JP2008064772A - シート材搬送装置、定着装置および画像形成装置 - Google Patents

シート材搬送装置、定着装置および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】装置カバーを閉めるときの抵抗を低減することのできるシート材搬送装置、定着装置および画像形成装置を提供する。
【解決手段】装置カバーを閉める際に装置カバー側に設けられた押圧レバー43で装置本体側の揺動レバー42を押し込んで、揺動レバー42を加圧解除位置から加圧位置へ揺動させる過程で、揺動レバー42から押圧レバー43にかかるモーメントの方向を押圧レバー43を押し下げる方向から押し上げる方向に切り換わるように構成する。これにより、押圧レバー43が、揺動レバー42を加圧解除位置から加圧位置へ揺動させる過程で、揺動レバー42の揺動の支点から離れる方向へ揺動し、押圧レバー43が揺動レバー42を加圧位置へ押し込むのに必要な力が除々に増大するのを抑制する。
【選択図】図4

Description

本発明は、シート材搬送装置、定着装置および画像形成装置に関するものである。
一対の回転体のうち、一方の回転体を付勢して他方の回転体に圧接させ、この圧接部にシート材を狭持して搬送するシート材搬送装置が知られている。このようなシート材搬送装置の一例としては、定着装置が挙げられる。定着装置は、内部に加熱源を備えた定着ローラと、定着ローラに対向し圧接する加圧ローラとによって圧接部を形成し、シート材に担持された未定着のトナー像を圧接部で熱及び圧力によりシート材に定着させるとともに、シート材を搬送している。
上記圧接部にシート材が詰まった際に、定着装置が組み込まれた画像形成装置のカバーを開けて、ユーザーが詰まったシート材を除去できるようになっている。このとき、ユーザーが圧接部に詰まったシート材を除去しやすくするため、カバーの開き動作に応じて加圧ローラの定着ローラに対する加圧力を可変にした加圧機構を備えたものが知られている(特許文献1〜3)。
特開平9−101696号公報 特開2003−287973号公報 特開昭59−067568号公報
図20〜図22は、加圧機構140の一例を説明するための模式的な図である。図20は、加圧機構140によって、加圧ローラ20bが定着ローラ20a側へ加圧されている状態(装置のカバーが閉じられたときの加圧機構140の様子)を示す図である。図21は、加圧機構140の加圧ローラ20bに対する加圧を解除した状態(装置のカバーが開かれたときの加圧機構140の様子)を示す図である。図22は、図20のD−D断面図である。
図21に示すように、この加圧機構140は、加圧レバー141と揺動レバー142とからなる加圧手段と、押圧手段および解除手段としての押圧・解除レバー144とを備えている。加圧レバー141は、加圧ローラ20bを回転自在に支持する回転支持部たる軸受20dに当接する当接部141bを備え、加圧レバー141の一端が本体から延びる固定支持部182に回転自在に取り付けられている。加圧レバー141の他端には、支持ピン141cが設けられており、この支持ピン141cに揺動レバー142が回転自在に取り付けられている。
揺動レバー142は、加圧解除時に図中上方に延びて側面カバー側に傾いた揺動部142aと、図22に示すように、揺動部142aから2又に分かれ、加圧解除時に揺動部142aよりも定着ローラ側に位置する固定部142bとからなっている。揺動レバー142の固定部142bには、係合ピン142dが設けられており、この係合ピン142dには、スプリング183の一端が取り付けられている。スプリング183の他端は、装置本体から延びる取付突起184に取り付けられている。この係合ピン142dが、揺動レバー142が加圧解除位置から加圧位置へ揺動する過程でスプリング183の揺動レバー142に対する付勢力の方向を、揺動レバー142を加圧解除位置へ付勢する方向(図中時計回り)から加圧位置へ付勢する方向(図中反時計回り)に切り換える付勢力切換手段として機能する。
図21に示すように、図示しない装置のカバーが開いた状態、即ち揺動レバー142が加圧解除位置にある加圧解除時においては、スプリング183は、自由長となっている。また、図20に示すように、装置のカバーが閉じた状態、即ち揺動レバー142が加圧位置にある加圧時においては、スプリング183は、伸張して、揺動レバー142を加圧ローラ20bに近接する方向に付勢している。また、先の図21に示すように、揺動レバー142の図中手前側側面には、係合突起142fを備えている。
押圧・解除レバー144は、図示しない装置のカバーに固定されており、押圧・解除レバー144の加圧ローラ側端部には、装置カバーを開ける際に上記係合突起142fと係合するフック部144cが設けられている。押圧・解除レバー144の奥側側面には、揺動レバー当接部たる押圧コロ144bが回転自在に取り付けられている。
まず、加圧機構140が加圧状態から加圧解除状態に移行するときの加圧機構140の動作について説明する。図示しない装置のカバーが閉じた状態から、開いた状態に移行する際、押圧・解除レバー144のフック部144cが、係合突起142fと係合して、揺動レバー142を加圧ローラ20bから離間する方向へ引っ張る。揺動レバー142を加圧ローラ20bから離間する方向へ引っ張ると、スプリング183の揺動レバー142を加圧位置へ付勢する力に打ち勝って、揺動レバー142が加圧解除位置へ揺動する。フック部144cによって揺動レバー142を加圧解除位置へ揺動(図中時計回りに回転)させていくと、係合ピン142dが、揺動レバー142の回転の中心である支持ピン141cを中心にして、図中時計周りに回転する。そして、揺動レバー142の図中時計回りの回転によって、係合突起142fがフック部144cから離間する際、揺動レバー142の回転の中心である支持ピン141cの中心よりも係合ピン142dの軸中心が図中下側に位置するようになる。その結果、揺動レバー142を加圧位置(図中反時計回り)へ揺動させる方向に付勢していたスプリング183の付勢力が、揺動レバー142を加圧解除位置へ揺動させる方向(図中時計回り)へ切り換る。これにより、係合突起142fがフック部144cから離間した揺動レバー142は、スプリング183の付勢力により、図中時計回りに回転して、図21に示すような、加圧解除位置まで揺動する。また、係合ピン142dによって揺動レバー142が引っ張られることで支持ピン141cが加圧ローラ20bから離間する方向へ移動する。これにより、加圧レバー141が固定支持部182を中心として、図中反時計回りに回転して、軸受部20dとの加圧が解除され、加圧ローラ20bの定着ローラ20aに対する加圧力が解除される。
次に、加圧機構140が加圧解除状態から加圧状態に移行するときの加圧機構140の動作について説明する。図示しない装置のカバーを閉めていくと、解除レバー144の押圧コロ144bが揺動レバー142の揺動部142a先端に当接する。図示しない装置のカバーをさらに閉じていくと、押圧コロ144bが揺動レバー142を押し込み、支持ピン141cを回転中心として、揺動レバー142が加圧位置(図中反時計回り)へ揺動する。また、揺動レバー142が押圧コロ144bに押されることで、支持ピン141が定着ローラ側へ移動する。すると、加圧レバー141が支持部182を回転の中心として、図中時計回りに回転する。これにより、加圧レバー141の当接部141bが軸受部20dに当接して、軸受部20dを定着ローラ側へ加圧していく。
また、押圧コロ144bで揺動レバー142を図中反時計回りに回転していくと、係合ピン142dが揺動レバー142の回転の中心である支持ピン141cを中心にして、図中反時計周りに回転していき、係合ピン142dの中心が、支持ピン141cの中心よりも図中下方から上方に移動する。このように、係合ピン142dの中心が支持ピン141cの中心よりも上方に位置すると、揺動レバー142を加圧解除位置方向へ(図中時計回り)に付勢していたスプリング183の付勢力が、揺動部142aが加圧位置方向(図中反時計回り)に切り換る。スプリング183の揺動レバー142に対する付勢力が図中反時計回りになることで、押圧・解除レバー144の揺動レバー142を押す力が軽減され、スムーズに図示しない装置カバーを閉めることができる。そして、図示しない装置のカバーが閉じられると、加圧機構140は、図20に示すような状態となる。加圧機構140が加圧状態のとき、スプリング183は伸張しており、揺動レバー142の固定部142bを加圧ローラ側へ付勢するので、支持ピン141cを介して加圧レバー141が軸受部20dを定着ローラ側へ加圧する。これにより、軸受部20dに回転自在に支持されている加圧ローラ20bが定着ローラ20aに対して所定の圧力で圧接することができる。
以上の加圧機構では、次のような問題がある。上記加圧機構140は、押圧・解除レバー144の押圧コロ144bが揺動レバー142の先端に当接して、揺動レバー142を加圧位置へ揺動させていくと、押圧コロ144bは揺動レバー142の揺動部142aの装置カバー側側面(図中右側面)を相対的に図中下方へ移動していく。このため、揺動レバー142の揺動の支点(支持ピン141c)と、押圧コロ144bの揺動レバー142を押し込む支点(押圧コロと揺動部との接触部)との距離が近づいてくる。その結果、押圧コロ144bで揺動レバー142の揺動部142aを加圧ローラ側へ押し込むのに必要な力が除々に増加してしまう。これにより、図示しない装置カバーを閉めるときの抵抗が徐々に増加してしまい、図示しない装置カバーの閉め動作時の操作性が低減してしまう問題である。
また、押圧・解除レバー144は、図示しない装置カバーが開かれた状態のときは、揺動レバー142から離間している。このため、図示しない装置カバーが開かれているとき、ユーザーが誤って揺動レバー142を操作して、揺動レバー142を図21の加圧解除状態の位置から、図20の加圧状態に移動せしめる場合がある。このような加圧機構140のイレギュラーな状態で、装置のカバーを閉めた場合、押圧・解除レバー144のフック部144cが揺動レバー142の係合突起142fに突き当たって装置カバーを閉じることができない問題もある。
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、第1の目的とするところは、装置カバーを閉めるときの抵抗を低減することのできるシート材搬送装置、定着装置および画像形成装置を提供することである。
第2の目的は、装置カバーが開いた状態のとき加圧手段が加圧位置にあっても、装置カバーを閉じることができるシート材搬送装置、定着装置および画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、一対の回転体と、一対の回転体のうち一方の回転体を加圧して一方の回転体を他方の回転体に圧接させて圧接部を形成し、前記圧接部にシート材を狭持して搬送するシート材搬送装置において、基端が固定支持部に支持され、前記回転体のうち加圧される回転体の回転支持部に当接可能な加圧部を備えて揺動可能に構成される加圧レバーと、前記加圧レバーの揺動端側にて基端が支持され、揺動可能に構成される揺動レバーと、前記揺動レバーを押圧して前記揺動レバーを加圧解除位置から加圧位置へ揺動させる押圧レバーとを備え、前記押圧レバーが前記揺動レバーを押圧して加圧解除位置から加圧位置へ揺動させる過程で、前記押圧レバーを前記揺動レバーの揺動の支点から離間する方向へ揺動させるように構成したことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1のシート材搬送装置において、前記押圧レバーの前記揺動レバーから受けるモーメントの方向を、前記揺動レバーが加圧解除位置から加圧位置へ揺動する過程で、前記揺動レバーの揺動の支点から離間する方向へ切り換えるように構成したことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1または2のシート材搬送装置において、前記押圧レバーの前記揺動レバーとの当接面は曲面であって、前記回転体の軸方向断面で見たとき、前記揺動レバーの前記押圧レバーと当接する当接面と、前記押圧レバーと前記揺動レバーとの当接点と前記押圧レバーの揺動の支点とを結ぶ線が為す角が90度となった時点を境にして、前記押圧レバーが前記揺動レバーから受けるモーメントの方向が切り替わるように構成したことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項3のシート材搬送装置において、前記押圧レバーの先端を前記揺動レバーの揺動の支点に近接する方向に付勢する付勢手段を備えたことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至4いずれかのシート材搬送装置において、前記押圧レバーの前記揺動レバーとの当接部を、回転自在なコロで構成したことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、一対の回転体と、一対の回転体のうち一方の回転体を加圧して一方の回転体を他方の回転体に圧接させて圧接部を形成し、前記圧接部にシート材を狭持して搬送するシート材搬送装置において、基端が固定支持部に支持され、前記回転体のうち加圧される回転体の回転支持部に当接可能な加圧部を備えて揺動可能に構成される加圧レバーと、前記加圧レバーの揺動端側にて基端が支持され、加圧位置と加圧解除位置と2つの位置の間を揺動する揺動レバーと、前記揺動レバーに設けられた係合突起と係合して、前記揺動レバーを加圧位置から加圧解除位置へ揺動させる解除レバーとを備え、前記解除レバーを揺動可能に支持したことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項6のシート材搬送装置において、前記解除レバーの前記回転体側先端に傾斜面を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項6または7のシート材搬送装置において、前記解除レバーが前記係合突起と突き当たったときに揺動する方向と反対方向に前記解除レバーを付勢する付勢手段を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項6乃至8いずれかのシート材搬送装置において、前記揺動レバーを押圧して前記揺動レバーを加圧解除位置から加圧位置へ揺動させる押圧レバーを備え、前記押圧レバーが前記揺動レバーを加圧解除位置から加圧位置へ揺動させる過程で、前記押圧レバーを前記揺動レバーの揺動の支点から離間する方向へ揺動させるよう構成したことを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項1乃至9いずれかのシート材搬送装置を備えたことを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項1乃至9いずれかのシート材搬送装置、および/または、請求項10の定着装置を備えた画像形成装置。
請求項1の発明によれば、押圧レバーが揺動レバーを押し込んで、揺動レバーを加圧解除位置から加圧位置へ揺動させる過程で、押圧レバーが揺動レバーの揺動の支点から離間する方向に揺動するので、揺動レバーの揺動の支点と、押圧レバーの揺動レバーを押し込む支点との距離が近づくのを抑制することができる。よって、揺動レバーを加圧解除位置から加圧位置へ揺動させる過程で、揺動レバーの揺動の支点と、押圧レバーの揺動レバーを押し込む支点とが除々に近づいて、押圧レバーが揺動レバーを加圧位置へ押し込むのに必要な力が除々に増大するのを抑制することができる。その結果、押圧レバーで揺動レバーを強く押し込まなくなくも、揺動レバーを加圧位置まで揺動させることができ、装置カバーを閉めるときの抵抗を低減することができる。
また、請求項6の発明によれば、前記解除レバーを揺動可能に支持したので、次のような効果を得ることができる。すなわち、装置カバーが開いた状態で揺動レバーが加圧位置にあるようなイレギュラーな状態で装置カバーを閉めて解除レバーが係合突起と突き当たると解除レバーが揺動して、係合突起を乗り越える。これにより、装置カバーが開いた状態のとき揺動レバーが加圧位置にあっても、装置カバーを閉じることができるという効果である。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式のプリンタ(以下、単にプリンタという)の一実施形態について説明する。
まず、本プリンタの基本的な構成について説明する。図1は、本プリンタを示す概略構成図である。同図において、このプリンタは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック(以下、Y、M、C、Kと記す)のトナー像を生成するための4つのプロセスカートリッジ6Y,M,C,Kを備えている。これらは、画像形成物質として、互いに異なる色のY,M,C,Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっており、寿命到達時に交換される。Yトナー像を生成するためのプロセスカートリッジ6Yを例にすると、図2に示すように、ドラム状の感光体1Y、ドラムクリーニング装置2Y、除電装置(不図示)、帯電装置4Y、現像器5Y等を備えている。画像形成ユニットたるプロセスカートリッジ6Yは、プリンタ本体に脱着可能であり、一度に消耗部品を交換できるようになっている。
上記帯電装置4Yは、図示しない駆動手段によって図中時計回りに回転せしめられる感光体1Yの表面を一様帯電せしめる。一様帯電せしめられた感光体1Yの表面は、レーザ光Lによって露光走査されてY用の静電潜像を担持する。このYの静電潜像は、Yトナーと磁性キャリアとを含有するY現像剤を用いる現像器5YによってYトナー像に現像される。そして、後述する中間転写ベルト8上に中間転写される。ドラムクリーニング装置2Yは、中間転写工程を経た後の感光体1Y表面に残留したトナーを除去する。また、上記除電装置は、クリーニング後の感光体1Yの残留電荷を除電する。この除電により、感光体1Yの表面が初期化されて次の画像形成に備えられる。他色のプロセスカートリッジ(6M,C,K)においても、同様にして感光体(1M,C,K)上に(M,C,K)トナー像が形成されて、中間転写ベルト8上に中間転写される。
上記現像器5Yは、そのケーシングの開口から一部露出させるように配設された現像ロール51Yを有している。また、互いに平行配設された2つの搬送スクリュウ55Y、ドクターブレード52Y、トナー濃度センサ(以下、Tセンサという)56Yなども有している。
現像器5Yのケーシング内には、磁性キャリアとYトナーとを含む図示しないY現像剤が収容されている。このY現像剤は2つの搬送スクリュウ55Yによって撹拌搬送されながら摩擦帯電せしめられた後、上記現像ロール51Yの表面に担持される。そして、ドクターブレード52Yによってその層厚が規制されてからY用の感光体1Yに対向する現像領域に搬送され、ここで感光体1Y上の静電潜像にYトナーを付着させる。この付着により、感光体1Y上にYトナー像が形成される。現像器5Yにおいて、現像によってYトナーを消費したY現像剤は、現像ロール51Yの回転に伴ってケーシング内に戻される。
2つの搬送スクリュウ55Yの間には仕切壁が設けられている。この仕切壁により、現像ロール51Yや図中右側の搬送スクリュウ55Y等を収容する第1供給部53Yと、図中左側の搬送スクリュウ55Yを収容する第2供給部54Yとがケーシング内で分かれている。図中右側の搬送スクリュウ55Yは、図示しない駆動手段によって回転駆動せしめられ、第1供給部53Y内のY現像剤を図中手前側から奥側へと搬送しながら現像ロール51Yに供給する。図中右側の搬送スクリュウ55Yによって第1供給部53Yの端部付近まで搬送されたY現像剤は、上記仕切壁に設けられた図示しない開口部を通って第2供給部54Y内に進入する。第2供給部54Y内において、図中左側の搬送スクリュウ55Yは、図示しない駆動手段によって回転駆動せしめられ、第1供給部53Yから送られてくるY現像剤を図中右側の搬送スクリュウ55Yとは逆方向に搬送する。図中左側の搬送スクリュウ55Yによって第2供給部54Yの端部付近まで搬送されたY現像剤は、上記仕切壁に設けられたもう一方の開口部(図示せず)を通って第1供給部53Y内に戻る。
透磁率センサからなる上述のTセンサ56Yは、第2供給部54Yの底壁に設けられ、その上を通過するY現像剤の透磁率に応じた値の電圧を出力する。トナーと磁性キャリアとを含有する二成分現像剤の透磁率は、トナー濃度と良好な相関を示すため、Tセンサ56YはYトナー濃度に応じた値の電圧を出力することになる。この出力電圧の値は、図示しない制御部に送られる。この制御部は、Tセンサ56Yからの出力電圧の目標値であるY用Vtrefを格納したRAMを備えている。このRAM内には、他の現像器に搭載された図示しないTセンサからの出力電圧の目標値であるM用Vtref、C用Vtref、K用Vtrefのデータも格納されている。Y用Vtrefは、後述するY用のトナー搬送装置の駆動制御に用いられる。具体的には、上記制御部は、Tセンサ56Yからの出力電圧の値をY用Vtrefに近づけるように、図示しないY用のトナー搬送装置を駆動制御して第2供給部54Y内にYトナーを補給させる。この補給により、現像器5Y内のY現像剤中のYトナー濃度が所定の範囲内に維持される。他のプロセスユニットの現像器についても、M,C,K用のトナー搬送装置を用いた同様のトナー補給制御が実施される。
先に示した図1において、プロセスカートリッジ6Y,M,C,Kの図中下方には、露光装置7が配設されている。潜像形成手段たる露光装置7は、画像情報に基づいて発したレーザ光Lを、プロセスカートリッジ6Y,M,C,Kにおけるそれぞれの感光体に照射して露光する。この露光により、感光体1Y,M,C,K上にY,M,C,K用の静電潜像が形成される。なお、露光装置7は、光源から発したレーザ光(L)を、モータによって回転駆動したポリゴンミラーで走査しながら、複数の光学レンズやミラーを介して感光体に照射するものである。
露光装置7の図中下側には、紙収容カセット26、これらに組み込まれた給紙ローラ27など有する紙収容手段が配設されている。紙収容カセット26は、シート状の記録体たる転写紙Pを複数枚重ねて収納しており、それぞれの一番上の転写紙Pには給紙ローラ27を当接させている。給紙ローラ27が図示しない駆動手段によって図中反時計回りに回転せしめられると、一番上の転写紙Pが給紙路70に向けて送り出される。
この給紙路70の末端付近には、レジストローラ対28が配設されている。レジストローラ対28は、転写紙Pを挟み込むべく両ローラを回転させるが、挟み込んですぐに回転を一旦停止させる。そして、転写紙Pを適切なタイミングで後述の2次転写ニップに向けて送り出す。
プロセスカートリッジ6Y,M,C,Kの図中上方には、中間転写体たる中間転写ベルト8を張架しながら無端移動せしめる中間転写ユニット15が配設されている。この中間転写ユニット15は、中間転写ベルト8の他、2次転写バイアスローラ19、クリーニング装置10などを備えている。また、4つの1次転写バイアスローラ9Y,M,C,K、2次転写バックアップローラ12、クリーニングバックアップローラ13、テンションローラ14なども備えている。中間転写ベルト8は、これら7つのローラに張架されながら、少なくとも何れか1つのローラの回転駆動によって図中反時計回りに無端移動せしめられる。1次転写バイアスローラ9Y,M,C,Kは、このように無端移動せしめられる中間転写ベルト8を感光体1Y,M,C,Kとの間に挟み込んでそれぞれ1次転写ニップを形成している。これらは中間転写ベルト8の裏面(ループ内周面)にトナーとは逆極性(例えばプラス)の転写バイアスを印加する方式のものである。1次転写バイアスローラ9Y,M,C,Kを除くローラは、全て電気的に接地されている。中間転写ベルト8は、その無端移動に伴ってY,M,C,K用の1次転写ニップを順次通過していく過程で、感光体1Y,M,C,K上のY,M,C,Kトナー像が重ね合わせて1次転写される。これにより、中間転写ベルト8上に4色重ね合わせトナー像(以下、4色トナー像という)が形成される。
上記2次転写バックアップローラ12は、2次転写ローラ19との間に中間転写ベルト8を挟み込んで2次転写ニップを形成している。中間転写ベルト8上に形成された可視像たる4色トナー像は、この2次転写ニップで転写紙Pに転写される。そして、転写紙Pの白色と相まって、フルカラートナー像となる。2次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト8には、転写紙Pに転写されなかった転写残トナーが付着している。これは、クリーニング装置10によってクリーニングされる。2次転写ニップで4色トナー像が一括2次転写された転写紙Pは、転写後搬送路71を経由して定着装置20に送られる。
定着装置20は、内部にハロゲンランプ等の発熱源を有する定着ローラ20aと、これに所定の圧力で当接しながら回転する加圧ローラ20bとによって定着ニップを形成している。定着装置20内に送り込まれた転写紙Pは、その未定着トナー像担持面を定着ローラ20aに密着させるようにして、定着ニップに挟まれる。そして、加熱や加圧の影響によってトナー像中のトナーが軟化さしめられて、フルカラー画像が定着せしめられる。
定着装置20内でフルカラー画像が定着せしめられた転写紙Pは、定着装置20を出た後、排紙路72と反転前搬送路73との分岐点にさしかかる。この分岐点には、第1切替爪75が揺動可能に配設されており、その揺動によって転写紙Pの進路を切り替える。具体的には、爪の先端を反転前送路73に近づける方向に動かすことにより、転写紙Pの進路を排紙路72に向かう方向にする。また、爪の先端を反転前搬送路73から遠ざける方向に動かすことにより、転写紙Pの進路を反転前搬送路73に向かう方向にする。
第1切替爪75によって排紙路72に向かう進路が選択されている場合には、転写紙Pは、排紙路72から排紙ローラ対100を経由した後、機外へと配設されて、プリンタ筺体の上面に設けられたスタック50a上にスタックされる。これに対し、第1切替爪75によって反転前搬送路73に向かう進路が選択されている場合には、転写紙Pは反転前搬送路73を経て、反転ローラ対21のニップに進入する。反転ローラ対21は、ローラ間に挟み込んだ転写紙Pをスタック部50aに向けて搬送するが、転写紙Pの後端をニップに進入させる直前で、ローラを逆回転させる。この逆転により、転写紙Pがそれまでとは逆方向に搬送されるようになり、転写紙Pの後端側が反転搬送路74内に進入する。
反転搬送路74は、鉛直方向上側から下側に向けて湾曲しながら延在する形状になっており、路内に第1反転搬送ローラ対22、第2反転搬送ローラ対23、第3反転搬送ローラ対24を有している。転写紙Pは、これらローラ対のニップを順次通過しながら搬送されることで、その上下を反転させる。上下反転後の転写紙Pは、上述の給紙路70に戻された後、再び2次転写ニップに至る。そして、今度は、画像非担持面を中間転写ベルト8に密着させながら2次転写ニップに進入して、その画像非担持面に中間転写ベルトの第2の4色トナー像が一括2次転写される。この後、転写後搬送路71、定着装置20、排紙路72、排紙ローラ対100を経由して、機外のスタック部50a上にスタックされる。このような反転搬送により、転写紙Pの両面にフルカラー画像が形成される。
上記中間転写ユニット15と、これよりも上方にあるスタック部50aとの間には、ボトル支持部31が配設されている。このボトル支持部31は、Y,M,C,Kトナーを収容するトナー収容部たるトナーボトル32Y,M,C,Kを搭載している。トナーボトル32Y,M,C,Kは、互いに水平よりも少し傾斜した角度で並ぶように配設され、Y、M、C、Kという順で配設位置が高くなっている。トナーボトル32Y,M,C,K内のY,M,C,Kトナーは、それぞれ後述するトナー搬送装置により、プロセスカートリッジ6Y,M,C,Kの現像器に適宜補給される。これらのトナーボトル32Y,M,C,Kは、プロセスカートリッジ6Y,M,C,Kとは独立してプリンタ本体に脱着可能である。
本例のプリンタ100において、側面カバー61はその下部に設けられた回動軸59を支点として両面ユニット60とともに揺動可能に設けられ、装置本体50に対して開閉可能に設けている。側面カバー61を開放した様子を図3に示す。
図1に示すように、側面カバー61が装置本体50に対して閉じられた状態のときは、装置本体50との間に、転写後搬送路71や、定着装置20から機外に至るまでの通紙路を形成している。側面カバー61が回動軸59を中心にして図中時計回りに回転せしめられて開かれると、装置本体50と両面ユニット60とが大きく離間する。この離間により、先に図3に示したように、転写後搬送路71や、定着装置20から機外に至るまでの通紙路が外部に露出して、これら路内におけるジャム紙が容易に取り除かれる。
また、本実施形態においては、両面ユニット60が装置本体50から離間すると、定着装置20の加圧ローラ20bの定着ローラ20aへの加圧力が解除される加圧機構を備えている。
次に、上記加圧機構40について、説明する。
まず、図4〜図7を用いて加圧機構40の構成について説明する。図4は、側面カバー61が装置本体50から大きく離間した状態のときの加圧機構40の様子を示す図である。図5は、図4のA方向から見た揺動レバーを示す図である。図6は、図4のB−B断面図であり、図7は、図4のC−C断面図である。
加圧機構40は、装置手前側と、図示しない奥側とにそれぞれ設けられており、手前側の加圧機構は、加圧ローラ20bを回転自在に支持する手前側の軸受20dを定着ローラ側に加圧する。一方、図示しない奥側の加圧機構は、加圧ローラ20bを回転自在に支持する奥側の軸受を定着ローラ側に加圧する。これら加圧機構40で各軸受20dを定着ローラ側へ加圧すると、軸受20dは、軸受20dを保持する側板85の係合溝85aに案内されて、係合溝85aの側面85bに突き当たる。これにより、軸受20dに固定されている加圧ローラ20bが、定着ローラ20aを所定の圧力で加圧することができる。装置手前側の加圧機構と、装置奥側の加圧機構は、同様の構成としているので、手前側の加圧機構についてのみ説明する。
加圧機構40は、加圧レバー41と揺動レバー42とで構成される加圧手段と、押圧手段としての押圧レバー43と、解除手段としての解除レバー44とを有している。加圧レバー41および揺動レバー42は、装置本体側に取り付けられており、押圧レバー43と解除レバー44は、側面カバー側に取り付けられている。
加圧レバー41は、装置本体の側面または定着装置の側面から延びる固定支持部たる支持軸82に揺動自在に固定されている。また、加圧レバー41には、加圧ローラ20bの軸受20dと当接して、軸受20dを加圧する加圧部41bを備えている。この加圧部41bで軸受20dを定着ローラ側へ加圧することで、加圧ローラ20bが定着ローラ20aと圧接する。また、加圧レバー41には、支持ピン41cが設けられており、この支持ピン41cに揺動レバー42が揺動自在に取り付けられている。
次に、揺動レバー42について、図4および図5を用いて説明する。
揺動レバー42は、加圧位置と図4に示す加圧解除位置との間を揺動するものである。揺動レバー42は加圧解除時に図中上方に延びて側面カバー側に傾いた揺動部42aと、図5に示すように揺動部42aから2又に分かれ、加圧解除時に揺動部42aよりも定着ローラ側に位置する固定部42bとからなっている。上述した加圧レバー41の支持ピン41cは、揺動レバー42の固定部42bを揺動自在に固定にしている。また、揺動レバー42の固定部42bには、長穴42cが設けられており、この長穴42cに係合ピン42dが係合している。この係合ピン42dには、スプリング83の一端が取り付けられており、スプリング83の他端は、装置本体の側面または定着装置の側面から延びる取付突起84に取り付けられている。この長穴42cと係合ピン42dとスプリングとが、揺動レバー42が加圧解除位置から加圧位置へ揺動する過程でスプリング83の揺動レバーに対する付勢力の方向を加圧解除位置へ付勢する方向(図中時計回り)から加圧位置へ付勢する方向(図中反時計回り)に切り換える付勢力切換手段として機能する。図4に示すように、側面カバー61が装置本体から大きく離間した状態のとき(揺動レバー42が加圧解除位置にあるとき)、スプリング83は、自由長となっている。
また、固定部42bの奥側の側面には、突き当てピン42eが設けられており、揺動レバー42が加圧解除位置にあるとき、突き当てピン42eが、加圧レバー41の突き当て部41eと突き当たって、揺動レバー42が図中時計回りに揺動するのを規制している。揺動レバー42の揺動部42aの手前側側面には、係合突起42fが設けられており、加圧を解除するときに、解除レバー44のフック部44cと係合するようになっている。また、揺動部42aの奥側側面の係合突起42fと対向する位置には、突き当て突起42gが設けられており、加圧機構40が加圧状態のときに、加圧レバー41の突き当て溝部41dと突き当たって、加圧レバー41が図中反時計回り(加圧解除位置)に回転するのを規制する。
突き当てピン42eを揺動レバー42の両側面に設け、係合突起42fと突き当て突起42gとを同形状にすることで、装置手前側の加圧機構と奥側の加圧機構とで、共通の揺動レバー42を用いることができ、装置のコストダウンを図ることができる。
次に、押圧レバー43および解除レバー44について、図4、図6、図7を用いて説明する。
押圧レバー43および、解除レバー44は、ブラケット45を介して、側面カバー内の両面ユニット60の側板86に取り付けられている。ブラケット45は、側板86から浮き上がった段部45aと、第1固定部45bと、第2固定部45cとを有している。解除レバー44には、図6に示すように、穴部44aが設けられており、この穴部44aに第1固定ピン86aが挿入されて、第1固定ピン86aがブラケット45の段部45aにカシメ固定されている。これにより、解除レバー44は、第1固定ピン86aを揺動の支点にして、揺動自在にブラケット45に固定される。解除レバー44の長穴44bには、第2固定ピン86bが挿入されており、第2固定ピン86bは、ブラケット45の段部45aを貫通して、押圧レバー43にカシメ固定されている。これにより、押圧レバー43は、第2固定ピン86bを揺動の支点として、揺動自在にブラケット45に固定される。押圧レバー43および解除レバー44が固定されたブラケット45は、第2固定部45cに設けられた位置決め孔45dに側板86から伸びる位置決め突起86cを挿入して、位置決めされる。そして、第2固定部45cのネジ孔および第1固定部45bのネジ孔45eにネジ87a、87bがねじ込まれて、ブラケット45が側板86に固定される。
先の図4に示すように、解除レバー44の装置本体側の端部には、鉤状のフック部44cが設けられており、加圧機構40の加圧状態を解除するときに、このフック部44cが揺動レバー42の係合突起42fと係合するようになっている。また、解除レバー44の側面カバー側の端部には、手前側に突出した解除スプリング取り付け部44dが設けられており、解除スプリング88aの一端が取り付けけられている。解除スプリング88aの他端は、第2固定部45cに設けられた第2スプリング取り付け部45fに伸びた状態で取り付けられている。これにより、解除レバー44は、解除スプリング88aにより図中反時計回り方向に付勢せしめられる。通常時、第2固定ピン86bが解除レバー44の長穴44bの側面カバー側の側面に突き当たって、解除レバー44の図中反時計回りの移動を規制している。
押圧レバー43の装置本体側端部には、図7に示すように、係合ピン43aを介して揺動レバー当接部たる押圧コロ43bが回転自在に取り付けられている。押圧レバー43は、ブラケット45の段部45aよりも側板86側に設けられている。先の図4に示すように、押圧レバー43の側面カバー側端部には、押圧スプリング取り付け部43cが設けられており、押圧スプリング88bの一端が取り付けられている。押圧スプリング88bの他端は、ブラケット45の段部45aから延びる第1スプリング固定部45gにスプリングが伸びた状態で取り付けられる。これにより、押圧レバー43は、図中反時計回りに付勢せしめられる。押圧レバー43は、加圧解除時、図7に示すブラケット45の接続部45hに突き当たって、押圧コロを揺動レバーに当接させた際に、押圧コロを揺動部の先端に当接できる位置に押圧レバー43の位置を規制している。
次に、図4に示すように、側面カバー61が装置本体50から大きく離間した状態から、側面カバー61を閉めるまでの間に加圧機構が軸受を加圧していく様子について、図8〜図16を用いて説明する。
転写後搬送路71や、定着装置20から機外に至るまでの通紙路に用紙ジャムなどが発生し、側面カバー61を開き、用紙などを取り除いた状態から、側面カバー61を閉めていくと、図8に示すように、押圧レバー43の押圧コロ43bが、揺動レバー42の揺動部42aと当接する。
側面カバー61をさらに閉めていくと、図9に示すように、揺動レバー42が、押圧レバー43によって押されて、支持ピン41cを揺動の支点として、図中反時計回り(加圧位置方向)に揺動する。また、揺動レバー42を介して、押圧レバー43の定着ローラ側へ押し込む力が支持ピン41cに伝達し、支持軸82を揺動の支点として、加圧レバー41を図中時計回りに揺動させる。これにより、加圧レバー41の加圧部41bが軸受20dを定着ローラ側へ押し込み、軸受20dを定着ローラ側へ移動させる。
また、揺動レバー42が支持ピン41cを揺動の支点として図中反時計回り(加圧位置方向)に揺動することで、揺動レバー42の係合ピン42dは、取付突起84から離間する方向に移動する。その結果、スプリング83が自由長から伸張して、係合ピン42dを介して揺動レバー42を図中時計回り(加圧解除位置方向)に付勢する。このとき、図9に示すように、定着ローラ20aの軸方向断面で見たときにおける、押圧コロ43bと揺動部42aとの接触点および押圧レバー43の揺動の支点である第2固定ピン86bの中心を結ぶ直線と、揺動レバー42の押圧レバー43と当接する当接面である揺動部42a側面とがなす角度θが、90°未満である。よって、押圧レバー43は、揺動レバー42から、図中斜め下方方向への力Dを受ける。そして、図10に示すようにθが90°となるまで、押圧レバー43の押圧コロ43aは、揺動レバーから図中斜め下方方向への力Dを受けながら、揺動レバー42の揺動部側面を図中下方へ移動する。押圧レバー43の押圧コロ43bは、回転自在に取り付けられているので、揺動レバー43の揺動部側面を回転しながら図中下方へ移動することとなり、揺動レバー43の揺動部側面をスムーズに移動することができる。これにより、側面カバー61を装置本体に閉めるときの抵抗を弱めることができ、スムーズに側面カバー61を閉めることができる。また、押圧レバー43で押し込んで揺動レバー42を図中反時計回り(加圧位置方向)に揺動させることで、係合ピン42dがさらに取付突起84から離間し、スプリング83をさらに伸張させる。これにより、スプリング83による揺動レバー42を図中時計回りに揺動させようとする力(モーメント)がさらに高まり、押圧レバー43を下方へ押さえ付ける力が増加する。
そして、図10の状態からさらに揺動レバー42を押し込んでいき、θが90°を越えると、揺動レバー42から押圧レバー43に作用するモーメントが、下方へ押さえ付けるモーメントから、上方へ押し上げるモーメントに切り換わる。その結果、揺動レバー42の押圧レバー43を上方へ押し上げるモーメントが、押圧スプリング88bの押圧レバー43を反時計回りに付勢するモーメントに打ち勝って、押圧レバー43を時計回りに揺動させる。その結果、押圧レバー43の押圧コロ43aが揺動レバー42の揺動の支点(支持ピン41c)から離間する方向へ移動する。すなわち、押圧レバー43の定着ローラ側の先端が、解除レバー44の定着ローラ側の先端と上下方向で同位置にある第1位置から、図11に示すように、押圧レバー43の定着ローラ側の先端が、解除レバー44の定着ローラ側の先端よりも上方に位置する第2位置へ押圧レバー43の位置が変位するのである。これにより、押圧レバー43の揺動レバー42の押圧位置を揺動レバー42の揺動の支点(支持ピン41c)から離すことができ、少ない力で揺動レバー42を回転させることができる。よって、側面カバー61を装置本体50に閉めるときの抵抗を弱めることができ、スムーズに側面カバー61を閉めることができる。また、このとき、押圧レバー43は、ブラケット45の接続部45hの側面に当接して、時計回りへの揺動が規制される。
押圧レバー43が図中上方の揺動レバー42の揺動部端部へ移動した状態からさらに側面カバー61を閉めていくと、図12、図13に示すように、押圧レバー43の押圧コロ43aが揺動レバー42の揺動部42aの端部から図中下方へ転がりながら移動する。また、揺動レバー42の長穴42cは、揺動レバー42が押圧レバー43に押されて図中反時計回りに回転することで、長穴42cの定着ローラ側端部から側面カバー側へ斜め上方に傾いた状態から、除々に立ち上がっていく。図13の状態のとき、スプリング83の付勢力は、最大となり、揺動レバーを反時計回り(加圧解除位置)へ揺動させるモーメントは最大となるが、押圧レバーの揺動レバーを時計回り(加圧位置)へ揺動させる支点は、揺動レバーの揺動の支点(支持ピン41c)から十分離間しているので、装置カバーを閉じるときの抵抗が必要以上に高まることがない。そして、図14に示すように、揺動レバー42の長穴42cが、垂直に立ち上がると、長穴42cに係合している係合ピン42dが、スプリング83の付勢力によって長穴42cの下方の端部から上方の端部へ移動する。
押圧レバー43によって揺動レバー42が図中反時計回りにさらに揺動せしめられると、図15に示すように、長穴42cの下端から取付突起84までの距離よりも長穴42cの上端から取付突起84までの距離の方が短くなる。その結果、係合ピン42dが長穴42cの上方端へ移動する。係合ピン42dが長穴42cの上方端へ移動すると、揺動レバーの回転の中心である支持ピン41cよりも係合ピン42dの軸中心が図中上方に位置する。その結果、スプリング83の付勢力が揺動レバー42を図中時計回り(加圧解除方向)に揺動させるモーメントから、反時計回り(加圧位置方向)に揺動させるモーメントに切り換る。すると、揺動レバー42が押圧レバー43を上方へ押し込むモーメントが無くなり、逆に押圧レバー43が押圧スプリング88bの付勢力によって、揺動レバー42を下方へ押し込むモーメントが生まれる。よって、押圧レバー43が揺動レバー42を下方へ押し込むモーメント、スプリング83が揺動レバー42を反時計回りに回転させるモーメントによって、揺動レバー42が反時計回り(加圧位置)にスムーズに揺動する。これにより、側面カバー61を装置本体50に閉めるときの抵抗を弱めることができ、スムーズに側面カバー61を閉めることができる。
そして、図16に示すように側面カバー61が閉められると、不図示の揺動レバー42の突き当て突起42g(図5および段落0041参照)が加圧レバー41の突き当て溝部41dに突き当たる。また、スプリング83が、揺動レバー42を加圧ローラ側へ付勢し、支持ピン41cが加圧ローラ側へ付勢される。これにより、加圧レバー41には、図中時計回りに回転させるモーメントが働き、軸受20dを良好に加圧することができる。また、押圧スプリング88bの付勢力により、押圧レバー43が揺動レバー42を図中下方に押し込んで、揺動レバー42が図中時計回りに回転するのが抑制される。このように揺動レバー42が押圧レバー43によって移動が抑制されることで、揺動レバー42の突き当て突起42gが、加圧レバー41が軸受から反力を受けて、反時計回りに回転しようとするのを規制することができる。これにより、加圧機構40は、軸受20dを所定の圧力で加圧することができる。また、側面カバー61が閉められた状態(加圧機構が加圧状態)のとき、揺動レバー42の係合突起42fが解除レバー44のフック部44cより側面カバー側に位置して、対向する。
側面カバー61が開かれるときは、揺動レバー42の係合突起42fに解除レバー44のフック部44cが係合して、揺動レバー42を図中時計回りに回転させる。解除レバー44は、解除スプリング88aによって図中反時計回りに付勢されているので、フック部44cが係合突起42fに当接した際に、係合突起42fを乗り越えることなく、確実に係合突起42fと係合することができる。解除レバー44のフック部44cで揺動レバー42を図中時計回りに回転していくと、揺動レバー42の係合突起42fと解除レバー44のフック部44cから離れる。揺動レバー42の係合突起42fと解除レバー44のフック部44cから離れる際、揺動レバー42の長穴42cの下端の位置が上端の位置よりも定着ローラ側となる。すると、係合ピン42dが長穴42cの上端から下端へ移動し、スプリング83の付勢力が揺動レバー42を図中反時計回りに回転させるモーメントから、図中時計回りに回転させるモーメントに変化する。これにより、揺動レバー42の係合突起42fが解除レバー44のフック部44cから離間しても、揺動レバー42は、スプリング83の付勢力で図中時計回りに回転して、押圧レバー43に当接する。その後、揺動レバー42は、押圧レバー43の押圧コロ43aに突き当たりながら、除々に開いていき、図4に示す加圧解除位置まで揺動する。
本実施形態の加圧機構40は、解除レバー44を揺動可能に支持しているので、図17に示すように、揺動レバー42が加圧位置にあるイレギュラーな状態でも、側面カバーを閉めることができる。以下に、図17および図18を用いて説明する。
図17は、揺動レバー42が加圧位置にある状態で側面カバーを閉める様子を示す図であり、図18は、図17のE−E断面図である。
揺動レバー42が加圧位置にある状態のときは、図18に示すように、揺動レバー42の係合突起42fが揺動部42aよりも側面カバー側に位置する。よって、揺動レバー42が加圧位置にある状態で側面カバー61を閉めていくと、揺動レバー42の係合突起42fに解除レバー44の定着ローラ側先端が突き当たる。解除レバー44の定着ローラ側先端は、側面カバー側に向かって下方へ延びるテーパ状となっている。解除レバー44の先端が係合突起42fと突き当たった状態からさらに側面カバー61を閉めていくと、解除スプリング88aの付勢力に打ち勝って、解除レバー44の先端が係合突起42fに案内されて、第1固定ピン86aを回転の中心として解除レバー44が図中時計回りに揺動する。その結果、解除レバー44の先端が上方へ移動して、解除レバー44のフック部44cが係合突起42fを乗り越える。フック部44cが係合突起42fを乗り越えると、解除スプリング88aの付勢力によって、解除レバー44が図中反時計回りに揺動して、解除レバー44のフック部44cの位置を、図16に示すような側面カバー61が閉められたときの位置にすることができる。また、押圧レバー43の押圧コロ43bは、揺動レバー42の揺動部42aに突き当たる。押圧レバー43の押圧コロ43cが揺動部42aと突き当たった状態からさらに側面カバー61を閉めていくと、押圧レバー43は、押圧スプリング88bの付勢力に打ち勝って、揺動部42aに案内されて上方へ移動していく。そして、側面カバー61が閉められたときには、図16に示すように、押圧レバー43は、第2位置まで移動する。
以上のように、揺動レバー42が加圧位置にあるイレギュラーな状態でも、側面カバー61を閉めることができる。また、イレギュラーな状態で側面カバー61を閉めても、通常の状態で閉めたときと同様、図16のような状態になるので、その後は、側面カバー61の開閉に伴って加圧機構40の加圧および加圧の解除を行うことができる。
また、図19に示すように、加圧レバー41に長穴41aを設け、この長穴41aに装置本体の側面または定着装置20の側面から延びるピン81を挿入して加圧レバー41の揺動量を規制するよう構成してもよい。このような構成とすることで、組み付け時に加圧レバー41が、大きく揺動して、他の部材と突き当たって、他の部材を傷つけてしまうのを抑制することができる。また、図19に示すように、揺動レバー42が加圧解除位置にあるとき、ピン81が長穴41aと突き当たって、加圧レバー41の移動を規制する。これにより、加圧解除位置での揺動レバーの倒れを抑制することができる。その結果、側面カバー61を閉めるとき、押圧レバー43の押圧コロ43bを、揺動レバー42の揺動部42aの先端に確実に当接させることができる。
なお、上記においては、定着装置に加圧機構を適用した場合について説明したが、例えば、レジストローラなど、一対の回転体と、一対の回転体のうち一方の回転体を加圧して一方の回転体を他方の回転体に圧接させて圧接部を形成し、この圧接部にシート材を挟んで搬送するシート材搬送装置に適用することができる。
また、本実施形態は、長穴42cと係合ピン42dとで付勢力切換手段を構成した加圧機構に本発明を適用した例であるが、先の図19〜図21に示した、係合ピンで付勢力切換手段を構成した加圧機構140にも本発明を適用することができる。
以上、本実施形態のシート材搬送装置によれば、押圧レバーが揺動レバーを押し込んで、揺動レバーを加圧解除位置から加圧位置へ揺動させる過程で、押圧レバーを揺動させて揺動レバー先端部へ移動させている。これにより、押圧レバーが揺動レバーを押し込んで、揺動レバーを加圧解除位置から加圧位置へ揺動させる過程で、揺動レバーの揺動の支点と、押圧レバーの揺動レバーを押し込む支点との距離が近づくのを、押圧レバーを揺動不能にしたものに比べて抑制することができる。よって、揺動レバーを加圧解除位置から加圧位置へ揺動させる過程で、押圧レバーが揺動レバーを加圧位置へ押し込むのに必要な力が除々に増大するのを抑制することができる。その結果、押圧レバーで揺動レバーを強く押し込まなくなくも、揺動レバーを加圧位置まで揺動させることができ、装置カバーを閉めるときの抵抗を低減することができる。
また、押圧レバーの揺動レバーから受けるモーメントが、揺動レバーが加圧解除位置から加圧位置へ揺動する過程で、押圧レバーを押し下げる方向(揺動レバーの揺動の支点である支持ピンに近接する方向)から押し上げる方向(支持ピンから離間する方向)へ切り換るように構成している。具体的には、回転体たる定着ローラの軸方向断面で見たとき、揺動レバーの押圧レバーと当接する当接面(揺動部側面)と、押圧レバーと揺動レバーとの当接点と押圧レバーの揺動の支点とを結ぶ線が為す角θが90°となった時点を境にして、押圧レバーが揺動レバーから受けるモーメントの方向が切り替わるように構成する。θが90°未満のときは、付勢手段たるスプリングの揺動レバーを加圧解除位置へ付勢する力によって、揺動レバーから押し下げる方向(支持ピンへ近接する方向)のモーメントを押圧レバーは受ける。θが90°を越えると、スプリングの揺動レバーを加圧解除位置へ付勢する力によって、揺動レバーから押し上げる方向(支持ピンから離間する方向)のモーメントを押圧レバーは受ける。これにより、押圧レバーが揺動レバーから受けるモーメントが、揺動レバーが加圧解除位置から加圧位置へ揺動する過程で切り換る。このように、押圧レバーを押し上げる方向のモーメントに切り換ることで、この押し上げる方向(支持ピンから離間する方向)のモーメントによって、押圧レバーが揺動レバーの先端へ移動する。よって、揺動レバーが加圧解除位置から加圧位置へ揺動する過程で、押圧レバーの揺動レバーを押し込む支点(押圧レバーと揺動レバーとの当接点)が揺動レバーの揺動の支点(支持ピン)から離間させることができる。
また、押圧レバーを押し下げる方向(支持ピンへ近接する方向)に付勢する押圧スプリングを設けたので、加圧機構の加圧状態のとき、押圧レバーを介して押圧スプリングで揺動レバーを付勢して、揺動レバーが加圧解除位置へ揺動するのを抑制することができる。また、加圧解除時に、揺動レバーを所定の位置に位置させることができ、揺動レバーを加圧解除位置から加圧位置へ揺動させる際、押圧コロを確実に揺動レバーの先端に当接させることができる。
また、押圧レバーの揺動レバー当接部を回転自在な押圧コロとすることで、加圧解除位置から加圧位置へ揺動レバーを揺動させる過程で、押圧レバーの揺動レバー当接部が揺動レバーの側面を回転しながら移動することができる。その結果、揺動レバーとの摺動抵抗を低減することができ、装置のカバーをスムーズに閉めることができる。また、揺動レバーの摩耗も低減することができる。
また、本実施形態のシート材搬送装置によれば、解除レバーを揺動可能にしたので、装置カバーが開いた状態で揺動レバーが加圧位置にあるようなイレギュラーな状態で装置カバーを閉めて解除レバーが係合突起と突き当たると解除レバーが揺動して、係合突起を乗り越えることができる。これにより、装置カバーが開いた状態のとき揺動レバーが加圧位置にあっても、装置カバーを閉じることができる。
また、解除レバーの加圧ローラ側先端に傾斜面を設けたので、解除レバーが係合突起と突き当たった状態で、さらに装置カバーを閉めると、解除レバーは傾斜面によって上方へ案内されて揺動し、スムーズに係合突起を乗り越えることができる。よって、加圧機構のイレギュラーな状態で装置カバーを閉めるときの抵抗を低減することができる。
また、解除スプリングによって反時計回り(解除レバーが係合突起と突き当たったときに揺動する方向と反対方向)へ解除レバーを付勢することで、解除レバーが係合突起を乗り越えた後に、装置カバーを開くときに解除レバーのフック部が係合突起と係合できる位置に解除レバーを位置させることができる。
また、本実施形態の定着装置によれば、上記のようなシート材搬送装置を備えるので、装置カバーの動作によって、加圧ローラの定着ローラへの圧接および圧接の解除を行えることができる。これにより、装置カバーを開いたときに、定着装置に詰まったシート材を容易に除去することができる。
また、本実施形態の画像形成装置によれば、装置カバーを開いたときに、シート材搬送装置や定着装置に詰まったシート材を容易に除去することができる。
実施形態に係るプリンタを示す概略構成図。 同プリンタのY用のプロセスカートリッジと、その周囲とを示す拡大構成図。 側面カバーを開いた状態の同プリンタを示す拡大構成図。 同プリンタの加圧機構の概略構成図。 同加圧機構の揺動レバーを下方から見た図。 図4に示すB−B断面図。 図4に示すC−C断面図。 押圧レバーが揺動レバーに当接した状態を示す図。 図8に示す状態から、揺動レバーを加圧位置へ押し込んだ状態を示す図。 図9に示す状態から、さらに揺動レバーを加圧位置へ押し込んだ状態を示す図。 図10に示す状態から、さらに揺動レバーを加圧位置へ押し込んだ状態を示す図。 図11に示す状態から、さらに揺動レバーを加圧位置へ押し込んだ状態を示す図。 図12に示す状態から、さらに揺動レバーを加圧位置へ押し込んだ状態を示す図。 図13に示す状態から、さらに揺動レバーを加圧位置へ押し込んだ状態を示す図。 図14に示す状態から、さらに揺動レバーを加圧位置へ押し込んだ状態を示す図。 加圧機構が加圧状態のときの状態を示す図。 装置カバーが開いた状態のとき、揺動レバーが加圧位置にあるイレギュラーな加圧機構の状態を示す図。 図17のE−E断面図。 加圧レバーに長穴を設け、長穴に装置本体の側面から延びるピンを挿入して加圧レバーの揺動量を規制するよう構成した例を示す図。 加圧機構の一実施例を示す図。 加圧機構の加圧解除状態を示す図。 図19のD−D断面図。
符号の説明
6Y,M,C,K プロセスカートリッジ
7 露光装置
8 中間転写ベルト
15 転写ユニット
20 定着装置
40 加圧機構
41 加圧レバー
42 揺動レバー
43 押圧レバー
44 解除レバー
61 側面カバー

Claims (11)

  1. 一対の回転体と、一対の回転体のうち一方の回転体を加圧して一方の回転体を他方の回転体に圧接させて圧接部を形成し、前記圧接部にシート材を狭持して搬送するシート材搬送装置において、
    基端が固定支持部に支持され、前記回転体のうち加圧される回転体の回転支持部に当接可能な加圧部を備えて揺動可能に構成される加圧レバーと、
    前記加圧レバーの揺動端側にて基端が支持され、揺動可能に構成される揺動レバーと、
    前記揺動レバーを押圧して前記揺動レバーを加圧解除位置から加圧位置へ揺動させる押圧レバーとを備え、
    前記押圧レバーが前記揺動レバーを押圧して加圧解除位置から加圧位置へ揺動させる過程で、前記押圧レバーを前記揺動レバーの揺動の支点から離間する方向へ揺動させるように構成したことを特徴とするシート材搬送装置。
  2. 請求項1のシート材搬送装置において、
    前記押圧レバーの前記揺動レバーから受けるモーメントの方向を、前記揺動レバーが加圧解除位置から加圧位置へ揺動する過程で、前記揺動レバーの揺動の支点から離間する方向へ切り換えるように構成したことを特徴とするシート材搬送装置。
  3. 請求項1または2のシート材搬送装置において、
    前記押圧レバーの前記揺動レバーとの当接面は曲面であって、
    前記回転体の軸方向断面で見たとき、前記揺動レバーの前記押圧レバーと当接する当接面と、前記押圧レバーと前記揺動レバーとの当接点と前記押圧レバーの揺動の支点とを結ぶ線が為す角が90度となった時点を境にして、前記押圧レバーが前記揺動レバーから受けるモーメントの方向が切り替わるように構成したことを特徴とするシート材搬送装置。
  4. 請求項3のシート材搬送装置において、
    前記押圧レバーの先端を前記揺動レバーの揺動の支点に近接する方向に付勢する付勢手段を備えたことを特徴とするシート材搬送装置。
  5. 請求項1乃至4いずれかのシート材搬送装置において、
    前記押圧レバーの前記揺動レバーとの当接部を、回転自在なコロで構成したことを特徴とするシート材搬送装置。
  6. 一対の回転体と、一対の回転体のうち一方の回転体を加圧して一方の回転体を他方の回転体に圧接させて圧接部を形成し、前記圧接部にシート材を狭持して搬送するシート材搬送装置において、
    基端が固定支持部に支持され、前記回転体のうち加圧される回転体の回転支持部に当接可能な加圧部を備えて揺動可能に構成される加圧レバーと、
    前記加圧レバーの揺動端側にて基端が支持され、加圧位置と加圧解除位置と2つの位置の間を揺動する揺動レバーと、
    前記揺動レバーに設けられた係合突起と係合して、前記揺動レバーを加圧位置から加圧解除位置へ揺動させる解除レバーとを備え、前記解除レバーを揺動可能に支持したことを特徴とするシート材搬送装置。
  7. 請求項6のシート材搬送装置において、
    前記解除レバーの前記回転体側先端に傾斜面を設けたことを特徴とするシート材搬送装置。
  8. 請求項6または7のシート材搬送装置において、
    前記解除レバーが前記係合突起と突き当たったときに揺動する方向と反対方向に前記解除レバーを付勢する付勢手段を設けたことを特徴とするシート材搬送装置。
  9. 請求項6乃至8いずれかのシート材搬送装置において、
    前記揺動レバーを押圧して前記揺動レバーを加圧解除位置から加圧位置へ揺動させる押圧レバーを備え、前記押圧レバーが前記揺動レバーを加圧解除位置から加圧位置へ揺動させる過程で、前記押圧レバーを前記揺動レバーの揺動の支点から離間する方向へ揺動させるよう構成したことを特徴とするシート材搬送装置。
  10. 請求項1乃至9いずれかのシート材搬送装置を備えたことを特徴とする定着装置。
  11. 請求項1乃至9いずれかのシート材搬送装置、および/または、請求項10の定着装置を備えた画像形成装置。
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