JP2008065211A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Hisateru Iwamoto
尚輝 岩本
Takahiro Asada
崇裕 浅田
Jiro Isoo
次郎 磯尾
Yuichi Tsubaki
祐一 椿
Toshio Ikeuchi
敏男 池内
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Abstract

【課題】剛性の液晶シャッターを作業性よく装置内へ組み込むことができる液晶表示装置
を提供すること。
【解決手段】額縁状の支持枠10内に、液晶シャッター3、導光板6及び光源7A、7B
等を収納し、支持枠上に液晶表示パネル2を載置し、液晶表示パネルを前面枠13で覆っ
て保持した液晶表示装置1において、支持枠は、側板部11a〜11d、開口部11'及
び周縁部11a'〜 11d'を有する本体枠11と、周縁部の一辺を載置面として固定さ
れる押さえ部材12とからなり、本体枠に導光板上面に当接させる第1支持部11、1
を、押さえ部材に液晶シャッターを支持する第2支持部12a'を設け、剛性の液晶
シャッターを用い、本体枠内に導光板及び光源を収納し第1支持部を導光板上面に当接さ
せて光源を覆い、導光板の上に液晶シャッターを積層し、本体枠に押さえ部材を固定した
後に第2支持部に液晶表示パネルを載置するようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は液晶表示装置に係り、より具体的には液晶表示パネル及び液晶シャッター等の
部品を装置内へ作業性良く組み込むことができる液晶表示装置に関するものである。
液晶表示パネルとともに液晶シャッターを組み込んだ液晶表示装置は既に知られている
。(例えば、下記特許文献1参照)。なお、図8は下記特許文献に記載された液晶表示装
置の一部断面図である。
この液晶表示装置20は、略矩形状の液晶表示パネル21と、この液晶表示パネル21
と略同じ大きさの液晶シャッター22とが対向した状態で装置内に収容されている。すな
わち、これらの液晶表示パネル21及び液晶シャッター22は、他の部材、例えば導光板
23、光学シート24及び光源L等と共に収容ケース25に収納されて、額縁状の枠体2
6で支持されて、前面枠27で固定されている。
額縁状の枠体26は、外周囲が側板部26aで囲まれ内部に開口部26を有し、側板
部26aと開口部26との間が周縁部26bで連結された構成を有している。なお、図
8では額縁状枠体26の一方の枠辺を示しており、この枠辺と対向する箇所にも同様の枠
辺が設けられている。
周縁部26bは、内周縁の端部が延出された所定長さの第1突出部26と、この第1
突出部26の内側先端部付近から水平に延びた第2突出部26及び下方へ垂下した第
3突出部26とを有している。第1突出部26は、光源Lを収納したランプハウスL
を覆う長さになっている。第3突出部26は、組立て時に先端部を導光板23に当接
させて第2突出部26との間に所定の隙間が形成される高さにし、この隙間に液晶シャ
ッター22の端縁部が挿入されるようになっている。さらに、第2突出部26には、液
晶表示パネル21の外縁部が支持されるようになっている。
液晶シャッター22は、通常、対向する2枚の透明材料からなる基板間に液晶層が形成
されたもので、両基板はいずれも可撓性を有する透明な樹脂材で形成されている。したが
って、液晶シャッター自身が撓み変形可能になっている。
この液晶表示装置の組立ては、先ず、収容ケース25に導光板23、光学シート24及
び光源L等が収納され、その上から枠体26を取付けることでこれらの部材が支持されて
組み込まれる。次いで、枠体26の周縁部26bと対向する不図示の周縁部の第2突出部
と導光板23により形成された隙間に液晶シャッター22の一方の端縁部が差し込まれ、
この液晶シャッター22の他端部が撓まされて周縁部26bの第2突出部26と導光板
23との間に形成された隙間に差し込まれる。したがって、液晶シャッター22は、可撓
性を有しているので、この撓みを利用して簡単に枠内に組み込むことができる。その後、
第2突出部26の上面に液晶表示パネル21を載置して前面枠27によって液晶表示パ
ネル21を押圧して、収容ケース25に収納した部材が固定される。前面枠27は、枠体
の外板部に形成された不図示の係止部と係合されるようになっている。
特開2006−98878号公報
上記の液晶表示装置によれば、液晶シャッターが可撓性を有しているので、装置内への
組み込みは、液晶シャッターを撓ませることにより簡単に組み込むことができる。しかし
ながら、液晶シャッターは、樹脂基板等で形成されているので、装置に組み込まれると、
液晶駆動時に発生する熱を受けて熱変形を起して液晶表示パネルに接触することがある。
このように液晶シャッターが液晶表示パネルに接触すると、液晶表示パネルの表示面に干
渉縞、表示ムラ等が出現し、表示品質の低下を招く恐れがある。
そこで、このような不都合をなくする対策として、液晶シャッターを構成する基板に熱
変形し難い材料、例えばガラス板等の使用が考えられる。しかしながら、このようなガラ
ス板を使用すると液晶シャッター自身に可撓性がなくなり、装置に組み込む際に上記のよ
うに液晶シャッター自身を撓ませることができなくなる。また、支持枠及び収容ケースに
は、液晶表示パネル及び液晶シャッターの他に、導光板、光学シート及び光源等が収納さ
れており、これらが枠体及び前面枠で固定されるときに、枠体の周縁部の形状によって、
周縁部等がランプハウスに接触し変形させてしまい、その結果輝線等の表示異常が発生す
る。
本発明の目的は、液晶シャッターに剛性を有するものを使用し、係る液晶シャッターを
作業性よく装置内へ組み込み表示品質の向上を図った液晶表示装置を提供することにある
本発明の他の目的は、装置内へ収納される部品、例えば光源等へ悪影響を与えることな
く剛性の液晶シャッターを装置内へ組み込むことができる液晶表示装置を提供することに
ある。
前記目的は、以下の構成を備えることにより達成できる。すなわち、請求項1に記載の
液晶表示装置に係る発明は、外周囲が側板部で囲まれ内部に開口部を有し前記側板部と前
記開口部との間に所定幅の周縁部が形成された額縁状の支持枠内に、少なくとも液晶シャ
ッター、光学シート、導光板及び光源を収納し、前記支持枠上に液晶表示パネルを載置し
、前記液晶表示パネルの外周縁を内部に表示窓を有する前面枠で覆って保持した液晶表示
装置において、
前記支持枠は、前記側板部、開口部及び周縁部を有する本体枠と、前記周縁部の一辺を
載置面として該載置面に固定される押さえ部材とからなり、前記本体枠の周縁部の内側端
部に前記導光板上面に当接させる第1支持部を設け、前記押さえ部材の一側縁部に前記液
晶シャッターの端縁部を支持する第2支持部を設け、前記液晶シャッターに剛性の液晶シ
ャッターを用い、
前記本体枠内に前記光源、導光板及び光学シートを収納して、前記第1支持部を前記導
光板上面に当接させて前記側板部及び周縁部で前記光源を覆い、さらに前記導光板の上に
前記液晶シャッターを積層して、前記本体枠の載置面に前記押さえ部材を固定した後に前
記第2支持部に前記液晶表示パネルを載置して前記前面枠で前記液晶表示パネルを保持す
るようにしたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の液晶表示装置において、前記液晶シャッターは、
対向する一対の透明基板及びこれらの透明基板間に形成された液晶層を有し、前記一対の
透明基板の少なくとも一方の透明基板が剛性を有する透明基板で形成されていることを特
徴とする。
請求項3の発明は、請求項1に記載の液晶表示装置において、前記本体枠は前記載置面
に第1係止部を備え、前記押さえ部材は前記載置面と接触する接触面に第2係止部を備え
、前記第1係止部と第2係止部との係合により前記押さえ部材が前記本体枠に固定される
ことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3に記載の液晶表示装置において、前記第1係止部は前記本
体枠の載置面に形成された第1係合穴に設けられた爪片からなり、前記第2係止部は前記
押さえ部材の接触面に形成された第2係合穴に設けられた爪片からなり、前記第1、第2
係止部は、前記本体枠及び前記押さえ部材の長手方向と直交する方向で上下に段違いに形
成されて、前記押さえ部材のスライド移動により互いに係合されることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項3又は4に記載の液晶表示装置において、前記押さえ部材は
、前記周縁部の一辺に当接される長辺枠と、前記周縁部に隣接する隣接周縁部の一部に当
接される短辺枠とからなり、前記隣接周縁部と前記短辺枠との間に前記押さえ部材を係止
あるいは該係止を解除する係止・解除手段が設けられていることを特徴とする。
本発明は上記構成を備えることにより、以下に示すような優れた効果を奏する。すなわ
ち、請求項1、2の発明によれば、支持枠は、本体枠と押さえ部材とに分割されているの
で、本体枠に液晶シャッターを取付けた後に押さえ部材で固定でき、支持枠内への装着が
簡単に行える。また、剛性の液晶シャッターが使用できるので、液晶駆動時に発生する発
熱により液晶シャッターが熱変形することがなく、熱変形により液晶表示パネルと接触す
ることがなくなり、表示品質の向上を図ることができる。さらに、本体枠に第1支持部を
設けたので、支持枠に他の部品を収納しても光源に支持枠が接触することがなくなり、光
源の損傷等をなくすることができる。
また、請求項3の発明によれば、本体枠及び押さえ部材にそれぞれ第1、第2係止部を
設けることにより、押さえ部材を本体枠に簡単に固定することができる。
また、請求項4の発明によれば、爪片からなる第1、第2係止部をそれぞれ第1、第2
係合穴に設けることにより、押さえ部材を肉厚にすることなく、第1、第2係止部を形成
することが可能になる。
また、請求項5の発明によれば、隣接内周縁に押さえ部材を係止あるいは解除する係止
・解除手段を設けることにより、押さえ部材の係止・解除が容易になる。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態を説明する。なお、図1は本発明の一実
施形態に係る液晶表示装置を分解した分解斜視図、図2は図1で分解した部品を組立てた
液晶表示装置であって、図2(a)は平面図、図2(b)は図2(a)のA−A線断面図
、図2(c)は図2(a)のB−B線断面図である。
液晶表示装置1は、図1に示すように、略矩形状の液晶表示パネル2と、この液晶表示
パネル2と略同じ大きさの液晶シャッター3と、この液晶シャッター3の下方に配設され
る照明装置4と、これら液晶表示パネル2、液晶シャッター3及び照明装置4等を位置決
め支持する支持枠10と、この支持枠10に支持された液晶表示パネル2を保持する前面
枠13と、支持枠10の背面を覆う底面カバー9とを備えている。
照明装置4は、反射シート8、光学シート5及び導光板6及びこの導光板6の両側部に
配設された光源7A、7Bとで構成されている。
以下、これらの部品を順次説明する。
液晶表示パネル2は、一対の長辺2a、2b及び短辺2c、2dがそれぞれ対向した略
矩形状をなし、2枚のガラス基板間に液晶層が形成された構成を有している。この液晶表
示パネルは、一方の短辺2dに液晶駆動信号等を供給するフレキシブルプリント配線基板
FPCが接続されている。なお、この液晶表示パネル2には、全光透過型または半透過型
のものが使用される。
液晶シャッター3は、液晶表示パネル2と略同じ矩形状を有し、2枚の基板間に液晶層
が形成された構成を有している。各基板はいずれもガラス基板、或いはいずれか一方の基
板がガラス基板で他が透明材料からなる樹脂基板で形成されている。これらの基板で液晶
シャッター3を構成すると、この液晶シャッター3は剛性を有したものとなる。したがっ
て、基板をガラス基板等で形成すると、液晶シャッター3を装置内に組み込んだときにも
液晶駆動時に発生する熱による熱変形がなくなり液晶表示パネル2との接触を回避でき、
従来技術のように干渉縞等の発生の恐れがなく表示品質が向上する。この液晶シャッター
3はまた、一辺に液晶駆動信号等を供給するフレキシブルプリント配線基板FPCが接続
されている。なお、この液晶シャッター3は、電圧の印加によって光の透光が制御される
もので、例えば液晶シャッター3が開いた状態、すなわち透光性が高い状態では、液晶シ
ャッター3の透明度が高くなって入射した光を透過するようになり、他方、液晶シャッタ
ー3が閉じた状態、すなわち透光性が低い状態では、液晶シャッター3は外観視上白濁し
た状態になり、入射した光は拡散される。なお、液晶シャッター3が開いた状態では液晶
シャッター3の透光性が高いので、底面カバー9の底面に窓を設ければ、液晶表示装置1
の背面側、すなわち底面カバー9側に配置された物体(図示せず)を液晶表示パネル2側
から視認することが可能になる。この液晶表示装置1は、例えば遊技機(パチンコやスロ
ットマシン)等に使用される。
導光板6は、液晶表示パネル2と略同じ大きさを有し比較的肉厚にして光透過性樹脂、
例えばアクリル樹脂で形成されている。光学シート5は、レンズシート及び拡散シート等
からなり、これらはいずれも樹脂材で形成されている。反射シート8は、光源7A、7B
からの光を反射させる材料で構成されている。この反射シート8は、底面カバー9の底部
に敷設される。
光源7A、7Bは、図1、図2に示すように、いずれも極細の蛍光ランプL、Lからな
り、これらの蛍光ランプL、LはそれぞれランプハウスL、Lで覆われて、導光板6
の対向する長辺に配設される。各ランプハウスL、Lは、長手方向に直交する方向に
切断した断面が略横U字状をなした部材からなり、このランプハウスL、Lの開口、
すなわちU字の開口が導光板6の側端部と対向し、内部に蛍光ランプL、Lが配置される
ようになっている。なお、この蛍光ランプL、Lには、例えば冷陰極管が使用されるが、
その他の光源としてLED(Light Emitting Diode)やEL(Electro Luminescence)を
使用してもよい。
底面カバー9は、図1に示すように、対向する一対の長辺に側板部9a、9bが形成さ
れており、略矩形状の金属板を折曲加工して形成されている。
前面枠13は、図1に示すように、外周が枠辺13A〜13Dで囲まれ、内部に開口部
13を有する額縁状をなしており、金属材で形成されている。開口部13は、液晶表
示パネル2の表示領域を露出させる大きさに形成されている。各枠辺13A〜13Dは、
所定幅長の側板部13a〜13dと、各側板部13a〜13dの上端から内側に延設した
周縁部13a'〜13d'とで構成されている。各側板部13a〜13dには、内側に支持
枠10の側板部11a〜11dに設けられた係止部に係合される係止部が形成されている
。また、周縁部13a'〜13d'は、後述の本体枠11側面の係止片と嵌合させる役割を
有している。
図2〜図4を参照して支持枠10の構造を説明する。なお、図3は支持枠を構成する本
体枠と押さえ部材とを示し、図3(a)は本体枠と押さえ部材とを分離した状態の斜視図
、図3(b)は図3(a)のC部分を拡大した斜視図、図3(c)は図3(a)のC'部
分を拡大した斜視図、図4は本体枠に押さえ部材を装着した状態の平面図である。
支持枠10は、図3に示すように、外周が対向する長辺枠11A、11B及び短辺枠1
1C、11Dで囲まれ、内部に開口部11'を有する額縁状の本体枠11と、この本体枠
11の一方の長辺枠11Bに装着される押さえ部材12とからなり、これらは樹脂材或い
は金属材で形成されている。各長辺枠11A、11B及び各短辺枠11C、11Dは、そ
れぞれ側板部11a、11b及び11c、11dと、これらの側板部11a〜11dの上
端から延設された周縁部11a'〜11d'とを有している。
一方の長辺枠11Aは、図2(b)に示すように、ランプハウスLを覆うと共に、液
晶表示パネル2及び液晶シャッター3を支持するもので、側板部11aと周縁部11a'
とが略直角に折曲されて、この周縁部11a'は、側板部11aから略水平方向へ延設さ
れている。周縁部11a'は、その端部近傍にさらに開口部11'方向へ延びた第1突出部
11と、またこの端部近傍付近にあって、下方へ垂下した第2突出部11が形成され
ている。第1突出部11は、液晶シャッター3の端縁部が第1突出部11と導光板6
との間の隙間に差し込まれたときに、この端縁部が係止される長さとなっている。第2突
出部11は、装置を組立てた状態で下端部が導光板6に当接し、第1突出部11は、
液晶シャッター3が当接される長さ或いは若干の隙間が形成されている。周縁部11a'
の上面には、液晶表示パネル2が載置される。
他方の長辺枠11Bは、図2(c)に示すように、ランプハウスLを覆うもので、側
板部11bと周縁部11b'とを有し、周縁部11b'は、側板部11bの途中から略水平
方向へ延設されて、その端部に下方へ垂下した第3突出部11が形成されている。第3
突出部11は、所定の高さを有し、装置を組立てた状態で下端部が導光板6に当接し、
ランプハウスLを押し潰さない高さに設定されている。すなわち、第3突出部11
このような長さに設定することにより、装置組立て時に、前面枠13を側板部11bの係
止部に係合させて、液晶表示パネル2を押付けてもランプハウスL及び光源Lに周縁部
11b'が接触して押し潰すことがなくなる。
また、この第3突出部11の開口部11'側の側面は、この側面に液晶シャッター3
が突き当たりランプハウスLの方への移動を規制するストッパーとなっている。また、
周縁部11b'と第3突出部11との連結部には所定角度の傾斜部11が形成されて
いる。このような傾斜部11を設けることにより、傾斜部11の肉厚を厚くすること
ができ、接触面積を大きくとることができるとともに、機械的強度が増すことにもなる。
周縁部11b'は、その上面に押さえ部材12が載置されて長手方向へのスライド移動
を可能とするもので、押さえ部材12を載置・移動させる観点からみて台座の機能を果た
しているので、以下この周縁部11b'を他の周縁部11a'、11d'と区別して枠台と
もいう。同じく、周縁部11c'にも押さえ部材12が載置されるので枠台ともいう。
この枠台11b'の上面には、図3に示すように、押さえ部材12を係止する第1係止
部11が数箇所、例えば3箇所設けられ、これらの箇所を除く面は、押さえ部材12が
スライド移動できるように平坦面となっている。複数の第1係止部11は、いずれも同
じ構造を有している。また、この枠台11b'と隣接する周縁部(枠台)11c'とが連結
される隅部近傍の枠台11c'にも第3係止部11が形成されている。第1、第3の係
止部11、11は、押さえ部材12の第2、第4係止部と係合されるので、これらの
構造は第2、第4係止部と関連させて後述する。
この枠台11b'、すなわち周縁部の厚みは非常に薄く、例えば約1.0mmに形成さ
れる。この周縁部11b'を肉薄にすることにより、周縁部11b'の上面と前面枠13と
の間に隙間を形成して、この隙間に後述する押さえ部材12を液晶組立て体の高さを背高
にすることなく装着できる。なお、第4突出部11は、押さえ部材12が外方へ移動す
るのを規制するストッパーとなっている(図2(c)参照)。
押さえ部材12は、図3(b)に示すように、本体枠11の長辺枠11Bより若干短長
の長尺枠12Aと、この長尺枠12Aの一端部から短辺枠11C方向へ直角に折曲された
短尺枠12Bとを有し、略L字状をなしている。この長尺枠12Aには、枠台11b'と
略同じ幅長の枠辺12aと、この枠辺12aの内側縁にあって、液晶表示パネル2の外縁
部が載置・支持される支持部12a'が形成されている。枠辺12aと支持部12a'との
連結部は傾斜部12となっている。これにより、傾斜部12の肉厚を厚くすることが
でき、接触面積を大きくとることができるとともに、機械的強度が増すことにもなる。
また、枠辺12aには、長辺枠11Bの3箇所の第1係止部11に対応した位置にそ
れぞれ第2係止部12が形成されている。これらの第2係止部12は、いずれも同じ
構造を有している。また、短尺枠12Bにも1個の第4係止部12が設けられ、この第
4係止部12は肉薄で内部に開口を有する係止環で形成されている。この係止環は肉薄
であるため可撓性が付与されており、第3係止部11との係止及び解除が容易になる。
なお、図3(b)及び図7の符号Oは成型体の凹みである。
次に、図3〜図7を参照して、各第1〜第4係止部の構造を説明する。なお、図5(a
)は図4のD部分の拡大図、図5(b)は図4のE部分の拡大図、図6(a)は図5(a
)のF−F線断面図、図6(b)は図6(a)に対して各係止部が未係止の状態を示す断
面図、図6(c)は図5(a)のG−G線断面図、図7(a)は図5(b)のH−H線断
面図、図7(b)は図7(a)に対して各係止部が未係止の状態を示す断面図である。
枠台11b'の第1係止部11は、図6に示すように、所定面積の第1係合穴S
の一方の隅部から折曲加工により上方に立ち上がった爪片で形成されている。第1係合穴
は、枠台11b'の長手方向に沿って形成され、その大きさは、第2係止部12
挿入できて、かつスライド移動が可能な大きさとなっている。具体的には、この第1係合
穴Sは、枠台11b'の長手方向の幅長をa12、この長手方向と直交する方向の幅長
をb12としたとき、おおよそa12×b12の開口面積を有する穴となっている。更に
、この係合穴Sには、所定の幅長a×b12の面積部分が貫通穴となり、また、所定
の幅長a×所定の幅長bの面積部分には、枠台11b'の平坦面から所定高さ立ち上
がった段部11を経て水平に延びる第1係止部11が形成されている。なお、上述し
た各幅長はそれぞれa12=a+a、a≧a、及び、b12=b+b、b
≦bとなっている。
爪片からなる第1係止部11の立ち上がり高さは、押さえ部材12の厚みと略同じ高
さとなっている。段部11をこの高さに設定することにより、本体枠11に押さえ部材
12を載置しても支持枠10を背高にすることなく固定できる。さらに、第1係止部11
は、側板部11bとの間に第1係合穴Sに連通した隙間S1'が形成されている。この
隙間S1'には、押さえ部材12の細辺12が挿入される(図6(c)参照)。
また、枠台11c'には、図5(b)及び図7に示すように、押さえ部材12の第4係
止部12が挿入できて、かつ押さえ部材12をスライド移動可能な大きさの載置部S
が短辺枠11Cに設けられ(図3(c)参照)、この載置部Sの外縁部に設けられた貫
通孔S2'の上面から下方に突出するように爪片からなる第3係止部11が設けられて
いる。載置部Sは詳しくは深さe、幅fを有する凹状溝からなり、貫通孔S2'に繋が
っている。そして貫通孔S2'は側板部11cを貫通して形成されている。
押さえ部材12の第2係止部12は、所定面積の第2係合穴S内の一方の隅部から
折曲加工により下方に切り起こされた爪片で形成されている。この第2係合穴Sは第1
係止部11が挿入できて、かつスライド移動可能な大きさとなっている。具体的には、
第2係合穴Sの長尺枠12aの長手方向の幅長をc12、この長手方向と直交する方向
の幅長をd12としたとき、おおよそc12×d12の開口面積を有する穴となっている
、更に、この第2係合穴Sは、所定の幅長c×幅長d12の面積部分が貫通穴となり
、また、所定の幅長c×所定の幅長dの面積部分には、長尺枠12aの平坦面から所
定高さ下方に切り起こされた段部12を経て水平に延びる第2係止部12が形成され
ている。そして、第2係合穴Sと長尺枠12aの外縁部との間に細辺12が形成され
ている。なお、上述した各幅長はそれぞれc12=c+c、c≦c、及び、d
=d+d、d≧dとなっている。
第1係止部11と第2係止部12とは、図6(b)に示すように、第1係止部11
を第2係合穴S内に、第2係止部12を第1係合穴S内に収納した状態で、押さ
え部材12を図6(a)に示す矢印X方向へ移動させることにより第2係止部12が第
1係止部11方向へ移動して、第2係止部12が第1係止部11の下方へ入り込み
係合される。この係合により、押さえ部材12は矢印Xと直交する上方向への抜けが阻止
される。なお、隙間S1'には押さえ部材12の細辺12がX方向への移動に伴って挿
入される。
また、第3係止部11と第4係止部12とは、同様に押さえ部材12を矢印X方向
へ移動させることにより係合される。つまり、第3係止部12が載置部Sにガイドさ
れて貫通孔S2'を通過する前は、図7(b)に示すように、第4係止部12が第3係
止部11から離れている。この状態で、押さえ部材12が矢印X方向へスライドされる
と、第4係止部12の係止環が貫通孔S2'を通り第3係止部11に衝突して下方へ
撓んでこの貫通孔S2'を通過し、係止環からなる第4係止部12の内周縁12Y'が第
3係止部11に係止されることで押さえ部材12のスライド移動が規制される。
押さえ部材12と本体枠11との係止を解除する場合は、第4係止部12の係止環の
端部を下方へ押下げて第4係止部12と第3係止部11との係止を外して押し戻すこ
とにより、押さえ部材12を本体枠11から取り外すことができる。
次に、上記の構成部品を用いた本実施例の液晶表示装置の組立て手順の概要を説明する

先ず、底面カバー9の底面に反射シート8を敷設し、その上に導光板6、光学シート5
を順に積層し、さらにランプハウスL、Lに収納した光源L、Lを導光板6の対向す
る長辺に沿って配設する。次いで、底面カバー9の外縁部を覆うようにして額縁状の本体
枠11を取付ける。なお、この取付けにより本体枠11の各長辺枠11A、11Bの第2
突出部11及び第3突出部11が導光板6の外縁部に当接することにより導光板6が
固定される。
次に液晶シャッター3を取付ける。この取付けに際しては、先ず液晶シャッター3の一
方の長辺を本体枠11の第1突出部11と導光板6との間の隙間に挿入し、この長辺を
軸として回動させるようにして光学シート5の上に載置する。なお、液晶シャッター3は
剛性を有しているが、一方の長辺を第1突出部11の下方に差し込むだけで、他に突出
部がないので、簡単に載置できる。そして、押さえ部材12を長辺枠11Bの上に装着す
る。この装着は、上述したように押さえ部材12の第2、第4係止部12、12と本
体枠11の第1、第3係止部11、11とを係合することによって装着する。これに
より、押さえ部材12の支持部12a'が液晶シャッター3の他方の長辺の上部に位置す
るようになり、液晶シャッター3を固定する。
最後に、液晶表示パネル2をその対向する一対の長辺が本体枠11の一方の長辺枠11
Aの周縁部11a'上、及び、押さえ部材12の支持部12a'上に位置するように載置し
て、これらを前面枠13で覆うように固定することにより組立が完了する。
図1は本発明の一実施形態に係る液晶表示装置を分解した分解斜視図である。 図2は図1で分解した部品を組立てた液晶表示装置であって、図2(a)は平面図、図2(b)は図2(a)のA−A線断面図、図2(c)は図2(a)のB−B線断面図である。 図3は支持枠を構成する本体枠と押さえ部材とを示し、図3(a)は本体枠と押さえ部材とを分離した状態の斜視図、図3(b)は図3(a)のC部分を拡大した斜視図、図3(c)は図3(a)のC'部分を拡大した斜視図である。 図4は本体枠に押さえ部材を装着した状態の平面図である。 図5(a)は図4のD部分の拡大図、図5(b)は図4のE部分の拡大図である。 図6(a)は図5(a)のF−F線断面図、図6(b)は図6(a)に対して各係止部が未係止の状態を示す断面図、図6(c)は図5(a)のG−G線断面図である。 図7(a)は図5(b)のH−H線断面図、図7(b)は図7(a)に対して各係止部が未係止の状態を示す断面図である。 従来技術の液晶表示装置の一部断面図である。
符号の説明
1 液晶表示装置
2 液晶表示パネル
3 液晶シャッター
4 照明装置
5 光学シート
6 導光板
7A、7B 光源
8 反射シート
9 底面カバー
10 支持枠
11 本体枠
11' 開口部
11〜11 第1〜第3支持部
11a〜11d 側板部
11a'〜11d' 周縁部(枠台)
11 第1係止部
11 第3係止部
12 押さえ部材
12a' 支持部(第2支持部)
12 第2係止部
12 第4係止部
13 前面枠
L 光源
第1係合穴
第2係合穴

Claims (5)

  1. 外周囲が側板部で囲まれ内部に開口部を有し前記側板部と前記開口部との間に所定幅の
    周縁部が形成された額縁状の支持枠内に、少なくとも液晶シャッター、光学シート、導光
    板及び光源を収納し、前記支持枠上に液晶表示パネルを載置し、前記液晶表示パネルの外
    周縁を内部に表示窓を有する前面枠で覆って保持した液晶表示装置において、
    前記支持枠は、前記側板部、開口部及び周縁部を有する本体枠と、前記周縁部の一辺を
    載置面として該載置面に固定される押さえ部材とからなり、前記本体枠の周縁部の内側端
    部に前記導光板上面に当接させる第1支持部を設け、前記押さえ部材の一側縁部に前記液
    晶シャッターの端縁部を支持する第2支持部を設け、前記液晶シャッターに剛性の液晶シ
    ャッターを用い、
    前記本体枠内に前記光源、導光板及び光学シートを収納して、前記第1支持部を前記導
    光板上面に当接させて前記側板部及び周縁部で前記光源を覆い、さらに前記導光板の上に
    前記液晶シャッターを積層して、前記本体枠の載置面に前記押さえ部材を固定した後に前
    記第2支持部に前記液晶表示パネルを載置して前記前面枠で前記液晶表示パネルを保持す
    るようにしたことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記液晶シャッターは、対向する一対の透明基板及びこれらの透明基板間に形成された
    液晶層を有し、前記一対の透明基板の少なくとも一方の透明基板が剛性を有する透明基板
    で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記本体枠は前記載置面に第1係止部を備え、前記押さえ部材は前記載置面と接触する
    接触面に第2係止部を備え、前記第1係止部と第2係止部との係合により前記押さえ部材
    が前記本体枠に固定されることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. 前記第1係止部は前記本体枠の載置面に形成された第1係合穴に設けられた爪片からな
    り、前記第2係止部は前記押さえ部材の接触面に形成された第2係合穴に設けられた爪片
    からなり、前記第1、第2係止部は、前記本体枠及び前記押さえ部材の長手方向と直交す
    る方向で上下に段違いに形成されて、前記押さえ部材のスライド移動により互いに係合さ
    れることを特徴とする請求項3に記載の液晶表示装置。
  5. 前記押さえ部材は、前記周縁部の一辺に当接される長辺枠と、前記周縁部に隣接する隣
    接周縁部の一部に当接される短辺枠とからなり、前記隣接周縁部と前記短辺枠との間に前
    記押さえ部材を係止あるいは該係止を解除する係止・解除手段が設けられていることを特
    徴とする請求項3又は4に記載の液晶表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009230037A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Hitachi Displays Ltd 液晶表示装置
JP2013092606A (ja) * 2011-10-25 2013-05-16 Funai Electric Co Ltd 表示装置およびテレビジョン装置
CN110850625A (zh) * 2019-11-26 2020-02-28 惠州市华星光电技术有限公司 液晶显示模组及显示装置

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