JP2008066252A - 車両用灯具 - Google Patents
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Abstract
【課題】オーバーヘッドサインの視認性を向上できる車両用灯具を提供すること。
【解決手段】この車両用灯具1は、光源バルブと、光源バルブからの光を反射するリフレクタと、光源バルブからの光を集光して車両の前方に出射するレンズ5と、レンズ5を保持するフレーム4とを含んで構成される。そして、レンズ5が、非球面形状を有すると共に集光した光を車両の前方の略全域に出射するメイン非球面部51と、非球面形状を有すると共に集光した光を車両の前方かつ水平方向よりも上方に出射するサブ非球面部52とを有する。
【選択図】 図5
【解決手段】この車両用灯具1は、光源バルブと、光源バルブからの光を反射するリフレクタと、光源バルブからの光を集光して車両の前方に出射するレンズ5と、レンズ5を保持するフレーム4とを含んで構成される。そして、レンズ5が、非球面形状を有すると共に集光した光を車両の前方の略全域に出射するメイン非球面部51と、非球面形状を有すると共に集光した光を車両の前方かつ水平方向よりも上方に出射するサブ非球面部52とを有する。
【選択図】 図5
Description
この発明は、車両用灯具に関し、さらに詳しくは、オーバーヘッドサインの視認性を向上できる車両用灯具に関する。
車両用灯具の一般的な配光パターンでは、オーバーヘッドサイン(車両前方路面の上方に設置された頭上標識)がドライバーから視認され難い。このため、車両用灯具では、オーバーヘッドサインの視認性を向上すべき課題がある。
かかる課題に関する従来の車両用灯具には、特許文献1に記載される技術が知られている。従来の車両用灯具(プロジェクタ型ヘッドランプ)では、インナーレンズを有するプロジェクタ型ヘッドランプにおいて、前記インナーレンズにはこのインナーレンズの中心を中心とした円形の上方光発生プリズムが設けられている。
この発明は、オーバーヘッドサインの視認性を向上できる車両用灯具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明にかかる車両用灯具は、光源バルブと、前記光源バルブからの光を反射するリフレクタと、前記光源バルブからの光を集光して車両の前方に出射するレンズと、前記レンズを保持するフレームとを含む車両用灯具であって、前記レンズが、非球面形状を有すると共に集光した光を車両の前方の略全域に出射するメイン非球面部と、非球面形状を有すると共に集光した光を車両の前方かつ水平方向よりも上方に出射するサブ非球面部とを含むことを特徴とする。
この車両用灯具では、光源バルブからの光(直射光あるいはリフレクタからの反射光)がレンズのサブ非球面部を介して車両の前方かつ水平方向よりも上方に出射される。これにより、照射光の一部がオーバーヘッドサインに適切に照射されるので、オーバーヘッドサインの視認性が向上する利点がある。また、かかる構成では、非球面形状を有するサブ非球面部を介してオーバーヘッドサインへの照射が行われるので、単に光源からの光をオーバーヘッドサインに向けて出射するための窓部が設けられている構成と比較して、光の照射効率が向上する利点がある。
また、この発明にかかる車両用灯具は、前記レンズの縁部にフランジ部が形成されると共に前記フランジ部にて前記レンズが前記フレームに保持され、且つ、前記サブ非球面部が前記フランジ部と前記メイン非球面部との境界部に形成される。
この車両用灯具では、サブ非球面部がメイン非球面部の端部(周上)に位置するので、メイン非球面部により形成される一般的な配光パターンがサブ非球面部によって阻害されない。これにより、一般的な配光パターンとオーバーヘッドサインを照らすための配光パターンとが両立される利点がある。
また、この発明にかかる車両用灯具は、前記レンズの径方向断面視にて、前記サブ非球面部の非球面が所定の中心点Pを中心として前記メイン非球面部の非球面を回転させて成る。
この車両用灯具では、サブ非球面部の非球面形状の設計にあたり、既存のメイン非球面部の非球面形状(配光パターン)を転用できるので、レンズの設計が容易となる利点がある。
また、この発明にかかる車両用灯具は、前記サブ非球面部が前記フレーム内に配置される。
この車両用灯具では、車両用灯具を側方(あるいは斜め前方)から見たときに、サブ非球面部がフレームにより遮蔽されるので、レンズの周辺部の外観性が向上する利点がある。
また、この発明にかかる車両用灯具は、前記フレームが前記サブ非球面部から出射した光を通すスリット部を所定の位置に有する。
この車両用灯具では、フレームの所定の位置(スリット部)からのみ、サブ非球面部からの光が外部に照射されるので、外部への不要な光の照射が低減される利点がある。
また、この発明にかかる車両用灯具は、前記フレームが内周面形状を偏心させて成る偏心部を所定の位置に有すると共に前記サブ非球面部から出射した光が前記偏心部から外部に照射される。
この車両用灯具では、フレームの所定の位置(偏心部)からのみ、サブ非球面部からの光が外部に照射されるので、不要な光の照射が低減される利点がある。
また、この発明にかかる車両用灯具は、前記サブ非球面部が前記レンズの全周に渡って配置される。
この車両用灯具では、レンズの組み付け時にて、レンズをフレームに嵌め込むための位置決め作業が容易化される利点がある。
この発明にかかる車両用灯具では、光源バルブからの光(直射光あるいはリフレクタからの反射光)がレンズのサブ非球面部を介して車両の前方かつ水平方向よりも上方に出射される。これにより、照射光の一部がオーバーヘッドサインに適切に照射されるので、オーバーヘッドサインの視認性が向上する利点がある。また、かかる構成では、非球面形状を有するサブ非球面部を介してオーバーヘッドサインへの照射が行われるので、単に光源からの光をオーバーヘッドサインに向けて出射するための窓部が設けられている構成と比較して、光の照射効率が向上する利点がある。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施例の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的同一のものが含まれる。また、この実施例に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
図1および図2は、この発明の実施例にかかる車両用灯具を示す側面断面図(図1)および正面図(図2)である。図3および図4は、図1に記載した車両用灯具のインナーレンズを示す側面図(図3)および正面図(図4)である。図5は、図1に記載した車両用灯具の作用を示す説明図である。図6および図7は、図1に記載した車両用灯具の変形例を示す説明図である。
[車両用灯具]
この車両用灯具1は、プロジェクタ型のヘッドランプであり、リフレクタ2と、光源バルブ3と、フレーム4と、レンズ5と、シェード6とを含み構成される(図1および図2参照)。リフレクタ2は、回転楕円面あるいは複合楕円面の凹面にアルミ蒸着あるいは銀塗装が施されて成る反射面を有する。光源バルブ3は、例えば、メタルハライドランプなどの高圧金属蒸気放電灯、高輝度放電灯(HID)などにより構成され、リフレクタ2の第一焦点の近傍に配置される。この光源バルブ3は、車両用電源に接続されて、車両用電源から電力を供給される。フレーム4は、リフレクタ2および光源バルブ3の前方(光の投射方向)に配置される。レンズ5は、略円形の外周形状を有する凸レンズ(投影レンズ)であり、フレーム4に固定されて保持される。このレンズ5は、リフレクタ2の第二焦点の前方に配置され、光源バルブ3からの光を集光して前方に出射する。なお、図1中のZ−Z線は、光源バルブ3の光軸を示している。
この車両用灯具1は、プロジェクタ型のヘッドランプであり、リフレクタ2と、光源バルブ3と、フレーム4と、レンズ5と、シェード6とを含み構成される(図1および図2参照)。リフレクタ2は、回転楕円面あるいは複合楕円面の凹面にアルミ蒸着あるいは銀塗装が施されて成る反射面を有する。光源バルブ3は、例えば、メタルハライドランプなどの高圧金属蒸気放電灯、高輝度放電灯(HID)などにより構成され、リフレクタ2の第一焦点の近傍に配置される。この光源バルブ3は、車両用電源に接続されて、車両用電源から電力を供給される。フレーム4は、リフレクタ2および光源バルブ3の前方(光の投射方向)に配置される。レンズ5は、略円形の外周形状を有する凸レンズ(投影レンズ)であり、フレーム4に固定されて保持される。このレンズ5は、リフレクタ2の第二焦点の前方に配置され、光源バルブ3からの光を集光して前方に出射する。なお、図1中のZ−Z線は、光源バルブ3の光軸を示している。
この車両用灯具1では、光源バルブ3が点灯すると、この光源バルブ3からの光がリフレクタ2にて反射され、この反射光がレンズ5にて集光されて車両の前方に出射される。また、一部の反射光がシェード6にて遮断されることにより、所定の配光パターンが形成される。
[レンズのサブ非球面部]
ここで、レンズ5は、メイン非球面部51と、サブ非球面部52と、フランジ部53とを有する(図3および図4参照)。メイン非球面部51は、一般的な配光パターン(灯具本来の配光パターン)を形成するためのレンズ部分である。このメイン非球面部51は、非球面形状を有すると共に、集光した光(光源バルブ3からの直射光およびリフレクタ2からの反射光)を車両の前方の略全域に出射する。サブ非球面部52は、オーバーヘッドサイン(車両前方路面の上方に設置された頭上標識)の視認性を高めるために形成されたレンズ部分である。このサブ非球面部52は、非球面形状を有すると共に、集光した光を車両の前方かつ水平方向よりも上方に出射する(図1参照)。また、サブ非球面部52は、メイン非球面部51の周上の少なくとも一部に配置される。例えば、この実施例では、サブ非球面部52が環状構造を有し、フランジ部53に沿ってメイン非球面部51の全周を囲んで配置されている(図4参照)。このため、レンズ5が径方向に対称な形状を有している。フランジ部53は、レンズ5をフレーム4に固定するための部分であり、レンズ5の縁部に形成される。
ここで、レンズ5は、メイン非球面部51と、サブ非球面部52と、フランジ部53とを有する(図3および図4参照)。メイン非球面部51は、一般的な配光パターン(灯具本来の配光パターン)を形成するためのレンズ部分である。このメイン非球面部51は、非球面形状を有すると共に、集光した光(光源バルブ3からの直射光およびリフレクタ2からの反射光)を車両の前方の略全域に出射する。サブ非球面部52は、オーバーヘッドサイン(車両前方路面の上方に設置された頭上標識)の視認性を高めるために形成されたレンズ部分である。このサブ非球面部52は、非球面形状を有すると共に、集光した光を車両の前方かつ水平方向よりも上方に出射する(図1参照)。また、サブ非球面部52は、メイン非球面部51の周上の少なくとも一部に配置される。例えば、この実施例では、サブ非球面部52が環状構造を有し、フランジ部53に沿ってメイン非球面部51の全周を囲んで配置されている(図4参照)。このため、レンズ5が径方向に対称な形状を有している。フランジ部53は、レンズ5をフレーム4に固定するための部分であり、レンズ5の縁部に形成される。
かかる構成では、光源バルブ3からの光(直射光あるいはリフレクタ2からの反射光)がレンズ5のサブ非球面部52を介して車両の前方かつ水平方向よりも上方に出射される(図1および図5参照)。これにより、照射光の一部がオーバーヘッドサインに適切に照射されるので、オーバーヘッドサインの視認性が向上する利点がある。また、かかる構成では、非球面形状を有するサブ非球面部52を介してオーバーヘッドサインへの照射が行われるので、単に光源からの光をオーバーヘッドサインに向けて出射するための窓部が設けられている構成(図示省略)と比較して、光の照射効率が向上する利点がある。
また、上記の構成では、レンズ5の縁部にフランジ部53が形成されると共に、このフランジ部53にてレンズ5がフレーム4に保持され、且つ、レンズ5のサブ非球面部52がこのフランジ部53とメイン非球面部51との境界部に形成されている(図3および図4参照)。かかる構成では、サブ非球面部52がメイン非球面部51の端部(周上)に位置するので、メイン非球面部51により形成される一般的な配光パターンが、サブ非球面部52によって阻害されない。これにより、一般的な配光パターンとオーバーヘッドサインを照らすための配光パターンとが両立される利点がある。
[付加的事項1]
また、この車両用灯具1では、レンズ5の径方向断面視にて、サブ非球面部52の非球面が所定の中心点Pを中心としてメイン非球面部51の非球面を回転させて成ることが好ましい(図5参照)。かかる構成では、サブ非球面部52の非球面形状の設計にあたり、既存のメイン非球面部51の非球面形状(配光パターン)を転用できるので、レンズ5の設計が容易となる利点がある。
また、この車両用灯具1では、レンズ5の径方向断面視にて、サブ非球面部52の非球面が所定の中心点Pを中心としてメイン非球面部51の非球面を回転させて成ることが好ましい(図5参照)。かかる構成では、サブ非球面部52の非球面形状の設計にあたり、既存のメイン非球面部51の非球面形状(配光パターン)を転用できるので、レンズ5の設計が容易となる利点がある。
例えば、メイン非球面部51の非球面の端部(フランジ部53近傍の部分)が点Pを中心としてメイン非球面部51の径方向外側に回転(傾斜)させられ、この部分にてサブ非球面部52の非球面形状が規定される(図5参照)。すなわち、メイン非球面部51の非球面の端部形状とサブ非球面部52の非球面形状とが略同一となる。このため、サブ非球面部52を介して出射された光は、メイン非球面部51の配光パターンと同一の配光パターン(例えば、略扇状の配光パターン)を有する。これにより、オーバーヘッドサインの視認性が向上する。
なお、これに限らず、サブ非球面部52の非球面形状は、灯具の仕様などに応じて適宜設計変更されても良い。
また、上記の構成では、オーバーヘッドサインの視認性を向上させるために必要な光量に応じて、中心点Pの位置が適宜選択される。例えば、光量を増加させたい場合には、中心点Pからフランジ部53までの距離dを増加させ、逆に、光量を減少させたい場合には、距離dを減少させる設計が行われる。これにより、サブ非球面部52の表面積が変化して、光量が調整される。
また、この車両用灯具1では、レンズ5のサブ非球面部52がフレーム4内に配置されることが好ましい(図5参照)。すなわち、車両用灯具1を側方(あるいは斜め前方)から見たときに、サブ非球面部52がフレーム4に隠れて見えないように配置される。例えば、メイン非球面部51とサブ非球面部52との境界部(中心点P)がフレーム4の開口端部よりも内側(フランジ部53側)に位置するように設定される。これにより、レンズ5の周辺部の外観性が向上する利点がある。
[付加的事項2]
また、この車両用灯具1では、フレーム4がレンズ5のサブ非球面部52から出射した光を通すスリット部41、41を所定の位置に有することが好ましい(図2および図5参照)。かかる構成では、フレーム4の所定の位置(スリット部41)からのみ、サブ非球面部52からの光が外部に照射される。これにより、外部への不要な光の照射が低減される利点がある。
また、この車両用灯具1では、フレーム4がレンズ5のサブ非球面部52から出射した光を通すスリット部41、41を所定の位置に有することが好ましい(図2および図5参照)。かかる構成では、フレーム4の所定の位置(スリット部41)からのみ、サブ非球面部52からの光が外部に照射される。これにより、外部への不要な光の照射が低減される利点がある。
例えば、この実施例では、フレーム4の内周が切り欠かれて一対のスリット部41、41が形成されている(図2および図5参照)。これらのスリット部41は、通過した光(メイン非球面部51からの出射光)が所定の方向(オーバーヘッドサインの方向)に出射されるように、その位置、大きさ、形状などが規定されている。レンズ5の組み付け状態では、このスリット部41からレンズ5のサブ非球面部52が露出する。かかる構成では、サブ非球面部52から出射した光がフレーム4のスリット部41を通って所定の方向に照射される。また、かかる構成では、サブ非球面部52の他の部分(スリット部41から露出していない部分)がフレーム4に覆われているため、外部への不要な光の照射が低減される。
また、これに限らず、フレーム4が内周面形状を偏心させて成る偏心部42を有すると共に、レンズ5のサブ非球面部52から出射した光がこの偏心部42から外部に照射される構成が採用されても良い(図6参照)。かかる構成では、フレーム4の所定の位置(偏心部42)からのみ、サブ非球面部52からの光が外部に照射される。これにより、不要な光の照射が低減される利点がある。
例えば、図6に示す例では、フレーム4の開口部の上部(車両設置状態にて上方に位置する部分)が偏心しており、開口部の径が上方に拡幅されている。このため、レンズ5の組み付け状態では、この偏心部42からレンズ5のサブ非球面部52が鍔状に露出する。かかる構成では、サブ非球面部52から出射した光がフレーム4の偏心部42を通って所定の方向(オーバーヘッドサインの方向)に照射される。また、かかる構成では、サブ非球面部52の他の部分(偏心部42から露出していない部分)がフレーム4に覆われているため、外部への不要な光の照射が低減される。
[付加的事項3]
また、この車両用灯具1では、レンズ5のサブ非球面部52がレンズ5(メイン非球面部51)の全周に渡って配置されることが好ましい(図4参照)。例えば、レンズ5の平面視にて、レンズ5が径方向に対称となるように構成される。かかる構成では、レンズ5の組み付け時にて、レンズ5をフレーム4に嵌め込むための位置決め作業が容易化される利点がある。
また、この車両用灯具1では、レンズ5のサブ非球面部52がレンズ5(メイン非球面部51)の全周に渡って配置されることが好ましい(図4参照)。例えば、レンズ5の平面視にて、レンズ5が径方向に対称となるように構成される。かかる構成では、レンズ5の組み付け時にて、レンズ5をフレーム4に嵌め込むための位置決め作業が容易化される利点がある。
例えば、レンズ5の組み付け時には、レンズ5のフランジ部53がフレーム4の後方からフレーム4の係止部(図示省略)に対してパチンと嵌め込まれる。このとき、レンズ5が径方向に対称な構造を有していれば、作業員がレンズ5の上下を判別する必要がなく、また、サブ非球面部52の位置決め作業が不要となるため、レンズ5の組み付け作業が容易化される。また、レンズ5が非対称な形状を有する構成と比較して、レンズ5の成形が容易という利点がある。
しかし、これに限らず、レンズ5のサブ非球面部52がメイン非球面部51の周上の一部にのみ形成されても良い(図7参照)。かかる構成としても、サブ非球面部52の作用(オーバーヘッドサインを照射するための作用)が確保され得る。
以上のように、本発明にかかる車両用灯具は、オーバーヘッドサインの視認性を向上できる点で有用である。
1 車両用灯具
2 リフレクタ
3 光源バルブ
4 フレーム
41 スリット部
42 偏心部
5 レンズ
51 メイン非球面部
52 サブ非球面部
53 フランジ部
6 シェード
53 フレーム部
2 リフレクタ
3 光源バルブ
4 フレーム
41 スリット部
42 偏心部
5 レンズ
51 メイン非球面部
52 サブ非球面部
53 フランジ部
6 シェード
53 フレーム部
Claims (7)
- 光源バルブと、前記光源バルブからの光を反射するリフレクタと、前記光源バルブからの光を集光して車両の前方に出射するレンズと、前記レンズを保持するフレームとを含む車両用灯具であって、
前記レンズが、非球面形状を有すると共に集光した光を車両の前方の略全域に出射するメイン非球面部と、非球面形状を有すると共に集光した光を車両の前方かつ水平方向よりも上方に出射するサブ非球面部とを含むことを特徴とする車両用灯具。 - 前記レンズの縁部にフランジ部が形成されると共に前記フランジ部にて前記レンズが前記フレームに保持され、且つ、前記サブ非球面部が前記フランジ部と前記メイン非球面部との境界部に形成される請求項1に記載の車両用灯具。
- 前記レンズの径方向断面視にて、前記サブ非球面部の非球面が所定の中心点Pを中心として前記メイン非球面部の非球面を回転させて成る請求項1または2に記載の車両用灯具。
- 前記サブ非球面部が前記フレーム内に配置される請求項1〜3のいずれか一つに記載の車両用灯具。
- 前記フレームが前記サブ非球面部から出射した光を通すスリット部を所定の位置に有する請求項1〜4のいずれか一つに記載の車両用灯具。
- 前記フレームが内周面形状を偏心させて成る偏心部を所定の位置に有すると共に前記サブ非球面部から出射した光が前記偏心部から外部に照射される請求項1〜4のいずれか一つに記載の車両用灯具。
- 前記サブ非球面部が前記レンズの全周に渡って配置される請求項1〜6のいずれか一つに記載の車両用灯具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006245972A JP2008066252A (ja) | 2006-09-11 | 2006-09-11 | 車両用灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=39288759
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006245972A Pending JP2008066252A (ja) | 2006-09-11 | 2006-09-11 | 車両用灯具 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2008066252A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9506613B2 (en) | 2012-03-30 | 2016-11-29 | Ichikoh Industries, Ltd. | Vehicle lamp fitting |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH103805A (ja) * | 1996-06-17 | 1998-01-06 | Ichikoh Ind Ltd | プロジェクタ型ヘッドランプ |
JP2006210296A (ja) * | 2005-01-31 | 2006-08-10 | Ichikoh Ind Ltd | 車両用灯具および車両用前照灯装置 |
-
2006
- 2006-09-11 JP JP2006245972A patent/JP2008066252A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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Legal Events
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