JP5158483B2 - 記録部材搬送機構及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録紙等のシート状の記録部材を、回転可能な第1回転体と第2回転体との間に挟み込みながら搬送する記録部材搬送機構、及びこれを備える画像形成装置に関するものである。
従来、この種の画像形成装置として、特許文献1に記載のものが知られている。この画像形成装置は、感光体上のトナー像を中間転写せしめるための無端状の中間転写ベルトを具備する中間転写ユニットと、中間転写ベルト上のトナー像を記録紙に2次転写せしめるための2次転写ユニットを有している。また、記録紙をそれら中間転写ユニットと2次転写ユニットとの間に通しながら搬送する記録部材搬送機構も有している。
上述の中間転写ユニットは、互いに所定距離をおいて対向する2枚のユニット側板と、これら側板の間に回転可能に架け渡された複数の張架ローラと、これら張架ローラによって無端移動可能に張架された中間転写ベルトとを有している。複数の張架ローラのうちの1つは、後述する2次転写ローラに対向する対向ローラになっている。
一方、上述の2次転写ユニットは、2次転写バイアスが印加される2次転写ローラを保持しながら、揺動軸を中心にして揺動するようになっている。この2次転写ユニットが揺動範囲の一端側の第1位置に係止された状態では、2次転写ユニット上の2次転写ローラが中間転写ユニットの中間転写ベルトにおける対向ローラに対する掛け回し箇所に当接して2次転写ニップを形成する。そして、この2次転写ニップに対しては、記録紙が中間転写ベルト上のトナー像と同期するタイミングで送られる。2次転写ニップ内でベルト上のトナー像に密着せしめられた記録紙には、中間転写ベルト内の対向ローラと、2次転写ユニットの2次転写ローラとの間に形成される転写電界やニップ圧の作用によってトナー像が転写される。
2次転写ニップ内においては、中間転写ベルトと、これに当接する2次転写ローラとのうち、少なくとも一方の駆動力によって記録紙がベルトやローラの表面移動方向に沿って搬送される。かかる構成においては、回転体としての対向ローラ、中間転写ベルト、回転体としての2次転写ローラなどにより、記録紙を両ローラ間に挟み込みながら搬送する記録部材搬送機構が構成されている。
2次転写ニップやその近傍でジャム紙が発生した場合、作業者は揺動軸を中心にした移動によって2次転写ユニットを上述の第1位置から待避させる。これにより、筺体内の記録紙搬送路における2次転写ニップやその周辺を外部に大きく露出させることで、ジャム紙を容易に取り除くことが可能になる。
以上の構成において、中間転写ベルトを張架している対向ローラに対して、2次転写ローラを傾かせた状態でベルトを介して当接させると、ジャム紙を発生させ易くなる。2次転写ローラの傾きによって2次転写ニップ内でニップ圧をばらつかせたり、中間転写ベルトと2次転写ローラとの表面移動方向にズレを発生させたりして、2次転写ニップ内で記録紙を真っ直ぐに搬送することが困難になるからである。
そこで、この画像形成装置においては、中間転写ユニットにおける2枚の側板のそれぞれ端部に、半円状の位置決め凹部を形成している。そして、2次転写ユニットを上述の第1位置に係止している状態で、2次転写ローラを回転可能に受けている筒状の軸受けの周面を、中間転写ユニットの側板における位置決め凹部に突き当てるようにしている。この突き当てにより、揺動可能な2次転写ローラを中間転写ベルト内の対向ローラに対して位置決めすることで、2次転写ローラの傾きを回避している。
特開2002−296927号公報
しかしながら、かかる構成では、2次転写ユニット上における2次転写ローラのレイアウト自由度を著しく低下させてしまうという問題があった。具体的には、2次転写ニップの圧を一様にするためには、対向ローラの曲率に沿って湾曲しているベルト箇所に対して、2次転写ローラをその湾曲面の法線方向に向けて押し当てる必要がある。そして、そのためには、2次転写ローラをコイルバネ等の付勢手段によって対向ローラの法線方向に沿って付勢しながら、2次転写ローラの軸受けを中間転写ユニットの側板における半円状の位置決め凹部に突き当てる必要がある。すると、揺動軸を中心にした2次転写ユニットの移動に伴って円弧状の軌道を辿るように移動する2次転写ローラの軸受けを、位置決め凹部に突き当てる直前で対向ローラの軸線方向にほぼ沿わせて移動させる必要が出てくる。このようにしないと、位置決め凹部に突き当たった軸受けを位置決め凹部に向けて付勢している状態の付勢手段が、その後の2次転写ユニットの第1位置に向けての移動に伴って付勢方向に沿わない方向に移動せしめられて座屈してしまうからである。付勢手段が座屈してしまうと、2次転写ニップ内の圧をばらつかせてジャムを誘発してしまうことになる。よって、2次転写ユニットとともに揺動する2次転写ローラについては、その軸受けを値決め凹部に突き当てる直前で対向ローラの法線方向にほぼ沿わせて移動させる位置に配設しなければならないのである。
本発明は、以上の背景に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、次のような記録部材搬送機構やこれを備える画像形成装置を提供することである。即ち、揺動体とともに揺動可能な第2回転体を第1回転体に対して傾けたり、両回転体の間で記録部材に付与する圧をばらつかせたりすることによるジャムの発生を回避しつつ、第2回転体のレイアウト自由度を向上させることができる記録部材搬送機構等である。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、回転可能な第1回転体と、該第1回転体を支持する支持体と、回転可能な第2回転体と、該第2回転体を支持しながら揺動軸を中心にして揺動する揺動体と、該揺動体上で該第2回転体を回転可能に受ける軸受けを付勢する付勢手段と、該揺動体上で該軸受けを該付勢手段による付勢方向に移動可能に保持する保持体とを有し、該揺動体をその揺動範囲の一端側の位置である第1位置に係止した状態で、シート状の記録部材を該第1回転体と該第2回転体との間に挟み込んで搬送する記録部材搬送機構において、上記第1位置に係止されている状態の上記揺動体上における上記付勢手段の付勢方向に沿って延在し、延在方向の一端側に上記第2回転体を位置決めするためのスリット内周面である上記位置決め面を具備し、且つ該延在方向の他端側に設けられた切り欠き部を具備するスリットを、上記支持体に設けるとともに、上記第1回転体に対して該第2回転体を位置決めするために該位置決め面に突き当てる被位置決めリングを該第2回転体の回転軸部材に固定して設け、上記第2回転体の回転軸線に直交する面方向にて、該第2回転体の該軸受けを上記付勢方向に加えて、該付勢方向とは異なる非付勢方向にも移動可能に保持するように上記保持体を構成し揺動軸を中心にして該揺動体を上記第1位置に向けて移動させるのに伴って、該第2回転体の該被位置決めリングを該切り欠き部から該スリット内に進入させ、該揺動体の該第1位置に向けての更なる移動に伴って該軸受けを上記保持体内で上記非付勢方向に移動させながら、該被位置決めリング該スリット内でスリット延在方向に移動させ、該スリット内における一端側で該付勢手段の付勢力によって該位置決め面に突き当てるようにしたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の記録部材搬送機構において、揺動軸を中心にした上記揺動体の上記第1位置に向けての移動に伴って、上記被位置決めリングに当接しながら該被位置決めリングを上記位置決め面に向けて案内するように延在する第1案内面と、揺動軸を中心にした該揺動体の逆方向への移動に伴って、該被位置決めリングを上記切り欠き部に向けて案内するように延在する第2案内面とを、上記スリットに設けたことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項2の記録部材搬送機構において、上記第1案内面を上記第2案内面よりも長くして上記切り欠き部よりもスリット外側に延出させたことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項3の記録部材搬送機構において、上記揺動体を上記第1位置に係止していないときに、該揺動体上の上記軸受けを該第2回転体の自重によって上記保持体内で上記非付勢方向への移動可能範囲内における一端位置まで移動させるようにしたことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項4の記録部材搬送機構において、上記軸受けを上記保持体内で上記一端位置まで移動させている状態で上記被位置決めリングが上記揺動体の揺動に伴って辿る揺動軌道よりも外側に、上記第2案内面を配設したことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れかの記録部材搬送機構において、上記軸受けを導電性材料で構成し、該軸受けを介して該第2回転体を接地するか、あるいは該軸受けを介して該第2回転体にバイアスを印加するようにしたことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項6の記録部材搬送機構において、上記軸受けを金属材料で構成したことを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項1乃至7の何れかの記録部材搬送機構において、上記第1回転体を回転自在に受ける軸受けと、上記スリットとを、上記支持体における同一部材に設けたことを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、記録部材を搬送する記録部材搬送手段と、記録部材に可視像を形成する可視像形成手段とを有する画像形成装置において、上記記録部材搬送手段として、請求項1乃至8の何れかの記録部材搬送機構を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項9の画像形成装置において、揺動軸を中心にした移動によって上記揺動体を上記第1位置から待避させるのに伴って、上記第1回転体と上記第2回転体との間の記録体搬送路を露出させるようにしたことを特徴とするものである。
これらの発明においては、第1回転体を支持している支持体に設けられたスリットの位置決め面に対して、揺動体とともに揺動可能な第2回転体又はこれの軸受け、の被位置決め箇所を突き当てる。これにより、第2回転体を第1回転体に対して位置決めすることで、第1回転体に対する第2回転体の傾きの発生を回避する。よって、第2回転体を第1回転体に対して傾けてしまうことによるジャムの発生を回避することができる。
また、第1回転体を支持する支持体には、延在方向の端に切り欠き部を具備するスリットを設けている。そして、揺動軸を中心にして揺動体を第1位置に向けて移動させるのに伴って、揺動体とともに移動する第2回転体又はこれの軸受けの被位置決め箇所を、その切り欠き部からスリット内に進入させる。このスリットは、揺動体上の付勢手段の付勢方向に沿って一直線状に延在するものであるのに対し、第2回転体やこれの軸受けを支持している揺動体は円弧状の軌道を辿るものであるので、揺動体が円弧状の軌道で移動しようとすると、第2回転体又は軸受けの被位置決め箇所がスリットの側壁に突き当たる。この状態で揺動体が円弧状の軌道で更に移動しようとすると、被位置決め箇所がスリットの側壁に突き当たったままの状態で、第2回転体が保持体内でスリット延在方向に沿っていない非付勢方向に逃げる。第2回転体がこのように逃げることで、揺動体の第1位置に向けての更なる移動が可能になる。そして、その移動に伴って、第2回転体又はこれの軸受けの被位置決め箇所がスリット内でスリット延在方向に移動していく。揺動体が更に移動して第1位置の直前までくると、スリット内の被位置決め箇所がスリット延在方向の一端側にある位置決め面に突き当たって第2回転体を第1回転体に対して位置決めする。かかる構成では、第2回転体又はこれの軸受けを、位置決め面に突き当てる前に付勢手段による付勢方向に沿ったスリット延在方向に強制的に移動させることで、付勢手段を座屈させたり、第2回転体を揺動体上の特定の位置に配設しなければならないというレイアウト上の制約を受けたりすることなく、被位置決め箇所を位置決め面に突き当てることができる。よって、付勢手段を座屈させることによるジャムの発生を回避しつつ、第2回転体のレイアウト自由度を向上させることができる。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式のプリンタ(以下、単にプリンタという)の一実施形態について説明する。
まず、本プリンタの基本的な構成について説明する。図1は、本プリンタを示す概略構成図である。同図において、このプリンタは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック(以下、Y、M、C、Kと記す)のトナー像を生成するための4つのプロセスカートリッジ6Y,M,C,Kを備えている。これらは、画像形成物質として、互いに異なる色のY,M,C,Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっており、寿命到達時に交換される。Yトナー像を生成するためのプロセスカートリッジ6Yを例にすると、図2に示すように、ドラム状の感光体1Y、ドラムクリーニング装置2Y、除電装置(不図示)、帯電装置4Y、現像器5Y等を備えている。プロセスカートリッジ6Yは、プリンタ本体に脱着可能であり、一度に消耗部品を交換できるようになっている。
帯電装置4Yは、図示しない駆動手段によって図中時計回りに回転せしめられる感光体1Yの表面を一様帯電せしめる。一様帯電せしめられた感光体1Yの表面は、レーザー光Lによって露光走査されてY用の静電潜像を担持する。このYの静電潜像は、Yトナーと磁性キャリアとを含有するY現像剤を用いる現像器5YによってYトナー像に現像される。そして、後述する中間転写ベルト8上に中間転写される。
ドラムクリーニング装置2Yは、中間転写工程を経た後の感光体1Y表面に残留したトナーを除去する。また、上記除電装置は、クリーニング後の感光体1Yの残留電荷を除電する。この除電により、潜像担持体たる感光体1Yの表面が初期化されて次の画像形成に備えられる。他色のプロセスカートリッジ(6M,C,K)においても、同様にして感光体(1M,C,K)上に(M,C,K)トナー像が形成されて、中間転写ベルト8上に重ね合わせて中間転写される。
現像器5Yは、そのケーシングの開口から一部露出させるように配設された現像ロール51Yを有している。また、互いに平行配設された2つの搬送スクリュウ55Y、ドクターブレード52Y、トナー濃度センサ(以下、Tセンサという)56Yなども有している。
現像器5Yのケーシング内には、磁性キャリアとYトナーとを含む図示しないY現像剤が収容されている。このY現像剤は2つの搬送スクリュウ55Yによって撹拌搬送されながら摩擦帯電せしめられた後、上記現像ロール51Yの表面に担持される。そして、ドクターブレード52Yによってその層厚が規制されてからY用の感光体1Yに対向する現像領域に搬送され、ここで感光体1Y上の静電潜像にYトナーを付着させる。この付着により、感光体1Y上にYトナー像が形成される。現像器5Yにおいて、現像によってYトナーを消費したY現像剤は、現像ロール51Yの回転に伴ってケーシング内に戻される。
2つの搬送スクリュウ55Yの間には仕切壁が設けられている。この仕切壁により、現像ロール51Yや図中右側の搬送スクリュウ55Y等を収容する第1供給部53Yと、図中左側の搬送スクリュウ55Yを収容する第2供給部54Yとがケーシング内で分かれている。図中右側の搬送スクリュウ55Yは、図示しない駆動手段によって回転駆動せしめられ、第1供給部53Y内のY現像剤を図中手前側から奥側へと搬送しながら現像ロール51Yに供給する。図中右側の搬送スクリュウ55Yによって第1供給部53Yの端部付近まで搬送されたY現像剤は、上記仕切壁に設けられた図示しない開口部を通って第2供給部54Y内に進入する。第2供給部54Y内において、図中左側の搬送スクリュウ55Yは、図示しない駆動手段によって回転駆動せしめられ、第1供給部53Yから送られてくるY現像剤を図中右側の搬送スクリュウ55Yとは逆方向に搬送する。図中左側の搬送スクリュウ55Yによって第2供給部54Yの端部付近まで搬送されたY現像剤は、上記仕切壁に設けられたもう一方の開口部(図示せず)を通って第1供給部53Y内に戻る。
透磁率センサからなる上述のTセンサ56Yは、第2供給部54Yの底壁に設けられ、その上を通過するY現像剤の透磁率に応じた値の電圧を出力する。トナーと磁性キャリアとを含有する現像剤の透磁率は、トナー濃度と良好な相関を示すため、Tセンサ56YはYトナー濃度に応じた値の電圧を出力することになる。この出力電圧の値は、図示しない制御部に送られる。この制御部は、Tセンサ56Yからの出力電圧の目標値であるY用Vtrefを格納したRAMを備えている。このRAM内には、他の現像器に搭載された図示しないTセンサからの出力電圧の目標値であるM用Vtref、C用Vtref、K用Vtrefのデータも格納されている。Y用Vtrefは、後述するY用のトナー搬送装置の駆動制御に用いられる。具体的には、上記制御部は、Tセンサ56Yからの出力電圧の値をY用Vtrefに近づけるように、図示しないY用のトナー搬送装置を駆動制御して第2供給部54Y内にYトナーを補給させる。この補給により、現像器5Y内のY現像剤中のYトナー濃度が所定の範囲内に維持される。他のプロセスユニットの現像器についても、M,C,K用のトナー搬送装置を用いた同様のトナー補給制御が実施される。
先に示した図1において、プロセスカートリッジ6Y,M,C,Kの図中下方には、露光装置7が配設されている。潜像形成手段たる露光装置7は、画像情報に基づいて発したレーザー光Lを、プロセスカートリッジ6Y,M,C,Kにおけるそれぞれの感光体に照射して露光する。この露光により、感光体1Y,M,C,K上にY,M,C,K用の静電潜像が形成される。なお、露光装置7は、光源から発したレーザー光(L)を、モータによって回転駆動したポリゴンミラーで走査しながら、複数の光学レンズやミラーを介して感光体に照射するものである。
露光装置7の図中下側には、紙収容カセット26、これらに組み込まれた給紙ローラ27など有する紙収容手段が配設されている。紙収容カセット26は、シート状の記録体たる記録紙Pを複数枚重ねて収納しており、それぞれの一番上の記録紙Pには給紙ローラ27を当接させている。給紙ローラ27が図示しない駆動手段によって図中反時計回りに回転せしめられると、一番上の記録紙Pが給紙路70に向けて送り出される。
この給紙路70の末端付近には、レジストローラ対28が配設されている。レジストローラ対28は、記録紙Pを挟み込むべく両ローラを回転させるが、挟み込んですぐに回転を一旦停止させる。そして、記録紙Pを適切なタイミングで後述の2次転写ニップに向けて送り出す。
プロセスカートリッジ6Y,M,C,Kの図中上方には、中間転写体たる中間転写ベルト8を張架しながら無端移動せしめる中間転写ユニット15が配設されている。この中間転写ユニット15は、中間転写ベルト8の他、対向ローラ19、クリーニング装置10などを備えている。また、4つの1次転写ローラ9Y,M,C,K、2次転写ローラ12、クリーニングバックアップローラ13、テンションローラ14なども備えている。中間転写ベルト8は、これら7つのローラに張架されながら、少なくとも何れか1つのローラの回転駆動によって図中反時計回りに無端移動せしめられる。
1次転写ローラ9Y,M,C,Kは、このように無端移動せしめられる中間転写ベルト8を感光体1Y,M,C,Kとの間に挟み込んでそれぞれ1次転写ニップを形成している。これらは中間転写ベルト8の裏面(ループ内周面)にトナーとは逆極性(例えばプラス)の転写バイアスを印加する方式のものである。1次転写ローラ9Y,M,C,Kを除くローラは、全て電気的に接地されている。
中間転写ベルト8は、その無端移動に伴ってY,M,C,K用の1次転写ニップを順次通過していく過程で、感光体1Y,M,C,K上のY,M,C,Kトナー像が重ね合わせて1次転写される。これにより、中間転写ベルト8上に4色重ね合わせトナー像(以下、4色トナー像という)が形成される。
中間転写ベルト8のループ内側でベルトを張架している2次転写ローラ12は、対向ローラ19との間に中間転写ベルト8を挟み込んでいる。これにより、中間転写ベルト8のループ外側に配設された対向ローラ19と中間転写ベルト8における2次転写ローラ12に対する掛け回し箇所とが当接する2次転写ニップが形成されている。
中間転写ベルト8のループ内に配設された2次転写ローラ12には、図示しない電源により、トナーと同極性の2次転写バイアスが印加される。これに対し、中間転写ベルト8のループ外に配設された対向ローラ19は接地されている。これにより、2次転写ニップ内には、トナーを2次転写ローラ12側から対向ローラ19側に静電移動させる2次転写電界が形成されている。
中間転写ベルト8上に形成された可視像たる4色トナー像は、この2次転写ニップで記録紙Pに転写される。そして、記録紙Pの白色と相まって、フルカラートナー像となる。2次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト8には、記録紙Pに転写されなかった転写残トナーが付着している。これは、クリーニング装置10によってクリーニングされる。2次転写ニップで4色トナー像が一括2次転写された記録紙Pは、転写後搬送路71を経由して定着装置20に送られる。
定着装置20は、内部にハロゲンランプ等の発熱源を有する定着ローラ20aと、これに所定の圧力で当接しながら回転する加圧ローラ20bとによって定着ニップを形成している。定着装置20内に送り込まれた記録紙Pは、その未定着トナー像担持面を定着ローラ20aに密着させるようにして、定着ニップに挟まれる。そして、加熱や加圧の影響によってトナー像中のトナーが軟化さしめられて、フルカラー画像が定着せしめられる。
定着装置20内でフルカラー画像が定着せしめられた記録紙Pは、定着装置20を出た後、排紙路72と反転前搬送路73との分岐点にさしかかる。この分岐点には、第1切替爪75が揺動可能に配設されており、その揺動によって記録紙Pの進路を切り替える。具体的には、爪の先端を反転前送路73に近づける方向に動かすことにより、記録紙Pの進路を排紙路72に向かう方向にする。また、爪の先端を反転前搬送路73から遠ざける方向に動かすことにより、記録紙Pの進路を反転前搬送路73に向かう方向にする。
第1切替爪75によって排紙路72に向かう進路が選択されている場合には、記録紙Pは、排紙路72から排紙ローラ対100を経由した後、機外へと配設されて、プリンタ筺体の上面に設けられたスタック50a上にスタックされる。これに対し、第1切替爪75によって反転前搬送路73に向かう進路が選択されている場合には、記録紙Pは反転前搬送路73を経て、反転ローラ対21のニップに進入する。反転ローラ対21は、ローラ間に挟み込んだ記録紙Pをスタック部50aに向けて搬送するが、記録紙Pの後端をニップに進入させる直前で、ローラを逆回転させる。この逆転により、記録紙Pがそれまでとは逆方向に搬送されるようになり、記録紙Pの後端側が反転搬送路74内に進入する。
反転搬送路74は、鉛直方向上側から下側に向けて湾曲しながら延在する形状になっており、路内に第1反転搬送ローラ対22、第2反転搬送ローラ対23、第3反転搬送ローラ対24を有している。記録紙Pは、これらローラ対のニップを順次通過しながら搬送されることで、その上下を反転させる。上下反転後の記録紙Pは、上述の給紙路70に戻された後、再び2次転写ニップに至る。そして、今度は、画像非担持面を中間転写ベルト8に密着させながら2次転写ニップに進入して、その画像非担持面に中間転写ベルトの第2の4色トナー像が一括2次転写される。この後、転写後搬送路71、定着装置20、排紙路72、排紙ローラ対100を経由して、機外のスタック部50a上にスタックされる。このような反転搬送により、記録紙Pの両面にフルカラー画像が形成される。
中間転写ユニット15と、これよりも上方にあるスタック部50aとの間には、ボトル支持部31が配設されている。このボトル支持部31は、Y,M,C,Kトナーを収容するトナー収容部たるトナーボトル32Y,M,C,Kを搭載している。トナーボトル32Y,M,C,Kは、互いに水平よりも少し傾斜した角度で並ぶように配設され、Y、M、C、Kという順で配設位置が高くなっている。トナーボトル32Y,M,C,K内のY,M,C,Kトナーは、それぞれ後述するトナー搬送装置により、プロセスカートリッジ6Y,M,C,Kの現像器に適宜補給される。これらのトナーボトル32Y,M,C,Kは、プロセスカートリッジ6Y,M,C,Kとは独立してプリンタ本体に脱着可能である。
上述の反転搬送路74は反転搬送ユニット60内に形成されており、この反転搬送ユニット60は、側面カバー61と揺動体62とを有している。具体的には、反転搬送ユニット60の側面カバー61は、プリンタ本体の筺体50に設けられた第1揺動軸59を中心にして揺動するように筺体50に支持されている。この揺動により、側面カバー61は筺体50に対して開閉する。また、反転搬送ユニット60の揺動体62は、図3に示すように、側面カバー61が筺体50に対して開かれることで外部に露出し、側面カバー61に設けられた第2揺動軸63を中心にして揺動するように側面カバー61に支持されている。この揺動により、筺体50から開かれた状態にある側面カバー61に対して、揺動体62が揺動する。
先に示した図1においては、側面カバー61が筺体50に対して閉じられた状態で、揺動体62が筺体50内の定着装置20に突き当たる第1位置に係止された状態になっている。このような状態にある反転搬送ユニット60は、揺動体62と、筺体50との間に、給紙路70や転写後搬送路71などを形成している。側面カバー61が第1揺動軸59を中心にして図中時計回りに回転せしめられて開かれると、筺体50と揺動体62とが大きく離間する。この離間により、先に図3に示したように、給紙路70、転写後搬送路71などが外部に露出して、これら路内におけるジャム紙が容易に取り除かれる。
また、側面カバー61が開かれると、図示のように、筺体50側に残される定着装置20の一端部が露出する。この定着装置20は、筺体50に対して着脱可能になっており、側面カバー61の開動作に伴って外部に露出することで、図4に示されるように、筺体50に対する着脱操作が可能になる。
反転搬送ユニット60内においては、側面カバー61と揺動体62との間に反転搬送路74が形成されている。この反転搬送路74は、先に図3に示したように、側面カバー61が開かれた状態で、揺動体62が側面カバー62から離間する方向に揺動することで、外部に露出する。この露出により、反転搬送路74内におけるジャム紙が容易に取り除かれる。
なお、側面カバー61が開かれても転写ユニット15の大部分は筺体50内に残るが、揺動体62に支持されている対向ローラ19だけは、反転搬送ユニット60側に移動する。
以上の構成の本プリンタにおいては、4つのプロセスカートリッジ6Y,M,C,K、露光装置7、転写手段たる中間転写ユニット15等により、可視像たるトナー像を記録紙P形成する可視像形成手段が構成されている。また、2次転写ニップの周囲においては、第1回転体たる2次転写ローラ12と、第2回転体たる対向ローラ19との間に記録紙Pを挟み込みながら搬送する記録部材搬送機構が構成されている。
次に、本プリンタの特徴的な構成について説明する。
図5は、中間転写ユニット15の一端部と、揺動体62とを示す側面図である。同図では、第2揺動軸63を中心にして第1位置に向けて移動している状態の揺動体62を示している。中間転写ユニット15は、互いに所定の距離をおいて対向している第1側板16と第2側板17との間に、2次転写ローラ12やテンションローラ14等の張架ローラを架け渡しながら、回転自在に支持している。同図では、第1側板16と第2側板17とのうち、第1側板16しか見えていないが、図紙面に直交する方向における第1側板16の奥側に、第1側板16と同じ形状の第2側板17が位置している。
対向ローラ19を保持しながら揺動する揺動体62が、第2揺動軸63を中心にして第1位置まで移動すると、図示しない筺体に設けられた係止手段によってそこに係止される。この状態では、図6に示すように、揺動体62に保持される対向ローラ19が、中間転写ベルト8における2次転写ローラ12に対する掛け回し箇所に当接して2次転写ニップを形成する。揺動体62のローラ軸線方向の寸法である幅は、中間転写ユニット15における側板間の寸法よりも小さくなっている。そして、第1位置では、揺動体62が図示のように中間転写ユニット15の側板間に入り込んでいる。
図7は、揺動体62の一部を示す拡大断面図である。同図において、第2回転体としての対向ローラ19は、円柱状のローラ部19a、これの長手方向の両端面からそれぞれ突出する回転軸部材19bなどを有している。一方、揺動体62は、対向ローラ19を移動可能に保持する保持体64を有しており、この保持体64は、ガイド箱65、軸受け保持具66、軸受け67などを具備している。
対向ローラ19の回転軸部材19bには、軸受け67が挿入されている。この軸受け67は、中央に貫通穴を有するリングの外縁部の一部が切り欠かれたような小判状の形状をしており、貫通穴内に通された回転軸部材19bを穴内壁で回転自在に受けている。本実施形態においては、軸受け67として、焼結金属からなるものを用いた。また、その焼結金属としては、ポーライト社製のSBK1218(密度6.2〜7.2g/cm)を用いた。
保持体64の軸受け保持具66は、軸受け67を移動可能に保持している。具体的には、軸受け保持具66は、長穴66cが設けられた本体部66aと、これの両端部からそれぞれ延出しているアーム部66bとを具備している。そして、長穴66c内に小判状の軸受け67を係合させることでスライド移動可能に保持している。かかる構成の軸受け保持具66は、ガイド箱65内の相対向する内壁にそれぞれ自らの2本のアームを圧接させる姿勢で、ガイド箱65に係合している。これにより、軸受け保持具66は、ガイド箱65によって図中矢印A方向にスライド移動可能に保持されている。
軸受け保持具66としては、導電性樹脂からなるものを用いている。また、かかる導電性樹脂としては、旭化成社製のE48285、TFC64を用いている。そして、2次転写ローラ19の金属製の回転軸部材19bを、軸受け保持具66と軸受け67とを介してアースに接続している。
ガイド箱65の底壁には、付勢手段としての付勢コイルバネ68の一端側が固定されている。そして、この付勢コイルバネ68の他端側は、ガイド箱65内の軸受け保持具66の本体部66aに固定されている。これにより、付勢コイルバネ68は、軸受け保持具66をそのスライド移動方向Aに沿った図中矢印B方向に付勢している。軸受け保持具66に対して、付勢コイルバネ68による付勢力の他に何の応力も働いていないときには、その付勢力により、軸受け保持具66がガイド箱65内で図中矢印B方向にスライド移動する。但し、ある程度までスライド移動すると、アーム66Bの先端に設けられた爪66dがガイド箱65の引っ掛け部に引っ掛かるため、それ以上のスライド移動が阻止される。
軸受け保持具66に対して、付勢コイルバネ68による付勢力とは反対方向の力が働いて、その力が付勢力を上回ると、軸受け保持具66が付勢方向とは反対方向にスライド移動する。そして、やがてアーム66bの先端がガイド箱65の突き当て部に突き当たって、それ以上のスライド移動が阻止される。このように、軸受け保持具66、軸受け67、及び対向ローラ19は、ガイド箱65により、長さL1の範囲で図中矢印A方向に移動可能に保持されている。また、軸受け67は、この移動とは別に、図8に示すように、軸受け保持具66の長穴66c内で穴長手方向(矢印C方向)にスライド移動する。軸受け67及び対向ローラ19は、穴長手方向にも移動することが可能なのである。
先に図7に示したように、軸受け保持具66のガイド箱65内におけるスライド移動方向(矢印A方向)は、対向ローラ19の回転軸線に直交する面方向に沿った方向であり、且つ、付勢コイルバネ68による付勢方向Bにも沿った方向である。また、図8に示したように、軸受け67の長穴66c内におけるスライド移動方向(矢印C方向)は、対向ローラ19の回転軸線に直交する面方向に沿った方向であり、且つ、付勢方向Bに概ね直交する方向である。
このように、保持体64は、対向ローラ19の回転軸線に直交する面方向にて、対向ローラ19を、付勢コイルバネ68による付勢方向Bと、これとは異なる非付勢方向である長穴66cの延在方向とにそれぞれ移動可能に保持するようになっている。
なお、図7や図8を用いて、対向ローラ19の長手方向の一端部で対向ローラ19を保持する保持体64について説明したが、対向ローラ19の他端部も同様の保持体によって保持するようになっている。
図9は、対向ローラ19の一端部を示す拡大斜視図である。対向ローラ19の回転軸部材19bには、上述したように、小判状の軸受け67が挿入されている。回転軸部材19bにおける軸受け67よりも外側には、被位置決めリング19cが嵌合せしめられている。この被位置決めリング19cは、ポリアセタール樹脂等の摩擦抵抗の小さな材料からなるが、回転軸部材19bにしっかりと嵌合しているため、貫通穴内で回転軸部材19bを回転させることはない。回転軸部材19bとともに回転するようになっている。なお、被位置決めリング19cと、軸受け67とは、外径が互いに同じになっている。
図10は、中間転写ユニットの第1側板16の一端部を示す拡大側面図である。2次転写ローラ12を回転自在に支持する支持体としての第1側板16の一端部には、スリット16aが設けられている。このスリット16aは、図示しない揺動体が2次転写ローラを中間転写ベルトに当接させる第1位置に係止されている状態において、その揺動体上の付勢コイルバネの付勢方向(図8の矢印B方向)に延在するように形成されている。また、スリット16aの延在方向は、2次転写ローラ12の法線方向に沿った方向でもある。
図9に示した対向ローラ19の被位置決めリング19cは、図6に示したように揺動体62が第1位置に係止されているときには、図10に示した第1側板16のスリット16a内に係合するようになっている。これは、対向ローラ19の長手方向の一端部における現象であるが、他端部では、対向ローラ19の被位置決めリングが第2側板に設けられたスリットに係合するようになっている。
次に、第2揺動軸63を中心にして揺動体62が第1位置に移動せしめられる際における被位置決めリング19cとスリット16aとの係合について説明する。図11は、図示しない筺体に対して開かれた状態にある揺動体62が図示しない第2揺動軸を中心にして第1位置に向けて移動せしめられる際の第1段階の状態を示す拡大構成図である。同図に一点鎖線で示される中間転写ユニットの第1側板16は、図紙面に直交する方向において、中間転写ベルト8や揺動体62よりも手前側に位置している。また、図紙面に直交する方向において、軸受け67よりも手前側には、対向ローラ19の図示しない被位置決めリング(図9の19c)が位置している。揺動体62が第1位置に向けて移動せしめられるのに伴って、この図示しない被位置決めリングと、スリット16aとが係合するのであるが、同図では便宜上、被位置決めリングよりもローラ中央側の箇所だけを示している。被位置決めリングは、図紙面に直交する方向において、図示の軸受け67と重なる位置に配設されており、且つ、軸受け67と同径であるので、図示の軸受け67を被位置決めリングと見立てれば、被位置決めリングとスリット16aとの係合を理解することができる。
図11において、揺動体62は、その一部を中間転写ユニットの第1側板16に僅かにオーバーラップさせる位置にあるが、中間転写ベルト8からは大きく離れている。揺動体62が図示のように中間転写ベルト8から大きく離れた状態では、軸受け67が対向ローラ19の荷重により、軸受け保持具66の長穴66cの下端位置まで移動している。
図11に示した状態から、揺動体62が図示しない第2揺動軸を中心にして第1位置に向けて更に少しだけ移動せしめられると、図12に示す状態になる(第2段階)。この状態では、図紙面に直交する方向において軸受け67の手前側に存在している図示しない被位置決めリングが、スリット16aの第1案内面(図10のS1)に当接し始める。スリット16aは、互いにスリット短手方向に向き合いながらスリット長手方向に延在する2つの面を有しており、第1案内面は、これら面のうち、揺動体62に臨む姿勢をとっている方の面である。この第1案内面は、もう一方の面である第2案内面(図10のS2)よりも長くなっており、切り欠き部よりもスリット外側にまで延出している。この延出箇所に対して、被位置決めリングが当接し始めるのである。
スリット16aは、第1位置の付近まで移動せしめられた揺動体62上の付勢付勢コイルバネ68の付勢方向Bに沿って一直線状に延在している。これに対し、揺動体62は図示しない第2揺動軸を中心にして円弧状の軌道を辿るものである。このため、揺動体62が円弧状の軌道で移動しようとすると、図紙面に直交する方向で軸受け67の手前側に存在する被位置決めリングがスリット16aの第1案内面(図10のS1)に当接するのである。
図12に示した状態で揺動体62が円弧状の軌道を辿るようにして第1位置に向けて更に少しだけ移動しようとすると、次のようになる。即ち、図13に示すように、被位置決めリング(軸受け67の手前側にある)がスリット16aの第1案内面に突き当たったままの状態で、軸受け67が軸受け保持具66の長穴66cにおける上端側に少し逃げる(第3段階)。軸受け67(ひいては2次転写ローラ17)がこのように逃げることで、円弧状の軌道を辿る揺動体62の第1位置に向けての更なる移動が可能になる。そして、その移動に伴って、被位置決めリング(軸受け67の手前側にある)がスリット16a内をスリット一端側の位置決め面S3に向けて移動していく。
揺動体62が更に移動して第1位置の直前までくると、図14に示すように、スリット内の被位置決めリング(軸受け67の手前側にある)が、スリット延在方向の一端にある位置決め面(図10のS3)に突き当たる。これにより、第2回転体たる対向ローラ19が中間転写ユニットの第1回転体たる2次転写ローラ12に対して位置決めされる。
同図では、揺動体62上の対向ローラ19が、中間転写ベルト8における2次転写ローラ12に対する掛け回し箇所に当接しているが、揺動体62は第1位置まで移動しておらず、まだ少しだけ図中反時計回り方向に移動することができる。この移動によって揺動体62が完全に第1位置まで移動する際には(第5段階)、図15に示すように、被位置決めリング(軸受け67の手前側にある)がスリットの位置決め面(図10のS3)に突き当たったままの状態で、軸受け保持具66が付勢コイルバネ68の付勢方向とは反対方向に押し返される。これにより、軸受け保持具66がガイド箱65内で付勢コイルバネ68に向かう方向に少しスライド移動して、付勢コイルバネ68が収縮する。この収縮により、軸受け67に回転可能に受けられている対向ローラ12が2次転写ローラ12に向けて押圧される。
スリットの延在方向や付勢コイルバネ68による付勢方向Bは、何れも、2次転写ローラ12の法線方向に沿った方向であり、対向ローラ19は同方向に沿って押圧される。このため、2次転写ニップ内の圧を一様にすることができる。
これまで図11〜図15を用いて説明してきた揺動体62の閉動作の際には、被位置決めリング(軸受け67の手前側にある)がスリット16aの第1案内面(図10のS1)に摺擦しながら、第1案内面によって位置決め面(図10のS3)に向けて案内される。また、被位置決めリングは、スリット16a内を重力に逆らって昇っていく挙動をとるが、これは軸受け保持具66の長穴66cにおけるバネ側の面が軸受け67を重力に逆らって押し上げることによって実現されている。
次に、第2揺動軸63を中心にして揺動体62が第1位置から開放位置に向けて移動せしめられる際における被位置決めリングやスリット16aの様子について説明する。図16に示すように、第1位置に係止されていた揺動体62が第2揺動軸を中心にして開放位置に向けて移動せしめられ始めると、まず、軸受け保持具66の長穴の上端付近に位置していた軸受け67が、長穴の下端に向けて移動し始める。そして、被位置決めリング(軸受け67の手前側にある)がスリットの位置決め面(図10のS3)に突き当たったままの状態で、付勢コイルバネ68に作用していた付勢方向とは反対方向の反力が弱まる。これにより、軸受け保持具66がガイド箱65内でバネとは反対方向に向けてスライド移動するとともに、付勢コイルバネ68が少し伸びる(第1段階)。
この状態から揺動体62が更に開放位置に向けて移動せしめられると、図17に示すように、軸受け67が軸受け保持具66の長穴内で穴下端に向けて更に移動する。同時に、被位置決めリング(軸受け67の手前側にある)がスリット内をスリットの切り欠き部に向けて少し下降して、位置決め面(図10のS3)から離間する。また、対向ローラ19が中間転写ベルト8から離間する(第2段階)。
揺動体62が更に開放位置に向けて移動せしめられると、図18に示すように、軸受け67が軸受け保持具66の長穴内で穴下端の位置まで移動する。同時に、被位置決めリング(軸受け67の手前側にある)は、スリット16aの切り欠き部を通ってスリット16a外に出る。これまでの被位置決めリングのスリット16aでの動きは、揺動体62の開放動作に伴って被位置決めリングがスリット216aの第2案内面(図10のS2)に当接しながら切り欠き部に向けて案内されたり、2次転写ローラ19の荷重によって軸受け67が長穴内を下端に向けて移動したりすることによって実現されている。
以降、被位置決めリング(軸受け67の手前側にある)は、揺動体62と同様に、揺動軸を中心にした円弧状の軌道を辿ることになる。同図に示した一点鎖線Laは、被位置決めリングの外縁における円弧状の軌道を示している。図示のように、スリット16aの第2案内面(図10のS2)は、被位置決めリングの円弧状の揺動軌道よりも外側に位置している。このため、揺動体62の開放動作の際に、被位置決めリングを第2案内面に引っ掛けることなく円弧状の揺動軌道にのせることができる。
以上の構成の本プリンタにおいては、対向ローラ19の被位置決めリングをスリット16aの位置決め面に突き当てて、第2回転体たる対向ローラ19を第1回転体たる2次転写ローラ12に対して位置決めすることで、2次転写ローラ12に対する対向ローラ19の傾きの発生を回避する。よって、対向ローラ19を2次転写ローラ12に対して傾けてしまうことによるジャムの発生を回避することができる。
また、対向ローラ19の被位置決めリングをスリット16aの位置決め面S3に突き当てる前に付勢コイルバネ68による付勢方向Bに沿ったスリット延在方向に強制的に移動させることで、次のことが可能になる。即ち、付勢コイルバネ68を座屈させたり、対向ローラ19を揺動体62上の特定の位置に配設しなければならないというレイアウト上の制約を受けたりすることなく、被位置決めリングを位置決め面S3に突き当てることが可能になる。よって、付勢コイルバネ68を座屈させることによるジャムの発生を回避しつつ、対向ローラ19のレイアウト自由度を向上させることができる。
揺動体とともに揺動するローラを、筺体内のローラに向けて加圧する構成としては、実施形態に係るプリンタの構成の他に、特許文献1に記載のものが知られている。しかしながら、特許文献1に記載の構成においては、揺動体上のローラの軸受けをコイルスプリングによって付勢しているのではなく、コイルスプリングにより、揺動体という大きな部材介して揺動体上のローラを筺体内のローラに向けて付勢している。かかる構成では、揺動体の寸法のばらつきや、揺動体上のローラの揺動体に対する組み付け誤差などにより、コイルバネによる加圧方向が装置毎に大きくばらついてしまう。これにより、揺動体上のローラを筺体内のローラの法線方向に沿って確実に付勢することが困難であるため、2次転写ニップ内の圧にバラツキを発生させ易くなる。
図19は、実施形態に係るプリンタの変形例における保持体を示す概略構成図である。この保持体においては、軸受け保持具66として、軸受け67との間に大きなクリアランスを確保する大きさの開口を具備するものを用いている。そして、その開口内において、軸受け67をクリアランスの範囲内で、ローラ軸線方向に直交する面上のあらゆる方向に遊動させることが可能である。この遊動により、円弧状の軌道を辿る揺動体上で、対向ローラをスリットの延在方向に沿って移動させることができる。
これまで、第1回転体たる2次転写ローラ12と、第2回転体たる対向ローラ19との間に、中間転写ベルト8を介在させる構成の記録部材搬送機構について説明したが、2つのローラを直接当接させた搬送ニップに記録部材を挟み込みながら搬送する構成にも、本発明の適用が可能である。
以上、実施形態に係るプリンタにおいては、第2揺動軸63を中心にした揺動体62の第1位置に向けての移動に伴って、対向ローラ19の被位置決めリング19cに当接しながら被位置決めリング19cを位置決め面S3に向けて案内するように延在する第1案内面S1と、第2揺動軸63を中心にした揺動体62の逆方向への移動に伴って、被位置決めリング19cをスリット切り欠き部に向けて案内するように延在する第2案内面S2とを、スリット16aに設けている。かかる構成では、被位置決めリング19cを第1案内面S1や第2案内面S2で案内することにより、揺動体62の開動作に伴ってスリット16a内の被位置決めリング19cをスリット16a外に出したり、揺動体62の閉動作に伴ってスリット16a外の被位置決めリング19cをスリット16a内に進入させて突き当て面S3に突き当てたりすることができる。
また、実施形態に係るプリンタにおいては、第1案内面S1を第2案内面S2よりも長くしてスリット切り欠き部よりもスリット外側に延出させている。かかる構成では、揺動体62を第1位置に向けて閉動作させる際に、対向ローラ19の被位置決めリング19cを第1案内面S1のスリット切り欠き部からの延出部に当接させながら、スリット16a内に導くことができる。
また、実施形態に係るプリンタにおいては、揺動体62を第1位置に係止していないときに、揺動体62上の対向ローラ19の軸受け67をローラの荷重によって軸受け保持具66の長穴66c内で穴延在方向への移動可能範囲内における下端位置まで移動させるようにしている。かかる構成では、スリット16aに係合していない状態の被位置決めリング19cを、長穴66cの下端位置から第2揺動軸63までの揺動半径で、揺動体62とともに揺動させることができる。
また、実施形態に係るプリンタにおいては、軸受け67を軸受け保持具66の長穴66c内で下端位置まで移動させている状態で被位置決めリング19cが揺動体62の揺動に伴って辿る揺動軌道(図18のLa)よりも外側に、第2案内面S2を配設している。かかる構成では、揺動体62の開放動作の際に、被位置決めリング19cを第2案内面S2に引っ掛けることなく円弧状の揺動軌道Laにのせることができる。
また、実施形態に係るプリンタにおいては、保持体64における対向ローラ19との接触箇所である軸受け67を導電性材料で構成し、この軸受け67を介して対向ローラ19を設定している。かかる構成では、軸受け67以外の部材を対向ローラ19に摺擦させることなく、対向ローラ19を接地することができる。なお、軸受け67を介して対向ローラ19にバイアスを印加する構成を採用してもよい。この場合、軸受け67以外の部材を対向ローラ19に摺擦させることなく、対向ローラ19にバイアスを印加することができる。
また、実施形態に係るプリンタにおいては、軸受け67を金属材料で構成しているので、非金属材料で構成する場合に比べて、対向ローラ19とアースとの間の電気抵抗を小さくすることができる。
また、実施形態に係るプリンタにおいては、2次転写ローラ12を回転自在に受ける図示しない軸受けと、スリット16aとを、支持体における同一部材である第1側板16に設けているので、別部材にそれぞれ設ける場合に比べて、対向ローラ19の位置合わせ精度を高めることができる。
実施形態に係るプリンタを示す概略構成図。 同プリンタのY用のプロセスカートリッジを示す拡大構成図。 同プリンタの一端部を示す拡大構成図。 同一端部における定着装置の着脱操作を説明するための拡大構成図。 第2揺動軸を中心にして第1位置に向けて移動している状態の揺動体を転写ユニットの一部とともに示す側面図。 第1位置に係止されている状態の揺動体を転写ユニットの一部とともに示す側面図。 同揺動体の一部を示す拡大断面図。 軸受け保持具を付勢コイルバネから最も離れる位置までスライド移動させている状態の保持体を示す拡大断面図。 対向ローラ19の一端部を示す拡大斜視図。 中間転写ユニットの第1側板の一端部を示す拡大側面図。 閉動作を第1段階まで進行させた状態の揺動体を中間転写ユニットとともに示す拡大構成図。 閉動作を第2段階まで進行させた状態の揺動体を中間転写ユニットとともに示す拡大構成図。 閉動作を第3段階まで進行させた状態の揺動体を中間転写ユニットとともに示す拡大構成図。 閉動作を第4段階まで進行させた状態の揺動体を中間転写ユニットとともに示す拡大構成図。 閉動作を完了させた状態の揺動体を中間転写ユニットとともに示す拡大構成図。 開動作を第1段階まで進行させた状態の揺動体を中間転写ユニットとともに示す拡大構成図。 開動作を第2段階まで進行させた状態の揺動体を中間転写ユニットとともに示す拡大構成図。 開動作を第3段階まで進行させた状態の揺動体を中間転写ユニットとともに示す拡大構成図。 同プリンタの変形例における保持体を示す概略構成図。
符号の説明
12:2次転写ローラ(第1回転体)
16:第1側板(支持体)
16a:スリット
S1:第1案内面
S2:第2案内面
S3:位置決め面
19:対向ローラ(第2回転体)
62:揺動体
64:保持体
65:ガイド箱
66:軸受け保持具
67:軸受け
68:付勢コイルバネ(付勢手段)
B:付勢方向

Claims (10)

  1. 回転可能な第1回転体と、該第1回転体を支持する支持体と、回転可能な第2回転体と、該第2回転体を支持しながら揺動軸を中心にして揺動する揺動体と、該揺動体上で該第2回転体を回転可能に受ける軸受けを付勢する付勢手段と、該揺動体上で該軸受けを該付勢手段による付勢方向に移動可能に保持する保持体とを有し、該揺動体をその揺動範囲の一端側の位置である第1位置に係止した状態で、シート状の記録部材を該第1回転体と該第2回転体との間に挟み込んで搬送する記録部材搬送機構において、
    上記第1位置に係止されている状態の上記揺動体上における上記付勢手段の付勢方向に沿って延在し、延在方向の一端側に上記第2回転体を位置決めするためのスリット内周面である上記位置決め面を具備し、且つ該延在方向の他端側に設けられた切り欠き部を具備するスリットを、上記支持体に設けるとともに、
    上記第1回転体に対して該第2回転体を位置決めするために該位置決め面に突き当てる被位置決めリングを該第2回転体の回転軸部材に固定して設け、
    上記第2回転体の回転軸線に直交する面方向にて、該第2回転体の該軸受けを上記付勢方向に加えて、該付勢方向とは異なる非付勢方向にも移動可能に保持するように上記保持体を構成し
    揺動軸を中心にして該揺動体を上記第1位置に向けて移動させるのに伴って、該第2回転体の該被位置決めリングを該切り欠き部から該スリット内に進入させ、該揺動体の該第1位置に向けての更なる移動に伴って該軸受けを上記保持体内で上記非付勢方向に移動させながら、該被位置決めリング該スリット内でスリット延在方向に移動させ、該スリット内における一端側で該付勢手段の付勢力によって該位置決め面に突き当てるようにしたことを特徴とする記録部材搬送機構。
  2. 請求項1の記録部材搬送機構において、
    揺動軸を中心にした上記揺動体の上記第1位置に向けての移動に伴って、上記被位置決めリングに当接しながら該被位置決めリングを上記位置決め面に向けて案内するように延在する第1案内面と、揺動軸を中心にした該揺動体の逆方向への移動に伴って、該被位置決めリングを上記切り欠き部に向けて案内するように延在する第2案内面とを、上記スリットに設けたことを特徴とする記録部材搬送機構。
  3. 請求項2の記録部材搬送機構において、
    上記第1案内面を上記第2案内面よりも長くして上記切り欠き部よりもスリット外側に延出させたことを特徴とする記録部材搬送機構。
  4. 請求項3の記録部材搬送機構において、
    上記揺動体を上記第1位置に係止していないときに、該揺動体上の上記軸受けを該第2回転体の自重によって上記保持体内で上記非付勢方向への移動可能範囲内における一端位置まで移動させるようにしたことを特徴とする記録部材搬送機構。
  5. 請求項4の記録部材搬送機構において、
    上記軸受けを上記保持体内で上記一端位置まで移動させている状態で上記被位置決めリングが上記揺動体の揺動に伴って辿る揺動軌道よりも外側に、上記第2案内面を配設したことを特徴とする記録部材搬送機構。
  6. 請求項1乃至5の何れかの記録部材搬送機構において
    記軸受けを導電性材料で構成し、該軸受けを介して該第2回転体を接地するか、あるいは該軸受けを介して該第2回転体にバイアスを印加するようにしたことを特徴とする記録部材搬送装置。
  7. 請求項6の記録部材搬送機構において、
    上記軸受けを金属材料で構成したことを特徴とする記録部材搬送機構。
  8. 請求項1乃至7の何れかの記録部材搬送機構において、
    上記第1回転体を回転自在に受ける軸受けと、上記スリットとを、上記支持体における同一部材に設けたことを特徴とする記録部材搬送機構。
  9. 記録部材を搬送する記録部材搬送手段と、記録部材に可視像を形成する可視像形成手段とを有する画像形成装置において、
    上記記録部材搬送手段として、請求項1乃至8の何れかの記録部材搬送機構を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項9の画像形成装置において、
    揺動軸を中心にした移動によって上記揺動体を上記第1位置から待避させるのに伴って、上記第1回転体と上記第2回転体との間の記録体搬送路を露出させるようにしたことを特徴とする画像形成装置。
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