JP2008070200A - 湿度センサ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】異物が感湿膜に与える影響による出力特性の変動を低減し、精度良く湿度を検出することができる湿度センサ装置を提供する。
【解決手段】感湿膜形成面に電極パッド230が設けられたセンサチップ200と、表面にランド320が設けられた回路基板300と、電極パッド230上に設けられ、電極パッド230とランド320とを電気的に接続するバンプ電極400と、センサチップ200と回路基板300との対向面間の間隙を埋めるアンダーフィル500とを備える湿度センサ装置100であって、アンダーフィル500のうち、少なくとも電極パッド230、バンプ電極400、及びランド320の接合部の周囲領域を除く配置領域を、感湿膜216を構成する主成分と同一の主成分を含む構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、湿度センサ装置に関するものである。
従来、例えば特許文献1に示されるように、基板上の同一平面に設けられた一対の電極間に感湿膜を介在させてなる湿度センサが知られている。
このような構成の湿度センサは、例えば処理回路等が構成された基板上に実装されて湿度センサ装置として構成されるが、従来は感湿膜形成面の裏面を実装面として基板に実装される。したがって、感湿膜が基板側ではなく外部に向いて配置されており、異物(例えばタバコのヤニ等)の付着や異物の衝突による破損によって、出力特性が変動する恐れがある。
これに対し、上述の湿度センサに対して例えば特許文献2に示される構成を採用し、感湿膜形成面を実装面として基板上にフリップチップ実装することで、小型化しつつ感湿膜が外部に向いて配置されない構成とすることも考えられる。
特開2002−243690号公報 特開2001−35889号公報
ところで、フリップチップ実装においては、湿度センサと基板の対向面間の間隙がアンダーフィルによって埋められる。しかしながら、アンダーフィルの構成材料としては、一般的に主成分としてエポキシ樹脂を含むエポキシ系材料が用いられている。したがって、このようなアンダーフィルによって感湿膜が被覆された状態では、精度良く湿度を検出することができない。
本発明は上記問題点に鑑み、異物が感湿膜に与える影響による出力特性の変動を低減し、精度良く湿度を検出することができる湿度センサ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の湿度センサ装置は、基板と、基板上の同一平面に離間して対向配置された一対の検出電極と、基板上であって、少なくとも一対の検出電極間に設けられた感湿膜と、基板の感湿膜形成面と同一面上に設けられ、検出電極と電気的に接続された電極パッドと、を有する湿度センサと、電極パッドに対応して端子電極が設けられ、湿度センサが実装される基材と、電極パッド上に設けられ、電極パッドと端子電極とを電気的に接続するバンプ電極と、湿度センサと基材との対向面間の間隙を埋め、少なくとも電極パッド、バンプ電極、及び端子電極の接合部の周囲領域を除く配置領域が、感湿膜を構成する主成分と同一の主成分を含んで構成されたアンダーフィルと、を備えることを特徴とする。
このように本発明によれば、アンダーフィルのうち、少なくとも接合部の周囲領域を除く配置領域が、感湿膜を構成する主成分と同一の主成分を含んで構成されている。すなわち、少なくとも接合部の周囲領域を除く配置領域において、アンダーフィルの吸放湿性が向上されている。したがって、従来のアンダーフィルを用いる構成よりも、精度良く湿度を検出することができる。なお、接合部の周囲領域とは、電極パッドとバンプ電極、バンプ電極と端子電極の各接合部だけでなく、電極パッド、バンプ電極、及び端子電極自身の周囲も含むものである。
また、湿度センサは基材にフリップチップ実装されており、感湿膜が外部側ではなく基材側に向いている。すなわち、異物(例えばタバコのヤニ等)の付着や異物の衝突による破損といった直接的な影響を、感湿膜が従来よりも受けにくい構成となっている。また、アンダーフィルは、湿度センサと基材との対向面間(すなわち、従来の感湿膜の配置よりも回路基板側)に配置されている。すなわち、異物(例えばタバコのヤニ等)の付着や異物の衝突による破損といった直接的な影響を、アンダーフィルが従来配置の感湿膜よりも受けにくい構成となっている。仮にアンダーフィルが異物による影響を受けたとしても、感湿膜への影響は間接的である。したがって、異物が感湿膜に与える影響による出力特性の変動を従来よりも低減することができる。さらに、湿度センサが基材にフリップチップ実装されているので、湿度センサ装置の体格を小型化することができる。
また、アンダーフィルは、湿度センサと基材との対向面間の間隙を埋めるように配置されているので、湿度センサと基材とを機械的に接合して、両者の固定状態を安定化することができる。
請求項2に記載のように、アンダーフィルは、すべての領域において、感湿膜を構成する主成分と同一の主成分を含んで構成されても良い。これによれば、より精度良く湿度を検出することができる。より好ましくは、請求項3に記載のように、すべての領域において、感湿膜と同一の材料を用いて構成されると、さらに効果的である。
請求項4に記載のように、すべての領域において、感湿膜の構成材料よりも耐湿性を有する材料を用いて構成されても良い。これによれば、請求項2に記載の構成において、端子電極とバンプ電極(これらの接合部を含む)の耐食性を向上することができる。また、請求項5に記載のように、アンダーフィルのうち、接合部の周囲領域を除く配置領域が感湿膜と同一の材料を用いて構成され、接合部の周囲領域が感湿膜の構成材料よりも耐湿性を有する材料を用いて構成されても良い。これによれば、より精度良く湿度を検出しつつ、接合部の耐食性を向上することができる。なお、この構成においては、感湿膜の構成材料よりも耐湿性を有する材料として、請求項4に記載の材料だけでなく、感湿膜を構成する主成分を含まない材料を採用することができる。このような構成とすると、接合部の耐食性を請求項4に記載の構成よりも向上することができる。
請求項6に記載のように、バンプ電極及び端子電極はそれぞれ貴金属(例えば金)を用いて構成され、直接的に接合(例えば超音波接合)された構成としても良い。それ以外にも、請求項7に記載のように、バンプ電極と端子電極との間に、導電性接着剤で構成され、バンプ電極と端子電極を電気的に接続する導電性接着層を備える構成としても良いし、請求項8に記載のように、バンプ電極がはんだを用いて構成されても良い。いずれの構成としても、電気的な接続状態を確保することができる。特に請求項6に記載の構成とすれば、アンダーフィルの耐湿性に係わらず、端子電極とバンプ電極(接合部含む)の耐食性を向上することができる。また、請求項7又は請求項8に記載の構成とすれば、請求項6に記載の構成に比べて、製造を容易とすることができる。
なお、基材としては、請求項9に記載のように一部が開口され、湿度センサ及び基材が固定されたケースを採用することができる。それ以外にも、請求項10に記載のように、端子電極としてランドが設けられた回路基板を採用することができる。
請求項10に記載の構成においては、請求項11に記載のように、基材が、アンダーフィルとの接触面とその裏面との間を貫通する第1貫通孔を有し、一部が開口され、湿度センサ及び基材が固定されたケースを基材とは別に備え、基材(回路基板)の端子電極配置面(ランド形成面)の裏面とケースとの間に複数のスペーサが互いに離間して配置され、アンダーフィルが、第1貫通孔を介して外部と通気状態とされた構成としても良い。
これによれば、アンダーフィルのうち、外部雰囲気に晒される部位が増やすことができるので、第1貫通孔を有さない構成と比べて、より精度良く湿度を検出することができる。また、アンダーフィルのうち、第1貫通孔を介して外部雰囲気に晒される部位は、第1貫通孔を介してケースと対向し、スペーサによる基材とケースとの間の隙間を介して外部と通気状態とされている。すなわち、第1貫通孔を介して外部雰囲気に晒される部位が外部に向いて配置されていないので、異物がアンダーフィルを介して間接的に感湿膜に与える影響による出力特性の変動を、第1貫通孔を有さない構成と同様に低減することができる。
なお、請求項12に記載のように、基材(回路基板)の平面方向において、第1貫通孔は感湿膜と少なくとも一部が重なるように設けられることが好ましい。これによれば、外部雰囲気に晒される部位と感湿膜との距離が短くなるので、より精度良く湿度を検出することができる。
また、請求項13に記載のように、アンダーフィルが、紫外線によって硬化する紫外線硬化剤を含む構成としても良い。これによれば、ケースに固定する前に、第1貫通孔を介して紫外線を照射することで、短時間でアンダーフィルを硬化させることができる。
次に、請求項14に記載の湿度センサ装置は、基板と、基板上の同一平面に離間して対向配置された一対の検出電極と、基板上であって、少なくとも一対の検出電極間に設けられた感湿膜と、基板の感湿膜形成面と同一面上に設けられ、検出電極と電気的に接続された電極パッドと、を有する湿度センサと、電極パッドに対応して端子電極が設けられ、湿度センサが実装される基材と、電極パッド上に設けられ、電極パッドと端子電極とを電気的に接続するバンプ電極と、湿度センサと基材との対向面間において、少なくとも電極パッド、バンプ電極、及び端子電極の接合部の周囲領域を含んで部分的に配置されるアンダーフィルとを備え、湿度センサと基材との対向面間に、感湿膜を外部と通気状態とさせる空洞部が構成されていることを特徴とする。
このように本発明においても、請求項1に記載の発明同様、湿度センサが感湿膜形成面側を実装面として基材にフリップチップ実装されており、感湿膜が基材側に向いて配置されている。また、アンダーフィルは、湿度センサと基材との対向面間(従来の感湿膜の配置よりも基材側)に配置されている。したがって、異物(例えばタバコのヤニ等)の付着や異物の衝突による破損によって、従来よりも感湿膜が影響(直接的又はアンダーフィルによる間接的な影響)を受けにくいので、異物が感湿膜に与える影響による出力特性の変動を低減することができる。なお、接合部の周囲領域とは、請求項1に記載の発明同様、電極パッドとバンプ電極、バンプ電極と端子電極の各接合部だけでなく、電極パッド、バンプ電極、及び端子電極自身の周囲も含むものである。
また、アンダーフィルが部分的に配置されることで、湿度センサと基材との対向面間に、空洞部が設けられ、この空洞部を介して感湿膜が外部雰囲気にさらされている。したがって、従来の材料を用いたアンダーフィルによって、湿度センサと基材との対向面間を埋める構成に比べて、精度良く湿度を検出することができる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る湿度センサ装置の概略構成を示す図であり、(a)は感湿膜形成面の裏面側から見た平面図、(b)は(a)のA−A線に沿う断面図である。図2は、センサチップのうち、検出部付近の概略構成を示す図であり、(a)は感湿膜形成面側から見た平面図、(b)は(a)のB−B線に沿う断面図である。
図1(a),(b)に示すように、湿度センサ装置100は、要部として、基板210に湿度を検出する検出部220が構成されたセンサチップ200と、センサチップ200が実装される回路基板300と、センサチップ200の電極パッド230上に設けられ、電極パッド230と回路基板300のランド320とを電気的に接続するバンプ電極400と、センサチップ200と回路基板300の対向面間の間隙を埋めるアンダーフィル500と、を含むものである。
センサチップ200は、特許請求の範囲に記載の湿度センサに相当するものであり、湿度の変化に対応して電気信号を出力する電子式の検出部220を有している。このような検出部220としては、抵抗変化型や静電容量変化型のものがある。本実施形態においては、その一例として静電容量変化型の検出部220を採用している。
具体的には、図2(a),(b)に示すように、例えばシリコンからなる基板210上には、例えば酸化シリコンからなる絶縁膜211を介して、一対の検出電極212,213が離間して対向するように形成されている。検出電極212,213は、図2(a)に示されるように、各検出電極212,213が、共通電極部212a,213aと、この共通電極部212a,213aから一方向に延びる複数の櫛歯電極部212b,213b(本例においては各5本)とを有している。そして、検出電極212,213を構成するそれぞれの櫛歯電極部212b,213bが交互に並んで噛み合うように、一対の検出電極212,213が形成されている。検出電極212,213は、例えばアルミ、銅、金、白金等の低抵抗金属材料を基板210上に蒸着やスパッタリング等の手法によって付着させ、その後、フォトリソグラフィー処理により、櫛歯状パターンにパターニングすることによって形成される。本実施形態に係る検出電極212,213は、アルミを用いて形成されている。
また、基板210上には、検出電極212,213及びその電極間を覆うように、例えば窒化シリコンからなる保護膜214が形成されている。この保護膜214は、例えばプラズマCVD法等により、基板210上の各部において同じ厚さをもつように堆積されている。この保護膜214は、検出電極212,213や検出電極212,213に接続された配線215の、水分による腐食等を防止するためのものである。検出電極212,213や配線215に水分に対する耐食性がある場合には、保護膜214のない構成を採用することもできる。なお、配線215のうち、検出電極212,213と接続されない側の端部が保護膜214から露出され、電極パッド230となっている。この電極パッド230は、基板210に対し、検出電極212,213と同一側の表面に形成されている。
保護膜214上には、少なくとも一対の検出電極212,213間(本実施形態においては検出電極212,213間とそれぞれの電極212,213上)を覆うように、感湿膜216が形成されている。感湿膜216は、例えばポリイミドの前駆体であるワニス状のポリアミド酸を所定粘度に調整して保護膜214上に配置し、所定温度で加熱することにより閉環させてイミド化することにより形成されている。すなわち、本実施形態においては、ポリイミドを主成分とするポリイミド系の材料を用いて感湿膜216が構成されている。
このように検出部220は、基板210の同一面側に形成された、検出電極212,213と感湿膜214を(本実施形態においては、絶縁膜211、保護膜214も)含んで構成されている。すなわち、感湿膜216によって被覆された領域が検出部220の形成領域である。このように構成される検出部220において、感湿膜216中に水分が浸透すると、水分は比誘電率が大きいため、その浸透した水分量に応じて、感湿膜216の比誘電率が変化する。その結果、感湿膜216を誘電体の一部として一対の検出電極212,213によって構成されるコンデンサの静電容量が変化する。感湿膜216内に含まれる水分量は、検出部220の周囲湿度に対応するため、一対の検出電極212,213間の静電容量から湿度を検出することができる。
回路基板300は、配線パターンや配線パターン間を接続するビアホール(ともに図示略)等を形成してなる基板310に、マイコン、抵抗、コンデンサ等の電子部品(図示略)を実装してなるものである。本実施形態においては、センサチップ200の出力を補正する補正回路や静電容量の変化量を検出するための信号処理回路等が構成されている。また、基板310の一表面上には、配線パターンのうち、レジスト(図示略)から露出された電極部分としてランド320が形成されている。本実施形態に係るランド320は金を材料として構成されている。なお、本実施形態においては、回路基板300が特許請求の範囲に記載の基材に相当し、ランド320が端子電極に相当している。
バンプ電極400は、センサチップ200の電極パッド230上に設けられており、電極パッド230とランド320とを電気的に接続するものである。その形状及び構成材料は特に限定されるものではない。本実施形態に係るバンプ電極400は、金(金ワイヤ)を材料として構成されている。そして、超音波によってランド320と接合されている。
アンダーフィル500は、センサチップ200と回路基板300との対向面間において、少なくとも電極パッド230、バンプ電極400、及びランド320の接合部の周囲領域に配置され、これらを保護するものである。例えばアンダーフィル500によって、センサチップ200と回路基板300との線膨張係数差に基づく応力を緩和し、接合部の接続信頼性を向上することができる。なお、接合部の周囲領域とは、電極パッド230とバンプ電極400、バンプ電極400とランド320の各接合部だけでなく、電極パッド230、バンプ電極400、及びランド320自身の周囲も含んでいる。本実施形態においては、図1(a),(b)に示すように、アンダーフィル500は、センサチップ200と回路基板300との対向面間の間隙を埋める(封止する)ように配置されている。このような構成とすると、センサチップ200と回路基板300とをアンダーフィル500によって機械的に接合して、両者の固定状態を安定化することができる。
本実施形態においては、センサチップ200と回路基板300との対向面間のすべての領域において、アンダーフィル500が、感湿膜216を構成する主成分(本実施形態においてはポリイミド)と同一の主成分を含んで構成されている。より詳しくは、すべての領域において、感湿膜216と同一の材料(本実施形態においてはポリイミド系材料)を用いて構成されている。
次に、このように構成される湿度センサ装置100の組み付け手順について、その一例を説明する。先ず、感湿膜216等の形成されたセンサチップ200を準備し、センサチップ200の電極パッド230上に、金ワイヤを用いてバンプ電極400を形成する。次に、ランド320と対応するバンプ電極400が接するように、センサチップ200を回路基板300上に搭載する。そして、ランド320とバンプ電極400が位置決めされた状態で、超音波接合により、ランド320とバンプ電極400を接合する。接合後、導通試験を経た後、アンダーフィル500を構成するために、ポリイミドの前駆体であるワニス状のポリアミド酸を所定粘度に調整してセンサチップ200と回路基板300との間の間隙に注入(本実施形態においてはディスペンサによる)して、間隙を封止する。そして、加熱することにより硬化(イミド化)させて、アンダーフィル500が形成される。
このように本実施形態に係る湿度センサ装置100によれば、アンダーフィル500がセンサチップ200と回路基板300との対向面間の間隙を埋めるように配置され、すべての領域において、感湿膜216を構成する主成分と同一の主成分を含んで構成されている。すなわち、アンダーフィル500の吸放湿性が従来よりも向上されている。したがって、感湿膜216がアンダーフィル500を介して水分を吸放湿しやすいので、従来のアンダーフィル500を用いた場合よりも、精度良く湿度を検出することができる。特に本実施形態においては、アンダーフィル500が、感湿膜216と同一の材料を用いて構成されているので、より精度良く湿度を検出することができる。
また、感湿膜形成面側を実装面として、センサチップ200を回路基板300にフリップチップ実装することで、感湿膜216(検出部220)を、外部側ではなく回路基板300側に向けた配置としている。すなわち、異物(例えばタバコのヤニ等)の付着や異物の衝突による破損といった直接的な影響を、感湿膜216が従来よりも受けにくい構成となっている。また、アンダーフィル500は、センサチップ200と回路基板300との対向面間(すなわち、従来の感湿膜の配置よりも回路基板側)に配置されている。すなわち、異物(例えばタバコのヤニ等)の付着や異物の衝突による破損といった直接的な影響を、アンダーフィル500が従来配置の感湿膜よりも受けにくい構成となっている。仮にアンダーフィル500が異物による影響を受けたとしても、感湿膜216に対しては間接的である。したがって、異物が感湿膜216に与える影響による出力特性の変動を従来よりも低減することができる。さらに、センサチップ200を回路基板300にフリップチップ実装しているので、湿度センサ装置100の体格を小型化することができる。
また、アンダーフィル500を、センサチップ200と回路基板300との対向面間の間隙を埋めるように配置しているので、センサチップ200と回路基板300の固定状態を安定化することができる。
なお、アンダーフィル500の吸放湿性を従来よりも向上すると、バンプ電極400、ランド320、及びその接合部の耐食性が低下することが懸念されるが、本実施形態においては、ランド320とバンプ電極400がともに金からなり、両者が超音波接合されているので、十分な耐食性を確保することができる。
また、本実施形態においては、センサチップ200と回路基板300との対向面間のすべての領域において、アンダーフィル500が、感湿膜216と同一の材料(本実施形態においてはポリイミド系材料)を用いて構成される例を示した。しかしながら、アンダーフィル500は、感湿膜216を構成する主成分と同一の主成分を含んで構成されていれば良い。例えば、図3に示すように、アンダーフィル500を、感湿膜216を構成する主成分(本実施形態においてはポリイミド)と同一の主成分を含みつつ、例えばポリイミド鎖の端末H(水素)をF(フッ素)と置換させ、感湿膜216よりも疎水性をもたせた材料を用いて構成しても良い。このような構成とすると、感湿膜216と同一の材料を用いた構成よりも若干吸放湿性は低下するものの、耐湿性(バンプ電極400、ランド320、及びその接合部の耐食性)を向上することができる。図3は、変形例を示す断面図である。
また、本実施形態においては、ランド320とバンプ電極400がともに金からなり、両者が超音波接合される例を示した。しかしながら、ランド320とバンプ電極400の構成材料、及び、これらの接合方法は上記例に限定されるものではない。例えば、図4に示すように、バンプ電極400とランド320との間に、導電性接着剤で構成され、バンプ電極400とランド320を電気的に接続する導電性接着層450を備える構成としても良い。導電性接着剤としては、公知のものを採用することができる。このような構成とすると、導電性接着剤の硬化(例えば加熱や紫外線照射)によって電気的な接続が可能であるので、製造工程を簡素化することができる。また、図5に示すように、バンプ電極400の構成材料としてはんだを採用しても良い。このような構成としても、製造工程を簡素化することができる。図4,5ともに、変形例を示す断面図である。なお、図4,5に示す構成の場合、耐食性の点で上述した構成よりも劣るので、好ましくは、図3に示す構成のアンダーフィル500を採用すると良い。
また、本実施形態においては、ディスペンサを用いて、センサチップ200と回路基板300の対向面間にアンダーフィル500を構成する材料を配置(注入)する例を示した。しかしながら、アンダーフィル500(の構成材料)の配置は上記例に限定されるものではない。例えば、アンダーフィル500として、シート状のフィルムを採用することもできる。この場合、所定位置に精度良くアンダーフィル500を配置することができる。ただし、シート状のフィルムを採用する場合、本実施形態に示す構成によれば、回路基板300上にアンダーフィル500を配置した後、センサチップ200を搭載してバンプ電極400とランド320とを接合する必要がある。したがって、本実施形態に示したように、バンプ電極400とランド320とを超音波接合する方法を採用すると良い。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を、図6に基づいて説明する。図6は、第2実施形態に係る湿度センサ装置100の概略構成を示す図であり、(a)は感湿膜形成面の裏面側から見た平面図、(b)は(a)のC−C線に沿う断面図である。
第2実施形態に係る湿度センサ装置100は、第1実施形態に示した湿度センサ装置100と共通するところが多いので、以下、共通部分については詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。
本実施形態においては、アンダーフィル500が、接合部の周囲領域とそれ以外の配置領域とで異なる材料を用いて構成されている点を特徴とする。具体的には、図6(a),(b)に示すように、センサチップ200と回路基板300との対向面間を埋める(封止する)ように配置されるアンダーフィル500のうち、接合部の周囲領域510は感湿膜216の構成材料(ポリイミド系材料)よりも耐湿性を有する材料を用いて構成されている。また、接合部の周囲領域510以外の配置領域520は、感湿膜216と同一の材料を用いて構成されている。なお、感湿膜216の構成材料よりも耐湿性を有する材料としては、感湿膜216を構成する主成分を含むもの(第1実施形態の図3参照)でも良いし、含まないものでも良い。本実施形態においては、耐食性をより向上させるために、公知のエポキシ系材料を採用している。
なお、本実施形態においては、第1実施形態同様、ディスペンサを用いて、センサチップ200と回路基板300の対向面間にアンダーフィル500を構成する材料を配置(注入)する構成を採用している。したがって、図6(a),(b)に示すように、対向面間のうち、もっとも近い側の開口端まで接合部の周囲領域510が延びている。そして、周囲領域510以外の配置領域520は、感湿膜216に接するとともに、対向面間の開口端を介して外部雰囲気に晒されている。例えば、第1実施形態に示した手順において、先に接合部の周囲領域510に対応する材料を注入して硬化し、その後、配置領域520に対応する材料を注入して硬化することで、本実施形態に係る湿度センサ装置100を構成することが可能である。
このように、本実施形態に係る湿度センサ装置100によれば、配置領域520のアンダーフィル500が、感湿膜216と同一材料によって構成されているので、第1実施形態に示した構成同様、精度良く湿度を検出することができる。また、接合部の周囲領域510のアンダーフィル500が、感湿膜216よりも耐湿性の高い材料を用いて構成されているので、第1実施形態に示した構成よりも、耐食性(バンプ電極400、ランド320、及びその接合部の耐食性)を向上することができる。したがって、バンプ電極400、ランド320、及びその接合部が、例えば第1実施形態の図4,5に示した構成であっても、接合部の耐食性を確保することが容易である。
なお、本実施形態においては、ディスペンサを用いて、センサチップ200と回路基板300の対向面間にアンダーフィル500を構成する材料を配置(注入)する例を示した。しかしながら、第1実施形態に示したように、アンダーフィル500として、シート状のフィルムを採用することもできる。特に本実施形態に示すように、アンダーフィル500の領域510,520によって、構成材料が異なる構成においては、シート状のフィルムを採用すると、所定位置に精度良くアンダーフィル500を配置することができる。
また、本実施形態においては、アンダーフィル500のうち、接合部の周囲領域510が感湿膜216を構成する主成分を含まない材料によって構成され、配置領域520が感湿膜216と同一材料によって構成される例を示した。しかしながら、接合部の周囲領域510が、感湿膜216を構成する主成分を含みつつ、感湿膜216よりも耐湿性の向上された材料によって構成されても良い。また、配置領域520が、感湿膜216を構成する主成分を含みつつ、感湿膜216とは異なる材料(完全一致ではない)によって構成されても良い。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態を、図7に基づいて説明する。図7は、第3実施形態に係る湿度センサ装置100の概略構成を示す図であり、(a)は感湿膜形成面の裏面側から見た平面図、(b)は(a)のD−D線に沿う断面図である。
第3実施形態に係る湿度センサ装置100は、第1実施形態に示した湿度センサ装置100と共通するところが多いので、以下、共通部分については詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。
本実施形態においては、湿度センサ装置100として、回路基板300に実装されたセンサチップ200が収容保護されるケースを備えるとともに、回路基板300に貫通孔が形成されている点を特徴とする。図7(a),(b)に示すように、回路基板300には、アンダーフィル500との接触面及びその裏面の間を貫通する第1貫通孔330が設けられている。この第1貫通孔330はアンダーフィル500の配置領域内に設けられている。第1貫通孔330の個数は特に限定されるものではない。本実施形態においては、回路基板300の平面方向において、感湿膜216を内包するように、1つの第1貫通孔330が設けられている。
ケース600は、一部が開口されており、これによりセンサチップ200が湿度を検出可能となっている。ケース600の構成材料及び形状は特に限定されるものではない。本実施形態においては、例えば耐熱性を有する樹脂を構成材料とし、一面が開口した箱状に設けられている。そして、箱状のケース600の底面601には、複数のスペーサ610を介して、回路基板300のランド形成面の裏面が固定(例えば接着)されている。
スペーサ610の構成材料は特に限定されるものではない。回路基板300との間で電気的な絶縁が必要であれば、樹脂やゴム等を採用することができる。本実施形態に係るスペーサ610は樹脂からなり、ケース600の底面601に接着固定されている。また、本実施形態においては、図7(a)に示すように、回路基板300の平面方向において、第1貫通孔330の形成領域を除く位置に、6個のスペーサ610が互いに離間して配置されている。したがって、第1貫通孔330の形成領域に対応するアンダーフィル500の部分は、第1貫通孔330を介してケース600の底面601と対向し、スペーサ610による回路基板300とケース600との間の隙間を介して、外部と通気状態とされている(外部雰囲気に晒されている)。
このように本実施形態に係る湿度センサ装置100によれば、アンダーフィル500のうち、外部雰囲気に晒される部位が増やすことができるので、第1実施形態と比べて、より精度良く湿度を検出することができる。
また、アンダーフィル500のうち、第1貫通孔330を介して外部雰囲気に晒される部位は、外部側ではなく、ケース600の底面に向いて配置されているので、異物がアンダーフィル500を介して間接的に感湿膜216に与える影響による出力特性の変動を低減することができる
また、回路基板300の平面方向において、感湿膜216を内包するように第1貫通孔330を設けているので、アンダーフィル500のうち、第1貫通孔330を介して外部雰囲気に晒される部位と感湿膜216との距離が短く、より精度良く湿度を検出することができる。なお、第1貫通孔330が感湿膜216を内包しなくとも、少なくとも一部が重なる構成であれば、同様の効果を期待することができる。
また、本実施形態においては、複数のスペーサ610を配置することによって、回路基板300とケース600の間に第1貫通孔330と連通する通気路を構成する例を示した。しかしながら、スペーサ610の代わりに、ケース600に突起や溝を設けた構成としても、回路基板300とケース600の間に第1貫通孔330と連通する通気路を構成することができる。
また、本実施形態においては、上述したように、回路基板300に第1貫通孔330が設けられている。したがって、図8に示すように、アンダーフィル500が、紫外線によって硬化する紫外線硬化剤530を含む構成としても良い。これによれば、ケース600に回路基板300を固定する前に、第1貫通孔330を介して紫外線を照射することで、短時間でアンダーフィル500を構成する材料を硬化させることができる。図8は変形例を示す断面図である。
なお、本実施形態に示した構成は、第1実施形態に示した構成のみならず、第2実施形態に示した構成と組み合わせることもできる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態を、図9に基づいて説明する。図9は、第4実施形態に係る湿度センサ装置100の概略構成を示す図であり、(a)は感湿膜形成面の裏面側から見た平面図、(b)は(a)のE−E線に沿う断面図である。
第4実施形態に係る湿度センサ装置100は、第1実施形態に示した湿度センサ装置100と共通するところが多いので、以下、共通部分については詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。
本実施形態においては、センサチップ200と回路基板300との対向面間の間隙をアンダーフィル500によってすべて埋めるのではなく、アンダーフィル500を、少なくとも電極パッド230、バンプ電極400、及びランド320の接合部の周囲領域を含んで部分的な領域に配置することで、センサチップ200と回路基板300との対向面間に、感湿膜216を外部と通気状態とさせる空洞部540を構成する点を特徴とする。
その一例として、図9(a),(b)に示す湿度センサ装置100においては、アンダーフィル500をバンプ電極400ごとに分割し、互いに離間して配置している。そして、分割されたアンダーフィル500は、それぞれが回路基板300の平面方向において、感湿膜216と重ならないように配置(感湿膜216を間に挟んで対向配置)されており、センサチップ200と回路基板300との対向面間において、アンダーフィル500の間のアンダーフィル500が配置されない領域が空洞部540となっている。そして、感湿膜216は、空洞部540を介して、外部雰囲気に晒されている。なお、アンダーフィル500の構成材料については、特に限定されるものではない。
このように本実施形態に係る湿度センサ装置100によれば、第1実施形態に記載の構成同様、感湿膜形成面側を実装面として、センサチップ200を回路基板300にフリップチップ実装することで、感湿膜216(検出部220)を、外部側ではなく回路基板300側に向けた配置としている。したがって、異物が感湿膜216に与える影響による出力特性の変動を従来よりも低減することができる。また、センサチップ200を回路基板300にフリップチップ実装しているので、湿度センサ装置100の体格を小型化することができる。
また、アンダーフィル500は、センサチップ200と回路基板300の対向面間に部分的に配置されており、これによって構成された空洞部540を介して、感湿膜216が外部雰囲気に晒されている。したがって、センサチップ200が回路基板300にフリップチップ実装され、感湿膜216が回路基板300側を向いた構成でありながら、感湿膜216がアンダーフィル500を介さずに直接的に水分を吸放湿することができる。すなわち、従来の材料を用いたアンダーフィルが感湿膜上に配置される構成に比べて、精度良く湿度を検出することができる。
なお、このような構成は、ディスペンサを用いて、センサチップ200と回路基板300の対向面間にアンダーフィル500を構成する材料を注入する方法によっても可能である。好ましくは、第1実施形態に示したように、アンダーフィル500としてシート状のフィルムを採用すると、センサチップ200と回路基板300の対向面間の所定位置に空洞部540を構成(アンダーフィル500を配置)することができる。
また、本実施形態においては、アンダーフィル500が分割され、アンダーフィル500、センサチップ200、及び回路基板300によって空洞部540が構成される例を示した。しかしながら、空洞部540は、センサチップ200と回路基板300の対向面間にアンダーフィル500が部分的に配置されることによって構成されるものであれば採用することができる。例えば、回路基板300の平面方向において、アンダーフィル500の端部から感湿膜216まで延びる穴部が設けられ、当該穴部内を空洞部540としても良い。すなわち、アンダーフィル500のみによって空洞部540が構成されても良い。
また、第3実施形態に示した構成(図7参照)に対し、図10(a),(b)に示すように、アンダーフィル500に、第1貫通孔330に連通する空洞部540を設けた構成としても良い。これによれば、感湿膜216を、空洞部540、第1貫通孔330、及びスペーサ610による回路基板300とケース600との間の隙間を介して、外部と通気状態とすることができる。図10は、変形例を示す図であり、(a)は感湿膜形成面の裏面側から見た平面図、(b)は(a)のF−F線に沿う断面図である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
本実施形態において、センサチップ200を構成する基板210がシリコンからなる半導体基板である例を示した。このように半導体基板を用いると、一般的な半導体製造技術により、センサチップ200を低コストで製造することができる。しかしながら、それ以外(例えばガラス等)の材料からなる基板を採用することもできる。
本実施形態においては、センサチップ200が実装される基材が回路基板300である例を示した。しかしながら、図11に示すように、センサチップ200をケース600に直接固定する構成(例えば、センサチップ200を構成する基板210に処理回路も集積化された構成)においても、基材としての回路基板300をケース600に置き換えることで、第1実施形態又は第2実施形態に示した構成を適用することができる。図11は、その他変形例を示す断面図である。図11に示す符号620は、端子電極(回路基板300のランド320)に相当するリードである。
第1実施形態に係る湿度センサ装置の概略構成を示す図であり、(a)は感湿膜形成面の裏面側から見た平面図、(b)は(a)のA−A線に沿う断面図である。 センサチップのうち、検出部付近の概略構成を示す図であり、(a)は感湿膜形成面側から見た平面図、(b)は(a)のB−B線に沿う断面図である。 変形例を示す断面図である。 変形例を示す断面図である。 変形例を示す断面図である。 第2実施形態に係る湿度センサ装置の概略構成を示す図であり、(a)は感湿膜形成面の裏面側から見た平面図、(b)は(a)のC−C線に沿う断面図である。 第3実施形態に係る湿度センサ装置の概略構成を示す図であり、(a)は感湿膜形成面の裏面側から見た平面図、(b)は(a)のD−D線に沿う断面図である。 変形例を示す断面図である。 第4実施形態に係る湿度センサ装置の概略構成を示す図であり、(a)は感湿膜形成面の裏面側から見た平面図、(b)は(a)のE−E線に沿う断面図である。 変形例を示す図であり、(a)は感湿膜形成面の裏面側から見た平面図、(b)は(a)のF−F線に沿う断面図である。 その他変形例を示す断面図である。
符号の説明
100・・・湿度センサ装置
200・・・センサチップ(湿度センサ)
216・・・感湿膜
220・・・検出部
230・・・電極パッド
300・・・回路基板(基材)
320・・・ランド(端子電極)
400・・・バンプ電極
500・・・アンダーフィル

Claims (14)

  1. 基板と、
    前記基板上の同一平面に離間して対向配置された一対の検出電極と、
    前記基板上であって、少なくとも前記一対の検出電極間に設けられた感湿膜と、
    前記基板の感湿膜形成面と同一面上に設けられ、前記検出電極と電気的に接続された電極パッドと、を有する湿度センサと、
    前記電極パッドに対応して端子電極が設けられ、前記湿度センサが実装される基材と、
    前記電極パッド上に設けられ、前記電極パッドと前記端子電極とを電気的に接続するバンプ電極と、
    前記湿度センサと前記基材との対向面間の間隙を埋め、少なくとも前記電極パッド、前記バンプ電極、及び前記端子電極の接合部の周囲領域を除く配置領域が、前記感湿膜を構成する主成分と同一の主成分を含んで構成されたアンダーフィルと、を備えることを特徴とする湿度センサ装置。
  2. 前記アンダーフィルは、すべての領域において、前記感湿膜を構成する主成分と同一の主成分を含んで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の湿度センサ装置。
  3. 前記アンダーフィルは、すべての領域において、前記感湿膜と同一の材料を用いて構成されていることを特徴とする請求項2に記載の湿度センサ装置。
  4. 前記アンダーフィルは、すべての領域において、前記感湿膜の構成材料よりも耐湿性を有する材料を用いて構成されていることを特徴とする請求項2に記載の湿度センサ装置。
  5. 前記アンダーフィルのうち、前記接合部の周囲領域を除く配置領域が前記感湿膜と同一の材料を用いて構成され、前記接合部の周囲領域が前記感湿膜の構成材料よりも耐湿性を有する材料を用いて構成されていることを特徴とする請求項1に記載の湿度センサ装置。
  6. 前記バンプ電極及び前記端子電極は、それぞれ貴金属を用いて構成され、直接的に接合されていることを特徴とする請求項1〜5いずれか1項に記載の湿度センサ装置。
  7. 前記バンプ電極と前記端子電極との間に、導電性接着剤で構成され、前記バンプ電極と前記端子電極を電気的に接続する導電性接着層を備えることを特徴とする請求項1〜5いずれか1項に記載の湿度センサ装置。
  8. 前記バンプ電極は、はんだを用いて構成されていることを特徴とする請求項1〜5いずれか1項に記載の湿度センサ装置。
  9. 前記基材は、一部が開口され、前記湿度センサ及び前記基材が固定されたケースであることを特徴とする請求項1〜8いずれか1項に記載の湿度センサ装置。
  10. 前記基材は、前記端子電極としてランドが設けられた回路基板であることを特徴とする請求項1〜8いずれか1項に記載の湿度センサ装置。
  11. 前記基材は、前記アンダーフィルとの接触面とその裏面との間を貫通する第1貫通孔を有し、
    一部が開口され、前記湿度センサ及び前記基材が固定されたケースを備え、
    前記基材の端子電極配置面の裏面と前記ケースとの間に、複数のスペーサが互いに離間して配置され、
    前記アンダーフィルは、前記第1貫通孔を介して、外部と通気状態とされていることを特徴とする請求項10に記載の湿度センサ装置。
  12. 前記基材の平面方向において、前記第1貫通孔は前記感湿膜と少なくとも一部が重なるように設けられていることを特徴とする請求項11に記載の湿度センサ装置。
  13. 前記アンダーフィルは、紫外線によって硬化する紫外線硬化剤を含んでいることを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の湿度センサ装置。
  14. 基板と、
    前記基板上の同一平面に離間して対向配置された一対の検出電極と、
    前記基板上であって、少なくとも前記一対の検出電極間に設けられた感湿膜と、
    前記基板の感湿膜形成面と同一面上に設けられ、前記検出電極と電気的に接続された電極パッドと、を有する湿度センサと、
    前記電極パッドに対応して端子電極が設けられ、前記湿度センサが実装される基材と、
    前記電極パッド上に設けられ、前記電極パッドと前記端子電極とを電気的に接続するバンプ電極と、
    前記湿度センサと前記基材との対向面間において、少なくとも前記電極パッド、前記バンプ電極、及び前記端子電極の接合部の周囲領域を含んで部分的に配置されるアンダーフィルとを備え、
    前記湿度センサと前記基材との対向面間に、前記感湿膜を外部と通気状態とさせる空洞部が構成されていることを特徴とする湿度センサ装置。
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