消耗品使用量の格納アドレスを配置変更することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記記憶手段は不揮発性メモリであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記記憶手段に記憶される消耗品使用量は使用量に応じたカウンタ値であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 消耗品使用量を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された消耗品使用量を所定の格納アドレスに記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された消耗品使用量の前記格納アドレスを不規則に配置変更するアドレス変更手段とを有し、
    前記アドレス変更手段により変更された格納アドレスの前記消耗品使用量を読み出して所要の課金を行なうことを特徴とする画像形成装置の課金システム。
  8. 前記アドレス変更手段は、予め用意された複数のアドレス変換テーブルの1つのデータに基づいて配置変更することを特徴とする請求項7記載の画像形成装置の課金システム。
  9. 前記アドレス変更手段は、電源投入時、消耗品交換時、及び印刷終了時の何れか1つ若しくは複数のタイミングで消耗品使用量の格納アドレスを配置変更することを特徴とする請求項7記載の画像形成装置の課金システム。
  10. 装置の使用情報を記憶する画像形成装置において、
    前記使用情報を管理する管理手段と、
    前記管理手段で管理された前記使用情報を所定の格納アドレスに記憶する記憶手段と、
    前記格納アドレスを所定のタイミングで変更するアドレス変更手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
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