JP2008070617A - 電気光学装置、電気光学装置の製造方法、電子機器 - Google Patents

電気光学装置、電気光学装置の製造方法、電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】プレート部材に対して固定された電気光学パネルに対し、プレート部材の側壁と電気光学パネルとの間の接着剤から、温度変化による膨張収縮に伴う応力が集中して付与されてしまうことを確実に防止することにより、表示品位及び信頼性の向上を図った電気光学装置を提供する。
【解決手段】TFT基板10と対向基板20とが対向配置され、TFT基板10と対向基板20との間に液晶が介在された液晶パネル100を有する液晶装置であって、一対の側壁613、633とそれぞれとの間に、接着剤150が部分的に充填され、一方の側壁613と液晶パネル100との間に充填された接着剤150と、他方の側壁633と液晶パネル100との間に充填された接着剤150とは平面視した状態で互いに千鳥配置されていることを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、対向する一対の側壁を有するプレート部材に対し、一対の側壁間に電気光学パネルが載置されて固定された電気光学装置、電気光学装置の製造方法、電子機器に関する。
周知のように、電気光学装置、例えば光透過型の液晶装置は、ガラス基板、石英基板等からなる2枚の基板間に液晶が介在されて構成された電気光学パネルである液晶パネルが実装ケース等に収容されて構成されている。
また、液晶装置は、液晶パネルの一方の基板に、例えば薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor、以下、TFTと称す)等のスイッチング素子及び画素電極をマトリクス状に配置し、他方の基板に対向電極を配置して、両基板間に介在された液晶層による光学応答を画像信号に応じて変化させることで、画像表示を可能としている。
また、TFTを配置したTFT基板と、このTFT基板に相対して配置される対向基板とは、別々に製造される。TFT基板及び対向基板は、例えば石英基板上に、所定のパターンを有する半導体薄膜、絶縁性薄膜又は導電性薄膜を積層することによって構成される。半導体薄膜、絶縁性薄膜又は導電性薄膜は、層毎に各種膜の成膜工程とフォトリソグラフィ工程を繰り返すことによって形成されるのである。
このようにして形成されたTFT基板及び対向基板は、例えば液晶封入方式により、TFT基板と対向基板との間に液晶が介在される場合には、一部に切り欠きを有するよう略周状に塗布されたシール材を介して、パネル組立工程において高精度(例えばアライメント誤差1μ以内)に貼り合わされる。
次いでアライメントが施されてそれぞれ圧着硬化された後、シール材の一部に設けられた切り欠きを介して液晶が封入され、切り欠きが、熱等により硬化された封止材により封止される。
次いで、TFT基板の外部接続端子に、液晶装置とプロジェクタ等の電子機器とを接続するFPC(Flexible Printed Circuits)が接続され、液晶パネルが製造される。
その後、液晶パネルが、実装ケース等に収容、固定されることにより、液晶装置は製造される。製造された液晶装置は、プロジェクタ等の電子機器に設けられる。
液晶パネルの実装ケースへの固定を具体的に説明すると、先ず、液晶パネルを、実装ケース内の載置面に、位置精度良く載置、収容した後、液晶装置と実装ケースの間に、例えば熱硬化型の接着剤を充填する。
その後、液晶パネルが収容された実装ケースを、焼成炉等で熱処理することにより、充填された熱硬化型の接着剤は硬化され、その結果、液晶パネルが実装ケース内に対して、収容、固定される。
このように、液晶パネルと実装ケースとの間に、熱硬化型の接着剤が充填されることにより、実装ケースに対して液晶パネルが固定された構成は周知であり、例えば特許文献1に開示されている。
ところで、例えばプロジェクタ等の電子機器に設けられた液晶パネルの温度は、光源装置や電源装置等の熱源からの影響により、駆動に伴い上昇する。ここで、特許文献1に開示された実装ケースに液晶パネルが固定されると、液晶パネルは、実装ケース内に接着剤が用いられて緊密に収容されているため、駆動に伴い液晶パネルの熱は、実装ケースから放熱し難くなってしまい、その結果、実装ケースに収容、固定された液晶パネルが温度上昇し、液晶パネルの信頼性が低下してしまう場合があるといった問題があった。
具体的には、TFT基板と対向基板との間に介在された液晶が温度上昇してしまい、液晶の特性劣化が発生し、液晶パネルに表示むら等が発生してしまう場合があるといった問題があった。
このような問題に鑑み、プレート部材を具備する液晶パネルの実装部材を用いて液晶パネルを固定する構成も周知であり、例えば特許文献2に開示されている。
特許文献2に開示された液晶パネルの実装部材は、液晶パネルが載置される、液晶パネルの表示領域に対向する領域が開口されたプレート部材と、該プレート部材に組み付けられる遮光部材及びヒートシンクとして機能するカバー部材とを有して構成されている。尚、プレート部材には、プレート部材の対向する各端面からそれぞれ対向して起立する一対の側壁が形成されている。
実装部材に、液晶パネルを固定する際は、一例を挙げると、先ず、例えば熱硬化型接着剤から構成された固定用接着剤を介して、液晶パネルを、プレート部材に、表示領域がプレート部の開口に重畳するよう位置精度良く接着する。
その後、液晶パネルと一対の側壁との間に、例えば光硬化型接着剤から構成された仮固定接着剤を塗布し、該仮固定接着剤に光を照射して、仮固定接着剤を硬化させ、プレート部材に対して、液晶パネルを仮固定する。
次いで、プレート部材に仮固定された液晶パネルを、焼成炉等で熱処理することにより、熱硬化型接着剤から構成された固定用接着剤に熱を付与して硬化させ、プレート部材に対して、液晶パネルを本固定する。その後、再度、プレート部材に固定された液晶パネルを熱処理することにより、液晶パネルに熱を付与した状態で、液晶パネルに対する各種検査が行われる。
最後に、液晶パネルが固定されたプレート部材に対して、カバー部材を、プレート部材の一対の側壁に接触させた状態で、液晶パネルを覆うように組み付けることにより、液晶装置は製造される。
このように、液晶パネルの固定に特許文献2に開示された実装部材を用いれば、カバー部材は、ヒートシンクとして機能することから、液晶パネルの熱は、プレート部材、一対の側壁を介してカバー部材に伝熱され、その後、カバー部材から放熱される。このことから、実装部材は、液晶パネルを熱することなく、効率良く液晶パネルの熱を放熱することができる。
特開2002−366046号公報 特許第3731598号公報
しかしながら、特許文献2に開示されたような、実装部材を用いて液晶パネルを固定する場合、熱硬化型接着剤から構成された固定用接着剤を硬化させるため、プレート部材に仮固定された液晶パネルを、焼成炉等で熱処理すると、例えば実装部材、液晶パネル及び仮固定用接着剤を構成する材料の熱膨張係数の違いにより、仮固定用接着剤から、液晶パネルに対し、温度変化による膨張収縮に伴う応力が局所的に集中して加えられ、表示ムラやクラックが発生する等、液晶パネルの表示品位及び信頼性が低下してしまうといった問題がある。尚、以上の問題は、液晶パネルと一対の側壁との間に、固定用接着剤が塗布されている場合であっても同様である。
本発明は上記問題点に着目してなされたものであり、プレート部材に対して固定された電気光学パネルに対し、プレート部材の側壁と電気光学パネルとの間の接着剤から、温度変化による膨張収縮に伴う応力が集中して付与されてしまうことを確実に防止することにより、信頼性の向上を図った電気光学装置、電気光学装置の製造方法、電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係る電気光学装置は、対向する一対の側壁を有するプレート部材に対し、前記一対の側壁間に電気光学パネルが載置されて固定された電気光学装置であって、前記一対の側壁のそれぞれと前記電気光学パネルとの間に、接着剤が部分的に充填され、前記一対の側壁のうち一方の側壁と前記電気光学パネルとの間に充填された接着剤と、前記一対の側壁のうち他方の側壁と前記電気光学パネルとの間に充填された接着剤とは平面視した状態で互いに千鳥配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、後の電気光学パネルに対する熱処理工程における温度変化によって、プレート部材、電気光学パネル及び接着剤が膨張収縮することに伴い、接着剤から電気光学パネルに対して付与される応力が、接着剤が平面視した状態で千鳥配置されて部分的に充填されていることにより分散する。このことから、電気光学パネルに対して、温度変化による膨張収縮に伴う応力が集中して付与されてしまうことを確実に防止することができるため、電気光学パネルの表示品位及び信頼性の向上を図ることができるといった効果を有する。
また、本発明に係る電気光学装置の製造方法は、対向する一対の側壁を有するプレート部材に対し、前記一対の側壁間に電気光学パネルを載置するパネル載置工程と、前記一対の側壁のうち一方の側壁と前記電気光学パネルとの間及び前記一対の側壁のうち他方の側壁と前記電気光学パネルとの間に、接着剤を、平面視した状態で互いに千鳥配置されるよう部分的に塗布する接着剤塗布工程と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、接着剤を平面視した状態で千鳥状に塗布する工程を有する結果、接着剤が平面視した状態で部分的に千鳥配置されて部分的に充填されることにより、後の電気光学パネルに対する熱処理工程における温度変化によって、プレート部材、電気光学パネル及び接着剤が膨張収縮することに伴い、接着剤から電気光学パネルに対して付与される応力が分散する。このことから、電気光学パネルに対して、温度変化による膨張収縮に伴う応力が集中して付与されてしまうことを確実に防止することができるため、電気光学パネルの表示品位及び信頼性の向上を図ることができるといった効果を有する。
また、前記接着剤は、光硬化型接着剤から構成された仮固定用接着剤であり、前記仮固定用接着剤に、光を照射して前記仮固定用接着剤を硬化させ、前記プレート部材に対して前記電気光学パネルを仮固定するパネル仮固定工程を具備していることを特徴とする。
本発明によれば、仮固定用接着剤を千鳥状に塗布する工程を有する結果、仮固定用接着剤が平面視した状態で千鳥配置されて部分的に充填され、仮固定用接着材を硬化させたパネル仮固定工程後、平面視した状態で千鳥配置されて充填された仮固定用接着剤により、プレート部材に対して電気光学パネルが仮固定される。このことにより、後の電気光学パネルに対する熱処理工程における温度変化によって、プレート部材、電気光学パネル及び仮固定用接着剤が膨張収縮することに伴い、仮固定用接着剤から電気光学パネルに対して付与される応力が分散する。このことから、電気光学パネルに対して、温度変化による膨張収縮に伴う応力が集中して付与されてしまうことを確実に防止することができるため、電気光学パネルの表示品位及び信頼性の向上を図ることができるといった効果を有する。
さらに、前記パネル載置工程において、前記プレート部材に対して熱硬化型接着剤を介して前記電気光学パネルを接着する接着工程を具備しており、前記熱硬化型接着剤に熱を付与して、前記熱硬化型接着剤を硬化させ、前記プレート部材に対して前記電気光学パネルを固定するパネル本固定工程を具備していることを特徴とする。
本発明によれば、接着剤を平面視した状態で千鳥状に塗布する工程を有する結果、接着剤が平面視した状態で千鳥配置されて部分的に充填されることにより、後の熱硬化型接着剤を硬化させ、プレート部材に対して電気光学パネルを固定するパネル本固定工程によって、温度変化によりプレート部材、電気光学パネル及び接着剤が膨張収縮することに伴い、接着剤から電気光学パネルに対して付与される応力が分散する。このことから、電気光学パネルに対して、温度変化による膨張収縮に伴う応力が集中して付与されてしまうことを確実に防止することができるため、電気光学パネルの表示品位及び信頼性の向上を図ることができるといった効果を有する。また、パネル本固定工程において、熱を付与した状態での電気光学パネルの各種検査を行うことができることから、従来よりも電気光学パネルに対し、熱処理する工程を1工程減らすことができるため、製造工程の短縮化を図ることができる。
また、本発明に係る電子機器は、対向する一対の側壁を有するプレート部材に対し、前記一対の側壁間に電気光学パネルが載置されて固定された電気光学装置を備えた電子機器であって、前記一対の側壁のそれぞれと前記電気光学パネルとの間に、接着剤が部分的に充填され、前記一対の側壁のうち一方の側壁と前記電気光学パネルとの間に充填された接着剤と、前記一対の側壁のうち他方の側壁と前記電気光学パネルとの間に充填された接着剤とは平面視した状態で互いに千鳥配置されていることを特徴とする電気光学装置を備える。
本発明によれば、後の電気光学パネルに対する熱処理工程における温度変化によって、プレート部材、電気光学パネル及び接着剤が膨張収縮することに伴い、接着剤から電気光学パネルに対して付与される応力が、接着剤が平面視した状態で千鳥配置されて部分的に充填されていることにより分散する。このことから、電気光学パネルに対して、温度変化による膨張収縮に伴う応力が集中して付与されてしまうことを確実に防止することができるため、電気光学パネルの表示品位及び信頼性の向上を図ることができる電気光学装置を具備する電子機器を提供することができるといった効果を有する。
以下、図面を参照にして本発明の実施の形態を説明する。尚、以下に示す実施の形態において電気光学装置は、光透過型の液晶装置を例に挙げて説明する。よって、電気光学装置が具備する電気光学パネルは、液晶パネルを例に挙げて説明する。
また、液晶パネルにおいて対向配置される一対の基板の内、一方の基板は、第1の基板である素子基板(以下、TFT基板と称す)を、また他方の基板は、TFT基板に対向する第2の基板である対向基板を例に挙げて説明する。
さらに、液晶装置が用いられる電子機器としては、投射型表示装置、具体的には、プロジェクタを例に挙げて説明する。
先ず、本実施の形態の液晶装置が用いられるプロジェクタの構成について説明する。図1は、本実施の形態の液晶装置が3つ配設されたプロジェクタの構成を示す図である。
図1に示すように、プロジェクタ1100に、後述する本実施の形態の液晶装置600が、各々RGB用のライトバルブとして、例えば3つ(600R、600G、600B)配設されている。
プロジェクタ1100では、メタルハライドランプ等の白色光源のランプユニット1102から投射光が発せされると、3枚のミラー1106及び2枚のダイクロイックミラー1108によって、投射光がRGBの3原色に対応する光成分R、G、Bに分けられ、各色に対応するライトバルブ600R、600G、600Bに各々導かれる。
この際、特にB光は、長い光路による光損失を防ぐため、入射レンズ1122、リレーレンズ1123及び出射レンズ1124からなるリレーレンズ系1121を介して導かれる。
そして、ライトバルブ600R、600G、600Bにより各々変調された3原色に対応する光成分は、ダイクロイックプリズム1112により再度合成された後、投射レンズ1114を介してスクリーン1120にカラー画像として投射される。
また、プロジェクタ1100には、ライトバルブ600R、600G、600Bに冷却風を送るためのシロッコファン1300が設けられていても構わない。このシロッコファン1300は、該ファン1300の側面に、複数のブレード1301を備えた略円筒形状の部材1302を有しており、該円筒形状の部材1302が回転することにより、ブレード1301から各ライトバルブ600R、600G、600Bに冷却風が送風される。尚、シロッコファン1300から送風される冷却風は、図1に示されるように、らせん状に渦巻いた冷却風となっている。
シロッコファン1300から送風された冷却風は、各ライトバルブ600R、600G、600Bに送給される。各ライトバルブ600R、600G、600Bに冷却風が送風されることにより、ランプユニット1102からの投射光及び各ライトバルブ600R、600G、600Bの駆動によりに伴って発熱した各ライトバルブ600R、600G、600Bは冷却される。
次に、本実施の形態の液晶装置の全体の構成について説明する。図2は、本実施の形態を示す液晶装置の分解斜視図、図3は、図2の液晶パネルの平面図、図4は、図3中のIV-IV線に沿って切断した断面図、図5は、図2のプレート部材に液晶パネルを載置した状態を示す平面図である。
図2に示すように、液晶装置600は、プレート部材610と、液晶パネル100と、カバー部材620とにより主要部が構成されている。尚、本実施形態においては、ランプユニット1102からの投射光は、カバー部材620側から入射し、液晶パネル100を透過して、プレート部材610側から出射するものとして、以下、説明する。
即ち、図1に示すように、ダイクロイックプリズム1112に対し、各プレート部材610が対向するよう、各ライトバルブ600R、600G、600Bは、プロジェクタ1100内に配設されている。
図3、図4に示すように、液晶パネル100は、例えば、石英基板やガラス基板等を用いたTFT基板10と、該TFT基板10に対向配置される、例えばガラス基板や石英基板等を用いた対向基板20との間の内部空間に、電気光学物質である液晶50が介在されて構成される。対向配置されたTFT基板10と対向基板20とは、シール材52によって貼り合わされている。
TFT基板10の表面10fの液晶50と接する領域に、液晶パネル100の表示領域40を構成するTFT基板10の表示領域10hが構成されている。また、表示領域10hに、画素を構成するとともに、後述する対向電極21とともに液晶50に駆動電圧を印加する画素電極9aがマトリクス状に配置されている。
また、対向基板20の表面20fの液晶50と接する領域に、液晶50に画素電極9aとともに駆動電圧を印加する対向電極21が設けられており、対向電極21の表示領域10hに対向する領域に、液晶パネル100の表示領域40を構成する対向基板20の表示領域20hが構成されている。
TFT基板10の画素電極9a上に、ラビング処理が施された配向膜16が設けられており、また、対向基板20上の全面に渡って形成された対向電極21上にも、ラビング処理が施された配向膜26が設けられている。各配向膜16、26は、例えば、ポリイミド膜等の透明な有機膜からなる。
また、TFT基板10の表示領域10hにおいては、複数本の図示しない走査線と複数本の図示しないデータ線とが交差するように配線され、走査線とデータ線とで区画された領域に画素電極9aがマトリクス状に配置される。そして、走査線とデータ線との各交差部分に対応して図示しない薄膜トランジスタ(TFT)が設けられ、このTFT毎に画素電極9aが接続されている。
TFTは走査線のON信号によってオンとなり、これにより、データ線に供給された画像信号が画素電極9aに供給される。この画素電極9aと対向基板20に設けられた対向電極21との間の電圧が液晶50に印加される。
対向基板20に、液晶パネル100の表示領域40を規定する額縁としての遮光膜53が設けられている。
液晶50がTFT基板10と対向基板20との間の空間に、既知の液晶注入方式で注入される場合、シール材52は、シール材52の1辺の一部において欠落して塗布されている。
シール材52の欠落した箇所は、該欠落した箇所から貼り合わされたTFT基板10及び対向基板20との間の空間において、シール材52により囲まれた領域に液晶50を注入するための切り欠きである液晶注入口108を構成している。液晶注入口108は、液晶注入後、封止材109によって封止される。
シール材52の外側の領域に、TFT基板10の図示しないデータ線に画像信号を所定のタイミングで供給して該データ線を駆動するドライバであるデータ線駆動回路101と外部回路との接続のための外部接続端子102とが、TFT基板10の1辺に沿って設けられている。尚、外部接続端子102は、対向基板20に設けられていても構わない。
外部接続端子102に、液晶パネル100を、プレート部材610及びカバー部材620とともに、プロジェクタ1100(図1参照)等の電子機器と電気的に接続する、特定の長さを有する柔軟な外部基板であるフレキシブル配線基板(Flexible Printed Circuits、以下FPCと称す)112の一端が接続されている。FPC112の他端がプロジェクタ1100等の電子機器に接続されることにより、液晶パネル100と電子機器とは電気的に接続される。
外部接続端子102が設けられたTFT基板10の1辺に隣接する2辺に沿って、TFT基板10の図示しない走査線及びゲート電極に、走査信号を所定のタイミングで供給することにより、ゲート電極を駆動するドライバである走査線駆動回路103、104が設けられている。走査線駆動回路103、104は、シール材52の内側の遮光膜53に対向する位置において、TFT基板10上に形成されている。
また、TFT基板10上に、データ線駆動回路101、走査線駆動回路103、104、外部接続端子102及び上下導通端子107を接続する配線105が、遮光膜53の3辺に対向して設けられている。
上下導通端子107は、シール材52のコーナー部の4箇所のTFT基板10上に形成されている。そして、TFT基板10と対向基板20相互間に、下端が上下導通端子107に接触し上端が対向電極21に接触する上下導通材106が設けられており、該上下導通材106によって、TFT基板10と対向基板20との間で電気的な導通がとられている。
また、TFT基板10の裏面10rに、TFT基板10と平面上、略同じ大きさを有する防塵ガラス30が貼着されている。同様に、対向基板20の裏面20rに、対向基板20と平面上、略同じ大きさを有する防塵ガラス31が貼着されている。尚、防塵ガラス30、31は、TFT基板10及び対向基板20の各裏面10r、20rの各表示領域10h、20hに塵埃等が付着するのを防止する。
図2に示すように、プレート部材610は、平面視した状態で、略四角形状を有する薄板状部材から構成されており、液晶パネル100の一面、例えばTFT基板10に貼着された防塵ガラス30が、載置面610sに接着される構成を有している。
具体的には、プレート部材610は、例えば、窓部615と、強度補強部614と、対向する一対の側壁613、633と、カバー部材固定孔612a、612bと、取り付け孔611a、611b、611c、611d、611e(以下、611a〜611eと称す)とを有して主要部が構成されている。
窓部615は、プレート部材610の載置面610sに、平面視した状態で略四角状に形成された貫通孔からなる開口であり、載置面610sに、液晶パネル100の表示領域40と略同じ大きさに開口されている。窓部615は、液晶パネル100を透過した投射光を、ダイクロイックプリズム1112に向けて出射させるための開口である。
よって、液晶パネル100は、プレート部材610の載置面610sにおける窓部615の周辺領域に、防塵ガラス30の表示領域40の周辺領域が接するよう、プレート部材610に固定されている。尚、防塵ガラス30の表示領域40の周辺領域は、プレート部材610の載置面610sにおける窓部615の周辺領域に、例えば熱硬化型接着剤、具体的にはシリコン接着剤により、接着固定されている。
強度補強部614は、プレート部材610に加工された、またはプレート部材610に接着された断面形状が凸状の部材であり、プレート部材610の強度を補強するための部材である。
対向する一対の側壁613、633は、プレート部材610の載置面610s近傍の対向する2辺から、上方に起立するよう折り曲げられて形成された側壁である。また、図5に示すように、載置面610sに接着されている液晶パネル100と、一対の側壁613、633との間には、例えば紫外線硬化型接着剤等の光硬化型接着剤から構成された接着剤150が、部分的に充填されている。
具体的には、一方の側壁613と液晶パネル100との間に充填された接着剤150と、他方の側壁633と液晶パネル100との間に充填された接着剤150とは平面視した状態で互いに千鳥配置されて充填されている。この千鳥配置されて充填された接着剤150により、液晶パネル100は、一対の側壁613、633に固定されている。
尚、千鳥配置された接着剤150とは、離間して部分的に充填された接着剤150同士が、平面視した状態で対向することがないよう、平面視した状態で、側壁613側の接着剤150と側壁633側の接着剤150とが互い違いに配置された接着剤150の状態を示す。
また、光硬化型接着剤から構成された接着剤150は、載置面610sに液晶パネル100が載置された際、光が照射され短時間で硬化されることにより、プレート部材610に液晶パネル100を仮固定する仮固定用接着剤を構成している。
一対の側壁613、633の各外側面613g、633g(図5参照)は、プレート部材610に対し、カバー部材620が組み付けられた際、該カバー部材620の内側面が接触する。このことにより、液晶パネル100からプレート部材610へと伝わった熱は、一対の側壁613、633を介してカバー部材620へと伝達される。
カバー部材固定孔612a、612bは、プレート部材610にカバー部材620が組み付けられた際、カバー部材620に形成された図示しない凸部がそれぞれ嵌合される貫通孔である。その結果、プレート部材610にカバー部材620が固定される。
取り付け孔611a〜611dは、液晶装置600を、図1に示したように、プロジェクタ1100内に、ライトバルブとして取り付ける際に用いられる貫通孔であり、取り付け孔611a〜611dは、プレート部材610の四隅に設けられている。即ち、液晶装置600は、プロジェクタ1100内に、4点で固定される。
取り付け孔611eは、取り付け孔611a〜611dのうち、取り付け孔611c及び611dとともに、平面視した状態で三角形を形成するように設けられた貫通孔である。取り付け孔611eは、取り付け孔611c及び611dとともに、プロジェクタ1100内に、液晶装置600を3点で固定するための貫通孔である。
カバー部材620は、平面視した状態で、略四角状を有するとともに、断面形状が略凹状を有する部材であって、液晶パネル100を覆った状態で、プレート部材610に組み付けられる部材である。
カバー部材620は、液晶パネル100の表示領域40外の周辺領域における光抜けを防止するとともに、周辺領域からの光が表示領域40内に進入するのを遮光する部材であり、好ましくは遮光性の樹脂、金属等から構成されている。
また、カバー部材620は、プレート部材610、液晶パネル100に対するヒートシンクとしても機能することから、熱伝導率の比較的大きい材料、より具体的には、アルミニウム、マグネシウム、銅、またはこれらそれぞれの合金等から構成されていることが好ましい。
カバー部材620は、冷却風導入部622と、カバー本体部623と、冷却風排出部624と、図示しない2つの凸部とにより主要部が構成されている。
2つの凸部は、上述したように、カバー部材620がプレート部材610に組み付けられた際、カバー部材固定孔612a、612bに嵌入することにより、カバー部材620をプレート部材610に固定する部材である。尚、2つの凸部は、図示しないが、冷却風導入部622に形成されている。
カバー本体部623は、略直方体形状に形成された部位であり、冷却風導入部622及び冷却風排出部624間に挟まれて、カバー部材620に位置している。
カバー本体部623は、窓部625及びサイドフィン部628を具備している。窓部625は、カバー本体部623に形成された、平面視した状態で略四角状の貫通孔からなる開口であり、液晶パネル100の表示領域40と平面視した状態で略同じ大きさに開口されている。窓部625は、ランプユニット1102からの投射光を、液晶パネル100への導くための開口である。
サイドフィン部628は、カバー本体部623の冷却風導入部622及び冷却風排出部624と接しない対向する両側面にそれぞれ形成されている。サイドフィン部628は、カバー部材620の表面積を増加させ、カバー部材620の放熱作用を促進させる部材である。
冷却風導入部622は、テーパ部622T及び導風板622Pを有している。テーパ部622T及び導風板622Pは、シロッコファン1300から送風される冷却風を、プレート部材610の一対の側壁613、633に接触する部位を有するカバー本体部623へと導く部位である。
冷却風排出部624は、図示しないFPC導出部と、リアフィン部624Fとを有しており、カバー本体部623に導入された冷却風を、カバー本体部623に一対の側壁613、633を介して液晶パネル100及びプレート部材610から伝熱された熱とともに、カバー本体部623から排出する部位である。
FPC導出部は、カバー部材620に覆われた液晶パネル100の外部接続端子102に固定されたFPC112を、カバー部材620及びプレート部材610外に導出させる開口が形成された部材である。尚、リアフィン部624Fも、カバー部材620の表面積を増加させ、カバー部材620の放熱作用を促進させる部材である。
次に、このように構成された液晶装置600の製造方法を、上述した図1〜図5、及び図6を用いて説明する。図6は、図2の液晶装置の製造方法を概略的に示すフローチャートである。
尚、以下に示す液晶装置の製造方法においては、液晶パネルの製造方法については、周知であるため、その説明は省略する。
先ず、図6のステップS1において、液晶パネル100を、プレート部材610の載置面610sに載置するパネル載置工程を行う。具体的には、平面視した状態で、一対の側壁613、633間において、載置面610sにおける窓部615の周辺領域に、防塵ガラス30の表示領域40の周辺領域が接するとともに、FPC112が、強度補強部614に対向するよう、液晶パネル100を、位置精度良く、例えば熱硬化型のシリコン接着剤を介して、プレート部材610の載置面610sに載置、接着する接着工程を行う。
次いで、ステップS2において、一対の側壁613、633と、液晶パネル100との間に、具体的には、一対の側壁613、633と、TFT基板10及び防塵ガラス30との間に、例えば光硬化型接着剤から構成された接着剤150を、図5に示すように、平面視した状態で互いに千鳥配置されるよう部分的に塗布する接着剤塗布工程を行う。より具体的には、接着剤塗布工程では、平面視した状態で、側壁613側の接着剤150と側壁633側の接着剤150とが互い違いに配置されるよう、接着剤150を部分的に塗布する。
次いで、ステップS3において、各接着剤150に、光を照射して、各接着剤150を硬化させ、一対の側壁613、633、即ちプレート部材610に対して液晶パネル100を仮固定するパネル仮固定工程を行う。
次いで、ステップS4において、液晶パネル100をプレート部材610ともに、焼成炉等で熱処理することにより、上述した熱硬化型のシリコン接着剤を硬化させて、液晶パネル100を、プレート部材610に固定するパネル本固定工程を行う。尚、パネル本固定工程においては、熱を付与した状態での液晶パネル100の各種検査も行う。
最後に、ステップS5において、カバー部材620を、液晶パネル100を覆うように、プレート部材610に組み付けるカバー部材組み付け工程を行う。具体的には、カバー部材620の上述した2つの凸部を、プレート部材610のカバー部材固定孔612a、612bに嵌入させ、2つの凸部により、カバー部材620をプレート部材610に固定する。この際、液晶パネル100のFPC112は、カバー部材620の冷却風排出部624に形成された上述したFPC導出部の開口から、カバー部材620外に導出される。
このように、本実施の形態においては、液晶パネル100を、プレート部材610に仮固定するための接着剤150が、液晶パネル100と、プレート部材610の一対の側壁613、633との間において、平面視した状態で千鳥配置されて部分的に充填されていると示した。また、接着剤150を、液晶パネル100と、プレート部材610の一対の側壁613、633との間において、平面視した状態で部分的に千鳥状に塗布すると示した。
このことによれば、熱硬化型接着剤を熱により硬化させ、プレート部材610に対して液晶パネル100を固定するパネル本固定工程によって、温度変化によってプレート部材610、液晶パネル100及び仮固定用の接着剤150が膨張収縮することに伴い、硬化された接着剤150から液晶パネル100に対して付与される応力が、接着剤150が千鳥状に塗布されて部分的に充填されているため分散する。
このことから、液晶パネル100に対して、硬化された接着剤150により応力が局所的に集中して付与されてしまうことを確実に防止することができるため、液晶パネル100の表示品位及び信頼性の向上を図ることができる。
また、パネル本固定工程において、熱を付与した状態での液晶パネル100の各種検査を行うことができることから、熱処理を1回して、熱硬化型接着剤を硬化させ、液晶パネル100を、プレート部材610に固定した後、再度熱処理して、熱を付与した状態での液晶パネル100の各種検査を行う従来の製造工程よりも、液晶パネル100に対し、熱処理工程を1工程減らすことができるため、製造工程の短縮化を図ることができる。
尚、以下、変形例を、図7を用いて示す。図7は、図5の接着剤の塗布位置の変形例をプレート部材及び液晶パネルとともに示す断面図である。
本実施の形態においては、図5に示すように、プレート部材610の一対の側壁613、633と、TFT基板10及びカバーガラス30との間に、仮止め用接着剤150を、平面視した状態で千鳥状に塗布すると示した。即ち接着剤150は、千鳥配置されて部分的に充填されていると示した。
これに限らず、平面視した状態で、接着剤150が千鳥配置されて部分的に充填されていることに加えて、図7に示すように、TFT基板10と対向基板20とを結ぶ高さ方向に互い違いとなるよう、接着剤150を塗布すれば応力分散の効果がさらに向上する。具体的には、平面視した状態で千鳥配置された接着剤150の内、対向基板20及び防塵ガラス31と側壁613との間にも、接着剤150が塗布されていても構わない。
また、本実施の形態においては、液晶パネル100と一対の側壁613、633との間に千鳥配置された接着剤150は、図5に示すように、4個配置された例を挙げて示したが、これに限らず、平面視した状態で部分的に千鳥配置されておれば、2個以上であれば、何個配置されていても構わない。
さらに、本実施の形態においては、液晶パネル100と、一対の側壁613、633との間に千鳥配置された接着剤150は、仮固定用の接着剤であると示したが、これに限らず、例えば熱硬化型接着剤から構成された本固定用接着剤であっても同様の効果を得ることができる。
また、液晶パネルは、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、上述した液晶パネルは、TFT(薄膜トランジスタ)等のアクティブ素子(能動素子)を用いたアクティブマトリクス方式の液晶表示モジュールを例に挙げて説明したが、これに限らず、TFD(薄膜ダイオード)等のアクティブ素子(能動素子)を用いたアクティブマトリクス方式の液晶表示モジュールであっても構わない。
さらに、本実施の形態においては、電気光学装置は、液晶装置を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、エレクトロルミネッセンス装置、特に、有機エレクトロルミネッセンス装置、無機エレクトロルミネッセンス装置等や、プラズマディスプレイ装置、FED(Field Emission Display)装置、SED(Surface−Conduction Electron−Emitter Display)装置、LED(発光ダイオード)表示装置、電気泳動表示装置、薄型のブラウン管または液晶シャッター等を用いた装置などの各種の電気光学装置に適用できる。
また、電気光学装置は、半導体基板に素子を形成する表示用デバイス、例えばLCOS(Liquid Crystal On Silicon)等であっても構わない。LCOSでは、素子基板として単結晶シリコン基板を用い、画素や周辺回路に用いるスイッチング素子としてトランジスタを単結晶シリコン基板に形成する。また、画素には、反射型の画素電極を用い、画素電極の下層に画素の各素子を形成する。
また、電気光学装置は、片側の基板の同一層に、一対の電極が形成される表示用デバイス、例えばIPS(In-Plane Switching)や、片側の基板において、絶縁膜を介して一対の電極が形成される表示用デバイスFFS(Fringe Field Switching)等であっても構わない。
さらに電子機器は、本発明による電気光学装置を備えて実現できるものであれば、上述したプロジェクタ1100に限らず、テレビジョン受像機、ビューファインダ型またはモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた装置等の各種の電子機器に適用することができる。
本実施の形態の液晶装置が3つ配設されたプロジェクタの構成を示す図。 本実施の形態を示す液晶装置の分解斜視図。 図2の液晶パネルの平面図。 図3中のIV-IV線に沿って切断した断面図。 図2のプレート部材に液晶パネルを載置した状態を示す平面図。 図2の液晶装置の製造方法を概略的に示すフローチャート。 図5の接着剤の塗布位置の変形例をプレート部材及び液晶パネルとともに示す断面図。
符号の説明
100…液晶パネル、150…接着剤、600…液晶装置、610…プレート部材、613…側壁、633…側壁、1100…プロジェクタ。

Claims (5)

  1. 対向する一対の側壁を有するプレート部材に対し、前記一対の側壁間に電気光学パネルが載置されて固定された電気光学装置であって、
    前記一対の側壁のそれぞれと前記電気光学パネルとの間に、接着剤が部分的に充填され、
    前記一対の側壁のうち一方の側壁と前記電気光学パネルとの間に充填された接着剤と、前記一対の側壁のうち他方の側壁と前記電気光学パネルとの間に充填された接着剤とは平面視した状態で互いに千鳥配置されていることを特徴とする電気光学装置。
  2. 対向する一対の側壁を有するプレート部材に対し、前記一対の側壁間に電気光学パネルを載置するパネル載置工程と、
    前記一対の側壁のうち一方の側壁と前記電気光学パネルとの間及び前記一対の側壁のうち他方の側壁と前記電気光学パネルとの間に、接着剤を、平面視した状態で互いに千鳥配置されるよう部分的に塗布する接着剤塗布工程と、
    を具備することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  3. 前記接着剤は、光硬化型接着剤から構成された仮固定用接着剤であり、
    前記仮固定用接着剤に、光を照射して前記仮固定用接着剤を硬化させ、前記プレート部材に対して前記電気光学パネルを仮固定するパネル仮固定工程を具備していることを特徴とする請求項2に記載の電気光学装置の製造方法。
  4. 前記パネル載置工程において、前記プレート部材に対して熱硬化型接着剤を介して前記電気光学パネルを接着する接着工程を具備しており、
    前記熱硬化型接着剤に熱を付与して、前記熱硬化型接着剤を硬化させ、前記プレート部材に対して前記電気光学パネルを固定するパネル本固定工程を具備していることを特徴とする請求項2または3に記載の電気光学装置の製造方法。
  5. 対向する一対の側壁を有するプレート部材に対し、前記一対の側壁間に電気光学パネルが載置されて固定された電気光学装置を備える電子機器であって、
    前記一対の側壁のそれぞれと前記電気光学パネルとの間に、接着剤が部分的に充填され、
    前記一対の側壁のうち一方の側壁と前記電気光学パネルとの間に充填された接着剤と、前記一対の側壁のうち他方の側壁と前記電気光学パネルとの間に充填された接着剤とは平面視した状態で互いに千鳥配置されていることを特徴とする電気光学装置を備える電子機器。
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