JP2008061556A - 早茹で麺の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】薄い保護膜で麺線の軟弱化による型崩れを抑止し、冷凍麺に勝るとも劣らない味覚を実現する。冷凍麺に比較してエネルギー消費が小さく、搬送や保存、さらに調理場においても、冷凍設備などの特別な設備を必要としないで美味な味覚にできる早茹で麺を提供する。
【解決手段】早茹で麺の製造方法は、麺を茹でて表面をα化する茹で工程と、茹でた麺を水漬して麺の含水率を高くする水漬工程と、麺を有機酸に接触させて麺線のphを6以下とする有機酸接触工程とからなる。
【選択図】なし

Description

本発明は、生麺よりも短時間で茹で上がる早茹で麺の製造方法に関し、とくに冷凍麺の食感を実現しながら、冷凍麺の要するエネルギーコストを減少できる早茹で麺の製造方法に関するものである。
麺は、生麺を茹でた直後に食べるのが最も美味である。ただ、この方法は、生麺を茹でるのに10〜15分もかかる欠点がある。茹で時間が長くなる欠点は、生麺を製造過程で茹でて茹で麺とし、この状態で流通して解消できる。茹で麺はすでに茹でいるので、食べるときに単に加熱すればよく、調理に要する時間を著しく短縮できる。ただ、茹で麺は、茹でる過程でα化されたデンプンが、時間が経過するにしたがってβ化して味覚が低下してしまう欠点がある。とくに、茹で麺は、冷蔵保存によっても澱粉のβ化を阻止できない。困ったことに、α化したデンプンのβ化は、冷蔵温度に近い約4℃でもっも甚だしく、冷蔵はデンプンのβ化を促進してしまう。
デンプンのβ化は、茹で麺を冷凍して防止できる。茹で麺を茹でた直後に冷凍した冷凍麺は、デンプンのβ化を阻止するので、時間が経過しても味覚の低下が極めて少なく、またすでに茹でた麺であるから、解凍した後に、短時間の加熱で食べる状態に調理できる。すなわち、冷凍麺は、時間が経過しても生麺に匹敵する味覚を実現しながら、茹で時間を短縮できる理想的な特性を実現する。この特徴が生かされて、冷凍麺は高品質麺を短時間調理で喫食出来る美味な麺として、冷凍技術の発展及びコールドチェンの拡大と共に大きく躍進した。ただ、冷凍麺は、生産工場では茹でるための熱エネルギーを必要とし、加えて、茹で工程及び洗い工程で多量の水を必要とし、さらに加熱した麺を冷却して凍結するための多量の冷凍エネルギーを消費し、さらにまた、冷凍麺となった状態では、冷凍保管、冷凍流通させるために、さらに低温に保存するための冷却のエネルギーを消費することから、エネルギー消費が極めて大きくなる欠点がある。とくに、冷凍麺は、輸送においては、構成のほとんどを水と空隙とする食品であることから、冷凍輸送における効率が極めて低くなる欠点もある。更に、冷凍麺は、調理現場に搬送された状態においても冷凍状態に保存する必要があり、調理現場に冷凍庫と解凍釜を必要とする。すなわち、多水分型冷凍加工食品である冷凍麺は、正にエネルギー浪費型食品の典型となっている。
この欠点は、冷凍麺の品質を維持しながら、エネルギー消費を少なくし、さらに冷凍麺と同等の短時間で茹で上がる麺を開発して解消できる。この物性の麺が開発されるなら、エネルギー消費を小さくしながら、製造工程のみでなく、流通工程においても著しく合理化できる特徴がある。
ところで、冷凍麺としないで、麺類の茹で時間を短縮する技術は開発されている。(特許文献1ないし3参照)
特許文献1の公報は、家庭で短時間加熱調理して、生麺を茹であげた直後の食感を実現する半調理麺を記載する。この半調理麺は、生麺を短時間加熱処理して水分率を65%以下として製造される。また、この半調理麺は、生麺を短時間加熱処理した後、必要に応じて水冷、及び/又は酢溶液浸漬処理して、水分率を65%以下として製造される。この半調理麺は、短時間の加熱で麺線の表面のデンプンをα化している。α化したデンプンは、麺線の表層を硬化して保護する。このため、時間が経過して味覚が悪くなるのを防止する。また、酢溶液に浸漬することで保存性を改善している。
さらに、特許文献2は、生麺を瞬間的に加熱してその表層のデンプンをα化して変成被覆層を設け、その後水に浸漬する早茹で麺の製造方法を記載している。この方法で製造される早茹で麺も、加熱して表層にデンプンのα化された被覆膜を設ける。この被覆膜が麺線を保護する状態で、水分率を調整する。この公報に記載される方法は、生麺を瞬間的に加熱した後、常温まで冷却し、その後、水漬して水分率をコントロールする。この早茹で麺は、引用文献1に記載される麺と同じように、麺線表面をα化したデンプン層で保護する。したがって、時間が経過して味覚が低下するのを防止する。
さらに、特許文献3は、麺線の表面をアルギン酸カルシウムの凝固皮膜で被覆して、表面を保護する。すなわち、この公報の麺線は、α化したデンプン層に代わって、アルギン酸カルシウムの凝固皮膜で被覆する。この麺線は、アルギン酸カルシウムの凝固膜で表面を保護して、麺線の経時的な劣化を防止する。
特開昭60−259154号公報 特開昭60−224458号公報 特開昭60−12946号公報
これらの特許文献に記載されるように、麺線は表面に保護膜を設け、この保護膜でもって、時間が経過して軟弱化し、型崩れして味覚が悪くなるのを防止できる。さらに、保護膜で表面を保護している麺線は、水分率を高く調整して、食べるときの茹で時間を短縮する。麺線の内部まで好ましい水分率にコントロールしている麺線は、麺線を加熱してデンプンをα化する工程で、麺線の内部に水分を浸透させる必要がないからである。生麺の茹で時間が10〜15分と極めて長いのは、デンプンのα化に時間がかかるのではない。茹でる過程で、麺線の内部まで水を浸透させて、所定の水分率にコントロールしながらα化するのに時間がかかる。デンプンは、数秒と極めて短時間の加熱でα化されるので、麺線全体を好ましい水分率にコントロールしている麺線は、短時間で麺線全体のデンプンをα化できる。ただ、全体を食べて美味な水分率、すなわち相当に高い水分率にコントロールしている麺線は、表面に保護膜を設けないかぎり、軟弱化し、型崩れして美味な麺にはできない。特許文献1〜3の早茹で麺は、表面に保護膜を設けて内部の水分率を食べる状態で好ましい水分率、すなわち生麺よりも高い水分率にコントロールしている。このため、茹でるときに、麺線の内部に水分を浸透させる時間を必要とせず、短時間で茹でて食べることができる。
特許文献1〜3の麺は、茹で麺が、麺線全体のデンプンをα化しているのに代わって、麺線表面のみのデンプンをα化してこれを保護膜としている。α化された保護膜が厚くなって全体がα化されたものが、従来の茹で麺である。麺線全体をα化している従来の茹で麺が、時間の経過と共に味覚が低下するのは、α化されたデンプンがβ化して劣化するからである。このことから、麺線の表面に保護膜を設ける麺線は、表面の保護膜をいかに薄くして、麺線の経時的な劣化を防止できるかが大切である。保護膜が厚くなるほど、従来の茹で麺に近づいて味覚が低下するからである。
本発明は、このことを実現することを目的に開発されたもので、本発明の大切な目的は、薄い保護膜で麺線の軟弱化による型崩れを抑止し、冷凍麺に勝るとも劣らない味覚を実現しながら、冷凍麺に比較してエネルギー消費が小さく、さらに搬送や保存、さらに調理場においても、冷凍設備などの特別な設備を必要としないで美味な味覚にできる、早茹で麺の製造方法を提供することにある。
本発明の請求項1の早茹で麺の製造方法は、麺を茹でて表面をα化する茹で工程と、茹でた麺を水漬して麺の含水率を高くする水漬工程と、麺を有機酸に接触させて麺線のphを6以下とする有機酸接触工程とからなる。
本発明の請求項2の早茹で麺の製造方法は、麺を茹でて表面をα化する茹で工程と、茹でた麺を水漬して麺の含水率を高くする水漬工程と、麺を塩水に接触させて麺線の塩分濃度を1%ないし20%とする塩水接触工程とからなる。
本発明の請求項3の早茹で麺の製造方法は、麺を茹でて表面をα化する茹で工程と、茹でた麺を水漬して麺の含水率を高くする水漬工程と、麺を、麺線の浸透圧が塩分濃度1%から20%に該当するよう調整する溶液に接触させて塩分濃度1%ないし20%に該当する浸透圧とする溶液接触工程とからなる。
本発明の請求項4の早茹で麺の製造方法は、麺を茹でて表面をα化する茹で工程と、茹でた麺を水漬して麺の含水率を高くする水漬工程と、麺を有機酸に接触させて麺線のphを6以下とすると共に、麺を塩水に接触させて麺線の塩分濃度を1%ないし20%とする接触工程とからなる。
本発明の請求項5の早茹で麺の製造方法は、麺を熱可逆ゾルに接触させて麺線表面を熱可逆ゲルで被覆する被覆工程と、熱可逆ゲルで被覆された麺を水漬して麺の含水率を高くする水漬工程とからなる。
さらに、本発明の請求項6の早茹で麺の製造方法は、被覆工程において、麺線の表面を塩類でゲル化する熱可逆ゾルに接触させて麺線表面を熱可逆ゲルで被覆する。
本発明の請求項7の早茹で麺の製造方法は、麺を熱可逆ゾルに接触させて麺線表面を熱可逆ゲルで被覆する被覆工程と、麺を有機酸に接触させて麺線のphを6以下とする有機酸接触工程と、熱可逆ゲルで被覆した麺を水漬して麺の含水率を高くする水漬工程とからなる。
本発明の請求項8の早茹で麺の製造方法は、麺を熱可逆ゾルに接触させて麺線表面を熱可逆ゲルで被覆する被覆工程と、麺を塩水に接触させて麺線の塩分濃度を1%ないし20%とする塩水接触工程と、熱可逆ゲルで被覆した麺を水漬して麺の含水率を高くする水漬工程とからなる。
本発明の請求項9の早茹で麺の製造方法は、麺を熱可逆ゾルに接触させて麺線表面を熱可逆ゲルで被覆する被覆工程と、麺を有機酸に接触させて麺線のphを6以下とすると共に、麺を塩水に接触させて麺線の塩分濃度を1%ないし20%とする接触工程と、熱可逆ゲルで被覆した麺を水漬して麺の含水率を高くする水漬工程とからなる。
本発明の請求項10の早茹で麺の製造方法は、生地に熱可逆ゲル化剤または熱硬化ゲル化剤からなるゲル化剤を混入して製麺する製麺工程と、製麺された麺を水漬して麺の含水率を高くする水漬工程とからなる。
本発明の請求押11の早茹で麺の製造方法は、ゲル化剤を、ゼラチン、寒天、カラギナン、ジェランガム、キサンタンガム、カードラン、卵白のいずれかとしている。
本発明の早茹で麺の製造方法は、薄い保護膜で麺線の軟弱化による型崩れを抑止し、冷凍麺に勝るとも劣らない味覚を実現できる特長ある。それは、本発明の早茹で麺の製造方法が、独特の処理をして、薄くて強い保護膜を麺線の表面に設けているからである。本発明の請求項1ないし3の製造方法は、麺を茹でて表面をα化する茹で工程と、麺を有機酸に接触させてphを6以下とする有機酸接触工程、または塩水に接触させて塩分濃度を1%ないし20%とする塩水接触工程、あるいは、麺線の浸透圧が塩分濃度1%ないし20%に該当するよう調整する溶液に接触させる溶液接触工程で麺線の表面に保護膜を設けている。これらの製造方法は、麺を茹でて表面をα化する茹で工程で、麺線の表面に薄い保護膜を設けると共に、麺を有機酸に接触させ、あるいは塩水に接触させ、あるいはまた浸透圧を調整する溶液に接触させる接触工程で、薄い保護膜を強くできる。したがって、麺線の表面に設けられる保護膜を薄く、しかも強くして麺線の軟弱化による型崩れをより有効に防止できる。とくに、請求項4の製造方法は、麺を有機酸と塩水の両方に接触させているので、有機酸と塩との相乗効果でより優れた保護膜を設けることができる。
また、本発明の請求項5の製造方法は、麺を熱可逆ゾルに接触させて麺線表面を熱可逆ゲルで被覆するので、麺線表面に薄くて強い保護膜を設けて麺線の軟弱化による型崩れを有効に防止できる。とくに、請求項7ないし9の製造方法は、麺線表面を熱可逆ゲルで被覆する被覆工程に加えて、麺を有機酸に接触させる有機酸接触工程、または塩水に接触させる塩水接触工程のいずれか又は両方で、麺線の表面に保護膜を設けているので、より優れた保護膜を設けることができる。
さらにまた、本発明の請求項10の早茹で麺の製造方法は、生地に熱可逆ゲル化剤または熱硬化ゲル化剤からなるゲル化剤を混入して製麺しているので、麺線自体を硬化して、水分率を高くしながら軟弱化を防止できる。
さらに、本発明の製造方法は、麺線表面に薄くて強い保護膜を設けることに加えて、水漬工程で麺の含水率を高くするので、麺の内部を所定の水分率にコントロールして、短い茹で時間で麺線全体のデンプンをα化できる。したがって、本発明は、美味に食べられる麺としながら、茹で時間を短縮できる理想的な特性を実現できる。
以上のように、本発明の製造方法は、麺線表面に薄くて強い保護膜を設けて麺の軟弱化による型崩れを抑止して、麺線内部の水分率を高くするので、冷凍麺に勝るとも劣らない味覚を実現しながら、短い茹で時間で調理できる正に理想的な早茹で麺を実現できる。このように、早茹でできる麺は、冷凍麺のように、製造工程において、茹でるための熱エネルギーや、茹でた麺を冷却して凍結するための多量の冷凍エネルギーを消費することなく製造できると共に、製造後においても、冷凍保管、冷凍搬送させるための冷却のエネルギーを必要とせず、また調理現場においても冷凍設備などの特別な設備を必要としない。したがって、製造工程、流通工程、調理工程の全てにおいて、設備コストとランニングコストを低減して、著しく合理化できる特徴がある。
本発明の早茹で麺の製造方法は、麺線の表面に薄い保護膜を設けて水分率を高くする。保護膜は、麺線の水分率を高くして軟弱化を防止する。保護膜は、麺線を茹でて加熱し、表面のデンプンをα化して設けられる。麺線の茹で時間は、麺線表面の保護膜の厚さに影響を与える。保護膜を薄くするために、麺線の茹で時間を短くする。たとえば、麺線の茹で時間は、たとえば50秒以下、好ましくは20秒以下、さらに好ましくは10秒以下とする。麺線の茹で時間が短すぎると、表面のデンプンをα化できなくなるので、茹で時間は、たとえば0.1秒よりも長く、好ましくは0.5秒よりも長く、さらに好ましくは1秒よりも長くする。茹でて加熱状態にある麺線は、湯から上げた後も加熱状態にあるので、麺線の表面から内部にα化が進む。この状態は、デンプンをα化する保護膜を厚くして味覚を低下させる。この弊害は、茹でた麺線を、常温ないしは常温よりも冷却された水で冷却して防止できる。麺線が冷却されると、α化が停止されるからである。したがって、麺線は、所定の時間茹でた後、50秒以内に、好ましくは20秒以内、さらに好ましくは10秒以内に水漬して冷却する。
薄い保護膜は、美味に食べられる麺を実現するが、麺線の軟弱化を防止する作用は弱くなる。本発明は、薄い保護膜が効果的に麺線の軟弱化を防止するために、独特の処理をする。すなわち、麺線を有機酸の水溶液に浸漬し、あるいは塩水に浸漬し、あるいはまた、浸透圧を調整する溶液に浸漬する。有機酸や塩水、あるいは浸透圧を調整する溶液は、薄い保護膜を強くして、麺線の軟弱化をより有効に防止する。有機酸や塩水、あるいは浸透圧を調整する溶液の処理は、保護膜を設けた麺線を、有機酸の水溶液や塩水や浸透圧を調整する溶液に浸漬して行われる。ただし、麺線を茹でてα化する茹で工程で、有機酸や塩水や浸透圧を調整する溶液で処理して、強い保護膜を設けることもできる。この方法は、麺線を茹でる湯に有機酸や塩や浸透圧を調整する溶質を添加する。また、茹で工程に先立って、麺線を有機酸の水溶液や塩水や浸透圧を調整する溶液に浸漬して、麺線の表面に、有機酸や塩分や浸透圧を調整する物質を含有させる状態とし、この麺線を茹でて保護膜を設けることもできる。また、麺線を有機酸や塩水や浸透圧を調整する溶液に浸漬することなく、麺線に有機酸や塩水や浸透圧を調整する溶液を噴霧し、あるいは散布して麺線を有機酸や塩水や浸透圧を調整する溶液に接触することもできる。
麺線を有機酸に接触する有機酸接触工程においては、麺線のphを6以下、好ましくは5.5以下、さらに好ましくは5以下とする。麺線のphは、麺線に接触させる有機酸の濃度でコントロールできる。また、麺線を有機酸の水溶液に浸漬する時間によってもコントロールできる。有機酸接触工程において、麺線を浸漬し、あるいは散布して接触させる有機酸の水溶液は、有機酸の濃度を5%以下、好ましくは3%以下、さらに好ましくは2%以下とする。有機酸の濃度を高くして、保護膜をより強くできるが、麺線の風味が酸っぱくなる。有機酸には、酢酸に代わって、リンゴ酸などの可食性の全ての有機酸を使用することができる。
また、麺線を塩水に接触する塩水接触工程においては、麺線の塩分濃度を1%ないし20%とする。麺線の塩分濃度は、麺線に接触させる塩水の濃度でコントロールできる。また、麺線を塩水に浸漬する時間によってもコントロールできる。塩水接触工程において、麺線を浸漬し、あるいは散布して接触させる塩水の水溶液は、塩水の濃度を10%以下、好ましくは8%以下、さらに好ましくは6%以下とする。塩水の濃度を高くして、保護膜をより強くできるが、麺線の風味が塩辛くなる。
また、麺線を、浸透圧を調整する溶液に接触する溶液接触工程においては、麺線の浸透圧が塩分濃度1%から20%に該当するよう調整する溶液に麺線を接触させて塩分濃度1%ないし20%に該当する浸透圧とする。麺線の浸透圧を調整する溶液には、塩水、砂糖水、ソルビトール、塩化カリウム溶液等の浸透圧を高めることができる溶液が使用できる。麺線の浸透圧は、麺線に接触させる溶液の濃度と、麺線を溶液に浸漬する時間によってコントロールできる。溶液接触工程において、麺線を浸漬し、あるいは散布して接触させる溶液は、麺線が塩分濃度1%から20%に該当する浸透圧となるように濃度と接触時間を調整する。
また、本発明の早茹で麺の製造方法は、麺線の表面を熱可逆ゲルからなる保護膜で被覆する被覆工程で麺線表面を被覆して、軟弱化を防止することもできる。この方法は、麺線を、熱可逆ゲルを含有する水溶液に浸漬して、麺線表面を被覆する保護膜を設けることができる。また、この被覆工程において、麺線の表面を塩類でゲル化する熱可逆ゲルに接触させて麺線表面を熱可逆ゲル被覆することもできる。
さらにまた、本発明の早茹で麺の製造方法は、麺線に、熱可逆ゲル化剤や熱硬化ゲル化剤を添加して麺線自体を硬化して、水分率を高くしながら軟弱化を防止することもできる。麺線に添加するゲル化剤には、ゼラチン、寒天、カラギナン、ジェランガム、キサンタンガム、カードラン、卵白のいずれか、または複数とすることができる。表面を保護膜で被覆し、あるいは麺線を熱可逆ゲル等を添加している麺線は、水分率を高くして、軟弱化して型崩れするのを防止できる。この麺線は、食べるときに、短時間加熱して麺線全体をα化できる。このため、食べるときの加熱時間を、生麺に比較して極めて短時間にできる。また、麺線の水分率を高くしながら、麺線のデンプンをほとんどα化する必要がないので、α化したデンプンが搬送過程や保存過程でβ化して劣化することがない。食べるときの加熱で麺線のデンプンがα化されるので、美味に食べることができる。
以下、本発明の実施例と比較例を記載する。
(1)実施例1〜6、比較例1
[製麺工程]
薄力小麦粉400gを10%食塩水180gにて混捏、圧延し、切刃にて製麺して厚さ2.8mm、幅3.0mmのうどん麺線(生麺)とする。
[茹で工程]
製麺されたうどん麺線を沸騰水で10秒間茹でて、麺線の表面をα化する。
[冷却工程]
α化された領域が麺線の内部に拡大しないように、茹で工程の後、直ちに沸騰水から取り出して、常温の水に浸漬して冷却する。
[接触工程]
実施例1〜6の方法は、冷却された麺線を有機酸の水溶液や塩水に浸漬して、麺線を有機酸や塩水に接触させる。
実施例1の麺線は、1%酢酸水溶液に10分浸漬する。
実施例2の麺線は、2%酢酸水溶液に10分浸漬する。
実施例3の麺線は、6%の塩水に10分浸漬する。
実施例4の麺線は、12%の塩水に10分浸漬する。
実施例5の麺線は、1%の酢酸と6%の塩を含む水溶液に10分浸漬する。
実施例6の麺線は、2%の酢酸と12%の塩を含む水溶液に10分浸漬する。
比較例1の麺線は、この工程で麺線を処理しない。すなわち、冷却した麺線を有機酸や塩水に接触させることなく、次の工程で水漬する。
[水漬工程]
得られた麺線の水分を調整すると共に、軟弱化を比較するために、麺線を25℃、400gの水に15時間浸漬する。
[固形物測定]
水漬後における麺線の軟弱化を比較した後、固形物として残った麺線を計量し、更に乾燥して乾燥重量を計量する。
Figure 2008061556
表1は、実施例1〜6と比較例1で得られる麺線の物性を示す。なお、以下の表において、膨潤比と固形物比は、以下の式で計算した。
膨潤比(%)=(固形物湿重量/生麺重量)×100
固形物比(%)=(固形物乾燥量/生麺重量)×100
実施例1〜6と比較例1で得られる麺線の水漬後の形状を比較すると、実施例1と実施例2の麺線は、多少の軟弱化が見られたが、固形物として麺線の形状を維持していた。実施例3〜6の麺線は、固形物が麺線の原形を留め、かつ軟弱化が少なかった。これに対して比較例1の麺線は、固形物が麺線の原形を留めない崩れた状態となった。
さらに、水漬による麺線の軟弱化を比較した。麺線の軟弱化は、指で押えてその具合を相対比較した。比較の結果、軟弱化の度合いは、
比較例1>実施例1>実施例2>実施例3>実施例5>実施例4>実施例6
となり、比較例1が最も軟弱であった。
以上のように、実施例1ないし6の麺線は、接触工程で処理しない比較例1の麺線と比較すると明らかに軟弱化しにくくなっており、茹でた麺線を有機酸や塩水に接触させることにより軟弱化防止に効果的であることが認められた。以上の試験結果より、有機酸は、麺線内たんぱく質を硬化させて表面に設けられる保護膜を強くするように作用し、塩は、浸透圧差により麺線から内容物の溶出を抑制するように作用しているといえる。さらに、実施例5と6より、有機酸と塩との相乗効果が認められた。
表1の測定結果から、接触工程において、麺線を有機酸や塩水に接触させた麺線は、わずかに10秒の加熱によって、その表面に薄いα化された保護膜を設け、さらに有機酸や塩水の接触処理で保護膜を強くして、この保護膜の作用で、長時間の水漬によっても麺線の軟弱化が効果的に抑止される効果が認められた。
(2)実施例7
[製麺工程]
薄力小麦粉400gを10%食塩水180gにて混捏、圧延し、切刃にて製麺して厚さ2.8mm、幅3.0mmのうどん麺線とする。
[被覆工程]
十分な量の1%イオタ型カラギナン水溶液に麺線を10秒間浸漬してから引き上げる。 麺線表面のイオタ型カラギンナンゾルがゲル化するのを待つため1分間室温放置する。
[水漬工程]
得られたゲル被覆麺の水分を調整すると共に、軟弱化を比較するために、麺線を25℃、400gの水に15時間浸漬する。
[固形物測定]
固形物として残った麺線を計量し、更に乾燥して乾燥重量を計量する。
Figure 2008061556
表2に示すように、実施例7の麺線と前述の比較例1の麺線とを比較することにより、生麺の表面をゲル被覆することによって、水漬による軟弱化を抑止することが認められた。
(3)実施例8及び9、比較例2
[製麺工程]
薄力小麦粉400gを、10%食塩水180gにて混捏、圧延し、切刃にて製麺して厚さ2.8mm、幅3.0mmのうどん麺線とする。
この工程で製麺された生麺を比較例2の麺線とする。
[茹で工程]
さらに、製麺されたうどん麺線を沸騰水で10秒間茹でて、麺線の表面をα化する。
[冷却工程]
α化された領域が麺線の内部に拡大しないように、茹で工程の後、直ちに沸騰水から取り出して、常温の水に浸漬して冷却する。
[接触工程]
冷却された麺線を、1%の酢酸と6%の塩を含む水溶液に10分浸漬して、麺線を有機酸と塩水に接触させる。
以上の工程で製麺された生麺を実施例8の麺線とする。
[被覆工程]
さらに、接触工程で製麺された麺線を、十分な量の1%イオタ型カラギナン水溶液に麺線を10秒間浸漬してから引き上げた後、1分間室温放置する。
以上の工程で製麺された生麺を実施例9の麺線とする。
[水漬工程]
以上の工程で得られた実施例8と実施例9の麺線の水分を調整すると共に、軟弱化を比較するために、25℃、400gの水に2時間浸漬する。
[固形物測定]
固形物として残った麺線を計量し、更に乾燥して乾燥重量を計量する。
さらに、以上の工程で製麺された比較例2、実施例8、実施例9の麺線を、茹で調理して試食し、その差を官能検査した。ただし、生麺である比較例2の麺線は、沸騰する多量のお湯で12分茹で調理し、実施例8と実施例9の麺線は、沸騰する多量のお湯で、60秒茹で調理した。
Figure 2008061556
Figure 2008061556
表3は、比較例2、実施例8及び9で得られる麺線の物性を、また、表4は、官能試験の結果をそれぞれ示している。なお、表3において、歩留まりは、以下の式で計算した。
歩留まり=(茹で後麺重量/生麺重量)×100
また、表4における評価は、比較例2の評価を3とし、この評価を基準として1〜5の5段階に評価したものである。ちなみに、これらの評価は、数値が大きくなるにつれて評価が上がるように採点しており、評価4はやや良い、評価3は普通を示している。
表3及び表4より、短時間茹でて保護膜を設けた後、有機酸と塩を含む水溶液で保護膜を強くした麺線と、さらにゲル被覆によって麺線表面を被覆した麺線は、生麺に勝るとも劣らない物性を示し、その官能試験においても、優れた結果を示した。
(4)実施例10〜16
[製麺工程]
薄力小麦粉396gに種々のゲル化剤4gを混合した後、10%食塩水180gにて混捏、圧延し、切刃にて製麺して厚さ2.8mm、幅3.0mmのうどん麺線とする。
なお、この工程において、ゲル化剤は、粉末の状態で小麦粉に混合する。ただ、ゲル化剤は、食塩水に分散させた後、小麦粉と混捏することもできる。ただし、この場合において、ゲル化剤は、それぞれのゾル化温度まで加熱することなく小麦粉と混捏する。すなわち、ゲル化剤は、ゾルの状態では小麦粉と混捏しない。
[茹で工程]
製麺されたうどん麺線を沸騰水で10秒間茹でる。
[水漬工程]
茹で工程の後、麺線を直ちに沸騰水から取り出して、25℃、400gの水に15時間浸漬して麺線の水分を調整する。
[固形物測定]
固形物として残った麺線を計量し、更に乾燥して乾燥重量を計量する。
Figure 2008061556
表5は、実施例10〜16で得られる麺線と、前述の比較例1の麺線の物性を示す。実施例10〜16と比較例1で得られる麺線の水漬後の形状を比較すると、実施例10及び11の麺線は、多少の軟弱化が見られたが、固形物として麺線の形状を維持していた。実施例12〜15の麺線は、固形物が麺線の原形を留め、かつ軟弱化が少なかった。さらに、実施例16の麺線は、極めて良好に形状を維持し、軟弱化が少なかった。これに対して比較例1の麺線は、固形物が麺線の原形を留めない崩れた状態となった。
さらに、水漬による麺線の軟弱化を比較した。麺線の軟弱化は、指で押えてその具合を相対比較した。比較の結果、軟弱化の度合いは、
比較例1>実施例10>実施例11>実施例12>実施例13>実施例14>実施例15>実施例16
となり、比較例1が最も軟弱であり、実施例16が最も強靱であった。
以上のように、実施例11ないし16の麺線は、比較例1の麺線と比較すると明らかに軟弱化しにくくなっており、製麺工程において、生地にゲル化剤を混入して製麺すると軟弱化防止に効果的であることが認められた。
以上の試験結果より、熱可逆ゲル化剤においては、麺線内に分散したゲル化剤が茹で工程で加熱することにより麺線表面に存在するゲル化剤がゾル化し、温度低下によりゲル化する。これにより麺線表面付近でゲル補強される。また、熱硬化ゲル化剤においては、カードランのように麺線内にゲル化剤が分散している場合は、茹で工程で加熱することにより麺線表面に存在するゲル化剤はゾル化し、更にゲル化する。これにより、麺線表面付近でゲル補強される。また、熱硬化ゲル化剤において、卵白のように麺線内にゲル化剤が溶解している場合は、茹で工程で加熱することにより麺線表面に存在するゲル化剤はゲル化する。これにより、麺線表面付近でゲル補強される。以上のように、麺生地にゲル化剤を混合することにより、水漬による軟弱化防止に効果的である。
調理現場において、冷凍麺を用いることなく、うどんの茹で時間を大幅に短縮することができる。

Claims (11)

  1. 麺を茹でて表面をα化する茹で工程と、茹でた麺を水漬して麺の含水率を高くする水漬工程と、麺を有機酸に接触させて麺線のphを6以下とする有機酸接触工程とからなる早茹で麺の製造方法。
  2. 麺を茹でて表面をα化する茹で工程と、茹でた麺を水漬して麺の含水率を高くする水漬工程と、麺を塩水に接触させて麺線の塩分濃度を1%ないし20%とする塩水接触工程とからなる早茹で麺の製造方法。
  3. 麺を茹でて表面をα化する茹で工程と、茹でた麺を水漬して麺の含水率を高くする水漬工程と、麺を、麺線の浸透圧が塩分濃度1%から20%に該当するよう調整する溶液に接触させて塩分濃度1%ないし20%に該当する浸透圧とする溶液接触工程とからなる早茹で麺の製造方法。
  4. 麺を茹でて表面をα化する茹で工程と、茹でた麺を水漬して麺の含水率を高くする水漬工程と、麺を有機酸に接触させて麺線のphを6以下とすると共に、麺を塩水に接触させて麺線の塩分濃度を1%ないし20%とする接触工程とからなる早茹で麺の製造方法。
  5. 麺を熱可逆ゾルに接触させて麺線表面を熱可逆ゲルで被覆する被覆工程と、熱可逆ゲルで被覆された麺を水漬して麺の含水率を高くする水漬工程とからなる早茹で麺の製造方法。
  6. 被覆工程において、麺線の表面を塩類でゲル化する熱可逆ゾルに接触させて麺線表面を熱可逆ゲル被覆する請求項5に記載される早茹で麺の製造方法。
  7. 麺を熱可逆ゾルに接触させて麺線表面を熱可逆ゲルで被覆する被覆工程と、麺を有機酸に接触させて麺線のphを6以下とする有機酸接触工程と、熱可逆ゲルで被覆した麺を水漬して麺の含水率を高くする水漬工程とからなる請求項5に記載される早茹で麺の製造方法。
  8. 麺を熱可逆ゾルに接触させて麺線表面を熱可逆ゲルで被覆する被覆工程と、麺を塩水に接触させて麺線の塩分濃度を1%ないし20%とする塩水接触工程と、熱可逆ゲルで被覆した麺を水漬して麺の含水率を高くする水漬工程とからなる請求項5に記載される早茹で麺の製造方法。
  9. 麺を熱可逆ゾルに接触させて麺線表面を熱可逆ゲルで被覆する被覆工程と、麺を有機酸に接触させて麺線のphを6以下とすると共に、麺を塩水に接触させて麺線の塩分濃度を1%ないし20%とする接触工程と、熱可逆ゲルで被覆した麺を水漬して麺の含水率を高くする水漬工程とからなる請求項5に記載される早茹で麺の製造方法。
  10. 生地に熱可逆ゲル化剤または熱硬化ゲル化剤からなるゲル化剤を混入して製麺する製麺工程と、製麺された麺を水漬して麺の含水率を高くする水漬工程とからなる早茹で麺の製造方法。
  11. ゲル化剤が、ゼラチン、寒天、カラギナン、ジェランガム、キサンタンガム、カードラン、卵白のいずれかである請求項10に記載される早茹で麺の製造方法。
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