JP2008062402A - 接着剤塗布装置及びこれを備えた製本装置並びに画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱溶融性の接着剤をシート束に溶融塗布し、表紙シートなどと綴じ合わせる際に、装置内温度を適正に制御することによって落丁などの製本不良がなく短時間で確実に接合することの可能な接着剤塗布装置を提供する。
【解決手段】熱溶融性の接着剤を収容する糊容器と塗布ロールと装置ケーシングと上記装置ケーシング内に配置され上記表紙綴じ処理後のシート束を冷却する冷却手段とその制御手段とを備える。上記制御手段はシート束に上記塗布ロールで接着剤を塗布する際には上記冷却手段を停止し、塗布ロールで接着剤を塗布した後上記冷却手段を作動するように構成する。前記制御手段は、(1)シート束を糊塗布位置に向けて搬送する際は、冷却手段を作動して装置ケーシング内を冷却し、(2)糊塗布位置に搬送セットされたシート束に接着剤を塗布する際は、冷却手段を停止し、(3)糊塗布位置でシート束に接着剤が塗布された後、冷却手段を再起動する。
【選択図】図3

Description

本発明は、順次供給されるシートを束状に部揃えして接着剤を塗布し、このシート束に表紙シートを綴じ合わせて表装する際の接着剤塗布装置及びこれを備えた製本装置に係わり、熱溶融性の接着剤を加熱溶融してシート束の端面に塗布し、表装後にこれを冷却固化する際に装置内の環境温度制御の改善に関する。
一般にこの種の製本装置は、画像形成装置などから搬出されるシートを束状に積み重ねて部揃えし、このシート束の背綴じ端面に接着剤を塗布した後、シート束と異なる経路から給送された表紙シートと綴じ合わせて自動装丁する装置として広く知られている。特に最近は必要な都度、シート上に画像形成装置で画像形成して部揃えし、このシート束に表紙シートを綴じ合わせて冊子状に製本仕上げする印刷システムが広く用いられている。
従来このような製本装置は、例えば特許文献1には画像形成装置から搬出されるシートをトレイ上に積載して部揃えし、このシート束の背綴じ端面に接着剤を塗布した後、このシート束を表紙シートと綴じ合せて接着剤を固化させて接着する装置が提案されている。そして接着剤は糊容器とこれに内蔵した塗布ロールで構成し、容器内の接着剤を塗布ロールでシート束に塗布している。この場合容器内には固形接着剤を補充し、これを加熱手段で溶融液化して塗布ロールで塗布する熱溶融性接着剤が主に用いられている。
このように常温で固体状態の接着剤を加熱溶融してシート束に塗布し、塗布後に固化接着する熱溶融性接着剤は流通、保管過程では固体でその取扱いが容易であり、使用時にも溶融液化した接着剤はシート束に塗布した後に緩慢に固化するためこの間に表紙綴合わせ等の処理を実行することが出来、製本処理などの処理がし易い特徴がある。その反面、装置内で接着剤を加熱溶融した状態に維持する必要と、塗布後のシート束を所定時間内に後処理を施さなければ接着剤が固化して表紙シートを綴合わせることが出来ない問題点が知られている。
特開2004−114196号公報(図2)
上述のように製本装置においてシート束と表紙シートとを綴じ合わせて表装する際に、従来広く用いられている熱溶融性接着剤を使用すると次の問題が発生する。溶融液化した接着剤の温度が高いとその粘性が小さいためシート束に塗布した接着剤が滴下して直下に配置されている表紙シートを汚損し、或いは装置内を汚損する恐れがあり、また後続する工程で表紙シートを接着して背折り成形すると表裏の裏表紙に接着剤が漏れ出すことがある。一方、逆に接着剤温度が低いとシートの葉間に浸入しないため落丁、或いは後続する工程で表紙シートの背表紙全域を均等に接着出来ないことがある。いずれも製本不良をもたらすため接着剤温度を最適条件に設定することが製本処理上重要な課題とされている。
そしてこの接着剤温度は、シートに塗布して表紙シートと綴じ合わせた後には比較的短時間に冷却固化することが要求される。これに対し、従来は前掲特許文献1のように糊容器を装備した装置内の温度を考慮することなく接着剤を最適に温度制御することを試みている。このため画像形成装置などから搬出されたシートは高温に熱を帯び、また熱溶融性の接着剤を溶融するため糊容器を加熱する関係から装置内温度が高温となる性状を有している。この装置内温度の高温化はシート自体が高温となり塗布した接着剤が滴下したり、シート葉間に必要以上に進入して製本不良を招く問題がある。
そこで本発明者は糊容器を装備した装置ハウジング内に冷却ファンを設け、装置内温度を一定に保持し、また表装後の接着剤の硬化を促進することを試みた。これによってシート自体に帯びた熱によって装置内が高温となり接着剤の滴下、或いはシート葉間への過剰な浸透による問題が解決された。ところが例えば冷却ファンなどで装置内を冷却すると接着剤を塗布したシート束を下流側の表紙綴位置に移送して表紙シートと綴じ合わせる間に接着剤が冷却されて確実に接着できない問題が発生した。
そこで本発明は熱溶融性の接着剤をシート束に溶融塗布し、表紙シートなどと綴じ合わせる際に、装置内温度を適正に制御することによって落丁などの製本不良がなく短時間で確実に接合することの可能な接着剤塗布装置の提供をその主な課題としている。
更に本発明はシートを束状に部揃えして製本する際に効率的に製本処理することが可能な製本装置及びこれを備えた画像形成装置の提供をその課題としている。
上記課題を達成するため本発明は以下の構成を採用する。シート束を搬送する経路中の糊塗布位置に配置され、下流側の表紙綴じ手段で表紙綴じ処理するための接着剤塗布装置であって、熱溶融性の接着剤を収容する糊容器と、この糊容器内に配置された塗布ロールと、上記糊容器を内部に装備する装置ケーシングと、上記装置ケーシング内に配置され上記表紙綴じ処理後のシート束を冷却する冷却手段と、上記冷却手段を作動及び停止する制御手段とを備える。そして上記制御手段はシート束に上記塗布ロールで接着剤を塗布する際には上記冷却手段を停止し、上記塗布ロールで接着剤を塗布した後上記冷却手段を作動するように構成する。
前記制御手段は、(1)シート束を前記糊塗布位置に向けて搬送する際は、前記冷却手段を作動して前記装置ケーシング内を冷却し、(2)前記糊塗布位置に搬送セットされたシート束に接着剤を塗布する際は、前記冷却手段を停止し、(3)前記糊塗布位置でシート束に接着剤が塗布された後、前記冷却手段を再起動するように構成する。
また本発明に係わる製本装置は、シートを順次搬入するシート搬入経路と、上記シート搬送経路から搬出されるシートを束状に積載収納する集積トレイ手段と、糊塗布位置と表紙綴位置とをこの順に備え、上記集積トレイ手段からのシートを搬送する製本経路と、上記糊塗布位置に配置され、熱溶融性の接着剤を収容する糊容器と、上記糊容器内に配置された塗布ロールと、上記糊容器を内部に装備する装置ケーシングと、上記装置ケーシング内に配置され上記表紙綴位置のシート束を冷却する冷却手段と、上記冷却手段を作動及び停止する制御手段とを備える。そして上記制御手段は、シート束に上記塗布ロールで接着剤を塗布する際には上記冷却手段を停止し、上記塗布ロールで接着剤を塗布した後上記冷却手段を作動するように構成する。
本発明は、熱溶融性の接着剤などの糊容器を内部に装備する装置ケーシング内に表紙綴じ処理後のシート束を冷却する冷却手段を設け、この冷却手段をシート束に接着剤を塗布する際には停止し、接着剤を塗布した後にこれを作動するようにしたものであるから、次の効果を奏する。例えば冷却ファンなどの冷却手段はシート束に接着剤を塗布した後、好ましくは表紙シートを綴じ合わせた後に装置内温度を冷却するため表紙シートを綴じ合わせる前に塗布接着剤が硬化する問題を解決することが出来、表紙シートを綴じ合わせた後には接着剤は冷却手段によって短時間に硬化接着することが可能となる。
更に、上記冷却手段を、シートを部揃えして糊塗布位置に移送セットする際は上記冷却手段を作動し、このシート束に接着剤を塗布する際は冷却手段を停止し、接着剤が塗布された後、冷却手段を再起動することによって、冷却手段は装置内温度が高騰するのを防ぎシート温度及び接着剤温度を安定して制御することができる。これと共に接着剤の塗布中には塗布した接着剤の表層が固化することがなく表紙シートなどを確実に綴じ合わせることが出来る。また表紙シートを上記合わせた後は短時間で固化接着することが出来、効率的に製本処理することが可能であるなどの効果を奏する。
以下図示の好適な実施の形態に基づいて本発明を詳述する。図1は本発明に係わる製本装置と、これを用いた画像形成システムの全体構成の説明図であり、図2は製本装置の詳細説明図である。
図1に示す画像形成システムは、シートに順次印刷を施す画像形成装置Aと、この画像形成装置Aの下流側に付設された製本装置B、この製本装置Bの下流に配置された後処理装置Cとから構成されている。そして画像形成装置Aで画像形成したシートを製本装置Bで製本処理する。また製本処理しないシートについてはこの製本装置Bを通過して後処理装置Cで印刷シートに後処理を施すように構成されている。
まず画像形成装置Aは複写機、プリンタ、印刷機など種々の構造のものが採用可能であるが図示のものは静電印刷装置を示す。この画像形成装置Aはケーシング1内に給紙部2と、印字部3と、排紙部4と制御部とが内蔵されている。給紙部2にはシートサイズに応じた複数のカセット5が準備され、制御部から指示されたサイズのシートが給紙経路6に繰り出される。この給紙経路6にはレジストローラ7が設けられ、シートを先端揃えした後所定のタイミングで下流側の印字部3に給送する。
印字部3には静電ドラム10が設けられ、この静電ドラム10の周囲には印字ヘッド9、現像器11、転写チャージャ12などが配置されている。そして印字ヘッド9は例えばレーザ発光器などで構成され、静電ドラム10上に静電潜像を形成し、この潜像に現像器11でトナーインクを付着し、転写チャージャ12でシートに印刷する。この印刷シートは定着器13で定着され排紙経路17に搬出される。排紙部4には上記ケーシング1に形成した排紙口14と排紙ローラ15が配置されている。尚図示16は循環経路であり、排紙経路17からの印刷シートをスイッチバック経路で表裏反転した後再びレジストローラ7に送り、印刷シートの裏面に画像形成する。このように片面若しくは両面に画像形成された印刷シートは排紙口14から排紙ローラ15で搬出される。
尚図示20はスキャナユニットであり、上記印字ヘッド9で印刷する原稿画像を光学的に読み取る。その構造は一般的に知られているように原稿シートを載置セットするプラテン23と、このプラテン23に沿って原稿画像をスキャンするキャリッジ21と、このキャリッジ21からの光学像を光電変換する光学読取手段(例えばCCDディバイス)22とから構成されている。また図示のものは原稿シートを自動的にプラテンに給送する原稿送り装置25がプラテン23上に装備してある。
次に、上述の画像形成装置Aに付設された製本装置Bについて説明する。この製本装置Bはケーシング30内に印刷シートを束状に集積して部揃えする集積部40(以下「集積トレイ41」という)と、この集積トレイ41からのシート束に接着糊を塗布する接着剤塗布手段55と、接着剤を塗布されたシート束に表紙シートを綴じ合わせる表紙綴じ手段60とから構成されている。そして上記集積トレイ41には、その上流側にシート搬入経路32(以下中紙搬送経路という)が、下流側に製本経路33がそれぞれ配置してある。集積部40は略々水平方向に配置した集積トレイ41で構成され、上記中紙搬送経路32の排紙口32bからの印刷シートを積載収納する。
上記集積トレイ41の上方には正逆転ローラ42aと搬入ガイド42bが設けてあり、排紙口32bからの印刷シートを搬入ガイド42bで集積トレイ41上に案内し、正逆転ローラ42aで収納する。この正逆転ローラ42aは正回転で印刷シートを集積トレイ41に収納し、逆回転でトレイ後端(図1右端)に配置された規制部材43にシート後端を突き当て規制する。また集積トレイ41には図示しない整合手段が設けられトレイ上に収納した印刷シートの両側縁を基準位置に片寄せ整合する。このような構成で中紙搬送経路32からの印刷シートは集積トレイ41上に順次積み上げられ束状に部揃えされる。
[搬送経路の説明]
次に各シートの搬送経路について説明すると、上記ケーシング30内には画像形成装置Aの排紙口14に連なる搬入口31aを有する搬入経路31と、この搬入経路31に連なる表紙搬送経路34が装置を横断するように配置されている。この搬入経路31と表紙搬送経路34で装置を横断してシートを略水平方向に搬送する「第1シート搬送経路」が構成されている。また、上記搬入経路31にはシートを集積部40(集積トレイ41)に案内する中紙搬送経路32が経路切換フラッパ36を介して連接され、搬入口31aからのシートを集積トレイ41に搬送する。
一方集積トレイ41には、その下流側に装置を縦断してシート束を略鉛直方向に搬送する製本経路33が設けられている。この製本経路33で構成される第2シート搬送経路(以下「製本経路」という)と上記第1シート搬送経路(以下「表紙搬送経路」という)とは互いに交差し、その交差部に後述する表紙綴じ手段60が配置されるようになっている。以上のように構成された搬入経路31は前述の画像形成装置Aの排紙口14に連なり、画像形成装置Aから印刷シートを受入れる。この場合画像形成装置Aからはコンテンツ情報を印刷された印刷シート(中綴じシート)と表装カバーとして使用するタイトルなどを印刷された印刷シート(以下表紙シートと云う)とが搬出される。そこで搬入経路31は中紙搬送経路32と表紙搬送経路34とに分岐され経路切換フラッパ36を介して各印刷シートをそれぞれの経路に振り分け搬送することとなる。
一方、上記搬入経路31にはインサータ装置26が連結してあり、画像形成装置Aで印刷処理しない表紙シートを給紙トレイ26aから1枚ずつ分離して搬入経路31に供給するように構成してある。このインサータ装置26は1つ若しくは複数段の給紙トレイ26aを備え、このトレイ先端には積載されたシートを1枚ずつ分離して給送する給紙手段と、この給紙手段の下流側に給紙経路27が設けられ、この給紙経路27は経路切換片28を介して搬入経路31に連結している。また上記搬入経路31には搬送ローラ31bが、中紙搬送経路32には搬送ローラ32aが、製本経路33にはグリップ搬送手段47と後述するターンテーブルユニット65aと搬出ローラ66が配置されている。また表紙搬送経路34には搬送ローラ34aが、後処理経路38には搬送ローラ38aがそれぞれ配置され、駆動モータに連結されている。
上記中紙搬送経路32には前述の集積トレイ41が連接され、この集積トレイ41の下流側には製本経路33が配置されている。この製本経路33は束状に集積された中綴じシート(以下単に「シート束」という)を順次移送しながら製本処理を施す。図示の製本経路33は略々鉛直方向に配置され、シート束姿勢偏向位置Dと接着剤塗布位置Eと表紙綴位置Fと裁断処理位置Gが順次この順に下流側に配置されている。この表紙綴位置Fには前述の表紙搬送経路34が交差するように配置され、この表紙綴位置Fに表紙シートを供給する。
上記製本経路33には接着剤塗布位置Eに接着剤塗布手段55が配置されている。この接着剤塗布手段55は熱溶融性の接着剤を収容する糊容器56と、塗布ローラ57と、ローラ回転モータMRとで構成され、この塗布ローラ57とローラ回転モータMRは糊容器56に組み込まれている。そして糊容器56は上記接着剤塗布位置Eにセットされるシート束に沿って移動可能に支持され、シート束の長手方向に沿って図1紙面表裏方向に往復移動することによってシート束の端面に接着剤を塗布する。
そして上記接着剤塗布位置Eに前記集積トレイ41からシートを移送するグリップ搬送手段47が製本経路33に配置されている。このグリップ搬送手段47は集積トレイ41に集積したシート束を水平姿勢から鉛直姿勢に偏向し、略鉛直方向に配置された製本経路33に沿って下流側に搬送して接着剤塗布位置Eに搬送セットする。このため、集積トレイ41は集積位置(図2実線)から引き渡し位置(図2鎖線)に移動し、この引き渡し位置で準備されたグリップ搬送手段47にシート束を引き渡すようになっている。
上記製本経路33の表紙綴位置Fには表紙綴じ手段60が配置されている。この表紙綴位置Fには前述の表紙搬送経路34が交差するように配置され、この表紙搬送経路34から表紙シートが供給され、この表紙綴位置Fで表紙シートと上記接着剤塗布位置Eからのシート束とがくるみ綴じ製本される。この為この表紙綴位置Fには表紙シートをバックアップ支持する背当プレート61と、シート束と表紙シートとの接合部(背部)をプレス成形する背折プレート62と、折りロール63が設けられている。この背当プレート61と背折プレート62と折りロール63とで表紙綴じ手段60が構成され、図5(a)乃至(d)に示す手順でくるみ綴じ製本処理を行う。
図5(a)は表紙シートとシート束とを接合する直前の状態を示し、シート束はグリップ搬送手段47で図面下方に移動している。そして同図(b)のように背当プレート61が表紙シートを支持する状態でその中央にシート束が突き当てられる。一方上記背折プレート62は左右一対のブロック部材が製本経路33から退避した退避位置と、製本経路33内で互いに圧接する作動位置との間で移動自在に構成され、同図(c)のように退避位置から作動位置に移動する際にシート束と表紙シートとの背部をプレス成型する。この成型後背当プレート61と背折プレート62とは製本経路33から退避する。この状態のシート束をグリップ搬送手段47で下流側に移動すると折りロール63が表紙シートの中にシート束を織り込む(図5(d)の状態)。このようにしてシート束(中綴じシート)は表紙シートにくるみ綴じ製本される。
次に上記折りロール63の下流側に位置する裁断処理位置Gには断裁手段65が配置してある。この断裁手段65はシート束の天地方向を偏向するターンテーブルユニット65aと、切断するシート束の断裁縁を押圧支持する断裁縁プレスユニット65bと、断裁刃ユニット65cで構成されている。ターンテーブルユニット65aは前記折りロール63から送られたシート束をニップした状態で旋回するように構成され、同時に裁断処理位置Gにシート束を搬送セットする。上記断裁縁プレスユニット65bはシート束の断裁縁を押圧支持するように製本経路33と直交する方向に移動自在の加圧部材を備え、シート束を押圧支持するように構成されている上記断裁刃ユニット65cは平刃状の断裁刃と、シート束を挟んでこの断裁刃と対向する刃受け部材と、断裁刃を駆動するカッタモータとから構成されている。
上記断裁手段65により、冊子状に製本処理されたシート束の背部を除く周縁を所定量裁断して切り揃える。この裁断処理位置Gの下流側には搬出ローラ66と収納スタッカ67が配置されている。この収納スタッカ67は図示のようにシート束を倒立状態で収納するようになっている。そしてこの収納スタッカ67には図2に示す満杯検知センサが配置され、収納スタッカ67に収納されるシート束の満杯状態を検出して、オペレータにその除去を警告するようになっている。
また、上記裁断処理位置Gの下方には収納スタッカ67と並列に屑収納ボックス68が設けられ、断裁刃で切断した紙片を収納する。このため、裁断処理位置Gの直下にはスイーパ手段69が設けられ、このスイーパ手段69は図示しない駆動モータによって図2左右方向に揺動し、シート束を断裁する際は裁断処理位置Gの直下に位置して切断片を屑収納ボックス68に案内し、断裁後は裁断処理位置Gから退避してシート束を収納スタッカ67に収容可能に退避するようになっている。また、上記屑収納ボックス68には内部に収納された切断紙片の収納量を検知するフル検知センサ(満杯検知センサ)SfとニアーフルセンサSnが配置してある。このニアーフルセンサSnはシート束の断裁中に満杯とならないように例えばシート束の周縁を断裁する1回分に相当する紙片を収容可能な状態でこれを検出するように配置されている。
上述の製本装置Bには後処理装置Cが配置され、この後処理装置Cは前記表紙搬送経路34(第1シート搬送経路)に連なる後処理経路38が設けられ、この後処理経路38にステイプルユニット、パンチユニット、スタンプユニットなどの後処理機器が配置され、画像形成装置Aからの印刷シートを、表紙搬送経路34を介して受け取り、このシートにステイプル処理、パンチ処理、捺印処理を施し排紙トレイ37に搬出する。また、このような後処理を施すことなく画像形成装置Aからのシートを排紙トレイ37に収納するようになっている。
本発明は上述の構成において、装置内の環境温度を冷却する冷却手段を設け、この冷却手段をシート束に接着剤を塗布する際は停止し、接着剤を塗布した後に冷却手段を作動するようにしたことを特徴としている。以下その構成について詳述するに図3に示すように前記糊容器56を装備したケーシング30には冷却手段58、59が配置されている。冷却手段58は前記中紙搬送経路32内で搬送されるシートを冷却し、冷却手段59は前記表紙綴位置Fを冷却するように配置されている。
まず前記中紙搬送経路32には例えば画像形成装置Aで画像形成されたシートが搬送され、下流側の集積トレイ41に集積される。このシートは画像形成の定着工程で加熱され高温で搬出され、冷却することなく束状に集積すると相当高温となる。この高温に熱を帯びたシート束に熱溶融性の接着剤を塗布すると接着剤が必要以上に葉間に浸透することがあり装丁不良、或いは接着剤が滴下して装置内に散乱する原因となる。そこで画像形成装置Aから集積トレイ41に至る経路中でシートを冷却するように中紙搬送経路32内に冷却手段58が設けてある。図示のものは冷却手段58の一例として冷却ファン58aを示し、この冷却ファン58aを回転駆動するファンモータMf1が内蔵してある。この冷却ファン58aによってケーシング30内には図示矢視方向の空気流が生成され、中紙搬送経路32内を通過するシートを常温に冷却する。尚図示58bは冷却ファン58aからの空気流が糊容器56に影響しないように両者間に配置した送風を遮る遮蔽板(防風壁)である。
上記冷却手段59は前述のように糊容器56の下流側に配置された表紙綴位置Fを冷却する冷却ファン59a、59bで構成され、それぞれファンモータMf2、Mf3を内蔵している。この冷却手段59は糊容器56が配置された装置内温度を一定に保つ作用と、糊容器56下流側の表紙綴位置Fでシート束に塗布された接着剤を冷却する作用を果たしている。つまり、糊容器56内に収容された熱溶融性の接着剤は例えば150℃程度に昇温され液状に溶融されている。この接着剤温度は環境温度の影響を受け、接着効果に影響するため、所定温度内にコントロールする必要がある。
つまり、例えば30℃のシート束と50℃のシート束に接着剤を塗布する場合とでは接着剤の浸透或いは接着層の厚さが異なり一定の状態で表装することが出来ない。そこで糊容器56が配置された装置内温度を一定に保つため冷却風を送風するように構成されている。また、接着剤が塗布されたシート束はその下流側の表紙綴位置Fで表装されるが、この表装後には接着剤は急速に冷却固化することが好ましい。このためケーシング30には外気の流入孔59cと冷却ファン59a、59bが配置してある。
そこで本発明は、上記接着剤塗布位置E及び表紙綴位置Fを冷却する冷却手段59を次のように制御することを特徴としている。(1)シートが集積トレイ41に集積される間、及び集積されたシート束が接着剤塗布位置Eに給送セットされる間は冷却手段58及び59を作動して、装置内温度とシート温度を冷却する。(2)接着剤塗布位置Eでシート束に接着剤を塗布する間は、少なくとも冷却ファン59は停止する。この場合、冷却ファン58は停止若しくは作動を継続して後続シートを冷却する。(3)シート束に接着剤が塗布された後、冷却ファン59を作動する。この場合、接着剤を塗布したシート束に表紙シートが接合された後に冷却ファン59を作動することが好ましい。
このように冷却手段59を例えば製本動作を実行する制御CPU(制御手段)で制御する。これにより、シート束に接着剤を塗布する過程で冷却風が送られ、接着層の表面が固化することがない。
次に、上記制御手段の構成を図6に基づいて説明する。図6は制御ブロック図であり、図1に示すような画像形成装置Aと製本装置Bとを連結したシステムでは、例えば画像形成装置Aに備えられた制御CPU70にコントロールパネル71と、モード設定手段72を設ける。そして製本装置Bの制御部には制御CPU75を設け、この制御CPU75は製本処理実行プログラムをROM76から呼び出して製本経路33における各処理を実行する。またこの制御CPU75には画像形成装置Aの制御CPU70から後処理モード指示信号、ジョブ終了信号、その他製本に要する情報及びコマンド信号を受信する。
上記制御CPU75は製本処理プログラムをROM76から読み出し、シート集積動作75a、接着剤塗布動作75b、表紙綴じ動作75c、断裁動作75d、製本スタック動作75eをそれぞれ実行するように構成されている。そして前述の各動作手段に配置されたセンサからの信号で動作状態を判別し、また、前記冷却手段58のファンモータMf1と冷却手段59のファンモータMf2、Mf3を制御するように構成されている。そこでこの制御手段(制御CPU)75による製本動作を図7のフローチャートに従って説明する。
前記画像形成装置Aのコントロールパネル71で画像形成条件と後処理モードを設定する(St001)。この後処理モードは例えば「プリントアウトモード」「製本処理モード」「ステイプルモード」「スタンプモード」「パンチモード」「ジョグモード」などに設定する。プリントアウトモードは画像形成したシートを製本及び後処理することなく排紙トレイ37(図示のものは後処理装置Cに備えられている)に搬出収納する。
製本モードは画像形成されたシートを部揃え集積して表紙シートと綴合わせて収納スタッカ67に収納する。また、ステイプルモードは画像形成されたシートを後処理装置Cに備えられたステイプルユニットによってステイプル綴じし、スタンプモードは捺印処理し、同様にパンチモードはパンチ処理を、ジョグモードは仕分け処理をそれぞれ後処理装置Cで実行し、その後排紙トレイ37に収納する。
そこで「製本処理モード」が選択されると、画像形成装置Aは画像形成動作を実行し、画像形成したシートを排紙口14から搬出する(St002)。画像形成装置Aから排紙指示信号を受けると、製本装置Bの制御CPU75は前記中紙搬送経路(シート搬入経路)32の搬送モータを駆動し、搬入口31aからシートを搬入し、排紙口32bから搬出する。このとき排紙指示信号でファンモータMf1、Mf2、Mf3が作動され、ファンモータMf1の冷却ファン58aは中紙搬送経路32内を搬送されるシートを冷却する(St003)。またファンモータMf2、Mf3は冷却ファン59a、59bを作動しケーシング30内を一定温度に保持する送風を開始する。排紙口32bに送られたシートは集積トレイ41に搬入され、規制部材43に部揃え集積される(St004)。次に画像形成装置Aからジョブ終了信号(St005)を受けると制御CPU75は、トレイ上に集積されたシート束をグリップ搬送手段47で下流側の製本経路33に搬送する(St006)。このシート束の搬送は図4(a)に示すように集積トレイ41が集積位置から搬出位置に降下し、この搬出位置でグリップ搬送手段47がシート束を把持する。次いでグリップ搬送手段47はシート束を略々90度旋回し水平姿勢から鉛直姿勢にシート束の姿勢を偏向する。グリップ搬送手段47はこの偏向後のシート束をその下端縁が接着剤塗布位置Eに位置決めされるように移送する。この図4(a)に示す動作中に前記冷却手段59はファンモータMf2、Mf3の作動でケーシング30内に送風をし続け、装置内温度を一定に保持する。
次に制御CPU75は上記シート束の接着剤塗布位置Eへの移送と前後して前記表紙搬送経路34から表紙シートを搬送し、表紙綴位置Fに表紙シートを給送セットする(St007)。尚表紙シートは画像形成装置Aから供給されるか、或いはインサータ装置26から供給される。次に制御CPU75はシート束が接着剤塗布位置Eにセットされるタイミングを見計らってその前後にファンモータMf2、Mf3を停止し冷却手段59を非作動状態にする(St008)。この冷却手段59の停止は後続する接着剤塗布動作の前に実行すれば良い。
次に制御CPU75は、冷却手段59を停止した状態で糊塗布動作を実行する。この状態を図4(b)に示すが、制御CPU75はファンモータMf2、Mf3を停止し、糊容器56をシート束の端面に沿って同図表裏方向に移動する(St009)。このとき塗布ローラ57はローラ回転モータMRによって回転し、シート束の端面に接着剤を塗布する。次いで制御CPU75は図5(a)に示すように接着剤を塗布したシート束を下流側の表紙綴位置Fに移送する。そしてこの表紙綴位置Fで表紙シートと逆T字状に接合する。このとき同図(b)に示すように表紙シートは背当プレート61で支持されている。この状態で背折プレート62が同図(c)の状態にシート束を挟んだ状態で表紙シートを背折りプレスする(St010)。
次に制御CPU75はファンモータMf2、Mf3を再起動し、冷却手段59を作動する(St011)。この冷却手段59の作動で背折りプレスされた表紙シートとシート束は冷却され接着剤は硬化する。そこで制御CPU75は所定の冷却時間の経過を待つ(St012)。所定の冷却時間経過後制御CPU75は背当プレート61と背折プレート62を製本経路33から退避させ、折りロール63を回転駆動し、シート束を下流側の裁断処理位置Gに移送する(St013)。この冷却時間は接着剤が完全に固化しない状態で例えば下流側の断裁装置で表紙綴じしたシート束を断裁すると断裁刃に接着座州が付着して刃先を鈍化するのを防止する為であり、同時に断裁時に製本形態(綴じ形状)が崩れるのを防止するためである。図示のものはこの冷却時間をシート束の厚さによって異ならせている。例えばシート束の周縁3方向を断裁するトリミングカットの場合、シート枚数Saと冷却時間Taとの関係を次のように設定してある。
Sa=0〜a枚のとき、Ta=X1秒、Sa=(a+1)〜b(b>a)枚のとき、Ta=X2(X2>X3)秒、Sa=(b+1)〜c(c>b)枚のとき、Ta=X3(X3>X2)秒のように束厚さに比例して冷却時間Taが長くなるように設定してある。
上記冷却時間の後、次いで制御CPU75は断裁手段65を作動してシート束の天部、地部、小口部を順次所定量断裁して揃える(St014)。このシート束の断裁終了後制御CPU75は製本仕上げされたシート束を収納スタッカ67に収納する(St015)。
本発明に係わる接着剤塗布装置を内蔵した製本装置を備えた画像形成装置の全体構成の説明図。 図1の装置に於ける製本装置の詳細説明図。 図2の装置における冷却手段の配置構成の説明図。 図2の装置に於ける製本処理動作の説明図であり、(a)はシート集積状態を示し、(b)は接着剤塗布動作状態を示す。 図2の装置に於ける製本処理動作の説明図であり、(a)はシート束を塗布位置から表紙綴位置に移送する状態、(b)はシート束に表紙シートを接合した状態、(c)は表紙シートを背折り成形した状態、(d)はシート束を下流側に移送する状態を示す。 図2の装置に於ける制御部の構成を示すブロック図。 図2の装置に於ける製本処理の動作手順を示すフローチャート。
符号の説明
A 画像形成装置
B 製本装置
C 後処理装置
28 経路切換片
30 ケーシング
31 搬入経路(第1シート搬送経路)
31a 搬入口
31b 搬送ローラ
32 中紙搬送経路(シート搬入経路)
32a 搬送ローラ
32b 排紙口
33 製本経路(第2シート搬送経路)
34 表紙搬送経路(第1シート搬送経路)
34a 搬送ローラ
36 経路切換フラッパ
37 排紙トレイ
38 後処理経路
38a 搬送ローラ
40 集積部
41 集積トレイ
47 グリップ搬送手段
55 接着剤塗布手段
56 糊容器
58 冷却手段
58a 冷却ファン
58b 遮蔽板
59 冷却手段
59a 冷却ファン
59b 冷却ファン
59c 流入孔
60 表紙綴じ手段
65 断裁手段
66 搬出ローラ
67 収納スタッカ
68 屑収納ボックス
69 スイーパ手段
70 制御CPU(画像形成装置)
73 搬送監視手段
75 制御CPU(製本装置)
76 ROM
Mf1〜Mf3 ファンモータ

Claims (8)

  1. シート束を搬送する経路中の糊塗布位置に配置され、下流側の表紙綴じ手段で表紙綴じ処理するための接着剤塗布装置であって、
    熱溶融性の接着剤を収容する糊容器と、
    この糊容器内に配置された塗布ロールと、
    上記糊容器を内部に装備する装置ケーシングと、
    上記装置ケーシング内に配置され上記表紙綴じ処理後のシート束を冷却する冷却手段と、
    上記冷却手段を作動及び停止する制御手段と、
    を備え、
    上記制御手段はシート束に上記塗布ロールで接着剤を塗布する際には上記冷却手段を停止し、上記塗布ロールで接着剤を塗布した後上記冷却手段を作動することを特徴とする接着剤塗布装置。
  2. 前記制御手段は、
    (1)シート束を前記糊塗布位置に向けて搬送する際は、前記冷却手段を作動して前記装置ケーシング内を冷却し、
    (2)前記糊塗布位置に搬送セットされたシート束に接着剤を塗布する際は、前記冷却手段を停止し、
    (3)前記糊塗布位置でシート束に接着剤が塗布された後、前記冷却手段を再起動する
    ように制御することを特徴とする請求項1に記載の接着剤塗布装置。
  3. シートを順次搬入するシート搬入経路と、
    上記シート搬送経路から搬出されるシートを束状に積載収納する集積トレイ手段と、
    糊塗布位置と表紙綴位置とをこの順に備え、上記集積トレイ手段からのシートを搬送する製本経路と、
    上記糊塗布位置に配置され、熱溶融性の接着剤を収容する糊容器と、
    上記糊容器内に配置された塗布ロールと、
    上記糊容器を内部に装備する装置ケーシングと、
    上記装置ケーシング内に配置され上記表紙綴位置のシート束を冷却する冷却手段と、
    上記冷却手段を作動及び停止する制御手段と、
    を備え、
    上記制御手段は、シート束に上記塗布ロールで接着剤を塗布する際には上記冷却手段を停止し、上記塗布ロールで接着剤を塗布した後上記冷却手段を作動することを特徴とする製本装置。
  4. 前記シート搬入経路には搬送中のシートを冷却する送風手段が設けられ、
    上記送風手段と前記糊容器との間にはこの送風手段からの送風を遮る遮蔽板が配設されていることを特徴とする請求項3に記載の製本装置。
  5. 前記制御手段は、
    (1)シート束を前記シート搬入経路から前記集積トレイ手段に搬送する間は前記冷却手段を作動し、
    (2)前記糊塗布位置に搬送セットされたシート束に接着剤を塗布する際は、前記冷却手段を停止し、
    (3)前記糊塗布位置でシート束に接着剤が塗布された後、前記冷却手段を再起動する
    ように制御することを特徴とする請求項3又は4に記載の製本装置。
  6. 前記冷却手段は、送風ファンと、この送風ファンを駆動するファンモータとから構成され、前記制御手段は上記ファンモータに供給する電源を制御することを特徴とする請求項3乃至5の何れかの項に記載の製本装置。
  7. シート上に画像を形成する画像形成手段を有する画像形成ユニットと、
    上記画像形成ユニットからのシートを束状に部揃えして接着剤を塗布し、このシート束と表紙シートとを綴じ合わせる製本ユニットとから構成され、
    上記製本ユニットは請求項3乃至6の何れかの項に記載の構成を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記製本ユニットには前記綴じ合わせたシート束と表紙シートの綴じ合せ背部を除く周縁を所定量断裁する断裁手段が備えられていることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
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