JP2008066539A - トランス用ボビン及びトランス - Google Patents

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Abstract

【課題】 巻き胴の径方向外側に一列に整列重ね巻きすることができ、巻線の電気特性に及ぼす悪影響を防止することができるトランス用ボビンを提供する。
【解決手段】 トランス用ボビン10を、巻き胴11と、この巻き胴11と略直交する上フランジ12及び下フランジ13とを備えて構成し、これらの上フランジ12、下フランジ13間の間隔を、巻線30を巻き胴11の外周に当該巻き胴11の径方向かつ外側に順次重ねて巻き付けたとき、隣り合う巻線30の中心線を結ぶ線が略一列となる寸法に設定して巻線収容空間S2とする。そして、上フランジ12に、巻線30の巻き始め側一端部30Aを引き出す巻線用開口部12Aを形成した。
【選択図】図2

Description

本発明は、トランス用ボビン及びトランスに係り、特に、自動車に搭載されるDC−DCコンバータやトランス等に用いられるトランス用ボビン及びトランスに関する。
通信用、オーディオ用等の各種電子機器やその他の電気製品に使用されるトランスは、周知のように、交流電力の電圧の高さを電磁誘導によって他の電圧に変換するものである。このようなトランスにあっては、その巻線を保持するものとして、例えば比較的小型のもので、コイル(巻線)を巻き胴に巻き付けて保持するボビンが知られている(例えば特許文献1参照)。
上記特許文献1に開示されたトランス用ボビンでは、図示しないが、上側フランジと下側フランジとの間において、巻き胴に巻線を中心軸に沿って上下方向に、かつその半径方向に多重に巻き付けるようになっており、引き出し線が下フランジ部分に形成された空隙を介して引き出されるようになっている。
ところで、上記特許文献1に開示されたトランス用ボビンでは、単線の巻線が使用されている。これに対して、エナメル線を撚り合わせたリッツ線を巻線として用いることもある。このリッツ線は、単線と比較して高周波領域での抵抗上昇が抑えられ、コイルの温度上昇を低くすることができ、又、可撓性に優れている。
このようなリッツ線を巻線として用いた一例として、図6に示すようなトランス用ボビン60が挙げられる。
すなわち、このトランス用ボビン60では、中心軸に沿って配置された巻き胴61の長さ方向一端に上フランジ62が、長さ方向他端に下フランジ63がそれぞれ設けられ、これらの上フランジ62、下フランジ63の間においてリッツ線からなる巻線65が、巻き胴61、上フランジ62等の径方向外側に重ねられて巻き付けられるようになっている。この際、上フランジ62と下フランジ63との間は、巻線65が上下に2列に重ねられる寸法となっているので、特に交差部A等においては、不規則な並びで巻かれている。
又、巻線65の巻き始め側一端部65Aと巻き終り側一端部65Bとの両引き出し端部は、それ自身では位置決めされているものではなく、トランス用ボビン60を収容するボビンカバー(図略)により位置が規制されている。
特開平11−26257号公報
ところで、巻線65を巻き胴61の外周に、巻き胴61、上フランジ62及び下フランジ63の径方向外側(横方向)に順に重ねて巻くには、ばらばらに巻かれるよりは横一列に巻かれている方が、巻線65の電気特性に及ぼす悪影響を抑えるためには好ましい。
すなわち、巻き胴61の周囲に、巻き胴61、上フランジ62及び下フランジ63の径方向外側に重ね、順次1列となるように整列重ね巻きしようとすると、図7に示すように、巻き胴61の両端に設けられた上フランジ62、下フランジ63の間隔を巻線65が1列しか巻けないような寸法H1に設定しなければならない。
そうすると、まず、巻き始め側の一端部を引き出しておいて、巻き側を一巻きした後、二巻き目に進もうとするとき、その交差部において、最初の一巻き目があるためその一巻き目が邪魔となり、二巻き目は一巻き目の外側方向に重ねて巻くことができない。
そこで、図8に示すように、巻き胴61の両端に設けられた上フランジ62、下フランジ63の間隔を、前記寸法H1より広い寸法H2として、各フランジ62,63方向、つまり上下方向に重ねて巻けるようなボビンとする必要がある。
そうすると、上フランジ62、下フランジ63間に巻線65を上下方向に重ねて巻けるため、二巻き目の巻き始めは一巻き目の巻線65に重ねられて巻かれるが、上フランジ62、下フランジ63間の寸法H2が、前述のように巻線65を上下に2列に巻ける寸法となっているので、巻くときの力の加え加減によって、図9に示すように、巻線65が上フランジ62、下フランジ63間の隙間内で移動し、上下に不均一になってばらばらに巻かれてしまう。又、作業者や作業方法により、巻線65の太さ等の違いによる巻き方が異なり、製品ごとのばらつきが大きい。そして、図6にて説明したように、特に図6中の交差部A等において不規則な巻き方になってしまう。
その結果、巻線65の巻き始め側一端部65Aと巻き終り側一端部65Bとの端部の長さが異なり、被取付け体に接続端子を介してトランス60を取り付けたとき、だぶつく引き出し部があったり、その部位の巻線65が元に戻り、ボビン60内で緩くなったりするおそれがある。
又、巻線65がボビン60内で不規則に巻かれていたり、部分によって緩く巻かれていたりすると、巻線65の電気特性に及ぼす悪影響が懸念されるという問題がある。
更に、ボビンカバーで巻線65の巻き始め側一端部65Aと巻き終り側一端部65Bとの位置規制を行うようになっているので、ボビン60のボビンカバーへの取付け時に正確な位置合わせ等を行わなければならない。そのため、巻線65とボビンカバーとの位置決め部が擦れ合ったり、衝突したりして、巻線65の被覆部材が剥がれたり、損傷したりするおそれがある。この場合、巻線65と当接するボビンカバーにもストレスが掛かるため、以上のようなことがないようにするために必要以上に神経を使うことになり、これにより、巻線65の引き回しが困難であるという問題が生じている。
又、巻線65の巻き始め側一端部65Aを引き出す引き出し部から端子固定点までの間に、他部品等が配置されている場合や、何らかの理由により引き回し経路が指定されている場合、引き回しが非常に困難であるため、巻き線65にフォーミングを施す必要がある。
[発明の目的]
このため、本発明では、上記従来例の有する不都合を改善し、巻き胴の径方向外側に一列に整列重ね巻きすることができ、巻線の電気特性に及ぼす悪影響を防止することができ、かつ製品ごとの電気特性のばらつきを最小限に抑えることのできるトランス用ボビン及びトランスを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るトランス用ボビンを、一次巻線を巻き付ける巻き胴を有すると共に同軸上に二次巻線を近接装備する領域を有し、これらの一次巻線と二次巻線とによりトランスを構成するようにしたトランス用ボビンにおいて、前記巻き胴に、鍔状に形成された第1のフランジと第2のフランジとを所定の間隔を隔てて装備すると共に、これらの第1のフランジと第2のフランジとの相互間の空間領域に前記巻き胴を中心軸とした前記一次巻線を一列にて重ね巻きをした場合に形成される渦巻きコイルに対し、その一方の面と他方の面とをそれぞれ保持する位置に、前記第1のフランジと第2のフランジとをそれぞれ配設し、前記第1のフランジと第2のフランジの少なくとも何れか一方に、前記一次巻線の前記巻き胴側の巻き始め側一端部を引き出す巻線用開口部を形成した(請求項1)。
このため、これによると、第1のフランジと第2のフランジとの相互間の空間領域に巻き胴を中心軸として一次巻線が一列に重ね巻きされる。この際、重ね巻きをして形成される渦巻きコイルに対し、その一方の面と他方の面とが第1のフランジと第2のフランジとでそれぞれ保持される。このような重ね巻きを可能とするために、第1のフランジと第2のフランジとのいずれか一方のフランジに巻線用開口部が形成されており、巻線の巻き始め側一端部を巻線用開口部から引き出しておくことで、一巻き終了後に二巻き目に取りかかる際、巻き始め側一端部が邪魔とならない。その結果、一巻き目の巻線の外側に順次重ねて一列に整列巻きすることができるので、巻線の電気特性に及ぼす悪影響を防止することができる。
又、一列に整列巻きできるようになっているので、作業者や作業方法による巻き方のばらつきを抑えることができ、製品ごとの電気特性のばらつきを最小限に抑えることができる。
又、前述した巻線用開口部を、前記巻き胴側から前記フランジの外周端に向けて当該フランジを放射状に一部切除した形状にて形成してもよい(請求項2)。
このようにすると、巻線用開口部を容易に形成することができる。
又、前述した巻線用開口部が設けられた第1または第2のフランジのいずれか一方のフランジの外面部分に、前記一次巻線の巻き始め側一端部を当該フランジに沿って配置する巻線端部用配置空間を設けた構成としてもよい(請求項3)。
このようにすると、巻線の巻き始め側一端部を巻線端部用配置空間に収容することができるので、巻き始め側一端部が安定した姿勢を維持することができる。
更に、本発明に係るトランス用ボビンにおいて、巻線用開口部が設けられたフランジ面側の前記巻き胴の端部を、前記巻線用開口部が設けられたフランジ面よりも外部に向けて突設し、これにより巻線端部用配置空間を前記フランジ面上に設定した構成としてもよい(請求項4)。
このため、これによると、巻き始め側一端部が巻線用開口部から引き出されたとき、巻線用開口部が設けられたフランジ面に沿って、かつ巻き胴の端部にガイドされた状態で巻線端部用配置空間に収容されるので、巻き始め側一端部をより安定した状態で保持することができる。
更に、前記巻線端部用配置空間に、前記巻線用開口部が形成されたフランジの強度を保持するための複数のリブを、前記巻き胴側から前記フランジの外周端に向けて設けた構成としてもよい(請求項5)。
このようにすると、巻線用開口部が形成されたフランジが複数の補強部材で補強されているので、巻線を順次巻き胴に巻き付ける際にフランジにかかる荷重による変形を防止することができ、巻き付け作業を効率よく行うことができる。
又、前述した巻線用開口部の端縁部に前記複数のリブの内の一つのリブを配設し、前記巻線用開口部を介して所定間隔隔てた前記フランジ上の他の位置に他の一つのリブを配設し、この他の一つのリブと前記巻線用開口部との間に、前記一次巻線の巻き始め側一端部に対応する位置決め部材を装備した構成としてもよい(請求項6)。
これにより、特に巻線の引き出し時にかかる巻線用開口部の縁部への荷重に対応することができる。又、巻き始め側一端部が巻線用開口部から引き出されたとき、位置決め部材により位置決めされるので、巻き始め側一端部を安定した状態で保持することができる。
又、位置決め部材を設けたことにより、巻線にフォーミングをする必要もなくなり、その結果、巻線の引き回しが容易になる。
又、前記巻線端部用配置空間に、前記巻線用開口部が形成されたフランジに対向して前記巻き胴に保持された第3のフランジを設けると共に、この第3のフランジと前記巻線用開口部が形成されたフランジとの間の相互間距離を前記巻き始め側一端部の配置を許容する相互間距離に設定し、前記第3のフランジの外面側に、前記二次巻線用の設置空間を設けた構成としてもよい(請求項7)。
これにより、第3のフランジと巻線用開口部が形成されたフランジとの間の相互間距離が巻線を収容できるようになっており、第3のフランジの外面側に二次巻線用の設置空間が設けられているので、このようなボビンの上方に他のボビンを組み合わせれば、二段構造のボビンを備えたトランスを構成することができる。
更に、本発明に係るトランス用ボビンにおいて、前記巻線用開口部が形成されたフランジ側の前記巻き胴の端部とは反対側に位置する当該巻き胴の端部を、前記巻線用開口部を有しない他のフランジ面よりも外部に向けて突設し、これにより、当該巻き胴の突出部の周囲における前記他のフランジの外側面に前記二次巻線用の設置空間を設定した構成としてもよい(請求項8)。
このため、これによると、巻き胴の端部が、巻線用開口部を有しない他のフランジ面よりも外部に向けて突設して形成され、その部位が二次巻線用の設置空間とされているので、このような巻き胴を有するボビンの下方に他のボビンを組み合わせれば、二段構造のボビンを備えたトランスを構成することができる。
又、前記前記請求項7の記載によって特定されるトランス用ボビンを一方のボビンとすると共に、前記請求項8の記載によって特定されるトランス用ボビンを他方のボビンとし、前記他方のボビン上に前記一方のボビンを載置すると共にその各中心軸を共通にして各巻き胴を連結し、これによって形成される前記一方と他方のトランス用ボビン間の相互間の空間を、前記二次巻線用の設置空間としてもよい(請求項9)。
これにより、一方のボビンと一他のボビンとの間に形成された二次巻線用の設置空間に二次巻線を設置することができる。その結果、ボビンを二段構造とすることができ、これにより、高性能のトランスとすることができる。
又、本発明に係るトランスを、一次巻線が巻かれる一方のトランス用ボビンと他方のトランス用ボビンとの少なくとも2個のトランス用ボビンを備え、これら一方のトランス用ボビンと他方のトランス用ボビンとの間に二次巻線を近接装備して構成し、前記請求項7の記載によって特定されるトランス用ボビンを一方のボビンとすると共に、前記請求項8の記載によって特定されるトランス用ボビンを他方のボビンとし、前記他方のボビン上に前記一方のボビンを載置すると共にその各中心軸を共通にして各巻き胴を連結し、これによって形成される前記一方及び他方のトランス用ボビン間の相互間の空間を、前記二次巻線を近接装備する設置空間とした(請求項10)。
このため、これによると、巻線用開口部が形成されたフランジ側の上方に二次巻線用の設置空間を設定したボビンと、巻線用開口部が形成されていないフランジ側の下方に二次巻線用の設置空間を設定したボビンとを上下に組み合わせると共に、二次巻線を二次巻線用の設置空間に設置することができる。その結果、コンパクトな構成とすることができると共に、高性能のトランスとすることができる。
本発明は、以上のように構成され機能するので、これによると、巻線の巻き始め側一端部を引き出しておくことで、一巻き終了後に二巻き目に取りかかる際、巻き始め側一端部が邪魔とならない。その結果、巻線を所定数巻く際に、一巻き目の巻線の外側に順次重ねて一列にて整列巻きすることができるので、巻線の電気特性に及ぼす悪影響を防止することができる。
図1乃至5に、本発明に係るトランス用ボビン(以下、単に「ボビン」という)の実施形態を示す。
図1には、内部に一方のボビンである第1ボビン10及び他方のボビンである第2ボビン20が収容されたトランス1の全体斜視図が示され、図2にはトランス1の縦断面、図3には第1ボビン10の構造を表す全体斜視図、図4には第1ボビン10の縦断面図、図5には第1ボビン10の平面図が、それぞれ示されている。
図1、2に示すように、トランス1は内部が空間となったボビンカバー2を備え、このボビンカバー2は、断面コ字状のコア2Aとコア2Bとを備えている。そして、これらのコア2Aとコア2Bとの凹部分が突き合わされて内部空間が形成され、この内部空間に、前記第1ボビン10と第2ボビン20とが配設、装備され、且つ両ボビン10,20間には二次コイル40が介在されている。
ボビンカバー2の一側面には、例えば四角形の取り出し口2Cが形成されている。この取り出し口2Cは、第1,2の各ボビン10,20に巻き付けられたリッツ線からなる巻線30の巻き始め側一端部30A、及び巻き終り側一端部30Bをボビンカバー2の外方に取り出すための開口部であり、それぞれの一端部30A、30Bの先端には接続端子16が装着されている。
又、取り出し口2Cからは、二次コイル40の接続端子46を取り付けた一端部も取り出されるようになっている。
図3乃至5に第1ボビン10の詳細を示す。第1ボビン10及び第2ボビン20は、略同じような形状であるため、図3乃至5では代表して第1ボビン10で説明する。
第1ボビン10は、巻き胴11と、その長さ方向一端側及び他端側にそれぞれ設けられ上記巻き胴11と略直交する第1のフランジである上フランジ12と、第2のフランジである下フランジ13とを備えて構成されている。
巻き胴11は、所定径の内径及び外径を有する丸パイプ状に形成されており、その外径部に前記巻線30が巻き付けられるようになっている。
前記上フランジ12と下フランジ13は円板状に形成されている。そして、上フランジ12は、巻き胴11の上端から所定寸法下がった位置に設けられている。つまり、巻き胴11の一端は上フランジ12の表面から所定寸法上方に突出した突出部11Aとなっており、この突出部11Aは巻線30の外径寸法を超える寸法となっている。そして、この突出部11Aと上フランジ12の表面とで形成される空間が、巻線30の巻き始め側一端部30Aを収容する巻線端部用配置空間S1となっている。
又、巻き胴11の下端は、下フランジ13の下面からわずかに下方に突出した嵌合部11Bとなっている(図4参照)。この嵌合部11Bは、図2に示すように、前記第2ボビン20を形成する巻き胴21の突出部21Aと嵌合するようになっている。
上フランジ12と下フランジ13との相互間の空間領域は、図4に示すように、前記巻線30を横一列状態の整列巻きで巻き付ける巻線収容空間S2となっており、両フランジ12,13間の間隔が、巻線30を巻き胴11の外周にかつ横方向に重なるように順次巻き付けたとき渦巻きコイルが形成されるよう寸法H1に設定されている。言い換えれば、上フランジ12と下フランジ13とは、巻線30を一列にて重ね巻きをした場合に形成される渦巻きコイルに対し、その一方の面と他方の面とをそれぞれ保持する位置に配設されていることになる。
上フランジ12の表面一部には、図3,5に示すように、巻線引き出し用の開口部である巻線用開口部12Aが形成されている。この巻線用開口部12Aは、巻き胴11の中心、ひいては両フランジ12,13の中心から、例えば30度程度の角度で放射状に一部切除された形状となっている。
従って、前記巻線端部用配置空間S1は、前記巻線用開口部12Aを通じて前記巻線収容空間S2と連通されている。
なお、上記巻線用開口部12Aは放射状に一部切除された形状でなくてもよく、円形又は楕円形に形成されていてもよい。
又、上フランジ12の表面の一部には補強部材であるリブ14が複数枚(4枚)立設されている。このリブ14は、巻き胴11側から上フランジ12の外周部分にわたって放射状に配置して設けられている。
すなわち、4枚のリブ14は、平面視で略十文字状になるように配置されており、そのうちの1枚は、巻線用開口部12Aにおいて巻線30が上フランジ12の表面から巻線収容空間S2に潜り込む先方側の一方側縁部F1に立設されている。
前記巻線用開口部12Aを介して前記一方側縁部F1と対向する他方側縁部F2の近傍の前記上フランジ12上には、巻き始め側一端部30Aを位置決めする端部位置決め部材15が設けられている。この端部位置決め部材15は、前記巻き胴11の突出部11Aの高さを超えない高さ寸法の円柱状部材である丸パイプで形成されている。
この端部位置決め部材15は、図5に示すように、巻き胴11の外周から所定間隔離れ、かつ巻線用開口部12Aのリブ14のない縁部から所定寸法離れた位置に設けられている。そして、位置決め部材15と巻き胴11の外周との隙間に、巻き始め側一端部30Aの一部が挟み込まれるようになっており、これにより、巻線30の巻き始め側一端部30Aが位置決め、固定されるようになっている。
位置決め部材15の位置を更に詳細に説明する。
この位置決め部材15は、巻線用開口部12Aから引き出された巻線30の巻き始め側一端部30Aの内側を、巻き胴11の突出部11Aの外周に所定長さだけ巻きつけるように当接させた後、巻き胴11から離れる方向に曲げた後、巻線30の外側が端部位置決め部材15の外周一部に当接する位置に設けることが好ましい。
この巻線30の巻き終り側一端部30Bは、巻線収容空間S2から巻き始め側一端部30Aの延出方向と略同一方向に延び、前記ボビンカバー2の取り出し口2Cから外方に取り出されるが、その時点では位置決めされていない。接続端子16を被取付け部材に取り付けることで位置決めされるようになっている。
なお、巻線30の巻き始め側一端部30A、及び巻き終り側一端部30Bの先端には接続端子16(図1,3参照)が装着されている、
ここで、他方のボビンである前記第2ボビン20について説明する。
第2ボビン20は、前述のように、第1ボビン10と略同一形状であり、図2に示すように、巻き胴21と、上フランジ22及び下フランジ23とを備えて形成されている。
又、巻き胴21の突出部21Aに形成された巻線端部用配置空間S1に、巻線用開口部22Aが形成された上フランジ22に対向して巻き胴21に保持された第3のフランジ27が設けられている。この第3のフランジ27は上フランジ22と略同一形状に形成されており、第1ボビン10と第2ボビン20との間に配置される前記二次コイル40を載せて支持するようになっている。
更に、第3のフランジ27と上フランジ22との間の相互間距離は、前記巻き始め側一端部30Aの配置を許容する相互間距離に設定されている。
巻き胴21の突出部21Aの内径には、前記第1ボビン10の嵌合部11Bが嵌合し、これにより、第1ボビン10と第2ボビン20とが位置ずれすることなく同軸上に重ね合わせられ、一体化されている。
又、巻き胴21の下端は下フランジ23の下面と同一高さとなっている。
そして、この第2ボビン20も、前記巻線端部用配置空間S1、巻線収容空間S2、巻線用開口部12A、リブ14と同様の構成を備えている。
前記巻線30は、本実施形態では前述のように多数本のエナメル線を撚り合せて形成された直径3mmのリッツ線が使用されている。このため、上フランジ12と下フランジ13との間隔の寸法H2は、巻線30の直径に対応して当該直径よりも僅かに大きい寸法、例えば3.5mmに設定されている。
ただし、これらの巻線30の外径寸法、及び寸法H2は、上記数値に限定されるものではない。
以上に説明した巻線30は一次コイルである。これに対して前記二次コイル40は、図4に仮想線で示すように、本実施形態では一方側コイル部40Aと他方側コイル部40Bとからなる二股状(馬蹄形状)のものが使用され、巻き胴11,21に対して1/2ターンで装着されている。この二次コイル40は、例えば3mmの厚さの銅板で形成されている。
又、一方側コイル部40Aと他方側コイル部40Bとが接続されている部分の先端には、前述のように接続端子46(図1も参照)が装着されている。そして、二次コイル40の一方側コイル部40Aと他方側コイル部40Bとの反対側の鍵形突出部40Cは、前記ボビンカバー2の図示しない係合部と係合し、係止されるようになっている。
このような二次コイル40は、図2に示すように、第1、2ボビン10,20の間に配置されている。又、二次コイル40と巻線30とは、例えば二次コイル40の両面に取り付けられる絶縁部材45を介して、それぞれ上下に重ねられている。
そして、一次コイルである巻線30に例えば12アンペアの電流が流れると、二次コイル40には例えば120アンペアの電流が流れるように、巻線30の巻き数が設定されている。なっている。ただし、これらの電流値も限定されるものではない。
以上のような第1ボビン10及び第2ボビン20は、例えば樹脂の一体成形により形成される。従って、品質に差のないボビン10を大量に生産することが可能である。
次に、以上のような構造の第1ボビン10に巻線30を巻き付ける手順を説明する。
まず、巻線30の巻き始め側一端部30Aを巻線用開口部12Aから上フランジ12の表面に引き出した状態に配設すると共に巻線端部用配置空間S1に配置する。
続いて、巻き始め側一端部30Aを巻き胴11の外周一部に巻き付けるように当接させ、かつ巻き胴11から離れる方向に曲げて、端部位置決め部材15の一部に当接させて、その位置で位置決め固定する。
このとき、接続端子16を装着した前記一端部30A、20Bは、巻き胴11の外周から離れる方向に延ばしておく。
次いで、巻き始め側一端部30Aを押さえておいて、巻線30の他方側を巻線用開口部12Aから斜め下方に押し下げて、巻線30を巻線収容空間S2内に収容すると共に、上フランジ12と下フランジ13との相互間の空間領域である巻線収容空間S2で一巻きする。
巻線30の二巻き目は、一巻き目の横方向外側に、一巻き目に重ねて巻き付け、以後は、順次横方向外側に重ねて順次整列巻き付けを行い、所定の長さを巻き終えたとき、横方向に隣り合う巻線30の中心線を結ぶ線が略一列状となる。
巻線30を第2ボビン20に巻き付ける手順も、前述した第1ボビン10への巻線30の巻き付け手順と略同様である。
その後、以上のように形成された第1ボビン10、第2ボビン20にボビンカバー2を被せると共に、ボビンカバー1の取り出し口2Cから巻線30の巻き始め側一端部30A、及び巻き終り側一端部30Bを引き出した状態とする。
以上のような構成の本実施形態のトランス用ボビン10,20によれば、次のような効果が得られる。
(1)上フランジ12、下フランジ13間の間隔が、巻線収容空間S1において、巻線30を順次外側に巻き付けたとき、隣り合う巻線30の中心線を結ぶ線が略横1列になる寸法に設定されており、上フランジ12に巻線用開口部12Aが形成されているので、巻線30の巻き始め側一端部30Aを引き出しておくことで、一巻き終了後に二巻き目に取りかかる際、巻き始め側一端部30Aが邪魔とならない。その結果、一巻き目の巻線30の横方向外側に順次重ねて整列巻きすることができ、これにより、巻線30の使用長さを製品毎に略同一に設定できるので、電気特性に及ぼす悪影を防止することができる。
(2)巻線30を一列に整列巻きできるようになっているので、作業者や作業方法による巻き方のばらつきを抑えることができ、製品ごとの電気特性のばらつきを最小限に抑えることができる。
(3)上フランジ12の表面と、巻き胴11の突出部との間が巻線端部用配置空間S1となっており、巻線30の巻き始め側一端部30Aを、巻線端部用配置空間S1に収容することができるので、巻き始め側一端部30Aが安定した姿勢を維持することができる。
(4)巻線30の巻き始め側一端部30Aが巻線用開口部12Aから引き出されたとき、位置決め部材15により位置決めされるので、ボビン10をボビンカバー2内に装備する際、位置決め部材15とボビンカバー2とが擦れたりすることがなく、ボビンカバー2にストレスを与えずにすむ。
(5)位置決め部材15を設けたことにより、巻線30にフォーミングをする必要もなくなり、その結果、巻線30の引き回しが容易になる。
(6)巻線30の巻き始め側一端部30Aが巻線用開口部12Aから引き出された後、巻き胴11の突出部11Aの外周と、位置決め部材15の外周との2箇所に当接され、かつ位置決めされるので、より確実に位置決めすることができる。
(7)上フランジ12が4枚のリブ14で補強されているので、巻線30を順次巻き胴11に巻き付ける際に、上フランジ12にかかる荷重による変形を防止することができ、巻き付け作業を効率よく行うことができる。
(8)4枚のリブ14のうち1枚を、巻線用開口部12Aの対向する縁部F1、F2のうち引き出し側の他方側縁部F2と対向する一方側縁部F1に立設してあるので、特に巻線30の引き出し時にかかる巻線用開口部12Aの縁部F1への荷重に対応することができる。
(9)第1ボビン10と第2ボビン20とが位置ずれすることなく上下に重なり合う構成となっており、かつ両者の間に二次コイル40を介在させることができるので、これらをボビンカバー2内に収容することで、コンパクトな構成ながら高性能のトランス1とすることができる。
又、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、1個の位置決め部材15を、巻線用開口部12Aの近傍に設けたが、これに限らない。1個の位置決め部材15の対向位置にもう1個の位置決め部材を配置し、2個の位置決め部材により引き出された巻線30の巻き始め側一端部30Aを挟み込むような構成としてもよい。
このようにすれば、巻線30の巻き始め側一端部30Aが、1個の位置決め部材15だけを設けてある場合にその位置決め部材15から離れる方向に移動することを防止できるので、より確実に位置決めすることができる。
又、前記実施形態のトランスでは、間に二次コイル40を介在させて第1ボビン10と第2ボビン20とを配置した二重構造のトランス1としたが、これに限らない。例えば、ボビンを2個以上配置してもよく、あるいは1個のボビンと二次コイルとでトランスを構成してもよい。
本発明のトランス用ボビンおよびトランスは、特に、自動車に搭載されるDC−DCコンバータやトランス等用として利用できる。
本発明の実施形態のトランス用ボビンが収容されたトランスを示す全体斜視図である。 図1におけるII−II線に沿った縦面図である。 前記実施形態のトランス用ボビンを示す全体斜視図である。 図3におけるIV−IV線に沿った縦断面図である。 図3におけるV矢視図である。 従来のボビンを示す全体斜視図である。 従来のボビンで問題となる状態を示す概略図である。 従来のボビンにおいて上フランジと下フランジと巻線との関係を示す縦断面図である。 従来のボビンにおいて上フランジと下フランジと巻線との関係を示し、巻線がばらばらになった状態を示す縦断面図である。
符号の説明
1 トランス
2 ボビンカバー
10 第1ボビン
11 巻き胴
12 第1のフランジである上フランジ
13 第2のフランジである下フランジ
14 リブ
15 位置決め部材
20 第1ボビン
21 巻き胴
22 上フランジ
23 下フランジ
30 リッツ線でなる巻線(一次コイル)
30A 巻き始め側一端部
30B 巻き終り側一端部
40 二次コイル

Claims (10)

  1. 一次巻線を巻き付ける巻き胴を有すると共に同軸上に二次巻線を近接装備する領域を有し、これらの一次巻線と二次巻線とによりトランスを構成するようにしたトランス用ボビンにおいて、
    前記巻き胴に、鍔状に形成された第1のフランジと第2のフランジとを所定の間隔を隔てて装備すると共に、
    これらの第1のフランジと第2のフランジとの相互間の空間領域に前記巻き胴を中心軸とした前記一次巻線を一列にて重ね巻きをした場合に形成される渦巻きコイルに対し、その一方の面と他方の面とをそれぞれ保持する位置に、前記第1のフランジと第2のフランジとをそれぞれ配設し、
    前記第1のフランジと第2のフランジの少なくとも何れか一方に、前記一次巻線の前記巻き胴側の巻き始め側一端部を引き出す巻線用開口部を形成したことを特徴とするトランス用ボビン。
  2. 前記請求項1に記載のトランス用ボビンにおいて、
    前記巻線用開口部を、前記巻き胴側から前記フランジの外周端に向けて当該フランジを放射状に一部切除した形状にて形成したことを特徴とするトランス用ボビン。
  3. 前記請求項1又は2に記載のトランス用ボビンにおいて、
    前記巻線用開口部が設けられた第1または第2のフランジのいずれか一方のフランジの外面部分に、前記一次巻線の巻き始め側一端部を当該フランジに沿って配置する巻線端部用配置空間を設けたことを特徴とするトランス用ボビン。
  4. 前記請求項3に記載のトランス用ボビンにおいて、
    前記巻線用開口部が設けられたフランジ面側の前記巻き胴の端部を、前記巻線用開口部が設けられたフランジ面よりも外部に向けて突設し、これにより巻線端部用配置空間を前記フランジ面上に設定したことを特徴とするトランス用ボビン。
  5. 前記請求項3又は4に記載のトランス用ボビンにおいて、
    前記巻線端部用配置空間に、前記巻線用開口部が形成されたフランジの強度を保持するための複数のリブを、前記巻き胴側から前記フランジの外周端に向けて設けたことを特徴とするトランス用ボビン。
  6. 前記請求項5に記載のトランス用ボビンにおいて、
    前記巻線用開口部の端縁部に前記複数のリブの内の一つのリブを配設し、前記巻線用開口部を介して所定間隔隔てた前記フランジ上の他の位置に他の一つのリブを配設し、この他の一つのリブと前記巻線用開口部との間に、前記一次巻線の巻き始め側一端部に対応する位置決め部材を装備したことを特徴とするトランス用ボビン。
  7. 前記請求項3,4,5又は6に記載のトランス用ボビンにおいて、
    前記巻線端部用配置空間に、前記巻線用開口部が形成されたフランジに対向して前記巻き胴に保持された第3のフランジを設けると共に、この第3のフランジと前記巻線用開口部が形成されたフランジとの間の相互間距離を前記巻き始め側一端部の配置を許容する相互間距離に設定し、
    前記第3のフランジの外面側に、前記二次巻線用の設置空間を設けたことを特徴とするトランス用ボビン。
  8. 前記請求項3,4,5又は6に記載のトランス用ボビンにおいて、
    前記巻線用開口部が形成されたフランジ側の前記巻き胴の端部とは反対側に位置する当該巻き胴の端部を、前記巻線用開口部を有しない他のフランジ面よりも外部に向けて突設し、これにより、当該巻き胴の突出部の周囲における前記他のフランジの外側面に前記二次巻線用の設置空間を設定したことを特徴とするトランス用ボビン。
  9. 前記請求項7の記載によって特定されるトランス用ボビンを一方のボビンとすると共に、前記請求項8の記載によって特定されるトランス用ボビンを他方のボビンとし、前記他方のボビン上に前記一方のボビンを載置すると共にその各中心軸を共通にして各巻き胴を連結し、
    これによって形成される前記一方と他方のトランス用ボビン間の相互間の空間を、前記二次巻線用の設置空間としたことを特徴とするトランス用ボビン。
  10. 一次巻線が巻かれる一方のトランス用ボビンと他方のトランス用ボビンとの少なくとも2個のトランス用ボビンを備え、これら一方のトランス用ボビンと他方のトランス用ボビンとの間に二次巻線を近接装備して構成されるトランスであって、
    前記請求項7の記載によって特定されるトランス用ボビンを一方のボビンとすると共に、前記請求項8の記載によって特定されるトランス用ボビンを他方のボビンとし、前記他方のボビン上に前記一方のボビンを載置すると共にその各中心軸を共通にして各巻き胴を連結し、
    これによって形成される前記一方及び他方のトランス用ボビン間の相互間の空間を、前記二次巻線を近接装備する設置空間としたことを特徴とするトランス。
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