JPH09101696A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

Info

Publication number
JPH09101696A
JPH09101696A JP28239095A JP28239095A JPH09101696A JP H09101696 A JPH09101696 A JP H09101696A JP 28239095 A JP28239095 A JP 28239095A JP 28239095 A JP28239095 A JP 28239095A JP H09101696 A JPH09101696 A JP H09101696A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
pressure
heating roller
lever
pressure roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP28239095A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3406747B2 (ja
Inventor
Naoki Yamamura
直樹 山村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TEC CORP filed Critical TEC CORP
Priority to JP28239095A priority Critical patent/JP3406747B2/ja
Publication of JPH09101696A publication Critical patent/JPH09101696A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3406747B2 publication Critical patent/JP3406747B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期間不使用状態にしておいた装置を使用可
能状態にさせる場合に、非圧接状態にあった加圧ローラ
と加熱ローラを圧接可能状態にするのに煩雑な操作をな
くした画像記録装置の提供にある。 【解決手段】加熱ローラー2と加圧ローラー3とからな
る定着部4と、一端の両面に当接部31、32を有し定
着部4を圧接状態または非圧接状態とする接離手段25
と、蓋体17の開閉動作に連動して接離手段25に押圧
力を付与する被当接部22を有する駆動杆23とからな
り、蓋体17の開放動作に連動して駆動杆23が所定の
回動範囲を越えた際、被当接部22と当接部32との当
接が解除されるようにし、煩雑な操作をすることなく、
加圧ローラ3と加熱ローラ2とを圧接状態とするように
した画像記録装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザビームプリ
ンタ等の画像記録装置に関し、詳細には記録媒体上に現
像剤を付与することによって形成された現像剤像を記録
媒体に定着する定着手段を有する画像記録装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の画像記録装置には、感光体や現
像器等からなる画像記録手段で記録媒体上に現像剤とし
てのトナーを転写し、転写された記録像つまり現像剤像
(以下トナー像という)を定着させるための定着手段が
設けられている。そして、前記画像記録手段の一部は画
像記録装置本体に対して着脱自在なプロセスユニットと
して構成されているものが広く知られている。
【0003】ここで、図6を参照して、従来の画像記録
装置50における定着部51の概略構成を説明する。図
に示すように円筒状で金属材料製の加熱ローラー52
は、発熱体53を内蔵しており装置本体50内に互いに
対向して設けた一対のフレーム54(図では一方のみ図
示)に回転可能に設けられており、この加熱ローラ52
は図示しない駆動手段によって回転駆動されるようにな
っている。また、加熱ローラー52と平行に配置された
加圧ローラー55は、その周面が弾性材料(耐熱性ゴ
ム)で形成されており、この加圧ローラー55の両端部
に設けた軸受部56は、フレーム54に形成されたガイ
ド部(長孔)57に摺動自在に保持されており、この構
成によって加圧ローラ55は加熱ローラー52に対して
圧接状態または非圧接状態に接離可能とされている。
【0004】なお、58は定着部51に隣接して設けら
れたプロセスユニットとして形成された画像記録部であ
る。そして、この画像記録部58は、図示しないが本体
上面部に設けた開口から着脱可能となっており、この開
口は軸59を支点に開閉自在に設けられた蓋体(上部カ
バー)60によって覆われていて、プロセスユニット
(画像記録部)58の交換あるいは画像記録部58に向
けて搬送されてくる記録媒体(以下単に媒体という)P
のジャム処理を行う場合には、この上部カバー60を開
放して行われる。
【0005】画像記録部58でトナー像が転写された媒
体Pは、加熱ローラー52と加圧ローラー55との間を
通過される際に、加熱ローラー52からの熱と加圧ロー
ラー55による圧力とが加えられ、当該媒体P上にトナ
ー像が定着される。
【0006】ここで、上記定着部51には、上部カバー
60を閉じた常態において加圧ローラー55を加熱ロー
ラー52に所定圧力で押圧するとともに、媒体Pの搬送
が滞る媒体詰まり(ジャム)が発生したときに、その媒
体Pを取り出し易いように上部カバー60を開放するこ
とに連動して加圧ローラー55を加熱ローラー52から
離反させるように構成した接離手段61が加圧ローラー
55の長手方向両端にそれぞれ設けられている。
【0007】また、さらにこの接離手段61は、輸送や
保管等で装置の使用を長期間行わない場合、耐熱性ゴム
からなる加圧ローラ55の圧縮による変形を防止するた
めに、上部カバー60を閉じた状態でも加圧ローラー5
5と加熱ローラー52の圧接状態を解除しておく機構も
有している。
【0008】前記接離手段61は具体的には、第1レバ
ー62、第2レバー63、連結ばね64および上部カバ
ー60の加圧部材65等から構成されている。
【0009】第1レバー62は一端側を支軸66に軸支
されてフレーム54に揺動自在に取り付けられ、他端に
は当接部67が形成されている。また、同じ支軸66に
第2レバー63が揺動自在に軸支され、第1レバー62
の当接部67と対向する位置との間には連結ばね64が
介装されている。そして第2レバー63の支軸66側端
部には、押圧部68が加圧ローラー55の軸受部56下
端に当接し、加圧ローラー55を加熱ローラー52に対
して押圧可能な形態に形成されている。これにより第1
レバー62の当接部67に押圧用外力が作用すると、第
1レバー62が支軸66を中心に下方へ回動し、それに
伴って第2レバー63が連結ばね64によって下方へ引
っ張られて支軸66を中心に回動し、押圧部68は軸受
部56を上方に押し上げ、加圧ローラ55を加熱ローラ
52に圧接させることができる。
【0010】一方、加圧部材65は、上部カバー60に
支軸69を介して回動可能に取り付けられていて、その
一端部には被当接部70が形成され、他端部にはフック
部71が形成されている。この加圧部材65は、そのフ
ック部71が上部カバー60に固設された係合凸部72
と係合して係止された場合に、被当接部70が第1レバ
ー62の当接部67に当接して押圧用外力を付与するよ
うに形成されている。つまり、上部カバー60を閉じた
ときは加圧部材65の被当接部70が第1レバー62の
当接部67に作用して加圧ローラ55と加熱ローラ52
とを圧接し、上部カバー60を開けたときは加圧ローラ
55と加熱ローラ52は離れる。
【0011】そして、前記加圧部材65を支軸69を中
心に図中時計回り方向に90°回動させた場合には、フ
ック部71と係合凸部72との係合関係が解除され、上
部カバー60を閉塞しても被当接部70と当接部67と
の当接関係が解除され、加圧ローラ55と加熱ローラ5
2の圧接は解除されるよう構成されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
画像記録装置50においても次のような問題がある。そ
れは、従来の接離手段61では、長期間不使用状態であ
った装置を使用する場合、例えば新たに購入した画像記
録装置50を使用する場合に、使用者は上部カバー60
を開放してプロセスユニット58を装着するときに、被
当接部70を反時計回り方向に90°回動させ、被当接
部70が第1レバー62の当接部67と当接するように
操作する必要がある。
【0013】これは使用者にとって煩雑な操作であると
ともに忘れ易い操作であり、もしこの操作を忘れて画像
記録装置50を使用すると、定着部51の加圧ローラー
55と加熱ローラー52は非圧接状態のままであるため
画像記録部58から送られたトナー像が形成された媒体
Pは定着部51を通っても定着されずそのまま排出され
てしまう。
【0014】また、定着部51に搬送力がないことから
媒体Pがうまく搬送されずジャムが発生し、未定着トナ
ーが散乱して装置内部が汚れてしまう恐れもある。
【0015】本発明の目的は、上記事情に鑑み、長期間
不使用状態にあった装置を使用する場合でも、使用者に
定着部の加圧ローラーを加熱ローラーに押圧させるため
の煩雑な操作の負担をかけることのない画像記録装置を
提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
画像形成装置は、本体内に設けられ記録媒体上に現像剤
を付与して記録を行う画像記録手段と、本体内に設けら
れ互いに平行に配置された加熱ローラーと加圧ローラー
とからなり、相対的に圧接状態または非圧接状態に接離
可能に設けられ、圧接状態で前記記録媒体上の現像剤像
を定着する定着手段と、前記画像記録手段および前記定
着手段を覆うように前記本体に開閉自在に設けられた蓋
体と、前記加熱ローラまたは前記加圧ローラの少なくと
も一方を他方に対して圧接状態または非圧接状態とする
接離手段と、前記蓋体の閉塞動作に連動して前記接離手
段を動作させ前記加熱ローラおよび加圧ローラを圧接状
態とする駆動手段とを備えた画像記録装置において、前
記接離手段は、一端に押圧部を形成するとともに他端の
一面および他面をそれぞれ第1の当接部および第2の当
接部とする当接部を設け、前記押圧部と前記当接部との
間に回動支点を有する作動杆で形成し、前記駆動手段
は、回動支点を中心に回動するとともに先端部に所定の
回動範囲においては前記当接部と重なり合うことにより
前記第1の当接部または前記第2の当接部のいずれか一
方と当接する被当接部を有する駆動杆で形成し、前記作
動杆の前記第2の当接部と前記駆動杆の前記被当接部と
の当接状態において前記蓋体の開放動作に連動して前記
駆動杆が所定の回動範囲を越えた際、前記被当接部と第
2の当接部との当接が解除されるように構成されてい
る。
【0017】このような構成の発明においては、輸送や
保管等をするため装置を長期間使用しない場合には、予
め駆動杆の被当接部を接離手段の当接部の下方に位置さ
せておく。この操作により、蓋体を閉塞した状態でも加
圧ローラーと加熱ローラーとの圧接を解除させておくこ
とができる。
【0018】そして、この装置を使用する場合には、使
用前に装置内点検のために蓋体を開放させる。この開放
動作により、接離手段の下方に位置されて重なり合った
駆動杆の被当接部と第2の当接部との当接が解除され、
次に蓋体を閉塞することにより、駆動杆の被当接部は接
離手段の第1の当接部に当接し、作動杆に押圧力が付与
されて押圧部の押圧により加圧ローラーと加熱ローラー
は所定圧力で圧接される。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1乃至図
5を参照して説明する。まず第1の実施の形態を図1乃
至図3を参照して説明する。 (第1の実施の形態)図1に示すように画像記録装置1
の内部には加熱ローラ2と加圧ローラ3とからなる定着
手段としての定着部4が配置されている。前記加熱ロー
ラ2は、金属材料製の筒状で内部に発熱体5を内蔵して
おり長手方向両端を一対のフレーム6に回転可能に支持
されていて、図示しない駆動手段によって駆動されるよ
うになっている。また、周面がゴムで形成された加圧ロ
ーラー3は、その長手方向両端に設けた軸7を介して軸
受部8により回転可能に支持されている。そしてこの軸
受部8はフレーム6に形成されたガイド部(長穴)9に
摺動自在に保持されて加熱ローラー2に対して接離可能
とされている。
【0020】また、定着部4に隣接して配置された画像
記録手段としての画像記録部10は、感光体11及び排
トナー収納部12からなる感光体ユニット13、前記感
光体11上にレーザビームを照射して印字データによる
静電潜像を形成するための露光部14、形成された静電
潜像をトナーで現像するために感光体ユニット13に隣
接配置された現像ユニット(図示しない)および転写器
15等から構成され、搬送されてくる媒体P上にトナー
像を形成する。なお、これら画像記録部10のうち感光
体ユニット13及び現像ユニットは、プロセスユニット
16として装置本体1から着脱自在に構成されている。
【0021】そして、画像記録装置1には、その内部に
あるプロセスユニット16等の消耗部品の交換及びジャ
ム発生時の媒体Pの除去を行う場合開放される合成樹脂
で形成された蓋体としての上部カバー17が、支軸18
を中心に開閉自在に設けられ、この上部カバー17は閉
塞時には前記画像記録部10および定着部4を覆うよう
になっている。なお、トナー像が形成された媒体Pは定
着部4で定着された後、湾曲形状の搬送ガイド19に案
内され一対の排紙ローラー20により上部カバー17に
形成された排紙受け21に記録面を下にして排出され
る。
【0022】そして、上部カバー17の支軸18の近傍
には後述する接離手段25としての作動杆の当接部30
と当接する被当接部22を先端に有する駆動杆23から
なる駆動手段24が一体に形成されている。
【0023】また、前記加圧ローラー3の長手方向両端
には、加圧ローラー3を加熱ローラー2に対して圧接状
態または非圧接状態とさせる接離手段25がそれぞれ設
けられ、この接離手段25は、フレーム6に支軸26を
介して回動可能に取り付けられた作動杆としての第1レ
バー27、第2レバー28および連結ばね29とで構成
され、連結ばね29は第1レバー27が駆動手段24、
つまり駆動杆23から受けた押圧力を第2レバー28を
介して軸受部8に伝達する際にダンパーとして作用し、
押圧力を加圧ローラ3の両端へ均等に伝える作用をする
ものである。
【0024】前記接離手段25は具体的には、第1レバ
ー27の一端側は支軸26に軸支されてフレーム6に揺
動自在に取り付けられ、他端側には前記駆動杆23の被
当接部22と当接する当接部30が設けられ、この当接
部30の一面には上部カバー17が閉塞されるとき、駆
動杆23先端の被当接部22と当接する第1の当接部3
1が、他面には上部カバー17が開放されるとき被当接
部22と当接する第2の当接部32が形成されている。
【0025】つまり、前記駆動杆23の被当接部22と
前記第1レバー27の当接部30とは、駆動杆23が支
軸18を回動支点として所定の回動範囲内において重な
り合うようになっているとともに、所定の回動範囲を越
えて回動させることにより、上述のように被当接部22
を第1の当接部31側または第2の当接部32側に位置
させることができるものである。
【0026】また、同じ支軸26に軸支されて第2レバ
ー28が揺動自在に取り付けられ、その一端部と第1レ
バー27の当接部30の近傍との間には連結ばね29が
介装されている。そして、第2レバー28の他端部つま
り前記軸受部8側の端部には先端が円弧状の押圧部33
が形成され、この押圧部33は加圧ローラ3の軸受部8
の下端に当接して加圧ローラ3を加熱ローラ2に押圧す
るようになっている。
【0027】次に、この第1の実施の形態の作用につい
て説明する。輸送や長期保管のように装置1を長期間使
用しない場合には、上部カバー17を一度開放し、閉塞
するときに駆動杆23の被当接部22が第1レバー27
の下側に位置するように操作、つまり第1レバー27の
当接部30が被当接部22を越えるまで時計方向に回動
操作する(図3(A))。
【0028】この結果、被当接部22は第1レバー27
の下方に位置し第2の当接部32と当接した状態となる
ため、上部カバー17を閉塞した状態でも前記被当接部
22による押圧力は、第1レバー27の第1の当接部3
1に加わることがなく、第1レバー27を介して第2レ
バー28に押圧力は伝達されず、加圧ローラー3は加熱
ローラー2に対して押圧されることなく非圧接状態を維
持することになる(図3(B))。
【0029】次に、装置1を使用状態とする場合には、
プロセスユニット16の装着や内部点検を行うため上部
カバー17を一度開放し、この開放操作により、第1レ
バー27の当接部30の下側に位置して重なり合ってい
た駆動杆23の被当接部22と第1レバー27の第2の
当接部32とは上部カバー17の開放動作と共に当接し
ながら上方へ回動して、駆動杆23が所定の回動範囲を
越えると被当接部22と第2の当接部32との当接が解
除、つまり被当接部22は当接部30の先端部を乗り越
えて当接部30の上側(第2の当接部32側)に位置す
るようになる。そして、その後接離手段25(第1レバ
ー27、第2レバー28)は自重により下方へ下がり、
第2レバー28の押圧部33が加圧ローラ3の軸受部8
に当接した位置で回動は停止する(図2(A))。
【0030】その後、上部カバー17を閉塞すること
で、被当接部22は第1レバー27の第1の当接部31
と当接し(図2(B))、押圧力を第1の当接部31に
与え加圧ローラ3は加熱ローラ2に圧接される(図
1)。
【0031】以上、この第1の実施の形態によれば、上
部カバー17の閉塞動作により被当接部22から押圧力
を受けて、加圧ローラ3を加熱ローラ2へ圧接させる接
離手段25を、第1レバー27、第2レバー28及び連
結ばね29から構成し、被当接部22からの押圧力を受
ける第1レバー27の当接部30を、第1レバー27の
一面に形成した第1の当接部31と他面に形成した第2
の当接部32とから構成したので、輸送・保管時等のよ
うに装置を使用しない状態が長く続く場合は、被当接部
22を第1レバー27の下側に位置させた状態で上部カ
バー17を閉塞することで、加圧ローラ3と加熱ローラ
2の圧接が解除つまり非圧接状態とされ、加圧ローラ3
の周面の耐熱性ゴムの一部分が加熱ローラ2に圧接され
続け経年変化により弾性復元力が弱まるのを防止するこ
とができる。
【0032】そして、その後装置を使用可能状態にする
場合には、上部カバー17を最初に開放して閉塞するこ
とで、この開閉操作に連動して第2の当接部32と被当
接部22との当接が第1の当接部31と被当接部22と
の当接に自動的に変わるため、加圧ローラ3と加熱ロー
ラ2は圧接され、すぐに装置を使用することができる。
【0033】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態を図4と図5を参照して説明する。なお、第
1の実施の形態と同じ構成部分は同じ符号を使用する。
この第2の実施の形態は接離手段25の第1レバー27
の当接部30をコの字型に形成したものである。
【0034】具体的には、第1レバー27aの当接部3
4をコの字型に形成し、コの字の外側面35は、第1レ
バー27aの底面と略同じ高さにあり、第1の当接部3
6を形成していて、上部カバー17が閉塞された際、駆
動杆23の被当接部22がこの外側面35と当接する位
置にある場合には、上部カバー17の閉塞によって加圧
ローラ3は加熱ローラ2に圧接される。また、当接部3
4のコの字の内側部37は第1レバー27aの底面より
さらに下側に位置していて、第2の当接部38を形成し
ていて、上部カバー17が閉塞された際、駆動杆23の
被当接部22がこの内側部37に位置する場合には、第
1レバー27aには押圧力が付与されず加圧ローラ3は
加熱ローラ2に圧接されず非圧接状態となる。つまり、
当接部34のコの字内側部37は駆動杆23によって作
用を受けない部位である。
【0035】また、第2レバー28aの一端部近傍のフ
レーム6側には図5に断面図で示すように突起39が設
けられ、フレーム6の第2レバー28aと対向する側に
は第2レバー28aを支軸26を中心に時計方向へ回動
させたとき、この突起39と係合する係合孔40が形成
されていて、この突起39と係合孔40との係合によ
り、第2レバー28aが一時的に固定され、このことに
よって第1レバー27aも一時的に固定される。つまり
接離手段25a全体をその位置で一時的に固定しておく
ことができるものである(図4(A))。そして、この
係合孔40の位置は、係合孔40と前記突起39とが係
合している状態において、上部カバー17を閉塞させる
ように操作した際にその過程で上部カバー17に設けた
駆動杆23が当接部34のコの字の内側部37に位置す
るように形成されている。
【0036】この第2の実施の形態によれば、輸送や長
期保管のように装置を使用しない状態が長く続く場合に
は、上部カバー17を一度開放して、第2レバー28a
を支軸26を中心に時計方向に約30°回動させ、第2
レバー28aの突起39をフレーム6の係合孔40に係
合させる。この操作により第1レバー27a、第2レバ
ー28aつまり接離手段25aはその位置に一時固定さ
れる(図4(A))。
【0037】その後、上部カバー17を閉じて行くと、
上部カバー17の被当接部22は徐々に下方へ下がりコ
の字内側部37に位置し、第2の当接部38と当接し押
圧力を付与するため、突起39が係合孔40から外れ、
第1レバー27aは被当接部22の押圧力により下方へ
回動し、そして上部カバー17が完全に閉塞された状態
では、被当接部22は第1の当接部36には当接しない
状態となっていることから、第1レバー27aには押圧
力が付与されないようになっている。
【0038】この結果、被当接部22は第1レバー27
aより下方に位置する第2の当接部38つまりコの字内
側部37の空間内に位置するため、上部カバー17を閉
塞した状態でも被当接部22は第1レバー27a、つま
り接離手段25aに押圧力を付与することがなく、加圧
ローラ3の加熱ローラ2に対する圧接は解除されたまま
となる。
【0039】次に、装置を使用可能状態にする場合に
は、第1の実施の形態と同様に上部カバー17を一度開
放し閉塞する操作を行うことで、当接部34は被当接部
22によって押し上げられ、第1レバー27aは支軸2
6を中心として時計方向に回動し、被当接部22の先端
部は当接部34を乗り越えて、第2の当接部38との当
接から第1の当接部36との当接に変わり、上部カバー
17を閉塞することで、被当接部22は第1レバー27
の第1の当接部36と当接して押圧力を押圧部33に与
え加圧ローラ3は加熱ローラ2に圧接される。
【0040】この第2の実施の形態においても第1の実
施の形態と同様、長期間装置を使用しない場合において
は、加圧ローラ3と加熱ローラ2とを非圧接状態にして
加圧ローラ3表面の変形を防止することができ、また使
用可能状態にする場合は、上部カバー17の開閉操作に
連動して自動的に加圧ローラ3と加熱ローラ2とを圧接
状態にすることができるものである。
【0041】なお、本実施の形態では接離手段25を2
つのレバー27(27a)、28(28a)と連結ばね
29とから構成したがこれに限定されることはなく、支
軸を中心に揺動する1つのレバーで構成してもよい。な
お、このときレバーの一端の押圧部にばねを介して加圧
ローラの軸受部を押圧するように構成すれば、加圧ロー
ラの両端に均等な押圧力を与えることができる。
【0042】また、本実施の形態では、作動手段25を
押圧力が付与されない場合に加圧ローラ3を加熱ローラ
2より離反させる構成としたが、離反させることなく加
圧ローラ3の加熱ローラ2に対する圧接を解除する構成
としても同様の効果が得られる。
【0043】また、本実施の形態では、加圧ローラ3を
加熱ローラ2へ圧接および非圧接可能に構成した定着部
4について述べたが、逆に加熱ローラ2を加圧ローラ3
へ圧接可能に構成してもよいものである。
【0044】またさらに、接離手段25を一時固定して
おくための構成は、本実施の形態では突起39と係合孔
40から構成したが、一時接離手段25の移動を止めて
おければよいので、特に係合孔40を設けず摩擦係合に
よる構成でもよいものである。
【0045】
【発明の効果】以上、本発明によれば、簡単な操作で加
圧ローラと加熱ローラとの圧接状態を解除維持しておく
ことができ、さらに装置を使用する場合にも、蓋体を一
度開閉するだけで非圧接状態にあった定着手段の加圧ロ
ーラと加熱ローラを圧接状態にすることができ、使用者
の煩雑な操作をなくした画像記録装置を提供できるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図で、上部カ
バーを閉塞したときの定着部の圧接状態を示す断面図で
ある。
【図2】同じく、上部カバー閉塞時における被当接部と
第1の当接部との当接の過程を示す断面図である。
【図3】同じく、上部カバー閉塞時における被当接部と
第2の当接部との当接の過程を示す断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す図で、上部カ
バー閉塞時における被当接部と第2の当接部との当接の
過程を示す断面図である。
【図5】同じく、フレームの係合孔と第2レバーの突起
との係合関係を示す断面図である(図4(A)における
X−X断面図)。
【図6】従来技術を示す図で、上部カバーを閉塞して加
圧ローラーを加熱ローラーへ圧接した状態を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 画像記録装置 2 加熱ローラー 3 加圧ローラー 4 定着部(定着手段) 10 画像記録部 17 蓋体(上部カバー) 22 被当接部 23 駆動杆 24 駆動手段 25、25a 接離手段 30、34 当接部 31、36 第1の当接部 32、38 第2の当接部 33 押圧部 P 記録媒体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体内に設けられ記録媒体上に現像剤を
    付与して記録を行う画像記録手段と、 本体内に設けられ互いに平行に配置された加熱ローラー
    と加圧ローラーとからなり、相対的に圧接状態または非
    圧接状態に接離可能に設けられ、圧接状態で前記記録媒
    体上の現像剤像を定着する定着手段と、 前記画像記録手段および前記定着手段を覆うように前記
    本体に開閉自在に設けられた蓋体と、 前記加熱ローラまたは前記加圧ローラの少なくとも一方
    を他方に対して圧接状態または非圧接状態とする接離手
    段と、 前記蓋体の閉塞動作に連動して前記接離手段を動作させ
    前記加熱ローラおよび加圧ローラを圧接状態とする駆動
    手段とを備えた画像記録装置において、 前記接離手段は、一端に押圧部を形成するとともに他端
    の一面および他面をそれぞれ第1の当接部および第2の
    当接部とする当接部を設け、前記押圧部と前記当接部と
    の間に回動支点を有する作動杆で形成し、 前記駆動手段は、回動支点を中心に回動するとともに先
    端部に所定の回動範囲においては前記当接部と重なり合
    うことにより前記第1の当接部または前記第2の当接部
    のいずれか一方と当接する被当接部を有する駆動杆で形
    成し、 前記作動杆の前記第2の当接部と前記駆動杆の前記被当
    接部との当接状態において前記蓋体の開放動作に連動し
    て前記駆動杆が所定の回動範囲を越えた際、前記被当接
    部と第2の当接部との当接が解除されることを特徴とす
    る画像記録装置。
JP28239095A 1995-10-05 1995-10-05 画像記録装置 Expired - Fee Related JP3406747B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28239095A JP3406747B2 (ja) 1995-10-05 1995-10-05 画像記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28239095A JP3406747B2 (ja) 1995-10-05 1995-10-05 画像記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09101696A true JPH09101696A (ja) 1997-04-15
JP3406747B2 JP3406747B2 (ja) 2003-05-12

Family

ID=17651789

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28239095A Expired - Fee Related JP3406747B2 (ja) 1995-10-05 1995-10-05 画像記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3406747B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007286606A (ja) * 2006-03-23 2007-11-01 Canon Inc 画像形成装置
JP2008064772A (ja) * 2006-04-12 2008-03-21 Ricoh Co Ltd シート材搬送装置、定着装置および画像形成装置
US7515850B2 (en) 2005-09-30 2009-04-07 Ricoh Company Ltd. Sheet conveying apparatus and image forming apparatus
JP2010091598A (ja) * 2008-10-03 2010-04-22 Kyocera Mita Corp 定着装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2016065887A (ja) * 2014-09-22 2016-04-28 富士ゼロックス株式会社 定着ユニット、画像形成装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7515850B2 (en) 2005-09-30 2009-04-07 Ricoh Company Ltd. Sheet conveying apparatus and image forming apparatus
JP2007286606A (ja) * 2006-03-23 2007-11-01 Canon Inc 画像形成装置
US7817940B2 (en) 2006-03-23 2010-10-19 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having tension-providing mechanism for belt
US8412073B2 (en) 2006-03-23 2013-04-02 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having tension-providing mechanism for belt
JP2008064772A (ja) * 2006-04-12 2008-03-21 Ricoh Co Ltd シート材搬送装置、定着装置および画像形成装置
JP2010091598A (ja) * 2008-10-03 2010-04-22 Kyocera Mita Corp 定着装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2016065887A (ja) * 2014-09-22 2016-04-28 富士ゼロックス株式会社 定着ユニット、画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3406747B2 (ja) 2003-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5554981B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
US5087947A (en) Heat-fixing apparatus
JPS5836339B2 (ja) 電子写真複写機における定着装置
JPH09101696A (ja) 画像記録装置
JPH1165350A (ja) 画像記録装置
JP2001166627A (ja) 画像記録装置
JPH05119664A (ja) 定着装置
JP2513418Y2 (ja) 電子写真装置の定着装置
JPS62164077A (ja) 定着ロ−ラ加圧機構
JPH07225528A (ja) 画像記録装置
JPH04204471A (ja) 電子写真印刷装置における定着装置
JP2003122094A (ja) 画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JPH0440204Y2 (ja)
JPS6030760Y2 (ja) 定着装置
JPH01200380A (ja) 画像形成装置
JPH0365976A (ja) 定着装置
JPH059731Y2 (ja)
JPH0142110Y2 (ja)
JPS6194078A (ja) 定着ロ−ラの加圧装置
JPH03107882A (ja) 画像形成装置
KR100819731B1 (ko) 봉투인쇄가 가능한 정착기 및 이를 포함하는 화상형성장치
KR950004988Y1 (ko) 레이저 빔 프린터의 정착기 압력인가 및 배지커버 개폐장치
JPH04350687A (ja) プリンタ装置
JPH1083121A (ja) 画像形成装置
JPH07140832A (ja) 画像形成装置の定着装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030218

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080307

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090307

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees