JP2011186349A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化の妨げとなることなく、簡単な構成で、定着部材と加圧部材との圧接力を解除することができる定着装置を提供する。
【解決手段】定着部材(15)と加圧部材(16)とが筐体17に収納されて構成された定着装置10である。圧力伝達部材20と圧力解除部材30とを有し、圧力解除部材30の作動により、加圧部材と定着部材との圧接力が解除される向きに圧力伝達部材20を作動させるように構成するとともに、圧力解除部材30は、圧力伝達部材20に対する揺動により筐体17と係合し、その係合箇所を中心とする筐体17に対する回動により、加圧部材と定着部材との圧接力が解除される向きに、回動中心位置を回動中心から見た半径方向の長さ寸法を減らす方向へとずらしつつ圧力伝達部材20を回動させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、定着部材とその定着部材に圧接する加圧部材とを有し、定着部材と加圧部材との間にトナー像を担持した記録媒体を通過させることにより当該トナー像を記録媒体に定着させる定着装置、およびその定着装置を有する画像形成装置に関する。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリあるいはこれらの少なくとも2つの機能を備えた複合機などとして構成される画像形成装置に、上記形式の定着装置を採用することが知られている。この形式の定着装置では、定着部材と加圧部材とが互いに圧接されているので、これらの間に記録媒体が詰まったとき、圧接力を解除して詰まった記録媒体を容易に取り出せるように構成する必要がある。なお、圧接力を解除するとは、互いに当接した定着部材と加圧部材との圧接力を弱めるか、または両者を互いに離間させることを意味する。
このような圧接力の解除のために、圧力伝達部材と圧力解除部材とが設けられた定着装置が知られている(特許文献1参照)。この定着装置では、圧力伝達部材が、筐体に対して可動に支持された加圧部材に加圧力を加えるものとされ、圧力解除部材が、自身の揺動に伴って自身の突起部で筐体を押圧することにより、その反力を利用して加圧力を軽減する向きに圧力伝達部材を作動させる構成とされている。この定着装置では、圧力解除部材が揺動されると、圧力伝達部材が定着装置の筐体に対する支持箇所を中心として回動することにより、加圧部材への圧接力が解除される。
ここで、圧接力を確実に解除するためには、圧力伝達部材(加圧部材)の揺動量、すなわち圧力伝達部材における加圧部材を押圧する箇所の移動量が十分に確保されていることが望ましい。圧力解除部材では、自身の揺動に伴って突起部が筐体を押圧することにより圧力伝達部材を作動させるものであることから、圧力伝達部材の移動量の確保のために、突起部の長さ寸法(圧力解除部材の揺動中心からの突起部の突出量)を大きくすることが考えられる。
ところが、圧力解除部材では、突起部の長さ寸法を大きくすると、圧力解除部材を揺動させるために大きな操作力が必要となることから、圧力解除部材の操作性すなわち圧接力の解除動作のための操作のし易さ具合が低下してしまう。ここで、圧力解除部材では、揺動中心から突出する操作レバーを介して操作されることから、当該操作レバーの長さ寸法を増大することにより、圧接力の解除動作のための操作性の低下を防止することが考えられるが、圧力解除部材の大きさ寸法の増大を招いてしまい、定着装置ひいては画像形成装置の小型化の妨げとなってしまう。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、小型化の妨げとなることなく、簡単な構成で、定着部材と加圧部材との圧接力を解除することができる定着装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の定着装置は、定着部材と、該定着部材に圧接する加圧部材とが筐体に収納されて構成され、前記定着部材と前記加圧部材との間にトナー像を担持した記録媒体を通過させることにより前記トナー像を前記記録媒体に定着する定着装置であって、前記筐体に対して可動に支持されていて前記加圧部材を前記定着部材に押圧する加圧力を前記加圧部材に伝達する圧力伝達部材と、該圧力伝達部材に可動に支持された圧力解除部材とを有し、該圧力解除部材の作動により、前記加圧部材と前記定着部材との圧接力が解除される向きに前記圧力伝達部材を作動させるように構成するとともに、前記圧力解除部材は、前記圧力伝達部材に対する揺動により前記筐体と係合し、その係合箇所を中心とする前記筐体に対する回動により、前記加圧部材と前記定着部材との圧接力が解除される向きに、回動中心位置を回動中心から見た半径方向の長さ寸法を減らす方向へとずらしつつ前記圧力伝達部材を回動させるように構成したことを特徴とする。
請求項2に記載の定着装置は、請求項1に記載の定着装置であって、前記圧力解除部材は、前記記録媒体を案内するガイド部材と一体に形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の定着装置は、請求項1または請求項2に記載の定着装置であって、前記圧力解除部材は、前記圧力伝達部材に揺動可能に支持されていることを特徴とする。
請求項4に記載の定着装置は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の定着装置であって、前記圧力解除部材は、前記圧力伝達部材に嵌合することにより該圧力伝達部材に揺動可能に組み付けられ、かつ前記筐体によって前記圧力伝達部材からの脱落が防止されていることを特徴とする。
請求項5に記載の定着装置は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の定着装置であって、前記圧力解除部材は、画像形成装置本体の本体カバーの開放動作に連動して作動することを特徴とする。
請求項6に記載の定着装置は、請求項2に記載の定着装置であって、前記圧力解除部材は、画像形成装置本体の本体カバーの開放動作に連動して前記ガイド部材と共に作動することを特徴とする。
請求項7に記載の画像形成装置は、請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の定着装置を有することを特徴とする。
請求項1に記載の定着装置では、圧力解除部材を揺動させると圧力伝達部材が回動中心位置をずらしつつ回動することから、圧力解除部材を大きくすることなく、圧力解除部材の作動によって圧力伝達部材の移動量を大きくすることができるので、定着部材と加圧部材との圧接力を確実に解除することができる。
また、圧力伝達部材と圧力解除部材とを設けるだけであることから、簡易な構成とすることができる。
上記した構成に加えて、前記圧力解除部材は、前記記録媒体を案内するガイド部材と一体に形成されていることとすると、圧力復帰動作とガイド部材の閉鎖動作とを1回の操作で行うことができるとともに、圧力解除動作とガイド部材の開放動作とを1回の操作で行うことができるので、操作性を高めることができる。
上記した構成に加えて、前記圧力解除部材は、前記圧力伝達部材に揺動可能に支持されていることとすると、圧力解除部材の圧力伝達部材に対する揺動操作を容易なものとすることができる。
上記した構成に加えて、前記圧力解除部材は、前記圧力伝達部材に嵌合することにより該圧力伝達部材に揺動可能に組み付けられ、かつ前記筐体によって前記圧力伝達部材からの脱落が防止されていることとすると、圧力伝達部材から圧力解除部材が脱落することを防止する特別の手段を設ける必要がないため、簡易な構成とすることができるとともにコストを効果的に低減することができる。
上記した構成に加えて、前記圧力解除部材は、画像形成装置本体の本体カバーの開放動作に連動して作動することとすると、本体カバーを開けると定着部材と加圧部材との圧接力を解除することができることから、操作者はより容易にジャム紙を処理することができるとともに、本体カバーを閉めると定着部材と加圧部材とを圧接させることができることから、操作者はより容易に復帰操作をすることができる。
上記した構成に加えて、前記圧力解除部材は、画像形成装置本体の本体カバーの開放動作に連動して前記ガイド部材と共に作動することとすると、本体カバーを開けると定着部材と加圧部材との圧接力を解除することができるとともにガイド部材を開放することができることから、操作者はより容易にジャム紙を処理することができるとともに、本体カバーを閉めると定着部材と加圧部材とを圧接させることができるとともにガイド部材を閉鎖することができることから、操作者はより容易に復帰操作をすることができる。
上記した構成の定着装置を有する画像形成装置では、上記した効果を得ることができることから、容易に小型化を図ることができる。
本発明に係る実施例1の定着装置10を搭載した画像形成装置の概略断面図である。 定着装置10とその周辺部を模式的に示す断面図である。 定着装置10を概略的に示す外観斜視図であり、圧力伝達部材20を筐体17に取り付けるときの様子を示す説明図である。 圧力伝達部材20と圧力解除部材30とを筐体17に組み付けた状態を概略的に示す斜視図である。 圧力伝達部材20の構成を説明するための説明図である。 定着ローラ15と加圧ローラ16との圧接を解除したときの様子を示す図2と同様の断面図である。 筐体17に対する圧力伝達部材20と圧力解除部材30との組み付け状態を説明するための説明図である。 圧力伝達部材20と圧力解除部材30との作用について説明するための説明図である。 圧力解除部材30がピン32回りに回転されることによる筐体17の嵌合凹所17aの立壁部17bと圧力解除部材30の嵌合突起部33との位置関係を説明するための説明図であり、(a)は嵌合突起部33が嵌合凹所17aに嵌合していない状態を示し、(b)は嵌合突起部33が嵌合凹所17aに嵌合した状態を示している。 実施例2の画像形成装置1Aの構成を説明するための模式的な断面図である。 実施例2の画像形成装置1Aにおいて本体カバー1Abが開放された様子を示す図10と同様の断面図である。 実施例3の定着装置10Bの構成を説明するための図2と同様の断面図である。 実施例3の定着装置10Bの構成を説明するための図6と同様の断面図である。 実施例4の画像形成装置1Cの構成を説明するための模式的な断面図である。 実施例4の画像形成装置1Cにおいて本体カバー1Cbが開放された様子を示す図14と同様の断面図である。
以下に、本発明に係る定着装置の各実施例について図面を参照しつつ説明する。
本発明に係る定着装置10を有する画像形成装置1の一例を、図1ないし図7を用いて説明する。図1は、実施例1の定着装置10が搭載された画像形成装置1の一例を示す概略断面図である。この実施例1の画像形成装置1においては、画像形成装置本体1a内に配置された感光体2が反時計方向に回転される。このとき、感光体2では、帯電装置3によって感光体表面が均一に帯電される。この感光体2の帯電面には、レーザ光学系4から出射するレーザ光Lが照射され、これにより感光体2上に静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置5を通ることにより、トナー像として可視像化される。
一方、感光体2の下方に配置された給紙カセット6には、例えば転写紙より成る記録媒体Pが収容されている。この給紙カセット6からは、給紙ローラ7の回転により、最上位の記録媒体Pが転写装置8と感光体2との間に送り込まれる。その間を記録媒体Pが通過することにより、その記録媒体Pに感光体2上のトナー像が転写される。この感光体2では、トナー像の転写後に付着する転写残トナーが、クリーニング装置9により除去される。
トナー像T(図2参照)が転写された記録媒体Pは、さらに上方に搬送されて定着装置10を通過し、このときトナー像Tが記録媒体Pに定着される。定着装置10を出た記録媒体Pは、ガイド部材12と他のガイド部材とに案内され、排紙ローラ対13によって排紙トレイ11上に排出される。
定着装置10は、拡大された図2に示すように、定着部材の一例である定着ローラ15と、加圧部材の一例である加圧ローラ16と、を有する。この両ローラ15、16は、定着装置10の筐体17に対して回転自在に支持され、動作時にはそれぞれ図2に矢印A1、A2で示す方向に回転する。この定着ローラ15の内部には、ヒータ18が設けられ、このヒータによって定着ローラ15がトナー像Tの定着に適した温度に加熱される。
加圧ローラ16は、定着ローラ15に対して、後述する圧力伝達部材20からの押圧力を受けることにより圧接した状態と、その圧接力を解除した状態と、の間で移動可能とされている。この圧接力を解除するとは、互いに当接した定着ローラ15と加圧ローラ16との圧接力を弱めるか、または両者を互いに離間させることをいう。
この定着装置10では、感光体2から転写されたトナー像Tを担持した記録媒体Pが、そのトナー像Tを定着ローラ15に接する向きで、その定着ローラ15と加圧ローラ16との間に送り込まれる(矢印A4参照)。定着ローラ15と加圧ローラ16の間では、トナーが加熱されるとともに加圧されることにより、トナー像Tが記録媒体Pに定着される。
このように、定着装置10は、定着部材としての定着ローラ15と、そこに圧接する加圧部材としての加圧ローラ16と、を有し、定着ローラ15と加圧ローラ16との間にトナー像Tを担持した記録媒体Pを通過させることにより、そのトナー像Tを記録媒体Pに定着するように構成されている。
加圧ローラ16は、上述したように、圧力伝達部材20からの押圧力を受けることにより定着ローラ15に圧接されるとともに、その圧接力が解除可能な構成とされている。その圧力伝達部材20は、実施例1の定着装置10では対を為して設けられている(図3等参照)。一対の圧力伝達部材20は、定着装置10を概略的に示す外観斜視図である図3に示すように、定着装置10の筐体17に形成された挿入口19に挿入されて(図4参照)設けられている。この一対の圧力伝達部材20およびそれが挿入される挿入口19の周辺の構成は、双方が等しいものであることから、図2および図6では一方のみを示し、他方は省略している。なお、図2は、図3のI−I線に沿って得られた断面図に相当する。この挿入口19は、定着装置10の筐体17の長手方向で見た各端部領域に、スリット状に形成されている。
この各挿入口19の上方には、嵌合凹所17aが設けられている。この嵌合凹所17aは、後述する圧力解除部材30の嵌合突起部33の嵌合を可能とする凹所であり、奥側(図3を正面視して左斜め上方側)で立ち上がる立壁部17bと、下面を形成する水平壁部17cと、側面を形成する側壁部17dと、立壁部17bの上端から前方(図3を正面視して右斜め手前側)へと突出された鍔壁部17eと、を有する。嵌合凹所17aでは、後述する圧力解除部材30が揺動されると、その嵌合突起部33を鍔壁部17eに係合させつつ嵌合突起部33の先端を立壁部17bに当接させ、その当接(係合)箇所を中心として嵌合突起部33を回転させ、当該嵌合突起部33を右斜め下方へと押し下げるように、嵌合突起部33を嵌合させる機能を有する。
この嵌合凹所17aの前方には、水平壁部17cと側壁部17dとにより区画されて挿入口19よりも拡径された空間Sが形成されている。この空間Sは、各圧力伝達部材20が挿入口19に挿入された状態において、圧力伝達部材20に揺動自在に設けられる後述する圧力解除部材30が配置される箇所となる。
各圧力伝達部材20は、全体に板状を呈し、図5に示すように、下端の係合部21と、上端部の取付孔23と、上端のバネ受け突起部24と、押圧面25と、を有する。この各圧力伝達部材20は、加圧ローラ16と定着ローラ15とを圧接させるべく、加圧ローラ16に大きな加圧力を与えるものである。このため、各圧力伝達部材20は、高い強度が要求されるので、金属材料により形成することが望ましい。
圧力伝達部材20の係合部21は、筐体17に固定されたピン26との係合を可能とすべく切り欠かれて形成されている(図2参照)。この係合部21は、下端面21aと上端面21bとの間でのピン26(図2参照)の相対的な移動を許容しつつ係合可能とされており、下端面21aにピン26を当接(係合)させた状態(図2参照)で各圧力伝達部材20をピン26回りに回転自在とすることが可能とされているとともに、上端面21bにピン26を当接(係合)させた状態(図6参照)で各圧力伝達部材20をピン26回りに回転自在とすることが可能とされている。この係合部21は、下端面21aと上端面21bとの間が、後述する圧力伝達部材20における回動中心位置の移動量に応じて設定されている。各圧力伝達部材20は、挿入口19を通して筐体17に挿入された状態において(図4参照)、係合部21がピン26に係合される(図2参照)。
取付孔23は、後述する圧力解除部材30のピン32(図3参照)が回転自在に嵌合される箇所である。このため、後述する圧力解除部材30は、圧力伝達部材20に対して揺動可能とされる。
バネ受け突起部24は、引張ばね41の一端が係止される箇所である(図2参照)。この引張ばね41は、図2に示すように、加圧ローラ16を定着ローラ15に押圧する加圧力を、各圧力伝達部材20を介して加圧ローラ16へと付与するための付勢部材である。この引張ばね41の他端は、筐体17に係止されている。各圧力伝達部材20は、後述する各圧力解除部材30から右斜め下方への付勢力を受けていない状態において、引張ばね41からの付勢力を受けて、係合部21の下端面21aにピン26を当接させた状態で当該ピン26回りに揺動付勢されることにより、加圧ローラ16を押圧する。
押圧面25は、引張ばね41により付勢されている圧力伝達部材20において、加圧ローラ16を定着ローラ15に押圧すべく、加圧ローラ16へと加圧力を伝達する箇所である。この押圧面25は、加圧ローラ16の各軸端部16aに嵌合された軸受16bに各圧力伝達部材20が当接(圧接)する箇所となる。各圧力伝達部材20は、引張ばね41からの付勢により、係合部21の下端面21aにピン26を当接させた状態で当該ピン26回りであって図2における反時計方向に揺動付勢されるので、押圧面25で軸受16bを押圧して加圧ローラ16を定着ローラ15に対して圧接させる。
上述したように、各圧力伝達部材20は、定着装置10の筐体17に対して可動に支持されていて、加圧ローラ16を定着ローラ15に押圧する加圧力を加圧ローラ16に伝達する機能を有する。実施例1では、各圧力伝達部材20は、筐体17に対してピン26回りに揺動可能に支持されている。このような構成によって、加圧ローラ16が定着ローラ15に対して圧接し、これらの定着ローラ15と加圧ローラ16との間を通る記録媒体P上のトナー(トナー像T)を加圧することができる。この圧力伝達部材20から加圧ローラ16への押圧力の伝達、すなわち加圧ローラ16と定着ローラ15との圧接力を解除すべく、各圧力解除部材30が設けられている。
各圧力解除部材30は、図3に示すように、対を為す圧力伝達部材20のそれぞれに設けられている。この圧力解除部材30は、操作レバー部31と、ピン32と、嵌合突起部33と、を有する。圧力解除部材30は、操作者が手で触れるものであることから、操作性の観点と自身の加熱を抑える観点とから、樹脂材料により形成することが望ましい。
圧力解除部材30の操作レバー部31は、加圧ローラ16と定着ローラ15との圧接力を解除するために、圧力解除部材30を揺動させるべく操作する箇所である。ピン32は、圧力伝達部材20に設けられた取付孔23に回転自在に嵌合することにより、圧力解除部材30を圧力伝達部材20に対して回転自在に支持させるものである。嵌合突起部33は、圧力解除部材30がピン32回りに揺動された際、嵌合凹所17aの鍔壁部17eに係合しつつ先端を嵌合凹所17aの立壁部17bに当接させ、その鍔壁部17eとの当接(係合)箇所を中心とする回転力により、右斜め下方へと押し下げられるように、嵌合凹所17aに嵌合する機能を有する。以下では、この動作(作用)を、圧力解除部材30の嵌合突起部33が、嵌合凹所17aへと嵌合することにより回転する、ともいう。
この圧力解除部材30は、各圧力伝達部材20が挿入口19に挿入された状態(図4参照)において、嵌合凹所17aの前方で水平壁部17cと側壁部17dとにより区画されて挿入口19よりも拡径された空間Sに位置される。このため、圧力解除部材30は、図7に示すように、空間Sにおいて、圧力伝達部材20と筐体17の側壁部17dとの間に位置されている。これにより、圧力伝達部材20の取付孔23に嵌合された圧力解除部材30のピン32が、取付孔23から脱落することを側壁部17dで防止することができる。よって、圧力解除部材30のピン32と圧力伝達部材20の取付孔23との嵌合構造において、特別な脱落防止手段を設けることなく、圧力伝達部材20から圧力解除部材30が脱落することを防止できる。換言すると、定着装置10の筐体17によって、圧力伝達部材20から圧力解除部材30が脱落することを防止できる。ここで、圧力伝達部材20は、引張ばね41によって加圧ローラ16に近接する方向すなわち当該空間S内に位置することを維持する方向への付勢力を常に受けているので、圧力解除部材30は、圧力伝達部材20に組み付けられることにより、確実に脱落が阻止される(図2参照)。このように、圧力伝達部材20から圧力解除部材30が脱落することを防止する特別の手段を設ける必要がないため、定着装置10を簡易な構成とすることができるとともに定着装置10ひいては画像形成装置1のコストを効果的に低減することができる。
このように、各圧力解除部材30は、各圧力伝達部材20にそれぞれ回転自在に支持されており、実施例1では各圧力解除部材30は、その周辺の構成により各圧力伝達部材20に対して揺動自在に支持されていることとなる。
各圧力解除部材30は、嵌合突起部33が筐体17の嵌合凹所17aに嵌合していない状態では、図2に示すように、各圧力伝達部材20を拘束しておらず換言すると各圧力伝達部材20に対して何らの付勢をしておらず、各圧力伝達部材20が引張ばね41からの付勢により、下端面21aにピン26を当接(係合)させた状態でピン26回りに揺動付勢されて押圧面25で軸受16bを押圧し、加圧ローラ16が定着ローラ15に対して圧接される。
ここで、定着ローラ15と加圧ローラ16との間に記録媒体が詰まり、画像形成装置1の作動が停止してこれらの定着ローラ15および加圧ローラ16の回転が止められたとき、その詰まった記録媒体(以下、ジャム紙という)を除去する必要がある。この場合、実施例1の画像形成装置1では、図1に示すように、ユーザやサービスマンなどの操作者は、画像形成装置本体1aに対してピン42を介して回動開閉可能に支持されたその本体カバー1bを矢印A5方向に回動させて当該本体カバー1bを開き、定着装置10を外部に対して露出させる。次いで、操作者は、操作レバー部31を引っ張り操作することにより、各圧力解除部材30をピン32回りに図2に矢印A6で示す方向に回動させる。すると、各圧力解除部材30では、その嵌合突起部33が筐体17の嵌合凹所17aに嵌合することにより、操作レバー部31への操作力が、嵌合突起部33と嵌合凹所17aとの係合(当接)箇所を中心とする回転力として作用する。詳細には、各圧力解除部材30は、嵌合突起部33が嵌合凹所17aの鍔壁部17eと係合しつつ嵌合突起部33の先端が嵌合凹所17a内の立壁部17bに当接して、その係合箇所を中心として回転することにより、筐体17に対して右斜め下方へと押し下げられるように移動して、嵌合突起部33が嵌合凹所17aに嵌合する。これにより、ピン32を介して各圧力解除部材30が連結された圧力伝達部材20は、引張ばね41の付勢力に抗して、右斜め下方へと押し下げられる。すると、圧力伝達部材20は、筐体17に固定されたピン26に係合部21の下端面21aを当接させた状態から係合部21の上端面21bにピン26を当接させた状態へと移行しつつピン26回りに回動される。すなわち、圧力伝達部材20は、自身における回動中心位置を、係合部21の内方で下端面21aをピン26に当接させた状態から、同じく上端面21bをピン26に当接させた状態へと移行させつつ、ピン26回りに回動される。このため、各圧力伝達部材20は、図6に示すように、加圧ローラ16すなわち定着ローラ15から遠ざかる向きにピン26回りに回動し、軸受16bに対する押圧面25での押圧力が弱まる、もしくは軸受16bと押圧面25とが離間する。これにより、圧力伝達部材20から加圧力が伝達されることによる定着ローラ15と加圧ローラ16との圧接力を解除することができる。すなわち、定着ローラ15と加圧ローラ16との圧接力が弱められる、または両ローラが互いに離間する。このように、各圧力解除部材30の作動(実施例1では揺動)によって、加圧ローラ16と定着ローラ15との圧接力が解除される向きに圧力伝達部材20が作動する。
その後、実施例1では、筐体17にピン43を介して回動可能に支持されたガイド部材12を図6に矢印A7で示した方向に回動させることにより、定着ローラ15と加圧ローラ16との間の上方の開口(図示せず)が開放される。これにより、操作者は、定着ローラ15と加圧ローラ16との間から、ジャム紙(図示せず)を容易に除去することができる。この画像形成装置1では、上記した手順と逆の手順(操作)を行うことにより、再び加圧ローラ16を定着ローラ15に圧接させることができる。
上述したように、圧力解除部材30は、その揺動により定着装置10の筐体17の嵌合凹所17aと嵌合し、その際の係合箇所を中心とする回転(回転力)によって、加圧ローラ16と定着ローラ15との圧接力を解除する向きに、圧力伝達部材20を作動させるように構成されている。このため、定着装置10では、圧力解除部材30により圧力伝達部材20を確実に作動させて、定着ローラ15と加圧ローラ16との圧接力を解除することができる。
本発明に係る実施例1の定着装置10では、各圧力解除部材30の操作レバー部31を引っ張り操作(図2の矢印A6参照)するだけで、加圧ローラ16と定着ローラ15との圧接力を確実に解除することができる構成であって、大きさ寸法の増大を招くことが防止されている。これについて以下で図8および図9を用いて詳細に説明する。この図8は、圧力伝達部材20と圧力解除部材30との作用について説明するための説明図である。この図8では、ピン26および筐体17の嵌合凹所17aの立壁部17bと、回動中心位置がずれて回動した後の圧力伝達部材20および圧力解除部材30と、を実線で示し、回動中心位置をずらすことなく回動した場合の圧力伝達部材20および圧力解除部材30を二点鎖線で示している。図9は、圧力解除部材30がピン32回りに回転されることによる筐体17の嵌合凹所17aの立壁部17bと圧力解除部材30の嵌合突起部33との位置関係を説明するための説明図であり、(a)は嵌合突起部33が嵌合凹所17aに嵌合していない状態を示し、(b)は嵌合突起部33が嵌合凹所17aに嵌合した状態を示している。なお、図8では、理解容易のために、圧力解除部材30の嵌合突起部33の先端が当接される筐体17の嵌合凹所17aの立壁部17bに相当する壁面を一点鎖線で示している。
上述したように、操作レバー部31が引っ張り操作されると、嵌合突起部33が筐体17の嵌合凹所17aに嵌合することにより、嵌合突起部33と嵌合凹所17aとの係合箇所を中心として各圧力解除部材30が回転する。この回転により、ピン32を介して各圧力解除部材30に連結された圧力伝達部材20が、右斜め下方へと押し下げられて、回動中心位置を係合部21の内方で下端面21aをピン26に当接させた状態から上端面21bをピン26に当接させた状態へと移行させつつ、ピン26回りに回動される。
ここで、圧力伝達部材20は、ピン32回りに回転された圧力解除部材30の嵌合突起部33が嵌合凹所17aに嵌合する(嵌合突起部33の先端が嵌合凹所17aの立壁部17bに当接する)ことにより、ピン26回りに回動されるものであることから、その圧力伝達部材20の回動量すなわち押圧面25の移動量は、実質的に嵌合突起部33の長さ寸法により決定される。これは、以下のことによる。圧力伝達部材20の回動量は、図9に示すように、圧力解除部材30の嵌合突起部33が筐体17の嵌合凹所17aに嵌合していない状態(圧力伝達部材20が加圧ローラ16を定着ローラ15に圧接させている状態)における圧力解除部材30の回転中心位置(符号32aとする)から嵌合凹所17aの立壁部17bまでの間隔d1と、圧力解除部材30の嵌合突起部33が筐体17の嵌合凹所17aに嵌合している状態における圧力解除部材30の回転中心位置32aから嵌合凹所17aの立壁部17bまでの間隔d2と、の差分d3により、決定する。この差分d3は、圧力解除部材30の回転中心位置32aと嵌合凹所17aの立壁部17bとの間隔を考慮した嵌合突起部33の長さ寸法により決定するものであることから、圧力伝達部材20の回動量は、実質的に嵌合突起部33の長さ寸法により決定されることとなる。
ここで、定着装置10では、加圧ローラ16と定着ローラ15との圧接力を確実に解除するために、圧力伝達部材20の回動量が大きいことが望ましいことから、嵌合突起部33の長さ寸法を大きくすることが考えられる。ところが、圧力解除部材30では、嵌合突起部33の長さ寸法を大きくすると、圧力解除部材30を回転させるために大きな操作力が必要となることから、圧力解除部材30の操作性すなわち圧接力の解除動作のための操作性(操作のし易さの程度)が低下してしまう。この嵌合突起部33を大きくすることに伴う操作性の低下を防止するために、操作レバー部31の長さ寸法を増大することが考えられるが、圧力解除部材30の大きさ寸法の増大を招いてしまい、定着装置10ひいては画像形成装置1の小型化の妨げとなってしまう。
このため、本発明に係る実施例1の定着装置10では、圧接力の解除動作のために圧力伝達部材20を回動させる際、圧力伝達部材20における回動中心位置を回動中心から見た半径方向の長さ寸法を減らす方向へとずらすものとされている。これは、圧力伝達部材20において回動中心位置となるピン26から嵌合突起部33の基端位置までの長さ寸法を低減する、すなわちピン26(その中心位置)から圧力解除部材30の回転中心位置32aまでの間隔を小さくすることを意図している。このように、圧力伝達部材20における回動中心位置を回動中心から見た半径方向の長さ寸法を減らす方向へとずらすことにより、嵌合凹所17aの立壁部17bに当接される嵌合突起部33の圧力伝達部材20からの延出位置を相対的に圧力伝達部材20の回動中心に近付けることができるので、圧力伝達部材20の回動中心位置をずらさない場合に比較して、嵌合突起部33の長さ寸法を大きくすることなく圧力伝達部材20の回動量を大きくすることができる。
ここで、回動中心位置をずらさない場合の圧力伝達部材20の回動の様子を図8に二点鎖線で示す。この図8において、回動中心位置をずらした場合(実線で示す圧力伝達部材20参照)と、回動中心位置をずらした場合(二点鎖線で示す圧力伝達部材20参照)と、では、圧力伝達部材20および圧力解除部材30の大きさ寸法(嵌合突起部33の長さ寸法)やピン26と立壁部17b(一点鎖線参照)との位置関係が等しいものとされている。回動中心位置をずらさない場合、圧力伝達部材20では、図8に二点鎖線で示すように、圧力伝達部材20の回動中心位置(ピン26)から見た、嵌合凹所17aの立壁部17bに当接される嵌合突起部33の圧力伝達部材20からの延出位置が、略圧力伝達部材20の長さ寸法となってしまうことから、立壁部17bに嵌合突起部33が当接することによる圧力伝達部材20の回動量が、圧力伝達部材20の回動中心位置をずらした場合の回動量に比較して小さくなって(実線で示す圧力伝達部材20よりも二点鎖線で示す圧力伝達部材20の方が反時計回り側に位置する)しまう。すなわち、圧力伝達部材20では、圧力伝達部材20における回動中心位置を回動中心から見た半径方向の長さ寸法を減らす方向へとずらすことにより、回動反径方向で見て立壁部17bとの間に介在させる嵌合突起部33の位置を、回動中心へと近づけることができるので、立壁部17bとの間に嵌合突起部33を介在させることによる圧力伝達部材20の回動量を大きくすることができる。
このように、実施例1の定着装置10では、圧力伝達部材20における回動中心位置を回動中心から見た半径方向の長さ寸法を減らす方向へとずらすことにより、圧力伝達部材20の回動量を大きくすることができるので、定着ローラ15と加圧ローラ16との圧接力を確実に解除することができる。よって、嵌合突起部33の長さ寸法を増大することなく、圧力伝達部材20の回動量を大きくすることができることから、加圧ローラ16と定着ローラ15との圧接力の確実な解除を可能としつつ、定着装置10ひいては画像形成装置1の小型化に大いに貢献することができる。
また、実施例1の定着装置10では、筐体17に鍔壁部17eを有する嵌合凹所17aを設けるとともに、上記した機能を有するように筐体17に回動中心位置のずれを可能としつつ回動自在に支持された各圧力伝達部材20と、そこに揺動自在に支持された各圧力解除部材30と、を設けるだけであるので、簡単な構成で、加圧ローラ16と定着ローラ15との圧接力を確実に解除することができる。
さらに、実施例1の定着装置10では、圧力解除部材30の嵌合突起部33が嵌合されることで当該圧力解除部材30を右斜め下方へと回転させるように、筐体17に鍔壁部17eを有する嵌合凹所17aを設けるとともに、各圧力伝達部材20の係合部21を下端面21aと上端面21bとの間でのピン26の相対的な移動を許容しつつ係合可能な構成とするだけであることから、簡易な構成で圧力伝達部材20の回動中心位置を、回動中心から見た半径方向の長さ寸法を減らす方向へとずらすことができる。
実施例1の定着装置10では、係合部21の下端面21aにピン26を当接させた状態の圧力伝達部材20が、当該ピン26回りに引張ばね41で揺動付勢されることにより、加圧ローラ16を押圧するものであることから、引張ばね41の付勢力を効率よく利用して加圧ローラ16を押圧することができる。すなわち、定着装置10では、圧力伝達部材20の回動中心となるピン26に対して、回動中心から見た半径方向での圧力伝達部材20の実質的な長さ寸法が可変とされており、当該長さ寸法を大きくすることにより、先端位置(バネ受け突起部24)に取り付けられた引張ばね41の付勢力により加圧ローラ16への十分な押圧力を確保することを可能とするとともに、当該長さ寸法を小さくすることにより、嵌合突起部33を筐体17(立壁部17b)に当接させることによる圧接力の解除のための圧力伝達部材20の回動量を確保することを可能としている。
したがって、本発明に係る実施例1の定着装置10では、小型化の妨げとなることなく、簡単な構成で、定着ローラ15(定着部材)と加圧ローラ16(加圧部材)との圧接力を解除することができる。
なお、上記した実施例1では、筐体17に鍔壁部17eを有する嵌合凹所17aが設けられ、かつ各圧力解除部材30に嵌合突起部33が設けられていたが、圧力解除部材30がピン32回りに揺動された際、圧力解除部材30が筐体17に係合し、その係合箇所を中心とする筐体17に対する回転により、圧力伝達部材20における回動中心位置を回動中心から見た半径方向の長さ寸法を減らす方向へとずらすように圧力解除部材30を右斜め下方へと押し下げるものであればよく、上記した実施例1に限定されるものではない。
また、上記した実施例1では、圧力解除部材30のピン32が円筒形状とされているが、圧力伝達部材20に対して圧力解除部材30を回転自在に支持させるものであればよく、上記した実施例1に限定されるものではない。例えば、ピン32をカム形状とすることにより、圧力伝達部材20の可動範囲を広げることができ、軸受16bの移動範囲すなわち加圧ローラ16の移動範囲を大きくすることができる。
次に、本発明の実施例2に係る画像形成装置1Aについて説明する。この実施例2は、実施例1と同様の定着装置10を搭載しているが、画像形成装置本体1Aaの本体カバー1Abの構成が異なる例である。この実施例2の画像形成装置1Aは、基本的な構成は上記した実施例1の定着装置10および画像形成装置1と同様であることから、等しい構成の個所には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。図10は、実施例2の画像形成装置1Aの構成を説明するための模式的な断面図であり、図11は、実施例2の画像形成装置1Aにおいて本体カバー1Abが開放された様子を示す図10と同様の断面図である。
実施例2に係る画像形成装置1Aでは、図10および図11に示すように、画像形成装置本体1Aaの本体カバー1Abに、開放側係合爪51と、閉鎖側係合爪52と、が設けられている。開放側係合爪51は、本体カバー1Abを開くとき、定着装置10の圧力解除部材30の操作レバー部31に係合することにより、操作レバー部31を引っ張り操作すなわち圧力解除部材30を解除方向へと揺動させる(図11の矢印A8参照)。また、閉鎖側係合爪52は、開成状態の本体カバー1Abを閉じるとき、定着装置10の圧力解除部材30の操作レバー部31に係合することにより、操作レバー部31を押し込み操作すなわち圧力解除部材30を押圧方向へと揺動させる(図11の矢印A8とは逆の方向)。この開放側係合爪51と閉鎖側係合爪52とは、それぞれの本体カバー1Abの開閉動作に伴う移動軌跡で見た、圧力解除部材30の操作レバー部31の揺動に伴う移動軌跡との重なり量および箇所が、最適化されて設定されている。
実施例2の画像形成装置1Aおよび定着装置10では、基本的に実施例1の画像形成装置1および定着装置10と同様の構成であることから、基本的に実施例1と同様の効果を得ることができる。
それに加えて、実施例2の画像形成装置1Aでは、本体カバー1Abを開けると定着ローラ15(定着部材)と加圧ローラ16(加圧部材)との圧接力を解除することができるので、操作者はより容易にジャム紙を処理することができる。
また、実施例2の画像形成装置1Aでは、本体カバー1Abを閉めると定着ローラ15(定着部材)と加圧ローラ16(加圧部材)とを圧接させることができるので、操作者はより容易に復帰操作をすることができる。
さらに、実施例2の画像形成装置1Aでは、開放側係合爪51と閉鎖側係合爪52とが圧力解除部材30の操作レバー部31に対して最適化されて設定されていることから、本体カバー1Abの開閉動作に伴って、開放側係合爪51または閉鎖側係合爪52の圧力解除部材30(操作レバー部31)との係合が外れてしまうことや、圧力解除部材30(操作レバー部31)が破損してしまうことや、開放側係合爪51や閉鎖側係合爪52が破損してしまうことを、防止することができる。
したがって、実施例2の定着装置10では、小型化の妨げとなることなく、簡単な構成で、定着ローラ15(定着部材)と加圧ローラ16(加圧部材)との圧接力を解除することができる。
次に、本発明の実施例3に係る定着装置10Bについて説明する。この実施例3は、実施例1とは定着装置10Bの構成が異なる例である。この実施例3の定着装置10Bは、基本的な構成は上記した実施例1の定着装置10と同様であることから、等しい構成の個所には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。図12は、実施例3の定着装置10Bの構成を説明するための図2と同様の断面図であり、図13は、実施例3の定着装置10Bの構成を説明するための図6と同様の断面図である。
実施例3に係る定着装置10Bでは、図12および図13に示すように、実施例1における圧力解除部材30とガイド部材12とが一体的な構成とされた圧力解除部材30Bが設けられている。この圧力解除部材30Bでは、実施例1のガイド部材12に相当するガイド部53が、操作レバー部31B、ピン32に相当するピン(図示せず)および嵌合突起部33Bと一体的に設けられて構成されていることを除くと、実施例1の圧力解除部材30と同様である。このため、定着装置10Bでは、圧力解除部材30Bの操作レバー部31Bを引っ張り操作すると、嵌合突起部33Bの嵌合凹所17aへの嵌合に伴い圧力伝達部材20の回動中心位置がずれつつピン26回りに回動することにより、加圧ローラ16と定着ローラ15との圧接力を解除することができるとともに、ガイド部53を図13に矢印A9で示した方向に回動させることができ、定着ローラ15と加圧ローラ16との間の上方の開口(図示せず)を開放することができる。
実施例3の定着装置10Bでは、基本的に実施例1の定着装置10と同様の構成であることから、基本的に実施例1と同様の効果を得ることができる。
それに加えて、実施例3の定着装置10Bでは、圧力解除部材30Bの操作レバー部31Bを引っ張り操作すると、定着ローラ15(定着部材)と加圧ローラ16(加圧部材)との圧接力を解除することができるとともに、定着ローラ15と加圧ローラ16との間の上方の開口(図示せず)を開放することができるので、操作者はより容易にジャム紙を処理することができる。換言すると、定着装置10Bでは、圧力解除動作とガイド部材開放動作とを、1回の操作で行うことができるので、操作性を高めることができる。
また、実施例3の定着装置10Bでは、圧力解除部材30Bの操作レバー部31Bを押し込み操作すると、定着ローラ15(定着部材)と加圧ローラ16(加圧部材)とを圧接させることができるとともに、定着ローラ15と加圧ローラ16との間の上方の開口(図示せず)を閉鎖することができるので、操作者はより容易に復帰操作をすることができる。換言すると、定着装置10Bでは、圧力復帰動作とガイド部材閉鎖動作とを、1回の操作で行うことができるので、操作性を高めることができる。
したがって、実施例3の定着装置10Bでは、小型化の妨げとなることなく、簡単な構成で、定着ローラ15(定着部材)と加圧ローラ16(加圧部材)との圧接力を解除することができる。
次に、本発明の実施例4に係る画像形成装置1Cについて説明する。この実施例4は、実施例3と同様の定着装置10Bを搭載しているが、画像形成装置本体1Caの本体カバー1Cbの構成が異なる例である。この実施例4の画像形成装置1Cは、基本的な構成は上記した実施例3と同様の定着装置10Bおよび実施例1の画像形成装置1と同様であることから、等しい構成の個所には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。図14は、実施例4の画像形成装置1Cの構成を説明するための模式的な断面図であり、図15は、実施例4の画像形成装置1Cにおいて本体カバー1Cbが開放された様子を示す図14と同様の断面図である。
実施例4に係る画像形成装置1Cでは、図14および図15に示すように、画像形成装置本体1Caの本体カバー1Cbに、開放側係合爪54と、閉鎖側係合爪55と、が設けられている。開放側係合爪54は、本体カバー1Cbを開くとき、定着装置10Bの圧力解除部材30Bの操作レバー部31Bに係合することにより、操作レバー部31Bを引っ張り操作すなわち圧力解除部材30Bを解除方向へと揺動させる(図15の矢印A10参照)。また、閉鎖側係合爪55は、開成状態の本体カバー1Cbを閉じるとき、定着装置10Bの圧力解除部材30Bの操作レバー部31Bに係合することにより、操作レバー部31Bを押し込み操作すなわち圧力解除部材30Bを押圧方向へと揺動させる(図15の矢印A10とは逆の方向)。この開放側係合爪54と閉鎖側係合爪55とは、それぞれの本体カバー1Cbの開閉動作に伴う移動軌跡で見た、圧力解除部材30Bの操作レバー部31Bの揺動に伴う移動軌跡との重なり量および箇所が、最適化されて設定されている。
実施例4の画像形成装置1Cおよび定着装置10Bでは、基本的に実施例1の画像形成装置1および定着装置10と同様の構成であることから、基本的に実施例1と同様の効果を得ることができる。
それに加えて、実施例4の画像形成装置1Cでは、本体カバー1Cbを開けると定着ローラ15(定着部材)と加圧ローラ16(加圧部材)との圧接力を解除することができるとともに、定着ローラ15と加圧ローラ16との間の上方の開口(図示せず)を開放することができるので、操作者はより容易にジャム紙を処理することができる。換言すると、定着装置10Bでは、本体カバー開放動作と圧力解除動作とガイド部材開放動作とを、1回の操作で行うことができるので、操作性をより高めることができる。
また、実施例4の画像形成装置1Cでは、本体カバー1Cbを閉めると定着ローラ15(定着部材)と加圧ローラ16(加圧部材)とを圧接させることができるとともに、定着ローラ15と加圧ローラ16との間の上方の開口(図示せず)を閉鎖することができるので、操作者はより容易に復帰操作をすることができる。換言すると、定着装置10Bでは、本体カバー閉鎖動作と圧力復帰動作とガイド部材閉鎖動作とを、1回の操作で行うことができるので、操作性をより高めることができる。
さらに、実施例4の画像形成装置1Cでは、開放側係合爪54と閉鎖側係合爪55とが圧力解除部材30Bの操作レバー部31Bに対して最適化されて設定されていることから、本体カバー1Cbの開閉動作に伴って、開放側係合爪54または閉鎖側係合爪55の圧力解除部材30B(操作レバー部31B)との係合が外れてしまうことや、圧力解除部材30B(操作レバー部31B)が破損してしまうことや、開放側係合爪54や閉鎖側係合爪55が破損してしまうことを、防止することができる。
したがって、実施例4の定着装置10Bでは、小型化の妨げとなることなく、簡単な構成で、定着ローラ15(定着部材)と加圧ローラ16(加圧部材)との圧接力を解除することができる。
なお、上記した各実施例では、本発明に係る定着装置について説明したが、定着部材とそこに圧接する加圧部材とが筐体に収納されて構成され、定着部材と加圧部材との間にトナー像を担持した記録媒体を通過させることによりトナー像を記録媒体に定着する定着装置であって、筐体に対して可動に支持されていて加圧部材を定着部材に押圧する加圧力を加圧部材に伝達する圧力伝達部材と、圧力伝達部材に可動に支持された圧力解除部材とを有し、圧力解除部材の作動により、加圧部材と定着部材との圧接力が解除される向きに圧力伝達部材を作動させるように構成するとともに、圧力解除部材は、圧力伝達部材に対する揺動により筐体と係合し、その係合箇所を中心とする筐体に対する回動により、加圧部材と定着部材との圧接力が解除される向きに、回動中心位置を回動中心から見た半径方向の長さ寸法を減らす方向へとずらしつつ圧力伝達部材を回動させるように構成された定着装置であればよく、上記した実施例に限定されるものではない。
また、上記した各実施例では、圧力伝達部材20が、全体に板状を呈し、係合部21と取付孔23とバネ受け突起部24と押圧面25とを有する構成とされていたが、筐体に対して可動に支持されていて加圧部材を定着部材に押圧する加圧力を加圧部材に伝達するものであって、圧力解除部材の作動により加圧部材と定着部材との圧接力が解除される向きに作動されるものであればよく、上記した各実施例に限定されるものではない。
さらに、上記した各実施例では、圧力解除部材30(30B)が、操作レバー部31(31B)とピン32と嵌合突起部33(33B)とを有する構成とされていたが、圧力伝達部材に可動に支持され、圧力伝達部材に対する揺動により筐体と係合し、その係合箇所を中心とする筐体に対する回動により、加圧部材と定着部材との圧接力が解除される向きに、回動中心位置を回動中心から見た半径方向の長さ寸法を減らす方向へとずらしつつ圧力伝達部材を回動させるものであればよく、上記した各実施例に限定されるものではない。
以上、本発明の撮影装置を実施形態および各実施例に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの各実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
1、1A、1C 画像形成装置
1a、1Aa、1Ca 画像形成装置本体
1b、1Ab、1Cb 本体カバー
10、10B 定着装置
15 (定着部材としての)定着ローラ
16 (加圧部材としての)加圧ローラ
17 筐体
17a (筐体において圧力解除部材との係合箇所となる)嵌合凹所
17e (筐体において圧力解除部材との係合箇所となる)鍔壁部
20 圧力伝達部材
30、30B 圧力解除部材
P 記録媒体
T トナー像
特許第4094822号公報

Claims (7)

  1. 定着部材と、該定着部材に圧接する加圧部材とが筐体に収納されて構成され、前記定着部材と前記加圧部材との間にトナー像を担持した記録媒体を通過させることにより前記トナー像を前記記録媒体に定着する定着装置であって、
    前記筐体に対して可動に支持されていて前記加圧部材を前記定着部材に押圧する加圧力を前記加圧部材に伝達する圧力伝達部材と、該圧力伝達部材に可動に支持された圧力解除部材とを有し、
    該圧力解除部材の作動により、前記加圧部材と前記定着部材との圧接力が解除される向きに前記圧力伝達部材を作動させるように構成するとともに、
    前記圧力解除部材は、前記圧力伝達部材に対する揺動により前記筐体と係合し、その係合箇所を中心とする前記筐体に対する回動により、前記加圧部材と前記定着部材との圧接力が解除される向きに、回動中心位置を回動中心から見た半径方向の長さ寸法を減らす方向へとずらしつつ前記圧力伝達部材を回動させるように構成したことを特徴とする定着装置。
  2. 前記圧力解除部材は、前記記録媒体を案内するガイド部材と一体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記圧力解除部材は、前記圧力伝達部材に揺動可能に支持されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記圧力解除部材は、前記圧力伝達部材に嵌合することにより該圧力伝達部材に揺動可能に組み付けられ、かつ前記筐体によって前記圧力伝達部材からの脱落が防止されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の定着装置。
  5. 前記圧力解除部材は、画像形成装置本体の本体カバーの開放動作に連動して作動することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 前記圧力解除部材は、画像形成装置本体の本体カバーの開放動作に連動して前記ガイド部材と共に作動することを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の定着装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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