JP2008062703A - 車両用空調装置のダクト構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 途中経路をサイドベント用ダクトと共用させることにより、インストルメントパネル内レイアウトの簡素化とコストダウンと軽量化が図れると共に、サイドウインドウの窓曇りを防止することができる車両用空調装置のダクト構造の提供。
【解決手段】 空調ユニットから冷風が室内へ向けて供給されるサイドベントダクト3の吹出口3aの近傍から三角窓へ向けて吹出口4aが開口するサイドウインドウ用ダクト4が分岐され、該サイドウインドウ用ダクト4の途中にダクト外空気吸入口43が形成されている。
【選択図】 図5
【解決手段】 空調ユニットから冷風が室内へ向けて供給されるサイドベントダクト3の吹出口3aの近傍から三角窓へ向けて吹出口4aが開口するサイドウインドウ用ダクト4が分岐され、該サイドウインドウ用ダクト4の途中にダクト外空気吸入口43が形成されている。
【選択図】 図5
Description
本発明は、車両用空調装置のダクト構造に関する。
従来の車両用空調装置のダクト構造としては、例えば、サイドベントダクトの吹出口近傍にベントダクトより分岐させてサイドウインドウ用サイドデフを設けて、途中経路をサイドベントダクトと共用させることで、インストルメントパネル内レイアウトの簡素化と軽量化を図るようにした構造のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−150946号公報
しかしながら、上述の従来の技術にあっては、上述のように、空調ユニットから室内に供給する低い温度サイドベントダクト用空調風を利用するものであるため、冷風使用時に窓曇り(サイドウインドウガラスの外側の水滴付着による曇り)を発生させるという問題があった。
本発明は、上述のような従来の問題点に着目して成されたもので、途中経路をサイドベント用ダクトと共用させることにより、インストルメントパネル内レイアウトの簡素化とコストダウンと軽量化が図れると共に、サイドウインドウの窓曇りを防止することができる車両用空調装置のダクト構造を提供することを目的としている。
上述の目的を達成するために、本願請求項1に記載の車両用空調装置のダクト構造は、空調ユニットから冷風が室内へ向けて供給されるサイドベントダクトの吹出口の近傍からサイドウインドウへ向けて吹出口が開口するサイドウインドウ用ダクトが分岐され、該サイドウインドウ用ダクトの途中にダクト外空気吸入口が形成されていることを特徴とする手段とした。
請求項1に記載の車両用空調装置のダクト構造では、上述のように、サイドベントダクトの吹出口の近傍から分岐されたサイドウインドウ用ダクトの途中にダクト外空気吸入口が形成されている構成としたことで、サイドウインドウ用ダクトの途中経路をサイドベント用ダクトと共用させることができるようになるため、インストルメントパネル内レイアウトの簡素化とコストダウンと軽量化が図れるようになると共に、サイドベントダクトに冷風が供給されていてもサイドウインドウの窓曇りを防止することができるようになるという効果が得られる。
以下に、本発明の実施例1を図面に基づいて説明する。
この実施例1の車両用空調装置のダクト構造は、請求項1、2、4に記載の発明に対応する。
図1はこの実施例1の車両用空調装置のダクト構造を示す全体斜視図、図2は実施例1の車両用空調装置のダクト構造を示す要部拡大平面図、図3は実施例1の車両用空調装置のダクト構造を示す要部拡大分解斜視図、図4は図2のA−A線における拡大縦断面図、図5は図2のB−B線における拡大縦断面図である。
この実施例1の車両用空調装置のダクト構造は、図1に示すように、図示を省略した空調ユニットにそれぞれ接続された左右一対のセンターベントダクト1、1と、左右一対のフロントデフダクト2、2と、左右一対のサイドベントダクト3、3と、該サイドベントダクト3、3から分岐されたサイドウインドウ用ダクト4、4と、を備えている。
上記サイドベントダクト3は、インストルメントパネルの左右両サイドに室内に向けて吹出口3aが備えられるもので、この実施例1では上記サイドウインドウ用ダクト4の途中経路を兼ねさせるようになっている。
即ち、サイドベントダクト3における吹出口3aの近傍から図示を省略した三角窓(サイドウインドウ)へ向けて吹出口4aが上向きに開口するサイドウインドウ用ダクト4が分岐されている。
このサイドウインドウ用ダクト4は、図3の分解斜視図に示すように、サイドベントダクトと一体に形成された円筒状の第1ダクト(サイドベントダクト側ダクト)41と吹出口4aを有する第2ダクト(吹出口側ダクト)42とで構成されている。
そして、図1、2に示すように、第1ダクト41の前後両側外周面に突出形成された係合凸部41aに対し、第2ダクト42の前後両側内周面に形成された係合凹部42aを嵌合させることにより、第1ダクト41と第2ダクト42の嵌合部において、第1ダクト41の上下両側外周面と第2ダクト42の上下両側にそれぞれ膨出形成された膨出部42bの内周面との間に、図4、5に示すように、第2ダクト42内にインストルメントパネル内の空気を吸引する断面略三日月状のダクト外空気吸込口43が形成された状態で接続一体化されている。
また、上記第2ダクト42における吹出口4aの開口方向は、サイドウインドウ用ダクト4内における冷風の流れ方向から上向きに屈折してサイドウインドウの面に沿って吹き付けるように形成されると共に、ダクト外空気吸入口43は、第2ダクト42における吹出口4aの開口方向と反対側に位置する下面側と同一側に位置する上面側にそれぞれ形成されている。
次に、実施例1の作用・効果について説明する。
この実施例1の車両用空調装置のダクト構造では、上述のように構成されるため、サイドベントダクト3における吹出口3aの近傍から分岐されたサイドウインドウ用ダクト4に流れ込んだ冷たい空気は、図5に示すように、第1ダクト41から第2ダクト42に流れ込む際に、ダクト外空気吸入口43からインストルメントパネル内の比較的暖かい空気を吸い込むため、第2ダクト42内で両空気が混合されることにより、サイドベント用ダクト3から流れ込んだ冷たい空気の温度を上昇させた状態でサイドウインドウ用ダクト4における吹出口4aから三角窓の面に沿って吹き付ける。
以上詳細に説明してきたように、この実施例1の車両用空調装置のダクト構造では、上述のように、サイドベントダクト3の吹出口3aの近傍から分岐されたサイドウインドウ用ダクト4の途中にダクト外空気吸入口43が形成されている構成としたことで、サイドウインドウ用ダクト4の途中経路をサイドベント用ダクトと共用させることができるようになるため、インストルメントパネル内レイアウトの簡素化とコストダウンと軽量化が図れるようになると共に、サイドベントダクト3から供給された冷たい空気の温度を高めた状態で三角窓に沿って吹き付けることができるため、三角窓の窓曇りを防止することができるようになるという効果が得られる。
また、サイドウインドウ用ダクト4が第1ダクト41の外周に対し吹出口4aを有する第2ダクト42が嵌合して接続され、第1ダクト41の外周面と第2ダクト42の内周面との間に形成された隙間でダクト外空気吸込口43が形成されている構成としたことで、第1ダクト41から第2ダクト42側へ空気の流れを利用して、ダクト外空気吸込口43からの吸い込み効率を高めることができるようになる。
また、サイドウインドウ用ダクト4の吹出口4aの開口方向が該サイドウインドウ用ダクト4内における冷風の流れ方向から屈折して三角窓の面に沿って吹き付けるように形成され、ダクト外空気吸入口43が少なくともサイドウインドウ用ダクト4における吹出口4aの開口方向(上向き)とは反対側(下面側)に形成されることにより、サイドベントダクト3からの冷たい空気とダクト外空気吸込口43からの吸い込まれた比較的暖かい空気がサイドウインドウ用ダクト4内で混合されずにそれぞれの空気の層になったままで吹出口4aから吹き出しても、ダクト外空気吸込口43から吸い込まれた比較的暖かい空気の層が三角窓の面に沿って吹き付けられるため、三角窓の窓曇りを防止することができるようになる。
次に、他の実施例について説明する。この他の実施例の説明にあたっては、前記実施例1と同様の構成部分については図示を省略し、もしくは同一の符号を付けてその説明を省略し、相違点についてのみ説明する。
この実施例2の装置は、請求項1、3、4に記載の発明に対応する。
この実施例2は、前記実施例1における装置の変形例を示すものであり、図6(サイドウインドウ用ダクトを示す要部拡大斜視図)及び図7(サイドウインドウ用ダクトを示す要部の中央縦断面図)に示すように、第1ダクト41部分と該第1ダクト41部分の管径より大径の第2ダクト42部分が一体に形成され、第1ダクトに対する第2ダクト42の拡径部44にダクト外空気吸入口43が形成されている点が上記実施例1とは相違したものである。
この実施例2は、前記実施例1における装置の変形例を示すものであり、図6(サイドウインドウ用ダクトを示す要部拡大斜視図)及び図7(サイドウインドウ用ダクトを示す要部の中央縦断面図)に示すように、第1ダクト41部分と該第1ダクト41部分の管径より大径の第2ダクト42部分が一体に形成され、第1ダクトに対する第2ダクト42の拡径部44にダクト外空気吸入口43が形成されている点が上記実施例1とは相違したものである。
従って、この実施例2では、前記実施例1と同様の効果が得られる他、部品点数を減らすことができるようになるという追加の効果が得られる。
以上、本発明の実施例を図面に基づき説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、実施例では、サイドウインドウとして、三角窓を例に採ったが、運転席側ドアと助手席側ドアの開閉ウインドウガラスにも適用することができる。
また、実施例では、第2ダクト42における吹出口4aを上向きに形成させたが、例えば、後ろ向き等その方向は任意である。なお、吹出口4aを後向きに形成する場合、ダクト外空気吸込口43は少なくともその反対側に位置する前面側に形成する。
また、サイドウインドウ用ダクトの長さを長く取れる場合は、第2ダクト42内でサイドベントダクト3からの冷風と、ダクト外空気吸入口43から吸い込まれた比較的暖かい空気が第2ダクト42内で混合されて吹出口から吹き出されるため、ダクト外空気吸込口43と吹出口4aとの位置関係は任意に設定することができる。
1 センターベントダクト
2 フロントデフダクト
3 サイドベントダクト
3a 吹出口
4 サイドウインドウ用ダクト
4a 吹出口
41 第1ダクト(サイドベントダクト側ダクト)
41a 係合凸部
42 第2ダクト(吹出口側ダクト)
42a 係合凹部
42b 膨出部
43 ダクト外空気吸込口
44 拡径部
2 フロントデフダクト
3 サイドベントダクト
3a 吹出口
4 サイドウインドウ用ダクト
4a 吹出口
41 第1ダクト(サイドベントダクト側ダクト)
41a 係合凸部
42 第2ダクト(吹出口側ダクト)
42a 係合凹部
42b 膨出部
43 ダクト外空気吸込口
44 拡径部
Claims (4)
- 空調ユニットから空調風が室内へ向けて供給されるサイドベントダクトからサイドウインドウへ向けて吹出口が開口するサイドウインドウ用ダクトが分岐され、
該サイドウインドウ用ダクトの途中にダクト外空気吸入口が形成されていることを特徴とする車両用空調装置のダクト構造。 - 前記サイドウインドウ用ダクトがサイドベントダクト側ダクトの外周に対し吹出口を有する吹出口側ダクトが嵌合して接続され、
前記サイドベントダクト側ダクトの外周面と前記吹出口側ダクトの内周面との間に形成された隙間で前記ダクト外空気吸込口が形成されていることを特徴とする請求項1記載の車両用空調装置のダクト構造。 - 前記サイドウインドウ用ダクトにおける吹出口を有する吹出口側ダクトがサイドベントダクト側ダクトの管径より大径に形成され、
前記サイドベントダクト側ダクトに対する吹出口側ダクトの拡径部に前記ダクト外空気吸入口が形成されていることを特徴とする請求項1記載の車両用空調装置のダクト構造。 - 前記サイドウインドウ用ダクトの吹出口の開口方向が該サイドウインドウ用ダクト内における空調風の流れ方向から屈折して前記サイドウインドウの面に沿って吹き付けるように形成され、
前記ダクト外空気吸入口が少なくともサイドウインドウ用ダクトにおける吹出口の開口方向とは反対側に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用空調装置のダクト構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006240272A JP2008062703A (ja) | 2006-09-05 | 2006-09-05 | 車両用空調装置のダクト構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP2006240272A Pending JP2008062703A (ja) | 2006-09-05 | 2006-09-05 | 車両用空調装置のダクト構造 |
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2006
- 2006-09-05 JP JP2006240272A patent/JP2008062703A/ja active Pending
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