JP2008068949A - シート給送装置及び画像形成装置並びに画像読取装置 - Google Patents

シート給送装置及び画像形成装置並びに画像読取装置 Download PDF

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Masahito Suzuki
雅人 鈴木
Kazushi Nishikata
一志 西方
Hiroshi Sawanaka
啓 澤中
Naoyuki Tonomura
尚之 外村
Akio Nemoto
晶夫 根本
Shiyoutarou Yoshimura
祥太朗 吉村
Mansaku Ito
満作 伊藤
Atsuya Takahashi
敦弥 高橋
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Abstract

【課題】シートに痕や癖が付くことなく、かつ短時間で、次のシート給送動作を開始させることのできるシート給送装置及び画像形成装置並びに画像読取装置を提供する。
【解決手段】移動可能な移動手段14を第1の位置から第2の位置に移動させて、弾性部材13の弾性力により生じた弾性力により中板6を移動させて積載されたシート給送手段3に圧接させる位置に移動させる。また、シート給送後には、移動手段14を、第2の位置から第1の位置と第2の位置の間に設定した第3の位置に移動させ、積載されたシートSの荷重により中板6が弾性部材13の弾性力に抗して下方に移動してシートSをシート給送手段3から離間させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、シート給送装置及び画像形成装置並びに画像読取装置に関し、特にシート給送部の構成に関する。
従来、プリンタ、複写機、FAX等の画像形成装置並びにスキャナ等の画像読み取り装置においては、シート又は原稿を、画像形成部又は画像読取部に給送するシート給送装置を備えている。そして、画像形成装置においては、シート給送装置によりシートカセットの内部に積載されたシートを順次画像形成部へ給送し、画像形成部においてシートへの画像形成を行うようにしている。また、画像読取装置においては、シート給送装置により原稿台に積載されたシートである原稿を順次画像読取部へ給送し、画像読取部において原稿画像の読み取りを行うようにしている。
ここで、例えば画像形成装置に設けられるシート給送装置として、シートが積載される上下方向に回動(移動)可能な中板と、中板に積載されたシートを給送する給送ローラとを備えたものがある。そして、バネ等の付勢手段によって中板の最上位のシートを給送ローラに押圧し、この状態でシート給送手段を回転させることにより、最上位のシートを画像形成部に送り出すように構成されている。
ところで、このようなシート給送装置では、給送動作終了、シートを給送ローラに押圧したままにしておくと、この後、シートを給送する際、シート同士の吸着等により複数枚のシートが同時に画像形成部等に給送される場合がある。そこで、このようなシートの重送を防ぐため、給送動作終了後は、カムやモータ等によって構成されるリフト機構により、中板を給送ローラから一定位置に離間させるようにしたものがある。
しかし、このようなシート給送装置では、シートの積載量に関係なく中板を一定位置まで下降させて給送ローラから離間させるため、積載されているシートの量が少ないときには、中板にセットされた最上位のシートと給送ローラとの間隔が広くなる。そして、このように給送ローラとの間隔が広くなると、次のシート給送の際、中板の移動量が増加し、シートを給送ローラに押圧する際の時間的なロスが大きくなる。また、中板の移動量が増加すると、中板の移動に伴い、シートが動いてシートの整合が乱れ、印字位置が不揃いになる等の問題が発生していた。
そこで、中板を押圧バネにより予め給送部に押圧した状態とすると共に、給送モータに連動させるようにしたものがある。そして、シートを給送するときには中板を給送ローラに押圧するように移動させ、給送動作終了後には給紙モータを逆回転させ、給送ローラから中板を押圧バネに抗して後退させるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
図10は、このような従来のシート給送装置の構成を示すものであり、図10の(a)はシート給送時の状態を、図10の(b)はシート給送動作終了後の状態をそれぞれ示している。
図10の(a)に示すようなシート給送時には、中板102を押圧バネ103により給送ローラ101の方向に付勢することにより、シートSを給送ローラ101に押圧させている。なお、101aは、中板102に取り付けられた中板軸であり、この中板軸101aは不図示のピニオン及びラック部材により上下方向に移動するようになっている。そして、シート給送時には、ピニオン及びラック部材が所定位置に移動し、これにより中板102は、中板軸101aを介して図10の(a)に示す給送位置に移動するようになっている。
ここで、このような状態で不図示の給送モータが回転し、これに伴って給送ローラ101が回転すると、最上位のシートSaが給送される。そして、この後、最上位のシートSaは分離ローラ対105により他のシートと分離されながら給送される。
一方、このように送り出された最上位のシートSaの通過をセンサ104が検知すると、所定時間後、給送モータが停止し、この後、給送モータが一定時間逆転する。ここで、この給送モータと給送ローラ101との間には不図示のワンウェイクラッチが配置されている。
これにより、給送モータが逆転すると、ワンウェイクラッチにより給紙ローラ101は逆回転することなく停止する。しかし、不図示のピニオンは給送モータにより回転し、このピニオンの回転によりラック部が移動し、このラック部の移動に伴って中板軸101aが給送ローラ101から離間する方向に移動(下降)する。
この結果、中板102が給送ローラ101から押圧バネ103の力に抗して離間し、図10の(b)に示す位置で停止する。なお、給送モータとピニオンとの間に設けられた不図示の駆動列には係止手段が設けられており、この係止手段により、給送モータの駆動が停止した際、中板102が押圧バネ103のバネ力により押し戻されるのを防止するようになっている。
特許第2601532号公報
ところで、このような従来のシート給送装置及び画像形成装置並びに画像読取装置において、シート給送動作終了後、給送ローラ101と分離ローラ対105の間にシートSが残った状態で中板102が下降する場合がある。
ここで、図10の(a)に示すように給送ローラ101と分離ローラ対105の間に次のシートSbが残り、かつ中板102の下降量が少ない場合、次のシート給送動作まで、この状態が長時間続くと、シート面にローラ痕や折れ曲がり等の癖がついてしまう。
特に、コシの強い厚紙等では中板102をより多く下降させないと、シート面に痕や癖が残ったままになる。そして、このような痕や癖のついたシートが画像形成部に搬送されると、画像ブレ等の画像不良の問題を引き起こす原因となる。また、痕や癖のついた原稿が画像読取部に搬送されると、正確な画像読取が行われなくなる。
なお、シートに痕や癖が付くことがないように、例えばシート積載量に応じて中板102の離間量を変化させるように構成した場合、シートが厚紙などのコシが強いシートのときには、中板102をシートにローラ痕や癖がつかない位置まで下降させる必要がある。しかし、この場合、中板の下降量が増加するため、次回の給送動作を行う際に中板をシート給送位置に上昇させるまでに時間がかかる。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、シートに痕や癖が付くことなく、かつ短時間で、次のシート給送動作を開始させることのできるシート給送装置及び画像形成装置並びに画像読取装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、上下方向に回動可能に設けられた中板と、前記中板に積載されたシートと圧接してシートを給送するシート給送手段と、前記中板を回動させて、前記中板を下降位置と前記中板に積載されたシートを前記シート給送手段に圧接させる位置との間で移動させるためのリフト手段と、を備えたシート給送装置において、前記リフト手段は、移動可能に設けられた移動手段と、前記移動手段の移動により弾性変形して弾性力を発生し、該弾性力により前記中板を回動させるための弾性部材と、前記移動手段を、前記中板を前記下降位置に位置させるための第1の位置と、前記中板を回動させて積載されたシートを前記シート給送手段に圧接させるために、前記弾性部材を弾性変形させるための第2の位置との間で移動させるための駆動手段と、を備え、前記移動手段の移動範囲内に、前記第1の位置と前記第2の位置の間で前記第2の位置から一定量離れた第3の位置を設定し、前記駆動手段により前記移動手段を前記第2の位置に移動させて、前記弾性部材の弾性変形による弾性力により前記中板に積載されたシートを前記シート給送手段に圧接させ、前記駆動手段により前記移動手段を前記第2の位置から前記第3の位置へ移動して前記弾性部材を介して前記中板を回動させて積載されたシートを前記シート給送手段から離間させることを特徴とするものである。
本発明によれば、シート給送後、積載されたシートの荷重により中板を弾性部材の弾性力に抗して下方に移動させてシートをシート給送手段から離間させることにより、シートに痕や癖が付くことなく、かつ短時間で次のシート給送動作を開始させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るシート給送装置を備えた画像形成装置の一例としてプリンタの概略構成を示す図である。
図1において、1Aはプリンタ、1はプリンタ本体(以下、装置本体という)、1Bは画像形成部であり、この画像形成部1Bの下方には上段シート給送装置45aと、下段シート給送装置45bとが重ねて配置されている。なお、画像形成部1Bは、レーザスキャナ50、像担持体としての感光体ドラム49aを有する画像形成プロセスユニット49、感光体ドラム49aに形成されたトナー像をシートSに転写する転写ローラ49b等が設けられている。
なお、51は、画像形成部1Aにより形成されたトナー画像が転写ローラ49bによりシート上に転写された後、シート上のトナー像を定着させる定着器である。そして、このように定着器51によりトナー像が定着された後、シートSは、順次、装置本体最上部に設けられた排紙トレイ55に排紙積載される。
上段シート給送装置45aは、シート積載手段である上段の給紙カセット2aと、給紙カセット2aに収納されたシートSを送り出すシート給送手段である給送ローラ3を備えている。
さらに、給送ローラ3に圧接するシート分離部材である分離ローラ5等を備え、給送ローラ3により送り出されたシートSを1枚ずつに分離するシート分離部である分離ユニット4を備えている。なお、この分離ローラ5は、後述する図5に示すように、分離ユニット4の中にある分離バネ24より押圧された分離ローラベース23上に組まれており、この分離バネ24によりシートSの分離が可能な圧で給送ローラ3に圧接している。
なお、本実施の形態において、上段の給紙カセット2aは案内支持手段であるレール44(44a,44b)に案内、支持され、幅方向に引き出されると共に、給紙カセット45aのシート給送方向には分離ユニット4を備えている。そして、このように構成することにより、給紙カセット2aを着脱する際、給送ローラ3を装置本体内に残した状態で分離ユニット4は給紙カセット2aと一体に移動するようになっている。
給紙カセット2aにはシートSを積載する中板6が上下方向に回動(移動)自在に設けられている。そして、この中板6の下側には2つの中板補助バネ10が配置されている。この中板補助バネ10は、シートの積載量が多い場合に、後述する中板加圧バネ13による中板6の上方への押し上げ力を補助して積載された最上位のシートSaを給送ローラ3に所定の給紙圧が得られるように押し付けている。なお、本実施の形態において、この中板補助バネ10は、伸縮に対して非線形の弾性力を発生させる円錐バネを用いている。
また、この中板6は、その裏面側から後述する図2に示す弾性部材である中板加圧バネ13により上方に押圧され、積載された最上位のシートSaの先端側を給送ローラ3に押し付けるようになっている。
給送ローラ3は、ピックアップローラを兼用するものであり、装置本体1(具体的には不図示のシート給送装置本体)に回転自在に設けられ、中板上に積載された最上位のシートSaに接すると共に、そのシート給送方向下流側では分離ローラ5と接している。なお、下段給紙カセット2bに収納されたシートSを給送する給送ローラ3aを備えた下段シート給送装置45bも、上段シート給送装置2と同様に構成されている。
そして、このような構成のプリンタ1Aにおいて、例えば上段シート給送装置45aからのシート給送が指定されると、これに基づき給送ローラ3が不図示の駆動モータより駆動を受け、図1における反時計回りに回転する。そして、このように給送ローラ3が回転すると、中板6上に積載された最上位のシートSaが送り出され、この後、シートSaは分離ユニット4により他のシートから分離されて下流方向へ搬送される。
なお、このように1枚に分離された最上位のシートSaは、この後、上部給送搬送路46を通り、搬送ローラ対16、レジストローラ対48を経て感光体ドラム49aと転写ローラ49bとにより構成される転写部に搬送される。このとき、感光体ドラム表面には、その上部に配置されているレーザスキャナ50から出力されるレーザ光に基づくトナー画像が形成されており、このトナー画像は転写部にて搬送されてきたシートSaに転写される。
このようにトナー画像が転写されたシートSaは下流方向に搬送され、定着器51により加熱、加圧処理されトナー画像が溶融定着される。この後、搬送ローラ対52,53、排紙ローラ対54を経て、排紙トレイ55上に順次積載される。
図2は、給紙カセット2(2a,2b)の構成を説明する図である。図2において、2Aは給紙カセット本体、7、8は、シート搬送方向と直交する方向(以下、幅方向という)の位置を規制するサイドガイド前ユニット、サイドガイド後ユニット、9はシートの後端の位置を規制する後端規制ユニットである。そして、これらサイドガイド前ユニット7,8及び後端規制ユニット9は、さまざまな大きさのシートの端面の位置を規制することができるよう給紙カセット本体内にスライド可能に設けられている。
11は板金で構成されたアーム部材であるリフトアームであり、このリフトアーム11の先端は中板6に下方から接触すると共に、後述する図3に示す回動軸22を支点として給紙カセット本体2Aに上下方向に回動可能に保持されている。
リフトアーム11の一端部は給紙カセット本体2Aの一方の側壁面2cから外方に突出しており、このリフトアーム11の突出した一端部には押圧アーム12が立設されている。そして、この押圧アーム12の外壁面には突起部12aが形成されており、この突起部12aに中板加圧バネ13の一端が取り付けられている。
なお、この中板加圧バネ13は円筒状のコイルバネであり、伸縮に応じて線形の弾性力を発生させるものである。また、この中板加圧バネ13の他端は、給紙カセット2の一方の側壁面2cに取り付けられ、側壁面2cの外側に沿って矢印方向にスライド移動可能に設けられた移動手段であるラック部材14に係止されている。
ラック部材14は、中板加圧バネ13の一端を係止する係止部14aと、給紙カセット本体2Aの側壁面2cに回転自在に取り付けられたカセットギア15と噛み合うラックギア14bとを備えている。また、ラック部材14は、後述する図3に示すフォトインタラプタ21をON・OFFする検知用突起部14cを備えている。
リフトアーム11は、図3に示すリフト手段11Aにより上下方向に回動するようになっており、このようにリフトアーム11を上下方向に回動させることにより、中板6を上下方向に回動させることができる。
ここで、駆動手段としてのリフト手段11Aは、加圧モータ16、ウォームギア17、第1減速ギア18、第2減速ギア19、給紙カセット側のカセットギア15と噛み合う駆動伝達ギア20を備えている。このリフト手段11Aは画像形成装置本体側に備え付けられている。なお、リフト手段11Aを給紙カセット2に設けてもよい。
図3において、21はラック部材14の突起部14cが図中左方向に動いてきたときに、これを検知するフォトインタラプタである。なお、このリフト手段11A及びフォトインタラプタ21は、下段の給紙カセット用にも配置されている。
次に、中板6を上方(時計方向)に回動させて最上位のシートを給送ローラ3に押圧させるための駆動伝達動作について図4を用いて説明する。
図4の(a)は給紙カセット2を装置本体1に挿入する際の、中板6が最も下がった下降位置にある初期の状態を示しており、このように給紙カセット2を装置本体1に挿入する際、中板6は給送ローラ3から最も離間した下降位置に保持されている。
そして、このように中板6を給送ローラ3から最も離間した位置に保持することにより、収納されたシートSが給送ローラ3に当接することなく、給紙カセット2を装置本体1に挿入することができる。この中板6が下降位置にあるときのラック部材14のスライド方向の位置(図4の(a)のラック部材14の移動する前の位置)を第1の位置とする。
装置本体1には、給紙カセット2が装置本体1に挿入された際、装着が完了する前に給紙カセット2を検知する不図示の検知手段が設けられている。そして、この検知手段が給紙カセット2を検知すると、図1に示す装置本体1の所定位置に設けられた制御部60により図3に示す加圧モータ16が駆動される。
なお、給紙カセット2が装置本体1に装着されると、給紙カセット2側のカセットギア15にリフト手段11Aの駆動伝達ギア20が噛み合い、加圧モータ16から回転がカセットギア15に伝達可能となる。
このように加圧モータ16が駆動されると、加圧モータ16の駆動力は、ウォームギア17、第1減速ギア18、第2減速ギア19を介して駆動伝達ギア20に伝達される。さらに、この駆動伝達ギア20の駆動はラック部材14のギア部14bと噛み合っている給紙カセット2側のカセットギア15に伝達され、これによりラック部材14が図4の(a)に示す矢印方向にスライド移動する。
このようにラック部材14が移動すると、一端がラック部材14に係止されている中板加圧バネ13が引っ張られ、これにより押圧アーム12が回動軸22を中心として図中の矢印方向に示す時計回りの方向に回動を始める。そして、このように押圧アーム12が回動を始めると、押圧アーム12と一体にリフトアーム11が回動し、これに伴いリフトアーム11の先端と裏側から接触している中板6が回動を始める。
これにより、中板6に積載されているシートSが押し上げられ、給送ローラ3に当接する。また、この後、ラック部材14は、引き続き矢印方向に加圧モータ16の駆動により移動するため、中板加圧バネ13が引っ張られる。この結果、リフトアーム11等を介して中板6が給送ローラ側に付勢され、中板6に積載された最上位のシートSaは給送ローラ3に圧接していく。
この後、さらにラック部材14が移動すると、ラック部材14は、図4の(b)に示すように検知用突起部14cがフォトインタラプタ21により検知される位置に移動する。そして、この検知用突起部14cをフォトインタラプタ21が検知すると、フォトインタラプタ21から検知信号が制御部60に出力され、これに基づき制御部60は加圧モータ16の駆動を停止する。
これにより、ラック部材14が停止し、また中板加圧バネ13の伸びも停止することにより、所定の給紙圧で最上位のシートSaが給送ローラ3に圧接するようになる。なお、以下、このように積載されているシートを給紙ローラ3に圧接させている状態でのラック部材14が停止した位置(図4の(b)に示す状態の位置)を第2の位置という。
ここで、このように中板加圧バネ13を伸ばしながら所定の給紙圧を発生させるようにした場合、加圧モータ16が停止すると、シートの重量によりリフトアーム11等を介してリフト手段11Aに、駆動するための回転方向とは逆転方向へ回転させる力が加わる。しかし、ウォームギア17の進み角と、ウォームギア17と第1減速ギア18との摩擦角の関係から、リフト手段11Aの逆転方向への回転が規制されるため、中板6が下降することはない。
次に、中板6を、最上位のシートSaを給送ローラ3に圧接させる位置から、シートSを給送ローラ3から離間させる位置に移動させる動作について説明する。なお、本実施の形態においては、中板6を下降させるタイミングは、制御部60より指示された給送枚数だけシートが給送された後としている。あるいは、1ジョブ中の最後のシートが給送された後としている。なお、シートを一枚ずつ送り出す毎に中板6を下降させるようにしてもよい。
図4の(b)に示すように給送動作時は、中板6に積載された最上位のシートSaは給送ローラ3に常に圧接した状態となっており、ラック部材14は第2の位置に停止した状態となっている。そして、指示された最終枚数のシートSの給送が終わると、制御部60は加圧モータ16を介してカセットギア15を図4の(b)に示す矢印方向、即ち時計回りに常に一定量回転させるように制御部60により加圧モータ16の回転が制御される。
このようにカセットギア15が回転すると、ラック部材14が図4の(b)に示す矢印方向に常に一定量移動し、これに伴い中板加圧バネ13を縮ませながら押圧アーム12、リフトアーム11が図4の(b)に示す矢印方向、即ち反時計回り方向に回動する。これにより、リフトアーム11の先端に接触している中板6が自重及び積載しているシートSの荷重により下降し、最上位のシートSaが給送ローラ3から離間する。
この後、加圧モータ16は制御部60より伝達された回転量を回転した後、停止し、ラック部材14もこれに伴い動きを停止する。また、この後、他の回動部品の動作が停止することで、最終的に最上位のシートSaの給送ローラ3からの離間が完了する。なお、以下、このようにラック部材14がスライド方向で停止した位置を第3の位置という。
この第3の位置は図4の(a)に示すような初期の、即ち給紙カセット2を装置本体1に挿入したときの、加圧モータ16に駆動がかかっていないときのラック部材14の第1の位置よりも、給送ローラ側に移動した位置にある。このように、第3の位置は、ラック部材14の移動範囲内で、第1の位置と第2の位置の間で第2の位置から一定距離離れて第1の位置に達しない途中の位置に設定されている。
そして、このような第3の位置にラック部材14を停止させることにより、中板6も、図4の(a)に示す初期の加圧モータ16に駆動がかかっていないときの位置よりも上方の位置で停止するようになる。
つまり、本実施の形態においては、指示された枚数のシートSの給送が終わると、中板6を初期の下降位置まで下降させることなく、途中で停止させるようにしている。そして、このような初期よりも高い位置に中板6を停止させることにより、次の給送動作の際、中板6を短時間で最上位のシートSaを給送ローラ3に圧接させる位置に移動させることができる。
図5は給送動作の終了時、次回に搬送される最上位のシートSaが連れ出された状態を示した図である。このとき、図5に示すように、最上位のシートSaは分離ローラ5と給送ローラ3との圧接部に挟まれた状態となっている。また、ラック部材14が第2の位置にあり、これにより中板6が上昇して最上位のシートSaが給送ローラ3に圧接した状態となっている。
つまり、給送動作の終了時に次回に搬送される最上位のシートSaが連れ出されると、最上位のシートSaは、2箇所で角度を持って挟まれた状態となる。そして、この状態で一定時間以上放置すると、最上位のシートSaに癖や痕がついてしまい、次のシート給送動作の際、シートがそのまま搬送されると、画像ブレや転写不良といった問題を引き起こす。
なお、これは1枚ずつシートを給送する毎に中板6を下降させる機構においても、中板6の下降量が少なければ同様である。特に、コシの強い厚紙は給送ローラ3より、より多くの量を離間させないとシートに癖や痕が残ってしまう。しかしながら、このようなシートの癖や痕を防ぐため、中板6の下降量を多くすると、既述したように次のシート給送動作を開始するまでに時間がかかってしまう。
ところで、本実施の形態においては、既述したように中板6を下降させるときには、加圧モータ16の逆転によりラック部材14を、図4の(b)に示す矢印方向に移動させる。そして、ラック部材14が第3の位置にきたときに、ラック部材14が移動した量だけ、押圧アーム12、リフトアーム11が下方回動して中板6が下降し、これに伴い最上位のシートSaが給送ローラ3より離間する。
そして、このように中板6が下降したとき、中板6にはシートSの荷重がかかるようになる。ここで、ラック部材14と押圧アーム12とを中板加圧バネ13により連結しているため、このようにシートSの荷重が中板加圧バネ13へ加わると、中板加圧バネ13が伸びる。さらに、このように中板加圧バネ13が伸びると、リフトアーム11と一体的に中板6が中板加圧バネ13に抗しながら下方回動し、最上位のシートSaが給送ローラ3より離間する。
なお、図6の(a)は、坪量の小さい薄いシートSが積載された状態の中板6が、最上位のシートSaが給送ローラ3と分離ローラ5の押圧部に連れ出された状態で、給送ローラ3から離間する方向に下降したときの状態を示した図である。また、図6の(b)は坪量の大きい厚いシートSが積載された状態の中板6が、最上位のシートSaが給送ローラ3と分離ローラ5の押圧部に連れ出された状態で、給送ローラ3から離間する方向に下降したときの状態を示した図である。
ここで、シートSが薄いときはシートSの荷重が小さいため、図6の(a)のように中板加圧バネ13は伸び量が少なく、中板加圧バネ13に連結された押圧アーム12の反時計回り方向への回動量は少ない。このため、リフトアーム11及び中板6の回動(下降)量も小さくなるため、シートSが給送ローラ3より離間される量は小さい。
一方、シートSが厚いときはシートSの荷重が大きいため、図6の(b)のように、中板加圧バネ13は伸び量が大きくなり、これに伴い押圧アーム12の反時計回り方向への回動量が薄いシートの時よりも多くなる。これにより、リフトアーム11、中板6の回動量が大きくなり、薄いシートのときよりも最上位のシートSaが給送ローラ3より、より多く離間する。
このように、中板6を下降させたとき、シートSの荷重に応じて中板6の下降量が変わるように構成することにより、シートSの厚さに関わらずシート先端に痕や癖等が発生するのを防ぐことができる。
なお、この場合、薄いシート及び厚いシートどちらの場合においてもラック部材14は第3の位置に停止している。これにより、次の給送動作の際、ラック部材14が第3の位置から第2の位置へ移動する量は同じため、薄いシート及び厚いシートに関係なく同時間で給送動作を開始することができる。
特に厚いシートに痕や癖等がつかないように中板6を下降させる量は、ラック部材14の動作量による中板6の下降量と、厚いシートの荷重で中板6が下降する量を考慮する必要がある。本実施の形態においては、このような中板6の下降量を考慮し、かつ次の給送動作までの時間を短くできる位置になるように、加圧モータ16の回転量を設定している。
このようにラック部材14とリフトアーム11との間に中板加圧バネ13を設けることにより、シートSの厚さに関わらずシート先端に痕や癖等が発生するのを防ぐことができる。また、給送動作において1枚給送する毎に中板6を離間せず、制御部60が指示した複数枚の給送動作の終了後に中板6を下降させて給送ローラ3よりシートを離間させるようにすると、スループットを上げることが可能である。また、中板6の昇降による騒音の発生を低減することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、シート給送後、シートSの荷重により中板6を中板加圧バネ13の弾性力に抗して下方に移動させることにより、シートSを給送ローラ3から離間させることができる。これにより、様々な種類のシートにおいても、次のシート給送動作が開始されるまでの痕や癖つきをなくすことができる。
また、ラック部材14は、次のシート給送動作が開始されるまではシートの種類に関わらず同位置で待機しているため、ラック部材14の動作を最小限に留めることができ、この結果、短時間で次のシート給送動作を開始させることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図7は、本実施の形態に係るシート給送装置に設けられたリフト手段の構成を説明する図である。なお、図7において、図3と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
図7において、30は中板6とリフトアーム11の間に取り付けられた弾性部材である中板加圧圧縮バネ、31はリフトアーム11から側方に突設された丸軸形状の連結軸である。32は矢印に示す方向に移動(スライド)可能に設けられたラック部材である。そして、このラック部材32には、連結軸31をスライド自在に保持するガイド穴32a、カセットギア15の駆動を伝えるラックギア32b、フォトインタラプタ21をON・OFFする検知用突起部32cが設けられている。
このように、ラック部材32のスライド移動に応じて連結軸31がガイド穴32aに沿って斜めに移動することによってリフトアーム11が回動するようにリンク機構が構成されている。この構成は、ラック部材32のスライド移動を中板6の回動に変換するリンク機構であればどのような構成でもよい。なお、本実施の形態では回動可能なリフトアーム11を用いているが、上下にスライド移動する構成のリフトアームを用いてもよい。
次に、中板6を上方(時計方向)に回動させて最上位のシートを給送ローラ3に押圧させるための駆動伝達動作について図8を用いて説明する。
図8の(a)は給紙カセット2を装置本体1に挿入する際の、中板6が最も下がった下降位置にある初期の状態を示しており、このように給紙カセット2を装置本体1に挿入する際、中板6は給送ローラ3から最も離間した位置に保持されている。
なお、装置本体1には、給紙カセット2が装置本体1に挿入された際、装着が完了する前に給紙カセット2を検知する検知手段が設けられており、この検知手段が給紙カセット2を検知すると、制御部60により図7に示す加圧モータ16が駆動される。なお、この中板6が下降位置にあるときのラック部材32のスライド方向の位置(図8の(a)のラック部材32の移動する前の位置)を第1の位置とする。
このように加圧モータ16が駆動されると、加圧モータ16の駆動力は、ウォームギア17、第1減速ギア18、第2減速ギア19を介して駆動伝達ギア20に伝達される。さらに、この駆動伝達ギア20の駆動はラック部材32のギア部32bと噛み合っている給紙カセット2側のカセットギア15に伝達され、これによりラック部材32が図8の(a)に示す矢印方向にスライド移動する。
このようにラック部材32が移動すると、これに連動してリフトアーム11と一体となっている連結軸31がガイド穴32aに沿って上昇し、この連結軸31の上昇によりリフトアーム11は回動軸22を中心として時計回りに回動を始める。さらに、このように回動すると、リフトアーム11は中板加圧圧縮バネ30を押し上げ、中板加圧圧縮バネ30は中板6を押し上げる。
なお、このように中板6を押し上げることにより、中板6に積載されたシートがやがて給送ローラ3に当接する。また、この後、ラック部材32は、加圧モータ16の駆動により引き続き矢印方向に移動するため、リフトアーム11は回動を続ける。この結果、中板加圧圧縮バネ30はさらに圧縮され、これにより中板6に積載された最上位のシートSaは給送ローラ3に圧接していく。
なお、この後、さらにラック部材32が移動すると、ラック部材32は、図8の(b)に示すように検知用突起部32cがフォトインタラプタ21により検知される位置に移動する。そして、この検知用突起部32cをフォトインタラプタ21が検知すると、この検知信号は制御部60に伝達され、制御部60は加圧モータ16の駆動を停止する。
これにより、ラック部材32が停止し、リフトアーム11の回動も停止する。この結果、中板加圧圧縮バネ30への加圧が終了し、所定の給紙圧で最上位のシートSaが給送ローラ3に圧接するようになる。なお、この状態でラック部材32が停止した位置を第2の位置とする。
このように中板加圧圧縮バネ30を加圧しながら所定の給紙圧を発生させるようにした場合、加圧モータ16が停止すると、シートの重量によりリフトアーム11等を介してリフト手段11Aに、駆動するための回転方向とは逆転方向へ回転させる力が加わる。しかし、ウォームギア17の進み角と第1減速ギア18との摩擦角の関係から、リフト手段11Aの逆転方向への回転が規制されるため、中板6が下降することはない。
次に、中板6を、最上位のシートSaを給送ローラ3に圧接させる位置から、シートSを給送ローラ3から離間させる位置に移動させる動作について説明する。なお、本実施の形態においては、中板6を下降させるタイミングは、制御部60より指示された給送枚数だけシートが給送された後としている。なお、シートを一枚ずつ送り出す毎に中板6を下降させるようにしてもよい。
図8の(b)に示すように給送動作時は、中板6に積載された最上位のシートSaは給送ローラ3に常に圧接した状態となっており、リフトアーム11は第2の位置に停止した状態となっている。そして、指示された最終枚数のシートSの給送が終わると、制御部60は加圧モータ16を介してカセットギア15を図8の(b)に示す矢印方向、即ち時計回りに常に一定量回転させるように制御部60により加圧モータ16の回転が制御される。
ここで、このようにカセットギア15が回転すると、ラック部材32が図8の(b)に示す矢印方向に常に一定量移動し、これに伴いリフトアーム11と一体の連結軸31がガイド穴32aに沿って下降する。これにより、リフトアーム11が回動軸22を中心として反時計回りに回動し、さらにこのリフトアーム11の回動により、中板加圧圧縮バネ30は下方に移動し、これに伴い中板6が下降し、最上位のシートSaが給送ローラ3から離間する。
この後、加圧モータ16は制御部60より伝達された回転量分だけ回転して停止し、リフトアーム11もこれに伴い動きを停止する。また、このリフトアーム11の停止に伴い、リフトアーム11に連動して動作する部品も動作を停止することで、最終的に最上位のシートSaの給送ローラ3からの離間を完了させる。以下、このようにリフトアーム11が停止した位置を第3の位置という。
なお、この第3の位置は図8の(a)に示すような初期の、即ち給紙カセット2を装置本体1に挿入したときの、加圧モータ16に駆動がかかっていないときのリフトアーム11の位置よりも、上方に移動した位置にある。このように、第3の位置は、ラック部材32の移動範囲内で、第1の位置と第2の位置の間で第2の位置から一定距離離れて第1の位置に達しない途中の位置に設定されている。
そして、このような第3の位置にリフトアーム11を停止させることにより、中板6も、図8の(a)に示す初期の加圧モータ16に駆動がかかっていないときの位置よりも上方の位置で停止するようになる。
つまり、本実施の形態においては、指示された枚数のシートSの給送が終わると、中板6を初期の下降位置まで下降させることなく、途中で停止させるようにしている。そして、このような初期よりも高い位置に中板6を停止させることにより、次の給送動作の際、中板6を短時間で最上位のシートSaを給送ローラ3に圧接させる位置に移動させることができる。
図9の(a)は坪量の小さい薄いシートSが積載された状態の中板6が、最上位のシートSaが給送ローラ3と分離ローラ5の押圧部に連れ出された状態で、給送ローラ3から離間したときの状態を示した図である。また、図9の(b)は坪量の大きい厚いシートSが積載された状態の中板6が、最上位のシートSaが給送ローラ3と分離ローラ5の押圧部に連れ出された状態で、給送ローラ3から離間したときの図である。
ここで、本実施の形態において、給送ローラ3よりシートSを離間させるときには、加圧モータ16を駆動し、リフトアーム11を図8の(b)に示す矢印方向に回動させ、第3の位置まで下降させる。そして、このように第3の位置までリフトアーム11が下降したとき、リフトアーム11が回動した量だけ、中板加圧圧縮バネ30が下降すると共に中板6が回動し、最上位のシートSaが給送ローラ3より離間する。
ところで、このようにリフトアーム11が第2位置まで下降したとき、中板6にはシートSの荷重が加わり、この荷重は中板加圧圧縮バネ30へ加わる。
ここで、シートSが薄いときはシートSの荷重が小さいことから、図9の(a)のように、中板加圧圧縮バネ30の圧縮量が小さく、中板加圧圧縮バネ30の上にある中板6が下降する量は小さい。このため、中板6に積載されるシートSの給送ローラ3より離間される量は小さい。
一方、シートSが厚いときはシートSの荷重が大きいことから、図9の(b)のように、中板加圧圧縮バネ30の圧縮量が大きくなり、中板6の下降する量が大きくなる。このため、薄いシートのときよりも最上位のシートSaが給送ローラ3より、より多く離間する。
このように、シートSの荷重により中板6を下降させると共に、シートSの厚さに応じて中板6の下降量が変わるように構成することにより、シートSの厚さに関わらずシート先端に痕や癖等が発生するのを防ぐことができる。
なお、この場合、薄いシート及び厚いシートどちらの場合においてもリフトアーム11は第3の位置に停止している。これにより、次の給送動作の際、リフトアーム11が回動し、最上位のシートSaを給送ローラ3を押圧させるための回動量は同じため、薄いシート及び厚いシートに関係なく同時間で給送動作を開始することが可能である。
ここで、厚いシートに痕や癖等がつかないように中板6を下降させる量は、リフトアーム11の動作量による中板6の下降量と、厚いシートの荷重により中板6が給送ローラより離間する量を考慮する必要がある。そして、本実施の形態では、このような中板6の下降量を考慮し、かつ次の給送動作までの時間を短くできる位置になるように、加圧モータ16の回転量を設定している。
このように、本実施の形態では、リフトアーム11と中板6との間に中板加圧圧縮バネ30を設け、中板6を下降させた後、シートSの荷重によりさらに中板6を下降させると共に、シートSの厚さに応じて中板6の下降量が変わるように構成している。
これにより、シートSの厚さに関わらずシート先端に痕や癖等が発生するのを防ぐことができる。また、中板6を下降させる時のリフトアーム11の回転量を一定に設定できるので、薄いシート及び厚いシートに関係なく同時間で給送動作を開始することができる。
さらに、給送動作において1枚給送する毎に中板6を離間せず、制御部60が指示した複数枚の給送動作の終了後に中板6を下降させて給送ローラ3よりシートを離間させるため、スループットを上げることが可能である。また、中板6の昇降による騒音の発生を低減することができる。
なお、これまでの説明においては、画像形成装置に設けられるシート給送装置について述べてきたが、本発明はこれに限定されるものではない。画像読取装置などに用いられ、シートである原稿を、原稿画像に読み取る画像読み取り部に搬送するシート給送装置の一例である、原稿自動給送装置に適用することも出来る。
本発明の第1の実施の形態に係るシート給送装置を備えた画像形成装置の一例としてプリンタの概略構成を示す図。 上記シート給送装置の給紙カセットの構成を説明する図。 上記シート給送装置に設けられたリフト手段の構成を説明する図。 上記リフト手段の動作を説明する図。 上記シート給送装置において、最上部のシートが給送ローラと分離部材の圧接部へ連れ出されたときを説明する図。 上記シート給送装置において、シートの厚さに応じて給送ローラから離間する中板の下降量の違いを説明する図。 本発明の第2の実施の形態に係るシート給送装置に設けられたリフト手段の構成を説明する図。 上記シート給送装置の中板を上方方向に回動させるための駆動伝達動作を説明する図。 上記シート給送装置において、シートの厚さに応じて給送ローラから離間する中板の下降量の違いを説明する図。 従来のシート給送装置の構成を示す図。
符号の説明
1 プリンタ本体
1A プリンタ
1B 画像形成部
2 給紙カセット
3,3a 給送ローラ
4 分離ユニット
5 分離ローラ
6 中板
10 中板補助バネ
11A リフト手段
11 リフトアーム
12 押圧アーム
13 中板加圧バネ
14 ラック部材
15 カセットギア
16 加圧モータ
21 フォトインタラプタ
30 中板加圧圧縮バネ
31 連結軸
32 ラック部材
32a ガイド穴
45a 上段シート給送装置
45b 下段シート給送装置
S シート
Sa 最上位のシート

Claims (9)

  1. 上下方向に回動可能に設けられた中板と、前記中板に積載されたシートと圧接してシートを給送するシート給送手段と、前記中板を回動させて、前記中板を下降位置と前記中板に積載されたシートを前記シート給送手段に圧接させる位置との間で移動させるためのリフト手段と、を備えたシート給送装置において、
    前記リフト手段は、移動可能に設けられた移動手段と、
    前記移動手段の移動により弾性変形して弾性力を発生し、該弾性力により前記中板を回動させるための弾性部材と、
    前記移動手段を、前記中板を前記下降位置に位置させるための第1の位置と、前記中板を回動させて積載されたシートを前記シート給送手段に圧接させるために、前記弾性部材を弾性変形させるための第2の位置との間で移動させるための駆動手段と、を備え、
    前記移動手段の移動範囲内に、前記第1の位置と前記第2の位置の間で前記第2の位置から一定量離れた第3の位置を設定し、前記駆動手段により前記移動手段を前記第2の位置に移動させて、前記弾性部材の弾性変形による弾性力により前記中板に積載されたシートを前記シート給送手段に圧接させ、前記駆動手段により前記移動手段を前記第2の位置から前記第3の位置へ移動して前記弾性部材を介して前記中板を回動させて積載されたシートを前記シート給送手段から離間させることを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記移動手段が前記第3の位置にある時の前記中板の位置は、シートを積載するときの前記下降位置よりも上方に設定されていることを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
  3. 前記移動手段は、前記駆動手段に接続されるギアに噛み合うラックギアを備えたスライド移動可能なラック部を有し、該ラック部と、前記中板を押し上げるために回動可能に設けられたアーム部材との間に前記弾性部材を配置して、前記ラック部の移動に伴って前記弾性部材を介して前記アーム部材を回動させるように構成し、前記ラック部のスライド方向の停止位置に応じて前記第1乃至第3の位置が設定されることを特徴とする請求項1又は2記載のシート給送装置。
  4. 前記弾性部材は引張りバネであることを特徴とする請求項3記載のシート給送装置。
  5. 前記移動手段は、前記駆動手段に接続されるギアに噛み合うラックギアを備えたスライド移動可能なラック部を有し、該ラック部と、前記中板を押し上げるために設けられた移動可能なアーム部材とをリンク機構で結合し、前記中板と前記アーム部材との間に前記弾性部材を配置し、前記ラック部の移動に伴って前記弾性部材を介して前記アーム部材を移動させるように構成し、前記ラック部のスライド方向の停止位置に応じて前記第1乃至第3の位置が設定されることを特徴とする請求項1又は2記載のシート給送装置。
  6. 前記弾性部材は、圧縮バネであることを特徴とする請求項5記載のシート給送装置。
  7. 1ジョブ中の最後のシートが前記シート給送手段より給送された後に、前記駆動手段により前記中板を前記第2の位置から前記第3の位置に移動させることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  8. 前記請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート給送装置と、前記シート給送装置から送り出されてくるシートに画像を形成する画像形成部と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート給送装置と、前記シート給送装置から送り出されてくるシートの画像を読み取る画像読み取り部と、を備えたことを特徴とする画像読取装置。
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