JP2008064110A - 排気二次エア供給装置の故障検知装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】排気二次エア供給装置の故障を簡易かつ精度良く検知するようにした排気二次エア供給装置の故障検知装置を提供する。
【解決手段】V型機関であり、エア供給管がそのそれぞれのバンクに接続されるものにおいて、それらの下流位置において排気中の酸素濃度に応じた出力を生じる2個の空燃比センサを設け、それらの出力に基づいてそれぞれ算出される空燃比フィードバック補正の最大値KO2RMAXとKO2LMAXの差Δmaxを算出し(S16,S18)、算出された差を所定値と比較し(S20)、算出された差が所定値を超えるとき、排気二次エア供給装置が故障と検知する(S24)。
【選択図】図3
【解決手段】V型機関であり、エア供給管がそのそれぞれのバンクに接続されるものにおいて、それらの下流位置において排気中の酸素濃度に応じた出力を生じる2個の空燃比センサを設け、それらの出力に基づいてそれぞれ算出される空燃比フィードバック補正の最大値KO2RMAXとKO2LMAXの差Δmaxを算出し(S16,S18)、算出された差を所定値と比較し(S20)、算出された差が所定値を超えるとき、排気二次エア供給装置が故障と検知する(S24)。
【選択図】図3
Description
この発明は排気二次エア供給装置の故障検知装置に関する。
排気二次エア供給装置は、例えば、内燃機関の排気系に配置された触媒装置の上流位置に接続されるエア供給管とエアポンプからなり、エアポンプを駆動してエア供給管から排気二次エアを導入して燃焼を促進し、排気中の未燃成分を低減する。
排気二次エア供給装置においては、エア供給管の破損などの故障が生じると、所期の機能が達成されないことから、その故障検知手法が種々提案されており、その例として下記の特許文献1に記載の技術が提案されている。
特許文献1に記載の技術にあっては、内燃機関で駆動されるエアポンプに接続されて触媒装置の上流に二次エアを供給するエア供給管とその開度を調節して二次エア供給量を制御する制御バルブを備える排気二次エア供給装置において、所定の診断運転領域で排気二次エアを断続的に供給し、エア供給位置と触媒装置の間に配置された空燃比センサ(O2センサ)の出力が断続的な供給に見合って反転しているか否か判定することで、その故障を検知している。
特開平5−26033号公報
このように従来技術においては、精度良く故障検知するには、排気二次エア供給装置が正常のときの空燃比センサ出力などを学習するなどして確認しておく必要があって煩瑣であると共に、それによって故障検知が遅れる不都合もあった。かかる不都合は、特にV型機関のようにバンクごとに排気系を備える場合などに顕著となる。
従って、この発明の目的は上記した不具合を解消し、排気二次エア供給装置の故障を簡易かつ精度良く検知するようにした排気二次エア供給装置の故障検知装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1項にあっては、内燃機関の排気系に配置された触媒装置の上流位置に排気二次エアを供給する排気二次エア供給装置の故障検知装置において、前記内燃機関の排気系に接続されてそれぞれ前記排気二次エアを供給する複数本のエア供給管、前記複数本のエア供給管の下流位置において前記排気系に配置されてそれぞれ前記排気系を流れる排気中の酸素濃度に応じた出力を生じる複数個の空燃比センサ、前記複数個の空燃比センサの出力に基づいて得られる値同士を比較して前記排気二次エア供給装置の故障を検知する故障検知手段を備える如く構成した。
請求項2項にあっては、前記故障検知手段は、前記複数個の空燃比センサの出力に基づいてそれぞれ算出される空燃比フィードバック補正係数の差を算出する補正係数差算出手段と、前記算出された差を所定値と比較する比較手段を備え、前記算出された差が所定値を超えるとき、前記排気二次エア供給装置が故障と検知する如く構成した。
請求項3項にあっては、前記内燃機関がV型機関であり、1個のエアポンプを備え、前記エア供給管が前記エアポンプに接続されると共に、途中から分岐して前記V型機関のそれぞれのバンクに接続される如く構成した。
請求項1項にあっては、内燃機関の排気系に接続されてそれぞれ前記排気二次エアを供給する複数本のエア供給管の下流位置において前記排気系に配置されてそれぞれ前記排気系を流れる排気中の酸素濃度に応じた出力を生じる複数個の空燃比センサを備えると共に、それらの出力に基づいて得られる値同士を比較して排気二次エア供給装置の故障を検知する故障検知手段を備える如く構成したので、排気二次エア供給装置の故障を簡易かつ精度良く検知することができる。また、排気二次エア供給装置が正常のときの空燃比センサ出力などを学習するなどして確認しておくような煩瑣の作業も不要となると共に、学習によって故障検知が遅れるなどの不都合が生じることもない。また、V型機関のようにバンクごとに排気系を備える機関のそれぞれにエア供給管を配置する場合、単に故障の有無を検知できるに止まらず、故障が検知されるとき、それがどちらのバンクのエア供給管に生じたのかも検知することができる。
請求項2項にあっては、複数個の空燃比センサの出力に基づいてそれぞれ算出される空燃比フィードバック補正係数の差を算出して所定値と比較し、算出された差が所定値を超えるとき、排気二次エア供給装置が故障と検知する如く構成したので、排気二次エア供給装置の故障を一層簡易かつ精度良く検知することができる。
請求項3項にあっては、エア供給管がそのそれぞれのバンクに接続されるようなV型機関において、排気二次エア供給装置の故障を簡易かつ精度良く検知することができる。
以下、添付図面に即してこの発明の一つの実施の形態に係る排気二次エア供給装置の故障検知装置について説明する。
図1は、その実施の形態に係る排気二次エア供給装置の故障検知装置の全体構成を示す概略図である。
同図において符合10は多気筒内燃機関(以下「エンジン」という)を示す。エンジン10は、4サイクルのV型6気筒のDOHCエンジンからなり、右バンク10Rに#1,#2,#3の3個の気筒(シリンダ)12を備えると共に、左バンク10Lに#4,#5,#6の3個の気筒12を備える。
エンジン10において、エアクリーナ14から吸入された空気は吸気管16を流れ、スロットルバルブ20で流量を調節されつつ吸気マニホルド(図示せず)を介して各気筒12の吸気ポートに至り、そこに配置されたインジェクタ(図示せず)からガソリン燃料を噴射される。よって生じた混合気は吸気バルブ(図示せず)が開放されるとき気筒燃焼室(図示せず)に入り、点火プラグ(図示せず)で点火されて燃焼する。
燃焼によって生じた排気(排出ガス)は排気バルブ(図示せず)が開放されたとき、左右バンク10R,Lごとに設けられた排気マニホルド22を流れ、集合部で合流した後、排気管24を流れ、触媒装置(三元型)26で有害成分が除去された後、エンジン外に放出される。
排気マニホルド22と排気管24からなる排気系には、排気二次エア供給装置30が設けられる。排気二次エア供給装置30は主として、エンジン10の排気系において触媒装置26の上流位置に接続されたエア供給管(デリバリパイプ)32と、エアポンプ34からなる。
吸気管16はスロットルバルブ20の上流側で分岐され、分岐管16aの他端はエアポンプ34の吸入側に接続される。エアポンプ34の吐出側はエア供給管32に接続される。エア供給管32はカットオフバルブ36を介して分岐し、それぞれ左右バンク10R,Lの排気マニホルド22に接続される。右バンク10R側の排気マニホルド22に配置されるエア供給管を32R、左バンク10L側のそれを32Lとする。尚、エア供給管32R,Lは、同量のエアを供給する形状に構成される。
図2にエア供給管32などの構成を詳細に示すが、図示の如く、エア供給管32の先端には開口32aの付近にフランジ32bが形成され、開口32aを排気マニホルド22に穿設された孔(図1に破線で示す)22aに合致させつつ、フランジ32bで排気マニホルド22にボルト止めすることで、エア供給管32は排気マニホルド22に接続される。
エアポンプ34には電動モータ40が接続され、その回転で駆動されてエアクリーナ14から吸入された空気を吸引してエア供給管32に圧送する。カットオフバルブ36は負圧ダイアフラム(図示せず)を備え、図示しない負圧導入機構を介して負圧が導入されるとき、開放して吸入口36aから導入した圧送空気を排気マニホルド22に供給する。
図1において、エンジン10のクランク軸などの回転軸(図示せず)の付近にはクランク角センサ42が配置されて気筒判別信号を出力すると共に、各気筒のTDC位置あるいはその付近でTDC信号を、またそれを細分化してなるクランク角度信号を出力する。
また、吸気管16のスロットルバルブ20の配置位置の下流には絶対圧センサ44が設けられ、吸気管内絶対圧(エンジン負荷)PBAに応じた信号を出力すると共に、エンジン10の冷却水通路(図示せず)には水温センサ46が配置され、エンジン冷却水温TWに応じた信号を出力する。
また、排気系において、触媒装置26の上流側には第1の空燃比センサ50が配置されると共に、その下流には第2の空燃比センサ52が配置され、それぞれ配置位置を流れる排気中の酸素濃度に応じた信号を出力する(以下、右バンク10Rに配置されたセンサを50R,52R、左バンク10Lに配置されたそれを50L,52Lとする)。第1、第2の空燃比センサ50,52は共にO2センサであり、理論空燃比相当値を中心としてリッチ方向とリーン方向に反転を繰り返す信号を出力する。以下、第1の空燃比センサ50を「PO2センサ」、第2の空燃比センサ52を「SO2センサ」という。
上記したセンサ群の出力は、ECU54に送られる。ECU54はマイクロコンピュータからなり、入力したクランク角センサ42のクランク角度信号をカウントしてエンジン回転数NEを検出すると共に、クランク角センサ42を含むセンサ出力に基づいてエンジン10に供給されるべき、燃料噴射量TIを以下のように算出する。
TI=TIM×KO2×KTOTAL+TTOTAL
上記で、TIMはエンジン回転数NEとエンジン負荷(吸気管内絶対圧)PBAからマップ検索して得られる基本値である。またKO2はPO2センサ出力から得られる検出空燃比に基づいて決定される空燃比フィードバック補正係数であって、以下のように算出される。以下でnは離散系のサンプル番号、より具体的には制御周期である。
KO2(n)=KO2(n-1)−KO2I (検出空燃比がリッチな場合)
KO2(n)=KO2(n-1)+KO2I (検出空燃比がリーンな場合)
即ち、KO2はPO2センサ出力の理論空燃比相当値(反転中心値)からの偏差にI(積分制御項)を加減算して決定される。尚、KO2は左右バンク10R,Lにそれぞれ配置されたPO2センサ50R,Lの出力に基づいてバンクごとに算出される。また、KO2は学習制御される。
上記で、TIMはエンジン回転数NEとエンジン負荷(吸気管内絶対圧)PBAからマップ検索して得られる基本値である。またKO2はPO2センサ出力から得られる検出空燃比に基づいて決定される空燃比フィードバック補正係数であって、以下のように算出される。以下でnは離散系のサンプル番号、より具体的には制御周期である。
KO2(n)=KO2(n-1)−KO2I (検出空燃比がリッチな場合)
KO2(n)=KO2(n-1)+KO2I (検出空燃比がリーンな場合)
即ち、KO2はPO2センサ出力の理論空燃比相当値(反転中心値)からの偏差にI(積分制御項)を加減算して決定される。尚、KO2は左右バンク10R,Lにそれぞれ配置されたPO2センサ50R,Lの出力に基づいてバンクごとに算出される。また、KO2は学習制御される。
また、KTOTALはその他の乗算形式による補正係数、TTOTALは加算形式による補正係数である。尚、燃料噴射量TIは、インジェクタの開弁時間として示される。また、燃料噴射量TIは、エンジン10の始動時などに増量される。
ECU54は、エンジン回転数NEなどを用いて点火時期も決定すると共に、エンジン10が始動された後、所定時間、電動モータ40に通電指令してエアポンプ34を駆動し、排気二次エアを排気系に供給する。それにより、始動時に増量された燃料の未燃成分は排気マニホルド22およびその下流の排気管24で燃焼させられ、触媒装置26を加熱しつつ、大気に放出される。これにより、触媒装置26の活性化が促進されると共に、大気への未燃成分の放出が低減させられる。また、ECU54は、排気二次エア供給装置30の故障検知も行う。
次いで、その排気二次エア供給装置30の故障検知動作を説明する。
図3は、その動作を示すフロー・チャートである。
以下説明すると、S10でモニタ領域(故障検知領域)か否か判断する。エンジン10が始動されて暖機が終了した後、アイドル状態あるいはその他の定常運転状態にあるとき、モニタ領域と判断される。
S10で否定されるときは以降の処理をスキップすると共に、肯定されるときはS12に進み、排気二次エア供給装置30の故障が検知ずみか否か判断する。S12で肯定されるときも、以降の処理をスキップする。尚、電動モータ40が故障ではないが、それへの通電が過大となって過熱していると判断される場合なども、以降の処理をスキップする。
他方、S12で否定されるときはS14に進み、エアポンプ34をオン、即ち、電動モータ40に通電してエアポンプ34を駆動すると共に、空燃比フィードバック補正係数KO2の学習を禁止する。即ち、故障検知のための人為的な空燃比の操作による本来の空燃比フィードバック制御に影響を与えないため、その学習を禁止する。
次いでS16に進み、左右バンクのPO2センサ50R,Lの出力から空燃比フィードバック補正係数KO2をそれぞれ算出する。尚、右バンク側のPO2センサ50Rから算出される補正係数をKO2R、左バンク側のそれをKO2Lとする。次いでその最大値KO2RMAXおよびKO2LMAXを求める。
次いでS18に進み、求めた最大値KO2RMAXからKO2LMAXを減算してその差Δmaxを絶対値で求める。
次いでS20に進み、絶対値で求めた差Δmaxを所定値と比較し、差Δmaxが所定値を超えるか否か判断し、否定されるときはS22に進み、エア供給管32が正常と判断(検知)すると共に、肯定されるときはS24に進み、エア供給管32が故障と判断(検知)する。
ここで、図4および図5を参照して説明すると、排気二次エア供給装置30が正常であれば、図4において時点taでエアポンプ34の駆動が開始したとすれば、左右バンクの排気マニホルド22には同量のエアが供給されて排気管24を流れる結果、PO2センサ50R,50Lの配置位置で排気は徐々にリーンとなる。従って、その検出値に基づいて算出される空燃比フィードバック補正係数KO2R,Lの値も、同図に示す如く、リッチ方向に補正するように徐々に変化するが、その最大値同士の差も零か微小な値となる。
他方、左右バンクのエア供給管32R,Lのいずれかに亀裂などの破損が生じてエアがリークしているなどの故障が生じた場合など、左右バンクの排気マニホルド22に同量のエアが供給されていないとき、排気管24を流れるエア量も左右バンクで異なる。
例えば、図5に示すように、右バンク10R側のエア供給管に上記したような故障が生じたとすると、供給されるエア量は不足することから、PO2センサ50Rの検出値に基づいて算出される空燃比フィードバック補正係数KO2Rの値の変化は、所期のエア量が供給される左バンク10L側の空燃比フィードバック補正係数KO2Lの変化に比して小さくなり、両者の差が徐々に増加して最大値KO2LMAXで最大となる。
従って、前記した所定値を適宜設定して左右バンクの空燃比フィードバック補正係数KO2RMAXとKO2LMAXの差Δmaxと比較することで、排気二次エア供給装置30に故障、より正確には、最大値が小さい(空燃比フィードバック補正係数の変化が小さい)方のエア供給管32に亀裂などの破損が生じる、そのフランジ部32bと排気マニホルド22との接続部のシールが不十分となる、あるいはエアポンプ34またはカットオフバルブ36とエア供給管32との接続部のシールが不十分となるなどの故障が生じたと判断することができる。
この実施の形態に係る故障検知装置は上記の如く構成したので、排気二次エア供給装置30の故障、より具体的にはそのエア供給管32の破損などの故障を簡易かつ精度良く検知することができる。
尚、所定値は上記したように差から故障を判定するに足る値を適宜選択して設定するが、例えば、排気二次エアが供給されていないときのPO2センサ50R,Lの出力の差を学習し、学習値に応じて設定された所定値を補正しても良い。
尚、上記において、左右バンクの空燃比フィードバック補正係数KO2R,Lの最大値KO2RMAX,KO2LMAXを求め、それらの差Δmaxを算出して所定値と比較することで故障を検出したが、必ずしも厳密に最大値を求める必要はない。例えば、空燃比フィードバック補正係数KO2R,Lの一方についてのみ最大値を求めると共に、他方は最大値に至る前の値を用いて両者の差を算出して所定値と比較しても良い。あるいは、KO2R,L共、最大値に至る前の値を用いて両者の差を算出し、所定値と比較しても良い。
さらには、PO2センサ50R,Lの出力(あるいはその最大値)同士の差を求め、その差を適宜設定する所定の値と比較して故障を検知するようにしても良い。この場合も、差が所定の値を超えるとき、リッチ方向の値を出力するか、あるいは出力の反転を示すPO2センサ50Rあるいは50L側のエア供給管32が故障とみなすことができる。
この実施の形態は上記の如く、内燃機関(エンジン)10の排気系(排気マニホルド22、排気管24)に配置された触媒装置26の上流位置に排気二次エアを供給する排気二次エア供給装置30の故障検知装置において、前記内燃機関の排気系(排気マニホルド22)に接続されてそれぞれ前記排気二次エアを供給する複数本のエア供給管32R,L、前記複数本のエア供給管の下流位置において前記排気系(排気管24)に配置されてそれぞれ前記排気系を流れる排気中の酸素濃度に応じた出力を生じる複数個の空燃比センサ(PO2センサ50R,L)、前記複数個の空燃比センサの出力に基づいて得られる値同士を比較して前記排気二次エア供給装置の故障を検知する故障検知手段(ECU54,S10からS24)を備える如く構成した。
より具体的には、前記故障検知手段は、前記複数個の空燃比センサの出力に基づいてそれぞれ算出される空燃比フィードバック補正係数KO2R,Lの差(より正確にはそれらの最大値KO2RMAXとKO2LMAXの差Δmax)を算出する補正係数差算出手段(ECU54,S16,S18)と、前記算出された差を所定値と比較する比較手段(ECU54,S20)を備え、前記算出された差が所定値を超えるとき、前記排気二次エア供給装置が故障と検知する(ECU54,S24)如く構成した。
尚、前記内燃機関がV型機関であり、1個のエアポンプ34を備え、前記エア供給管32R,Lが前記エアポンプに接続されると共に、途中から分岐して前記V型機関のそれぞれのバンク10R,Lに接続される如く構成した。
尚、この実施の形態においては、V型エンジンの左右バンク10R,Lごとにエア供給管30R,Lを配置する共に、その下流にPO2センサ50R,Lを配置する構成を例にとって説明したが、この発明はそれに限られるものでなく、V型エンジンではなくても排気系が複数の系からなり、そのそれぞれにエア供給管と空燃比センサを配置可能なものであれば、同様に妥当する。また、空燃比センサとしてO2センサを使用したが、それに限られるものではなく、酸素濃度に比例した出力を生じるセンサを用いても良い。
10 エンジン(内燃機関)、22 排気マニホルド、24 排気管、26 触媒装置、30 排気二次エア供給装置、32 エア供給管、34 エアポンプ、50 第1の空燃比センサ(PO2センサ)、54 ECU(電子制御ユニット)
Claims (3)
- 内燃機関の排気系に配置された触媒装置の上流位置に排気二次エアを供給する排気二次エア供給装置の故障検知装置において、前記内燃機関の排気系に接続されてそれぞれ前記排気二次エアを供給する複数本のエア供給管、前記複数本のエア供給管の下流位置において前記排気系に配置されてそれぞれ前記排気系を流れる排気中の酸素濃度に応じた出力を生じる複数個の空燃比センサ、前記複数個の空燃比センサの出力に基づいて得られる値同士を比較して前記排気二次エア供給装置の故障を検知する故障検知手段を備えたことを特徴とする排気二次エア供給装置の故障検知装置。
- 前記故障検知手段は、前記複数個の空燃比センサの出力に基づいてそれぞれ算出される空燃比フィードバック補正係数の差を算出する補正係数差算出手段と、前記算出された差を所定値と比較する比較手段を備え、前記算出された差が所定値を超えるとき、前記排気二次エア供給装置が故障と検知することを特徴とする請求項1項記載の排気二次エア供給装置の故障検知装置。
- 前記内燃機関がV型機関であり、1個のエアポンプを備え、前記エア供給管が前記エアポンプに接続されると共に、途中から分岐して前記V型機関のそれぞれのバンクに接続されることを特徴とする請求項1項または2項記載の排気二次エア供給装置の故障検知装置。
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