JP2008070732A - 検査顕微鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】対物レンズの着脱時に、対物レンズがステージと接触して損傷してしまうおそれが無い検査顕微鏡を提供する。
【解決手段】検査顕微鏡1は、被検査物Wを載置するステージ3と、ステージ3の上方に設けられ、少なくとも一つの対物レンズ10が装着されたレンズ支持部9を有して、対物レンズ10によってステージ3上の被検査物Wを拡大観察可能な顕微鏡鏡筒6と、顕微鏡鏡筒6を支持する鏡筒支持部7と、鏡筒支持部7に顕微鏡鏡筒6を、ステージ3に対して斜め上方に向かって取り外し可能に固定する取付部12とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、被検査物を拡大観察可能な検査顕微鏡に関する。
従来から、液晶に代表されるフラットパネルディスプレイのガラス基板や、半導体装置のウエハ基板などの被検査物の微細な欠陥を検出するために、対物レンズによって拡大観察可能な検査顕微鏡が利用されている。このような検査顕微鏡は、被検査物が載置されるステージと、ステージ上方に設けられた顕微鏡鏡筒とで構成されている(例えば、特許文献1参照)。顕微鏡鏡筒には、対物レンズが装着されたレボルバが設けられていて、この対物レンズを被検査物上で走査させることで、被検査物の表面全体を拡大観察し、微細な欠陥を検出することができる。また、上記のような対物レンズが装着されたレボルバは、対物レンズの交換、あるいは、装置のメンテナンスや据付時に支障とならないように、顕微鏡鏡筒から取り外し可能となっている。具体的には、顕微鏡鏡筒にアリ溝が形成されている一方、対応するアリ部がレボルバに形成されていることで、レボルバはアリ溝に沿って水平に挿脱させることが可能である(例えば、特許文献2参照)。
また、近年、フラットパネルディスプレイを製造するガラス基板(マザーガラス基板)は、大型化、高精細化されたものが開発されてきている。このため、上記のような検査顕微鏡も大型のステージを採用し、かつ、高精度に観察可能な高倍率対物レンズを装着した顕微鏡鏡筒を搭載したものが開発されている。大型基板用の検査顕微鏡は、ガラス基板を跨ぐように設けられたガントリーの水平アーム部に沿って移動可能に設けられているために、被検査物と対物レンズとの離隔距離は、より小さく設定されている。
国際公開第01/071406号パンフレット 特開平5−173078号公報
しかしながら、特許文献1のような門型のガントリーに取り付けられた検査顕微鏡において、特許文献2のアリ溝とアリ部とを採用して対物レンズを装着したレボルバを挿脱させると、特許文献1のステージは特許文献2のステージのように上下移動できないため、対物レンズをステージと近接した位置で移動させる必要がある。
すなわち、レボルバの挿脱時においては、ステージと対物レンズとを近接した状態で、顕微鏡鏡筒のアリ溝にレボルバのアリ部を左右上下に振りながら挿入する必要があり、このアリ溝にアリ部を一致させる際の上下方向の振り動作時に対物レンズをステージに誤って当てて損傷させてしまうおそれがあった。また、取り外し時においては、アリ溝からアリ部を引き抜く必要があるが、アリ溝からアリ部が外れた瞬間に、顕微鏡鏡筒の全重量が作業者に加わって下方に移動してしまい、対物レンズをステージに誤って当てて損傷させてしまうおそれがあった。特に、上記のように近年、被検査物の大型化、高精細化に伴って顕微鏡鏡筒も大型化、重量化し、また、ステージと対物レンズとの離隔距離が小さくなってきているので、着脱時の対物レンズの損傷のおそれが多大なものとなってしまっていた。また、対物レンズを着脱する場合のみステージを降下させて離隔距離をとる方法もあるが、ステージの大型化に伴ってステージを可動とするのが困難なものとなってきている。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、対物レンズの着脱時に、対物レンズがステージと接触して損傷してしまうおそれが無い検査顕微鏡を提供するものである。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の検査顕微鏡は、被検査物を載置するステージと、該ステージの上方に設けられ、少なくとも一つの対物レンズが装着されたレンズ支持部を有して、前記対物レンズによって前記ステージ上の前記被検査物を拡大観察可能な顕微鏡鏡筒と、該顕微鏡鏡筒を支持する鏡筒支持部と、該鏡筒支持部に前記顕微鏡鏡筒を、前記ステージに対して斜め上方に向かって取り外し可能に固定する取付部とを備えることを特徴としている。
また、本発明の検査顕微鏡は、被検査物を載置するステージと、該ステージの上方に設けられ、少なくとも一つの対物レンズが装着されたレンズ支持部を有して、前記対物レンズによって前記ステージ上の前記被検査物を拡大観察可能な顕微鏡鏡筒と、該顕微鏡鏡筒を支持する鏡筒支持部と、前記顕微鏡鏡筒に前記レンズ支持部を、前記ステージに対して斜め上方に向かって取り外し可能に固定する取付部とを備えることを特徴としている。
本発明の検査顕微鏡によれば、取付部によって、対物レンズを取り外す際には、斜め上方に向かって移動させるようにして取り外すことができる。すなわち、作業者は、取付部に固定された状態から顕微鏡鏡筒あるいはレンズ支持部の重量による負荷を受けて取り外すこととなり、取り外れた際に急にこれらの重量による負荷を受けてしまうことが無い。さらに、取り外れる状態では、ステージとの離隔を大きくすることができる。また、装着する際には、顕微鏡鏡筒あるいはレンズ支持部をステージから離隔した状態から取り付けることができる。このため、対物レンズがステージと接触して損傷してしまうおそれ無く、対物レンズを容易に着脱することができる。
以下、本発明の第1実施形態における検査顕微鏡について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態の検査顕微鏡としての基板検査装置1を示したものである。本実施形態の基板検査装置1は、液晶ディスプレイ等のフラットパネルディスプレイに用いられるガラス基板などを被検査物Wとして、被検査物Wに存在する欠陥を拡大観察して検出することが可能なものである。図1に示すように、基板検査装置1は、ベースとなる装置本体2と、装置本体2上に固定され、被検査物Wを載置可能なステージ3と、ステージ3上に載置された被検査物Wを拡大観察可能な検査手段4と、検査手段4をステージ3の上面3aを構成する左右方向X及び前後方向Yに移動させる移動機構5とを備える。
検査手段4は、ステージ3の上方に設けられた顕微鏡鏡筒6と、顕微鏡鏡筒6を前後方向Yに張り出して片持ち状に支持する鏡筒支持部7とを備える。顕微鏡鏡筒6は、本体部8と、本体部8の下面に装着されたレンズ支持部であるレボルバ9と、レボルバ9に装着された対物レンズ10と、対物レンズ10で拡大される被検査物Wを撮影可能なCCDカメラ11とを備える。レボルバ9は、本体部8に対して上下方向Zに位置を微調整することが可能であり、これにより対物レンズ10の焦点を観察に好適な位置に調整することが可能である。さらに、レボルバ9は、本体部8の先端部分の下面にアリ機構により着脱可能に設けられており、図1においてレボルバ9に装着された対物レンズ10は一つのみとなっているが、複数装着して、レボルバ9を回転させることで、好適な対物レンズを選択することが可能である。また、本体部8の両側面には、作業者が把持可能な取っ手部8aが設けられている。取っ手部8aは、本体部8に形成された図示しないねじ孔によって着脱可能に固定されている。
また、顕微鏡鏡筒6は、取付部12によって鏡筒支持部7に対して取り外し可能に固定されている。より詳しくは、取付部12は、鏡筒支持部7の下部に延設されたガイド13と、顕微鏡鏡筒6の本体部8の上部に設けられ、ガイド13に係合可能な係合部材14とを備える。図2に示すように、ガイド13は、下方に開口するとともに、両縁端から中央に向かって突出する係止部13aを有した断面略C形の溝であり、鏡筒支持部7の下部において斜め上方に向かって延設されている。また、係合部材14は、ガイド13の断面形状と対応して、両側に張り出す係合凸部14aを有する断面略T形で本体部8の上部に延設された部材である。図3に示すように、係合部材14は、対物レンズ10の光軸Pがステージ3の上面3aに対して垂直となるように顕微鏡鏡筒6を配置した場合において、係合凸部14aがガイド13と対応するように傾斜して延設されている。ガイド13において上方に位置する一端部13bは、係合部材14の係合凸部14aを内部に挿脱可能に開かれた状態となっている。一方、ガイド13の下方に位置する他端部13cには、溝内部に位置決め用のストッパ13dが突出して設けられていて、内部に挿入された係合凸部14aは、ストッパ13dに突き当たることで基準位置に位置決めされる。また、ガイド13の側部には、外部から溝内部まで貫通するねじ孔が形成されていて、固定ねじ13eを螺合することで、位置決めされた係合部材14がガイド13内部に固定される。
また、図1及び図2に示すように、移動機構5は、装置本体2上でステージ3の両側に沿って前後方向Yに延設された一対のガイドレール15と、ステージ3の上方で左右方向Xに延設されたガントリー16と、ガントリー16のビーム16bに沿って左右方向Xに移動可能な可動ステージ17とを備える。ガントリー16は、ガイドレール15上に摺動可能に設けられた支柱16aと、支柱16aから左右方向Xに延びるビーム16bとで構成された門型の部材であり、図示しないリニアモータやボールネジ機構などの駆動部によってガイドレール15に沿って前後方向Yに移動可能である。また、ガントリー16のビーム16bの側面には、左右方向Xに沿ってリニアモータ18と、リニアガイド19とが延設されている。可動ステージ17は、リニアガイド19上に摺動可能に設けられていて、リニアモータ18の駆動によってリニアガイド19に沿って左右方向Xに移動することが可能である。また、可動ステージ17には、鏡筒支持部7が固定されていて、すなわち、ガントリー16を前後方向Yに移動させ、また、可動ステージ17を左右方向Xに移動させることで、顕微鏡鏡筒6を被検査物W上で前後方向Y及び左右方向Xに走査することが可能である。なお、本実施形態では、ガントリー16を前後方向Yに移動させたが、ガントリー16を装置本体2に固定し、ステージ3を前後方向Yに移動させても良い。
次に、この実施形態の基板検査装置1の作用について説明する。図3に示すように、鏡筒支持部7から顕微鏡鏡筒6が取り外された状態から装着する場合には、作業者は、まず、ステージ3上に被検査物Wがないかどうか確認する。次に、顕微鏡鏡筒6の取っ手部8aを把持して、顕微鏡鏡筒6に設けられた係合部材14の一端部14bを、鏡筒支持部7に設けられたガイド13の一端部13bに略一致させる。次に、顕微鏡鏡筒6を鏡筒支持部7のガイドに沿って移動させることで、係合部材14の係合凸部14aが、一端部14bにおいてガイド13の係止部13aに係合される。ガイド13は一端部13bから他端部13cに向かって下方へ傾斜しているので、顕微鏡鏡筒6は、作業者が最低限の力を加えるだけで、顕微鏡鏡筒6の自重によって容易にガイド13に挿入されていくこととなる。そして、係合部材14の一端部14bがストッパ13dに当接することで、顕微鏡鏡筒6はストッパ13dによって再現性良く正確に位置決めされ、対物レンズ10は、ステージ3との離隔距離が被検査物Wを観察可能な離隔距離H1と略等しくなるように設定される。次に、固定ねじ13eを螺合することによって、顕微鏡鏡筒6を位置決めされた状態で確実に固定することが可能である。
ここで、ガイド13が開放された一端部13bに向かって斜め上方へ傾斜していることで、係合部材14をガイド13に挿入可能な位置に位置決めをする際には、対物レンズ10とステージ3との離隔距離を、位置決めされた固定時における離隔距離H1よりも大きい離隔距離H2とすることができる。このため、作業者は、対物レンズ10をステージ3に接触させてしまうおそれ無く、顕微鏡鏡筒6を鏡筒支持部7に装着することができる。また、顕微鏡鏡筒6には、取っ手部8aが設けられていることで、装着時における作業性をさらに向上させることができる。また、取っ手部8aは、上記のように着脱可能であることで、顕微鏡鏡筒6を鏡筒支持部7に固定し被検査物Wを検査する際には取り外すことができ、観察の支障となってしまうことが無い。
また、上記と逆に、顕微鏡鏡筒6を鏡筒支持部7に固定された状態から取り外す場合には、まず、被検査物Wがステージ3上に存在しないことを確認した後に、固定ねじ13eを緩める。次に、装着した取っ手部8aを把持して顕微鏡鏡筒6をガイド13に沿って一端部13b側へ斜め上方に引き上げる。そして、顕微鏡鏡筒6に設けられた係合部材14の一端部14bがガイド13から抜け出るまで引き上げることで、顕微鏡鏡筒6を鏡筒支持部7から取り外した状態とすることができる。ここで、係合部材14の一端部14bがガイド13から抜け出た瞬間に、顕微鏡鏡筒6の全重量が作業者に負荷されることとなるが、ガイド13が一端部13bに向かって斜め上方へ傾斜していることで、係合部材14がガイド13に係合された状態においても一定の負荷が作業者にかけられている。すなわち、係合部材14の一端部14bがガイド13から抜け出た際に、作業者にかけられる負荷が急激に大きくなってしまうのを防ぐことができる。また、ガイド13が一端部13bに向かって斜め上方へ傾斜していることで、係合部材14の一端部14bがガイド13から抜け出る際の対物レンズ10とステージ3との離隔距離を大きくすることができる。このため、顕微鏡鏡筒6の取り外し時においても、急激に負荷が加わることに起因して顕微鏡鏡筒6が下方に変位して対物レンズ10がステージ3に接触して損傷させてしまうことを防ぐことができる。
図4は、この実施形態の変形例を示している。この変形例の取付部30において、ガイド31は、同様に、下方に開口し、両縁端から中央に突出する係止部31aを有する断面略C形に形成されている。また、ガイド31は、上方に位置する一端部31cにおいては、他の部分よりも溝の深さが大きく設定されていて、大きく開口した状態となっている。すなわち、図4に示すように、係合部材14の係合凸部14aが挿入された状態で、一端部31c以外においては、係合部材14が底面31bと隙間無く挿入されている一方、一端部31cにおいては、係合部材14と底面31dとの間には隙間31eが形成された状態となっている。すなわち、係合部材14をガイド31に挿入し始める一端部31cが大きく開口していることで、鏡筒支持部7に対する顕微鏡鏡筒6の装着を、より容易なものとすることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図5は、本発明の第2の実施形態を示したものである。この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態の基板検査装置40は、ステージ3上に設けられた検査手段41として、可動ステージ17に固定された鏡筒支持部42と、鏡筒支持部42に固定された顕微鏡鏡筒43とを備える。顕微鏡鏡筒43は、鏡筒支持部42に固定された本体部44と、本体部44の下面に装着されたレンズ支持部であるレボルバ45と、レボルバ45に装着された対物レンズ10とを備える。
レボルバ45は、取付部46によって本体部44に対して取り外し可能に固定されている。すなわち、取付部46は、本体部44の下部に延設されたガイド47と、レボルバ45の上部に設けられ、ガイド47に係合可能な係合部材48とを備える。ガイド47は、本体部44に対して上下方向Zに微調整可能に設けられていて、これによりレボルバ45に装着された対物レンズ10のフォーカスを微調整することが可能となっている。また、ガイド47は、第1の実施形態同様に下方に開口するとともに、両端から中央に向かって突出する係止部47aを有した断面略C形の溝であり、本体部44の下部において斜め上方に向かって延設されている。係合部材48も、第1の実施形態同様に両側に張り出す係合凸部48aを有する断面略T形で、本体部44の上部に延設された部材であり、対物レンズ10の光軸Pがステージ3の上面3aに対して垂直となるようにレボルバ45を配置した場合において、係合凸部48aがガイド47と対応するように傾斜して延設されている。また、ガイド47は、上方に位置する一端部47bで係合凸部48aを挿入可能に開かれているとともに、他端部47cで溝内部に位置決め用のストッパ13dが突出して設けられており、このストッパ13dにより、係合凸部48aが基準位置に位置決めされる。また、ガイド47の側部には、固定ねじ47dが設けられていて、ガイド47内に位置決めされた状態で係合部材48を固定することが可能である。また、本体部44には、CCDカメラ49が設けられていて、取付部46のガイド47と係合部材48とを係合した状態において対物レンズ10と連通するように設定されている。
この実施形態において、レボルバ45を取り付ける際には、まず、本体部44に設けられたガイド47を可能な限り上方へ移動させ、また、固定ねじ48dを緩めた状態としておく。この状態で、第1の実施形態同様に、係合部材48の一端部48bをガイド47の一端部47bに一致させる。この際、ガイド47が一端部47bで上方に位置するように傾斜していることで、対物レンズ10とステージ3との離隔距離を、位置決めされた固定時における離隔距離H1よりも大きい離隔距離H2とすることができ、対物レンズ10がステージ3に接触して損傷してしまうのを防ぐことができる。そして、レボルバ45を移動させて、係合部材48の係合凸部48aをガイド47に挿入させる。この際、ガイド47が一端部47bから他端部47cに向かって下方へ傾斜していることで、レボルバ45の自重によって容易に挿入していくことができる。そして、ストッパ13dによって位置決めされたら、固定ねじ47dによって係合部材48を固定することで、対物レンズ10によってステージ3上の被検査物Wを観察することが可能となる。
また、レボルバ45を取り外す際には、同様に本体部44に設けられたガイド47を可能な限り上方へ移動させて、対物レンズ10を上方へ移動させる。そして、固定ねじ47dを緩めた後に、レボルバ45をガイド47に沿って斜め上方に引き上げることで、レボルバ45を取り外すことができる。この際にも、ガイド47が一端部47bに向かって斜め上方に傾斜していることで、レボルバ45を取り外す際の対物レンズ10とステージ3との離隔距離を離隔距離H2と大きくし、また、急激にレボルバ45の自重が作業員に負荷されてしまうのを防ぐことができる。このため、急激に負荷が加わることに起因してレボルバ45が下方に変位して、対物レンズ10がステージ3に接触して損傷してしまうのを防ぐことができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
なお、上記のいずれの実施形態においても、取付部は、係止部が形成された断面略C形の溝であるガイドと、対応して係合凸部を有する断面略T形に形成された係合部材とで構成されているものとしたがこれに限るものでは無い。例えば、ガイドを、開口を小さく形成した断面台形状の溝とし、係合部材も対応して断面台形状に形成された、いわゆるアリ継手としても良い。また、係合部材を、係止部を有する溝状に形成するとともに、ガイドを、係合部材の係止部に係合可能な係合凸部を有して延設されたものとしても良い。
また、いずれの実施形態においても、対物レンズのフォーカス調整は、レボルバを上下方向Zに位置調整して行う方式としたが、これに限るものではなく、ステージ3を上下に微調整することが可能なものとしても良い。また、被検査物を拡大観察する際には、移動機構によって対物レンズを被検査物上で前後方向及び左右方向に走査させるものとしたがこれに限るものでは無い。例えば、被検査物を搬送可能な搬送手段を備え、被検査物を移動させるものとしても良いし、あるいは、ステージを移動可能なものとしても良く、ステージ上に載置された被検査物に対して相対的に対物レンズを前後方向及び左右方向に走査可能であれば良い。さらには、いずれの実施形態においても、検査顕微鏡として基板検査装置を例に挙げたがこれに限るもので無く、対物レンズが着脱可能に設けられ、被検査物を拡大観察可能なものであれば、同様の効果を期待することができる。
本発明の第1の実施形態の基板検査装置(検査顕微鏡)の全体側面図である。 本発明の第1の実施形態の基板検査装置において、検査手段を拡大した斜視図である。 本発明の第1の実施形態の基板検査装置において、顕微鏡鏡筒を着脱する説明図である。 本発明の第1の実施形態の変形例の基板検査装置において、取付部の拡大した断面図である。 本発明の第2の実施形態の基板検査装置の一部を破断した全体側面図である。
符号の説明
1、40 基板検査装置(検査顕微鏡)
3 ステージ
6、43 顕微鏡鏡筒
7、42 鏡筒支持部
9、45 レボルバ(レンズ支持部)
8a 取っ手部
10 対物レンズ
12、30、46 取付部
13、31、47 ガイド
13b、47b 一端部
13c、47c 他端部
14、48 係合部材
31e 隙間
W 被検査物
Z 上下方向

Claims (6)

  1. 被検査物を載置するステージと、
    該ステージの上方に設けられ、少なくとも一つの対物レンズが装着されたレンズ支持部を有して、前記対物レンズによって前記ステージ上の前記被検査物を拡大観察可能な顕微鏡鏡筒と、
    該顕微鏡鏡筒を支持する鏡筒支持部と、
    該鏡筒支持部に前記顕微鏡鏡筒を、前記ステージに対して斜め上方に向かって取り外し可能に固定する取付部とを備えることを特徴とする検査顕微鏡。
  2. 被検査物を載置するステージと、
    該ステージの上方に設けられ、少なくとも一つの対物レンズが装着されたレンズ支持部を有して、前記対物レンズによって前記ステージ上の前記被検査物を拡大観察可能な顕微鏡鏡筒と、
    該顕微鏡鏡筒を支持する鏡筒支持部と、
    前記顕微鏡鏡筒に前記レンズ支持部を、前記ステージに対して斜め上方に向かって取り外し可能に固定する取付部とを備えることを特徴とする検査顕微鏡。
  3. 請求項1に記載の検査顕微鏡において、
    前記取付部は、前記ステージに対して傾斜して前記鏡筒支持部に延設され、上方に位置する一端部が開かれているとともに、下方に位置する他端部が閉じられたガイドと、
    前記顕微鏡鏡筒に設けられ、前記ガイドに係合可能であるとともに、該ガイドの前記一端部から挿脱可能な係合部材とで構成されていることを特徴とする検査顕微鏡。
  4. 請求項2に記載の検査顕微鏡において、
    前記取付部は、前記ステージに対して傾斜して前記顕微鏡鏡筒に延設され、上方に位置する一端部が開かれているとともに、下方に位置する他端部が閉じられたガイドと、
    前記レンズ支持部に設けられ、前記ガイドに係合可能であるとともに、該ガイドの前記一端部から挿脱可能な係合部材とで構成されていることを特徴とする検査顕微鏡。
  5. 請求項3または請求項4に記載の検査顕微鏡において、
    前記取付部の前記ガイドは、前記一端部が前記係合部材を互いに隙間を有した状態で挿脱可能に形成されていることを特徴とする検査顕微鏡。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の検査顕微鏡において、
    前記レンズ支持部、または、該レンズ支持部とともに前記取付部によって取り外し可能な部材には、把持可能な取っ手部が設けられていることを特徴とする検査顕微鏡。
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