JP2008067977A - 内視鏡用冷却装置及び内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡用冷却装置及び内視鏡装置 Download PDF

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Abstract

【課題】内視鏡装置の挿入部に装着することで、高温環境下でも、操作性を低下させてしまうこと無く被検体の観察を行うことを可能とさせる内視鏡用冷却装置、及び、これを備えた内視鏡装置を提供する。
【解決手段】内視鏡用冷却装置20は、冷却用流体を流通させて、被検体の観察を行う内視鏡装置の挿入部6の先端側を冷却するものであって、挿入部6の外周面との間に冷却用流体が流れる冷却用流路21を形成して挿入部6の先端側に装着されるシース22と、シース22の側面または先端面の少なくとも一方に設けられた観察窓35と、冷却用流路21に冷却用流体を供給して回収する流体流通部と、シース22の中心軸C回りに回転可能にシース22と接続され、流体流通部と冷却用流路21とを冷却用流体を供給及び回収可能に連通させる接続口金24とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、被検体を観察するための内視鏡装置の挿入部に装着される内視鏡用冷却装置、及び、これを備える内視鏡装置に関する。
内視鏡装置が有する挿入部の先端側には、固体撮像素子(CCD)等の観察部材が配されているため、これらの耐熱温度の関係から最大使用許容温度が80℃程度に制限されている。そのため、工業用内視鏡として複雑な構造のエンジン等の内部を観察しようとしても、運転終了時の温度が200℃以上の高温状態となっているので、このままでは挿入部を内部に挿入して観察することができず、使用範囲が狭くなってしまう。そこで、このような高温環境下でも観察を行うことができるような内視鏡用冷却装置及び内視鏡装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
すなわち、上記特許文献1に記載の内視鏡装置は、内側軟性体、及び、内側軟性体との間に流体の流通する空間を形成して設けられた外側軟性体を有する挿入部と、外側軟性体の基端に固定され、内部が流体の流通する空間と連通している外筒と、外筒に固定されて、外筒の内部に流体を流入させることが可能なバルブとを備えている。そして、バルブと冷却用流体を供給する供給装置とを供給管路で接続して冷却用流体を流入させることで、冷却用流体は、外筒の内部から内側軟性体と外側軟性体との間を通って先端から放出される。このため、冷却用流体による冷却によって高温下でも使用が可能となるとされている。
特開2000−46482号公報
しかしながら、特許文献1の内視鏡装置では、被検体に挿入して観察する際には、バルブに、冷却用流体を供給する供給装置を供給管路によって常に接続した状態とする必要ある。このため、例えば直視型の内視鏡装置において先端で写しだされる画像の向きを変える場合など、あるいは、側視型の内視鏡装置において映し出す被検体の位置を変える場合などで、挿入部を中心軸回りに回転させる必要があっても、接続された供給管路によって制約を受けて自由に回転させることができず、内視鏡装置の挿入部の操作性が低下してしまい、また、被検体の検査が困難になってしまう問題があった。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、内視鏡装置の挿入部に装着することで、高温環境下でも、操作性を低下させてしまうこと無く被検体の観察を行うことを可能とさせる内視鏡用冷却装置、及び、これを備えた内視鏡装置を提供するものである。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明は、冷却用流体を流通させて、被検体の観察を行う内視鏡装置の挿入部の先端側を冷却する内視鏡用冷却装置であって、前記挿入部の外周面との間に前記冷却用流体が流れる冷却用流路を形成して前記挿入部の先端側に装着されるシースと、該シースの側面または先端面の少なくとも一方に設けられた観察窓と、前記冷却用流路に前記冷却用流体を供給して回収する流体流通部と、前記シースの中心軸回りに回転可能に該シースと接続され、前記流体流通部と前記冷却用流路とを前記冷却用流体を供給及び回収可能に連通させる接続口金とを備えることを特徴としている。
この発明に係る内視鏡用冷却装置によれば、シースを内視鏡装置の挿入部の先端側に装着した状態では、冷却用流体が流体流通部から冷却用流路に接続口金を介して供給される。このため、挿入部は冷却用流体によって常に冷却され、高温環境下での使用が可能となり、シースに設けられた観察窓から被検体を観察することが可能となる。この際、挿入部をシースとともに、シースの中心軸回りに回転させたとしても、接続口金がシースに対して回転可能に接続されていることで、接続口金及び流体流通部がシース及び挿入部に追従して回転してしまうことを防ぐことができる。
また、上記の内視鏡用冷却装置において、前記接続口金は、前記シースの中心軸方向に所定の範囲で進退可能であることがより好ましいとされている。
この発明に係る内視鏡用冷却装置によれば、挿入部をシースとともにシースの中心軸方向に進退させたとしても、接続口金がシースに対して所定の範囲で進退可能であることで、許容される範囲で接続口金及び流体流通部がシース及び挿入部に追従して進退してしまうことを防ぐことができる。
また、上記の内視鏡用冷却装置において、前記接続口金は、前記シースの基端に回転可能に接続される略管状の管部材と、該管部材の内周側と外周側とを連通させて前記流体流通部と接続可能な接続継手と、前記管部材の両端から前記冷却用流路を流通する冷却用流体が排出されるのを規制する封止手段とを備えることがより好ましいとされている。
この発明に係る内視鏡用冷却装置によれば、冷却用流体は、流体流通部から接続継手を介して管部材の内周側へ供給されるとともに、封止手段によって管部材の両端からの排出が規制されていることで冷却用流路に流入される。また、その逆に、冷却用流路から管部材の内周側へ流出する場合には、接続継手を介して流体流通部に回収される。
また、上記の内視鏡用冷却装置において、前記接続口金は、前記シースの外周面との間に隙間を有して外装される略管状の管部材と、該管部材の内周側と外周側とを連通させて前記流体流通部と接続可能な接続継手と、前記管部材の両端から前記冷却用流路を流通する冷却用流体が排出されるのを規制する封止手段とを備え、前記シースには、前記管部材が外装される位置で、外周側と内周側とを連通する貫通孔が形成されているものとしても良い。
この発明に係る内視鏡用冷却装置によれば、冷却用流体は、流体流通部から接続継手を介して管部材の内周側の隙間へ供給されるとともに、封止手段によって管部材の両端からの排出が規制されていることで貫通孔を介して冷却用流路に流入される。また、その逆に、管部材の内周側へ流出する場合には、接続継手を介して流体流通部に回収される。
また、上記の内視鏡用冷却装置において、前記シースは、先端が開口されて前記挿入部との間に前記冷却用流路として挿入部流路を形成する内シースと、該内シースの外周面との間に前記冷却用流体が流れる前記冷却用流路としてシース流路を形成する外シースとを有し、前記接続口金は、前記内シースと回転可能に接続され、前記挿入部流路に前記冷却用流体を供給または回収可能に連通させる第一の口金と、前記外シースと回転可能に接続され、前記シース流路に前記冷却用流体を回収または供給可能に連通させる第二の口金とを有することがより好ましいとされている。
この発明に係る内視鏡用冷却装置によれば、流体流通部から供給される冷却用流体は、第一の口金から供給されて挿入部流路に流入し、さらに内シース先端の開口からシース流路へ流入して、第二の口金から流体流通部に回収される。あるいは、その逆に第二の口金から供給され、シース流路から挿入部流路を経由して第一の口金から回収される。いずれにおいても、冷却用流体を循環させることができ、効率良く挿入部を冷却させることができる。この際、第一の口金が内シースと回転可能に接続されているとともに、第二の口金が外シースと回転可能に接続されていることで、いずれにおいてもシース及び挿入部とともに回転してしまうことを防ぐことができる。
また、上記の内視鏡用冷却装置において、前記第二の口金は、前記外シースと前記内シースとの間に隙間を有して設けられ、先端側が閉塞された有底略管状の透明材料で形成された管部材と、該管部材の外周側と内周側とを連通させて前記流体流通部と接続可能な接続継手とを備え、前記冷却用流体は、前記シース流路として、前記管部材と前記内シースとの間を流れることがより好ましいとされている。
この発明に係る内視鏡用冷却装置によれば、先端側が閉塞された管部材と、管部材の基端からの排出を規制する規制手段とによって、管部材と内シースとの間に冷却用流体を流通させる空間を形成することができ、これをシース流路とし、接続継手を介して冷却用流体を供給または回収することができる。また、管部材が内シースと外シースとの間に隙間を有して設けられていることで、第二の口金及び流体流通部がシース及び挿入部に追従して回転してしまうことを防ぐことができる。ここで、管部材が透明材料で形成されていることで、第二の口金の管部材が挿入部に対して相対的に回転したとしても、挿入部によって観察窓を介して観察する際に、管部材が支障となって観察できなくなってしまうことが無い。
また、上記の内視鏡用冷却装置において、前記シースを前記被検体に固定する固定手段を備えることがより好ましいとされている。
この発明に係る内視鏡用冷却装置によれば、固定手段によって被検体にシースを固定することで、シースを装着した挿入部と被検体との相対的位置関係を安定的なものとして、好適に被検体を観察することができる。
また、上記の内視鏡用冷却装置において、前記固定手段は、前記シースの中心軸回りに回転可能に該シースに設けられていることがより好ましいとされている。
この発明に係る内視鏡用冷却装置によれば、固定手段によって被検体に固定された状態で、被検体に対して、中心軸回りにシースを回転させることができる。このため、シースを装着した挿入部と被検体との相対的位置関係を安定的なものとしつつも、挿入部を回転させて、直視型においては映し出される画像の向きを、側視型においては映し出す被検体の位置を好適に変えることができる。
また、上記の内視鏡用冷却装置において、前記固定手段は、前記シースの中心軸方向に所定の範囲で進退可能されていることがより好ましいとされている。
この発明に係る内視鏡用冷却装置によれば、固定手段によって被検体に固定された状態で、被検体に対して、中心軸方向に所定の範囲でシースを進退させることができる。このため、シースを装着した挿入部と被検体との相対的位置関係を安定的なものとしつつも、挿入部を進退させて、挿入部先端の位置の微調整を行うことができ、より好適に被検体の観察を行うことができる。
また、本発明の内視鏡装置は、上記の内視鏡用冷却装置と、前記シースが装着される挿入部とを備えることを特徴としている。
この発明に係る内視鏡装置によれば、内視鏡用冷却装置によって供給される冷却用流体によって挿入部を常に冷却した状態とすることができ、高温環境下においても好適に被検体の観察を行うことができる。また、内視鏡用冷却装置の接続口金がシースに対して回転可能であることで、挿入部及び内視鏡用冷却装置のシースをシースの軸回りに回転させたとしても追従して接続口金及び流体流通部が回転しまうのを防ぐことができ、挿入部を自在に回転させて被検体を観察することができる。
本発明の内視鏡用冷却装置及び内視鏡装置によれば、シースとシースに対して回転可能な接続口金とを備えることで、これを挿入部の先端側に装着した内視鏡用装置において、高温環境下でも、操作性を低下させてしまうこと無く被検体の観察を行うことが可能となる。
本発明に係る第1の実施形態について、図1から図7を参照して説明する。
本実施形態に係る内視鏡装置1は、所謂側視型のものであって、図1及び図2に示すように、照明部2、観察レンズ3及び図示しないCCDを有する内視鏡先端部5が先端に設けられて、細長で可撓性を有するとともに湾曲操作可能な挿入部6と、挿入部6を湾曲操作させるジョイスティック7が配された操作部8と、CCDにより撮像された図示しない観察対象物を画像表示させる表示部10が配された装置本体11と、空気や水等の冷却用流体を流通させて挿入部6の先端側を冷却する内視鏡用冷却装置20とを備えている。内視鏡用冷却装置20は、挿入部6の外周面との間に冷却用流体が流れる冷却用流路21を形成して挿入部6の先端側に装着されるシース22と、冷却用流路21に冷却用流体を供給して回収する流体流通部23と、流体流通部23と冷却用流路21とを冷却流体を供給及び回収可能に接続させる接続口金24とを備える。
図2及び図3に示すように、本実施形態においてシース22は、内部に挿入された挿入部6とともに変形可能な可撓性を有する軟性タイプであり、先端が開口されて挿入部6との間に冷却用流体が流れる挿入部流路21aを形成する略円形断面の内シース25と、先端が封止され、内シース25の外周面との間に冷却用流体が流れるシース流路21bを形成する略円形断面の外シース26とを備える。内シース25は、上記のように可撓性を有する材質で形成されていて、先端部にはシース22の中心軸C方向に向かって延びる切欠き部25aが形成されている。また、基端部外周には、シール材27が覆われているとともに、シール材27の外周には硬質の筒部材28が外嵌され、シール材27によって内シース25に対して密着固定されている。さらに、筒部材28の外周には、中心軸C方向の一部に環状に突出する環状凸部28aが設けられている。また、筒部材28には、環状凸部28a全体を覆うようにゴムなどの弾性材で形成された弾性管29が外嵌され、環状凸部28aによって先端側及び基端側それぞれに傾斜したテーパ部29a、29bが形成されている。そして、テーパ部29a、29bは、後述するように、それぞれ第一の口金36及び第二の口金37の端部から冷却用流体が排出されるのを規制する封止手段として機能するとともに、第一の口金36及び第二の口金37それぞれを回転可能に接続する接続手段として機能する。また、図4に示すように、内シース25の基端には、筒部材28の外周側から、シール材27、及び内シース25の内周側まで連通する切欠き溝30が形成されている。
また、図2及び図3に示すように、外シース26は、内シース25同様に可撓性を有する略管状の可撓管部31と、可撓管部31の基端部に外嵌固定され、基端側へ延びる略管状の基端硬質部32と、可撓管部31の先端部に外嵌固定され、先端側へ延びる略管状の先端硬質部33とを備える。基端硬質部32及び先端硬質部33は、例えばステンレスなどの金属で形成されている。基端硬質部32の基端部外周には、後述する第二の口金37を回転可能に接続するための環状溝32aが形成されているとともに、さらに基端側には環状凹部32bが形成されOリング32cが外嵌されている。また、図3及び図5に示すように、先端硬質部33の先端開口は、キャップ34によって閉塞されている。先端硬質部33の側面には、挿入部6の観察レンズ3によって被検体を観察するための観察窓35が設けられている。観察窓35は、内シース25の切欠き部25aと対応して開口する開口部35aと、開口部35aが形成された位置において先端硬質部33の内周に嵌め込まれて固定されたガラス管35bとで構成されていている。このため、内シース25の内部に挿入された挿入部6の観察レンズ3と、切欠き部25a及び観察窓35とを中心軸C方向及び中心軸C回りに位置合わせすることで、外部の被検体を観察することが可能となる。
また、内シース25及び外シース26によって形成される挿入部流路21aとシース流路21bとは、内シース25の先端の開口によって連通されていて、すなわち、挿入部流路21a及びシース流路21bによって冷却用流体を循環可能な冷却用流路21を構成している。なお、挿入部流路21a及びシース流路21bの基端側は、後述する各封止手段によって冷却用流体が排出されるのが規制されている。
接続口金24は、内シース25と回転可能に接続され、流体流通部23と挿入部流路21aとを冷却用流体を供給可能に連通させる第一の口金36と、外シース26と回転可能に接続され、流体流通部23とシース流路21bとを冷却用流体を回収可能に連通させる第二の口金37とを有する。第一の口金36は、内シース25の基端に回転可能に接続される管部材38と、管部材38の外周側から内周側へ連通して設けられ、外周側に、後述する流体流通部23の供給配管49を接続可能に突出した接続継手39とを備えている。管部材38の内径は、筒部材28との間に冷却用流体を流通可能な隙間を有する程度に筒部材28の外径よりも大きく設定されている。また、管部材38の先端部38aは、内シース25に設けられたテーパ部29bと対応して内周側へ傾斜するテーパ形状に形成されている。そして、図3に示すように、内シース25に第一の口金36が接続された状態において、管部材38の先端部38aは、テーパ部29bを形成する弾性管29に外嵌され、弾性管29を弾性変形させた状態にある。このため、第一の口金36は、テーパ部29bを接続手段として、管部材38と弾性管29との間に生じる摩擦によって内シース25に対して中心軸C方向に脱落しないよう密着固定された状態であるとともに、一定の力を与えることで、内シース25に対して中心軸C回りに回転可能な状態とされている。
また、管部材38の基端部38bには、内周側へ環状に突出する内フランジ38cが形成されている。さらに、管部材38の内周側には、略環状で弾性変形可能なシール部材40が二枚の略環状のワッシャー41、42に挟み込まれて配設されている。これらシール部材40と、ワッシャー41、42とは、外径が管部材38の内径と略等しく、また、内径が挿入部6の外径と略等しく若しくは僅かに大に設定されていて、使用時においては挿入部6が挿通された状態となる。そして、管部材38の先端部38aが弾性管28に外嵌されて弾性管28を弾性変形させた状態において、内シース25の基端が管部材38の内周側でワッシャー41を押圧し、シール部材40とワッシャー41、42とは、内シース25と管部材38の内フランジ38cとの間に挟み込まれた状態となる。そして、管部材38の内周側空間は、先端側においては、上記のように、弾性管29で形成されたテーパ部29bが管部材38の先端部38aに密着していることで封止された状態となっている。さらに、基端側においては、シール部材40が内シース25の基端と内フランジ38cとに挟み込まれて弾性変形することで径方向に膨出し、管部材38の内周面及び挿入部6の外周面に密着していることで封止された状態となっている。すなわち、テーパ部29b及びシール部材40が第一の口金36の両端から冷却用流体が排出されるのを規制する封止手段として機能し、接続継手39から流入した冷却用流体を挿入部流路21aに流通させることを可能としている。ここで、管部材38の先端側においては、先端部38aがテーパ部29bと対応したテーパ形状に形成されていることで弾性管29を面的に押圧することができ、また、基端側においては、ワッシャー41、42を有することでシール部材40を均一に弾性変形させることができ、密着性をより良好なものとしている。
また、第二の口金37は、外シース26の基端に回転可能に接続される管部材43と、管部材43の外周側から内周側へ連通して設けられ、外周側に、後述する流体流通部23の排出配管50を接続可能に突出した接続継手44とを備えている。管部材43の先端部は、外シース26の基端硬質部32に外嵌されているとともに、外シース26の環状溝32aと対応した幅を有して環状溝32aに嵌合された凸部43aが設けられている。すなわち、外シース26の環状溝32aと管部材43の凸部43aとによって接続手段を構成し、第二の口金37を外シース26に対して中心軸C方向に脱落しないように係合しているとともに、中心軸C回りに回転可能に固定している。また、この状態において、管部材43の内周面には、Oリング32cが密着した状態となっていて、すなわちOリング32cを封止手段として、先端側において管部材43の内周側空間を封止した状態としている。また、管部材43の基端部43bは、テーパ部29aと対応して内周側に傾斜したテーパ形状に形成されていて、テーパ部29aを形成する弾性管29に外嵌され、弾性管29を弾性変形させた状態にある。このため、第二の口金37は、テーパ部29aを接続手段として、管部材43と弾性管29との間に生じる摩擦によって内シース25に対して中心軸C方向に脱落しないよう密着固定された状態であるとともに、一定の力を与えることで、内シース25に対して中心軸C回りに回転可能な状態にある。さらに、テーパ部29aを封止手段として、基端側において管部材43の内周側空間を封止した状態としている。
また、外シース26の基端硬質部32の外周において、第二の口金37が接続された位置よりも先端側には、シース22を被検体に固定する固定手段45が設けられている。固定手段45は、より詳しくは、外シース26に外嵌された略管状のゴム部材46と、ゴム部材46に外嵌された略管状の固定ネジ47とを備える。固定ねじ47は、先端側外周におねじ47aが形成されているとともに、基端側外周は断面六角状に形成されて六角レンチ等で締付可能な形状を呈している。また、固定ねじ47の内径は、ゴム部材46の外径と略等しいか僅かに小さく設定されている。このため、固定ねじ47は、ゴム部材46と、外シース26及び固定ねじ47との間にそれぞれ生じる摩擦によって外シース26に固定された状態にあるとともに、シール構造になっていて、一定の力を与えることで外シース26に対して中心軸C回りに回転可能であるとともに、ゴム部材46が配設された範囲において中心軸C方向にも進退させることが可能である。
また、図1に示すように、内視鏡用冷却装置20の流体流通部23は、冷却用流体の供給源48と、供給源48からの冷却用流体を挿入部流路21aに供給させるために第一の口金36の接続継手39と接続する供給配管49と、シース流路21bから排出される冷却用流体を供給源48に回収するために第二の口金37の接続継手44と接続する排出配管50とを備えている。また、供給源48は、冷却用流体が貯留されるタンク51と、タンク51内の冷却用流体を供給配管49に供給するためのポンプ52とを備えている。
次に、この実施形態の内視鏡装置1及び内視鏡用冷却装置20の作用について、図6に示すように、被検体であるパイプPの端部開口P1から内視鏡装置1の挿入部6を挿入してパイプPの内部を観察する場合を例として説明する。図6に示すように、まず、パイプPの端部開口P1に、内視鏡用冷却装置20の固定手段45を固定するためのキャップ55を装着する。キャップ55は、略筒状で、基端において内周側に環状に突出する口金部55aを有し、口金部55aの内周面には固定手段45の固定ねじ47を螺合可能なめねじ55bが形成されている。また、キャップ55の内径は、パイプPの外径と略等しく設定されている。このため、キャップ55は、端部開口P1に外嵌されることで、摩擦によってパイプPの端部開口P1に固定された状態となる。なお、パイプPの外周面におねじが形成されている場合、あるいは、予めパイプPの外周面におねじを形成可能な場合には、キャップとしてめねじが形成されたものを螺合して固定するものとしても良い。次に、図7に示すように、シース22が装着された状態の挿入部6を、キャップ55の口金部55aからパイプPの内部へ挿入する。この際、流体流通部23の供給源48において、ポンプ52を駆動し、冷却用流路21に冷却用流体を循環させておく。そして、シース22を基端側まで挿入したら、固定ねじ47をめねじ55bに螺合させることで、シース22及び挿入部6は、パイプPに固定された状態となる。なお、固定ねじ47とめねじ55bとをシールテープ等でシールして取り付けることで、パイプPの内部に流体が満たされていても、パイプP内の流体が外に漏れ出さない構造になっている。
次に、挿入部6の先端に設けられた観察レンズ3でパイプPの内部の観察を行う。図3に示すように、観察を行っている間、流体流通部23によって冷却用流体が常に第一の口金36の接続継手39に供給される。供給された冷却用流体は、接続継手39から管部材38と筒部材28との間の隙間に流入し、さらに、切欠き溝30を介して挿入部流路21aに流入する。この際、封止手段であるテーパ部29b及びシール部材40によって第一の口金36の両端は封止されているので、冷却用流体は、第一の口金36の両端から排出されてしまうことがなく、挿入部流路21aに沿って先端側へ流通し、挿入部6を好適に冷却させることできる。そして、先端側まで流通した冷却用流体は、内シース25の先端開口あるいは切欠き部25aから外周側のシース流路21bに流入し基端側へ流通することで、再び内周側に位置する挿入部6を冷却することができる。そして、第二の口金37の位置まで到達した冷却用流体は、接続継手44から外方へ排出される。この際、封止手段であるOリング32c及びテーパ部29aによって第二の口金37の両端は封止されているので、冷却用流体は、第二の口金37の両端から排出されてしまうことがなく、接続継手44から排出させられる。そして、排出された冷却用流体は、流体流通部23によって回収され、再冷却した後に第一の口金36に供給され、再び挿入部6を冷却することができる。このため、内視鏡装置1では、パイプPの内部が高温環境下であったとしても、挿入部6の観察レンズ3によって、内シース25の切欠き部25a及び外シース26の観察窓35を介して、パイプPの内部を好適に観察することができる。
ここで、接続口金24である第一の口金36及び第二の口金37は、上記のように、それぞれ内シース25及び外シース26と回転可能に接続されている。すなわち、第一の口金36及び第二の口金37は、挿入部6及びシース22の中心軸C回りの向きと関係無く、各々自在に中心軸C回りの向きを調整することができる。このため、第一の口金36の接続継手39及び第二の口金37の接続継手44のそれぞれに接続された供給配管49及び排出配管50を、挿入部6及びシース22の中心軸C回りの向きと関係なく自在に配置することができ、観察を容易なものとすることができる。また、挿入部6及びシース22が固定手段45によってパイプPに固定されていることで、挿入部6とパイプPとの相対的位置関係を安定的なものとして、好適にパイプPの内部を観察することができる一方、シース22は固定手段45によって固定された状態のまま中心軸C回りに回転可能であり、また、中心軸C方向に進退可能である。このため、挿入部6の観察レンズ3によって映し出すパイプPの観察位置を、周方向に変えることができ、また、軸方向にも微調整することができる。また、第一の口金36及び第二の口金37が回転可能であることによって、シース22及び挿入部6を中心軸C回りに回転させた際に追従して回転してしまうことを防ぐことができ、観察を好適に行うことができる。
なお、図3に示すように、本実施形態の内視鏡装置1では、内視鏡用冷却装置20の第一の口金36において、接続継手39から供給された冷却用流体は、内シース25の端部に形成された切欠き溝30を流通して挿入部流路21aに流入するものとしたがこれに限るものでは無い。図8は、本実施形態の第1の変形例として、第一の口金36の変形例を示したものであるが、図8に示すように、内シース25と当接するワッシャー41の当接面41aに同様の切欠き溝41bが形成されるものとしても良い。このようにしても、接続継手39から供給された冷却用流体を、切欠き溝41bを介して挿入部流路21aに流入させることができる。また、当接する内シース25の基端とワッシャー41との間の隙間から冷却用流体が流通可能であるならば、切欠き溝25a及び切欠き溝41bが無い構成としたとしても良い。また、上記においては、パイプPにキャップ55を外嵌させて、キャップ55を介して固定手段45によってシース22を固定させるものとしたが、これに限るものでは無い。例えば、パイプPの端部開口P1において内周面にめねじが形成されている場合、あるいは、予め内周面にめねじを形成可能である場合には、固定手段45の固定ねじ47を直接パイプPに螺合して固定するものとしても良い。
また、図9及び図10は、本実施形態の第2の変形例として、第一の口金36及び第二の口金37をシース22に接続する接続手段の変形例を示している。図9に示すように、本変形例において、筒部材28の両端外周には弾性変形可能な環状凸部28b、28cが形成されている。また、第一の口金36の管部材38の内周面には、環状凸部28cと対応する環状凹部38dが形成されている。同様に、第二の口金37の管部材43の内周面には、環状凸部28bと対応する環状凹部43cが形成されている。
すなわち、図10に示すように、内シース25の基端に外嵌固定された筒部材28を第二の口金37に、環状凸部28cを弾性変形させて圧入すれば、管部材43の基端部43bがテーパ部29bに当接し弾性変形させた状態になるとともに、環状凸部28bが環状凸部28cで復元し係合した状態となる。このため、内シース25に対する第二の口金37の中心軸C方向への脱落をより確実に防ぐことができるとともに、環状凸部28b及び環状凹部43cをガイドとして第二の口金37を中心軸C回りに好適に回転させることができる。同様に、筒部材28を第一の口金36に、環状凸部28cを弾性変形させて圧入すれば、管部材38の先端部38aがテーパ部29aに当接し弾性変形させた状態になるとともに、環状凸部28cが環状凸部28bで復元し係合した状態となる。このため、内シース25に対する第一の口金36の中心軸C方向への脱落をより確実に防ぐことができるとともに、環状凸部28c及び環状凹部38dをガイドとして第一の口金36を中心軸C回りに好適に回転させることができる。
図11は、本実施形態の第3の変形例として、第二の口金37をシース22に接続する接続手段の変形例を示している。図11に示すように、本変形例では、筒部材28の先端外周には環状凹部28dが形成されている。また、第二の口金37の管部材43において、環状凹部28dと対応する位置には、外周面から内周面まで連通するねじ孔43dが形成されていて、対応する止めねじ43eを螺合可能である。止めねじ43eの長さは、ねじ孔43dに螺合した場合において、その先端が環状凹部28dの深さと対応する長さだけ管部材43の内周側空間に突出するように設定されている。この変形例では、筒部材28を第二の口金37に挿入して基端部43bをテーパ部29aに当接して弾性変形させた状態で、止めねじ43eをねじ孔43dに螺合すれば、止めねじ43eと環状凹部28dが係合し、内シース25に対する第二の口金37の中心軸C方向への脱落をより確実に防ぐことができる。さらに、第二の口金37は、止めねじ43e及び環状凹部28dをガイドとして、シース22に対して中心軸C回りに好適に回転させることができる。なお、本変形例においては、第一の口金36を省略しているが、第一の口金36においても同様の構成とすることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図12から図15は、本発明の第2の実施形態を示したものである。この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図12に示すように、この実施形態の内視鏡装置60は、第一の実施形態同様に側視型のものであって、硬性タイプの挿入部61と、挿入部61の先端で側方に照明可能な照明手段62と、挿入部61の先端で側方を観察可能な観察手段63と、空気や水等の冷却用流体を流通させて挿入部6の先端側を冷却する内視鏡用冷却装置70とを備えている。観察手段63は、挿入部61の先端側面に設けられた観察レンズ64と、挿入部61の基端に接続されて観察レンズ64から得られる画像を撮像するCCDカメラ65と、CCDカメラ65によって撮像された画像を表示する表示部66と、CCDカメラ65に電力を供給する電源部67とを備える。また、照明手段62は、先端68aが挿入部の先端側方を照明可能に配置され、挿入部6の内部に配設されたライトガイドファイバ68と、基端側においてライトガイドファイバ68に照明光を供給する光源69とを備える。
図13及び図14に示すように、内視鏡用冷却装置70において、挿入部61に装着されるシース71は、金属で形成された硬性タイプであり、先端が開口されて挿入部61との間に挿入部流路21aを形成する略円形断面の内シース72と、先端が封止され、内シース72の外周面との間に冷却用流体が流れるシース流路21bを形成する略円形断面の外シース73とを備える。第1の実施形態同様に、内シース72において、先端部には切欠き部72aが形成されているとともに、基端部外周には、シール材27、筒部材28、弾性管29が設けられ、その基端には切欠き溝30が形成されている。また、本実施形態においては、内シース72が外シース73に挿入された状態で、外シース73の基端73aがテーパ部29aに当接し、これによって内シース72と外シース73とは中心軸C方向に脱落しないように一体となり、また、シース流路21bの基端は封止された状態となっている。
図13に示すように、外シース73において、先端側には観察窓35が設けられている。また、外シース73の基端部外周には、環状に突出する二つのストッパ74、75が所定の間隔を有して設けられている。図14に示すように、基端側のストッパ75は、外シース73の外周面に形成されたおねじ75aと、内周面におねじ75aと対応するめねじ75cが形成されたリング部材75bとで構成されていて、着脱可能な構成となっている。また、外シース73において、二つのストッパ74、75の間には、外周側と内周側とを連通する貫通孔73bが形成されているとともに、第二の口金76が外装されている。第二の口金76は、ストッパ74、75の間隔と略等しい幅を有してストッパ74、75の間で外シース73と隙間77を有して外装された管部材78と、管部材78の外周側と内周側とを連通させて図示しない流体流通部と接続可能な接続継手79とを有している。管部材78の内周面には、先端側及び基端側それぞれに、環状凹部78aが形成されて封止手段であるOリング78b、78cが嵌合されている。このため、第二の口金76は、外シース73の外周を中心軸C回りに回転可能であるとともに、シース流路21bから貫通孔73bを介して隙間77に流入した冷却用流体を、封止手段であるOリング78b、78cによって管部材78に両端から排出してしまうのを規制し、隙間77を流通させて接続継手79から排出させることが可能となる。
次に、この実施形態の内視鏡装置60及び内視鏡用冷却装置70の作用について、図12に示すように、被検体であるパイプQの中間位置において挿入部6を挿入してパイプQの内部を観察する場合を例として説明する。まず、図15に示すように、パイプQの観察位置で、パイプQ同士の間に略T字形の継手80を割り込ませる。継手80は、パイプQの外径と略等しい内径を有する本管部81と、本管部81と直交する方向に突出するとともに内周面に固定手段45の固定ねじ47を螺合可能なめねじ82aが形成された支管部82とを備えている。すなわち、図12に示すように、パイプQの中間位置で、パイプQに外嵌固定した継手80の支管部82に固定手段45の固定ねじ47を螺合させることで、シース71をパイプQに固定させる。この状態でパイプQの内部を観察すれば、第一の実施形態同様に、固定手段45によって挿入部61とパイプQとの相対的位置関係を安定的なものとして、好適にパイプQの内部を観察することができる。また、シース71は固定手段45によって固定された状態のまま中心軸C回りに回転可能であるので、映し出す位置をパイプQの前後左右に変えることができ、また、中心軸C方向に進退可能であるので、映し出す位置を上下方向にも微調整することが可能である。この際、第一の口金36及び第二の口金76がそれぞれシース71に対して回転可能であることで、シース71及び挿入部61を中心軸C回りに回転させたとしても、追従して回転してしまうことを防ぐことができ、観察を好適に行うことができる。さらに、固定手段45の固定ねじ47と継手80の支管部82のめねじ82aとの間にシール材を設けて、パイプQ内部の流体等が外部に漏れ出すことを防ぐことも可能である。
なお、本実施形態においては、硬性タイプである内視鏡装置60の挿入部61を、パイプQの中間位置において継手80から挿入する場合について説明したが、これに限ることは無く、第1の実施形態同様に端部開口から挿入して観察するものとしても良い。また、継手80から挿入して観察するタイプとしては硬性タイプに限られるものでは無く、例えば第1の実施形態の内視鏡装置1にように、軟性タイプのものを使用しても良い。
図16から図19は、この実施形態の第1の変形例として、外シース及び外シースに回転可能に接続された第二の口金の変形例を示している。すなわち、図16及び図17に示すように、本変形例においては、外シース90の基端側外周には、環状に突出した二つのストッパ91、92が設けられている。基端側のストッパ92は、外周側から内周側へ貫通するねじ孔92aが形成されている環状部材92bと、ねじ孔92aと対応する止めねじ92cとで構成されている。また、外シース90のストッパ92が設けられる位置には、止めねじ92cと対応する径の凹部90aが形成されている。このため、環状部材92bを外シース90に外嵌させるとともに、ねじ孔92aと凹部90aとを位置合わせした状態とする。そして、止めねじ92cを環状部材92bの内周側に突出させるまで螺合させることによって、止めねじ92cによって環状部材92bは係止されてストッパ92として外シース90に固定されるとともに、止めねじ92cを緩めることで取り外すことが可能である。また、ストッパ91、92の間には、固定手段93及び第二の口金94が外装されていて、一体としてストッパ91、92の間で中心軸C方向に進退可能となっている。また、外シース90には、第二の口金94が進退する範囲において外周側から内周側へ連通する貫通孔90bが形成されている。
図18及び図19に示すように、固定手段93は、外シース90に外装可能な内径を有する略管状で、内周面両端部には、それぞれ環状凹部93aが形成されOリング93bが嵌合されていて、Oリング93bによって外シース90と固定手段93とは密着した状態となっている。また、固定手段93の外周面先端部には、被検体と固定するためのおねじ93cが形成され、その基端側は断面六角状の形状を呈していて、六角レンチ等で締付可能である。また、固定手段93の外周面基端部には、環状凹部93dが形成されOリング93eが外嵌されているとともに、その基端側には中心軸C方向に所定の幅を有しておねじ93fが形成されている。
また、第二の口金94は、略管状で、固定手段93に外嵌される固定手段接続部95及び固定手段接続部95の基端側において外シース90に外嵌されるシース接続部96で構成される管部材97と、シース接続部96の外周側から内周側へ連通させて流体流通部を接続可能な接続継手98とで構成されている。固定手段接続部95の内径は、固定手段93の基端側に外嵌可能な内径を有していて、中心軸C方向の一部には、固定手段93のおねじ93fと対応するめねじ95aが形成されている。また、めねじ95aよりも基端側には、固定手段93のおねじ93fの外径と略等しいか若しくは僅かに大きい外径に設定された環状の凹溝95bが形成されている。凹溝95bの中心軸C方向の幅は、おねじ93fの中心軸C方向の幅と略等しいか若しくは僅かに大きく設定されている。このため、図18に示すように、第二の口金のめねじ95aを、固定手段93のおねじ93fを抜け出て凹溝95bに位置するまで螺合することで、第二の口金94は、固定手段93とともに中心軸C方向に進退可能であるとともに、固定手段93に対して中心軸C回りに回転可能な状態となっている。また、シース接続部96の内径は、外シース90との間に隙間99を有して外装可能な大きさに設定されている。また、シース接続部96の内周面基端側には環状凹部96aが形成されOリング96bが嵌合されていて、第二の口金94が外シース90に外装された状態において、外シース90と密着した状態となっている。このため、シース流路21bから貫通孔90bを介して隙間99に流入した冷却用流体は、Oリング96b、93b、93eが封止手段として機能し、基端側においてはOリング96bによって、また、先端側においてはOリング93b、93eによって管部材97の両端から排出してしまうのが規制され、隙間99を流通させて接続継手98から排出させられる。
そして、このような変形例の外シース90、固定手段93及び第二の口金94を有する内視鏡用冷却装置を備えた内視鏡装置では、第二の口金94及び第二の口金94に接続された流体流通部が外シース90(シース)及び挿入部61に追従して回転してしまうことを防ぐことができる。さらに、第二の口金94は、外シース90に対して固定手段93とともにストッパ91、92の範囲で進退可能であることで、許容される範囲で外シース90及び挿入部61に追従して中心軸C方向に進退してしまうことも防ぐことができ、操作性をさらに向上させることができる。
なお、上記においては、第二の口金94は、固定手段93に対して中心軸C回りに回転可能な構成としているが、これに限ること無い。図20は、第2の変形例として固定手段と第二の口金とが一体となった例を示している。図20に示すように、この変形例では、外シース90には、ストッパ91、92の間において第二の口金100が中心軸C回りに回転可能に、かつ、中心軸C方向に進退可能に設けられている。より詳しくは、第二の口金100は、略管状の管部材101と、管部材101の外周側から内周側へ連通させて流体流通部を接続可能な接続継手102とを備える。管部材101の内径は外シース90との間に隙間103を有して外装可能な大きさに設定されている。また、管部材101の内周面両端部には、環状凹部101aが形成されOリング101bが嵌合されていて、管部材101が外シース90に外装された状態で外シース90と密着し、封止手段として機能している。また、外周面先端部にはおねじ101cが形成されていて、その基端側は断面六角状に形成されて六角レンチ等で締付可能となっている。
このような変形例においても、外シース90及び挿入部61を中心軸C回り回転させても、第二の口金100及び図示しない流体流通部が外シース90及び挿入部61に追従して回転してしまうことを防ぐことができる。また、本変形例においては、おねじ101を固定手段として被検体と固定してしまうことで、接続継手102が設けられた部分をおねじ101が形成された部分と別体として回転させることができないが、おねじ101cによって被検体と固定可能な範囲で、おねじ101cとともに回転させることは可能であり、これにより第二の口金100の向きを独立して調整することも可能である。
また、図21及び図22は、第3の変形例として第二の口金の構造の変形例について示している。図21及び図22に示すように、この変形例では、第二の口金110は、略管状の管部材111と、管部材111の外周側から内周側まで連通させて流体流通部を接続可能な接続継手112とを備えている。管部材111は、全体が弾性変形可能な例えばゴムなどで形成されていて、内径が、外シース90に隙間113を有して外装可能に設定されている。また、貫通孔111aが形成されていて、金属で形成された接続継手112が圧入固定されている。また、両端部には内周側に突出する内フランジ111b、111cが形成されていて、これらの内径は外シース90の外径と略等しいか若しくは僅かに小さく設定されている。このため、第二の口金110が外シース90に外装された状態においては、両端で内フランジ111b、111cが外シース90に密着した状態となり、すなわち内フランジ111b、111cが封止手段として機能することなる。このため、シース流路21bから貫通孔90bを介して隙間113に流入した冷却用流体は、管部材111の両端から排出してしまうことなく隙間113を流通し接続継手112から流体流通部に回収させられる。また、第二の口金110は、一定の力を与えることで、内フランジ111b、111cを外シース90の外周面で摺動させて中心軸C回りに回転可能であり、また、貫通孔90bが隙間113に位置する範囲で中心軸C方向に進退させることが可能である。
図23は、第4の変形例として固定手段の構造の変形例について示している。図23に示すように、この変形例では、固定手段120は、弾性変形可能な、例えばプラスチックやゴムなどで形成された略管状の部材で、内径が外シース90の外径よりも僅かに大きく設定されている。内周面基端側には、内径が外シース90の外径と略等しいか若しくは僅かに小さく設定された環状凸部120aが形成されている。このため、固定手段120は、外シース90に外嵌された状態では、一定の力を与えることで外シース90に対して中心軸C回りに回転可能であり、また、中心軸C方向に進退させることが可能である。また、外周面先端側は、先端から基端へ向かってテーパ状に拡径する挿入部120bが形成され、基端には、外周側へ突出する外フランジ120cが形成されるとともに、外フランジ120cと挿入部120bとの間には、環状の溝部120dが形成されている。このため、例えば、図23に示すように、パイプRの壁面に溝部120dと略等しい内径の貫通孔R1を形成して固定手段120を挿入すれば、固定手段120は、テーパ状に形成された挿入部120bが弾性変形しながら好適に挿入されていく。そして、さらに溝部120dまで挿入することで、固定手段120は、溝部120d及び外フランジ120cによってパイプRに固定された状態とすることができる。すなわち、外シース90に外嵌された状態で固定手段120をパイプRに固定することで、シース及び挿入部をパイプRに固定することができるともに、一定の力を与えることで中心軸C回りに回転させ、また、中心軸C方向に進退させることが可能である。
図24は、第5の変形例として固定手段の構造の変形例について示している。図24に示すように、この変形例では、固定手段125は、略管状の部材で、内径が外シース90の外径よりも僅かに大きく設定されている。内周面基端側には、環状凹部125aが形成されOリング125bが嵌合されている。そして、固定手段125は、外シース90に外嵌された状態では、Oリング125bが外シース90の外周面に密着し、一定の力を与えることで外シース90に対して中心軸C回りに回転可能であり、また、中心軸C方向に進退させることが可能である。また、外周面先端側は、先端から基端へ向かってテーパ状に拡径する挿入部125cが形成され、その基端側には、段状に拡径した外フランジ125dが形成されている。このため、例えば、図24に示すように、パイプRの壁面に挿入部125cの基端部外径と略等しいか若しくは僅かに小さい内径の貫通孔R2を形成して固定手段125を挿入すれば、テーパ状に形成された挿入部125cによって好適に挿入することが可能である。そして、挿入部125cの基端付近まで挿入したところで、最後に所定の力を加えて圧入すれば、挿入部125cの基端と貫通孔R2とが嵌合するとともに外フランジ125cがパイプRに当接し、固定手段125は、挿入部125c及び外フランジ125dによってパイプRに固定された状態となる。すなわち、外シース90に外嵌された状態で固定手段120をパイプRに固定することで、シース及び挿入部をパイプRに固定することができるともに、一定の力を与えることで中心軸C回りに回転させ、また、中心軸C方向に進退させることが可能である。
図25は、第6の変形例として固定手段の構造の変形例について示している。図25に示すように、この変形例では、固定手段130は、弾性変形可能な、例えばゴムなどで形成された略管状の部材で、内径が外シース90の外径よりも僅かに大きく設定されている。このため、固定手段130は、外シース90に外嵌された状態では、一定の力を与えることで外シース90に対して中心軸C回りに回転可能であり、また、中心軸C方向に進退させることが可能である。また、固定手段130の外径は、先端側よりも基端側の方で急勾配となるような曲線状に先端から基端へ向かって拡径している。このため、例えば、図25に示すように、パイプRの壁面に固定手段130の先端外径と略等しいか若しくは僅かに大きい内径の貫通孔R3を形成して固定手段130を挿入すれば、好適に挿入することが可能であり、さらに圧入することで固定手段130と貫通孔R3とが嵌合し、固定手段125はパイプRに固定された状態となる。すなわち、外シース90に外嵌された状態で固定手段130をパイプRに固定することで、シース及び挿入部をパイプRに固定することができるともに、一定の力を与えることで中心軸C回りに回転させ、また、中心軸C方向に進退させることが可能である。
図26は、第7の変形例として固定手段の構造の変形例について示している。図26に示すように、この変形例の固定手段135は、第6の変形例同様に、弾性変形可能な、例えばゴムなどで形成された略管状の部材で、内径が外シース90の外径よりも僅かに大きく設定されている。また、固定手段135の外周面には環状に形成された溝部135aが形成されている。このため、例えば、図26に示すように、パイプRの壁面に固定手段135の溝部135aの外径と比べて若干小さい内径の貫通孔R4を形成して固定手段135を挿入すれば、弾性変形することで好適に挿入することが可能であり、溝部135aまで挿入されたところで固定手段135は、溝部135aによってパイプRに固定された状態となる。すなわち、外シース90に外嵌された状態で固定手段130をパイプRに固定することで、シース及び挿入部をパイプRに固定することができるともに、一定の力を与えることで中心軸C回りに回転させ、また、中心軸C方向に進退させることが可能である。
また、図27及び図28は、第8の変形例として固定手段の構造の変形例について示している。図27に示すように、この変形例の固定手段140は、所定の間隔をもって配設された一対の口金141、142と、一対の口金141、142との間に設けられたバルーン143と、バルーン143の内部に空気を供給するポンプ144とを備える。一対の口金141、142は、それぞれ、外シース90よりも大きい内径の挿入孔141a、142aを有し、外シース90が挿通されている。また、一対の口金141、142には、それぞれ挿入孔141a、142aの周縁から対向する口金142、141に向かって突出する環状の固定部141b、142bが設けられている。なお、これら口金141、142の間には図示しないスペーサが設けられていて、一定の間隔に保たれている。また、バルーン143は、口金141、142の間で両端部が固定部141b、142bに外嵌された内側筒体143aと、内側筒体143aの外周を覆う外側筒体143bとを備える。内側筒体143aと外側筒体143bとはともに、弾性変形可能なゴムなどのシート状の部材によって形成されている。そして、内側筒体143a及び外側筒体143bは、両端部において外側筒体143bの外周から固定糸143cによって締め付けられていることで、固定部141b、142bのそれぞれに一体となって外嵌固定された状態であり、また、内側筒体143aと外側筒体143bとの間には空気室143dが形成されている。また、ポンプ144は、口金141に形成された貫通孔141cに挿通された接続管144aによって空気室143dと連通している。
この変形例の固定手段140を用いる場合、まず、図27に示すように、パイプRの壁面に口金141、142の外径よりも大きい内径の貫通孔R5を形成する。次に、空気室143dの内部の空気を抜いた状態で口金141、142の挿入孔141a、142aに外シース90を挿通させ、この状態で一体としてパイプRの貫通孔R5に挿入させる。そして、固定手段140が貫通孔R5に位置したところで、ポンプ144によって空気室143dに空気を送り込むことで、図28に示すように、バルーン143は膨張し貫通孔R5及び外シース90を押圧する。このため、外シース90は、固定手段140のバルーン143と、外シース90及び貫通孔R5のそれぞれとの間に生じる摩擦によってパイプRに固定された状態となるとともに、一定の力を加えることで中心軸C回りに回転可能であり、また、中心軸C方向に進退可能である。
図29及び図30は、第9の変形例として固定手段の構造の変形例について示している。図29に示すように、この変形例の固定手段145は、パイプPの端部開口P1に固定可能なものであり、ゴムなどの弾性変形可能な材質で形成された有底筒状の部材である。固定手段145の内径は、パイプPの外径と略等しいか若しくは僅かに小さく設定されていて、端部開口P1に外嵌することで摩擦によって固定可能なものである。また、底部145aには、外面から内面まで連通する略十字状の切り込み145bが形成されている。すなわち、固定手段145をパイプPの端部開口P1に外嵌固定した状態で、切り込み145bに外シース90を圧入すれば、図30に示すように、切り込み145bが弾性変形して外シース90を挿通させるとともに、外シース90は、固定手段145との間に生じる摩擦によってパイプPと固定された状態となる。また、一定の力を与えることで、中心軸C回りに回転し、また、中心軸C方向に進退させることもの可能である。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図31及び図32は、本発明の第3の実施形態を示したものである。この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図31及び図32に示すように、この実施形態の内視鏡装置の内視鏡冷却装置において、挿入部61に装着されるシース150は、先端が開口されて挿入部61との間に挿入部流路を形成する略円形断面の内シース151と、先端が封止され、内シース151の外周面との間に隙間を有して外装される略円形断面の外シース152とを備える。第1の実施形態同様に、内シース151において、先端部には切欠き部151aが形成されているとともに、基端部外周には、シール材27、筒部材28、弾性管29が設けられ、その基端には切欠き溝30が形成されている。
また、内シース151と外シース152との間には、先端側が閉塞された有底略管状の管部材153が、それぞれと隙間を有して介装されている。また、管部材153はガラスなどの透明材料で形成されていて、基端部には外周側から内周側まで連通して外周側へ突出する接続継手154が設けられている。また、管部材153と外シース152は、上記のように隙間を有することで、中心軸C回りに回転可能であり、また、中心軸C方向にも進退可能である。一方、管部材153と内シース151とは、管部材153の基端153aがテーパ部29aに当接して弾性変形させていることで、中心軸C方向に脱落しないように密着固定された状態となっているとともに、一定の力を与えることで内シース151に対して中心軸C回りに回転することが可能である。また、内シース151の基端には、第一の口金155が回転可能の接続されている。第一の口金155は、テーパ部29bによって内シース151の基端に回転可能に接続される管部材156と、管部材156の外周側から内周側へ連通して設けられ、外周側に突出した接続継手157とを備えている。管部材156の内径は、筒部材28との間に冷却用流体を流通可能な隙間を有する程度に筒部材28の外径よりも大きく設定されている。また、管部材156に基端には、有底筒状のゴムキャップ158が外嵌されている。ゴムキャップ158に底部158aには、挿入部61の外径と略等しい内径を有する貫通孔158bが形成されている。そして、貫通孔158bに挿入部61が挿入された状態で管部材156をテーパ部29bに当接して接続させれば、内シース151の基端がゴムキャップ158の底部158aに当接する。すなわち、ゴムキャップ158が管部材156の基端の封止手段として機能し、接続継手157から流入した冷却用流体を管部材156と筒部材28との隙間から切欠き溝30を介して挿入部流路に流入させることができる。
また、挿入部流路に流入した冷却用流体は、先端側に流通し、内シース151の先端開口あるいは切欠き部151aから管部材153との隙間に流入し、すなわちこの隙間をシース流路とするとともに、管部材153と接続継手154とで第二の口金159を構成し、接続継手154まで流通させて排出させることができる。この際、シース流路の基端において、テーパ部29aが封止手段として機能し、冷却用流体が排出してしまわないように封止されているので、好適に流通させることができる。このため、高温環境下でも挿入部61を冷却させて好適に観察することができる。また、第一の口金155と第二の口金159とは、シース150と中心軸C回りに回転可能であることで、上記同様に、挿入部61及びシース150とともに回転してしまうことを防ぎ、好適に観察を行うことができる。この際、第二の口金159の管部材153が透明材料で形成されていることで、その向きに関係無く、挿入部61の観察レンズ3と、内シース151の切欠き部151aと、外シース152の観察窓35とを位置合わせすることで観察を行うことが可能である。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
なお、上記各実施形態の内視鏡装置においては、挿入部の先端外周に観察レンズを有する側視型とし、内シースの側面に切欠き部を有するとともに、外シースの側面に観察窓を有するものとしたが、これに限るものではない。すなわち、挿入部の先端に観察レンズを有する直視型とし、外シースの先端に観察窓を設けて内シースの先端開口を介して被検体前方の観察を行う構成としても良い。この場合でも、高温環境下において、流体流通部の供給配管及び排出配管の向きを自在に調整して、供給配管及び排出配管が支障となってしまうことなく挿入部を中心軸回りに調整することができるので、映し出される画像の向きを好適に調整して観察することができる。また、上記各実施形態においては、冷却用流体は、第一の口金から供給されて挿入部流路からシース流路へと流通し、第二の口金から回収されるものとしたが、これに限ることは無い。同様に構成において、第二の口金から供給されて、第一の口金から回収されるものとしても、挿入部の冷却させることが可能である。また、上記各実施形態において第一の口金または第二の口金として接続口金の具体的構成を挙げたが、これらは第一の口金または第二の口金のいずれかに限定される構成ではなく、いずれの接続口金においても適用可能なものである。さらに、各実施形態においては、挿入部に装着されるシースを内シースと外シースとの二重構造としたが、これに限ることは無く、単一のシースとして、挿入部とシースとの間に、上記いずれかの構成の接続口金から冷却用流体を供給、回収する構成としても良い。
本発明の第1の実施形態の内視鏡装置を示す全体構成図である。 本発明の第1の実施形態の内視鏡装置において、内視鏡用冷却装置のシースを拡大した斜視図である。 本発明の第1の実施形態の内視鏡装置において、挿入部及びシースを拡大した断面図である。 本発明の第1の実施形態の内視鏡装置において、内視鏡用冷却装置の内シースの基端を拡大した斜視図である。 本発明の第1の実施形態の内視鏡装置において、内視鏡用冷却装置の外シースの先端を拡大した斜視図である。 本発明の第1の実施形態の内視鏡装置において、挿入部及びシースを被検体に固定する説明図である。 本発明の第1の実施形態の内視鏡装置において、挿入部によって被検体を観察する説明図である。 本発明の第1の実施形態の第1の変形例の内視鏡装置において、内視鏡冷却装置の第一の口金を拡大した斜視図である。 本発明の第1の実施形態の第2の変形例の内視鏡装置において、内視鏡冷却装置のシース及び接続口金を拡大した断面図である。 本発明の第1の実施形態の第2の変形例の内視鏡装置において、内視鏡冷却装置のシース及び接続口金を拡大した断面図である。 本発明の第1の実施形態の第3の変形例の内視鏡装置において、内視鏡冷却装置のシース及び接続口金を拡大した断面図である。 本発明の第2の実施形態の内視鏡装置を示す全体構成図である。 本発明の第2の実施形態の内視鏡装置において、内視鏡用冷却装置のシース及び接続口金を分解した斜視図である。 本発明の第2の実施形態の内視鏡装置において、内視鏡用冷却装置の第二の口金を拡大した断面図である。 本発明の第2の実施形態の内視鏡装置において、挿入部及びシースを被検体に固定する説明図である。 本発明の第2の実施形態の第1の変形例の内視鏡装置において、内視鏡用冷却装置の外シース及び第二の口金を拡大した斜視図である。 本発明の第2の実施形態の第1の変形例の内視鏡装置において、内視鏡用冷却装置の外シース、固定手段、及び第二の口金を分解した斜視図である。 本発明の第2の実施形態の第1の変形例の内視鏡装置において、内視鏡用冷却装置の固定手段及び第二の口金を拡大した断面図である。 本発明の第2の実施形態の第1の変形例の内視鏡装置において、内視鏡用冷却装置の固定手段及び第二の口金を分解した斜視図である。 本発明の第2の実施形態の第2の変形例の内視鏡装置において、内視鏡用冷却装置の固定手段及び第二の口金を拡大した断面図である。 本発明の第2の実施形態の第3の変形例の内視鏡装置において、内視鏡用冷却装置の外シース及び第二の口金を拡大した斜視図である。 本発明の第2の実施形態の第3の変形例の内視鏡装置において、内視鏡用冷却装置の第二の口金を拡大した断面図である。 本発明の第2の実施形態の第4の変形例の内視鏡装置において、内視鏡用冷却装置の固定手段を拡大した断面図である。 本発明の第2の実施形態の第5の変形例の内視鏡装置において、内視鏡用冷却装置の固定手段を拡大した断面図である。 本発明の第2の実施形態の第6の変形例の内視鏡装置において、内視鏡用冷却装置の固定手段を拡大した断面図である。 本発明の第2の実施形態の第7の変形例の内視鏡装置において、内視鏡用冷却装置の固定手段を拡大した断面図である。 本発明の第2の実施形態の第8の変形例の内視鏡装置において、内視鏡用冷却装置の固定手段を拡大した断面図である。 本発明の第2の実施形態の第8の変形例の内視鏡装置において、内視鏡用冷却装置のシースを固定する説明図である。 本発明の第2の実施形態の第9の変形例の内視鏡装置において、内視鏡用冷却装置の固定手段を拡大した斜視図である。 本発明の第2の実施形態の第9の変形例の内視鏡装置において、内視鏡用冷却装置の固定手段を拡大した断面図である。 本発明の第3の実施形態の内視鏡装置において、内視鏡用冷却装置のシース及び接続口金を拡大した斜視図である。 本発明の第3の実施形態の内視鏡装置において、内視鏡用冷却装置のシース及び接続口金を分解した斜視図である。
符号の説明
1、60 内視鏡装置
6、61 挿入部
20、70 内視鏡用冷却装置
21 冷却用流路
21a 挿入部流路
21b シース流路
22、71、150 シース
23 流体流通部
24 接続口金
25、72、151 内シース
26、73、90、152 外シース
29a、29b テーパ部(封止手段)
32c、78b、78c、93b、93e、96b、101b Oリング(封止手段)
35 観察窓
36、155 第一の口金
37、76、94、100、110、159 第二の口金
38、43、78、96、101、111、153、156 管部材
39、44、79、98、102、112、154、157 接続継手
40 シール部材(封止手段)
45、93、120、125、130、135、140、145 固定手段
73b、90b 貫通孔
77、99、103、113 隙間
111b、111c 内フランジ(封止手段)
158 ゴムキャップ(封止手段)
C 中心軸
P、Q、R パイプ(被検体)

Claims (10)

  1. 冷却用流体を流通させて、被検体の観察を行う内視鏡装置の挿入部の先端側を冷却する内視鏡用冷却装置であって、
    前記挿入部の外周面との間に前記冷却用流体が流れる冷却用流路を形成して前記挿入部の先端側に装着されるシースと、
    該シースの側面または先端面の少なくとも一方に設けられた観察窓と、
    前記冷却用流路に前記冷却用流体を供給して回収する流体流通部と、
    前記シースの中心軸回りに回転可能に該シースと接続され、前記流体流通部と前記冷却用流路とを前記冷却用流体を供給及び回収可能に連通させる接続口金とを備えることを特徴とする内視鏡用冷却装置。
  2. 請求項1に記載の内視鏡用冷却装置において、
    前記接続口金は、前記シースの中心軸方向に所定の範囲で進退可能であることを特徴とする内視鏡用冷却装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の内視鏡用冷却装置において、
    前記接続口金は、前記シースの基端に回転可能に接続される略管状の管部材と、
    該管部材の内周側と外周側とを連通させて前記流体流通部と接続可能な接続継手と、
    前記管部材の両端から前記冷却用流路を流通する冷却用流体が排出されるのを規制する封止手段とを備えることを特徴とする内視鏡用冷却装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の内視鏡用冷却装置において、
    前記接続口金は、前記シースの外周面との間に隙間を有して外装される略管状の管部材と、
    該管部材の内周側と外周側とを連通させて前記流体流通部と接続可能な接続継手と、
    前記管部材の両端から前記冷却用流路を流通する冷却用流体が排出されるのを規制する封止手段とを備え、
    前記シースには、前記管部材が外装される位置で、外周側と内周側とを連通する貫通孔が形成されていることを特徴とする内視鏡用冷却装置。
  5. 請求項1または請求項2に記載の内視鏡用冷却装置において、
    前記シースは、先端が開口されて前記挿入部との間に前記冷却用流路として挿入部流路を形成する内シースと、該内シースの外周面との間に前記冷却用流体が流れる前記冷却用流路としてシース流路を形成する外シースとを有し、
    前記接続口金は、前記内シースと回転可能に接続され、前記流体流通部と前記挿入部流路とを前記冷却用流体を供給または回収可能に連通させる第一の口金と、前記外シースと回転可能に接続され、前記流体流通部と前記シース流路とを前記冷却用流体を回収または供給可能に連通させる第二の口金とを有することを特徴とする内視鏡用冷却装置。
  6. 請求項5に記載の内視鏡用冷却装置において、
    前記第二の口金は、前記外シースと前記内シースとの間に隙間を有して設けられ、先端側が閉塞された有底略管状の透明材料で形成された管部材と、
    該管部材の外周側と内周側とを連通させて前記流体流通部と接続可能な接続継手と、
    前記管部材の基端から冷却用流体が排出されるのを規制する封止手段とを備え、
    前記冷却用流体は、前記シース流路として、前記管部材と前記内シースとの間を流れることを特徴とする内視鏡用冷却装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の内視鏡用冷却装置において、
    前記シースを前記被検体に固定する固定手段を備えることを特徴とする内視鏡用冷却装置。
  8. 請求項7に記載の内視鏡用冷却装置において、
    前記固定手段は、前記シースの中心軸回りに回転可能に該シースに設けられていることを特徴とする内視鏡用冷却装置。
  9. 請求項7または請求項8に記載の内視鏡用冷却装置において、
    前記固定手段は、前記シースの中心軸方向に所定の範囲で進退可能とされていることを特徴とする内視鏡用冷却装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれかに記載の内視鏡用冷却装置と、
    前記シースが装着される挿入部とを備えることを特徴とする内視鏡装置。
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