JP2008063807A - 開閉ロック機構 - Google Patents

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滋 小澤
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Abstract

【課題】ロックの解除が即時に出来ると共に、周囲の気温の影響などを受けずに安定したロック及び解除が可能であり、機器の使用中に確実にロックして機器の使用中は手動でロックを解除できず、ロックや解除などの作動の際に騒音の発生が無く、コスト的にも安価な開閉ロック機構を提供する。
【解決手段】開閉ロック機構1は、蓋2の開閉を規制するためのフック3と、蓋2を閉鎖状態に係止するためのロックレバー4と、フック3をロックレバー4に係止するためにロックアーム6と扇歯車7とからなる係止規制部5と、該係止規制部5を駆動するためのロータ8と、ロータ8と扇歯車7の連結を継段するための誘導リング14とから構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、家電製品の蓋などの開閉部の開閉を規制するための係止部を設け、開閉部を閉鎖状態に固定するための開閉ロック機構に関するものである。
蓋の付いた家電製品として例えば洗濯機の場合、洗濯中は蓋をロックして開かないようにするために、蓋の開閉ロック機構を装着することが要望されている。従来、このような蓋の開閉ロック機構として、セラミックヒーター及びバイメタルを用いてロックレバーの動きをロックするバイメタル方式の装置(例えば、特許文献1参照)や、モータ式で蓋のフックを直接ロックする装置(例えば、特許文献2参照)などが公知である。ただし、この直接ロックする装置では、ロック位置でモータ通電を切ってしまうので、停電時に強制開閉させるための手動解除ボタンが付いている。
特開2006−26405号公報(0022) 特開2006−37382号公報(0052〜0054)
しかしながら上記バイメタル方式の装置では、セラミックの温度が低下するまでロック解除が出来ないので、蓋が直ぐに開かないという問題があった。また、上記直接ロック方式の装置は、洗濯中は蓋を開けないようするという目的に反して、洗濯中でも手動解除ボタンで蓋を強制的に開けることができてしまう。また、この時にアジテータをブレーキ停止する必要があり、製造コストも上昇してしまうという問題があった。
また、ソレノイドを使用して蓋をロックする方法が考えられる。しかし、AC電源直結では、鉄心同士の振動接触音がするという問題があった。また簡易DC化するにはブリッジやコンデンサ等の整流回路が必要となり、コストが上昇してしまうという問題があった。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、ロックの解除が即時に出来ると共に、周囲の気温の影響などを受けずに安定したロック及び解除が可能であり、機器の使用中に確実にロックして機器の使用中は手動でロックを解除できず、ロックや解除などの作動の際に騒音の発生が無く、コスト的にも安価な開閉ロック機構を提供することを目的とする。
このような課題を解決するために本発明は、開閉部を備えた機器の、該開閉部の開閉を規制するための係止部を設けた開閉ロック機構において、駆動源の動力を受け回転可能な回転部と、前記係止部が開閉部の開閉を規制する状態から規制を解除する状態へ移動するのを規制する係止規制部と、前記回転部と前記係止規制部の連結を継断するクラッチ機構とを備え、前記クラッチ機構は、前記回転部のいずれか一面と対向する面を有する誘導リングを備え、前記回転部もしくは前記誘導リングの一方は他方との対向面に誘導マグネットが備えられ、他方の対向面は導電性非磁性体で形成されて、前記係止規制部は、規制部付勢部材によって前記係止部の規制を解除する方向に付勢されていることを特徴とする開閉ロック機構、を要旨とするものである。
本発明の開閉ロック機構は、上記構成を採用したことにより、従来のバイメタル方式の装置と比較して、即時にロックを解除できると共にロックと解除に周囲の気温の影響を受けることがない。また従来の直接ロック方式の装置と比較して、手動でロックを解除しないため、回転中は確実に開閉を規制することが可能である。またクラッチ部として、ソレノイドを使用せずに、回転部のいずれか一面と対向する面を有する誘導リングを備え、回転部もしくは誘導リングの一方は他方との対向面に誘導マグネットが備えられ、他方の対向面は導電性非磁性体で形成されている誘導クラッチを使用し、前記係止規制部は規制部付勢部材によって係止部の規制を解除する方向に付勢されていることにより、開閉部の開閉を規制する際や、規制を解除する際にクラッチ部の機械的接触が無いので、クラッチ部に摩耗やノイズが発生する虞も無く、しかも構造が単純なので安価に装置を提供できる。
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の開閉ロック機構を示す要部断面図であり、図2は図1の開閉ロック機構1を斜め上から見た外観斜視図である。なお、図1および図2に示す開閉ロック機構は、ロックレバーおよび駆動機構などを覆うケース上蓋を取外した状態を示す。図1に示す開閉ロック機構1は、開閉部として洗濯機の洗濯槽の入口を開閉可能に形成されている蓋2と、該蓋2の開閉を規制するための係止部として蓋に設けられているフック3と、洗濯機本体(図示せず)側に設けられ、蓋2を閉鎖状態に係止するためのロックレバー4と、フック3をロックレバー4に係止した状態に固定するための係止規制部5を備えている。
係止規制部5はロックアーム6と扇歯車7とからなり、該係止規制部5を駆動するための回転部として、電動モータのロータ8を備えている。ロータ8の回転力を扇歯車7に連結して、ロックアーム6を動かしてロックレバー4を係止状態に固定する。ロータ8と扇歯車7の連結を継段するためのクラッチ機構として、誘導リング14が設けられている。係止規制部5を構成する部品は、ケース体20の中に配設されている。またロータ8などの電動モータの構成部品および誘導リング14はモータケース11の内部に配設され、ケース体20とモータケース11は一体化されていて、洗濯機本体などの機器の本体に装着可能に形成されている。
フック3は、蓋2と一体に設けられ、該蓋2の閉鎖方向(矢印V方向)に突出する係止杆31と該係止杆31の先端に鉤状に形成された係止爪32とからなり、係止爪32と反対側の端面33がテーパー状に形成されている。この端面33は、ロックレバー4を矢印Hで示すロック方向にスライド移動させるための押圧部となる。
図2に示すように、ロックレバー4には、フック3の係止爪32を挿通可能な方形状の貫通孔からなる係止孔41と、ロックアーム6のロック部材63(図3参照)が係合する係合溝42と、コイルばね10の取付部43とが設けられている。そしてロックレバー4は、図1に示すように、ロック方向(矢印H)にスライドしてフックを係止した状態でロック可能に形成されている。さらにロックレバー4の係止孔41の部分には、フック3が係止孔41に挿通してロックした際に係止爪32が外れないように係止する係止片41aと、フック3の端面33に当接するテーパー面41bが設けられている。
ロックレバー4は、ケース体20に設けられている支持部21によってスライド可能に支持されている。支持部21は、ロックレバー4の係止孔41の部分に設けられた貫通孔21aと、ロックレバー4の下面の一部と当接する支持部21bと、ロックレバー4の係止孔41の部分の外側面に当接するガイドレール21cなどから構成されている。またロックレバー4の他端側の取付部43とケース体20の間にはコイルばね10が取り付けられている。コイルばね10は、ロックレバー4をロック解除方向に付勢しており、ロックレバー4が矢印Hのロック方向にスライドした場合、コイルばね10が圧縮された状態となる。
ロックレバー4は、係止規制部5によりフック3の先端が係止された状態にロック可能に形成されていて、ロックレバー4がロックされると、蓋2の開閉が規制される。図3は図2のロックレバーを取外した状態を示す分解斜視図であり、図4(a)、(b)は係止規制部の動作を説明するための平面図であり、図5は係止規制部を底面側から見た平面図である。なお図3および図5では、モータの記載を省略して示した。図3〜図5に示すように、係止規制部5は、ロックアーム6と扇歯車7とから構成される。扇歯車7は回動中心となる取付軸71と歯車部72と歯車部72の一辺端部の先端に設けられたガイドピン73とから構成されている。ロックアーム6は、扇歯車7のガイドピン73に係合する長孔61と、該長孔61の反対側の端部に設けられた取付軸62と、ロックレバー4の係合溝に係合するように上方に突出しているロック部材63とから構成されている。
ロックアーム6の取付軸62および扇歯車7の取付軸71は、ケース体20に回動可能に軸支されており、ガイドピン61は長孔61の内部を移動可能に係合するように取り付けられている。さらに扇歯車7には、ロックアーム63を係止解除状態となる方向(矢印R方向)に付勢するために、規制部付勢部材が設けられている。図5に示すように、規制部付勢部材は、コイル部16aを介して2本のアーム部16b、16cが設けられたねじりコイルばね16が用いられる。ねじりコイルばね16のコイル部16aが、扇歯車7の取付軸71に挿通され、一方のアーム部16bがケース体20の側面内側に固定され、他方のアーム部16cが扇歯車7のガイドピン73側に固定されている。ねじりコイルばね16は図4(a)に示すように矢印R方向に付勢されている。
図1に示す開閉ロック機構1は、係止規制部5を作動させるための回転部としてロータ8を備える。ロータ8が回転すると、誘導リング14が回転し扇歯車7を回転させてロックアーム6がロックレバー4を係止位置にロックする。本実施例では、回転部を駆動する駆動源として電動モータを用いる。電動モータは回転可能なロータ8を備えていて、該ロータ8が回転部として用いられる。
図1に示すように、電動モータは、カップ状に形成されたモータケース11と、該モータケース11の内周に配置されたステータ部12と、該ステータ部12のさらに内周に配置されたロータ8と、該ロータ8を回転自在に支承するロータ軸13を備えている。ステータ部12のコイルに電力を供給することでロータ8がロータ軸13を中心に回動するようになっている。
ロータ8の形状は筒状であり、該ロータ8の内側に、銅製の筒状体からなり扇歯車7に噛合う歯車部14bを有する誘導リング14が、ロータ8の内周面と該誘導リング14の外周面とが対向するように設けられている。さらにロータ8は、内側の誘導リング14との対向面に、筒状に形成された誘導マグネット15が備えられている。誘導マグネット15は、誘導リング14と対向配置されている。なお誘導リング14は、回転部(ロータ8)の外周面と対向するように形成しても良く、回転部のいずれか一面と対向する面を有していればよい。また、誘導マグネット15は、回転部(ロータ8)と誘導リング14の対向面であれば、回転部側または誘導リング側のどちらか一方に設けられていればよい。
誘導リング14は、非磁性でかつ導電性を有する材料で形成されていればよく、銅以外に例えばアルミニウムなどの金属を用いることができる。ロータ8が回転すると、ロータ8に接合されている誘導マグネット15も同時に回転する。誘導マグネット15が回転すると、誘導マグネット15と対向配置された誘導リング14との間に渦電流が発生する。この渦電流により、ロータの誘導マグネット15に誘導リング14を従動回転させる磁気誘導力が発生して、ロータ8と共に誘導リング14も回転する。
図4(a)に示すように、誘導リング14が回転すると、誘導リング14の歯車部14aと扇歯車7の歯車部72とが噛合しているので、扇歯車7は取付軸71を中心に図中反時計回りに回動する。扇歯車7が回動すると、ガイドピン73がロックアーム6の長孔61の内部を一端側から他端側に円弧状に移動する。ロックアーム6はガイドピン73の移動に対応して、取付軸62を中心に図中時計回りに回動する。ロックアーム6が回動するとロック部材63も一緒に回動し、その位置が図4(a)に示すロック解除状態から、図4(b)に示すロック状態に変化する。
係止規制部5では、扇歯車7はねじりコイルばね16により規制を解除する方向に付勢されている。しかし、ねじりコイルばね16は誘導リング14が扇歯車7を規制方向に回転させる駆動力よりも弱い力で付勢されているから、扇歯車7を回動させてロークアーム6はロック状態に変位する。モータの通電を切ってロータ8の回転を停止すると、誘導リング14の回転も停止する。誘導リング14の回転が停止すると、ねじりコイルばね16の付勢力により、扇歯車7が図中時計方向に回動してロックアーム6をロックレバー4の規制を解除する方向(図中反時計方向)に回転させて、ロック部材63の位置が、図4(b)に示すロック状態から、同図(a)に示すロック解除状態に変位する。
図6(a)〜(c)は、ロックレバーが係止規制部によりロックされる状態の説明図である。同図(a)は、蓋が開放した状態でフック3がロックレバー4の係止孔41に挿通していない状態を示し、同図(b)は蓋を閉めてフック3が係止孔41に挿通されてロックレバー4がロック方向にスライドした状態(但し未だロックされていない状態)を示し、同図(c)はロックレバーが係止規制部にロックされて、フック3がロックレバーに係止した状態に固定されて、蓋の開閉が規制された状態を示す。図7(a)〜(e)はロックレバーとフックの動作を示す説明図である。以下、本実施例の開閉ロック機構の作用について説明する。
図6(a)に示すように、ロックレバー4の係合溝42は、ロック方向の移動溝42bと、該移動溝42bの係止孔41側に、ロックレバーの側方に凸となるように連設された固定溝42aとからなり、鈎状の溝として形成されている。またロックレバー4は、コイルばね10によりロック解除方向に付勢されている。蓋2が開いてフック3が係止孔41に挿通されない状態では、ロックアーム6のロック部材63は、ロックレバー4の係合溝42内の、移動溝42aのロック方向端部に位置している。この状態では、ロックレバー4はロック方向にスライド移動可能である。
図6(b)に示すように、蓋2を閉鎖することで、フック3は係止孔41に挿通される。フック3は、端面33がロックレバー4のテーパー面41bに当接して、ロックレバー4をロック方向にスライドして、ロックレバー4の係止位置まで移動させる。
図7(a)に示すように、ロックレバー4はコイルスプリング10によりロック解除方向(矢印F方向)に付勢されていると共に、フック3の係止爪32が係止孔41に挿通可能な位置にある。蓋2を閉めた場合、図7(b)に示すように、フック3の端面33が係止孔41のテーパー面41bに当接し、フック3がロックレバー4を押圧しながら係止孔41に挿入される。そしてロックレバー4は、コイルスプリング10の付勢力に抗してロック方向(矢印H方向)にスライド移動する。
図7(c)に示すように、蓋2が閉じられた場合、フック3の端面33が係止孔41の所定の深さまで挿入されるように形成されている。この所定の深さは、フック3の係止爪32が、ロックレバー4の係止片41aの下方に位置して該係止片41aにより係止可能な箇所となる位置である。ロックレバー4のこの位置を係止位置と言う。ロックレバー4が係止位置になった状態で、係止規制部5によりロックレバーを係止位置にロックして、ロックレバーのロック解除方向へのスライド移動が規制された状態とする。
係止規制部5によりロックレバー4をロックするには、ロックレバー4が係止位置に移動した時点で、モータに通電してロータ8を回転させる。ロータ8の回転が誘導リング14を用いた誘導クラッチにより係止規制部5の扇歯車7への連結が継状態となる。誘導リング14が回転すると、扇歯車7とロックアーム6が回動する。
ロック部材63が移動溝42aの係止孔41側端部に位置する状態(図6(b)参照)で係止規制部5を作動させてロックアームbが回動すると、図6(c)に示すようにロックアーム6のロック部材63が、ロックレバー4の固定溝42bに嵌合する。この状態になると、ロックレバー4をロック解除方向に移動しようとしても、ロック部材63が係合溝42の段部42cに当接して移動できず、ロックレバー4が係止位置にロックされた状態となる。ロックレバー4がロックされた状態で、蓋2を開けようとした場合、図7(d)に示すように、フック3の係止爪32がロックレバー4の係止片41aに当接して係止状態となり、フック3が係止孔41から抜けないので、蓋2が閉じた状態が維持される。
蓋2を開ける場合、モータへの通電を遮断してロータ8の回転を停止させ、係止規制部5の作動を停止すると、ロックレバー4が係止位置でロックされた状態からロック解除方向に移動可能となり、フック3をロックレバー4の係止孔42へ係止した状態を解除する。回転部(ロータ8)の回転を停止すると、クラッチ機構の誘導リング14の回転も停止して、回転部から扇歯車7への連結が断状態となり、係止規制部5の規制が解除される。係止規制部5の規制が解除されると、扇歯車7は図4(b)に示す状態から、規制部付勢部材(ねじりコイルばね16)の付勢力により回動して図4(a)に示す状態に戻る。扇歯車7のガイドピン73がロックアーム6を回動させ、ロック部材63は固定溝42bに嵌合していたのが外れて、図6(b)に示す移動溝42aの位置に戻り、ロックレバー4がロック解除方向に移動可能となる。
図7(d)に示すように、ロックレバー4が係止規制部5によりロックされた状態では、フック3は先端の係止爪32上面端部がロックレバーの係止片下面端部に当接して、蓋開放方向に移動しないようにロックされている。これに対し、ロックレバー4のロックが解除された状態では、図7(e)に示すように、ロックレバー4はコイルばね10によりロック解除方向(矢印F方向)に付勢されているから、ロックレバー4がその方向に少し移動すると、フック3の係止爪32とロックレバー4の係止片41aによる係止が外れる。この状態になると、フック3が係止孔41から抜けるようになるので、蓋2を開くことができる。
本実施例の開閉ロック機構1は、係止部材(ロックレバー4)は、開閉部(フック3を備える蓋2)を閉鎖することにより、開閉部を係止する係止位置に移動する。そして係止部材が係止位置において、前記回転部(ロータ8)が回転すると前記係止規制部5が前記係止部材を前記係止位置に規制し、回転部の回転が停止すると、前記係止部の前記係止位置への規制が解除される。このように構成されている場合、回転部が回転中は規制され、停止することによって規制が解除されるため、停電時においては自動的に規制が解除される。
開閉ロック機構1において、クラッチ機構と係止規制部の連結部は、前記クラッチ機構の動作を遅延して係止規制部に連結する遅延機構を設けることができる。この遅延機構として例えば、係止規制部5にダンパ機構を設け、係止規制部をゆっくりと動作させるように形成することができる。このように遅延機構を設けた場合、回転部が停止しても一定時間、開閉を規制することができる。また回転部が停止するまで時間がかかる場合には、回転部の回転数が低下すると誘導クラッチの吸引力が規制部付勢部材の付勢力より低下し、回転中にもかかわらず規制が解除されることを防止できる。
本実施例では、駆動源としての電動モータを備え、モータは回転可能なロータ8を備え、開閉ロック機構の回転部にモータのロータ8を用い、誘導リング14および誘導マグネット15を電動モータのロータ8の内周部に同軸配置している。このように開閉ロック機構1が内部にモータを有することにより、回転機構を備えていない機器に本発明開閉ロック機構を取り付ける場合や、機器の回転部と開閉ロック機構の機械的連結が困難な場合、機器の回転と開閉ロック機構の作動を連結させたくない場合などに、最適に利用することができる。
また、開閉ロック機構は、モータなどの駆動源を内部に備えずに、別体に構成された駆動源からの動力を受けて作動する構成であってもよい。例えば、ミキサーのように、機器自体が回転機構を備えている場合には、その回転機構を駆動源として利用して回転部を回転駆動するように形成して、ミキサーの回転中は蓋をロックするように構成することができる。
本発明の開閉ロック機構を示す要部断面図である。 図1の開閉ロック機構1を斜め上から見た外観斜視図である。 図2のロックレバーを取外した状態を示す分解斜視図である。 (a)、(b)は係止規制部の動作を説明するための平面図である。 係止規制部を底面側から見た平面図である。 (a)〜(c)は、ロックレバーが係止規制部によりロックされる状態の説明図である。 (a)〜(e)はロックレバーとフックの動作を示す説明図である。
符号の説明
1 開閉ロック機構
2 蓋
3 フック
4 ロックレバー
5 係止規制部
6 ロックアーム
7 扇歯車
8 ロータ(回転部)
9 クラッチ機構
10 コイルばね
11 モータケース
12 ステータ部
13 ロータ軸
14 誘導リング

Claims (4)

  1. 開閉部を備えた機器の、該開閉部の開閉を規制するための係止部を設けた開閉ロック機構において、
    駆動源の動力を受け回転可能な回転部と、前記係止部が開閉部の開閉を規制する状態から規制を解除する状態へ移動するのを規制する係止規制部と、前記回転部と前記係止規制部の連結を継断するクラッチ機構とを備え、
    前記クラッチ機構は、前記回転部のいずれか一面と対向する面を有する誘導リングを備え、前記回転部もしくは前記誘導リングの一方は他方との対向面に誘導マグネットが備えられ、他方の対向面は導電性非磁性体で形成されて、前記係止規制部は、規制部付勢部材によって前記係止部の規制を解除する方向に付勢されていることを特徴とする開閉ロック機構。
  2. 請求項1において、前記駆動源としての電動モータを備え、該モータは回転可能なロータを備え、該ロータは前記回転部であることを特徴とする開閉ロック機構。
  3. 請求項1または2において、前記係止部は、前記開閉部を閉鎖することにより、開閉部を係止する係止位置に移動し、該係止位置において、前記回転部が回転すると前記係止規制部が前記係止部を前記係止位置に規制し、回転部の回転が停止すると、前記係止部の前記係止位置への規制が解除されることを特徴とする開閉ロック機構。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、前記クラッチ機構と前記係止規制部の連結部は、前記クラッチ機構の動作を遅延して前記係止規制部に連結する遅延機構を備えることを特徴とする開閉ロック機構。
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