JP2008061765A - 近接操作式x線透視撮影装置およびこの透視撮影装置の制御方法 - Google Patents

近接操作式x線透視撮影装置およびこの透視撮影装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】被検体と撮像装置との間の距離に応じて撮像装置の移動制御を行うことができる近接操作式X線透視撮影装置およびこの透視撮影装置の制御方法を提供する。
【解決手段】近接操作式X線透視撮影装置10は、被検体Mを支持する寝台11と、放射線発生手段としてのX線管12と、放射線透視撮影手段としての撮像装置13と、この撮像装置13を支持する支持部14と、撮像装置13に設けられたハンドル15と、放射線透視撮影画像を表示する透視画像表示手段16と、操作パネル17と、放射線遮蔽部材としての鉛カーテン18と、撮像装置13の移動制御を行う移動制御部20とを有する。移動制御部20による撮像装置13の移動制御は、撮像装置13を被検体Mに近づける際、設定位置の直前で撮像装置13に対し移動を制限する制御を行うことにより、操作者に抵抗力を感知させ、撮像装置13と設定位置が十分近づいた旨を、ハンドル15を握る手を介して操作者に知らせるよう行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、撮像装置の移動制御を行う近接操作式X線透視撮影装置およびこの透視撮影装置の制御方法に関する。
近接操作式X線透視撮影装置は、寝台に支持された被検体を挟んで、X線を発生するX線管と、X線透視撮影を行う撮像装置とを、対向配置して構成される。近接操作式X線透視撮影装置でX線装置撮影を行う場合、操作者は、一般に、撮像装置に備えられた操作ハンドルを握り、手動で撮像装置を所望の位置まで移動させる。
従来、この種の撮像装置の移動の制御を行う技術に、特開2000−93147号公報(特許文献1)に開示されたものなどがある。
この特許文献1に開示された近接操作式X線透視撮影装置は、撮像装置の操作ハンドルに設けた力センサにより操作者が撮像装置に加えた力を検出し、力センサにより検出された電気信号の単位時間当りの変化量に応じた出力信号でモータを駆動するパワーアシスト機構を備え、操作ハンドルに大きな力が急激に加わった場合にはモータの回転速度が急激に上昇するように大きな加速信号を発生させ、操作ハンドルに加わる力が小さく力の変化量の小さい場合にはモータを低速で回転させる信号を出力するようになっている。このため、パワーアシスト機構がない場合に比べ、撮像装置の移動が操作者の意のままに滑らかに行うことができ、撮像装置の位置決めを容易に行うことができる。
特開2000−93147号公報
近接操作式X線透視撮影装置の操作にあたり、操作者はこの近接操作式X線透視撮影装置の近傍に位置する必要がある。このため、操作者の被爆低減を目的として、操作者とこの近接操作式X線透視撮影装置との間には、一般に、鉛カーテンや防護板などの放射線遮蔽用部材を設置することが多い。したがって、操作者は、この放射線遮蔽用部材に視界を妨げられてしまい、撮像装置を移動する際、被検体と撮像装置との間の正確な距離を把握することが難しい。
従来の撮像装置の移動制御技術は、被検体と撮像装置との間の距離に応じて撮像装置の移動制御を行うものではない。このため、被検体と撮像装置を近づけるにあたり、被検体に撮像装置を勢いよく当て、被検体にけがを負わせてしまう可能性がある。したがって、操作者は、遮られた視界の中、非常に神経を使って操作する必要があり、大きな精神的負担を強いられることになる。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、被検体と撮像装置との間の距離に応じて撮像装置の移動制御を行うことができる近接操作式X線透視撮影装置およびこの透視撮影装置の制御方法を提供することを目的とする。
本発明に係る近接操作式X線透視撮影装置は、上述した課題を解決するために、支持部材に沿って移動可能に構成された撮像装置と、前記撮像装置の移動を制限する移動制限手段と、前記撮像装置の位置を検出する位置検出手段と、あらかじめ設定された位置を記憶しておく設定位置記憶手段と、前記あらかじめ設定された位置から所定の距離の位置と、前記位置検出手段の検出した前記撮像装置の位置とを比較し、前記撮像装置が前記設定された位置から所定の距離の位置に到達したかどうかを判定する位置到達判定手段と、この位置到達判定手段から前記撮像装置が前記設定された位置から所定の距離の位置に到達した旨の情報を受けた場合、前記撮像装置の移動を制限するよう前記移動制限手段を制御する手段と、を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明に係る近接操作式X線透視撮影装置は、上述した課題を解決するために、支持部材に沿って移動可能に構成された撮像装置と、前記撮像装置の移動を制限する移動制限手段と、前記撮像装置に対し所定の距離以内にある物体を検出する物体検出手段と、この物体検出手段から前記物体を検出した旨の情報を受けた場合、前記撮像装置の移動を制限するよう前記移動制限手段を制御する手段と、を備えたことを特徴とするものである。
一方、本発明に係る近接操作式X線透視撮影装置の制御方法は、上述した課題を解決するために、撮像装置の位置を検出し、あらかじめ設定された位置から所定の距離の位置と、前記撮像装置の検出した位置とを比較して前記撮像装置が前記設定された位置から所定の距離の位置に到達したかどうかを判定し、前記撮像装置が前記設定された位置から所定の距離の位置に到達した場合、前記撮像装置の移動を制限する、ステップを有することを特徴とする方法である。
また、本発明に係る移動制御装置は、上述した課題を解決するために、支持部材に沿って移動可能に構成された可動部と、前記可動部の移動を制限する移動制限手段と、前記可動部の位置を検出する位置検出手段と、あらかじめ設定された位置から所定の距離の位置と、前記位置検出手段の検出した前記撮像装置の位置とを比較し、前記可動部が前記設定された位置から所定の距離の位置に到達したかどうかを判定する位置到達判定手段と、この位置到達判定手段から前記可動部が前記設定された位置から所定の距離の位置に到達した旨の情報を受けた場合、前記可動部の移動を制限するよう前記移動制限手段を制御する手段と、を備えたことを特徴とするものである。
本発明に係る近接操作式X線透視撮影装置およびこの透視撮影装置の制御方法は、被検体と撮像装置との間の距離に応じて撮像装置の移動制御を行うことができる。
本発明に係る近接操作式X線透視撮影装置およびこの透視撮影装置の制御方法の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る近接操作式X線透視撮影装置10の第1実施形態を示す模式的な外観図である。図1の一点鎖線は、電気的接続関係を示すものである。
図1に示すように、近接操作式X線透視撮影装置10は、被検体Mを支持する寝台11と、放射線発生手段としてのX線管12と、放射線透視撮影手段としての撮像装置13と、この撮像装置13を支持する支持部14と、撮像装置13に設けられた操作部材としてのハンドル15と、放射線透視撮影画像を表示する透視画像表示手段16と、操作パネル17と、放射線遮蔽部材としての鉛カーテン18と、撮像装置13の移動制御を行う移動制御部20とを有する。なお、図1に示した近接操作式X線透視撮影装置10は、撮像装置13の紙面左側に操作者が位置する場合についての一例である。
X線管12と撮像装置13は、寝台11に支持された被検体Mを挟んで対向配置される。X線管12で発生したX線は、被検体Mを透過し、撮像装置13の入力面13aを介して撮像装置13に照射される。
撮像装置13は、イメージインテンシファイア、TVカメラおよびSPOT撮影装置などを備えることにより、入力面13aを介して照射されたX線を検出し、この検出したX線にもとづき、X線撮影像をフィルムに焼付けたり、X線透視画像を作成して透視画像表示手段16に表示させたりする機能を有する。
透視画像表示手段16は、表示画像が操作者から視認可能な位置に設置され、撮像装置13から受けたX線透視画像を表示する。操作者は、この透視画像表示手段16に表示されたX線透視画像を確認しながら、撮像装置13の移動をはじめとする近接操作式X線透視撮影装置10の操作を行う。
操作パネル17は、操作者が押したときにそれぞれ固有の指示信号を移動制御部20のCPU21に与えるボタンなどのハードキーと、表示入力装置とを有する。
表示入力装置は、表示装置としてのLCDと、LCD近傍に設けられたタッチパネルとを有する。LCDは、移動制御部20のCPU21に制御されて、近接操作式X線透視撮影装置10を操作するための情報および近接操作式X線透視撮影装置10を操作するための複数のキー(以下、ソフトキーという)を表示する。タッチパネルは、操作者によるタッチパネル上の指示位置の情報を移動制御部20のCPU21に与える。
たとえば、操作者がLCDに表示された画面上のソフトキーの一つを押下する操作を意図した場合、操作者は画面上のこのソフトキー相当部に接触しようとする。タッチパネルは、この接触動作から得た情報、たとえば赤外線遮光方式の光学式タッチパネルであれば赤外線を遮られた位置の情報を、操作者の指示位置の情報として取得し、移動制御部20のCPU21に与える。
この操作パネル17は、操作者が容易に操作できる位置に設置すればよく、たとえば撮像装置13または/および寝台11に設置する。2箇所以上に設置する場合は、設置箇所によって機能を振り分け、1箇所のみ操作パネル17とし、他箇所はハードキーのみとしてもよい。図1には、撮像装置13の上面操作者側の位置に操作パネル17を設置する場合の一例を示した。
撮像装置13は、支持部14により支持され、少なくとも被検体Mに接離する方向(図1の紙面上下方向)に移動可能に構成される。この撮像装置13に、消化器系の撮影を行う場合などに用いられる被検体Mを圧迫するための圧迫筒を設けてもよい。
ハンドル15は、撮像装置13に設置される。この設置位置は、操作者が撮像装置13を移動する際に利用しやすい位置にするとよい。操作者は、このハンドル15を握り、手動で、撮像装置13を被検体Mに接離する方向に動かすことができる。
鉛カーテン18は、X線管12から発生されるX線による操作者の被爆を低減することができるよう、撮像装置13および寝台11と操作者との間に配置される。図1には、鉛カーテン18が撮像装置13の操作者側に付設される場合の一例を示した。この鉛カーテン18に視界を遮られるため、操作者は、撮像装置13を被検体Mに近づける際、撮像装置13と被検体Mとの間の距離を目視することができない。
図2は、図1に示す近接操作式X線透視撮影装置10の移動制御部20の構成例を示す概略的な構成図である。
移動制御部20は、CPU21、RAM22、ROM23、設定位置記憶手段24、ネットワーク接続手段25、警告通知手段26、OSD表示手段27、操作力検出手段31、位置検出手段32、モータ33、ブレーキ34、設定位置メモリボタン41、およびブレーキ機能ON/OFFボタン42を有する。
CPU21は、ROM23内に記憶されたプログラムにしたがって、近接操作式X線透視撮影装置10の処理動作を制御する。CPU21は、ROM23内に記憶された撮像装置移動制御プログラムおよびプログラムの実行のために必要なデータを、RAM22へロードし、撮像装置移動制御プログラムに従って、撮像装置13を被検体Mに近づける際、設定位置の直前で撮像装置13に対し移動を制限する制御を行う(ブレーキ機能を発動する)ことにより操作者に抵抗力(急ブレーキ)を感知させ、同時に警告音を発することなどにより、撮像装置13と設定位置が十分近づいた旨を、ハンドル15を握る手を介しておよび警告音などにより操作者に知らせる処理を実行する。
RAM22は、CPU21が実行するプログラムおよびデータを一時的に格納するワークエリアを提供する。
ROM23は、近接操作式X線透視撮影装置10の起動プログラム、撮像装置移動制御プログラムや、これらのプログラムを実行するために必要な各種データを記憶する。
なお、ROM23は、磁気的もしくは光学的記録媒体または半導体メモリなどの、CPU21により読み取り可能な記録媒体を含んだ構成を有し、ROM23内のプログラムおよびデータの一部または全部は電子ネットワークを介してダウンロードされるように構成してもよい。
設定位置記憶手段24は、撮像装置13の所定の位置(たとえば操作者により指示された位置など)を、設定位置として記憶する。設定位置としては、たとえば、操作者が透過撮影時に撮像装置13を停止させておきたいと考えている位置などが挙げられる。本発明に係る近接操作式X線透視撮影装置10は、この設定位置を基準として、撮像装置13を移動制御(ブレーキ機能を発動)する。
ネットワーク接続手段25は、ネットワークの形態に応じた種々の情報通信用プロトコルを実装する。ネットワーク接続手段25は、この各種プロトコルにしたがって近接操作式X線透視撮影装置10と他の電気機器とを接続する。この接続には、電子ネットワークを介した電気的な接続などを適用することができる。ここで電子ネットワークとは、電気通信技術を利用した情報通信網全般を意味し、LAN(Local Area Network)やインターネット網のほか、電話通信回線網、光ファイバ通信ネットワーク、ケーブル通信ネットワークおよび衛星通信ネットワークなどを含む。
警告通知手段26は、移動制御部20のCPU21に制御され、必要に応じて、ブザー、音楽または人間の声のアナウンスなどにより、ブレーキ機能を発動した旨またはブレーキ機能が解除されている旨の警告音を発生する。
OSD表示手段27は、移動制御部20のCPU21に制御され、必要に応じて、ブレーキ機能が発動した旨またはブレーキ機能が解除されている旨のOSD(オンスクリーンディスプレイ、以下、OSDという)表示情報を、透視画像表示手段16に出力されている映像信号に重畳する。
操作力検出手段31は、操作者がハンドル15に加える力の方向と大きさを検出する機能を有する。この操作力検出手段31として、たとえば、圧力センサなどの力覚センサや、この力覚センサとポテンショメータなどの位置検出センサ(変位センサ)とを組み合わせたものなどを用いることができる。
位置検出手段32は、撮像装置13の被検体Mに接離する方向の位置を特定するために用いられる。このため、位置検出手段32としては、撮像装置13の位置の、被検体Mに接離する方向の座標に応じた出力(たとえば寝台11の被検体M支持面と入力面13aとの距離に比例する出力など)や、撮像装置13の移動量に応じた出力を行う機能を有するものを用いる。この位置検出手段32として、たとえば、ポテンショメータ、ロータリーエンコーダまたは超音波距離センサなどの位置検出センサなどを用いることができる。
なお、被検体Mに接離する方向の座標の原点は、たとえば寝台11の被検体M支持面の位置としてもよいし、寝台11の被検体M支持面から被検体Mに接離する方向に所定の距離はなれた位置としてもよく、設定位置記憶手段24に記憶されている設定位置を原点としてもよい。
モータ33は、移動制御部20のCPU21に制御され、被検体Mに接離する方向における撮像装置13の移動を支援する移動支援手段および移動を制限する移動制限手段の役割を担う。
移動制限手段としてのブレーキ34は、移動制御部20のCPU21に制御され、被検体Mに接離する方向における撮像装置13の移動を制限する。
設定位置メモリボタン41は、操作者の操作が容易な箇所へ設けられる。このメモリボタンは、ハードキーとして独立して設けてもよいし、操作パネル17にハードキーまたはソフトキーとして設けてもよい。操作者は、この設定位置メモリボタン41を介して、現在の撮像装置13の位置を設定位置としたい旨をCPU21に伝える。
ブレーキ機能ON/OFFボタン42は、操作者の操作が容易な箇所へ設けられる。このブレーキ機能ON/OFFボタン42は、ハードキーとして独立して設けてもよいし、操作パネル17にハードキーまたはソフトキーとして設けてもよい。操作者は、このブレーキ機能ON/OFFボタン42を介して、ブレーキ機能(撮像装置13を被検体Mに近づける際、設定位置の直前で撮像装置13に対し移動を制限する制御を行う機能)をONまたはOFFにする旨を近接操作式X線透視撮影装置10に伝える。ここで、ブレーキ機能がOFFである場合、操作者がブレーキ機能の発動を認めず、パワーアシスト機能のみを働かせたい意思を示したものとする。一方、ブレーキ機能がONである場合、操作者がブレーキ機能の発動を許容する意思を示したものとする。
図3は、図2に示すCPU21による機能実現手段の構成例を示す概略的なブロック図である。
CPU21は、撮像装置移動制御プログラムによって、少なくとも操作力判定手段21a、操作力算出手段21b、解除要求検出手段21c、モータ制御手段21d、位置算出手段21e、減速位置到達判定手段21f、動作警告手段21gおよび解除警告手段21hとして機能する。この各手段21a〜21hは、RAM22の所要のワークエリアを、データの一時的な格納場所として利用する。
次に、CPU21の各手段21a〜21hについて説明する。
操作力判定手段21aは、操作力検出手段31の出力を監視し、操作者によるハンドル15の操作が行われたかどうかを判定する機能を有する。
操作力算出手段21bは、操作力検出手段31から受けた出力値にもとづき、ハンドル15に加えられた力の方向を判断するとともに力の大きさを算出する機能を有する。
解除要求検出手段21cは、ブレーキ機能ON/OFFボタン42の出力から、このブレーキ機能ON/OFFボタン42がONであるかどうかを判定する機能を有する。
モータ制御手段21dは、操作力算出手段21bから受けたハンドル15に加えられた力の方向および大きさの情報にもとづき、この加えられた力の大きさに応じて、力が加えられた方向への移動を支援する(パワーアシストする)よう、モータ33の駆動制御を行う機能を有する。また、モータ制御手段21dは、撮像装置13の移動を制限(ブレーキ機能を発動)するよう、モータ33を制御しまたは/およびブレーキ34を動作させる機能を有する。
位置算出手段21eは、位置検出手段32から受けた出力値にもとづき、撮像装置13の座標を算出する機能を有する。
減速位置到達判定手段21fは、設定位置記憶手段24から読み出した設定位置から被検体Mの接離方向に所定の距離だけ離れた位置(以下、減速位置という)と、位置算出手段21eから受けた現在の撮像装置13の位置とを比較し、撮像装置13が減速位置に到達したかどうかを判定する機能を有する。
なお、減速位置を算出する際に必要な、設定位置から減速位置までの距離は、操作者によって操作パネル17を介してなどにより、あらかじめ設定しておく。
動作警告手段21gは、警告通知手段26に対してブレーキ機能を発動した旨の警告音を発生するよう指示する機能と、OSD表示手段27に対して透視画像表示手段16に出力されている映像信号にブレーキ機能が発動した旨のOSD表示情報を重畳するよう指示する機能と、操作パネル17に対してブレーキ機能を発動した旨の表示を行うよう指示する機能を有する。
解除警告手段21hは、警告通知手段26に対してブレーキ機能が解除されている旨の警告音を発生するよう指示する機能と、OSD表示手段27に対して透視画像表示手段16に出力されている映像信号にブレーキ機能が解除されている旨のOSD表示情報を重畳するよう指示する機能と、操作パネル17に対してブレーキ機能が解除されている旨の表示を行うよう指示する機能を有する。さらに、解除警告手段21hは、ブレーキ機能ON/OFFボタン42をOFFにする機能を有する。
次に、本発明に係る近接操作式X線透視撮影装置10の作用について説明する。
図4は、撮像装置13を被検体Mに近づける際、設定位置の直前で撮像装置13に対し移動を制限する制御を行う(ブレーキ機能を発動する)ことにより操作者に抵抗力(急ブレーキ)を感知させ、同時に警告音を発することなどにより、撮像装置13と設定位置が十分近づいた旨を、ハンドル15を握る手を介しておよび警告音などにより操作者に知らせる際の手順を示すフローチャートである。図4において、Sに数字を付した符号は、フローチャートの各ステップを示す。
あらかじめ、設定位置記憶手段24は、操作者により指示された設定位置を記憶しておく。この操作者により指示された設定位置の設定位置記憶手段24への記憶は、次の手順で行われる。
まず、操作者は、X線の発生を停止させておく。この結果、鉛カーテン18の必要がなくなり、操作者は被検体Mを視認可能となる。次に、操作者は、撮像装置13を寝台11に支持された被検体Mに近づける。つづいて、操作者は、目視により、撮像装置13を所望の位置(設定位置)へ移動させる。この設定位置は、たとえば、被検体Mの一番高い点(一番撮像装置13に近い点:被検体Mが患者である場合は患者の腹部など)が入力面13aと接する位置などが挙げられる。
次に、操作者は、設定位置メモリボタン41を介して、現在の撮像装置13の位置を設定位置としたい旨をCPU21に伝える。CPU21の位置算出手段21eは、設定位置メモリボタン41から押下があった旨の信号を受け、位置検出手段32の出力値(位置検出手段32としてポテンショメータを用いる場合はこのポテンショメータの抵抗値など)にもとづき、この設定位置の被検体Mに接離する方向の座標を算出し、この設定位置の座標を設定位置記憶手段24に書き込む。もちろん、位置検出手段32の出力値と設定位置の座標が一対一に対応する場合には、単に位置検出手段32の出力値を書き込むようにしてもかまわない。
以上の手順により、設定位置記憶手段24は、あらかじめ操作者により指示された設定位置を記憶しておくことができる。
なお、寝台11の被検体M支持面から所定の距離(たとえば50cmなど)離れた位置を初期の設定位置としてあらかじめ設定位置記憶手段24に記憶させておいてもよい。
図4に示す手順は、設定位置記憶手段24に対する設定位置の記憶が行われ、撮像装置13が被検体Mから十分に離され、X線透視撮影の準備が整った時点でスタートとなる。
まず、ステップS1において、操作力判定手段21aは、操作力検出手段31の出力を監視し、操作者によるハンドル15の操作が行われたかどうかを判定する。ハンドル15の操作が行われた場合はステップS2に進む。一方、行われていない場合はひきつづき操作力検出手段31の監視を行う。
次に、ステップS2において、操作力算出手段21bは、操作力検出手段31から受けた出力値にもとづき、ハンドル15に加えられた力の方向を判断するとともに力の大きさを算出する。
次に、ステップS3において、解除要求検出手段21cは、ブレーキ機能ON/OFFボタン42の出力から、このブレーキ機能ON/OFFボタン42がONであるかどうかを判定する。ONである場合はステップS4に進む。一方、OFFである場合はブレーキ機能の解除要求があったと判定しステップS9に進む。
次に、ステップS4において、モータ制御手段21dは、操作力算出手段21bから受けたハンドル15に加えられた力の方向および大きさの情報にもとづき、この加えられた力の大きさに応じて、力が加えられた方向への移動を支援する(パワーアシストする)よう、モータ33の駆動制御を行う。
次に、ステップS5において、位置算出手段21eは、位置検出手段32から受けた出力値にもとづき、撮像装置13の座標を算出する。
次に、ステップS6において、減速位置到達判定手段21fは、設定位置記憶手段24から読み出した設定位置から被検体Mの接離方向に所定の距離だけ離れた位置(減速位置)と、位置算出手段21eから受けた現在の撮像装置13の位置とを比較し、撮像装置13が減速位置に到達したかどうかを判定する。到達した場合には、到達した旨の情報をモータ制御手段21dに与え、ステップS7に進む。一方、到達していなかった場合にはステップS1にもどる。
この、撮像装置13の現在位置が減速位置に到達したと判定する方法として、前回のこの判定時の撮像位置を利用するようにしてもよい。たとえば、前回判定時の撮像装置13の位置をRAM22の所要のワークエリアに記憶しておき、撮像装置13の前回判定時の位置と今回判定時の位置との間に減速位置がある(減速位置を横断した)場合、減速位置に到達したと判定するようにしてもよい。また、減速位置の前後にある程度の(たとえば位置検出手段32の分解能程度の)幅を持たせ、この幅の範囲内にあるときに減速位置に到達したと判定するようにしてもよい。
次に、ステップS7において、モータ制御手段21dは、減速位置到達判定手段21fから撮像装置が減速位置に到達した旨の情報を受け、撮像装置13の移動を制限(ブレーキ機能を発動)するよう、モータ33を制御しまたは/およびブレーキ34を掛ける。この移動の制限は、少なくとも、操作者がハンドル15を握る手を介して、撮像装置13の移動に対する抵抗力を感知可能な程度に行う。この結果、操作者は、撮像装置13と設定位置が十分近づいた(減速位置に到達した)旨を了知することができる。
この移動の制限は、たとえば、操作者が気づく程度にパワーアシスト力を減少させて撮像装置13の移動を重く感じさせてもよいし、モータ33を制御しまたは/およびブレーキ34を掛けることにより撮像装置13の移動を数秒間停止させるようにしてもよい。
次に、ステップS8において、動作警告手段21gは、警告通知手段26に対しブザー、音楽または人間の声のアナウンスなどにより、ブレーキ機能を発動した旨の警告音を発生するよう指示する。また、動作警告手段21gは、OSD表示手段27に対し、透視画像表示手段16に出力されている映像信号にOSD表示情報を重畳するよう指示する。このOSD表示情報は、この表示情報を見た操作者が、ブレーキ機能が発動した旨を容易に了知可能なものであればよく、文字や絵を表示させるようにするほか、透視画像表示手段16の一部または全面の発光状態を一定時間変化させる(点滅させるなど)ようにするなどしてもよい。
さらに、動作警告手段21gは、操作パネル17に対し、ブレーキ機能を発動した旨の表示を行うよう指示する。
次に、ステップS9において、解除警告手段21hは、警告通知手段26に対しブザー、音楽または人間の声のアナウンスなどにより、ブレーキ機能が解除されている旨の警告音を発生するよう指示する。また、解除警告手段21hは、OSD表示手段27に対し、透視画像表示手段16に出力されている映像信号にブレーキ機能が解除されている旨のOSD表示情報を重畳するよう指示する。さらに、解除警告手段21hは、操作パネル17に対し、ブレーキ機能が解除されている旨の表示を行うよう指示する。
そして、解除警告手段21hは、ブレーキ機能ON/OFFボタン42をOFFにする。このとき、ブレーキ機能ON/OFFボタン42が、発光素子を内包するなど、明滅によりブレーキ機能のONとOFFを判別可能に構成されている場合は、解除警告手段21hは、この発光状態を適切に変更(たとえば数秒間点滅させるなど)することにより、操作者に対してブレーキ機能が解除されている旨を知らせてもよい。
なお、ステップS9におけるブレーキ機能が解除されている旨の警告は、繰り返すなどして所定の時間経過した後に自動的に停止するようあらかじめ設定しておいてもよいし、操作者によって解除可能に設定してもよい。
次に、ステップS10において、モータ制御手段21dは、ブレーキ34を開放するなどして、撮像装置13に対する移動の制限を解除(ブレーキ機能を解除)する。
以上の手順により、撮像装置13を被検体Mに近づける際、設定位置の直前で撮像装置13に対し移動を制限する制御を行う(ブレーキ機能を発動する)ことにより操作者に抵抗力(急ブレーキ)を感知させ、同時に警告音を発することなどにより、撮像装置13と設定位置が十分近づいた旨を、ハンドル15を握る手を介しておよび警告音などにより操作者に知らせることができる。
図1に示す近接操作式X線透視撮影装置10は、撮像装置13が被検体Mに近づいた場合、撮像装置13の移動を制限する処理を行う。このため、操作者は、被検体Mと入力面13aとの距離が近づいたことを、目視や経験に頼ることなく、ハンドル15を握る手を介して容易に知ることができる。したがって、この近接操作式X線透視撮影装置10によれば、被検体Mを不用意に圧迫する可能性が大幅に減るため、操作者の負担を軽減することができ、より操作の安全性を向上させることができる。
さらに、この結果、操作者は、従来に比べ、より短時間で安全に撮像装置13を適切な位置にセットすることができるとともに、透視画像表示手段16を見ながら各種操作を行うことができるため、この近接操作式X線透視撮影装置10によれば、検査時間の短縮を図ることができる。また、被検体Mが患者である場合は、この患者の負担を軽減することができる。
また、図1に示す近接操作式X線透視撮影装置10は、ブレーキ機能が解除されている場合、警告音を発生したり、透視画像表示手段16上にOSD表示したりすることにより、操作者に対し警告を行う。このため、操作者が、ブレーキ機能が解除された状態で、被検体Mを不用意に圧迫してしまう可能性を、低減することができる。
さらに、図1に示す近接操作式X線透視撮影装置10は、ブレーキ機能のONとOFFを切り替えるボタンを備える。このため、操作者は、このボタンを介して、任意にブレーキ機能のONとOFFを切り替えることが可能である。
なお、本実施形態の説明において、ブレーキ機能の発動(図4のステップS7およびS8)後、ブレーキ機能を自動的に解除するようにしたが(図4のステップS9およびステップS9およびステップS10)、このブレーキ機能の自動解除を行わなくてもよい。この場合、たとえば、図4のステップS7において撮像装置13の移動を制限(ブレーキ機能を発動)する際、ブレーキ制御手段は、モータ33を制御しまたは/およびブレーキ34を掛けることにより、操作者が気づく程度にパワーアシスト力を減少させて撮像装置13の移動を重く感じさせ、減速位置より被検体Mに近づけるためにはさらにハンドル15に対する力を加えなければならないようにするとよい。
図1に示す近接操作式X線透視撮影装置10は、ブレーキ機能のONとOFFを切り替えるボタンを備える。このため、ブレーキ機能の自動解除を行わない場合でも、ブレーキ機能がONであるかどうかを判定するステップを図4のステップS8とS9の間にさらに設けることにより、容易にブレーキ機能の解除を行うことができる。したがって、この近接操作式X線透視撮影装置10によれば、ブレーキ機能の自動解除を行わない場合で、かつ、たとえば圧迫筒を用いる場合など、あえて被検体Mを圧迫する必要がある場合においても、容易にブレーキ機能を解除することができ、被検体Mの圧迫動作を行うことができる。
図5は、本発明に係る近接操作式X線透視撮影装置の第2実施形態における移動制御部20の構成例を示す概略的な構成図である。
この第2実施形態に示す近接操作式X線透視撮影装置10Aは、位置検出手段32にかえて物体検出手段35を備え、この物体検出手段35の出力にもとづき撮像装置13の移動制御を行うものである。図1に示された近接操作式X線透視撮影装置10と同じ構成および作用については、同一符号を付して説明を省略する。
移動制御部20は、CPU21、RAM22、ROM23、ネットワーク接続手段25、警告通知手段26、OSD表示手段27、操作力検出手段31、物体検出手段35、モータ33、ブレーキ34、およびブレーキ機能ON/OFFボタン42を有する。
物体検出手段35は、撮像装置13が被検体Mに所定の距離まで近づいたことを検出するために用いられる。この物体検出手段35としては、たとえば静電容量型の非接触型近接センサなどを用いることができる。この所定の距離は、物体検出手段35の検出感度に大きく依存するため、あらかじめ所望の物体検出距離を有するものを用いるようにするとよい。
図6は、図5に示すCPU21による機能実現手段の構成例を示す概略的なブロック図である。
CPU21は、撮像装置移動制御プログラムによって、少なくとも操作力判定手段21a、操作力算出手段21b、解除要求検出手段21c、モータ制御手段21d、物体検出判定手段21i、動作警告手段21gおよび解除警告手段21hとして機能する。この各手段21a〜21iは、RAM22の所要のワークエリアを、データの一時的な格納場所として利用する。
物体検出判定手段21iは、物体検出手段35から受けた出力値にもとづき、撮像装置13が物体(被検体M)に所定の距離まで近づいたかどうかを判定する機能を有する。
次に、本実施形態に係る近接操作式X線透視撮影装置10Aの作用について説明する。
図7は、撮像装置13を被検体Mに近づける際、設定位置の直前で撮像装置13に対し移動を制限する制御を行う(ブレーキ機能を発動する)ことにより操作者に抵抗力(急ブレーキ)を感知させ、同時に警告音を発することなどにより、撮像装置13と設定位置が十分近づいた旨を、ハンドル15を握る手を介しておよび警告音などにより操作者に知らせる際の他の手順を示すフローチャートである。図7において、Sに数字を付した符号は、フローチャートの各ステップを示す。図7において、図4と同等のステップには同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図7に示す手順は、撮像装置13が被検体Mから十分に離され、X線透視撮影の準備が整った時点でスタートとなる。
ステップS21において、物体検出判定手段21iは、物体検出手段35から受けた出力値にもとづき、撮像装置13が物体(被検体M)に所定の距離まで近づいたかどうかを判定する。所定の距離まで近づいた場合にはステップS7に進む。一方、近づいていなかった場合にはステップS1にもどる。
以上の手順により、撮像装置13を被検体Mに近づける際、設定位置の直前で撮像装置13に対し移動を制限する制御を行う(ブレーキ機能を発動する)ことにより操作者に抵抗力(急ブレーキ)を感知させ、同時に警告音を発することなどにより、撮像装置13と設定位置が十分近づいた旨を、ハンドル15を握る手を介しておよび警告音などにより操作者に知らせることができる。
本実施形態に係る近接操作式X線透視撮影装置10Aによっても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態に係る近接操作式X線透視撮影装置10Aは、物体検出手段35の出力にもとづいて、ブレーキ機能を発動させるべき位置の判定を行う。このため、第1実施形態の近接操作式X線透視撮影装置10の制御方法にくらべ、あらかじめ行うべき手順を大幅に削減することができる。したがって、本実施形態に係る近接操作式X線透視撮影装置10Aによれば、撮像装置13を被検体Mに近づけるにあたり、さらに検査時間の短縮を図ることができ、操作者の負担を低減することができる。
また、本実施形態においても、ブレーキ機能の自動解除(図7のステップS9およびS10)を行わなくてもよい。この場合、たとえば、図5のステップS7において撮像装置13の移動を制限(ブレーキ機能を発動)する際、ブレーキ制御手段は、モータ33を制御しまたは/およびブレーキ34を掛けることにより、操作者が気づく程度にパワーアシスト力を減少させて撮像装置13の移動を重く感じさせ、減速位置より被検体Mに近づけるためにはさらにハンドル15に対する力を加えなければならないようにするとよい。
これは、本実施形態に係る近接操作式X線透視撮影装置10Aも、図1に示す近接操作式X線透視撮影装置10と同様、ブレーキ機能のONとOFFを切り替えるボタンを備えるためである。このため、ブレーキ機能の自動解除を行わない場合でも、ブレーキ機能がONであるかどうかを判定するステップを図7のステップS8とS9の間にさらに設ければ、容易にブレーキ機能の解除を行うことができる。したがって、この近接操作式X線透視撮影装置10Aによれば、ブレーキ機能の自動解除を行わない場合で、かつ、たとえば圧迫筒を用いる場合など、あえて被検体Mを圧迫する必要がある場合においても、容易にブレーキ機能を解除することができ、被検体Mの圧迫動作を行うことができる。
なお、第1および第2実施形態の説明において、操作部材としてハンドル15を例に挙げたが、操作部材はハンドルに限られない。たとえば、操作部材として、操作パネル17上に撮像装置の移動用のハードキー(上下の矢印キーなど)を設けてもよい。この場合、操作者は、このハードキーを介して、撮像装置の寝台から接離する方向への移動を指示する。このハードキーの押下により、たとえば一定の速度で撮像装置を移動させるようにしておけば、図4および図7のステップS1、S2およびS4を省略することができる、かつ、各実施形態の効果を得ることができる。ここで、操作者によるブレーキ機能発動の認知は、操作部材を操作する手を介してではなく、警告音や透視画像表示手段上のOSD表示などであることに注意する。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。
本発明に係る近接操作式X線透視撮影装置の第1実施形態を示す模式的な外観図。 図1に示す近接操作式X線透視撮影装置の移動制御部の構成例を示す概略的な構成図。 図2に示すCPUによる機能実現手段の構成例を示す概略的なブロック図。 撮像装置を被検体に近づける際、設定位置の直前で撮像装置に対し移動を制限する制御を行う(ブレーキ機能を発動する)ことにより操作者に抵抗力(急ブレーキ)を感知させ、同時に警告音を発することなどにより、撮像装置と設定位置が十分近づいた旨を、ハンドルを握る手を介しておよび警告音などにより操作者に知らせる際の手順を示すフローチャート。 本発明に係る近接操作式X線透視撮影装置の第2実施形態における移動制御部20の構成例を示す概略的な構成図。 図5に示すCPUによる機能実現手段の構成例を示す概略的なブロック図。 撮像装置を被検体Mに近づける際、設定位置の直前で撮像装置に対し移動を制限する制御を行う(ブレーキ機能を発動する)ことにより操作者に抵抗力(急ブレーキ)を感知させ、同時に警告音を発することなどにより、撮像装置と設定位置が十分近づいた旨を、ハンドル15を握る手を介しておよび警告音などにより操作者に知らせる際の他の手順を示すフローチャート。
符号の説明
10、10A 近接操作式X線透視撮影装置
11 寝台
12 X線管
13 撮像装置
13a 入力面
14 支持部
15 ハンドル
16 透視画像表示手段
17 操作パネル
18 鉛カーテン
20 移動制御部
21 CPU
21a 操作力判定手段
21b 操作力算出手段
21c 解除要求検出手段
21d モータ制御手段
21e 位置算出手段
21f 減速位置到達判定手段
21g 動作警告手段
21h 解除警告手段
21i 物体検出判定手段
22 RAM
23 ROM
24 設定位置記憶手段
25 ネットワーク接続手段
26 警告通知手段
27 OSD表示手段
31 操作力検出手段
32 位置検出手段
33 モータ
34 ブレーキ
35 物体検出手段
41 設定位置メモリボタン
42 ブレーキ機能ON/OFFボタン
M 被検体

Claims (12)

  1. 支持部材に沿って移動可能に構成された撮像装置と、
    前記撮像装置の移動を制限する移動制限手段と、
    前記撮像装置の位置を検出する位置検出手段と、
    あらかじめ設定された位置を記憶しておく設定位置記憶手段と、
    前記あらかじめ設定された位置から所定の距離の位置と、前記位置検出手段の検出した前記撮像装置の位置とを比較し、前記撮像装置が前記設定された位置から所定の距離の位置に到達したかどうかを判定する位置到達判定手段と、
    この位置到達判定手段から前記撮像装置が前記設定された位置から所定の距離の位置に到達した旨の情報を受けた場合、前記撮像装置の移動を制限するよう前記移動制限手段を制御する手段と、
    を備えたことを特徴とする近接操作式X線透視撮影装置。
  2. 前記あらかじめ設定された位置を前記設定位置記憶手段に記憶させておくための設定位置メモリボタンをさらに備え、
    この設定位置メモリボタンを操作した際に前記位置検出手段の検出した前記撮像装置の位置を、前記あらかじめ設定された位置として前記設定位置記憶手段に記憶させることを特徴とした請求項1記載の近接操作式X線透視撮影装置。
  3. 支持部材に沿って移動可能に構成された撮像装置と、
    前記撮像装置の移動を制限する移動制限手段と、
    前記撮像装置に対し所定の距離以内にある物体を検出する物体検出手段と、
    この物体検出手段から前記物体を検出した旨の情報を受けた場合、前記撮像装置の移動を制限するよう前記移動制限手段を制御する手段と、
    を備えたことを特徴とする近接操作式X線透視撮影装置。
  4. 前記移動制限手段を制御する手段による前記移動制限手段の制御を実行するか否かを指示するためのボタンをさらに備え、
    このボタンにより前記移動制限手段の制御を実行するか否かを選択可能に構成したことを特徴とする請求項1または3に記載の近接操作式X線透視撮影装置。
  5. 前記移動制限手段の制御が実行された旨を音声で警告する警告通知手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1または3に記載の近接操作式X線透視撮影装置。
  6. 前記移動制限手段の制御が実行された旨をオンスクリーンディスプレイで表示するOSD表示手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1または3に記載の近接操作式X線透視撮影装置。
  7. 撮像装置の位置を検出し、
    あらかじめ設定された位置から所定の距離の位置と、前記撮像装置の検出した位置とを比較して前記撮像装置が前記設定された位置から所定の距離の位置に到達したかどうかを判定し、
    前記撮像装置が前記設定された位置から所定の距離の位置に到達した場合、前記撮像装置の移動を制限する、
    ステップを有することを特徴とする近接操作式X線透視撮影装置の制御方法。
  8. 前記撮像装置の移動の制限を実行すべき指示の有無を判定するステップをさらに有し、
    この指示がなかった場合には前記撮像装置の移動を制限するステップを実行せず、前記指示があった場合には前記撮像装置の移動を制限するステップを実行する、
    ことを特徴とする請求項7記載の近接操作式X線透視撮影装置の制御方法。
  9. 前記撮像装置の移動を制限するステップを実行した後、
    この移動の制限を解除するステップをさらに有する請求項7記載の近接操作式X線透視撮影装置の制御方法。
  10. 前記撮像装置の移動の制限が実行された旨を音声で警告するステップをさらに有することを特徴とする請求項7記載の近接操作式X線透視撮影装置の制御方法。
  11. 前記撮像装置の移動の制限が実行された旨をオンスクリーンディスプレイで表示するステップをさらに有することを特徴とする請求項7記載の近接操作式X線透視撮影装置の制御方法。
  12. 支持部材に沿って移動可能に構成された可動部と、
    前記可動部の移動を制限する移動制限手段と、
    前記可動部の位置を検出する位置検出手段と、
    あらかじめ設定された位置から所定の距離の位置と、前記位置検出手段の検出した前記撮像装置の位置とを比較し、前記可動部が前記設定された位置から所定の距離の位置に到達したかどうかを判定する位置到達判定手段と、
    この位置到達判定手段から前記可動部が前記設定された位置から所定の距離の位置に到達した旨の情報を受けた場合、前記可動部の移動を制限するよう前記移動制限手段を制御する手段と、
    を備えたことを特徴とする移動制御装置。
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